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大學ノヲト

雨野・雲珠 2019年10月8日

几帳面な文字で、日々が綴られている。

https://tw6.jp/character/status/f22865




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雨野・雲珠  2020年11月13日
https://tw6.jp/scenario/show?scenario_id=29208
○朝も醒めぬ夢

「君らの酔っ払ったところが見てみたい」というわりとろくでもない理由で、深山さんのお誘いに乗っかりました。お屠蘇舐めたり酒粕焼いたのを食べてふわっとなったことはある俺と違って、かみさまは酔うこと自体初めてだったそうです。毒酒は酔えないらしい。酔っ払った拍子にタガが外れて世界滅亡しやしないか心配でしたが、現地に着いた瞬間色々すっぽ抜けました。酔っ払うって怖い。
結果は阿鼻叫喚というかんじでした。俺は笛を吹いて踊って龍を眺めながら、猫を積まれたので満足です。何しに行ったんだっけ……。

お薬と薬草茶の対価は感情だと仰るので、寂しいをすこし貰っていただきました。いたらいいのにって思うだけで、留守番も嫌いではないのです。
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雨野・雲珠  2020年11月16日
https://tw6.jp/club/thread?thread_id=53141
○竜田姫

門前のお爺さまの持ち山で栗拾い。
帝都の土地は、どこも持ち主が決まっているそうです。土地を区切って売り買いするなんてふしぎですが、縄張りの話と思えばそれなりに納得できます。俺もひとところにいたほうが安心する。木だから?

秋空に紅葉の映えるうつくしい日でした。先生がいてかみさまがいて、久々の野山で。いつものスーツなのに律儀に長靴と軍手は装備する先生がおかしくて、笑いをこらえるのが大変でした。栗拾いは先生と俺で頑張るつもりでしたが、意外なことにかみさまは食料探しにおいても有能でした。毒性のあるものはわかるらしい!便利。

ヒラタケはお味噌汁にしました。栗は下処理をして冷凍しておけばいろんなものに使えると聞いて、俄然やる気です。とりあえず栗ごはんは絶対作ります。
追記:そのへんの虫は普通喋らない。
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雨野・雲珠  2020年11月16日
https://tw6.jp/club/thread?thread_id=45965
○ぬるい火痕

言葉少なにじっと耐えている人が気にかかる性分は、俺に堪え性がないからだと思う。料理中の油はねで火傷して半泣きになりながら、帝竜戦役の時に出会った真白くんのことを思い出しました。泣きもせずパニックにもならず、静かに自分の治療の順番を待ってたあの子。あの品の良い我慢強さで、損をしてなければいいなと思う。
同じくらいの年(というか、書類上の年は一緒)だったから連絡先を聞きたかったけど、状況が状況だったので自重してしまったのです。息災だとよいのですが。

気づけばあれから半年たって、殺意や害意を向けられたら即座に動ける程度には慣れてきたと思う。守るか逃げるかだけど、頭真っ白になって硬直していた頃に比べたらかなりの進歩。でも竜と戦える日が来るかというと……動ける輸送班という戦い方もあるかしら。
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雨野・雲珠  2020年11月17日
https://tw6.jp/club/thread?thread_id=47929
○謎の黒豆団子水を追え

突撃原宿・UDCアース。お店も人もぎゅうぎゅうの竹下通りを歩いていた時の、「見失ったらもう会えないのでは」という緊張感が忘れられない。お江戸にいる時は菱川さんに聞けばいいし、帝都にいる時は俺がいるけど、二人して未知の場所に飛び込むと認識のすり合わせでまず苦労するという知見を得ました。菱川さんは堂々としてらしたので、やはり大人だなあという感じ。髷をほどいて帽子をかぶり、土地のお召し物に着替えてしまうとまるきり知らない人のようで、こっそり何度も確認してしまった。

綿あめを食べてクレープも食べて、念願のタピオカのお店もちゃんと見つかって、お祭りみたいな一日でした。ダイ○ーで買ったメモ帳は、お値段が信じられないほど綺麗だし使いやすい。宮の備品は大体揃えられるかも。
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雨野・雲珠  2020年11月21日
https://tw6.jp/club/thread?thread_id=54402
○流星群

パーラーのお客さまから「今日の夜は星が降るよ」と教えてもらったので、バイト終わりにお江戸まで菱川さんを呼びにいきました。折角だしと思ったんですが、お江戸にいても星は降ったかも。
同業他神(?)相手でない分、星への願掛けは気軽でよいです。涙のようにぽろぽろっと簡単に星が流れるので、大盤振る舞い……と思いながら見ていました。菱川さんに何かお願い事はないのかと聞いたら、ほどほどでいいそうです。無欲というより、満ちることを知っている人なのだろうと思う。俺としてはうんとお幸せでいてほしい。けれどあんまり売れっ子になってしまうと、今日みたいに気軽に誘えなくなってしまうかも……それも寂しい。そうなったら、肩こりとか治しに会いに行こう。

前から気になってた時計台の上はやはりよいところでした。秘密基地にしたい。
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雨野・雲珠  2020年11月23日
初めて茜崎さんと会った時にいただいた(というか、目の前でへし折って俺にくださった)黒い角。陰干しして乾かして髄の部分は剥がして、角だけの状態にして部屋に飾っておいたそれを、ある日マスターに見せたら何か作ってやろうかと言われたので、すこし悩んでお預けすることにしました。手先の器用さは折り紙付きですし。
装身具か笛かと聞かれて笛でお頼みして、「法螺貝っぽく吹くやつといくつか音が出るの、どっちがいい」と聞かれたので、それは後者でお願いしました。前者にも心揺れたけど、多分吹く機会がない。

お友達の肉体の一部を加工して身近に置くって、客観的に見るとちょっと狂気ではないだろうか。でもハンコにするよりは笛のほうがかっこいいと思う。呪物にもなるらしいと聞いてマスターがものすごく興味を示してらしたので、出来上がったこれがただの笛なのか一抹の不安が残るけども。
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雨野・雲珠  2020年11月24日
去年の今頃は何してたっけと日記を読み返したら、ちょうど万天院事件が終わって己の無力さにべこべこに凹んでいる時期でした。あれが、まだ一年前。
はじめて決着まで見届けた仕事。軍刀を持って襲いかかってくる将校たちはしばらく夢に見てうなされたし、撃破されてなお敵意に満ちた影朧に怯んで、転生を促せなかった自分を責めました。あのとき誰も何も言わなかったのは、転生を拒否する影朧だと分かっておられたのでしょう。今の俺でも、彼を転生させられる気はしない。声はかけるけど。
サロンに潜入して、遊郭に聞き込みに行って。緊張でずっと胃が痛かったけど、夜明けにお蕎麦を食べに行ったのは楽しかった。思い出してみると、なんて幸福だったんだろう。もっと噛み締めておけばよかったです。
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雨野・雲珠  2020年11月29日
上総里山七猫伝の途中の巻がずっと抜けてる!
たどり着くまでには返却されるだろうと踏んでいたのに、とうとうそこまで読み切ってしまいました。司書さんに尋ねたら、長く返却されなくて困っておられるそうです。これは待っても無駄な気がする。ここまで来たら順番に読みたい。全八十八巻のうち、四十五巻目だけ買う踏ん切りもつかなくて焦れます。
とりあえず一旦諦めて、今日は猫の写真集と紫刻館シリーズの外伝を借りてきました。でも今の俺の頭は、谷底へ落ちたにゃん三郎の運命でいっぱいなのです。続きが読みたい。
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雨野・雲珠  2020年12月2日
師走に入りました。去年お手伝いした先から、よければ今年もと呼ばれるのは正直うれしい。猫の手も借りたい時期とはいえ、働きを認めていただいた気がします。
年末のバイトは去年と同じように、桜照寺と花筺神社のお手伝いを中心に、今年は療養所や治療所の訪問を多めに引き受けようと思います。ご家庭がある方はお正月くらいゆっくりしてほしいし、俺も稼ぎが増えると嬉しい。頑張ろう。
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雨野・雲珠  2020年12月16日
猟兵になってから時々耳に挟む『コンコンコン』。なんのことかわからず聞く機会もないまま今日まできてしまったけど、ようやくわかりました。キマイラフューチャー(←発音しにくい)の仕組みだそうです。狐が何かするのかと思ってた。
何でもキマイラフューチャーでは『コンコンコン』で何でも出てくるそうです。食べ物とか。衣服とか。道具まで。だから飢えることなく、暮らしに困らなくて、みんな踊ったり絵を描いたり、ゲームをして暮らしているとか。本当に?桃源郷なのでは?
俺が猟兵になった頃にはもう戦争も終わって平和になっていたので、未だ行ったことがない世界です。行ってみたい。
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雨野・雲珠  2020年12月27日
(宝船の絵が模写されている。今にも沈みそうな残念な宝船と、波間にちいさな千鳥たちと桜の書き込み)
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雨野・雲珠  2020年12月31日
バイト三昧の年末。忙しくなることを見越して、師走の始めから大掃除を始めていた俺はえらい。事務所はぴかぴかです。先生から「いいんじゃないかね、正月だし」という一言をいただいたので、去年は悩んで飾らなかったしめ飾りも飾ってみました。お正月って感じ。
猟兵仕事のほうが実入りがいいと分かっていても、桜の需要があるのは嬉しい。お寺や神社と組むと場所や見張りは用立てて頂けるので、盗みや犯罪の心配もしなくていいし。何より、「ああこれですこし楽になる」という安心のお顔を拝見できると、いくらでも!という気持ちになります。あとひと頑張りです。
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雨野・雲珠  2020年12月31日
大晦日。盛りだくさんの一年でした。元旦からの仕事に始まり、影朧戦線との対峙。帝竜戦役。はじめての海、学校体験、幽世での冒険、アリスラビリンスでの戦い、心中の真似なんかも……我ながらよく生き延びたものです。
うつくしい景色もたくさん見ました。幽霊船で迎えた夜明け。友達とお泊りした旅館。三人で見た夏の花火。原宿の街。空から見下ろす竜。桜の島、忘却の葦湖、ひととせの花が咲き乱れる月夜の湖。金魚市に鬼灯市……友達と呼べる相手ができたり、好きな人をもっと好きになったり、新たに出会って深まるご縁もあって、皆すばらしいひとたちで。時々身の程も成すべきことも何もかも忘れて、時間が止まればいいのにと思ってしまう瞬間さえありました。時が流れても俺の中には永遠に残るので、大事にしまっておこうと思います。時々取り出して眺められたら、それ以上は何も。

楽しくて寂しくて幸せな、よい一年でした。明日からまたがんばります。
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雨野・雲珠  2021年1月7日
松が取れて年末年始のバイトもひと段落。いつものバイトだけになったので、急に楽になった気分です。猟兵仕事にどんどん入ったほうが格段に稼げるとわかっていても、小銭がずしりと重いとちょっと嬉しい。
半分は貯金して、もう半分は事務所やお宮を住みやすく、より眠りと休息に適したかたちに整える資金にしようと思います。先のことにばかりかまけて、今先生のおられる現住居をおろそかにしては本末転倒ですし。

・大きなガーゼ
・枕←枕もたくさん種類がある
・ふかふかの布団←藁、枝、固い布団など個人の好みも大事
・香りは好みが分かれる
・どこまでユーベルコヲドで再現できるか、色々試してみる
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雨野・雲珠  2021年1月13日
https://tw6.jp/scenario/show?scenario_id=30663
○そらへとかえるひかり

年の瀬の思い出。鏑木さんちに集まった皆で、カクリヨの村まで雪かきに。初夏にもこの面子で雪合戦をした覚えがあります。雪に縁がある。
ふわふわの雪も、過ぎれば立派な脅威で災害です。何もかも飲み込むほどの雪が懐かしい……とはいえ、里にいた頃は雪の上を走れたし、屋根もごはんも特に必要とせず、毎日主に遊んでいただけだったので、延々と雪かきする苦労を実は知らないのです。いい身分でした。

雪蛍がふわりふわりと空へと昇っていく様子は、想像以上のうつくしさでした。うんと寒い中で飲むあつあつの紅茶と、シャララさんが持ってきてくださった甘いパンは格別でした。木の実と干した果物がたくさん入っていました。名前を忘れてしまった。
年末に徳を積んだから、今年の皆様はきっとよいことがある。
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雨野・雲珠  2021年1月16日
https://tw6.jp/scenario/show?scenario_id=30514
○ドウシテ…

里まで辿り着くような影朧は、大体が疲れ、眠りたがっていて、俺はただ腕を広げればよかった。そうするものだってことだけ知っていて、他はなにも考えてなかったと思う。

目を通してすぐ、かみさまに助けてもらおうと思った案件でした。この世の理不尽や不条理に対する「どうして」への答えを、俺はもっていないから。道化師の号令でゆっくり道を練り歩く豪華なパレエドは盛大な葬列のようでしたし、子守唄や寝る前のやさしいお話は、あの子が欲しがっていたとっておきの「普通」だったと思う。お頼みしてよかった。
恨みや妬みをぶつけるのではなく、誰かに手を取って貰いたがっていた、やさしい小さな女の子でした。生きているうちに助けてあげられたらよかった。そう出来るようになったら、俺が生かしてもらっている意味になるでしょうか。
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雨野・雲珠  2021年1月17日
https://tw6.jp/club/thread?thread_id=56786
○チキチキ地獄の七ツ道具作成レース

猫分が枯渇したのでみーちゃん目当てに八重ノ屋へ立ち寄った先でひどい目にあいました。
毒ならお手の物で、きっと薬もお手の物で、でもわかりやすく良薬など作ってしまうと現世介入のあれそれで何かに抵触するのかなとか薄っすら事情も察するとはいえ、それにしても暇なんですかと言いたくなるあれです。笑うのは健康にいいと聞くけれど、あばらにヒビが入るまで笑うのは絶対駄目だと思う。
その一方で、深山さんが俺のお知り合いの中でも特に安定して余裕のある、出来た大人である事は間違いないのですが、時々この人もおかしいなと思うことがあります。いやそうはならないでしょうってところに行く感じが。

猫語が喋れるおくすりは、マスターがすごく欲しがりそうです。
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雨野・雲珠  2021年1月25日
十七日は里のお祭りの日でした。俺は祝われる側ではなくて、お祝いに寄せて奉納された品のほうです。あの地に植わらなければ俺が俺になることはなかったし、桜の精として顕現したかも謎なので、俺にとっても重要な日であることには違いはないけれど。

奉納されないほうが、顕現しないほうが良かったのか?という話まで遡ってしまうと、それではぬしさまを祝い慕って桜を植えた里の人の気持ちや、花を見上げて愛でてくれた視線や、俺を育ててくださったぬしさまの慈しみを否定することになってしまう。それは違うと思うし、そんなことをしてはいけないと思う。となるとやはり、恵まれた環境で育ったのに出来が悪かったという結論に行き着きます。不毛。
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雨野・雲珠  2021年2月4日
今年は実に百二十四年ぶりに、二月二日が節分の日だったそうです。そういえば二日の帰り際に屋台が出ていたような。前日から売ってるんだなあと思い違いをして、見事に当日をすっぽかしました。ひとりの時も季節の行事はなるべく取り入れたいと思っていたのに。鬼も来放題です。
具を買ってしまったので恵方巻は一日遅れで作りました。あらゆる技術に共通することですが、上手な方が一見簡単そうにやってのけるそれらは全て、研鑽と経験のたまものなのです。俺はそれをすぐ忘れる。去年マスターが上手に作っておられるのを見ていたので、出来るような気がしていたのです。ぴしりとうまく巻けるどころか、崩れに崩れてかわいそうな海苔巻きになってしまいました。

発見:悲しい気持ちで海苔巻きを食べると、胸につかえる。
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雨野・雲珠  2021年2月19日
海での戦争もそろそろ佳境のようです。知った顔が賞金首としてずらりと並んでいるのを見ると、どうにもおかしな気分になります。住民の海賊に襲われるとか、猟兵同士で同士討ちの心配をしていたのですが、今のところはそんな話も聞かず……日に日に上がるだけの賞金額がいっそ面白くなってきました。
ただでさえ前に出られない上に生まれてこの方泳いだこともなく潮水も苦手、水中で戦う術もない俺は、今回は開き直って後ろのほうで海の幸を食べています。食べているだけなのになぜか賞金首になってしまいました。先生には秘密にしておこう。

骸にでも値がつくのなら、売るべきではと考えてしまう。骸が残るのかどうかは知りませんが。あの時はどうだったのかしら。
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雨野・雲珠  2021年2月28日
サクラミラージュ島に仮宿をとってからというもの、しょっちゅう枝について聞かれるので少し驚いています。幻朧桜が咲き続けていても、もうこの島は海の世界なのです。そういえば影朧の気配もない。それでいて根っこは同じなので、生活に不便はありません。どうせなら別世界から来た島にすればよかったかも。
「寝る時はどうしてるんだ」「風呂に入る時、枝も洗うのか」「帽子はかぶれるのか」「実はできるのか」などなど、ひな形でもあるのかと思うほど同じことを聞かれます。猟兵同士でこんなに聞かれた記憶がないのは、いろんな種族がいるからこそのマナーゆえでしょうか?寝る時は大体うつ伏せで、髪は洗うけど枝はお湯や水だけで、いわゆる人用の帽子はかぶれませんし、自分の花粉で実はできません。おいしいさくらんぼがなるというなら、ちょっとやってみたい。
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雨野・雲珠  2021年3月4日
旅支度が使えないグリードオーシャンへの往復が手間に感じたので、十日間ほど帝都を離れていました。サクラミラージュ島での生活は、また改めて書くとして。
一度離れて思ったのは、俺一人が抜けても問題なく社会は回るんだなあ、ということです。事務所も、パーラーも。往診のほうは、代わりの方が穴を埋めてくださいました。仕事の回し方や人手に余裕があるということですから、俺はありがたいし、とても良いことだと思う。俺も他の方が休む時は助けてあげたいし、いつかはこの人を、と望まれる仕事が出来るようにもなりたいです。

海での戦争が終わって戻ってきたら帳簿との戦いが待っていました。年度末です。算盤を弾くのは結構楽しい。答えがちゃんとあるものは安心します。春めく前に、冬の間の思い出もひとつひとつ思い出して綴っていきたいところ。
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雨野・雲珠  2021年3月5日
https://tw6.jp/scenario/show?scenario_id=31444
○羅針盤戦争~食欲の大波

おいしいお米の素晴らしいところは、冷めるとまた違うおいしさがあることだと、お米食いの金五郎さんが仰ってました。そして冷えた白むすびならば、やはりコシヒカリが最強だと。

というわけで、限界までお腹を空かせた強敵を食べ物で釣って迎え撃てという鬼畜外道な作戦に参加しました。もともとスペースシップワールドから落ちてきた船らしく、島自体が大きな船で、なんていうか、船。船でした。島?
山盛りに握ったつやつやのおむすびが、鮫っぽい相手にも有効で嬉しかったです。戦うのはともかく逃げ足には自信があります。本音を言うと食べさせてあげたかったのですが、まともに戦って勝ち目のない相手を元気にさせたら責任がとれないので塩対応に徹しました。敵に塩を送れるのは強者のみなのです。成仏してください。
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雨野・雲珠  2021年3月6日
https://tw6.jp/scenario/show?scenario_id=31883
○羅針盤戦争〜海上BBQ大戦争!

体が先に逃げてしまうもの、大火、雷、桜の害虫。グリモアベースで「菊花お嬢さんの予知とエビ」と「雷」を天秤にかけて悩んでいたら、ロキさんが声をかけてくださって心を決めました。行く先々でよい時にお会いできるのは、あの方も神様だからでしょうか?会えるのは俺が会いたいと思っているからかしら、という。無自覚に願掛けしまくっているのだったらどうしよう……
ともあれ外骨格に翼を生やした面妖なエビを相手に、「雷撃は意外と死なない」という信憑性いまひとつな教えを信じてがんばりました。新鮮なエビは卵が青くて宝石のようで、魚も脂がのって素晴らしかったです。

持ち帰れた半分は、鉄甲船の操舵で忙しかったお嬢さんへ。もう半分は先生とマスターに。エビフライの作り方を教わったので次は作れます。
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雨野・雲珠  2021年3月7日
エビとか食べてただけで首の値段がとんでもないことになったと鏑木邸でお話した時、シャララさんの「お高いエビだったんだろうか……」という言葉が心に残りました。
密猟。……密猟ではないはずです。多分。第一、エビとはいえコンキスタドール。オブリビオンなわけで……あれ、今気がつきましたが、オブリビオンを食べてしまった?おいしかったです。
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雨野・雲珠  2021年3月7日
https://tw6.jp/scenario/show?scenario_id=31860
○羅針盤戦争〜仁義なき、手巻きSUSHIパーティー!

おすしというと、祝い事や法事の仕出しで時々見かけ、その名を聞けば皆意気が揚がり、かっぱ巻きや卵は甘くておいしい……そういう『帝都のごちそう』で。
そんなごちそうを好き放題巻いて食べられる、夢の宴に参加しました。気づけば菊花お嬢さんにかみさま、ロキさんに鳥栖さんという大所帯。お嬢さんが「うち逆ハーレムやん!」と仰るので詳しくお尋ねしたら、「ヤンデレ美青年、石油王、深窓の美青年、近所の幼馴染」だそうです。やんでれと石油王がわかりませんが、絶対見た目の印象だけで言ってる。少女漫画の読みすぎです。

ただでさえ食べる人を選ぶなれずしに、さらにフグ毒を盛るという大概な真似をしてしまいました。食べても噴き出す程度の相手だからよいでしょうか。よくはない。
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雨野・雲珠  2021年3月8日
https://tw6.jp/scenario/show?scenario_id=32243
○羅針盤戦争〜チョコスイーツ大戦争!

鏑木さんちの皆さんで行きたくて、お誘いに行った菊花お嬢さんの予知。おなじみシャララさんと俺と、帳面でのやりとりでしかご面識(面識?)のなかった霞末さんと。人数制限の関係で鏑木さんは今回お留守番。
かねてより気になっていた『コンコンコン』でお菓子食べ放題。見た目よく、味もたいそうおいしく、仕組みは全くわからず。こんな便利な世界に住んだら俺は堕落してしまうことだけはわかる……

帳面の文字で男性だろうとは思っていましたが、霞末さんは想像より大分年上で大分うさんくさい感じでした。しゅっとしてらして洒落者で、知的なのに胡散臭いこの年代の男性。俺の身近にもう一人いるので、わりとあっさり慣れた感があります。謎の顔ぶれも新鮮で楽しいと思えるひとときでした。
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雨野・雲珠  2021年3月10日
ほんの三日ほど前に咲いていることに気づいたばかりのコブシの花が、この冷たい長雨で花弁の縁が茶色くなり始めていました。花も開きかけだったあの日に写真を撮っておけばよかった。
移り変わっていくのは当然のことなのに、過ぎていくものを惜しむ気持ちはどこから来るのだろう。そういえば去年はお寺の白木蓮を惜しんでいた気がして、日記を辿ってみたら去年の三月二十五日に似たようなことを言ってました。「白木蓮からしたらどうでもよさそう」とも書いてありました。コブシだってそう思ってると思う。やっぱり成長してないのでは?
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雨野・雲珠  2021年3月13日
https://tw6.jp/scenario/show?scenario_id=32214
○羅針盤戦争〜花見酒に誘われて

全国の愛読者の皆様、抜け駆けをお許し下さい……という気持ちで、榎本先生と一緒にサクラミラージュ島へ。お互い万年桜は日常とはいえ、その下に集う人が違えば、風景も変わって見えるもの。桜霞という名のこの島は、おいしい清水と豊かな農産物や海産物に恵まれて、船が港に戻るたびに労いの宴を開くのだとか。しかし皆海賊……いえ、この世界において海賊というのはつまり、生き様……?

文豪と言えば火鉢に猫。途中から榎本先生が連れてらした子猫に夢中でした。ナツさんというそうです。榎本先生の雰囲気が柔らかくなったように感じるのは、ナツさんのおかげでしょうか。
お酒を召されなかったのは、気を使ってくださったのかもしれません。夜の銀座なんて酔っ払いたくさん転がってるんですから、気にしませんのに。
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雨野・雲珠  2021年3月13日
https://tw6.jp/scenario/show?scenario_id=32386
○羅針盤戦争〜F・C・ショコラタイム

チョコフォンデュ。書けはするのに……。

茜崎さんは大切なお友達ができたそうです。ものすごくできた方か同じくらいネジの飛んでる方かどっちかなって考えた俺は我ながら失礼だと思う。お話を聞いてる限りは前者っぽいです。茜崎さ、トヲルくんがとても楽しそうで俺も嬉しい。俺はいいから、みたいなところのある方だから。
ほっとけないと思っているのは俺の勝手で、いつも優しくて俺の面倒をみようとしてくれて、実際手間をかけられたことなんて一度もないのです。とはいえおなか壊さないからってゴミ食べたりとかするのは俺基準だとどうにかできてないの範疇なんですけど、価値観の押し付けはいけないことでしょうか。ちょっとずつ……ちょっとずつでいいので、快適な生活をそそのかしたい。
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雨野・雲珠  2021年3月21日
一日中雨。春の嵐と呼ぶのにふさわしい雨風の一日でした。傘をさしても横からくる……骨が曲がってしまいそうだったので、途中であきらめて濡れて帰りました。濡れても外気があたたかくて、春の訪れを感じます。嬉しい。

治癒の往診について。改めて年齢を確認され、ひとつ往診先を増やしていいかと言われて一も二もなく頷きました。阿片窟が近く、中毒患者などもよく担ぎ込まれることもあって、あまり治安がよくない場所だそうです。俺の見た目が幼いので今まで回さずにいてくださったそうですが、箱さえあればすぐ逃げられる俺こそ適任なのでは。
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雨野・雲珠  2021年3月25日
https://tw6.jp/club/thread?thread_id=61187
〇市場

釣り具を買いにいった帰りに、おかしな場所に迷い込みました。今思い出すと埒外すぎてどれほど危険か測れず、変にぼうっとしていた気がします。かみさまが来てくださらなかったら、何がまずいのか理解する前に店先の商品のひとつになっていたかも。もはや無自覚に助けを求めてしまうほど甘えているのだろうかと心配しましたが、救助要請は汐くんのお手柄でした。おかげで今も五体満足です。
色んなものに縛られているかみさまは、決して万能ではないのでしょう。それでもうんと頼もしい。ついでに「かみさまが横にいて駄目なら駄目だろう」という謎の腹のくくり方も発生します。



懐かしいお声を聴きました。後ろには何もないとわかっていても、なりふり構わず駆け戻りたくなって危なかった。優しい思い出に逃げていい身分でないことは、重々承知しています。
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雨野・雲珠  2021年5月6日
空いた時間でお宮を整えていくのが楽しくて、すっかり日記をさぼっていました。仕事の記録も出かけた思い出も、書き残せていないものでいっぱいになってしまった。書いておかなくても覚えていますが、その時その時感じたことは段々忘れていってしまう気がするので、やはり記録は大事。記憶をたどって、また徐々に書いていこうと思います。

そうこう言っているうちに幽世で戦争が始まりました。グリードオーシャンよりは行き来が楽なので、今回は事務所と行ったり来たりです。最近また実感しているのですが、箱宮と旅支度があると旅がすごく楽。箱さえ無事な場所に置けたなら宿周りの一切に困らないし、帰りが楽。ゆくゆくは世界中にお味方を作って、各地に一瞬で移動できるようになるのも夢じゃないかも。
旅支度なのに復路のほうが楽とはこれいかに?という気もしなくはない。
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雨野・雲珠  2021年7月6日
雨雲で薄暗い昼間の街には時々人でないものも紛れ込んでいて、夏を近くに感じます。梅雨まっさかり。長雨で湿り気がすごくて、洗濯物がなかなか乾かないので困っています。今日の帝都は湿度百パーセントだったそう。もはやお風呂なのでは。敷布をそろそろ洗濯したいので、一度ぱりっと晴れてくれないものかしら。
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雨野・雲珠  2021年7月9日
トヲルくんが事務所に電話をかけたら知らないご婦人が出たそうです。留守中にお客さまが取ってくださったとか、そういうオチならよかったのですが、聞けばその時間帯なら普通に俺も事務所にいたはずで。営業妨害の気配を察知したので、とりあえず防湿材として小分けにした炭をあちこちに置きました。湿気が強いとじめじめした性格のやつが増えるのでよくない。
わかりやすく悪さする相手は先生が除霊パンチで追い出してしまうし、訪ねてくるとか、通り過ぎるとか、いてもいいけど大人しくしているならよいのですが、こういうちょっとした嫌がらせを、しかも俺たちじゃなく外に向けてするようなのは地味に厄介です。でも結構いる。
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雨野・雲珠  2021年7月20日
マスターがお戻りになって、お店が賑やかで嬉しい日々です。UDCアースの菱川さんのお宅に通ったり、ティルさんと灯台図書館の街に行くことになったり、かみさまと映画に行ったり。今度はダークセイヴァーに行くことになりました。酷いことが今も起こり続けているのに、俺では役に立たないからと見ないふりをしていた地域です。依頼書を読んだ時はあまりに酷い内容と、自分が痛い思いをすることにばかり気を取られていましたが、よく見たら呪いの類だし救助が必須。確かに俺は役に立てる気がします。逆に考えれば、マスターは苦手な分野でもあるのかも……流石に考えすぎでしょうか。先生に頑張れと言っていただけたし、頑張らなくては。

うっかりポンコツになった時のため、日々やることを紙に書き出しておきました。特に往診関係は、毎日じゃないからこそ忘れないようにせねばなりません。改めて見てみると頭を使う仕事がない。
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雨野・雲珠  2021年8月26日
https://tw6.jp/club/thread?thread_id=61284
○羅針盤戦争〜F・C・ショコラタイム

いろんな果物が実り、チョコレートの間欠泉が噴き出す魅惑の島!チョコレートだけだと口が甘すぎるけど、水気や酸味のある果物と組み合わせるといくらでも食べられてしまう罠の島でした。この戦争はひたすら食べてた思い出ばかりで、思い返すとちょっと恥ずかしい。
今ではすっかりトヲルくんと呼び慣れてしまったけど、この時はまだ「茜崎さん」と呼んでいました。時々思いきりが良すぎて怖くて心配で、でも心配する権利もないし、とか、その頃はそういうことばかり考えていたように思う。スキアファールさまのお話を初めて聞いたのも確かこの時。
「俺が兄なら生きるのが楽しいだろう」と言ってくださって、それで、お兄ちゃんにしていただきました。ひとときのごっこ遊びのつもりで、でも嬉しかったのです。とても。
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雨野・雲珠  2021年8月26日
驚いたことに、羅針盤戦争の時はちゃんと日記つけてました。同じことで二回日記を書いてしまった……流石にびっくりです。思い出して書いているとはいえ、数か月前の俺の方が賢そう。
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雨野・雲珠  2021年8月26日
https://tw6.jp/club/thread?thread_id=62530
○仙界どうでしょう

初めての武侠封神界は、かみさまとトヲルくんとピクニックでした。ピクニックとハイキングって何が違うんだろう。流れる空気も山の形も見慣れないのに、歩いているだけで足の裏から精気が流れ込んでくるのを感じました。俺とは相性がよいようです。
トヲルくんが新しいことに手を伸ばそうとしているのが新鮮で、嬉しくて、変わったなあ、と思う。良い方向へ転がりますように。
なんと俺まで、かみさまから再生の御業を授かりました。かみさまは自分が授けたわけじゃないと仰るかもしれないけど、喉から手が出るほどほしかった高速治療です。戦いながら使える速度ではないものの、出来ることが一気に広がります。夢みたい。
なかなか実践できる場がないのが悩みどころ。これを機会に、医療の足りない地域に拠点を作っていくのもよいかも。
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雨野・雲珠  2021年8月29日
https://tw6.jp/club/thread?thread_id=65183
○幕降りて後

大事な人の内臓を見ると動揺するという学びを得ました。内臓というか、肺から下が全部なかったというか……必死すぎたせいか今思い出そうとしても記憶があいまいなのに、あの状態のトヲルくんは時々夢に出てきます。やめてほしい。
再生治療ができても、普通の人はあそこまで欠損したらまずもたない。そう思うと、出血死や衰弱死の心配のないトヲルくんの体質には感謝してもしきませんし、かみさまに負わされた怪我をかみさまから授かった力で治せたことにも何かふしぎなつながりを感じます。
あの時トヲルくんといたのが彼を案じるスキアファールさまではなく、敵意を抱く相手だったら俺も死んでた。動きが下手過ぎて……咄嗟の事態で固まってしまうのなら、日頃から訓練しておかねばなりません。

全部終わってから知恵熱が出ました。気が抜けた。
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雨野・雲珠  2021年9月6日
https://tw6.jp/scenario/show?scenario_id=35818
○星戀ロマンス

いつかお社を建てるならどこがいいかという難問に、水中という新案。幻想的な光景に圧倒されるばかりで参考にはなりませんでした。どうやって建てればよいのでしょう。池の水全部抜くとか?書いてるそばから駄目そう。残念ながら却下です。

デエトの次はロマンス。段階を踏んでいるのか戻っているのか、辞書を引いても微妙なところでしたし、そもそも男女のことだそう。でも心中デエトの時はまだ、俺はどこかすこしトヲルくんのことが怖かったので、順調に仲良くはなってるとは思う。トヲルくんはスキアファールさまの紹介で帝都におうちを借りたそうです。これはすごい進歩。二人の時はどんなお話してるのか気になる。
蝶々のご婦人方が、自家栽培のお野菜をさばく苦労にとても共感してくださったのがおかしかったです。骸魂ですのに……。
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雨野・雲珠  2021年9月6日
https://tw6.jp/scenario/show?scenario_id=36423
〇Splash! Pizza Party!

トヲルくんとスキアファールさまが海に行こうと誘ってくださいました。お二人はうんと仲良しだから弁えねばと思っていたら、なんと三兄弟という扱いにしてくださった上に、俺を長男にしてくださいました。大人の気遣い!

①沈む
②海の中で目が開けられない
というゆゆしき問題を浮き輪が解決してくれることが判明。お二人は泳ぐのも上手です。体を使いこなせるって格好いいなと思う。
焼きたてピザはたいそう美味しかったです。はいからな味!それにしても、見た目の印象を裏切るぐらいお二人ともよく召し上がるので驚きました。食べきれるか心配になる量がぱくぱく消えていく様子は、見ていて気持ちがいいほど。食べることは生きることだから、なんだかすごく嬉しいです。兄性の目覚めでしょうか。
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雨野・雲珠  2021年9月11日
https://tw6.jp/scenario/show?scenario_id=30799
〇ハッピーメリークリスマス!!!!!!!!!!!

初デビルキングワールド、初遊園地。とにかく善良すぎたために一度滅びかけた歴史があり、そのせいでワルであることが推奨されている世界……だそうですが、クリスマスはロキさんと汽車に乗っていたので依頼名からしてさっそく嘘です。ワルです。そして悪ノリ始めた時のかみさまは手に負えないのです。
全体的に善良で乗せられやすく騙されやすいとはいえ、腕ひと振りでぷちっとされそうな相手を前に言葉で渡り合うのは、胆力のいることだと知りました。マスターから習ったプロパガンダがこんなところで役に立つとは。

高所から見下ろす光景は溶岩が赤く流れて地獄絵図みたいでしたが、遊園地は遊園地。色んな意味で冷や汗とドキドキが絶えない一日でした。かみさまとのお出かけはいつも刺激的です。
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雨野・雲珠  2021年9月11日
https://tw6.jp/scenario/show?scenario_id=32054
〇†使立堕天學園†

美咲さんと一緒に、デビルキングワールドで寄宿舎生活。なんだかんだで二週間くらいいたと思う。学校も集団生活も初めてでしたが、みんな個性的な外見で他者と比べることがなく、気が良くて優しくて、楽しくすごすことが出来ました。元気かしら。
学校と言ってもDKWなので、勉強も大真面目にトンチキなものばかり。でも定位置があって規則があって、言われたことに一生懸命取り組んでいれば評価して頂ける学校生活は、俺にとってとても楽ちんで安心できる日々でした。たまらなく窮屈に感じる方も多いそうなので、きっと性格だと思う。

美咲さんとも随分打ち解けられたように思います。物事の受け止め方が明るくて、意外に思うほどノリがよくて、陽だまりのよう。同じ時に入学して一緒に卒業した、学友というやつです。
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雨野・雲珠  2021年9月20日
https://tw6.jp/scenario/show?scenario_id=30870
〇新しき日を言祝いで

鏑木さんちの皆さんと、今年の初もうでに行った時の……初もうで!?毎日が目まぐるしく過ぎるので、もはやなんだか遠い昔のよう。
この時期は弱った影朧がふわりふわりと歩いていることが多くて、それに寄り添って行く末を見届けるお仕事が多発していたのです。和装のヨシュカくんが別人みたいで可愛かった。ひそかにヨシュカ太郎と名付けました。内緒です。影朧と一緒に街を歩いて、途中でシャララさんと合流して、お茶の福袋を買ったりして。最終目的地の神社に着いたら、鏑木さんとロカジさんがもうお酒を呑んでらして……歩いていくうちに、だんだんと好きな人たちと合流してゆけるのが楽しかったです。思い出すと暖かくてきらきらと眩しくて、すこし切ないほどです。
おみくじは大吉でした。利あり、売るによし。
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雨野・雲珠  2021年9月20日
https://tw6.jp/scenario/show?scenario_id=31026
〇桜ノ匣庭~桜雪ミステリ-トレイン

すまほで撮った最初の写真は、年明けにヨシュカくんと寝台列車に乗った時のものです。櫻居先生を追いかけて乗った先が、それはそれは美しい寝台列車『桜雲』だったのです。普通に暮らしていたら一生縁がなかったかもしれません。この時は再び死んだふりをして(※猟兵生活を始めて四回目くらい)仕留めようとしたものの、やはり取り逃がしました。サインはもらえました!
大きなパフェを食べて、ふたりで展望デッキへ行って写真を撮りました。俺はこの時、自分で永遠を作る方法を学んだ気がします。「一生覚えておきたい」と思いながら見つめると、本当にずうっとその時の光景を思い出せるのです。寒かったことも、ココアの湯気も、通り過ぎていく桜と雪の景色も、ヨシュカくんが何気なく笑った時の顔も。今でも。
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雨野・雲珠  2021年9月20日
https://tw6.jp/scenario/show?scenario_id=31281
〇ワルプルギスの夜

霞末さんに「誰一人寝がえりが打てないなんて難儀な世の中だなあ」って言われたのが忘れられない。鏑木邸の皆さんと魔女の格好をしました。魔女。男魔女?魔法使いでは駄目なのかしら。でっかい三角帽子をかぶってみたかった……
UDCアースはハラジュクみたいなすごいところばかりかと思ったら、普通に山奥でした。かなり地域差が激しいようです。帝都と俺の生まれた雪里も大違いなので、そういうことなのでしょう。魔女の市場で香油と一緒にかみさまのお誕生日プレゼントも選んだのですが、交換の対価もかみさまから頂いた軟膏だったことに後から気づきました。

死んでから宝石にしてもらえるなら是非お願いしたいと思ったのですが、死体にはご興味ないそうです。かけるお手間が減るし、遺産にも形見にもなれると思ったのに残念。
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雨野・雲珠  2021年9月21日
https://tw6.jp/scenario/show?scenario_id=33441
〇真夏の夜にはまだ遠く

鳥栖さんと猟書家を倒しに!散り散りになってしまって逃げ惑うアリスご一行を探すという名目で、半分くらい夜の学校で肝試しでした。学校って天井も低いし廊下も狭いし、そのわりに窓や部屋数や曲がり角がやたらと多いしで、肝試しにはうってつけだと妙に感心してしまいました。おばけは怖くないけれど、ここにひとりで隠れることになったらすごく心細いと思う。
パーラーでお話する時の鳥栖さんはおっとりと優しい印象ですが、このたび意外なほど力強いと知りました。力持ちだし、扉も楽々蹴破れたりするし。特に切り替えもないままいつもの調子でさらっと槍を構えたりなさるので、見ている俺のほうが混乱しました。日常の中にいきなり非日常が混ざってくる感じ。でもそういえばあのかわいいお耳は虎で、尻尾は蛇です。
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雨野・雲珠  2022年2月12日
深山さんが「煙草の葉を買うお使いのついでに、盗賊の綿飴を買いました!」って俺が言ってる夢を御覧になったそうです。盗賊の綿飴とは。知らぬ間に夢に遊びに行っていたのはともかく、聞いたままの文脈だとその謎の綿飴を仕入れていたのは深山さんではないでしょうか。
思ったままを尋ねたら、「素早さでも上がるんじゃないかい」って言っておられました。多分適当に仰っている。
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雨野・雲珠  2022年4月6日
衣笠医師のお供で福岡博多へ行って参りました。うちの先生同様に身の回りのことは自分でできる方ですが、桜を付き人にしているとハク?がつくそうです。権威や体面にこだわる様子のない方が、敢えてそうしておいたほうが面倒が省けると判断する世界なのでしょう。地味な俺で申し訳ない気持ち。
箱に入っていれば乗車賃が浮くと気づいていたのに、汽車に乗りたくて黙っていたら、座り続けて腰が辛かったです。罰が当たった……

むつかしい会合の後、太宰府天満宮に連れて行っていただきました。歴史と格、そして潤沢な資金源を感じる立派な神社でした。参道も大きくて人がいっぱいで羨ましいほど。こちらのご祭神は道真公ですから、滅多なことは言えませんが。焼きたての梅ヶ枝餅と水炊きがおいしかったです。明太子も!
お土産を選んでいたら、お土産を渡したい相手の顔が思い浮かぶのは幸せなことだと言われました。俺もそう思います。
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