帝都櫻大戰⑱〜パーフェクトゲーム
「全てに、意味はない……」
諦観に濡れた、かつて悟りの神髄を知り切った神仏の声が聞こえる。
かつては神王とも呼ばれており、オブリビオンも摂理のひとつと考え、殺す事ができなかった存在は……現在、キマイラフューチャーを脅かそうとしていた。
「この世界は、高度な科学文明を築いた上で闘争心や欲望が行き過ぎていないのか……心苦しい」
既にその身はオブリビオン化して『諸悪の根源』たる『幻朧帝イティハーサ』の下僕となり果てている。
故、かの存在の復活の為にキマイラフューチャーを破壊しようとするが……
「そんな事はさせはしません!」
「……何奴?」
「――ただのゲームプレイヤー……黒聖者(ダークメサイア)というジョブにおける黒教という教義、その教祖なだけの、ですけど」
それは
統制機構にて密かに運営されているゲーム『ゴッドゲームオンライン』……そのゲームプレイヤーの一人。
「黒教の教祖と申したな。汝の底知れぬ欲望は、それが原因か?」
「その通り。欲望があるから全ての生命は変化を恐れず、進化を目指し、生きていく価値があるのです」
「私の理念とは、真逆だな」
「かもしれません……だけど、違う事を受け入れてこそ……でしょうから」
その事を、
統制機構は理解できないし理解する気も無いのだろうが。
だからこそ――少女は紡ぐ。
猟兵の名の意味も、正真正銘の異世界を知らぬ命は……己の衝動のままその言葉を紡ぐ!
「そして何故か……私はこの世界で誰にも負ける気がしません! システム・フラワーズ始動! キマイラフューチャー、フルオープン!!!」
瞬間、かつてキマイラフューチャーの惑星を分割した現象……完全体のシステム・フラワーズの起動に成功する――
「やぁ、次はキマイラフューチャー……そこにゴッドゲームオンラインの黒教の教祖がやって来てね……なんとシステム・フラワーズの完全起動に成功したんだよ」
ドラゴンプロトコルのグリモア猟兵であるクレイユ・オブエミネンス(舞台裏で重要NPCになりたい竜娘・f41776)は『神王サンサーラ』の戦場を六番目の猟兵達に紹介していく。
「流石に『ドン・フリーダムの技術レベルを超えるもの』は取り出せないけど……それでも『現在、猟兵がアイテムとして作成可能な非生物の物品』は一通り出せるみたい」
つまり、適切なアイテムを提示して活用する事……そうすれば、サンサーラに一撃を与える事が可能になるだろう。
完全なコンコンコン……それを活用し『神王サンサーラ』を撃退するのだ。
黒代朝希
次はゴッドゲームオンラインのゲームプレイヤーと共闘です。
後、完全なコンコンコンも。
プレイングボーナス……コンコンコンで出してもらったアイテムを利用して戦う。
が存在します。
それでは、皆様の素晴らしいプレイングをお待ちしております。
第1章 ボス戦
『神王サンサーラ』
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POW : サンサーラディーヴァ
自身の【眼前】を【広大無辺の仏国土】化して攻撃し、ダメージと【神王サンサーラへの到達不能】の状態異常を与える。
SPD : サンサーラノヴァ
【かざした両掌の間】から、詠唱時間に応じて範囲が拡大する、【五感封じ】の状態異常を与える【神王光】を放つ。
WIZ : 強制転生光
レベル秒間、毎秒1回づつ、着弾地点から半径1m以内の全てを消滅させる【サンサーラの光】を放つ。発動後は中止不能。
👑11
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ヒカル・チャランコフ
【安地】
-
ディーヴァ使わせない方向でいきてぇわ
眼鏡クイッと
賢さ対抗!
【鏡】にしよーぜ
パラボナアンテナ的なさ、湾曲の
完全無欠がブスに映るしよぉ、釣れんか?
で、並べて反射狙おうぜ、【強制転生光】っての
向こうが光っつってンだから光なんだろ?
設置手伝ったら…行きますか!
「ヒカルと光、勝つのはどっち!ご期待ください!」
オレが伸縮自在粘着自在お空も飛べますのガムゴムフォームで
チートパルクールかましたるわ!
幻朧桜でもビル群でも何でも使ってサンサーラ目指すぜ!
「目ぇ覚ましな、サンちゃんよ」
撃てそうならどっか止まって撃つ
そんな間ないなら…無欠奪うのは指紋汚れでもOK?ギャハハ!
死ぬ気でタッチ狙うわ
エルンスト・ノルテ
【安地】
「鏡を並べる、了解だ」
ヒカルの指示に従うよ
負ける気がしない、ふふ頼もしいね
黒聖者殿に頼み【鏡】を量産して貰う
「気をつけて」
ヒカルの出発に合わせ伏せ置いた鏡を起こす
反射が彼の初動から外れる方向になるよう調整
反射できずとも鏡を消失させて周辺への被害を減らせればよい
…それに反射は後ろ振り返れぬヒカルに不利かもだしな
俺の狙いは鏡に撃たれた【強制転生光】を《観照》すること
ヒトの身でどこまで真似の叶うか判らんが
……《観》て消失の終焉の砕けますように
【強制転生光】でサンサーラのそれと相殺を狙う
その際は…一度に撃てる時間は俺が短いだろう、それを活かしヒカルのルート確保になるよう意識、こまめに相殺を
「ディーヴァ使わせない方向でいきてぇわ」
ユーベルコード『サンサーラディーヴァ』……空間や距離を飛び越える攻撃や概念を操作しない限り、かの神王に攻撃を届かせる事は出来なくなるユーベルコードを発動を阻止する、させないという戦術でヒカル・チャランコフ(巡ル光リ・f41938)はエンシェント・レヰス『神王サンサーラ』に挑む。
「発動阻止の為に鏡を並べる……了解だ」
そこにガーディアンのルーツを持つエンドブレイカー、エルンスト・ノルテ(遊子・f42026)が黒聖者……黒教の教祖に頼んでコンコンコンから大量の鏡を取り出して設置していく。
「パラボナアンテナ的なさ、湾曲の……完全無欠がブスに映るしよぉ、釣れんか?」
「そこで並べて反射……ですね」
故に二人が対策を取ったのは『強制転生光』……『サンサーラの光』が命中したものを消滅させるというユーベルコード。
だが、ヒカルは『光』であるなら『鏡で反射』出来るのではないかと考えた。
「ただの鏡なら駄目かもだけどよぉ……」
「コンコンコンで作れるのは『ドン・フリーダムの技術力を超えないもの』……逆を言えば『技術力を超えない範囲で、神秘に干渉する鏡』を作ってもらう事は可能という訳だね」
「ええ――そして、出来ました!」
瞬間、二人の六番目の猟兵と黒教の教祖に叩き込まれる『強制転生光』……しかし、それらは着弾の効果を発揮せず、逆に『神王サンサーラ』へと向かって反射していく!
「何と、我が『強制転生光』を鏡で反射するとは……」
「そっちが光っつってンだから光なんだろ?――そんじゃ、行きますか!」
「負ける気がしない……頼もしいね」
ヒカルの出発に合わせ伏せ置いた鏡をエルンストは本格展開……
反射がヒカルの初動から外れる方向になるよう調整し、彼のユーベルコード起動を間に合わせる。
「ヒカルと光、勝つのはどっち!――ご期待ください!」
ユーベルコード『ガムゴムフォーム』発動、伸縮自在粘着自在……その上で飛翔も可能な状態で華麗なパルクールを決めて『骸の海』を回避しながら『神王サンサーラ』に肉薄しようとするヒカル。
幻朧桜であろうが、ビル群だろうが、何でも使って疾走していく――
「そして、俺の狙いは鏡に撃たれた『強制転生光』を《観照》すること――ヒトの身でどこまで真似の叶うか判らんが」
エンドブレイカーである以上、《観》て消失の終焉を砕く、
その特性によって、ユーベルコード『
Hawklike eye』の発動条件を満たし……ユーベルコード『強制転生光』をコピーする事に成功。
「目ぇ覚ましな、サンちゃんよ」
「一度に撃てる時間は俺が短いだろう……だからこそ、それを活かしてヒカルのルート確保になるよう意識するべきだな」
ヒカルが無限開闢のユーベルコードを持つエンシェント・レヰスにパルクールで肉薄し、射出されていく『強制転生光』をエルンストがコピーした『強制転生光』で撃ち落としていく。
その連携により、ヒカルはかなりの距離まで『神王サンサーラ』の元へと近づく事に成功するのであった。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
アヴァロマリア・イーシュヴァリエ
アドリブ歓迎
神様で、王様……それにすごく優しい人、なんだね。
でも、黒いお姉さんの言う通りだよ。欲張ることも、大事なの。
だってマリアは、救えるものは全部救いたい……世界一、宇宙一わがままな夢を持ってるんだもん。
だからサンサーラ、貴方も救われるように……止めるよ!
お姉さん、手伝って! 出してくれるのは無機物ならなんでもいいから、とにかくたくさん! 星が空っぽになるくらいに!
無機物がいっぱいあれば、マリアはそれを『海』にしてぶつけるだけ。
サンサーラの光がどれだけ来てどれだけ消されたって意味がないくらいに、全力で!
戦闘後
あのお姉さんも一応聖者、だよね……黒い聖者って、格好いいかも……
「神様で、王様……それにすごく優しい人、なんだね。でも、黒いお姉さんの言う通りだよ。欲張ることも、大事なの」
「欲自体は否定はしていない。問題は『欲張りすぎる事』による悲劇を淘汰したい……そんな所だ」
アヴァロマリア・イーシュヴァリエ(涯てに輝く・f13378)の言葉に『神王サンサーラ』は静かに答えを返す。
だが、だからこそ……アヴァロマリアは笑みを浮かべて己の答えを示していく。
「だってマリアは、救えるものは全部救いたい……世界一、宇宙一わがままな夢を持ってるんだもん」
「この『骸の海』に浮かぶ世界にて、その夢を持つ者は全て磨り潰されるか、妥協するか、自責と乖離の奈落に落ちるか……そのどれかを選んだ」
サンサーラはどこか寂し気に、言葉を紡ぐ。
その表情を見たアヴァロマリアは、己の夢を描いていく――
「だからサンサーラ、貴方も救われるように……止めるよ!――お姉さん、手伝って! 出してくれるのは無機物ならなんでもいいから、とにかくたくさん! 星が空っぽになるくらいに!」
「分かりました!」
アヴァロマリアは無機物を無限に等しい数を生成してもらい……彼女はそれを『海』にしてぶつけるだけ。
だが、だからこそ……完全起動したシステム・フラワーズの物量は馬鹿にならない。
「サンサーラの光がどれだけ来てどれだけ消されたって意味がないくらいに、全力で!」
「これは……」
ダメ押しにユーベルコード『
『海たる水に満ちよ』』を発動。
周囲の無機物を『母なる海と、其処に生きる無数の生命』に変換……そのまま、母なる海が『骸の海』を塗りつぶしていく――
「あのお姉さんも一応聖者、だよね……黒い聖者って、格好いいかも……」
スペースシップワールドに生まれた聖者はそう言って、黒教の教祖を憧憬の表情で見つめるのであった。
大成功
🔵🔵🔵
フィーナ・シェフィールド
アドリブ連携歓迎です。
まずはシュッツエンゲルを展開して防御。
強制転生光はモーントシャインを纏ったシュッツエンゲルの表面で反射させて受け流し。消滅しても次のエンゲルをすぐに配置して堪えます。
それにしても、コンコンコン。
すごいですね…大抵のものは出せるなんて。
「はーい、わたし欲しい物ありまーす♪」
それはスピーカー。できればとっても大きいのを、できるだけたくさん。
「わたしの歌を、どこまでも届けるために!…響け、聖なる旋律!」
コンコンコンで出したスピーカーから、【交響詩『天秤の女神』】の破魔と慈愛の旋律を戦場中に響かせて、サンサーラや共に戦う仲間たちに届けます。
「もうお帰りください、サンサーラ!」
七那原・望
欲望って大事ですよ。言葉の響きは悪いかもですけど。とても純粋な願いで、ヒトが生きるための強い原動力ですから。
コンコンコンしましょうか。
取り出すのはあらゆる光を周囲から余さず吸収し、一点に集めて反射する三面鏡の盾。
万が一に備え闇属性全力魔法結界術で自身を護りつつ盾を前面に置き、神王光をガード、反射します。
うまくいったようですね。光吸収しすぎて真っ暗ですけど、見えないのは慣れてます。
第六感、心眼、気配感知、聞き耳で五感を奪われているサンサーラさんの行動を見切り、三面鏡から時空凍結波を発射。
当たってくれたら時が止まっている内にアマービレで呼んだねこさん達と多重詠唱全力魔法の乱れ撃ちで畳み掛けます。

戒道・蔵乃祐
サンサーラ
貴方は滅びし世界『サンサーラディーヴァ』に於いて、オブリビオン・フォーミュラと同格の権能を備えた『神王』だったのではないでしょうか?
しかし、絶対者故に判断を誤り、エンシェント・レヰスは滅んでしまった…
もしも、貴方に心を預けられるような朋友が居たならば…と、考えてならない
力に劣る我々は、仲間達と総力を以て世界の危機を救いましょう
異界の協力者も来てくれましたしね
◆酔八仙ドランクマスタリー
コンコンコンから不沈の呪を込めた護符を大量に散布して足場に使い、ドーピングと念動力でブーストした軽身功とダッシュ+空中戦で仏国土を触れずに踏破する早業
神足通
グラップル+重量攻撃で限界突破の怪力を叩き込む
「サンサーラ……貴方は滅びし世界『サンサーラディーヴァ』に於いて、オブリビオン・フォーミュラと同格の権能を備えた『神王』だったのではないでしょうか?」
「――『
広大無辺の仏国土』を無尽に拡げる権限を持つのは、私だ」
「成程、しかし、絶対者故に判断を誤り、エンシェント・レヰスは滅んでしまった……もしも、貴方に心を預けられるような朋友が居たならば……と、考えてならない」
「鉄神等も含めれば、朋友はいたが……しかし大事であったのは『民の視点を同一化できる生命』であったのかもしれぬ」
戒道・蔵乃祐(荒法師・f09466)……破戒僧の六番目の猟兵の言葉に、真摯にあの時の事を思い返す『神王サンサーラ』。
しかし、時は巻き戻らない……巻き戻せたとしても『骸の海に浮かぶすべての世界丸ごと』を撒き戻す事は、この世で『とある醜女』だけしかできない。
「欲望って大事ですよ。言葉の響きは悪いかもですけど……とても純粋な願いで、ヒトが生きるための強い原動力ですから」
「願い、か……」
「コンコンコンしましょうか」
「はーい! わたし欲しい物ありまーす!……それにしても、コンコンコン。すごいですね……大抵のものは出せるなんて」
七那原・望(比翼の果実・f04836)とフィーナ・シェフィールド(天上の演奏家・f22932)もコンコンコンを活用しながら、無限開闢のユーベルコードを持つエンシェント・レヰスと対峙。
「取り出すのはあらゆる光を周囲から余さず吸収し、一点に集めて反射する三面鏡の盾……」
「わたしの歌を、どこまでも届けるために……スピーカー!――できればとっても大きいのを、できるだけたくさん!」
「ではでは、コンコンコン……」
望とフィーナの要望に対し、完璧に要望を組んだ鏡の盾とスピーカーが取り出される。
その様を見た破戒僧は、決戦前に一つの言葉を告げる――
「力に劣る我々は、仲間達と総力を以て世界の危機を救いましょう――異界の協力者も来てくれましたしね」
コンコンコンから不沈の呪を込めた護符を大量に散布し、足場を作成。
自己強化しながら念動力も使い、蔵乃祐は空中を舞う。
「むぅ……鏡で反射したか」
「うまくいったようですね……光吸収しすぎて真っ暗ですけど、見えないのは慣れてます」
光を媒介としたユーベルコードである事を考慮し、鏡を用いてユーベルコードを反射した望は五感を封じられた『神王サンサーラ』の元へと飛翔。
「こっちも歌を歌う系統のユーベルコードですから問題なしです!――魔を祓い、傷つきし者を癒す。響け、聖なる旋律!」
そこからフィーナが自身のユーベルコード『交響詩
『天秤の女神』』を発動。
戦場内に『悪しき魂に響く破魔の旋律』によるダメージか『疲れ傷ついた身体と心を癒す慈愛の旋律』を以てオブリビオン化し歪みを孕んだ『神王サンサーラ』にダメージを与え、未だオブリビオン化しても正気を保っている思考領域も含めてフィーナは味方も癒していく。
「――『
時空凍結波』!」
そこから、望は時間停止ユーベルコードを発動。
時が止まっている内にアマービレで呼んだ『ねこさん』達と多重詠唱全力魔法の乱れ撃ちで畳み掛けていく。
「酔えば、酔う、、程に……『
酔八仙ドランクマスタリー』」
追撃として破戒僧がアルコール系飲料物を飲酒。
その摂取した量と質に応じてリミッターを解除していく――
「何せコンコンコンで上質な酒は一杯補給できますからね――」
神足通の如く技能を組み合わせていき、ユーベルコード『サンサーラディーヴァ』によって広がっていく『広大無辺の仏国土』と『骸の海』を飛び越え、蔵乃祐は拳を叩き込むべく掌を握り締める。
「行きますよ」
ユーベルコードの域に到達した、自身の限界を解除する技巧。
其れを重い拳を乗せる……其れだけでユーベルコードに匹敵する技を対象としてポテンシャルを引き出した破戒僧。
やがて拡がっていく『骸の海』を粉砕するが如き拳が、エンシェント・レヰスまでの道のりを切り拓いていく!
「さぁ、ここからグランドフィナーレですよ!」
「ねこさんたち、頑張りましょう」
「ええ、ここからが……六番目の猟兵の本領発揮ですからね」
三人は破戒僧が切り拓いた『神王サンサーラ』までの道のりを疾走し、いよいよかのエンシェント・レヰスに攻撃を叩き込むべく準備を済ませていく――
大成功
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フォー・トラン
【芋煮映画】
神王退治に聖者を駆り出すなんて何か因縁めいたものを感じますね。
謎めいた黒聖者の横顔を撮影しつつコンコンコンで出すものは獣人戦線の軍艦、というか潜水艦です。
あたしの身に付けた「航海術」に倶楽部の助言が合わされば潜水艦の操船もなんとかなるでしょう。
骸の海に潜航することで海を盾に身を守りつつ、ハープーンミサイルを発射して味方を援護します。
これは味方が一撃を食らわせるためのアシストです。
その傍らで倶楽部の皆には猟兵の勇姿を潜望鏡越しに「撮影」してもらいます。
く、黒影さん?
そのラストだと海中の潜水艦まで飲み込まれそうですが、神王の自宅でも撮影してこいってことですか?
流石に嫌なので脱出します!
ヴィヴ・クロックロック
【芋煮映画】で参加
キマイラフューチャーが…咲いた!?
前の戦争の時には見れなかったのでこれはすごい光景だな…
では映画撮影しよう、そういうことだ。
まずはコンコンを使って私の【おやつ生成装置】を増産し、召喚したゾンビに持たせてヤツの光に突っ込ませて無力化を図る。
そしてUC【星の終わり】を用いて骸の海と亡者を呼び寄せ派手な撮影のサポートとしよう。
見るがいいこの素晴らしき地獄絵図を、光に、貴様に、群がり積み重なる亡者の塔を。自身が無限大に拡大した骸の海の脅威を…!
黒影・兵庫
【芋煮映画】で参加
(「ねぇ黒影?アタシらは神王を撃退しに来たのよね?なんで映画撮影が始まってんの?」と頭の中の教導虫が話しかける)
ノリと勢いの結果ですね!
だから俺たちも乗るしかありませんよ!このビッグウェーブに!
(コンコンコンで魔法の豆の木で呼び出し足場を作り撮影現場を見物しながら)
見たところゾンビに潜水艦が登場するのでパニックホラーのようです!
ならば【侵略細胞】で骸の海を操作して巨大津波を作ります!
スケールはデカければデカいほど見栄えしますからね!
最後は魚雷の爆発でできた骸の海の大渦にゾンビごとサンサーラが沈んで終幕です!
(「今時の若い子はみんなこんなノリなのかしら…」)
「神王退治に聖者を駆り出すなんて何か因縁めいたものを感じますね……」
「あ、映像を取りたい? ちょっと
統制機構の事を考えれば……」
黒教の教祖の横顔を撮影しながら、コンコンコンで獣人戦線の軍艦、というか潜水艦を取り出していくのはフォー・トラン(精霊術士・f12608)。
「あたしの身に付けた航海術に倶楽部の助言が合わされば潜水艦の操船もなんとかなるでしょう」
「しかし……キマイラフューチャーが……咲いた、か。前の戦争の時には見れなかったのでこれはすごい光景だな……」
件の『バトルオブフラワーズ』には参戦出来なかったヴィヴ・クロックロック(世界を救う音(仮)・f04080)はシステム・フラワーズの完全起動した状態を見据え、感心した様子でそう呟く。
「では映画撮影しよう、そういうことだ」
「(ねぇ黒影?アタシらは神王を撃退しに来たのよね?なんで映画撮影が始まってんの?)」
「ノリと勢いの結果ですね!――だから俺たちも乗るしかありませんよ!……このビッグウェーブに!」
黒影・兵庫(不惑の尖兵・f17150)……UDCアースの絶海の孤島を統治する人型の虫、蜂皇族によって幼児期に脳に教導虫という寄生虫を埋め込まれ、滅私奉公、品行方正、公明正大を美徳と指導されてきた男性は、脳内の教導虫である『スクイリア』にそんな返答を返す。
コンコンコンで魔法の豆の木で呼び出し足場を作り撮影現場を見物しながら、黒影は『スクイリア』に状況を伝えていく。
「見たところゾンビに潜水艦が登場するので、パニックホラーのようです!」
「……貴殿ら、私と戦いに来たのではないのか?」
と、疑問詞を大量に浮かべながら『神王サンサーラ』はユーベルコード『強制転生光』を発動。
大量の『サンサーラの光』が三人の六番目の猟兵達に殺到するが……
「まずはコンコンコンを使って私の『おやつ生成装置』を増産し、召喚したゾンビに持たせてヤツの光に突っ込ませて無力化を図りましょうか!」
瞬間、ヴィヴの所持している周囲の願望と光を取り込み食料を精製する画期的装置を量産。
更にユーベルコード『
星の終わり』の効果によって『自身の心臓を引きぬきできた虚ろの穴』から『骸の海』と『生者を蝕む亡者』を放出していく――
「骸の海の放出、か」
「無限に拡大し続ける程ではないですけどね」
同じ様に『骸の海』を放出し、駄目押しに亡者を呼び寄せ派手な撮影のサポートとしていくヴィヴ。
「ならば『侵略細胞』で『骸の海』を操作し、巨大津波を作ります! スケールはデカければデカいほど見栄えしますからね!――最後は魚雷の爆発でできた骸の海の大渦にゾンビごとサンサーラが沈んで終幕です!」
「く、黒影さん? そのラストだと海中の潜水艦まで飲み込まれそうですが、神王の自宅でも撮影してこいってことですか?」
「そもそも私の自宅となる場所はイティハーサの『
破壊』で無くなったのだがな……」
「……なんかすみません」
「良い……こう言った雰囲気こそが、この世界なのだろう?」
全てを受け入れ切った……受け入れ過ぎた表情で『神王サンサーラ』は殺到する『
星の終わり』を迎撃する。
「見るがいいこの素晴らしき地獄絵図を、光に、貴様に、群がり積み重なる亡者の塔を……自身が無限大に拡大した骸の海の脅威を……!」
「半分以上は汝のせいだと思うがな……貴様、本当に五番目の猟兵『カタストロフ』ではないのか?」
そんなツッコミと共に、エンシェント・レヰス『神王サンサーラ』は群がり積み重なる亡者の塔に飲み込まれて傷がつき……キマイラフューチャーから退去する事に。
「……愉快、という感情が僅かにでも喚起されたのは、確かであるぞ」
その言葉を『映画撮影者』達に伝えた後、キマイラフューチャーから『神王サンサーラ』は去っていく。
「流石に嫌なので脱出します!」
フォーが脱出して数瞬後……盛大に亡者達に飲み込まれようとしている潜水艦が起爆。
盛大に亡者達を吹っ飛ばしながら、壮絶な爆発オチをキメてみせた。
「(「今時の若い子はみんなこんなノリなのかしら…」)」
最後に、『スクイリア』は疲れた様に爆散していく亡者と潜水艦を見つめていくのであった。
大成功
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