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虹色宝具~煌きのフィウーメ

#アックス&ウィザーズ #群竜大陸 #勇者 #勇者の伝説探索 #虹色宝具


●拝啓、勇者様
 貴方が旅立って、もう3年が経ちます。
 でもきっと貴方は今日もどこかで、勇敢に人々のため剣をふるっていることでしょう。
 そして、僕が成人したら、貴方と共に冒険の旅に出るという約束。
 その日のために貴方が拵えてくれた、虹の加護を受けた装備。
 ――残念ながら、僕がそれを身に纏う事も、約束を果たす事も、できないようです。

 でも、僕は誇りに思っています。
 勇者である貴方の息子であることを。
 偉大なる勇者様、いえ、親愛なる父さん――先立つ僕を、お許しください。

●水と花の街『ユトゥルナ』
 花が咲き乱れる中、活発に運河を行き交う船。
 この街の道は――全てが、水路。
 ゴンドラは、この街の人びとには欠かせぬ大切な足。
 そして海へと続く、広く緩やかな川の両岸には、様々な店が立ち並ぶ。
 海路を利用した貿易と豊富に採掘できる水晶で華々しく発展を遂げてきたこの街は、商業の街という側面は勿論。
 街をはしる水路に咲き誇る季節の花、街の景観の美しさ――それを利用した、観光業にも力を入れていて。
 連日賑わいをみせている、活気に満ち溢れた街だ。
 そんな、水と花の街『ユトゥルナ』の見どころは、大きく分けて4つ。

 ひとつは、ゴンドラに揺られながら季節の花とお茶が楽しめる、水上カフェ。
 ひとつは、ゴンドラが進む水路の両脇に立ち並ぶ、水上市場でのお買い物。
 ひとつは、『タマイルカザラシ』という珍しい生物と楽しむ、名物ロデオチャレンジ。
 そして、もうひとつは――。
 何故かどこにも入り口のない、勇者の剣が眠っていると言われている『水の神殿』。

●勇者の伝説:虹色宝具
「勇者の伝説、か。伝説を追う冒険というのも、浪漫があって心躍るな」
 筧・清史郎(ヤドリガミの剣豪・f00502)は集まった皆に、そう雅な微笑みを向けながら。
 桜の導きで手繰り寄せ見つけた「勇者一行」にまつわる伝承の予知を、語り始める。
「アックス&ウィザーズで名を馳せた伝説の勇者が、自分の息子に虹色に輝く伝説の宝具を遺し、各地に隠したのだという。いずれ息子が成長し力をつけ、虹色に輝く剣・盾・鎧、それを全て集める力が備わった時、親子で旅に出ようと。そう、約束を交わしたというものなのだが」
 勇者である父は、幻の大陸を目指し、消息不明に。
 息子は病で倒れ、その宝具を纏う事すら叶わず天に召された――と。
 帝竜ヴァルギリオスと共に蘇ったという、未だ所在の掴めない「群竜大陸」。
 帝竜がもしもオブリビオン・フォーミュラだとするのならば、大陸の発見は必須となるであろう。
 かつて群竜大陸に渡ったという「勇者の一行」の痕跡を探すこと、これが発見への道となるのではないか。
 そして、この勇者が目指したという幻の大陸――それは「群竜大陸」ではないかと。
 その勇者の痕跡を、皆に辿って欲しいというわけだ。
「それで今回、この伝承にある、『虹の加護を受けた剣』があると言われている街を予知することができた」
 その街は、美しい季節の花が咲き、人々の活気で満ち溢れる――水都『ユトゥルナ』。
 この地にある『水の神殿』と呼ばれる場所に、『虹の加護を受けた勇者の剣』が眠っていると言われているが。
「奇妙なことに、この神殿には入り口が見当たらないらしい。そもそも、そのような剣があるのかすら分からないが。小さな糸口から、大きな発見に繋がることもある。皆には今回、この街の調査をお願いしたい」
 この街の主な移動手段は、ゴンドラ。この街の道は、全て水路である。
「この街は、商業と観光業がとても発達しているようだ。街で情報を集めつつ、観光や買い物を楽しむのも良いだろう」

 まずは、ゴンドラに揺られながら、お茶やお菓子、軽食が楽しめる『水上カフェ』。
 カフェ船と呼ばれる船の店を見つければ、季節の花をイメージしたフレーバーティーなどの紅茶各種や香り高い珈琲やフレッシュな果物ジュース、イチゴやチョコやチーズなどのケーキにまんまるシュークリーム等の甘い物、サンドイッチなどの軽食が購入できて。
 ゴンドラに揺られ季節の花や美しい街の景観を眺めながら、お茶や甘味のひとときが楽しめるという。

 そして、ゴンドラが進む水路の両脇に立ち並ぶ、『水上市場でのお買い物』。
 この街は、美しい様々な彩をした水晶が採掘されるという。
 それを使ったアクセサリーや小物などの加工細工が名産品で。
 また、『タマイルカザラシ』――街の人々からは『タマちゃん』と呼ばれている珍しい生き物が、この地域一帯には生息していて。
 そのまるっこくて大きくて可愛らしい見目が大人気、ぬいぐるみやストラップや水晶のモチーフとしてグッズ化され愛されているという。
 そんな水晶の加工細工品やタマちゃんグッズを、両岸に並び立つ市場に立ち寄り、購入してみるのも良いし。

 その『タマイルカザラシ』の上にどれだけ乗っていられるか――『タマイルカザラシのロデオ大会』も、この街の名物イベントだ。
 『タマイルカザラシ』は子供のタマちゃんであれば3人程度、大人のタマちゃんともなれば10人程度騎乗が可能だという。
 まんまるおおきい身体と瞳が愛らしく、気性は非常に穏やかで、街の人の生活にも欠かせない存在なのだというが。
 このタマちゃん、音楽をかけるとノリノリになるのだという。
 そんなノリノリになって踊り、天に跳ねるタマちゃんに、どれだけ振り落とされずつかまっていられるか。
 そんな催しが、この街の名物イベントとなっているようだ。
 競争したり協力したり、勿論ソロでも。挑戦してみるのも面白いかもしれない。
 またこのタマちゃん、何やら勇者様の助けとなった事があるとも言われているようだ。

 そして――『虹の加護を受けた剣』が眠っている『水の神殿』。
 何故かこの神殿に入り口は見たらず、本当に伝説の剣が眠っているかもわからないが。
 街で調査したり、色々な催しに参加したりしてみれば、何かが分かるかもしれない。

 清史郎は、タマちゃんと俺も戯れたかったところだが……と。
 ぽつり、どこかちょっぴりしょんぼりしながらも。
「勇者の伝説を追う調査を、よろしく頼む」
 水と花の都へと皆を送るべく、掌に桜のグリモアを満開に咲かせたのだった。


志稲愛海
 志稲愛海です。
 よろしくお願いします!

 ※ご連絡※ 第1章プレイングは、4/30(火)朝8:31から受付開始します。
 それ以前に送信した場合は流れる可能性があります。

 今回の内容は以下です。

 第1章:ゴンドラに揺られて(日常)
 第2章:??
 第3章:??

 第1章日常について。
 主にやれることは、以下です。

 ・ゴンドラに揺られ季節の花とお茶が楽しめる、水上カフェ。
 ・水路の両脇に立ち並ぶ、水上市場でのお買い物。
 ・『タマイルカザラシ』と楽しむ、名物ロデオチャレンジ。

 複数内容プレイングかけるより、ひとつに行動を絞った方が描写は濃くなるかと。
 カフェメニューは、OPに添ったお好みのものを注文していただければと。
 カフェ船で提供可能そうなものであれば、食べ物飲み物ともに、お好みでご注文してくださってOKです。
 花咲く良い季節なので、花も甘味も楽しんでいただけます。

 水上市場は、この街のどこかにある洞窟で水晶が豊富に取れるようで。
 水晶の細工品や『タマイルカザラシ』グッズ等が購入できます。

 『タマイルカザラシ』のロデオチャレンジは、音楽にノリノリになったタマちゃんにどれだけしがみついていられるかで、景品等が貰える名物の催しです。
 このタマちゃんも勇者伝説に関わったらしいという話も。
 タマちゃんロデオは、どのタマチャンに乗るかご指定できます。
 3人程度乗れるチビタマにするか、10人ほど乗れる大タマちゃんに乗るか。
 また、どんな作戦でしがみつくか等プレイングかけていただければ。
 競争なども勿論OK!
 タマちゃんはまんまるな体と瞳が特徴な、つるつるもちもちした感触です。

 最終的には『水の神殿』へと向かう事になります。
 第2章3章の詳細は、前章の結果を受け、追加OPを記載します。

●お願い
 ご一緒に行動する方がいる場合は【相手の名前と、fからはじまるID】又は【グループ名】のご記入をお願いします。
 ご記入ない場合、相手と離れてしまうかもしれませんのでお忘れなく。

 グループ参加の場合は、失効日の関係上、プレイング送信タイミングが一日前後程度の誤差だと助かります。

 問題ある内容や上記の理由で採用できない場合をのぞき、基本参加者様全員採用したく思っています。
 どんなに人数多くても、人数で不採用ということはほぼないので。
 どうぞお気軽にご参加ください!

 それでは、ご参加お待ちしています!
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第1章 日常 『ゴンドラに揺られて』

POW   :    ゴンドラを漕いでみる。

SPD   :    ゴンドラに乗ってみる。

WIZ   :    街の観光や景色を楽しむ。

👑5
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小宮・あき
(2)水上市場でのお買い物
1人参加。
アドリブや他参加者さんとのご一緒、歓迎します。

「わあ、すごい!」
ゴンドラに揺られながら水上市場を探索しましょう。
ゴンドラで移動をしてみたかった。
風や水を近くに感じて、嬉しさのあまり語彙力が下がっています。

年相応に騒ぐも、少しすると自然に考え事をする顔に。
「水上市場…足場をしっかりすれば、うちのホテルでも出来るかな」
自身が経営するホテルの一角に用意できないか考えます。
屋内プールを期間限定で改装して、店舗を用意しゴンドラを浮かべ…。
むむむ、と少し険しい顔をしながら、経営者の視線で街を見る事でしょう。
生まれ持った商人の気質が、ひょっこり顔を出してきます。


アネット・レインフォール
▼心情
へぇ…こんな風光明媚な都市があるんだな。
永年に渡って人々が景観や建物を大切にしてきた証拠か。

しかし以前、戦った魔物曰く勇者達は海の向こうに消えたと言っていたが
この街の勇者も同じ道を辿ったのだろうか?
この手の伝承は簡単には見つからないし、観光がてら人々の話に耳を傾けるとしよう。

▼行動
一先ず、水の神殿付近まで行く事を目標にするか。

市場で名産品の買い物をしつつ、雑談がてら勇者やその仲間、
旅路に関して聞き込みをしてみよう。
この地のコーヒー豆やブレンドがあれば購入を。

道中、【俯瞰ノ眼】で空気や地下水の流れ、構造物を確認し
見えない所も(感知だが)観光して満喫するとしよう。

▼他
連携、アドリブは歓迎


ヴィオレッタ・エーデルシュタイン
タマちゃんにも相当魅かれるけど、もふもふじゃないし猫さんでもないのよね…。

それはさておき。

ゴンドラに乗ってみましょう。
宝石のヤドリガミとしては水晶細工はやっぱり見逃せないわね。
「紫水晶とかないかしら?」
厳選してお買い物よ。

もちろん水の神殿も探すわよ。
水路に水を供給しているところとか、逆に最後に流れ込んでいるところとか怪しいわよね。
勇者が剣を隠したということは、少なくとも人が入れる場所のはず。
隠し扉とかがないか重点的に調べるわね。


レイン・フォレスト
勇者の伝説か……
僕はどちらかと言うと勇者に退治される側の気がするよね、見た目的に
【血統覚醒】を使ったり真の姿になった時って、どう見ても敵側だし

一番の友人が天使のような外見なのを思い浮かべ
僕もああだったら良かったね、と苦笑しつつ
水上市場を見て回る

一軒の店で目に入った水晶で花を象った髪飾り
彼女に似合いそうだな、と天使な容姿の友人を再び思い浮かべて
タマちゃんのぬいぐるみ、
こっちも可愛らしくて喜びそうだけど……
うーん、どうしよう

頭を悩ませるてるときに見つけたブレスレット
あれ?このブレス、もしかしてこの髪飾りとお揃いっぽい?
じゃあ髪飾りを彼女に、ブレスは自分用に買おうか

頭の中はすっかりお土産の事で一杯に



 水面に揺れるのは、春色の花弁の絨毯。
 そしてその両岸にずらりと並ぶ、特産品の水晶やタマちゃんグッズを売っている店。
「わあ、すごい!」
 丁度今日の晴れ渡る春空の様な空色の瞳を、キラキラと輝かせつつも。
 小宮・あき(人間の聖者・f03848)の目的は、水上市場の探索。
 ゴンドラで移動をしてみたかった……そう思っていたあきにとって。
 頬を撫でる優しい風や豊かに澄んだ水を近くに感じられることが、言葉にならないほど、とても嬉しくて。
 年頃の少女らしく、思わずはしゃいでしまうけれど。
 様々な店が並ぶ市場をぐるりと見回しているうちに――その表情にも、ふと変化が。
 そして自然と考えることは、やはり。
「水上市場……足場をしっかりすれば、うちのホテルでも出来るかな」
 自身が経営する、ホテルのこと。
 これから賑やかにホテルを経営していきたいと、そう思っているあきにとって。
 目の前の、人で賑わう水上市場は、とても興味深くて。
「屋内プールを期間限定で改装して、店舗を用意しゴンドラを浮かべて……」
 むむむ、と少し険しい顔をしながら、もう一度、空を閉じ込めたようなその瞳で、街を見回した。
 そう、真剣な面持ちのその顔に、ひょっこりと出てきたのは――生まれ持った、商人の気質。

「へぇ……こんな風光明媚な都市があるんだな」
 永年に渡って人々が景観や建物を大切にしてきた証拠か、と。
 春の彩りが降る中、賑やかな声で満ち溢れる街の様子を瞳に映しつつ。
 性分的にも真面目に、聞き込みを試みるアネット・レインフォール(剣の教導者・f01254)。
 目指すはやはり、伝説の剣が眠っていると言われている『水の神殿』だけれども。
 あきと偶然同じゴンドラに同乗している彼も、まずは水上市場へ。
 そして買い物をしながらも、雑談がてらに街の人に話を訊いてみつつ、アネットはふと思う。
(「しかし以前、戦った魔物曰く勇者達は海の向こうに消えたと言っていたが、この街の勇者も同じ道を辿ったのだろうか?」)
 この手の伝承は簡単には見つからない。だから貴重な情報は大切に生かしたいと。
 アネットは観光がてら、人々の話に耳を傾けてみる。
「この街の勇者やその仲間、旅路について、何か知っていることがあったら教えて欲しい」
「勇者様、幻の大陸の糸口を見つけた、って。そう言い残して旅だって、消息を絶ったらしいよ」
「息子さんと旅立つのを楽しみにしていたのに、それを待たず出発したそうだから、何かすぐに出向かなきゃいけなかったんだろうかね」
 ふわり鼻をくすぐるのは、香ばしい珈琲の香り。
 豊かな水に恵まれたこの地には、とても美味しいといわれている珈琲があるのだと聞いて。
 いくつかお勧めのブレンドや、気になった珈琲豆を市場で購入した後。
 アネットは再び滑るように進み始めたゴンドラの上から、水面揺れる水路へと漆黒の瞳を向けて。
 そっと俯瞰ノ眼を展開し、抜かりなく空気や地下水の流れ、構造物を確認してみる。
 赴いた目的は、猟兵としての依頼ではあるけれど。
 折角だから見えない所も確りと観光して、この美しく賑やかな街を、満喫もしたいから。

 二人と同じ、水上市場へと向かうゴンドラに乗り込んできたのは、ヴィオレッタ・エーデルシュタイン(幸福証明・f03706)。
 ……いや、確かに、タマイルカザラシという名のタマちゃんにも相当魅かれる。
 けれど。
(「もふもふじゃないし猫さんでもないのよね……」)
 タマちゃんは、まんまるおめめで可愛らしい見目のようだが。
 だがその手触りは、つるつるもちもちだという。
 しかも、タマちゃんは水辺に棲む生き物……もふもふな猫さんのようでは、当然ない。
 なので、宝石のヤドリガミとしては、やはり気になるし見逃せない、水上市場内の水晶細工の店へ。
 そして様々な彩を湛える輝きを、ひとつひとつ確認しながら。
「紫水晶とかないかしら?」
 きっちり厳選して、お買い物を。
 勿論、探すのは、買い物で欲しい紫水晶だけではない。
 この後に赴く『水の神殿』でも、確りと探索するつもりだ。
(「水路に水を供給しているところとか、逆に最後に流れ込んでいるところとか怪しいわよね」)
 それに、勇者が剣を隠したということは、少なくとも人が入れる場所のはず。
 そうヴィオレッタは思考を巡らせ、隠し扉となどがないか重点的に調べてみようと思いつつ。
 厳選してようやく満足いく彩の紫水晶を、購入したのだった。

 そしてまた、レイン・フォレスト(新月のような・f04730)も同じ、水上市場行きのゴンドラに同乗していて。
 爽やかな春の風を感じつつ、ふと物思うのだった。
(「勇者の伝説か……僕はどちらかと言うと勇者に退治される側の気がするよね、見た目的に」)
 血統覚醒を使ったり真の姿になった時の己の姿を思い返せば、それはどう見ても敵側のようだし。
 逆に、一番の友人が天使のような外見であるのを思い浮かべて。
 僕もああだったら良かったね、なんて。
 そう苦笑しつつも、咲き誇る春の花や街の景観の美しさに、そっと赤の瞳を細めた。
 そして水上市場の店のひとつで買ったのは、煌めく水晶の花咲く髪飾り。
 それは、一番の友人に似合いそうだな、と天使な容姿を飾る輝きを思い浮かべるレイン。
 それからふと、手を伸ばして。
「タマちゃんのぬいぐるみ、こっちも可愛らしくて喜びそうだけど……」
 ふにふにしてみるのは、タマちゃんのぬいぐるみ。
 ――うーん、どうしよう。
 愛らしいおめめをしているタマちゃんとじっと見つめ合いながら、暫し思案を巡らせるけれど。
「あれ? このブレス、もしかしてこの髪飾りとお揃いっぽい?」
 見つけたブレスレットにも、髪飾りと同じ水晶の煌めきが咲いていて。
(「じゃあ髪飾りを彼女に、ブレスは自分用に買おうか」)
 友人やそして自分へのお土産も、無事に決定。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

月夜・玲
勇者の伝説…かあ、なんかそーいうの良いね
幻の大陸も気になるけど、まずは目の前の武具探し
虹色に輝く武具はロマンがあっていいね
まあ、私はもうちょっと大人しい色合いの方が好きだけどね
兎も角まずは情報収集…も兼ねてちょっとカフェで食事をしようか

カフェで『水の神殿』に付いてちょっと聞き込みをしつつ、軽食
まずはサンドイッチとお勧めのフレーバーティーを頂こうかな
どんな花をイメージしているんだろう?実物もちょっと見てみたいな
サンドイッチをペロリと平らげたら、デザートに甘いものをいただきます!
何が良いかな…迷っちゃうけどチーズケーキと紅茶を貰おう!
甘いもの食べてしっかり頭働かせて、水の神殿に思いをはせよう


月宮・ユイ
謎の可愛らしい生き物『タマイルカザラシ』に惹かれて参加。名物ロデオチャレンジに挑戦。
名前から姿が想像出来るような出来ないような、
つるつるもちもちした感触もどんなものかとても楽しみです。

[万能衣装]白の競泳水着風衣装
濡れても良い様に服の下に着て準備しておく
『ロデオ』:大タマちゃんに乗る
<機能強化>
長く触れ合える様に本気出します。
”動物使い・動物と話す”力を”呪詛”とし自身に強化付与
”コミュ力・誘惑”技能活用しタマちゃんと仲良くなれる様に接する
コミュニケーション通して”情報収集”
動き”見切り、騎乗・操縦”技能使い乗りこなす。
出来ればみんなで楽しめる様”念動力”で自身含め体勢補助

絡みアドリブも歓迎


カーニンヒェン・ボーゲン
病とは恐ろしい。
己が己でなくなってゆくも同義であると、感じるほどに…。

さておき。
水上カフェでまったり情報収集にあたります。
オススメのフレーバーティとサンドイッチを頂けますか?
街巡りを楽しんだり、ロデオチャレンジを眺めて同乗の方々と雑談に花を咲かせます。
気になるのは、愛らしいタマイルカアザラシどののご活躍ぶりや、
勇者どのに纏わる楽曲などが残されているかなどでしょうか。
歌詞が分かればヒントを得たいものですが。

伝承の力試しとロデオに関連があるなら自身も参加を…と思いましたが、まあジジイですからな。
若い力には及びますまい。

まだ見ぬ神殿に思い馳せつつ、勇者どのの向かった幻の地についても問うておきたいす。



 水の街で語られているという、勇者の逸話。 
(「勇者の伝説……かあ、なんかそーいうの良いね」)
 月夜・玲(頂の探究者・f01605)は、予知で聞いた虹色に輝く武具に浪漫を感じながらも。
 まあ、私はもうちょっと大人しい色合いの方が好きだけどね、なんて。
 赤い瞳を細めつつも、まずは情報取集。
「水の神殿か。表から開けられる隠し扉なども、ないようだな」
「そういや、水の神殿は水路の上にあるというわけではない陸地にあるのに、何でそう呼ばれているんだろうな?」
 小さい糸口から、コツコツと辿っていくのも大事だと。
 幻の大陸も確かに気になるけど……まずは、目の前の武具探しから。
 春風吹き抜ける水上カフェで、伝説の剣があるという『水の神殿』について、ちょっと聞き込みをしながらも。
 サンドイッチとお勧めのフレーバーティーを注文した玲は、勿論カフェも楽しみます!
 ふわりと香る、優しくて仄かに甘い香りの紅茶。
(「どんな花をイメージしているんだろう?」)
 実物もちょっと見てみたいな、と。
 色とりどりに咲く周囲の春色の花弁をふと眺めた後。
 そっと、その薄琥珀の紅茶を口に運んで。
 一緒に頼んだサンドイッチをぺろりとおなかにおさめてから。
「何が良いかな……迷っちゃうけどチーズケーキと紅茶を貰おう!」
 謎多き『水の神殿』に思いを馳せ、頭が働くように、糖分補給も確りと。
 やはり頼むのは……食後には欠かせない、別腹の甘いデザートです!

 同じく、水上カフェを楽しんでいる、カーニンヒェン・ボーゲン(或いは一介のジジイ・f05393)は。
「オススメのフレーバーティとサンドイッチを頂けますか?」
 はらり儚く春空へと散る花弁を眺め、水の上から臨む景観を楽しみつつも。
 普段通りの丁寧な口調で注文した後、黒瞳をふっとおもむろに細めて。
(「病とは恐ろしい。己が己でなくなってゆくも同義であると、感じるほどに……」)
 ふとそう、心に思うけれども。
 ゴンドラが通りかかった、タマイルカザラシのロデオ会場の様子を微笑まし気に眺めつつ。
(「伝承の力試しとロデオに関連があるなら自身も参加を……と思いましたが、まあジジイですからな」)
 若い力には及びますまい、とそっと呟きながらも。
 街の住民であるカフェの店員へと声を掛け、情報収集を。
「あの愛らしいタマイルカアザラシどのが、勇者どののお役に立ってご活躍したと、そう聞きましたが」
「タマちゃんは、お利口さんだからな。勇者様はゴンドラでは進めない水の洞窟を、タマちゃんに乗って突破したって聞いたな」
「勇者どのに纏わる楽曲などが残されていたりはしませんか」
「楽曲か、俺は聞いたことがないな」
 そう雑談しているうちに――注文していた品々が並べられて。
 まるで春に咲く華のように柔らかで甘い香りのするフレーバーティーをひとくちいただいてから、サンドイッチを摘まんで。
 勇者どのの向かった幻の地についても、去り際の店員に問うてみれば。
「すごいドラゴンがいる、ってくらいしか聞いたことないな」
 そう小首を傾げつつ返ってきた言の葉に上品に瞳を細めながら、質問に答えてくれた礼を店員に告げつつも。
 カーニンヒェンもまた、爽やかな春風を頬で感じつつ、まだ見ぬ水の神殿に思いを馳せるのだった。

 謎の可愛らしい生き物、タマイルカザラシことタマちゃん。
 月宮・ユイ(捕喰∞連星・f02933)は、このタマちゃんが気になって、ゴンドラもすぐ傍を通る、ロデオチャレンジ会場へ。
(「名前から姿が想像出来るような出来ないような……」)
 聞いた予知によれば、タマちゃんの感触は、つるつるもちもちしているという。
 その感触が一体どんなものか、とても楽しみにしつつ。
 ユイはロデオの会場へとやってきて。
 あらかじめ服の下に着ていた、濡れても良い白の競泳水着風衣装へと、満を持して着替えた後。
「……さすがに大きいね」
 10人ほど人が乗れるという、大きなタマイルカザラシを見上げた。
 そして、そのボディーに、ひしっと掴まってみれば。
 ちょっぴり不思議な、つるっとしているけどもっちり手触り感。
 ユイは長く触れ合えるようありとあらゆる技能を駆使し、ロデオチャレンジへと、いざ臨む。
 やはり、心を通わせた方がいいのでは、と。タマちゃんと接し会話して仲良くなってみたり。
 自身の能力を強化付与したり、騎乗・操縦は勿論のこと、見切りなどでタマちゃんの動きを把握せんと、本気で挑戦する。
 そしていよいよ、ノリノリな音楽が流れ始めた刹那。
「!!」
 ぼよんぼよんっと水の中でジャンプし、身体を大きく揺らすタマちゃん。
 出来ればみんなで楽しめる様に、念動力で自身含め体勢補助も試みようと思ったが。
 最初の動きの激しさで、数名脱落してしまって。
 楽しい音楽が鳴る中、ぶんぶんばっしゃんと踊るタマちゃんに振り落とされないように。
 ユイはぎゅっと大きなつるもちボディーに抱き着くように、必死にしがみつくのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ザザ・クライスト
フィラメント(f09645)と水上カフェで過ごす

「平和すぎてシエスタを決め込みたくなるぜ」

言いながらそんな空気すら楽しんでるオレ自身を自覚する
今回の仕事は血と鋼鉄や硝煙の匂いには程遠い
気が抜けそうになるが、フラウ・レイヴァスの機嫌が良いのは気のせいじゃないだろう

「故郷の街を思い出すねェ。それに本当に食いモンがウマい」

サンドイッチを軽く平らげてスコーンを摘まむ
フラウはたっぷりケーキを頼んでいるが、全部一人で喰うつもりかよ?
頬をほころばせる顔は年相応で、戦いの時の気配は微塵も感じない

「偶にはいい、確かにな」

キャスケットが風に飛ばないよう押さえつつ笑みを浮かべる
贅沢を楽しみつつ、伝説に思いを馳せた


フィラメント・レイヴァス
ザザ(f07677)と水上カフェで過ごす

家や仕事をする場所はいつも仄暗さが拭えないから
こういう美しい景観の街に来ると気分も上がってしまうね
水の美しい場所は食物も豊かで美味しいって言うし
成程、観光で賑わうのも納得

サンドイッチや季節のフレーバーティー、ケーキ各種を楽しむ
こうしてお洒落なカフェで優雅に過ごすのも、素敵なレディの嗜み
日陰暮らしが慣れてるとはいえ
偶にはこういうのも良いよね、ザザ?
香りの良い紅茶にケーキの組み合わせは何て贅沢なんだろう、と
頬を綻ばせながら食べる姿は、年相応の少女の顔

お茶注ぎに来た店員さんに、水の神殿のことを聞いてみよう
現地の人しか知らない噂や伝承が、あるかもしれないからね



 頬を撫でる風は優しく、春の彩りを空へと散りばめる。
 豊かな水の恵みと、鮮やかに咲く花々。
 春空から降る陽光はあたたかく、今日は絶好の水上カフェ日和。
「平和すぎてシエスタを決め込みたくなるぜ」
 ふわっと欠伸しそうなほど、ぽかぽかと照る心地良さに、ザザ・クライスト(人狼騎士第六席・f07677)はそう口を開くけれど。
 そんな空気すら楽しんでいる自分自身も、自覚している。
 漂う香りは、春の花と流れる澄んだ水のもの。
 今回の仕事はまだ、血と鋼鉄や硝煙の匂いには程遠くて――気が抜けそうになるけれど。
「家や仕事をする場所はいつも仄暗さが拭えないから、こういう美しい景観の街に来ると気分も上がってしまうね」
 澄んだ碧に真紅を燻らせた瞳のフィラメント・レイヴァス(シュピネンゲヴェーベ・f09645)を見て、赤の瞳を細めるザザ。
 隣のフラウの機嫌が良いのは……気のせいではないだろうから。
 そして、春の花や水の香りに加わる――美味しい匂い。
「故郷の街を思い出すねェ。それに本当に食いモンがウマい」
「水の美しい場所は食物も豊かで美味しいって言うし」
 成程、観光で賑わうのも納得。そう、こくり茶色の髪を揺らしながら頷くフィラメントに。
「そのたっぷりケーキ、全部一人で喰うつもりかよ?」
 サンドイッチを軽く平らげた後、スコーンを摘まみながら思わず訊ねるザザ。
 でも――並ぶサンドイッチや季節のフレーバーティー、ケーキ各種。
 こんな洒落なカフェで優雅に過ごすのも、素敵なレディの嗜み!
 だから、日陰暮らしが慣れてるとはいっても。
「偶にはこういうのも良いよね、ザザ?」
「偶にはいい、確かにな」
 何て贅沢なんだろう……春の香りのする紅茶に笑みを零しながら。
 幸せそうにケーキに頬を緩めるその顔には、年相応の少女の彩が咲いている。
 しかし勿論、忘れてはいません。
「水の神殿? ああ、タマちゃんのいる湖の近くにあるよ」
 キャスケットが風に攫われないように掌で押さえつつ、お茶を注ぎにきた店員に水の神殿のことを訊ねてみて。
 現地の人しか知らない噂や伝承があるかもしれない、勇者の剣が眠る神殿。
 そんな浪漫溢れる伝説に想いを馳せ、ザザは笑みを浮かべながら、フィラメントとひとときの春を楽しむのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

セフィリカ・ランブレイ
【颯夏(f00027)と行動】
颯夏、ユトゥルナに、行こう!
素敵な街でね、今の時期綺麗だし賑やかなんだ
私も昔行ったけど、おすすめして案内できる街10選には入るトコ

それに、今はタマチャン……タマイルカザラシのロデオ大会の時期なんだ!
え?知らない?ならこのかわいい画像を見るんだ!

という風に、颯夏を誘ってやってきたユトゥルナ
勿論お目当てはタマちゃん。颯夏と一緒にロデオ大会に出るよ

結果は二の次で二人で楽しむ!
エレメンタルファンタジアで花火や音のリズムを取って、タマちゃんと一緒にノる!
こんなの楽しんだ物勝ちなんだから!

颯夏も慣れてきた?それじゃあもっと激しくリズムを刻んでいくよ!


青葉・颯夏
セフィリカさん(f00633)と同行

この世界はセフィリカさんの方が詳しいですね
タマイルカザラシ、の、ロデオ……?
イルカとアザラシが合体したようなものかしら
出してもらった画像はなんともいえない可愛らしさ

え、あたしも乗るんですか?
セフィリカさんに連れられるままタマイルカザラシの背中へ
はじめは振り落とされないように必死にしがみついてるけれど
慣れてきたら少しは楽しめるかしら



 ――颯夏、ユトゥルナに、行こう!
「素敵な街でね、今の時期綺麗だし賑やかなんだ。私も昔行ったけど、おすすめして案内できる街10選には入るトコ」
 この世界には詳しいという、セフィリカ・ランブレイ(蒼剣姫・f00633)もおすすめの街・ユトゥルナ。
 今の時期、花に彩られた水の街はとても綺麗だと。
 過去に訪れた時のことを思い出しながら、自信をもっておすすめするセフィリカ。
 そして春の水で満ちるその景観も、確かに美しいのだけれど――。
「それに、今はタマチャン……タマイルカザラシのロデオ大会の時期なんだ!」
 何といってもセフィリカのいち推しは、あたたかく春めいてきた時期に催される、タマイルカザラシのロデオ大会!
「タマイルカザラシ、の、ロデオ……?」
 青葉・颯夏(悪魔の申し子・f00027)は思わず、眼鏡の奥の紫色の瞳をぱちくりとさせてから。
 イルカとアザラシが合体したようなものかしら、と首を傾けるけれど。
「え? 知らない? ならこのかわいい画像を見るんだ!」
 しゃきーんとセフィリカが颯夏の眼前へとスマートフォンを掲げれば――そこには、まんまるとした、なんともいえない可愛らしい生き物が。
 そういう経緯で颯夏は、セフィリカも一推しな水の街『ユトゥルナ』に足を運んだのであるが。
「え、あたしも乗るんですか?」
 メインの水路から横道にそれた場所にある湖で、思わず声を上げる颯夏。
 その目の前には――。
『きゅー』
 実物だともっと愛くるしい、タマちゃん。
 そう、セフィリカが颯夏を連れてきたお目当ては、タマちゃん――タマイルカザラシのロデオ会場!
「結果は二の次で二人で楽しむ!」
 セフィリカは颯夏と共に、少し小さめのタマちゃんに、一緒に乗ると。
「わ……!」
 今まで、ゆるーく泳いでいたタマチャンから一変。
 鳴り始めた音楽に合わせて、水の中を縦横無尽!
 颯夏はもっちりつるつるしたタマちゃんの身体に、しっかりしがみついていたけれど。
「こんなの楽しんだ物勝ちなんだから!」
 音楽に合わせてセフィリカが咲かせるのは、鮮やかな花火や音のリズム!
 タマちゃんと一緒にノリノリ、目一杯全身で楽しんで。
「……少し、コツが分かったかもしれないわ」
「颯夏も慣れてきた? それじゃあもっと激しくリズムを刻んでいくよ!」
「!」
 より一層、音楽もヒートアップ!
 ばしゃん、ばしゃんっと、水飛沫をあげながらさらに踊るタマちゃんに。
 振り落とされぬよう、二人でぎゅっと、そののつやもちボディーにより確り掴まるのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

影杜・梢
◆花染・あゆみ(f17667)と

へぇ。水と花の街か。
素敵じゃないか。
水晶が有名みたいだし、ボクらは水上市場でゆっくり買い物でもすることにしようか?
迷子にならないように、「手をつないで」おこうか。あゆみ、離れないでくれよ。

タマイルカザラシって、イルカなのか、アザラシなのか…。謎だね。
まぁ、あゆみが喜んでいるみたいだし、良しとするか。

良い機会だし、ボクも何か買っていこうかな。水晶のネックレス、とか。
これから暑くなる季節にピッタリだよね。
せっかくだから、あゆみの分も買って、彼女とお揃いに。
ま、ボクの気紛れだからね。気にしなくて良いよ。
さて、次はどこに行こうか?


花染・あゆみ
梢センパイ(f13905)とご一緒します。

水晶とタマちゃんは気になります、が…。
商業と観光で栄えただけ、あって…人がたくさんいます、ね…。
ちょっと、怖いくらいです…。
センパイとはぐれないように、気をつけないと…。

お店もたくさん…。
…あ。わたし、タマイルカザラシのぬいぐるみが欲しいです…!
ええと、大きくて、ふわふわしたものを…!

買えたらさっそく、手に持って抱きしめますね…!
…あれ?センパイ?タマちゃんはタマちゃんです、よ…?

センパイは、アクセサリーですか?
似合うと思い、ます…!

わわ…わたしにも…?良いのでしょう、か…。
ありがとうございます…!大切に、します…!
えと…次は、カフェに生きたいです…!



 ゴンドラにゆっくりと揺られながら、春色に染まる水の街を見回して。
「へぇ。水と花の街か。素敵じゃないか」
 影杜・梢(影翅・f13905)は春咲く景観を映したその瞳を細める。
 いや、この街にあるのは、水と花だけではない。
 花染・あゆみ(朝焼けの光・f17667)が何気に気になっているのは、キラキラ綺麗な水晶と、まんまる見目のタマちゃん。
 確かに、水晶やタマちゃんは気になるけれども。
「商業と観光で栄えただけ、あって……人がたくさんいます、ね……」
 ――ちょっと、怖いくらいです……センパイとはぐれないように、気をつけないと……。
 そう少しだけ不安げに呟いたあゆみに。
「水晶が有名みたいだし、ボクらは水上市場でゆっくり買い物でもすることにしようか?」
 買い物を提案した後、梢はあゆみの手をそっと取る。
 あゆみ、離れないでくれよ――そう、優しく手を繋いで。
 そしてずらりと並ぶ、水上の市場。
「……あ。わたし、タマイルカザラシのぬいぐるみが欲しいです……!」
 オレンジ色を帯びた瞳に映るそれ――タマイルカザラシのぬいぐるみを思わず見つけて。
「タマイルカザラシって、イルカなのか、アザラシなのか……。謎だね」
「……あれ? センパイ? タマちゃんはタマちゃんです、よ……?」
 まぁ、あゆみが喜んでいるみたいだし、良しとするか――そう自分を見つめる梢にあゆみは首を傾げつつも。
 二人は、あゆみご所望のタマちゃんぐるみをお買い上げ!
 でも、折角の良い機会。
 タマちゃんぐるみと一緒に梢が手に取ったのは――水晶のネックレス。
「これから暑くなる季節にピッタリだよね」
「センパイは、アクセサリーですか? 似合うと思い、ます……!」
 でも、梢が選んだそのネックレスは、1本ではなくて。
「わわ……わたしにも……? 良いのでしょう、か……」
「ま、ボクの気紛れだからね。気にしなくて良いよ」
 ありがとうございます……! 大切に、します……! と。
 そうキラキラ輝く瞳と同じように煌めく、お揃いの水晶のネックレスをあゆみは受け取って。
 そして、タマちゃんぐるみと水晶を購入した後は。
「さて、次はどこに行こうか?」
「えと……次は、カフェに生きたいです……!」
 春の風吹き抜ける水上で、ティータイムを。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

野宮・縁
れい(f01192)とごんどらでうまいもの食べるぞ!

わーすごい!すごいぞ!わし、ふねに乗るのははじめででな
こんな大きいものがゆらゆら水の上にうくなんてふしぎじゃなぁ

うまそうなものばっかでどれにするかまようのう…
れいはなににするんじゃ?よければひと口おくれ
わしのもひと口やるから後生じゃ!
わし、くだもののジュースといちごのけーきにしようかの
いやでもしゅーくりーむもすてがたい…どっちもたのも!
どれもあまくてうまーーーい!
ほれ、うまいぞ食べてみるがよい
ずずいっとしゅーくりーむをさしだしたりし
むっ しっけいな!おいしいは共有したほうがいいじゃろうが!
きれいなけしきに、おいしいすいーつ
さいこうじゃな!


葉月・零
縁さんと(f06518)
ゴンドラでの水上カフェとか、めっちゃオシャレだねー
ゴンドラの実物見るの初めてだ、すごい
ちょ、縁さんあんまり動き回ったら落ちるからね、気をつけて……

とりあえずは、紅茶と……
縁さんにあげるのは問題ないけど、と出された提案には苦笑しながら
んー、そしたら甘いものの方が良いかな
あ、どうせならオススメがあれば教えてもらってそれを頼めれば
この街のことも少し聞けたら良いなぁ

ほんっと、美味しそうに食べるよねー、縁さん。
甘いもの好きな縁さんが!差し出してきた!?
ん、折角だからいただくね

本当。素敵な街だよねぇ
この水路とか、どこに続いてるんだろね……
きっと、水の源とかあるとは思うんだけど



 ゆっくり進んでいく花咲く景色に、心地良く吹く春風。
「ゴンドラでの水上カフェとか、めっちゃオシャレだねー」
 頬を撫でる優しい風と、その風が運んでくる甘い香りに藍色の瞳を細める葉月・零(Rien・f01192)の隣で。
「わーすごい! すごいぞ! こんな大きいものがゆらゆら水の上にうくなんてふしぎじゃなぁ」
 船に乗る事自体がはじめてだという野宮・縁(永久に七つと数えよう・f06518)は、はしゃぐように声を上げて。
「ちょ、縁さんあんまり動き回ったら落ちるからね、気をつけて……」
 同じくゴンドラの実物見るのが初めてで、すごい、と呟きながらも。
 はしゃぎすぎて縁が落ちないか、零は少しハラハラ。
 そんな彼とともに、縁が進むゴンドラで楽しむものは。
「うまそうなものばっかでどれにするかまようのう……」
 水上カフェの、甘くて優雅なひととき。
「とりあえずは、紅茶と……」
「れいはなににするんじゃ? よければひと口おくれ」
 わしのもひと口やるから後生じゃ! そう言う縁に。
「縁さんにあげるのは問題ないけど」
 んー、そしたら甘いものの方が良いかな、と思案する零。
 その間に縁も、ずらり並べられたスイーツを前に。
「わし、くだもののジュースといちごのけーきにしようかの。いやでもしゅーくりーむもすてがたい……」
 暫し頭を悩ませて、きょろきょろ目移りしてしまうけれど。
 こういう時は、これです――!
「どっちもたのも!」
 そして零は、店員おすすめの春の色合いが綺麗なイチゴムースを頼んで。
「どれもあまくてうまーーーい! ほれ、うまいぞ食べてみるがよい」
 ずずいっと差し出されたしゅーくりーむに、零は再び大きく瞳を見開く。
「甘いもの好きな縁さんが! 差し出してきた!?」
「むっ、しっけいな! おいしいは共有したほうがいいじゃろうが!」
 でも、折角だからいただくね、と素直に甘いお裾分けを受け取った後。
「きれいなけしきに、おいしいすいーつ。さいこうじゃな!」
「ほんっと、美味しそうに食べるよねー、縁さん」
 零は、ぱくりとシュークリ―ムを頬張る縁に、改めて笑みを向けてから。
「本当。素敵な街だよねぇ」
 ぐるりと美しい景観を誇る水の街を見回しつつ、呟く。
「この水路とか、どこに続いてるんだろね……きっと、水の源とかあるとは思うんだけど」
 そして、この街のことをさり気なく船頭に訊ねてみれば。
「この街は道が水路だから、ゴンドラが必須だけど。タマちゃんも生活には欠かせないな」
 そう、返ってきたのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ラスカス・フォティア
同じ劇団員のライム(f00323)と、水上カフェに
考えたら、二人きりで出掛けるのは初めて
カフェ船なら有名だろうし、人に訊ねるか賑わっている船を探せば早そうだ
ついでに伝説の噂も聞けるといいんだが

カフェでは珈琲とサンドイッチ…と思ったが
彼女の押しに負けてチーズケーキを
ライムは今日は一段と楽しそうだな…景色が綺麗だからか?
甘い物はあまり食べないが、食べてみるとケーキも案外美味い
一口くれって…人前でできるかそんな恥ずかしいこと!
(まぁでも、結局食われるんだろうな…)

たった一口で満足げな笑顔に、目を奪われて
…目が合った時は、見惚れていたのがばれないように逸らしておこう

※アドリブ、絡み、仲の進展大歓迎です


ライム・ヒスイ
気になる存在のラス(f00157)と水上カフェへ行くわ
なかなか距離が掴めない彼だから、この機会に色々知りたくて
もちろん、伝説の話も尋ねつつね?

ゴンドラから見る景色は綺麗ね
花びらが紙吹雪みたい
いつもの劇団の光景と重ねちゃうわ
ラスに笑いかけるとそっぽ向かれるのだけど…
フレーバーティーとフルーツのサンドイッチを選んで
だって、ね、甘いものよりはカロリー控えめにできるじゃない
人に観せる仕事だもの体型維持は大事でしょ
……あぁでも甘いものも食べたくなるわ
ねぇラス何か甘いもの頼んでほしいわ
それで、一口ちょうだい?
皿ごとじゃなくて、一口よ
そう、悪戯っぽくおねだりを
だって赤くなる彼が見たいのよ

◇絡みやアドリブ歓迎



 ――考えたら、二人きりで出掛けるのは初めて。
 ラスカス・フォティア(黒・f00157)は、そうそっと橙の瞳を細めつつも。
 ひと際賑わう船を見つけ、ライム・ヒスイ(舞い散るカードの先・f00323)と共に乗り込む。
 その船は――カフェ船。
 気になる彼……ラスカスのことが、この機会に色々知りたいし。
 なかなかつかめない距離感を掴まんと、ライムは春風に吹かれる紅色の髪をそっと抑えながら、彼へと翠色の瞳を向けて。
「伝説? 剣は、どうやら本当に水の神殿にあるらしい。ただ……それが伝説の虹の剣かは、分からないがな」
 依頼のことも忘れず、抜かりなく街の人に伝説の話も聞きながら。
 周囲に春の花咲く景色の中、水上を滑るように進み始めた船の上で、ライムは呟く。
「花びらが紙吹雪みたい。いつもの劇団の光景と重ねちゃうわ」
 そしてそうそっと、ラスカスに笑いかけてみるも。
 ふいっと、何故だかそっぽ向かれてしまう。
 そんな彼女の視線を、直視できないままで。
(「ライムは今日は一段と楽しそうだな……景色が綺麗だからか?」)
 ラスカスは微笑みを宿す彼女の様子に、ふと首を傾けながらも。
 いざ、カフェメニューを広げ、注文を。
 ライムは、さすが常日頃、人に観せる仕事をしている劇団員。
「甘いものよりはカロリー控えめにできるじゃない」
 頼むものも、体系維持に気を使った、フレーバーティーとフルーツのサンドイッチ。
 ――けれど。
「……あぁでも甘いものも食べたくなるわ。ねぇラス何か甘いもの頼んでほしいわ」
 ラスカスが彼女に続いて注文したのは珈琲と、サンドイッチ……ではなく。
 ライムの推しに負けて、甘いチーズケーキに。
 でもそれには……彼女の、ささやかな思惑が。
「一口ちょうだい? 皿ごとじゃなくて、一口よ」
「一口くれって……人前でできるかそんな恥ずかしいこと!」
 悪戯っぽくそうおねだりされて、仄かに顔を赤く染めるラスカスだけれども。
 結局、彼女へと一口、あーんとお裾分けしてあげた後。
 自分を見つめるその吸い込まれそうな瞳から、もう一度、ふっと視線を外したのだった。
 その翠玉に咲く花に見惚れていたのが――ばれないように、って。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

鶴澤・白雪
街全体に水路が巡っているのね。宇宙船にいた頃には想像もつかなかった光景だわ
折角だからあたしは水上カフェに行ってみようかしら

季節のフレーバーティーとチーズケーキを楽しみながら季節の花を楽しみたいわ
最初は純粋にカフェタイムを楽しんで、その後は珈琲だけをオーダーして隣の席に着いた相手に水の神殿の事を尋ねるつもりよ

「ね、ちょっと聞いてもいいかしら?この街に来たのは初めてなの
有名な水の神殿に行ってみたいから知ってる事があったら教えてくれない?」

ゴンドラに揺られながら緩やかな風を楽しんで『情報収集』で話を聞く
暫らくは乗ってるつもりだから尋ねた相手がいなくなったらもう一度他の人間に同じことを聞いてみるわ



 春の陽光が降り注ぎ、季節の花が咲き乱れて――街に流れる水路の水面が、より一層、輝きを増す季節。
「街全体に水路が巡っているのね。宇宙船にいた頃には想像もつかなかった光景だわ」
 鶴澤・白雪(棘晶インフェルノ・f09233)は物珍しそうに、レッドスピネルの如き紅の瞳で周囲を興味深く見回して。
 折角だからと足を運んだのは――水上カフェ。
 ゆっくりと水の上を滑るように走りはじめたゴンドラに上で、暫しメニューと睨めっこした白雪は。
「季節のフレーバーティーとチーズケーキにするわ」
 街に咲き誇る花々を思わせる、優しい甘さ香る春のフレーバーティーと。
 甘酸っぱいベリーソースがかけられた、濃厚なチーズケーキをチョイス。
 甘いものも、そしてゆったりと流れゆく景色や節の花を楽しみながら、暫し優雅なカフェタイムを。
 けれども……勿論、ここに来た目的は、忘れてはいません。
 最初に頼んだフレーバーティーとチーズケーキを味わった後、珈琲だけをオーダーして。
「ね、ちょっと聞いてもいいかしら? この街に来たのは初めてなの。有名な水の神殿に行ってみたいから知ってる事があったら教えてくれない?」
 隣にたまたま座っていた地元の人っぽい男性に、そう声を掛けてみる白雪。
「水の神殿? 表に入り口がないから、外から建物を見るだけになっちまうな。それに時々、怪物みたいな鳴き声を聞いたって人もいるし……って、あ、これから行こうとしているのにごめんな」
「入り口がない神殿に怪物のような鳴き声……」
 ゴンドラに揺られながら緩やかな風を楽しみつつ、白雪は引き続き情報収集をして話を聞くことに。
 また別の人に、同じことを訊ねてみれば。
「水の神殿かぁ、何かうちのじーさまがタマちゃんとあの中に入ったことがあるっていってたな。嘘かホントかはわかんねーけど」
 白雪は香り高い珈琲にひとくち、口をつけてから。
 有難う、と教えてくれた人たちに礼を告げながら――水路張り巡らされている街を、のんびりとゴンドラに乗って巡っていくのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ヘルガ・リープフラウ
※ソロ希望

水上市場でお買い物。
繊細な水晶細工に、可愛らしいタマちゃんグッズ。
キラキラと光を受けて輝く水晶工芸の数々は、美しく幻想的で、どこか神秘に満ちていて。

でも、買うものはもう決めてあるの。
男女ペアの水晶のお守り。
ペンダントかブレスレットか……とにかくアクセサリーとして常に身につけられるものがいいわ。
生真面目なあの人なら、派手すぎないシンプルなデザインの方が喜ぶかしら。

わたくしが密かに想いを捧げるあの人と、いつまでも一緒に、幸せにいられますように。
そして猟兵としての危険な任務の最中にあっても、お互いが無事でいられますように。
曇りなく澄み渡る水晶の煌きに、願いを込めて……。



 柔らかに照る太陽の光に反射して、キラキラと輝いていた水面に。
 ふわり降り注ぐ、季節の花の花弁。
 そんな街の景観と同じように――ヘルガ・リープフラウ(雪割草の聖歌姫・f03378)の眼前には、様々な彩の煌めきが。
 ヘルガが足を向けたのは、水上市場。
 並ぶのは、繊細で美しい水晶細工に、可愛らしいまんまるなタマちゃんグッズ。
 様々な彩りを宿し、キラキラと光を受け輝く水晶工芸の数々は美しく幻想的で、どこか神秘に満ちていて。
 その美しさは溜息がでるほど、いつまでも眺めておけるほどだけれど。
「でも、買うものはもう決めてあるの」
 ヘルガはそう、おもむろに呟いて。
 青の瞳で見つけたそれは――男女ペアの、水晶のお守り。
 常に付けられそうなシンプルなブレスレットタイプで、アクセサリーに最適な一品だ。
「生真面目なあの人なら、派手すぎないシンプルなデザインの方が喜ぶかしら」
 スタイリッシュでシンプルで、でも輝く水晶が綺麗なそれを、ヘルガは男女ペアで購入しながらも。
(「わたくしが密かに想いを捧げるあの人と、いつまでも一緒に、幸せにいられますように。そして猟兵としての危険な任務の最中にあっても、お互いが無事でいられますように」)
 まるで、この街に流れる潤沢で満ち溢れた水のように。
 曇りなく澄み渡る水晶の煌きに――そう、願いを込めるのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

明智・珠稀
ふ、ふふ!
たまちゃんがタマちゃんに乗りにきましたよ、ふふ…!!
(紫色のふんどし姿で)
■ロデオチャレンジ希望!

そうですね…どのタマちゃんに乗るか悩みますが…
愛くるしくもっちりとしたこのチビたまちゃんにしましょう、ふふ!
(愛らしいチビタマちゃんに騎乗)
よろしくお願いいたしますね、チビタマちゃん♡(撫で愛で)

■ロデオ
がっちりと足と腕で挟み込み、痛くないか気にしながら
「愛のホールドですよ、ふふ!」
また、UC『サウンド・オブ・パワー』を使用し
ノリノリで愛を謳いながら
「あはは、うふふ、ノリノリなタマちゃんも愛しくて、たまちゃん感激です♡」
うっとりしながらロデオ満喫ド変態★

※アドリブ&絡み、ネタ大歓迎です♡



 人で賑やかなユトゥルナの街の中でも、特に盛り上がりをみせている場所。
 それはやはり、タマちゃんのいる、タマちゃんロデオの会場であるが。
 沢山の挑戦者の中でも、ひときわ気合が入っているようにみえるのは、明智・珠稀(和吸血鬼、妖刀添え・f00992)。
「ふ、ふふ! たまちゃんがタマちゃんに乗りにきましたよ、ふふ……!!」
 そう顔を紅潮させ、気合漲る珠稀の様子は、並大抵のものではない。
 そんな珠稀がタマちゃんロデオに臨む戦闘服は――チャームポイントのプリ尻も主張できる、紫色のふんどし姿!
 そして珠稀は、沢山いるタマちゃんの中から、チャレンジにともに挑むタマちゃん探しを。
「そうですね……どのタマちゃんに乗るか悩みますが……愛くるしくもっちりとしたこのチビたまちゃんにしましょう、ふふ!」
 珠稀はそっと、選んだ愛らしいチビタマちゃんに騎乗して。
「よろしくお願いいたしますね、チビタマちゃん」
 つるつるもちもちした感触のチビタマちゃんを、愛でるようになでなで。
 そして音楽が鳴りだして、水の上で踊り始めたタマちゃんを。
「愛のホールドですよ、ふふ!」
 痛くないか気にしながらも、がっちりと足と腕で挟み込んで。
 ロックを愛すがクラシックも民謡もなんでもござれな珠稀も、サウンド・オブ・パワーを展開し、ノリノリで愛を謳って。
「あはは、うふふ、ノリノリなタマちゃんも愛しくて、たまちゃん感激です」
 ゆるふわな見目なのに、なかなか激しくて刺激的なタマちゃんにうっとりしながらも。
 振り落とされずに踏ん張りながら、ロデオ満喫ド変態★

大成功 🔵​🔵​🔵​

日隠・オク
【KORで参加】
応援に徹しようかな。
みんな頑張って!です!

あ、でもタマアザラシ、可愛い……。少し触ってもいいでしょうか。
あ、いえ、じゃあやはり私も挑戦です。
大きなのにみんなで!
手触りを楽しみます……。
アザラシさんよろしくおねがいします。

えっと、頑張ります(さわれて満足げ


鏡彌・サクラコ
【KORで参加】

タマちゃんロデオチャレンジですねい!
大きめのタマちゃんに挑戦でいす
団員全員ご一緒でよろーしく!

どうやってつかまりましょう?
見れば見るほどつるつるぷくぷくで
無策ではすぐに落っこちてしまいそうでいす

サクラコは
UC展開
銅鏡を33枚、サクラコの周りに召喚し
落ちそうになったら支えてもらいます
タマちゃんと銅鏡でサンドイッチみたいな感じに

つるつるするけど楽しいー!


ニコ・ベルクシュタイン
【KORで参加】
タマ、ちゃん…(タマイルカアザラシを思わずじっと見つつ)
団員全員で乗っても大丈夫な体躯のタマちゃんも居るとは驚いた
恐る恐るタマちゃんに触れてみると、確かにつるつるもちもちしていて
ただ乗るだけならまだしも、ロデオチャレンジとなると
大変そうだと鏡彌の意見に同意するなど

器用貧乏の極みで、何でもちょっとだけ出来る俺だ
ちょっとだけ「騎乗」出来るのを精一杯活かして
タマちゃんの身体の出っ張った部分(ただし痛めない箇所)に
がっしと手をかけて可能な限り耐え抜きたい
手だけでは無いぞ、脚でも踏ん張りたい
もう殆ど張り付いているような

か、鏡彌、考えたな
俺も同じ手を使えるとはいえ、懐中時計では支えにならぬ


涼風・穹
【KORで参加】

ロデオチャレンジに参加
大タマちゃんに乗る
まあ感覚的なものですが、何となくフィーリングというか気が合いそうな感じのタマちゃんを探してみます
気性は大人しいとはいえ、案外個性の違いは大きかったりして…?

……つるつるもちもちな感触…
勿論嫌がられたりしない範囲で、ですが一寸タマちゃんの身体を撫でたり揉んだりしてみます
なんというか幸せになれる気がします

ロデオの作戦としては出来るだけタマちゃんの身体の中心の辺りに乗るようにします
身体を動かす際も中心線はそんなにぶれないだろうし、全身で跳ね回るようなら派手に動く前に寧ろ自分から空中へ跳んで接触している時間を減らす事で振り落とされないようにします



 水の恵み豊かな、花の咲き誇る街・ユトゥルナ。
 張り巡らされた水路をゴンドラで移動して。
 【Knights of Rabbit】 の面々がやってきたのは――奥には滝がみえる、広い広い湖。
 そう、ここは――。
「タマちゃんロデオチャレンジですねい!」
 鏡彌・サクラコ(鏡界に咲く花・f09974)の言うように、タマちゃんロデオチャレンジの会場である。
 小さいタマちゃんから、中くらいのタマちゃん、それに大きいタマちゃんまで。
 ゆるーい感じで、まんまるい生き物が、ふよふよ泳いでいる。
「タマ、ちゃん……」
 ニコ・ベルクシュタイン(虹の未来視・f00324)は、陸にあがってきてうとうとお昼寝しようとしている1匹のタマちゃんをじっと見つめつつも。
「大きめのタマちゃんに挑戦でいす。団員全員ご一緒でよろーしく!」
「団員全員で乗っても大丈夫な体躯のタマちゃんも居るとは驚いた」
 サクラコご指名のタマちゃんは、団員が全員乗れる、大きなタマちゃん!
 日隠・オク(カラカラと音が鳴る・f10977)は、応援に徹しようかな、なんて思って。
「みんな頑張って! です!」
 そう、声を上げてみるけれども。
「あ、でもタマアザラシ、可愛い……。少し触ってもいいでしょうか」
 そっと手を伸ばし、タマちゃんのまんまるボディーを触ってみれば。
 つるっとしているのに、もっちり感もある、ちょっぷり不思議で気持ち良い触り心地。
 でもやっぱり、タマちゃんを触るだけだと、申し訳ないから。
「あ、いえ、じゃあやはり私も挑戦です」
 ――大きなのにみんなで!
 オクも、手触りを楽しみながらも、タマちゃんの顔を見上げて。
「アザラシさんよろしくおねがいします」
 そう、ぺこりとご挨拶。
 涼風・穹(人間の探索者・f02404)は同じ大きなタマちゃんでも、感覚的なものではあるが。
 何となくフィーリングというか気が合いそうな感じのタマちゃんを探してみる。
 基本的には気性は大人しいと言われているけれど。
「案外個性の違いは大きかったりして……?」
 そうなればやはり、少しでも性格を把握できれば、より記録が伸ばせるかもしれない。
 そんなことを想いながらも。
「……つるつるもちもちな感触……」
 フィーリングを確かめながらも、そっと、一寸タマちゃんの身体を撫でたり揉んだりしてみる穹。
 そして、こくりと頷きながらも思うのだった――なんというか幸せになれる気がします、と。
 ニコも、そっと恐る恐る、タマちゃんに触れてみると。
 確かに、つるつる、もちもちしていて。
「どうやってつかまりましょう? 見れば見るほどつるつるぷくぷくで、無策ではすぐに落っこちてしまいそうでいす」
 そう聞こえたサクラコの声に。
「ただ乗るだけならまだしも、ロデオチャレンジとなると大変そうだ」
 ニコも同意し、思考を張り巡らせてみる。
 そして色々と作戦を考えつつ、いよいよロデオチャレンジ!!
「えっと、頑張ります」
 タマちゃんにさわれて満足げなオクは、ぎゅっとタマちゃんの感触を再び楽しみながらも。まずはぴょんっとその上に乗ってみて。
 穹は大きいタマちゃんの、できるだけ身体の中心の辺りに乗るようにして。
 手だけでは無く、脚でも踏ん張れるようにと、騎乗のスキルを活かすような体捌きで。
 タマちゃんの身体の出っ張った部分にがっしと手をかけ、可能な限り耐え抜けるようにと心がければ。
 刹那、サクラコが展開するのは――錬成カミヤドリ!
 銅鏡を33枚、サクラコの周りに召喚し、落ちそうになったら支えてもらうという作戦だ。
「か、鏡彌、考えたな」
 音楽が鳴り始め、ぽよぽよとノリ始めたタマちゃんにしがみつきつつ、そう言ったニコもヤドリガミではあるんですけれども。
「俺も同じ手を使えるとはいえ、懐中時計では支えにならぬ」
 やはり、自分で何とかしなければ、ということのようです。
 穹も作戦通り、大タマちゃんの中心部分に位置取って。
 タマちゃんが身体を動かす際もきっと、中心線はそんなにぶれないだろうし。
 全身で跳ね回るような気配があれば、タマちゃんが派手に動く前に寧ろ自分から空中へ跳んで。
 接触している時間を減らす事で振り落とされないようにち心掛けながらも。
 ――次の瞬間。
「わわっ!」
「きゃっ」
「!」
「……!?」
 急に音楽の店舗が早くなり、タマちゃんが大きくジャンプをして。
 咄嗟にバランスを崩し――全員揃って、湖に、ぼちゃん。
 でも、事前に綿密に作戦を立てていた所以か、タイムでみると今のところかなり良くて。
「……あの、すみません。タマちゃんを乗りこなせそうな貴方たちに、ご相談があるのですが……」
 タマちゃんロデオのスタッフらしき人が、そう、話しかけてきたのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

青和・イチ
井瀬さん(f05364)と「水上カフェ」へ

水路の街って、壮観…
花も街並みも、綺麗だね
ゴンドラでオヤツ食べれるとか、優雅だ

井瀬さん、何食べる?(と聞きつつ、多分シュークリームかな?とメニューを開き
…ていうか、全部美味しそう…
僕…サンドイッチ(肉系)と、苺のケーキと…紅茶にする
(大食いだけどオシャレカフェなので我慢

美味いし、井瀬さん可愛いし、すごい幸福感…

…はっ、情報収集もしないと
水路に変わった構造や、目立たない路や廃路がないか【視力】で観察
店員さんやお客さん…周囲の動物にも、
『水の神殿』『勇者』『剣』について【情報収集】【動物と話す】で聞いてみる

タマちゃんも見たいね
船降りたら、ロデオ大会見に行こ


井瀬・奈那
青和さん(f05526)と一緒に『水上カフェ』へ
水路の街並みと花舞う風景に思わずうっとり魅入り

ふふ、まるでお話の世界に入ったみたいです。
何処も魅力的で綺麗ですね!と、青和さんへ笑顔を向けて

こういうカフェって初めてです…!とてもオシャレですね。
メニュー表を開けば好物のシュークリームに釘付け…
彼と視線が合えば、思わず…と言うように照れた様子で苦笑
注文はシュークリームとフレーバーティーを。

ひとくち食べればしあわせ。
ほっこりと舌鼓を打ちつつまったりとした時間を過ごす

この後の予定を立てつつ≪情報収集≫もしないと、ですね!
店員さんや現地の人しか知らないような勇者や神殿のお話や噂を聞けないでしょうか?



 豊富で澄んだ水の恵みを受けて咲き誇る、季節の花々。
 水路の街並みをぐるりと見回せば、好きな花が溢れ咲いていて。
 ふふ、まるでお話の世界に入ったみたいです――そう、井瀬・奈那(微睡みに溺れる・f05364)が心の中で呟いたと同時に。
「水路の街って、壮観……花も街並みも、綺麗だね」
 全く同じことを口にしたのは、青和・イチ(藍色夜灯・f05526)。
 そんなイチに、奈那は笑んで頷いて。
「何処も魅力的で綺麗ですね!」
 そして美しい景観の中、ゆっくりと進むゴンドラが――お茶会の会場に。
「ゴンドラでオヤツ食べれるとか、優雅だ」
「こういうカフェって初めてです……! とてもオシャレですね」
 そして奈那は、カフェメニューを開いた刹那。
 その瞳に飛び込んできた文字は、勿論――。
「井瀬さん、何食べる?」
 イチはそう奈那に訊ねつつも、彼女の様子から容易に想像できる。
 ――多分シュークリームかな? って。
 そんな彼と、ばちりと視線が合って。
 奈那は、思わず……と言う表情で、照れたように苦笑しつつも。
 やっぱり注文したのは、シュークリームとフレーバーティー。
「……ていうか、全部美味しそう……」
 イチもあれこれ目移りしてしまいながらも、大食いだけどオシャレカフェなので、と。
「僕……ローストビーフのサンドイッチと、苺のケーキと……紅茶にする」
 このくらいにしておいて、一応我慢。
 でも、運ばれてきたものをひとくち食べれば……ほっこり、幸せ。
 ふんわり香るふたりの紅茶からは、甘く咲き誇る花と苺の、春の香りがふわり。
 まったり、待望のシュークリームやサンドイッチもいただきながら、楽しくまったり談笑して。
 美味いし、井瀬さん可愛いし、すごい幸福感……イチは思わず、幸せに浸りそうになったけれども。
「……はっ、情報収集もしないと」
「この後の予定を立てつつ情報収集もしないと、ですね!」
 イチは水路に変わった構造や、目立たない路や廃路がないかを、視力で観察しつつも。
 作戦会議をしながら、すれ違うゴンドラの人々に、『水の神殿』や『勇者』や『虹の加護がある剣』の話を聞いて。
「勇者様は、剣を隠すべく水の神殿へと向かっていた時、タマちゃんを1匹借りたって聞いたな」
「……タマちゃんも……見たいね」
 船降りたら、ロデオ大会見に行こ、と。そう呟いたイチに。
 奈那はこくりと頷きながらも、シュークリームをもう一口ぱくりと食べて。
 口いっぱいに広がるクリームの甘さに、幸せそうな満面の笑みを咲かせたのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

四・さゆり
虹色の、剣?
剣はあまり興味はないけれど、
虹色、ね。

ええ、浪漫に違いないでしょう。
探しましょ、
『明日知・理(f13813)』と一緒よ。アドリブはだいすき。


マコに手を引かれて、ゴンドラの上へ、
あら、だんだんお嬢さんへの配慮が分かってきたみたいね

かしてちょうだい、わたしが漕いであげる。
漕いでみたかったの、これ。
ふふ、落ちないように気をつけなさいね。


仕事の前、英気を養うのなら、甘いものが良いわ。

三段重ね、ふわふわのパンケーキが運ばれてきたのなら、
船長さんはマコと交代ね。

お駄賃は、パンケーキをひと切れ。

マコと、シスのおくちへ
ふふ、おいし?

大きい子犬が2匹並んでるみたい‥‥なんて思ったのは内緒よ。


明日知・理
【四・さゆり(f00775)】と

「…ほら、転ぶなよ」
ゴンドラに乗るときには手を差し出す
転んだら、危ねえから


さゆりの意向に特に異論無く
…異論は無いが、お嬢さんの細腕ばかりに負担を掛けるのも本意ではなく
いつでもバトンタッチに応じる


お菓子の登場と共に交代
ゴンドラを漕ぎつつ、二人…と一体(いつの間にかシス(=理のUDC)が顕現していた)でのんびりと廻る
風が心地いいのか、シスも不機嫌ではない

「…ん、」
駄賃にと、貰ったパンケーキは、甘くて。…けれど悪くない
シスも遠慮無く差し出されたそれをぺろりと食べては、悪くない、なんて顔をして丸くなっている
…たまにはこんな日も、いいだろう

-
(アドリブ大歓迎)



 空に架かる七彩の橋は、雨が生み出すいろだから。
 ……虹色の、剣?
 そう改めて、四・さゆり(夜探し・f00775)は聞いた予知の内容を思い返しながら。
(「剣はあまり興味はないけれど、虹色、ね。ええ、浪漫に違いないでしょう」)
 ――探しましょ。
 豊かな水の恵みと美しく花咲く、水の街へとやってきて。
「……ほら、転ぶなよ」
 転んだら、危ねえから、と。
 スッとさゆりに差し出されたのは、大きな掌。
「あら、だんだんお嬢さんへの配慮が分かってきたみたいね」
 さゆりはそう鈍色の瞳を細めながらも、明日知・理(花影・f13813)の手に掴まって、エスコートされながらも、ゴンドラの上へ。
 そしていざ、漕ぎ出さんと理が櫂を持とうとしたけれど。
「かしてちょうだい、わたしが漕いであげる」
 漕いでみたかったの、これ、と。
 船頭さん役を買って出るさゆりは、楽しそうに笑みを宿して。
「ふふ、落ちないように気をつけなさいね」
「……っ!」
 ぐんっと、力強く出発進行!
 急に動き出した衝撃に何とかバランスを保った後、理はさゆりに漕ぎ手を任せるものの。
 その細腕ばかりに負担を掛けるのも本意ではなく……いつでも交代できるよう、見守る。
 しかし今回は、観光をしにこの街に来たわけではない。
 勇者伝説を追うという、任務があるのだけれども。
 仕事の前に英気を養うのなら――やっぱり、甘いもの!
 カフェ船かた運ばれてきたのは、三段重ねのふわふわパンケーキ。
 船頭は理へと、バトンタッチ!
 理はスイーツタイムに入ったさゆりと替わって、ゴンドラを漕ぎつつも。
 さゆりと、いつの間にか顕現してちゃっかりちょこんといるシスと共に、美しい景観の中、のんびりと街を巡って。
 暫し休憩を取る理へと、お駄賃のあーんを。
「……ん、」
 ぱくりと差し出されたパンケーキを貰い、もぐもぐとすれば……口いっぱいに広がる甘さ。
 ……けれど悪くない。
 理はそう、紫色の瞳を細めて。
 さゆりに同じ様にあーんして貰ったシスも、遠慮なくぺろりとそれを食べてはやはり。
 悪くない――なんて、顔をしつつ。
 不機嫌な様子はなく、風の心地よさに満更でもなさそうに丸くなっている。
 甘い御駄賃を貰った理は、改めてゆっくりと、花弁の絨毯ができている水の上を滑るように漕ぎ出しながらも。
 二人を見つめつつ、思うのだった……たまにはこんな日も、いいだろう――って。
 そして、理とシス、どちらにもあーんしてお裾分けした後。
 二人の様子を思い返し、さゆりも密かに思うのだった――大きい子犬が2匹並んでるみたい、と。
 でも、なんてこと思ったのは……ここだけの、内緒。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

誘名・櫻宵
🌸リル/f10762
アドリブ等歓迎

水上都市でショッピング☆と思っていたら見つけてしまったわ
タマイルカザラシ……リルの好きそうな可愛い生き物
水中にいるのよね?
水中ロデオするのよね?!

でも嬉しげなリィの顔を見たら断れない!
距離が近い!

あたしは覚悟を決めてたまちゃんにしがみつくわ
あたし泳げないのよ
振り落とされる=死
リィがいるからきっと大丈夫
リィにいい所みせたい
震える心に喝をいれて
いざ!
自然にはいる怪力でぴったりたまちゃんにしがみついていくわ!

でも
ツルッと
いやーーー!

気がつけばリィにしがみついていて
またかっこ悪い所見せてしまったけれど
でもリィがこんなに楽しそうなら
それでいいわ

めちゃくちゃ怖かったけど


リル・ルリ
■櫻宵/f02768
アドリブ等歓迎

櫻宵とたまちゃんに乗るんだ!
チビたまに二人乗り――距離も近くなって
嗚呼
嬉しくてどきどきする
たまちゃんもかわいくて頬擦りしたい
僕は可愛い生き物がすきなんだ

隣を見れば青ざめてドキドキしている櫻
櫻は櫻で可愛い

僕は人魚
泳げる
櫻宵は泳げない
大丈夫、僕もしっかり君を掴まえておくから平気だよ
安心させるように頭を撫でる

今日はたまちゃんにしがみつく櫻宵に掴まる
振り落とされた時
櫻宵を助けられないからね

そんな強くしがみついたら、たまちゃんが痛いよ?!

一際大きくはねて
悲鳴と共に振り落とされれば
一緒にそのままドボン

あはは!
楽しかった
君にしてはよく掴まれてたよ!
なんて半泣きの櫻を励ますよ



 豊かな水に恵まれた、季節の花々が咲き誇る街。
 ゴンドラ行き交う中、水上市場でショッピング! ……かと、思っていたのに。
 誘名・櫻宵(屠櫻・f02768)は、タマイルカザラシことタマちゃんを見て、真っ先に思う。
 リルの好きそうな可愛い生き物――と。
 そしてやはり、案の定。
「櫻宵とたまちゃんに乗るんだ!」
 リル・ルリ(瑠璃迷宮・f10762)は、まんまる身体につぶらなおめめなタマちゃんを見つめ、瞳をキラキラ。
「水中にいるのよね? 水中ロデオするのよね!?」
 櫻宵は、今はまだゆるーく水の中を泳いでいるタマちゃんを見つつ、泣きを含んだ声で言うけれど。
 でも――。
(「嬉しげなリィの顔を見たら断れない!」)
 大切な人の嬉しさには敵いません!
 ふたりで一緒にいざ、タマちゃんロデオチャレンジをと。
 選ぶのは、ちっこいチビたまちゃん。
 チビタマちゃんに二人で乗れば――ふたりの距離も近くなって。
 ……嗚呼、嬉しくてどきどきする。
 タマちゃんのその可愛さに、もちつるなその身体に頬擦りしながらも。
 リルはすぐそばに在る大切な櫻の様子を見遣れば。
 決死の覚悟でチビタマちゃんにしがみつく櫻宵。
 それもそのはず――泳げない櫻宵にとって、振り落とされるという事は、死を意味する。
 その顔が青褪め、またリルとは違う意味でドキドキしている櫻の様子を眺めて。
 ――櫻は櫻で可愛い。
 リルはそうほっこりと愛しくなる。
 そんなリルは人魚。人魚は勿論、泳げるから。
「大丈夫、僕もしっかり君を掴まえておくから平気だよ」
 ぎゅうとチビタマちゃんにしがみついたまま硬直している櫻宵の頭を、リルが安心させるように撫でてあげれば。
 ――リィにいい所みせたい。
 櫻宵は、震える心に喝! いざ! と。
 自然とはいる怪力でぴったりと、改めてぐぐぐっとタマちゃんにしがみつく。
 リルはもし振り落とされた時、助けられるようにと、タマちゃんではなく櫻宵に掴まりながらも。
「そんな強くしがみついたら、たまちゃんが痛いよ!?」
 物凄く力の入っている様子の櫻宵に思わずそう声を。
 そして……ついに、タマちゃん水上ロデオのはじまり!!
 音楽に合わせて、軽快にぽよんぽよん身体を動かし始めるタマちゃん。
 不規則に動くタマちゃんに死ぬ気でしがみつく櫻宵と、そんな櫻を支えるリル。
 なかなか落ちずにバランスを取り、乗っていたのだけれども。
 音楽が急にアップテンポになり、タマちゃんが予期せぬジャンプをぴょんっとした瞬間。
「!」
 ツルッと、宙にふたりの身体が浮いて。
「いやーーーー!!」
 響き渡るのは、大絶叫!?
 ドボンッと、ふたり一緒に水中へ投げ出されてしまうけれども。
 気が付けば、今度はスイッと助けてくれたリルに、気付けば、所謂お姫様抱っこのような形でしがみついている櫻宵。
 またかっこ悪い所見せてしまったって、そう思うけれど。
 ……でも。
「あはは! 楽しかった」
 リルがとても楽しそうに笑っているから、それでいい。
 それにしても。
「……リィ、めちゃくちゃ怖かったわ……」
 そうようやくぽつりとひとこと、呟いた櫻宵に。
「君にしてはよく掴まれてたよ!」
 リルは水中を游ぶように泳ぎながら、愛しくて可愛い櫻へと、満面の笑顔を向けるのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

出水宮・カガリ
ステラ(f04503)と

この世界で水の都を訪れるのは初めてだ
ステラの国も、このような景色だったのか
お前の刃の青さは、空の色か、水の色か
この都に似て美しい場所、なのだろうな
いつか行ってみたい

水上市場で、互いの髪飾りを探そう
特にステラは、折角の髪を飾るものが無いから
この、青い水晶のはどうだろう(ヘアフックを取り)
そちらの紫のは…確かに、カガリの目は紫だが
いいのか、紫で
では、青いのはカガリが貰おうかな

後ろを向いて
着けてやるから、動かずに
…似合うのだな、その色も。ちょっと、しっとしてしまう
いつでも、ステラの傍にいられるから
カガリにも着けてくれ、ステラの色を
似合っているか?
ああ、いつでも、ステラを想うよ


ステラ・アルゲン
カガリ(f04556)と

水の都か。我が国も水路が通る国でゴンドラが行き交う国だな
ここは花が有名みたいだが、私の国は星空が綺麗なことで有名だよ
あぁ、いつか来て欲しいよ。その時は私が国を案内しよう

水上市場に行って髪飾りを探そう
青い水晶のヘアフックか
私の瞳に色に似て悪くないけど、私はこの紫水晶のやつがいいな
カガリの瞳の色に似ているからこっちがいい
青いのはお前が持つのか? 
お互いの色を持つというのはいいな、そうしよう

着けてくれるのか? じゃあお願いする
似合うか?
私はこの色を見るたびにお前が傍にいると思えるんだがなぁ
カガリにも着けてやるよ
金の髪には青も似合うんだな
その色を見て私を思い出してくれればいいな



 澄んだ水の上を、爽やかな春の風が吹き抜けて。
 周囲に咲く花々が、ただでさえ美しい街の景観をより一層鮮やかに飾っている。
 水路がそこかしこに通り、ゴンドラが行き交う街。
 ステラ・アルゲン(流星の騎士・f04503)にとっては、このユトゥルナは、どこか懐かしさを感じるような雰囲気の街並みだという。
「水の都か。我が国も水路が通る国でゴンドラが行き交う国だな。ここは花が有名みたいだが、私の国は星空が綺麗なことで有名だよ」
 ――お前の刃の青さは、空の色か、水の色か。
 出水宮・カガリ(荒城の城門・f04556)は、眼前で輝く星の如き青を見つめて。
「この都に似て美しい場所、なのだろうな。いつか行ってみたい」
「あぁ、いつか来て欲しいよ。その時は私が国を案内しよう」
 ステラは、空のような水のような青を湛えるその瞳を、そっと細める。
 そしてふたりがやってきたのは、水上市場。
 煌めく水晶細工が沢山並ぶ店で、ふたりが探すのは――お互いの髪飾り。
 カガリが見つけたのは、煌めく水晶が美しい青のヘアフック。
「この、青い水晶のはどうだろう」
「私の瞳に色に似て悪くないけど、私はこの紫水晶のやつがいいな」
 ――カガリの瞳の色に似ているからこっちがいい。
 そうステラの選んだ髪飾りに耀くは、今眼前で自分の姿を映している色と、同じもの。
「そちらの紫のは……確かに、カガリの目は紫だが」
 いいのか、紫で、と。
 訊ねるカガリの言葉に、ステラはすぐに頷いて。
「では、青いのはカガリが貰おうかな」
 そうカガリが改めて見つめる水晶の色は――ステラの双眸を思わせるような青。
「青いのはお前が持つのか? お互いの色を持つというのはいいな、そうしよう」
 そして互いが、相手の瞳の色合いをした水晶をそれぞれ購入した後。
「後ろを向いて。着けてやるから、動かずに」
「着けてくれるのか? じゃあお願いする」
 カガリはステラのさらりとした白い髪に、己の瞳の彩の如き紫を飾ってあげて。
「似合うか?」
「……似合うのだな、その色も」
 煌めく紫の彩を纏った彼女に、感嘆したようにそっと零してから。
 ――ちょっと、しっとしてしまう。
 そう続けるのだった。
 だって、髪飾りに揺れる紫の彩は……いつでも、ステラの傍にいられるから。
 そんなカガリを見つめたまま、ステラは小首を傾げて。
「私はこの色を見るたびにお前が傍にいると思えるんだがなぁ」
「カガリにも着けてくれ、ステラの色を」
 手渡された青きを、今度はステラが、カガリの髪に飾って。
「似合っているか?」
「金の髪には青も似合うんだな」
 その色を見て私を思い出してくれればいいな、と。
 金色流れる只中に光る青を見つめながら、そう零せば。
 カガリは流星のような愛しい青の煌めきに、改めてこう誓いを立てたのだった。
「ああ、いつでも、ステラを想うよ」

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

セシル・エアハート
◆水上市場でのお買い物◆

綺麗な所だな…。
ゴンドラに揺られてお買い物なんて初めてだからわくわくするよ。

たくさんの水晶のアクセサリーや小物を見て目を輝かす。
わあ、すごい。
どれも綺麗だから選ぶのに迷ってしまうね。
ふと目に付いたのは、ブルークリスタルのネックレス。
自分と同じ色の綺麗な姿に親近感を覚えつつ、迷わず購入する。

大切な宝物がひとつ出来て嬉しいな。
他にも何か珍しい水晶とか見てみたいから、もう少し買い物を続けようかな。

*アドリブ・絡み歓迎



 水と花の街・ユトゥルナに張り巡らされた水の道。
 その遠くない行く先は、海に続いていることもあるからだろうか。
「綺麗な所だな……」
 ブルーサファイアの煌めき宿る瞳を細めるセシル・エアハート(深海に輝く青の鉱石・f03236)にとって、この街は何だか居心地が良くて。
 柔らかく降る陽光と頬をくすぐる優しい春風が、心地良い。
 そんなセシルが向かう先は。
「ゴンドラに揺られてお買い物なんて初めてだから、わくわくするよ」
 そう――水路の両岸にずらり店が並ぶという、水上市場。
 そんな沢山並ぶ店の中でも、セシルのお目当ては、水晶細工が買える店。
 店に足を踏み入れた瞬間、様々な彩を秘める水晶の煌めきが、客を盛大に迎え入れて。
 そんなたくさんの水晶のアクセサリーや小物を見て、目を輝かせるセシル。
「わあ、すごい。どれも綺麗だから選ぶのに迷ってしまうね」
 澄んだ透明から、深い黒まで。
 同じ水晶でも、その彩によって、雰囲気もまた全く違って。
 その彩や形のバリエーションに思わず、色々と目移りしてしまうけれども。
 藍色の瞳に飛び込んできたのは――ブルークリスタルのネックレス。
 ふと目に付いたそれは、自分と同じ色で。
 セシルは、その綺麗な姿に親近感を覚えつつ、迷わず購入する。
 ――大切な宝物がひとつ出来て嬉しいな。
 セシルは素敵な宝物との出会いに、そう宝石の如く煌めく瞳をそっと細めてから。
 他にも何か、珍しい水晶とか見てみたいから。
 もう少し、ゴンドラに揺られて……市場の水晶店をぐるり、巡ってみることに。

大成功 🔵​🔵​🔵​

泉宮・瑠碧
水と花の街…素敵な所だな
水が豊かで花も綺麗に元気良く…
何だか落ち着く感じがする

タマちゃんは
ロデオは乗るよりも近くに行って少し交流したい
動物と話すで
お疲れ様、と、楽しませてくれてありがとう、を
それと、触る事が出来ればそっと撫でたい

終えたら
タマちゃんや周囲へありがとうと傍から離れて
ロデオ付近に居る街の人々に情報収集をしよう
勇者の逸話は知りたいからな

勇者には息子さんが居たという話や
タマちゃんが勇者の助けとなった事があるのも気になる
何をしたのだろう、タマちゃん…

水の神殿があるという話だがいつから在る神殿なのか
入り口も無いらしいし、街の人も知らないのか

と、戻る際に
タマちゃんのぬいぐるみは土産に買っていく



 吹く風は優しく、満ちる水は澄んでいて。
 街の景観を飾るのは、美しく咲く春の花。
「水と花の街……素敵な所だな」
 ――水と風に、花。
 泉宮・瑠碧(月白・f04280)にとって馴染みが深く、そして好むものがぎゅっと集まったようなこの街。
「水が豊かで花も綺麗に元気良く……何だか落ち着く感じがする」
 街をゴンドラで巡りながら、瑠碧は自然とその顔に笑みを宿して。
 一旦船から降り立ったその場所は――広い湖。
 タマイルカザラシことタマちゃんの、ロデオチャレンジの会場となっている場所であった。
 だが瑠碧の目的は、タマちゃんと楽しむロデオではなく。
 ――お疲れ様、楽しませてくれてありがとう。
 動物を話すのスキルを駆使し、陸地に上がってひなたぼっこをしているタマちゃんにそう告げれば。
 きゅーっと鳴いて、短い胸びれを嬉しそうにパタパタさせるタマちゃん。
 そしてそっと、そのまんまるボディーに触れてみれば……ふにっと沈んで、もっちりとした、不思議な感触。
 そんなタマちゃんをなでなでしてあげて、ありがとうと礼をいってから。
「……少し、聞いていいだろうか」
 瑠碧はタマちゃんロデオの近くにいる街の人たちから、情報収集を。
 勇者には息子さんが居たという話や、水の神殿はいつから在るのか、その入り口は街の人も知らないのか――。
 そして何より。
(「何をしたのだろう、タマちゃん……」)
 タマちゃんが勇者の助けとなった事があるのも気になる瑠碧。
 話を聞いた人の大半は、同じような反応で。
 勇者の息子の話や水の神殿がいつからあるかは、あまりよく知らないらしいが。
「タマちゃんは、勇者様を乗せて一緒に冒険したことがあるらしいよ」
「水の神殿の入り口は……えっと、わ、わからないな」
 瑠碧は深く突っ込みはしなかったけれど。
 街の人たちのそんな似通った反応に、ふと違和感を覚えつつも。
 タマちゃんのぬいぐるみを忘れずに土産に買いたいと。
 楽しそうに音楽に合わせ踊るタマチャンを遠目に観つつ、思うのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

終夜・凛是
お節介のジナ(f13458)に誘われて

タマイルカザラシ……タマちゃん……って、呼べばいい?
俺、初めて、このいきもの
まるっこい……
可愛い顔してる……(見つめ合う)……なでて、いい?
そう、ありがと(恐る恐る手を伸ばしてなでる)

タマちゃん、ロデオ……あんなにのりのりになる
お前もそうなる? たのしい?
そっか……音楽、たのしい
たのしいのは、いいな

勝負?
お節介が一人でロデオしてくれば?
俺はしない……背中に乗せてくれる?(タマちゃんとお話をしている)
……仕方ない。いいよ、勝負受けて、あげる
俺とこいつが負けるわけない

ぬいぐるみ?
ぬいぐるみ……(そわり)
俺は買わないけど、見るくらいならつきあって、あげる


ジナ・ラクスパー
タマちゃん、私も初めてなのです
かわいい…!
お話しする凜是様(f10319)と肩並べ
チビタマちゃんをもちもちなでなで
えっ、この子に乗せてもらえるんですか?本当に?
チャレンジと聞けば心弾んで
凜是様、競争しましょう!
一緒に跳ねるの、楽しそうなのです!

きゅるんとかわいい賢そうな目の相棒さんに
よろしくお願いしますねとおでこ合わせて
絶対負けないのです!…と負けずぎらいが顔出すけれど
言いながらもう笑ってしまう
友達とこんなふうに遊ぶことも競争することもなかったから
勝ち負けは二の次で、きっと楽しんでしまうのです

ひとしきり遊んだら
ぬいぐるみを探しにいきませんかと市場へお誘い
清史郎様にもお土産を買って帰りましょう!



 ――豊かな水がもたらしたもの。
 それは周囲に咲き誇る色とりどりの花であったり、景観美しい街並みであったり。
「タマイルカザラシ……タマちゃん……って、呼べばいい?」
 今、終夜・凛是(無二・f10319)の眼前にいる、まるっこくて大きな生き物――タマイルカザラシことタマちゃんも、そのひとつ。
 優しい風が頬をふわりと撫で、柔らかな春の陽光降る水面は煌めき揺れていて。
 宝石の如き輝き纏う湖をゆるーく泳ぐタマちゃんの群れ。
「俺、初めて、このいきもの」
「タマちゃん、私も初めてなのです。かわいい……!」
 タマちゃんはどこにでもいるものではなく、この地域一帯にのみ生息している生き物なのだという。
 凛是やジナ・ラクスパー(空色・f13458)がタマちゃんと初めましてなのは、当然である。
 それにしても、目の前のタマちゃん。
「まるっこい……可愛い顔してる……」
 じーっと暫しの間、見つめ合って。
 ……なでて、いい? そう訊ねた凜是の声に応えるかのように。
 水面からあがってひなたぼっこ中であったチビタマちゃんは、小さな胸びれを嬉し気にパタパタ。
「そう、ありがと」
 そっとゆらり尻尾を揺らしながらも、恐る恐る凜是が手を伸ばしてみれば。
 手に伝わるのは……ふにっと柔らかくて、もっちりした感触。
 ジナもそんな凜是と肩を並べて。
 ちょっとだけ、背伸びしながら。タマちゃんの頭をもちもちなでなでしてあげる。
 なでなでされたタマちゃんたちは、きゅーっと一鳴き。つぶらな瞳を細め、気持ち良さそう。
 そんなゆるゆる、ほわほわな気性も穏やかなタマちゃんであったが。
「タマちゃん、ロデオ……あんなにのりのりになる」
 突然聞こえ始めた音楽に、耳をぴこり。
 凜是がちらりと見遣るのは、音楽にノリノリになっている、また別のタマちゃん。
 凜是にふにふにされているタマちゃんも、かかりはじめた音楽に、ちょっぴりそわぁとまんまる身体を揺らして。
「お前もそうなる? たのしい? そっか……音楽、たのしい」
 ――たのしいのは、いいな。
 そうふっとオレンジ色の瞳を細める凜是のすぐ横で。
「えっ、この子に乗せてもらえるんですか? 本当に?」
 大きく見開いた金の瞳に、キラキラと嬉しさの花を咲かせながら。
 チャレンジと聞けば、わくわくとその心も弾んで。
「凜是様、競争しましょう!」
 そう、ジナは凜是に誘いをかけるも。
「勝負? お節介が一人でロデオしてくれば?」
 俺はしない……背中に乗せてくれる?
 ふいっと一度はジナから視線を外し、引き続きタマちゃんとのお話を楽しまんとしていた凜是だけれど。
「一緒に跳ねるの、楽しそうなのです! あと、お節介じゃなくて、ジナです!」
 にこにことおねだりするような、無邪気な眼差しを向けられれば。
「……仕方ない。いいよ、勝負受けて、あげる」
 ――俺とこいつが負けるわけない。
 ぴこぴこと耳と尻尾を揺らし、何気に負ける気のない凜是と同じように。
 よろしくお願いしますね、と――きゅるんとかわいい賢そうな目の相棒さんに、ジナはぽふっとおでこを合わせて。
「絶対負けないのです!」
 やはり、むくりと顔をみせる、負けず嫌い。
 けれどジナは、言いながらもう笑ってしまう――友達とこんなふうに遊ぶことも、競争することも、なかったから。
 そしてそれぞれの相棒に乗って……いざ、ロデオチャレンジ!
 先程までのゆるかったタマちゃんはどこへやら。
 音楽に合わせ、水上で、縦に横にと激しいダンス!
 煌めく水飛沫を浴びながらも、暫くはしっかりと掴まっていた二人だけれど。
「……!?」
「きゃっ!」
 最高潮に盛り上がりをみせたタマちゃんずが同時に、急にぽよんっと飛んだ瞬間。
 二人同時に、大きく揺れる水面目掛け、ばしゃん!
 ぷはっと浮き上がり顔を出せば――お互いばちりと目が合って。
 引き分けのこの勝負に、思わず笑みを零す。
 そして、それぞれのタマちゃんと別れを惜しみながらも。
 二人が乗ったゴンドラは――水上市場行き。
「凜是様、ぬいぐるみを探しにいきませんか」
 そんなジナの言葉に、ぬいぐるみ……と、何気にそわりとしながらも。
「ぬいぐるみ? 俺は買わないけど、見るくらいならつきあって、あげる」
 そう返した凜是は、隣で笑顔を咲かせ喜ぶジナを、ちらりと見ながら。
 満更でもなさそうに、ふるり尻尾を揺らしたのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

五條・桜花
雪月(f03400)と同行
関係性のイメージは祖父と孫

水上カフェですよカフェ
甘いものですよ甘いもの♪
もう訓練とかとりあえずいいのですよおいておいて
ん?待ってください、つまり訓練ということはカロリーも消費できるのでは?!
わかってますよーちょっとした願望を言っただけですってば

まずはどれから行きましょうか
雪月の珈琲に合わせるなら、チーズがおすすめですね
じゃあ、私はこの季節の花をイメージしたお茶に、苺のケーキで

いい香り、それに季節が近いこともあって香りの組み合わせも最高ですね
幸せですよね
ふふ、幸せですよ甘いもの
大切な人たちと甘いものに囲まれて過ごす日常
幸せに決まってるじゃないですか


叶・雪月
桜花(f03321)と同行
関係性のイメージは祖父と孫

保護者として水上カフェにお付き合いしますよ
しっかしなかなかに揺れながら優雅にお茶をするのはいい訓練だな
体幹が鍛えられる
あくまでも鍛えられるからであってカロリー消費まで影響あるわけなかろうが……

とりあえず俺は珈琲でも貰うかな
どうせ甘いもの続くんなら飲み物だけは苦いのをお願いしたい

お前は甘味があれば幸せだからな
ほら食っとけ好きなだけ
どうせまた全種類とかやるんだろう

幸せっていうのはささやかなものでも感じられるっていうのが一番だ
そうすりゃ毎日何かしらの幸せを感じられるもんな

ではお裾分けいただきますか
……確かにこのチーズと珈琲の相性はいいな



 豊かな水の恵みに育まれ、咲き誇る花々。
 そんな春の彩りに飾られた、美しい街の景観の中。
「水上カフェですよカフェ。甘いものですよ甘いもの♪」
 五條・桜花(六花の元に咲く桜・f03321)が心躍らせるのは、船の上でいただくスイーツ!
 そして、同乗する叶・雪月(六花舞う夜に煌めく月の刃・f03400)が寄せる興味はというと。
「しっかしなかなかに揺れながら優雅にお茶をするのはいい訓練だな。体幹が鍛えられる」
 ゆったりとだがゆうらり揺れる船の上で鍛える、体幹運動!?
「もう訓練とかとりあえずいいのですよ、おいておいて」
 桜花はそうひとつ溜息をつくけれど。
 すぐに何かに気付いたように、はっと顔を上げる。
「ん? 待ってください、つまり訓練ということはカロリーも消費できるのでは!?」
 そしたら、心置きなくいくらでも甘い物を楽しめる!?
 ……けれども。
「あくまでも鍛えられるからであってカロリー消費まで影響あるわけなかろうが……」
「わかってますよーちょっとした願望を言っただけですってば」
 あっさりと願望を退けられ、現実に引き戻されるけれども。
 それはそれ、これはこれ!
「お前は甘味があれば幸せだからな。ほら食っとけ好きなだけ」
 ――どうせまた全種類とかやるんだろう。
 そう、ずらりと所狭し甘味が並ぶだろうのも時間の問題だと。
 雪月はとりあえず、珈琲をオーダー。
 どうせ甘いもの続くんなら飲み物だけは苦いのをお願いしたいと、そう先を見越して。
「まずはどれから行きましょうか」
 いざ、メニューを開く桜花。
 そして赤の瞳に映るスイーツの数々に、悩むけれど。
「じゃあ、私はこの季節の花をイメージしたお茶に、苺のケーキで」
 春を思わせる優しく甘い香りがふんわりとする、季節のフレーバーティーに。
 瑞々しくて甘酸っぱい、真っ赤なイチゴのケーキを。
「いい香り、それに季節が近いこともあって香りの組み合わせも最高ですね」
 桜花はそんな眼前のスイーツに、幸せそうに笑みながらも。
 珈琲に合わせるならチーズがおすすめだと、雪月に紡いで。
 ふっと一息ついて、改めてしみじみ口にする。
「幸せですよね。ふふ、幸せですよ甘いもの」
「幸せっていうのはささやかなものでも感じられるっていうのが一番だ。そうすりゃ毎日何かしらの幸せを感じられるもんな」
 楽しそうな桜花の様子を見守るように、雪月もこくりと頷いて。
 ではお裾分けいただきますか、とチーズをぱくり、口に運べば。
「……確かにこのチーズと珈琲の相性はいいな」
 そして桜花は、紅茶をもう一度口に運んだ後。
 花のように笑みを咲かせ、続けるのだった。
 大切な人たちと甘いものに囲まれて過ごす日常、幸せに決まってるじゃないですか――って。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

神埜・常盤
コノ君(f03130)と水上カフェへ
君の生誕祝いだ、今日は御馳走しよう!
好きな物をどんどん頼んでくれ給え

……然しこうも皿を盛られるとは驚きだ
ふふ、勿論構わないとも!
今までの分を取り戻して仕舞おう、僕も付き合うさ
取り敢えずは乾杯なんてしてみるかね

僕は……酒が有ればソレを、無ければお茶を貰おうか
どちらにせよ花のフレェバァだと嬉しいところ
あとはフルーツサンドとか食べたいなァ

舟から眺める景色は彩溢れて華やかだよねェ
水面に揺れる紅い花なんて、美味しそうで目に毒じゃないか
――ふふ、君の方はそうでもないらしい

代わりに供されたケェキと、フォークの上で咲く紅に食欲をそそられて
遠慮なくお零れを「いただきます」


コノハ・ライゼ
ジンノ(f04783)と水上カフェ

祝いと言われればどこかくすぐったげにするも
ソレじゃお覚悟を、とにんまり笑い船へ

ココからココまでの軽食デショ
それからケーキも一種類ずつ食べたいなあ!
あ、花のフレーバー!イイねぇオレも!
こう見えて凄ぇ大食いだし
それに誕生祝いだもの、ちょっとくらい欲張ったって、ね?

はー、船上で乾杯とかめっちゃ豪華な気分
食べ物はしっかり腹に収めつつ
ジンノが語る花を目で追って、どれもオイシソウとご機嫌に
言われなければキレイの一言で終わってた花も
祝いと言われれば祝福をくれてるよう
だから食べませんとも

ふふ、代わりに真っ赤な苺のケーキをどうぞ?
花の様に芳しい苺乗せたフォークをゆらり揺らして



 爽やかな春風が吹く、気持ちの良い陽光が降る下で。
 煌めく水面に浮かぶゴンドラに乗り込みながら、確かに神埜・常盤(宵色ガイヤルド・f04783)はこう言った。
「君の生誕祝いだ、今日は御馳走しよう! 好きな物をどんどん頼んでくれ給え」
 そして、祝いと言われればどこかくすぐったげだけれど。
 ――ソレじゃお覚悟を、と。
 にんまり笑んだコノハ・ライゼ(空々・f03130)は。
「ココからココまでの軽食デショ、それからケーキも一種類ずつ食べたいなあ!」
 こう見えて実は凄く大食い!
 それに誕生祝いだもの、ちょっとくらい欲張ったって、ね? と。
 お言葉に甘えて、とりあえず食べたいものを片っ端から全部注文していけば。
「……然しこうも皿を盛られるとは驚きだ」
 まるでスイーツや軽食の中に自分たちが埋まってしまっているかのような……そんな、食べ物だらけのゴンドラに。
 でも、男に二言はありません!
「ふふ、勿論構わないとも!」
 常盤は、春風に揺れる琥珀色の髪をそっと一度かきあげてから。
 今までの分を取り戻して仕舞おう、僕も付き合うさ――と。
「僕は……この、花のフレェバァの地酒を貰おうか。あとはフルーツサンドとか食べたいなァ」
「あ、花のフレーバー! イイねぇオレも!」
 眼前に咲く春の花のように仄かに甘く、爽やかでフルーティーな酒が注がれたグラスを春空へと掲げれば。
 コノハの生誕祝いと、この春のひとときに――乾杯!
「はー、船上で乾杯とかめっちゃ豪華な気分」
 あれだけあった軽食やケーキも、いつの間にか、ぺろり。
 コノハは軽食もケーキも、注文したもの全てどれも美味しくいただいて、おなかに確り収めつつ。
「舟から眺める景色は彩溢れて華やかだよねェ。水面に揺れる紅い花なんて、美味しそうで目に毒じゃないか」
 そうふいに聞こえた常盤の声に導かれ、視線を誘われて。
 どれもオイシソウ、と一瞬、ぱっと花のように咲いてご機嫌になるけれども。
 でも……言われなければキレイの一言で終わっていた花も、祝いと言われれば祝福をくれているようで。
 ――だから食べませんとも。
 そうふるり小さく首を振って。
 薄氷纏いしその瞳を常盤へと戻したコノハが、ふと差し出したそのいろは。
「ふふ、代わりに真っ赤な苺のケーキをどうぞ?」
 ゆらり揺れるフォークの先――春に咲く花のように芳しく、甘い赤。
 そんな瑞々しい赤の誘惑にそそられて。
 常盤は遠慮なくお零れを――「いただきます」と。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

シェーラリト・ローズ
「綺麗な街だねぇ」
わたしの世界とは大違いだなぁ
ま、いいか、世界それぞれ

水上カフェに行くよー
んー、店員さんにお勧め聞いてみよ
食べ物も飲み物も何かあるか聞いてみる
ふわふわのシフォンケーキとかあるかなー
「わたし観光でここに来たんだけど、この街でスゴイお勧めのものって何ー?」
店員さんに雑談向ける
観光客なら変じゃないだろうしね
「水が豊かじゃない所から来たんだけど、すごい水路だねー
雨の時とかはタイヘンそーだけど」
実際すごいよねぇ
ここ、最初からこういう街だったのかなー
「虹とか出たら水面にも映って二重に見えてハッピーになれそー」
お花も可愛いし綺麗な景色の街だねぇ
うん、歌小さく歌っちゃお

あ、聞いたことは覚えとこ



 空から降る春の陽光が豊富な水をキラキラと煌めかせて。
 吹き抜ける風にそっと揺れ花弁舞わせる、季節の花々。
「綺麗な街だねぇ」
 ダークセイヴァー出身のシェーラリト・ローズ(ほんわりマイペースガール・f05381)は、わたしの世界とは大違いだなぁと呟くも。
 ま、いいか、世界それぞれ、とお目当てのもの目指し歩みを進めて。
 ゴンドラに乗り込み、そして楽しむのは――水上カフェ。
「食べ物と飲み物、お勧めってどれかなー?」
 ふわふわのシフォンケーキとかあるかなーと、そう首を傾けるシェーラリトに店員は頷いて。
 ご所望のふわふわのシフォンケーキと、咲き誇る春の花をイメージしたフレーバーティーを並べた。
 そしてふわりと花のように甘く香る紅茶を口に運びながら、シェーラリトはこうも訪ねてみる。
「わたし観光でここに来たんだけど、この街でスゴイお勧めのものって何ー?」
「それでしたら、やはりタマちゃんのロデオですか。あとその近くにある水の神殿も、中には入れませんが外から観てみるだけでも」
「水が豊かじゃない所から来たんだけど、すごい水路だねー。雨の時とかはタイヘンそーだけど」
 実際すごいよねぇ。ここ、最初からこういう街だったのかなーと。
 街に張り巡らされた水路の街並みを、シェーラリトがぐるり見回せば。
「雨の時はやはり少し移動大変ですけれど、もう慣れましたね」
 最初は点在する数十の島々であったが。水路で繋ぎ街とし、貿易や採掘できる水晶、そして観光業で現在のような大きな街になったのだという。
 そんな話を、頷きながら聞きつつも。
「虹とか出たら水面にも映って二重に見えてハッピーになれそー」
 お花も可愛いし綺麗な景色の街だねぇ、と。
 そう改めて金色の瞳を細めたシェーラリトに、店員は頷く。
「ああ、虹が出ると最高に綺麗ですね。あ、虹といえば、水の神殿の中には虹色の剣があると言われていますが……本当でしょうかね」
 そんな店員に、ありがとーとシェーラリトは礼を告げてから。
 聞いたことを頭の中で整理しつつ、進むゴンドラからの景観を眺めつつ、ケーキや紅茶も確り楽しんで。
 小さく口遊んでみた歌が――頬を撫でる優しい風に乗って、春空へと舞い上がる。

大成功 🔵​🔵​🔵​

スナッチ・ベット
【WIZ】
やってまいりました水都ユトゥルナ
レポートはパウルくん(f04694)と僕でお届けします

新しいツアー先の下見なんだから、あまりはしゃぎすぎないようにね
水を得た魚ならぬタコにセンパイらしいことを言いつつ
ロデオ会場でタマイルカザラシに一目惚れ
やだなここのコきゃわたん…!
ナデナデしたい!ギューってしたい!
第一印象から決めてましたよろしくお願いします
ギャー!すごい跳ねる!たすけてタコくん!
こんな時、なんでも器用に乗りこなすあの触手が羨ましい
水にぼっちゃーんしても笑って
(※表情筋が死滅しているので顔に出ない)

跳ねる水飛沫に彩られて
すべてがキラキラして見える(一番はタマちゃん)
いい街だね、此処は


パウル・ブラフマン
【WIZ】
仲良しの先輩、スナさん(f03519)とご一緒するよ♪

今日は素敵なツアー先を探しに
ここユトゥルナへやって来たんだ。
ちょうどイベントやってるみたい、賑やかでイイね!

陽気な音楽に誘われて辿り着いたのはロデオ会場。
うっわやべー!タマちゃん超可愛いんだけど!!
スナさんも一緒に乗せて貰いましょうよ♪
子供タマちゃんに、ヨロシクオナシャス!とぺこり。
【パフォーマンス】スキル全開で
ノリノリタマちゃんと息を合わせてロデオっちゃうよ!
Bring the beat!ってご無事ですかスナさぁぁん!?

…タマちゃんと別れるの名残惜しいなぁ。
そうだ!
ぬいぐるみ、エイツアの皆へのお土産にしちゃおう♪

※アドリブ歓迎!



 豊かな水の恵みと季節の花々、行き交うゴンドラ。
 そんな見どころ満載な水と花の街・ユトゥルナは、猟兵向け旅行会社・エイリアンツアーズのパッケージツアーに加えたいところ。
 ということで新しいツアーの下見にと、素敵なツアー先を探しに来た、スナッチ・ベット(Vulpes et uva・f03519)とパウル・ブラフマン(Devilfish・f04694)。
「ちょうどイベントやってるみたい、賑やかでイイね!」
「新しいツアー先の下見なんだから、あまりはしゃぎすぎないようにね」
 そのウキウキした様子はまさに、水を得た魚ならぬタコ??
 スナッチは狐だけにコンコン、ツアコンの先輩らしいことを、そう後輩のパウルへと言いつつも。
 陽気な音楽に誘われ、足を運んだロデオ会場で。
「やだなここのコきゃわたん……! ナデナデしたい!ギューってしたい!」
 タマイルカザラシことタマちゃんに、胸キュンの一目惚れ!?
「うっわやべー! タマちゃん超可愛いんだけど!!」
 まんまるボディーにつぶらな瞳の可愛い存在に、パウルもそう声を上げて。
「スナさんも一緒に乗せて貰いましょうよ♪」
 ロデオチャレンジに参加です!
「第一印象から決めてましたよろしくお願いします」
「ヨロシクオナシャス!」
 ふたりが選んだタマちゃんは、ミニタマちゃん!
 キューとゆるーく鳴いたタマちゃんにぺこり、挨拶をしてから。
 いざ、そのつるつるもちもちした身体の上へと騎乗し、音楽がかかりはじめれば。
「ノリノリタマちゃんと息を合わせてロデオっちゃうよ!」
 ――Bring the beat!!
 パウルは、パフォーマンススキル全開!
 その宣言通り、タマちゃんと一緒にノリノリに!
 そして器用に触手も駆使し、タマちゃんを乗りこなすそんなパウルの隣で。
「ギャー! すごい跳ねる! たすけてタコくん!」
「ってご無事ですかスナさぁぁん!? あっ」
 水面へと、ぼっちゃーん。
 見事に投げ出されたスナッチであったが。
 跳ねる水飛沫に彩られて、すべてがキラキラして見える――なんて。
 その中でも、きゅっきゅーっとノリノリなタマちゃんが一番だと改めて思いつつも。
 顔にこそ全くでないけれど、スナッチは水浸しになっても笑ってしまって。
 ――いい街だね、此処は。
 新しいツアー先の下見を全力で満喫しながら、そう瞳を細める。
 そして楽しかったロデオチャレンジが終われば……タマちゃんと別れるのは、名残惜しいけれども。
「そうだ! ぬいぐるみ、エイツアの皆へのお土産にしちゃおう♪」
 ツアーの視察も勿論兼ねて。
 今度は二人でお土産を探しに、水上市場へ。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

アース・ゼノビア
【紅零点】ロデオに挑戦

水辺の街の賑わいとゴンドラからの唄声に
気分よく目を細めつつ――先に懺悔を。

誘われついでについ興に乗って、
「ひとつカフェでも賭けるか」とか言っちゃった。

揃いも揃ってでかい野郎ばかりで挑む事態になってしまった。
ゴメンね、大タマチャン。

でもあのぷりちーつるもちのイイ跳ねっぷり
騎乗どころかしがみつくのが精々じゃないか…?
服からせめて尖ったものは外しておこう。

勢い勇んでる爺さまと不穏な手からは
にこやか~に距離をとっておきつつね。
音楽も揺れも楽しむ気持ちで俺もご一緒するよ。
ついでに発破もかけとくか。

ひとかどの勇者たち――カッコイイとこ見せろよ!

…格好良すぎた人達の骨は拾ってあげよう。


重松・八雲
【紅零点】ロデオへ!

つるもち生物!
これは是非とも直接拝み愛でるしかあるまいて!
ゆくぞ野郎共~!(精神年齢最年少)
勝負も無論望むところ!

――あっ可愛い(一目惚れ)(よわい)
後で土産も是非見に行かねば!
そしてその前にまずはばっちり勝利も景品も掴まねばな!
(ガタイの良い野郎祭な為、大タマちゃんへ!
目を輝かせて挨拶し、いざ!)

野生の勘でタマちゃんの気分やノリを察しつつ、後は気合でつるもち肌を堪能――いや掴まり続けるのみ!
…念の為言うが押すでないぞ
ぜったい押すでないぞ
儂のかっこいい勇姿を刮目せ――あっ!?

(勝敗一任!どうなっても笑い飛ばそう!)
実に良いノリと手触りであった!(タマちゃんにつられ超御機嫌)


呉羽・伊織
【紅零点】
花咲き誇る中、オレらときたら…!

でもアースはナンパ(?)乗ってくれてアリガト!
(賭けも乗る乗る、乗り返すと笑い)
まァこのノリが許されるのはこの面子だからか!

しっかし聞きしに勝るつるもちゆるかわ系だなっ
(あ~コレ好きそーだな、オレもせめて後で土産届けよう
等としょんぼり姿思い出しつつ大タマチャン見つめ)
野郎ばっかでゴメンなタマチャン

(軽率に乗ったものの地味に懐も寂しい男
予め密かに他者やタマチャン観察しコツの情報収集したり
動物使いの勘や第六感総動員で悪足掻…粘りつつちゃっかりつるもち楽しみ)
あっゴメンネ爺サン手が滑った☆

アースも仲良くイイ男度上げよーぜー!(?)

泣くも笑うもイイ思い出に!


千家・菊里
【紅零点】ロデオ
水と花の彩りが風情豊かで、心まで潤うようですよね

それにしても――(伊織に一瞬色んな意味で白い目向けつつ)これまた面白い顔触れに
ふふ、面白序でに勝負も受けて立ちますとも

(可愛くも立派な姿見上げ)――成る程、でっかわいいとはこの事
これは戯れ甲斐がありそうです

(美味しい食事の気配とあらば手は抜かぬ派
第六感働かせ掴まり易い部分や次動作読みつつ――此処にもちゃっかり間合い取る狐が一匹)
何だかんだで皆もノリノリですよね
ははは、伊織も足を掬――滑らせないようせいぜい注意する事です

(道連れでも一人勝ちでも一人負けでも、最後に笑うは全員で)

(此処への転送のお礼に、きっと良い報告――良い手土産を)



 爽やかに吹く風が煌めく水面を揺らし、美しい街の景観を季節の花々がより鮮やかに飾っている。
 そんな、豊かな潤いに恵まれた水の都で。
 ――花咲き誇る中、オレらときたら……!
 ……どうしてこうなった。
 呉羽・伊織(翳・f03578)は同行者たちをぐるり見回して、ついそう思わずにいられないけれども。
「まァこのノリが許されるのはこの面子だからか!」
 そう、開き直る。
「水と花の彩りが風情豊かで、心まで潤うようですよね」
 千家・菊里(隠逸花・f02716)も柔らかく頬を撫でる風にそっと黒髪を靡かせ、瞳を細めるも。
「それにしても――これまた面白い顔触れに」
 一瞬、伊織に色んな意味で白い目向けつつ、そう紡ぐけれど。
 ――ふふ、面白序でに勝負も受けて立ちますとも。
 美味しい食事の気配を察知し、やる気に微笑みを浮かべた。
 そう……事の発端は。
 水辺の街の賑わいとゴンドラからの唄声に気分よく目を細めている、アース・ゼノビア(蒼翼の楯・f14634)のこの一言。
「ひとつカフェでも賭けるか」
 誘われついでについ興に乗って、言っちゃった……!
 そして賭けとなれば、乗る乗る乗り返す。それがこの面子。
 ということで、揃いも揃ってでかい野郎ばかりで挑む事態になってしまいました。
 ――タマちゃんロデオチャレンジに!
 ゴメンね、大タマチャン……そう、大きな野郎ばかりに乗られてしまうタマチャンを、アースが気の毒に思う一方で。
「つるもち生物! これは是非とも直接拝み愛でるしかあるまいて!」
 勿論、重松・八雲(児爺・f14006)がハッスルしないわけがない。
 ――勝負も無論望むところ!
 ゆくぞ野郎共~! と勇むその姿は、むしろ精神年齢最年少。
 そしていざ、ロデオ会場に足を運んでみれば。
 ――あっ可愛い。
 即効でタマちゃんに一目惚れ、一瞬で落ちてしまった、可愛いに滅法弱い八雲の安定さ加減。
 そんなキュンときている爺サンを見ないフリしつつ。
「しっかし聞きしに勝るつるもちゆるかわ系だなっ」
 あ~コレ好きそーだな、と。此処には来れずしょんぼりしていた友には、せめて土産でもと思う伊織と同じく。
「――成る程、でっかわいいとはこの事。これは戯れ甲斐がありそうです」
 タマちゃんの可愛くも立派なその姿見上げながら、菊里も、きっと良い報告――良い手土産を、と。
 そんなガタイの良い野郎たちが乗るタマちゃんは、勿論、大タマちゃん!
「野郎ばっかでゴメンなタマチャン」
「この度はよろしく頼み申すぞ、大タマちゃん!」
 心底気の毒そうに言った伊織の隣で。
 後で土産も是非見に行かねば! そしてその前にまずはばっちり勝利も景品も掴まねばな! と、目を耀かせつつ、大タマちゃんに挨拶する八雲。
「でもあのぷりちーつるもちのイイ跳ねっぷり、騎乗どころかしがみつくのが精々じゃないか……?」
 服からせめて尖ったものは外しておこう、とアースはタマちゃんに配慮しながらも。
 先に挑戦している者たちの様子を見つつ、眼前のゆるーいタマちゃんに、皆と一緒にいざ騎乗!
 勢い勇んでる爺さまと不穏な手からは、にこやか~に距離をとっておきながらも。
「ひとかどの勇者たち――カッコイイとこ見せろよ!」
 音楽も揺れも楽しむ気持ちで、ついでに発破もかけておくアース。
 そんなアースの声に、仲良くイイ男度上げよーぜー! と謎に声を上げながらも。
 軽率に賭けに乗ったものの、地味に懐も寂しい伊織にとって、これは負けられない勝負。
 予め密かに他者やタマチャンを観察してコツの情報収集していたり、動物使いの勘や第六感総動員で悪足掻……粘りつつ。
 つるつるもちもちの感触を楽しむのも、忘れません!
 ……そして。
 持ち前の野生の勘で、タマちゃんの気分やノリを察しつつも。
 後は気合でつるもち肌を堪能――いや掴まり続けるのみ!
 がしっとタマちゃんの感触を全身で堪能せんとしがみついている八雲は。
「……念の為言うが押すでないぞ。ぜったい押すでないぞ」
 そう、前振りもバッチリ。
「儂のかっこいい勇姿を刮目せ――あっ!?」
「あっゴメンネ爺サン手が滑った☆」
 大きな水飛沫とともに、見事立てたフラグを回収する八雲。
 第六感働かせ掴まり易い部分や次動作読みつつ――そんな輩たちから、アース同様、ちゃっかり間合い取る狐が一匹。
「何だかんだで皆もノリノリですよね」
 菊里はそう、にっこりと胡散臭く笑んで。
「ははは、伊織も足を掬――滑らせないようせいぜい注意する事です」
「……格好良すぎた人達の骨は拾ってあげよう」
 アースがそう呟いた――その時だった。
「……わっ!?」
「!!」
「……!?」
 最高潮にノリノリになった大タマちゃんが、大ジャンプ!!
 ――死なば諸共!
 お互いがお互いを掴み……仲良く3人で、豪快にどぼん!
 全身びしょぬれになりながらも――水面から顔を出せば、皆で笑い合って。
 これもまた、良い思い出に!
 タマちゃんも楽しそうに、きゅーっと鳴く中。
「実に良いノリと手触りであった!」
 タマちゃんにつられ超御機嫌に言い放った八雲。
 そういう彼が、一番真っ先に脱落しています。

 そして――大タマちゃんに礼を言い、さて次はカフェや土産屋を巡らんと、そう歩き出さんとした4人に。
「あの……ちょっと、話を聞いていただいても良いでしょうか?」
 ロデオチャレンジ参加賞のタマちゃんストラップを手渡しながらも、そう声を掛けてきたのは――このロデオチャレンジの責任者という男。
 何事かと足を止めた猟兵達に、男は、こう続けたのだった。
「折り入って、お願いしたいことがあるのですが……人気がなくなった夜にまた、此処にいらしていただけないでしょうか」
 もし他にお仲間さんがいらっしゃるならば、できれば皆様で――と。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第2章 冒険 『水晶の洞窟』

POW   :    水晶を砕く、持ち上げて動かす等、力で開拓

SPD   :    ジャンプして乗り越える、取っ手にしてよじ登る等、身体能力を生かす

WIZ   :    水晶の並び方や洞窟内の環境等から進めそうな場所を探し当てる

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

※お知らせ※
 第2章プレイング送信の受付は、【5/7(火)朝8:31】より開始いたします。
 それ以前に送信された分は流れてしまう可能性が高いのでご注意ください。
 送信締切等のお知らせは、MS個別ページ等でご確認ください


●タマちゃんライド!
 それぞれ、水と花の街を存分に堪能した猟兵たち。
 そして、夜も更けた頃――皆が集まったのは、タマちゃんロデオチャレンジの会場の湖であった。
 昼間、タマちゃんロデオチャレンジに挑戦した猟兵たち全員に、参加賞のタマちゃんストラップを配りつつ。
 イベントスタッフは、こう声を掛けてきたのだった。
『お願いしたいことがあるので、できればお仲間さんも集めて、夜にまた此処へきてくれませんか』と。
 そしてロデオチャレンジをした猟兵たちから、他の猟兵にもそのことが伝わり。
 昼間とはうってかわり、静寂に包まれた湖へと集合することとなったのだった。

「来ていただいて有難うござます」
 イベントスタッフは、集まった皆にそう頭を下げてから。
 皆に集まって貰った経緯と、そしてお願いを告げるのだった。
「皆さんは、この湖の先にある『水の神殿』のことは、ご存知でしょうか」
 その言葉にそれぞれ反応を示す猟兵達。
 知っているも何も……その神殿は、虹の加護を受けた勇者の剣が眠っていると言われている場所。
「この『水の神殿』は、入り口がないと言われていますが……実は神殿の入り口は――ここ、なのです」
「……え?」
 スタッフが指す場所に、猟兵達はきょとんとする。
 彼が指したのは――湖の奥にある、滝であったから。
「実は『水の神殿』の入り口は、この滝の裏の洞穴にあって。この洞穴は、水晶の採れる洞窟なのです」
 ユトゥルナが豊かであるその理由のひとつである、水晶の採掘。
 この滝の奥に続く洞窟が、水晶の採掘場所で……同時に『水の神殿』へ続く道だというのだ。
 水晶をよからぬ輩から守るため、このことは他言しない街のルールだったとのこと。
 そしてイベントスタッフは、こう猟兵たちにお願いする。
「実は……数日前から、『水の神殿』から奇怪な鳴き声が聞こえてきていて。『水の神殿』と『水晶の洞窟』は繋がっているので……もし何かよからぬ存在が、水晶の洞窟までやってきてしまったら……採掘を生業としている者たちに危険が及ぶのではないかと」
 なので水晶の洞窟を超え神殿まで赴き、鳴き声の正体と対処にあたってほしいと。
 そういうことのようだ。

「そして『水の神殿』までの『水晶の洞窟』ですが……歩ける陸地はなく、全て水路となっているのです」
 この街の人の生活に、タマちゃんが欠かせないといわれている理由。
 そして、勇者の冒険にタマちゃんがかかわったことがあると言われている伝説。
 それは――。
「この『水晶の洞窟』には、タマちゃんに乗っていくのです。洞窟内の水路は岩などの障害物も多く、ゴンドラでは座礁してしまうので」
 水晶採掘の際、洞窟に入る時の人々の足は、タマちゃんであったのだ。
 そしてタマちゃんロデオチャレンジは、タマちゃんを乗りこなせそうな人を探す、うってつけの機会。
 そこで、チャレンジした猟兵達に、白羽の矢がたったというわけだ。
 それから猟兵たちは、イベントスタッフに訊ねてみる――伝説の、虹の加護のある剣について。
「街の者は、水晶の洞窟の入り口付近で作業をするので……すみません、剣についてはわかりません」
 剣に関しては、スタッフは残念ながら知らないようであるが。
 水の神殿への道がひらけたのは、確か。
 あとは猟兵たちの目と足で、確認することになる。
「洞窟で採れる水晶は、今回の御礼で持ち帰っていただいて構いません。洞窟の入り口に近いところは水晶の採掘がおこなわれ、通りやすくなっているかと思いますが、奥は手つかずのため、とがった水晶がむき出しになっていたり、小さな滝のように急になっていたり流れが速くなっていたりする場所があったりと、少々難所があるかもしれません」
 だが、タマちゃんに乗って、まずは『水晶の洞窟』を突破する――『水の神殿』に行くには、そうするしかないようだ。
 タマちゃんは、昼間のロデオチャレンジと同じように。
 3人ほどまで乗れるミニタマちゃんから、10人ほどまで乗れる大タマちゃんまで、様々な大きさのタマちゃんがいる。
 共に臨む人数や、フィーリングがあいそうだったりなど、お好みのタマちゃんを選べる。
 そして洞窟内は、水晶がむき出しになっていたり、流れが早かったり滝のようになっていたりと、危険な場所もあるというが。
 猟兵たちにならば、きっとそんな難所も超えられるはずだ。
『きゅー』
 勇ましく鳴く(?)タマちゃんと協力して。
 急ぎ、水晶の洞窟を超え、水の神殿へと向かって欲しい。
ザザ・クライスト
フィラメント(f09645)と参加

「タマちゃんって言ってもなァ……」

ロデオとかマジかよ?
フラウは……聞くまでもねェか、やる気しか感じねェぜ
クールなヤツを探す
自分の任務を理解してる面構えはどいつだ?

「フラウ・レイヴァスならこういうのは得意だろ? イヤ、そォでもねェかな……」

冷静に選び語りかける
難しい任務としてもオマエならできる筈だぜ
軽々とライドしてフラウに手を差し伸べる

「行くぜ、お姫様。伝説の剣が待ってるからよ」

ニヤリと笑えばタマイルカもニヒルに笑った気がした
『第六感』と『野生の勘』で進む
しかし、コレは役得というヤツか
イヤイヤ、集中だ
集中するほどフラウと密着感が……
フラウの機嫌がイイのが救いだな


フィラメント・レイヴァス
ザザ(f07677)と参加

君の人選なら間違いないと信頼しているよ
「操作」には慣れてても、生き物の操作は専門外だよ
舵はザザに任せるよ
進路はわたしに任せて
当たり前じゃない、全部任せっぱなしにはしないよ
調子よくウインク一つしてみせると
ザザの手を取ってタマちゃんにライド
クールなタマちゃんにも、強気な笑顔で挨拶

タマちゃんから振り落とされないように
しっかりとザザに捕まる
水しぶきや加速感にはしゃいぐも
周囲の地形を確認して、進む方向を的確に指示
障害物は得意の鋼糸やワイヤー操作で対応
スリルやアクシデントも冒険の内だと
彼の集中努力に気付きもせず…

さあ、難関は加速して乗り切るよ
タマちゃん、思い切りやっちゃってよね!



 人の声で賑やかだった活気溢れる昼間の街とは、また少し違って。
 柔らかに照る月光に煌めく水音が、優しく耳に響く夜。
 そして目の前には――湖でまったりゆるーく泳ぐ、タマイルカザラシの群れ。
「タマちゃんって言ってもなァ……」
 ――ロデオとかマジかよ?
 街の人から事情を聞き終えたザザは、思わずそう零すけれども。
 ふと、隣を見遣れば。
(「フラウは……聞くまでもねェか、やる気しか感じねェぜ」)
 赤の瞳に映る隣のフィラメントは、やる気満々の様子!?
 だが、元々この街を訪れた目的は、観光ではない。
 これも依頼だと、ザザは眼前のタマちゃんの群れと向き合って。
「自分の任務を理解してる面構えはどいつだ?」
 洞窟の冒険を共にする、クールな1匹を冷静に探してみれば。
 目についたのは、群れることなく悠然と月光浴をしている、どこか顔つきも凛々しげにみえるタマちゃん。
「君の人選なら間違いないと信頼しているよ」
 フィラメントも、ザザが選んだタマちゃんに異論なし!
「フラウ・レイヴァスならこういうのは得意だろ? イヤ、そォでもねェかな……」
 難しい任務としてもオマエならできる筈だぜ――と。
 そうタマちゃんをもちもち撫でつつも、軽々とザザはタマちゃんの上にライドして。
「当たり前じゃない、全部任せっぱなしにはしないよ」
 調子よくウインクを一つしてみせるフィラメントが、差し伸べられた彼の手を取った刹那。
 ふわり天へと長い髪が躍り、彼女も颯爽とタマちゃんの上へと。
「よろしくね」
 そして、そう強気な笑顔でタマちゃんへの挨拶も忘れない、すぐ隣のフィラメントを見遣りながら。
「行くぜ、お姫様。伝説の剣が待ってるからよ」
 ニヤリとザザが笑めば、同時にクールなタマチャンも、ニヒルに二ッと笑んだ……そんな気が。
 そしていざ、タマちゃんに乗って、水晶の洞窟へ!
 傀儡師として「操作」には慣れていても、生き物の操作は専門外だと。
 タマちゃんの舵はザザに任せ、フィラメントは進路を確りと見極めて。
「! わっ」
「ひゃあっ」
 ばしゃんと上がる水飛沫やぐんと加速するそのスピード感に、楽し気に声を上げつつも。
「次は右ね!」
 ひゅっと放った鋼糸で、鋭く飛び出た水晶を砕きながら、冒険のスリルやあっと驚くアクシデントを存分に愉しむフィラメント。
 ザザはその声に合わせ、第六感や野生の勘を駆使し、タマちゃんを巧みに動かしていきながらも。
(「しかし、コレは役得というヤツか」)
 イヤイヤ、集中だ……と。そう、小さく首を振るけれど。
 集中すればするほど――落ちないようにと、しっかりと自分に掴まっている、フラウとの密着感が……。
 ……フラウの機嫌がイイのが救いだな、と。
 キャスケットを押さえつつ、そうそっと、すぐ傍のフィラメントに瞳を細めるザザ。
 だがそんな、ザザの密かな集中や努力にも気が付かずに。
「さあ、難関は加速して乗り切るよ」
 ――タマちゃん、思い切りやっちゃってよね!
 そう言い放ったフィラメントに応えるかのように、勇ましい鳴き声が、きゅーっと聞こえた瞬間。
「……!」
「わっ!」
 眼前の大岩を避けるべく。
 水飛沫と共に、ふたりを乗せたタマちゃんが、煌めく水晶の空へと勢いよく跳び上がる。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

セフィリカ・ランブレイ
【颯夏(f00027)と行動】
虹の加護を受けた勇者の剣かあー
颯夏はそういうのロマン、感じる?
私?好きだけど、欲しいかは剣の装備枠は埋まってるし、手持ちの魔剣に拗ねられちゃうんだよね

それはそれとして大会で颯夏と一緒に乗ったタマちゃんに引き続いてご協力願うよ
ノリとイキのいい元気な奴だったからね。探検にも向いてるよ
ガジェットショータイムで、色々準備をしておこう!前に作ったあの子達が使えるはず
行く手を阻む岩もパンチ一発、岩砕きゴーレムことスゴイナックル君。
魔法の泡で私達を包んで身を守る、バリアゴーレムことアワマジシャンちゃん!

後は、臨機応変に颯夏と協力しながらタマちゃんの導きを信じよう!


青葉・颯夏
セフィリカさん(f00633)と同行
こういう剣は嫌いではないですね
あたしが扱えるかどうかは別として、いちどは手に取ってみたいかもしれません

タマちゃん、またよろしくね
さっき乗せてもらった仔を撫でてお願いする
障害物は第六感で察知
避けきれずに、タマちゃんにあたりそうなものや攻撃があったらかばう
タマちゃんの操縦? はセフィリカさんにお任せして
あたしは障害物の排除に専念します
進む先はタマちゃんを信じて



 街の人への聞き込みやロデオチャレンジに参加した結果得られた、水の神殿への道。
 そしてその神殿に、勇者が隠したのだといわれている伝説の剣。
「虹の加護を受けた勇者の剣かあー」
 ――颯夏はそういうのロマン、感じる?
 そんなセフィリカの問いに、颯夏は紫水晶の如き色の瞳を細めて。
「こういう剣は嫌いではないですね。あたしが扱えるかどうかは別として、いちどは手に取ってみたいかもしれません」
 そして、セフィリカさんは? と問い返せば。
「私? 好きだけど、欲しいかは剣の装備枠は埋まってるし、手持ちの魔剣に拗ねられちゃうんだよね」
 でも、とにかく……勇者伝説を追うこと、これが今回の任務だから。
 水の神殿へと向かうべく、タマちゃんの群れへとふたりは近づいて。
「ノリとイキのいい元気な奴だったからね。探検にも向いてるよ」
 探すタマちゃんは――昼間のロデオ大会で二人が乗った、元気いっぱいのタマちゃん。
「タマちゃん、またよろしくね」
 見つけたさっきのタマちゃんを撫でてつつ、颯夏がそうお願いすれば。
 キューッと鳴いて胸びれをパタパタ、さっきのタマちゃんも嬉しそう!
 そして再び二人でタマちゃんの上に乗りつつも。
「前に作ったあの子達が使えるはず」
 セフィリカは洞窟の冒険に備え、ガジェットショータイムで事前準備も忘れずに行なった後。
 いざ、タマちゃんに乗って、水晶の洞窟へ!
 入り口付近こそ、街の人の手が入っていて通りやすかったのだけれども。
「きゃっ」
「わっ!」
 奥に進むにつれて、ロデオチャレンジの時みたいにスリル満点!
 障害物をジャンプして、次々と避けていくタマちゃん。
 そんなタマちゃんを助けるのは――セフィリカの作ったガジェットたち。
 行く手を阻む岩もパンチで一発! 岩砕きゴーレムことスゴイナックル君と。
 魔法の泡で包んで守ってくれる、バリアゴーレムことアワマジシャンちゃん!
 むき出しになって立ち塞がる天然の水晶も、颯夏の放つラナンキュラスの花弁が砕き、煌めく道を作って。
 進む道を切り拓いていきながらも――後は、タマちゃんの導きを信じよう!
 そう、水晶と水飛沫煌めく中、二人とタマちゃんが目指すは洞窟の奥……水の神殿へ。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

シェーラリト・ローズ
【TKS】
呼称
タマキおにーちゃん、カイおにーちゃん

カイおにーちゃんと合流したよー
難破(?)してきた個性的で面白いタマキおにーちゃんも加えて3人でタマちゃんにゴー
わたしちっちゃいからタマキおにーちゃん、カイおにーちゃんに挟まれる形でしゅっぱーつ!

「タマキおにーちゃんみたいに濡れても平気な服のほうがよかったかなー」
「カイおにーちゃんだいじょうぶ、タマちゃんはできるタマちゃんだよ」

水路を良く見ながらタマちゃんに危なくないルートでいこー
疲れたら【慈悲深きコンソラトゥール】歌うよ
休む場所があればそっちで休んだ方がいいかもだけど

「水晶キレーだけど虹の剣守ってるみたいー」
まさかねー

※ボケ歓迎・褌に動じない


桜雨・カイ
アドリブ歓迎
【TKS】
リトさんも参加してたんですね、では一緒に行きましょう。
どのタマちゃんを選べば…あっ珠稀さん!
(らんでぶー?一緒に行こうって事ですよね?)はいっらんでぶーしましょう(にこにこ)

今までは川辺ぐらいしか行った事がないので、こんな風に水の流れに乗るのは初めてです
リトさんの後ろに乗り込み落ちないように支えます
「落ちないように気をつけてくださいね」
流れも急な所もあるらしいし、落ちないように気をつけないと

……初めてのタマちゃん乗りに次第におっかなびっくり
「リトさん…だ、大丈夫ですからね…っ」(時々小さく悲鳴)
珠稀さんとリトさんの歌声とタマちゃんの鳴き声に励まされながら進みます


明智・珠稀
【TKS】
お友達のカイさん、
はじめまして!のシェーラリトさんとの出会いを♡

ふふ。タマちゃんストラップいただきました、宝物にいたしますね☆
(紫ふんどしにくくりつけ)
さぁ、昼間お世話になったチビタマちゃんとご一緒に
水の神殿に向かいたいです、ふふ!

…おや!
カイさんもいらしてたんですね!
愛らしいお嬢様まで…!
ぜひ三人でチビタマちゃんランデブーいたしましょう♡

チビタマちゃんの先頭に座りご機嫌に。
シェーラリトさんに合わせ【サウンド・オブ・パワー】で歌いながら
チビタマちゃんや2人に力を
「カイさん、このチビタマちゃんは人懐こくて愛らしいですよ、ふふ!」
など声がけしつつ、楽しく前進★

※アドリブ&ネタ大歓迎♡



 タマちゃんの群れがゆるーく泳ぐ夜の湖を前に、偶然出会ったのは。
「あ、カイおにーちゃん」
「リトさんも参加してたんですね、では一緒に行きましょう」
 シェーラリトと桜雨・カイ(人形を操る人形・f05712)であった。
 そして、ふたり一緒に水晶の洞窟に向かわんと、湖のタマちゃんたちに目を向ければ。
「どのタマちゃんを選べば……あっ珠稀さん!」
「……おや! カイさんもいらしてたんですね! 愛らしいお嬢様まで……!」
 見つけたのは、ちょうど貰ったタマちゃんストラップを紫色の褌にくくりつけ終えたばかりの、珠稀の姿。
 そんな珠稀は、昼間ロデオチャレンジで世話になったチビタマちゃんのつるもちボディーを撫でながらも、二人にこう声を。
「ぜひ三人でチビタマちゃんランデブーいたしましょう♡」
 らんでぶーの意味は分からなかったけれど……多分きっと、一緒に行こうって事だろうと察したカイと。
 可愛いタマちゃんがぶらさがっている紫の褌姿の、個性的で面白いおにーさんにも全く動じないシェーラリトは。
「はいっ、らんでぶーしましょう」
「タマキおにーちゃんみたいに濡れても平気な服のほうがよかったかなー」
 勿論、快諾!
 というか、ツッコミ不在です……!
 そんな友達であるカイと、はじめましてなシェーラリトと共に。
 珠稀は、今度は3人で、昼間のチビタマちゃんに乗って。
 いざ、水晶の洞窟へゴー!!
 先頭にご機嫌で座る珠稀に続いて。
「落ちないように気をつけてくださいね」
 シェーラリトを挟むように、後ろから彼女を支えながらも。
 何気に川辺くらいしか水辺に行ったことがないカイは、こんな水の流れに乗る経験も初めてで。
 最初の入り口付近こそ、流れも障害物も緩やかだったけれども。
「リトさん……だ、大丈夫ですからね……っ、わっ」
 初めてのタマちゃん乗りに、次第におっかなびっくりになるカイ。
 思わず、何度も小さく悲鳴を上げてしまうけれど。
「カイおにーちゃんだいじょうぶ、タマちゃんはできるタマちゃんだよ」
「カイさん、このチビタマちゃんは人懐こくて愛らしいですよ、ふふ!」
 水路を確りと注意深く見ながらも、タマちゃんにとって安全なルートを選んでいきつつ。
 まるでジェットコースターのような、頑張ってジャンプして障害物を避けていくタマちゃんにしがみついて。
 シェーラリトの相手を想う優しい歌声――『慈悲深きコンソラトゥール』と、聞いて共感したもの全ての力となる珠稀の『サウンド・オブ・パワー』の旋律が重なり合い響けば。
 二人の歌声と、キューッと勇ましく鳴くチビタマちゃんの声に、カイも励まされつつ。
 水の神殿に続いているという洞窟の奥へ。
 そして……キラキラと様々な彩に輝く水晶をぐるりと見回して、ふと、シェーラリトは首を傾ける。
「水晶キレーだけど虹の剣守ってるみたいー」
 ……まさかねー、と呟きながらも。
「きゃっ」
 3人で、楽しくて刺激的なタマちゃんライドを!

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

鶴澤・白雪
滝の裏に神殿への入り口…ね
隠し場所としては確かにいい場所ね、ずっと水路が続いているなら侵入も難しいだろうし

それで…神殿に行くためにタマちゃんに乗れるのね
乗るよりハイタッチして遊びたいけど一緒に神殿に向かえるならあたしも頑張ろうと思えるわ
乗るならミニタマちゃんに乗りたいわね、その方が抱きしめられそうじゃない

タマちゃんに怪我してほしくないから運んでもらう分、しっかり仕事はしないとね
『2回攻撃、援護射撃、零距離射撃』あたりとUCを組み合わせてタマちゃんの障害になるものは壊していく予定よ
水路なら炎の礫を放っても火災にもならないだろうし

誰かと一緒に乗るだろうからあたしに出来ることがあれば協力するつもりよ


レイン・フォレスト
そう言う事か……
タマちゃんロデオチャレンジに挑んでおけば良かったなあ
ぶっつけ本番になってしまったよ

とりあえず相棒のタマちゃんを決めないと
見ていたら小さい一匹と目が合った
君、僕のこと乗せてくれるかい?よろしく頼むよ
タマちゃんの頭を撫でて出発

さて、じゃあ行ってみようか

急流ではタマちゃんから落ちないようにしっかり捕まって
水晶が飛び出ているなら素早く銃で砕く
砕けなかったら身をかがめるか
飛び上がって飛び出てるのを越えてから
前方のタマちゃんに再び乗るようにジャンプしてみよう

余裕がありそうな時は弾の装填を忘れずに
ん?ああ、「タマ」の事じゃなく弾丸だよ(ちょっと笑いかけて
もうちょっとだね、最後まで頼むよ、相棒


ヴィオレッタ・エーデルシュタイン
他の人の足を引っ張りたくないし
「ミニタマちゃん一択ね」

SPDを活かして身体能力で難所はクリアしていくわね。

変な声が聞こえるらしいから、耳を澄ましておくわ。
間違えても不意打ちとかされないようにしないとね。
万一、敵対的な存在が来たら相手を見定めつつ戦闘ね。

それにしても変な声ってどんなのかしら。
どうせなくなら「きゅー」とか「にゃーん」とかがいいのにね。



 勢いよく流れ落ちる滝の水飛沫が、柔らかな月光にキラキラと煌めいて。
 滝の落ちる湖を、ゆるーく泳ぐタマイルカザラシたち。
「滝の裏に神殿への入り口……ね」
 白雪はそう、レッドスピネルの彩を湛えた瞳を、遠目にみえる滝へと向けて。
(「隠し場所としては確かにいい場所ね、ずっと水路が続いているなら侵入も難しいだろうし」)
 判明した水の神殿の入り口に納得したように頷いた後。
「それで……神殿に行くためにタマちゃんに乗れるのね」
 まったり湖を泳いでいる、色々な大きさのタマちゃんたちに目を向ける。
 本音は、乗るよりも、もちもちハイタッチして遊びたいのだけれども。
 一緒に神殿に向かえるならあたしも頑張ろうと思えるわ、と。
 白雪も、洞窟の冒険を共にするタマちゃん選びを。
「乗るならミニタマちゃんに乗りたいわね、その方が抱きしめられそうじゃない」
 そう呟いた刹那――ばちりと、ぎゅっと抱きしめられそうなサイズの1匹のミニタマちゃんと、目が合って。
 ……相棒は、この子に決定!
「運んでもらう分、しっかり仕事はしないとね」
 タマちゃんに怪我してほしくないから――他の猟兵たちと協力し合いつつも。
 ――灼焔を纏ったあたしの化身よ、彗星の如く降り注ぎなさい。業火に慚愧し跪け。
 白雪は、そう炎を纏ったスピネルの礫を喚んで。
 タマちゃんにつかまりながらも、水晶煌めく洞窟の障害物を壊し、水の神殿へと続く、煌めく水の道を作っていく。

「そう言う事か……タマちゃんロデオチャレンジに挑んでおけば良かったなあ」
 ゆるりとしたまんまるボディーとつぶらな瞳を目にしながら。
 ぶっつけ本番になってしまったよ、と、そうレインは呟くも。
 ――とりあえず相棒のタマちゃんを決めないと。
 タマちゃんの群れが泳ぐ、湖の傍へ。
 そして、ゆるーく泳ぐタマちゃんたちを見ていたら……ふと、小さい一匹のタマちゃんと、目がばちりと合って。
「君、僕のこと乗せてくれるかい? よろしく頼むよ」
 そう頭を撫でるレインに、きゅきゅーっと鳴くタマちゃん。
「さて、じゃあ行ってみようか」
 そんなタマちゃんの上に乗って、いざ、レインも水晶の洞窟へと出発!
 洞窟入り口付近は流れも緩やかで、障害物もさほどなかったけれど。
「!」
 急流にさしかかり、落ちないようにしっかりとタマちゃんにつかまりつつ。
 すかさず、鋭く飛び出ている水晶を、素早く銃で撃ち抜くレイン。
 そして、弾の装填を忘れずに――。
「ん? ああ、『タマ』の事じゃなく弾丸だよ」
 タマ、という単語にぴくりと反応して、きゅーっと鳴いたタマちゃんに、思わず笑み零れかけながらも。
 つるつるもちもちしたその頭を再び撫でてあげながら。
「もうちょっとだね、最後まで頼むよ、相棒」
 再び引き金を引いたレインは、タマちゃんが通りやすいようにと。
 水晶が煌めき落ちる中、水の神殿までの道を切り拓いていくのだった。

 小さいタマちゃんから中くらいのタマちゃん、大きいタマちゃんまで。
 昼間ロデオチャレンジ会場となっていた湖には、色々な大きさのタマちゃんがまたり泳いでいるけれど。
「ミニタマちゃん一択ね」
 他の人の足を引っ張りたくないし、と。
 ヴィオレッタの相棒選びは、即決!
 小さい身体のミニタマちゃんと共に、水の神殿へと続くという水晶の洞窟へ。
 その色の違う宝珠の瞳に映るのは、様々な彩を帯びた水晶の煌めき。
 でも、その綺麗な輝きに目を奪われすぎることもなく。
 ヴィオレッタは身体能力を生かし、金色の髪を靡かせながら。
 相棒のタマちゃんとともに、洞窟の障害物や急流をも乗り切って。
 万一戦闘になったとしても、不意打ちなどされぬよう確りと周囲にも配り、水の音に紛れ吹く風に乗って何か声が聞こえないか、耳を澄ましてみる。
 そして、大きな岩を華麗にジャンプして避けたタマちゃんを、よしよしと撫でて労いながらも。
 それにしても変な声ってどんなのかしら――そう、ヴィオレッタはふと首を傾げて。
「どうせなくなら『きゅー』とか『にゃーん』とかがいいのにね」
 水飛沫を上げ進んでいくミニタマちゃんにつかまりながらも。
 ……もふもふでは、ないのだけれど。
 キュ? と首を傾けるタマちゃんのもちもちつるつるな感触を、ヴィオレッタはそっと堪能してみるのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

リル・ルリ
■櫻宵/f02768
アドリブ等歓迎

やった
たまちゃんと泳げる!
たまちゃん……珠助?と水晶の洞窟を探検できるなんて、楽しみだね櫻宵
水の神殿
どんな所なんだろう!
君と行けるのが嬉しいよ、櫻

……青ざめている

大丈夫
僕が落ちないように傍についているから
僕は人魚だよ
游ぐの上手い
だから安心して
珠助にしがみつく櫻宵を安心させる
ごめん珠助、ちょっと我慢してねと労いながら洞窟を進む
尖った水晶は【オーラ防御】をつかって珠助ごと櫻宵を守るよ
僕が潜って、見られるとこは見てこれるから安心して
さりげなく珠助を触って和む

それにしても
心地よい
ほら櫻宵!みて、ぴかぴかしてとっても綺麗だよ!
鼻歌混じりに水晶の洞窟を泳ぐ

え?何か言った?


誘名・櫻宵
🌸リル/f10762
アドリブ等歓迎

水の神殿……さぞ美しい所なんでしょうね

なっ??!たまちゃんに!乗って、泳ぐですって?!
あたしを殺す気……?!

落ち着きなさい誘名櫻宵……愛しのリルの前よ!
たまちゃんに乗るくらいこなしてみせるわ!(多分いざとなったら助けてくれると信じてる)
ほら……リィはこんなにもノリノリよ!
ロデオで友好を深めたたまちゃん…珠助(勝手に命名)に乗るわ
乗るというかしがみつくわ

え……王子様…(トゥンク
絶対離さないでよねっ

第六感を働かせて
リィが水晶で傷つかないよう気をつけながら進むわ
触れられている安心感に周囲を見やる余裕ができれば

水晶の洞窟に揺蕩う白亜の人魚
……信じられないくらい、綺麗



 街をはしる水路の景色も、春の陽光を浴びて煌めく水面も。
 この街の水の景色は、見るものどれも美しいから。
「水の神殿……さぞ美しい所なんでしょうね」
 櫻宵はそう、話に聞く神殿に一瞬、思いを馳せたものの。
(「なっ!?? たまちゃんに! 乗って、泳ぐですって!?」)
 ――あたしを殺す気……!?
 ロデオチャレンジのスタッフである街の人の話を聞いて、思わず愕然。
 泳げない櫻宵にとって、水の中に投げ出されることは死に値することであるから。
 でも、すぐ隣にいる愛しい人魚へと柔い桜の瞳を向ければ。
「やった、たまちゃんと泳げる!」
 薄花桜の瞳をキラキラと耀かせ、ウキウキした様子のリルの姿が。
 そんな愛しくも可愛い人魚を見つめつつ、ひとつそっと深呼吸をして。
 ――落ち着きなさい誘名櫻宵……愛しのリルの前よ!
(「たまちゃんに乗るくらいこなしてみせるわ! ほら……リィはこんなにもノリノリよ!」)
 櫻宵はそう覚悟を決めて。
 夜の湖を暢気に泳ぐタマちゃんの中から、昼間のロデオで友好を深めたタマちゃん――命名・珠助を見つけて。
 一蓮托生、リルと珠助と、いざ冒険へ!
「たまちゃん……珠助? と水晶の洞窟を探検できるなんて、楽しみだね櫻宵」
 リルは、これからはじまる冒険に、ぱあっと笑顔を咲かせて。
「水の神殿、どんな所なんだろう!」
 ――君と行けるのが嬉しいよ、櫻。
 そう、愛しき櫻を見つめてみるけれど。
 ……青ざめている。
 珠助に乗る、というよりも、決死の表情でしがみついている櫻宵の蒼白した表情に気付いて。
「大丈夫、僕が落ちないように傍についているから」
 珠助にしがみつく櫻宵の頭をそっと安心させるように撫でながら、紡ぐ。
「僕は人魚だよ、游ぐの上手い。だから安心して」
 そんな、向けられた美しい微笑みに。
「え……王子様……」
 頬を桜色に染めて、トゥンクと胸の鼓動が早まるのを感じながらも。
 絶対離さないでよねっと、人魚の王子様へと心からお願いする櫻宵。
 そんな櫻宵を乗せた珠助と、リルはいざ、滝の裏から水晶の洞窟へと進んで。
 ごめん珠助、ちょっと我慢してね、と。珠助を労いながらも共に、煌めきを纏う洞窟を游いでいく。
 尖った水晶から珠助ごと櫻宵を守って、潜って見られるところは確りとチェック。
 そして、さりげなく珠助を触ってもちもち感を楽しみ、和むことも忘れずに。
 リルはゆらり、煌めきの中を珠助と共に游いで。
 櫻宵も珠助にしがみつきながらも、リルが水晶で傷つかないよう第六感を働かせ、危ない煌めきを砕いていきつつも。
 触れられている安心感に少し余裕ができて、周囲をふと見遣れば――両の花霞に映ったその煌めきに、櫻宵は思わず目を瞠る。
「ほら櫻宵! みて、ぴかぴかしてとっても綺麗だよ!」
 きゅーっと鳴く珠助と共に、鼻歌混じりに水晶の洞窟をスイスイと游ぐ、その姿。
 月光ヴェールの尾鰭が弾く水飛沫が、様々な彩を纏う水晶の煌めきを宿して。
 淡い珊瑚の角に、瑠璃へと変化していく白孔雀の尾羽を添えた秘色の髪――それは、水晶の洞窟に揺蕩う白亜の人魚。
「……信じられないくらい、綺麗」
 今此処が、自分が苦手な水の上だということすら忘れてしまうほど。
 眼前の美しく眩い煌めきに目を奪われ、呟いた櫻宵に。
 ――え? 何か言った?
 珠助をふにふに撫でて労いつつ、洞窟の奥へと確実に進路を取りながら。
 頬を薄っすら紅潮させている櫻を見つめる白亜の人魚は、きょとんと首を傾けるのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

カーニンヒェン・ボーゲン
なるほどこの水の神殿も、街の方々に愛された場所なのですね。
共にお守りしましょう!よろしくお願い致します、タマちゃんどの。
体の小さな方に協力を仰ぎます。
天然の水晶洞窟とはワクワクしますな。

水路の先はよく見ておきます。
タマちゃんが通れぬほど水晶が飛び出しておれば、迂回路を探しますが…なければ仕方がありません。
UC:剣刃一閃で最低限の道の開拓を。
急流は寧ろ流れに乗ってしまった方がいいのではないかと。
地形を利用した行路をタマちゃんどのに提案しつつ、
ロープワークも活用して怪我の無いようにサポートします。

鳴き声が聞こえてくるのでしたな。
聞き耳を立て、水音の中に異音が混ざり込まないかも意識しておきましょう。



 街に張り巡らされた水路に、美しい景観を誇る街並み。
 澄んだ水の煌めきと、美しく咲き誇る花々をみれば。
 自分たちの街をどれほど住人が大切にしているのかは、見て取れていたけれど。
(「なるほどこの水の神殿も、街の方々に愛された場所なのですね」)
 滝の裏の秘密の入り口を他言しなかったことから、また、この先に続く『水の神殿』も大切に守られてきたのだと。カーニンヒェンはそう感じたから。
 ――共にお守りしましょう!
 街の人から告げられた頼み事を快諾して。
 そして湖をゆるーく泳ぐ、タマイルカザラシことタマちゃんに目を向けると。
「よろしくお願い致します、タマちゃんどの」
 体の小さなタマちゃんに協力を仰ぎ、そう挨拶を。
 そんな声に応えるかのように、きゅーっと勇ましくも可愛くひと鳴きして。
 カーニンヒェンを乗せ、いざ水晶の洞窟へと進んでいくタマちゃん。
「天然の水晶洞窟とはワクワクしますな」
 自然が作り出した、美しい数多の煌めき。
 まだ人の手が一切入っていないその輝きは、とても神秘的で。
 カーニンヒェンは、眼前の光景に心擽られながらも。
 水晶をただ眺めるだけでなく、抜かりなく水路の先へも視線を向けておく。
 そして奥に進むにつれ、手付かずの水晶が飛び出し、行く手を阻んだりもしていたけれど。
 迂回できる場合は迂回を。迂回できぬ場合は、鋭い切れ味を誇る美しき『老兎』の剣刃で一閃。必要以上むやみに天然の水晶を砕かぬよう、最低限の道の開拓につとめて。
「タマちゃんどの、ここは急流に乗ってしまった方がいいのではないかと」
 流れが速くなっているところは、タマちゃんにしっかりとつかまりつつ、敢えて乗ってみることに。
 タマちゃんもキューッと鳴きながら、急流に乗ってスピードアップ!
 そんなタマちゃんに怪我がないように、ロープワークを駆使しサポートに回りながらも。
 ――『水の神殿』から聞こえてくるという、奇怪な鳴き声。
 街の人のそんな話を思い返しながら、カーニンヒェンはそっと注意深く。
 周囲の音や水音にも気を配りつつ……タマちゃんと共に、洞窟の奥へと進んでいく。

大成功 🔵​🔵​🔵​

五條・桜花
雪月(f03400)と同行
関係性のイメージは祖父と孫

二人で乗るとなると小さい子に乗るんですね
タマちゃんの運転は雪月にお任せです
【手をつないで】落とされないように頑張りますからね

私はそうですね、【第六感】で支援でしょうか?
むむ、なんか右の方が嫌な予感がするので左の方に行きませんか?
って言う感じにうまくいけばいいんですけど
うーん【世界知識】でこういう洞窟の構造傾向とか引っ張り出せれば少しはお役に立てそうでしょうけど
雪月の技と私の知識と感を組み合わせてどんな難所だって超えてみましょう

タマちゃん、無事に洞窟抜けたら美味しいもの上げますね
最新料理を特訓してるので、タマちゃん用の食べられるの用意しました


叶・雪月
桜花(f03321)と同行
関係性のイメージは祖父と孫

水生動物にも【騎乗】は有効なのだろうか
いや違うなこれまでの経験が有効なのだと信じてやり抜くだけだ
そこ言い聞かせてるとか言うんじゃないぞ

いいか、俺とお前でどんなところも乗り越えていこうぜ
任せたぞ、相棒!

洞窟の中が暗かった場合は【暗視】が役に立つな
後は【地形利用】の知識でうまく難所を回避できればいいんだが
でっぱりは刀で一刀両断できるだろうか

と、タマ無理だけはするなよ
いいか、一発で越えようとするんじゃない

さて、神殿には実際何があるんだろうな?



 ちっちゃいチビちゃんから大きなオトナまで。
 湖をまったり泳ぐ、まんまるコロンとしたつるもち肌のタマイルカザラシたちを。
(「水生動物にも騎乗は有効なのだろうか」)
 赤を帯びたその瞳で、雪月はじっと見つめてみるも。
「いや違うなこれまでの経験が有効なのだと信じてやり抜くだけだ」
 そうこくりと頷いてから。
 そこ言い聞かせてるとか言うんじゃないぞ、と苦笑しつつも。ふと目の合ったタマちゃんを選んで。
「いいか、俺とお前でどんなところも乗り越えていこうぜ。任せたぞ、相棒!」
 キューッと勇ましくもゆる可愛く鳴くタマちゃんと、桜花と共に。
 滝の裏の秘密の入り口から、水晶の洞窟の冒険へ!
 そんなタマちゃんの運転は、雪月に任せて。
 手をつなぎ、落とされないよう頑張ってタマちゃんにぎゅっと抱きつきながらも。
「むむ、なんか右の方が嫌な予感がするので左の方に行きませんか?」
 桜花は、第六感でタマちゃんの進行を支援!
 奥に進むにつれ、流れも急になったり、小さな滝などの難所もあったりするけれど。
「……!」
「わっ」
 障害物を避けるように、すかさず大きく跳ねたタマちゃんの動きに合わせて。
 銀の髪靡かせる桜花を支えつつ、我が刃に斬れぬものなし――そう、一刀両断!
 出っ張っていた水晶をキラキラと煌めく欠片へと変える雪月。
 桜花の洞窟の構造傾向などの世界知識を参考にしながら、雪月の技と合わせて、水の神殿へと進んでいく二人。
 そして、器用にぽよぽよ跳ねて障害物を避けつつ、ノリノリな様子のタマちゃんに。
「と、タマ無理だけはするなよ。いいか、一発で越えようとするんじゃない」
「タマちゃん、無事に洞窟抜けたら美味しいもの上げますね。最新料理を特訓してるので、タマちゃん用の食べられるの用意しましたから」
 雪月と桜花はそれぞれ、そう声を掛けながらも。
 ――さて、神殿には実際何があるんだろうな?
 様々な煌めきを宿すこの水晶の洞窟を抜けた先……目指す『水の神殿』へと、ふと思いを馳せるのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

葉月・零
縁さんと(f06518)

タマちゃん、よろしく頼むね。
お世話になる子にはきちんと挨拶を。
ゴンドラの時も言ったけど
縁さん……落ちないようにねー?

水晶綺麗だねー
これは確かに、悪い人に持っていかれちゃうよなぁ。街の人たちのいう通りだなー。
なんて、のんびり水晶に感動してちゃダメだった。

キミは此処に詳しい?
って、聞いてみたらタマちゃんに通じるかな?

水の神殿に続いてるってことは、空気が流れてる方向にむかえばよいのかなぁ。少なからず空気はありそうだけど。なんて思うけど、縁さんどー思う?
鈴蘭の嵐使って。花びらの動きで確かめてみよ。
鋭い水晶にタマちゃんがぶつかっちゃっても危ないからそういうのあれば、花びらで削って


野宮・縁
れい(f01192)と!

タマちゃんとやら、よろしくたのむぞ!
どんなのりごこちかわくわくしながら
あいらしいタマちゃんのあたまをなでる
しんぱいするな、わしはおちぬ!
おちたらカナヅチゆえ、わしいっかんのおわりじゃしな!

きゃっほーい!すいすい進むんじゃな!
水晶もきれいじゃなー

れいはあたまがよいな!
空気をよむのはまかせた!
わしはれいやタマちゃんがあぶなくないように
ぶつかりそうになった水晶をなぎなたでなぎ払っていくぞ
…くだくのもったいないんじゃが、けがしたらいけないしな
かけらくらい、もらってもだいじょうぶじゃろうか?
もしけがしたらすぐに言うといい
【生まれながらの光】でぱぱっと治してやるぞ



 滝の裏側に隠された洞窟の入り口から、水の神殿へと向かうために必要な足。
「タマちゃん、よろしく頼むね」
「タマちゃんとやら、よろしくたのむぞ!」
 そう、それは、まんまるボディーのタマイルカザラシことタマちゃん。
 お世話になるタマちゃんにきちんと挨拶をする零の隣で。
 縁はどんな乗り心地なのかとわくわくしながら、ゆるかわで愛らしいタマちゃんの頭をなでなで。そのつるつるもちもちな感触に、蒼の瞳を細めて。
 二人は、撫でられ嬉しそうにキューッと鳴いたタマちゃんの上へ。
 そんな、タマちゃんへと乗りこむ縁に、零は紫の瞳を向けて。
「ゴンドラの時も言ったけど、縁さん……落ちないようにねー?」
「しんぱいするな、わしはおちぬ! おちたらカナヅチゆえ、わしいっかんのおわりじゃしな!」
 そう、ひしっとタマちゃんにつかまる縁は、何が何でも落ちられません……!
 そして二人はタマちゃんと共に、水晶の洞窟へ。
「きゃっほーい! すいすい進むんじゃな!」
 白の髪を風に靡かせながら、吹き抜ける風と上がる水飛沫の気持ち良さに、そうはしゃぐながらも。
 水晶もきれいじゃなーと、タマちゃんの上から、周囲をぐるりと見回してみる縁。
 そんな縁の言葉に、同意するようにこくりと零も頷くも。
「水晶綺麗だねー。これは確かに、悪い人に持っていかれちゃうよなぁ。街の人たちのいう通りだなー」
 なんて、のんびり水晶に感動してちゃダメだった、と気を取り直して。
「キミは此処に詳しい?」
 そう、タマちゃんに訊いてみれば。
 きゅー! っと、頼もしい返事が。
 そんなタマちゃんのひと鳴きに瞳を細め、頼りにしつつも。
「水の神殿に続いてるってことは、空気が流れてる方向にむかえばよいのかなぁ。少なからず空気はありそうだけど」
 ……なんて思うけど、縁さんどー思う? と。
 零は隣でタマちゃんライドを満喫している縁へと視線を向けてみれば。
「れいはあたまがよいな! 空気をよむのはまかせた!」
 落ちないよう気を付けながらも、握る薙刀を大きく振るう縁。
 刹那、むき出しになって行く手を阻んでいた水晶が、澄んだ水面にキラキラと砕け落ちて。
 タマちゃんや零が危なくないようにと、進む障害になるものを払う役割を担う。
 その間に、水晶の煌めきに照り舞うのは――零が舞わせる、鈴蘭の花びら。
 風にひらりと踊るその動きで、空気の流れを確かめてみながらも。
 縁の薙刀と共に、鋭く出っ張った水晶も削っていく。
 奥に進むにつれ、手付かずの状態の水晶が多い中、危険がないように最低限砕いていきながら。
「……くだくのもったいないんじゃが、けがしたらいけないしな」
 万が一怪我をしてもすぐに治せるよう、抜かりはないのだけれども。
 ――かけらくらい、もらってもだいじょうぶじゃろうか?
 縁はそう、砕け洞窟に舞う煌めきをひとつ……その掌でそっと、つかまえたのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

フレズローゼ・クォレクロニカ
🍓一華くん(f13339)
アドリブ歓迎!

わ!可愛い!可愛いんだ!!
さあさ、乗って乗って!タマちゃんと一緒に水晶の洞窟探検に、GO!
まさかとは思うけど
一華くんは水怖かったりしないよね?
なら安心!頼もしいんだ!

タマちゃんに乗って、水晶の洞窟をぐんぐん進む
おや、レディファーストなんて紳士的
一華くんもよくつかまっててよね
……カマやろ…シッ……櫻宵に聞かれたらお首が胴体とばいばいだよ
なんておどけながら洞窟を行く

邪魔な水晶は破壊工作で壊し
ボクは野生の勘を働かせ探検

慣れてきたらタマちゃんの上で絵を描く
この綺麗な光景をさ!
もちろんだとも!とびきりの絵を描くよ
キミが嬉しいとボクも嬉しい

このまま神殿に突撃だー!


誘七・一華
🌺フレズローゼ(f01174)と一緒
アドリブ等歓迎

は?怖くなんてないし
俺、怖くないからな
たまちゃんに乗るくらい、誘七の次期当主なら余裕だぜ
フレズ
怖いんなら俺に掴まっててもいいんだぞ!(実は少しだけ怖い

フレズローゼと一緒に変な生き物に二人乗りだ
フレズが前
レディーファーストだろ?
しっかりつかまえといてやるから安心しろ
あのカマ野郎と一緒にするな

泳ぎ進んでくれば楽しくなり、フレズの勘に任せてどんどん進む
これ全部、水晶か?!綺麗だな、フレズ!
見たことの無い光景に感動する
こんな世界があるんだな!俺、初めて見たよ!

フレズ、絵を描いたら後で俺にもくれよ
部屋に飾るからさ

水の神殿がどんなとこなのか、楽しみだな!



 まんまるボディーにつぶらな瞳、ゆるーいその動き。
「わ! 可愛い! 可愛いんだ!!」
 タマイルカザラシことタマちゃんの群れに、フレズローゼ・クォレクロニカ(夜明けの国のクォレジーナ・f01174)は円な苺月の瞳をキラキラと煌めかせながら。
 ――さあさ、乗って乗って!
 タマちゃんと一緒に水晶の洞窟探検に、GO! と。
 誘七・一華(牡丹一華・f13339)を促すけれど。
「まさかとは思うけど、一華くんは水怖かったりしないよね?」
 ふと淡く儚い外見をした隣の彼にそう首を傾けるも。
「は? 怖くなんてないし。俺、怖くないからな。たまちゃんに乗るくらい、誘七の次期当主なら余裕だぜ」
「なら安心! 頼もしいんだ!」
 返ってきた少年の言葉に、ぱっと笑顔を宿して。
「フレズ、怖いんなら俺に掴まっててもいいんだぞ!」
 そう力づよい言葉を紡ぎながらも……一華の淡い桜の瞳がどこか少し泳いでいるのは、気のせい?
 ということで、フレズローゼと一緒に変な生き物ことタマちゃんに二人乗りする一華。
 レディーファーストだろ? と前を譲ってくれた一華に、レディファーストなんて紳士的、と紡いで。
 もちもち手触りなタマちゃんに乗って、煌めき降り注ぐ水晶の洞窟を、ぐんぐんと進んでいく二人。
「しっかりつかまえといてやるから安心しろ」
「一華くんもよくつかまっててよね」
「あのカマ野郎と一緒にするな」
「……カマやろ…シッ……櫻宵に聞かれたらお首が胴体とばいばいだよ」
 そんなおどけながら交わす言葉も、また楽しくて。
 上がる水飛沫の冷たさと頬を撫でる風の感触、そしてすぐ傍にいる相手の温もりも……とても、心地が良い。
 邪魔な水晶をすかさず砕けば、パラパラと水面に降り溶ける煌めきの彩。
 フレズローゼの野生の勘に任せ、どんどん洞窟内を進んでいきながらも。
「これ全部、水晶か!? 綺麗だな、フレズ!」
 ――こんな世界があるんだな! 俺、初めて見たよ!
 見たことの無い数多の煌めきに満ちる眼前の光景に、そう感動したように一華が声を上げれば。
 フレズローゼはタマちゃんの上で、すかさず筆をはしらせ描き始める――この綺麗な光景を。
「フレズ、絵を描いたら後で俺にもくれよ。部屋に飾るからさ」
「もちろんだとも! とびきりの絵を描くよ」
 水の神殿がどんなとこなのか、楽しみだな! と。
 そう笑む一華に、キミが嬉しいとボクも嬉しいー―そう、フレズローゼは大きく頷きながらも。
「このまま神殿に突撃だー!」
「わっ!?」
 タマちゃんが、小さな滝を見事に大ジャンプ!
 刺激的なジェットコースターかのような、タマちゃんライドを楽しみながらも。
 眼前に広がる『今』のいろを、フレズローゼは描いていく。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

アネット・レインフォール
▼心情
成る程、天然の洞窟を隠れ蓑に使ったのか。
移動手段が少し特殊ではあるが…動物の乗り物自体が珍しい訳ではない。

普段からバイクは使っているし、
動物になったとしても乗りこなして見せよう。
…でもその前に俺もタマちゃんを撫でておこうかな。

▼行動
葬剣をタマちゃんに合う胸当てか首輪の形状にし、
暗糸を組合わせれば騎手は務まるだろう。
もし仲間達で乗車に困っている者がいるならフォローを。

【俯瞰ノ眼】で場の流れや障害物を確認しつつ進むが、
先ずはタマちゃんの運動能力(ジャンプ力や速度)を把握。
問題無ければ、急勾配など大胆に攻めて難度を上げていく。

騎手の間は手が塞がるので破壊等は仲間に任せる。

▼他
連携、アドリブ歓迎



 タマイルカザラシことタマちゃんたちがまったりと泳ぐ、湖のその奥。
「成る程、天然の洞窟を隠れ蓑に使ったのか」
 アネットは漆黒の瞳を、水飛沫を上げて流れ落ちる滝へと向ける。
 滝の裏に隠された、水晶の洞窟。
 そしてその先は――『水の神殿』に繋がっているのだという。
 だがその水の神殿へと向かうには、特別な足――タマちゃんに乗っていかなければならないというのだが。
(「移動手段が少し特殊ではあるが……動物の乗り物自体が珍しい訳ではない」)
 普段からバイクを使っているアネットにとっては、きっと難しい事ではないだろう。
 動物になったとしても乗りこなして見せよう、と。
 そう、眼前のタマちゃんへと目を向けつつも。
 でも、騎乗するその前に……もちもちつるつるなタマちゃんの頭を、撫で撫でしておくアネット。
 そして、撫でられて嬉し気にキューッと鳴いたタマちゃん仕様の胸当てへと葬剣を変化させて。暗糸を組み合わせれば……ゆるかわなタマちゃんも、キリリと凛々しい立派な乗り物に。
 いざ、その手綱を取り、アネットも水晶の洞窟へ。
 それから『俯瞰ノ眼』を発動させ、周囲への注意は怠らずも。
 洞窟入り口付近のまだ緩やかで拓けた場所で、アネットは、タマちゃんのジャンプ力や速度などの運動能力を把握。
 そして障害物を次々と避け、敢えて急流を利用し大胆に攻めた手綱捌きで、ぐんと速度を上げて。
『きゅきゅー!』
 タマちゃんとの息もピッタリ!
 果敢に難度を上げ攻めていきつつも。
 水の洞窟の奥へと、華麗な騎乗で、ぐいぐいと進んでいくのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

泉宮・瑠碧
僕は動物と話すを使い
昼間に会ったタマちゃんにお願いしよう

疲れているかもしれないが
水の神殿へ連れて行って貰いたいんだ
そう目線を合わせる様に膝をつき
頭を下げて頼む

あと…難所もあると聞く
僕も頑張るが…
タマちゃんは自身が怪我をしない事を一番にして欲しい

水の精霊にも道中は頼んでおこう
タマちゃんの助けになってあげて、と
僕も第六感や騎乗で進む

流れが速い時、タマちゃんが大変そうなら
水の流れ方を整えて貰う様に水の精霊へ願う

小さな滝の様なら水の精霊に頼み
水を集めて、斜めに橋を渡す様に傾斜を緩やかに

水晶は奥の方になる程に慎重に進む
あまり壊したくは無いが
進路が塞がれ回り道も無いなら地の精霊に願い
通り道分を崩して貰おう



 楽しそうにリラックスして湖を泳ぐタマちゃんの群れに、安心するように深い青の瞳を細めながら。
 瑠碧が探すのは――昼間会った、タマちゃん。
『きゅー』
 そしてほどなくして、すぐにその子が見つかると。
「疲れているかもしれないが、水の神殿へ連れて行って貰いたいんだ」
 そう目線を合わせる様に膝をつき、頭を下げて頼む瑠碧。
 そんなお願いにも、きゅーっとひと鳴きして尻尾をパタパタ、快く引き受けてくれたタマちゃんに。
「あと……難所もあると聞く。僕も頑張るが……タマちゃんは自身が怪我をしない事を一番にして欲しい」
 タマちゃんを気遣いつつも、そっと騎乗して。
 ――タマちゃんの助けになってあげて。
 そう精霊たちにもお願いしつつ、滝の裏側にある水晶の洞窟へと進んでいく瑠碧。
 煌めく水晶と、それを映す水面の輝きの隙間を縫うように。
 すいすいと軽快に泳いでいくタマちゃんに掴まりながら。
 精霊の力を借りて、出来る限りタマちゃんの負担を軽減してあげることにつとめる瑠碧。
 急流に差し掛かれば流れを整えて貰い、小さな滝には傾斜を緩やかにする水の橋を水の精霊に頼んで成して貰って。
 なるべく壊したくはないけれど、水晶に進路が塞がれ回り道も無い場合は、地の精霊に願って通れる分だけの道を作って貰う。
 そんな洞窟の冒険に、心なしかタマちゃんも楽しそうで。
 瑠碧はタマちゃんが怪我をしないよう注意を払い、その頭を撫でてあげながらも。
 嬉しそうなその姿にそっと安堵するように。
 水の神殿へと向かいながらも、澄んだ水のような色を湛えるその瞳を、瑠碧は優しく細めるのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

終夜・凛是
お節介のジナ(f13458)と

タマちゃんに乗らないといけない……
うん、力貸してもらう――お節介も、一緒?
えぇ……? なんで……やだ。俺ひとりでいい
(タマちゃんの言葉に耳を傾け)……じゃあ、仕方ない
一緒でいいよ、後ろ、乗りなよ

水晶の洞窟……綺麗、きらきらしてる(ご機嫌)
あ、そこ水晶でてるから、気を付けて
任せろ? 任せる……
お節介、そんなの言わなくてもこいつ、わかってるから(ぺしぺしを尻尾揺らして叩き落とす)
あ、滝。落ちる?
俺は大丈夫
お節介はダメみたいだけど(ちらっと見て、ふふんと笑い)

…何か、聞こえる
不安? 大丈夫、俺がなんとか……お節介もいるから、一緒に
正体探ってくる
だから帰りも、よろしく


ジナ・ラクスパー
凜是様(f10319)と

災魔が巣食っているなら、放ってはおけないのです
街の皆様にもタマちゃんたちにも危険が及ばないように
しっかり務めますから、力を貸してくださいませね(タマちゃんに頬寄せ

不満顔の凜是様と背に乗って
もう、子どもみたいに拗ねないでください
たくさんいたら動きが取りにくくて危ないじゃないですかっ

灯りを掲げ進む水晶洞窟は、探検気分でわくわく
揺れる尻尾にこっそり笑って

あっ、そこ渦が…捕まったら大変です、凜是様ちゃんと舵きってあげてくださいっ(背中ぺしぺし
…なんだか流れが速く…えっ、滝ですか!?
ま、待って待って…!

魔物の声に怯えないよう、タマちゃんを撫でて
大丈夫、私たちがやっつけてきますから



 虹の加護を受けた剣があると言われている、水の神殿。
 だがその内部から聞こえてくるという、奇怪な声。
 その声の主は、恐らく――。
「災魔が巣食っているなら、放ってはおけないのです」
 ジナの言う通り、災魔……オブリビオンである可能性が高い。
 ならば、その原因究明や対処は、猟兵たちの仕事。
「街の皆様にもタマちゃんたちにも危険が及ばないようにしっかり務めますから、力を貸してくださいませね」
 そうジナがふにっと頬を寄せるのは――タマイルカザラシこと、タマちゃん。
 水の神殿に行くには、このタマちゃんに乗っていくしかないのだという。
「タマちゃんに乗らないといけない……」
 凛是はジナにすりすりされている、まんまるボディーのタマちゃんを見遣った後。
 うん、力貸してもらう――そうすぐに、こくりと頷くけれど。
「お節介も、一緒? えぇ……? なんで……やだ。俺ひとりでいい」
「もう、子どもみたいに拗ねないでください。たくさんいたら動きが取りにくくて危ないじゃないですかっ」
 ジナと同乗することに、不満気に耳をぺしょり。
 でも、そんな凜是を説得したのは。
『きゅっ、きゅー』
 胸びれをパタパタさせながら鳴いた、タマちゃん。
 そんなタマちゃんの声に耳を傾けた凛是は。
「……じゃあ、仕方ない。一緒でいいよ、後ろ、乗りなよ」
 ひらりタマちゃんに先に乗った後、ジナへとちらり、橙の瞳を向けて。
 ジナが自分のすぐ後ろに乗ったことを確認すると、いざ滝の裏の秘密の入口へ。
 そしてタマちゃんが水飛沫を上げながらスイスイと泳ぐ中。
「水晶の洞窟……綺麗、きらきらしてる」
 尻尾をゆらゆら、ご機嫌な様子で呟く凛是。
 洞窟を彩る、沢山の煌めき。
 まず目に入ったのは、赤……改めて知った、自分のいろ。
 そしてお節介たちの藍色に。
 一段とキラキラ輝いて見えるのは――何より強い、あの色に似た耀き。
 凛是はそのいろを、瞼の裏にそっと、大事に焼き付けたまま。
「あ、そこ水晶でてるから、気を付けて」
 少し先にみえるむき出しの水晶に気付き、タマちゃんに声をかけるけれど。
『きゅっ!』
「任せろ? 任せる……」
 勇ましく鳴いたタマちゃんを信頼して、尻尾をもう一度ゆらり。
 そんな揺れる尻尾に、ジナはこっそり笑って。
 掲げた灯りに煌めく水晶洞窟の探検に、わくわくと金色の瞳を輝かせるけれど。
 探検には、危険がつきもの!
「あっ、そこ渦が……捕まったら大変です、凜是様ちゃんと舵きってあげてくださいっ」
「お節介、そんなの言わなくてもこいつ、わかってるから」
 凛是は背中に感じるジナのぺしぺしを尻尾でぶんぶん叩き落しながら。
 抜かりなくジャンプして渦を躱したタマちゃんに、ほら、と満足気に耳をぴこりと揺らして。
「……なんだか流れが速く……えっ、滝ですか!?」
「あ、滝。落ちる?」
「ま、待って待って……!」
 一難去ってまた一難!? 今度は、眼前に小さな滝が……!
 ……でも。
「俺は大丈夫」
 凛是は、タマちゃんに確りとつかまりながら。
 お節介はダメみたいだけど――そうちらっとジナ見て、ふふんと笑った瞬間。
 ふわりと一瞬身体が浮く感覚と、ばしゃんっと大きく上がった水飛沫。
 そして難所を次々クリアして洞窟の奥へと進んでいく一方……何ものかの気配に、ぴくりと反応したタマちゃんに。
「不安? 大丈夫、俺がなんとか……お節介もいるから、一緒に正体探ってくる」
「大丈夫、私たちがやっつけてきますから」
 だから帰りも、よろしく――そう二人は、優しくタマちゃんを撫でてあげるのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

明日知・理
【四・さゆり(f00775)】と。

…随分と素敵なレディからお誘いをいただいた。
こいつを無下にするのは男が廃るってもンだ。

……。なんだ、シス、妬いたのか?
なんて、
冗談だ。だからそんなに唸るな。


さゆりとシスが落ちない様しっかりと支えつつ、
…タマちゃん、を傷付けかねない水晶は、申し訳ないが断ち斬っていく。

俺たちの為に力を尽くしてくれている。
なら、俺もその心に報いたい。

(さゆり達を護る、
――その振るう刃に、一片の曇り無く。)

-
アドリブ歓迎


四・さゆり
【明日知・理(f13813)】と一緒。
アレンジ大好きよ、大歓迎。


あら、随分と可愛らしい相棒ができたわね、マコ。
色男に胸を奪われたタマちゃん、わたしも乗せてくれるかしら。

…ふふ、シス。妬いちゃだめよ。

子犬たちの喧嘩も可愛いものね。

ーーー

ゴンドラも楽しかったけれど、
こっちも、すてき。

マコに夢中なタマちゃんがスルスル流れていくの。

さて、
わたしは障害物を壊しましょうか、

大丈夫よ、落ちないわ。
マコが支えるでしょうから。

ね、
どんなに美しい水晶であっても、
邪魔なものは、邪魔よ。

『漫ろ雨』

わたしのかわいい傘たちが、
切り開きましょう。

砕いた破片が、きらきら舞って、
あら、雨みたい。



 まんまるつぶらな瞳から向けられる、熱い眼差し。
 その視線の先には――理。
「あら、随分と可愛らしい相棒ができたわね、マコ」
「……随分と素敵なレディからお誘いをいただいた。こいつを無下にするのは男が廃るってもンだ」
 パタパタと尻尾を振り、きゅーっと鳴くタマちゃんは、すっかり理に懐いていて。
「色男に胸を奪われたタマちゃん、わたしも乗せてくれるかしら」
 そうくすりと笑みつつタマちゃんに乗るさゆりに、続こうとしながらも。
 理がちらりと見たのは、相棒の姿。
「……。なんだ、シス、妬いたのか?」
 そして発した言葉に唸るシスに、冗談だ、と付け加えれば。
 さゆりもその様に、楽し気に灰色の瞳を細める。
「……ふふ、シス。妬いちゃだめよ」
 ――子犬たちの喧嘩も可愛いものね、と。
 そしてぴょんと飛び乗ったシスに続いて、理が乗り込めば……嬉しそうにきゅーっと鳴くタマちゃん。
 そんなタマちゃんに導かれ、滝の裏の秘密の入り口を潜って。
「ゴンドラも楽しかったけれど、こっちも、すてき」
 上がる水飛沫に頬を撫でる風、そしてスルスルと流れる様に泳ぐもちもちなタマちゃんの感触。
 水晶の洞窟を征くタマちゃんとの冒険に、さゆりは瞳煌めかせて。
 そんなさゆりやシスが落ちないよう支えつつも、理は進む先へと視線を向ける。
(「……タマちゃん、を傷付けかねない水晶は、申し訳ないが断ち斬っていく」)
 俺たちの為に力を尽くしてくれている――なら、俺もその心に報いたい。
 そう、理は思うから。
 どんなに美しい水晶であっても……邪魔なものは、邪魔。
 その色鮮やかな煌めきにも惑わされず、さゆりも、眼前の障害物を破壊するべく真っ赤な傘を幾つも花開かせて。
「大丈夫よ、落ちないわ」
 ――砕いた破片が、きらきら舞って、あら、雨みたい。
 理が支えてくれることが分かっているから、安心して水晶の雨を降らせることができる。
「わたしのかわいい傘たちが、切り開きましょう」
 澄んだ水面に様々な耀ういろを落としていくのは、赤き傘たちが降らせる『漫ろ雨』。
 そして、水晶の輝きを纏う清らかな水の如く。
 理が振るう闇纏う花の俄雨は、一片の曇りもなく――さゆり達を護るべく刃閃かせて。
 タマちゃんが泳ぐ『水の神殿』へと続く水の道を、煌めきの雨降らせながら、生み出していく。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

出水宮・カガリ
ステラ(f04503)と

市場に行っていてたまちゃんに乗り損ねたからな
この機会に乗れるというのなら、道中も楽しめそうだ
みにたまちゃんに、よしよしする

どうしたステラ
狭くて、暗くて。水。…ああ、うん。
(※詳しい事情はわからないが、避けたいのだろうな、という心当たり。問い詰めはしない)
たまちゃんに騎乗して、ステラの後ろからカガリの外套(【憧憬の面影】)を被せよう
カガリの内なら、いくらかマシだろう?
しっかりと、閉じていてやる

【籠絡の鉄柵】を進行方向に先行させて、ステラの欠片が見つけた危ない箇所を体当たりで砕く
先にやっておかないと、たまちゃんも、カガリ達も痛いからな
暗ければ【命の篝火】を抜いて照らす


ステラ・アルゲン
カガリ(f04556)と

勇者の剣が洞窟の先にあるというのか
狭く暗い場所は苦手だ。それに水も

でもタマちゃんがいるから平気かな
今日はよろしくと頭を撫でる
もちろん、カガリも頼りにしてるよ

タマちゃんに【騎乗】する
私が前に、後ろにカガリだな

【導きの星屑】を発動し十個程の【流星の欠片】を進行方向に先行させ
流れの変化や危ない場所の把握をし安全な水路を探る
尖って危ない水晶を見つけたらカガリに知らせ壊してもらう

欠片から伝わる洞窟の狭さと暗さ
水の音と冷たさに嫌な感触を覚える
その情報が十もあるから余計に

でもカガリの内にいるから大丈夫だと思う
…なぁカガリ、もう少し強く抱きしめてくれるか?
今の表情は絶対見せられないな



 そのつるつるもちもちした頭を、よしよししてあげれば。
『きゅー』
 嬉しそうに鳴く、目の前のミニタマちゃん。
「市場に行っていてたまちゃんに乗り損ねたからな。この機会に乗れるというのなら、道中も楽しめそうだ」
 思いがけずちょっぴり気になっていたタマちゃんに乗れることになり、そうカガリは、水晶の洞窟を共に征くミニタマちゃんを撫でつつも呟くけれど。
「勇者の剣が洞窟の先にあるというのか」
 逆に、ステラのその表情はどこか硬い。
 ……それもそのはず。
(「狭く暗い場所は苦手だ。それに水も」)
 これから赴くのは、陸地のない、水に覆われた洞窟。
 虹の加護を受けている伝説の剣があるらしい『水の神殿』まで行くには、この『水晶の洞窟』を通らねばならないというのだ。
 そんな浮かぬ顔のステラの様子に気付いて。
「どうしたステラ」
 そう、カガリは声を掛けるけれど。
(「狭くて、暗くて。水。……ああ、うん」)
 詳しい事情こそ分からないが……避けたいのだろうな、と。
 そう心当たりもあり、察したカガリは、敢えてその理由を訊くことなどはしないでおく。
 だがステラも、苦手だからといって、ここで受けた依頼を投げ出すような性分では決してないし。
(「でもタマちゃんがいるから平気かな」)
 漸くその顔に微かに笑みを宿し、カガリに並んで。
 今日はよろしく――そう、ミニタマちゃんの頭を撫でる。
 そんな眼前の、きゅーっと元気に鳴くタマちゃんもだけど。
「もちろん、カガリも頼りにしてるよ」
 一番傍に居て欲しい、素直に頼れる人が、ちゃんとすぐ隣にいてくれるから。
 そしてタマちゃんの上に乗るステラに続き、カガリはその後ろに騎乗して。
「カガリの内なら、いくらかマシだろう?」
 しっかりと、閉じていてやる――そうステラへとふわり掛けられたのは『憧憬の面影』。
 そんな、彼の内側に包まれ護られているような感覚に、安心感を覚えながら。
 ステラが水晶煌めく洞窟に生み出すのは、流星の欠片。
 『導きの星屑』を発動させ、流れの変化や危ない場所の把握を行ない、安全な水路を探る。
 そして、突出した尖った水晶を、青き流星の輝きが見つければ。
「先にやっておかないと、たまちゃんも、カガリ達も痛いからな」
 カガリの成した頭の無い黒い魚骨――『籠絡の鉄柵』が、即座に体当たりし砕き、安全を確保する。
 そんな息の合った連携で難所も乗り越え、タマちゃんと共に洞窟の奥へと進みながらも。
 五感を共有している流星の欠片からステラへと伝わるのは……洞窟の狭さと暗さ。
 そして、耳に響く水の音と、飛沫くその冷たさ。
 危険を把握するべく発動している導きの星屑が、余計にその情報をステラへと伝えて。どうしても覚えてしまう、嫌な感触。
 でも――カガリの内にいるから、大丈夫だと。
 そして内側にいる者をあらゆる脅威から護り、そして大切なものをその内に閉じ込めたい――そう彼が常日頃から強く望んでいることも、ステラはよく知っているから。
「……なぁカガリ、もう少し強く抱きしめてくれるか?」
 さらに与えられるその温もりが、冷たさや不安から自分を確りと護ってくれていることを感じながらも。
 ――今の表情は絶対見せられないな。
 ステラはそう今は、前だけを向いて……カガリの内側に、身も心も委ねるのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

青和・イチ
井瀬さん(f05364)と行動

防水パーカーと滑り止めの靴装備で

気になってたタマちゃん、乗る機会あって良かったね
井瀬さん、乗りたいタマちゃん、いる?
くろ丸(相棒の犬)も乗りたそうだけど…犬平気かな

タマちゃんが決まったら「よろしく」と声を掛け、そっと乗る
おお…凄いつるもち…(思わず撫で

井瀬さん、後ろが良ければ僕に掴まって
先頭が良ければ、支えるので
…大丈夫、ここではタマちゃん、跳ばない…はず

水晶の洞窟…すごい
大地の奇跡だ…(鉱石好き
急流や滝ではしっかり掴まり【騎乗・操縦・動物使い】を活かす
【動物と話す・優しさ】でタマちゃんを応援、フォロー

…神殿で、何が起きてるのかな

水晶は、縁があったら一欠片持ち帰る


井瀬・奈那
青和さん(f05526)と

事前に防水加工の羽織るものと滑り止めがついた靴を準備

ふふ、タマちゃんすごく気になってたんです!
くろ丸さんもご一緒できればいいんですが…

青和さん、この子にしましょう!
どことなくキリッとした目付きをしてます!
円らな愛らしい目をしたタマちゃんを撫でる

そういえばタマちゃんはよく跳ぶんでした、よね(高所恐怖症)
…えと、それでは後ろ…で。
恥ずかしい気持ちもあるけど噂の跳躍力の恐怖に勝るものはない
失礼します、と恐る恐る彼にギュッとしがみつく

ライド中はタマちゃんや青和さんを『鼓舞』しつつ時々は『覚悟』も決めて
水晶が輝く幻想的な洞窟内では思わず周囲を見回し
小さめの水晶があればお土産に



 夜の湖をゆるーく泳ぐ、まんまるボディーなゆるかわフォルム。
「ふふ、タマちゃんすごく気になってたんです!」
 そんなタマちゃんをキラキラと見つめる奈那に、イチは藍を帯びる瞳をそっと微かに細めて。
「気になってたタマちゃん、乗る機会あって良かったね」
 ――井瀬さん、乗りたいタマちゃん、いる?
 そう、一緒にタマちゃんの群れを見遣る。
 小さいタマちゃんから、大きいタマちゃんまで。沢山のタマちゃんがいるけれど。
「青和さん、この子にしましょう! どことなくキリッとした目付きをしてます!」
 ゆるく穏やかそうなタマちゃんの特徴は勿論、どことなく頼りがいのありそうな凛々しい目をしたタマちゃんを奈那は選んで。
「くろ丸さんもご一緒できればいいんですが……」
「くろ丸も乗りたそうだけど……犬平気かな」
 そう同時に、タマちゃんとくろ丸を交互に見つめる二人だけれど。
 とことこと二匹歩み寄って、互いをくんくん。瞬間、一緒に尻尾をパタパタ。
 どうやら、仲良くなったらしい……?
 円らな愛らしい目をしたタマちゃんを撫で撫でしながら、よろしく、と声を掛けて。
 先にぴょんっと飛び乗ったくろ丸に続いて、防水装備などの事前準備も抜かりなく、二人もいざタマちゃんへ。
「おお……凄いつるもち……」
 思わずそのふにっとしたつるもち感触に声を上げた後。
「井瀬さん、後ろが良ければ僕に掴まって。先頭が良ければ、支えるので」
 イチがそう、声を掛ければ。
「そういえばタマちゃんはよく跳ぶんでした、よね」
 高い所が大の苦手である奈那はそうぽつりと呟いて。
「……えと、それでは後ろ……で」
 そっとイチの後にタマちゃんに乗り込み、失礼します、と。
 恐る恐る、彼にギュッとしがみつく。
 気恥ずかしいけれど……でも、タマちゃんの噂の跳躍力の恐怖に勝るものはないから。
「……大丈夫、ここではタマちゃん、跳ばない……はず」
 ノリノリな音楽さえかからなければ、きっと急に大ジャンプしたりはしない……はず。
 イチは背中にしがみつく奈那の温もりを感じつつも、そう安心させるように言ってから。
 タマちゃんに乗って、滝の裏から洞窟へと向かう。
「水晶の洞窟……すごい。大地の奇跡だ……」
「すごく綺麗ですね……」
 足を踏み入れればそこは、神秘的な煌めきに満ちた世界。
 鉱石好きなイチは勿論、奈那も思わずそう感嘆の言の葉を漏らしながら周囲をぐるりと見回して。
「タマちゃん、一緒に頑張りましょう」
「タマちゃん避けるのすごい上手……頼りにしてるね」
 二人はタマちゃんを応援し鼓舞しながら、つるもちボディーをなでなでしてあげれば。
 きゅーっと嬉しそうに鳴いて、俄然張り切るタマちゃん。
 そして、障害物や急流も頑張ってスイスイ躱して。
「きゃっ」
 小さな滝でぽよんっとタマちゃんがジャンプした時は、思わず声を上げた奈那だったけれど。
 覚悟を決めて、ぎゅっとイチの背中とくろ丸を抱きしめていたから、何とか大丈夫……!
 そして、洞窟の奥へとぐんぐん進んでいく中。
「……神殿で、何が起きてるのかな」
 イチはそう、この先に繋がっているという『水の神殿』を思い、そう呟いて。
 その声に、恐怖でぎゅっと瞑っていた瞳を、そっとゆっくり奈那が開けば。
「あ……」
 もちもちなタマちゃんの頭の上に降ってきたのは――夜空をぎゅっと詰め込んだような深い色の、煌めく水晶の欠片が、ふたつ。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

月宮・ユイ
激しかったわ……タマちゃん、見た目に反して元気一杯でしたね
つるもちの感触も気持ちよく、ロデオ後も交流しつつ堪能してしまいました。
滝の裏の洞窟、冒険物の定番みたいで楽しみです
折角です、ロデオ通じて仲良くなった子と一緒に探険しましょう
「また、よろしくね」

<機能強化>、”動物使い・動物と話す”力の”呪詛”強化付与維持
”コミュ力”も駆使仲良く”騎乗、操縦”
不穏な情報もありますが、探険中も仲良く楽しく行きたいですね。
”第六感”含め感覚強化、周囲の”情報収集”
<不死鳥>火の鳥
明かり代わりにもなるよう周り飛ばしつつ障害物の排除やもしタマちゃんが傷つけば回復
”念動力”で移動補助や水晶の回収も

連携アドリブも歓迎



 夜の湖をまったり泳ぐ今のタマちゃんたちは、ゆる可愛い印象だけれども。
「激しかったわ……タマちゃん、見た目に反して元気一杯でしたね」
 ユイは昼間のロデオチャレンジの時の、ノリノリなタマちゃんを思い出しつつ、そう呟いて。
 ロデオが終わった後も交流し全身で堪能した、つるつるでもちもちしたタマちゃんの気持ち良い触り心地を思い出す。
 そして、これも縁か――ロデオチャレンジだけでなく。
 これからはじまる水晶の洞窟の冒険の際も、タマちゃんに騎乗する必要があるのだという。
 ユイが折角だからと探すタマちゃんは、勿論――昼間、ロデオを通じて仲良くなった子。
「また、よろしくね」
 一緒に探険しましょう、そう声をかければ。
『きゅー』
 タマちゃんも嬉しそうに鳴いて、小さな胸びれをパタパタ。
 今回はタマちゃんがノリノリになる音楽もなく、急に振り落とされる心配はなさそうだから。 
「不穏な情報もありますが、探険中も仲良く楽しく行きたいですね」
 水の神殿から聞こえる奇怪な声という、気になる街の人からの情報もあったりはするけれど。
 ユイはタマちゃんと仲良くできそうな技能を駆使し、タマちゃんに騎乗して。
 第六感で感覚を強化させながら、周囲の情報収集を怠らず、タマちゃんと洞窟の奥へと進んで。
 明かり代わりと、障害物の排除、タマちゃんの回復もできるように――『火の鳥』を周囲に飛ばす。
 そして、ぐんぐんと風を切って進み、上がる水飛沫のひやりとした冷たさを感じながら。
 火の鳥で砕き、照らされた水晶を念動力で回収して……その煌めきを、掌に乗せてみれば。
『きゅー』
 刹那、気合いを入れた一鳴き。
 急流をジャンプして飛び越えんとするタマちゃんに、しっかり掴まって。
「!」
 ロデオの時のような激しさと楽しさに、自然とユイは思わず笑み零すのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

パウル・ブラフマン
【SPD】
引き続きスナさん(f03519)と参加!
すげー!今度は大冒険だねっ♪

さっきロデオでスナさんがお世話になった
ミニタマちゃんに同行をお願いしに行こう。
ぬいぐるみも可愛いけど…タマちゃんにまた逢えて嬉しいよ。
オレも頬を掻いて照れ笑い。

スナさんと同じミニタマちゃんに【騎乗】させて貰えたら
【野生の勘】と、日頃鍛えた【運転】手の勘をフル動員して
尖っている水晶などの障害物を探知していくね。
触手を使って障害をどかしたり躱したりしたいな。
…大事な先輩と、可愛いミニタマちゃんが傷付いたらイヤじゃん?

あれ、なんか水音が変わった?
…やべっ、滝じゃね!?スナさんもしっかり掴まってて!!

※絡み・アドリブ大歓迎!


スナッチ・ベット
【WIZ】
タマちゃんとロデオの次はデートだやったー!
よかったねタコくん
というわけで、引き続きレポートはパウルくん(f04694)と僕と
ミニタマちゃんでお届けします

えへへ、今度はお手柔らかにお願いします
なんて【動物と話す】でタマちゃんと会話しつつ、いざ水晶の洞窟へ!
障害物の対処はタコくんにお願いして
僕は【地形の利用】【聞き耳】を使用
タマちゃんの意見も加味して、注意深く進めそうな場所を探すね
水中に潜る道具など、必要な物があれば【レプリカクラフト】で作成
そうそう、水晶で音叉を鳴らすととても美しい響きが生まれるんだって

タマちゃんの好きなものってなんだろう?
帰ったら、三人でたくさん遊ぼうね!(フラグ臭)



 春の陽光降る昼間は、賑やかで盛り上がったタマちゃんロデオ。
 そして月光にキラキラ照る幻想的な夜の湖で、これから始まるのは――。
「すげー! 今度は大冒険だねっ♪」
「タマちゃんとロデオの次はデートだやったー!」
 よかったねタコくん、と。
 パウルとともに、タマちゃんとの思わぬ再会に喜びを咲かせるスナッチ。
 そう、タマちゃんと一緒に挑むのは、水晶の洞窟の大冒険!
 というわけで――引き続き、水と花の街『ユトゥルナ』のレポートは、パウルとスナッチとミニタマちゃんでお届けします!
 水晶の洞窟に同行して貰うのは、昼間のロデオでスナッチが乗ったミニタマちゃん。
「えへへ、今度はお手柔らかにお願いします」
 先程は元気よくぴょこぴょこ跳ねるタマちゃんから、振り落とされてしまったけれど。
 今度は仲良く、冒険という名のデートです!
「ぬいぐるみも可愛いけど……タマちゃんにまた逢えて嬉しいよ」
『きゅー!』
 そう頬を掻いて照れ笑いするパウルに、タマちゃんも嬉しそうにひと鳴きして。
 いざタマちゃんに乗って、滝の裏の秘密の入り口から、水晶の洞窟へ!
「タマちゃん、こっちはどう?」
 聞き耳を立て、地形を上手く利用しながら、注意深く進めそうな場所を探しつつ。
 スナッチは、そう進路をタマちゃんにも相談してみて。
『キュッ』
 いいと思う! と言わんばかりに鳴いたタマちゃんの声を聞いたパウルは、決定した進行方向にある障害物を退かさんと触手を伸ばして。
 野生の勘と、日頃鍛えた運転手の勘をフル動員!
「……大事な先輩と、可愛いミニタマちゃんが傷付いたらイヤじゃん?」
 尖った水晶をキラキラと砕いて、皆が安全に進める道を作れば。
 スナッチは念のため、水中の安全を確認するべく、ちょっぴり歪な水中探索機をレプリカクラフトで作って放ちながらも。
「そうそう、水晶で音叉を鳴らすととても美しい響きが生まれるんだって」
 自然が作り上げた天然水晶の煌めきを、ぐるりと見回した後。
 ……タマちゃんの好きなものってなんだろう?
 そう、軽快に進むミニタマちゃんを見つめながら。
「帰ったら、三人でたくさん遊ぼうね!」
 しっかりとフラグを立てた――その時だった。
「あれ、なんか水音が変わった? ……やべっ、滝じゃね!?」
 いち早く流れや音の変化に気付いたパウルが前方に発見したのは――そう、滝!
「えっ、タコくん、滝!?」
「スナさんもしっかり掴まってて!!」
 フラグを回収するのにうってつけ……もとい、今度こそは、水にぼっちゃーんとしないように。
 ひしっと、スナッチがタマちゃんのもちもちボディーに掴まった、瞬間。
「!!」
 きゅーっ! っと、勇ましい鳴き声をひとつ上げて。
 二人を乗せたまま――スリル満点な滝の上から、タマちゃん決死の大ジャンプ!

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

神埜・常盤
コノ君(f03130)と
さて、コノ君はどの子がタイプかね?
僕はもふもふしてる子がいいなァ

まさかタマちゃんが鍵だったとはねェ
動物と話す技能やコミュ力を生かして
タマちゃんと心を通わせながら洞窟攻略
序にもふらせてくれたら嬉しいンだが……
難所では動物使いの技も活かし、タマちゃんの手綱を確り引こう

滝ではユーベルコードを発動
氷の風で流水を軽く凍らせて、その上を滑って行きたい
ふふ、忌まわしい権能も人の役に立つのだねェ

然し水晶の洞窟か……神秘的で綺麗だなァ
氷の国にでも迷い込んでしまったみたいだ
――あァ、君の瞳にも少し似てるよねェ
なんて、友人の目を覗き込んで
結局のところ、美しければ謂れなど誰も気にしないものさ


コノハ・ライゼ
ジンノ(f04783)と

好みなら肌触りのイイ子、ジンノの好みも捨て難いネ
ふふ、うんと格好良いトコ期待してるよタマちゃん

え、ジンノすごい多才!
オレなんてこうしてもふもふしてる位しか……(遠慮せずもふる姿勢)
モチロン制御の邪魔にはならないようにしますとも

代わりに障害物なら任せて
【彩雨】で尖った水晶の表面をなだらかにコーティング
触れても怪我のないよう
あと滑って舵を楽し……ンン、取り易くしとくネ

ん、こういうのはヒトの手では成し得ない美しさだ
おや、じゃあ神秘的美人て売り込もうかしら
覗きこむマホガニーの瞳ににぃと笑い
これも忌まわしきナニカの産物かもネ?
ま、ヒトを楽しませられるなら願ったりダケド



 虹の加護を受けた剣があるというが、入り口のない『水の神殿』。
 神殿へと続くその入り口は、滝の裏に隠されていて。
 水の神殿へと続くという滝の裏の『水晶の洞窟』は水で覆われた水路になっているという。
 そこで、その洞窟を突破する足となる存在こそ――。
「まさかタマちゃんが鍵だったとはねェ」
 そう、タマイルカザラシことタマちゃん。
 常盤は夜の湖を泳ぐタマちゃんの群れを見遣りつつ。
「さて、コノ君はどの子がタイプかね?」
 僕はもふもふしてる子がいいなァ、と続ければ。
「好みなら肌触りのイイ子、ジンノの好みも捨て難いネ」
 コノハも頷きつつ、タマちゃんの群れの中から、1匹のタマちゃんを選んで。
「ふふ、うんと格好良いトコ期待してるよタマちゃん」
 もふっともちもちなその頭をなでなで、いざ洞窟攻略へ!
 タマちゃんに乗り、水晶煌めき洞窟内を進みながら。
「タマちゃん、一緒に頑張ろう」
 常盤はタマちゃんと心通わせ、声を掛けつつも。
 ついでに時々もふもふ撫でてあげることも抜かりない。
 そして急流などの難所に差し掛かれば、動物使いの技を駆使し、タマちゃんの手綱を確りと引く常盤。
 そんな常盤に、コノハは感心したように。
「え、ジンノすごい多才! オレなんてこうしてもふもふしてる位しか……」
 そう声を上げつつも、制御の邪魔にならない程度に、遠慮なくもふもちなタマちゃんをもふもふ。
 でもかわりに、洞窟内の障害物はお任せあれ!
 触れても怪我のないように、水晶の表面をなだらかにコーティングするのは、煌めくアメ。
 元から宿す煌めきと相まって、より神秘的な輝きを増して。
「あと滑って舵を楽し……ンン、取り易くしとくネ」
 常盤とタマちゃんを支援するべく、彩雨を降らせていく。
 そして、眼前に迫った小さな滝も、何のその。
 ――忌まわしき我が権能の一端、とくとご覧あれ。
 刹那、水を凍てつかせる風が吹き荒れ、常盤の『夜王より給わす喝采』が作り出したのは、氷の滑り台。
 まんまるタマちゃんが、その上をきゅきゅーっと軽快に滑り降りて。
「ふふ、忌まわしい権能も人の役に立つのだねェ」
 難なく滝を超え、常盤はそう笑んだ後。
 周囲をぐるりと見回す。
「然し水晶の洞窟か……神秘的で綺麗だなァ。氷の国にでも迷い込んでしまったみたいだ」
「ん、こういうのはヒトの手では成し得ない美しさだ」
 澄んだ天然水晶の煌めきの中、頷くコノハ。
 でも、その輝きと同じような彩が……常盤のすぐ目の前にも。
 ――あァ、君の瞳にも少し似てるよねェ。
 水晶のような青の煌めきを覗きこむ、マホガニーの瞳。
 そんな常盤の視線と言の葉に、おや、じゃあ神秘的美人て売り込もうかしらと、コノハはにぃと笑って。
「これも忌まわしきナニカの産物かもネ?」
 ま、ヒトを楽しませられるなら願ったりダケド、と。
 続けたコノハの姿を映した瞳を、常盤はふっと細める。
 結局のところ、美しければ謂れなど誰も気にしないものさ――って。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

城島・冬青
【KORで参加】
勇者の剣が欲しいぞー!(手をぶんぶん)
あ、でも入手したら山分けできないよね?
まぁその辺は入手したら考えよう

【動物使い】の技能を使ってタマちゃんが上手く進んでくれるようサポートします
大丈夫!
私こう見えても依頼でイルカショーのお手伝いをしたことがあるんですよ、えっへん
…プールに落ちたことはみんなには内緒だよ
落ちないようアヤネさんのUCでフォローして貰います
ここで落ちたら置いてけぼりですもんね
気をつけなきゃ
うわぁ水晶がすっごいキラキラしてて綺麗!
でも進路の邪魔になる水晶は【衝撃波】で砕いちゃいますよ
…脳筋って言わないでね


備考
アヤネさんにのみ敬語
年下の2人にはタメ口ちゃん付
アドリブ歓迎


鏡彌・サクラコ
【KORで参加】
みなさま!勇者の剣は欲しいかー!
はい、よいお返事ですねい
では参りましょう!

イルカさんの調教済みですって
それは心強いですねい!

乗るタマちゃんは4人でちょうど良いくらいの子を選び、一緒に乗りましょう
ロデオの時と同じように鏡を用意しますねい
今回初めての方もいらっしゃいますし、うまくつかまれないようでしたらフォローします
オクちゃんも、もちろん
はい、キャッチ

アヤネさんは触手でいすか?!そういうのもあるのか…

前回のでコツはつかみましたとも!
危なそうな場所はジャンプさせて避けたりしながら進むでいす

水晶が見えたら
わあ!きらきらでいす!
と目をきらきらさせますねい
あっ
冬青さんが吹っ飛ばしました?!


アヤネ・ラグランジェ
【KORで参加】
アドリブ歓迎です

勇者の剣を取りに行くのだよネ?
タマちゃんに乗るのが目的ではない…はず
(でもタマちゃんかわいい…)
タマちゃんストラップをうらやましそうに横目で見つつ

いつの間にイルカにそんなことを…
ソヨゴは餌付けとか得意そう
いや、餌付けされたわけではないけど

タマちゃんの乗り方は
UCで触手を出してにょろっとへばり付く
こういうのは得意だネ
余裕があるのでソヨゴのフォローもするよ
ってか、ソヨゴはもうちょい気をつけて

水晶の角が危なっかしいネ
電脳ゴーグルで状況確認しつつ、進路の指示はさせてもらうよ

呼称はソヨゴ、サクラコ、オク


日隠・オク
【KORで参加】
剣…はい、ついていきます。

また乗れるんですね(わくわく、です…!嬉しそう
冬青さんも頼もしいです!
アヤネさんのUCに驚きつつもすごいです
今回もサクラコさんの鏡に助けられつつ

奇妙な声、気になりますね
可愛いものだったら見たいですが

タマちゃんにがんばってつかまります
どうぞよろしくおねがいします!

はい、水晶とても綺麗

きゅーとタマちゃんが鳴いたらそのたびにきゅんきゅんしそうです……

水晶も少し記念にもちかえれたらいいです



 虹の加護を受けているという、伝説の勇者の剣。
 それがあるといわれている『水の神殿』は、滝の裏にある水晶の洞窟と繋がっているのだという。
 そんな、浪漫溢れる伝説を追うべく。
「みなさま! 勇者の剣は欲しいかー!」
 サクラコがそう、問えば!
「勇者の剣が欲しいぞー!」
「剣……はい、ついていきます」
 手をぶんぶん振ってノリノリに挙手した城島・冬青(六百六十九番目の宿木・f00669)と、こくり頷いたオクに、金色の瞳を細めて。
「はい、よいお返事ですねい。では参りましょう!」
 皆でまずは、水晶の洞窟へ!
 そして洞窟を攻略する際に必須な乗り物、それは――タマイルカザラシことタマちゃん。
「勇者の剣を取りに行くのだよネ?」
 タマちゃんに乗るのが目的ではない……はず!?
 アヤネ・ラグランジェ(颱風・f00432)はそう、眼前の湖をゆるーく泳ぐタマちゃんの群れを見遣って。
(「でもタマちゃんかわいい……」)
 サクラコやオクがロデオチャレンジでゲットした、タマちゃんストラップをうらやましそうに横目でちらっ。
「奇妙な声、気になりますね」
 勇者の剣も勿論気になるけれど……話に聞いた、最近神殿から聞こえる奇怪な声。
 可愛いものだったら見たいですが、なんてオクは思いつつも。
「また乗れるんですね」
 わくわく、です……! と、タマちゃんを見つめるその緑色の瞳は、とっても嬉しそう。
 そしてオクはそのもちもちボディーに再び頑張ってつかまって。
「どうぞよろしくおねがいします!」
 同行する皆とタマちゃんに、そうご挨拶を。
 冬青は今回、タマちゃんにははじめて乗るのだけれども。
「大丈夫! 私こう見えても依頼でイルカショーのお手伝いをしたことがあるんですよ、えっへん」
 なんと冬青は、動物トレーナー3級所持者……らしい?
「イルカさんの調教済みですって、それは心強いですねい!」
「冬青さんも頼もしいです!」
「いつの間にイルカにそんなことを……」
 サクラコやオクに続いて、アヤネも緑色の瞳をぱちくりさせつつも。
「ソヨゴは餌付けとか得意そう。いや、餌付けされたわけではないけど」
 なんとなく、そう納得?
 冬青は、そんな動物使いの技能を使って上手く進んでくれるようサポートをせんと、意気揚々タマちゃんに乗り込むも。
(「……プールに落ちたことはみんなには内緒だよ」)
 イルカショーでプールに落ちて、イルカさんに助けて貰ったことは……内緒なのです! 
 そして、勇者の剣が欲しいと声をあげたものの。
(「あ、でも入手したら山分けできないよね? まぁその辺は入手したら考えよう」)
 まぁとりあえず、行ってみましょう!
 今回乗せて貰うのは、4人で乗ってちょうど良いくらいの大きさのタマちゃん。
 そんなタマちゃんに、皆一緒に乗りこんで。
 はじめてタマちゃんに乗る人もいるから、フォローできるようにと。
 ロデオの時と同じように、サクラコは周囲に鏡を成して。
 勿論、ちょぴりバランスを崩しそうになったオクも、はい、キャッチ!
 そして。
「こういうのは得意だネ」
 複数の蛇に似た異界の触手を出して、にょろっとタマちゃんのもちもちボディーにへばり付くアヤネ。
「アヤネさんは触手でいすか!? そういうのもあるのか……」
「アヤネさんのユーべルコード、すごいです」
 余裕があるように見えるそんなアヤネに、サクラコとオクも目をみはって。
 そうしているうちに、皆を乗せたタマちゃんが向かうのは、水晶の洞窟。
 滝の裏の秘密の入り口から、神秘的な輝きを放つ洞窟へと進みながら。
「ここで落ちたら置いてけぼりですもんね、気をつけなきゃ」
「ってか、ソヨゴはもうちょい気をつけて」
 冬青のフォローをするアヤネ。
 そして、サクラコも。
「前回のでコツはつかみましたとも!」
 危なそうな場所に差し掛かると、すかさずタマちゃんジャンプ!
 ぽよんっと跳躍させて、障害物や急流を上手に避けながら進んでいく。
 そんな洞窟内は、様々な彩をした水晶がそこかしこで煌めいていて。
「わあ! きらきらでいす!」
「うわぁ水晶がすっごいキラキラしてて綺麗!」
「はい、水晶とても綺麗」
 神秘的な光景に、そう皆で同時に声をあげるけれど。
「水晶の角が危なっかしいネ」
 電脳ゴーグルで状況確認をし、進路の指示するアヤネがそう言った刹那。
「じゃあ、進路の邪魔になる水晶は砕いちゃいますよ」
 バキィッ! と豪快な音がして。
「あっ、冬青さんが吹っ飛ばしました!?」
 脳筋……いえ、障害物を取り除くべく冬青の放った衝撃波が、水晶を圧倒間に吹き飛ばしました!
 そして勇ましく、きゅーっとタマちゃんが鳴くたびに、きゅんきゅんしながらも。
 オクは砕けてキラキラと輝く水晶の欠片を、そっとひとつ、記念にとその手に掴むのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

アース・ゼノビア
【紅零点】
さっきは落ちちゃったけどね、今度は最後までついていくから。
またヨロシクね、大タマちゃん。
爺さまを任せたよ。…ん?逆だっけ?
(菊と笑いつつタマちゃんを撫で、ぽむぽむ)

水晶に光が映って、綺麗だね――
お土産にひと欠片持ち帰って
皆で大きさ違いに丸く磨いてさ、タマリョーシカ作るんだ。
それも勿論楽しみだけど、折角だ。土産話を持ち帰りたいよね。

さて……爺さまや伊織に危機回避を頼りつつ、まずは道を探さないと。

「地形の利用」の利点とは、
同じく地形を利用した者の思考を辿れるとこだと思ってる。

カンテラの灯りを手に「第六感」も澄ませて、周囲を見渡してみようか。

(俺がここに大事なものを隠すなら、何処にする?)


重松・八雲
【紅零点】
勇者、伝説、宝具
そしてタマちゃん
改めて聞くと何とも男のろまんに満ちた冒険となりそうだのう!

昼間共に戯れた大タマちゃんを相棒にいざ!
これぞ大船ならぬ大タマに乗った気分じゃな!

儂の取柄は兎に角この勘と腕
野生の勘で水流変化等危険察すれば一報
障害は怪力や剣刃一閃で除き気合いで道を拓こう!
何、細かい事は若者達の腕や冴えを信じておる!

序でに出た水晶は有難く土産に!
皆で磨き大小様々なタマりょ何とかに――タマちゃんの勇姿を胸にも水晶にも刻むのである!

後は動物と話すもといタマちゃんの話も伺いつつ団結し先へ!
時折つるもち撫で気力回復…ごほん、タマちゃんの鼓舞も!
無事この任を終えた後は、また共に遊ぼうぞ!


千家・菊里
【紅零点】
相棒は満場一致で昼の子に――息もノリもきっともうぴったり
共に頑張りましょうね
(頼もしきつるもちを一緒に撫でつつ
大丈夫ですアースさん、それで間違いないですと笑い)

水面と水晶が織り成す煌きや、タマちゃん含む皆の勇姿を再び楽しんだりしつつも、成すべき事は抜かりなく

暗がりはフォックスファイア展開して照らし、急流は聞き耳と第六感で警戒
滝等で衝撃避けきれぬ時はオーラ防御で緩和フォロー
そして動物使いの力でタマちゃんの調子にも気を配り、疲労時は一休みも忘れずに
各々の長所を活かす様に協力を

水晶は感謝して頂き、後で仲良くタマリョーシカに
様々なタマちゃんの勇姿に冒険の土産話
無事に持ち帰ってみせましょうとも


呉羽・伊織
【紅零点】
深夜の冒険に頼れる相棒
こりゃ爺サンが童心に返るのも無理ねーな

さて指名は無論昼の大タマチャンで
まーた白一色でマジゴメン
でも頼りにしてる!
勿論愉快な仲間達もなっ
今度はタマチャンも難所も見事ノリ…もとい乗り切ってみせよう

オレに出来るコトといや、暗視や聞き耳での進路と水流確認
第六感も加え先々の危険予測
岩場等ありゃ一旦飛移り先行して露払い――早業で危険な水晶除去等も
大事なつるもち肌を傷付けるワケにゃいかねーからな!

水晶はお言葉に甘えて土産に
記念に後でタマチャン型に整えよー
タマリョーシカとはアース名案!

さて土産も頂いたからにゃ、ちゃんと仕事もこなすとも!
無事済んだらタマチャンも入れて打上げだな!



 勇者、伝説、宝具――そして、タマちゃん。
「改めて聞くと何とも男のろまんに満ちた冒険となりそうだのう!」
 八雲はそう少年のように心躍らせながら。
 頼もし気に見上げるのは、これから始まる、浪漫溢れた冒険の相棒。
「これぞ大船ならぬ大タマに乗った気分じゃな!」
 その声に応えるかのように。
 きゅーっと勇ましく鳴くのは、昼間共に戯れた大タマちゃん!
「深夜の冒険に頼れる相棒、こりゃ爺サンが童心に返るのも無理ねーな」
 勇者伝説を追う冒険、そして何より再会したタマちゃんの可愛さにキュンとしている八雲に、伊織はそう笑みつつも。
「まーた白一色でマジゴメン、でも頼りにしてる!」
 まさに、紅零点状態な野郎だらけの現状に、やはり申し訳なくも思いながらも。
 今度は、タマチャンも難所も見事ノリ……もとい乗り切ってみせよう、と。
 大タマちゃんは勿論、共に征く愉快な仲間たちも頼りにしています!
「さっきは落ちちゃったけどね、今度は最後までついていくから」
 またヨロシクね、大タマちゃん――アースもそう、タマちゃんへと金色の瞳を向けて。
「爺さまを任せたよ。……ん? 逆だっけ?」
「大丈夫ですアースさん、それで間違いないです」
 ぽむぽむとタマちゃんを撫でるアースと一緒に。
 菊里も、共に頑張りましょうねと、眼前の頼もしきつるもちを撫でつつ、笑う。
 昼間、楽しく戯れた大タマちゃんとは、息もノリもきっともうぴったりだろうし。
 ハッスルする爺さまだって、多分任せられる……に違いない。
 ということで大きな野郎が4人、大タマちゃんに再び乗り込んで。
『きゅー』
 可愛くも勇ましく鳴くタマちゃんのひと鳴きを皮切りに、いざ洞窟の冒険に出発!
「水晶に光が映って、綺麗だね――」
 スイスイと泳ぐタマちゃんの上から、水晶煌めく洞窟の景色を眺めつつ。
「お土産に水晶をひと欠片持ち帰って、皆で大きさ違いに丸く磨いてさ、タマリョーシカ作るんだ」
 アースがふと口にしたお土産の提案は……皆でお揃いの、水晶のタマリョーシカの作成!
「タマリョーシカとはアース名案! 記念に後でタマチャン型に整えよー」
「皆で磨き大小様々なタマりょ何とかに――タマちゃんの勇姿を胸にも水晶にも刻むのである!」
 勿論、皆も満場一致で大賛成!
 行く手を阻む様々な彩をした水晶を、道を切り拓く分だけ砕いていきながら。
 タマリョーシカを作る分だけ、煌めく水晶をお土産に。
「さて土産も頂いたからにゃ、ちゃんと仕事もこなすとも!」
 ――無事済んだらタマチャンも入れて打上げだな!
 そう漆黒の髪を風に靡かせ、赤の瞳を進む先へと向ける伊織。
 そんな伊織に、アースと菊里も頷いて。
「タマリョーシカも勿論楽しみだけど、折角だ。土産話を持ち帰りたいよね」
「様々なタマちゃんの勇姿に冒険の土産話、無事に持ち帰ってみせましょうとも」
 水晶もだけど、この何よりも浪漫溢れる冒険譚が、面白可笑しい土産話になるように。
 水面と水晶が織り成す見渡す限りの美しい煌きや、大タマちゃん含む皆の勇姿を再び楽しんだりしつつも。
 成すべき事は抜かりなく――菊里の生み出した狐火が、さらに天然の煌めきに輝きを与えて。
 聞き耳や第六感で水の流れや音を警戒しつつ、動物使いの力でタマちゃんの調子にも気を配れば。
「大事なつるもち肌を傷付けるワケにゃいかねーからな!」
「む、この先、急流が発生しておるぞ!」
 岩場へと一旦飛び移り、先行して露払いを担う伊織が、進路上に出っ張っている水晶を早業を以って除去すれば。
 持ち前の野生の勘で水流の変化を察知し皆に伝え、細かい事は若者達の腕や冴えを信じながらも。
「タマちゃん、次は何方の道だと?」
 タマちゃんの話も伺いつつ、そのつるもちボディーを何気に撫で撫でして気力を回復……もといタマちゃんを鼓舞しながら。
 無事この任を終えた後は、また共に遊ぼうぞ! と、怪力誇る腕と気合いで道を拓く八雲。
 そして、地形の利用の利点は――同じく地形を利用した者の思考を辿れるとこだと思う、と。
(「俺がここに大事なものを隠すなら、何処にする?」)
 カンテラの灯りを手に、アースも周囲をぐるりと見渡して。
 各々の長所を活かしながら、協力し合い進んでいた水晶の洞窟――であったが。
「――!」
 最後の難所の急カーブを危なげなく大タマちゃんが曲がった、その時。
 同時に全員が、その瞳を見開く。
 そんな猟兵たちの眼前に現れたのは、水晶の洞窟の終着点――『水の神殿』の入り口であった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第3章 集団戦 『ナーガクーガ』

POW   :    飛びかかる影
【不意打ちの飛びかかり】が命中した対象に対し、高威力高命中の【輝く牙による食い千切り攻撃】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。
SPD   :    激昂
【怒りの咆哮を上げて威嚇する】事で【興奮状態】に変身し、スピードと反応速度が爆発的に増大する。ただし、解除するまで毎秒寿命を削る。
WIZ   :    集団防衛
【強敵の出現を知らせる警戒の咆哮】を聞いて共感した対象全ての戦闘力を増強する。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

※お知らせ※
 第3章プレイング送信の受付は、追加オープニング掲載後から開始します。
 追加オープニングは、5/14(火)中に掲載いたします。
 送信締切等のお知らせは、MS個別ページ等でご確認ください。


●勇者の剣と宝石の獣
 タマちゃんと共に突破した、水晶の洞窟の終着点。
 それはーー煌めく水晶と流れる水で美しく彩られた『水の神殿』であった。
 水晶の洞窟とは違い、神殿内は歩いて移動できるようだ。
 一旦此処まで運んでくれたタマちゃんとわかれ、神殿内へと足を踏み入れる猟兵たち。
 その時だった。
「……!」

 ――ォォオオオォン……オォォ――ン!!

 聞こえてきたのは……何かの、鳴き声。
 しかも、ひとつではない。複数の獣のような声がはっきりと猟兵たちの耳に響く。
 これがきっと、街の人がいってた『奇怪な声』に違いない。
 注意深く警戒し得物を握りながら、神殿の奥へと進む猟兵たち。
 そして――視界が開け、神殿の最奥と思われる広場へと出た瞬間。
「!」
 猟兵たちは、目を瞠る。
 そこには……艶消しの鱗を持つ身体と、宝石の目と牙を持つ、無数の獣の群れ。
 そして。
「あれが……伝説の勇者の剣?」
 広場の最奥の祭壇に突き立てられている、1本の剣。
 ――だが。
「……錆びている?」
 虹の加護を受けていると聞いて想像していた外見とは大きく違った、錆びつき古びた剣であったのだ。
 だがその剣に近づくためには――まずは、宝石の目を持つ獣『ナーガクーガ』を殲滅させなければいけない。
 その数はかなり多いが……怯んでなどいられない。
 獣たちが洞窟へと出てくれば、街の人やタマちゃんに危害が及ぶかもしれない。
 それに――伝説の勇者の剣。
 これを抜くか、抜かないか……本物かどうなのか。
 確認するためにも、まずは獣の群れを倒す必要がある。
『ォォォン……ウオォォー――ン!!』
 侵入者に気付いたのか、一斉に咆哮を上げる宝石の獣たち。
 猟兵たちは各々の得物を握りしめ……オブリビオンの群れを、迎え撃つ。

※マスターより
 第3章は神殿内での『ナーガクーガ』との集団戦となります。
 障害物などはなく広さ的にも問題はない広場での戦闘となります。
 そして、勇者の剣についてですが。
 抜くか抜かないか、皆様のプレイングにて多かった選択を取ることになります。
 剣についてのリプレイは章の最後に結果を記載いたしますが。
 抜く場合は、抜いた剣はグリモア猟兵が回収、然るべき場所で保管することになりますので、個人的にお持ち帰りなどはできません。
 リプレイも戦闘メインとなりますので、剣については、抜くor抜かないの記載程度でOKです。
 どちらでも構わない、興味ないなどの場合は、戦闘のみに触れるプレイングのみで構いません。
ヴィオレッタ・エーデルシュタイン
「今回の敵はネコ科っぽいけど、ごつごつしているからパスね」

近い敵からまとめてユーベルコード【マルチプルバレット】。
レベル×5本=165発の雷属性の銃弾よ。
乱戦でもスナイパー32、誘導弾19で敵だけ狙い撃つわ。
味方が危ないようなら援護射撃5で支援するわよ。
可能な限り遠距離で敵をしとめるわ。

敵を撃破した後は、剣は放っておきましょうか。
「ここまで来た勇気と英知が本当の伝説…とかいう話なんじゃないかしらね」
とちょっと皮肉っぽく言いながら。


カーニンヒェン・ボーゲン
引き継ぎ手を失った宝剣…
もし我らにその資格があるなら、貴方に遺された意志を、伝えてください。
抜くに1票投じます。ここで過去の象徴として、果てさせたくない。とジジイめは思います。

両の手で、前方に真っ直ぐ老兎の切っ先を向ける。
【UC:剣刃一閃】にてお相手します。
相手の動きの追跡して不意打ちに備えられれば良いのですが。
避けられずとも、飛びかかられた際に2回攻撃で応戦しますぞ。
四肢の切断を積極的に狙います。次の攻撃の勢いを少しでも削いでおきたいですからな。
周囲の猟兵どのらとも連携を取り、一体ずつ動きを止めていくよう努めます。
手負いの獣は厄介でしょうから。
目で見て分かる負傷を負ったモノへ優先攻撃です。


月宮・ユイ
連携アドリブ◎
<機能強化>維持
常時”情報収集。学習力”で行動最適化

これだけの数、一体どこから?
剣が錆びていることにも関係するのかしら。
いや、まずは敵の対処を。しかし後で調べるべきでしょうね。

出来ればこの場所あまり荒らしたくはないわね。
[ステラ+ケイオス]槍剣。近接戦闘に加え複製増殖し”投擲”
<静寂雪原>槍を氷に変え操り”傷口をえぐる”
倒せば力喰らう雪とし操り、時に氷槍に変え”念動力で誘導弾”に
”生命力吸収の呪詛”のせ吸収力強化、吸った力で味方を再生回復や”耐性”等強化付与する雪降らす

◆剣:抜かない
ここは街の人達が大切にしてきた場所、このままに。
それに剣の待つ担い手は私達ではないでしょうから。


鶴澤・白雪
あら、宝石の瞳だなんてあたしとお揃いね。嬉しくないけど
宝石って言うのはね、人を導くためにあるもので傷つけるためのものじゃないのよ

クリスタリアンとして些か納得いかない点があるから倒させてもらうわ
それにタマちゃんたちを傷つけさせたくないしね

1撃でも当たったらヤバそうね、まずは自分に『オーラ防御』
飛びかかる影を使おうとしていることを察知したら『だまし討ち、フェイント、援護射撃』を使って初撃の邪魔をする

それ以外の時は『高速詠唱、全力魔法、2回攻撃』を合わせたUCで1体ずつ数を減らしていくわ

それから伝説の勇者の剣だったわね
抜いてみたらいいんじゃない?虹の加護ってやつが迷信なのかどうかはあたしも興味あるし



 タマちゃんに乗って攻略した、水晶の洞窟のその先。
 辿り着いた『水の神殿』で猟兵たちを待っていたのは、妖し気な煌めきを放つ数多の宝石の瞳と。
 虹の加護どころか錆びついている様子の、1本の剣であった。
 ――もし我らにその資格があるなら、貴方に遺された意志を、伝えてください。
 ここで過去の象徴として、果てさせたくない、と。
 宝石の獣のその奥に在る錆びた剣へと視線を向けたカーニンヒェンが握るのは――確かな腕を持った職人が拵えた、美しい刀。
 両の手で、前方へと真っ直ぐに。その美しく鋭き閃きを秘める『老兎』の切っ先を向けて。
 『伝説の勇者の剣』の意志に、呼びかけるカーニンヒェン。
 ユイも辿り着いた神殿の大広間を見回し、情報収集を抜かりなく行いながらも。
 奇怪な鳴き声を上げ立ちはだかる宝石の瞳の獣――ナーガクーガの群れを見遣る。
「これだけの数、一体どこから? 剣が錆びていることにも関係するのかしら」
 まるで剣に宿りし虹色の加護を吸い取ったかのような、その不気味に煌めく宝石の如き目と牙。
 入り口無き、水に覆われた洞窟の奥にあるこの神殿に、何故どうやってこの獣たちが大量発生したのか。
 そしてそれは、実際錆びているあの眼前の剣と、何か関係があるのか。
 気になることは、多いけれども。
(「いや、まずは敵の対処を」)
 視て聴いた情報から、行動の最適化をはかりながら。
 何よりもまずは、オブリビオンの群れを殲滅させるのが先決。そうユイは、錆びた剣から獣の群れへと視線を戻しつつ。
(「しかし後で調べるべきでしょうね。出来ればこの場所あまり荒らしたくはないわね」)
 流れる水の音が響く中、共にタマちゃんに乗ってここまでやってきた仲間達と共にまた一歩踏み出す。
 目の前の獣たちの瞳は、水の如き青色を帯びているけれど。
「あら、宝石の瞳だなんてあたしとお揃いね」
 ――嬉しくないけど、と……澄んだ真白な肌に映える、酸漿の真っ赤な実の如く熟れたレッドスピネルの瞳を細めるのは、白雪。
「宝石って言うのはね、人を導くためにあるもので傷つけるためのものじゃないのよ」
 まるで増産されたイミテーションかのような妖しい獣たちの数多の瞳に、クリスタリアンとして些か納得いかない点があるから。
 倒させてもらうわ、と。鋭き牙の一撃をもらわぬよう、護りを固めるオーラを魔を纏いながら白雪は続けた。
「それにタマちゃんたちを傷つけさせたくないしね」
 まんまる愛らしい見目をした、穏やかな気性のタマちゃん。
 だが、それと比べても。
『ウォォ……オォォー―ン!!』
 神殿内を我が物顔で闊歩しているナーガクーガは、街の人が恐れを抱くような鳴き声を上げて。
「今回の敵はネコ科っぽいけど、ごつごつしているからパスね」
 どことなくネコっぽい四足歩行の見目とはいえ……艶のない鱗で覆われた体はまるで龍のようで、猫のようなふわもことは程遠い。
 そんな愛嬌の欠片もなく、もふもふも到底出来そうもない敵の群れに。
 ヴィオレッタが素早く抜き躊躇なく引き金をひくのは、長い銃身を持つ艶消しの漆黒の回転式拳銃。
「――遠慮しないで受けてみなさい」
 その声と同時に戦場にはしる、稲妻かの如き連続射撃。
 雷纏う銃弾の嵐が、近い位置にいる宝石の瞳の獣を纏めて、片っ端から撃ち抜かんと唸りをあげれば。
 よく手入れがされている年代物のシルクハットをくいっとあげて。
「さて、このジジイめがお相手いたしますぞ」
 笑顔で執事然とした振舞いは決して崩さないながらも。
 カーニンヒェンが的確に狙うは、ヴィオレッタの雷の銃弾を浴び傷を負った敵。
「手負いの獣は厄介でしょうから」
 そう、どこか漆黒の瞳の奥に秘めた狼藉たるいろを垣間見せながらも。
 仲間と連携し、確実に一体ずつ『老兎』の鋭撃で仕留めにかかるカーニンヒェン。
『グォォ、オォォ……!!』
 さらに、龍のような鱗の体についた傷を容赦なく抉るのは、氷と化したユイの槍剣『ケイオス』。
 静かなる氷雪と化した周辺の無機物がユイの手の内で意のままに操られ、その鋭き氷槍は時として念動力による誘導弾となり、星剣『ステラ』と共に敵を喰らい摂り込み、力増して。
 複製増殖し、投擲されし鋭撃が宝石の瞳の獣を貫いていく。
 さらに、飛びかかる影の攻撃を使わんとしている敵に気付いて。
「そう簡単にはさせないわ」
『!! ウオォォォッ』
 抑えきれぬ衝動から成されたようなその黒き刃が、鋭き牙による食い千切りを封じるように。フェイントをかけた衝撃で敵の初撃の邪魔をはかる。
 そんな初撃こそ、思う様に繰り出せなかった獣たちであるが……当然、大人しくなどはしてはいない。
「……!」
『ウオォォォーーン!』
 再び大きく地を蹴り、猟兵たちへと襲い掛からんと吼えるも。
 敵の不意打ちに備え、相手の動きを追跡していたカーニンヒェンはひらりと身を翻し、獣の牙を躱して。
「次の攻撃の勢いを少しでも削いでおきたいですからな」
 さらに飛び掛かってきた獣の四肢を、鋭き切れ味を誇るその『老兎』の刃で鮮やかに瞬断すれば。
 刹那、戦場にひらり降るのは――雪。
 生命力吸収の呪詛で、より強化され、ユイが吸った力が。再生回復や耐性等の強化を付与する雪となり、猟兵たちへと舞い降る。
 そして、金の髪を飾る小さなタンザナイトを揺らし、仲間に飛び掛かるナーガクーガたちを遠距離から的確に仕留めながら。
 ヴィオレッタは、色の違ったふたつの宝珠で、ふと神殿の最奥に刺さっている剣を見遣って。
「ここまで来た勇気と英知が本当の伝説……とかいう話なんじゃないかしらね」
 そう、ちょっぴり皮肉を。
 さらに雷の銃弾が打ち出される中、次に戦場を染めるいろは……燃え盛る炎の真紅。
 ――灼焔を纏ったあたしの化身よ、彗星の如く降り注ぎなさい。業火に慚愧し跪け。
 湛えるその両の目のように。白雪の生み出した炎纏いしスピネルの礫が、如何わしい青の宝石を赤の色へと染め、砕いていく。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ザザ・クライスト
フィラメント(f09645)と連携

【POW】効率良く撃破する

「ヤレヤレ、わかりやすくて正直助かるぜ」

バラライカで弾丸をばら撒き獣達を追い込む
【援護射撃】でフラウ・レイヴァスに向かわないよう【おびき寄せ】る
攻撃は【武器受け】【盾受け】で対応

「フラウ! エスコートするぜ、仕上げは任せる!」

獣達を誘導してフラウの操る女郎蜘蛛で一網打尽だ
【ブラッド・ガイスト】で火力アップ

「いつもオレが吹き飛ばされてると思ってンじゃねェぞ!」

【野生の勘】【第六感】で死角からの攻撃を捌く

「アリーヴェデルチ!」

また会おうを意味する言葉だ
キャスケットを押さえて嘯く
オブリビオンならまた会うだろうからよ
剣はフラウに任せるぜ


フィラメント・レイヴァス
ザザ(f07677)と連携

……ふーん。綺麗な眼をしてるけど、美味しくはなさそう

序盤は戦場を駆け回り
目立たぬよう、絡繰り糸や鋼糸を張った自分のフィールドを作り
傀儡の絡新婦でフェイントや騙し討ちしザザと連携

数が多いなら、こちらも手数を増やすだけ
ザザ、耳を塞いでた方がいいよ!
男に良く効く唄声なんだから
水晶の劇場とは洒落てるじゃない
わたしの可愛いディーヴァ…ーーSirene…!
誘き寄せた獣達を鋼糸で集め傀儡のSireneに捕えさせて仕留める
彼女が唄い終える頃には……いや、そこまで頭が持たないかもね…?

そうそう、君もたまにはスマートに仕上げないとね
剣は……わたし、そういう柄じゃないよ…と笑いかけて



 澄んだ碧眼が映すのは、妖しくも数多光る青き宝石の瞳。
「……ふーん。綺麗な眼をしてるけど、美味しくはなさそう」
 刹那、そう紡ぐフィラメントの碧眼の奥に揺れる真紅がより一層の狂気を孕み、ゆらりと揺れれば。
 目立たぬよう戦場を駆け回るその十の指が張り巡らせていくのは、とくべつな紅混じる糸。
 その間、宝石の獣をその毒牙にかけんと蠢くのは蜘蛛――拷問傀儡の『絡新婦』。
「数が多いなら、こちらも手数を増やすだけ」
 虎視眈々と獲物を狙う様に、獣を狩りにかかる絡新婦。
 そんなフィラメントと息を合わせ、彼女へと向かわぬよう敵をおびき寄せつつ。
「ヤレヤレ、わかりやすくて正直助かるぜ」
 短機関銃『バラライカKBN18』の引き金をひき、弾丸を戦場へとばら撒くザザ。
 だが、その弾丸を身軽な動作で躱していく獣たち。
 けれども……ザザの赤い瞳に、焦りのいろなど微塵もなく。
 むしろ――自身に溢れた笑みそのままに、ふっと八重歯を見せ、声を上げる。
「フラウ! エスコートするぜ、仕上げは任せる!」
 ザザの狙いは……そう、敵を誘導すること。
 寸分の狂いもなくばら撒かれた弾丸が、面白いように獣たちを一か所に追い込めば。
「ザザ、耳を塞いでた方がいいよ! 男に良く効く唄声なんだから」
 洒落た水晶の劇場に姿を現した、フィラメントの可愛いディーヴァ――『Sirene』。
 刹那、その肋骨で成された檻が、誘き寄せた獣たちを確りと閉じ込めて。
 ――髄まで溶かせ。君の囀りは狂おしく美しい不協和音。
 響き渡るは、精神をかき乱す唄声。
 きっと、セイレーンが唄い終える頃には――。
「いや、そこまで頭が持たないかもね……?」
「おっかないお嬢さんは味方だと頼もしいもんだ」
 耳を塞ぐ仕草を解き、そう肩を竦めると同時に二ッと笑みを宿しながらも。
「いつもオレが吹き飛ばされてると思ってンじゃねェぞ!」
 自身の血液を代償に、握る得物を殺戮捕食態に変え殺傷力をさらに高めつつも。
 ザザは死角から不意打ちで飛び掛かってきた獣を素早く撃ち抜き、巧みに捌いていく。
 そんな彼に、そうそう、君もたまにはスマートに仕上げないとね、と紅揺らめく碧眼を細めながらも。
「君の真面目な仕事ぶりも信頼しているよ」
 そう、くすりとフィラメントが笑んだと同時に。
 怒りの咆哮を上げて威嚇する様も、もはや無駄な足掻き。
 完成し成した鋭き糸の巣にまんまとかかった獲物たちへと、毒牙を突き立てる絡新婦。
「じっくり味わうには美味しくなさそうだけどね」
 そんな絡新婦に、フィラメントがそう呟けば。
 瞬間、再び雨霰の如く敵に降り注ぐ弾丸。
 そしてザザは宝石の瞳の獣を蜂の巣にしていきながら、キャスケットを押さえ嘯く。
「アリーヴェデルチ!」
 その言葉の意味は、また会おう――オブリビオンなら、きっとまた会うことになるだろうから。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

青葉・颯夏
セフィリカさん(f00633)と同行

そうですね、まずは目の前の敵を片付けましょう
剣を持ったセフィリカさんを前に、あたしの役割は決まってる
《雪紐》、行くわよ
声を掛けて《弓曳落星》を一斉発射
それに合わせて花風を撃つ
セフィリカさんへの攻撃は割って入ってかばう
多少のことなら大丈夫だから、気にしないで

剣は……そのままにしておきましょう
しかるべき時にしかるべき人の手に渡る方がいいし
これが役に立つ時が来ないほうがいいですから


セフィリカ・ランブレイ
颯夏(f00027)と奥に進行中

最後のあたり私達、タマちゃんと通じ合えてたよね
楽しいひと時だったと浸るのはここまで!
風景に感じ入るのも敵を倒してから
ゴーレムは種切れってとこで出番だよ、シェル姉

待ちくたびれた

と不平を漏らす蒼い結晶を刀身とした魔剣にウインク一つ
展開したビットを使って適度に相手の気を引き、近づいてきたやつの攻撃を受け流してカウンター!
興奮してる分見切り安いよ

捌ききれなくなっても颯夏がいるから、フォローしてくれるって信じてる!

剣は……錆びてるかあ
お世辞にも湿気の多い場所で保存状況がいいとは思えないしね

普通の剣だったのかな。なら、伝説は伝説のままがいい気もするね
そのほうが、ロマンない?



 最初は、音楽に合わせてノリノリ元気に飛び跳ねるロデオチャレンジ。
 そして次は……幾つもの難所を共に超えてきた、水晶の洞窟の冒険。
「最後のあたり私達、タマちゃんと通じ合えてたよね」
 タマちゃんとの絆が芽生えた実感を確実に覚えながら、セフィリカは辿り着いた水の神殿内を進むけれども。
 ……楽しいひと時だったと浸るのはここまで!
「風景に感じ入るのも敵を倒してから、だね」
 神殿の最奥――妖しく光る獣の青き瞳を見据え、気持ちを切り替えて。
「そうですね、まずは目の前の敵を片付けましょう」
 颯夏も鈍色の髪を揺らしながら同意し頷き、眼前の敵の群れを見据えた。
 ガジェットショータイムで作った岩砕きゴーレムことスゴイナックル君は、行く手を阻む岩もパンチ一発、水晶の洞窟で大活躍。
 だから、もう種切れしてしまったけれど。
「……ってとこで出番だよ、シェル姉」
 セフィリカが手にしたのは、待ちくたびれた――そう不平を漏らす、蒼い結晶を刀身とした意志持つ魔剣。
 そんな物憂げなシェル姉こと『魔剣シェルファ』に、ぱちんとウインクを一つして。
 空中を浮遊する銃『フォースビット』を展開し、適度に敵の気を引くように銃撃すれば。
「いくよ、シェル姉!」
 接近し飛び掛かってきた獣をひらり、桃色のリボンを靡かせながら受け流し、カウンターの一閃を浴びせるセフィリカ。
 そんな魔剣を振るうセフィリカを菫の瞳で見つめながら。
(「剣を持ったセフィリカさんを前に、あたしの役割は決まってる」)
「――《雪紐》、行くわよ」
 そう颯夏が声を掛けた刹那、雪紐の胴に仕込まれた数多の矢が一斉放たれると同時に。
 戦場に舞い遊ぶは、無数のラナンキュラスの花びら。
 放たれた矢が鱗に覆われた獣の体を貫き、ラナンキュラスの衝撃が、躯の海へとオブリビオンを還していく。
 だが、ナーガクーガも怒りの咆哮を上げて威嚇し、そのスピードを上げて。
 勢いよく地を蹴り、セフィリカへと襲い掛からんと牙を剥くも。
「! 颯夏っ」
「……多少のことなら大丈夫だから、気にしないで」
 咄嗟に割って入り、セフィリカを庇う颯夏。
 そして再びスピードを増した獣が、二人へと飛び掛かってくるけれど。
「興奮してる分見切り安いよ」
 言うが早いか、シェルファで一閃……敵を叩き斬るセフィリカ。
 やたらと数が多い敵の群れ。
 でも、それを躊躇なく次々とセフィリカが斬っていけるのは――捌ききれなくなっても、颯夏がいるから。
 フォローしてくれるって信じているから……そう、舞うラナンキュラスの花びらをその赤い瞳に映して。
 宿す煌めきは、共に戦う相手への、信頼の輝き。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

野宮・縁
れい(f01192)と
アドリブ歓迎

タマちゃんいってしもうた…(しょぼん)
さびしいが、きちんとしごとせねばな

剣か…ちょっとなやむが
さびてしまってるのならぬいてもよいのではないか?
だめになってしまったらやだし
手入れとかしゅうふくとかできればいいんじゃが
なおったらまたもとのばしょにもどしたいなぁ

いっぱい出てきたのう
うごきもはやそうじゃの
っておもってたらないすじゃれい!
うごきのにぶったてきに、わしの蒼い炎【フォックスファイア】
をおみまいするぞ!そしてなぎなたでぶったぎる!
むりしててきがとびかかってきてもだいじょうぶなように
【狐火】をわしらのまわりに出しておく
このままとびかかればやけどだけではすまぬぞ?


葉月・零
縁(f06518)さんと共に

虹の加護ってどんなんだろね、太陽の光とか浴びたら……とかあるのかなー。

勇者でもあるけど、父が子のためにのこしたもの……抜いちゃって良いものなのかなぁ……なんて思ったりもするけど判断は皆に任せるよ

さーて、ぼんやりしてないで先ずはこの子達の相手だね。
背中は任せたよ、縁さん。

キミたちからしたら俺たちが侵入者なのかもだけど……そのままにはしていけないから、ゴメンね。

鈴蘭の嵐を使って。
花びらで相手の視界を遮るように出来ないかな。
目と認識できるのは多分あの辺りだと思うんだけど……。

目に花びらがあったら逆にこっちから不意打ちしやすいかなぁって。

縁さん、今だよー。よろしくね。



 辿り着いた水の神殿の入り口で。
 二人を降ろし、きゅーっとひと鳴きし、ひとまずこの場から離れたタマちゃんの後姿を見遣って。
「タマちゃんいってしもうた……」
 耳と尻尾をぺたん、縁はしょぼんとするけれど。
「また帰りも乗せてもらうから、タマちゃんには少し休んでもらわないとね」
「そうじゃな……さびしいが、きちんとしごとせねばな」
 零の言葉にこくりと頷いてから、水の神殿の奥へと歩き出す縁。
 そんな縁と並んで歩きながら、ふとこの神殿にあるという、勇者の剣について思う零。
「虹の加護ってどんなんだろね、太陽の光とか浴びたら……とかあるのかなー」
 けれども――実際、神殿の最奥で見つけた剣は、虹色どころか錆びついたものであった。
「……ちょっとなやむが、さびてしまってるのならぬいてもよいのではないか?」
 そして手入れや修復をして、元の場所にまた戻せればと。
 縁はそう、錆びた剣を一瞬見遣るけれども。
 そんな剣のことも気になるところだが――最奥の広場に数多光るのは、怪しげな輝きを放つ青。
『……ウオォォー―ン!』
「さーて、ぼんやりしてないで先ずはこの子達の相手だね」
 街の人が言っていた、奇怪な鳴き声。
 それは眼前で群れを成す、このナーガクーガのものに違いないだろう。
「キミたちからしたら俺たちが侵入者なのかもだけど……そのままにはしていけないから、ゴメンね」
 放っておけば、水晶の洞窟で作業する街の人々や、タマちゃんにまで被害が及ぶかもしれない。
 迫り来る宝石の如き目を持つ獣の群れを、零は紫の瞳に映して。
「背中は任せたよ、縁さん」
「いっぱい出てきたのう。うごきもはやそうじゃの」
 そう懸念する縁の言の葉に、小首を傾げながらもこんな作戦を。
「鈴蘭の嵐を使って。花びらで相手の視界を遮るように出来ないかな」
 目と認識できるのは多分あの辺りだと思うんだけど……と。
 刹那、戦場に舞い遊ぶのは、零が咲かせた無数の鈴蘭の花びら。
 そして、ひらり舞う花びらで相手の視界を遮るのと同時に。
「目に花びらがあったら逆にこっちから不意打ちしやすいかなぁって」
 眼前の獣の妖しい青色の煌めきが、数多の花びらで完全に覆われれば。
「縁さん、今だよー。よろしくね」
「ないすじゃ、れい!」
 視覚を封じられ、動きを止めた敵へと縁が放つのは――燃え盛る、蒼き狐火。
 そして、蒼に照る白き髪を天に躍らせながら。小さな身体で豪快に振り回した愛用の薙刀で、艶のない鱗に覆われた獣の体を豪快にぶった斬る。
『オオォォォー―ン!』 
 そんな息の合った連携攻撃に、獣たちは、強敵の出現を知らせる警戒の咆哮を上げるけれども。
 たとえ戦闘力を増強しても……ナーガクーガたちは、そう簡単には二人に襲い掛かれない。
「このままとびかかればやけどだけではすまぬぞ?」
 ひとつ、ふたつ、みっつ――獣の宝石の瞳よりも、戦場に輝き揺らめくのは、幾つもの燃え盛る蒼の色。
 縁の成した蒼き狐火とその彩を纏った零の鈴蘭の花びらが、そう容易には獣たちの接近を許さずに。
 花びら舞い遊び、蒼炎で燃やし、刃で薙ぎ払って――宝石の瞳の獣を、躯の海へと還していく。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ジナ・ラクスパー
凜是様(f10319)と

伝説の剣にも興味はありますけれど、まずは災魔退治なのです
皆様もタマちゃんたちも安心できませんし
気合いは充分
行きますよ、凜是様…!

前に出るなと言われなくてよかった
きっと守りたいものは同じですし
一緒に戦ったと胸を張りたかったから

エンハンス強化は防御
しっかり身を守り、不意打ちも身躱しで対処
背を庇い合い死角を取らせない
反応で強化重ねた個体を見分け、注意喚起

もう、どちらが無茶してるんですか
あの子たちに心配されちゃいますよ
緑陰の鼓動で回復しつつ
もどかしそうに裾引く手に笑って
はい、行きましょう!
秘められたままの物語だって素敵ですよね
何より私も、早くタマちゃんを安心させてあげたいのです


終夜・凛是
ジナ(f13458)と

瞳はきらきら宝石……タマちゃんのほうが、きらきらした目、してた
タマちゃんを傷つけそうなお前らは、倒す
やる気のお節介に頷くのは、ちょっと…気持ちざわつくけど
でも、仕方ないから一緒に戦う
俺より前に出……今日は、いいか
戦える武器もってるし、守り堅くしてるし

俺はいつも通り、敵の懐に入って攻撃
牙を向けてくるなら、その手で受ける
多少の傷は受けても問題ないからそのままに
いつも通り、拳で全部砕くだけ

終れば、帰る(そわ)
剣、興味ない
それよりタマちゃんと一緒にいたい
お節介、帰ろ、早く
早く、と袖の端を引っ張り先を行く
追いかけてこないなら追いて帰るつもりだったけど
ついてくるから歩みを少し緩める



 タマちゃんと共に攻略した、水晶の洞窟。
 そしてその終着点――水の神殿の最奥にあったのは、錆びた1本の剣であった。
 だが、そんな勇者の剣の伝説はともかく。 
「皆様もタマちゃんたちも安心できませんし」
 まず成すべきことは、災魔退治。
 地に刺さった剣から、星の様に煌めきに満ちた瞳を、眼前の青へと向けるジナ。
 妖しく輝くそれらは、無数に光る宝石の瞳。
 ――けれど。
(「瞳はきらきら宝石……タマちゃんのほうが、きらきらした目、してた」)
 数多灯るその青は、好きじゃない。
 むしろそれは、『好き』を脅かしそうないろを孕んでいるから。
「タマちゃんを傷つけそうなお前らは、倒す」
 興味のない勇者の剣には見向きもせず、凜是はじゃらりと、桜や梅の濃淡咲いた煌めく連珠を鳴らして。
 それからふと、隣のお節介な彼女に目を遣った。
「行きますよ、凜是様……!」
 その姿は、気合い充分。
 耳に響いたその声に頷くのは、ちょっと……気持ちが、ざわつくけれど。
 でも、仕方ない、と。そう凜是は、頷きはせずとも共闘することを拒否もせず。
「俺より前に出……今日は、いいか」
 呼び起こした三種の魔力を護りを固めることに集中させ、藍水晶の花戴く白銀を握るジナのその姿に、言いかけた言の葉を飲み込む。
 この一見おとなしやかに見える少女が十分に戦えることを、凜是は知っているし。
 何よりも、こうと決めたら真っ直ぐで、言っても後ろに下がるとは到底思えないことも、分かっているから。
 そして、ジナも知っている。拒否されないということは、共に並んで戦っても良いのだということを。
(「前に出るなと言われなくてよかった。きっと守りたいものは同じですし」)
 前に出るなとたとえ言われても、後ろで守られる気は毛頭ないのだけれど。
 でも何よりも、一緒に戦ったと。そう、胸を張りたかったから。
 大きな背に己の背を重ねれば、百人力。
「凜是様、きます……!」
「そんなこと、言わなくても分かってる。……お節介は、自分のことだけ考えてれば」
 無茶して、俺の足引っ張らないで、と付け加えてから。
 ――俺はいつも通り。
 そう、迫り来る敵の懐に素早く入り、拳を握りしめる凜是。
 そんな凜是へと向けられるのは、その身を食い千切らんと剥かれた、輝く牙。
 その鋭利な硬質の牙を凜是は、掲げた掌で真っ向から受け止めて。
 多少の傷は受けても問題ない――刺さり抉られ、赤が飛沫いて流れ落ちることも全く厭わずに。
『……オォォォ――ン!』
 いつも通り拳で全部砕き、眼前の妖しい青の煌めきを全て灰に帰すべく。
 逆手の連珠握る拳を固め、隙だらけな艶のない鱗の体へと捻るように叩きつけ、派手に粉砕する。
「もう、どちらが無茶してるんですか。あの子たちに心配されちゃいますよ」
 デルフィニウムを思わせる彩のスカートをひらり靡かせ咲かせながら、精霊が開かせた鉱石の花の刃でバサリと敵を斬り伏せた後。
 ジナが紡ぎ出すその鼓動は、鳥の歌声、草木のお喋り、遠き森のさざめき――やさしい、緑のいろ。
 それはとても心地良くて、熱く帯びていた掌の熱をすっと冷ましてくれたけれど。
 ……ホントにお節介、それだけ呟いてから。
「お節介、帰ろ、早く」
 くいっと、おもむろに袖の端を引っ張る凜是。
 早くこの眼前の獣たちを片付けて――タマちゃんと一緒にいたいから。
 そして、そんなもどかしそうな手に笑って。
「はい、行きましょう!」
 何より私も、早くタマちゃんを安心させてあげたいのです、と。
 伝説は秘められたままの物語だって、きっと素敵だから。
 今は少しでも早く、一緒にタマちゃんの元へと向かいたい。
 ジナはそう、精霊の加護が育む『花陽』を、今一度構えて。
 追いかけてこないなら追いて帰るつもりだったけれど……どうやら、やっぱりついてくるみたいだから。
 凜是は傷が癒えた掌をふと一瞬見つめた後、再びぐっと拳を握りしめ、ジナと共に戦場を駆ける。
 今度は、どこか気持ち……歩みを少し緩め、並ぶかのように。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

シェーラリト・ローズ
【TKS】
勇者の剣→抜く
「剣さん、一緒にいこー?」

「わー、宝石のおめめだねぇ」
「エッヘッヘ、タマキおにーちゃんの瞳のキレーさはお星様だよー
カイおにーちゃんの瞳は煌いてはるもにあ、みたい」
皆でがんばろー

わたしは回復担当、一歩下がるよー
敵の動きや音はしっかり確認して【情報収集】してー戦いやすいようフォローの声出してこー
わたしが狙われたら【第六感】と【見切り】で回避
歌ってたりしてむずかしー時は【オーラ防御】でふぁいとー

怪我を負ったら【慈悲深きコンソラトゥール】歌っちゃうよー
も、【祈り】ガッツリ込めたバリバリの【全力魔法】で元気になってねー
「イロイロゲンキ…よくわかんないけど、元気なのは何よりだねぇ」


桜雨・カイ
【TKS】
「珠稀さんっ(瞳の発言に赤面)リトさんまでっ」
先程は二人に励まされたので今度は私が頑張らないと
敵の動きが速いので、【念糸】と【念動力】で周囲の岩に糸を張り巡らせて動きを抑えましょう

リトさん回復ありがとうございます
彼女を守るように、なぎなたで珠稀さんの刀と連携攻撃しながら敵を適度に集めます
珠稀さんの青薔薇UCに連携して自分も【花嵐】で桜を舞わせます

剣:抜く
伝説の勇者の剣であってもなくても、長い間祭壇を守り続けていた事は確かです
磨いて綺麗にしてあげたいですね(錆はとれないが【聖痕】で労るようになでる)

そういえば、帰りもタマちゃんに乗るんですよね?…よろしくお願いします…ね(二人と一匹に)


明智・珠稀
【TKS】
ふふ、敵の宝石の瞳も良いですが
カイさんのキリリとした瞳やシェーラリトさんの愛らしい瞳には敵いませんよ…!
(【早着替え】でいつもの和装に戻り、妖刀を構え)
討伐いたします…!

■戦闘
カイさんの念糸を利用し
「さぁ、私は此処ですよ…!」
【おびき寄せ】ながら妖刀で【なぎ払い】
カイさんと刀攻撃の連携、またシェーラリトさんの回復に信頼を寄せ
思う存分に暴れ
「姫には触れさせませんよ、ふふ!」
敵の集まり具合を見ながら
カイさんの【花嵐】と共に【青薔薇吐息】を

■剣
可能ならば抜き&お持ち帰り
然るべき場所で磨いて護っていただきたいです
盾や鎧も探したいですね

タマちゃん、帰るまでが遠足ですよ、ふふ!

※アドリブ大歓迎♡



 天然の水晶で煌めく洞窟を、タマちゃんと一緒に超えて。
 辿り着いた先の『水の神殿』の最奥で煌めくのは、沢山の青の輝き。
 でもこれは、洞窟内の自然が生み出した純粋な彩りとは違って。
「わー、宝石のおめめだねぇ」
 ぐるり、シェーラリトが見回したその数多の青は――獰猛な獣の瞳。
 珠稀はそんな有象無象な獣の瞳から視線を映し、すぐ傍にある金と青の瞳を見つめて。
「ふふ、敵の宝石の瞳も良いですが、カイさんのキリリとした瞳やシェーラリトさんの愛らしい瞳には敵いませんよ……!」
 そうシェーラリトとカイの二人へと笑みを向ければ。
 シェーラリトも大きく頷き、珠稀とカイの瞳を交互に見上げる。
「エッヘッヘ、タマキおにーちゃんの瞳のキレーさはお星様だよー。カイおにーちゃんの瞳は煌いてはるもにあ、みたい」
「珠稀さんっ、リトさんまでっ」
 そんな二人の言葉に、カイは思わず赤面してしまうけれど。
(「先程は二人に励まされたので今度は私が頑張らないと」)
 ぐっとその手に、細く鋭き念糸を携え、数の多い敵の群れを見据えて。
 珠稀も紫の褌から素早く普段の和装姿に戻り、褌から外したタマちゃんキーホルダーをちゃんと付けなおした後。
 紫を帯びた妖刀を握り、構えれば。
「討伐いたします……!」
 カイと共に、シェーラリトを護るような位置取りを。
 そんな眼前の二人の、頼もしくも大きな背中に視線を向けながら。
「皆でがんばろー」
 回復役を担うシェーラリトはもう一歩下がり、宝石の瞳を持つという敵の群れを見遣ってから。
 確りと戦闘中も情報収集を怠らず、二人が戦いやすいようにフォローの声を出していこうと注意深く周囲を見回して。
「リトさん回復ありがとうございます、頼りにしています」
 そう背中の後ろにいるシェーラリトに告げた後、カイは神殿にある障害物などを巧みに使い、念動力で操った念糸を戦場へと張り巡らせながら。
 なぎなたを手に、珠稀と共に彼女を守るように立ち塞がり、適度に敵を集めんと動きをみせる。
「さぁ、私は此処ですよ……!」
 そう戦場に高らかに響くのは、珠稀の声。
 構える妖刀・閃天紫花で獣たちをおびき寄せ、カイと呼吸を合わせて敵を薙ぎ払っていく。
「姫には触れさせませんよ、ふふ!」
 ――信頼できる回復役がいてくれるから、思う存分に暴れられる。
 そんな豪快で巧みな刃捌きで、獣たちが思惑通り一か所に集められば。
「桜のように舞い散らします」
「さぁ、私の青薔薇に愛されてください……! ふふ……!」
 刹那、戦場に舞い開花する彩は――鮮やかな青と薄紅。
 同時に展開されたカイの『花嵐』と珠稀の『青薔薇吐息』が生み出した、桜と青薔薇の花びらが。
 戦場に踊るように渦を巻き舞い、その花霞に飲み込んだ獣たちを容赦なく切り刻んで。
 警戒の咆哮をあげ飛び掛かってきた宝石の牙が掠め、じわり鮮血がはしり滲もうとも。
「祈りをガッツリ込めた、バリバリの全力魔法で元気になってねー」
 戦場に響き渡るのは、シェーラリトが歌う――『慈悲深きコンソラトゥール』。
 その旋律が傷を塞ぎ、共感する二人に元気を与えて。
 ありがとうございます、イロイロ元気になりますと、返ってきたそんな言の葉に。
「イロイロゲンキ……よくわかんないけど、元気なのは何よりだねぇ」
 シェーラリトは小さく首を傾けつつも、宝石の瞳の獣を殲滅するべく。
 引き続き二人に、歌って元気を与えながらも。
「剣さん、一緒にいこー?」
 最奥で戦況を静かに見守るかのように佇む剣へと視線を映しながら、そう紡いで。
 磨いて綺麗にしてあげたいですねと、シェーラリトに同意した後。
「そういえば、帰りもタマちゃんに乗るんですよね……?」
 カイは獣を屠りながらも、ふと口にする。
 そう、タマちゃんも入り口で待っているから。早く憂いは片付けて、できれば剣も持ち帰りたい。
 そして、同じく虹の加護を受けているという鎧や盾も探したいと思いながらも。
「帰るまでが遠足ですよ、ふふ!」
 珠稀はタマちゃんストラップを揺らしながら、二人へとそう笑むのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

コノハ・ライゼ
ジンノ(f04783)と

ひゅう、と口笛ひとつ
ねぇねぇアレの目も宝石なんだってさ
どれが一番キレイかなあ?

はしゃぐように見渡し、見定め
喰らうにゃ硬いかな、と【黒電】召喚
範囲内、自分達に近い方から優先し雷纏う管狐を奔らせ
すぐさま『高速詠唱』からの『2回攻撃』

管狐を誘うよう走らせ誘き寄せ、敵がジンノに向かわぬよう庇いつつ
飛び掛かりは「柘榴」で往なし『カウンター』にて『傷口をえぐる』よう『生命力吸収』

ねぇ目でも牙でもイイからさ、ちょいと喰わせてヨ
宝石部位を砕けたならソレを拾い、ひょいと口へ
ふは、甘くはねぇネ。ソッチこそご感想は?
今日は食事に事欠かない日だコト
お行儀よく綺麗に食べちゃわないとねぇ

剣:抜く


神埜・常盤
コノ君(f03130)と
あァ、アレは宝石なのか! 道理で美しい訳だ
僕は最も獰猛な煌きが一等綺麗だと思うなァ

僕はコノ君をサポートしようか
夜王より給わす喝采にて範囲攻撃
呪詛宿した花の吹雪で敵の目を晦まし
序に「物を隠す」要領で管狐君たちを花に隠してしまおう

咆哮の恩恵受けた獣には破魔を纏った護符を投擲し強化を剥したい
コノ君が囲まれそうな時は手近な敵に催眠術、同士討ちを唆そう
――さァ、喰らい合え

宝石って飴みたいだよねェ、実際如何なのだろう
甘い味はするのかね? 友人の感想に期待しつつ
折角だ、僕は血を頂こうかなァ
暗殺技能で獣に忍び寄り、かぷりと吸血して仕舞おう
あァ、舌に潜んだ禍の刻印も悦んで居るとも

剣は抜く



 眼前に数多灯る色は、妖しく煌めく青。
 そして、ひゅう、と鳴るは、口笛ひとつ。
「ねぇねぇアレの目も宝石なんだってさ」
 ――どれが一番キレイかなあ?
 薄氷の瞳を、眼前の宝石に負けじとはしゃぐように煌めかせながら。
 コノハが戦場の青を見渡し、見定める中。
「あァ、アレは宝石なのか!  道理で美しい訳だ」
 ――僕は最も獰猛な煌きが一等綺麗だと思うなァ。
 そう、常盤もぐるりと三白眼で眺める。どの青が一番、獰猛さを孕んでいるだろうかと。
 でも、まるで龍のような艶のない鱗に覆われているその身体は。
「喰らうにゃ硬いかな」
 コノハの言う様に、硬そうで。あまり美味しくなさそうだから。
 刹那、戦場をはしるのは『黒電』――黒の稲妻。
 いや、痺れるような黒き稲妻纏う、小さき影の狐であった。
 そしてそんな管狐を隠す、目を晦ましのように。
 ――忌まわしき我が権能の一端、とくとご覧あれ。
 ひらり舞い遊ぶは、常盤の『夜王より給わす喝采』が生み出した、呪詛宿す花の吹雪。
 そんな常盤に敵が向かわぬようにと、コノハが成した管狐が、獣たちを誘うように戦場を走って。
 近い敵から纏めて、痺れるような管狐の黒き雷撃を見舞い、すぐさまもう一撃、衝撃を轟かせる。
 宝石の牙を以って食い千切らんと、不意打ちの飛びかかりを仕掛けてくる獣にも。
 その耀く刃は万象映すいろ――コノハは握る鉱石の貌の一体型ナイフですかさず往なして。
 反撃の一閃で傷を抉るよう生命力吸収し、刻まれた刃の溝を真紅に濡らす。
『ウォォオォォ……!』
 刹那、戦場に警戒を促すような獣の咆哮が轟くけれど。
 戦場を飛ぶのは、その恩恵を剥がしにかかる破魔を纏った護符。
 さらにコノハ目掛け飛び掛からんと身構える敵の群れに気付いて。
 ――さァ、喰らい合え。
 青の宝石を誑かし唆せ、催眠術を施した手近な敵に同士討ちを促す常盤。
「ねぇ目でも牙でもイイからさ、ちょいと喰わせてヨ」
 地を蹴る獣の持つ青に、興味津々な様子で。
 そう軽く舌舐めずりをするかのように紡いだコノハのナイフが、敵の青の瞳を狙い抉って。
 カラン、と音を立てて転がったそれを拾い――イタダキマス、と。ひょいと口へ。
 それはソーダのように甘いのか、薄荷のように爽やかなのか、はたまた全く別の味なのか。
「宝石って飴みたいだよねェ、実際如何なのだろう」
 ――甘い味はするのかね?
 その感想を期待して待つ常盤に。
「ふは、甘くはねぇネ」
 コノハはそう首を傾けつつも笑んで。
「折角だ、僕は血を頂こうかなァ」
 常に喉が乾いて仕方ないからねェ――刹那、そう音も立てず見定めた獲物へと忍び寄り。
 その艶無き体に、牙を突き立てる常盤。
 そして、ソッチこそご感想は? そう今度は逆に問われれば。
「あァ、舌に潜んだ禍の刻印も悦んで居るとも」
 ご馳走様――そう瞳を細め、返す。
 そんな常盤にコノハも笑み返した後、まだ多数存在する獲物へと薄氷の視線を移し、そして紡ぐ。
「今日は食事に事欠かない日だコト」
 お行儀よく綺麗に食べちゃわないとねぇ――と。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

出水宮・カガリ
ステラ(f04503)と

待ち人の手に渡らなかったことは、剣としては無念かもしれないが
あの剣は、剣としての役目は、とうに終えていて
この神殿に、あの形で在ることに
「この場所に『虹の加護の剣』がある」という伝説であることに、意味があるのだと思う
新たな意味を得て、ここに在るのなら。それがいいのではと。

不意打ちへの対処を
籠絡の(【籠絡の鉄柵】)を大きな鉄柵に変形して周囲に巡らせ、『立ち入り禁止』に
【不落の傷跡】と炎熱耐性で、ステラの炎からも自衛する
敵の攻撃に対しては【駕砲城壁】を
ステラの剣から逃れたものも逃さず撃っていこう
ん、こちらは任された


ステラ・アルゲン
カガリ(f04556)と

虹の剣、お前はここで待っていたんだろう?
叶うことのなかった約束に、剣としての役目を果たせなかったのは無念だっただろうな…

剣は別の使い道などがあればいいが持って帰っても保管されるのだろう?
なら抜かずに、このままにしておくのがあの剣の為だと思う
少なくとも私は同じ剣としてそう思えるよ
だが抜くか抜かないか考える前にこの敵を倒さないとな

【赤星の剣】を発動し周囲に炎【属性攻撃】の【オーラ防御】を展開する
これで不意打ちの攻撃もし辛いはずだ
そのまま炎を操って敵を纏めて焼き払おうか
カガリ、そっちの敵は任せたからな!
隣に立つカガリを炎に巻き込まないようにしつつ、そう声をかけておこうか



 水晶の洞窟を突破し、辿り着いた神殿の最奥で見つけた1本の剣。
 その剣に対して猟兵たちが抱く思いや関心の深さは、非常に様々で。
 カガリやステラのように、抜かない選択を望む者も少なくはない。
 カガリは、そんな錆びた剣へと視線を向けて。
(「待ち人の手に渡らなかったことは、剣としては無念かもしれないが。あの剣は、剣としての役目は、とうに終えているのでは」)
 そう、紫の瞳に、勇者の剣と言われたそれを映しながらも、思う。
 この神殿に、あの形で在ることに――「この場所に『虹の加護の剣』がある」という伝説であることに、意味があるのではないかと。
 それからふと、すぐ隣にいるステラへと視線を映した。
 とある英雄の騎士の剣で在ったステラにとって、思う事がきっとあるだろうと……そう、カガリは見守る。
 そしてステラはふと、錆びた剣へとこう語り掛ける。
「虹の剣、お前はここで待っていたんだろう?」
 叶うことのなかった約束に、剣としての役目を果たせなかったのは無念だっただろうな……。
 少なくとも同じ剣として、ステラはそう思うけれども。
 ふと、自分を見つめているカガリへと、星の煌めき纏うような青き瞳を返して。
「だが抜くか抜かないか考える前にこの敵を倒さないとな」
 そうスラリと、流星から生まれし魔剣を抜いて構えて。
 うむ、とカガリも頷き……眼前に無数に揺らめく、妖しい宝石の瞳の獣たちを見据えた。
 その青の宝石の瞳を持つオブリビオンは、ナーガクーガ。
 硬質の牙で猟兵たちを食い千切らんと、虎視眈々と狙っているのが窺える。
 けれども……そう易々と、思い通りになどさせない。
 ――赤く燃えろ、我が星よ。
 刹那、ステラの煌めく青き剣身に宿るのは、燃え盛る紅蓮の炎。
 そして炎で成したオーラを纏い、護りを固める……これで敵も不意打ち攻撃をし辛いはずだ、と。
 カガリも同様、敵の不意打ちによる飛び掛かりへの対処は抜かりない。
 平時は隠形である籠絡の鉄柵を大きな鉄柵へと変形させ、周囲に巡らせて『立ち入り禁止』に。
 敵をそう簡単に寄せ付けさせはしない。その内に、脅威は通らない。
 そしてステラの成した燃え盛る炎に巻き込まれぬよう、不落の傷跡と炎熱への耐性で自衛もしておくけれど。
「カガリ、そっちの敵は任せたからな!」
 ――そのまま炎を操って敵を纏めて焼き払おうか。
 そう青き宝石の瞳を持つ獣の群れへと、ステラは凛々しくも勇ましく刃を向けながらも。
 隣に立つカガリを炎に巻き込まないようにと心がけ、そう声をかけておく。
 そんな、美しく強く燃え上がる紅蓮のいろをその瞳に映しながらも。
「ん、こちらは任された」
 ――反撃せよ。砲を撃て。我が外の脅威を駆逐せよ。
 カガリが、敵の鋭利な牙や爪に対し展開するのは『駕砲城壁』――敵の攻撃を光弾とし反射する城壁。
 そしてステラの紅蓮の炎纏う刃が、その流れるような剣技を以って、敵の硬そうな鱗の体も難なく斬り伏せていって。
『ギャイン……!』 
 ステラの剣から辛うじて逃れた獣も、カガリの撃ち放つ砲が、決して逃さない。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

泉宮・瑠碧
ナーガクーガ…
いつから、どうして此処に入り込んだのか
…何にしても、外へ出す訳にはいかない
人々とタマちゃん達の為にも、討たせて貰う
…すまない

攻守に第六感を使いつつ
僕は杖を手に
破魔を乗せた精霊祈眼で範囲攻撃と属性攻撃
俊敏そうで不意打ちもあるので動きの阻害をしよう

水の精霊に願い、足元を水で取り巻いて動きが鈍る様に
地の精霊には彼らの足元を一時泥濘へ変える様に

咆哮を発するなら
風の精霊に願い、風で音を遮断
水の精霊に願って、一時でも口元を水で覆う

不意打ちをしようとしている個体が目に入れば
水の矢を撃ち、機会を潰そう

被弾へは見切りやオーラ防御

剣は…
息子と共に逝ったのだろうか
眠る先で、約束を果たせていたら良いが…


レイン・フォレスト
たまちゃん、ここまでありがとう
お礼を言って先に進む
進みながら銃の弾丸を確認、装填しつつ
獣を見て溜息一つ

やっぱりすんなりとはいかないか
あの錆びた剣が本物かどうか調べるためにも敵は排除するとしようか

【SPD】
【ブレイジング】を使って「先制攻撃」を試みる
敵の攻撃は「第六感」で回避
回避しきれないときは「オーラ防御」で防ぐ

興奮状態になって襲ってきた敵には「2回攻撃」で弾丸を叩き込んで
鱗も宝石も硬そうだなあ
でも、こう言う時の鉄板はやっぱり「目潰し」かな
目を、そして足元を狙って攻撃
機動力を削げたら倒しやすくなるかもしれない

剣は本物かどうか調べた方がいいし、
抜いてみたい
抜いたら輝きを取り戻したりしないかな


アネット・レインフォール
▼心情
成る程…あれが勇者の剣か。
ここの人々の心の拠り所だろうし、抜く事はせず鑑賞だけに留めよう。

しかし息子に渡すつもりだったのなら
何か伝言や行方に繋がるものがあってもおかしくないが…。
事後、念のため周囲にそれらの痕跡が無いか確認しておくか。

▼行動
【POW】霽刀を主軸

通常の獣の群れであれば、指揮を取る者がいる筈だ。
…ま、本当に獣ならだが。

先ずは【雷帝ノ太刀】で居合の斬撃を放ちつつ冷静に周囲を把握。
回避されても気にせず一体ずつ確実に数を減らそう。

中盤以降、布石が整ったら
『回避され、その場に停滞させたままの全ての斬撃』を
指揮者か広範囲に対し、一斉に解き放つことで一網打尽を狙う。

▼他
連携、アドリブ歓迎



 ――たまちゃん、ここまでありがとう。
 そう礼を言えば、きゅーっと返ってきたその声に、柔く瞳を細めてから。
 レインは辿り着いた水の神殿の奥へと、抜かりなく銃の弾丸を確認、装填ながら進んで。
「やっぱりすんなりとはいかないか」
 ふとひとつ、溜息を落とす。
 街の人が言っていた、奇怪な声の主……それは、宝石の如き瞳を持つ、獣の様なオブリビオンの群れ。
 そしてレインは獣たちの群れのさらに奥――祭壇に刺さっている錆びた1本の剣へと目を向けて。
(「本物かどうか調べた方がいいし、抜いてみたい。抜いたら輝きを取り戻したりしないかな」)
 見た目錆びてはいるけれど……虹の加護を受けていると言われている剣に、そう思ってみる。
(「成る程……あれが勇者の剣か」)
 アネットもレインと同じく、その漆黒の瞳に錆びた剣を映して。
 抜いてみたいというレインとは違い、抜かない選択を望むけれど。
(「息子に渡すつもりだったのなら、何か伝言や行方に繋がるものがあってもおかしくないが……事後、念のため周囲にそれらの痕跡が無いか確認しておくか」)
 何か勇者伝説や群竜大陸についての情報が得られるかもしれない。
 なので、抜くことはしないが周辺を調査してみようかと思うアネット。
 そしてまた、ふたりとは違った剣への見解を持つのは、瑠碧。
(「剣は……息子と共に逝ったのだろうか。眠る先で、約束を果たせていたら良いが……」)
 錆びた様相をみせる剣は、もう既に朽ちてしまっているのかもしれないと。
 けれども――剣を抜くにも抜かないにも、調査してみるにしても。
 そのためには……まずは、眼前の敵の排除から。
(「ナーガクーガ……いつから、どうして此処に入り込んだのか」)
 水で覆われた水晶の洞窟からしか入れないはずの水の神殿に、どうやってこれほどまでの数のナーガクーガが入り込んだのだろうか。
 そんな疑問が、ふと瑠碧に過るも。
「……何にしても、外へ出す訳にはいかない。ユトゥルナの街の人々とタマちゃん達の為にも、討たせて貰う」
 ――すまない、そう一言零しながらも。
 水音響く水の神殿に自然と溶け込むような、涼やかな気配纏う精霊杖を構えれば。
 ――逃がさない。
 刹那、神殿内に響き渡るのは、獣たちよりも早く動きをみせたレインが放つ銃撃音。
『グォォッ……!』
 仕込まれた射撃術から成されたその素早い連射が、艶のない敵の体を次々と撃ち貫いて。
 怒りの咆哮を上げ威嚇し、興奮状態と化し飛び掛かっていた獣へと一発、そして二発、その赤き瞳で捉えた敵へと弾丸を叩き込む。
(「通常の獣の群れであれば、指揮を取る者がいる筈だ」)
 青海原の漣を思わせる一刀を構えつつ、冷静に敵の群れを見遣ってから。
 ……ま、本当に獣ならだが、と。
 眼前のオブリビオンにアネットが放つは、雷を纏った居合の一閃。
 あおく広い海を走る稲妻の如く、戦場に轟くその斬撃が、銃撃で手負いであった獣をまずは一体、確実に屠って。
 輝く牙を剥き不意打ちで飛び掛かってきた獣を、振り返りざま、正確無比な雷閃で叩き斬る。
 だが、さらに猟兵達へと襲い掛からんとする数多の獣。
 そんな獣たちの足を鈍らせるのは、精霊たちの力。
 ――どうか、力を貸して……この願いを聞き届けて。
 そう願い、次に開いた瑠碧の深い青の瞳が映した獣の足元に成されるは、水の渦や泥濘。
 水や土の精霊の力が、俊敏な動きを誇る獣の動きを封じて。
 警戒の咆哮をあげようと天を仰いだ敵の口元を即座に覆う水に、音を遮断するべく巻き起こる風。
 水溢るる杖を携え願う瑠碧の意思を汲んだ精霊の力が、ナーガクーガへと次々と見舞われる。
 そんな、動きが鈍って隙ができた敵の群れへと果敢に攻め込む猟兵たち。
「鱗も宝石も硬そうだなあ」
 レインはそう眼前の敵を見遣り呟きながらも、手に馴染んだ銃で再び狙いを定める。
 鱗も宝石も硬そうだけれど……こういう時の鉄板は、やはり。
『ギャン……ッ!』
 引き金が引かれたと同時に上がる、獣の悲鳴。
 その弾丸は寸分の狂いもなく、狙い通り、青き宝石の目を打ち抜いて。
「逃がさないって、言ったよね」
 怯み数歩後退しようとした敵にそれすら許さず、すかさず今度は足元へと弾丸をお見舞いし、機動力を誇るその足を砕く。
 そしてこれまで、敵に回避されることにも構わず振るっていたようにみえた、アネットの剣戟であったが。
 仲間と共に次々と敵の数を減らしてきた戦況を、さらに押し通す様に。
『ウオォォ……ン!』
「指揮を取る存在はなさそうか」
 そう判断し、一斉に広範囲へと向けて解き放ったのは――回避され、その場に停滞させたままの全ての斬撃。
 敵を一網打尽するべく繰り出された衝撃が、幾つもの青き宝石の瞳から輝きを奪って。
「……悪いが、そうはさせない」
 刹那、狙い定めた瑠碧から射放たれたのは、水で成された一矢。
『……ギャッ!』
 仲間へと不意打ちをせんと、身を屈めている獣の、その予備動作を見逃さずに。
 水音響く戦場へと解き放たれた矢が、艶のない鱗の体を的確に射貫いたのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

叶・雪月

桜花(f03321)と同行
関係性のイメージは祖父と孫

刀のツクモガミとしては錆びた剣なんて辛すぎる
使われてこその武器だろうに
絶対抜いて綺麗に手入れしてやるからな!
生きてる!大丈夫、俺は大丈夫……

集団戦となると囲まれると危険だからな
できるだけ1対1になるように動くさ
我が刃の斬れ味、とくと見よ!

桜花の桜の舞にあわせて動くさ
複数と相手取ることになりそうなら
誰かが囲まれそうなら支援する
皆で無事に終わって、で、気持ちよく帰ろうぜ

おっと、お前は俺が相手してやろう

もしも剣が抜かれなかったとしたらそっと礼をして去ろう
ここで朽ち果てるかはわからない
だが確かにそういう存在があったことを覚えておこう


五條・桜花

雪月(f03400)と同行
関係性のイメージは祖父と孫

錆びた剣とは……(雪月を見る
こう、すごいグロいものをみた顔をしてるのです
生きてます?こう精神的に
そ、そうですね早くすませて救出しましょう
集団戦ですね、となれば私は花びらを回せて敵を切り刻みますか

我らが前に立ちふさがったこと、後悔させて差し上げましょう
雪月の動きをバックアップします
できるだけ一対一で戦えるように敵を錯乱させましょう
さあ、我が桜に酔いなさい……
他の方も各個撃破しやすいように誘導できればいいのですが
不用意に囲まれたりしないように意識しましょう

ええ、笑顔でここを去れるようにできる限りのことを

私はどちらでもいいと思うのですけど



 水晶の洞窟を突破し、辿り着いた水の神殿の最奥で。
(「錆びた剣とは……こう、すごいグロいものをみた顔をしてるのです」)
 ちらりと桜花が隣を見遣れば……案の定、痛ましい表情を宿している雪月の姿が。
 そう、同じ刃として……刀のツクモガミである身としては、何とも辛すぎる眼前の状況。
「使われてこその武器だろうに……」
 神殿の祭壇に刺さっている剣は錆びていて。
 虹の加護を受けているという伝説には程遠い古びたものであったのだった。
「生きてます? こう精神的に」
 そんな桜花の声に、雪月はハッと我に返って。
「生きてる! 大丈夫、俺は大丈夫……」
 そして錆びた剣に、こう誓うのだった。
 ――絶対抜いて綺麗に手入れしてやるからな!
 そんな雪月の意気込みに、桜花は赤の瞳を瞬かせながら。
「そ、そうですね。早くすませて救出しましょう」
 気を取り直し、錆びた剣の前に立ちふさがる無数の獣の群れを見遣った。
 神殿の最奥の広間に在る、敵の群れ――そしてこの場に駆けつけた猟兵たちの数をみれば。
「集団戦ですね」
 この戦いは、多数対多数の集団戦であることは、火を見るよりも明らか。
 桜花はふと母の形見の着物の袖と銀に煌めく髪をふわり揺らして。
「我らが前に立ちふさがったこと、後悔させて差し上げましょう」
 ――咲き誇れ、我が分身よ。
 刹那、戦場に咲き誇り花弁舞うのは、桜。
 その可憐な薄紅が獣を切り刻み、雪月の動きを支援するように敵を攪乱し、無数に戦場を遊べば。
 集団戦となると囲まれると危険。故に、できるだけ1対1になるように立ち回る雪月。
 桜花の巻き起こす桜の乱舞も、雪月が1対1に持ち込めるよう敵を攪乱し、各個撃破が叶うよう、周囲の猟兵たちにも気を配りつつも。
 不用意に囲まれたりしないように意識しながら、花弁と戯れる様に舞う桜花。
「さあ、我が桜に酔いなさい……」
 そんな桜花の桜の舞に合わせて。
「我が刃の斬れ味、とくと見よ!」
 ――我が刃に斬れぬものなし。
 桜花弁の間隙を縫い放たれるのは、冴えた月下氷雪の一閃。
 不意打ちを狙って飛び掛かってきた獣を、力を与えた刃の斬撃で斬り伏せてから。
「おっと、お前は俺が相手してやろう」
 警戒の咆哮を上げ、仲間を囲まんとする敵の群れにすかさず割って入って。
 雪舞い降る中で満月の光を浴び閃いた刃のように、耀き宿す赤の瞳を柔く細める雪月。
「皆で無事に終わって、で、気持ちよく帰ろうぜ」
「ええ、笑顔でここを去れるようにできる限りのことを」
 そうこくりと頷き、舞いながら桜花弁を舞わせる桜花に合わせ、敵を斬り伏せていきながらも。
 剣が抜かれるか否かは、この場に集った猟兵たちの気持ち次第。
(「もしも剣が抜かれなかったとしたら……ここで朽ち果てるかはわからない」)
 だから、抜いてやりたくとも、抜かれずこのままの可能性もあるのだけれど。
 雪月は桜舞う中、祭壇の錆びた剣へと視線を向け、そして思う。
 同じ刃として――だが確かにそういう存在があったことを覚えておこう、と。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

青和・イチ
井瀬さん(f05364)と

ここが神殿…(見とれる
タマちゃん(と井瀬さんのギュッ)と、離れがたいけど…
進まないと…ね…

妙な鳴き声はアレか
タマちゃんがアレの餌食になるとか、絶許
井瀬さん、気を付けて
あと、(たまに無意識発動する)殺意、全開で大丈夫だよ

井瀬さんとくろ丸を庇える位置に立つ
攻撃は【かばう・オーラ防御・盾受け】で対応

大勢居るのが、厄介
『煌星』を【範囲攻撃】し、複数を狙って放つ
星座図鑑(魔導書)から…9つの首を持つ、うみへび座の力を借りよう

くろ丸も、ガンガン行って
危なそうなら戻って、危険周知頼む

素早い動きは【見切り】
間に合わなければ【衝撃波】やガジェットの大砲で吹き飛ばす

剣は抜かない

(一人も可


井瀬・奈那
青和さん(f05526)と一緒に

お伽噺のような神殿を興味深げに見回す

タマちゃんに手を振り一旦お別れ
ちょっと名残惜しいですが…

タマちゃんに危害…、
青和さんの絶許に大いに頷く

青和さんとくろ丸さんもお気を付けて
うう、殺意全開…。
脳裏に浮かぶ火事場の馬鹿力的な思い出の数々に羞恥
ですが、タマちゃんたちのために…!!

戦闘では主にサポートを
【範囲攻撃】を組み合わせて『焔遊戯』で敵の数を減らしていきます
技能で使えそうな【援護射撃/時間稼ぎ】を取り入れて味方の攻撃にも繋げていきたいです
怯んだ瞬間はすかさず【全力魔法/2回攻撃】でどんどん削っていきます

敵からの攻撃は【見切り/第六感】などでカバー

剣は抜きません



 煌めく天然水晶の洞窟を超えて辿り着いたのは、勇者の剣があるといわれている『水の神殿』の入り口。
「ここが神殿……」
 まるで御伽話のような、煌めく水がところどころ流れ、水晶が煌めく美しい神殿。
 そんな思わず神殿に見惚れているイチの隣で、同じ様に興味深げに奈那は神殿をぐるりと見回した後。
 きゅーっと聞こえた鳴き声に、ふと振り返って。 
「ちょっと名残惜しいですが……」
 一旦ここでお別れとなる、ここまで乗せてくれたタマちゃんに手を振って。
「タマちゃんと、離れがたいけど……進まないと……ね……」
 イチもその表情こそ相変わらず変えないけれど、休憩するべく泳いでいくタマちゃんを見送る。
 名残惜しいのは、タマちゃんと――それと、隣でタマちゃんに手を振る、奈那のギュッ。
 それから神殿内を進み、やって来た最奥の広場で。
『……ウオォー―ン!』
「妙な鳴き声はアレか」
 イチの星空の様な藍色の瞳が映すのは、青き宝石の瞳を持つ獣の群れ。
 でも、その妖しく輝く宝石には心惹かれないどころか。
 ――タマちゃんがアレの餌食になるとか、絶許。
 まんまるキュートなタマちゃんに危害を加える可能性のある輩に、絶許宣言。
「タマちゃんに危害……」
 奈那もそう呟きながら、ふるりと焦茶色の髪を横に揺らした後。
 イチの絶許の言葉に、今度は縦に首を振って大いに頷く。
 街の人たちのために、そしてタマちゃんのために。
 眼前の獣を殲滅するべく、獲物を構えながらも。
「井瀬さん、気を付けて」
「青和さんとくろ丸さんもお気を付けて」
 そう互いに声を掛け合いつつ、イチはこう続ける。
「あと、殺意、全開で大丈夫だよ」
 その声に、思わずふと俯く奈那。
「うう、殺意全開……」
 たまに無意識発動する殺意。
 そして脳裏に浮かぶのは、火事場の馬鹿力的な思い出の数々。
 その羞恥から、奈那はほんのり顔を赤に染めるけれども。
 ――ですが、タマちゃんたちのために……!!
 穏やかでのんびりとした雰囲気に隠された殺意をその瞳に宿しながら。
 奈那は、イチとくろ丸と共に、立ち塞がる獣たちへと改めて視線を向けて。
 自分を庇うように位置を取る、イチの支援を担う。
 敵は俊敏性を誇り、その牙は硬質で鋭いけれども。
「大勢居るのが、厄介」
 何よりも、その数が多いことが一番厄介だ。
「くろ丸も、ガンガン行って……危なそうなら戻って、危険周知頼む」
 張り切って地を蹴るくろ丸に、そうイチは声を掛けてから。
 ――力を、貸して。
 ぱらりと捲れる星座図鑑から呼んだ星座の名は……9つの首を持つ、うみへび座。
 静かな藍空から解き放たれた神話のヒドラが放つ複数の煌めく光弾が、青く妖しい獣の瞳から纏めて輝きを奪って。
 ――燃え盛れ……。
 星の如き光弾の次に戦場を染めるのは、奈那の魔術で成した炎の青色。
 それは最も熱く燃える一等星の煌めきのようで。
 孕む殺意と共に、獣の瞳の宝石を凌駕するその耀きで、次々と敵の数を減らしていく。
 だが刹那、ワン! と、くろ丸のひと鳴きが響いて。
「……!」
 警戒の咆哮を上げ、戦闘力を強化した獣が俊敏な動きで、イチへと飛び掛からんとしたけれど。
『ギャイン……ッ!』
 瞬間、戦場に響いたのは大砲が発射された轟音と獣の悲鳴。
 天体望遠鏡だと思って買ったけれど、実は蒸気機関の大砲であったというガジェット『Night cloudless』。
 そのあちこちに仕掛けられたギミックはこわいけれど……くろ丸のひと鳴きとこの大砲で、危険を回避することができたから、結果オーライ?
 そしてそんな息のぴったり合った、イチと奈那とくろ丸の連携で、その数を減らしていくナーガクーガ。
 タマちゃんに危害を加えるかもしれない輩は……やっぱり、絶許だから。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

スナッチ・ベット
【WIZ】
僕たちもタマちゃんの決死のダイブに応えなきゃね
それじゃいこうか、タコ(パウル/f04694)くん!

Glanzの後部座席に乗せてもらって
主に運転するタコくんの死角を警戒
タコくんのアクロバティックな運転も
タマちゃんのロデオに比べればって
ただ乗り慣れてるだけなんですけどね
いやあ、快適快適♪

フォックスファイアで敵を牽制しつつ
【地形の利用】と【罠使い】を活かして
延焼範囲をコントロールして敵が攻撃するを限定
頭上や車体に隠しておいた狐火で奇襲をかけたり
畳み掛ける時は狐火を収束させ一息に灰燼へ

勇者の剣は、抜いて然るべき場所で保管に一票
息子さんの想いも一緒に
僕たちの手でお父さんの元に届けてあげたいよね


パウル・ブラフマン
【SPD】
引き続きスナさん(f03519)と!
大冒険にバトルはつきものだよね!
…タマちゃん、ココでちょっと待っててね。
大丈夫!すーぐ皆と元気に帰ってくるからさ♪

UC発動!
愛機Glanzに【騎乗】して
オレの【運転】&【操縦】テクを魅せちゃうよ☆
スナさんも後部座席へどうぞ!

【地形の利用】を意識しつつ
FMXの要領で洞窟内を縦横無人に駆けるよ。
序盤は最寄りの個体
中盤以降はスナさんの狐火で弱った個体から順にKrakeで狙撃。

集団に囲まれた&囲まれてる猟兵さんが居たら
【スライディング】ターン&【なぎ払い】で
応戦&フォローしに行くね☆

▼剣
息子さんにお借りしますの気持ちで抜くのに賛成!

※アドリブ&絡み大歓迎!



 新しいツアー先の下見にとやってきたユトゥルナの街で。
 タマちゃんと出会い、そして一緒に洞窟を攻略して……最後はきっちり、大冒険を締めくくりたいところ。
「……タマちゃん、ココでちょっと待っててね。大丈夫! すーぐ皆と元気に帰ってくるからさ♪」
 きゅーっとどこか心配そうに鳴くタマちゃんを安心させるように、パウルはそう声を掛けて。
 スナッチもその言葉に大きく頷き、名残惜しいけれど、一旦タマちゃんとは別れて。
「僕たちもタマちゃんの決死のダイブに応えなきゃね。それじゃいこうか、タコくん!」
 観光地の視察の際に買っておいたタマちゃんのお守りを、本物代わりにもちもちふにふにしながらも。
 辿り着いた水の神殿の奥へと、二人並んで歩みを進める。
 そして――視界が大きく開けた、最奥の広場で。
 二人が目にしたのは、無数の敵の群れと、そして錆びついた剣。
 本当に剣に関しては、猟兵たちの思いは様々だけど。
「勇者の剣、息子さんの想いも一緒に、僕たちの手でお父さんの元に届けてあげたいよね」
「息子さんにお借りしますの気持ちで抜きたいな!」
 二人が望むのは、剣を抜くこと。
 でも――その前に。
「大冒険にバトルはつきものだよね!」
 眼前には倒すべき、青き瞳を持つ獣・ナーガクーガの群れが。
 だが、怯むことなど一切なく……戦場へとパウルが喚んだのは、白銀の武骨なフォルムに、その名の通り艶やかな蒼き光線がはしる愛機『Glanz』。
 その後部座席へとスナッチを乗せて。
「オレの運転&操縦テクを魅せちゃうよ☆」
 ココから先はノーブレーキ!
 フリースタイルモトクロスの要領で地形をキッカー代わりに利用して、様々なジャンプで神殿の空を飛び回りながら。
 運転するパウルの死角をスナッチは警戒しつつも、こう言の葉を紡ぐ。
「いやあ、快適快適♪」
 縦横無人に戦場を駆け、トリックを決めるGlanzの乗り心地はとても刺激的だけれど。
 どう動くか予測できず何度も振り落とされたタマちゃんロデオに比べれば、さすが乗り慣れている分、快適だ。
 無数にいる敵に囲まれそうになった仲間がいれば、スライディングターン&なぎ払いで応援に駆けつけて。
 スナッチがGlanzの後部座席から、生み出した狐火を巧みに操作し活かせば。
 延焼範囲をコントロールした青き炎が、敵にそうやすやすと攻撃をさせはしない。
 パウルも触手の表面に装着した『Krake』で、まずは迫る近い敵から狙撃していって。
 後部座席から放たれる狐火に燃やされた敵を狙い、仕留めて。
 幾つもの狐火がスナッチの頭上で集結し、ひとつの炎となった瞬間。
 怒りの咆哮を上げ俊敏さを増した獣の飛び掛かりも何のその、巧みなパウルのトリックですかさず躱したと同時に。
「タマちゃんとも、元気に帰ってくるって約束したからね」
 隙だらけな敵へとスナッチが放った大きな炎が、敵を一息に灰燼と化すのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

城島・冬青
【KORで参加】
やっとお宝ですがそうは問屋が卸さないよね
ごめんね、猫ちゃん
倒させてもらうよ
私もユエルさんに続き【ダッシュ】で敵陣に斬りこんで行きます
【衝撃波】で周辺の獣を蹴散らし
【廃園の鬼】で愛刀・花髑髏の攻撃力を高めた後は
残体力の低い個体から攻撃して数を減らして行きます
敵の攻撃は【残像】で惑わせ
不意打ちの飛びかかりには【第六感】で事前に察知出来るように努めます
避けられなかったら【武器受け】で対応
直撃時の損傷を少しでも減らしますが…
なんかアヤネさんの目が怖いですね…(しかし口には出せず)

剣ですか?
抜きますよ?
そこに刺さった剣があったら抜くのがロマン!
でも抜く前に剣や周辺を確認するのは賛成でーす


アヤネ・ラグランジェ
【KORで参加】
街の人はともかく、タマちゃんに危害が及ぶのはゆるさない!/
あと、ソヨゴを傷つけた奴は殺すネ/

ウロボロスの大鎌をどこからともなく取り出し/
UC展開/
ソヨゴの側に立ち/
UCを敵からの攻撃を防御する方向で使用する/
つまり一時的に拘束して動きを止めて/
鎌で刈る/
繰り返す/
もちろんソヨゴに対する攻撃はすべて防御する/

剣は資料として抜く方向で/
でも手を触れた途端に壊れてしまってはもったいない/
その点だけ十分に注意したい


涼風・ユエル
【KoR参加】

よ、っと。テレポートっていうのはまだ慣れないな……とと、合流成功っと。
話は聞いてるよ、祭壇までの露払いは任せてもらおうかな!

『ダッシュ』で真っ先に飛び込んで、左右のナイフでの『二回攻撃』からの加速の乗った蹴りで手早く一体沈めよう。
速さは誰にも負けるつもりはないからね!
「まずは一体、と。次!」

城島さんやアヤネさんたちと動きを合わせて隙を埋めていくね。
みんなを祭壇に送り届けないといけないからね。
「邪魔はしないでもらおうかな!」

相手が【激昂】したら、こちらも【インフィニティ・エア】だよ。
「ふぅん、スピード勝負?でもね」
「言ったよね、速さは誰にも負けるつもりはないって!纏え、風よ!」


日隠・オク
【KORで参加】
なぜそんなに錆びているか気になりますが、今は目の前の敵です
とても狂暴そう、です。
たくさんいますが、負けません……!

ユエルさん一瞬で、すごい
アヤネさん、冬青さんも頼もしいです……!

はい、がんばります!
サクラコさんのライオンに乗って敵に近づきます
UCはガチキマイラ、ナイフを持った片手ごとライオンに変化させて
宝石の目、砕くつもりで攻撃です
数を減らしていきましょう!
くらいつきます!

剣は抜きます、台座やまわりも調べてから…


鏡彌・サクラコ
【KORで参加】
あの気持ち悪い声はこの石っぽい猫さんのだったのですねい!
ずいぶん固そうに見えますが…
とか考えているうちにもう戦闘が?!
さすがユエルさま、冬青さまもお早い

アヤネさまがちょっと黒いことを仰っていますが指摘しないでおくでいす
そんなにタマちゃんが好きだったのですねい

出遅れましたが間に合いますとも!
UCライオンライドで黄金ライオンを召喚
オクちゃんも乗るでいす!

敵の間を駆け巡りつつ、操り人形「ハクナキ」を使って敵を攻撃します
味方の周囲を巡り戦闘をフォローします
弱っている敵から優先的に攻撃し数を減らします
敵の強化についてはとにかく速度で対抗します

剣は【抜く】で選択でいす



 水晶の洞窟の大冒険を経てやってきた、水の神殿。
 その神殿の最奥には、お宝――勇者の剣が眠っているという。
 いや、確かに、神殿の最奥の祭壇には1本の剣があった。
 伝説として謳われていた虹の加護を受けているとは思えない……錆びた剣が。
 その錆びた剣をどうするか、猟兵たちの考えは多種多様であったが。
「剣ですか? 抜きますよ?」
 ――そこに刺さった剣があったら抜くのがロマン!
 タマちゃんに乗ってようやくたどり着いた神殿の最奥。
 例え錆びていても、本物の伝説の剣ならば十分にお宝。
 やっとお宝に辿り着いた……と思ったら。
「そうは問屋が卸さないよね」
 冬青はお宝から、青い宝石の瞳を持つ獣の群れへとオレンジ色の瞳を向けて。
「ごめんね、猫ちゃん。倒させてもらうよ」
 花と髑髏の彫り模様が入っている刀鍔の得物を構える。
 そして冬青と同様、まずは祭壇に刺さった剣をじっと見つめてから。
(「なぜそんなに錆びているか気になりますが、今は目の前の敵です」)
 オクも愛用の短剣を握りしめつつ、敵の群れへと相対して。
 ……とても狂暴そう、です、と。
 奇怪な鳴き声を上げ、硬質な牙を持つナーガクーガを見据えるけれど。
「たくさんいますが、負けません……!」
 隣にいるのは、頼もしい旅団のみんな。
 数いる敵にも怯まず、それを殲滅するべく、改めてナイフを構えるオク。
 青き宝石の瞳を持つ獣たちが、万一神殿の外に出てしまったら。
「街の人はともかく、タマちゃんに危害が及ぶのはゆるさない!」
 そう、先程まで一緒であったタマちゃんへと思い馳せるアヤネ。
 タマちゃんに害を成す輩は、許してはおけないし。
「あと、ソヨゴを傷つけた奴は殺すネ」
 不敵に光るウロボロスの大鎌をどこからともなく取り出し、そう、目が笑っていない笑みを宿す。
『……オオォォォー―ン!』 
「あの気持ち悪い声はこの石っぽい猫さんのだったのですねい!」
 街の人が言っていた、神殿から聞こえる奇怪な声の正体。
 サクラコは自分たち侵入者を見つけさらに鳴くオブリビオンの群れを見ながらも。
(「アヤネさまがちょっと黒いことを仰っていますが指摘しないでおくでいす」)
 そんなにタマちゃんが好きだったのですねい、と呟きつつも。
 大鎌を携えるアヤネの言ったことに関しては、何もツッこまないことに。
 そんな中で。
「よ、っと。テレポートっていうのはまだ慣れないな……」
 ……とと、合流成功っと、と。
 水の神殿へと遅れて現れたのは、涼風・ユエル(高校生月と太陽のエアライダー・f16061)。
 そして見知った皆から、眼前の敵へとすぐさま視線を映した刹那。
「話は聞いてるよ、祭壇までの露払いは任せてもらおうかな!」
 天空を舞う翼の如きシューズで一気に地を蹴りに、敵の只中へと駆けた瞬間。
 左右に握る、三日月の月光と鏡面の如く煌くふたつのナイフの刃が獣の鱗の体を素早く斬りつけて。
 風詠みのリボンを揺らしながら放たれた、加速の乗った蹴りがすかさず炸裂すれば。
「まずは一体、と。次!」
 ――速さは誰にも負けるつもりはないからね!
 そうユエルは、緑色の瞳を細める。
「ユエルさん一瞬で、すごい」
 オクがそう呟いた隣で、続いて動きをみせたのは冬青。
 一気に地を蹴り、生み出した衝撃波で周辺の獣を蹴散らしながら、敵陣に斬り込んでいって。
 ――花髑髏の本当の姿を見せますね。
 自身の1日分のカロリーを代償に、愛刀・花髑髏の封印を解き放って。
 殺傷力を増した漆黒の吸血武器に変化させ、傷を負っている敵から狙ってまずはその数を減らしていく。
 そして不意打ちのように襲い掛かってきた敵の気配を察知し、咄嗟に躱すも。
 さらに一体、冬青へと牙を剥く獣。
 だが……その牙が冬青に届くことはなく。
 もちろんソヨゴに対する攻撃はすべて防御する――そう振るわれたアヤネの大鎌に然りと受け止められて。
 ザッと見舞われた全力の一振りで、容赦なく刈られ砕けるナーガクーガ。
 ――なんかアヤネさんの目が怖いですね……。
 冬青はちらりとアヤネを一瞬見つめ思うけれど。
 何だかそれを口に出す勇気は、ない。
 敵の体は鱗に覆われ、随分と固そうではあるけれど。
 サクラコは敵の群れを見遣り、そう考えていた矢先。
「もう戦闘が!? さすがユエルさま、冬青さまもお早い」
 仲間の素早さに目をみはり、思わず声を上げて。
 ――UDC形式名称【ウロボロス】術式起動。かの者の自由を奪え。
 瞬間、アヤネの影から複数の蛇を思わせる異界の触手が放たれ、俊敏さを誇る敵を絡めとると。
 すかさず再び振るわれる、大鎌の斬撃。
「アヤネさん、冬青さんも頼もしいです……!」
 サクラコと並んで、オクもその緑色の瞳で仲間たちの姿を映すも。
 ――次は、自分たちの番!
「出遅れましたが間に合いますとも! オクちゃんも乗るでいす!」
「はい、がんばります!」
 サクラコが喚んだ黄金のライオンに、オクはひらり飛び乗って。
 随分とその数を減らした敵の間を駆け巡りつつ、『ハクナキ』を操り、さらに敵を減らさんと攻めに出るサクラコ。
 敵の数を減らすと同時に、仲間たちの支援も行いつつ。
 手負いの獣から狙い、敵に負けず素早い動きで砕いていけば。
 オクのナイフを握る手が、百獣の王のものに変化した刹那。
『ガアァァ!』
 その鋭利な牙が容赦なく食らいつき砕いたのは、青き宝石の瞳。
 さらにもう一度、獣の体へと牙が食らいついて。また一体、躯の海へと還す。
「邪魔はしないでもらおうかな!」
 ユエルの役割は、皆を剣の刺さった祭壇へと送り届けること。
 怒りの咆哮を上げて威嚇し、さらにその俊敏性を高めた獣に対して。
「ふぅん、スピード勝負? でもね」
 刹那、ぱちんとひとつ指を鳴らせば。
「言ったよね、速さは誰にも負けるつもりはないって! 纏え、風よ!」
 疾風を纏い超高速戦闘モードへと変化したユエルの握る二つの刃と蹴りが、敵の剥く牙よりも速く繰り出されて。
 さらにもう一体、オブリビオンを打ち倒したのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

アース・ゼノビア
【紅零点】★共通遵守

物騒な出迎えに苦笑ながら剣を抜き
高速詠唱の全力魔法で杖をほどいて鈴蘭の嵐を展開、
花には足止めの力を交え、仲間への急襲を阻止。

以後は同じく範囲攻撃を展開する菊との連携を意識
鈴蘭の嵐での攻撃と防衛、時間稼ぎを中心に立ち回る。
足止めしきれず爺さまや伊織の死角を襲うものは
オーラ防御と武器受け、あとは剣で…なんとかするさ。

まあ、つきものだよね
勇者は幾度試され、いつか認められるもの。
わが身も騎士の端くれ、街の脅威ならばここで止めよう――さぁ、おいで。

錆びた剣は遠巻きに様子を見守るのみ。
抜くことで何かが起きるかもしれないからね
すぐオーラ防御を展開できるよう
第六感もすませて警戒にあたろう。


重松・八雲
【紅零点】★共通遵守
獣は獣でもアレは愛でようが無いな
人々とタマちゃんの平和の為、尽力致そう!


伊織が動き易いよう、儂は正面から挑み存在感示す
攻撃は衰弱>強化顕著優先で剣刃一閃
細かい事は芸達者な若者達に任せておいて間違いは無い
頼れる野郎揃いで愉快痛快よのう!

獣の動きは野生の勘で探り不意打ち警戒
己狙う気配察せば確と見切り回避図り、隙あらばカウンター
仲間に危険あらば、オーラ防御や武器受け駆使しかばう
傷は激痛耐性と気合いで、タマちゃんの顔思い浮かべ(?)乗り切ろう!

可愛げ無き連中は失せよ!
この街に似合うは愛らしきタマちゃんと賑わう人の声こそ!

剣は確認のみに
――浪漫と野郎とつるもちに満ちた冒険じゃったな!


千家・菊里
【紅零点】
★共通
乱戦や危険防止に死角補い合い行動
敵動作の癖や隙観察
察知時は共有し攻守強化

何とも愛嬌皆無なお出迎えですね
澄んだ土地に澱み齎す存在は、綺麗に片さねば

俺はアースさんと共に全体を牽制
七星七縛符を範囲・マヒ攻撃で強め散布し行動阻害
特に大幅強化体は重点的に対処
数減少時は斬伏せに加勢

無駄吼えはそこまで
そう騒がずとも順に可愛がってあげますよ

咆哮の種類や不意打ちは第六感や聞き耳で警戒
敵の速度には此方も早業と見切りで対抗
回避困難時はオーラ防御展開

自然ならざる不穏な煌きは、欠片も残さない
静まりなさい
そして在るべき海へ沈みなさい

剣は抜かず調査だけ

剣は錆びれど、街の彩はどうか鮮やかなまま在り続けますよう


呉羽・伊織
【紅零点】★共通遵守
ホントタマチャンとは大違いだな
安穏引裂くバケモノは早急に黙らせよーか

牽制は菊里とアース、正面は爺サンを頼りに
俺はその影や隙に乗じ、フェイント交え群の足並翻弄しつつ攻撃
撃破は衰弱>強化顕著優先
数減らしと被害軽減急ぐ
虹に劣らぬ多彩な野郎共で心強い限り

攻撃・移動共妖剣解放利用
敵の速度や不意打ちに対する瞬発力は早業や第六感でもカバー
加えて得物にゃ毒使い・呪詛で一仕込
倒し切れねー敵は上記効果で鈍らせたり、2回攻撃で喉裂く・目潰し等狙い、咆哮や不意打ち対策図る

この水辺にお前らの居場所は無い
骸の海に、露と消えな

剣は無理に抜かず確認
情報のみ持ち帰りたい

無事済めば是非タマチャンの声で勝鬨を!



 つるつるでもちもちなお肌に、まんまるボディー。
 きゅーっと鳴いて一生懸命水晶の洞窟を泳いで、水の神殿へと、しかも大きい野郎ばかりの自分たちを運んでくれた大タマちゃん。
 だが、そんな健気で頑張り屋さんのタマちゃんとは……全く違う。
「獣は獣でもアレは愛でようが無いな」
 タマちゃんにデレていた爺さまは鳴りを潜め、眼前の敵の群れを八雲は見据えて。
 ――人々とタマちゃんの平和の為、尽力致そう!
 そう、また一歩皆よりも前へと踏み出せば。
「何とも愛嬌皆無なお出迎えですね」
「ホントタマチャンとは大違いだな」
 同時に口を開いたのは……澄んだ土地に澱み齎す存在は、綺麗に片さねば、そうふとひとつ息をついた菊里と。
 安穏引裂くバケモノは早急に黙らせよーか、と。へらりとした印象の瞳の奥にどこか剣呑さを秘める伊織。
「まあ、つきものだよね」
 神殿に灯る数多の宝石の瞳の青は、美しいというよりも妖しく不気味で。
 物騒な出迎えに苦笑しながらも、スッと剣を抜いたアースは、一瞬だけ祭壇に刺さっている剣を金色の瞳に映すと。
「勇者は幾度試され、いつか認められるもの。わが身も騎士の端くれ、街の脅威ならばここで止めよう」
 ――さぁ、おいで。
 改めて敵の群れへと視線を戻し紡ぐのは、全力魔法を編み出す高速詠唱。
 刹那、はらりほどけていく杖が姿を変えたのは、鈴蘭の花びら。
 水の滴る美しい神殿を染めるそのひとひらが、獣の俊敏な足を止めるべく舞い遊んで。
 同時に敵を牽制するべく菊里から放たれるは、敵の技を封じる七星の力秘めた護符。
 咆哮し強化した獣を重点的に狙い、アースと共に、敵の最大の武器である速さを的確に殺して。
 敵の群れの正面から挑み、存在感を示すのは八雲。
 その手には、使い手の稟賦を映すかの様な豪快な濤乱刃。
 真正面から、その打ち寄せる波の如き刃を怒濤の如く振るい、敵を斬り伏せていきながら。
「頼れる野郎揃いで愉快痛快よのう!」
 鱗で覆われている固そうな敵の護りもまるで無意味に思えるような、豪胆さ溢れる斬撃を繰り出していく八雲。
 そんな菊里とアースの牽制や、正面から挑み敵をひきつける八雲の生み出す影や隙に乗じて。
 フェイントを交え、敵を攪乱するように翻弄し、音も光も殺した冷ややかなる静寂の黒刀を振るう伊織。
 ――虹に劣らぬ多彩な野郎共で心強い限り。
 怒りの咆哮を上げ威嚇し興奮状態と化す獣とは逆に。
 あくまで冷徹に妖刀の怨念を纏い、さらに誇るその速さで放つ伊織の斬撃は衝撃波を生み出して。
 死角から繰り出す刃で、手負いの敵から狙い屠っていく。
 各個が本能で各々動く獣と違い、互いに死角を補い合い、敵動作の癖や隙を見逃さず見極め、それを共有する。
 そんな息の合った連携をみせる猟兵たちが、次々と敵の数を減らしている戦況は当然で。
 あれだけ無数にいた獣の数も、目に見えて減っている。
 だがそれでも、油断は禁物。
 アースが咲かせ舞わせる鈴蘭の花びらが、攻撃と防御、そして時間稼ぎの役割を十分に担って。
「そう騒がずとも順に可愛がってあげますよ」
 上がる獣の咆哮の種類を聞き分け、依然警戒を解かぬまま、残党を斬り伏せに動く菊里。
 そしてこれまで正面で敵をひきつけていた八雲は、決して無傷ではないが。
 激痛耐性と気合い、そしてタマちゃんの可愛い顔を思い浮かべ、踏ん張って。
「……っと、危なかったね」
 八雲へと剥かれた獣の牙を受け止めたのは、割って入ったアースの剣。
 そしてすかさず宝石の瞳を狙った斬撃を放ち、怯んだ獣の喉を裂く伊織。
 そんな頼り甲斐のある若者たちに、豪快に笑んでから。
「可愛げ無き連中は失せよ! この街に似合うは愛らしきタマちゃんと賑わう人の声こそ!」 
 八雲も、浪漫と野郎とつるもちに満ちた冒険を目一杯楽しまんと、使い手の稟賦を映したかの様な『嶮浪』を豪快に振るって。
 ――自然ならざる不穏な煌きは、欠片も残さない。
「静まりなさい。そして在るべき海へ沈みなさい」
「この水辺にお前らの居場所は無い。骸の海に、露と消えな」
 菊里と伊織が同時に放った斬撃がまた1体、妖しい青き宝石の煌めきから光を奪う。
 そしてアースは、鈴蘭の花びら舞わせる中。
 そんな共に戦う、ひとかどの勇者たちの勇姿を映したその金の瞳を、ふっと細めるのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

リル・ルリ
■櫻宵/f02768
アドリブ歓迎

珠助、がんばった
君はいい子だ
名残おしそうに珠助を撫でてから
元気を取り戻した櫻宵に微笑む
君はほんと調子いいよね
そういうところもすきなんだけど

水の神殿に君が立つと
水晶のお城に桜が咲いたみたい
ふふ
探検してみたい

ふふ、そうだね

君が僕を庇うなら
僕は【オーラ防御】で君を守る
綺麗な櫻が傷つけられないように
【鼓舞】を込めて【歌唱】するのは君を支えるための「凱旋の歌」
動きがはやいのならば「魅惑の歌」に音色を転じ動きを少しとめる
櫻宵、お願いね

勇者の剣!僕、抜いてみたい
応援を貰い得意げに
いざ

んん、
あれ?
むり……
櫻、僕は勇者じゃないみたい

……でも君の王子様、なんて
それが一番に決まってる


誘名・櫻宵
🌸リル/f10762
アドリブ歓迎

よくやったわ、珠助!それにあたし!
水の神殿に到着よ!
陸上ならあたしは無敵よ

ほら、みてリィ
ぴかぴかして綺麗ね
勇者の剣もあるんですって
神殿内でデート!と思ったけれどその前に――お邪魔虫を倒さなきゃね?

リィに手出しはさせないんだから
彼を庇うように前へ
刀には呪詛を宿し生命力吸収を込めた衝撃波を放ちなぎ払う
フェイントかけて躱し、咄嗟の一撃を
力で押し負けないよう怪力を込めて、絶華を放つ
リルの歌に聴き惚れた奴から一体ずつ首をはねていくわね!

勇者の剣、せっかくだから抜いてみたら?
あたしは柄じゃないからリィ応援してるわ

うふふ
リィは勇者じゃなくて残念ながらあたしの王子様みたいよ!



 珠助とともに乗り越えた、水晶の洞窟の試練。
 そして辿り着いたその場所は、水と水晶がキラキラと輝く神殿。
「珠助、がんばった。君はいい子だ」
「よくやったわ、珠助! それにあたし!」
 名残おしそうに珠助を撫でてから、リルは、隣の櫻宵のその声や様子に微笑む。
 先程までの青褪めた顔を違い、すっかり元気を取り戻し咲き誇る櫻。
「水の神殿に到着よ! 陸上ならあたしは無敵よ」
「君はほんと調子いいよね」
 そういうところもすきなんだけど、と。
 珠助と一旦別れてから、ようやく地に足がつき、いきいきと歩き出すその姿を愛おしく思いながら。
 ――水の神殿に君が立つと、水晶のお城に桜が咲いたみたい。
 煌めく水に照り咲く櫻は、すごく綺麗で。
 櫻宵も水の神殿がこれ以上ないほどよく似合う白亜の人魚を見つめ、弾むような声で紡ぐ。
「ほら、みてリィ。ぴかぴかして綺麗ね。勇者の剣もあるんですって」
「ふふ、探検してみたい」
 勇者の伝説が眠る神秘的な水の神殿で、探索デート!
 ……と、思ったけれど。
「その前に――お邪魔虫を倒さなきゃね?」
 ――リィに手出しはさせないんだから。
 そう、ひとたび刀をとれば……苦手な水に青褪めていた櫻も、大好きな人とのデートに心弾ませていた櫻も、そこにはなく。
 今、此処に在るのは――屠桜の剣鬼。
 そんな自分を庇う様位置取る櫻宵の背に、薄花桜の瞳を細めて。
「ふふ、そうだね。君が僕を庇うなら、僕が君を守る」
 月光の如き美しいオーラを纏うリルは、綺麗な櫻が傷つけられないように、と。
 水音のコーラスをバックに歌うのは――君を支えるための『凱旋の歌』。
 その心強い歌声に鼓舞されながら、櫻宵が放つは、呪詛宿し生命力吸収を込めた衝撃波。
 先に到着していた猟兵たちの善戦もあり、残る敵はもうあと数えられるほど。
 でも、大切で美しい人魚を絶対に傷つけぬように。
 不意に飛び掛かっていた敵の気配を察知し、フェイントかけてひらり躱した刹那、敵へと咄嗟の一撃を見舞って。
 『凱旋の歌』から『魅惑の歌』へと音色を転じたリルの、奇跡のように澄み切った透徹の歌声に。
 さらに飛び掛かってきた最後の1体となった青き宝石の瞳を持つ獣も、一瞬、隙をみせて。
 力で押し負けぬよう怪力を刃握るその手に込め、硬質な牙を紅い紅い血桜の太刀で確りと受け止めた櫻宵は。
「櫻宵、お願いね」
 そう紡がれた言の葉に応えるべく。
 ――さぁ、桜のように潔く……散りなさい!
『ウオォォ……ッ!』
 空間ごと断ち斬る不可視の剣戟で、リルの歌に聴き惚れた獣の首を綺麗に刎ねたのだった。
 だって、人魚の玲瓏たる銀細工の歌声は。
 誰でもない櫻宵のためだけに、歌われたものなのだから。

 そして全てのナーガクーガを滅し、水音だけが響く静けさが戻ってきた時。
「勇者の剣、せっかくだから抜いてみたら?」
 あたしは柄じゃないからリィ応援してるわ、とそう柔く笑む櫻宵の言葉に、リルは瞳を輝かせて。
「勇者の剣! 僕、抜いてみたい」
 応援を貰い得意げにその剣に手を掛けてみるけれど。
「んん、あれ? むり……櫻、僕は勇者じゃないみたい」
 そう首を傾けるリルに、櫻宵は愛し気に微笑みながら紡ぐ。
「うふふ、リィは勇者じゃなくて残念ながらあたしの王子様みたいよ!」
 リルは美しいその顔に、櫻宵と同じように微笑みを宿す。
 残念ながら、勇者ではないみたいだけれど……でも君の王子様、なんて。
 それが一番に、決まってるから。

●伝説の勇者の剣
 リルが抜こうとしてみて、抜けなかった錆びた剣。
 長年この場所に在る理由は、水の神殿の秘めたる入り口にも理由があるが。
 猟兵であるリルをもってしても抜けなかった剣を、猟兵の力を持たぬ者が抜けるわけはなかったからに違いない。
 ――剣の抜くか、抜かないか。
 この神殿に巣食うナーガクーガの殲滅という目的は、同じである猟兵たちだが。
 剣に対する見解や考え、想いは、本当に様々で。
 剣を抜きたいと望む者と、抜かずにそのままにしておきたいという者、その意見は拮抗していたが。
 僅かに声が多かったのは――剣を抜く、という選択。
 先程、リルが試してみて抜けなかった剣であるが。
 錆びていることもあり、少しずつ慎重に、数人がかりで取り組めば……抜けそうな気配がする。
 まずは、剣を抜く前に、周辺の調査を済ませて。
 周囲に彫られた文字のような記号や、見つけた剣の鞘を猟兵たちは入手して。
 何か異変が起こらないか注意深く警戒しながらも、いざ、剣を抜いてみることにする。
 確かに――猟兵の力をもってしても、ひとりではびくともしなかったが。
 数人がかりで少しずつ試みれば、徐々に地に刺さっていたその刀身が姿をみせて。
「……!」
 この場にいる猟兵たち全員の視線が、ついに抜けた剣へと向けられる。
 伝説に謳われていた、虹の加護を受けた勇者の剣。
 だがやはり、抜けた剣は錆びていて――到底、虹の輝きなど纏ってはいない。
 けれども、施された凝った装飾などをみれば、ただの剣というわけでもなさそうだ。
 それに、伝説に歌われている虹の加護を受けた宝具は、勇者の剣と、盾と鎧があるのだという。
 奇怪な獣を排除してくれた猟兵たちに、このように錆びた姿の剣であれば、きっと街の人もお礼だと持ち帰りを許可してくれるだろう。
 とりあえず持ち帰りグリモア猟兵へと預け、修復などを試みながら然るべき場所に保管しておこうと。
 猟兵たちは錆びた剣とともに、タマちゃんの待つ神殿の入口へと向かったのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年05月21日


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#アックス&ウィザーズ
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#群竜大陸
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#勇者
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#勇者の伝説探索
#虹色宝具


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種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


挿絵イラスト