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バトル・オブ・オリンピア⑭〜魂の輝きはやがて至る

#アスリートアース #バトル・オブ・オリンピア #モーターレース #レース・フォーミュラ『ウィリアム・ローグ』 #オーバーロード歓迎 #団体歓迎


 ――F1、バイク、エアレース……あらゆるモータースポーツの頂点に到達しながら、不慮の事故により還らぬ人となった伝説のレーサーがいた。
 その名は『ウィリアム・ローグ』……彼がレース・フォーミュラだとアスリートアースの住民が把握した時に全員が『確かにレース・フォーミュラというなら彼以外にはあり得ない』と口をそろえて述べる伝説だ。
「死を越えた後に、得られるものもある……」
 骸となり果てても、その伝説に陰りはない。
 成るべくしてなったグランプリレーサーのオブリビオン・フォーミュラは、然りと言葉を続ける。
「富や栄光をかなぐり捨て、速さだけを追い求めたグランプリレーサーだけが到達できる至高の領域……私が生涯をかけて追求し、死後漸く得られた「スピードの向こう側」……」
 彼は、速さを極めた生涯の果てに得た究極の能力を得た――
 その名は『アルカディア・エフェクト』
「だが、これは死者には無用の長物……命ある者達が纏いし時のみ光輝くこの力を、私は君達に伝えたい……」
 故に彼は最後のレースに挑む――対戦相手は『六番目の猟兵』……『生命体の埒外』を宿す彼の後継者になり得る存在だ。
「私に挑み、勝利した『六番目の猟兵』は『アルカディア・エフェクトの後継者』となる……欲しくは無いか、フォーミュラの力を」
 アスリートとして、強大な知性体にとって何が欲しいかを彼は心掛けている。
「ついでに、私の後継者となればグランプリレーサーの間で約束された栄光を持つ事が出来るだろう――」

 ウィリアム・ローグは自らが開発したドリルや銃器などを満載した究極のエアカー「ローグ・インターセプター」を作る為に決戦の舞台である『ローグ・ファクトリー』を建造した。
 故にあらゆるモータースポーツのテストが可能なサーキットが併設されており、猟兵が望むならあらゆるレースに――あらゆるモータースポーツの頂点に立ったオブリビオン・フォーミュラへと挑めるのだ。
 伝説のグランプリレーサー……それが至ったオブリビオン・フォーミュラの独壇場という極めて勝ち目が薄いレース。
 だが、ウィリアムが『六番目の猟兵』になんらかの『魂』を見出す事ができれば、彼はそれだけで満足するだろう。
「つまりは私の流儀――レーサーとしての最後のレースだ、存分にかかって来たまえ。私も一人のグランプリレーサーとして、全力で挑ませてもらう」
 そう言って、最後に真摯に笑みを浮かべるウィリアム・ローグ。
「せっかくだから、君達の全てを見せてもらおう……それを見れば、後継者足り得るか納得できるというものだ」
 究極のエアカーに乗り込む前に、彼は訴えかける。
「――君達に懇願する。君達が得意とする戦闘でもいい。レースでもいい。全力で私に挑み、私を越えてゆけ……!」
 それこそが、私の人生に許された唯一無二の栄光にして宝なのだ――
 そう言い残し、グランプリレーサーのフォーミュラは『六番目の猟兵』に挑む――


黒代朝希
 どうも人類と猟兵に寄り添うフォーミュラが多いですね。
 嬉しい事です。

 プレイングボーナス……レースを通じてウィリアム・ローグに自身の「魂」を示す。
 に加えて、
 プレイングボーナス……『六番目の猟兵』としての全力を駆使して挑む。
 が存在します。

 また、このシナリオに参加してシナリオを成功させた猟兵には『アルカディア・エフェクトの後継者』というステータスが付与されます。
 いますぐ使用できるわけではありませんが、いずれ覚醒する事があるかもしれません。

 それでは、皆様の素晴らしいプレイングをお待ちしております。
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第1章 ボス戦 『ウィリアム・ローグ』

POW   :    アルカディア・エキゾースト
レベルm半径内を【アルカディア・エフェクト】で覆い、範囲内のあらゆる物質を【何者にも縛られぬ風】で加速、もしくは【置き去りにされた過去の光景】で減速できる。
SPD   :    ブラック・インフェルノ
【レーシングマシン】から、戦場全体に「敵味方を識別する【漆黒の炎】」を放ち、ダメージと【強制進化】の状態異常を与える。
WIZ   :    ヴォイド・リフレクション
【超加速能力】を宿した【車載兵器からの一斉砲撃】を射出する。[車載兵器からの一斉砲撃]は合計レベル回まで、加速・減速・軌道変更する。
👑11
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紅葉・紅葉
SPD アドリブ連携歓迎

生涯を費やし、死後漸く得られた、と。
……これは、問わねばなりませんね!
ファイナルレースにエントリーさせていただきましょう!
人でなく箱で失礼します、紅葉です!

サーキットを走り出すグランプリレーサーの頂点に、こちらもグランプリレーサーの魂をお見せしましょう!
サイドバイサイド・オーバーテイク!
ウィリアムさんの超スピードがどれほど規格外であろうと、一瞬でも近接することが適ったならば食らいつくことができるのです!
私自身のライフがある限り!

――ウィリアムさん!
聞かせてください、速さを追求したあなたには……守るべきものはあったのかを!
何故ならば、この問いこそが、私の魂でありますので!


数宮・多喜
【アドリブ改変大歓迎】

ウィリアム・ローグ……伝説のレーサー。
いいねぇ、「速さ」で競える相手ってのは。
ハナからアタシも出し惜しみをする気は毛頭ないよ、今ばかりはアタシもレーサーだ。
一番信頼を置くマシン、宇宙カブでレースに挑むよ!

ウィリアム、アンタのマシンがエアカーなのは至極納得さ。
純粋な加速とスピードを追い求めれば、路面の悪影響を受けにくいホバー走行に行きつくだろ。
でも、浪漫ってそういうモノだけじゃねぇよな。
必死にチューンしたエンジンで入念にセッティングしたタイヤをぶん回し、そこに訪れるアクシデントを必死で『操縦』し乗り越え、その逆境を加速チャンスに変える!
進化した【無限走破】を見せてやるよ!


ミルフィ・クロノラヴィット
アドリブ連携歓迎

【SPD】

わたくしにも
レーサーとしての「魂」…が
あるかどうかは…ともかく
スピードには
些かの自信が
ございますわ…

『ともあれ…貴方の全力には…猟兵としてわたくし達も応えねば…ですわ…!』

自身のバイク型ビークル
『ラビィエクステンダー』に
アームドフォートを合体させ
搭乗

ウィリアム・ローグとの
レースに

相手のマシンからの
攻撃等を

【第六感】【心眼】【残像】
【オーラ防御】等で
防御や回避し

こちらも
【砲撃】や
【誘導弾】の【一斉発射】【弾幕】で攻撃し

相手のUCには
こちらもUC発動
攻撃や相殺させつつ

【悪路走破】【足場習熟】も
駆使し
【ダッシュ】で
走り抜け

『わたくしのレーサーとしての魂…お見せ致しますわ!』



「生涯を費やし、死後漸く得られた、と……これは、問わねばなりませんね!」
 紅葉・紅葉(歩く宅配便・f40976)は武者震いしながら自身のミミックとしての機能を以てエントリーし、
「ウィリアム・ローグ……伝説のレーサー。いいねぇ、「速さ」で競える相手ってのは」
 数宮・多喜(撃走サイキックレーサー・f03004)は相棒の宇宙バイクに跨ってエントリーし、
「わたくしにもレーサーとしての『魂』……があるかどうかは……ともかく、スピードには些かの自信がございますわ……」
 ミルフィ・クロノラヴィット(ストライダー白兎ホワイトラビット・f20031)は己の速度へのプライドを以てエントリーする。
「ファイナルレースにエントリーさせていただきましょう! 人でなく箱で失礼します、紅葉です!」
「成程……人以外の猟兵か」
「アタシらには多くいてね……ハナからアタシも出し惜しみをする気は毛頭ないよ、今ばかりはアタシもレーサーだ――一番信頼を置くマシン、宇宙カブでレースに挑むよ!」
「その気概できたまえ――私以上にモーターレースに長けた思念体は、骸の海の中でも早々はいない」
「ともあれ……貴方の全力には……猟兵としてわたくし達も応えねば……ですわ……!」
「ありがとう……それでは、始めようか」
 バイク型ビークル『ラビィエクステンダー』にアームドフォートを合体させ搭乗したミルフィをの姿を確認し、レース・フォーミュラ『ウィリアム・ローグ』はレースの開始を決行。
 ――レース開始と同時、ウィリアム・ローグは巧みなハンドルテクニックを以て一気にゴボウ抜きにしていく。
「流石だね……!」
 多喜は獰猛な笑みを浮かべ、宇宙カブで追いついていく。
「ウィリアム、アンタのマシンがエアカーなのは至極納得さ。純粋な加速とスピードを追い求めれば、路面の悪影響を受けにくいホバー走行に行きつくだろ――でも、浪漫ってそういうモノだけじゃねぇよな」
「然り――そこに何か策があるのだね?」
「ああ――必死にチューンしたエンジンで入念にセッティングしたタイヤをぶん回し、そこに訪れるアクシデントを必死で操縦し乗り越え、その逆境を加速チャンスに変える!」
「常道こそ、活路が開けるという訳か!」
 一気に加速した宇宙カブを見て髑髏の貌ながら笑みを零すウィリアム・ローグ。
 こうでなくてはならない――私の託すべき『アルカディア・エフェクト』を託せる者は。
 そんな心境のウィリアム・ローグに次に迫ったのは、紅葉。
「サーキットを走り出すグランプリレーサーの頂点に、こちらもグランプリレーサーの魂をお見せしましょう!――『サイドバイサイド・オーバーテイク』!」
 それは『自身の速度を最も近接する対象と同値にした上で、対象が変わらない限り自身の速度のみ徐々に上昇させていく』というユーベルコード――ウィリアム・ローグにとっては、迫れば極めて有効なユーベルコードだ。
「ウィリアムさんの超スピードがどれほど規格外であろうと、一瞬でも近接することが適ったならば食らいつくことができるのです!――私自身のライフがある限り!」
「命ある限り、か……」
 またもや微笑を浮かべるウィリアム・ローグ。
 その顔を見た紅葉は、問いかけずにはいられなかった。
「――ウィリアムさん! 聞かせてください、速さを追求したあなたには……守るべきものはあったのかを! 何故ならば、この問いこそが、私の魂でありますので!」
「……それは――」
 と、レース音によってウィリアム・ローグと紅葉以外には、その答えは聞こえなかった。
「わたくしのレーサーとしての『魂』……お見せ致しますわ!」
 そしてミルフィは、ユーベルコードのぶつけ合いを以て自身の『魂』をレース・フォーミュラに示していく。
 吹き荒れぶつかり合う漆黒の炎と情熱の焔嵐。
 その相克の果てに、見出されるものは――
「情熱、か……若き頃を思い出す」
「ええ、郷愁こそ人の本質――わたくしは、それを受け継ぎましょう!」
 幼き者だからこそ、深みが増す言葉を以てウィリアム・ローグに己の『魂』を叩きつけるミルフィ。
 その無垢なる『魂』を前に、ウィリアム・ローグは告げる――
「ああ、良かった……私の人生は……確かに、実りあるものであった」
 確信をもって告げるウィリアム・ローグ――もうすぐ、レースも終盤に入っていく頃だ。
 ――『六番目の猟兵』よ、後継者足りうるその『魂』を見せつけてウィリアム・ローグと最後のレースを。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

神城・瞬
自分の終わりを自覚し、後進に全てを託そうとする姿は敵ながら敬意を表します。危険な力である事に間違いないので、全力を尽くして貴方を止めましょう。

六花の舞発動!!60枚を投擲武器に、60枚を僕を投映した分身に、27枚を爆弾にしましょう。炎のダメージは【オーラ防御】で凌ぎます。氷の精霊メインの僕には炎はきついですが、【回復力】で耐えます。全力で、貴方の強き意志に対抗します!!

大いなる先達に手加減をするとこの偉大なる意志に背くことになる。故に僕の全力で挑ませてもらいます!!これが僕の魂、意志です!!



「自分の終わりを自覚し、後進に全てを託そうとする姿は敵ながら敬意を表します……ですが、危険な力である事に間違いないので、全力を尽くして貴方を止めましょう」
「ああ、決着をつけてくれ」
 神城・瞬(清光の月・f06558)の言葉に満足した様に頷き、レース・フォーミュラ『ウィリアム・ローグ』は愛車『ローグ・インターセプタ―』に乗り込んで超高速運転を開始。
 対して瞬はユーベルコード『六花の舞』を発動――147枚の氷の結晶を召喚し、投擲武器、時限爆弾、自身の立体映像のどれかに変形させていく。
「60枚を投擲武器に、60枚を僕を投映した分身に、27枚を爆弾にしましょう」
 放たれるウィリアム・ローグのユーベルコード『ブラック・インフェルノ』による漆黒の炎を氷の結晶で防ぎながら、瞬は全力でレース・フォーミュラの強き意志に対抗していく。
「大いなる先達に手加減をするとこの偉大なる意志に背くことになる――故に僕の全力で挑ませてもらいます!!」
「その心意気良し――かかって来なさい。私はレースでは負けん」
 唸るエンジン音のままに『六番目の猟兵』とレース・フォーミュラは超加速のレース戦を繰り広げていく。
 それはレース・フォーミュラの圧倒的優位に思えるが……
「これが僕の魂、意志です!」
 ――強き瞬の意志、即ち『魂』がレース・フォーミュラ……ウィリアム・ローグの心を揺さぶっていく。

大成功 🔵​🔵​🔵​

空桐・清導
POW
アドリブや連携も大歓迎だ

「そこまで言われて燃えねえ男はいねえ。
アンタとは、レースでケリをつけさせてもらう!」
UCによって強化された愛車へと跨がり、レース場へと現れる

(…速い…!ワクワクするじゃねえかよ!)
圧倒的な速度たるウィリアムを追いながら闘志は燃え上がる
「アンタは言ったな!オレの魂を見せろと!
なら教えてやる!オレは!全世界の生きている人全てを救いたい!
無理や無謀と笑われようと志だけは変えねえ!
それが!オレがこれから先戦い続ける理由!
だから、アンタも救いたい!それがアンタに勝ちたい理由だ!!」
ソルブレイザーが呼応するように[限界突破]
黄金の輝きと共にウィリアムを僅差で抜き去りゴールだ!


試作機・庚
ウィリアム・ローグ…たしかパスワードで出てきた固有名詞だったデスね
それがこのフォーミュラだったってことデスか
…死してなおってところデスかね
スピード勝負、望むところ。
すべてを置き去りにしてでも勝つことが弔いなれば全力で行かせてもらうデスよ。
それが私の魂に従うってことデスからね。

使用するUCは【我が先を阻む者無し】
派生元のUCは【脅威排除】と【一軌刀閃】デス
今回は自身の半身でもある【支援兵装:辛】にのってスピード勝負
自身のコアをリミットオーバーしてでも稼働させてこの勝負…勝ちに行く。
光すら置き去りに時も世界をも越えて!



「そこまで言われて燃えねえ男はいねえ――アンタとは、レースでケリをつけさせてもらう!」
 ユーベルコード『合体『剛炎勇車』ハイパーソルブレイザー』によって召喚された『ソルブレイザー』に乗り込み、空桐・清導(ブレイザイン・f28542)はレース・フォーミュラ『ウィリアム・ローグ』にレースで挑む。
「ウィリアム・ローグ…たしかパスワードで出てきた固有名詞だったデスね――それがこのフォーミュラだったってことデスか……死してなおってところデスかね」
 そこに試作機・庚(神殺しケルベロス・f30104)が参戦――ユーベルコード『我が先を阻む者無しノー・チェイサー』を以てユーベルコード『脅威排除ピース・メーカー』を派生させていく。
 ――第三宇宙速度での一軌刀閃、第二宇宙速度での一軌刀閃、第一宇宙速度での一軌刀閃を繰り出す。
 其れが『脅威排除ピース・メーカー』の肝であり、またこれも『一軌刀閃』からの派生ユーベルコードでもある。
「スピード勝負、望むところ。すべてを置き去りにしてでも勝つことが弔いなれば全力で行かせてもらうデスよ――それが私の魂に従うってことデスからね」
 かつてのダモクレスの最高司令官『■■■・■■■■』の言葉を思い返しながら、康は光速を突破。
 そのまま『アルカディア・エフェクト』を突破していく――

「(…速い…!ワクワクするじゃねえかよ!)」
 圧倒的な速度を誇るレース・フォーミュラ――ウィリアムを追いながらも、ブレイザインの闘志は燃え上がる。
「アンタは言ったな!オレの魂を見せろと!――なら教えてやる!オレは!……全世界の生きている人全てを救いたい!」
「少年の夢だな」
 どの少年も破れる夢であるが……もしかしたら、とウィリアム・ローグは呟く。
「無理や無謀と笑われようと志だけは変えねえ!――それが!オレがこれから先戦い続ける理由!」
 そして――
「だから、アンタも救いたい!それがアンタに勝ちたい理由だ!!」
「――成程、参った」
 降参、と言わんばかりに超高速の残響と残像の中に……ウィリアム・ローグの苦笑――輝く夢を見た大人の寂しくも暖かい気持ちの笑みが、はっきりと反復し反響する。
「自身のコアをリミットオーバーしてでも稼働させて――この勝負……勝ちに行く」
 支援AIを備えた小型オブリビオンマシン『支援兵装:辛』に乗り込み、光速突破の速度で戦っていく康。
 それはケルベロス――『ケルベロスブレイド』の世界でも屈指のスピード戦であったが、しかし康は更に加速する。
「光すら置き去りに――時も、世界をも、越えて!」
「ああ、目の前のアンタを諦めたりはしない!」
 黄金のオーラを纏って康に追いついた清導――そこにウィリアム・ローグが純粋な加速を以て相対。
 この度、最後のスピード戦を以て決着が着こうとしていた。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

エイプリル・スノードロップ
お任せプレ、汝が為したいように為すがよい。

レースじゃな。よかろう、この局面も吾がうまく料理してくれようぞ。
ローグ殿の私を越えてゆけを命令として承認し大技能戦領域を展開するぞ。禁呪封印術でブラック・インフェルノを封じれば後は純粋なテクニック勝負じゃな。
戦闘演算と瞬間思考力で最適なコース取りをしつつ、攻めた走り早業先制攻撃でローグ殿と競り合おうぞ。
くくく、生命の輝きはかくも美しいものじゃのぉローグ殿。強者との戦いはわくわくするのぉ、もっとも魂が輝く瞬間じゃて。そうよな、お互いに限界の向こう側限界突破、リミッター解除まで飛ばしていこうぞ



「レースじゃな。よかろう、この局面も吾がうまく料理してくれようぞ」
 レース・フォーミュラ『ウィリアム・ローグ』の『私を越えてゆけ』を命令として承認し、エイプリル・スノードロップ(豊穣の聖女フリーファーマー・f40158)はユーベルコード『大技能戦領域スキルバトルフィールド』を展開。
 全技能を100レベル――即ち『異能ユーベルコード』の域まで昇華された状態でエイプリルはウィリアム・ローグにレース勝負を挑む。
「ほぼユーベルコード化した『禁呪封印術』で相手の『ブラック・インフェルノ』を封じれば……後は純粋なテクニック勝負じゃな」
「オブリビオン・フォーミュラである私のドライビングテクニックはそれこそ一つ一つがユーベルコードそのものだ……良いだろう、これこそ公平フェアな戦いだ」
 戦闘演算と瞬間思考力で最適なコース取りをしつつ、攻めたドライビングテクニックでウィリアム・ローグと競い合うエイプリル。
「くくく、生命の輝きはかくも美しいものじゃのぉローグ殿。強者との戦いはわくわくするのぉ、もっとも魂が輝く瞬間じゃて」
「――その言い分、成程……虚神アルカディアをベースにした『六番目の猟兵』なのか」
 エイプリルは『アルカディア争奪戦』でオブリビオン・フォーミュラの代わりに登場したオブリビオン『虚神アルカディア』をベースに、様々なオブリビオンや猟兵の因子を混ぜたデザインチャイルドである。
 故に衝動は『六番目の猟兵』としての意志を持ちながらも、かの世界樹の主のそれと酷似している。
「そうよな、お互いに限界の向こう側まで……飛ばしていこうぞ」
「ついて来たまえ、君には来る資格があるのだから――」

大成功 🔵​🔵​🔵​

ロジャー・カニンガム
私はカニンガム戦車わたしとこの「D.A.T.T.ストライダー」が優れたプロダクトである事を証明したい
だから敢えて貴方の土俵で挑ませて貰いますよ、ローグ=サン

なるほど、流石は伝説のレーサーと謳われるだけあって、普通に走るだけでは影すら踏めそうにない
《瞬間思考力》でスピードを殺さず最短のコース取りをして期を伺いましょう
妨害は《ジャミング》と《音響弾》で此方の位置を欺瞞し、かわせなかった分は《制圧射撃》で迎撃
長い直線に差し掛かったら《リミッター解除》して速度を上げながら【誘導弾斉射】を放ちます
狙いは相手ではなく、私自身の後方
爆風を利用して更に加速し、あのマシンに追い付いて見せましょう…!



「私はカニンガム戦車わたしとこの「D.A.T.T.ストライダー」が優れたプロダクトである事を証明したい――だから敢えて貴方の土俵で挑ませて貰いますよ、ローグ=サン」
「その覚悟と自負、それこそが私の――『アルカディア・エフェクト』の後継者に求めるものだ」
 ロジャー・カニンガム(兎型歩行戦車RIT-17/S・f36800)の自負に対し、敬意を払ってレース・フォーミュラ『ウィリアム・ローグ』は全速力で『ローグ・インターセプタ―』を疾走させる。
 そのスピードは、軽く特殊相対性理論を弱者とするに至る。
「なるほど――流石は伝説のレーサーと謳われるだけあって、普通に走るだけでは影すら踏めそうにない」
「その通り、相対性理論では話にならない――さて、どうする?」
「こうします」
 ロジャーはウィリアム・ローグの問いに対し、瞬間思考力によってスピードを殺さず最短のコース取りをして期を伺いながら、妨害をジャミングと音響弾で自身の位置の欺瞞情報を流していく。
 やがて長い直線にに差し掛かった頃、ロジャーは勝負に出る。
「目標捕捉……ミサイルを投射します――『誘導弾斉射ミサイル・サーカス』」
 発射される600本以上の爆発属性の追尾式ミサイル――ただしその弾道の向く先はウィリアム・ローグではない。
 ――ロジャーの後方だ。
「爆風を利用するか!」
「これを利用して更に加速し――そのマシンに追い付いて見せましょう……!」
 爆風に焦げながらも、自身の矜持の元ロジャーは『ローグ・インターセプタ―』を追い抜くのであった――

大成功 🔵​🔵​🔵​

国栖ヶ谷・鈴鹿


レースを通じて魂を示す。
わかった、お互いの技巧と技術の勝負、ぼくはフロヲトバイ紅路夢で、ウィリアム・ローグ、貴方に挑ませてもらうよ!

ユーベルコヲドは超弩級操縦適応技巧!
進化する戦場とマシンを制御すること、ぼくはもちろん天才だからね、速度においても、技術においても、どんな世界にも挑める天才であること。
スペースシップよりも遠く、ザナドゥやフューチャーよりもアバンギャルドに、そしてどこにもない特別なものを!

走りに集約するのは、持てる技術の全て、攻撃を打ち払うのは二丁の銃とキャバリア、守護稲荷とラムプの加護、払い潜り抜け、速度と技術を凌駕して行ってみせるよ!

ぼくの魂、みてくれたかな!



「レースを通じて魂を示す――わかった、お互いの技巧と技術の勝負、ぼくは『フロヲトバイ紅路夢』で……ウィリアム・ローグ、貴方に挑ませてもらうよ!」
「技術者同士か。成程、こういった戦いもあるのか――」
 国栖ヶ谷・鈴鹿(命短し恋せよ乙女ハイカラさん・f23254)はジイニアス――彼女を一言で言うなら『天才』であり、彼女自身も天才を自称して憚らない天真爛漫で大胆不敵なハイカラさんだ。
 そんな彼女だからこそ、ウィリアム・ローグという『ローグ・インターセプタ―』を作り出したグランプリレーサーに敬意を表しているのだろう。
「ユーベルコヲドは『超弩級操縦適応技巧テクニカル・トレヰス』――ぼくの操縦する機械の速度、ぼくの運転技術を『最も近接する対象』と同値にする!」
「つまり――君は私の速度と技術を手に入れられる訳か!」
 鈴鹿の発明したフロヲトバイ『百弐拾伍式・紅路夢』と隣接する『ローグ・インターセプタ―』――そのエアカーに乗っているウィリアム・ローグの『レース・フォーミュラ』としての運転技術を、現在鈴鹿は手に入れいている。
「進化する戦場とマシンを制御すること、ぼくはもちろん天才だからね、速度においても、技術においても、どんな世界にも挑める天才であること――スペースシップよりも遠く、ザナドゥやフューチャーよりもアバンギャルドに、そしてどこにもない特別なものを!」
「未来を見ているのだな、それは――私が『アルカディア・エフェクト』を託すに相応しい『魂』だ」
 一人のエンジニアとして鈴鹿を惜しみなく賞賛するウィリアム・ローグ。
「走りに集約するのは、持てる技術の全て、攻撃を打ち払うのは二丁の銃とキャバリア、守護稲荷とラムプの加護、払い潜り抜け、速度と技術を凌駕して行ってみせる――ぼくの魂、みてくれたかな!」
「見惚れる程に」
 やがてレースは、終幕を迎えようとしている――

大成功 🔵​🔵​🔵​

アディリシア・オールドマン
ふむ。
……よくわからんが、お前に勝てばいいのか。
ならば、ダビッドソンを駆っていく。
行くぞ。全力でな。

至高の力? アルカディア・エフェクト?
そんなことはどうでもいい。武具でないなら興味はない。
だが、お前が求めたのは、ただ速さだけなのだろう?
お前が極めたのは速さとは、死んだくらいで止まってしまうものなのか? 違うだろう。
生きているのも死んでいるのも、状態が違うだけだ。私とお前に差異などはない。
私たちに懇願する暇があるならば、自分自身の魂を燃やして見せろ!

発破はかけたが負けるつもりはない。
反則でないというなら斧も剣も存分に振るおう。
飛翔して、ウィリアムのマシンに突撃しながら強引に勝ちを狙いに行く。


メサイア・エルネイジェ
スピードでのお勝負ならわたくしも負けられませんわ~!
そちらがエアカーならこちらはおキャバリアですわ~!
ヴリちゃん!ゲイルカイゼルで参りますわよ~!

イオンスラスター!
イオンブースター!
ハイパーイオンブースター!
全部オン!
更にハイパーブースト!
減速された分はスピードアップで補えばよろしいのですわ~!
ぶっちぎりで駆け抜けますわよ~!
直線コースではマックススピードですわ~!
ヘアピンカーブではイオンブースターで方向転換ですわ~!
クラッシャークローで地面を掴んでそれを軸にギュンッ!と曲がりますのよ~!
ハイスピードで走り抜けるのがわたくしの魂ですわ~!



「ふむ……よくわからんが、お前に勝てばいいのか。ならば、ダビッドソンを駆っていく――行くぞ。全力でな」
「スピードでのお勝負ならわたくしも負けられませんわ~! そちらがエアカーならこちらはおキャバリアですわ~! ヴリちゃん!ゲイルカイゼルで参りますわよ~!」
 最後にレース・フォーミュラ『ウィリアム・ローグ』と対決するのは、アディリシア・オールドマン(バーサーカーinバーサーカー・f32190)とメサイア・エルネイジェ(暴竜皇女・f34656)の二名。
「至高の力? アルカディア・エフェクト?――そんなことはどうでもいい。武具でないなら興味はない……だが、お前が求めたのは、ただ速さだけなのだろう?」
 バッサリと切り捨てるも、しかしウィリアム・ローグの求めた事に真摯に対応するアディリシア。
「イオンスラスター! イオンブースター! ハイパーイオンブースター! 全部オン! 更にハイパーブースト! 減速された分はスピードアップで補えばよろしいのですわ~!」
 そこにメサイアが全力で自身の駆る『ヴリトラ』の全力を以て、ウィリアム・ローグの愛車である『ローグ・インターセプタ―』に食らいついていく。
「お前が極めたのは速さとは、死んだくらいで止まってしまうものなのか? 違うだろう……生きているのも死んでいるのも、状態が違うだけだ。私とお前に差異などはない――私たちに懇願する暇があるならば、自分自身の魂を燃やして見せろ!」
「ぶっちぎりで駆け抜けますわよ~! 直線コースではマックススピードですわ~!」
 その二人に――アディリシアは限りなく熱の籠った言葉で、メサイアは無垢にレースにてスピードを出す事に勤しむ姿で。
 ――その様子に、ウィリアム・ローグ……レース・フォーミュラとしてではなく、一人のグランプリレーサーとして彼は心打たれた。
「ああ――生きていたい。ならば、真摯にあろう――このスピードに!」
 瞬間、爆発的な加速……例え世界中の時が加速しようとも、ついていけない彼だけの『速度スピード』を以て、レースにおいて縦横無尽を誇るウィリアム・ローグ。
 その姿にアディリシアは笑みを浮かべる。
 メサイアも、勝ちを諦めるという思考は彼女の頭には最初から存在しない。
「発破はかけたが負けるつもりはない。反則でないというなら斧も剣も存分に振るおう」
「まだまだですわ~!――ハイスピードで走り抜けるのがわたくしの魂ですわ~!」
 存分に己の出せるスピードと策を以て、ウィリアム・ローグという一人のグランプリレーサーに追いつこうとするアディリシアとメサイア。
 その果てに、遂に決着はついて――

「――ありがとう」
 ……レースの結果を述べるのは、ここでは無作法というものであろう。
 ただ一つ――ウィリアム・ローグは『六番目の猟兵』に感謝の言葉を述べ、充実したレースを行えた……それだけは確かである。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2024年01月14日


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#オーバーロード歓迎
#団体歓迎


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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


挿絵イラスト