【サポート優先】鈍色の校舎
これはサポート参加者を優先的に採用するシナリオです(通常参加者を採用する場合もあります)。
屋上から街だったはずの場所を望めば、朽ち果てた赤色の電波塔が砂漠に埋もれているのが見える。首都と呼ばれたのはかつての話に過ぎない。
今はただの廃墟だ。
――否。
蠢く影がある。
血肉を求め、闊歩する異形の機械兵士たち。
それと、
「あそこに獲物がいるぞ」
鋼の顎から真っ赤な舌を出した狙撃兵が煽るように言った。
「
生の人間だ。ご馳走だ。喰いたいだろう。なら、陥とせ。蹂躙しろ。死体は全部くれてやる。俺は無抵抗なやつを撃ち殺す射的ゲームが好きなんだ。まずはお前らが追い回し、手足をもいで、だるまのように転がしてやれ」
「校舎、というと……確か、皆さんが勉強されるための建物ですわよね?」
黒弗・シューニャ(零・f23640)は小首を傾げる。
今回、オブリビオンが狙っているのはかつての学び舎。奪還者たちはそこを拠点として、教育や研究に力を入れた活動を行っているのだという。
「既に廃墟ですけれど、まだ使える備品がいろいろと残っているみたいですの。教科書を使った授業で人々の知識や技術を高め、文明が滅びたこの世界を生き抜くために。そんな皆さんの努力を撃ち砕くように現れたのが機械兵士を引き連れた狙撃兵のオブリビオンですわ!」
ボス敵である狙撃兵は機械兵士を二手に分けて同時に襲撃をかけるつもりだ。
校舎は北と南の2棟が中庭を挟んで隣り合っており、中庭と2階にある渡り廊下で繋がっている。
「まずは中庭へ侵入してから北と南に部隊を分け、それぞれの棟の1階部分を占領。その後で合流し、片方ずつ順番に陥落していく作戦みたいですの。現地へは襲撃よりも先に到着できますから、奪還者さんと話し合ってどのように迎撃を行うかを考える時間はありますわ。ただ、奪還者さんたちは警戒心が強いので信用してもらうのも簡単ではないのですけれど……」
奪還者の警戒心を解き、信用を得ること。
押し寄せるオブリビオンの迎撃をどのように行うかの戦略を立てること。
実際に戦い、この場所を守り抜くこと。
これらのどれが欠けても、拠点を守ってオブリビオンを撃退することは難しい。だが、シューニャが思い出したように言ったことが何かの助けになるかもしれない。
「そういえば、校舎に残された備品はまだ使えるものがいろいろと残っていますの。奪還者さんたちもこれを使って有利に戦おうとするでしょうし、うまく利用すればオブリビオン迎撃の一助となるかもしれませんわ!」
「数キロ先に機械兵士の集団を発見! 襲撃される前にバリケードを築いて出入り口を塞ぐんだ!」
廃校舎を拠点として暮らす奪還者たちの数は数百名。
彼らは教壇やホワイトボードなどの備品を校舎の出入り口に積み上げる。相手がオブリビオンともなれば心もとないが、何もしないよりはマシだろう。これらを吹き飛ばすだけでも一手、いやうまくいけば二手、三手を稼ぐあいだに敵の数を減らすことだってできるはず。
「両方の棟を守るのは難しい。どちらか一方に立て籠もった方がよいのでは? それなら守る場所が半分で済む」
「駄目だ。拠点には貴重な資料や資材も多い。それらを守れなければ、たとえ今回の襲撃を凌げたとしても損害が大きすぎる」
「だが――」
とはいえ、両方守るには戦闘員が足りないのも事実だ。
「どうしたらいい……?」
ツヅキ
廃校舎を利用した『奪還者』たちの拠点がオブリビオンに襲われるので、これを撃退してくださいという依頼です。
廃校舎:港区にあった学校の校舎。既に廃墟と化していますが、備品の中には使えるものも多く、奪還者たちはこれをバリケード代わりに使ったりしています。また教材として用い、有志による授業や研究発表を行うことで知識や技術を高めているという情報もあります。
中庭と2階にある渡り廊下で繋がれた3階建ての2棟が並んで建っています。北側にある棟の最上階は半分ほど崩壊しており、天井がありません。北側が普通教室、南側が特別教室です。特別教室棟は1階に家庭科室や技術室、美術室等、2階に理科室、社会科資料室、図書館等、3階に視聴覚室や音楽室があります。
奪還者:地元出身者が多く、余所者に対する態度は強硬。彼らと連携したり、避難を促すには打ち解けるための工夫が必要になるでしょう。
第1章 集団戦
『機餓獣兵』
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POW : Carnivore Machine
戦闘中に食べた【生者の血肉】の量と質に応じて【餓獣機関の作用が活性化。機動性向上により】、戦闘力が増加する。戦闘終了後解除される。
SPD : Code of Lykaia
【捕食と破壊を求める餓狼の如き様態】に変化し、超攻撃力と超耐久力を得る。ただし理性を失い、速く動く物を無差別攻撃し続ける。
WIZ : Bestial Analyzer
【命を舐め取る獣舌と、獣牙による噛みつき】で攻撃する。また、攻撃が命中した敵の【習性と味】を覚え、同じ敵に攻撃する際の命中力と威力を増強する。
👑11
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メメ・ペペル(サポート)
『こんにちは!とおりすがりのてれびうむです!』
ぜんぶひらがなのてーねーくちょーでしゃべります。いちにんしょーは「ボク」で、あいてのことは「~さん」とよびます。
たまにおもいついたぎゃぐをいいますが、「なぜか」すべります。
UCは【エレクトロギオン】と【ガジェットショータイム】をよくつかいます。こーげきもしえんもたんさくも、しょーかんしたがじえっとや、こがたろぼでおこないます。
つねにあかるく、なんにでもきょーみをしめし、すなおにかんどうしたりします。
あどりぶや、からみはかんげいです!MSさんたちのかくあどりぶがすきなので、じゆうにつかってあげてください!
納花・ピンチン(サポート)
ブギーモンスターの勇者×殺人鬼
布を被ってから9年が経ちましたわ
普段はお嬢様口調で、時々関西弁がちょこっと
……って、勉強中なんですわ!
あくまでお仕置きをしに来ているから
あまり殺伐とした戦い方はしませんわ
武器も直前で刃を返して叩いたり
その光景はギャグになることが多いですわ
商人街出身、お話しや交渉なんかも好きです
小さなスイーツや飴ちゃんを渡して一緒に食べると
色々話してくれるんですわ
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し
多少の怪我は厭わず積極的に行動します
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません
また例え依頼の成功の為でも
公序良俗に反する行動はしません
あとはおまかせ
ほないっちょ、よろしくおねがいします
ルーン・エルウィンド(サポート)
人狼の翔剣士 × マジックナイト、20歳の男です。
普段の口調は「丁寧(私、相手の名前、です、ます、でしょう、でしょうか?)」、敵には「無感情…のはず(私、お前、呼び捨て、だ、だな、だろう、なのか?)」です。
本人は気付きませんが、尻尾に感情がもろに反映されます。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
樂文・スイ(サポート)
一人称:俺
二人称:君、お前
女性、子供にはくん、ちゃん付け、男性には呼び捨て
口調は~だね、~だよ系で飄々としている
人助けは完全にヒトへの好意から。
ヒトの死を見るのも好きだが、あくまで自分の手で殺してこそと思っているので敵の殺戮を許すようなことはない。立場上殺人衝動は敵を倒すことで紛らわせている(我慢してる)
表向きは人好きのする明るいお兄さんで楽しいこと大好き!なノリ
残酷な面は敵対した相手にしか見せないようにしている
攻撃としては傷口をえぐる、誘惑、威圧など
防御としては毒耐性、医術など使用
物騒なキャラだがシナリオ内で一般人や仲間に危害を加えるなど迷惑行為はしない
UCは活性化されたものどれでも使用可
マグラ・ユメノミヤ(サポート)
「木戸銭は結構――貴方がたの苦痛と骸さえ頂ければ、十分ですから」
◆口調
・一人称は私、二人称は貴方。持って回ったような物言いで、敵にさえ敬語を用いるものの内容は悪辣
◆癖・習性
・コワモテに反してぬいぐるみや人形を好む
・苦痛を受ける度に気分が高まる性癖
◆行動傾向
・妻と部下をオブリビオンに殺された経験から生命の埒外に到達した悲しみの猟兵。胸中に渦巻くのは、復讐心と愛する者を護れなかった罪悪感……
・見えざる魔力のからくり糸で、凶器を仕込んだ球体関節人形を自在に操ってあらゆる試練に挑む。ダークセイヴァーを出自とするだけあって、そのスタイルは冷徹で老獪
・死霊術士であることから、魔導にもいちおう通暁している
風雷堂・顕吉(サポート)
アドリブ連携可
約100年前、ダークセイヴァーの人類敗北以来、ヴァンパイアとの死闘を細々と繰り広げてきたダンピール、それが俺だ。
ヴァンパイアを狩るため、あるいは次に狩るべきヴァンパイアの手掛かりを得るためにここにいる。
【世界知識】ダークセイヴァー世界の大抵のヴァンパイア相手ならそれがどのような血族かは知っているし、知らなくとも【情報収集】の伝手はある。
それ以外の世界については物珍しそうに振る舞うことになる。すぐに慣れるだろう。
ダークセイヴァーとスペースシップワールド以外の世界は日差しが強すぎるので、サングラスを着用する。
戦闘は剣士の動きだ。
次に参加する猟兵が戦いやすい状況を作ることも多い。
●説得とバリケード
砂漠に取り残された形でそびえ立つ二棟の校舎は鈍色をしている。そのどちらをもオブリビオンの襲撃から守るには、人手が足りない――何か手はないかと策を講じる奪還者のリーダーを見張りが呼んだ。
「リーダー!」
「敵が来たか!?」
「いえ、それが……」
「こんにちは! とおりすがりのてれびうむです!」
人懐こい笑顔で挨拶するメメ・ペペル(やせいのてれびうむ・f15302)である。毒気を抜かれた彼らにメメがさっそく協力する旨を伝えたところ、反対されるどころか「危険だ」と諭された。
「お前みたいなのが叶うような相手じゃな――」
「ろぼっと、かもんなのです!」
「な……」
メメが召喚したロボットはあっという間に校舎中の備品をかき集めて堅牢なバリケードを築き上げることに貢献する。全ての入り口を塞いだのみならず、窓際にも机や椅子を積み上げて外から中が見えないようにしていった。
「こ、こいつは一体?」
「おてせいのろぼっとです! ボクからもしつもんがあります。これはなんですか?」
「そいつは人体模型図だが……」
「へー」
メメは初めて見る備品に興味深々だった。他にもたくさん、見たこともない型式のパソコンや実験器具など好奇心を疼かせるものがあふれている。飽きずに感動するメメのペースに巻き込まれたリーダーは未だ状況を込み込めていない様子で頭をかいた。
「どういうことか説明してくれるかい、嬢ちゃん?」
「もちろんですわ!」
ここからは商人街出身で交渉ごとに強い納花・ピンチン(ブギーモンスターの勇者・f31878)へバトンタッチ。いつも携帯している飴ちゃんを配りながら経緯を語り始めた。要は手が足りないなら力を貸すから協力してこの危機を乗り切ろう、という話である。
「アタシらはオブリビオンを討伐できて、奪還者さんらはこの場所を守り抜ける。ウィンウィンですわ」
「なるほど、それなら互いに力を合わせる理由はあるってことか」
「ご理解いただけて嬉しいですわ。相手は中庭から来ることがわかっとります。こちらも二手に分かれて迎えうちましょう」
被った布をふわふわしながら、ピンチンはだいぶ打ち解けてきた彼らを共闘に誘った。
「どうします、リーダー?」
「信用はできそうだ。他に手があるわけでもないしな、喜んで申し出を受けよう」
「おおきに!」
●北の棟
血と錆びに塗れ、涎を垂らしながら人肉という
エネルギー源を求めて襲いかかる者たちの正しい名前を『機餓獣兵』といった。それらは中庭へ侵入した後、困惑したように辺りを行ったり来たりする。メメがガジェットやロボットを駆使して展開したバリケードにはまるで入り込む隙がなかったのだ。
「もらいましたわ!」
ピンチンはすかさず剣で中庭を徘徊する奴らの後頭部をぶん殴る。いい音がして、首周りにぐるりと点線が描かれた。
「!?」
点線に向かって風が、砂が、獣兵をくするぐるみたいに集まってくる。あまりのくすぐったさに声もなく震え、その場へうずくまったところにマントを翻した風雷堂・顕吉(吸血鬼ヴァンパイア狩人ハンター・f03119)が斬りかかった。
サングラス越しの
真紅い瞳がすかさず急所を見極め、一撃一殺で敵を仕留めてゆく。
「この地にヴァンパイアの手掛かりはなし、か。ならばお前たちに用はない」
鉄塊を思わせる無骨な刀を叩きつけられた獣兵はスクラップも同然に壊れ、瓦礫のように散る。
群れのただ中を颶風のように駆け抜けながら刃を振るう顕吉は、同じく北の棟の首尾についた樂文・スイ(欺瞞と忘却・f39286)に目で合図する。ここは任せろ、という意味だ。
「了解だよ」
スイは二階の窓から手を振り、校舎の中でオブリビオンを迎え撃つ奪還者の支援に向かった。階段を駆け下りている時にガラスの割れる音がして、銃声と悲鳴が連続する。
「怪我人はこっち! 治療する間だけ何とか持ちこたえてくれる?」
ほとんど千切れる寸前の怪我を止血しながら、スイは「おやおや」と呆れ顔だ。放っておけば死んでしまうほどの重傷。それを為したのが
アレだというのが気に入らない。
きつく止血帯を結び、後は任せて自分も
暗器を弄びながら前線へ。
「――どうも」
軽くナイフの刃に口づけながら、蠱惑的なウインク。
「随分とお腹が減ってるみたいだね? どうせなら、俺も遊んでくれない? きっと満足してもらえるよ」
低く囁くような誘惑の声色。
獣兵は喉を唸らせ、じっとスイを見つめた。まるで飼い主の指示を待ってお座りする犬みたいに従順な態度。スイの手元で刃が閃いて。
「いい子だ。そのまま大人しくしておいで」
庭にいる全ての敵を倒した顕吉が駆けつけた時、スイの足下には急所を深々を抉り取られた獣兵が数体転がっていた。
ぬるい笑みで血をぬぐった暗器を仕舞い、尋ねる。
「これで全部?」
「ああ。あとは南の棟へ向かったようだ」
●南の棟
顕吉とスイが北の棟で激闘している最中、向かいに建つ南の棟ではルーン・エルウィンド(風の翔剣士・f10456)がバリケードの前に立ちはだかって敵群の侵入を押し留めていた。
「戦闘中に喰った血肉の量に応じて強化される、ですか。ならば一片たりとも喰わせなければいいだけの話でしょう」
炎と水の加護を受けた風が迫る獣兵の牙を受け止める剣の刃に乗って吹き荒れる。ルーンは地面を踏み締め、渾身の力で刃を薙ぎ払った。同時に背後から襲いかかる気配を見切り、脇へ飛び退いて直撃を躱す。
敵は数と獰猛さにおいてこちらを勝るが、引き換えに連携を取るのはそれほど得意ではないようだ。
「烏合の衆も同然ですね」
呟いたのは、処刑人形を操るマグラ・ユメノミヤ(堂巡魔眩の人形師・f35119)。渡り廊下の屋根に立ち、それ自体が武器ともなる鋼糸を繰って敵群の中へと
人形を放り込んだ。
直後、起こった出来事を一言で表わすならば“惨劇”といったところだろうか。誰もが想像しなかった。まさか、内部が空洞になった人形の内側より生えた無数の針山が獣兵たちの体表に突き刺さって地獄のような苦痛を与えるなどとは。
そう、これこそが
処刑操法「少女地獄」。
「随分と痛みに弱いのですね? てっきり、そのような脆弱な精神はお持ちでないとばかり思っておりましたが……存外、やりごたえのあるお相手で満足しております」
マグラが僅かに指先を翻すと人形が踊り、新たな針を突き刺してゆく。返しのついた針先はそう簡単には抜けやしない。狂ったように地面を転げ、激しい苦痛に苛まれて逝くのをマグラは眉ひとつ動かさずに見届けた。
どれだけの苦痛を与えようと奪われた命は戻らず、守れなかった己の罪が贖われることもない……。
「お前で最後だ」
ルーンは音もなく獣兵に近寄り、背中から突き刺した。
「?」
ふと第六感が告げる。
「どうしましたか?」
倒れた敵を数えていたマグラが尋ねる。
「嫌な感じがします。獣兵の生き残りはいませんね?」
「ええ、これで全部のようですよ」
ちょうど北の棟でも戦闘が終わったようだ。
「やった、勝ったぞ!」
猟兵の勝利を知った奪還者が歓声を上げながら中庭へ駆け出してくる。ルーンは彼らを諫めるように手を伸ばし、警告を発した。
「いけません、中へ戻って下さい」
同時に響き渡る、一発の銃声。
成功
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第2章 ボス戦
『『外道の狙撃兵』ミスタースコープヘッド』
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POW : 「一方的に撃ちまくってやる!」
【頭部スコープが狙撃モード 】に変形し、自身の【機動力と防御力】を代償に、自身の【ステルス性能と狙撃の命中精度】を強化する。
SPD : 「てめぇがどう動くのかは分かってるんだよ!」
【偵察ドローンで敵の情報を得ること 】により、レベルの二乗mまでの視認している対象を、【大口径狙撃銃から放たれる銃弾】で攻撃する。
WIZ : 「動けねぇまま死んじまえ!」
【光学迷彩が搭載されたドローンの拘束攻撃 】が命中した対象に対し、高威力高命中の【急所を狙った銃弾】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴
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百地・モユル(サポート)
熱血で好奇心旺盛
本が好きな小学生
正義感が強く困っている人は見過ごせない
UCは業火の一撃、灼熱の束縛に加えて
自分たちが押し切られそうになったらオーバーヒートバッシュ
🔴の数が多い場合はバーニングリベンジャーだ
攻撃には怪力、属性攻撃、2回攻撃、グラップルなどの技能をのせる
逆に敵の攻撃をからみんなをかばう、耐えるために
武器受け、挑発、おびき寄せ、時間稼ぎ、激痛耐性なども使用
敵に一撃入れられそうなら咄嗟の一撃や捨て身の一撃、カウンター
こいつがボスか…
みんな大丈夫?助けにきたよ!
そんなの許せない、ボクの炎で焼き払ってやる!
技能の勇気、覚悟、気合いは常に発動状態
アドリブ絡み歓迎
影朧などの場合は説得もしたい
向・存(サポート)
もし手助けが必要でしたらお手伝いするのですよぉ~。
得意なのは近接戦闘とか、【情報収集】も兼ねた見回りとかお話を伺うのも好きですよぉ~。
非道なことをなされる方には手加減無用、全力で参らせていただきますねぇ~。
大丈夫ですよぉ~。手足の二・三本くらいもげてもなんとかなりますのでぇ~。
ユーベルコードの出し惜しみをするつもりはありませんよぉ~。
使いどころに迷ったときはぁ、ご同輩に相談するのも良いですねぇ~。
あとは最後まで油断大敵、【咄嗟の一撃】も放てるように【逃亡阻止】は意識しておきましょう~。
堅実にきちんと片づけたら、皆で美味しいものでも食べて帰りましょう~。
※アドリブ・連携歓迎
春霞・遙(サポート)
UDC組織に所属して、UDC関連の一般病院に勤務している小児科医です。
行動の基本方針は困っている人が居るなら助けたい、人に害をなす存在があるなら退けたい。
戦う力はあまりないですけど、自分が傷を負うとしてもみなさんのお手伝いができれば嬉しいです。
基本的に補助に徹します。
「医術」「援護射撃」「情報収集」から、【仕掛け折り紙】【葬送花】での目くらましや演出、【生まれながらの光】【悪霊祓いのまじない】で照明や目印を付けるなども行えるかと思います。
攻撃は拳銃による射撃か杖術が基本で、その他はUCを使用します。
【悔恨の射手】【未来へ捧ぐ無償の愛】は基本的に使用しません。
シリアス以外ならいたずら好きの面も。
レイン・ファリエル(サポート)
『さぁ、貴方の本気を見せて下さい』
人間のサイキッカー×ダークヒーローの女の子です。
普段の口調は「クールで丁寧(私、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」、機嫌が悪いと「無口(私、アナタ、ね、よ、なの、かしら?)」です。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。
性格は落ち着いてクールな感じのミステリアスな少女です。
人と話すのも好きなので、様々なアドリブ会話描写も歓迎です。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
杉崎・まなみ(サポート)
まなみは正当派後衛職のヒロインタイプです
聖職者教育を受講中の学生ですが、特に依頼に縛りは無く、どのような依頼も受けられます
但し人並みに気持ち悪いモノ、怖いもの等は苦手で遭遇した際は多少なりとも嫌がる仕草が欲しいです
甘いモノ、可愛いモノが好きで少し天然な所があります
初対面の人でもあまり物怖じせず、状況を理解して連携を取る動きが出来ます
シリアス2~3:ギャグ7~8割くらいのノリが好みです
ただシリアスもやれますよー
UCは状況に応じて、MS様が好きなのを使ってください
その他、細かい部分はMS様にお任せします
ティエン・ファン(サポート)
シルバーレイン出身の除霊建築士です。
明るく善良な性格で、できることがあるならば、できる限りを全うしようとします。
除霊建築士というジョブに拘りがあるため、その知識や技術が活かせそうな場面では、積極的にそれらを使って問題解決に取り組みます。
戦闘時は主武器のT定規と副武器の浄銭貫を用いて、近距離戦も遠距離戦も行います。
キャバリアが有効な場面では、『蚩尤』を使用します。
『蚩尤』は普段イグニッションカードに収納しています。
ユーベルコードは『蚩尤』搭乗時は”蚩尤”とついたものを、そうでないときはその他のものを状況に応じて使用します。
以上を基本として、シナリオに合わせて思うままに動かして頂ければと思います。
「外しただと?」
『外道の狙撃兵』ミスタースコープヘッドはまさか、と鼻白む。この俺が敵を仕留め損ねた。プライドを傷付けられ、苛立ちながら場所を移動する。
既に校舎内へ入り込んだスコープヘッドを、果たして猟兵は見つけることができるだろうか。
●どこにいる?
「大丈夫でしたか?」
春霞・遙(子供のお医者さん・f09880)はとっさに庇った奪還者に怪我のないことを確かめ、ほっと胸を撫で下ろした。
「す、すまない……」
「話は後です。銃声は校舎から聞こえました。敵は既に拠点へ侵入しています。皆さん、頭を低くして建物の陰に入ってください」
遙は拳銃を手にバリケードの外を窺う。今、遙がいるのは南の棟だ。つまり、敵は北の棟に入り込み、そこから中庭を挟んで狙撃した可能性が高い。
「もう少し情報が欲しいですねぇ~」
向・存(葭萌の幽鬼・f34837)は封魂符に指をかけ、それを破り捨てながら中庭に身を躍らせた。
「私が囮になりますのでぇ~、後はお願いしますよぉ~」
「なるほど、わかりました」
遙は存の意図を理解し、頷いた。
――無防備に駆ける存を映すスコープが狙撃モードへ変換。機動力と防御力を犠牲にステルス性能と命中精度を強化したスコープヘッドの弾丸が一直線に迸る。
「おやおやぁ~」
鈍い音がして、弾丸が直撃した存の脚に大穴が開いた。そのまま転ぶかと思いきや、瞬く間に再生する。思いがけない光景にスコープヘッドは驚愕した。
「あいつ――不死身か!?」
スコープ越しに、スコープヘッドと存の目が合う。
――北棟の2階。
「いきますよぉ~」
存は一気に向きを変え、中庭を突っ切った。太陽を浴びた皮膚が悲鳴を上げるが無視。跳躍して2階の窓へ突っ込み、狙撃体勢のスコープヘッドへ痛烈な一撃を与える。
「ちッ――」
「逃がしませんよ」
刹那、校舎内を何百という折り紙が舞った。遙が仕掛けた目くらましである。スコープに頼りきっていたのが仇となって、スコープヘッドは呻いた。
「くそ、何も見えん!」
「覚悟してくださいね?」
これだけ近づけば、外さない。
中庭を通って北棟の校舎に近づいた遙は存が割った窓越しに銃口を突き付ける。連続で引き金を引いた。弾丸は過たずに敵を貫き、背後にあった壁や柱を深紅の血潮で染め上げる。
●会敵
スコープヘッドは人型だが、その頭部は名前の由来であるスコープの形状をしている異形の兵士である。口元から覗く獰猛な牙を目の当たりにした杉崎・まなみ(村娘・f00136)は思わず眉をひそめた。
「本当に狙撃兵なのですか? まるでかぶっと丸齧り! みたいな印象ですけど……」
迫り来るドローンをメイスで叩き落しているうちにスコープヘッドが血を吐きながらも立ち上がる。どうやら、仕切り直して逃亡を図るつもりのようだ。
「そうはいきませんよ」
それを察したまなみの対応は速かった。新たな狙撃ポイントを目指して移動を始めたスコープヘッドの足下で異変が起こる。
ぶー。
「は?」
絶句するスコープヘッド。
ぶーぶー。
「な、なんだこれは!?」
校舎全体が、踏む度に気の抜ける音が鳴るクッションに早変わりである。まなみはにっこりと微笑み、どういうことかをスコープヘッドに教えてやった。
「――これぞ
神の悪戯ですよ。さあ、逃げるならどうぞご自由に。けれど、私たちに気づかれずに……というのは難しそうですね?」
「ち、畜生!」
ぶーぶー鳴り響くクッションの音が敵の居場所をティエン・ファン(除霊建築学フィールドワーカー・f36098)に知らせる。
「そこかぁ!」
イグニッションカードを翻し、中に封じておいた『蚩尤』に搭乗したティエンは逃げ道を塞ぐように校舎脇へ立ち塞がった。
「――敵オブリビオン、捕捉!」
両腕に装備した『RX-Aインパクトパイル』に『EPグラビティコントローラー』で作り出した超重力球を纏わせ、威力を高める。
「俺の方が早いぜ!」
だが、スコープヘッドが撃ち出す弾を受けた『蚩尤』は『EPマシンセル』によって修復。見る間に穴が塞がれ、損傷があった場所すらわからないくらいに元通りだ。
「うちの蚩尤を甘く見ないでくれるかな」
ティエンはスコープヘッド目がけ、インパクトパイルを撃ち出すための姿勢を取った。
「次は私の番でいいよね? いくよ、蚩尤重崩撃……ッ!!」
「がああッ!!」
逃げ場のないスコープヘッドに叩きつけた一撃は、纏う超重力球の作用で周囲の空間を歪ませながら荒れ狂う。操縦席でティエンは拳を軽く握りしめた。
「よし、一本取ったか!?」
●図書館前にて
スコープヘッドは呻いた。さっき受けた傷のせいで体に痺れのような感覚が残っている。這うように廊下を移動し、最も近くにあった部屋へ飛び込んだ。
「来たね」
「な……」
既に先回りしていた百地・モユル(ももも・f03218)が、本棚を背に敵を待ち構えていた。
「こいつがボスか……みんな大丈夫? 助けにきたよ! それに、
図書館の本たちも戦いに巻き込みたくはないからね。絶対に守ってみせるさ!」
弾幕のように降り注ぐライフル弾をバスタードソードで受け止め、モユルは周囲に居合わせた奪還者に避難を促す。
「逃がすかよ!」
「そっちにばかり構っていていいの? 蜂の巣になっちゃうよ!」
その身に内臓された銃火器を全開にして、武装の全てをスコープヘッドに叩きつけた。直撃と同時にそれらは焼けるような痛みを与え、苦痛に敵を呻かせる。
「熱ッ……なんだこれ、燃えてんのか!? くそッ、楽しい射的ができると思ってたのによ、計算が狂っちまったぜ」
「射的……? 人間を遊技の的みたいにするなんて許せない。これは制裁の炎だよ!」
奮い立たせる勇気や覚悟が火砲を炎の属性でさらに燃え上がらせ、スコープヘッドの全身を業火で包み込んだ。
「因果応報ですね」
レイン・ファリエル(クールビューティー・f17014)は静かに呟いて右手を掲げる。
――どこまでも漆黒の、虚無を思わせる闇の弾丸が紡がれて。それはモユルの集中砲火によって体勢を崩したスコープヘッドの急所を貫き、致命傷を与えるのに十分な一撃であった。
「しまッ……」
とっさに逃げ出しても無駄なのだ。エナジー・テンペストの名を与えられたユーベルコードの効果範囲は実に100mを越えている。校舎内にいる限り、ほぼ確実に……届く。
レインはたくさんの花で飾られた衣装に身を包み、スコープヘッドが闇弾に喰らわれるのを見守った。背中を穿ち、着弾した部位に破壊を齎すそれ。ゆっくりと体が斃れ、終わりになる。
「これで、拠点の危機も過ぎ去りましたね」
奪還者は敵の撃退を喜び、猟兵にも感謝の心を伝えた。砂漠に沈みゆく赤い電波塔は相変わらず在り続ける。
過去も未来も、それを繋ぐ今がなければ意味を持たない。そう思わせるような物寂しくも希望を抱かせる鈍色の校舎で。
成功
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