獣人世界大戦⑬〜跳躍せよ、侵略渡来人を撃破する為に
「まだまだ『有頂天道人』を仕留める為に、依頼を出していくわよ!」
ウラル山脈付近の猛風に短いスカートと金色の長い縦ロールを靡かせ、シカの獣人のグリモア猟兵であるレヴィア・イエローローズ(亡国の黄薔薇姫・f39891)は人民租界を支配するコンキスタドール『有頂天道人』との決戦依頼を紹介していく。
今回『有頂天道人』は渾沌化した右半身を「白き天使の翼・白きおぞましき触手・白き無貌の牛頭・白き殺戮する刃」等々の『完全に規則性のない状態』に変化させ、「予想もつかない不意の一撃」を放って攻撃してくる。
「また、今回『有頂天道人』は対ワルシャワ条約機構対策基地として建造していた軍用の租界……
須弥山型都市に籠ってわたくし達『六番目の猟兵』を迎撃しようとしてくるわ」
軍事用に特化した
須弥山型都市……だが、そこでも戦い方は存在するはずだ。
「例えば高低差を利用した『奇想天外なアクロバット・アクション』で『渾沌化』を用いた『予想もつかない不意の一撃』に対抗する、とかね」
相手が不規則な『渾沌』を用いるというならば、こちら……『六番目の猟兵』の方も奇想天外な『埒外』を見せつける必要があるだろう。
「とは言え、相手のユーベルコード『渾沌化』によって放たれる予測不能の不意打ちへと対処する必要もあるけれどね。相手の強みを上手く凌ぎ、こちらの強みで勝負を引き込む……上手くやってみて頂戴」
そんな風に言いながら、レヴィアは黄薔薇のグリモアを展開していくのであった。
黒代朝希
第二戦線も中盤に差し掛かりましたね。
今回は『有頂天道人』との決戦になります。
プレイングボーナス……「渾沌化」から放たれる予測不能の不意打ちに対処する。
に加えて、
プレイングボーナス……奇想天外なアクロバットアクションを行う。
が存在します。
ある程度戦線ルールでのノウハウが分かったため、今回からは通常の戦争の受付となります。
それでは、皆様の素晴らしいプレイングをお待ちしております。
第1章 ボス戦
『有頂天道人』
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POW : サイバネ殺法 undefined cyberne
【機械化義体でカンフー技】を放ち、命中した敵を【undefined】に包み継続ダメージを与える。自身が【中国拳法の構えを】していると威力アップ。
SPD : サイバー渾沌拳 undefined kungfu
【サイバー化した肉体】と【渾沌化した肉体】を組み合わせた独自の技能「【サイバー渾沌拳】」を使用する。技能レベルは「自分のレベル×10」。
WIZ : 渾沌波動弾 undefined aura
レベル秒間、毎秒1回づつ、着弾地点から半径1m以内の全てを消滅させる【undefined】を放つ。発動後は中止不能。
👑11
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立本・しおり
学生服にサポーターを付けた素手。裸足の姿の少女。
カンフー使いのような相手に、片足を敵に向け、蹴りの狙いを定めたテコンドーのような構えをとる。
「あああいっ!」
【早業】【連続コンボ】【見切り】
持ち前の脚力を使い、目にも追いつかぬ速さとアクロバットな動きで、拳を一切使わない、足技や多彩な蹴りを使う格闘術で闘う。しおりも打撃を打たれる打撃戦の中、相手の拳を足で受け止める。相手の顔に顔面前蹴りで怯ませUCでたたみかける。
「ちぇやあああっ!」
UC【星霊連天脚】
両足に星霊の力を込め、空中からしおりの足が分裂しているかのような早さの連続蹴りで、敵を足跡まみれにするかの勢いで蹴りまくる。
【アドリブ歓迎】
「いざ、尋常に――」
「……勝負!」
まず最初に『有頂天道人』と立本・しおり(蹴女子・f39957)の交戦が開始される。
裸足の片足を敵に向け、蹴りの狙いを定めたテコンドーのような構えを『有頂天道人』を相手に取りながら、持ち前の脚力を使い足技による連続コンボを決めていく。
「あああいっ!」
目にも追いつかぬ速さとアクロバットな動きを活用した『拳を一切使わない足技や多彩な蹴り』を使う格闘術で闘っていくしおり。
強靭な脚力を持ち合わせた上で俊敏な動きと組み合わせた多彩な蹴りや足技をメインにした我流の格闘術……それらを活用し、しおりは『有頂天道人』の『渾沌化』に立ち向かっていく。
「――捕まえた!」
「ムッ!?」
しおりも打撃を打たれる打撃戦の中……相手の拳を足で受け止める事に成功。
そのままコンキスタドールの顔に顔面前蹴りをブチかまし、怯ませる――今がユーベルコードを発動する絶好のチャンスだと、しおりは判断した。
「しおりのこの攻撃、耐えられますか?――『星霊連天脚』!」
両足に星霊の力を込め、脚力を強化する事で空高く跳躍――そのまま空中からしおりの足が分裂しているかのような早さの連続蹴りを『有頂天道人』に食らわしていく。
「ちぇやあああっ!」
上空から繰り出されるのはユーベルコードによる『超高速かつ貫通効果のある連続蹴り』――『有頂天道人』を足跡まみれにするかの勢いで蹴りまくるしおりは、精霊の力が尽き果てるまで連続蹴りを叩き込んでいく。
そのまま着地し、振るわれた白濁とした触手を蹴りでいなしながらしおりは撤退していくのであった。
大成功
🔵🔵🔵
鳴上・冬季
「狐が虎に劣らぬと何度でも証立てる。本当に素晴らしい依頼です」
嗤う
「…鳴り響け、縛作八音盒」
宝貝能力
有頂天道人の攻撃意思を受け無作為変異する混沌化能力のうち、攻撃意思を伝達し変異作用するその変異作用部分を音で阻害
結果混沌化の発動(含む混沌化によるundefined)を封じる
簡易宝貝は戦場上空で黄巾力士が抱えオーラ防御で庇う
自分は風火輪で飛行し接敵
空中戦・空中機動+功夫で軽身功
仙術+功夫での縮地(短距離転移)
を多用
仙術+属性攻撃で雷属性を全身に纏う
敵の攻撃は寸勁で打点逸らしサイバー義体に雷撃のダメージ重ねる
軽身功で敵の腕や足の上に乗り連脚や顔面蹴り
震脚から寸勁寸勁肘打ち裏拳回し蹴り延髄蹴りと連打
「狐が虎に劣らぬと何度でも証立てる。本当に素晴らしい依頼です……最初に言っておきますが、素材がなくても、想像力と仙術で、一時しのぎの宝貝は作れます――が、存在と消費がとんでもなく非効率なのであまりやりたくないんですよ」
何度でも嗤いながら、鳴上・冬季(野狐上がりの妖仙・f32734)はユーベルコード『簡易宝貝の創造』によって宝貝を創造していく。
「……鳴り響け、縛作八音盒」
創り出した宝貝の名を告げると同時……その宝貝が響かせた音響が、『有頂天道人』の攻撃意思を受け無作為変異する混沌化能力の中に存在する『攻撃意思を伝達し変異作用する部分』を阻害していく。
音によって阻害された『渾沌化』……果ては『有頂天道人』のユーベルコード『サイバネ殺法 undefined cyberne』の内、攻撃が命中した相手を『undefined』に包む能力を封印。
そうして創り出した宝貝を戦場上空で黄巾力士が抱えたまま、コンキスタドールのユーベルコードを制した冬季。
自身は『宝貝・風火輪』で飛行しながら『有頂天道人』へと空中戦を挑む。
「功夫と仙術を組み合わせれば、この通り――真の意味での縮地を実現できる訳です」
雷を全身に纏い、軽身功を用いた連脚や顔面蹴りを叩き込んでいく妖仙。
敵の攻撃は寸勁で打点を逸らし、反撃としてサイバー義体に雷撃を注ぎ込みショートさせていく。
「震脚はいかがです!?」
足止めの蹴撃を叩き込んだ後、肘打ち、裏拳、回し蹴り、延髄蹴り等を連続してコンビネーションとしていく冬季。
最後に創り出した宝貝『縛作八音盒』の音響を自身の足に付与し、踵落としを『有頂天道人』の頭蓋に振動諸共打ち据えて破壊の一撃を加えるのであった。
大成功
🔵🔵🔵
黒城・魅夜
予測が付こうが付くまいが同じこと
なぜなら結局は私に触れに来るのでしょう
そちらから触れてくるのならむしろ望むところです
そう、既に渾身の呪詛をこの身に纏っている私にね
さあ呪われなさい我が悪夢に
もちろんそれだけで済むと自惚れてもいません
併せてオーラを展開
微かにでも敵が接触した瞬間を第六感と心眼で見切ります
相手が私の呪いによって動きが鈍った瞬間、攻勢に転じます
百八本の鎖をロープワークで乱れ撃ち
次から次に鎖に飛び移りながら空中戦の要領で間合いを詰め
この牙を打ちこんであげましょう
ええ、牙を誇るのはあなたたち獣人だけではありません
闇に輝く我がダンピールの牙こそがすべてを滅すると知りなさい
「予測が付こうが付くまいが同じこと――なぜなら結局は私に触れに来るのでしょう。そちらから触れてくるのならむしろ望むところです」
「――馬鹿な、どうやって……」
艶美な声で『有頂天道人』に語り掛けるのは黒城・魅夜(悪夢の滴・f03522)。
彼女の姿を見て、コンキスタドールを声を漏らすしかない。
「――そう、既に渾身の呪詛をこの身に纏っている私にね」
「……骸の海とは異なる『海』――ディラックの海か」
ユーベルコード『
虚無の海より撃ち抜き穿て絶の牙』……ディラックの海に封じた影の自分が有する『吸った対象を因果と時空ごと消滅させる牙の能力』を前に、『有頂天道人』は驚愕の表情を維持しながらも、ユーベルコード『サイバー渾沌拳 undefined kungfu』で迎撃。
創り出した『サイバー渾沌拳』を用いて、魅夜を調伏するべく『渾沌化』を用いた拳を振るう――
「さあ、呪われなさい……我が悪夢に――とはいえ、もちろんそれだけで済むと自惚れてもいません」
牙の能力を用いた『渾沌』の呪詛だけでなく、オーラ防御の術式を魅夜は自身に施していた。
微かにでも敵が接触した瞬間を見逃さず、そのユーベルコードの真価を発揮するべく心の目で『有頂天道人』との攻防を見切っていく――
「――『呪いと絆』、108本の鎖に捕縛されなさい」
展開するは、かつて魅夜自身を拘束していた108本の鎖……現在は彼女の主武装となっている鎖を振るい、魅夜は『牙』を輝かせる。
「ええ、牙を誇るのはあなたたち獣人だけではありません……闇に輝く我がダンピールの牙こそがすべてを滅すると知りなさい」
動きが鈍った所を、魅夜は『有頂天道人』に『牙』を突き立てる。
そしてそのままコンキスタドールの『命』でも『血』でも『魂』でもなく――『因果』と『時空』を吸い上げていくのであった。
大成功
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皐那・薫
◉アドリブ・絡み歓迎
良いですねぇ、いかにも殺戮に特化した悪党って見た目…私は嫌いじゃありませんよぉ。
ですけどぉ、私の方が何万倍も恰好良いので斬り刻まれても仕方ありませんよねぇ?
『泡姫』で自身の周りに雷属性を包んだ泡を無数に浮かす。割った対象に電撃が発動し、一瞬でも動きを止めたところを【見切り】で即座に【カウンター】を入れて混沌化の予測不能な不意打ちを対処。
「貴方と同じ邪道の私がぁ、不意打ち対策しないとでもぉ?」
距離を置いて混沌波動弾に動いた場合は泡を壁状に作り視界を遮る。刀を一本足場にして、壁登りの要領で【ジャンプ】。上空からの【死角攻撃】を狙う。
「私の方が一歩、卑怯だったみたいですねぇ。」

禹・黄風
予測もつかない一撃に対抗するには此方も奇想天外な攻撃、という事ですか。
…曲芸的な業はあまり幅がないのですが、やれる限りは。
高低差を利用し有頂天道人を牽制。
気功を練り込み脚力を強化、地形を把握して足場として利用して軽業で渡り翻弄していく。
それだけでは軽く着いてくるでしょうが私にはこれがありますので。
三節棍を伸ばし地形に当てて軌道変更、或いは突いて急加速。
急に攻め込むように見せて伸ばした棍で奥の壁を突き急停止、更には三節棍を分解してヌンチャクのような軌道で薙ぎ払い攻撃します。
向こうにペースを渡さぬよう攻め続け、隙を見出したら呼吸整えUC起動、全力の一撃を胴に叩き込みましょう。
※アドリブ絡み等お任せ
「良いですねぇ、いかにも殺戮に特化した悪党って見た目……私は嫌いじゃありませんよぉ」
「予測もつかない一撃に対抗するには此方も奇想天外な攻撃、という事ですか……曲芸的な業はあまり幅がないのですが、やれる限りは」
最後に『有頂天道人』と相対するのは皐那・薫(『泡姫』の薫・f25605)と禹・黄風(武の頂を・f40009)。
二人は高低差を利用し、迫り来る『渾沌化』によって変化した『白濁なる『爪牙』の集合体』による不意打ちを回避していく。
「ですけどぉ、私の方が何万倍も恰好良いので斬り刻まれても仕方ありませんよねぇ?」
まず薫がユーベルコード『泡姫』で自身の肉体を『無数の属性を秘めた水泡』へと変異させ、自身と黄風の周囲に雷属性を包んだ泡を無数に浮かばせていく。
そのまま突き込んできた『白濁なる『爪牙』の集合体』が、電撃によって痺れさせていく。
「成程、見事」
黄風の方も気功を練り込み脚力を強化。
地形を把握しながら足場として利用し、軽業で渡って『有頂天道人』を翻弄していく。
「貴方……渾沌化を用いる者と同じ邪道の私がぁ、不意打ち対策しないとでもぉ?」
そこに薫が口撃を仕掛け、コンキスタドールの集中力を削いでいく。
苛立ちながらも次に『絶縁体で出来た絞殺用のロープ』で薫を絡め取り絞め殺そうとする『有頂天道人』であるが――
「私をお忘れですか?……私だけでは軽く着いてくるでしょうが、今は一人では無い上に――私自身にはこれがありますので」
取り出した三節棍を伸ばして地形に当て、軌道変更。
或いは突いて急加速しながら立ち回っていく黄風。
そこに薫が泡を壁状に作り、上手く『有頂天道人』だけの視界を遮る様に立ち回っていく。
「――固め、打ち据える」
緩急の付いた機動でコンキスタドールを攪乱しながら、三節棍を分解してヌンチャクの様に取り回して攻撃していく黄風。
彼は更にユーベルコード『
硬功棍』を発動――呼吸を整え黄金の闘気を練り込むことで、敵を視認しているならば19キロメートル弱の射程まで『伸縮自在の超硬化した自在三節棍による連撃』を届かせる異能を使い、向こうにペースを渡さぬよう攻め続けていく。
「私の方が一歩、卑怯だったみたいですねぇ」
そこに薫が怪刀『解体真書』を一本足場にして、壁登りの要領で跳躍。
ユーベルコード『泡姫』を再び発動し、コンキスタドールに『火炎の属性を秘めた水泡』を射出し胸を撃ち貫いていく。
「――体制を崩しましたね」
瞬間、黄風が『自在三節棍』を振るって『有頂天道人』の胴に痛打を与える……否、それはコンキスタドールの胴体に風穴を開けた。
致命傷を喰らった『有頂天道人』は吐血しながら脱力し、やがて軍事用に特化した
須弥山型都市の底へと……人民租界を支配していたコンキスタドールは落ちていくのであった。
大成功
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