流星群
雨野・雲珠 2020年10月21日
今宵夜半から明け方にかけ、星が燃え流れる見通しです。
・賽を振って、一の位が偶数なら流れ星が見えます
・サクラミラージュ帝都は銀座、時計塔の屋根の上
・お知り合いなら「雲珠に誘われて」の体で、
はじめましてならそれっぽい感じで
・どなたさまでもお気軽に。ひとりでも星を眺めて帰ります
・30レスくらいで〆
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雨野・雲珠 2020年10月21日
(十月も後半。流石に肌寒さを感じる夜だった。いつも箱宮に入れている毛布にくるまり、石造りの時計塔のへりに腰掛け足をぶらぶらさせながら、星が流れるのを待っている。すこし雲があるが流れは速く、空は概ね晴れていた)
雨野・雲珠 2020年10月21日
明日はすこし、お天気が崩れるんですって。雲の上まで行かなきゃいけないところでした。
菱川・彌三八 2020年10月23日
(嚏。後、手首で鼻を拭う。少し離れて隣。着こんだ褞袍の前を閉めて首を竦めた。)
……へェ。此れより寒ぃなァ御免だなァ。
雨野・雲珠 2020年10月24日
(慌てて見上げた夜空は変わりなく。ちかちかよく瞬くのは、風が強いせいだろうか)
―――お願い事しました?
雨野・雲珠 2020年10月24日
おまじないです。流れ星にお願いごとすると叶うんですって。
菱川・彌三八 2020年10月25日
へェ…(五穀豊穣や無病息災でも祈るのだろうか)…何か叶えてェ事でもあるのかい。
雨野・雲珠 2020年10月27日
それはもう!今夜はたくさん星が流れるそうですから、うまくすればたくさん叶うかも。(声の響きは朗らかで、笑いを帯びている。信じていないが、験を担いで楽しんでいる様子だ。既に合掌してスタンバイしている)
なんでも願いが叶うとしたら、何を願われます?
菱川・彌三八 2020年10月27日
(成程、眉唾らしい)急に云われてもなァ……まァ……程々に生きれりゃア……
菱川・彌三八 2020年10月27日
ア。ぁー……(すこぶる爽快に喧嘩したい)
雨野・雲珠 2020年10月28日
!!(見えた!)
では、不肖雲珠めが菱川さんにとびきりの幸いをお祈りしておきます。昼も夜もあなたに味方しますように!
菱川・彌三八 2020年10月28日
なある……すんなら俺ァ陽も月も、お前ェさんを照らす様にと祈ってやろうか。
菱川・彌三八 2020年10月28日
(ほんによっく流れるモンだ)
雨野・雲珠 2020年10月28日
……!(さらりと言祝ぎで返されて、驚いたのちにじわり感動して)そのお言葉で十分です……!どうせなら倍がけしましょう。菱川さんがお幸せなら、俺にも恩恵があるので。何になさいます?厄除招福、芸事上達……俺はうんと人気が出つつも、忙しくなりすぎないでほしいです。
菱川・彌三八 2020年10月28日
なあに、過ぎたるは猶及ばざるが如しサ。俺ァ程々で善いんだよ。
雨野・雲珠 2020年10月29日
(でも、目一杯に幸せなあなたも見てみたいと思う。ぽろりぽろりと音もなく光がこぼれて流れて、桜はひっそり追い願いをかける)
ちなみに今はいかがでしょう。ちゃんとほどほどに?
菱川・彌三八 2020年10月29日
あァ。
(程々。何がとは云わぬが)
……此れだけ降ると、天変地異の様だな。
雨野・雲珠 2020年10月31日
(ひとまず安堵した。高望みもできないほど現状が辛い―――というわけではなさそうだ)
……星が落ちてくるとか?
菱川・彌三八 2020年11月1日
山鳴りとか。
(物珍しさが勝ったが、実際に立て続けられるとなんだか恐ろしい。褞袍に首を埋めた。然し見る)
雨野・雲珠 2020年11月3日
たいへん。みんな連れて逃げなくては……(けれどあんまり静かに星が降るから、怖いことはすべて遠くにあるようで)
(隣で身をすくめる仕草に寒いのかと、手巻き寿司のごとく巻きつけていた毛布をばさっと広げてみせた)
菱川・彌三八 2020年11月3日
……?如何した?
(鳥?……否、若しや不安を宥め様としているのだろうか)
……なぁに、大事ねェサ。
雨野・雲珠 2020年11月4日
(モモンガっぽいポーズのまますこしの距離を寄り、毛布の半分を相手に分けつつ)
……俺の植わった里では、星が流れるのは誰かが死んだ時だって教わりました。あとは―――時雨月の猟で鷹の影に入ると、その年の冬は長く続くとか。月が赤い夜、西の丘を東に走る白キツネはやがて疫病を招くとか。
菱川・彌三八 2020年11月4日
(成程。然し半分受け取った物の、)
お前ェ夫れ、前が閉まらねェってんなら寒いだろう。
(少し迷って、深く座り直す。片足だけ胡坐をかき、座りやすい型を作ってみた。何方でも良いのだが)
……人が死んだ時てなァ俺も耳にしたなァ。此れだけ流れちゃあ今宵は何処かで大変な事になってやしめェかと。後ァ不作になるだとか。……考えりゃあ、眉唾物だな。お前ェの里の夫れは、真と成る話かい。
雨野・雲珠 2020年11月5日
迷信……だと思います。たぶん。同じものを見ているのに、住んでいるところで吉凶が分かれるのは面白いなあと。
(真顔のまますこし悩んだ。もうすこし寄ってもいいという許容に見えたが、横からこれ以上寄ると確実に枝が刺さる―――はっと思いついた顔で毛布を全部預けてくるりと体を反転させると、下げているほうの膝に頭を乗せた。案の定、星を見上げる分には最適だった)
菱川・彌三八 2020年11月6日
(黙って体に毛皮を掛けてやった)(欠伸一つ)
……今日は宵の間降るってェのかい。
雨野・雲珠 2020年11月6日
夜が白むくらいまで降るそうです。もうすこし眺めたら、(「帰りましょうか」と続けようとして、ふと星空からあなたに視線を移した。なにやら企み顔で微笑む)
……叶う可能性の高い、願いのかけ方をご存知ですか?絶対ではないですけど……ちょっとしたことなら、五分くらいで。多分。
菱川・彌三八 2020年11月6日
へェ(柔らかな毛皮の上に手が乗り、とんゝゝと軽く叩く)?……何でェ、勿体ぶりゃあがってヨ。
雨野・雲珠 2020年11月7日
(うっかり寝かしつけられてしまうのでやめてほしいような、弁えずに甘えていたいような……と、間を開けず星が降るのを視認して、すかさず目を閉じる)
「菱川さんが」、……えーっと、「俺を頼ってくださいますように」。
雨野・雲珠 2020年11月7日
―――と。こういう感じです!(ぱちっと目を開け。勢いで口に出してしまった後で、まず自分側の努力と成長が必須なことに気づいた。しまった、一例のつもりが)
菱川・彌三八 2020年11月7日
何でェそりゃ。
(少し笑って、顔を覗き込む)
すんなら、早く大きく成りねェ。
(そうして大きく夜空を仰いだ)
さて、五分もあるかね。
雨野・雲珠 2020年11月10日
………。(無言で顎を上げ、首を反らせた。枝先がサクサクあなたの腿へと刺さる)
雨野・雲珠 2020年11月10日
身の丈八尺の雲珠にご期待ください。
雨野・雲珠 2020年11月10日
【雨野雲珠による後述】
「もっと勝率の高い、その場でぱっと叶えて下さいそうなことを願えばよかったです。また遊んでくださいとか。頭を撫でてくれとか―――いえ、別に撫でてほしいわけでは」
「あわよくば、俺でも叶えてさしあげられる事はないかなって思ったんです。大好きですし、仲良しだと思ってますけど、普段から頂くばかりで……」
「頼ってくれと言ったところで、ひとりゆける人ですもの。犀の角のように、孤独な鳥のように……俺の周りはそういう方ばかりです。各々ひとりゆくお姿が好ましく……頼もしく。尊敬もしてますし――でもだからこそ、疲れた時には寄りかかって貰える桜になりたいというか」
「俺だって疲れやお怪我は癒せますし!あとは……小指を打って悲しい時に横で励ましたりとか」
「絹さやの筋を取るのも上手?へへ、いくらでも取ります!」
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(流星群……遠い星が放った、最期の熱に)