――こんな噂って、知ってる?
ある路地裏で、夕暮れ時に鬼ごっこをして勝つと、死んだ大切な人と出会えるんだって。
でも、負けると化け物に襲われちゃうらしいよ。
●
「噂が噂を呼ぶ。よくある話だよね」
路地裏の資料を見ながら、区切・始(緩々悠々・f42846)は目を細めた。
「路地裏に夕暮れ時――ロケーションとしてはとても良い感じだ。けど……」
すぐに、細めた目は伏せられる。
「本物の化け物が来たら良くないよね……」
内実としてはこうだ。
オカルトサイトやSNSに掲載されることのある『本当にあったように語られる怪談』――ネットロア。
その多くは作り話であるが、その中に実話が混ざっていることもある。実話、つまりネットロアUDCとも言えるものは、そのことごとくが『語り部を生きて逃している』ために、対策は後手であった。
「でも、相手が最近いよいよ本性を現す時が来ちゃったみたいでね……本格的な対策をお願いしたい。噂の路地裏はネットロアの影響か、まるで夕暮れ時までの時間稼ぎのように、迷宮のように複雑化している。民間人が紛れ込んでいたら保護して欲しいし、そうでなければ迷宮で手順を踏んで、ネットロアUDCを待ち構えて退治して欲しい」
ただし! と、始は強調した。
「相手は警戒心が強く、危険を綺麗に突破してしまうと逃げ出しちゃう可能性が高い。わざと失敗したりだとか、野次馬になりきるだとか、とにかく『噂に振り回される一般人のふり』をして、警戒心を溶きほぐして相手の姿を出させて欲しい。それにしても――」
敵ながら、生きた噂がないと生きていけないようなネットロアというのも、難儀だね。
そう始はぼやいた。
●
昼の路地裏。まだ夕暮れ時は遠い。
「……あれ……」
一人の青年が迷い込んで、目を白黒させていた。
さっきコンビニに行って、その帰りにちょっと可愛い猫が居て、入り込んだらこうだ。
来た道を戻ったつもりでも、戻れない。
……なんだか、いっそのこと、冒険したい気分になってきたな。
ろくに機能してくれないスマホの地図アプリを閉じて、イヤホンから音楽を聞きながら、青年は足取り軽く路地裏を歩きはじめた。
tk
tkです。今回もよろしくお願いします!
今回のシナリオでは、1章の路地裏迷路や、2章で開始される鬼ごっこではあえて失敗するような行動を取ると、本物のネットロアUDCが出て来るようになります。
逆に、失敗行動が無い場合に発生したネットロアUDCは、偽物として出現してしまい、再び同じことが起こるでしょう。
つまり、本格的すぎる対策を取ると相手は警戒してしまい、本物が出てこなくなってしまいます。
少し特殊なシナリオとなりますが、是非にご参加ください!
第1章 冒険
『迷宮路地裏狂想曲』
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POW : 壁を乗り越えたりして道なき道を進む。
SPD : ひたすらに走り回る。
WIZ : 片側の壁に手をついて進む。
👑7
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春霞・遙(サポート)
UDC組織に所属して、UDC関連の一般病院に勤務している小児科医です。
行動の基本方針は困っている人が居るなら助けたい、人に害をなす存在があるなら退けたい。
戦う力はあまりないですけど、自分が傷を負うとしてもみなさんのお手伝いができれば嬉しいです。
基本的に補助に徹します。
「医術」「援護射撃」「情報収集」から、【仕掛け折り紙】【葬送花】での目くらましや演出、【生まれながらの光】【悪霊祓いのまじない】で照明や目印を付けるなども行えるかと思います。
攻撃は拳銃による射撃か杖術が基本で、その他はUCを使用します。
【悔恨の射手】【未来へ捧ぐ無償の愛】は基本的に使用しません。
シリアス以外ならいたずら好きの面も。
バジル・サラザール(サポート)
『毒を盛って毒で制す、なんてね』
『大丈夫!?』
『あまり無理はしないでね』
年齢 32歳 女 7月25日生まれ
外見 167.6cm 青い瞳 緑髪 普通の肌
特徴 手足が長い 長髪 面倒見がいい 爬虫類が好き 胸が小さい
口調 女性的 私、相手の名前+ちゃん、ね、よ、なの、かしら?
下半身が蛇とのキマイラな闇医者×UDCエージェント
いわゆるラミア
バジリスク型UDCを宿しているらしい
表の顔は薬剤師、本人曰く薬剤師が本業
その割には大抵変な薬を作っている
毒の扱いに長け、毒を扱う戦闘を得意とする
医術の心得で簡単な治療も可能
マッドサイエンティストだが、怪我した人をほおっておけない一面も
アドリブ、連携歓迎
杉崎・まなみ(サポート)
まなみは正当派後衛職のヒロインタイプです
聖職者教育を受講中の学生ですが、特に依頼に縛りは無く、どのような依頼も受けられます
但し人並みに気持ち悪いモノ、怖いもの等は苦手で遭遇した際は多少なりとも嫌がる仕草が欲しいです
甘いモノ、可愛いモノが好きで少し天然な所があります
初対面の人でもあまり物怖じせず、状況を理解して連携を取る動きが出来ます
シリアス2~3:ギャグ7~8割くらいのノリが好みです
ただシリアスもやれますよー
UCは状況に応じて、MS様が好きなのを使ってください
その他、細かい部分はMS様にお任せします
シェーラ・ミレディ(サポート)
※OK:シリアス、戦闘のみ
※NG:エロ、ネタ、コメディ、心情系
※傭兵的なスポット参戦
称号通り、僕の身体を維持するための金儲けと、弱者をいたぶる醜い行いが許せぬ義侠心が行動指針だ。
複数の精霊銃をジャグリングのように駆使する、彩色銃技という技を使って、敵をしとめていこうか。
美しいものは愛でるべきだが、恋愛には結びつかないなぁ。
性格ブスは醜い。見るに堪えん。
「『死んだ大切な人』と会える、ねぇ……」
いかにも胡散臭そうに口にしたのは、シェーラ・ミレディ(金と正義と・f00296)だ。金が手に入ると聞いて参じてみればなんとも胡散臭い、そしてセンチメンタルを匂わせるような話。
「でも、鬼ごっこに負けたら化け物に襲われる……と。なんとも物騒な話ですね」
春霞・遙(子供のお医者さん・f09880)はそう述べると、路地裏を探索する。噂の出どころはここ、迷宮のような路地裏を歩いていく。
バジル・サラザール(猛毒系女史・f01544)もそれについて行き、周辺を見渡す。看板を目印にしてもまるであべこべな情景、困ったものだと眉を下げる。
「目印をつけても……どうにも駄目みたいね」
そっと看板に貼り付けておいた張り紙も、ぐるぐると回っているうちに同じ場所へたどり着く。これは大変に困ったものだ、道しるべとなるべき目印が、まるで役に立たない。
「ひとまず、使えそうな手段はあらかたやってみますか? こうやってみるとか……」
杉崎・まなみ(村娘・f00136)は、壁を片手で触り、道を順番に確かめるつもりのようだ。
「地道になるが、致し方ないか……」
ため息をつき、シェーラもまた壁に手をつけた。それぞれが頷き、それぞれの道へ向かっていく。
●
シェーラは、自分が世話になっていた金持ちの婦人が歩いているように見えた、その姿はふうと消える。
春霞は、残念ながら病院内で死去した、子供の姿が見えた。壁に手をつくことは忘れずに追いかける、その姿はふうと消える。
バジルは、実験の最中で出会った者の姿が見えた。知り合いがこんなところに居るはずがない、その姿はふうと消える。
杉崎は、学校の友人が見えた。こんなところに何故? 声をかけようとして、その姿はふうと消える。
●
「狐に化かされてるみたいだ」
全員が結局元の路地に集まってしまい、率直な感想をシェーラは述べる。
「見えるのは、死んだ人間に限らないようですね……?」
春霞は周りに確認を取ると、周辺は頷く。或いは生きている友達だし、或いは同僚、或いは知己だ。
「……厄介なことになる前に、なんとか解決したいけど……これ、威嚇されている気がしますね……」
杉崎は、真剣な表情でつぶやく。
相手は姿をわざわざこちらに見せて、まるで警戒しているようだ。
なまじ迷子になるだけに、集団で攻略せねばならぬ路地、一人で遭難してはたまらないが、かといって集団で来ても警戒される。なんとも難儀なものだ。
「今回は、相手の尻尾が掴めなくても、威力偵察ということにしましょう。偽物でもどれだけ強いか、確認を取ることは悪いことじゃないはずですから」
「そうですね……!」
とすると、まずはこの路地裏を抜けて、鬼ごっこまでたどり着かなければ。
「……おーにさんこーちら。てーのなるほーうへ……なんて」
と、杉崎はなんとなく言ってみる。
相手が鬼ごっこを望んでいるのならば、誘い出すのも悪くないのではないか――そんな思考とともに、口にしてみた。
はたして反応はあるのか、各々が、杉崎が声を向けた方向を見れば、先と明らかに異なる道が見えた。
「……当たり、って感じ?」
バジルはぼやくと、その先へ進むかどうか、全員に促す。
「行くしかないだろう。……俺は後続のためにいったん離脱するぞ」
シェーラは再びため息をつきつつ、後続の猟兵達が同じように道を行けるよう、案内のためにテレポートの準備を開始した。
「よし、それじゃあ、鬼ごっこですか……!」
春霞はどのような『鬼ごっこ』になるのか覚悟を決めつつも、準備は怠らない。
バジルと杉崎もそれに並び、先へと進む。
さて、この先で待ち構えているものは、いったい何なのか――……。
「本物じゃないとしても、実力は本物と変わりないと聞いています。……頑張らないと……」
ふんす、と姿勢をとってみせる杉崎に、バジルと春霞は人生の先輩として守る姿勢はとりつつ――。
このネットロアの真相たるや、いかほどに。
成功
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第2章 冒険
『夕闇鬼ごっこ』
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POW : 全力ダッシュで逃げる
SPD : カーブを曲がって逃げる
WIZ : ちょこまか逃げる
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杉崎・まなみ(サポート)
まなみは正当派後衛職のヒロインタイプです
聖職者教育を受講中の学生ですが、特に依頼に縛りは無く、どのような依頼も受けられます
但し人並みに気持ち悪いモノ、怖いもの等は苦手で遭遇した際は多少なりとも嫌がる仕草が欲しいです
甘いモノ、可愛いモノが好きで少し天然な所があります
初対面の人でもあまり物怖じせず、状況を理解して連携を取る動きが出来ます
シリアス2~3:ギャグ7~8割くらいのノリが好みです
ただシリアスもやれますよー
UCは状況に応じて、MS様が好きなのを使ってください
その他、細かい部分はMS様にお任せします
ネッド・アロナックス(サポート)
めずらしい そざいはある?
なければ じょうほうを しいれて かえろうかな!
(※セリフはひらがな+カタカナ+空白で話します)
探し物や調べ物は楽しくて得意だよ
"くらげほうき"や"ゆきソリ"で空を飛んだり泳いだりしてヒトや物も運ぶよ
戦闘はサポートに回ることが多いかな
手強い敵は基本隠れながら隙を作って逃げる!
"クリーピングコイン"で物をひっかけて飛ばしたり
"しろくじら"の歌で余所見をさせたりね
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し多少の怪我は厭わず積極的に行動します
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません
また例え依頼の成功のためでも公序良俗に反する行動はしません
あとはおまかせ
よろしくおねがいします!
中村・裕美(サポート)
副人格・シルヴァーナ
『さてと、よろしくお願いいたしますわ』
多重人格者の殺人鬼× 竜騎士
外見 赤の瞳 白の髪
口調 (わたくし、~さん、ですわ、ますの、ですわね、ですの?)
裕美のもう一つの人格で社交性と近接戦闘特化。柔らかな物腰や【優雅なるご令嬢】で対人系は得意な方。楽しいこと大好き。
【情報収集】も得意です。基本的にお嬢様然とし態度は崩しません
探索系であれば、ドラゴンランスを竜形態に変えて偵察に出したりなども可能。
シルヴァーナは電脳魔術が使えないので裕美のハッキング能力等が必要な場合は【オルタナティブ・ダブル】で呼び出します。裕美は頼れていじりがいのある妹みたいな存在
あと、虫が苦手
櫟・陽里(サポート)
『操縦が上手いは最高の誉め言葉!』
乗り物が活躍できる場と
レースが得意分野
基本は相棒バイクか小型宇宙貨物船だけど
貸してもらえるならどんな乗り物も乗りこなしてみせる
乗り物は人の役に立つために作られたんだぜ
移動、運搬、宿泊、尾行に偵察、バイクスタントショーなど
冒険の一助になるなら上機嫌で参戦だ
配達業者バイト歴が長いから配達に偽装した潜入とか得意かも
サイバーアイで地形や天気や人の動きなど幅広い情報収集
集中力・傭兵の経験・判断速度で割と冷静に対応
無理せず離脱する派
乗り物に限り整備・修理程度のメカニック作業ができる
明るく話しやすい先輩タイプ
補助仕事もドンと来い
軽い気持ちでカッコつけ台詞で登場
滑ってもご愛敬
――鬼さんこちら。手のなるほうへ。
杉崎・まなみ(村娘・f00136)は、路地裏のつきあたり、広い空間でそう声をかけた。
ぼんやりとした子供のような人型の影が動いていて、顔が少しだけ見えるそれは、壁に向かって後ろを向く。
「ええと……」
杉崎はそれに対して反応に困っていると、中村・裕美(捻じくれクラッカー・f01705)がぼそりと声をかけた。
「鬼ごっこだから……逃げるまでの時間を数えているんじゃないかな……」
「と すると」
ネッド・アロナックス(ガムゴム人の冒険商人・f41694)に続く言葉を、櫟・陽里(スターライダー ヒカリ・f05640)が受け継いだ。
「逃げろ~!?」
●
追いかけてくる人影は、さして足は速くなく、せいぜい子供程度の速さだ。といっても厄介なことに代わりはなく、追いつかれたら襲われるという話は要警戒対象である。集団でこの場にたどり着いている以上、本物との対面は叶わないと想定されるにしろ、偽物がどれほど強いかもわからない。油断も隙もありはしない――走りながら、相手が狙いをつけたの櫟のようであった。
「っとと、俺が相手か」
子供の足の速さと言えど、油断すれば捕まってしまう。逃げ切るために走る、走る。相手をわざと油断させなければならないというのが今回の課題であったが、目的を威力偵察に切り替えた今は、構わず全力で逃げ去る。足音は急いで近寄ってきたと思えば、疲れたようにゆっくりと歩く。本物の子供のようだな、という感想を抱きつつ、自分の走るペースを考える。捕まらないように、慎重に、慎重に……。
●
「つぎは おれ」
ネッドは追いかけられながらふわりふわりと逃げていく。『猫の悪戯』によって飛び回れば相手は追いつけないのか、ぜえぜえと疲れている様子すらうかがえる。
「ほんとうの こども みたい」
じ、と相手を見る。相手は負けたくないのか走ろうとするが、転んでしまった。
「おや おや」
助けようにも捕まってはいけないのだ。すこしうろたえるネッドは、立ち上がってなんとか追いかけようとする子供に対して、少し気にしながらも逃げていった。
●
「うわわ、こっち来ないでよ……」
中村はそうぼやきながら子供から逃げていく。時折疲れた様子を見せるのに、子供相手に本気で逃げているような気がかりも覚えながら、いやいや相手は化け物だし、と気を取り直して逃走を続ける。ネットロア、なんだか、厄介なものだな。人間味があるのがちょっと罪悪感を覚えさせる。それすらも、化け物の考えのまま?
●
「わっ……! 来ないでくださーいっ!」
走りながら懇願してみると、相手は存外速くはないのか、そんなに急いで逃げなくてもよさそう。
安心していると追いかけてくるから、油断はできないけど、大丈夫そう? 杉崎がそんな感想を抱いていると、猟兵以外の姿が見えた。
「――え……民間人!?」
化け物である様子ではなかった。とすると――。
「ほ、保護……! わわっ!」
迷子の様子の人間を追いかけようとして、追いかけてくる子供の影を慌てて避けた。
●
「民間人が居た?」
なんとか鬼ごっこをあらかたまいたあと、櫟は顎に手を当てた。
「それは厄介だな……なんとか保護しないと……」
「おにごっこ されないか しんぱい」
櫟に続いてネッドも同意の言葉を向ける。
「増員、呼ばないといけなさそうですねー……」
「はい……この先何があるか……」
中村、杉崎と続き、全員が意を同じとする。巻き込まれている民間人の安全確保、これが急務となろう――。
●
さっきから不気味な子供の影が追いかけてくる。なんだか怖いから、急いで走っていく。
ところどころ、人の姿が見える。俺のこと助けてくれようとしているんだろうか?
でも、その人達に合流しようにも、路地裏を曲がりくねるほどにその姿は見えなくなっていって。
あーもう! ただでさえさっきから迷子なのに、お化けみたいなのまでついてくるなんて!
ホント、助けてくれるのなら助けてほしいところだよ!
成功
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第3章 ボス戦
『あなたの思い出』
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POW : 心を傷つける現実
自身が戦闘不能となる事で、【過去に好意を見せた女性を自身の中に見る】敵1体に大ダメージを与える。【その女性は、決して敵の前に現れない現実】を語ると更にダメージ増。
SPD : 優しい記憶による停滞
非戦闘行為に没頭している間、自身の【姿が見せる、対象の過去の記憶にある女性】が【対象の思考を奪い、自身を抱き留めさせ】、外部からの攻撃を遮断し、生命維持も不要になる。
WIZ : 思い出を貫く棘
【優しい瞳で見つめる視線】が命中した対象の【記憶にある、親しい女性との思い出を語る舌】から棘を生やし、対象がこれまで話した【女性との思い出】に応じた追加ダメージを与える。
👑11
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不破・静武(サポート)
年齢イコール彼女イナイ歴なので基本的な行動原理は「リア充爆発しろ」「リア充は死ね」です。オブリビオンは彼の中では全員リア充です。リア充に見えそうにないオブリビオンに対しては最初はやる気なさそうにしますが、状況を前進させる意思は一応あるので無理やり理屈をつけてリア充と決めつけます。一度敵とみなせば以降はもう容赦はしません。
オブリビオンに対しては基本的には『リア充ころし(焼却)』と『ガソリン』を併用して消毒という名の焼却を図ります。状況に応じて『リア充ころし(爆破)』や『リア充爆破スイッチ』等を併用して物理的にリア充爆発しろを実現させようとします。
見た目がやられ役なので逆襲くらう展開も可能です。
鈴乃宮・影華(サポート)
「どうも、銀誓館の方から助っ人に来ました」
銀誓館学園所属の能力者……もとい、猟兵の鈴乃宮です
かつての様にイグニッションカードを掲げ
「――
起動!」で各種装備を展開
友人から教わった剣術や
体内に棲む黒燐蟲を使役するユーベルコードを主に使用
TPO次第では
キャバリアの制御AIである『E.N.M.A』が主体となるユーベルコードを使用したり
『轟蘭華』や乗り物に搭載した重火器をブッ放したり
「
神機召喚――
起動!」からのキャバリア召喚で暴れます
例え依頼の成功の為でも、他の猟兵に迷惑をかける行為はしません
不明な点はお任せします
試作機・庚(サポート)
はーい呼ばれてなくても参上する庚さんデスよ
サポート参加ってやつデスね
…サポート参加って何書けばいいんデスかね?
とりあえず口調はこれでわかると思うんデスけど…
まぁ私はその時々で色々変わるデスから気にしない気にしない
私が出来ることなら大体の事はするデス
あーけど、基本私はハピエン厨デスからあまりにも酷いことはしないデス
私がされる分には基本何されても別に問題ないデスけど…
私以外の奴…例え敵でもあまりにも可愛そうだと感じたら手を差し伸べる場合があるデス
まぁ必要があればやることやるんデスけどね
仕事デスし
なんでそこの判断は任せるデース
こんなもんでいいデスかね…?
あっ忘れてた『UCの詠唱は自由にどうぞ』デスよ

早乙女・カリン(サポート)
私がアスリートアースのプロバトロワシューター早乙女カリンよ👾
バトロワシューターらしく基本は銃火器を使った中遠距離戦闘を得意とするわ!!
少し本気になった時は体内に蓄積された電気でビリビリ痺れさせちゃうぞ⚡️👾⚡️
戦闘以外でもカリンはゲーム実況なんかで活躍してる人気ストリーマー様ですのでー👾
どんな依頼や案件もNG無しでいっぱい参加出来ちゃいます👾💕
今ならお好きなユーベルコードも使いたい放題だから、プロの力が必要になったらいつでも声かけてね!
百地・モユル(サポート)
熱血で好奇心旺盛
本が好きな小学生
正義感が強く困っている人は見過ごせない
UCは業火の一撃、灼熱の束縛に加えて
自分たちが押し切られそうになったらオーバーヒートバッシュ
🔴の数が多い場合はバーニングリベンジャーだ
攻撃には怪力、属性攻撃、2回攻撃、グラップルなどの技能をのせる
逆に敵の攻撃をからみんなをかばう、耐えるために
武器受け、挑発、おびき寄せ、時間稼ぎ、激痛耐性なども使用
敵に一撃入れられそうなら咄嗟の一撃や捨て身の一撃、カウンター
こいつがボスか…
みんな大丈夫?助けにきたよ!
そんなの許せない、ボクの炎で焼き払ってやる!
技能の勇気、覚悟、気合いは常に発動状態
アドリブ絡み歓迎
影朧などの場合は説得もしたい
全会原・タイガ(サポート)
『やってやらぁ!』
人間のゴッドハンド×バーバリアン
口調:ぶっきらぼう(オレ、アンタ、だ、だぜ、だな、だよな?)
呪いで女性の体になった不良男子です。荒々しい性格ですが曲がったことが嫌いで困っている人がいれば迷わず助け悪には怯まず立ち向かいます。
豊満な自分の体型を気にしており、からかわれたりすると怒ります。
戦闘は武器を持たず自らの肉体と呪いの力で発動するユーベルコードで戦います。
呪いの力によって発動する一部のUCは本人の意思とは無関係に発動してしまうことが多く、追い詰められてヤケクソになった時を除き肉体に変化が起きたら驚いたり恥ずかしがったりします。
シリアス、ギャグ、お色気、アドリブ連携何でもOK
――鬼ごっこが終われば、一人の人影がちらつく。
助けが必要とあっては、リア充爆発しろと常言う存在である不破・静武(人間の非モテの味方・f37639)も参じないわけにはいかない。
そこで見せられるは女の子が自分とキャッキャウフフする光景――。
「リア充! 爆発しろ! 『リア充は消毒だ~~!!』」
叫び声が響き渡り、不破は早速相手に向かって攻撃を喰らわせる。たとえ自分自身だろうと、誰かとイチャつくなど言語道断! 所謂解釈違いである!
「不破さん、落ち着いて……ああ、アレはもう駄目そう……」
鈴乃宮・影華(暗がりにて咲く影の華・f35699)は仕方なく援護の姿勢に入る。うつろう影を見る。相手はおそらく偽物――しかし、不破が見られれている幻覚の精度から、おそらく本物と遜色ない実力があるのだろう。
「――起動」
装備を展開、『黒の葬華』を手に不破の炎と共に相手に躍りかかるように攻撃をする。
また、黒い蟲の群れも追従し、相手の視界を遮ろうとする。
試作機・庚(盾いらず・f30104)もその場に参じた。怒り狂っている不破の様子に、肩をすくめて見せる。
「これは、ずいぶんお怒りデスねー」
なにを見せられたのだか、と、庚自身も、黒い蟲の隙間から、目にうつるものがある。
――戦場に似つかわしくない優しい目。それが、何かを口にしようとする――。
「……黙っていて、ほしいデスね――!」
自分の思い出は自分だけのものだ、誰かが語っていいものではない!
『蜜き月夜の密偵』――相手の行動を阻害する。
●
――なんだ、あれ。
炎を上げる人とか、剣握ってる人とか、なんだかメカっぽい人とか――見たことのないそれに目が行って、それが襲いかかっているものにも目が行く。
なんだろう、こちらを見ている。
昔の彼女のことを喋っているように聞こえた。
なんだか頭が、痛い――。
「まともに聞いちゃ駄目!」
やってきた男の子が、俺に声をかける。
――変身ヒーローのような格好だ。
なんだろう、俺、夢でも見ているのかな?
「ここから離れて! あいつはボク達がやっつけるから!」
「や……やっつける?」
「あれはこわーい相手なんだ! だから、離れて、ね!」
「う、うん……」
言われるがままに、離れることにする。
●
百地・モユル(ももも・f03218)は駆け込むと、民間人をひとまず逃がしたと報告した。
「でも、ここ、入り組んでるからまたやってきちゃうかも……! その前に倒そう!」
「了解~、こんなの余裕だし~?」
早乙女・カリン(PREDATOR Ⅵ・f37832)は笑みを浮かべると、『カ式超電磁砲』を発動準備に入る。
百地もまた、『灼熱の束縛』を用意していた。
「それじゃあ……すっごいの魅せてあげるわ!」
「さぁ、いっくぞー!」
早乙女の『カ式超電磁砲』と共に百地は駆け、手を相手へと伸ばす。
相手には確実にダメージが入った。しかし、実際に触れた百地は理解する。
――感覚が、『浅い』!
全会原・タイガ(男は度胸!女でも度胸!・f23916)もまた身を滑らせて相手へかかと落としの一撃を喰らわせたのち、自身の尻でさらに弾き飛ばすようにして、相手を壁へとめり込ませた。相手を盛大に吹き飛ばしたというのに、脚と尻にまるで感覚がない。思わず舌打ちが出る。
「ちぃっ……やっぱり偽物って感じ! なんか……感覚がフワフワしてる!」
全会原の言葉に、百地も頷く。
「ネットロアUDC……厄介だね……!」
言われた通り、逃げたり隠れたりするのが得意だけあって、これは対策も後手に回るのは頷ける。
壁にめり込んだ相手は尚も動く。
そして――。
「! 全員、防御姿勢――!」
鈴乃宮の叫び声に、全員がそれぞれ構えた。
●
『心を傷つける現実』を放った相手は、指向性のない攻撃を当てずっぽうに向けた。
結果、当たったのは一番敵のそばに立っていた百地であったが、鈴乃宮の声に反応できたおかげが、なんとか立っている。
「大丈夫かな
……!?」
不破の心配の声に、グッと親指を立てて大丈夫と示して見せるが、フラついている。
――自爆技か。
庚はぼやき、まるで感覚の薄い――いや、『無い』相手に、厄介な感覚を覚える。
「しかし、これで相手も流石にナリをひそめるだろ」
「そうね~、流石に集団でボコられて、最終手段っぽい自爆使ったくらいだし、すぐさま活動はなさげ~?」
全会原と早乙女の言葉に、百地は頷く。
「うん、ひとまずは大丈夫だと思う」
「楽観視はできませんが、向こうも偽物を出して逃げ出すほどです。威力偵察としては充分かと」
鈴乃宮もその言葉に続いた。
「百地くん~、肩を貸すよ~」
「ありがとう! イテテ……」
不破に肩を貸され、百地は歩いていく。
「ネットロアUDC――……再発しないことと、対策がこれから広がることを祈るばかりだな……」
全会原は眉間にシワを寄せた。
探索時には慎重さを求められる、さりとて慎重が過ぎると相手を逃す。
大胆に行っても駄目――器用な立ち回りが求められるだろう。
「難しいところデスねー……調査段階から気取られないようにって、なかなか大変デスよ?」
「本当にそうだな……しかも、偽物の威力は本物と同じくらいってのも、皆に伝えないと!」
庚に百地は前を向きつつも、難しい課題のあるUDCだと実感した。
放置してはいられないものの、本当に戦うには厄介な相手――しかしそれでも今回はかなりの収穫があった。
グリモアベースに報告を上げるには充分な成果であろう。
●
すっかり、空は暗い。けれども、路地裏からなんとか出ることができた。
……あの人達も出ることができただろうか?
って……あーあ、コンビニで買ったコロッケが冷めちゃった……。
スマホを開く。
SNSではオカルトな話でもちきりだ。
――こんな噂って、知ってる?
ある路地裏で、夕暮れ時に鬼ごっこをして勝つと、死んだ大切な人と出会えるんだって。
でも、負けると化け物に襲われちゃうらしいよ。
……まさか。
肩をすくめて、青年は帰路へとつく。
その日常が、薄氷の上で成り立ってることも知らずに。
成功
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