とあるカフェのカウンター端
ジャム・ジアム 2020年8月21日
ジアムのいつも通う席に、閉じられた封筒が置きっぱなしになってたの。
よくわからない付箋がついてたわ。中身は覗かないように、ここに置いておくわね。
「とりあえず、働いています(猟兵職以外の君、閲覧厳禁)
しょうがないから報告書を取り寄せたよ。
お礼状配達済み。案内いただいたグリモア猟兵殿に感謝をこめて。」
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本・三六 2020年11月19日
2020年11月某日
◼️猟兵としての仕事はいつ振りだろう。最近、またあの「猟書家」たちが動き出したらしい。「サムライエンパイア」にあの『クルセイダー』の部下が出るというから行ってみることにしたんだ。舞台は京の都。風靡で威風堂々とした町が、溢れる編笠たちで大騒ぎだ。あの都を守り続けいているっていう陰陽師たちの力は、すごいね。もう危なかったとはいえ、皆で力を合わせ、あれを跳ね返してきた。此方もおかげで戦い抜くことができたよ。興味で身を……思い返すとボクも他人事じゃないね。肝に命じたい。
https://tw6.jp/scenario/show?scenario_id=29981
本・三六 2020年12月29日
2020年12月某日
◼️「猟書家」の一人が、ヒーローズアースで随分な事をしているらしい。見慣れぬ建物も出来たが、賑わいは変わらず。雑誌取材の席に「偽物」が来るという事で、猟兵のボクらも話をすることになった。まあ、ボクの話は置いて。とても話しやすい人たちで、こういう場に慣れないボクも安心して向かい合うことができた。縁に感謝するばかりだ。彼女の姿、改めて思い出した事、どれも今も鮮やかに過ぎる。……本当に強く、頼もしいヒーローたちがたくさんでね。彼らの活躍とともに、一振り一振り振られた彼女の刃によって、偽りの英雄は消えた。幸せを心から祈るよ。
https://tw6.jp/scenario/show?scenario_id=30437
本・三六 2020年12月29日
2020年12月某日
◼️不死鳥が、いるらしい。そんな話をグリモアベースで聞いた。アックス&ウィザーズに初めて足を運んでみたよ。牧場の鳥たちを攫った奇妙な鳥が、火山に巣食っているらしい。マグマは滾るし、火柱はあがる、ヘル・マウンテンの名に相応しい場所さ。道中、幸運な出会いもあってね、ご厚意にあやかって美味しい肉の弁当まで戴いてしまった。おかげでとても楽しい登山になったよ。……不死鳥?いやあ、あれは見ないとわからない迫力だろう、すごい鳥だよ。やってる事は困るけどね。実に恐ろしい鳥たちだよ。——この羽、どういうことだったのかな……ちょうど宴が始まる、少し急ぐよ。
https://tw6.jp/scenario/show?scenario_id=30374
本・三六 2021年1月13日
2020年12月某日
■例の宴、祝勝会に行ってきたよ。帰り着いて、彼らが山のように狩られていたことに驚いた。どういう原理なのか、大きな負傷を受けると増えるようだからね……想像を絶する攻防があったに違いない。あれが押し寄せては依頼主も堪らなかった筈だ、これで牧場も平和になったのかな。一羽ばかり、ボクも持ち帰ってね。店にお願いして調理してもらったよ。これが……筆舌しがたい美味しさでね。生きてる彼らを見た者としては複雑な気持ちもあるが、本当に、素晴らしい味だった。ホットワインまで振る舞って貰って、至れり尽くせりの素晴らしい晩だったよ。同席した彼女らも満足していたようだし。心置き無く、いい年が迎えられそうだ。
今年の縁と出会い、助けてもらった全てに、感謝と敬意を。
https://tw6.jp/scenario/show?scenario_id=30374
本・三六 2021年1月21日
2021年1月某日
■戦乱の世界――、身を投じる現場も辛いが、指導者ともなるとまた別の苦悩を抱えていたのかもしれない。オブリビオンマシンに影響されたある隣国の部隊が、非武装の飛行船を襲撃するという話でね。猟兵に、護衛の声が掛かった。キャバリア生産を行う企業国家の、高い技術力を狙った犯行らしい。敵方も一枚岩ではないようで、関係悪化を避けるため、パイロットは傷つけずに、とのこと。先に頼もしい猟兵がたくさんいたからね、微力ながら加勢させて貰った。『Mr.』も同胞が居る世界に来れて楽しかったんじゃないかな。
素晴らしい活躍が重なって、敵方は捕虜に。人的な損失もなかったようだ。一歩、より良い方向に傾くといいね。
https://tw6.jp/scenario/show?scenario_id=30354
本・三六 2021年1月21日
2021年1月某日
■報告とともに。護衛にあたった企業国家『アルスマグナ』の中枢のひとつ、軍需専門商社『ライデン・インダストリーズ』への誘いがあった。驚くほどの報酬をくれて、自由に使っていいと。狙われたその高い技術力も見せて貰えるというから、お言葉に甘えて覗かせてもらったよ。戦場からは想像できない、美しい場所でね。丁寧な案内を受けて、面白い出逢いもあった。アルベド、修復機構を持つアンカー。そして数字の名を持つ紳士に。――興味深い世界だね。戦乱に兵器は必要とされ続ける……彼らの安寧を祈るよ。頂いた贈り物は必ず役立てよう、素晴らしいもてなしに心から感謝を。
https://tw6.jp/scenario/show?scenario_id=30354