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羅針盤戦争〜仁義なき、手巻きSUSHIパーティー!

#グリードオーシャン #羅針盤戦争 #シナリオ50♡ #S40W16

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 海幸島――そう名付けられた島は、まさにその名の通り。
 複数の海流や地形に恵まれた、グリードオーシャン有数の好漁場に位置する島で。
 この島を統治している地元の海賊は皆、魚に関する職人技を会得しているという。
 そう……美味しく新鮮な魚がいつでも頂ける、まさに海の幸に溢れた島であるのだ。

 マグロにイカにサーモン、いくらにホタテ、はまち、鯛などなどの沢山の魚に。
 食欲をそそる絶妙の酢飯、パリッパリの海苔。
 魚だけでなく、別の島から仕入れてきた定番の食材も並べて。
 それを好みでくるりと包み込んで、ぱくっ。
 酒などの飲み物片手に、魚介系のつまみを味わいながら。
 今日も浜辺では、愉快な手巻き寿司パーティーが開かれている。

 けれど――いつもと変わらず、巻き巻きもぐもぐしている海賊達は、まだ知らない。
 コンキスタドールの強者がこの島に、襲撃を仕掛けんとしていることを。

●くるくるもぐもぐ、手巻き寿司戦争!
「皆は寿司が好きか? 俺はとても好きだ」
 筧・清史郎(ヤドリガミの剣豪・f00502)はそうにこにこ笑んだ後。改めて話を聞きにきてくれた皆に礼を言い、視えた予知を語り始める。
「七大海嘯が現在本格的な大攻勢を仕掛けてきているグリードオーシャンに、皆もこれまでも向かって貰っているが。サムライエンパイアから落ちてきた或るひとつの島が、コンキスタドールの強者の襲撃に遭うと予知された」
 このコンキスタドールは、これまでの敵とは段違いの強さを誇る「七大海嘯」麾下の精鋭であり、まともに戦うと苦戦は避けないというが。
「この島を統治している「地元の海賊」の協力を得られれば、有利に戦えるだろう。今回襲われる島は『海幸島』と呼ばれている、豊富な海の幸に溢れる島だ。そしてこの島に、『狡猾なるベルガン』というコンキスタドールが襲撃してくる」
 この『狡猾なるベルガン』は、賭け事を愛するコンキスタドール。
 その性質を利用し誘き寄せ、協力を得た海賊達の地の利で撃退しようというわけだ。

 そして、コンキスタドールを誘き出したり習性を利用する方法とは。
「皆にはまず、手巻き寿司パーティーをして貰おうと思う」
 きっとコンキスタドールは、人が集まっている場所を狙ってくるだろう。
 ならば、いかにも待ち構えているというよりも、何も知らない島の海賊のフリをしている方が上手くいく。
 美味しくて新鮮な食材等は島の海賊たちが準備してくれるので。
 皆は素知らぬ顔で、まずは巻き寿司パーティーを楽しんで、敵を油断させて欲しい。
 マグロにイカにサーモン、いくらにホタテ、はまち、鯛などなどの沢山の刺身は勿論。
 食欲をそそる絶妙の酢飯も用意され、くるり巻く海苔もパリッパリ。
 魚だけでなく、キュウリやカイワレ大根や大葉などの野菜や。
 その他、手巻き寿司定番の、納豆や錦糸卵や厚焼き卵、ツナマヨや肉類など。
 様々な具材が用意されるという。
 酒や魚介系のつまみも提供されるので、成人していれば一緒に楽しめるし。
 サムライエンパイアから落ちてきた島、お茶……所謂、アガリも美味しいという。
 他、未成年用にアルコール無しのものもあるので、老若男女楽しめるだろう。

 けれど戦闘になれば、相手は強敵。少しでも有利に戦いたいところ。
「なので、相手の賭け事を愛する性質を利用し、ロシアン寿司勝負を仕掛ければ、きっと乗ってくるだろうので。激辛や激まずの巻き寿司を食べさせ、敵が隙をみせたりダメージを負ったところを叩いて欲しい」
 賭け事勝負を申し込めば、きっと相手は乗ってくる。
 それに敵も容赦なくイカサマを行い敵を陥れるというが、相手がイカサマをしても怒らない妙な律儀さを持つというので。
 上手く出し抜いてイカサマをしてもいいし。
 数の利を生かし、誰かが囮になり、当たりしかないロシアン勝負を仕掛け共倒れになったところを、他の皆が敵を叩いたりしてもいいだろう。
 ロシアンに使う手巻き寿司はお手製のものを用意してもいいし。
 フェアに勝負したい場合は、海賊に専用のものを作って貰う事もできる。
 姿をみせたコンキスタドールを撃退するべく、上手く立ち回って倒して欲しい。

「腹が減っては戦は出来ぬとも言うしな。美味な手巻きを堪能し、戦闘に備えてくれ」
 清史郎はそう皆にもう一度頭を下げた後。
 掌に満開桜のグリモアを咲かせ、海の幸溢れる『海幸島』へと猟兵達を導く。


志稲愛海
 志稲愛海です。
 よろしくお願いいたします!

 こちらは、1フラグメントで完結する「羅針盤戦争」のシナリオです。
 プレイング受付は2/10(水)朝8:31から開始致します。

●プレイングボーナス
 海賊達と協力する。

●シナリオ概要等
 手巻き寿司パーティーしようぜ! という内容です。
 敵を誘き寄せたり、欺くためです。
 そのために、全力で楽しんでいただければと。
 敵を引き付ける役割を担うべく、手巻き寿司に全力行動でも構いません。
 きっと他の方が、皆様が引き付けた敵を倒してくれるかと思います。

 猟兵らしく敵も叩く場合は、上手く色々な要素を利用してみて下さい。
 敵は賭け事を愛するので、ロシアン寿司等勝負を仕掛ければ確実に乗ってきます。
 そこを逆手に取り、あの手この手で出し抜いたり、カオスになったりして。
 敵が油断したところを叩いていただければと。
 敵倒します、と記して頂ければ油断した敵を殴ります。

 手巻き寿司の具材は、魚介系は勿論、定番のものやお好みのものがあるかと。
 島の危機なので、島の海賊たちは声を掛ければ協力してくれます。
 持ち込みの食材も可能です。
 アルコール類もビールや日本酒等、各種ありますので。
 成人している方は、お好みの酒の肴と共にどうぞ!
 太巻きや刺身なども作って貰えます。
 未成年の方も、美味しいアガリや定番のソフトドリンク等どうぞお好みで。
 ロシアン寿司は皆様お手製でも良いですし、海賊に作って貰っても良いです。
 イカサマ勝負でも真剣勝負でもカオスでも!

 公序良俗に反する事、他の人への迷惑行為、未成年の飲酒は厳禁です。
 締切等はMS個別ページやタグ、Twitterでお知らせします。

●お願い
 同行者がいる場合は【相手の名前(呼称可)と、fからはじまるID】又は【グループ名】のご記入をお忘れなくお願いします。

 グループ参加の人数制限はありません、お一人様~何人ででもどうぞ!
 ですが、ご指定の同行者が参加していない場合は返金となる可能性もあります。

 期間内に送信頂いた内容に問題のないプレイングは全採用したい気持ちですが。
 戦争の展開次第ではその限りではないことご了承下さい。

 どうぞお気軽にご参加ください!
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第1章 ボス戦 『狡猾なるベルガン』

POW   :    ブラインドベット
【カードシャッフル】を披露した指定の全対象に【賭けで決着をつけるべきという】感情を与える。対象の心を強く震わせる程、効果時間は伸びる。
SPD   :    ノットフォールド
【博徒としての歴戦の勝負勘で】対象の攻撃を予想し、回避する。
WIZ   :    ゲームスタート
【メガリス『ドットダイス』】を降らせる事で、戦場全体が【賭博場】と同じ環境に変化する。[賭博場]に適応した者の行動成功率が上昇する。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠エルディー・ポラリスです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

神薙・焔
賭け事に大事なのはポーカーフェイス、感情を顔に表さず、手の内を秘す―特にこの「ロシアン寿司」勝負ならば、「当たって」しまっても平然と平らげて相手に手番を回せば当たらなかったのと一緒よね。

ところであたしは無類の辛党、どうせなら当たりも楽しみたいわよね、定番の特盛ワサビの他、ハバネロ、ジョロキア、トリニダード・スコーピオン・ブッチ・テイラー、メガデスソースなどを入れた全部当たりのすごぶるスコヴィル豪華なロシアン寿司セット、さあ、どれから食べる?



 青い海に吹く風に、燃えるような赤毛を靡かせながら。
 ――賭け事に大事なのはポーカーフェイス。
 そうきりっと自信満々な表情で頷くのは、神薙・焔(ガトリングガンスリンガー・f01122)。
 これは戦争、これは真剣勝負。
 羅針盤戦争――ええ、それも勿論なのだけれど。
 この『海幸島』を舞台に繰り広げられる戦い。
 それは、仁義なき『ロシアン手巻き寿司』大戦なのである!
 予知により、この島を襲撃してくるコンキスタドールが勝負師で。
 勝負を仕掛けられれば、受けてしまう性質があるという。
 そんな事前情報を得て、ばっちりと作戦を立てて勝負に臨む焔。
 そう――彼女の作戦は!
「感情を顔に表さず、手の内を秘す――特にこの「ロシアン寿司」勝負ならば」
 ――「当たって」しまっても平然と平らげて相手に手番を回せば当たらなかったのと一緒よね。
 当たっても、我慢してなかったことにする作戦!
 涼し気な顔で、当たってませんよ~って振りをするのだという。
 けれど、これは一見無謀にみえるのだけれど。
 勝算が十分にある作戦なのである。何故なら焔は――。
「ところであたしは無類の辛党、どうせなら当たりも楽しみたいわよね」
 めっちゃ辛党なのです!
 むしろ辛いのに当たりたいくらい!?
『さて、襲撃を開始しましょうか』
 焔は、ちょうどいいところにやってきた『狡猾なるベルガン』にロシアン寿司勝負を仕掛けて。
 受けて立ちましょう、と余裕な笑みを宿す彼の前にずらりと並べてやるのだった。
 定番の特盛ワサビの他に、ハバネロ、ジョロキア、トリニダード・スコーピオン・ブッチ・テイラー、メガデスソースなどなど。
 それを入れた全部当たりの、すごぶるスコヴィル豪華なロシアン寿司セットを……!
 見ただけで冷や汗をかくコンキスタドールへと――さあ、どれから食べる? って。

大成功 🔵​🔵​🔵​

アルデルク・イドルド
アドリブ歓迎

「手巻き寿司」ってのはじめてだがなかなか美味いな。具材を選んで自分で巻くのも楽しいし今度相棒に作ってやるのもいいかもしれないな。
(しばらくレシピを覚えようと意識を集中して)

賭け事が好きなコンキスタドールか。
なかなか紳士然としたやつだな。
賭け事が好きな海賊は多い。
かく言う俺も嫌いじゃない。
せっかくだズルやイカサマなしで遊んでみようじゃないか。

ロシアン寿司勝負を持ちかける。
イカサマはなしで【幸運】で勝負!
(結果はお任せします)



 海の男、海賊にして商人であるアルデルク・イドルド(海賊商人・f26179)にとって、魚は身近にある食料で。
 見慣れているもののはずなのだけれど。
「「手巻き寿司」ってのはじめてだがなかなか美味いな」
 馴染みのある魚なのに、アルデルクにとって初めての食べ方。
 そう、それは眼前にずらり食材が用意された、手巻き寿司!
 降り立った『海幸島』の海賊達や周囲の猟兵達が、くるくるもぐもぐしている様を見てから。
「具材を選んで自分で巻くのも楽しいし今度相棒に作ってやるのもいいかもしれないな」
 じっと真剣な表情で、まずはしばらく、レシピを覚えようと意識を集中して。
「この飯はどうやって作るんだ?」
「硬めのご飯にすし酢をかけて、お米を潰さないように、切るように、こう混ぜるのがコツですね」
「切るように……こう、か?」
「そうそう、こう、です」
 見ただけでは分からないことは、この島を統治する海賊に聞いてメモメモ!
 そしてもう一回、教えて貰った切るような手つきを練習した後。
『この島は、これから私が襲撃致しますね』
「なかなか紳士然としたやつだな」
 丁寧に襲撃すると宣言する『狡猾なるベルガン』を見遣りながら、聞いた予知を思い出すアルデルク。
(「賭け事が好きなコンキスタドールか。賭け事が好きな海賊は多い」)
 ――かく言う俺も嫌いじゃない、と。
 ということで!
「俺とひとつ、ロシアン寿司勝負だ」
『勝負師の私とですか? 公開しても知りませんよ?』
 ふふ、と不敵に笑むベルガンに、ロシアン寿司勝負を持ちかけます!
(「せっかくだズルやイカサマなしで遊んでみようじゃないか」)
 アルデルクはこの島の海賊達にガチで作って貰ったイカサマなしのロシアン寿司で。
 いざ、ベルガンと尋常に勝負……!
 ――その結果は。
『……ふぐっ!?』
「俺は幸運なんだ、悪いな」
 悶えるベルガンにアルデルクが向けるのは、勝者の笑み!

大成功 🔵​🔵​🔵​

イコル・アダマンティウム
「寿司パ……ッ!」
お仕事で、食べていい
役得だ、ね

【寿司パ】
好き嫌いは、ない
手巻きは手当たり次第試す、よ
「あ……こぼれた」

【ロシアン】
ずるくフェアに勝負する、よ
「激甘ロシアン寿司で、勝負」

タイマンでロシアン勝負を仕掛ける、ね
海賊に用意してもらう、よ
あ、量は一杯用意してほしい

ん、と……とりあえず、30個くらい?
「だって……少ないと、物足りない」
<大食い><エネルギー充填>

【ズル】
もっといっぱい食べたい、な
「ん……うまうま」
激甘に当たっても、そのまま食べ続ける、ね
僕が負けと認めなければ、負けじゃない

「おー……勝負、続行?」
わんもあせっと

【攻撃】
[リモート・レプリカント]
食べながらキャバリアで殴る、ね



 これは、この世界を救うための戦争。
 猟兵として、戦場に赴いているのだ。
 戦争真っ只中で、猟兵のお仕事……なのですけれど。
「寿司パ……ッ!」
 不愛想な印象を受ける表情に一見みえるも。
 心なしか弾む声でそう口にしたのは、イコル・アダマンティウム(ノーバレッツ・f30109)。
 それからきょろりと降り立った『海幸島』を見回してから呟きを落とす。
「お仕事で、食べていい。役得だ、ね」
 これは猟兵の大事なお仕事。
 敵を油断させて誘き寄せる、れっきとした依頼なのです。
 ということで、ちょこりと砂浜に海賊が用意してくれた席に座って。
 好き嫌いはないから、マグロにイカにはまち、玉子焼きに野菜巻きなどなど。
 くるくる巻き巻き、もぐもぐ。
 手当たり次第巻いてははむり、試しに食べてみて。
 むぐむぐ食べていれば。
「あ……こぼれた」
 ぽとりと下からこぼれ落ちるくらい、具沢山!
 そんな、もぐもぐタイムを満喫していたのに。
『さぁ、美味しい時間はお終いですよ』
 やってきたのは予知通り、『狡猾なるベルガン』という名のコンキスタドール。
 そんなベルガンに、イコルは勝負を申し出る。
「激甘ロシアン寿司で、勝負」
 ずるくフェアにタイマンでロシアン勝負します!?
 勝負に使う寿司は、海賊に用意して貰うことに。
「あ、量は一杯用意してほしい。ん、と……とりあえず、30個くらい?」
『激甘だし、それ多くなんか多くないですか!?』
「だって……少ないと、物足りない」
 思わずツッコむベルガンと、マジレスするイコル。
 そして大食いで、もぐもぐエネルギー充填しつつ。
「ん……うまうま」
 ……もっといっぱい食べたい、な、と。
 そう今イコルがはむはむ食べているのは、当たりの激甘手巻き寿司!
 ……なのですが。
(「僕が負けと認めなければ、負けじゃない」)
 激甘に当たっても、そのまましれっと食べ続ける。
 そして勝負がつかなかったから。
「おー……勝負、続行?」
 わんもあせっと、と――第2ラウンド、開始早々であった。
『!! ぶほ、甘っっ!?』
 ということで、悶えているコンキスタドールを。
『ぎゃっ!』
 もぐもぐお寿司食べながら、イコルはキャバリアでぶん殴っておきます!

大成功 🔵​🔵​🔵​

高柳・零
【龍狼】
朱雀さん、金子さん、今回は宜しくお願いします!

手巻き寿司パーティーですか。ならば芸をお見せしましょう。
テレビウムは画面のどこでも口に出来るので、画面全部を口にして一気に寿司を食べます♪
「手巻き寿司なんですから、わさびは好みで入れればいいんですよ」

敵が来たら朱雀さんと目くばせをし、ロシアン寿司勝負を提案しますよ。
「賭け事、嫌いではないですよね?」

全部ハズレではないのを証明する為、先ずは自分が食べます。
辛さは激痛、毒耐性で耐え、気合いで全く平気な顔をします。
そして、相手に食べさせます

敵も辛さを我慢しようとしたら、UCを撃って我慢している事をばらします。
罰ゲーム中はオーラと盾で味方を庇います


朱雀・慧華
【龍狼】

わーいお寿司だー!

初めてのお寿司にわくわくしつつ
えー辛いのやだー
私はわさび無しで!

細く可憐な見た目に見合わぬ【大食い】で
あれもこれもと幸せ笑顔でもぐもぐ

んむ、勝負?
じゃあ私準備してきてあげる!
零と目配せしてから

すいませーん!
海賊さんに声をかけ
全部はずれのロシアンを用意してもらう
あ、ついでに中身が見えないようなコップでお水を二つ
片方は敵用に超激辛水にして

はい、海賊さんに作ってもらったよ
こっちはお水
はずれ引いちゃったら飲んでね!

無邪気な笑顔で準備して
勝負の行方見守るね

あー、残念
おじさん罰ゲームだね!
精霊さん、行っておいでー!

この人、と精霊に示すようにおじさんをぺちっと叩き
後は任せます!


金子・諒太
【龍狼】

好きなだけ、食っていいって、ほんとか?
後で支払いーとか言われても、僕、知らないからな

慧華、わさびどうする?
入れ過ぎたら多分辛いぞー
僕は、醤油にちょっとだけわさび入れて
【大食い】でいっぱい食べる
零の芸には、少しびっくりした
テレビウムもご飯って、食べれるんだなー
おっきい口…大食い向きじゃん、いいなー

お寿司といえば、ロシアンだよな
僕は、普通に食べたいし、見る方が好きだけど
零やんの?
はんふぁえー(もぐもぐ

美味しいお寿司をもぐもぐし続けながらで
言葉になってないような声でたまに実況しつつ

ん、罰ゲームだな
任せろー
【指定UC】で体を超肥大化させ
転がる…のは会場壊しそうだし
敵、潰すぞ(のしかかり



 青い海、白い雲、美味しい寿司ー!
 ということで!
「好きなだけ、食っていいって、ほんとか?」
 食が大好きで1日5食とかぺろり食べたい金子・諒太(戦える肉団子・f12789)にとって、なんとうってつけの依頼か。
 何せ、新鮮で美味しい手巻き寿司が食べ放題というのだから……!
「後で支払いーとか言われても、僕、知らないからな」
 大丈夫、これはれっきとした猟兵の仕事なのだ。しかも戦争。
 島の危機となれば、海賊達も協力的。
 凄腕の若い衆が漁に行き、匠の技で魚を捌いていく。
 むしろ海賊というよりも、漁師か板前ではないかというほどだ。
 そしてずらりと並ぶのは、ぱりぱりの海苔に酢飯、色々な種類の刺身。
「わーいお寿司だー!」
「朱雀さん、金子さん、今回は宜しくお願いします!」
 無邪気な笑顔を宿す朱雀・慧華(純真天使・f17361)に、高柳・零(テレビウムのパラディン・f03921)も丁寧にぺこり挨拶してから。
 いざ、手巻きパーティーです!
 早速海苔に酢飯を乗せ、マグロを並べつつも、諒太は慧華をふと見遣って訊ねる
「慧華、わさびどうする? 入れ過ぎたら多分辛いぞー」
「えー辛いのやだー。私はわさび無しで!」
 初めてのお寿司はわくわくするけれど。
 プリンみたいな甘いおかしが好きで、お寿司初体験の慧華にとって、わさびはちょっぴり刺激的。
 でも大丈夫!
「手巻き寿司なんですから、わさびは好みで入れればいいんですよ」
 自分達で巻く手巻き寿司なのだから、零の言う様に、好みに合わせて調節も可能。
 諒太はわさびは、醤油の方にちょっとだけ入れて。
 ぱくぱくもぐもぐ、早速大食いの真価発揮なくらい口に運びます!
 けれど諒太は、はむりと食べ勧めながらも、瞳をぱちくり。
「手巻き寿司パーティーですか。ならば芸をお見せしましょう」
 零がそう言った瞬間――ぱっくんっ。
 テレビウムである彼の画面全部が、大きな口に……!?
「テレビウムもご飯って、食べれるんだなー」
 彼の芸に、思わず少しびっくりしてしまうけれど。
「おっきい口……大食い向きじゃん、いいなー」
 何本も手巻き寿司が入りそうなその大きなお口はちょっぴり羨ましい!?
 そして、諒太も零も、ぱくぱくもぐもぐしているのだけれど。
「お寿司、おいしいね!」
 マグロの手巻きをぱくっ、次はイカをはむり、ツナマヨももぐもぐ、次は玉子焼きもくるり。
 細く可憐な見た目に見合わぬ大食い。そう……諒太や零にも負けぬでぱくぱく平らげていくのは、慧華。
 あれもこれもと口に運ぶその様は、ぱあっと輝く幸せ笑顔。
 そんなこんなで、どんどん巻いては食べていた3人であるけれど。
『楽しい寿司パーティーもお終いですよ、海賊の皆さん』
 いきなり乱入してきたのは、ダンディなおじさま……そう、コンキスタドール『狡猾なるベルガン』であった。
 すっかり手巻き寿司を満喫している皆を、海賊だと思って襲ってきたのだ。
 待ち構えていた猟兵だと知らずに。
 そしてやってきた敵に気付かれぬよう、零と慧華はぱちりと目配せしてから。
「賭け事、嫌いではないですよね?」
 零はびしっとベルガンへと言い放つ。
 ――ロシアン寿司勝負を提案しますよ。
 そう、ロシアン寿司!!
「んむ、勝負? じゃあ私準備してきてあげる!」
 慧華はそうにぱっと笑んでから、海賊へと声を掛ける。
「すいませーん!」
 勝負のための、ロシアン寿司を用意して貰うべく!
 ただし、勿論真剣勝負などではありません。勝負はイカサマしてなんぼ!
『ほう、賭け事ですか。乗りましょう』
「お寿司といえば、ロシアンだよな。僕は、普通に食べたいし、見る方が好きだけど、零やんの?」
「はい、ベルガンさんと勝負します」
 そうこくりと頷く零に、イカとマグロを贅沢に巻いた手巻きをぱくりと食べつつ。
「はんふぁえー」
 諒太はもぐもぐ、応援です!
 そして慧華が持ってきたのは、数本の手巻き寿司と二人分の飲み物。
「はい、海賊さんに作ってもらったよ。こっちはお水。はずれ引いちゃったら飲んでね!」
『ああ、有難う、お嬢さん』
 まさかベルガンは思ってもいないだろう。
 にこにこ無邪気に笑んでいる少女が持ってきた手巻き寿司や水が、まさか全て激辛だとは……!
「先ずは自分が食べます」
 零は、全部ハズレではないのを証明する為、先陣を切ってひとつ手にし、ぱくり。
 じっと見つめるベルガンの視線にも、涼しい表情。
 ――いや、実は全部激辛手巻き寿司なのですけれど。
 辛さは激痛や毒への耐性で耐えて、気合いで全く平気な顔をします……!
「次はベルガンさんの番ですよ」
 そして相手にそう勧めれば、細工や印などのイカサマがないか慎重に手巻き寿司をベルガンは見遣った後。
 無邪気な笑顔で準備した慧華も見守る中、ひとつ選んではむりと口にすれば。
「ベルガンのお寿司ははたして、アウトなのか、セーフなのか……どっひにゃのれしょう……」
『! うお……っほん、ごほ……ん、美味ですね』
 美味しいお寿司をもぐもぐし続けながらの、諒太の言葉になってないような実況が言う様に……果たしてセーフか、アウトか!
 いえ、そもそも辛いのしかないんですけれど。
 ひたすら我慢して誤魔化そうとしている敵へと零が向けるのは、振り向き様のキリッと締まった力ある瞳。
 ――外敵焦心光波眼力! 汝の正体見たり! 過去の幻影魔人オブリビオン!
 刹那、発動するのは『外敵焦心光波眼力』。
「ベルガンさん、それは当たりの辛い手巻き寿司ですね」
 七色にキラキラ光るダイヤモンドな怪光線を放ち、敵に湧き上がる焦心にて動けなくなったことで、彼のイカサマを見破ってばらして。
『み、みず……!? ごほごほっ!』
 堪らず水をがぶ飲みした彼に、さらなる激辛の追撃が!
 ということで!
「あー、残念。おじさん罰ゲームだね!」
 ――精霊さん、行っておいでー!
 この人、と慧華が精霊に示すように、悶えるおじさん……いえ、敵をぺちっと叩けば。
 周囲を追尾し続ける精霊達が、ありとあらゆる属性の魔法で、敵へとびびびっと罰ゲーム!
 零も、漲らせた気と構えた盾で皆を庇えるように位置取って。
 そして……何せ此処は、食べ物がすらりと大量に並ぶお寿司パラダイスだから。
「ん、罰ゲームだな」
 ――任せろー。
「敵、潰すぞ」
『!! っぎゃあ!?』
 超肥大化した諒太が容赦なくのしかかって、どっすんっ!
 罰ゲームの仕上げは、強烈な超・ぽっちゃりアタックです!!

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

エインセル・ティアシュピス
【アドリブ連携歓迎】
にゃーん、かいぞくさんとうちあわせ?したさくさんをいまこそじっこーするときだー!(はりきり子猫)

【指定UC】をつかっておともだちといっしょにパーティーをたのしむぞー!
おすしもたべたいけど、ねこがたべたらあいてがかんぐっちゃうってきいたからおさかなをたべるよ。(もぐもぐ)
にゃーん♪すごくおいしい!!
てきさんをたおせたら、おすしもたべたいなあ。

おともだちはしゃべれないから、ぼくがかわりにみんなにつたえるね!
みんなおさかなおいしいっていってるにゃーん♪
ミルクもあまくておいしいからよろこんでるよ!

もふもふしたい?いいよー!もふもふされるのだいすき!
(尚敵はくしゃみが止まらない模様)



 一見すると、この島の子猫さんに見える……かも、しれない。
 いや、ちょっと普通の子猫さんにしては、羽とか生えていますけれど。
 そんなキュートなはりきり子猫さん、エインセル・ティアシュピス(生命育む白羽の猫・f29333)も、実は猟兵。
 此処に赴いたのは、敵の襲撃からこの島を守るためである!
 なので、事前にこの島を統治する海賊さんとは既に作戦会議済。
(「にゃーん、かいぞくさんとうちあわせ? したさくせんをいまこそじっこーするときだー!」)
 ということで!
 ――にゃーん! ぼくとおともだちでみんなをたすけるよ!
 喚んだおともだちの羽根猫さんたちと、いっしょにパーティーをたのしみます!
 そして、じーっと手巻き寿司の食材や道具が並ぶテーブルを見つめつつも思う。
(「おすしもたべたいけど、ねこがたべたらあいてがかんぐっちゃうってきいたからおさかなをたべるよ」)
 てしてしっと猫っぽく刺身に猫パンチしつつも、はむりもぐもぐ。
「にゃーん♪ すごくおいしい!!」
 獲れたて新鮮な魚はやはり、絶品です!
 だから尚、エインセルは思う。
 ――てきさんをたおせたら、おすしもたべたいなあ、って。
 そしてにゃあにゃあと海賊に何かを訴えるおともだちたちだけれど。
「おともだちはしゃべれないから、ぼくがかわりにみんなにつたえるね!」
 にゃーにゃーと二言三言、おともだちと会話を交わしてから。
 エインセルは海賊さんたちに教えてあげる。
「みんなおさかなおいしいっていってるにゃーん♪ ミルクもあまくておいしいからよろこんでるよ!」
 そんなエインセルの言葉や嬉し気なおともだちの姿が、めっちゃ癒し空間に。
『もふもふですか、もふもふでも負けませんが』
 そして、いつの間にか現れていた『狡猾なるベルガン』に、にゃーん♪と擦り寄るエインセル。
「もふもふしたい? いいよー!」
 ――もふもふされるのだいすき! って。
 けれどこれこそが、『狡猾なるベルガン』へと無意識的に張った、エインセルの罠であるのだ……!
『くしょんっ……ずび……くしゅんっ』
 もふもふしつつも、まんまとくしゃみが止まらない、猫アレルギーの症状に陥れて。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ラモート・レーパー
「よし、酒ちょうだい」
お姉さんの姿で
 適当に賭博しながら、適当に貝類を生で食べる。酒はスピリタスを大樽で!海賊の人には調理とかをお願いする
 戦闘になったらUCを発動。目的は貝の食あたり。お姉さんは食道から先が胃じゃないからアルコールを吸収したり当たることもないからピンピンしてる。



 海が広がる世界の中でも、絶好の好漁場であるという場所。
 海流が複数ぶつかり、豊かな海の幸がいただける島。
 それが、今回降り立った『海幸島』であるのだが。
 その砂浜にあるのは、ひとりのお姉さん。
 いや――正確に言えば、お姉さんの姿になったラモート・レーパー(生きた概念・f03606)である。
 姿自体を自由に変えられる彼女であるが、基本は幼女の姿であるという。
 それが何故、この依頼に赴く際はお姉さんの姿なのか。
 それは――。
「よし、酒ちょうだい」
 そう、お酒!!
 年齢的には余りありすぎるほど年は取っているが、さすがに幼女姿ではお酒が貰えないから。
 美味しいお酒に、酒のつまみにも最適な海の幸。
 ラモートが主にもぐもぐと適当に食べていくのは、生の貝類。
 海賊の人たちには、調理をお願いしつつも。
 そしてそれを摘みに、酒はスピリタスを大樽で!
『もうごはんは終わりだよ?』
 いつの間にかきていたコンキスタドールとも、適当に賭博しながらも。
 新鮮で美味しい貝をむしゃもぐ、酒をごくごく。
「ベルガンさんも貝、食べる?」
 そうふと勧めてみれば、それもまた一興、なんて。
 つられてぱくりと、貝を口にしてみた『狡猾なるベルガン』だけれど。
 ――良好は不調の前兆だよ。
 刹那ラモートが発動するのは、『厄日』。
 そして。
『!! あぐっ!?』
 ベルガンを突如襲ったもの、それは――。
(「お姉さんは食道から先が胃じゃないからアルコールを吸収したり当たることもないから」)
 同じ貝を食べてもピンピンしているラモートを後目に、貝の食あたりでのたうち回るバルガンであった。
 ある意味、大当たりです……!?

大成功 🔵​🔵​🔵​

スピネル・クローバルド
WIZ判定
アドリブや他猟兵との協力歓迎

■心情
手巻き寿司ですか、折角用意して下さるのですから
有難く頂きましょう。
ここで敵を誘い出して返り討ちにしてあげます。

■行動
【料理】で手巻き寿司を作りましょう。
様々な新鮮な魚と、錦糸卵を入れて、海苔でクルクルと巻いて出来上がりです。
後は皆で【宴会】をしながら敵を待ちましょう。
「皆で食べる手巻き寿司、格別に美味しいですね」

敵が現れたら、ロシアン寿司勝負をしますね。
勿論イカサマをします。
手巻き寿司の具材の並べ方を、ワサビが大量に入った寿司だけ【暗号作成】で
違う並べ方にしておいて、自分達だけ判別できるようにしますね。

後は、森は静寂を望むを使用し、敵を捕縛します。



 現在戦争真っ只中な、海の世界――グリードオーシャン。
 その中にある、美味しい海の幸で溢れているという島『海幸島』へと降り立ったのは、スピネル・クローバルド(家族想いな女の子・f07667)。
 けれどスピネルをはじめ、勿論この世界に送られたのは、観光とか遊びのためではないのだ。
 猟兵達が今、やるべきこと――それは!
「手巻き寿司ですか、折角用意して下さるのですから、有難く頂きましょう」
 スピネルの言う通り、手巻き寿司!
 食材は全てこの島を統治する海賊たちが準備してくれたし。
 好漁場であるという海に囲まれた島の近海で取れた魚たちは絶品なのだという。
 ……いや、これは戦争。確かに戦争なので。
 スピネルは、ぐっとしゃもじを握りしめ、その心に誓う。
(「ここで敵を誘い出して返り討ちにしてあげます」)
 目的は美味しい手巻き寿司……もなのですが、何食わぬ顔で手巻きパーティーをして。
 島の呑気な海賊さんかと思わせ、襲撃したところを、賭け事をしつつ叩くと。
 なのでまずは、手巻きパーティーを思い切り楽しむことからです!
 料理のスキルを駆使し、手巻き寿司を作り始めるスピネル。
 クルクルっと巻くのは、様々な新鮮な魚と錦糸卵。
 彩りもカタチも綺麗に巻けて、これで後は皆で宴会をしながら、敵を待つだけです!
 それに、腹が減っては戦はできないから。
「皆で食べる手巻き寿司、格別に美味しいですね」
 はむはむと作った手巻き寿司の美味しさに、思わず笑み零す。
 そうこうしていれば。
『ご機嫌よう、襲撃にきましたよ』
「では、ロシアン寿司勝負しましょう」
『賭け事ですか、ふふ、私は負けませんよ?』
 現れたコンキスタドール『狡猾なるベルガン』に早速、ロシアン寿司勝負を仕掛けるスピネル。
 勿論、この勝負……。
(「手巻き寿司の具材の並べ方を、ワサビが大量に入った寿司だけ暗号作成で違う並べ方にしておいて、自分達だけ判別できるようにしますね」)
 イカサマをします!!
 そしてお見通しなスピネルが、アタリを引くはずはなく。
『!! ふぐ、ごほっ!』
 ワサビ大量の大当たり寿司は見事、バルカンの口の中に!
 そして悶えて隙ができているうちに。
 ――深く広く大いなる森よ、静寂の平穏を望むのならば……。
『うぐあっ、からっっ!、!?』
 海だった戦場が森へとその風景を変えて。
『!!』
 木々が伸ばした蔦や根が、ひーひーからいと連呼するコンキスタドールの身を捉えんとする。

大成功 🔵​🔵​🔵​

雅楽代・真珠
【星鯨】
海賊のような豪快さは出せないけど
僕等は物だから海賊の宝物庫は相応しい
混ざって楽しんでいても何ら問題はないね

具が沢山だ
色がとりどりで目に楽しいね
どれにしようかな
宵はどれが好き?
僕はね、鮭とか玉子が好きだよ
ああ、鰤
鰤も美味しそうだね
二本目はそれにしてみるよ

まずは鮭と玉ねぎと筋子とまよねぇず
僕の給仕を担う人形たちが上手に巻いてくれるよ
あれもこれもと欲張って崩れている海賊も居たから具は少なめに

宵は酒は嗜める?
外では…と言うことは、何か失敗でもしたの?
僕の盃に如月が清酒を注いだ
鯛の造りとともに頂こう
うん、美味だ

からしを一滴だけだなんて
宵は優しいね
さあ、かかるかな
僕は酒を片手に勝負の行方を楽しもう


逢坂・宵
【星鯨】
海賊の宝物庫とは、どのような物があるのでしょうか
僕も蔵入りの品であったので、些かの興味はありますね
けれども今はいくさの場、楽しんでいきましょう

ずらり並ぶ手巻きの具
たくさんあって迷いますね
いいですねぇ、真珠君
とりどりの味わいと触感は、まさに手巻き寿司ならではです
僕はキュウリと玉子、そしてブリを置いて巻き
醤油を少し垂らしてシンプルに
これが一番好きですね
ブリを鮭に変えても、魚の脂が美味しいですよ

いえ、残念ですが僕は外では飲まないので
代わりにお茶をいただきます
鯛の造りとは豪勢です
美味と楽しい空気に舌鼓

襲い来る海賊の方々もいらしたなら
からしを一滴隠したロシアン手巻き寿司
ひとつ勝負を仕掛けましょう



 ヨーソローと掛け声上げて、白い帆いっぱいに風を受け、いざ宝探しの旅へ!
 そして持ち帰った金銀財宝が眠るのは、海賊の宝物庫。
 そんな荒波をゆく海賊達のような豪快さは出せないし、そもそもそういう柄でもないから。
「海賊の宝物庫とは、どのような物があるのでしょうか」
 逢坂・宵(天廻アストロラーベ・f02925)の言葉に、ゆうらり尾鰭を揺らすのは雅楽代・真珠(水中花・f12752)。
「僕等は物だから、混ざって楽しんでいても何ら問題はないね」
「僕も蔵入りの品であったので、些かの興味はありますね」
 航海に出る屈強な海賊よりも、自分達は金銀財宝の仕舞われた宝物庫がお似合い。
 そんな海賊たちの金銀財宝も確かにいいのだが。
「けれども今はいくさの場、楽しんでいきましょう」
 宵の言う通り、此処は戦場。
 そして、戦場に広がるのは、宝の山でも宝物庫の中ではなく――美味しくて新鮮な、海の幸の山。
 戦争です、戦争。敵を誘き出すために、くるり手巻き寿司を楽しむふたり。
「ずらり並ぶ手巻きの具。たくさんあって迷いますね」
「具が沢山だ。色がとりどりで目に楽しいね」
 ……どれにしようかな、と。
 ピンクの瞳を巡らせながらも、真珠がふと訊ねてみれば。
「宵はどれが好き? 僕はね、鮭とか玉子が好きだよ」
「いいですねぇ、真珠君。とりどりの味わいと触感は、まさに手巻き寿司ならではです」
 美味しさは勿論、彩りも良い彼の食材の好みに深宵の瞳を細めてから。
「僕はブリですね。キュウリと玉子、そしてブリを巻いて、醤油を少し垂らしてシンプルにいただきます」
 ……これが一番好きですね、と。
 くるり、今が旬のブリをくるりと言葉通りの具材や手順で巻いて。
「ああ、鰤。鰤も美味しそうだね。二本目はそれにしてみるよ」
「ブリを鮭に変えても、魚の脂が美味しいですよ」
 そう、お勧めしてくれる宵に、それもいいね、って頷いてから。
 真珠がまずくるりと巻くのは、鮭と玉ねぎと筋子とまよねぇず。
 いや正確にいえば、彼の給仕を担う人形たちが上手にくるくるっと巻いてゆく。
 それに真珠はちゃんと見て知っているから。
「あれもこれもと欲張って崩れている海賊も居たから具は少なめにね」
 欲張っては、美しくくるりと巻けないってことを。
 そしてくるりと美味な巻き寿司が出来上がれば。
 美味しい手巻き寿司を前に、乾杯……といきたいところだけれど。
「宵は酒は嗜める?」
「いえ、残念ですが僕は外では飲まないので、代わりにお茶をいただきます」
 そんな宵の声に、真珠はくすりと返す。
「外では……と言うことは、何か失敗でもしたの?」
 そして、真珠が手にした盃をトクトクと。清酒で満たしてくれるのは、如月。
 それに色々な新鮮な魚が頂けるというから。
「鯛の造りとは豪勢です」
「うん、美味だ」
 ふたりは、鯛の造りの美味しさと楽しい空気に舌鼓。
 暫し、浜辺で豪勢な食事と酒と茶で洒落込むけれど。
『……失礼。もう美味しいお食事の時間は終わりですよ?』
 眼前にのこのこと現れたのは、コンキスタドール『狡猾なるベルガン』。
「では僕と、ひとつ勝負などいかがですか?」
 そう言いつつも、さり気なく手巻きのひとつに宵は仕掛ける。
 当たりの寿司に、隠し味のからしを一滴。
 一体何の勝負をするのか――それは、ロシアン手巻き寿司!
「からしを一滴だけだなんて、宵は優しいね」
 真珠はそう細めた瞳を、湖面の如く揺れる酒に落として。
 ゆうらり片手に盃揺らしながら、くすりと愉快気に勝負の行方を楽しむ。
「……さあ、かかるかな」
 そしてもうひとくち、如月の手で口まで運ばれた鯛をはむりと楽しみつつも、真珠はわらう。
 ――僕を失望させないでね、って。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

真宮・響
【真宮家】で参加。

手巻き寿司か。結構具の種類があって面白い料理だね。海の幸を美味しく料理して頂ける島なんてそこにいる胃袋ブラックホールの奏が永住希望しそうな島だね。こんないい島を荒らさせてたまるものか。

まず、自分の分の寿司を作る。アタシは定番のマグロ、サーモンの手巻き寿司。コンキスタドール用には凄く定番だが普通の鯛の具にワサビを大量に。ワサビの部分は海苔で巻いて隠す。

コンキスタドールには親しみを込めて敵意を感じさせないように陽気に話しかける。笑みを浮かべながらロシアン寿司勝負を怪しまれないように家族ばらばらで仕掛ける。恐らく敵はワサビの辛さでのたうち回ると思うので、思いっきり炎の拳で殴る!!


真宮・奏
【真宮家】で参加

海の幸が豊富で島の住民は皆海の幸を美味しく捌ける職人揃い・・・事情が許せば永住したい程素晴らしい島です・・・勿論不埒な奴らの侵略は許しませんとも!!

コンキスタドールの相手は母さんと瞬兄さんと蒼穹の騎士に任せて、手巻き寿司を食べる事に全力投球!!マグロ、イカ、サーモンの海の幸は勿論、厚焼き卵や焼き肉などの変わり種も楽しみますとも!!大葉やカイワレ大根も添えて・・・ああ最高。

(主が無限の食欲を発揮している中で、響と瞬と一緒にコンキスタドール相手に奮闘している蒼い鎧の騎士がいたとか)


神城・瞬
【真宮家】で参加

海の世界ですから、海の幸が豊富に取れる島もあるんでしょうね。凄いのはその海の幸を上手に扱える職人さんが多くいる事ですが・・・この世界には欠かせない島、護りましょう。

僕は納豆ときゅうりを併せたり、大葉に卵焼きを併せた寿司を試してみますか。コンキスタドール用はかなり変わったものですが、焼肉にケチャップとマヨネーズと焼肉ソースを塗ったかなり混沌なものを用意します。

気軽にコンキスタドールに話しかける母さんの後に付いて行く形で寿司をコンキスタドールに差し出します。味の混沌さに一瞬動きが止まると思うのでその隙に裂帛の拳で攻撃。やれやれ、我ながら悪手ですね。



 見渡す限り、延々と広がる大海原。
 此処は貪欲なる海と海賊の世界、グリードオーシャン。
 そしてその海に浮かぶ数多の島のひとつがこの『海幸島』と名付けられた島であるが。
 此処で今、激しい戦争が勃発しようとしていた。
 いや、七大海嘯が本格的な大攻勢を仕掛けんとしている『羅針盤戦争』も勿論なのだが。
 この島でこれから起こるのは――そう、仁義なき手巻き寿司大戦争である!
 けれど、敵に此方が待ち構えていることを悟られるわけにはいなかいので。
 浜辺に用意された3人掛けのテーブルに座って。
「手巻き寿司か。結構具の種類があって面白い料理だね」
 ぐるりと海賊たちが用意してくれたものを見回すのは、真宮・響(赫灼の炎・f00434)。
 眼前には、新鮮な刺身などの具材やぱりぱり美味しい海苔、ピカピカの酢飯。
 けれど、こんな新鮮な魚がいただけることは、ある意味とても納得できる。
「海の世界ですから、海の幸が豊富に取れる島もあるんでしょうね」
 神城・瞬(清光の月・f06558)の言う通り、此処は海が広がる世界。
 やはりそのような環境の主食は海のものであるだろうし。
 海流がぶつかりあって良い漁場となっているというこの島は、グリードオーシャンのなかでも、随一の美味しい魚が獲れる島なのだという。
 だが、それだけではない。
「凄いのはその海の幸を上手に扱える職人さんが多くいる事ですが……」
 この島を統括する海賊たちは、匠の技を会得した職人揃いだという。
 けれどやはり、魚が豊富に獲れる島を統治する海賊が上手に魚を捌けるというのも、何も不自然ではないし。
 海幸島はサムライエンパイアから落ちてきた島であるので、寿司に関する文献や道具が残っていても何ら不思議ではない。
 そして響は思う。そんな島は、娘にぴったりだと。
(「海の幸を美味しく料理して頂ける島なんてそこにいる胃袋ブラックホールの奏が永住希望しそうな島だね」)
「海の幸が豊富で島の住民は皆海の幸を美味しく捌ける職人揃い……事情が許せば永住したい程素晴らしい島です……」
 さすがは親子、母が思うと同時にうっとりとした様子でそう呟くのは、真宮・奏(絢爛の星・f03210)。
 そして奏は、永住したいほど魅力的なこの島への思いをその心に強く描く。
 ――勿論不埒な奴らの侵略は許しませんとも!! と。
 そう、此処を訪れた目的は、手巻き寿司を食べまくり……も、そのひとつですが。
「こんないい島を荒らさせてたまるものか」
「この世界には欠かせない島、護りましょう」
 気合十分な奏の言葉に続く響と瞬。
 これは猟兵としての任務なのだ。ええ……任務なのですよ?
 予知にあった敵を迎え撃つべく、地元の海賊のフリをして敵を誘き出す作戦です!
 そのためにはまず、手巻き寿司を楽しむことが重要なのである。
 ということで、いざ好みの手巻き寿司を巻き巻きしはじめる真宮家の面々。
 まず響が作るのは、自分の分の手巻き寿司。
「アタシは定番のマグロ、サーモンの手巻き寿司をいただこうかね」
「僕は納豆ときゅうりを併せたり、大葉に卵焼きを併せた寿司を試してみますか」
 響が定番のものを巻いていく傍で、魚介ではないものを色々巻いてみる瞬。
 それと同時にふたりが作るのは――そう、コンキスタドール用の手巻き寿司。
 これまた響は凄く定番な、普通の鯛の具にワサビを大量に入れたもの。勿論、ワサビの部分はくるりと海苔で巻いて隠します!
 そして瞬はかなり変わった、焼肉にケチャップとマヨネーズと焼肉ソースを塗った、かなり混沌なものを用意。
 一方、奏はといえば。
「マグロ、イカ、サーモンの海の幸は勿論、厚焼き卵や焼き肉などの変わり種も楽しみますとも!!」
 超絶、手巻き寿司を食べる事に全力投球!!
 コンキスタドールの相手は、母さんと瞬兄さんと蒼穹の騎士にお任せ!
「大葉やカイワレ大根も添えて……ああ最高」
 そんな、奏が無限の食欲を発揮している中で。
『家族団欒の時間は終わりですよ』
 のこのことやってきたのは、コンキスタドール『狡猾なるベルガン』。
「一緒に一勝負、ロシアン手巻きでもどうだい?」
 響はまさか自分が待ち構えている猟兵などとは思わせぬ様な声色で。
 コンキスタドールに親しみを込め、敵意を感じさせないように陽気に話しかける。
『ご婦人、これはご親切に……ん? 勝負ですか、受けて立ちましょう』
 そう渡された手巻きをはむりとベルガンが口にすれば。
『……!!?』
「これもどうですか?」
 気軽にコンキスタドールに話しかける響の後に付いて行く形で、スッと作った混沌寿司をコンキスタドールに差し出す瞬。
 そしてそれも、ぱくりと勝負師らしく潔く口にすれば。
『!? ごほっ』
 響のわさびがツーンと強烈に鼻につき、瞬の混沌巻きの強烈な味に悶えるベルガン。
 そんな無防備になった敵へとすかさず見舞われるのは、拳。
 ――とっておきの一撃だ!! 存分に味わいな!!
 ――僕にも思いっきり殴りたい時がある。……そういうことだ。
 さらには、奏の蒼穹の騎士もふたりと一緒に、コンキスタドール相手に奮闘!
『うぎゃあっ!』
 そんなギャンブラーな性質が仇となった敵を、炎の拳振るう響や蒼い鎧の騎士と共に裂帛の拳で殴りながらも、瞬は思うのだった。
 ――やれやれ、我ながら悪手ですね、なんて。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

茜崎・トヲル
【モノクロフレンズ】

わーフレッシュなフィッシュがいっぱい! すごいねあーさん!
たべていーの!? 酒も?! やったー、たのしもーねえ!(ぐっ)
あっラーさんかわいい……これを? スメシ……ノリ……くるくる。ほほー。(目がキラッキラ)
いいよースーさんごーか! よくばってよくばって! めざせマンカンゼンセキ!
おれもおれも! えーとイクラとホタテとサーモンとウニとヒラメ……ワサビー!
おれからいのへーきだからいっぱい塗るぜ! あ! あーさんだいじょーぶ!? オチャのむ?
覚えててくれたの?! すっげーサンコーになったぜ! こーして鼻おさえる!
(あーさん=スーさん=スキアファールさん。二通り交互に呼ぶよ!)


スキアファール・イリャルギ
【モノクロフレンズ】

トーさん見てください、美味しそうな魚がいっぱいですよ!
沢山食べていいんですって。お酒も飲んで楽しんじゃいましょう(グッ)
トーさんは何を巻きます?
……はっ、ラトナ(猫の使い魔)がつまみ食いしている(かわいい)
あ、手巻き寿司はですね、この酢飯と好きな具材を海苔に乗せて巻いて……これで完成です、簡単でしょう?
私はアジにイクラにサーモンにマグロのたたき、たまごやキュウリも……ふふ、欲張りですかね(巻き巻き)
うん、美味しいでsあっ少しワサビつけすぎた……(ツーン)
すみません、お茶ありがとうございます……
(はっ)トーさん、ワサビを沢山食べた時のリアクション、お手本になりましたかね?



 颯爽と赴いたのは、戦争真っ只中の海の世界。
 ええ……戦争、なのですが。
 猟兵として成すべきことをするべく、海幸島へと降り立ったスキアファール・イリャルギ(抹月批風・f23882)であるが。
 早速、今回の標的を発見し、声を上げる。
「トーさん見てください、美味しそうな魚がいっぱいですよ!」
 そう……ぴっちぴち新鮮で、美味しそうな魚がたくさん!
 そして、スキアファールがさす指の先を追えば。
「わーフレッシュなフィッシュがいっぱい! すごいねあーさん!」
 茜崎・トヲル(白雉・f18631)も、白の瞳を無邪気にキラキラ。
 いえ、ただデリシャスでフレッシュなフィッシュがあるだけではありません。
「沢山食べていいんですって。お酒も飲んで楽しんじゃいましょう」
「たべていーの!? 酒も!? やったー、たのしもーねえ!」
 互いに、グッ、ぐっ、と気合いを入れて、全力でお酒片手にもぐもぐします!
 ……いえ、これはれっきとした戦争なのです。
 敵を欺くための、手巻き寿司大作戦なのです!
 ということで。
「トーさんは何を巻きます?」
 海賊達が用意してくれた豊富な具材にきょろりとスキアファールが視線を巡らせていれば。
 ――てしっ。てしてしっ。
 不意にニャッと伸びるのは、神モフな手!?
 その虎視眈々とつまみぐいを狙っている手の主はといえば。
「……はっ、ラトナがつまみ食いしている」
 そう――うにゃっとつまみ食いするもふもふな犯人は、猫さん使い魔のラトナ・ラトリ。
 ていうか、かわいい。
 そして縞々の尻尾をゆうらり揺らし、一生懸命てしてしするラトナをトヲルもじっと見つめて。
「あっラーさんかわいい……」
 やっぱり、かわいい。
 そんなラトナの神可愛さをついガン見してしまったけれど。
「あ、手巻き寿司はですね、この酢飯と好きな具材を海苔に乗せて巻いて……」
 ……これで完成です、簡単でしょう?
 そう、スキアファールがくるり、お手本を見せてあげれば。
「これを? スメシ……ノリ……くるくる。ほほー」
 確りとその工程を見つめるトヲルの目はキラッキラ。
 手巻き寿司は、自分で好きな具材をくるりと巻いた寿司。
 なので、ここは折角だから!
「私はアジにイクラにサーモンにマグロのたたき、たまごやキュウリも……ふふ、欲張りですかね」 
「いいよースーさんごーか! よくばってよくばって! めざせマンカンゼンセキ!」
 いざ巻き巻きするのは、贅の限りを尽くした、満漢全席手巻き寿司!!
「おれもおれも! えーとイクラとホタテとサーモンとウニとヒラメ……ワサビー!」
 トヲルもスキアファールに負けじと、くるくる、マンカンゼンセキします!
 そして沢山贅沢に海苔の上に具材を乗せたトヲルが、ぺたぺたとつけるのは……そう、ワサビー!
「おれからいのへーきだからいっぱい塗るぜ!」
 ワサビもモリモリ、マンカンゼンセキ……!?
 そんな辛味が欠けているトヲルの、ワサビもりもり手巻きが巻かれていくのを見ながらも。
 先にくるり巻き終わったスキアファールがはむり、ひとくち食べてみれば。
「うん、美味しいで……あっ少しワサビつけすぎた……」
 ワサビの辛さに、鼻がツーン。
 思わず涙目で、ひしっと鼻を摘まんで。
「あ! あーさんだいじょーぶ!? オチャのむ?」
「すみません、お茶ありがとうございます……」
 手渡された茶で辛さも何とか軽減すれば、はっと顔を上げ、トヲルを見つめるスキアファール。
 そして彼に、もう一度鼻を摘まんでみせつつ訊ねてみる。
「トーさん、ワサビを沢山食べた時のリアクション、お手本になりましたかね?」
 そう、ワサビを沢山口にしてしまったリアクション――ツーンである!
 それからトヲルは、ぱっと瞳をキラキラさせながらも。
「覚えててくれたの!? すっげーサンコーになったぜ!」
 ぎゅっと己の指で鼻を摘まみ、てしてしするラトナの隣で真似っこしてみるのだった。
 ――こーして鼻おさえる! って。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

伊勢・五十鈴
手巻き寿司パーティーいいですよね!

ということでお寿司をまきまき
海賊さんたちと協力して美味しい手巻き寿司を作りますよ!(海苔でノリノリ)
マグロにサーモン、イカにカニにエビにいくら
豪勢な手巻き寿司に合成していきましょう!

さあさあよってらっしゃいみてらっしゃい
おもしろロシアン寿司(6本くらい)で勝負してみませんかね?

当たりは美味しい手巻き寿司
ハズレはキンキンに冷えた具が巻いてある手巻き寿司(冷たいだけ)
見た目ではわかりませんが触れればわかるので手にとった時点で頂くのですよ!
先手は譲るのでさあどうぞ!

敗者はエレメンタルファンタジアで氷の竜巻起こしてボッシュート
ボクが負けても自分自身をふっ飛ばしますよ!



 青い海、吹き抜ける心地良い潮風、そして――美味しいお刺身!?
「手巻き寿司パーティーいいですよね!」
 伊勢・五十鈴(アイスエルフ・f18275)はそうすとんと浜辺に用意された席のひとつに座って。
「海賊さんたちと協力して美味しい手巻き寿司を作りますよ!」
 手巻き寿司を作るべくまきまき、パリッパリの海苔でノリノリ……!? 海苔だけに。
 そして手を伸ばすのは、まずは定番のマグロにサーモン。
 イカにカニにエビにいくら……贅沢に、ふんだんに海の幸を使って。
「豪勢な手巻き寿司に合成していきましょう!」
 それらをひとまとめに、くるんっ。
 それから、海賊さんたちと一緒に、どんどん作ってみれば。
『楽しいお寿司パーティーの時間は終わりですよ?』
 島に上陸したのは、コンキスタドール『狡猾なるベルガン』。
 けれどむしろ、五十鈴は彼はくるのを待ち構えていたから。
「さあさあよってらっしゃいみてらっしゃい」
 ――おもしろロシアン寿司で勝負してみませんかね?
 6本程度作ってみた手巻き寿司を、どーんと出して。
『勝負ですか、いいでしょう。受けて立ちましょうか』
 勝負事を断れないコンキスタドールは、まんまと承諾する。
 けれどちゃんと五十鈴は把握してるから。
 当たりは美味しい手巻き寿司。
 ハズレは――キンキンに冷えた具が巻いてある手巻き寿司!
 いえ、冷たいだけなのですけれど……。
(「見た目ではわかりませんが触れればわかるので手にとった時点で頂くのですよ!」)
 そして五十鈴は、ベルガンへと颯爽と言い放つ。
「先手は譲るのでさあどうぞ!」
 けれど、どれが当たりで外れかは、わかっているから。
『……つ、冷たっ!?』
 外れを引いたベルガンは、思わず冷え冷えな寿司を口にして震えるけれど。
 五十鈴はさらに、敗者のコンキスタドールに見舞ってあげる。
 エレメンタルファンタジアで起こした、さらに冷っえ冷えな氷の竜巻で。
 いえ、まぁもし自分が負けても同じようにふっ飛ばしていたんですけどね!

大成功 🔵​🔵​🔵​

フリル・インレアン
ふわぁ、手巻き寿司です。
さすが、エンパイア島ですね。
と感心している場合ではありませんね。
アヒルさん、どうみても具材が緑だらけのこの手巻き寿司はハズレの気がしますけど・・・。
ふええ、わかりました、わかりました。
食べればいいんですよね。
ガジェットのアヒルさんが食べてもハズレかどうか判別できませんからね。
ふわぁ、この手巻き寿司おいしいです。
てっきりわさびとかが入っているかと思いましたが、ベジタブルロールって感じですね。
今、アヒルさん舌打ちしませんでしたか?
もしかして、わざと負けるつもりで選んでいませんか?
たしかに負けるつもりで博打をする人はいないから勝負勘が働かないのかもしれないけど、ひどいですよ。



 びゅうっと吹き抜ける海の香りがする潮風に、大きなつばの帽子をおどおどとおさえながらも。
 降り立った『海幸島』できょろきょろと視線を巡らせるのは、フリル・インレアン(大きな帽子の物語はまだ終わらない・f19557)。
「ふわぁ、手巻き寿司です。さすが、エンパイア島ですね」
 浜辺に並べられているテーブルは和の趣きがあるし、その上に並べられているのは美味しそうな手巻き寿司の具材。
 ……と感心している場合ではありませんね、と。
 フリルはふと、自分の手元へと視線を向けるけれど。
 ちらりと一瞬、自分のすぐ傍に居るアヒルさんへと目を向けて、呟く。
「アヒルさん、どうみても具材が緑だらけのこの手巻き寿司はハズレの気がしますけど……」
 けれど、いいから食え、といわんばかりに、くちばしでつんつんしてくるアヒルさん。
「ふええ、わかりました、わかりました。食べればいいんですよね」
 考えてみれば、フリルがたべるしかないのだ。
 だって。
「ガジェットのアヒルさんが食べてもハズレかどうか判別できませんからね」
 そう、アヒルさんはガジェットだから!
 ということで、手にした寿司をまじまじと見てから。
 ぱくり、意を決して口にしてみたフリルであるけれど。
「ふわぁ、この手巻き寿司おいしいです」
 思いがけない美味しさに、逆にびっくり!?
「てっきりわさびとかが入っているかと思いましたが、ベジタブルロールって感じですね」
 そうはむはむと口にしていれば、隣で聞こえるチッという声??
 フリルはその声の主であるアヒルさんを見遣って。
「今、アヒルさん舌打ちしませんでしたか?」
 ――もしかして、わざと負けるつもりで選んでいませんか? って。
 そして美味しいお寿司をはむりと食べてしまいながらも。
 またツンツンするアヒルさんの言い分に抗議するのだった。
「たしかに負けるつもりで博打をする人はいないから勝負勘が働かないのかもしれないけど」
 大きな帽子のつばを抑えながら……ひどいですよ、って。

大成功 🔵​🔵​🔵​

鳳凰院・ひりょ
アドリブ歓迎
WIZ

手巻き寿司パーティーをするって聞いて!
…え?敵をおびき寄せる為?まぁ、そんな細かい事はいいじゃないか!
食べまくって楽しもうよ!(戦闘の事は頭から抜け落ちている)

ん?誰だ、俺が手巻きずしを食べるのを邪魔する奴は!
許さないよっ!
こうなったらロシアン寿司で勝負だ!
俺は激辛・激甘なものは少し苦手だけどそれ以外は全部行ける!
よし、タバスコやらワサビやらがたんと入った奴さえ引かなければ…勝てるっ!
仮にそういうのに当たったとしても食べないなんてもったいない事は絶対にしない!
食べれる事に感謝しつつしっかり食べるぞ!
【大食い】の本領発揮だ!

…ん?戦闘?…まぁ、他の猟兵が何とかしてくれるだろう(



 広大な海が広がる世界、グリードオーシャン。
 今、この世界で激しい戦争が勃発していて。
 数多ある島のひとつ『海幸島』も、コンキスタドールの襲撃に遭うと予知されたのだ。
 なので、急ぎ『海幸島』へと急行した鳳凰院・ひりょ(天然系精霊術使いの腹ぺこ聖者・f27864)であるが。
「手巻き寿司パーティーをするって聞いて!」
 目的は、美味しくて食べ放題な、手巻きパーティー!?
 いえ、これは敵を欺き、誘き出す為の作戦――。
「……え? 敵をおびき寄せる為? まぁ、そんな細かい事はいいじゃないか!」
 ということで、早速砂浜に設置されたテーブルへとすとんと着席して。
 ――食べまくって楽しもうよ!
 もしかして、戦闘の事、忘れていません!?
 い、いや、きっと多分恐らく、これも敵を欺く作戦に違いない。そう思っておこう。
 そんな戦いのこと忘れてる? と味方をも欺く勢いなほど、手巻きパーティーをエンジョイするひりょ。
 けれど、うん、予知通りに来ちゃいました。
『もうお食事の時間は終わりですよ。この島を襲撃しますので』
 コンキスタドール『狡猾なるベルガン』が。
 けれど、色々な具材を取っては巻き巻き。今度はそっちのものをもぐもぐ。次はあっちもののをくるり。
 手巻きパーティーを満喫しまくっていたひりょは、現れた邪魔者に声を上げる。
「ん? 誰だ、俺が手巻きずしを食べるのを邪魔する奴は!」
 ――許さないよっ! と。
 ということで!
「こうなったらロシアン寿司で勝負だ!」
『いいでしょう、勝負といきましょうか』
 コンキスタドールと、ロシアン寿司対決!!
(「俺は激辛・激甘なものは少し苦手だけどそれ以外は全部行ける!」)
 ――よし、タバスコやらワサビやらがたんと入った奴さえ引かなければ……勝てるっ!
 そう、正気を見出しながらも、慎重に選ぶひりょ。
 いや、もし仮にそういう寿司に当たったとしても。
(「食べないなんてもったいない事は絶対にしない! 食べれる事に感謝しつつしっかり食べるぞ!」)
 何だって、食べ物は美味しく全ていただきます!
 それはまさに、大食いの本領発揮!
 というか、真剣にベルガンと並んでロシアン寿司をしながらも、ふとひりょは思うのだった。
(「……ん? 戦闘? ……まぁ、他の猟兵が何とかしてくれるだろう」)
 ちゃんと一応敵を引き寄せたから、あとはお任せです!?

大成功 🔵​🔵​🔵​

ヴィオレッタ・エーデルシュタイン
なるほど、手巻きずしね。
いいでしょう、仁義なき料理戦争よ!

「ということでここに超太い巻きずしを30本ほど用意してみたわ。うち1本は全体が激辛よ」

本当は1本が全部激辛。28本が中心部だけ激辛。1本だけ無事で、それには私の分身の宝石が1個(錬成カミヤドリ)が仕込んであるわ。
ええ、嘘はついていない。
島の海賊さんたちがいい仕事(太巻きづくり)をしてくれたわ…。

そして有無を言わさず私は分身が教えてくれるセーフのをゲット。
パクリとした後で
「当然、たかが30分の1のヒット確率にびびらないわよね?」
と煽って激辛地獄にはめてあげるわ。

後はもがいているところを弓矢で狙い撃ち。

「貴方の賭け事好きを恨むことね。」



 海に囲まれた、恵まれた自然。
 海の世界、グリードオーシャンの中でも、海流がぶつかり合って良い漁場となっているという島の周辺海域。
 サムライエンパイアから落ちて来たというこの島。
 これだけの条件が揃えば、ヴィオレッタ・エーデルシュタイン(幸福証明・f03706)もこくりとひとつ頷いて納得する。
「なるほど、手巻きずしね」
 ――いいでしょう、仁義なき料理戦争よ!
 そう……くるくるもぐもぐ、仁義なき手巻き寿司料理大戦争です!!
 羅針盤戦争?? なにそれおいしいの? 食べられません!
「ということでここに超太い巻きずしを30本ほど用意してみたわ。うち1本は全体が激辛よ」
『ほう、30本中の1本ですか。これは当たる確率も低いですね』
 そう勝負事の気配を察知してか、現れたのは『狡猾なるベルガン』。
 そんなまんまと釣られた勝負師に、ヴィオレッタはこくりと頷いてみせる。
 うち1本は全体が激辛、それは嘘ではないのだから。
(「本当は1本が全部激辛。28本が中心部だけ激辛。1本だけ無事で、それには私の分身の宝石が1個が仕込んであるわ」)
 ――ええ、嘘はついていない。
 全然嘘なんてついてないです、ええ!
 けれどこれほどの本数の巻き寿司を用意してくれたのは、海賊さんたち。
「島の海賊さんたちがいい仕事をしてくれたわ……」
 もう海賊ではなくて、むしろ漁師とか板前かもしれない。
 彼らも自分達の統括している島が襲撃に遭うとなれば、協力は惜しまないのではあるが。
 そんな海賊さん達のいい仕事っぷりを無駄にしないように。
『では、私はこれにしようか』
「私はこれね」
 ベルガンとヴィオレッタが、一つずつ太巻きを手にして。
 パクリと口にした瞬間――下を向いて何だかぷるぷるしているベルガンに、ヴィオレッタはしれっと紡ぐ。
「当然、たかが30分の1のヒット確率にびびらないわよね?」
 けれどこれは、激辛地獄にはめるための煽り。
 そして有無を言わさずヴィオレッタは、分身が教えてくれるセーフのをゲットしている。
 つまり、残りぜんぶ辛いというわけだ。
 ……ということで。
「貴方の賭け事好きを恨むことね」
『! からっ!! 痛っ!?』
 辛さに悶えている敵を、さくっと弓矢で狙い撃ちます!

大成功 🔵​🔵​🔵​

ユリィ・ミディット
敵を倒す為に何か食べるみたい
…食べ物を分けてもらうなら、僕も何かあげないとダメかも
レーション…は口に合うか分からないけど持っていく
後、ソーラー式懐中電灯…とか?
充電しておけば、夜なら明かりになるし…

手巻き寿司…?
他の世界でレーション以外の物も食べたけど、これは初めて
海苔は黒い紙みたい…

最初は他の人が食べてる所を見る
食べ物みたいだけど、食べ方が分からないから

魚…は、サメ…なのかな…
それとも、色取りどりの子達?
ちょっと変な匂い…かも

緑の葉っぱは、ふわっといい匂いがしたから、これと…
黄色い塊と…人参と、赤と白の魚…なのかな?
それにする

くるくる
ぱく

海苔がパリパリして美味しい
口の中で色んな味と匂いがする



 爽やかな潮の香りがする、グリードオーシャンの島のひとつ。
 海賊達から『海幸島』と呼ばれているそこにユリィ・ミディット(銀色の月・f30122)が降り立ったのは、予知されたから。
 この島に、敵の……コンキスタドールの強者の襲撃があることを。
 けれど、その敵を欺いて誘き出す為に、まずするべきことがあると聞いていた。
 ……それは。
「敵を倒す為に何か食べるみたい」
 ユリィは聞いたことを思い返しながらも、こてりと首を傾けて。
「……食べ物を分けてもらうなら、僕も何かあげないとダメかも。レーション……は口に合うか分からないけど持っていく」
 がさごそと、持ち物を確認しつつも思案する。
「……後、ソーラー式懐中電灯……とか? 充電しておけば、夜なら明かりになるし……」
 そしていざ、人が集まっている浜辺へと足を向けてみれば。
 皆何かを、くるくるっとして、もぐもぐしている。
 それが何かと訊いてみれば。
「手巻き寿司……? 他の世界でレーション以外の物も食べたけど、これは初めて」
 海賊に手招かれ、案内された席にとりあえずちょこりと座ってみて。
「海苔は黒い紙みたい……」
 目の前にある海苔を、じっと見つめてみる。
 そして、きょろりと周囲を見回して。最初は他の人が食べている所を見てみるユリィ。
 みんなもぐもぐ美味しそうに食べているから、食べ物みたいだということはわかるのだけれど。
 でも、食べ方が分からないから。
 けれどしばらくじっと見ていれば、なんとなくわかったから。
 紙みたいな海苔を、そうっと1枚お皿に取ってみて。
 見様見真似でぺちぺち酢飯を乗せて、刺身を取ってみれば。
「魚……は、サメ……なのかな……それとも、色取りどりの子達?」
 ……ちょっと変な匂い……かも、なんて。
 ちょっぴりくんくんしてみつつも。
「緑の葉っぱは、ふわっといい匂いがしたから、これと……黄色い塊と……人参と、赤と白の魚……なのかな?」
 ――それにする、と。
 ユリィはぜんぶそれを包んで、皆がしているように、くるくる。
 ……ぱく。
 口にしたと同時に、パリッと鳴る海苔。
 そして、はむはむパリパリ、少しずつ食べ進めながらも思うのだった。
(「海苔がパリパリして美味しい」)
 ――口の中で色んな味と匂いがする、って。

大成功 🔵​🔵​🔵​

神崎・柊一
POW
同行:楊・宵雪(f05725)

好きな具?マグロのトロかなぁ…あといくらと海老と
そういうシャオはどういうのが好きなの?

好きな具を聞き出して巻き寿司を作り、食べさせながら敵を待つ

相手が来てからは西洋人には地獄のロシアン寿司で勝負

え、海苔たべれないの?消化できないの?可哀そう…

そんなこと言いながら岩ノリガンガン塗りたくり
ワサビ、タコ、イカ、好き嫌いが別れるウニ&ワサビを用意

降りるだなんて言わないよね?

精神的にも胃腸的にもダメージを与え動きが鈍った所でUCを発動
弱ったところに全弾たたきこみ勝負を決める


楊・宵雪
SPD
同行
神崎・柊一(f27721)

UC用にがっつり着物着込んで
「好きな具はどれかしら
「お野菜もとらなきゃ健康に悪いわ。サラダ巻はいかが?
同行者に巻いてあげたりしながら待つ

「わたくしは厚焼き玉子が好きなの。子供っぽくて恥ずかしいわ

「海苔も消化できない西洋人にはこの味はわからないかしら
煽ってのせる

ロシアン寿司は西洋人にはキツイけれど東洋人には平気な具を
納豆、くさや、口の中で吸盤が張り付く活きゲソなど
ホヤ、ナマコなどグロテスクなものを食べさせたあと現物見せて精神ダメージ狙う

ハズレ率が高い自分ターンはUCで行動成功率上げ

戦闘中は結界術とオーラ防御で海賊や船を守っておく



 解放感溢れる、青く広がる海の世界。
 そんな海に囲まれた島の砂浜で……何だかとっても、暑そうな姿。
 何故だか、海にそぐわない感がする、やたらがっつりと着こんだ格好で。
 手巻き寿司パーティーを楽しんでいるのは、楊・宵雪(狐狸精(フーリーチン)・f05725)。
 ……いや、これも作戦のうち。
 そんなかなりの厚着で、宵雪は海賊たちが用意した新鮮で美味しそうな具材をぐるり眺めてから。
「好きな具はどれかしら」
 眼前にいる神崎・柊一(自分探し中・f27721)へと訊ねれてみれば。
「好きな具? マグロのトロかなぁ……あといくらと海老と」
「お野菜もとらなきゃ健康に悪いわ。サラダ巻はいかが?」
 柊一の好みと、栄養バランスもきっちり考えつつ、巻き巻きしてあげる宵雪。
 それを受け取って、はむりと食べながらも。
「そういうシャオはどういうのが好きなの?」
 今度は柊一がそう聞けば、ふと思わず俯きながらも答える宵雪。
「わたくしは厚焼き玉子が好きなの。子供っぽくて恥ずかしいわ」
 ツンとワサビのはいった手巻き寿司よりも、ふんわり甘めの厚焼き玉子巻き。
 そんな子供っぽいと恥ずかしがる彼女にも、お返しに柊一は厚焼き玉子を巻き巻きしてあげて。
 ふたりでもぐもぐ味わいながらも、待つのだった。
 予知されたコンキスタドールがやってくるのを。
 そう、ただ手巻き寿司パーティーをエンジョイするためだけにやってきたわけではないのだ。
 あくまで猟兵の仕事……ええ、戦争ですよ?
 なのでまずは、島の海賊を装って、全力で手巻きパーティーをするふたりであったが。
『もう、もぐもぐタイムは終わりですよ』
 この海幸島を襲撃せんと上陸したのは、コンキスタドール『狡猾なるベルガン』。
 そんないかにも西洋紳士風な敵を見遣り、柊一と宵雪は頷き合ってから。
「ロシアン寿司勝負をしないか?」
『ほう、勝負師の私と賭け事ですか? 受けて立ちましょう』
 持ち掛けたのは、ロシアン手巻き寿司勝負!
 けれど、せっせと柊一が作るのは……西洋人には地獄のロシアン寿司!?
 宵雪がベルガンのために巻き巻きするのは、西洋人にはキツイけれど東洋人には平気な具。
 納豆、くさや、口の中で吸盤が張り付く活きゲソ――ノーサンキューと思わず聞こえてきそうな食材。
『う……これを、食べろと?』
 ベルガンも少し戸惑い気味ではあるが。
 何といっても、勝負を挑まれれば、無下にできないタイプ。
 ぱくりと意を決して彼が地獄のロシアン寿司を口にすれば。
 宵雪はすかさず、現物見せるのだった。
 ホヤ、ナマコなどグロテスクなものを食べさせたあとに。
『お、おう……何というっ』
 精神ダメージ狙うべく繰り出された追撃に、思わずベルガンは悶えてしまうけれど。
 しれっと煽って乗せんとする宵雪。
「海苔も消化できない西洋人にはこの味はわからないかしら」
『いや、消化できますし!?』
「え、海苔たべれないの? 消化できないの? 可哀そう……」
 柊一も、憐れむ様にふるふる首を横に振りながらも。
 岩ノリをガンガン塗りたくり、ワサビ、タコ、イカ、そして好き嫌いが別れるウニとやおあり追いワサビ。
 それを全部くるくるーっと巻いて、特製地獄のロシアン寿司2!
 そして彼のギャンブル精神を擽るべく、柊一はすかさず言い放つ。
「降りるだなんて言わないよね?」
 宵雪はさり気なくはらりと、厚着していた纏っていた衣を、まずは一枚脱いで。
 発動し花開く『散華の艶姿』で行動成功率を上げ、ロシアンに臨むけれど。
『!! はうっ……ッ、え、ちょっ!?』
「ぶっぱも当たれば先読みってね!」
 ――吹き飛べ……フルバースト!
 柊一は、敵へと全武装の一斉発射をぶっ放す。
 精神的にも胃腸的にもダメージを与え動きが鈍った所を、狙って。
 そしてよろりとした刹那、勝負を決める。イカサマなしの全弾をたたきこんで。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ミリィ・ライジング
いつもはお兄ちゃんと一緒だけど、一人でできる事も頑張らないとね。

「太巻きを作ろうと思ってるけど、台所借りてもいいですか?」
と島の海賊たちに【礼儀作法】を持って、声を掛ける。

エビと持ち込んだ厚揚げとサンバルで、エビチリを作る要領で【料理】。
カイワレ大根と砕いたピーナッツものせて、一口大に切って……。
「名付けて『厚揚げとエビのサンバル炒め巻き』!」

ロシアン寿司は『サビ抜きを見抜け』
海賊さんにワサビを大量投入したお寿司を四貫用意。
ただし一貫だけサビ抜きのお寿司があるので、見抜いてもらうよ。

ワサビの辛味は痛いと思うから【激痛耐性】で耐える。
演技力は無いけど、ポーカーフェイスで「美味しい」と誤魔化すよ。



 降り立った世界は、青い海が延々と広がるグリードオーシャン。
 けれど、今そこは戦火の真っ只中だという。
 そして『海幸島』という島に、コンキスタドールの強者が襲撃してくるという予知があったのだ。
 だから、ミリィ・ライジング(煌めく白銀・f05963)も他の猟兵達と一緒に。
 いざ、襲撃に備えるべく、この地に降り立って。
(「いつもはお兄ちゃんと一緒だけど、一人でできる事も頑張らないとね」)
 今日は、尊敬している自慢の兄はいないのだけれど。
 ミリィはひとりでも頑張ろうと気合いを入れてから、この島を統括しているのだという海賊達に礼儀作法をもって声を掛ける。
「太巻きを作ろうと思ってるけど、台所借りてもいいですか?」
 戦争に台所。いや、ある意味毎日台所という場所は戦争ではあるのだけれど。
 今回は、敵を誘き出す為に、やるべきことがあるのだ。
 そう――それは、手巻きパーティー!
 ……ということで。
 エビと持ち込んだ厚揚げとサンバルで、エビチリを作る要領で料理していって。
 カイワレ大根と砕いたピーナッツもぱらりとのせて、食べやすいように一口大に切れば。
「名付けて『厚揚げとエビのサンバル炒め巻き』!」
 ぷりぷりの海老に厚揚げ、ぴりりカイワレとピーナッツの食感がまたいいアクセントになっていて、美味しそう!
 そしてミリィが作る寿司は、もうひとつ――。
『さぁ、もうパーティーは終わりだよ』
 刹那、そう地元の海賊かと思って襲撃しにきたのは、コンキスタドール『狡猾なるベルガン』。
 けれど、彼が勝負を挑まれたら受ける性分なことは分かっているので。
「ロシアン寿司勝負しませんか?」
 そう誘えば、容易にまんま乗って来るベルガン。
 そこでミリィは、先程作ったもうひとつの寿司を彼の前に並べる。
 ――ロシアン寿司は『サビ抜きを見抜け』。
「海賊さんにワサビを大量投入したお寿司を四貫用意。ただし一貫だけサビ抜きのお寿司があるので、見抜いてもらうよ」
『成程。では、私はこれに』
 そして、ひとつずつ寿司を手にして。
 いただきます――そう、ぱくりと口にしてみれば。
 隣でワサビ寿司に悶えるコンキスタドールに、ミリィは涼し気に言ってみせるのだった。
 ……美味しい、って。
 痛いワサビの辛さを、耐性で何とか必死で凌いで。
 演技力は無いけれど、でもポーカーフェイスで懸命に誤魔化しながら。

大成功 🔵​🔵​🔵​

コノハ・ライゼ
たぬちゃん(f03797)と

新鮮魚介お酒付き!
しっかり刺身もお願いしていざ宴会!
美味しく頂いて気分上げた所で、勝負といきましょか

特製手巻き寿司でもてなしてあげマショ
ハバネロペーストと山葵を合わせた特製薬味を丁寧に海苔の内側や具材にも塗って
他にも薬味混ぜたタタキやハバネロオイル入りイクラ、胡瓜に見せたハラペーニョ……
コレでも料理人だもの、味は(辛さ以外)ばっちりよ

総当たりな手巻き寿司をたぬちゃんに渡し
さ、頑張って!!
としれっと送り出すわネ
あら、たぬちゃんも巻いてくれたンだねぇ
折角だからそれはオレが頂くわ
とセーフなお寿司の目を潰しておくのも忘れずに

敵が弱ったら、さくっと【焔宴】で攻撃しておくよ


火狸・さつま
コノf03130と

おっすっしー!
清酒!熱燗、する?
しっぽちたぱた振りたくり
いそいそ美味しそうなネタをせっせせっせ並べ
うきうきしゃもじを手に
コノ、お寿司は?なに、たべる?
俺、巻き巻きするよ!(にぱーっ

ほたて、好き
あと…えび!!
あっ!かにー!!!
るんらるんら次々と巻き巻き
まずは満喫!

コノの!お手製!手巻き!!!俺も、食べ、たい!
何巻いたかなんて知らず
う?勝負?わかた!がんばてくる!
そだ、俺の自信作も…
狐火で炙ったお寿司ちょこり置こうとすれば
コノが食べてくれる、の?(ぱぁあ

いざ、しょーぶ!いただきます!
あぐっ!!
…あっっ!!かっっっら!!!!!
しっぽぼふーん
こ、コノちゃ…?
涙目で訴え

隙見て狐火で攻撃



 青い海が広がる砂浜で繰り広げられるのは、そう……戦争。
 くるりと海苔で巻いた具を、パリパリはむりと食べながら。
 うぇいっと酒を酌み交わす……ええ、戦争です!
「おっすっしー! 清酒! 熱燗、する?」
「新鮮魚介お酒付き! あ、刺身もいただける?」
 もふもふぶんぶん、しっぽちたぱた振りたくって。
 うきうきしゃもじを手にした火狸・さつま(タヌキツネ・f03797)は、海賊たちにしっかり刺身もお願いしたコノハ・ライゼ(空々・f03130)へと訊ねて。
「コノ、お寿司は? なに、たべる?」
 ――俺、巻き巻きするよ! って、にぱーっ。
 そしてコノハのためにきょろきょろ視線巡らせれば、テーブルの上には新鮮な沢山の食材たち。
「ほたて、好き。あと……えび!! あっ! かにー!!!」
 ……コノ! かにー!! と。
 しっぽをぱたり、立派なカニ足をえっへん得意気に見せつつも。
 さつまは次々と巻き巻きしては、るんらるんら。
 コノハも美味しい刺身を酒の肴に、上機嫌に盃を傾けて。
 楽しくまずは、エンジョイ宴会!
 いや、敵を誘き出す為の作戦なのです。
 それに気分だって上がれば、これから繰り広げられる勝負にだって、きっと負けません。
 地元の海賊のフリをして猟兵が待ち構えているなんて、敵は思ってもいないだろうし。
 万全に準備もしてきましたから。
「特製手巻き寿司でもてなしてあげマショ」
 一通り、酒も刺身も寿司も楽しんだコノハは手巻き寿司作りを。
 そんなコノハが作っている手巻き寿司に、さつまもしっぽをぶんぶん。
「コノの! お手製! 手巻き!!! 俺も、食べ、たい!」
「コレでも料理人だもの、味はばっちりよ」
 コノハは、ふふっと笑んで自信作の手巻きをくるりと完成させる。
 さすがは料理人、その味はばっちり!――辛さ以外。
 ハバネロペーストと山葵を合わせた特製薬味を、丁寧に海苔の内側や具材にもぺたりと塗って。
 薬味混ぜたタタキやハバネロオイル入りイクラ、胡瓜に見せたハラペーニョ……。
 そう、めっちゃ辛いやつ……!
 勿論、コノの! お手製! とわくそわしているさつまが、一体ソレに何が巻かれているかなんて、知る由もなく。
『さぁ、パーティーは終わりだよ?』
 予知通りやってきた、コンキスタドール『狡猾なるベルガン』と。
「さ、頑張って!!」
「う? 勝負? わかた! がんばてくる!」
 ロシアン手巻き寿司勝負です!
 そうしれっとさつまに総当たりな手巻き寿司を渡しつつも。
「そだ、俺の自信作も……」
「あら、たぬちゃんも巻いてくれたンだねぇ。折角だからそれはオレが頂くわ」
 ちょこり置こうとしたさつまお手製の狐火で炙ったお寿司に、コノハは手を伸ばして。
 セーフなお寿司の目を潰しておくのも抜かりなく忘れずに!
 そんなコノハの様子に。
「コノが食べてくれる、の?」
 お耳もしっぽもぴょこり、ぱぁあっと嬉しさ全開醸し出しながら。
『勝負ですか、受けて立ちましょう』
「いざ、しょーぶ! いただきます!」
 うきうきなまま、ぱくっと一気にさつまが手巻き寿司を頬張れば。
『……ふぐっ!? おあっ、ああかっっっら!!!!!』
「あぐっ!! ……あっっ!! かっっっら!!!!!」
 余りの辛さに同時に悶えるベルガンとさつま。
 そして、しっぽがぼふーんと爆発しながらも。
「こ、コノちゃ……?」
 ――召し上がれ。
 涙目で訴えるさつまを余所に、さらにコノハはベルガンへと振舞ってあげる。
 たっぷりと、焔宴を。
 そしてさつまも、まだ口に残りまくっている辛さに悶えながら。
『かっら! あっっつ!!』
 狐火をぼふんと、ゴチソウを喰らって動けないベルガンへと見舞ってやるのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

深島・鮫士
・ミスティ(f11987)と共闘

・手巻き寿司パーティからの賭けバトル、ね。
まずは手巻き寿司を精魂込めて作るとすっか。ネタには江戸前よろしく一仕事仕込んでおくぜ。仕込みの良し悪しが肝ってね。

・賭けはロシアン手巻き寿司だ。手巻き寿司は9本用意。内の1本がワサビてんこ盛りのアタリだ。そいつを食った方が負けだが、耐えて完食すればドローでいいか?
俺の下準備はUCでワサビと酒に耐えれるよう自身を強化しておくぜ。後は「野生の勘」でアタリを「見切り」、ミスティとアイコンタクトで連携しつつ「早業」や「フェイント」「カウンター」で敵のイカサマを防いで勝負だ。
勝利の女神様、ミスティがいるんだ。負けはしねぇよ。


ミスティ・ミッドナイト
・鮫士さん(f24778)と共同
何とも独創的な催しですね。私もご一緒致します
鮫士さんが魚介類を捌いている姿を間近で見ると共食い感が……、失礼、失言でした。では私は、海賊らしくラム酒でも用意しましょうか

賭け事には酒がつきもの。ということで、お互い、手巻き寿司一本につきラム酒一杯を飲み干していく、というのはいかがですか。まさに判断力と忍耐力の勝負といえるでしょう(鮫士さんに「ファイト!」とサムズアップ)

にしてもイカサマをしても怒らないとは、お人好しな方ですね。では遠慮なく。敵には問答無用で度数激高のものをお出ししてやります
いざとなったら鉛玉を速射。せっかくのパーティです、手短にお引取り願いましょう



 広い海、青い空の下で、せっせとみんなで巻き巻き。
「何とも独創的な催しですね」
 ミスティ・ミッドナイト(夜霧のヴィジランテ・f11987)はそう、上陸した海幸島の様子を見回して。
「手巻き寿司パーティからの賭けバトル、ね。まずは手巻き寿司を精魂込めて作るとすっか」
 今回共に赴いている深島・鮫士(深鮫流活殺刀拳術創始者(自称)・f24778)へと視線を映せば。
「ネタには江戸前よろしく一仕事仕込んでおいたぜ」
 ――仕込みの良し悪しが肝ってね、と。
 ねじり鉢巻きをきゅっと締めて、手際良く匠の職人ばりに手巻き寿司を巻き巻きしていく彼の姿を思わずじーっと見遣って。
「鮫士さんが魚介類を捌いている姿を間近で見ると共食い感が……」
 ……失礼、失言でした、とぽつり。
 アオザメさんが魚介類をしゅしゅっと捌いていく姿は、ある意味とてもレアかもしれない。
 そして一通り準備が出来たと同時に。
『そんなにお寿司を作っても、この島はこれから襲撃させていただきますので』
 予知通りやってきた『狡猾なるベルガン』に、鮫士は待ったをかける。
「それなら、ロシアン手巻き寿司で勝負だ」
『ほう、この私と賭け事を。いいでしょう』
「手巻き寿司は9本用意。内の1本がワサビてんこ盛りのアタリだ。そいつを食った方が負けだが、耐えて完食すればドローでいいか?」
『ええ、構いませんよ』
 賭け事と聞けば断れぬという前情報通り、さくっとロシアン手巻き寿司勝負を了承するベルガン。
 けれど勝負は、鮫士が巻き巻きした寿司だけではありません!
「では私は、海賊らしくラム酒を用意しました」
 ミスティがどんと置いたのは、そうラム酒。
「賭け事には酒がつきもの。ということで、お互い、手巻き寿司一本につきラム酒一杯を飲み干していく、というのはいかがですか」
 ――まさに判断力と忍耐力の勝負といえるでしょう、と。
 鮫士へと、「ファイト!」と、ぐっとサムズアップするミスティ。
 そんなミスティに、ぐっとサムズアップをし返して。
 その指で的確に秘孔をぐいぐい押し、ワサビとラム酒に耐えられるよう自身を強化しておく鮫士。
 そして南国の海で培った野生の勘でアタリを見切れば、ミスティとぱちりとアイコンタクト。
 ――勝利の女神様、ミスティがいるんだ。負けはしねぇよ。
 そうキランと相手のイカサマに目を光らせながらも、早業でフェイントをかましカウンターの手巻き寿司選びを展開して。
(「にしてもイカサマをしても怒らないとは、お人好しな方ですね。では遠慮なく」)
 鮫士とベルガンが激しい駆け引きを繰り広げている隙に。
 敵には問答無用で度数激高のラム酒を出してやるミスティ。
 それからようやく、ひとつずつ手巻きを選び終わって。
 ふたりがいざ、はむりと手巻きを口にし、ラム酒をごくごく呷った――瞬間。
『!! かっらっっ!! ぶふぉっ!?』
「あーおい、耐えて完食すればドローだったのによ」
 見事に辛いアタリを引いて、悶えるベルガン。
 そして、その隙を見逃さずに。
「失礼します」
『え? ちょっ、からっっ、いたっ!?』
 ミスティは賭けに負けたコンキスタドールへと鉛玉の速射をくれてやる。
 ――せっかくのパーティです、手短にお引取り願いましょう、と。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

雨野・雲珠
【OSUSHI】🍣5名

菊花お嬢さん、何取りましょう?
あっ、鳥栖さんイカ食べて大丈夫ですか
猫はイカ食べたら危ないって聞いたことが

ちょろちょろ皆様のお世話をしたがりつつ、
いつの間にか混ざってる謎の板長さん(※かみさまのUC)の
なれずし作成を興味津々で眺めつつ。
はまちおいしいです!(もぐもぐ)
いくらも…!(しあわせ)

ロキさんの自爆特攻に震え上がりつつ俺も続きましょう。
ご存知ですかベルガン様!
こちらの「なれずし(フグ毒入り)」…
味わいは時に癖の強いチーズに似て、癖になる方も多いそうです。
――賭けませんか。
貴方がおいしいと感じるかどうかを…!

※自分が食べる危険を侵さず、相手に確実に食べさせる作戦です


八重垣・菊花
【OSUSHI】

うちはサーモン!サーモンとシソでな、こう…(もぐもぐ/食べてる時は黙るタイプ)
美味しいんやで!雲珠くんは玉子ばっかりとちごて、このはまちといくらとサーモンをやな(贅沢巻き)
逢真さんは食べられへんの、お供えしといたら気持ち食べれるやろか。そういうんともちゃうの?難しな!
鳥栖さんはめっちゃ食べるんやな、ほなこれも食べてみ(海老サーモンマグロを太巻きみたいにした手巻き)
魚介類のデパートやな…!(輝かんばかりの笑顔)
食感がおもろいんも好きやよ、ロキさんのはぷちぷち感が楽しい巻きやねぇ!

なれずし、唐辛子巻きにわさびたっぷり巻きでダンディな敵が怯んだところをじぃっと見つめてドカンやでー!


朱酉・逢真
【OSUSHI】
心情)スシかァ。俺ぁモノが食えんのだけど、ヒトがうまそう食ってンの見るは大好物さ。とはいえこの《宿(*からだ)》は病毒のカタマリ、ちびのナリなって結界で覆って。それでもなンにも触らんよゥするさ。ありがとよ菊花の嬢ちゃん、気持ちだけいただくぜ。トリスの兄さん、茶はそこだ。
行動)《黯(*かげ)》をヒト形に整形だ。俺にかわり、スシ作っとくれ。今回のお目当てはなれずし。腐敗発酵は俺の得意。《黯》が整え、俺が発酵させる。ナン年分も一瞬さ。慣れんヒトにゃキッツいが、サムエンの島なら食えるだろ。なんだい雲珠坊、興味があるかい? おや、ロキの兄さんも。入り用なら持っておいき。フグ毒もつけるさ。


鳥栖・エンデ
【OSUSHI】

わーい寿司パーティだ
海の幸そのまま食べるのも良いけど
お米と合わせて海苔で巻くと
ちょっと豪華になった気分になるよね
いっぱい食べよ〜

エビとかサーモンとかツナマヨ堪能しつつ
焼きイカのが好きだけど普通に食べるよー
そういえばのロシアンお寿司準備も忘れずに
青トウガラシなら他の野菜巻きに
紛れたりしないかなぁ、なんて

勝負も仕掛けた方が良いんだっけ?
ロキくん提案の作戦に便乗して
珍しいお寿司も食べられるなら一石二鳥だ
こういうのって日頃の運とかありそうだよねって
フラグ立てつつ食べ進めれば
……うわ辛い
暫く口が火事だから後は任せた……
(作った分は残さず食べる派


ロキ・バロックヒート
【OSUSHI】

なに食べようかな
トリスくん割となんでも食べるね
食感がおもしろいイクラとかかずのことか
いっぱいのっけて巻いて頬張る
自分で巻いたら好きなもの好きなだけ詰め込めるんだね
雲珠くんも菊花ちゃんも一心不乱に食べてるのちょう可愛い~
逢真くんは食べられないんだ
なれずし?おいしい?
青トウガラシやばそう
俺様はわさびたっぷり巻きー

なにしに来たんだっけ
ギャンブル?
あのダンディなおじさんが確実にお寿司頬張ってくれる方法俺様も思い付いたよ
このヤバいお寿司たちどっちが先に完食できるか勝負しよう
なれずしとかも食べてみたかったしね
味覚は人間並みだけどなんでも食べちゃうし
それじゃトリスくんと死なば諸共作戦いくよぉ



 清々しい青き海、沢山の新鮮な海の幸、そして何気に殿方ばかりのハーレム。
 そんな色々美味しいが一杯な現状にそっとほくそ笑む八重垣・菊花(翡翠菊・f24068)へと声を掛けるのは、雨野・雲珠(慚愧・f22865)。
「菊花お嬢さん、何取りましょう?」
 その声に、きょろりと視線を一瞬だけ巡らせるけれど。
「うちはサーモン! サーモンとシソでな、こう……」
 サーモンを皿に取って貰って、おおきに! と笑み返してから、くるくるっとシソと共に巻いて。
 ぱくり、もぐもぐと食べている時は、機関銃トークも流石にお休みみたい。
 そしてつい性分で、あっちへこっちへとちょろちょろ。
 人数分のおしぼりを用意したり、醤油を注ぎ足したり、ご要望の具材をてきぱき取ってあげたりと。
 お世話したがりな雲珠から、パリッパリの海苔を取って貰って、ありがと~っと笑んでから。
 わーい寿司パーティだ、と鳥栖・エンデ(悪喰・f27131)も、にこにこわくわく。
「海の幸そのまま食べるのも良いけど。お米と合わせて海苔で巻くと、ちょっと豪華になった気分になるよね」
 いっぱい食べよ〜、と並べられた具材へと目を向ければ。
 雲珠はハッと思い出したように、エンデへと訊ねる。
「あっ、鳥栖さんイカ食べて大丈夫ですか」
 ……猫はイカ食べたら危ないって聞いたことが、と。
 猫はイカを食べると腰を抜かす、とは聞くけれど……エンデがカックンと腰を抜かしてしまっては大変だ。
 そう慌てて雲珠は彼を見るけれど。
 エビの手巻きをぱくっ、サーモンをくるり巻いてはむはむ、次はさぁツナマヨ。
 何気に色々堪能しつつ、エンデは心配気な雲珠の言葉に返す。
「焼きイカのが好きだけど普通に食べるよー」
 大丈夫、腰は抜けないみたい。
 そして、なに食べようかな、と蜜彩の視線巡らせていたロキ・バロックヒート(深淵を覗く・f25190)は、何気に様々な具材の手巻きを次々と口に運ぶエンデの様子に視線を止めて。
「トリスくん割となんでも食べるね」
「鳥栖さんはめっちゃ食べるんやな、ほなこれも食べてみ」
 ひとつ食べ終わったら速攻、秒で喋り出した菊花が何気によく食べる彼に差し出したのは、特製の太巻き……!?
 海老とサーモンとマグロをぐるぐる太巻きのようにした、でもこれも多分手巻きです!
 そんな太巻きな手巻きは、食べきるには何か飲み物がないと辛そうだから。
「トリスの兄さん、茶はそこだ」
 そう雲珠が甲斐甲斐しく淹れていたアガリを指すのは、朱酉・逢真(朱ノ鳥・f16930)。
 それからふと逢真の瞳に映るのは、イクラやかずのこを海苔とご飯の上に乗せているロキの姿。
 いっぱい乗っけて、くるくる巻いて、ぱくりと口にすれば――ぷちぷちコリコリ、おもしろ食感!
「食感がおもろいんも好きやよ、ロキさんのはぷちぷち感が楽しい巻きやねぇ!」
「うん、ぷちぷちだよー。自分で巻いたら好きなもの好きなだけ詰め込めるんだね。菊花ちゃんもぷちぷちする?」
 そんな、美味しかったり大きかったり面白かったりする、手巻き寿司だけれど。
(「スシかァ。俺ぁモノが食えんのだけど、ヒトがうまそう食ってンの見るは大好物さ」)
 寿司自体は食べられないし、この宿――からだは、病毒のカタマリ。
 だから今日の逢真は、ちンまい姿で結界で覆って。何にも触れないようにしながらも、一緒に味わう。
 こうやって皆が美味しそうにものを食べているのを見る事が、ご馳走だから。
「逢真くんは食べられないんだ」
「メシが食えンでなァ。場のノリ味わいに来たよィ」
 ロキに訊ねられ、そうこくりと頷いた逢真の前に。
 ちょこりと置かれたのは、例の太巻きのような手巻き寿司……?
「逢真さんは食べられへんの、お供えしといたら気持ち食べれるやろか」
 菊花はそう首を傾けつつ、お供えついでに手も合わせておくけれど。
「ありがとよ菊花の嬢ちゃん、気持ちだけいただくぜ」
「そういうんともちゃうの? 難しな!」
 逢真の声に、もう一度首をこてり。
 それから菊花は、相変わらず皆の世話を焼きつつ、エンデには気持ちイカを少なく取って渡した雲珠へと視線を映して。
「雲珠くんは玉子ばっかりとちごて、このはまちといくらとサーモンをやな」
 そう、美味しいんやで! とにぱっと笑んでから。くるくる、贅沢巻きを彼に作ってあげれば。
「はまちおいしいです! いくらも……!」
 もぐもぐぷちぷち、とっても幸せな気持ちになって。ぽわぽわと咲く桜の花。
 そんな、ぱあっと笑顔も桜も咲かせた雲珠と一緒に、菊花も輝かんばかりの笑顔を宿して。
「魚介類のデパートやな……!」
 見るからに幸せいっぱい、一生懸命もぐもぐするふたりに、ロキは楽しそうに笑う。
「雲珠くんも菊花ちゃんも一心不乱に食べてるのちょう可愛い~」
 そして、幸せな気持ちでもぐもぐしている雲珠なのだけれど。
 何気に先程から、気になることが……。
 それは、いつの間にか混ざっている謎の板長さんが作っているもの。
 ……いや、謎の板長さんの正体は判明している。
「俺にかわり、スシ作っとくれ」
 その板前さんは、ヒト形に整形した逢真の黯である。
 そして雲珠も興味津々、逢真が黯に作らせている、お目当ての寿司はというと。
 ……黯が整え、俺が発酵させる。ナン年分も一瞬さ。
 そう――なれずし!
 腐敗発酵はお手のもの、ドロドロに具材を発酵させてゆく逢真。
「慣れんヒトにゃキッツいが、サムエンの島なら食えるだろ」
「この島の漁師さん……いえ、海賊さんたちに振る舞ったら喜んでくださるかもしれませんね」
「なれずし? おいしい?」
 じーっと眺める雲珠とともに、ロキもひょこりと覗き込んで。
「なんだい雲珠坊、興味があるかい? おや、ロキの兄さんも。入り用なら持っておいき」
 逢真はくすりと笑んで続ける――フグ毒もつけるさ、って。
 そして、マイペースにひたすらもぐもぐ食べていたエンデは、ふと思い出す。
 ……そういえばのロシアンお寿司準備も忘れずに、と。
「青トウガラシなら他の野菜巻きに紛れたりしないかなぁ、なんて」
「青トウガラシやばそう。俺様はわさびたっぷり巻きー」
 青トウガラシの寿司を巻き巻きするエンデの隣で、わさびたっぷり巻きを巻き巻きし始めるロキ。
 何だか、ロシアンとかいう不穏な単語が出てきたが。
 手巻きパーティーを全力でわいわい楽しみに来たことに、確かに間違いはないのであるとはいえ。
 此処まで、この島に来た一応の本来の目的が一文字も触れられていなかったという事実。
 そう――逢真がなれずしを作っているのも、エンデとロキが激辛手巻きを作っているのも、この島にやって来た目的を果たす為!
「なにしに来たんだっけ」
 いや、忘れないであげて……!
 わさびたっぷり巻きを作りながらも、本来の目的を見失いかけていたロキであったが。
『さて、この島を襲撃いたしましょうか』
 上陸してきたおじさまの言葉に、少しだけ思い出す。
「ギャンブル?」
「勝負も仕掛けた方が良いんだっけ?」
 エンデもそう、この場にあまり似合わない突然現れた真摯に首を傾げるけれど。
 彼こそ、予知された島の襲撃者――コンキスタドール『狡猾なるベルガン』であるのだ。
 けれど真っ向から戦えば強敵であるようだが、既に敵の情報は聞いているから。
「あのダンディなおじさんが確実にお寿司頬張ってくれる方法俺様も思い付いたよ」
 ロキはそうピンと閃いた作戦をいざ、実行するべく。
 ベルガンへと、こう持ち掛ける。
「このヤバいお寿司たちどっちが先に完食できるか勝負しよう」
 それって、身体を張った自爆特攻……!?
 そう何気にロキの作戦に震え上がりつつも、雲珠はすかさず続ける。
「ご存知ですかベルガン様! こちらの「なれずし」……味わいは時に癖の強いチーズに似て、癖になる方も多いそうです」
 そのなれずし、フグ毒入りですけれども。
 それからびしいっと指差して、颯爽と言い放つ雲珠。
 ――賭けませんか、と。
「貴方がおいしいと感じるかどうかを……!」
 ええ、自分が食べる危険を侵さず、相手に確実に食べさせる作戦です。
 そんな作戦に、まんまとベルガンは興味を擽られて。
『ふむ、勝負師として、これは受けなければなりませんね』
 レッツ、ロシアン寿司!
「なれずしとかも食べてみたかったしね」
「珍しいお寿司も食べられるなら一石二鳥だ」
 ……こういうのって日頃の運とかありそうだよね、って。
 ロキにこくりと頷きながらも、フラグ立てるエンデ。
「ひひ。みィんな楽しそうってンで、良いンじゃないのかィ? たんとお食べな」
 逢真もなれずしを提供しながら、楽し気に勝負の行方を見守って。
 味覚は人間並みだけどなんでも食べちゃうし、と。
 ――それじゃトリスくんと死なば諸共作戦いくよぉ。
 ロキはトリスと共に、ヤバいお寿司をいただきまーす!
 そしてベルガンに負けず、食べ進めてゆくものの……まぁ案の定、やっぱり。
「なれずし、何かすごいねー。って、青トウガラシやばい」
「……うわ辛い。暫く口が火事だから後は任せた……」
 作った分は残さずもぐもぐ、けれど口の中がすっかり大火事です!?
 けれど――それは、隣で悶えている『狡猾なるベルガン』も一緒。
 そしてそんな様子をもぐもぐサーモン巻きを食べながらも、じぃっと見つめていた菊花は。
『ごほっ、ごほ……こ、これはなかなか癖があったり、辛かったり……ッ、!?』
 ダンディな敵が怯んだ隙を見逃さず、ドカン! と。無数の弾丸をご馳走します!

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

レッド・マタード
【魔王国】で協力

・ギャンブル好きの敵をおびき寄せ、そして撃破せよ、と。おそらく、相手の土俵に立っての戦いが求められるのだろう……単なる力押しだと逃亡するのかもな。

・しかし俺は料理ができぬ。宴会も少し向かないところがある。ならば、ギャンブルバトルの場に集中するのが吉だ。
どのような賭け事で戦うのかは仲間に任せるが、俺は「見切り」で敵のイカサマを監視し、逆に「目立たない」ように「早業」で敵が不利になるよう場を「ジャミング」してみよう。例えばハズレの寿司が敵に回るようにしてみる、とかな。

・もし敵が直接的な力に訴えるようなことがあれば、最優先で我が魔王、アルテミシアを「かばう」。そしてUCで対抗する。


ディグ・ドリラー
【魔王国】

おう!
話には聞いていたがこれが伝説のSUSHIか!
生まれが地下だったもんだからこういうのは全く疎くてな!

ほうほう、この黒い紙みたいな奴に米を包んで具材を巻くと
アレだな、トルティーヤみたいなやつだな!
OK、任せろ!
この腕で上手くやってやるぜ!(小さいドリルを腕ドリルの先から生やしつつ)

おっ!
これがワサビってやつか!
どんな味がするんだ!(丸々齧ると全身のドリルが超高速で回転する)

すげえ!
すげえぜワサビ!
こいつはもっとみんな味合わねえと損するぜ!
ワサビだけ巻いたのをたくさん作るぜ!

おうそこのなんかサイコロの悪魔っぽいやつも食ってけよ!
めっちゃウマいぜ!
騙されたと思ってよ!


アルテミシア・アガメムノン
【魔王国】
新鮮なネタの手巻き寿司、美味しそうですわね。
魔王国の皆さんと来島、地元の海賊の皆さんに挨拶をして手巻き寿司パーティーを開きましょう。
海の幸は十分でしょうから新鮮なお肉を手土産に持参して地元海賊の方に提供しておきます。お肉の寿司も美味しいですわよ!

敵を油断させるべく様々な海の幸を巻き寿司にして舌鼓を打ち楽しみます。
レッドさん、このはまち、美味しいですわよ!
ディグさん、ちゃんと食べられていますか?
ラヴィラヴァさんは流石です。手際が良いですわね。
清月さん、何がお勧めですの?
オブリビオンに対処が必要なら弱ったタイミングで『滅びの創造』で攻撃魔法を創って放ちます。

ごちそうさまでした。


蓮美・清月
【魔王国】
僕お寿司好き。グリードオーシャンはじめてだし、色々楽しみだ。
たくさん食材があるみだいだし…そうだUC『忘れじの花』で眷属たちに配膳を頼もうかな。うん、魔王っぽい。

沢山の人たちと手巻き寿司だなんて賑やかで楽しいね。あれもこれも手を出したくなっちゃうな。
僕のお勧めはマグロかな。王道は外せないよね。
にしても、涙巻きがこんなに美味しいとは…。ロシアンルーレットを忘れてしまいそう。

もし攻撃を仕掛けられそうだったら、配膳をしている眷属たちで対処。


ラヴィラヴァ・ラヴォラヴェ
【魔王国】POW
ギャンブルと料理を組み合わせた全く新しいメニューの開発だね?

早速だけどUC【偉大なる肉肉しい料理団】で料理団に変身!「肉体改造」でサイズダウンしておこうね!
準備が出来たらロシアン寿司(ロシアンルーレット×寿司)を「料理」しまーす☆
当たりは高級ワサビを使った、爽やかに鼻を突き抜けるツーンとした辛さが病みつきになる涙巻き!
あまりの美味しさに嬉し涙がこぼれちゃう!
ハズレは残念なワサビを使った死ぬほどツーンってする涙巻き!
あまりのマズさに悔し涙がこぼれちゃう!
って、マズいって言うなー!(ばちこーん!)

勝利の暁には、『絶品グリードオーシャン寿司』を皆で食べようね♪



 何処までも続いているかの様に海が広がる世界、そしてその中にある数多の島のうちのひとつ。
 そんな『海幸島』に魔王国の皆と共に降り立ち、特徴的な縦ロールの髪を潮風に靡かせながら。
「新鮮なネタの手巻き寿司、美味しそうですわね」
 アルテミシア・アガメムノン(黄金の女帝・f31382)は、手巻き寿司パーティーを楽しむ人々を見ながらも。
 まずはやはり魔王国の王として、この島を統治している地元の海賊達へと挨拶を。
 此処は、グリードオーシャン屈指の良い漁場が広がる海域にある島だという。
 だからきっと、海の幸は十分に豊富だろうから。
「新鮮なお肉をどうぞよろしければ。お肉の寿司も美味しいですわよ!」
 手土産に提供したのは、新鮮な肉!
 そんな王らしく外交にも長けているアルテミシアの手土産に、勿論海賊たちは大喜びで。
 此方へどうぞと案内されたのは、ずらり新鮮な海鮮が並ぶ海沿いのテーブル。
 そしてすとんと席に着きながら、試しに海賊たちが作ってくれた手巻き寿司をじっと見遣って。
「おう! 話には聞いていたがこれが伝説のSUSHIか! 生まれが地下だったもんだからこういうのは全く疎くてな!」
 ナイスガイな笑みで言い放つのは、ディグ・ドリラー(ドリル仁義・f31701)。
 地下に海はないから魚も珍しいし、実際に伝説のSUSHIをこの目で見たのも初めてで。
 思わずわくわく、ドリルも景気良く回転してしまいそう。
 そんなディグは寿司が初めてであるというが。
「僕お寿司好き」
 いつものようにぼんやりはしているけれど、心なしかちょっぴり嬉し気に呟いたのは、蓮美・清月(蓮雨・f32029)。
 それからきょろりと、周囲を見回してみる。
(「グリードオーシャンはじめてだし、色々楽しみだ」)
 初めて訪れる世界で、皆といただく美味しいお寿司。
 テーブルに並べられてある新鮮で沢山の種類がある食材はどれも美味しそうで。
 清月は早速、手を伸ばそうとしたけれど。
 ……そうだ、と刹那発動したのは『忘れじの花』。
 そして、喚んだ雨降り花を模した眷属たちに配膳を頼めば。
 ちょっぴり満足そうに、こくりと頷く清月。
 ――うん、魔王っぽい、って。
 そんな、一見楽しくて賑やかな手巻き寿司パーティーなのだけれど。
 この島を訪れた目的は、手巻き寿司を心行くまで食べる……ただそれだけではないのだ。
 レッド・マタード(暴勇の赤マント・f31712)は海風にばさりと赤い布をはためかせながらも、聞いた予知の内容を思い返してみる。
「ギャンブル好きの敵をおびき寄せ、そして撃破せよ、と」
 そう――何気に今、このグリードオーシャンは戦火の只中にあるのだ。
 そしてこの海幸島にも、強者のコンキスタドールの襲撃があると予知された。
 なので、敵に悟られぬよう待ち受けつつ、倒して欲しいというのが今回の案件だ。
「おそらく、相手の土俵に立っての戦いが求められるのだろう……単なる力押しだと逃亡するのかもな」
 そう真面目に思考を巡らせるレッドに、ラヴィラヴァ・ラヴォラヴェ(ハラペコかわいいコックさん(可食・高栄養・美味)・f31483)は頷く。
 敵はギャンブル好きな勝負師のコンキスタドール。そして目の前には、美味しそうな食材が沢山。
 ということは、つまり。
「ギャンブルと料理を組み合わせた全く新しいメニューの開発だね?」
 そう口にしたラヴィラヴァは早速、変身! 「肉体改造」でサイズダウンしつつ、発動させた『偉大なる肉肉しい料理団』で料理団へと姿をかえて。
 そして早速寿司を作るべく、ディグは海苔を1枚手にしてから。
「ほうほう、この黒い紙みたいな奴に米を包んで具材を巻くと」
 周囲の人達の様子を窺いつつ、理解する。
「アレだな、トルティーヤみたいなやつだな!」
 ――OK、任せろ!
 刹那、にょきっと腕ドリルの先から生やすのは、新たな小さいドリル。
 そして地元の海賊に倣い、ねじり鉢巻きをしめてから。
「この腕で上手くやってやるぜ!」
 いざ、巻き巻きします!
 そんな調理を始めんとする皆の様子を見遣り、レッドはふと考える。
(「しかし俺は料理ができぬ。宴会も少し向かないところがある」)
 ……ならば、ギャンブルバトルの場に集中するのが吉だ、と。
 そうこくりとひとつ、頷いたその時。
「レッドさん、このはまち、美味しいですわよ!」
 くるりと巻いてぱくり口にしたはまちの手巻き寿司を、レッドにも勧めるアルテミシア。
 これはあれです、敵を欺くための作戦です!
 なので、敵を油断させるべく、アルテミシアは楽しむ気満々。
 様々な海の幸を巻き寿司にして、舌鼓を打ちます!
 そして、我が魔王・アルテミシアに勧められれば、レッドもはまちを味わう他になく。
「沢山の人たちと手巻き寿司だなんて賑やかで楽しいね」
 ……あれもこれも手を出したくなっちゃうな、と。
 そうぐるり一通り食材を見回す清月に、アルテミシアが訊ねてみれば。
「清月さん、何がお勧めですの?」
「僕のお勧めはマグロかな。王道は外せないよね」
 やはりここは間違いないだろう、定番のマグロを推しておきます!
 アルテミシアはそんなお勧めされたマグロを巻き巻きしながらも、ふと視線を映して。
「ディグさん、ちゃんと食べられていますか?」
 せっせと巻き巻きしているディグに、そう声を掛ける。
「そういや食ってなかったな! ……おっ! これがワサビってやつか! どんな味がするんだ!」
 それから、巻くのに夢中になって食べていなかったことに気付いたディグが、よりによって丸々齧ったのは――そう、ワサビ!
 刹那、ぎゅいいんっと超高速で回転するディグの全身のドリル。
 そんな回転しまくりのドリルに、感動した様に声を上げて。
「すげえ! すげえぜワサビ! こいつはもっとみんな味合わねえと損するぜ!」
 ――ワサビだけ巻いたのをたくさん作るぜ!
 そうワサビオンリーな手巻き寿司の量産を始めてしまうディグ。
 いや、ディグだけではない。
「ロシアン寿司を「料理」しまーす☆」
 ロシアンルーレット×寿司。ラヴィラヴァも涙巻きを作ります!
 けれど同じ涙巻きでも、種類はふたつ。
「当たりは高級ワサビを使った、爽やかに鼻を突き抜けるツーンとした辛さが病みつきになる涙巻き!」
 あまりの美味しさに嬉し涙がこぼれちゃうほどのワサビ巻き!
 そして……もうひとつは。
「ハズレは残念なワサビを使った死ぬほどツーンってする涙巻き!」
 あまりのマズさに悔し涙がこぼれちゃうくらいのやつ!
 そんな二種類の涙巻きを、やはりせっせと量産するラヴィラヴァの姿を見て。
「ラヴィラヴァさんは流石です。手際が良いですわね」
 美味しいアガリをほっこり頂きながら、感心するアルテミシア。
 けれど、実際この島に赴いた目的は――そう、コンキスタドールの撃破。
 ということで!
『ふふ、楽しそうに手巻き寿司パーティーしているようですが。これから襲撃しますので、それもお終いです』
 いつの間にか上陸していた『狡猾なるベルガン』に、ディグは気安く声を掛ける。
「おうそこのなんかサイコロの悪魔っぽいやつも食ってけよ! めっちゃウマいぜ!」
 ――騙されたと思ってよ! って。
 いや、どのような賭け事で戦うのかは仲間に任せる、と。
 そうレッドは思っていたのだが……その性分からかベルガンが受けて立ったその勝負は、ロシアン寿司。
 敵がイカサマしないように、確り監視しつつも。
(「逆に目立たないように早業で、敵が不利になるよう場をジャミングしてみよう」)
 ……例えばハズレの寿司が敵に回るようにしてみる、とかな、と。
 レッドはそうそっと、何気に仕掛けを施して。
 ロシアン寿司をひとつ手に取ってみた清月は、それを口にした刹那、ツーンと涙目に。
 けれど、ただ悶える様な辛さではなく。
「にしても、涙巻きがこんなに美味しいとは……」
 ラヴィラヴァが作った、清月の食べたワサビ巻きは当たりのもの。
 ツーンはしてしまうけれど、でもロシアンルーレットを忘れてしまいそうに美味しくて。
 高級ワサビを使った、鼻を突き抜けるツーンとした辛さが病みつきに……?
 そんな、もぐもぐ美味しそうにロシアン寿司を食べる清月を見て。
『では、私はこちらを』
 ベルガンはそうひとつ、ラヴィラヴァの涙巻きを手にして――ぱくり。
『ごふ、ごほっ! ま、まずい……!』
「って、マズいって言うなー!」
 ――ばちこーん!
 不味い寿司が当たっただけでなく、ラヴィラヴァに物理にもツッコまれるベルガン。
 ということで、まずい涙巻きでダメージを受けている敵を叩きます!
「勝利の暁には、『絶品グリードオーシャン寿司』を皆で食べようね♪」
 ――降り注げ、勇なる剣よ!
 ――願いは叶う。わたくしが叶える――これがその魔法です。
 レッドの飛翔する数多の魔法剣がベルガン目掛け飛び交い、アルテミシアの無限の叡智から創られた攻撃魔法が放たれて。
 清月も、配膳をしていた眷属たちを敵へと差し向ける。
 そしてそんな猛攻を受け、食べた涙巻きのまずさと辛さに堪らず水を求め一旦退いた敵を後目に。
 ラヴィラヴァの『絶品グリードオーシャン寿司』を皆で頂いた後。
 アルテミシアは、魔王国の王らしく悠然と手を合わせる。
 ――ごちそうさまでした、と。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

リダン・ムグルエギ
【GOATia】の友達と一緒に
チルちゃんはホント、寿司好きよねー
ところでしょこりん
ワサビ、だいじょうぶ?

まず地元の海賊さんやチルちゃんのおススメに従って写真撮りつつ頂くわ
あー、白身魚も甘ーい

キマフュ仕込みの映え重視寿司も作りましょ
キューカンバレルロールとかハマチーズフォンデュロールとか
味?
食材が美味しいし、大丈夫よ
ブーム来る来る

イケオジ…ベルガンが来たらアタシが矢面に立つわ
今までエプロンで隠してたけど
今日のアタシの衣装は『見た人の味覚を操り、辛さを数千倍にする』催眠模様を仕込んであるの

さ、ロシアン寿司の時間と行きましょ(全部普通のワサビ入り寿司)

んー、おいしーっ
やっぱ海最高ね!
攻撃は任せたわ


ショコラ・リング
【GOATia】の皆様と参加します

流石獲れたてのお魚はより美味しく感じるのでございますね

サーモンにイクラを一緒に巻けば、この弾けながら口の中で混ざる塩味と蕩ける油
イカととびこを巻いてみれば、歯切れのよいイカの身にぷつぷつと小気味良い触感
ぱりぱりっとした海苔も相俟って絶品でございますね!
(チルさんに同意を返し、リダンさんの寿司に目を丸くしながら)

わ、わさびでございますか?
だ、大丈夫でございますよ?
これも大人の嗜みでございま……(わさび入りを口に入れれば全身の毛がブワッと逆立ちながら涙目になり)
お、お茶を下さいっ!

相手に隙が出来た所で気を取り直し、連携攻撃を叩き込むのでございます!


チル・スケイル
【GOATia】
スシを食べましょう
楽しく手巻きスシを食べましょう

マグロ、サーモン、イカタコイクラ
タイにハマチにウニまで並ぶ
タマゴにキュウリも海の幸
さあ、スシパーティーを始めましょう
悩みどころですが…敵もいますし、アガリと共にスシの味を楽しみましょう
お酒はまたの機会に

嗚呼…食材の旨味が…!
自然と私が一つになる…!
流石の語彙力ですね、ショコラさん
一緒に食事すると楽しいです
キマフュ式スシ…!?
これは…!意外にも、美味!

ショコラさん、リダンさん、食べてますか?
いいものですよね…スシ…!

ロシアンスシ対決ですか?
(リダンさんがいるので)負けませんよ

また皆で、スシを食べましょう
スシ屋知識ならばお任せください



 海が広がるこの世界の中でも、特に豊かな海の幸が頂けるという島。
 そんな新鮮な魚たちを、どう食するのかなんて。
 チル・スケイル(氷鱗・f27327)にとっては愚問も良いところ。
「スシを食べましょう。楽しく手巻きスシを食べましょう」
 そう、彼女はスシが好きなのです!
 ということで、やって来た『海幸島』の地元の海賊達に案内されつつも。
 席につけば、ずらりと並ぶ美味しそうな食材の数々。
 ……マグロ、サーモン、イカタコイクラ。タイにハマチにウニまで。
 チルはそうぐるりと視線を巡らせ、こくりとひとつ頷く。
 タマゴにキュウリも海の幸、と。
 スシにするのだからもう、纏めて海の幸なのです!
 そして、ぐっと気合を入れて、口にする。
「さあ、スシパーティーを始めましょう」
 スシにお酒も、とても粋で乙なのだけれど。
(「悩みどころですが……敵もいますし、アガリと共にスシの味を楽しみましょう」)
 ……お酒はまたの機会に、と。
 こぽこぽと淹れるのは、スシには欠かせないアガリ。
 そして早速、ショコラ・リング(キマイラのアーチャー・f00670)も、海苔と酢飯の上にサーモンとイクラを乗せて。
 くるり一緒に巻いて、ぱくり。
「この弾けながら口の中で混ざる塩味と蕩ける油……」
 次に、イカととびこをくるくる巻いて、はむり。
「歯切れのよいイカの身にぷつぷつと小気味良い触感……ぱりぱりっとした海苔も相俟って絶品でございますね!」
「流石の語彙力ですね、ショコラさん」
 ……一緒に食事すると楽しいです、と。
 こくこく頷くチルに、ショコラは笑んで返す。
「流石獲れたてのお魚はより美味しく感じるのでございますね」
 そしてチルもいざ、巻いたスシを口にすれば。
「嗚呼……食材の旨味が……! 自然と私が一つになる……!」
 ――スシ最高!!
 その美味しさに蕩けすぎて、スシと一体化してしまいました……!?
「チルちゃんはホント、寿司好きよねー」
 そんな様子を見遣りながら、リダン・ムグルエギ(宇宙山羊のデザイナー・f03694)は改めてそう言った後。
 まずは、地元の海賊やチルのおススメに従って、ぱしゃり写真撮りつつ。
「あー、白身魚も甘ーい」
 さっぱりした甘い味わいの、タイやヒラメを巻いた白身魚の手巻き寿司に舌鼓。
 それからふと、ショコラへと視線を向けて訊ねるリダン。
「ところでしょこりん。ワサビ、だいじょうぶ?」
「わ、わさびでございますか?」
 そんな問いに、ショコラは紫の瞳を数度瞬かせるけれど。
「だ、大丈夫でございますよ? これも大人の嗜みでございま……っ!?」
 ――ブワッ。
 刹那、全身の毛が逆立って、うるうる涙目になってじたばた。
 そう……彼がうっかり口にしたのは、わさび入り。
「お、お茶を下さいっ!」
 渡されたお茶を飲んで、ようやくホッとするけれど。
 でもまだ少しショコラにワサビは、刺激的すぎだったかも……?
 そしてリダンは今度は、少し変わった寿司を巻き巻き。
「キマフュ仕込みの映え重視寿司も作りましょ」
 キューカンバレルロールとか、ハマチーズフォンデュロールとか!
「キマフュ式スシ……!?」
「どんな味なのでございましょうか……」
 そうリダンの作るキマフュ式スシの斬新さに、思わず目を丸くするチルとショコラであったが。
「味? 食材が美味しいし、大丈夫よ」
 ……ブーム来る来る、と。
 デザイナーらしい華やかなキマフュ寿司が出来上がれば、ぱしゃりと写真に収めて。
 やはりスシ好きとしては、食べておきたいところ。
 リダンの作ったキマフュ式スシを、そっとひとつ、チルが口にすれば。
「これは……! 意外にも、美味!」
 なかなかイケるお味です!
 そしてうきうき、巻き巻きしながらも。
「ショコラさん、リダンさん、食べてますか?」
 チルは改めて再認識するのだった。
 ――いいものですよね……スシ……! と。
 そうこう、手巻き寿司パーティーを楽しんでいれば。
『お食事中失礼しますが、襲撃しに参りました』
 やって来たのは、コンキスタドール『狡猾なるベルガン』。
 けれど彼が来ることは、予知で聞いていたから。
 すかさず矢面に立ち、ひらりと颯爽とエプロンを脱ぐリダン。
 そして、眼前のイケオジ……ベルガンに、こう告げる。
「さ、ロシアン寿司の時間と行きましょ」
『ほう、ロシアン寿司。賭け事ですね。よろしい、受けて立ちましょう』
「ロシアンスシ対決ですか?」
 その様子を、スシをもぐもぐ食べつつチルは見遣り、そして続ける。
 ――負けませんよ、って。
 そう、リダンさんがいるから負けないのだ。
 その理由は、先程脱いだエプロンの下に彼女が着ている衣装。
(「今日のアタシの衣装は『見た人の味覚を操り、辛さを数千倍にする』催眠模様を仕込んであるの」)
 だから、勝負のために並べられた寿司は……実は全部、普通のワサビ入り寿司。
 普通の味覚であれば、とても美味しく頂けるものなのだけれど。
「んー、おいしーっ。やっぱ海最高ね!」
 そうもぐもぐ選んだ寿司を口にしたリダンに続いて、ベルガンもひとつ寿司を口にするけれど。
『!! か、からっっ!?』
 その辛さが数千倍に感じれば、そうなりますよね!
 ということで!
「攻撃は任せたわ」
 ワサビはちょっと辛かったけれど、気を取り直してから。
 リダンの声にこくり頷き、相手に生じた隙をついて。
「彩りを無に変える 冷酷なる息吹よ」
(「仕留める」)
 ショコラはチルと共に、ベルガンへと氷の矢や魔法弾をお見舞いすれば。
 チルはふたりへと視線を向け、こう紡ぐのだった。
「また皆で、スシを食べましょう」
 ――スシ屋知識ならばお任せください、と。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

彩波・いちご
【恋華荘】
ロシアン寿司は…やる人にお任せして、私達は敵を引き付けるべく、全力で手巻き寿司パーティー楽しみましょう
海賊の皆さんが用意してくれた食材を、ちょいちょいと巻いていきましょう
ネタのリクエストはあります?

…え、私自身ですか?
まぁ、料理番している方が気楽で……って、あの、アビーさん、ヘンリさん、何で迫ってくるんです…?
あ、あーん、って…ええと…はい
2人にご奉仕されて食べさせてもらいます…なんか恥ずかしいのですが
というか、食事するのにここまでくっつく必要はないのではっ!?
何か柔らかい感触がー

え?手巻き寿司でポッキーゲームって、何ですかそれー!?
や、やるんですか…?


ロザリー・ドゥメルグ
【恋華荘】
手巻き寿司でパーティー、いいじゃない。
敵を引きつけるためとはいえ、【ドレスアップ・プリンセス】で和装を着て手巻き寿司を作るわ。
そして、いちごさんに食べてもらうのよ。
ネタは新鮮なマグロの中落ちをスプーンでそぎ落として、ね。

って、アビーさんにヘンリさん、いちごさんといちゃいちゃして……。
ジェラシー籠もったジト眼で見つめちゃうわ。
もう、妬けるんだから……。

あ、いいこと考えたわ。手巻き寿司でポッキーゲームよ!
お口で食べさせてあげるわ。
ほら、あーんして。
そしていちごさんの唇にくちづけして……。

って、何ヒューヒューいってるのよ?!
私まで恥ずかしくなっちゃうじゃない……。


アビゲイル・ガードナー
【恋華荘】
※従妹のヘンリ(ヘンリエッタ)は疑似双子
※イチゴくんに無意識のおねショタムーブ

いぇい、スシ・パーティーっ♪
お酒は…そだね、今は自重しとこ

あ、ヘンリずるーい!アビーにも和装着せてよー!
んっ…ふふー♪どうイチゴくん、似合ってるー?(だぎゅっ)

ねえねえ、イチゴくんのおすすめってどれっ?
お姉さんに、とっておきの作ってほしいかなー♪
(邪魔したくないので腕は抱かないが、カラダは寄せる)

はむはむ…んー、おいしーっ♪
お返しに、アビーがジュース選んでもってきたよっ
すっぱいレモネードだけど、イチゴくんは健康第一っ♡

きゃー、きゃーっ♪ロザリーさんだいたーんっ♡
(愛を尊ぶ気質から、ヘンリ共々祝福気味に囃す)


ヘンリエッタ・アドミラドール
【恋華荘】
※従姉のアビー(アビゲイル)は疑似双子
※イチゴさんに無意識のおねショタムーブ

なるほど、スシ・パーティーですね!
了解です、頑張って楽しみましょう♡
お酒は…後でこっそりと嗜みましょう

イチゴさんの方針決定に従う形で
【デヴォーテッド・ウィッシュ】発動
島の(大胆な)女性達に倣った和装へ変身♪
はいはい、アビーにも着付けますよ

という事で、頑張ってイチゴさんが作ったお寿司を
わたし達が【奉仕】して食べさせてあげちゃいます
はい、あーんっ♡

わたしですか?淡白な白身魚がいいですね
お姉さんにイチゴくんが巻いてくれたのは特に…♡
(イチゴさんと距離が縮まり、むにゅり)

ヒュー…♪大胆ですねロザリーさん、口移しとか!



 足を運んだ『海幸島』は、その名の通り新鮮な海の幸が頂ける島。
 だがこの島にも、コンキスタドールの襲撃があると予知されてしまったから。
 まずは敵を油断させるべく、待ち構える猟兵たちは地元の海賊のフリをして。
 ギャンブル好きだという敵の性質を利用し、ロシアン寿司などを仕掛けて隙を作って叩こうと。
 今回の作戦は、そういうものであるのだが。
「ロシアン寿司は……やる人にお任せして、私達は敵を引き付けるべく、全力で手巻き寿司パーティー楽しみましょう」
 彩波・いちご(ないしょの土地神様・f00301)は、敵を欺いて誘き出す役割を担うことに。
「なるほど、スシ・パーティーですね! 了解です、頑張って楽しみましょう♡」
「いぇい、スシ・パーティーっ♪」
 そんないちごの意に添うように、ヘンリエッタ・アドミラドール(シャドウライトニング・f31471)とアビゲイル・ガードナー(ブライトテンペスト・f31470)もこくりと頷いて。
「お酒は……後でこっそりと嗜みましょう」
「お酒は……そだね、今は自重しとこ」
 一応、猟兵の仕事で赴いているから……お酒は、後のお楽しみ。
「手巻き寿司でパーティー、いいじゃない」
 ロザリー・ドゥメルグ(無鉄砲なおてんば姫・f26431)は、より敵に怪しまれないように。
 展開した『ドレスアップ・プリンセス』で、和装姿に。
 そして、いちごに食べて貰う為に、手巻き寿司を作りはじめる。
 新鮮なマグロの中落ちをスプーンでそぎ落として、くるくる巻き巻き。
 ヘンリエッタも『デヴォーテッド・ウィッシュ』を発動させて、島の女性達に倣った和装へ変身♪
 うん、ちょっと大胆なのは仕様です。
「あ、ヘンリずるーい! アビーにも和装着せてよー!」
「はいはい、アビーにも着付けますよ」
 そして、アビゲイルも同じ様に、ヘンリエッタの手を借りて和装を着せて貰えば。
「んっ……ふふー♪ どうイチゴくん、似合ってるー?」
 ひらりと袖を翻して、いちごにだぎゅっ。
 そんな感触に瞳を瞬かせながらも、いちごは気を取り直して。
「海賊の皆さんが用意してくれた食材を、ちょいちょいと巻いていきましょう。ネタのリクエストはあります?」
 そう、皆へと訊ねてみれば。
「わたしですか? 淡白な白身魚がいいですね」
「ねえねえ、イチゴくんのおすすめってどれっ?」
 ヘンリエッタとアビゲイルは、いちごにこうリクエストを。 
「お姉さんにイチゴくんが巻いてくれたのは特に……♡」
「お姉さんに、とっておきの作ってほしいかなー♪」
 そして……ぴとり、むにゅり。
 勿論、巻いてくれている邪魔はしないけれど……すかさずめっちゃ近くなる距離。
 それからリクエスト通りの、とっておきの巻き寿司を作って貰えば。
「はむはむ……んー、おいしーっ♪」
 アビゲイルは美味しそうに、それをむぐむぐと食べてから。
「アビーがジュース選んでもってきたよっ」
 作ってくれたいちごに、ジュースのお返しを!
 そしてヘンリエッタは、作って貰った寿司をおもむろに手にして。
「という事で、頑張ってイチゴさんが作ったお寿司を、わたし達が奉仕して食べさせてあげちゃいます」
「……え、私自身ですか?」
 思わぬ言葉に、いちごは思わず瞳を見開くけれど。
「はい、あーんっ♡」
「すっぱいレモネードだけど、イチゴくんは健康第一っ♡」
「まぁ、料理番している方が気楽で……って、あの、アビーさん、ヘンリさん、何で迫ってくるんです……?」
 ずずいっとふたりに迫られ、お口をぱかり。
「あ、あーん、って……ええと……はい」
 寿司を食べさせて貰い、ジュースを飲ませて貰って……ふたりにご奉仕され食べさせて貰うことに。
 そんなご奉仕に、気恥ずかしくなるいちごだけれど。
「というか、食事するのにここまでくっつく必要はないのではっ!?」
 ……何か柔らかい感触がー、と。
 むぎゅ、むにゅっと感じる柔らかさに、もっと恥ずかしくなってしまう。
 そんな3人の様子を、じーっと。
「って、アビーさんにヘンリさん、いちごさんといちゃいちゃして……」
 ――もう、妬けるんだから……。
 ジェラシー籠もったジト眼で見つめるロザリーだけれど。
 いちごの為に巻いた寿司へと、ふと視線を映してから。
 ……あ、いいこと考えたわ、と。
 ピンと、ロザリーは閃くのだった。
「手巻き寿司でポッキーゲームよ!」
 そう! 手巻き寿司でポッキーゲーム……!?
 そんなロザリーの斬新すぎる思いつきに、再びいちごは瞳を見開くも。
「え? 手巻き寿司でポッキーゲームって、何ですかそれー!?」
「お口で食べさせてあげるわ。ほら、あーんして」
「や、やるんですか……? はぐ、んん……」
 すでに臨戦態勢に入っているロザリーの申し出を断れず、言われた通りに反対側をはむり。
 お口で、むぐむぐ、はむはむ――両端から一生懸命、ふたり食べ進めていけば。
「ん……っ」
「……っ!?」
 唇に感じたのは、柔らかな感触。
「きゃー、きゃーっ♪ ロザリーさんだいたーんっ♡」
「ヒュー……♪ 大胆ですねロザリーさん、口移しとか!」
 そう唇が触れ合ったふたりを祝福気味に囃す、愛を尊ぶ気質のアビゲイルとヘンリエッタ。
 そんなふたりの声に、ロザリーは顔を真っ赤にしながらも。
「って、何ヒューヒューいってるのよ!?」
 ちらりといちごを見ながら、ぽつりと続けるのだった。
 ――私まで恥ずかしくなっちゃうじゃない……、って。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

終夜・嵐吾
【灰紅】

巻きパじゃね、あや君――
ふふ、わしは盛り上がれるものを作ろうと思うておる
それは――キャラ巻き寿司じゃ!
ほれほれこのように(さささと手際よく細巻5本作り並べ)こうすると…
断面が…お花じゃ!
簡単じゃろ?
この可愛さで敵もいちころよ…!ほわんとしたところを、叩く…!

わしは卵をつかって狐さん巻き寿司を作ろう
そう、こんこんじゃよ!あや君もにくきゅうがかわいいの

む、いろいろ手を加えて太巻きになってしもたな…
太巻き一気食べ勝負を挑むのも良いかもしれん
ロシアン巻き寿司一気食い…(カッパの巻きずしにワサビを大量に仕込む)
そうじゃな印を…どれじゃろ…
ま、まぁ当たらんじゃろ
きっと大丈夫じゃ……多分(ふるえ)


浮世・綾華
【灰紅】

盛り上がれるもの?
首傾げるも嵐吾さんの手際良さに感心しつつ
おぉ、すげぇ
こーゆーの自分でも作れるもんなんですねえ
可愛いし美味そう
なるほど…ほわんとしたところを…

きつね。こんこん?
俺は猫…の肉球模様でも作ろうかしら
具材。サーモンを程よい大きさに整えて
くるくる、バランスよく…(丁寧

太いのも食べ応えあっていいじゃないですか
みてみて嵐吾さん、俺も結構うまく出来たと思う(じゃじゃん
これでほわん作戦もばっちりのはず

え、わさびそんなに…?
ほわんとしたところでそれ…
嵐吾さん嵐吾さん
なんかちょこっと印つけときましょ
イカサマもばれなきゃ実力のうち

あれ、分かんなくなっ
もし辛いの当たっても八つ当たりのように攻撃



 爽やかな潮風が吹き抜ける、青くて広い海。
 そしてそんな海が育んだ、美味しくて新鮮な魚介類の数々。
 好漁場に囲まれた『海幸島』で今日も皆が楽しんでいるのは、そう――。
「巻きパじゃね、あや君――」
「巻きパですネ、嵐吾さん」
 手巻き寿司パーティー、略して、巻きパ!!
 ということで、終夜・嵐吾(灰青・f05366)はゆうらり得意気に灰青の尻尾を揺らして。
「ふふ、わしは盛り上がれるものを作ろうと思うておる」
「盛り上がれるもの?」
 首を傾ける浮世・綾華(千日紅・f01194)に、うむ! と頷いて言い放つ。
「それは――キャラ巻き寿司じゃ!」
 そして、さささと手際よく細巻を5本作り、並べてみれば。
「ほれほれこのように、こうすると……断面が……お花じゃ!」
 ただの細巻が、なんということでしょう、可愛いお花の巻き寿司に!
 簡単じゃろ? って、そうどや顔で尻尾をふぁさっと揺らす嵐吾の手際の良さに関心しつつ。
「おぉ、すげぇ。こーゆーの自分でも作れるもんなんですねえ」
 可愛いし美味そう、とお花巻き寿司を見つめる綾華。
 そう……これが、盛り上がるキャラ巻き寿司!
 そして嵐吾は、ぐっと自信満々、お耳をぴこらせながらも紡ぐ。
「この可愛さで敵もいちころよ……! ほわんとしたところを、叩く……!」
「なるほど……ほわんとしたところを……」
 だがそのためには、敵をほわんとさせるような、可愛い寿司を作らなければならない。
 けれどしかし、お花では、少し胸キュン度がイマイチ足りないかもしれない。
 そこで、ぐるり具材を見回した嵐吾が作るのは。
「わしは卵をつかって狐さん巻き寿司を作ろう」
「きつね。こんこん?」
「そう、こんこんじゃよ!」
 もふもふ尻尾のヤンチャな仔狐。
 そんなこんこんならば、敵も確実にほわんとするに違いない。
 そんなこんこんと一緒に連れて帰って来た、自分の子のことを思いながら。
「俺は猫……の肉球模様でも作ろうかしら」
 綾華は、サーモンを程よい大きさに整えて並べて。
 丁寧にバランスよく、くるくる。
「あや君のもにくきゅうがかわいいの」
 嵐吾はそうちらりと綾華のにくきゅう巻きを見遣りつつ、こんこん巻きをぎゅぎゅっと巻いていくけれど。
「む、いろいろ手を加えて太巻きになってしもたな……」
 色々と拘ってしまって、つい恵方巻を思わせるような太巻きに。
 ……太巻き一気食べ勝負を挑むのも良いかもしれん、なんて。
 そう節分の時の特訓を思い返しつつ、呟いた嵐吾に。
「太いのも食べ応えあっていいじゃないですか」
 綾華はそう笑いつつ、じゃじゃん、と完成したにくきゅう巻きをお披露目を!
「みてみて嵐吾さん、俺も結構うまく出来たと思う」
 ……これでほわん作戦もばっちりのはず! と。
 けれど、ほわんと和ませるだけでなく、念を入れて。
「ロシアン巻き寿司一気食い……」
 嵐吾はカッパの巻きずしにすかさず仕込む。
「え、わさびそんなに……?」
 そう――大量のワサビを!
 ――ほわんとしたところでそれ……。
 綾華はワサビたっぷりのロシアン寿司を見遣り、呟くも。
 ハッと瞳を見開き、嵐吾へとこう提案する。
「嵐吾さん嵐吾さん。なんかちょこっと印つけときましょ」
 ……イカサマもばれなきゃ実力のうち、と。
 そんな案に、嵐吾もこくりと頷くけれど。
「そうじゃな印を……どれじゃろ……」
「あれ、分かんなくなっ」
『楽しい食事の時間は終わりです、この島を襲撃します』
 どれか分かんないまま、コンキスタドール『狡猾なるベルガン』が来ちゃいました……!
「ま、まぁ当たらんじゃろ……ということで、ロシアン巻き寿司一気食いじゃ!」
 嵐吾は、そうベルガンへと勝負を持ちかけつつも。
「きっと大丈夫じゃ……多分」
 ふるえつつも、今後を予感させるような呟きを落とす。
 そして3人、よーいどん、で。
 ロシアン巻き寿司をはぐはぐと食べ進めてみれば……やはり。
 ――ぶわわわっ。
「!! ひゃっ!? あっ、あああ……いたっ、痛っ!!?」
 ふわふわだった尻尾が逆立って、ぶわりっ。
 フラグをきっちり回収し、ワサビ寿司の痛いくらいの辛さに悶える嵐吾。
 そして、そんなお耳がぺたりとなってぷるぷるしている嵐吾から、敵へと視線を映して。
「ら、嵐吾さん……お前のせいで、嵐吾さんが酷い目に!」
『え、私のせいって……ちょっ!?』
 ……嵐吾さんの犠牲は無駄にしません! と。
 綾華はベルガンへと、全力で八つ当たり!!

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

黒瀬・ナナ
ヤングさん(f12992)と

手巻き寿司パーティーと聞いて!
まずは敵を引き付けなきゃいけないけれども、ただ食べているだけじゃインパクトが薄いかしら……ハッ、閃いたわ!
(芝居がかった調子で)そこのナウでヤングなお兄さん!
わたしにはわかるわ
そのオーラ、只者じゃないわね
あなたにフードファイトを申し込むわよ!

そんなこんなでヤングさんと手巻き寿司フードファイト、レディーゴー!
定番の海産物や、こってりお肉やツナマヨ
好きなものを好きなだけ、海苔とお米でくるくるまきまきしていただきます♪
美味しいっ

周りの海賊さん達は、どっちが勝つか賭けてくれても良いのよ?
賑やかな賭け事イベントに釣られて敵が現れたら全力で倒すわ!


馬飼家・ヤング
・ナナちゃん(f02709)と

うおー、海の幸が食べ放題やて?
こいつは正に満漢全席、くいだおれパラダイスや~ん?

おっ、フードファイト勝負いっとく?
こんなべっぴんさんに挑まれたら断るわけあらへんやん
わいも食通の意地にかけて受けたるで!

定番のマグロにイカにタコにエビにサーモン
時々ウニやカニや鯛で贅沢に!
カルビや合鴨ロースをのっけた変わり種もええのう

姉ちゃんもなかなか豪快な食べっぷりやん
見てて気持ちがええぐらいやわ
わいも負けてられへんでー!(もぐもぐ)

……はー、食った食った
あれ?何やこのおっさん(ボス敵)
いつの間にそこおったん?(今の今までスルー)
さーて、食後の運動といこうかのう(指定UCでタコ殴り)



 広大なグリードオーシャンの世界の豊かな海が齎した、新鮮な食材たち。
 それが、なんと!
「うおー、海の幸が食べ放題やて?」
 そう……馬飼家・ヤング(テレビウムのちっさいおっちゃん・f12992)の言う通り、食べ放題なのだというのだ!
 面白おかしい食レポなどを普段している彼にとって、くいつかずにはいられないこの案件。
 いや、食レポだって実費がかかるけれど、これはタダなのだ。
「こいつは正に満漢全席、くいだおれパラダイスや~ん?」
 そんなくいだおれパラダイスに降り立ったのは、何もヤングだけではない。
「手巻き寿司パーティーと聞いて!」
 張り切って彼と共に島へとやって来たのは、黒瀬・ナナ(春陽鬼・f02709)。
 いや、全力で手巻き寿司パーティーを楽しむことは、敵を欺いて引き寄せるための作戦。
 でも、ナナはふと思案して。
「ただ食べているだけじゃインパクトが薄いかしら……」
 刹那、大きく瞳を見開く。
 ……ハッ、閃いたわ! って。
 そして、びしいっとヤングへと指先を向けて。
「そこのナウでヤングなお兄さん! わたしにはわかるわ。そのオーラ、只者じゃないわね」
 芝居がかった調子で、颯爽と言い放つ。
 ――あなたにフードファイトを申し込むわよ! と。
「おっ、フードファイト勝負いっとく?」
 ヤングは突き付けられたナナのそんな言葉に、余裕の笑みで返して。
「こんなべっぴんさんに挑まれたら断るわけあらへんやん」
 ――わいも食通の意地にかけて受けたるで!
 いざ、手巻き寿司フードファイト、レディーゴー!
 ナナは早速、定番の海産物や、こってりお肉やツナマヨをチョイスして。
 好きなものを好きなだけ、くるくるまきまき。
 パリッとした海苔とつやつやお米と一緒に、はむはむ、もぐもぐ!
 対するヤングは、マグロにイカにタコにエビにサーモン、定番のものを中心に攻めつつも。
 時々ウニやカニや鯛を選んで、時に大胆に贅沢に!
「カルビや合鴨ロースをのっけた変わり種もええのう」
 海の幸だけでなく、肉や変わった具材にも手を伸ばす。
「美味しいっ」
「姉ちゃんもなかなか豪快な食べっぷりやん。見てて気持ちがええぐらいやわ」
 ――わいも負けてられへんでー!
 そうふたりで、きゃっきゃもぐもぐ!
 美味しく楽しく、真剣フードファイトを楽しんでいれば。
「周りの海賊さん達は、どっちが勝つか賭けてくれても良いのよ?」
「じゃあ、俺は愉快なおっさんに!」
「いやいや、俺はおねーちゃんに賭けるわ」
『ここは手堅くいくか、意表をつくか……悩みどころですね』
 賑やかな賭け事イベントに釣られて、しれっとそう頭を悩ませるのは――コンキスタドールの『狡猾なるベルガン』!?
「……はー、食った食った。あれ? 何やこのおっさん。いつの間にそこおったん?」
 多分、そこそこ前からいたみたいなのですけれど。
 食べる事に夢中で、今の今までスルーしていたふたり。
 そして、はむりと手巻き寿司を最後のひとくちまで完食してから。
 ふたり顔を見合せ、こくりと頷き合ってから。
『それで結局、賭けはどちらが勝ったのですか……ぎゃあ!?』
 ――さーて、食後の運動といこうかのう、と。
 賭けに気を取られて隙だらけな敵を一緒に、すかさずタコ殴りに!!

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

宵鍔・千鶴
ニーナ(f03448)と

好きな具を選べるのが良いよな
自分で巻くのは俺も初めて

お、サーモンも美味そう…
俺はネギトロとキュウリ、ホタテとイクラを挟んでふたつまきまき。サラダ菜にツナマヨ、タマゴを巻くのも良いなぁ
って、欲張りすぎ?
ニーナ、良かったら半分こしよう
ぱくり食べたら幸せ広がり

お寿司好きなんだなぁ
眸輝く彼女の野望に微笑ましく
ニーナがお金持ちになったら俺も遊びに行かなきゃ
パーティーだ!
俺はたい焼き屋さんが家隣に欲しい野望

美味しい手巻き寿司を堪能したらロシアンの始まり
待ってニーナ、秘密兵器……?
若干赤みが強いマグロが彼女の口に入れば
二ーーナーー!
くっ…仕方ない
この仇(?)は俺が取るからね!


ニーナ・アーベントロート
千鶴くん(f00683)と
初めての手巻き寿司を

平和に楽しむのも大事だよね
つやつや、とろり輝くサーモンを
いい香りの大葉と一緒に巻いてぱくり
おぉ、千鶴くんいい食べっぷり
半分こもしよしよー

…やばい
美味しすぎるんですけど!
あたし、大金持ちになったらエンパイアに住んで
毎日美味しい手巻き寿司食べたい
友達呼んでパーティーもしたい!千鶴くんのブレない野望も素敵

ロシアン寿司用秘密兵器も用意済み
色的にパッと見分かんないかなって
からーいチリソースに漬けたマグロを
こっそりネタに混ぜておいたんだけど…どれだっけ

…あっ
今あたしが食べたやつだったー!
その場にばたり倒れれば親指立てて
敵が油断してる今のうちに
…任せた、千鶴くん



 広大な海が広がるグリードオーシャンは今、激しい戦争の真っ只中。
 戦争……の、はずなのですけれど。
「初めての手巻き寿司を平和に楽しむのも大事だよね」
「好きな具を選べるのが良いよな」
 ……自分で巻くのは俺も初めて、と。
 ニーナ・アーベントロート(赫の女王・f03448)と微笑み合うのは、宵鍔・千鶴(nyx・f00683)。
 戦争なのですけれど、確かに平和。
 見回せば、きゃっきゃ美味しそうに手巻き寿司パーティーを楽しんでいる人たち。
 いや、これは敵を油断させるための作戦。
 この今は平和な『海幸島』にも、コンキスタドールの襲撃があると予知されたのだから。
 なのでまずは、全力で敵を欺くために――手巻き寿司を楽しみます!
 ニーナが巻き巻きするのは、つやつや、とろり輝くサーモン。
 それと、いい香りのする大葉と一緒にくるくる。
「お、サーモンも美味そう……」
 千鶴はそう呟きつつ、ぐるりと視線を巡らせてから。
 ネギトロとキュウリ、ホタテとイクラを挟んで、ふたつまきまき。
 けれどやはりつい、ちらりと目移りしてしまう。
「サラダ菜にツナマヨ、タマゴを巻くのも良いなぁ」
 ――って、欲張りすぎ? って。
 そう、こてりと首を傾けるけれど。
「おぉ、千鶴くんいい食べっぷり」
 はむりとサーモン巻きを食べるニーナに、千鶴はこんな作戦を提案する。
「ニーナ、良かったら半分こしよう」
「半分こもしよしよー」
 色々な味を一緒に楽しめる、半分こ!
 そして半分こして、ぱくりと一緒に口にすれば。
 同時に広がる幸せと零れる笑顔は、にこにこの二倍。
「……やばい。美味しすぎるんですけど!」
 あれもこれも、それも。新鮮な海の幸は、どれも全部美味しくて。
 ニーナの心にむくむく広がるのは、大いなる野望……!
「あたし、大金持ちになったらエンパイアに住んで、毎日美味しい手巻き寿司食べたい。友達呼んでパーティーもしたい!」
 そんなキラキラと眸輝かせ紡ぐ彼女に、千鶴は微笑まし気に笑み向けながら。
「ニーナがお金持ちになったら俺も遊びに行かなきゃ」
 ……パーティーだ! と、一緒に瞳をキラキラ。
 そんな千鶴の野望はというと。
「俺はたい焼き屋さんが家の隣に欲しい」
 そしたら毎日みんなで、手巻き寿司とたい焼きパーティーです!
 そして千鶴のブレない野望に、素敵、と笑みながらも。
『残念ですが、美味しい時間は終わりです、皆さん』
 ふと空気を読まず現れたのは、予知されたコンキスタドール『狡猾なるベルガン』。
 けれど、事前に彼の性質は聞いているから……ロシアン寿司用秘密兵器も用意済み!
「色的にパッと見分かんないかなって、からーいチリソースに漬けたマグロを、こっそりネタに混ぜておいたんだけど……」
 ニーナはそれから、ふと首を傾ける――どれだっけ、って。
 そして、ふとマグロをひときれ、はむり口へと運ぶけれど。
 刹那、大きく見開く千鶴の瞳。
 いや、だって、それって。
「待ってニーナ、秘密兵器……?」
「……あっ、今あたしが食べたやつだったー!」
 なんかちょっぴり、赤みが強いなーなんて思ったのも時すでに遅し。
「……任せた、千鶴くん」
「二ーーナーー!!」
 ――ばたり。
 その場に倒れ、ぐっと親指立てるニーナ。
『……そこのお嬢さんは、どうしました?』
 そして展開についていけず、そうきょとりとするベルガンを後目に。
「くっ……仕方ない」
 千鶴は、秘密兵器で自爆……もとい、華々しく沈んだニーナの犠牲を無駄にしないために、その心に誓う。
 ――この仇は俺が取るからね! って。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

エンティ・シェア
【花面】

パーティというなら、彼らも呼ぼうじゃないか
同室の隣人で別人格の二人を召喚
さて、シェルゥカ。改めて紹介するよ
私の、同居人だ

目についたお魚に野菜と卵も程よく乗せてくるり
みんなで手巻き寿司を楽しむよ
…私の作ったのが食べたいの?
はは、しょうがないなぁ
少し照れくさいけど、どうぞ
…ほら、君達も見てないでお食べ!

敵には逆ロシアン手巻き寿司を挑もう
一つだけ特別に美味しいアタリを先に食べた方が勝ちだ
(などと言いつつ全部美味しい)
言いくるめと演技をフル活用してアタリを捏造するよ
今回は私の勝ちだね。悔しければもうひと勝負いかが?
煽って進めて食べさせまくろう
お腹が苦しくなる頃に、ばしっと二人に決めてもらおうか


シェルゥカ・ヨルナギ
【花面】

わー、君達はそういう姿だったんだねー
あれ
くまティに熊耳が…
エンティの趣味かな

手巻き寿司は初めてだよ
緑の野菜と鮮やかな刺身、イクラを所々散らして
華やかな花束の様に
綺麗で楽しいなー
けど食べるなら自作より君達の作ったものがいい
ねぇエンティ、俺に作ってくれる?
マヨネーズ無しがいいな
ありがとー!
俺のは皆にあげるね

ねぇ賭博師、当りは引けた?
俺が食べたのがきっと当りだよ
比べてみて
疑似生物『手巻き寿司型ゆるキャラまきちゃん』が同じものを君に振る舞うよ
同じ位美味しかったなら次の勝負だね
今度こそ俺の勝ちだよ
まきちゃん大盛りで巻いてあげて
そろそろ苦しい?
頑張って比べて!
動ける?大丈夫?
当りなかなか出ないねー



 広大な海の世界にある、数多落ちてきた島のひとつ。
 その島『海幸島』は、このグリードオーシャンの世界においても有数の好漁場な海域に位置していて。
 新鮮な魚がいつでも頂け、連日皆が集っては楽しんでいるのだという。
 美味しい具材をくるくる巻いて、ぱくりと食べる――手巻きパーティーが。
「パーティというなら、彼らも呼ぼうじゃないか」
 ……ふたりとも、おいで、と。
 エンティ・シェア(欠片・f00526)が喚ぶのは、同室の隣人である「僕」と「俺」。
 だって、折角のパーティーならば賑やかな方がいいはずだから。
「さて、シェルゥカ。改めて紹介するよ。私の、同居人だ」
 エンティは「僕」と「俺」を、シェルゥカ・ヨルナギ(暁闇の星を見つめる・f20687)に紹介すれば。
「わー、君達はそういう姿だったんだねー」
 シェルゥカはふと、灰掛かった「僕」の頭にひょこり付いているお耳を見て首を傾ける。
「あれ、くまティに熊耳が……」
 ……エンティの趣味かな、って。
 そして賑やかになれば席に着き、いざパーティーのはじまり。
 エンティは目についた魚をいくつか取って海苔と酢飯の上に並べてから。 
 野菜と卵も程よく乗せて、鮮やかな彩りを仲良くひとまとめに、くるり。
「手巻き寿司は初めてだよ」
 シェルゥカはそうきょろり視線を巡らせつつ、緑の野菜と鮮やかな刺身を選んで。
 ぱらりと、ぷちぷちのイクラを所々に降らせて巻けば。
 華やかな花束の様な、初めての手巻き寿司が出来上がり。
 けれど、綺麗で楽しいなーって、それを眺めながらも。
 ふと、視線をエンティへと向けて。
「けど食べるなら自作より君達の作ったものがいい」
 ――ねぇエンティ、俺に作ってくれる?
 そう、おねだりを。
 そんなシェルゥカの言葉に、緑の瞳を一瞬ぱちくりさせてから。
「……私の作ったのが食べたいの?」
 エンティは彼のおねだりを聞いてあげる。
「マヨネーズ無しがいいな」
 はは、しょうがないなぁ、って笑って。
 そして、くるりくるり、と。
「少し照れくさいけど、どうぞ」
「ありがとー!」
 とびきり美味しい新鮮な花束を、君へ。
 それからエンティは、そっと瞳を細めて。
「……ほら、君達も見てないでお食べ!」
「皆には、俺のをあげるね」
 シェルゥカと一緒に、同室の隣人たちにも、くるり。
 けれど、そんな楽しいパーティーに、招かれざる乱入者が。
『さぁ、ご馳走様の時間かな』
 コンキスタドールの『狡猾なるベルガン』。
 けれど、予知で彼の性質は聞いているから。
「逆ロシアン手巻き寿司で勝負しないかい? 一つだけ特別に美味しいアタリを先に食べた方が勝ちだ」
『勝負ですか、それは受けて立たないとですね』
 まんまと、敵を逆ロシアン手巻き寿司へと誘って。
「ねぇ賭博師、当りは引けた?」
『これは、どうなのでしょうか。普通に美味しいですね』
「俺が食べたのがきっと当りだよ、比べてみて」
 シェルゥカが言えば、疑似生物『手巻き寿司型ゆるキャラまきちゃん』が同じものを敵に振る舞って。
「今回は私の勝ちだね。悔しければもうひと勝負いかが?」
 言いくるめと演技をフル活用してアタリを捏造する。
「同じ位美味しかったなら次の勝負だね。今度こそ俺の勝ちだよ」
 そしてもうひと勝負と声を上げる敵には、まきちゃんが大盛りで巻き巻き。
 いや、勝負の勝敗が真の狙いではなく。
「そろそろ苦しい? 頑張って比べて! 動ける? 大丈夫?」
 ……当りなかなか出ないねー、って。
 そう煽って進めて食べさせまくって――おなかいっぱい、満腹にさせてから。
 頃合いを見計らい、エンティは二人にお願いする。
 お腹が苦しくなって動けなくなったコンキスタドールへと、ばしっと決めて貰うべく。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

シルヴィア・ジェノス
お寿司!お寿司よお寿司!戦闘は苦手だけれど、美味しいものを沢山頂くのは大の得意よ!というわけで食べるのに徹します!
【料理】も得意だから手際よくささっと作って食べるわね

イクラとサーモン、特製タレでさっと漬けたマグロとキュウリ、エビマヨとキュウリ、サーモンとクリームチーズとカイワレ!等々!

海賊さんにも協力して頂いて手早く大量の手巻き寿司を作ってお皿に盛ってそれをどんどん食べるわ。女の子が沢山の手巻き寿司をパクパク食べる姿とか見れば敵も興味を持つかもしれないし
種も仕掛けもない大食いショーを見せてあげる!

ん~♪海苔の香りとぱりぱり感、甘くて脂ののった新鮮なお魚…幸せ~~♪

連携・アドリブ歓迎



 広大な海を臨む、グリードオーシャンの自然豊かな島のひとつ。
 『海幸島』と名付けられたその島に降り立った、シルヴィア・ジェノス(月の雫・f00384)は。
 月の煌めき纏う様な美しい髪を、海風にふわり靡かせながら。
 藍のいろを讃える瞳をキラキラと……それはもう、目いっぱいキラキラと輝かせる。
「お寿司! お寿司よお寿司!」
 ……黙っていたら、月の似合う美人である彼女なのだけれど。
 とにかく食べること大好き!
 実は、口を開けば食べ物のことばかりの食いしん坊であるのだ。
 いや、彼女が此処へ来た目的は、この島を襲撃しにやってくるコンキスタドールを……。
「戦闘は苦手だけれど、美味しいものを沢山頂くのは大の得意よ!」
 ……誰かが倒してくれることを信じて、食べることに徹します!
 食いしん坊なだけあって、料理も得意。
 だからその手際も、ささっと見事なもの。
 ええ、だって、効率良く早く沢山食べたいですから!
 ぷちぷち弾けるイクラと艶やかなサーモン、特製タレでさっと漬けたマグロとキュウリ。
 ぷりぷりなエビマヨとキュウリ、サーモンとクリームチーズとカイワレ! 等々!
 とにかくうきうきと、地元の匠の職人技を会得している海賊たちにも協力して貰って。
 手早く大量の手巻き寿司を作っては、お皿に盛って。
 それを嬉々とした表情で、どんどんはむはむと食べてゆくシルヴィア。
「女の子が沢山の手巻き寿司をパクパク食べる姿とか見れば、敵も興味を持つかもしれないし」
 ――種も仕掛けもない大食いショーを見せてあげる!
 海の幸は勿論、山の幸も肉も野菜も、色々どんどんひょいひょい口に運んでゆくシルヴィア。
 そしてきっと敵もだけれど、海賊もびっくりなくらい見事な食いしん坊ぶりを発揮しながらも。
 気持ち良い食べっぷりに、海賊達も彼女の為に腕をふるって巻き巻き!
 そんなお皿に盛られてゆく手巻き寿司をまたひとつ、手にしてから。
 はむりと口にすれば、また零れ落ちる満面の笑顔。
「ん~♪ 海苔の香りとぱりぱり感、甘くて脂ののった新鮮なお魚……」
 頬っぺたが落ちちゃうほどのその美味しさに……幸せ~~♪ って。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ティア・メル
【あめいろ】

ふみーお寿司ってそういうものなんだね
お魚とご飯を使うっていうのは知っていたんだけれど

んにっ
すごいすごい!
魚がどんどん細かくなっていくんだよ
ふふふー血飛沫を浴びたみたいっ
拭いてあげるね
持ってた水色のハンカチで拭き拭き!

賭け事も気になるなあ
円ちゃんが用意したお寿司美味しそう
食べちゃだめ?
わーっ甘エビ!

じーっと勝負を眺めて
んにに、ぼくも?
病飴で思い通りにしちゃおう
さあ、ぼくの支配に堕ちてよ
ぼくを勝たせて
出来るでしょう?

えげつない?
お醤油は飲み物だから、ご飯もあげなくっちゃ
酢飯にガリを乗せたやつ、どーぞっ

んふふ 甘エビ美味しいな
マグロもサーモンも美味しそう
タダ寿司ばんざーいっ!


岩元・雫
【あめいろ】

何で然う美味く無さそうな言い方を……
いやもうあゐだし良いや
知らない知らない、只飯食ってすっきりしよ

おれの知ってる解体ショーじゃないけれど
猟兵流と思えば悪くない
味も……まあ及第点なんじゃない?
はい醤油、そっちに回してって
気楽に食える食事は好いもんだ
あ、ネギトロ巻こっちに頂戴

――噫、何、おじさま?
わたしの顔に何か付いている?
賭け事ならば喜んで
だって、『わたしが勝つ』もの
宵色の幻夢で惑わせてあげる
賭けるのは罰ゲヱム
ほら、わたしに負けたいって、正直に言ってご覧?
良く出来ました。ご褒美の罰、受けるよね?

男に二言は禁句だぜ、ばぁか
あはは、皆でヤバいの食わせちゃおーよ
とりあえず醤油飲ませとく?


百鳥・円
【あめいろ】

合ってますが物騒ですようおねーさん
お寿司!お寿司!
いーっぱい食べましょ

あっははスプラッタ
返り血よーく拭いてくださいねえ

わたしは賭け事が気になりますよう
お手製手巻き寿司をご用意ですん!
一見豪華そうなお寿司!
中身はワサビとカラシたーっぷりですん
オマケに唐辛子もサービスですよう

おじょーさんにはこちら!
甘エビたっぷりですよう

糖分補給して勝負開始!
獄幻螢の出番です
ひとの心は不要でしょ?
読心術で読みごとをしつつ有利に運びましょ

まどかちゃんスペシャルは如何?
美味しくいただいてください

あっは、えげつなーい

ささ、美味しいお寿司を食べましょ!
わたしはエビとサーモンとマグロがいいです
タダ寿司ばんざーい!


歌獣・藍
【あめいろ】

まぁ、まぁ。おすし
それはアレね
魚を切り落として
白飯に乗せて食べるものね

捌くところから
始める所もあるようね
私、やってみたいわ!
捌き方?確か…こうよね!
(魚の腹部にナイフを1本突き刺せば返り血を浴びる)

…あら、違った?
わ。んんっ
てぃあ、ありがとう。

海賊さん
捌き方を教えてもらえるかしら

なるほど、わかったわ!
もう完璧よ
みんな、数多の魚を
私に投げてきて頂戴

ふふ、あゐの華麗な
解体ショーの始まりよ

皆様、返り血には
ーーーお気をつけて

『ゆるして。ゆるさないで。』

(飛翔する無数の剣を駆使して投げられた魚を綺麗に素早く捌いていく。高く投げられた魚には剣を足場に飛んで捌く)

(捌き終えて一礼し)

召し上がれ。



 広大なる海の世界、グリードオーシャン。
 そして好漁場の海域にある『海幸島』は、サムライエンパイアから落ちて来た島だという。
 サムライの国で、新鮮な魚を美味しく味わう料理といえば。
「まぁ、まぁ。おすし」
 そう……歌獣・藍(歪んだ奇跡の白兎・f28958)の言うように、寿司です!
 そんな寿司がどの様なものか、藍はちゃんと知っています。
「それはアレね。魚を切り落として、白飯に乗せて食べるものね」
「ふみーお寿司ってそういうものなんだね」
 ……お魚とご飯を使うっていうのは知っていたんだけれど、と。
 感心したように瞳をぱちりと瞬かせるティア・メル(きゃんでぃぞるぶ・f26360)だけど。
 すかさずツッコミを入れるのは、百鳥・円(華回帰・f10932)。
「合ってますが物騒ですようおねーさん」
「何で然う美味く無さそうな言い方を……」
 岩元・雫(望の月・f31282)もそう呟くように零すけれど。
 ……いやもうあゐだし良いや、と気を取り直して。
「知らない知らない、只飯食ってすっきりしよ」
「お寿司! お寿司! いーっぱい食べましょ」
 新鮮な具材で巻き巻きした美味しい寿司を、とにかく目一杯食べます!
 けれど、それでも。
「捌くところから始める所もあるようね」
 ぐるり藍色の視線を巡らせたその瞳に留まったのは、獲れたての魚を捌く地元の海賊の姿。
 そして興味深々な様子で、ちゃきりとナイフを手にした藍は。
「私、やってみたいわ! 捌き方? 確か……こうよね!」
 ――ぶすりっ、ぶしゅうっ!
 魚の腹部に刃を突き立てれば、飛沫く返り血。
「……あら、違った?」
「あっははスプラッタ」
 血塗れできょとりとする藍に、円は思わず笑ってしまって。
「ふふふー血飛沫を浴びたみたいっ。拭いてあげるね」
「わ。んんっ。てぃあ、ありがとう」
 持っていた水色のハンカチで血飛沫を拭き拭きしてくれるティアに、礼を告げる藍。
「返り血よーく拭いてくださいねえ」
 それから円の声に頷いて、自分でも拭き拭きしながらも。
 もう一度魚を捌く海賊達を見遣ってみるけれど、こんなに沢山返り血を浴びている人は誰もいないから。
「海賊さん。捌き方を教えてもらえるかしら」
「ああ、いいとも。この鯛だったら、まずは刃の切っ先でウロコを取るだろ、そして胸びれの下に切り込み入れて、頭を落としてだな……」
 真剣に海賊からレクチャーを受ける藍。
 そしてこくこくと何度も頷いた後。
「なるほど、わかったわ!」
 ――もう完璧よ。
 そうもう一度、鋭く光るナイフをぐっと握り締めて。
「みんな、数多の魚を私に投げてきて頂戴」
 海賊達に分けて貰った、ぴっちぴち新鮮な魚たちをずらり並べて。
 しゃきんっと身構え告げる――ふふ、あゐの華麗な解体ショーの始まりよ、って。
 その言葉通り、ぽいぽいぽいっと放られた魚たちが泳ぐように空に踊れば。
「皆様、返り血には――お気をつけて」
 ――ゆるして。ゆるさないで。
 刹那ギラリと閃くのは、複雑に飛翔する数多の『あの日の剣』。
 飛翔する無数の剣を駆使し、藍は教わった通りに投げられた魚を捌いてゆく。
 ウロコを削ぎ落し、頭を落とし、内臓を取り出して身を切り離して三枚におろしてから。
 皮を引いて、しゃしゃっと綺麗に素早く刺身にすれば、手にした皿に盛り付けまでしつつも。
 ちょっぴり高めに投げられた魚にだって難なく対応し、剣を足場に飛んで見事に捌ききる。
 そして刃を収め、ぺこりと一礼して。
「召し上がれ」
 美しくお造りを盛りつけた皿を、皆へと差し出す藍。
 そんな、周囲の海賊達も、ある意味ざわざわと騒めいてしまうほどの妙技を披露した藍であるが。
「おれの知ってる解体ショーじゃないけれど、猟兵流と思えば悪くない」
 雫はそう言いつつも、ひょいと箸を伸ばして、一切れぱくり。
「味も……まあ及第点なんじゃない?」
 見てびっくり、食べても美味しいのならば、解体ショーも大成功!
 それから、魚の捌き方を完璧に会得し、満足気な藍を雫は促して。
「はい醤油、そっちに回してって」
 ――気楽に食える食事は好いもんだ、と。
 皆で新鮮なおろしたての刺身を、くるくる巻き寿司にします!
 けれど、平和にもぐもぐ手巻き寿司パーティーを楽しむのも良いのだけれど。
 この島にそもそもやって来た目的はそういえば、襲撃しにやってくるコンキスタドールを倒す事。
 だが相手は強敵、真っ向から戦っては危険かもしれない。
 なので、島の海賊のフリをして寿司を楽しみつつ密かに待ち構え、予知されている相手の性質を利用して叩こうと。
 そして、そんな敵の性質とは。
「わたしは賭け事が気になりますよう」
「うん、賭け事も気になるなあ」
 何か賭け事を持ち掛ければ、必ず乗ってくるのだという。
 だから、そのために円がくるくる巻き巻きと作るのは。
「お手製手巻き寿司をご用意ですん! 一見豪華そうなお寿司!」
 見るからに豪華で美味しそうな、特製手巻き寿司!
 ……いや、美味しそうなのは、あくまで一見。
「中身はワサビとカラシたーっぷりですん。オマケに唐辛子もサービスですよう」
 いくらコンキスタドールの強者でも悶えること間違いなしな、激辛巻きです!
 でも、見た目はすごく美味しそうだから。
「円ちゃんが用意したお寿司美味しそう」
 ――食べちゃだめ?
 そうじっと円を見上げるティアだけれど。
 それ……実際食べちゃったら、きっとお口の中が火事になってしまいます!
 だから円は彼女の為に、別の具材をくるりと巻いてあげて差し出す。
「おじょーさんにはこちら! 甘エビたっぷりですよう」
「わーっ甘エビ!」
 美味しい甘エビの手巻き寿司を!
 いえ、勿論美味しい寿司は甘エビのものだけではない。
「あ、ネギトロ巻こっちに頂戴」
「次はマグロの解体ショーをやってみようかしら」
 ネギトロ巻も当然ながら絶品です。
 そんな、ちょっとスプラッタだったりしつつも、和気藹々もぐもぐしていたのだけれど。
『さて、パーティー中に失礼しますが。この島を襲撃致しますね』
 予知通り現れたのは、コンキスタドール『狡猾なるベルガン』。
 だがベルガンは知らない。手巻き寿司を楽しんでいる皆が、自分を待ちかまえていたなんて。
『襲撃も良いですが、何か賭け事をするのもいいですね』
「――噫、何、おじさま? わたしの顔に何か付いている?」
 ぱちりとベルガンと視線が合った雫は、そう首を傾げてみせてから。
 円が作ったロシアン寿司をテーブルに並べながら告げる。
「賭け事ならば喜んで」
 ……だって、『わたしが勝つ』もの、って。
 刹那、賭博師を惑わすのは、宵色の幻夢――聴いて、わらって。此方に、堕ちて。
「賭けるのは罰ゲヱム。ほら、わたしに負けたいって、正直に言ってご覧?」
 雫がそう、ベルガンの思考に干渉し囁けば。
『ぐ、私は負け……いや、負けませんが……ま、負けたい?』
「良く出来ました。ご褒美の罰、受けるよね?」
『うう、もしも私が賭けに負ければ……負ければ、仕方ありませんね』
 ベルガンは必死に抗いながらも、結局は誘導されるように頷いてしまって。
「んにに、ぼくも?」
 ここにいる人数分用意されているロシアン寿司を前に、じーっと勝負を眺めていたティアも首を傾けてから。
 ……病飴で思い通りにしちゃおう、と。
「さあ、ぼくの支配に堕ちてよ」
 ――廻り溶けた 恍惚の甘みをひとつ。
「ぼくを勝たせて。出来るでしょう?」
 ころり転がる飴の様な甘い声で、敵の支配されたい欲を侵して。
「ひとの心は不要でしょ?」
 ――希え、希え。みち鎖すまで。
 円が発動した、獄幻螢の出番。
 それから糖分補給して、いざ勝負開始!
(「読心術で読みごとをしつつ有利に運びましょ」)
 眼前のロシアン寿司を真剣に吟味するベルガンであるが。
 その心は惑い、侵され、何を考えているかもお見通しだから。
 敵が激辛の当たり以外のものを取ろうと考えれば、すかさず先にそれを自分達で手にして。
 仕方なく彼が手にしたのは――そう。
「まどかちゃんスペシャルは如何? 美味しくいただいてください」
 たっぷりのワサビとカラシ、オマケに唐辛子まで入った激辛のそれ。
 そして皆で一斉に、ぱくりと選んだ巻き寿司を食べれば。
『!! ぶほぉっ!? か、から……!!』
 見事にまどかちゃんスペシャルに大当たりするコンキスタドール。
 ということで、負けた人には約束通り罰ゲヱム!
『ちょ、ちょっと待って。ここは、もう一勝負……』
「男に二言は禁句だぜ、ばぁか」
 雫はごほごほ堪らず咳込む敵の様子に、わらって。
「あはは、皆でヤバいの食わせちゃおーよ」
 ――とりあえず醤油飲ませとく?
『醤油は飲み物では……ふごっ!?』
 手にした醤油を、強引に口に突っ込んで。
「あっは、えげつなーい」
 醤油を飲まされている紳士に、円も思わず笑んで。
 ……えげつない? とふたりと敵を見ながら、ティアもベルガンの口に入れてあげる。
「お醤油は飲み物だから、ご飯もあげなくっちゃ。酢飯にガリを乗せたやつ、どーぞっ」
『ふぐっ、け、結構です……あがっ!?』
 そして、辛さに悶えながら、醤油と酢飯とガリにふごふごしている敵を後目に。
「ささ、美味しいお寿司を食べましょ! わたしはエビとサーモンとマグロがいいです」
「んふふ 甘エビ美味しいな。マグロもサーモンも美味しそう」
「醤油飲ませたから、こっちにも頂戴」
「捌く魚があれば、言って頂戴ね」
 ――タダ寿司ばんざーいっ!
 再び、楽しくて美味しい手巻きパーティーの再開です!

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

望月・闇
※アドリブアレンジ何でもOK

【ワンダレイ】の皆と一緒よ!
私は素直に料理を作って、他の皆の作戦が上手く行くように撒き餌の役割でもやりましょ。
美味しい料理に舌鼓を打てば警戒も薄れる筈ね!
ギャンブルはワサビ軍艦を出して、食べ方を書いた札を引いてロシアンね。
実は舌の上に乗せたままにしないでよく噛んで食べると、ワサビ寿司は辛くないのよね。
勿論大当たりは「舌の上で溶かす様にじっくり食べる事」と書かれたお札よ!
激辛ワサビにのた打ち回る敵を、介抱すると見せ掛けて【苛む棘刺】で追撃よ!
勝負が始まるまでは普通に手巻き寿司を地元の海賊達に振舞うわ。
新鮮な魚介を使った潮汁や煮付けも作っておくわ。
和割烹ならお任せよ!


バルタン・ノーヴェ
【ワンダレイ】で、手巻きSUSHIパーティーデース!
UC《秘密のバルタンズ》も呼んで、賑やかに楽しくパーティしマスヨー!
アドリブOKデス!

海鮮シリーズをくるりくるりと【料理】して行きマース!
(「バル、バル」と一緒に作るバルタンズ)

赤身白身の魚介類だけでなく、卵焼きや野菜スティックも用意しておりマース!
完成品だけでなくゲストが自分で好みの手巻きを作れるよう材料も用意。
さあ、美味しくいただきマショー! 乾杯デース!
(「バルー♪」とノンアルお茶で乾杯するバルタンズ)

あ、ベルガンが来たらミニ・バルタンたちにお駄賃を払って袋叩きにしてもらいマース。
(「バルルー!」とお腹いっぱいで元気よく戦うバルタンズ)


實生・綿糸楼
【アドリブ歓迎】
【ワンダレイ】で、手巻き寿司パーティーだ。
島ならではの新鮮な魚介類も捨てがたいが
ツナやコーン、千切り野菜をマヨネーズで和えたものも捨てがたい

ほかの人たちのおすすめの組み合わせやネタがあれば試食させてもらおう
自分で好きなように具材を以って味わえるのは手巻き寿司ならではの楽しみよな
さぁ、あがりで乾杯と行こうか
こうやってみんなでわいわい囲む寿司というのも乙なものだ

おっと、ベルガンが来たようだな。
【實生流忍法【魅斬】】で【下忍羽虫】は放ってある。
自らが包囲されているとも知らずに可哀想なことだ


アスカ・ユークレース
【ワンダレイ】で手巻き寿司パーティーよ!
ちょっとコツがいるのよね
酢飯は少なく薄く伸ばすとか
定番の海鮮とかだけじゃなくて冒険もしてみるわ
意外な組み合わせがイケたりするのよね
完成したら実食!美味しい~!他の皆の組み合わせも試してみようかしら?


…ふふ、来たわね
つられた海賊が仕掛けた罠の方へのこのこと……

内部に仕込んだUCの鳥で切ったり蛇で絞めたり

あー愉悦ですわ❤️

仲間には予め罠の場所を教えてあるから巻き込みもなし

ついでに捕まった海賊で少し遊んで来るわ、パーティーの余興に

食べたい?食べたいわよね、食べたいから来たのよね?じゃあこっちをあげる。ロシアン手巻きよ
ほら残しちゃダメよ、もったいない



 眼前に今在るのは、青く広がる大海原と、海の恵みで育まれた美味しい魚介類。
 今日も、グリードオーシャンに数多ある島のひとつ『海幸島』ではパーティーが開かれている。
 新鮮な具材を、パリッパリの海苔やピカピカの酢飯で巻き巻きして食べる、手巻き寿司パーティーが!
 ……いや、この島が海の幸で溢れていて、毎日手巻きを楽しむ海賊がいることは確かだけれど。
 今、この島で手巻きパーティーを楽しむのは。
「私は素直に料理を作って、他の皆の作戦が上手く行くように撒き餌の役割でもやりましょ」
 コンキスタドールの襲撃に備えた猟兵達なのである!
 ……美味しい料理に舌鼓を打てば警戒も薄れる筈ね! と。
 望月・闇(揺り篭・f28009)は地元の海賊達に扮し、新鮮な食材で料理を作らんと視線巡らせれば。
 ――カモン、バルタンズ!
 ――バルバルバルバル♪
 バルタン・ノーヴェ(雇われバトルサイボーグメイド・f30809)が喚んだのは、秘密のバルタンズ――98体にも及ぶミニ・バルタンたち。
「賑やかに楽しくパーティしマスヨー!」
 折角のパーティーならば、沢山でわいわいした方が楽しいに決まっているから。
 そしてアスカ・ユークレース(電子の射手・f03928)は早速、海苔の上に酢飯を乗せてみつつ。
「ちょっとコツがいるのよね。酢飯は少なく薄く伸ばすとか」
 巻きやすいように酢飯の量を調整しながらも、テーブルの上を見回して。
「意外な組み合わせがイケたりするのよね」
 定番の海鮮だけではなくて、ちょっぴり冒険もしてみようと。
 魚は勿論、肉や野菜、他にも色々と目についた具材を取って並べてみて、くるりと巻いてみるアスカ。
 そんな彼女と丁度同じ様に考えていたのは、實生・綿糸楼(二代目實生忍軍棟梁・f31351)。
「島ならではの新鮮な魚介類も捨てがたいが。ツナやコーン、千切り野菜をマヨネーズで和えたものも捨てがたい」
 それから、色々な組み合わせで作ってみているアスカの手巻きの試食係にも立候補したりしつつ。
 自分でも、気になったものをくるくる、巻き巻き。
「自分で好きなように具材を以って味わえるのは手巻き寿司ならではの楽しみよな」
 そんな綿糸楼の言う通り、手巻き寿司に決まりの組み合わせなどはない。
 好きな物を好きな量並べて、くるりとひとつに巻いて味わえる……それこそ、手巻き寿司の醍醐味!
 そして、まずは海鮮シリーズをくるり巻いて手巻きを作っていたバルタンも。
「赤身白身の魚介類だけでなく、卵焼きや野菜スティックも用意しておりマース!」
 巻いた完成品だけでなく、ゲストが自分で好みの手巻きを作れるよう材料も用意して。
 ――バル、バル。
 バルタンズも一緒に、バルバルくるくる、色々な手巻き寿司を作ってみます!
 それから、みんなで巻き巻き、沢山色々な手巻き好きが完成すれば。
「さぁ、あがりで乾杯と行こうか」
「さあ、美味しくいただきマショー! 乾杯デース!」
「バルー♪」
 美味しい淹れたてのアガリで、乾杯!
 そしていざ実食、ぱくりと作った手巻きを口にしてみて。
「美味しい~! 他の皆の組み合わせも試してみようかしら?」
 アスカはそう興味津々、皆の手巻き寿司にも目を向けて。
「こうやってみんなでわいわい囲む寿司というのも乙なものだ」
 ほっこりと言った綿糸楼に、バルタンもバルタンズも、こくこくバルバル頷く。
 そして、コンキスタドールが現れるまでの間、手巻き寿司を地元の海賊達に振舞いつつも。
「和割烹ならお任せよ!」
 闇が作るのは、寿司にも良く合う、新鮮な魚介を使った潮汁や煮付け。
 いや、闇が作ったのは、美味しい寿司や和割烹だけではない。
 そう――襲撃してくる敵に備えた、いくつものワサビ軍艦!?
 ……そして。
『美味しそうですが、これまでです。私がこの島を、襲撃しにきましたから』
(「おっと、ベルガンが来たようだな」)
 綿糸楼は此方が知っていることなど思いもしていないだろう敵を、ちらりと見遣って思う。
 ――自らが包囲されているとも知らずに可哀想なことだ、と。
 そういう彼女も、何気に発動させた『實生流忍法【魅斬】』で下忍羽虫は既に放ってあるし。
(「……ふふ、来たわね。つられた海賊が仕掛けた罠の方へのこのこと……」)
 アスカはのこのこ此方へとやって来るベルガンに、そっとほくそ笑む。
『そうだ、襲撃の前に、私と賭け事でも……ぎゃあっ!?』
 ――ずぼっ。
 刹那、事前に海賊達と仕掛けて置いた罠が敵を捉えて。
 追い討ちをかけるように、内部に仕込んでおいた機械鳥で切断したり毒に特化した蛇で絞めたりするアスカ。
 けれど、相手はコンキスタドールの強者だと聞いたから。
「ロシアン寿司で勝負しましょう」
『く、賭博師として、勝負を受けないわけにはいきませんね』
 罠にかかったまま、ロシアン寿司勝負!
 そして闇が並べるのは、先程作っておいた、ワサビ軍艦。
 これ全部アウトなやつでは……? なんて、一見すれば思うけれど。
(「実は舌の上に乗せたままにしないでよく噛んで食べると、ワサビ寿司は辛くないのよね」)
 ロシアンはロシアンでも、食べ方を書いた札を引く形式のロシアン!
 そして、大当たりといえば勿論。
(「「舌の上で溶かす様にじっくり食べる事」と書かれたお札よ!」)
 絶対辛くて死ぬやつです、それ……!
 アスカも――あー愉悦ですわ❤️ って。
 仲間には予め罠の場所を教えてあるから巻き込みもないことであるし。
 パーティーの余興を楽しむことに。
「食べたい? 食べたいわよね、食べたいから来たのよね? じゃあこっちをあげる。ロシアン手巻きよ」
『え、ロシアン勝負なのですから、私が自分で選択……むぐっ!? あっ、か、からっっっ!』
「ほら残しちゃダメよ、もったいない」
 そして有無を言わさず、舌の上で溶かす様にじっくりとワサビ軍艦を食べて悶えるベルガンに。
 闇は介抱……するように、見せかけて。
 ――縛。
 激辛にのたうち回る敵を、苛む棘刺で追撃!
 綿糸楼の下忍羽虫も、周囲から一斉に攻撃を仕掛けて。
「バルルー!」
 バルタンも、お腹いっぱい元気いっぱいなミニ・バルタンたちにお駄賃を払って、お願いを。
 辛さに堪えられずぷるぷるしているベルガンを――皆と一緒に、ぼこぼこの袋叩きにするように。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

シホ・エーデルワイス
≪狐御縁≫

はい
しかも楽しむ事で有利になりますから
遠慮なく頂きましょう♪


地元の海賊さん達に協力をお願いし
定番の食材と油揚げを用意

【供宴】で酢飯を細巻きの様に油揚げで巻いた
巻き稲荷寿司を料理


ルルの巻き寿司は沢山詰め込まれて恵方巻みたいね
ぐるぐるした味わいで美味しいです
マイさん達もどうぞ


焔さんありがとう
綺麗に巻けている上
美味しいです


燦がなるならお嫁さんでしょ(苦笑)

嫁入りの言葉には
妹の焔さんが気になって見て気まずくなる


そこのおじ様も一緒に如何でしょうか?

ロシアン寿司の外れは唐辛子の激辛ソースを酢飯に混ぜる
見分け方は巻いている干瓢の結び方を変え
皆に伝えておく


攻撃は聖銃を発砲

戦後
敵を弔いつつ
お茶を淹れる


ルルチェリア・グレイブキーパー
≪狐御縁≫

海賊さんと協力してお魚いっぱいの巻き寿司を作るわ!
欲張って太巻きになっちゃった
でもおいしいわ!皆も食べて欲しいのよ!

シホは稲荷寿司を作ったのね
燦さん油揚げ大好物だものね♪

あん肝!おつまみに良さそうね
そうねマイ達(一緒にいる幽霊の子達)もお寿司が食べたいみたい
シホと焔さんのお寿司、全部食べちゃ駄目よー?

コンキスタドールとロシアン寿司で博打勝負!
とても辛いお寿司を食べた人が負けよ
シホの稲荷寿司は干瓢の結び方を見れば大丈夫
焔さんの手巻き寿司は左巻きが安全なのよ
燦さんのお寿司は全部安全!

【お子様幽霊たちの海賊団】で海賊船を召喚
コンキスタドールを幽霊の子達が砲撃銃撃で攻撃
敗者には罰ゲームよ!


四王天・焔
≪狐御縁≫
SPD判定
アドリブ歓迎

■心情
お寿司が食べられるんだね、よーし、この際だから沢山食べて楽しんじゃおうね!

■行動
焔は、様々な魚介類ときゅうりを巻いた手巻き寿司を作ってみようかな?
【料理】の技能で、美味しく作り上げてみるね。
「さぁ、出来上がったよ、皆さん良かったら食べてみてね」

ロシアン寿司には、当たりには大量のワサビ投入。
イカサマで、普通の手巻き寿司は左巻き、当たり寿司は右巻きと言う風に
区別出来るようにする。

後は、同行者の作ったお寿司を美味しそうに食べたりして
楽しみたいな。

燦お姉ちゃんがお嫁になる事に
少しシホさんに嫉妬。

ベルガンは、イカサマに引っ掛かった所を
白狐召還符の狐火で攻撃。


四王天・燦
《狐御縁》

変り種でメバルや穴子を刺身にすんぜ
鼻歌混じりにアラ汁も作っちゃお
ふふん、良い旦那さんになれそーでしょ♪

あは、シホの稲荷寿司は気が利いてるや
明日にでも嫁入りしてもらいたいね♪

ルルは欲張りだな
よーし鰆にあん肝も入れようぜー
幽霊組たちの分も作ろうか

焔のロシアンは姉として、またイカサマの疑いを弱める為にも覚悟で大当たりを引く!
キョペーッ!?

アタシもロシアン手巻きを振舞うぜ
全て山葵抜き、変な食材もない安牌だ
誰か我慢してるなと誤魔化すよ
しばらくしてブラックライトを弄びアニサキスとイカサマの可能性を語る
言いくるめで不安を煽り、催眠術で体調不良を引き起こすぜ
皆にはネタバラシ済み

これが狐のイカサマだ♪



 爽やかに吹く海風、獲れたて新鮮な海の幸。
 そんな自然の恵みを頂く、美味しいひととき。
 その光景は一見すると、のんびり平和なものに見えるけれど。
 実はこの島『海幸島』に危機が迫っていると予知されたのである。
 コンキスタドールの強者の襲撃を受けて。
 けれど予知でそれが分かっているから……敵に悟られぬよう、地元の海賊のフリをして。
 敵を誘き出し油断させ、そして叩くという今回の作戦なのである。
 ということでまずは、まさか待ち構えているなんて敵に思わせないように。
(「お寿司が食べられるんだね」)
 ……よーし、この際だから沢山食べて楽しんじゃおうね! と。
 こくり頷き、四王天・焔(妖の薔薇・f04438)がその心に思うように。
 まずは皆で、手巻き寿司パーティーです!
「海賊さんと協力してお魚いっぱいの巻き寿司を作るわ!」
 ルルチェリア・グレイブキーパー(墓守のルル・f09202)も、魚に関して匠の技術を持つという島の海賊達と協力して、早速巻き巻き、
「欲張って太巻きになっちゃった」
 あれもこれもと具材を入れていたら、手巻きというよりも太巻きに!?
 けれど、それをはむはむと食べてみれば。
「でもおいしいわ! 皆も食べて欲しいのよ!」
 ぱっと笑顔になってしまうほど、とても美味しい。
 そんなルルチェリアの言葉に、シホ・エーデルワイス(捧げるもの・f03442)は頷いて。
「はい、しかも楽しむ事で有利になりますから遠慮なく頂きましょう♪」
 楽しめば楽しむほど、きっとまさか自分達が待ち構えている猟兵だなんて敵は思わないはず。
 だからシホも、地元の海賊達に協力をお願いして、定番の食材と油揚げを用意して貰えば。
 ――捧げるものシホ。感謝を込めておもてなし致します。
 『供宴』を発動させつつ、酢飯を細巻きの様に油揚げで巻いた巻き稲荷寿司を作ることに。
 そんな寿司は寿司でも稲荷寿司を選んだシホに、ルルチェリアは納得した様に口にする。
「シホは稲荷寿司を作ったのね。燦さん油揚げ大好物だものね♪」
 そう、それは狐狐である四王天・燦(月夜の翼・f04448)の大好物を使ったものだから。
 そんな燦は、変り種でメバルや穴子を刺身にして。
「アラ汁も作っちゃお」
 鼻歌混じりに料理を作りながらも、得意顔。
「ふふん、良い旦那さんになれそーでしょ♪」
「燦がなるならお嫁さんでしょ」
 そして苦笑しつつも言ったシホへと、燦は目を向けて。
「あは、シホの稲荷寿司は気が利いてるや」
 燦は彼女を見つめる瞳を細め、続ける。
 ――明日にでも嫁入りしてもらいたいね♪ って。
 そんな燦の言葉に、ぴくりと微かに反応を示したのは、焔。
 焔にとって、燦は甘えたい大好きなお姉ちゃんだから。
 燦お姉ちゃんがお嫁になる事に、そしてお姉ちゃんの恋人のシホに少し嫉妬してしまう。
 そしてシホも、燦の嫁入りの言葉を聞いて、ちらりと。
 彼女の妹の焔を見れば、気まずくなってしまう。
 けれどそんなことは露知らず、燦はご機嫌に順調に料理を進めていって。
「ルルは欲張りだな。よーし鰆にあん肝も入れようぜー。幽霊組たちの分も作ろうか」
「あん肝! おつまみに良さそうね。そうねマイ達もお寿司が食べたいみたい」
 ルルチェリアは燦の言葉に瞳を輝かせつつ、自分の作った太巻き風手巻きも提供して。
「ルルの巻き寿司は沢山詰め込まれて恵方巻みたいね。ぐるぐるした味わいで美味しいです」
 シホは、マイさん達もどうぞ、と。ルルチェリアと一緒にいる幽霊の子達にもお裾分け。
(「焔は、様々な魚介類ときゅうりを巻いた手巻き寿司を作ってみようかな?」)
 焔はぐるりと皆の様子を見つつ、そう具材を取っていって。
「さぁ、出来上がったよ、皆さん良かったら食べてみてね」
 料理の腕を駆使し、美味しく作り上げた手巻きを皆へ。
「焔さんありがとう。綺麗に巻けている上、美味しいです」
「マイ達はシホと焔さんのお寿司、全部食べちゃ駄目よー?」
 シホとルルチェリアは、そんな美味しそうな焔の寿司をもぐもぐ味わって。
 焔も他の皆が作った寿司を美味しそうにはむり、楽しくて美味なひとときを。
 けれど――焔が作るのは、美味しい寿司だけではありません。
 ひとつだけ、当たり……大量のワサビを投入!
 そう、これは襲撃してくるコンキスタドールとの勝負に使うロシアン寿司。
 シホも唐辛子の激辛ソースを酢飯に混ぜた巻き寿司を作って。
「アタシもロシアン手巻きを振舞うぜ」
 燦もロシアン用の手巻きを巻き巻きするけれど。
 勿論イカサマ上等――目印もきちんと決めて。
(「普通の手巻き寿司は左巻き、当たり寿司は右巻き」)
(「巻いている干瓢の結び方を変えおいたわ」)
(「全て山葵抜き、変な食材もない安牌だ」)
 皆とも共有し、区別できる様にしておきました!
 そして、そうこう手巻き寿司を楽しんでいれば。
『もう美味しい時間は終わりです、お嬢さん方。この島は襲撃致しますから』
 現れたのは、コンキスタドール『狡猾なるベルガン』。
 そんなベルガンに、すかさず声を掛けるシホとルルチェリア。
「そこのおじ様も一緒に如何でしょうか?」
「とても辛いお寿司を食べた人が負けの勝負よ」
 そしてルルチェリアはちらり、並ぶ寿司を見遣りつつ思う。
(「シホの稲荷寿司は干瓢の結び方を見れば大丈夫、焔さんの手巻き寿司は左巻きが安全なのよ。燦さんのお寿司は全部安全!」)
『勝負ですか、受けて立ちましょう』
 けれど、イカサマしてるのでは? なんて疑うベルガンの目の前で。
「……キョペーッ!?」
 焔のロシアン寿司に手を伸ばし、はむりと食べてみた燦は、当たりの激辛!?
 いえ、焔の姉として、またイカサマの疑いを弱める為にも体を張って、覚悟で大当たりを引きました!
 そして自分の安牌な寿司は、誰か我慢してるな、なんて誤魔化したりして敵を攪乱。
 しばらくしてブラックライトを弄び、燦はアニサキスとイカサマの可能性を語って。
 言いくるめで不安を煽りつつ、体調不良を引き起こすべく催眠術をかけてみる。
 そんな一連の作戦は、皆にはネタバラシ済み。
 ――これが狐のイカサマだ♪ って。
『やはり辛いのは巻物に入ってそうですね』
 それからバルカンはそうおそるおそる、シホの作った稲荷寿司をひとつ摘まんで口にすれば。
『!!? か、からっ!!』
 狐のイカサマも大成功、見事引っかかって外れを食べたベルガン。
 そして悶えるベルガンに生じた大きな隙を、すかさず皆でつく。
 ――敗者には罰ゲームよ!
 シホの聖銃が発砲されたのに続き、そう言い放ってルルチェリアが差し向けるのは、お子様幽霊たちの海賊団。
 カルバリン砲とラッパ銃で、敵を容赦なく狙い撃ち!
 焔も喚んだ蒼い狐火吐く白狐に騎乗して。
 イカサマに引っ掛かったベルガンへと、白狐召還符の狐火を繰り出す。
 それから、水を求めて撤退していった彼を見送った後。
 やはり――お寿司の締めはこれ。
 シホはこぽこぽと全員、美味しい食後のお茶を淹れるのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ナターシャ・フォーサイス
ミラさん(f09057)と。
先日は焼肉でしたが…今回は寿司なのですね。
これも哀れな魂を導くため。
食欲が勝ったとかそう言う訳ではないのです。断じて(

天使達も呼び、軸をひとつ決めて作りましょう。
結論美味しければ何でもいいのですが(
海産物を中心に、心行くまで楽しみたいですね。

あぁ、胃袋ならご心配なく。
ミラさんも健啖とは伺っていますが、天使達がいるではありませんか。
普段は私の手足となっているのです。
勿論触れますよ?

作り終えたら、ミラさんと頂きましょう。
流石はグリードオーシャンの海の幸。どれも絶品です…!

ベルガンへは、激辛を仕込んで食べさせましょう。
こちらは数も多いのです。ハズレはそう引かないでしょう。


ミラ・パーチェ
ナターシャさん(f03983)と!

神様のお導きで
一緒に手巻き寿司を作る事になったわ!
目指せ、全制覇よ!(きりっ

海産物、全部乗せっていけるかしら?
あと肉系も捨て難いわ……野菜でさっぱり……
うーん、決められない!だって、全部美味しそう!
美味しければ何でもいい
カロリーはシナライオイシクナイ
この二つは真理ね(力強く同意

ナターシャさんは
どれを食べてみたい、とかあるかしら?
食べ切れなかったら任せて!
わっ、天使様……触れたり出来るの?
すごーい!羽がふわふわ……!

作り終わったら
ナターシャさん、天使様と一緒に頂きます
んーっ!おいひぃ……絶品……!(幸せ

激辛でも神様からの恵みだもの
ちゃーんと食べてね?(にっこり



 広大な海の世界、グリードオーシャンにある『海幸島』。
 まさに好漁場の海域に在るこの島にもたらされているのは、自然の恵み。
 そんな新鮮で美味しい魚介類が味わえると言う事でやって来たのは、ナターシャ・フォーサイス(楽園への導き手・f03983)。
(「先日は焼肉でしたが……今回は寿司なのですね」)
 くるりと周囲の皆が勤しむ、手巻き寿司パーティーをしている様を見ながら。
 けれど、確かに美味しいものを食べにということもあるのだが。
「これも哀れな魂を導くため」
 そう、本来の目的は、この平和そうな島に危機が迫ると予知されたから。
 コンキスタドールの強者の襲撃を受けて。
 だがら、手巻き寿司を目一杯楽しで食べる事も……敵を欺く作戦なのです。
 ――食欲が勝ったとかそう言う訳ではないのです。断じて。
 違いますよ? そんなことは……うん、きっとそう言う訳ではありませんよ?
 そんな言い訳を心に描くナターシャであったが。
 今回、彼女と神様のお導きで一緒に手巻き寿司を作る事になったミラ・パーチェ(夢追い人・f09057)は。
 きりっと、颯爽と言い放つ。
「目指せ、全制覇よ!」
 むしろ清々しいくらいに言い切りました!
 そんなミラとふたりでも良いのだけれど……やはり、これはパーティーなのだから。
 ――あの者へも導きを。罪を祓い、我らが同胞に道標を与えるのです。
 そう紡ぎ、ナターシャが召喚したのは天使達。
 沢山具材もあるから、手あたり次第ということだって出来るけれど、でも。
(「軸をひとつ決めて作りましょう」)
 海産物を中心に、心行くまで美味しく楽しみたいと――ナターシャは巻き巻き。
 そして勿論、ミラが作らんとする手巻き寿司はといえば。
「海産物、全部乗せっていけるかしら?」
 なんと、海産物全部乗せ!?
 けれどミラは悩まし気にこう続ける。
「あと肉系も捨て難いわ……野菜でさっぱり……うーん、決められない! だって、全部美味しそう!」
「結論美味しければ何でもいいのですが」
 そんなナターシャの言葉に、ミラはこくこくと力強く。
 そう……何てったって、このふたつは真理であるから。
 ――美味しければ何でもいい。
 ――カロリーはシナライオイシクナイ。
 ということで!
「ナターシャさんはどれを食べてみたい、とかあるかしら?」
 ……食べ切れなかったら任せて! と笑むミラに、ナターシャは返す。
「あぁ、胃袋ならご心配なく。ミラさんも健啖とは伺っていますが、天使達がいるではありませんか」
 ……普段は私の手足となっているのです、と。
 そう天使達を見遣れば。
「わっ、天使様……触れたり出来るの? すごーい! 羽がふわふわ……!」
「勿論触れますよ?」
 眼前のふわもこな羽に目が釘付けになるミラ。
 けれどそれでもやはり、一番釘付けで夢中なのは、美味しいもの。
 ある程度巻き巻きし終われば、いよいよもぐもぐタイム!
 天使様も勿論一緒に、いただきます、をしてから――ぱくり。
「んーっ! おいひぃ……絶品……!」
「流石はグリードオーシャンの海の幸。どれも絶品です……!」
 口に運べば一気に満ちる、大きな幸せ。
 ……いや、一応コンキスタドールを油断させて倒すために此処にいるから。
 賭け事を申し込んだら断れない敵の性質を利用するべく。
 ナターシャが巻き寿司に仕込むのは――激辛!
『さてと、皆さん楽しんでおられますが。この島を襲撃いたしましょうか』
 それから丁度現れた『狡猾なるベルガン』と、ロシアン寿司勝負!
(「こちらは数も多いのです。ハズレはそう引かないでしょう」)
 勿論彼には、激辛を食べて貰います。
 そしてミラも早速ひとつ、はむりと口に運びながらも。
 こうにっこりと、ベルガンへと声を向ける。
「激辛でも神様からの恵みだもの」
 ――ちゃーんと食べてね? って。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

飛砂・煉月
【狼硝】

食べれる食べれる
そんなシアンを今度回る寿司屋に連れてってあげんね
楽しげにへらり

折角だから作るのは豪華でスペシャルなやつ
一応食べ合わせも考えつつ欲張っちゃお
ハクも頑張って材料選び
口の中で喧嘩しないので揃えて詰め詰め
あっは、超イイ出来じゃん♪
緋と蒼を合わせていえーいってハイタッチ
だーってさ、ハク?
差し出された特別にぱくり白竜が飛びつく

シアンに、美味しいでしょ?って笑って
オレも食べるーって一緒に食べちゃお
おいしー

あ、そうだ敵用にクッソまずいのも作ろっか
最高に不味いのにしてやろ~

お酒?
あーイイ感じにふわふわするよ
オレ強いから潰れたりしないけど
見たかったら、うん
キミが呑める様になった時に
――ね?


戀鈴・シアン
【狼硝】

え…生魚って食べられるの?
お腹壊したりしない?
未知の食べ方に少しだけ警戒心
でもすぐに興味の方が勝ってしまう
寿司が…回る…?(困惑)

とびきり美味しいのを作りたいな
あれもこれもと欲張りに、贅沢に
出来上がったなら、輝く瞳を見合わせて
手を伸ばしてハイタッチ!
最初の一口はハク、どうぞ?
頑張って材料選んでくれたもんね

俺も頂こう
……!
おいしい!
初めての食感や風味に少し驚くけれど、それも含めて楽しくて、嬉しい
ね、レン、ハク

きみの提案には乗り気で頷き
敵用のロシアン寿司作りに勤しもう

ふと目に留まるのは酒盛りをする人達
そういえば、レンはお酒は飲まないの?
ふわふわしてる所、少し見てみたい気も
ん。これも約束、ね



 広大な海が広がるこの世界でも、有数の好漁場が広がる海域。
 そしてこの島は、サムライエンパイアから落ちてきた島なのだという。
 サムライの国で新鮮な魚を美味しく頂く料理。
 そう――それは、寿司!
「え……生魚って食べられるの?」
 ――お腹壊したりしない? って。
 戀鈴・シアン(硝子の想華・f25393)にとってそれは、未知の食べ方だから。
 じーっと見つめる硝子の様な澄んだ青い瞳に宿るのは、ちょっぴりだけ警戒するいろ。
 そんなシアンの様子に、笑って頷いて。
「食べれる食べれる。そんなシアンを今度回る寿司屋に連れてってあげんね」
 楽しげにへらりとそう続けたのは、飛砂・煉月(渇望の黒狼・f00719)。
 最初は警戒していたけれど、でもすぐに興味の方が勝って。
 シアンは周囲の人たちが食べている寿司にそわりとするけれど。
 煉月の言葉に、ちらり、もう一度寿司を見てから。
「寿司が……回る……?」
 瞳をぱちくり瞬かせ、ますます困惑する。
 けれど、手巻き寿司パーティーをしている人たちは、とても楽しそうで美味し気だから。
 早速二人も、レッツ手巻きパーティー!
「とびきり美味しいのを作りたいな」
 そうあれもこれもと欲張りに、贅沢に並べていくシアンと一緒に。
「折角だから作るのは豪華でスペシャルなやつ。一応食べ合わせも考えつつ欲張っちゃお」
 煉月は色々豪華だけど、でも口の中で喧嘩しないような。
 そんなスペシャルな巻き寿司を作るべく、詰め詰め。
 ハクもきょろり、あれやこれやと頑張って、材料選びをお手伝い。
 そして、そろーっと巻き巻きしてみれば。
 煉月へと向けられるのは、キラキラ輝くシアンの瞳。
「あっは、超イイ出来じゃん♪」
 煉月も巻き巻きしてから、そう笑みと視線を返して。
 緋と蒼を仲良く重ね合わせて、いえーいっ。
 手を伸ばして、完成のハイタッチ!
 そしてシアンは、はじめての巻き寿司を差し出す。
「最初の一口はハク、どうぞ?」
 ……頑張って材料選んでくれたもんね、って。
 そんな言葉に、煉月が相棒を見遣れば。
「だーってさ、ハク?」
 嬉し気に尻尾をぱたりと揺らして、ぱくりっ。
 差し出された特別に、一番乗りに飛びつく白竜。
 そして……俺も頂こう、って。
 そうっと、シアンもはむりと口にしてみれば。
 初めての食感や風味にちょっぴりだけ驚くけれど。
「……! おいしい!」
 それも含めて楽しくて――嬉しい。
 そんな様子に煉月もやっぱり笑って。
「美味しいでしょ? オレも食べるーっ」
 ぱくり、スペシャルな手巻き寿司を食べてみれば。
 ……おいしー。
 ……ね、レン、ハク。
 3人で顔を見合せてまた宿るのは、お揃いの笑顔。
 そして自分たちの手巻きは、とびきりで特別に美味しいものだけど。
「あ、そうだ敵用にクッソまずいのも作ろっか」
 ……最高に不味いのにしてやろ~。
 そう悪戯っ子のように笑む煉月の提案に、シアンもうんうんと頷いて。
 この島を襲撃しにくるという敵用のロシアン寿司作りに勤しんで巻き巻き。
 それから、ふとシアンの目に留まったのは――楽しそうに酒盛りをする人達。
「そういえば、レンはお酒は飲まないの?」
 ……ふわふわしてる所、少し見てみたい気も、って。
 彼へと視線を移して、訊いてみれば。
「お酒? あーイイ感じにふわふわするよ。オレ強いから潰れたりしないけど」
 やっぱり未知のものへ興味津々なその瞳のいろに、煉月はこう笑んで返す。
「見たかったら、うん。キミが呑める様になった時に――ね?」
 それはまた一つ増えた、未来の楽しみ。
 だからシアンはそんな彼の言葉に、こくりと頷く。
 ――ん。これも約束、ね、って。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ディール・コルメ
【水月】
アドリブ歓迎
下戸、少量の酒で顔が赤くなる

戦の真っ只中での宴会
美味い飯に、美味い酒ときたモンだ
最高に贅沢な時間だねぇ、ユア?(へらり

あっはっは!
折角の機会、偶には呑まれてみんのも悪くないさね
でもって、手巻き寿司……
とりあえず、無難に刺身でも乗せて巻いてみるかねぇ

ユアはどうする?
ロシアン手巻きねぇ……そういう賭けは楽しそうだ
ちょいと敵を呼んで、巻き込むとしようか

手巻き寿司のロシアンルーレット
運が悪きゃ、激辛手巻き寿司
どうだい?一つ、アタシらと勝負しようじゃないか
……あァ?アタシらの酒が飲めないってのかい?(絡み酒
(勝敗おまかせ)

あ、もしアタシが食べるなら【激痛耐性】待ったなしで!


月守・ユア
【水月】
アドリブ大歓迎
お酒は弱い方だがディールよりは強いかも?
飲みすぎたら笑いやすくなる

あっは、戦という名の宴会ってやつか?
これはー、僕らにもってこいな戦場じゃないか、ディール(にぃっ

ああ
呑んで呑まれて、ド派手にいこうじゃないか!
手巻き寿司は…
玉子焼きとか胡瓜とか巻いて
野菜巻きも作ってみたりする

僕~?
あ!せっかくなら面白い事をしよう
賑わいでも戦場だ…
ロシアン手巻き寿司やってみたいなっ

食べたら激辛寿司!だなんて、想像しただけでもゾッとしない?
ワクワクするよね!ははっ
ほーら、挨拶代わりに酒でも一杯飲めよ
そうしたら、ルーレットスタートだ
(勝敗お任せ)

まぁ、僕…無痛体質だから、辛さ感じないんだけどね★



 何処までも続くかのような青い海、爽やかに吹く海風。
 そして……新鮮な魚介類に、美味い酒!
 今、この世界は激しい戦火の只中にある。所謂、戦争中……なのだけれど。
「戦の真っ只中での宴会。美味い飯に、美味い酒ときたモンだ」
「あっは、戦という名の宴会ってやつか?」
 むしろ、宴会という名の戦争なのかもしれない。
 何だかもういつもよりも陽気な感じになっている月守・ユア(月影ノ彼岸花・f19326)は、共に今戦場に在るディール・コルメ(淀澱・f26390)に、にぃっと笑んで。
「これはー、僕らにもってこいな戦場じゃないか、ディール」
「最高に贅沢な時間だねぇ、ユア?」
 戦友の言葉に、もう結構赤い顔でへらりと笑み返すディール。
 ということで、折角の機会。
「ああ。呑んで呑まれて、ド派手にいこうじゃないか!」
「あっはっは! 折角の機会、偶には呑まれてみんのも悪くないさね」
 それ、ダメなオトナの女子会の予感しか……!
 それからふたりは、酒は勿論のこと。
 用意されている新鮮な食材で、手巻き寿司を作ってみることに。
「でもって、手巻き寿司……とりあえず、無難に刺身でも乗せて巻いてみるかねぇ」
「手巻き寿司は……玉子焼きとか胡瓜とか巻いてみようか」
 作る手巻き寿司はめっちゃ定番で、全然冒険しないふたり。
 だが、此処は戦場。一応、敵の襲撃があると予知されたから。
 敵を油断させるために赴いているのだけれど。
 そんな現れるコンキスタドールの性質を、ふと思い出すふたり。
 襲撃してくる『狡猾なるベルガン』とやらは、賭け事を吹っ掛けられると断れないとかなんとか。
「そういえば敵が来るらしいけど、ユアはどうする?」
「僕~? あ! せっかくなら面白い事をしよう」
 そしてユアは、愉快気にこんな提案を。
「賑わいでも戦場だ……ロシアン手巻き寿司やってみたいなっ」
「ロシアン手巻きねぇ……そういう賭けは楽しそうだ」
 ……ちょいと敵を呼んで、巻き込むとしようか、って。
 ふたりして、にんまり。
 そして激辛の手巻き寿司を楽し気に巻き巻きしていれば。
『宴会ですか、楽しそうですね。しかし、これからこの島を襲撃します』
 丁度いいところに現れた、コンキスタドール『狡猾なるベルガン』。
 そんな紳士然とした敵に、ふたりは。
「手巻き寿司のロシアンルーレット。運が悪きゃ、激辛手巻き寿司」
 ――どうだい? 一つ、アタシらと勝負しようじゃないか。
「食べたら激辛寿司!だなんて、想像しただけでもゾッとしない? ワクワクするよね! ははっ」
『ほう、勝負ですか。いいでしょう、お相手しましょう』
 さくっと、激辛ロシアン寿司の勝負を取り付けて。
「ほーら、挨拶代わりに酒でも一杯飲めよ」
『いえ、酒は、ちょっと仕事中なので……』
「……あァ? アタシらの酒が飲めないってのかい?」
 めっちゃ、イケおじに絡み酒。
 そして、じゃあ一杯だけ……と強引に飲ませてから。
 ――そうしたら、ルーレットスタートだ。
 ぐるぐる~と何となく皿を手動で回してみて、それぞれが選んだ寿司を手に。
 ぱくり、一斉に食べてみれば。
『…………』
「…………」
「……あれ?」
 全員、普通にもぐもぐ食べています……??
 そう首を不思議そうに傾けるディールとベルガンを後目に。
 ユアはまた、楽し気ににぃっと笑う。
 激辛手巻きを平気な顔で食べ進めながら――まぁ、僕……無痛体質だから、辛さ感じないんだけどね★ って。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

灰神楽・綾
【不死蝶】
ふふ、これなら料理があまり得意じゃない俺でも
楽しく作れるね
鼻歌交じりで色んなネタを挟み
ああ、これ?あとで使うのさ

コンキスタドールに正々堂々とロシアン寿司勝負を仕掛ける
梓が作ってくれた美味しい寿司セット
この中に1つだけわさびまみれの寿司がある
俺とコンキスタドールが1つ手に取りせーので食べる
双方とも美味しい寿司なら新しいセットに取り替え
どちらかがわさび入りを引き当てるまで繰り返す

寿司には一切の小細工はしていない
…でも実は俺、大の激辛好きでね
わさび寿司も顔色変えず美味しく食べちゃう
わさびが来てもしれっと普通の寿司として申告
コンキスタドールが引き当てるまで延々と勝負を続ける

で、倒す


乱獅子・梓
【不死蝶】
そうだな、親子で一緒に料理する時の
メニューにも良さそうだ
子供のように楽しげに寿司を巻いていく綾に
親のような視線を送りながら
…ゲッ、なんだその物騒な寿司は…!?
そこにあったのはわさびまみれの寿司

正々堂々とはいったい…
綾の作戦は予め聞いていたから
コンキスタドールが哀れだなと思いつつも
自分が巻き込まれないように
ひたすら寿司を作ることに集中
俺は寿司職人、俺は寿司職人…

作った寿司を自分でも食い
獲れたての海の幸は絶品だな
寿司以外にもそのまま刺身で食ったり
煮たり焼いたり別の調理法でもうまそうだ
ほら、お前らも食ってみな(仔竜たちに差し出し
ロシアン勝負を横目で見つつ和やかな時間を過ごす

最後は一緒に倒す



 眼前に広がる青い海を臨みながら、爽やかな潮風に乗って。
 ……ふんふ~ん、ふ~ん♪
 聞こえてくるのは、すごく楽しそうな鼻歌。
「ふふ、これなら料理があまり得意じゃない俺でも楽しく作れるね」
 最初はちょっぴり酢飯の量が多かったりもしたけれど。
 美味しそうな食材をちょちょいっと乗せて、くるくるっと巻けば出来上がり!
 そんな鼻歌交じりで色んなネタを挟む灰神楽・綾(廃戦場の揚羽・f02235)の様子に、オカン的視線を向けているのは乱獅子・梓(白き焔は誰が為に・f25851)。
「そうだな、親子で一緒に料理する時のメニューにも良さそうだ」
 ハムに玉子、いくら、ツナマヨ……やはり何となく子供っぽいような、可愛らしいネタを多く巻いている気がする綾に。
 梓は暫し、親のような視線を送っていたのだけれど。
 でも、眼前にいるのはやっぱり綾。
 楽し気に次に彼が巻き始めたものをふと見た梓は、思わず瞳を大きく見開いてしまう。
「……ゲッ、なんだその物騒な寿司は……!?」
 いや、だって……何か、色がめっちゃ緑。
 そこにあったのは――そう、わさびまみれの寿司!?
 そんな驚愕する梓を後目に、ふんふ~ん♪ と。
 相変わらず鼻歌をうたいながらも、さらっと綾は答える。
「ああ、これ? あとで使うのさ」
 ……確かに、事前に綾から、今回の作戦のことは聞いていた。
 この島にそもそも来た目的は一応、襲撃に来るコンキスタドールを倒す為。
 けれど相手は強敵だというので、予知の利を生かして油断させつつ待ち受け、判明している敵の性質を利用しつつ叩く方針。
 だから綾は、やって来たコンキスタドールに仕掛けるのだ。
『お食事の時間もお終いですよ。襲撃のお仕事をさせて貰いましょうか』
「それより、俺とロシアン寿司勝負しようよ」
 そう……先程作っていた、わさびまみれの寿司を使って。
 そして、受けて立とう、と笑むコンキスタドール『狡猾なるベルガン』にルールを説明する。
「梓が作ってくれた美味しい寿司セット。この中に1つだけわさびまみれの寿司がある」
 ふたりが1つずつ選んだ寿司を手に取り、せーので食べる。
 双方とも美味しい寿司ならば、新しいセットに取り替え。
 それを、どちらかがわさび入りを引き当てるまで繰り返す……というものだ。
『そちらが用意するんだ、何かイカサマをしているのでは?』
「イカサマ? 寿司には一切の小細工はしていない。正々堂々のロシアン寿司勝負だよ」
 そう疑いの声を投げるベルガンにも、にこにこ笑む綾。
 そんな様子を見て、梓はそっと思わずにいられない。
 ――正々堂々とはいったい……。
 そして、コンキスタドールが哀れだなと思いつつも。
「へい、お待ち」
 ――俺は寿司職人、俺は寿司職人……。
 何となくねじり鉢巻き巻いて、何となく口調まで引っ張られつつ、とにかく自分が巻き込まれないようにと。
 ひたすらせっせと寿司を作ることに集中する、寿司職人・梓。
 いや、だって――。
 確かに、寿司に細工など一切していないのだけれど。
(「……でも実は俺、大の激辛好きでね」)
 わさび寿司も顔色変えず美味しく頂けるのだから!
 わさび寿司が来ても、しれっともぐもぐ、普通の寿司として申告して。
『またふたりとも、セーフでしたね』
 ベルガンが引き当てるまで延々と勝負を続ける綾。
 そんなふたりに梓はせっせと寿司を握りながらも、自分の口にもひょいっと運んで。
「獲れたての海の幸は絶品だな」
 そう、美味しさに舌鼓を打ちつつも。
「寿司以外にもそのまま刺身で食ったり、煮たり焼いたり別の調理法でもうまそうだ」
 やはりオカン……いや、もう板前かもしれない。
 そして、ふたりのロシアン勝負を横目で見つつも。
「ほら、お前らも食ってみな」
 仔竜たちに差し出せば、嬉しそうに食べる焔と零は今日も、安定の可愛さです!
 そんな、和やかな時間を過ごしていれば。
『!! あっ、ごほ……か、からっっ!!』
 ついに、コンキスタドールがワサビ寿司引いたみたい。
 なので辛さに悶える涙目な敵を、ふたりで一緒に倒します!

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

月舘・夜彦
【華禱】
まさか戦争でお寿司を食べることになるとは思いませんでした
こうなれば楽しむしか他はありませんね
海賊の皆さんもよろしければ一緒にどうぞ

なるほど、倫太郎のは創作寿司というものですね
それから鮭の花束風ですか……倫太郎は本当にお料理が上手ですね
どちらも美味しそうです、両方頂いてもよろしいですか?

折角色々な食材があるのですから、私は入れられるだけ入れてみようかと
鮪、烏賊、鮭、それから彩りに玉子や魚卵
たまには贅沢をしても良いのでは、と

ろしあん……山葵入りのものとは、なんとも平和的な……
しかし運も勝負には欠かせないものです
私達の運と貴方の運、どちらが勝っているか
試してみる価値はあるでしょう?


篝・倫太郎
【華禱】
海賊に声を掛けて
れっつ、手巻き寿司パーティ!
囮だよ、囮
心得てるから大丈夫だよ、夜彦

折角だから、エビフライ巻き作ろ!
おつまみ用のエビフライを
レモンタルタルと一緒に巻いて夜彦に差し出し

あ、そうだ……こういうのも出来るぜ?
サーモンを薔薇の花びらみたいに巻いて手巻きの花束風にして
ふへへ、サーモンの花束!

どっち喰う?
(どちらも差し出して、あーん)

おっと、敵さんのご到着か
ふふふ!賭けようぜ?
用意しておいたロシアン寿司を敵に差し出し
基本、いかオクラ巻きなんだけど
ハズレがあって、そいつはオクラの代わりに刻み山葵!

どっちがハズレ引くか、賭けようぜ?

山葵って、馴染み無いとキツいもんなぁ
ってな訳で敵を倒すぜ



 何処までも続くかのような、大海原が延々と広がる世界。
 この世界は今、激しい戦火の中にあった。
 所謂、戦争の只中に……ある、はずなのですけれど。
「あ、あとサーモン、もう少し欲しいかも」
 篝・倫太郎(災禍狩り・f07291)は島の海賊にそう声を掛け、協力して貰って。
 準備ができれば――れっつ、手巻き寿司パーティ!
 ……いや、戦争です。戦争なのですよ?
「囮だよ、囮。心得てるから大丈夫だよ、夜彦」
「まさか戦争でお寿司を食べることになるとは思いませんでした」
 そう言いながらも、倫太郎と共に席についているのは、月舘・夜彦(宵待ノ簪・f01521)。
 相変わらす生真面目ではあるけれど。
 結構もうこういうこと、少し慣れてきたのかもしれない。
 いや、倫太郎が言うように、これは囮作戦なのだ。
 この島を襲撃しにくるという、コンキスタドールを油断させるための。
 なので、随分こういう状況にも慣れてきた……もとい、確りと囮を担うべく。
「こうなれば楽しむしか他はありませんね」
 ……海賊の皆さんもよろしければ一緒にどうぞ、と。
 夜彦も、手巻き寿司パーティーを楽しみます!
 そんな夜彦を見つめた後、倫太郎がうきうきとまず皿に取ったのは。
「折角だから、エビフライ巻き作ろ!」
 おつまみ用のエビフライを、レモンタルタルと一緒にくるりと器用に巻いて。
 完成したエビフライ巻きを夜彦に差し出つつも。
「あ、そうだ……こういうのも出来るぜ?」
 次にくるり巻いて出来上がったのは、まるで薔薇の様な。
「ふへへ、サーモンの花束!」
 見目も味も絶品の、美味しい花束。
 彼が器用で料理が得意なことも、勿論知っているのだけれど。
「なるほど、倫太郎のは創作寿司というものですね。それから鮭の花束風ですか……倫太郎は本当にお料理が上手ですね」
 その手際と出来に、改めて関心する夜彦。
 そんな夜彦を、ちらりと見て。
「どっち喰う?」
「どちらも美味しそうです、両方頂いてもよろしいですか?」
「ん、じゃあどっちも――」
 ……あーん。
 エビフライ巻きもサーモンの花束も、貴方の口の中へ。
 そして、美味しいです、と笑み返しながらも。
 夜彦も自分で巻いてみる事に。
「折角色々な食材があるのですから、私は入れられるだけ入れてみようかと」
 ……鮪、烏賊、鮭、それから彩りに玉子や魚卵。
 そんな新鮮で豪華な具材を丁寧に並べてから、そうっとくるり巻いてみて。
 はむりと口にしながら、夜彦は翡翠の瞳を細める。
 ――たまには贅沢をしても良いのでは、と。
 ……いや、戦争です、戦争ですよ?
 その証拠に、予知通り島に現れたのは、コンキスタドール『狡猾なるベルガン』。
『さて、襲撃を開始致しましょうか』
「おっと、敵さんのご到着か」
 けれどそれに、倫太郎は待ったをかける。
「ふふふ! 賭けようぜ?」 
 用意しておいたロシアン寿司を敵に差し出しながら。
 勿論、受けて立ちましょう、と笑みとともに返って来るベルガンの声。
 そんな彼に一応、外れの概要を伝えておく倫太郎。
「基本、いかオクラ巻きなんだけど。ハズレがあって、そいつはオクラの代わりに刻み山葵!」
 そして、煽るように楽し気にニッと笑む。
 ――どっちがハズレ引くか、賭けようぜ? って。
「ろしあん……山葵入りのものとは、なんとも平和的な……」
 夜彦はそう思わず呟くけれど、こういうことにも結構慣れて来たので。
「しかし運も勝負には欠かせないものです」
 ――私達の運と貴方の運、どちらが勝っているか。試してみる価値はあるでしょう?
 そう倫太郎と共に、いざベルガンとロシアン寿司勝負!
 そして、ふたりこくりと頷き、それぞれ運命の寿司を選んで、一斉に口にすれば。
『……!! ごふっ、ごほっ!』
「山葵って、馴染み無いとキツいもんなぁ」
 倫太郎はそう咳込むベルガンに憐れみの視線を向けてから。
 賭けに勝って、拳をちょんとふたり合わせ、笑み合った後――悶えて隙だらけな敵へと、攻撃を仕掛けます!

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

黒岩・りんご
可愛がっている妹分のクトさん(f18623)と

今回は珍しく2人でのんびりですわね
賑やかなのもいいけれど、偶にはこういうのもありかしら?

「ふふ、ありがとうございますね♪」
クトさんのお酌で日本酒を浴びるように飲みたいところですけれど
今回は手巻き寿司が大事ですものね
お酒飲みながら、クトさんのために寿司を巻いてきましょう
「何かお好みの具はあります?」
リクエストが無いようならお任せで、海鮮や卵などを巻いていきましょうか

はい、あーんしてくださいな?
美味しいかしら?ふふ、よかった
…口移しとか、いります?(くす

あとは甘えてくるクトさんを抱き寄せて優しく頭を撫でながら
わたくしも日本酒と手巻き寿司楽しみましょう


ヴィクトーリヤ・ルビンスカヤ
※主人格の『クト』で参加

愛しのりんごお姉さま(f00537)とお寿司デートなのね
クトはシスターだから、賭け事はあまり得意じゃないの…
だから、デートに全集中!なのよ!

あ、でもでもこう見えてクトは立派なオトナだから、
りんごお姉さまに日本酒のお酌は慣れたモノなのよ?
はい、お姉さま一献どうぞ♪

(くぅぅ~)

…あ、お寿司見てたらオナカが…(かぁっ)
ふぇ?りんごお姉さまが巻いてくださるのかしら?
悦んで食べるのよ♪中身もお任せしちゃうのよ♪

わぁぁ…♪
いただきまぁす、なの(ぱくっ)
はむはむ…あぁ、おいしい…
口移し…♡

食べたら、一旦りんごお姉さまにしなだれかかるのよ
デートは甘ぁい時間も必要なの、ふふっ…♪(ちゅ)



 訪れた『海幸島』は、戦争中とは思えぬくらい、一見平和に見えるけれど。
 コンキスタドールの強敵の襲撃に遭うと予知されてしまった上に。
 襲撃にくる敵は、正面から戦えば苦戦するだろうほどの相手。
 なのでまずは、待ち構えていることを悟られぬよう、島の海賊を装って油断させる作戦。
 そして賭け事が好きな敵の性分を利用して隙を作り、叩こうということなのだけれど。
「クトはシスターだから、賭け事はあまり得意じゃないの……」
 足を運んだヴィクトーリヤ・ルビンスカヤ(スターナイトクルセイダー・f18623)……今は主人格の『クト』は、賭け事は苦手だけれど。
 でも、自分が出来ることを精一杯やろうと。
 ――だから、デートに全集中! なのよ!
 敵を引き付ける役割を担うべく、愛しの黒岩・りんご(禁断の果実・f00537)と共にお寿司デートします!
「今回は珍しく2人でのんびりですわね。賑やかなのもいいけれど、偶にはこういうのもありかしら?」
 いつもは、わいわいきゃあきゃあ、ハプニングも沢山な面々で賑やかなのだけれど。
 今日は、ふたりっきり。
 それからヴィクトーリヤが手にしたのは、お酒で満ちた徳利。
(「あ、でもでもこう見えてクトは立派なオトナだから、りんごお姉さまに日本酒のお酌は慣れたモノなのよ?」)
 ――はい、お姉さま一献どうぞ♪
 とくとくと、慣れた手つきでお酌すれば。
「ふふ、ありがとうございますね♪」
 礼を紡ぎながらも、りんごは笑む。
 ――くぅぅ~。
「……あ、お寿司見てたらオナカが……」
「クトさんのお酌で日本酒を浴びるように飲みたいところですけれど、今回は手巻き寿司が大事ですものね」
 可愛く鳴った、ヴィクトーリヤのおなかの音に。
 だからお酒を楽しみながらも、りんごはくるりと巻いてあげようと食材に手を伸ばす。
「何かお好みの具はあります?」
 はらぺこなクトのために美味しいとっておきのお寿司を。
 そんなりんごの言葉に、ヴィクトーリヤは数歩瞳をぱちくり瞬かせてから。
「ふぇ? りんごお姉さまが巻いてくださるのかしら?」
 ――悦んで食べるのよ♪ 中身もお任せしちゃうのよ♪
 そう嬉し気に、ぱっと笑み咲かせて。
 りんごは、新鮮な海鮮は勿論、彩りも綺麗に玉子なども加えてみて。
 くるくるっと巻いてから、彼女へと差し出す。
「はい、あーんしてくださいな?」
「わぁぁ……♪ いただきまぁす、なの」
 ヴィクトーリヤは愛しのお姉さまお手製の手巻き寿司に、瞳を輝かせながら。
 あーん、と口を開けて……ぱくっ、もぐもぐ。
「はむはむ……あぁ、おいしい……」
「美味しいかしら? ふふ、よかった」
 りんごは一生懸命はぐはぐ食べているヴィクトーリヤに、くすっと笑んでから。
 耳元で、そうっとおかわりを囁く。
「……口移しとか、いります?」
「口移し……♡」
 そしてもぐもぐと一等美味しい手巻き寿司を再び食べてから。
 一旦こてりと、りんごにしなだれかかるヴィクトーリヤ。
 そんな甘えてくる彼女を抱き寄せ、優しく頭を撫でてあげつつも。
「デートは甘ぁい時間も必要なの、ふふっ……♪」
 ちゅ、と刹那軽く触れた可愛い唇に笑み返しながら。
 美味しい日本酒と手巻き寿司デートを、のんびりと目一杯楽しむのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

硲・葎
蒼くんと(f04968)
海賊さんたちと協力して、ロシアンルーレット手巻き寿司、やってみようか。あまり激辛すぎても少し可哀想だし、わさびを少し多めにしようか。
「蒼くん、魚って何が好き?私マグロとタイが好きなんだよ。アッサリしてて」
せっかくだし、大食いで頑張って食べてみようかなあ。
お酒は蒼くんが呑むならお付き合いしようかな。仕事だし、あまり酔いすぎるのも良くないから、呑むにしてもちょっとだけね。
蒼くんが気遣ってくれたらお礼を伝えよう。
「うん、ありがと。辛くなったら言うから」
当たりを引いた海賊さんに敵が気を取られている隙に忍び足を使って背後を取ろう。
「ざーんねん。後ろ、がら空きだよ☆」


戎崎・蒼
葎(f01013)と
戦争の場で手巻き寿司を食べる事になるとは思わなかったな
傍から見たら奇々怪々、けど敵を誘引させるのに有効なのだから面白い

取り敢えず海賊達と協力し、手巻き寿司のロシアンルーレットに挑戦しよう
ハズレに少し多めにわさびを入れて準備完了
「僕かい?僕はサーモンと葎と同じくタイが好きだ。勿論、マグロも美味しいけれど」
僕は大食漢だが……葎はくれぐれも無理しないようにね
お酒を飲むのなら、枠だから好きなだけ付き合える
(葎、飲むのが無理そうなら僕に回してくれて構わないから)
こっそりそう耳打ちし、同時に敵の隙を伺おう
隙が出来たら葎と連携しつつ銃で撃ち抜く
「…これで終いだ」



 広大な海が広がる、グリードオーシャンの世界。
 現在この世界は戦争が勃発し、激しい戦火となっている……のだけれど。
「戦争の場で手巻き寿司を食べる事になるとは思わなかったな」
 訪れたグリードオーシャンに浮かぶ島のひとつ『海幸島』に降り立ち、思わずそう呟きを落とすのは、戎崎・蒼(暗愚の戦場兵器・f04968)。
 周囲をぐるりと見回せば、新鮮な海の幸や食材をくるんだ寿司を、美味しそうに頬張る人々の姿。
 ……この世界、間違いなく今、戦争中なのですけれど。
 でも、この島を襲撃してくると予知された敵は、コンキスタドールの強者なのだという。
 ならば、島の海賊のフリをして誘き出し油断を誘って。
 予知の利を生かし、敵の性分を利用して隙を作って叩こうと、そういうわけであるので。
 硲・葎(流星の旋律・f01013)と共に、海賊たちが案内してくれた席に着きながらも、蒼はそっと思う。
 戦争中に全力で手巻き寿司パーティーだなんて、傍から見たら奇々怪々だけれど。
(「けど敵を誘引させるのに有効なのだから面白い」)
 だから、葎と一緒に、十分に敵を引き付けるべく楽しむべきだと。
 そして今回、襲撃してくるというコンキスタドールは『狡猾なるベルガン』という、賭け事を愛する敵なのだという。
 どうややら、勝負事を持ちかけられると、断れないらしいので。
「海賊さんたちと協力して、ロシアンルーレット手巻き寿司、やってみようか」
 葎が敵の隙を作るべく提案したのは――そう、ロシアンルーレット手巻き寿司!
 そんな彼女の提案に、蒼もこくりと頷いて。
「取り敢えず海賊達と協力して、手巻き寿司のロシアンルーレットに挑戦しよう」
「そうだね! でも、あまり激辛すぎても少し可哀想だし、わさびを少し多めにしようか」
 ふたりでそう相談しつつも、ハズレの手巻きにはちょっぴりだけ多めにわさびを入れて、準備完了!
 それから敵がやって来るまでは、待ち構えている猟兵だと悟られぬように。
 周囲の皆と同じ様に、手巻きパーティーを楽しむふたり。
「蒼くん、魚って何が好き? 私マグロとタイが好きなんだよ。アッサリしてて」
「僕かい? 僕はサーモンと葎と同じくタイが好きだ。勿論、マグロも美味しいけれど」
 葎はあっさりした定番のマグロを、シンプルにくるりと巻いて、ぱくり。
 蒼はねっとり美味しそうなサーモン巻きを食べ終わって、次はタイへと手を伸ばす。
 美味しくて獲れたて新鮮な魚を、こんなに沢山食べる機会もそうそうないから。
「せっかくだし、大食いで頑張って食べてみようかなあ」
 巻いたマグロの手巻きをはむりと口にしながら言った葎に、蒼は声を掛けておく。
「僕は大食漢だが……葎はくれぐれも無理しないようにね」
 食べすぎておなかいっぱい、苦しくなってしまっては大変だから。
 そしてやはり、新鮮な刺身には酒が良く合うから。
「蒼くんが呑むならお付き合いしようかな」
「お酒を飲むのなら、枠だから好きなだけ付き合えるよ」
「仕事だし、あまり酔いすぎるのも良くないから、呑むにしてもちょっとだけね」
 お酌し合って乾杯して、仕事に支障のない程度に、美味な酒も堪能しつつ。
 蒼はこっそり、葎へとこう耳打ちを。
 ――葎、飲むのが無理そうなら僕に回してくれて構わないから、って。
 そして彼の言葉に、葎はこくりと頷く。
 ……うん、ありがと。辛くなったら言うから、って。
 だが、その時だった。
『さて、寛いでいるところ申し訳ありませんが。襲撃いたしましょうか』
 予知通りやって来たのは、コンキスタドール『狡猾なるベルガン』。
 海賊さんたちも誘って、ベルガンといざ、ロシアンルーレット手巻き寿司!
 そしてドキドキ、1本ずつ選んで。せーので、口に運べば。
「!? ごほっ……からっ!!」
 ひとりの海賊さんが、大当たり!
『おや、貴方の負けですね』
 そしてそう、ベルガンが大当たりした海賊に気を取られた、一瞬の隙をついて。
「ざーんねん。後ろ、がら空きだよ☆」
「……これで終いだ」
 顔を見合せタイミングを合わせて。
 同時にふたり、敵へと攻撃をお見舞いします!

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ヘスティア・イクテュス
新鮮な海の幸、良いわね
SSWはほら、宇宙船だから天然物はね…?

マグロにサーモン、ぶりにいくら、うなぎ
色々動いて楽しんで、美味しかったのをもう一通り
美味しいわね…ん~やっぱ居住可能惑星を見つけるなら海は絶対ね…各世界から連れてきて養殖して…


っと、敵のお出ましね。ロシアン寿司は他の海賊に用意してもらって…さぁ、正々堂々と勝負しましょうか?


まぁ、海賊らしく嘘なんだけど
アベルを使っての『情報収集』ちょっとした重量や、人の鼻では感知できない匂いの成分による分析で見分けて勝つわ
AIによる無線通信でバレる心配も無し

それじゃあ、負け分…身ぐるみ剥がしてから倒させてもらいましょう
プチヘス、連れていきなさい



 海賊は海賊なのだけれど、今、眼前に広がっているような海を征く海賊ではなくて。
 ヘスティア・イクテュス(SkyFish団船長・f04572)は、空を翔ける海賊であるから。
「新鮮な海の幸、良いわね」
 まさに獲れたて新鮮、一目見ただけでも美味しいだろうことが分かる様な。
 そんなテーブルに並べられた豪勢な海の幸を、ぐるりと見回すヘスティア。
 だって、故郷はスペースシップワールドなので。広がっているのは宇宙空間だから。
 ――ほら、宇宙船だから天然物はね……? って。
 確かに、宇宙船ではなかなか食べられない食材の数々を見遣りつつ、そう呟きを落としてから。
 とりあえず、目についた気になる具材を次々と皿に取ってみる。
 ……マグロにサーモン、ぶりにいくら、うなぎ。
 色々動いて楽しんで、くるり巻いては、はむりと口にして。
 美味しかった気に入った具材をもう一通り、くるくると巻いてぱくり食べながらも。
 ヘスティアは、改めて思うのだった。
「美味しいわね……ん~やっぱ居住可能惑星を見つけるなら海は絶対ね……」
 ――各世界から連れてきて養殖して……。
 なんて、手巻き寿司をはむはむ味わいつつも。
 そう理想の移住先への野望を脳内に巡らせていれば。
『では、一仕事といきますか。この島を襲撃いたしましょう』
「っと、敵のお出ましね」
 やって来たのは予知されていたコンキスタドール『狡猾なるベルガン』。
 そんな敵の、賭け事を断れないという性分を利用して。
 海賊達に準備して貰ったのは――そう、ロシアン寿司!
「……さぁ、正々堂々と勝負しましょうか?」
 そう勝負を持ち掛ければ、受けて立ちますよと、ベルガンは笑んで。
 ヘスティアはふっと笑みを宿す。
(「まぁ、海賊らしく嘘なんだけど」)
 正々堂々? いいえ、しっかりイカサマします!
 それは、アベルを使っての『情報収集』。AIによる無線通信でバレる心配も無し!
 ちょっとした寿司の重量や、人の鼻では感知できない匂いの成分による分析で、当たりか外れかを見分けて。
 互いに選んだ寿司を、同時にぱくりと口にすれば。
『……あ、か、辛ッ!? み、水……!』
 見事に激辛寿司が大当たりして悶えるコンキスタドール。
 けれど、そう簡単に水なんて飲ませません!
「それじゃあ、負け分……身ぐるみ剥がしてから倒させてもらいましょう」
 刹那、ガシイッと悶えてふらつく敗者を掴まえるのは、ヘスティアを模した二頭身ロボ。
 そしてヘスティアは、勝者の笑みをベルガン向けてから颯爽と言い放つのだった。
 ――プチヘス、連れていきなさい、って。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ジャスパー・ドゥルジー
【エイリアンツアーズ】
なんだか最近寿司食ってばっかだな
幾ら食べても美味いからいいけど!

エイツア名物「エイリやん」が金箔押しでつけられた焼き海苔で
手巻き寿司パーティ!
衣装まで海賊に扮しつつ恵方巻もびっくりな豪勢なやつ作っちまうぜ
マグロにサーモンにイクラにホタテに!
んーめっちゃ美味い!
タコは無ェのかな、タ…え、だめ……?
いや確かにパウルの触手ぷりっぷりでめちゃ美味そうだけど!なんか色々駄目だと思うな!?
(イカを挟む)

ベルガンとはロシアン勝負
ひとつだけタコチャンマークな海苔の寿司がジョロキア入り
いかにも怪しいやつが「当たり」っていう高度な作戦よ(ふふん)


伊能・龍己
【エイリアンツアーズ】
海賊さんの衣装……頭にバンダナ、とかですかね
くろ丸さんも、先輩方もとっても似合ってます

手巻きのお寿司、楽しみです
せっかくだから、色々食べてみたいですね
ツナマヨと、お野菜一緒にしてみたり
まぐろやサーモン巻いたの作ってみたり

先輩の皆さんが巻いてるお寿司も、おいしそうです。
牡蠣、俺も次巻いて食べてみよっかな(彦星先輩が食べてるのを見て)

指定のたこ……?(パウル先輩とジャスパー先輩を交互に見)

ロシアン巻寿司も、こっそりマークの違いを覚えてたら大丈夫っすかね
結構緊張しますけど、逆に表情読まれにくいかも


ディフ・クライン
【エイリアンツアーズ】
寿司、知ってはいるけど食べたことないな
焼きのり可愛いね、このまま事務所で売っても面白そうだけど
海賊衣装も皆と合わせ
なんだか写真を撮りたくなるね

手巻き寿司か
ちらりと皆の巻く具を見て
ならば一先ず定番と言われそうなマグロ、それから、玉子
色んなものを巻くんだね
野菜を巻くのもいいんだ
イチがアドバイスくれるの有り難い
興味深そうに真似して

タコ食べるんだ、ジャスパー
のんびりお茶を飲み
美味しそうに食べる皆に目を細め
オレもサーモンを一つ
助六寿司っていうのかい? 美味しそうだね

ベルガンとロシアン勝負
無表情もこういう時は役に立つかな
さあ選んで?
どれを選んだってオレの表情は変わらないけど


出雲・八雲
【エイリアンツアーズ】
皆で海賊の恰好するンならそれに合わせて適当に見繕って着替える

シンプルに干瓢と胡瓜と卵と…なンか足り無ェ気もするが巻き寿司の具って大体そンなもンだろ

酢飯のつーんとした匂いにフレーメン反応しつつもそれっぽく作る
ちゃっかり稲荷寿司も添えて……あれ、これ助六じゃねェ?


ベルガンとロシアン勝負
稲荷と巻き寿司を1個ずつ用意
稲荷には何も書かず、当たりの巻き寿司にタコの絵をかいておく
当たりには山葵と唐辛子を沢山入れとく

どうしたァ?確率は二分の一だぜェ?簡単だろォ?
にィと笑って挑発しつつも尻尾がゆらりと揺れる


笹塚・彦星
【エイリアンツアーズ】
海賊っぽい服みんなに合わせたいんだけど、俺センスないから誰か頼むわ。とりあえず硬苦しい印象の上着とかシャツのボタン外そう。

手巻き寿司……。何がいいかなァ……とりあえず好きなもの巻こう。牡蠣は一番上に、後は半分に切った牡蠣並べて。イクラとサーモンで親子巻き、みたいなやつとか美味そう。

悪友と社長が相変わらずのラブラブなのはいいんだが未成年いるし相愛カニバとかやめてほしいなァ?楽しいけど
龍己も牡蠣食べる?美味いよ

ロシアン勝負はね、俺あんまりこうゆう時表情でないんだよな。動じない、ってやつ?
弱った所ぶっ叩こう。やっぱ戦場は滾るね。
ね、アンタは?楽しい?って煽ろ。


青和・イチ
【エイリアンツアーズ】

最高の手巻き環境にうっとり

海賊の船員風衣装で島民に馴染み、いざ寿司パーティー
くろ丸にも海賊帽と眼帯を…うん似合う(褒められてご機嫌の犬

海苔を手に取り、酢飯を載せて…大葉、イクラ、帆立に胡麻
僕これが一番好き
他にも海老、梅胡瓜、焼肉…どれも美味…

みんなのも美味そう
え、ジャスパー先輩は、指定のタコ以外食べちゃダメでは
(パウル先輩をチラ見
寿司は初というディフさんに、作り方をアドバイス

ロシアン勝負ではハズレのタコマークを避けて…
内心緊張しつつも、常に鉄の無表情なので無問題
イカサマに勝ってこそ勝負師でしょ、と挑発したり
怯んだ所を叩きます

それにしても…皆さんのポーカーフェイスが見事です


パウル・ブラフマン
【エイリアンツアーズ】
今日は社員旅行もとい
エイツア海賊団に扮して陽気にSUSHIパーティー♪

オレは巻き寿司用の海苔を用意するね☆
※金箔で弊社マスコット「エイリやん」を印字、一枚偽物の「タコチャン」
ビールジョッキやお茶の準備をして皆のフォローに回りたいな。

オレの触手おいしそう?(ぱぁぁ)
めっちゃ新鮮だよ!!(うねうね)

持前の【コミュ力】を活かして
ベルガンさんをロシアン寿司にお誘い。
※激辛=タコチャン
皆とキャッキャしながらエイリやん柄をイタダキマス♪

作戦が無事成功したら
ベルガンさんに向け展開したKrakeを【一斉発射】!
欺くだけが全てじゃない。
素直に堂々としているコト…それがオレ達の強さの秘訣さ。



 何処までも続くのではないかと思う様なグリードオーシャンの大海原に、ヨーソロー!
 いや、海は勿論、空だって地だって、楽しい事があれば航海に乗り出すエイツア海賊団の今日の目的は――そう、SUSHI!
 新鮮な海のお宝を、存分に頂いちゃいます!
 ……というような感じのノリで。
「今日は社員旅行もとい、エイツア海賊団に扮して陽気にSUSHIパーティー♪」
 エイツア海賊団のキャプテン、パウル・ブラフマン(Devilfish・f04694)は、手にしたツアー用の手旗……もとい、海賊旗をひらひら潮風に靡かせながら、クルーの皆に気を配りつつ先導して。
 まずはやはり、海賊団に扮するならばカタチから。
 地元の海賊達に協力して貰って、海賊衣装や海賊グッズを貸して貰い、皆で着てみることに。
 そう……SUSHIをまぁ全力で食べには来ているのですが、これは戦争、そういえば依頼。
 まさか自分を待ち受けている者達がいるなんて相手に思わせないための、敵を油断させるための作戦なのです。だから地元の海賊に馴染むこと大事。
 ということで、早速皆も海賊さんに変身!
 青和・イチ(藍色夜灯・f05526)は、最高の手巻き環境にうっとりしながらも。まず見繕うのは、くろ丸の海賊衣装。
「海賊帽と眼帯を……うん似合う」
 ぽすっと帽子かぶせて眼帯をぺちりつければ、海賊犬の出来上がり!
 褒められて尻尾をぶんぶんご機嫌に振る姿かわいい。
 イチも同じ海賊帽と眼帯をすちゃっとつけて、お揃いに。
 出雲・八雲(白狐・f21561)も、適当に手に取った耳穴のある海賊帽をちょこりとかぶってみて。
 ちょっぴり何処か満足気に、お耳をぴこり。
 色チのオソロで小物合わせするパウルとジャスパー・ドゥルジー("D"RIVE・f20695)の隣で、伊能・龍己(鳳雛・f21577)も視線を巡らせて。
「くろ丸さんも、先輩方もとっても似合ってます。海賊さんの衣装……頭にバンダナ、とかですかね」
 手に取ってきゅっと頭に巻いてみたのは、若い海賊らしいバンダナ。
 そして、次々と着替えていく皆を見遣りながら。
「海賊っぽい服みんなに合わせたいんだけど、俺センスないから誰か頼むわ」
 そんなことを言ってしまうのは、笹塚・彦星(人間の剣豪・f00884)。
 そしたらもう、こうなりますよね。
「海賊さんは、頭にバンダナ……でも先輩は、海賊帽の方が似合いそうっすね」
「このひらひらした服、似合うンじゃねェ?」
「やっぱり笹塚先輩は目付きが悪……鋭いですから、ワルっぽい髭とかどうでしょう」
「あ、海賊旗も持つ? 眼帯も付けるならあるよ!」
「眼帯にエイリやんのステッカー貼っとこうぜ」
 誰か任せにしたら、こうなりますよね。
 そんな海賊帽にロングコートにシャボタイがひらり、エイリやんの眼帯嵌めた、ワルっぽいお髭のつよそうな海賊の爆誕です!?
「……とりあえず硬苦しい上着とかシャツのボタン外そう」
 そして好き放題着せ替えさせられ呟いた彦星に笑むのは、さらっと海賊衣装を着こなしているディフ・クライン(灰色の雪・f05200)。
 いつもの様に賑やかな面々を見て、海の様な青い瞳を細める。
「なんだか写真を撮りたくなるね」
 それを聞けば、写真! と、通りかかった海賊さんにスマホのシャッター係を頼んで。
 皆でぱしゃり、記念撮影を!
 それから海賊さんに変身し終われば、お待ちかねのSUSHIパです!
 エイツア海賊団のお頭であり、且つきめ細やかなフォローを欠かさない、それがキャプテン・パウル。
 ビールジョッキやお茶の準備をささっと抜かりなくして、皆へひとりずつおしぼりを渡しつつも。
「巻き寿司用の海苔を用意してきたよ☆」
 テーブルに並べるのは、エイツアの名物マスコット「エイリやん」が金箔押しされた焼き海苔!
「焼きのり可愛いね、このまま事務所で売っても面白そうだけど」
 ディフはそうエイリやん焼き海苔に瞳を細めながらも、ふと首を傾ける。
「寿司、知ってはいるけど食べたことないな」
「恵方巻もびっくりな豪勢なやつ作っちまおうぜ」
 そんなディフとは逆に、なんだか最近寿司食ってばっかだな、とジャスパーは呟きを落とすけれど。
 ……幾ら食べても美味いからいいけど! と、早速巻き巻き。
「手巻きのお寿司、楽しみです。せっかくだから、色々食べてみたいですね」
 龍己がまずちょこんとエイリやん焼き海苔と酢飯の上に乗せてみたのは、ツナマヨ。それを野菜と一緒にくるりと巻いて。
 その後は定番の、まぐろやサーモンを巻いたものも作ってみる。
「……大葉、イクラ、帆立に胡麻。僕これが一番好き。くろ丸は焼肉にする?」
 イチも自分のイチオシの具材は勿論、他にも海老、梅胡瓜、焼肉……色々と巻いて。
 どれも美味……と幸せな溜息を。
「シンプルに干瓢と胡瓜と卵と……なンか足り無ェ気もするが巻き寿司の具って大体そンなもンだろ」
「手巻き寿司……。何がいいかなァ……とりあえず好きなもの巻こう」
 八雲と彦星が作るのは、正反対な印象の手巻き寿司。
 尻尾をゆうらり揺らしながら、シンプルに具材を並べ、くるりと巻く八雲の隣で。
 彦星が一番上に置くのは、牡蠣。
 さらに半分に切ったものも並べて。ふんだんに牡蠣を使った、豪華な巻き寿司を。
「イクラとサーモンで親子巻き、みたいなやつとかも美味そう」
 そう次の標的を定めつつも、巻き巻きする彦星の手巻き寿司をじっと見て。
「先輩の皆さんが巻いてるお寿司も、おいしそうです。牡蠣、俺も次巻いて食べてみよっかな」
 龍己も次は、牡蠣の手巻きに挑戦?
 そんな龍己が作ったツナマヨを分けて貰おうと、イチは何気に目論見ながらも。
「手巻き寿司か、色んなものを巻くんだね」
 ちらりと皆の巻く具を眺め言ったディフに、作り方をアドバイス。
「酢飯が多いと巻けないから、気持ち少な目にするといいですよ。野菜と一緒に巻けばさっぱりと頂けます」
「野菜を巻くのもいいんだ」
 ならば一先ず、とディフもエイリやん焼き海苔を皿に敷いて。
 定番と皆も言っていたマグロ、それから玉子に、野菜も並べて。
 興味深そうに皆の真似っこをしつつ、くるり。
「マグロにサーモンにイクラにホタテに! んーめっちゃ美味い!」
 そう巻いては食べ、巻いては食べていたジャスパーであるが。
 ふと、きょろり視線を巡らせて探す。
「タコは無ェのかな、タ……」
「え、ジャスパー先輩は、指定のタコ以外食べちゃダメでは」
「ジャスパー……食べるの?」
 すかさずキャプテンをチラ見するイチの声に、パウル自身もじっとジャスパーを見つめ続ける。
 ……オレ以外のタコを? って。
「え、だめ……?」
「指定のたこ……?」
 瞳をぱちくりさせるジャスパーの隣で、ふたりを交互に見つつ、これまた瞳瞬かせる龍己。
「未成年いるし相愛カニバとかやめてほしいなァ?」
 悪友と社長が相変わらずラブラブなのはいいし楽しいんだが、と。
 そんな様子に笑いつつも、きょとりとしている龍己に皿を差し出す彦星。
「龍己も牡蠣食べる? 美味いよ」
 そしてほっこり、アガリを頂きながらも。
「タコ食べるんだ、ジャスパー」
 ……オレもサーモンを一つ、と。爽やかに言うディフ。
 そして一斉に向けられた皆の視線に、ジャスパーは慌てて口にする。
「いや確かにパウルの触手ぷりっぷりでめちゃ美味そうだけど! なんか色々駄目だと思うな!?」
「オレの触手おいしそう? めっちゃ新鮮だよ!!」
 そんな、ぱぁぁっと嬉し気に瞳輝かせ、うねうねと触手をさせるパウルをちらりと見て。
 ジャスパーはイカを挟みながらも、悪魔尻尾をゆらりとさせつつ何気に思うのだった。
 ……この間行った依頼で、めっちゃタコを食べまくっては背徳感に浸っていたなんてことは、黙っておこうと。
 そして、酢飯のつーんとした匂いに唇を引き上げ、フレーメン反応しつつも。
 八雲がちゃっかり並べるのは、絶品の稲荷寿司。
 というか。
「……あれ、これ助六じゃねェ?」
 卵や干瓢の巻き寿司と稲荷寿司といえば……まさに助六寿司!
 そんな八雲の皿へと視線を向けて。
「助六寿司っていうのかい? 美味しそうだね」
 ディフはまたひとつ、新たな寿司を知るのだった。
 そうこうキャッキャと、楽しく皆でSUSHIパをしていれば。
『ふふ、皆さん楽しそうですが。私がもっと楽しい時間にしましょうか』
 皆の事を地元の海賊かと信じこんで笑むのは、予知されたコンキスタドール『狡猾なるベルガン』。
「ベルガンさん、オレ達とロシアン寿司で勝負しない?」
 パウルはそうすかさず持前のコミュ力を活かして、ベルガンをロシアン寿司にお誘い!
 勿論、賭け事を愛する彼がそれを断るわけはなく。
 ずらりと並べられるのは、エイリやん柄の海苔で巻かれた皆が作った寿司。
 その中の一つが、山葵と唐辛子、さらにはジョロキアまで追加された、激辛仕様なのだという。
 だが、目ざとくコンキスタドールは見つける。
 エイリやん柄の巻き寿司の中に、たったひとつだけ――偽物の「タコチャン」柄のものがあることを。
 そんな巻き寿司にちょこり、お供えするかのように稲荷寿司も添えておく八雲。
 そして勝負師は、思考を巡らせる。
『普通に考えれば、激辛はこのタコチャン……しかし、あからさすぎて、逆にダミーの可能性も』
「どうしたァ? 確率は二分の一だぜェ? 簡単だろォ?」
「さあ選んで?」
 にィと笑って挑発しつつも尻尾をゆらりと揺らす八雲の隣で、ディフも彼に選択を促して。
(「無表情もこういう時は役に立つかな」)
 ……どれを選んだってオレの表情は変わらないけど、とベルガンの動向を見守れば。
(「ロシアン勝負はね、俺あんまりこうゆう時表情でないんだよな。動じない、ってやつ?」)
 しれっとセーフのエイリヤン巻き寿司をひとつ、手にする彦星。
 そう……これはきっと深読みするだろう相手の思考を読んだ、緻密な策。
 ――いかにも怪しいやつが「当たり」っていう高度な作戦よ、と。
 ふふんとドヤ顔をしつつ、ジャスパーもエイリヤン巻き寿司をさり気に取って。
(「ロシアン巻寿司、こっそりマークの違いを覚えているから大丈夫っすよね」)
(「ハズレのタコマークを避けて……それにしても……皆さんのポーカーフェイスが見事です」)
 ドキドキと結構緊張してしまうけれど、逆にそれで読まれにくい真顔になっている龍己と。
 同じく内心緊張しつつも、常に鉄の無表情なので無問題なイチ。
 そんなイチの隣にいるくろ丸の表情さえ読まんとするベルガンだけど。
 視線向ければ尻尾ふりふり、人懐っこいけれど怖い顔。
「イカサマに勝ってこそ勝負師でしょ」
 そしてイチの挑発を耳にしながらも、ベルガンはついに勝負に出る。
 彼が手にしたのは――やはり勝負師として選ばずにはいられない、タコチャン巻き寿司!
 そして皆で一緒に、せーので口に運べば。
『!!? はうっ……ごほっ! か、かか辛いッ!?』
 人の裏をかく勝負師気質が仇となり、見事に激辛を引いて悶えるベルガン。
「やっぱ戦場は滾るね」
 彦星はそう、わるいかおで笑んで。
 辛さにぴくぴくしている敵を、さらに楽し気に煽る。
 ――ね、アンタは? 楽しい? って。
 そして敵が欲する水のかわりに、エイツア海賊団は一斉に見舞ってあげる。 
 ……そう、欺くだけが全てじゃない。
 キャプテンパウルは、じゃきんと展開したKrakeをベルガンへと向けて。
 皆と一緒に一斉発射、策に溺れ沈んだ勝負師に教えてあげる。
 ――素直に堂々としているコト……それがオレ達の強さの秘訣さ、って。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

不知火・藍
【琥藍荘】
もちろん初体験だ
善人殿、手本を頼む

見様見真似で巻く、が
米がはみ出す…何故だ…

最初を私に?なんと、お優しい…
感激しつつ味わおう
琥珀様の分は私が作りますね(量産)

善人殿は何が好みだ?
だいじょうぶわさびはてきりょうだ(棒読み)
しんじろ(棒)

おや敵も来たな
我等とも一勝負如何かな?
量産した寿司とわさび寿司を並べ

先陣切る琥珀様の男気に感激、だが
(「いかんあれはハズレだ」)
素早く寿司を入れ替え
ハズレを善人の口に詰め込む

すまんなこれも必要な犠牲dごほっ
なにすっ~~(悶絶)

混乱に乗じて敵の寿司も
善人が拒否したハズレ寿司とそっと差し替え

これで私も限界だ、が
主が無事で楽しそうなら本望也
言い残して光矢を放つ


津々楽・善人
【琥藍荘】

は〜いじゃあ善人先生の手元をよく見て〜
海苔の上に米適量…
おい適量っつってんだろ

へーへーどうせ俺は二番目の男ですよ
俺のは玉子いっぱい入れて
可愛く作ってね

藍、お前の寿司は絶対に食べない(固い意思)
おれ おまえ しんじない(固い意思)

琥珀の寿司だけ味わおうね
よーく出来ました

敵招き
よぉ兄さんちと寄ってきな
アンタ程の漢前が誘いを袖にはするまい?
ほれ、うちの坊ちゃんも乗り気よ

〜〜〜〜ッ!?!??
なんで?ねぇなんで???
ツンと鼻行く刺激に泣いちゃう
だがなぁ、テメェも道連れよ
藍にハズレ寿司のカウンターねじ込み力尽きる

勝者は…琥珀…ッ!
這い蹲りつつ
薙刀を敵にぶん投げる
俺に出来んのはもう…それだけだ…


不知火・琥珀
【琥藍荘】
てまきずしはおれもはじめてだ
ぜんは、作ったことがあるのか?
ならぜんのまねをして作ろう

作った第一号は、らんにやるんだ
ん?らんはこはくに作ってくれるのか
よし、こうかんこ、だな!
二番目に作るすしは、ぜんにやるからな!

でっかくて、ごうかなすしを作るぞ
具ももりもり、米ももりもりだ
…ちょっと持ちにくいな
らんとぜんの手は大きいから、もんだいないな

む、しょうぶか?
よし、こはくは不知火家当主として、せんじんを切ろう
おれは、これを食べるぞ!
ん?どうした、らん
今、何かしたか?まあいいか

うむ、うまい!
これは当たりか?さすがおれ!

すしを食べきったところで
お、あれを倒せばいいんだな?
らんと一緒に光矢をぶつけるぞ



 眼前に広がるのは、グリードオーシャンの青い海。
 そしてすぐ目の前には、新鮮な沢山の海の幸に舌鼓を打つ人々と。
 開催されている手巻き寿司パーティーの様子に、きょろり視線巡らせる主従の姿が。
「てまきずしはおれもはじめてだ。ぜんは、作ったことがあるのか?」
 そう見上げて訊ねる不知火・琥珀(不知火家当主・f06806)に、津々楽・善人(綴れ生く・f12578)はこくり頷いてから。
 ちらりと、不知火・藍(藍澄鏡・f06808)へと目を向けてみれば。
「もちろん私も初体験だ」
 うん、そうだと思った。
「ならぜんのまねをして作ろう」
「善人殿、手本を頼む」
「は〜いじゃあ善人先生の手元をよく見て〜」
 地元の海賊に案内されたテーブルについて、まずはパリッパリの海苔を1枚、皿に敷いてから。
 つやつやな酢飯を適量乗せ、あとは好きな具材を乗せて、くるっと――。
「米がはみ出す……何故だ……」
「海苔の上に米適量……おい適量っつってんだろ」
 手本を頼んでおきながら、人の話を全然聞いていません!
 そして善人の手本もツッコミもスルーして、育ち盛りの主の為に酢飯盛り盛りの手巻き寿司を作っていた藍であるが。
「作った第一号は、らんにやるんだ」
「最初を私に? なんと、お優しい……」
 主の琥珀の言葉に、感動のビックウェーブが到来する。
 いや、そんな感激の波は、一度だけではなく。
「琥珀様の分は私が作りますね」
「ん? らんはこはくに作ってくれるのか」
 ――よし、こうかんこ、だな!
 主と、こうかんこ……嗚呼、尊い。
 そしてやはり米をはみ出させながらも、巻き巻きうきうき、寿司を量産する藍から。
 琥珀は善人へと視線を映して。
「二番目に作るすしは、ぜんにやるからな!」
「へーへーどうせ俺は二番目の男ですよ」
 ……俺のは玉子いっぱい入れて、可愛く作ってね、と。
 二番目の男・善人はそうリクエストを。
 そんな善人に、わかった、とこくり頷いてから。
「でっかくて、ごうかなすしを作るぞ」
 一生懸命、ふたりの巻き寿司を作り始める琥珀。
 米ももりもり、具ももりもりの、太巻きかと見紛うような手巻きを。
 やっぱり善人の手本は、主の方も、あまり見ていなかったみたい。
 そんな豪華な巻き寿司を、ぎゅぎゅっと強引になんとか巻いてみて。
「……ちょっと持ちにくいな」
 手に持ってみれば、出来上がったそれはすごいボリュームであったけれど。
 ちら、ちらっとふたりを見遣った琥珀はひとつ頷く。
「らんとぜんの手は大きいから、もんだいないな」
 何も問題ありません!
 それから……主とこうかんこ、最初は私、と。
 そんなワードにノリノリ海苔を巻きまくった藍は、主用の巻き寿司を量産し終えてから。
「二番目の男・善人殿は何が好みだ?」
 どやぁと得意顔をしてみせつつ、一番目の男の余裕で訊ねてみるけれど。
 固い意思をもって、善人はきっぱりと返答する。
「藍、お前の寿司は絶対に食べない」
「だいじょうぶわさびはてきりょうだ」
 それに棒読みで返してくる藍に、さらに硬い意思で紡ぐ善人。
 ――おれ おまえ しんじない。
 ――しんじろ。
 うん、明らかに棒読み!
 ということで。
「琥珀の寿司だけ味わおうね」
 藍の絶対アレな寿司は断固拒否して。
 何気にかなりぶっとい琥珀の手巻きずしを、善人は両手で抱える様に持ってから。
 はむりと口にして、美味しいかどうかと自分をじっと見る琥珀に笑む。
 ――よーく出来ました、って。
 そもそも、何故手巻きパーティーをしているかと今更ながらに言えば。
 この島を襲撃するというコンキスタドールを密かに待ち受け、油断させるため。
 そして。
『此方も楽しそうですね、でももうそれも終わりです』
「おや敵も来たな」
 現れたのは、予知されたコンキスタドール 『狡猾なるベルガン』であった。
 けれど、事前に敵の習性は聞いている。賭け事を持ち掛ければ、彼は断らないと。
 なので、そのまま戦っては分の悪い強者を嵌めて隙を作るべく、善人と藍は敵を招く。
「よぉ兄さんちと寄ってきな」
「我等とも一勝負如何かな?」
『ほう、勝負ですか。どういった勝負を?』
「ロシアン寿司勝負はどうだ? アンタ程の漢前が誘いを袖にはするまい?」
『ふ、それは乗らないわけにはいきませんね』
 そうまんまと乗って来たベルガンの前に、藍は主用とは別に量産していた普通の寿司と特製のわさび寿司を並べて。
「む、しょうぶか? よし、こはくは不知火家当主として、せんじんを切ろう」
「ほれ、うちの坊ちゃんも乗り気よ」
 いざ、尋常に勝負……! ですが。
 そんな、当主として先陣を切る琥珀の男気に感激していた藍は、ハッと瞳を大きく見開く。
「おれは、これを食べるぞ!」
 こともあろうに、主が手に取らんとしたそれは。
(「いかんあれはハズレだ」)
 そう、わさびたっぷりの外れであったのだ。
 だがそれを、主に食べさせるわけにはいかないから。
「こ、琥珀様!」
「ん? どうした、らん」
「もう一度、食べる前におしぼりで手を拭きましょうか」
「そうだな、ふいておこう」
 その隙に藍は、ささっと素早く寿司を入れ替えて。
 主に気付かれるその前に、回収したハズレ寿司を。
 ――ずぼっ。
「〜〜〜〜ッ!?!??」
 善人の口に詰め込みました!
「今、何かしたか? まあいいか」
 ――セーフ! 大丈夫、琥珀には気付かれませんでした!
(「なんで? ねぇなんで???」)
 いきなり口にわさび寿司を捻じ込まれ、鼻に襲い来るツーンな刺激に、ぽろぽろ泣いちゃう善人だけれど。
 ぐっと、もう1本あるわさび寿司を手にして。
 ――だがなぁ、テメェも道連れよ。
「すまんなこれも必要な犠牲……ごほっ」
 藍へと、ハズレ寿司のカウンターを全力で捻じ込み返した後。
 ――ぱたり。
 力尽きる善人。
 そして。
「なにすっ~~!!」
 同じく、涙が出るほどの強烈なツーンに悶絶する藍。
 けれど、ただでは死にません!
 この混乱に乗じて、藍は敵の寿司もそっと差し替えておく。
 善人がさっき拒否した、ハズレ寿司と。
「うむ、うまい! これは当たりか? さすがおれ!」
 そうはむはむと、美味しそうに寿司を食べる琥珀と共に。
 ベルガンもしんだふたりを見遣りながら、余裕の表情ではむりと寿司を口にするけれど。
『……!? ごほっ! え、これもハズレ……!!?』
 刹那、ふたりと同じ様に、ツーンにやられて悶絶する。
 ということで!
 ――勝者は……琥珀……ッ!
 善人はずりずりと這い蹲りつつ、最後の力を振り絞り薙刀を手にして。
 それから、琥珀は美味しく寿司を食べ終わった後。
「お、あれを倒せばいいんだな?」
 悶えている敵を見遣り、やるべきことを認識する。
 そんな琥珀を見つめ、藍は涙目ながらもふっと笑み宿してから。
「これで私も限界だ、が」
 ――主が無事で楽しそうなら本望也。
 最後にそう言い残し、藍色に輝く光矢を敵へと撃ち出して。
 善人も、薙刀を敵にぶん投げながらも。
 ――俺に出来んのはもう……それだけだ……。
 藍と共に、余りの辛さに本格的にしぬ。
 そして善人の薙刀や藍の光矢と共に、琥珀は敵へとお見舞いする。
「みそぎはらえ、せいばつのこうし――そぉれ、とんでゆけ!」
『げほっ、ごほ……ぎゃあっ!?』
 勝者に相応しい、堂々たる破魔の力宿す琥珀色の光矢を。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

エルザ・メレディウス
【メレディ】で 呼称:ロリータ→リタ、ロランさん、久遠寺君、カマルの呼称です

■共通項■
・勝負は【ポーカー】【五本勝負】を
・参加者:私、リタ、久遠寺君
・仕掛け人:カマル、ロランさん
・UCで仲間を【鼓舞】

…私に注いで頂くお酒の中身は水に変えて頂きます。ベルガンが来るまで、お酒(水)とお寿司を頂きつつ、彼が来たら酔っているふりをして油断させつ、ギャンブル勝負へと【誘惑】

酔ったふりをしながら、最初は、弱いギャンブラーのフリを。
私は負けつつも、上手くリタや久遠寺君が勝てるように工夫

仕掛け人のカマルとロランさんからここぞという大勝負の瞬間で合図を出して頂きます。
そこで…大きく勝たせていただきますね


カマル・アザリー
【メレディ】どうやら先輩方は寿司でポーカーをするそうですね!え?違います?はい冗談はさておき私は仕込みを用意させていただきますね。UCで私自身の姿を隠して相手に渡す寿司に毒を仕込みましょう。……はて、フグ毒とはどのように仕込みましょうか。薬瓶にこっそり漬けて戻しておきましょう 先輩方に渡す奴は……毒が無ければなんでも良いですね!からしでもわさびでも乗せておいてあげましょう 向こうが毒を口にして混乱したところで指先に小さな炎を灯して合図しますね、先輩が動いたら私もUCを解除して戦闘に加わりましょう!焼却処分です!


ロリータ・コンプレックス
【メレディ】
呼称
エルザ:エル姉様
遥翔:ハルト様
他:名前+様

ベルガン様ゲーム好きなの?じゃあロリータちゃん達と遊ぼうよ!
ポーカー5回勝負!
一回毎に、勝者に漁師様特製極上激旨寿司、敗者は絶品(↓)激辛寿司がもらえるよ。
その都度ちゃんと食べる事!

一回戦!ロリータちゃんはAのファイブカード!(完成済み手札を用意済。ふふ、これがUCの『攻撃』なんだよ。気づかないだろうけどね。)
いかさま?何のことかなー?んーおいし♪

後の勝負は運頼み!勝敗関係なくベルガン様のお寿司はカマル様のふぐ毒入りだけどね。(追撃)

ありゃ?負けちゃった!
ぐっはぁー!!かっら!!!

お?最後はタコ殴り?ごめんね、これも勝負のウチだから!


ロラン・ヒュッテンブレナー
【メレディ】で参加なの
※人見知りで海賊のみなさんにはどもる
※エルザ先生、○○さん呼び

遥翔さんに手伝ってもらって、がんばって海賊さんと仲良くなるの
お寿司、食べるの初めてなの
作り方も、教えてくれる?
あ、小さめのが、いいの
中身もいっぱいで、迷っちゃうね ぼく、食べれる量が少ないから…
あ、あの、えと、おススメ、教えてほしいな
【勇気】を出して、海賊さんに聞いてみるの
お魚の事とか、お仕事のこととかお話も楽しむね

勝負の方も見守るね
チャンスみたいなの
みんなでコンキスタドール、捕まえちゃお?
「みんな、楽しみを邪魔するものを、捕まえちゃうの」 UC発動で、海賊さんやみんなに回復と強化なの
海賊さんたちも、手伝ってね


久遠寺・遥翔
【メレディ】で参加
アドリブ歓迎
エルザはエル姉
ロリータはリタっち
年上は名前+さん
それ以外呼び捨て

寿司だー!
まずは皆と全力で手巻き寿司を楽しむぜ!
もしかして中トロとかもあったりする? ひゃっほう!
ロランと一緒に海賊達とも交流しておいて後の協力も頼んでおくぜ

エル姉が勝負を仕掛けたら偶然を装い参戦
敵のイカサマは【第六感】と【視力】で【見切り】全力で勝負するが
負けても【結界術】を応用して舌をコーティングして耐える
ロシアン寿司やその他賭け事で敵味方死屍累々になり相手が致命的な隙を見せたら
UCで仲間の猟兵や海賊の苦痛を束ねて敵をぶった斬るぜ
本来はキャバリアで繰り出す技なんだが生身でもなんとかなるだろ



 何処までも続くかのように広がる海の世界、グリードオーシャン。
 そんな大海原に数多落ちてきた島の中でも、複数の海流がぶつかる有数の好漁場となっている海域にあるのが、この『海幸島』だが。
 この島は元は、サムライエンパイアから落ちて来た島であるのだという。
 豊富な海の幸、そしてサムライの国の島……といえば。
 やはり、これでしょう!
「寿司だー! まずは皆と全力で手巻き寿司を楽しむぜ!」
 久遠寺・遥翔(焔黒転身フレアライザー/『黒鋼』の騎士・f01190)の言う通り、寿司です!
 寿司――それは新鮮な食材を贅沢に使った、サムライ世界のソウルフード。
「お寿司、食べるの初めてなの」
 ……作り方も、教えてくれる? と。
 ロラン・ヒュッテンブレナー(人狼の電脳魔術士・f04258)はそう尻尾をゆうらり、恐る恐る島の海賊さんたちにお願いしてみて。
「もしかして中トロとかもあったりする? ひゃっほう!」
「あ、あの、えと、おススメ、教えてほしいな」
 見るからに美味しそうな中トロを早速巻いてみる遥翔と一緒に、勇気を出して海賊達と頑張って交流を。
「中身もいっぱいで、迷っちゃうね。ぼく、食べれる量が少ないから……あ、えと、小さめのが、いいの」
 魚のことや仕事のことなど、お喋りも楽しむ。
 いや……確かにこの島を訪れたのは、新鮮で美味しい食材を楽しむためというのもあるけれど。
 この島が、コンキスタドールの襲撃に遭うと予知されたから。
 そして敵は強者、真っ向から待ち構えて戦うのではなく、まずは島の海賊のフリをして相手を油断させて。
 地元の海賊達と協力し、敵を出し抜いて叩こうというわけだ。
 そのためにまずはと、交流を兼ねて、手巻き寿司パーティーを楽しんでいるのであるが。
 敵襲に備えての準備もさり気なく、着々と進めているのだ。
「どうやら先輩方は寿司でポーカーをするそうですね!」
 ――タイ・ヒラメ・カンパチ・ブリ・ハマチの、白身魚ストレートフラッシュ!
 とかでは、多分なくて。
 ……え? 違います? はい冗談はさておき、と。
 仕込みに勤しむのは、カマル・アザリー(永遠の月・f16590)。
 何をしているのか怪しまれないように『雲散霧消』を展開し、煙と化して姿を消しながらも。
「……はて、フグ毒とはどのように仕込みましょうか」
 そう少しの間、思考を巡らせた後。
 薬瓶にこっそりと具材を漬けて、戻しておくことに。
 そんなカマルが用意しているのは、敵に渡す用の毒入りの寿司。
 そして寿司と一緒にエルザ・メレディウス(メレディノケントゥリア・f19492)が楽しむのは、美味しいお酒……では、実はなくて。
(「……私に注いで頂くお酒の中身は水に変えて頂きます」)
 飲んで酔っているかのように見せかけつつ、酒に思わせた水と寿司を口に運びながら、そっと敵が現れるのを待っていれば。
『ふふ、楽しそうなパーティーですね。ですが、もっと楽しい事をしましょう』
 この島を襲撃致します、と。
 紳士然な言葉を紡ぎながらも襲撃しにやって来たのは、コンキスタドール『狡猾なるベルガン』。
 そんなベルガンへと、酔ったフリをしつつもエルザは近づいて。
「あら、素敵な紳士。では、私と賭け事をして遊びませんか?」
 油断させつつも、ギャンブル勝負へと誘惑する。
 彼は元々勝負事を持ちかけられれば断れぬ性分、しかもそれがほろ酔いの素敵な女性ならば、受けないわけはない。
『いいでしょう、受けて立ちましょう』
「何だ、賭け事か? 楽しそうだな、俺も参加したいぜ!」
 遥翔もそう、あたかも偶然を装い、賭け事に参戦!
 さらに加わるのは、ロリータ・コンプレックス(ロリータちゃんは哲学だ!(*⁰▿⁰*)ドミ☆・f03383)。
「ベルガン様ゲーム好きなの? じゃあロリータちゃん達と遊ぼうよ!」
 そしてロリータは、勝負の内容をこう提示する。
 ――ポーカー5回勝負! と。
「一回毎に、勝者に漁師様特製極上激旨寿司、敗者は絶品激辛寿司がもらえるよ。その都度ちゃんと食べる事!」
 そう、お残しはいけません!
 ということで――早速、一回戦!
「……これは、困りましたね」
 エルザはそう、酔ったふりをしながらも、最初は勝負事に弱いギャンブラーのように振舞いつつ。
 ちらりと、ロリータや遥翔をさり気なく見遣る。
 自分は負けても上手くふたりが勝てるようにと、工夫を巡らせながら。
「おっと、イカサマはさせないぜ?」
 遥翔は、第六感や視力で見切り、敵にイカサマさせないよう立ち回って。
「ロリータちゃんはAのファイブカード!」
 ばばーんとロリータが出すのは、Aのファイブカード!
 勿論これ、用意済だった完成済み手札。
 つまり、そう。
『お嬢さん、今のはイカサマでは……?』
「いかさま? 何のことかなー?」
 ……んーおいし♪ と、勝者のロリータには漁師様特製極上激旨寿司が!
 いや、ベルガンはまだ気づいていない。これもロリータの『死天使の妙なる冥界への誘い』による攻撃であることを。
 そしてカマルは、満を持して敗者の皆に手渡す。
 ベルガンには先程仕込んでおいた、特製毒入り寿司!
(「先輩方に渡す奴は……毒が無ければなんでも良いですね! からしでもわさびでも乗せておいてあげましょう」)
 その辛さに耐える遥翔やエルザと共に、ひとり毒入り寿司を食べたベルガンは思わず顔を顰めるけれど。
 彼はコンキスタドールの強者、何とか持ち応えて2回戦目!
「今回は俺の勝ちだぜ!」
「あら……また負けてしまったわ」
「ありゃ? 負けちゃった!」
 そして次の勝者は、仲間の援護をさり気なく受けつつも全力で勝負に挑んだ遥翔。
「……っ」
「ぐっはぁー!! かっら!!!」
 エルザとロリータが激辛寿司を口にすれば、ベルガンも仕方なく毒入り寿司をはむりと食べて。
『……ぐふ、し、刺激が強いですね……がはっ』
(「勝敗関係なくベルガン様のお寿司はカマル様のふぐ毒入りだけどね」)
 そう、再びふぐ毒の追撃です!
 そして毒が回って来たのか、ふらりと上体を大きく揺らした敵の様子を見逃さず。
 カマルが指先にふと灯したのは、小さな炎。
 実はそれは――あらかじめ決めておいた合図。
 今まで勝負をじっと見守っていたロランも、その合図とともに。
 ……チャンスみたいなの、と。
「みんな、楽しみを邪魔するものを、捕まえちゃうの」
 ……海賊さんたちも、手伝ってね、って。
 刹那発動させたのは、『心を奮わす忘れじの言の葉』。
「みんなでコンキスタドール、捕まえちゃお?」
 皆や島の海賊達を、魔術回路の鎧によって強化すれば。
 訪れた、ここぞという大勝負の瞬間に、エルザも動きを見せる。
「……大きく勝たせていただきますね」
 ――みなさまに祝福がありますように……。
 そう『オリンポスの祝福』を降らせ、神々の祝福を与えてさらに皆を鼓舞して。
 そんな仲間達の支援を受けつつも、毒に悶えるベルガンの隙をついて。
 皆で、一斉攻撃を見舞う。
「痛みを超えて束ねたるは原初の真焔。焼き尽くせ、リベリオン・ブレイド!」
 遥翔が放つのは、間の猟兵や海賊の苦痛を束ねた、因果をも焼却する焔の斬撃。
 そして敵をぶった斬らんと、本来はキャバリアの技を生身で繰り出してみた彼に続いて。
『うぐ……ぐうっ!』
「では、焼却処分です!」
「お? 最後はタコ殴り?」
 姿を現したカマルと共に、ロリータもすかさずベルガンへと容赦ない攻撃を叩き込む。
 ――ごめんね、これも勝負のウチだから! って。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

アリエ・イヴ
【🍯4】
アドリブ◎
巻くのは器用な二人に任せて
食べる方に専念する
かわりにロシアン寿司に突入しても
ちゃぁんと勝ってやるからよ

海鮮中心、肉も好んでよく食べる
…その玉子の寿司は派手さはないが
アトラム、それ、うまいのか?
じっと見つめてねだってみる

ロシアン寿司が始まってもペースは変わらず
よく飲んでよく食べる
未来への【勝利の美酒】だ
なんて敵を煽りつつ
勘と運で乗りきろう
ヤバそうな寿司にまんがいちガイが手をだしかけたら
アイコンタクトで知らせてやろう
まあ、ガイのことだ
何もなくてもうまくやるだろうよ

たまにある…いつものエスタの不思議な味は
?を浮かべながらも完食するが
わさびがメインなその寿司は俺はぜってぇ食わねえぞ


ガイ・アンカー
【🍯4】
アドリブ◎

エスタと船医の先生が作るなら俺はそっちを食いたいね
俺はアリエと一緒に敵さんと勝負といこうか
獲物が来るまで先生が薦めた酒を飲むとしよう!

海鮮が好みだがどれでも食うぜ
不思議な味のエスタ寿司も…冒険だな?
ロシアン寿司に入っても変わらず酒を片手に食う
…これは勘だが、お前らどれだけわさびを入れた?
遠慮も容赦も無くて驚いてるがそういうとこ嫌いじゃないぞ
アリエの運ならわさび寿司は当たらねえだろうが
…敵は一応賭博師だ
寿司もだがイカサマがねえか
悟られねえように会話しつつ
【嵐海の航海者】みてえによく見てやるよ
違和感を感じた物はアリエに視線で合図
イカサマは避けさせてもらうぜ
ま、一番は楽しむこった


エスターテ・アレグレット
【🍯4】
アドリブ◎

めんどうなんすけど、……まあ、寿司作って食べるくらいならいいか?
定番の海鮮に、がつんと焼肉手巻き、シンプルなキュウリ、納豆
みんなたくさん食べるだろうからと、器用に海苔をくるくる巻いて寿司を量産していく
アトラムくんが作る寿司、玉子多いすね?
一部の寿司によくわからん調味料を使ってしまった気がするけど、まあ…大丈夫だろ
え、不思議な味がする? 美味いとか不味いとかじゃなく?

ロシアン寿司には大量にワサビを使った寿司を用意
量に反して大した辛さじゃないので安心してください
(……あくまで、僕にとっては辛くないってだけで普通の味覚の人は知らんすけど)
まあ、アリエくんとガイくんなら大丈夫でしょ


アトラム・ヴァントルス
【🍯4】
賭け事を好むコンキスタドール相手だと正攻法ではない手段も一興ですね。
では手巻き寿司を作りながら、自分たちも楽しめればよいでしょうか。
運勝負ならアリエがいますからね…相手を任せたいですね。
自分はエスタだけに任せるわけにもいきませんし、食べる寿司を作るのを手伝いましょう。
サーモン、マグロ、個人的には食べたい玉子の具のを作りますね。
アリエはこの玉子がきになりますか?
魚介とはまた違う味で美味しいですよ。

ロシアン用にはそうですね…レタスを入れてごまかしながらわさびもたっぷり入れたものを。
用意が出来たら後は獲物がかかるのを待つとしましょうか。
おいしそうな酒もありますよ、ガイもこちらのいかがです?



 今日も海賊団ロールボアの皆を乗せたハニルバニアは、バサリ潮風に帆を靡かせて。
 青い大海原へといざ、ヨーソロー!
 今回のお宝は、この海の世界の中でも、一等美味しい海の幸。
 けれど、新鮮な魚介類がいただけるという『海幸島』へと赴かんとしているのは、どうやら自分達だけではないらしい。
「賭け事を好むコンキスタドール相手だと正攻法ではない手段も一興ですね」
 そう……アトラム・ヴァントルス(贖罪の咎人・f26377)の言うように、コンキスタドールの強者が襲撃せんとしていると予知されたのだ。
 だが強敵に対し、何も正面からぶつかることはない。勝負師である相手ならば、尚のこと。
 なので予知の利を生かし、自分達が待ち構えている猟兵だなんて敵に思わせぬ様に。
 アトラムは周囲をぐるりと見回した後、こう続ける。
「では手巻き寿司を作りながら、自分たちも楽しめればよいでしょうか」
 この『海幸島』では、獲れたての具材を使った手巻き寿司パーティーが連日行われている。
 だから一緒に手巻き寿司を楽しんで、島の海賊だと思わせれば油断を誘えるだろう。
 そして、そんなアトラムの言葉に、えーマジっすか? と。
 ……めんどうなんすけど、呟きを落とすのは、エスターテ・アレグレット(巻き込まれる男・f26406)。
 でも、賭け事とかなんかそういうのは面倒臭いけれど。
「……まあ、寿司作って食べるくらいならいいか?」
 小腹もすいたし、眼前に並ぶ新鮮な具材は美味しそうではあるから。
 エスターテは手にした皿に、目についた食材たちをひょいっと取ってみて。
 定番の海鮮は勿論、がつんとボリューム満点焼肉手巻きに、シンプルなキュウリのかっぱ巻き、納豆巻き――。
 みんなたくさん食べるだろうからと、色々な具材を並べた海苔を器用にくるくると巻いていって。
 様々な味の手巻き寿司を量産していく。
 そんなエスターテだけに手巻き寿司作りを任せるわけにもいかないからと。
 アトラムもくるり、食べる寿司を作るのを手伝いながらも。
 アリエ・イヴ(Le miel est sucré・f26383)へと視線を向けつつも紡ぐ。
「運勝負ならアリエがいますからね……相手を任せたいですね」
 寿司を巻くのはふたりに任せ、食べる方に専念しながらも。
 アリエはアトラムへと、自信のいろをのぞかせる笑みを向け返してみせる。
「かわりにロシアン寿司に突入しても、ちゃぁんと勝ってやるからよ」
 そんな頼もしい言葉に瞳細めてから。
 アトラムは今度は、もうひとりの食べる専、ガイ・アンカー(Weigh Anchor!・f26515)へと視線を移してすすめる。
「おいしそうな酒もありますよ、ガイもこちらのいかがです?」
 ガイは、酒を注がれ、巻かれた寿司を受け取りながらも。
「エスタと船医の先生が作るなら俺はそっちを食いたいね、酒も先生がすすめたものを飲むとしよう!」
 こくりと大きく頷いて食を楽しみつつも、待ち構える。予知された獲物がくるのを。
 そしてエスターテは定番のマグロの手巻き寿司を作りながらもふと首を傾ける。
「アトラムくんが作る寿司、玉子多いすね?」
 ……サーモン、玉子、マグロ、玉子、玉子――。
 いやそれは、アトラムが個人的に玉子が食べたいからなのだけれど。
 海鮮を中心に、肉も好んでよく食べているアリエは、量産される玉子巻きを見遣りながらも。
「……その玉子の寿司は派手さはないが。アトラム、それ、うまいのか?」
 じーっと見つめて、そうおねだりしてみる。
「アリエはこの玉子がきになりますか? 魚介とはまた違う味で美味しいですよ」
 アトラムはそう、興味津々なアリエにも玉子の手巻き寿司をくるり巻いて作ってあげていれば。
「……あ」
 これまで順調に寿司をエスターテから、一瞬だけ漏れた声。
 いや……一部の寿司に、よくわからん調味料を使ってしまった気がするけど。
「まあ……大丈夫だろ」
 そうっと、謎調味料の巻き寿司も普通のものと一緒に、さり気に置いておけば。
「海鮮が好みだがどれでも食うぜ」
 ガイはよりによってその寿司を手にとって、はむり。
 それから、エスターテをふと見遣ると、こう言葉を紡ぐのだった。
「不思議な味のエスタ寿司も……冒険だな?」
「え、不思議な味がする? 美味いとか不味いとかじゃなく?」
 ええ不思議です、不思議な味。
 それからアトラムとエスターテは、美味しい巻き寿司を作る一方で。
「ロシアン用にはそうですね……レタスを入れてごまかしながらわさびもたっぷり入れたものを」
「ロシアン寿司には、大量にワサビを使った寿司でも作るか」
 コンキスタドールとの賭けに使う激辛わさび手巻き寿司も、上手に巻き巻き。
 ……そして。
『島の襲撃に参りましたが……勝負事の気配、でしょうか』
 予知通りのこのことやって来たコンキスタドールと、ロシアン寿司で勝負するアリエとガイ。
 とはいえ、ロシアン寿司が始まっても、特に酒や寿司を口に運ぶペースはふたりとも変わらない。
 それからふと、ガイはロシアン寿司に目を遣って呟く。
「……これは勘だが、お前らどれだけわさびを入れた?」
「量に反して大した辛さじゃないので安心してください」
 エスターテはそう口にしつつも、密かにその心で思う。
 ……あくまで僕にとっては辛くないってだけで、普通の味覚の人は知らんすけど、って。
「まあ、アリエくんとガイくんなら大丈夫でしょ」
「遠慮も容赦も無くて驚いてるが、そういうとこ嫌いじゃないぞ」
 アリエも、そんな皆の様子に楽し気に瞳を向けつつも。
 ベルガンへとニッと笑み向けて、自信満々煽るように言い放つ。
「よく飲んでよく食べる。未来への『勝利の美酒』だ」
 海と女神の祝福をうけて――ロシアン寿司も、勘と運で何とか乗りきります……!
 けれどふと酒を呷りつつ、ガイが手を伸ばさんとするその寿司を見れば、ぱちんぱちんとアイコンタクト。
 ……それヤバいやつ、と知らせるべく。
 だが、もしも食べてしまったとしても。
(「まあ、ガイのことだ。何もなくてもうまくやるだろうよ」)
(「アリエの運ならわさび寿司は当たらねえだろうが……敵は一応賭博師だ」)
 ガイはそう相手に警戒を抱きつつ、自分に幾度もウインクしているアリエに気が付いて。
「その寿司の具材は何だ?」
 イカサマがないか、悟られないように会話を試みる。
 ――『嵐海の航海者』みてえによく見てやるよ、って。
「イカサマは避けさせてもらうぜ」
 違和感を感じた物は、アリエに視線で逆に合図。
 それから、もうひとつ手巻きを取って。
 口に運んだ瞬間、思わず首を傾けるアリエ。
「……?」
 エスターテの作った、謎調味料が入った寿司のやっぱり不思議な味に、?を浮かべながら。
 ……そして。
『!! あっ、辛……ッ』
 深読みしすぎてどつぼに嵌ったベルガンが、見事大当たりを引いて悶えれば。
 その様を見遣るアリエは、改めてこう、決意を口にするのだった。
「わさびがメインなその寿司は俺はぜってぇ食わねえぞ」
 そんな言葉にガイも笑って、彼の声に続ける。
 ――ま、一番は楽しむこった、って。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

誘名・櫻宵
🌸迎櫻館

私、お寿司ってだぁいすき!江戸っ子だもの
鮪に鮭にイカにいくらに…鯛もあるわ
待っててね、千織、リル、カムイ!
美味しいお寿司を作りましよ
手馴れた手つきで酢飯を海苔の上に味のバランスを考えながら魚介を乗せ程よい力加減で巻く
でーきた!
召し上がれ
お口に合うかしら?

リルの手巻き寿司……手巻き、寿司?全部大きい男の料理って感じね……え、どうやって食べ
カムイ!カグラにお料理を任せてはいけないわ!噫……すごいわね、全ての味覚が味わえそうな
千織は流石
見映えも味もばっちり
美味しい…あなた、良い花嫁になりそうね

そしてこれが…ろしあん手巻き寿司
ワサビたっぷりのこれを引くのは誰かしら…!
ハラハラしながら、ぱくり


朱赫七・カムイ
⛩迎櫻館

之は見事なものだね
海の幸が並ぶ光景は壮観

手巻き寿司というのは初めてだ
さて、どんな寿司を作ろうかな……皆の手つきを見よう見まねで作ってみ……カグラ!!!
待って、カグラ……私より先に作り始めているの?
え?サヨより自分の方が上手くできるって?

少し入れすぎでは
その組み合わせはどうかと…

そんな私の言葉は聞き入れられず、全部の具材入の手巻き寿司が完成

…サヨとチオリは流石だね
食べる前から美味なのがわかる
1口齧れば広がる美味…幸福だ
リル!同志よ!私と似たものを感じる
大胆でいいね
食べ方が分からぬ

美味しい寿司を満喫するよ

え、ろしあん?籤のようだね
噫、山葵が…私はある程度大丈夫だが…
誰が当たるのか楽しみだよ


リル・ルリ
🐟迎櫻館

お寿司だー!
ふふー、僕もお寿司大好きだよ
人魚だってお魚食べるんだから!
僕は美味しくないぞ

ヨル、でっかいの作ろうな
せっかくのお寿司だもの、大きいのがいい
ヨルと一緒に具材を選ぶ
これかな、さけ!
でっかいのをぶつ切りにして、どーんと酢飯の上に鎮座させ
これまた豪快に巻く
花束みたいなのができたぞ!
召し上がれ!

わぁ、櫻と千織のはお店のみたいだや!
食べるのが勿体ないくらいだ
綺麗な手巻き寿司…僕も食べていいの?
か、カムイ!豪快だね…いや、僕も人のこと言えないけど
でも全部食べられるのは豪華でいいや

ろしあんするの?
ふふー、僕はわさびたっぷり寿司をかわすんだから
辛いのは得意じゃないからね
……よし、食べるぞ!


橙樹・千織
迎櫻館

新鮮な海の幸が沢山!
のりと酢飯の準備もばっちりで
ふふ、これは美味しい手巻き寿司になりそうですねぇ

いくらといかそうめんを並べ
ほんの少しだけわさびを入れて
くるりと巻いたら出来上がり

流石櫻宵さん手慣れていて上手ですねぇ
ご飯も硬くならず、お刺身もバランスが良いですねぇ
リルさんのは…あらあら、まあまあ!
豪快な手巻き寿司になりましたねぇ
カムイさんはどうですか?はわ!こちらもすごいですね
カグラさんと一緒に…なるほど

ふふふ、褒めても何も出ませんよ?
熱い緑茶を配り
皆で作った手巻き寿司をもぐもぐ

え?ろしあん?あら?
今日は手巻き寿司を楽しむだけでは??
わさびは程々なら平気なのですが……女は度胸です!
むぐむぐ…



 新鮮な海の幸でしか成し得ない、サムライの国の御馳走。
 それが、広大な海の世界・グリードオーシャンに落ちて来た、サムライエンパイアの島『海幸島』で存分に味わえるというのだ。
 いや、現在この世界は戦争の真っただ中で。
 この島だって、コンキスタドールの強者の襲撃を受けると予知されたのだけれど。
 だからこそ、敵に待ち構えていることを悟られぬよう、油断させるべく。
 この島を訪れた皆は、まずは目一杯楽しんで堪能する。
「お寿司だー!」
 そう――それは、とっても美味しい寿司!
 リル・ルリ(『櫻沫の匣舟』・f10762)は、月光ヴェールの尾鰭をぴちぱたさせつつも。
「ふふー、僕もお寿司大好きだよ。人魚だってお魚食べるんだから!」
 そして念の為、言っておく……僕は美味しくないぞ! って。
「之は見事なものだね」
 朱赫七・カムイ(約倖ノ赫・f30062)も、海賊達が用意してくれた新鮮な食材をぐるりと眺める。
 ……海の幸が並ぶ光景は壮観、と。
 その隣で、はしゃぐように声を上げるのは、誘名・櫻宵(爛漫咲櫻・f02768)。
「私、お寿司ってだぁいすき! 江戸っ子だもの」
 ――鮪に鮭にイカにいくらに……鯛もあるわ、って。
 ひとつひとつ、具材をチェックしていきながら。
 ぐっと気合を入れたように襷掛けして、いざ、巻き巻き!
「待っててね、千織、リル、カムイ!」
 ……美味しいお寿司を作りましょ、と。
「新鮮な海の幸が沢山!」
 橙樹・千織(藍櫻を舞唄う面影草・f02428)も、並ぶ獲れたての魚介類に思わず声を上げてから。
 具材だけでなく、パリッパリな海苔やつやつやの酢飯にも目を向け、微笑む。
「ふふ、これは美味しい手巻き寿司になりそうですねぇ」
 そして櫻宵は早速、馴れた手つきで手際良く、程よい量の酢飯を海苔の上に敷いて。
 味のバランスを考えながら魚介を乗せて……絶妙の力加減で、くるり。
「でーきた! 召し上がれ」
 ……お口に合うかしら?
 そう、ふふっと花笑んで。
「流石櫻宵さん手慣れていて上手ですねぇ。ご飯も硬くならず、お刺身もバランスが良いですねぇ」
 感心したようにそう言った後、千織も手巻き寿司作りを。
 ぷちぷち煌めくいくらと、艶やかないかそうめんを丁寧に並べて。
 ほんの少しだけわさびを入れて……くるりと巻いたら出来上がり!
 櫻宵は、そんな千織の手巻き寿司へと花霞の視線を向けてから。
「千織は流石、見映えも味もばっちり」
 はむりと頂いてみれば、美味しい溜息と共に零れるのは、こんな言葉。
「美味しい……あなた、良い花嫁になりそうね」
 そして、ふたりがあっという間に作った美味しそうな寿司をきょろり見遣って。
「わぁ、櫻と千織のはお店のみたいだ!」
 ……食べるのが勿体ないくらいだ、なんてリルは続けるけれど。
 ふたりから、どうぞと差し出されれば、柔い薄花桜のいろがキラキラ。
「綺麗な手巻き寿司……僕も食べていいの?」
 ぱくりと食べれば、頬が落ちてしまいそうに。
 カムイもふたりから、作って貰った手巻き寿司を受け取って。
「……サヨとチオリは流石だね。食べる前から美味なのがわかる」
 そっとひとくち齧ってみれば……広がるのは、美味な味と幸福な気持ち。
 そんな自分の手巻き寿司を美味しく食べる皆に、千織もつられ笑み零す。
「ふふふ、褒めても何も出ませんよ?」
 そしてふたりに、美味しい巻き寿司を作って貰ったのだから。
「ヨル、でっかいの作ろうな」
 リルもヨルと一緒に、手巻き寿司作りに挑戦!
 ――せっかくのお寿司だもの、大きいのがいい、って。
 ヨルと一緒に気合を入れて、具材選びに勤しめば。
 見つけたのは、そう!
「これかな、さけ!」
 けれど、ちんまり切った刺身じゃありません。
 でっかいのを大胆にぶつ切りにして、酢飯の上にどーんと鎮座させて。
 これまた豪快に一生懸命、くるくるぎゅぎゅっと巻けば。
「花束みたいなのができたぞ! 召し上がれ!」
 サーモンの彩りが美しい……どでかい花束のような、手巻き寿司の完成!
 そして、カムイも。
「手巻き寿司というのは初めてだ」
 さて、どんな寿司を作ろうかな……なんて、皆の手付きを見て。
 いざ、見よう見まねで作ってみようとした、瞬間。
「……カグラ!!!」
 カムイは思わず、そう声を上げてしまう。
 いえ、だって。
「待って、カグラ……私より先に作り始めているの? ……え? サヨより自分の方が上手くできるって?」
 自信満々な様子のカグラが、既に作り始めていました……!?
 その手際はといえば。
「少し入れすぎでは……その組み合わせはどうかと……」
 そうカムイは言葉を投げるけれど、一向に聞き入れられずに。
 完成したのは――そう、全部の具材入りの手巻き寿司!
 そんな、リルとカムイの巻き寿司を見遣って。
 揃って瞳をぱちくりとさせる、櫻宵と千織。
 サーモンどどーん! の、リルの手巻き寿司は。
「リルの手巻き寿司……手巻き、寿司? 全部大きい男の料理って感じね……え、どうやって食べ」
「リルさんのは……あらあら、まあまあ! 豪快な手巻き寿司になりましたねぇ」
 もう、太巻きと言ってもいいかもしれない男の料理感。
 そして。
「カムイさんはどうですか? ……はわ! こちらもすごいですね」
「カムイ! カグラにお料理を任せてはいけないわ! 噫……すごいわね、全ての味覚が味わえそうな」
「カグラさんと一緒に……なるほど」
 千織はそう、こくりと頷いてから。
 皆で作った手巻き寿司を美味しくもぐもぐ頂けるように、熱い緑茶を配って。
 リルはカムイの巻き寿司を見やり、思わず瞳をぱちくり。
「か、カムイ! 豪快だね……いや、僕も人のこと言えないけど」
 ……でも全部食べられるのは豪華でいいや、と。
 そしてカムイも、リルの太巻きと言っても違和感のない巻き寿司を見つめて。
「リル! 同志よ! 私と似たものを感じる」
 ……大胆でいいね、って。
 けれど、目一杯口を開いても、入りそうにないほどの男の巻き寿司っぷりで。
「……食べ方が分からぬ」
 そうぽつりと呟き、思考錯誤しつつも、美味しいことには違いない寿司をはむりと満喫する。
 そうこうしているうちに……やって来たのは、予知されたコンキスタドール『狡猾なるベルガン』。
 勝負事を申し出れば、断れないという彼の性分を利用して油断させるべく。
「これが……ろしあん手巻き寿司」
 海賊たちに頼んでおいた、ろしあん手巻き寿司が運ばれてくれば。
 ――ワサビたっぷりのこれを引くのは誰かしら……!
 櫻宵は、ある意味大当たりを引くのが誰か、興味は深々。
「ろしあんするの?」
「え、ろしあん? 籤のようだね」
「え? ろしあん? あら? 今日は手巻き寿司を楽しむだけでは??」
 それぞれ、ハラハラしたり、わくわくしたり、気合十分だったり、女は度胸だったりと。
「ふふー、僕はわさびたっぷり寿司をかわすんだから」
 辛いのは得意じゃないからね……よし、食べるぞ! と。
 リルがはむり、意を決してロシアン手巻き寿司を口にすれば。
「ワサビたっぷりのこれを引くのは誰かしら…!」
「噫、山葵が……私はある程度大丈夫だが……誰が当たるのか楽しみだよ」
『私も負けませんよ?』
 何気にベルガンも一緒に、もぐもぐむぐむぐと食べ進めてみれば。
 大当たりしたのは、そう!
『……!! か、辛ッ!!?』
 何という皆の、天晴な強運。
 哀れ、辛さに悶絶するのは、勝負師であるはずのコンキスタドールであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

呉羽・伊織
【花壱】

(美女海賊手製巻寿司を頂くべく
密かに意気込んだ矢先に!)
残念、俺は他に用があ…ヤ~ダ~!
(前門の狐
後門にも狐
更に姐サンの圧
…ウ~ン魘壊カナ??)

(結局何だかんだと暫し寿司楽しみ)
面子はアレだが海鮮はホント最高~!
然し此の侭平和に、とは行かないか

えっ
姐サン、俺が絶望的に不向きなの知ってるデショ(大概不運な貧乏籤)

今こそ食道楽狐と博打師狐の出番だろ!
いや何の戦いしてんだ!
アンタは犠牲前提で喋るな
その減らず口山葵で塞いでやろーか

くっ…見てろよ!
(覚悟決め一息に
行くと見せかけ
第六感が嫌な予感告げれば
早業ですり替え無事美味しく切抜け)


俺は宴会芸に来たんじゃないー!
(鬱憤と共にUC敵にぶつけ)


花川・小町
【花壱】
(伊織ちゃんの肩を優しくつつき)
ねぇ、何処へ行くの?
折角の宴会よ、一緒に愉しみましょ
ふふ

海鮮と美酒と愉快な仲間(強調)に溢れた一時なんて、本当最高よね
でも、ええ
お仕事の時間ね

それじゃ伊織ちゃん
此処は男を見せてね
私が特別に愛情込めた当たり寿司――貴方なら分かるわよね?
(山葵特盛ロシアン用を出し)

大丈夫、外れは一つだけよ
(山葵特盛が一つとは言ってない)
(つまり山葵特盛が当たりで、さび抜きが外れ)
(これは伊織ちゃんが外れを引いて
敵が当たりを狙うと踏んで仕掛けた罠よ
多分)

あら残念
(伊織ちゃんのオチではなく山葵祭の敵へ向けた言葉よ、ええ)

辛くて辛い?
なら、楽にしてあげましょ
(UC使い盛大に一撃)


佳月・清宵
【花壱】
(小町と菊里と宴を開こうとした矢先、実に良い肴を見つけ)
へぇ?
どうせ今日も暇だろ
そう遠慮すんな

(美味い巻き寿司に良く合う酒とオマケまで得て、甚く満足げに)
活きの良い魚と肴が揃うと酒も進んでならねぇな
ああ――折角良い気分だってのに、邪魔者のご登場か
ならさくっと片して、祝勝の二次会と洒落込む迄だな

て訳でだ、上手くやれよ伊織
先陣切るのはてめぇの十八番だろ
(小町の寿司を面白げに見て)
俺達はもう腹一杯なんでな
てめぇの勇姿を(肴に酒を楽しみながら)応援しといてやるよ
安心しろよ、骨ぐらいは拾ってやるぜ

――本当に外れ(さび抜き)を引くとは、後で罰ゲームだな?
(右に同じくUCぶつけ敵を楽にしてやりつつ)


千家・菊里
【花壱】
(誰かがまた見事な玉砕特攻しそうだったので、哀れな展開を止めてあげようと心からの善意で道塞ぎ)
奇遇ですねぇ、伊織
ええ、何だか可哀想なので、仲間に入れてあげますよ

(う色んな海鮮をうきうき巻き巻きもぐもぐと頂き)
いやはや、こんなに贅沢な腹拵えが出来るとは幸せですねぇ
では更に楽しい二次会の為、一つ頑張りますか

いやぁ、小町さん特製は迫力が凄い(?)ですね
でも残念ながら、俺は今手が離せず――このよくばり海鮮三昧太巻との一騎討ちで忙しいので、どうぞお構い無く、其方は其方で進めてください

(完食して振り向けば)
見事な早業芸で、何とも芸の無い結果を出すとは…
まぁ一先ず敵さんを供養して仕切り直しましょうか



 青い海、白い雲、美味しい新鮮な海の幸。
 そして……これはもうきっと、抗えない運命。
 美女海賊がくるっと巻いてくれた、とびきり美味しい手製の巻き寿司を頂くべく、嬉々と。
 呉羽・伊織(翳・f03578)が密かに意気込んだ、矢先であった。
「奇遇ですねぇ、伊織」
 聞き覚えのありすぎる声に、そうっと振り返ってみれば。
 そこには、声の主である千家・菊里(隠逸花・f02716)の姿だけではなく。
「残念、俺は他に用があ……ヤ~ダ~!」
「ねぇ、何処へ行くの? 折角の宴会よ、一緒に愉しみましょ」
 ふふ、と美しい華の様な笑みを宿しながらも、伊織の肩を優しくつつく花川・小町(花遊・f03026)と。
「へぇ? どうせ今日も暇だろ。そう遠慮すんな」
 実に良い肴を見つけたと言わんばかりな、佳月・清宵(霞・f14015)の姿が。
 いや、3人で宴でも開こうとした矢先に見つけた格好の玩具……もとい、伊織君に。
「ええ、何だか可哀想なので、仲間に入れてあげますよ」
 菊里はそうにこにこ、宴会に加えてあげる。
 いえ、道をすかさず塞いで退路を断ったのは、心からの善意ですよ?
 誰かがまた見事な玉砕特攻しそうだったから、哀れな展開を止めてあげようと、そういう優しさです。
 そんな、もう絶対逃げられないだろ的な展開に、伊織も美女海賊云々という夢物語は諦めて。
 ……ウン、これっていつものアレですよね。
 ――前門の狐、後門にも狐、更に姐サンの圧。
(「……ウ~ン魘壊カナ??」)
 いざ、強制イベントの魘壊……いえ、楽しい宴会のはじまりです!
「いやはや、こんなに贅沢な腹拵えが出来るとは幸せですねぇ」
「活きの良い魚と肴が揃うと酒も進んでならねぇな」
 ほくほく色んな海鮮をうきうき巻き巻きもぐもぐ食べる菊里に、甚く満足げに頷く清宵。
 美味い巻き寿司に良く合う酒と、さらには肴に丁度いいオマケまで得て。
「海鮮と美酒と愉快な仲間に溢れた一時なんて、本当最高よね」
 そんなふたりに、小町も楽し気に花笑む。愉快な仲間、を強調しつつ。
 そして、結局何だかんだと。
「面子はアレだが海鮮はホント最高~!」
 暫し寿司を楽しんでいた、清宵曰くオマケ……いや小町の言う愉快な仲間……いえいえ、伊織であったが。
 愉快な宴会も、少しだけ中断。
『さて、この島を襲撃させて貰いますね』
「ああ――折角良い気分だってのに、邪魔者のご登場か」
「然し此の侭平和に、とは行かないか」
「ええ。お仕事の時間ね」
 現れたのは、予知されていたコンキスタドール『狡猾なるベルガン』。
 島を襲撃なんてされてしまったら、折角の楽しい宴会も台無しだから。
「ならさくっと片して、祝勝の二次会と洒落込む迄だな」
「では更に楽しい二次会の為、一つ頑張りますか」
 小町は、狐ふたりと頷き合ってから。
「それじゃ伊織ちゃん。此処は男を見せてね」
 とびきりの笑顔で、ソレを差し出すのだった。
「私が特別に愛情込めた当たり寿司――貴方なら分かるわよね?」
 はい、山葵特盛ロシアン用の寿司です!
 そんなある意味期待に満ちた眼差しを向けられた伊織は、大きく瞳を見開いて。
「えっ、姐サン、俺が絶望的に不向きなの知ってるデショ」
 そう驚愕するけれど。
 ええ、伊織が大概不運な貧乏籤ってことくらい、小町はよーく知っているし。
「大丈夫、外れは一つだけよ」
 そう、ずずいっと愛情たっぷりロシアン寿司を押し付ける。
 外れは一つ、その言葉に嘘はありません。
 ただ……山葵特盛が一つとは言ってない。
 つまり山葵特盛が当たりで、唯一のさび抜きが外れということです!?
(「これは伊織ちゃんが外れを引いて、敵が当たりを狙うと踏んで仕掛けた罠よ、多分」)
 多分、きっと……恐らく!
 そんな綿密で恐ろしい鬼策に、伊織は震えながらも。
「今こそ食道楽狐と博打師狐の出番だろ!」
 そう、狐達へとすかさず目を遣るも。
「いやぁ、小町さん特製は迫力が凄いですね。でも残念ながら、俺は今手が離せず――このよくばり海鮮三昧太巻との一騎討ちで忙しいので、どうぞお構い無く、其方は其方で進めてください」
「いや何の戦いしてんだ!」
「て訳でだ、上手くやれよ伊織。先陣切るのはてめぇの十八番だろ」
「アンタは犠牲前提で喋るな、その減らず口山葵で塞いでやろーか」
 やっぱりそうなりますよね、みたいな展開。
 そして小町の寿司を面白げに見ながら、清宵は続ける。
「俺達はもう腹一杯なんでな。てめぇの勇姿を応援しといてやるよ」
 勇姿という名の愉快な様を、肴に酒を楽しみながら。
 ……安心しろよ、骨ぐらいは拾ってやるぜ、って。
 もうこうなったら、何を言っても無駄って、伊織はよく知っているから。
 ――くっ……見てろよ!
 覚悟決め一息に行く……と見せかけて。
 第六感が嫌な予感告げれば、すかさず早業でアレな寿司をささっとすり替えて。
 ぱくりと口にすれば、無事にサビ抜きの美味しいお寿司。
 そんな、なんとか窮地を切り抜けた伊織に。
「あら残念」
「見事な早業芸で、何とも芸の無い結果を出すとは……」
「――本当に外れを引くとは、後で罰ゲームだな?」
 心からがっかりして、つまんなそうな感じがすごい皆さん。
「……俺は宴会芸に来たんじゃないー!」
「伊織ちゃんにじゃなくて敵へ向けた言葉よ、ええ、多分」
 叫ぶ伊織に、小町は相変わらず美しくも楽し気に笑んでから。
 当たりを引いて声も出せずぴくぴく悶絶している敵を見遣れば。
「辛くて辛い? なら、楽にしてあげましょ」
「まぁ一先ず敵さんを供養して仕切り直しましょうか」
 二次会のためにだったり、鬱憤を晴らすかのようだったり。
 哀れな敵をさくっと楽にしてあげるべく盛大に、皆で一斉攻撃です!

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

重松・八雲
【花弐(一方その頃――)】
戦の前の腹拵えは大事よな!
む、ちょこにゃんよ、如何かしたかの?
うむ、まぁきっと波の音とかじゃろ!
敵の気配も未だ無き今の内に、たんと鋭気を養い備えるとしようぞ!
(云うや否や、意気揚々と巻き巻きたいむに入り!)

おおちょこにゃん、寿司を前にしてネタばかり食べるとは何という暴挙…!
じゃが可愛いから許そう!
(一頻り色んな巻き寿司を楽しんだところで、敵の気配を察し)
む、遂に来たか
ではろしあん勝負じゃな
儂は正々堂々挑むのみよ!
(野生の勘だけで良いネタを引き当てたり、イカサマをかわしたりするすたいる)
む、辛い?
ならばアガリで一息つくと良い
勝負はまだ終わっとらんぞ!
(超熱々の茶で追撃)


鈴丸・ちょこ
【花弐(一方その頃――)】
ああ、美味い馳走は気力も体力も高めてくれるからな
(ふと聞き覚えのある誰かの悲鳴が遠くに聞こえ、一瞬耳をぴくり)
いや、気のせい――でもないが、まぁ気にせずとも良かろう
それより飯だ、魚だ、宴会だ
(目を爛々と輝かせ海鮮へ!)

(早速魚という魚にまっしぐら――猫故に上手く巻けなかった結果、ほぼネタと刺身ばかり平らげ)
突然変異してる分、米が食えねぇ訳でもないんだがな
そう言うなら俺用にちんまり巻け
(更に満喫――途中に敵察知し)
良いぜ、勝負してやろう
泣いてもしらねぇぞ
(鼻と勘で危険物嗅ぎ分けたり早業でイカサマ返したりしつつ)
茶か
猫舌の俺の分もやろう
(追撃に追撃重ね、体勢崩れればUC)



 一方、その頃――。
 ある意味賑やかな魘壊もとい宴会が繰り広げられていた、その時。
「戦の前の腹拵えは大事よな!」
「ああ、美味い馳走は気力も体力も高めてくれるからな」
 平和に手巻き寿司パーティーを楽しんでいた、重松・八雲(児爺・f14006)と鈴丸・ちょこ(不惑・f24585)であったが。
 ちょこのお耳が、一瞬ぴくり。
 ふと聞き覚えのある誰かの悲鳴が、遠くに聞こえた気がして。
 そんなぴこったお耳に、八雲はこてりと首を傾けて。
「む、ちょこにゃんよ、如何かしたかの?」
 そう声を掛けるけれど。
「いや、気のせい――でもないが、まぁ気にせずとも良かろう」
 ――それより飯だ、魚だ、宴会だ。
 目を爛々と輝かせ、いざてしてし、意識はすっかり海鮮へ!
「うむ、まぁきっと波の音とかじゃろ! 敵の気配も未だ無き今の内に、たんと鋭気を養い備えるとしようぞ!」
 そう云うや否や、八雲も意気揚々と、巻き巻きうきうきたいむ!
 けれど再び、こてんと首を傾けて。
 早速魚という魚にまっしぐら、ほぼネタと刺身ばかり平らげるちょこの様子に口を開く。
「おおちょこにゃん、寿司を前にしてネタばかり食べるとは何という暴挙……!」
 いえ、猫故に上手く巻けなかった結果なのですけれど。
 ……じゃが可愛いから許そう! と秒で許した八雲。
 可愛いとか猫さんとかは正義ですから!
 ちょこはそう、またるんるん巻き巻き再開した爺様に。
 ぺちっと、にくきゅうをお見舞いしつつも続ける。
「突然変異してる分、米が食えねぇ訳でもないんだがな」
 ……そう言うなら俺用にちんまり巻け、と。
 けれど、寿司や刺身をもぐもぐ楽しんでいれば。
『ふ……私はこの島を、襲撃しにきたのです……!』
「む、遂に来たか」
 ふたりの前に現れたのは、何だか既にふらふらしている気がする、コンキスタドール『狡猾なるベルガン』。
 そして予知で聞いた通り、敵の性分を利用して。
「ではろしあん勝負じゃな、儂は正々堂々挑むのみよ!」
「良いぜ、勝負してやろう。泣いてもしらねぇぞ」
『しょ、勝負……いいでしょう、受けて立ちましょう』
 敵ながら、何という勝負師の鑑。
 というかある意味、相手が悪かった。
 野生の勘研ぎ澄まされている八雲とちょこが、わさび入り寿司を引くわけもなく。
 イカサマをしようにも、ふにふに肉球でてしっとされたり、さらっとスルーされたりして。
『ふごっ……か、からっっ!!?』
 結局またこうなる、ベルガンさん。
「む、辛い? ならばアガリで一息つくと良い」
「茶か。猫舌の俺の分もやろう」
『ああ、これは申し訳ない……って、熱っ!??』
 辛いものを食べた後の熱いお茶が、追撃に!?
 そして八雲はいい笑顔で、悶えるベルガンの前に巻き巻きした寿司を並べて。
 ちょこと同時に気合いのこもった拳をお見舞いしつつも、言い放つのだった。
 ――勝負はまだ終わっとらんぞ! と。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ライラ・ユグドラシル
巴(f02927)と

わあ、すごい
美味しそうなものが、いっぱいだ
手巻き寿司を食べるの、はじめて
戦いの役にも立つみたいだから、思いきり楽しむよ

どんな手巻き寿司にしようかな
まずは、えびとマヨネーズの組み合わせでいってみよう

食材は他にもたくさん
お寿司といえば、マグロって聞いたことがある
海賊さんたちにも教えてもらいながら
ねぎとろ、というのもつくってみた

……ん、美味しい
きらきらと手巻き寿司を見つめて

うん、うん
交換しよう
そわそわと巴の提案に頷き

えびとマヨネーズも、ねぎとろも、
巴にあげるね

一緒に、いただきますをして

巴がつくった手巻き寿司
とっても美味しいよ

ふふ、そうだね
みんなで、色々つくってみたいな


五条・巴
ライラ(f01350)

手巻き寿司、僕酢飯結構好きなんだ。
自分で好きな具を載せれるところも
戦争だなんだと海ごと荒れているけれど
構わずうきうき手巻き寿司パーティーを楽しむよ

食材も新鮮だし種類も沢山
近くの海賊さんにどれがおすすめ?って聞いちゃおう。
その食材も採用しつつ、カニや胡瓜も酢飯の上へぽんぽん乗せて巻いていく

ん~美味い
海賊さんわかってるな…うま。

ライラは何にしたの?
良かったらさ、お互い交換しない?

僕は先程の手巻き寿司を渡すよ
ライラのくれたエビマヨとねぎとろどっちも美味しい!
海辺でこんな美味いもの食べれるって幸せだよね
直ぐに食べ終わっちゃった

今度家で手巻き寿司パーティーするのもいいかもしれないね



 眼前に広がる大海原が育んだ、溢れんばかりに豊かな海の幸。
「わあ、すごい。美味しそうなものが、いっぱいだ」
 まさに、獲れたて新鮮。
 ずらりと並んだ食材をぐるりと見回すライラ・ユグドラシル(星詠・f01350)の瞳は好奇と期待のいろでキラキラ。
 だって、ライラにとって、はじめてだから。
「手巻き寿司を食べるの、はじめて」
「手巻き寿司、僕酢飯結構好きなんだ。自分で好きな具を載せれるところも」
 五条・巴(月光ランウェイ・f02927)はそう彼女に笑んでから。
 一緒に、手巻き寿司パーティーを存分に楽しむべく、海賊達に案内された席に座る。
 今、このグリードオーシャンの世界は戦争真っ只中なのだけれど。
 でもこの一見平和に見える『海幸島』にも、コンキスタドールの強者の襲撃があると予知されて。
 真っ向からだと苦戦必至の強敵を相手に、予知の利を生かして、敵を油断させてから叩こうと……そういう作戦だから。
(「戦いの役にも立つみたいだから、思いきり楽しむよ」)
(「戦争だなんだと海ごと荒れているけれど、構わずうきうき手巻き寿司パーティーを楽しむよ」)
 まずは、島の海賊だと敵を欺くべく、うきうき手巻き寿司パーティーをします!
 ライラは改めて、眼前に並ぶ沢山の具材を眺めて。
「どんな手巻き寿司にしようかな」
 そう思案しつつも手を伸ばしたのは、ぷりぷりの海老。
 それにマヨネーズを組み合わせ、見様見真似で、くるり。
 巴もやっぱり、あれにもこれにも、思わず目移りしちゃうから。
「どれがおすすめ?」
 近くの海賊さんにそう訊ねてみれば、今はブリがちょうど旬なのだという。
 巴はそんな海賊おすすめのブリと、カニや胡瓜も一緒に、酢飯の上へとぽんぽん乗せて。
 くるくるっと、ひとまとめに巻いていく。
 それからライラは、ふと小さく首を傾けて。
 ……お寿司といえば、マグロって聞いたことがある、と。
「海賊さん、マグロはこうやって乗せればいいのかな?」
 また違った巻き寿司を、くるり。
 マグロはマグロでも、海賊達に教えて貰ってつくってみた、ねぎとろ巻きを。
 そしてそれぞれ、作ってみた巻き寿司をぱくりと口にすれば。
「ん~美味い。海賊さんわかってるな……うま」
「……ん、美味しい」
 思わず同時に漏れる、幸せの溜息と声。
 それから、きらきらと美味しい手巻き寿司を見つめるライラに、巴はこんな提案を。
「ライラは何にしたの? 良かったらさ、お互い交換しない?」
「うん、うん。交換しよう」
 ライラは勿論すぐに彼の提案に頷いて、そわそわ。
 巴はさっき作ってとても美味しかった、ブリとカニと胡瓜の手巻き寿司を彼女にも作ってあげて。
「えびとマヨネーズも、ねぎとろも、巴にあげるね」
 ライラも、どっちも巴に食べて欲しいから、頑張ってふたつ、巻き巻き。
 それから、交換こして……一緒に、いただきます!
「ライラのくれたエビマヨとねぎとろどっちも美味しい!」
「巴がつくった手巻き寿司も、とっても美味しいよ」
 新鮮な素材が美味しいのは勿論なのだけれど……交換こした巻き寿司は、もっと楽しくて美味しくて。
「海辺でこんな美味いもの食べれるって幸せだよね」
 爽やかな海の香りを乗せた潮風を頬に感じながら、海の幸を包んだ巻き寿司に舌鼓を。
 それから、直ぐに食べ終わっちゃった、と美味しく平らげてから。
 巴が閃いたのは、とても素敵で美味しいおうちパーティー。
「今度家で手巻き寿司パーティーするのもいいかもしれないね」
「ふふ、そうだね」
 ライラははむりと巴から貰った巻き寿司を食べ終わってから。
 もうひとつ、美味しく巻き巻きするべく手を伸ばしつつも、微笑んで改めて頷く。
 ――みんなで、色々つくってみたいな、って。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

兎乃・零時
💎🐰
アドリブ歓迎!

手巻き寿司…素敵な響きだな…
どんなの…美味しいの作りたいが…カラフルも良いな!
どのみち油断させる必要も有るしめいいっぱい楽しもうぜ、フレズ!

島の奴らが用意した鮪やらなんやら色々巻いた特盛手巻き寿司!(ばばーん
それも美味そう…!
その中なら魚卵巻きかなぁ…人参も有りだし…!

海賊が来たらどうするか…賭け事乗ってくるんだよな?
ならロシアンルーレットの手巻き寿司…いかさまは分から…あ、全部激辛にしたら負けは無いじゃん!
先行アイツらにしつつ!
喰うのは俺様にしとくからそのすきにフレズがぶっ倒しちゃってくれ!
激辛は気合で耐える!
…先に倒れた方が敗けな我慢比べもある意味賭けだろ!(しにかけ


フレズローゼ・クォレクロニカ
💎🐰

手巻き寿司だよ、兎乃くん!
どんなの作ろうか!ボクはとってもアートでカラフルなお寿司がいいと思うんだ!
もっちろんなんだ!食べるのも作るのも本気でいくよ!

ボクはね、高級具材全部巻きつくるんだ
鮪、トロ、大トロ、中トロ……とにかく全部巻いたよ
こっちは魚卵巻き
たらこ、数の子、とびこ、いくら……どう?夢のコラボレーションさ!
で、こっちがボク特製のにんじん巻きさー!
兎乃くんはどれが好き?


海賊?忘れていた!
やっつけないとね!
この、カラシとワサビと唐辛子の三色手巻き寿司を仕込むんだ!
そ、そんな!兎乃くん、身体をはって…!
無茶しやがって…
キミの犠牲は無駄にしないよ
兎乃くんの分まで
バーンと爆撃してやるんだ!



 広大な大海原が何処までも続くかのような、グリードオーシャンの世界。
 そして海といえば、新鮮で美味しいお魚!
 特に今回やって来た『海幸島』は、この世界でも有数の好漁場の海域にあるのだという。
 しかも、サムライエンパイアから落ちて来た島だというのだから。
 新鮮な魚に、サムライの世界といえば……やはり、これでしょう!
「手巻き寿司だよ、兎乃くん!」
「手巻き寿司……素敵な響きだな……」
 そう、寿司です! しかも好きな具をのせて巻き巻きする、手巻き寿司!
 そんな魅惑的な響きに、兎乃・零時(其は断崖を駆けあがるもの・f00283)のおなかもいまにも鳴りそうだから。
「どんなの作ろうか! ボクはとってもアートでカラフルなお寿司がいいと思うんだ!」
「どんなの…美味しいの作りたいが……カラフルも良いな!」
 そうフレズローゼ・クォレクロニカ(夜明けの国のクォレジーナ・f01174)にこくこく頷いた後、零時は続ける。
「どのみち油断させる必要も有るしめいいっぱい楽しもうぜ、フレズ!」
 この島を訪れた目的は、襲撃してくる敵を倒す事。
 けれどコンキスタドールの強者だという敵との戦いは、正面からだと苦戦してしまうから。
 島の海賊達と一緒に手巻き寿司パーティーを楽しみ、敵を油断させようという作戦なのである。
 だから零時の言葉に、フレズローゼも満面の笑顔で返す。
「もっちろんなんだ! 食べるのも作るのも本気でいくよ!」
 ということで、敵を欺くために――レッツ、全力手巻き寿司パーティー!
「ボクはね、高級具材全部巻きつくるんだ」
 ――鮪、トロ、大トロ、中トロ……とにかく全部巻いたよ、って。
 そう、最初から全力で飛ばすフレズローゼ。
 いや、それだけではない。
「こっちは魚卵巻き。たらこ、数の子、とびこ、いくら……どう? 夢のコラボレーションさ!」
 さらに、もうひとつ!
「で、こっちがボク特製のにんじん巻きさー! 兎乃くんはどれが好き?」
 零時も島の海賊達が用意してくれた、鮪やらなんやら色々巻いた特盛手巻き寿司をばばーん!
 それから、フレズローゼの作った巻き寿司たちを見遣って。
「どれも美味しそう…! でもその中なら魚卵巻きかなぁ……人参も有りだし……!」
 そう目移りしつつ、悩んでいれば――。
『この島を襲撃しに来ました、美味しい時間は終わりですよ?』
 現れたのは、予知されていたコンキスタドール『狡猾なるベルガン』であった。
(「どうするか…賭け事乗ってくるんだよな?」)
 零時は予知で聞いていた敵の性質を利用して、ロシアンルーレット手巻き寿司勝負を提案すれば。
『勝負事ですか、乗りましょう』
 まんまと乗って来たベルガン。
 そして零時は、ふと考えを巡らせる。
(「いかさまは分から……あ、全部激辛にしたら負けは無いじゃん! 先行アイツらにしつつ!」)
 イカサマとか駆け引きとかは分からないから、身体を張ればいいじゃない……!
「敵? 忘れていた! やっつけないとね!」
 そしてこくりと頷いて、カラシとワサビと唐辛子の三色手巻き寿司を仕込むフレズローゼに、零時は思いついた作戦を敵には聞こえないように告げる。
「全部激辛にしよう! 喰うのは俺様にしとくからそのすきにフレズがぶっ倒しちゃってくれ!」
 ――激辛は気合で耐える! と。
「そ、そんな! 兎乃くん、身体をはって……!」
 ということで、全部激辛ロシアン勝負のはじまりです!
 そして。
「がはっ!! からっっっ!?」
『ふぐっ、ごほっ! 辛っ!!?』
 ……先に倒れた方が敗けな我慢比べもある意味賭けだろ! と。
 死にかけつつも密かにサムズアップする零時に、フレズローゼは思う。
 ――無茶しやがって……と。
 でも、折角身体を張ってくれたから。
「キミの犠牲は無駄にしないよ」
『……ごほ、ごほ……っ、ぎゃあ!?』
 兎乃の分まで――悶えて隙だらけになった敵を、全力でバーンと爆撃してやります!!

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

アルフレッド・モトロ
連携アドリブ歓迎です

戯画の姉御(f09037)と寿司パーティ?に参加だー!

聞いて驚け!姉御はなんとフードファイター!
きっと当たりを食べちまっても平気な顔してるはずだ
なのでフェアな勝負でも大丈夫!(期待の眼差し)

海賊たちと一緒にロシアン寿司を用意しよう
俺も周辺の海域で新鮮な食材を獲って持ち込みたい(水中戦・水中機動)

一緒に協力する調理担当の海賊に
「敵を出し抜くためとは言え、美味い寿司作ってくれよな、姉御が食うんだから!」と念押し
当たりはUDCアースの緑の辛い奴(ワサビ)たっぷりにしよう!

本番のロシアンルーレット寿司には俺も参加!

え、大丈夫かって?
当たるわけないだろ~どんな確率だよ~(←フラグ)


桜田・鳥獣戯画
【アルフレッド(f03702)】と寿司だ!!
回る寿司も回らない寿司もうまいが、手巻き寿司にはまた格別のうまさがあるのはなぜか!!それは……

なぜだ。作るのが楽しいからかな? バーベキューのようなものだな!!
つまり大勢で食べた方が楽しい。というわけで海賊の野郎共とロシアン勝負をしてるところを見せ、コンキスタドール達には油断してもらおう!
喰うぞ野郎共ー!!
当たりにはワサビが大量に入ります!!
しかしサビ入り寿司も大好物なので当たっても平気な顔で食べてしまいそうだ。すまん!!

ん? そういえばアルフレッドは、わさびは大丈夫なのか?(←フラグ)

(アドリブや連携歓迎です!お一人様がいらしたらぜひ!)



 寿司――それは、新鮮な食材だから成し得るサムライの世界のソウルフード。
 そして広大な海の世界であるグリードオーシャンは、多くの魚が生息しているけれど。
 その中でも、やって来た『海幸島』は有数の好漁場の海域なのだという。
 そんな島に降り立った桜田・鳥獣戯画(デスメンタル・f09037)は、周囲をぐるりと見回して。
 手巻きパーティーを楽しんでいる人々を見て思うのだった。
(「回る寿司も回らない寿司もうまいが、手巻き寿司にはまた格別のうまさがあるのはなぜか!! それは……」)
 ……それは?
 鳥獣戯画は己に問う。なぜだ、と。
 それからほどなく、こんな答えに辿りつく。
(「作るのが楽しいからかな? バーベキューのようなものだな!!」)
 皆でテーブルを囲んで、くるくる巻き巻きする手巻き寿司は、確かに楽しい。
 好きな食材を好きなだけ乗せてひとつに巻いて食べる、あの喜び。
 皆でじゅーじゅー肉を焼いて食べるバーベキューが何か美味しく感じるのと似たようなものであるだろう。
 ……つまり、大勢で食べた方が楽しい、と。
 というわけで!
 ――海賊の野郎共とロシアン勝負をしてるところを見せ、コンキスタドール達には油断してもらおう!
 そして鳥獣戯画は颯爽と声を上げる。
「喰うぞ野郎共ー!!」
 そんな鳥獣戯画と共に、海幸島へと降り立って。
 アルフレッド・モトロ(蒼炎のスティング・レイ・f03702)は、彼女の言葉に大きく頷いて。
「聞いて驚け! 姉御はなんとフードファイター!」
 そうどや顔をしつつ言い放った後、心の中でそっと思う。
(「きっと当たりを食べちまっても平気な顔してるはずだ」)
 ……なのでフェアな勝負でも大丈夫! と期待の眼差し向けながら。
 実はこの手巻きパーティーは、敵を誘き出して油断させるためのもの。
 手巻きパーティーを全力で楽しめば、島の海賊だと敵もきっと思うだろう。
 なので寿司を楽しみつつも、アルフレッドは海賊達と一緒にそっと用意する。
 周辺の海域で持ち前の水中機動などを駆使し、新鮮な食材を獲って持ち込んだりしつつも――そう、ロシアン寿司を。
 けれど、ロシアン寿司とはいえ、手を抜くなんてとんでもない。
 一緒に協力し調理する担当の海賊に、アルフレッドは言って聞かせておく。
「敵を出し抜くためとは言え、美味い寿司作ってくれよな、姉御が食うんだから!」
 そして、ロシアン寿司の当たりは、UDCアースの緑の辛い奴――ワサビ。
 それを大量に巻き寿司に仕込んで。
『美味しい食事の時間は終わりだよ? この島はこれから襲撃されるんだから』
 予知通りにやって来たコンキスタドール『狡猾なるベルガン』といざ、ロシアン寿司勝負!!
 けれど、ぱくぱくといくら食べても鳥獣戯画は平気な顔。
 いえ、たまにワサビたっぷりのを食べてはいるのだけれど。
(「しかしサビ入り寿司も大好物なので当たっても平気な顔で食べてしまう、すまん!!」)
 いや、だからこそ、このロシアン作戦が生きるのです!
 そして鳥獣戯画だけでなく、アルフレッドもロシアンルーレット寿司に参戦!
 じっと吟味する彼に、ふと鳥獣戯画は思わず訊いてしまう。
「ん? そういえばアルフレッドは、わさびは大丈夫なのか?」
 そんな問いに、アルフレッドはこう答えてしまうのだった。
「え、大丈夫かって? 当たるわけないだろ~どんな確率だよ~」
 ――はは、まっさか~そんなこと~、なんて。
 しっかりと盛大に何かを立ててしまったので。
 ひょいっと摘まんだ寿司をぱくり、口へと運んだ――瞬間。
「……!!? ごほっ、か、辛っっっ!!?」
 見事に初手で、激辛大当たり!!
 きちんと立てたフラグを回収するアルフレッドなのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ヴィクトル・サリヴァン
腹ごしらえはとても大事。
敵を倒す助けになるならよりぐっど。
いっぱい食べて楽しもうじゃないか。

格好は海賊に衣装借り改造して寿司職人風に。
これぞという魚を目利きしつつ、あっこれアカン感じなさかなも一尾。
オーソドックスな具材と魚の身を合わせ短冊にして外から判別つかないように並べ巻き巻き。
魚の代わりに山葵まんま突っ込んだのも一本。
それらでロシアン寿司挑むね。
食べたらわかる外れ、引いたらその時点で負けルール。
イカサマは無し!敗者は空シャチにもぐもぐね(UCで召喚しつつ)
匂いで山葵寿司判別できてもさかなの罠もある。
勝ったと思った時程罠にはまり易いよねー。
勝負後にはあがりでほっと一息。

※アドリブ絡み等お任せ



 広大な海の世界・グリードオーシャンは今、戦争の真っ只中。
 けれど、言いますよね。
 腹が減っては戦は出来ぬ――と。
「腹ごしらえはとても大事」
 グリードオーシャンに落ちて来た島のひとつ『海幸島』へと降り立って。
 こくりと頷くのは、ヴィクトル・サリヴァン(星見の術士・f06661)。
 いや、この島でまず手巻きパーティーを楽しむのは、美味しいものを沢山食べるだけではない。
 この島を襲撃してくると予知されたコンキスタドールを油断させるための作戦でもあるのだ。
 ということで、敵を倒す助けになるならよりぐっど!
「いっぱい食べて楽しもうじゃないか」
 そうもう一度頷いたヴィクトルの格好は、海賊に衣装借りて改造した寿司職人風。
 ねじり鉢巻きを景気よく巻いて――へい、いらっしゃい!
 これぞという魚を目利きしつつも、さり気なく一尾だけ手にするのは、あっこれアカン感じな、アレなさかな。
 そしてオーソドックスな具材と魚の身を合わせ、しゃしゃっと細く切って短冊にして。
 外からは判別がつかないように並べ、くるくる巻き巻き。
 あとはやはりアレな定番、魚の代わりに山葵をまんま突っ込んだものも、くるりと一本。
 ヴィクトルは抜かりなく準備したそれらで、現れた敵といざロシアン寿司勝負!
『ほう、私と勝負を……いいでしょう』
 何だか散々負け越して、へろへろに疲れている感ある『狡猾なるベルガン』だけど。
「食べたらわかる外れ、引いたらその時点で負けルールで」
 ちなみに、イカサマは無し!
 ――敗者は空シャチにもぐもぐね、と付け加えてから。
 そして慎重に寿司の匂いを嗅ぐベルガンに、ふっと笑むヴィクトル。
(「匂いで山葵寿司判別できてもさかなの罠もある」)
 ――勝ったと思った時程罠にはまり易いよねーって。
 それから、まんまと策に溺れ……さかなの罠に嵌ったベルガンに。
『ふぐっ!? ごほっ……ぎゃあっ!?』
 宣言通り、召喚していた空シャチにもぐもぐされる罰ゲームです!
 そんなベルガンの雄叫びを聞きながら。
 やはり寿司の締めにはこれ――ヴィクトルはあがりでほっこり、ほっと一息つくのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

クロト・ラトキエ
ニュイ(f12029)と

はい。お外で手巻きです。
手洗いうがいを忘れずに。
あとお残しダメゼッタイ。

鮪と大葉。
鮪と大葉。
鮪と大葉…
はい。食べてますよー。
…え、そればっかりって?
それは…

島への闖入者共へ吹っ掛ける一勝負。
その名も『如何に雅に手巻きを食べるかバトル!
はいどーぞと、手にしたそれと同じ
――に見える、爆竹と只の草手巻き。
(シャリと海苔は本物だヨ★
おや、食べられぬと…?
…食を軽んじる者は飢えて死ぬ…
即ち敗北!
何より!お残しは!許しません!!(口へ押し込み

ニュイをご覧なさい。
同じ物をあんなにも雅に美味しそうに…
(※彼のは鮪と大葉です
ほら、お残しは許(略

(弱らせるべく演技で押し切り!
いいから食え♪


霧島・ニュイ
クロトさん(f00472)と

はぁい、分かりましたクロトさんー。

お寿司だー!!
食べる気満々、目キラキラ
同じく食べる気満々の茶まろわんこのチョビを撫で
チョビは妖怪だし。僕が食べるものを欲しがるんだよねー
烏龍茶片手に寿司を待つ

鯛!!さっぱりして美味しい!
鮭といくらの親子巻!絶品!
クロトさんオススメはー?
……あれ、全部同じやつ?
美味しいからいいんだけど!
僕は敵の油断を誘うための囮だから
(チョビと一緒にめっちゃ幸せそうに食べる。NOT演技)
クロトさんも食べてる?ちゃんと食べてる?

お残しは許しませんのインパクト
鬼畜眼鏡…とは言わない怖いから

弱った敵に、不意打ちの一発
蜂の巣に…なんだけどUC必要かなこれ…



 眼前に広がる青い海と、獲れたて新鮮な魚介類。
 そしてサムライエンパイアから落ちて来たという『海幸島』。
 新鮮な魚介類とサムライの国といえば、これでしょう!
 サムライのソウルフードである、寿司!
 寿司は寿司でも、島の海賊達が和気藹々と楽しんでいるのは、手巻き寿司。
 けれど、そんな目の前に並べられた具材はとても美味しそうで、すぐに手を伸ばしたくなるけれど。
「はい。お外で手巻きです」
 クロト・ラトキエ(TTX・f00472)は確りと霧島・ニュイ(霧雲・f12029)へと言って聞かせる。
 ――手洗いうがいを忘れずに。
 ――あとお残しダメゼッタイ。
「はぁい、分かりましたクロトさんー」
 ニュイはそうびしっと手を上げて、まずは言われた通り確りと手洗いうがいをしてから。
 ……ということで。
「お寿司だー!!」
 食べる気満々、緑色の瞳もキラキラ。
 いえ、ニュイだけではありません。
 ……てし、てしっ。
 同じく食べる気満々アピールする、茶まろわんこのチョビを撫でて。
「チョビは妖怪だし。僕が食べるものを欲しがるんだよねー」
 烏龍茶片手に、海賊に頼んでいた寿司を待つニュイ。
 そして、いくつかリクエストした手巻きを作って貰えれば、はむはむもぐもぐ。
 ぱあっと幸せな笑顔を綻ばせながら。
「鯛!! さっぱりして美味しい! 鮭といくらの親子巻! 絶品!」
 そう、美味な巻き寿司たちに、テンションもアゲアゲ!
 それからふと、クロトに訊ねてみる。
「クロトさんオススメはー? クロトさんも食べてる? ちゃんと食べてる?」
「はい。食べてますよー」
 クロトはこくりと頷いて、くるりと乗せた具材と酢飯を海苔で巻いてゆく。
 鮪と大葉。
 鮪と大葉。
 鮪と大葉……。
 そう、オール鮪と大葉!
「……あれ、全部同じやつ? そればっかり?」
「……え、そればっかりって? それは……」
 もういくつ目なのか謎な、鮪と大葉の巻き寿司をはむと食べながら口を開かんとしたクロトだけれど。
『く……私はこの島を襲撃に、来たのです、が……』
 ふたりの前に刹那現れたのは、何だかもうへっろへろなコンキスタドール。
 そしてクロトは、予知に聞いている彼――『狡猾なるベルガン』の性分を利用して。
 島への闖入者へと吹っ掛ける一勝負。
 それは――その名も、『如何に雅に手巻きを食べるかバトル』!
 ということで。
「はいどーぞ」
 クロトがベルガンへと手渡すのはやっぱり、鮪と大葉……?
 いいえ! ――に見える、爆竹と只の草手巻きです!
 ちなみに、ちゃんとシャリと海苔は本物だヨ★
『う……こ、これを雅に食べる勝負、ですと……』
「おや、食べられぬと……?」
 瞬間、キランと鋭く光るは、眼鏡とその奥の瞳。
 散々これまで、どれだけ、ってほど辛い物やゲテものや不味いものを食べて来た勝負師。
 そんな身体も味覚も胃も大ダメージを負っているベルガンにとって、このナンチャッテ鮪と大葉巻きは酷です。
 けれど、クロトは決して許しません。
「……食を軽んじる者は飢えて死ぬ……即ち敗北!」
 そして、爆竹と只の草手巻きを手にしてから。
 ――何より! お残しは! 許しません!!
『はがっ!? ……あが、ふがっ!!?』
 食べられないのなら、食べさせてあげます♪
 すかさずぐいぐいと敵の口へと、鬼畜巻きを笑顔で押し込むクロト。
 そして、一連のソレを見ていたニュイは、黙っていることに。
 お残しは許しませんのインパクトに、鬼畜眼鏡……とは言わない。怖いから。
 それから、本物の美味しい鮪と大葉巻きをはむはむ。
 クロトは、すでに虫の息かもしれない敵へと紡ぐ。
「ニュイをご覧なさい。同じ物をあんなにも雅に美味しそうに……」
 ……一応もう一度言いますが、彼のは普通の鮪と大葉です。
 そしていい笑顔で、再びえぐいソレを手にして。
「ほら、お残しは許」
『ふごっ!?』
 ――いいから食え♪
 弱らせるべく演技で押し切ります!
 そしてニュイは、弱った敵に不意打ちの一発。
 蜂の巣に……なんだけど。
 何だかもう半分還りかけているベルガンに狙いを定めつつも、思うのだった。
(「ユーベルコード必要かなこれ……」)
 そして何だか気の毒になってきたので、さくっと弾丸を乱れ撃ってあげれば。
 散々猟兵達に負け越した勝負師は――海は海でも、躯の海へと還っていったのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2021年02月17日


挿絵イラスト