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秘密の琥珀、あるいは秘蜜の飴玉

#アックス&ウィザーズ #戦後


● 秘蜜の森
「へへ、大量だぜ。運良く魔物にも会わずにこんなに蜜飴が手に入るなんてな」
「ほんとね! ねぇねぇ、これだけ手に入れたんだもの。1個くらい食べてもいいわよね?」
「……まて……何か嫌な音が聞こえる……」
 両手いっぱいに琥珀色の玻璃の玉のようなものを抱える冒険者たちが微かな違和感を感じて上空を見上げる。
 そして次瞬。ガチガチと、ギチギチと、まるで巨大な蜂が牙を鳴らしているかのように。響き渡る威嚇音は、まさしく嵐の予兆だった。

「なんだ、ついにハチが来たか? 折角楽が出来ると思っていたのによ」
「いや……アレはそんなちんけな魔物じゃない、もっとヤバいヤツだ」
 それから僅かな刹那の間、一陣の風が過ぎ去ったかと思うと、竜を思わせる顔立ちをする蜂に乗った、人型の蜂が甘くとろけるような香りを漂わせて冒険者たちの眼窩に現れる。

「その美味しそうな飴玉。私たちに頂戴?」
 そんな甘く弾む音韻とは裏腹に――冒険者たちの喉は、ひゅうと息を吸ったまま、吐くことを忘れた。
 一目見ただけで分かる。奴らはとんでもなく危険だと警鐘が鳴り続け、四肢は硬直し、肌は粟立ち、瞼は限界まで見開かれる。
 運が良いなんてことはまったくない、冒険者たちが邂逅したのはとびきりの不運オブリビオンだった。

● グリモアベース
「みんなは『秘蜜の森』っていう場所を知っている?」
 グリモア猟兵のリュート・アドラー(f26123)は眠気に縺れるせいで舌足らずになりつつも、グリモアエフェクトで大いなる危機が予知された事件についての説明をしていく。

「それはね、蜜を吸った木々は蜂蜜色に変色して、甘い香りに誘われた小鳥や昆虫が森に集まっているすっごい森なの」
 森の中央に聳えたつ塔は聳え立つ塔は、実は巨大なハチの巣。そこから漏れ出た甘く上質な蜂蜜が、川のように流れているという、なんともファンタジーで夢のある森だ。

「そんな蜂蜜だらけの森の中でも特に貴重な物があって、それは『琥珀の蜜飴』という飴なの」
 秘蜜の森ではそのなかでも質の良い蜂蜜が熟成されることで、極上の飴のようになっているらしい。
 ハチの巣の中に集められた特に上質な蜜。ハチの巣から溢れ出した蜂蜜の滝壺。偶然森の窪みでゆっくりと熟成された蜂蜜。
 このあたりが狙い所だろうか? 尤も有名な場所がこのあたりなだけで、これ以外にも狙い所の場所や穴場も当然あるはずだ。

「蜂の巣にはミツバチが。川付近にはクマ、森にはカブトムシみたいな姿をしたどれも巨大な魔物がいるからその対処もして欲しいの」
 蜜飴は森の住人にとっても特別なようで良質な蜂蜜がある場所には魔物たちの姿もあるはずだ。
 豊富な栄養を持つ蜂蜜を日々摂取しているせいか、この森の魔物たちはとにかく巨大だ。
 しかし、中堅の冒険者たちが数人で対処すれば撃退する事が出来るほどの強さを持つ魔獣たちばかり。
 大量に囲まれでもしないかぎり、猟兵である皆には心配要らないだろうとリュートは続ける。

「それだけだったら、冒険者たちでもなんとかなったはずだけど。予知があると言うことはオブリビオンが当然現れてね」
 蜜飴を収穫して後は返るだけ、といった所で――オブリビオンが襲来し、被害が出てしまうというのが今回の予知らしい。
 それを防ぐためにも冒険者たちの蜜飴の収穫を手伝った後に、やってきたオブリビオンの群れを迎え撃つ必要がありそうだ。

「今回は冒険者たちと一緒に蜜飴を収穫して、そこに現れたオブリビオンと戦って欲しいの」
 秘蜜の森へと綿雲の魔法陣で転移していく猟兵へとリュートは見送った。

「うーん、私もその蜜飴を食べてみたいの……」


橄欖石
 オープニングをお読みいただきありがとうございます。
 今回もアックス&ウィザーズのファンタジーグルメシリーズです。
 秘蜜の森で『琥珀の蜜飴』とも言われる飴玉を収穫し、オブリビオンと戦いましょう。

● 各章の構成
 第1章:『秘蜜の森』
 聳え立つ塔は、実は巨大なハチの巣があり巨大なミツバチが無数にいます。
 そこから漏れ出た甘く上質な蜂蜜が、川のように流れそれを求めるクマ型の魔獣の影もあります。
 また、蜜を吸った木々は蜂蜜色に変色し、甘い香りに誘われた昆虫の魔物たちが森に集まっている。

 第2章:『蜜蜂竜アピスドラゴンと蜜蜂竜娘パック』
 蜜蜂竜母から生まれた子供にして竜の因子を持つ兵隊蜂と人の因子を持つ働き蜂の2体1組のオブリビオン。
 敵対者には群全体が死を厭わぬ執拗な攻撃で仕留めにかかると言われています。

● プレイングボーナスについて 
 第1章:『秘蜜の森』
 効率的に蜜飴を探すことでシナリオが有利に展開します。
 冒険者たちと帯同するのなら、探索や魔物との戦闘で快く力を貸してくれるでしょう。

 第2章:『蜜蜂竜アピスドラゴンと蜜蜂竜娘パック』
 1章同様に冒険者たちの力を借りることも出来ますが、オブリビオン相手には荷が重いです。
 手早くオブリビオンを倒すか、冒険者たちに被害が出ないように工夫をする事が有効です。

 もしかしたら見覚えのある冒険者が居るかもしれません。
 その場合はプレイングにて記載をして頂ければ可能な範囲で対応致します。

 それでは、皆様のご参加をお待ちしております。
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第1章 冒険 『秘蜜の森』

POW   :    塔を調べてみる

SPD   :    川を調べてみる

WIZ   :    森を調べてみる

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神城・瞬
義父の律(f38364)と参加

まさか真宮のお父さんが若いままの姿で僕達家族の前に現れるとは。ええ、話は母さんと奏から聴いてます。意外と似た者同士のようで仲良くなれそうですね。

お義父さんにお近づきの印に世界を案内しようかと。ええ、この世界は中世風の風景が広がる世界です。不思議な現象が広がる所もありまして。この蜜が溢れる森もこの一つです。流石に党自体が蜂の巣なのは僕も初めてみましたが。

お義父さんも長年のブランクで体が上手く動かないでしょうから、僕の傍を離れないでくださいね。ええ、【式神使い】での鴉の朔の使役と月白の死者の二段構えでしっかり周囲を探りますので。

こうして一緒に居られるのは夢の様ですね。


真宮・律
義理の息子の瞬(f06558)と参加

まあ、どういう因果かこの世に戻ってきた訳だ。俺がいない間豪快で突進癖のある響と奏のお守りは大変だったろ?いきなり大きな息子が出来て驚愕したが、どうやら性質が良く似てる様だからな。仲良くやっていこう。

この世界は色々幻想的な風景が広がる所なんだな?蜂の巣そのものの塔から溢れる蜂蜜から出来る琥珀の蜜飴。探す価値は充分あるな。まず地元の冒険者に地形を良く聴いておくか。こういう未知の場所は地元が一番詳しいものだ。

瞬に探索の全てを任せるのも申し訳ないから黄昏の使者で手伝うか。ブランクがあるが、これでも傭兵だしな。

まあ、息子と話す時間は幾らでもある。今は探索を楽しむか。



「まさか真宮のお父さんが若いままの姿で僕達家族の前に現れるとは」
 何度見ても信じられないとばかりに、神城・瞬(清光の月・f06558)は真宮・律(黄昏の雷鳴・f38364)をその双眸に映しては目を瞠る。
「驚いているのは俺もだ、まあ、どういう因果かこの世に戻ってきた訳だが……」
 というものも、最近発見されたダークセイヴァーの上層にある世界が見つかった頃により、何の因果か魂人としてこの世界に舞い戻ってきたのだった。

「なぁ、聞きたいんだが……俺がいない間豪快で突進癖のある響と奏のお守りは大変だったろ?」
「確かに驚かされる事はありますが、それ以上に支え甲斐のある2人ですから」
「そりゃあそうだ、俺にとっても大切な宝物みたいなものだからな」
 真宮がその大切な家族響と奏と離れ離れになった原因は、ヴァンパイアの操る魔獣からを2人を護った故に起きた悲劇。真宮からしてみれば悔いはないだろう、しっかりと2人を護る事が出来たのだ、きっと何度同じ場面がやってきても決意は翳る事はない。

「それでもやはり、いきなり大きな息子が出来て驚愕したが、ま、仲良くやっていこう」
「こうしてお義父さんが僕の事を家族として認めてくれて安心しました」
 13年の時を超えてやってきた真宮が、自らの事を息子と語ってくれる事に緊張をしながらも、その信頼に応えるべくさらに誠実にと心を固めていく。
「あんまり気張るな、どうやら性質が良く似てる様だからな。無理に意識しないでもちゃんと家族になれるさ」
 そんな神城の心中を察したのか、真宮はするりと助け船を出すように言葉を紡ぐ。
「ええ、意外と似た者同士のようで仲良くなれそうですね」
 優男風な雰囲気の義父はやはり、自分に似てフォロー気質なのだとその優しさを感じ取り、今度は負けじと自分からも心に触れるために歩みを続ける。


「今日はお義父さんにお近づきの印に世界を案内しようかと」
「よろしく頼むよ、こんな幻想的な風景が広がる所はあまり経験がないんだ」
「ええ、この世界は中世風の風景が広がる世界です。不思議な現象が広がる所もありまして――」
 神城は事前にグリモア猟兵から聞いていた知識だけでなく、自らが感じ取ったものや事前に調査していた世界の情報を真宮へと、嬉しそうに言葉の羽を朗々と紡いでいく。
 宝石のような海産物が住む池や、月の夜にだけ咲く不思議な花園といったこの世界ならではの不思議な現象を語り、最後にこの蜜が溢れる森もこの一つであると締めくくる。

「まるで飛び出す絵本の世界がひっくり返されたみたいだな」
「言い当て妙ですね、流石にこの規模の塔のそれ自体が蜂の巣なのは僕も初めてみましたが」
「それで、ここの蜂の巣そのものの塔から溢れる蜂蜜から出来る琥珀の蜜飴があるわけか」
 それは探す価値は充分あるな、と真宮は小さく唸り――ふと浮かんだ疑問を神城へと投げる。

「奏が満足する量の蜜飴は採れると思うか?」
「やはりお義父さんも懸念はそこでしたか、少しでも大きいものを見つけませんと」
「だったら、まず地元の冒険者に地形を良く聴いておくか。こういう未知の場所は地元が一番詳しいものだ」
 顔を見合わせて頷き、帯同している冒険者たちに狙いのスポットについて丁寧に尋ねていく。冒険者たちはそれに快く応え、幾つかの場所を教えてくれたがその中でも二人の興味を引いたのは――。

「――蜂の塔を襲撃する巨大熊の住処ですか」
「ああ、なんでも質の良い蜂の巣を引っぺがして住処に持ち帰るらしい」
 当然、住処の主である凶悪な熊の魔獣がいるために、それを忌避する冒険者たちと食い合う心配もなさそうときたものだ、そしてその上・・・
「それだけ上質な蜂の巣ならば、大きな蜜飴も期待できますね」
「ああ、これに賭けてみるとしよう」

「お義父さんも長年のブランクで体が上手く動かないでしょうから、僕の傍を離れないでくださいね」
 狙いが定まった神城と真宮の行動は早かった。神上が式神使いの技術を駆使して鴉の朔の使役すると同時に、ユーベルコード月白の死者を重ねて二段構えの探索を開始。
「ああ、心配してくれて助かるよ。だけど、探索の全てを任せるのもそこは父親としてちょっとな?」
 困ったように笑う真宮が指を鳴らすと、ユーベルコードが顕現し戦闘服を着た傭兵が現れて探索をより盤石なものとしていく。
「ブランクがあるとはいえ、使える手は使わせて欲しいんだ」
「ありがとうございます、お義父さんが力を貸してくれるならこれほど頼もしい事はありません」
 こうして一緒に力を合わせることが出来て夢のようであると神城は喜びを湛え、真宮もまた大きな息子との探索を今はゆっくりと楽しんでいた――。


「見つかりました、お義父さん。ここが――」
「ああ、ここからでも分かる。このあたりはとびきり甘い匂いが濃い・・
 周囲に散乱する巨大な蜂の巣の残骸、恐らくは周囲にあるそれらは巨大熊の戦利品であり、食べかすなのだろう。
「どうやら、主が留守ってわけじゃあ無かったようだ、よし――行くぞ!」
 快活にバスタードソードインフィニティサンダーを構える真宮、そんな姿に神城は思わず待ったをかける。
「お義父さん、ここは私に。ブランクがありますから無理をするのも」
「いや、この世界にもオブリビオンが要るんだろう。錆落としくらいさせて欲しい」
 その言葉は正しく、そもそもこの依頼の大きな主軸は冒険者たちを襲うオブリビオンたちの撃退にある。故に、オブリビオンとの交戦は避けられないものだ。

「流石は頭が良いな、そういう訳だ。フォローは頼んだ」
「……分かりました、やっぱり母さんにも似てますよ。お義父さんは」
 神城の言葉の羽を背に、真宮は弾丸の如く勢いで――こちらに気づいて立ち上がったまるで壁のように巨大な熊へと奔り出す。次瞬、真宮の輪郭が消失した。足形に地面を陥没させ、一瞬に巨大熊との間合いが消し飛ぶ。

「お義父さん、今です!」
「ナイスタイミングだ、完璧な支援だよ」
 神城の行使する使い魔が目眩ましの光を放ち、巨大熊は眼窩に迫る真宮の姿を見失う。当然、その好機を逃すつもりはなく刹那に奔る幾条もの剣閃。
 白目を剥いて棒のように崩れる巨大熊に遅れて、真宮の溜息と同時に剣が大地に突き刺さる。

「いやぁ、鈍ったな。昔だったらもっと早く動けたんだが」
「ブランクでこれほどの強さですか……全く、凄いですね」
 流石はあの二人を守った人だと、その背中の大きさを改めて実感し。だからこそ、神城は彼の背中を護ろうと願いを強くしていく。

「おーい! こっちに来てくれ。すごいのがあったぞ」
 一足先に住処の捜索をしていた真宮はよく通る声を張って急いでやってくるようにと促す。
「お義父さん、そんな大きな声を出して。一体どうしましたか」
「見て驚け――この熊、こんな巨大な蜜飴を隠し持ってたぞ」
 そういって掲げた蜜飴は二人の頭と比べても遜色ないほどの大きさで、まるでボーリングの玉のような重量感があった。
 一体何人分になるだろうか、琥珀色に赫く蜜飴を二人は丁寧に収穫し。大切な家族への手土産とするのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

月詠・莉愛
アドリブや連携歓迎

●心情
蜜を吸った木々ですか、何とも甘そうな香りが漂ってきますね。
琥珀の蜜飴にも興味がありますし、困難を乗り越えて必ず手に入れて見せましょうね。

●行動
森を調べてみますね。
『月下天舞』を使用して、飛翔能力を駆使しながら空から蜜飴を探しますね。
【宝探し】の知識を使いつつ、【視力】で遠くまで見渡す様にして辺りを見渡します。
冒険者たちとも【団体行動】で一緒に同行して、
飛翔能力も冒険者たちと逸れない程度の高度を維持しておきます。
魔物が現れても『月光の聖銃』を使い【スナイパー】で狙いを定めて狙撃し倒します。
「冒険者の皆さん、無理はせず私から離れないで下さいね」



「これが蜜を吸った木々ですか、何とも甘そうな香りが漂ってきますね。まるでお菓子みたい」
 月詠・莉愛(銀の月を謳う・f16320)は琥珀色に輝く、秘蜜の森から漂う蕩けるような甘い香りに包まれるようにして目を細める。
 そんな月読が愉快だったのか、帯同するエルフの冒険者が快活に笑ってこの森についての知識を披露する。

「お菓子とは言い当て妙ね。結構この木、美味しいのよ」
「ええっ、本当に食べられるんですか。確かに良い匂いがしますけれど……」
 半信半疑な情報ではあるが、エルフの冒険者がそれを言う姿は嘘をついているようには見えず。本当に木が食べられるのかと、胸の奥の天秤がせわしなく揺れ動いた。

「ええ、薄く輪切りして煮て食べたりすると、木じゃないみたいに柔らかくなって美味しいわ」
「確かにこれだけ蜂蜜を吸っている木でしたら、そういう事もありますかね?」
 依然としてまだ信じられないと、ほんの僅かに怪訝そうに眉を潜める月詠。

「手間だけど一番美味しいのは木を削って粉状にしたのをミルクに混ぜて焼くのよ、そうするとまるで蜂蜜をたっぷり入れたパンケーキみたいになって美味しいの」
 流石は地元のエルフと言うべきか木々に関する知識は豊富だったようで、月読の食欲を掻き立てるように朗々と説明を紡いでいく。
「わ! それは美味しそうですね、何だかイメージが湧いてきました」

「そんな木に染みても美味しくなる蜂蜜が、それだけで結晶となったのが琥珀の飴というわけよ」
「俄然、琥珀の蜜飴にも興味が湧いてきました。困難を乗り越えて必ず手に入れて見せましょうね」
「ええ、もちろんよ! 中々高くて買えないから、私もこうして自分で獲りに来たんだもの」
 どうやら饒舌に語った知識はエルフ特有の元と言うよりも、彼女が特別に食への興味が強い冒険者であることが原因だった。
 しかしながら、これほど頼もしい協力者はいないだろう。二人は狙いを森に定めて蜜飴の捜索を開始してく――。


「上質な蜂蜜を吸って育った樹液の所が狙い目よ、だけどそれは魔獣たちにとっても極上の餌場よ」
「なるほど、それを狙えばいいんですね!」
 エルフの冒険者は頷きに応えるように、月詠はユーベルコード月下天舞で輝く月の光を帯びた魔力を得たことで、飛行能力を駆使しながら空から優れた視力で遠くまで見通していく。
「――沢山の蜂蜜を必要なら、塔から溢れた蜜の川……その近くがきっと条件に適合するはずです」
 宝探しの知識をフル活用、条件を絞り込んでよくよく周囲を見渡すと……無数の大きな甲虫たちが集まる巨大な秘蜜の大樹を見つけ出した。


 二人は程なくしてその周囲へと辿りつき、双眸に大樹に集まる甲虫たちを映し出す。
「無理はせず私から離れないで下さいね、まずは敵を倒して安全確保をします」
「だったら援護するわ、元々は私一人でも蜜飴を獲りに来たんだもの」
 そう言うと、エルフの冒険者は大きな杖を構えると詠唱を開始し――。
「森よ、自然よ。私に力を貸して!」
 刹那、甲虫の周囲の蔦が一斉に生きているかのように蠢いて、その体躯を締め上げて動きを封じていく。
「ありがとうございます、動かない的ならば――外す理由はありませんね!」
 月詠の放った魔力の弾丸は木々の間を縫うように、一種のホーミングミサイルめいて自在な軌道を描き、甲虫たちに着弾すれば爆発し、見事に無力化していく。

「流石猟兵さんね……まさか、この固い装甲を一発で打ち抜けるなんて」
「いえ、動きを止めてくれたお陰で関節を狙えただけですよ」
 あっけらかんと語る神業にエルフの冒険者は目を瞠るが、そういうものなのかと直ぐに納得。気持ちを切り替えて甲虫たちが集まっていた樹液の貯まった場所を覗き込むと――。
「ばっちりよ、こんなに沢山の蜜飴があるとは思わなかったわ」
「これが琥珀の蜜飴ですか? まるで本物の琥珀のように透き通って、食べるのが勿体ないくらいです」
「折角だから味見しましょう、全然溶けないからこの小さな欠片でも1時間は食べられるわよ」
 そういって樹液の中から、小指の先端ほどの琥珀の欠片を取り出して月詠へと差し出した。

「ありがとうございます、それでは頂きますね。――ッ!」
 一欠片だけで口の中いっぱいに広がる甘さ。否、甘いだけでなく鼻腔を擽りって頭の先から抜けていくように、ハニーシロップとメイプルシロップを併せたような芳醇な香りで一杯になった。
「凄いでしょう、ビー玉一つくらいの大きさがあれば1日食べても無くならないわよ」
 樹液の中には宝石箱のように無数の蜜飴の粒が転がっていた。そのどれもがビー玉を一回りも二回りも上回る大きさで、これほどの量があれば毎日食べてもしばらくは甘味に困らないほどだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ミリアリア・アーデルハイム
【桔梗】
なんて美しい森でしょう、そしていい香り〜
昆虫の中でも、一際大きく強い個体が良い餌場を確保しているはず、でっかい虫を見つけるぞー!(見たい)
冒険者さんに虫出現ポイントを訊いて【情報収集】。護衛と偵察は神魔の騎士にお願いしてれっつごー

みて、本当に蜜が川になってますよ!
通りかかれば普通の蜂蜜も味見したり「マント」で身を隠して飴を探したり

わぁ、美帆ちゃんがバトルに突入してる。美帆ちゃーん、敵は手(足?)数が多いですから気をつけて!でもやっつければ蜜飴ざっくざくですよ、と言いつつちゃっかり飴拾い
はっ、いつの間にかおみっちゃんが超巨大セミに誘拐されてる?大変!箒で追いかけましょう。こら、待て〜!


楊・美帆
【桔梗】
友達二人と夏休み気分でわくわくしながら探索するヨ!ミリアちゃんの掛け声に「おーっ!」と威勢よく応える。まずは情報収集、ボクは高いところから見渡してみよっと。炎の手を鉤爪みたいにして大きな木を登っていく。

あっ!でっかいカブトムシとクワガタが戦ってる!どっちが強いのカナ!? 勝ったほうと相撲を取って強さを示そう。たくさんの脚で掴むのずるくないかい?でもおみっちゃんの応援があれば負ける気がしない。最後は僵尸の膂力で投げ飛ばすヨ!どっせーーい!!

ワー、セミにぶら下がるの楽しそー。って、どこいくんだい!? 追いかけてったらどんどん森の奥へ。更なる穴場が見つかるかもしれないネェ。


遠野・路子
【桔梗】
お誘いありがとう
よろしく、アーデルハイム、楊
……一緒に遊びに行くのにちょっと堅苦しいね?
私もミリアリアと美帆って呼ぼう
改めてよろしく、ミリアリア、美帆

みつけるぞー(無表情でもやる気
美帆が上から探すなら
私はミコを使って……ミリアリア発見早いさすが
本当に蜜の川がある
興味深い……美味しい

大乱闘巨大虫バトル……と思ったら美帆が入ってたなんで?
でもやる気……負けると大変
チア衣装で応援しよう
ふれーっふれーっ(ふりふり

おお……セミも大きい
私くらいなら運べそう(じー
はっ、地縛霊の鎖を使えば
こう、魔女みたいに運んでもらえるのでは?
えいっ、これで……
なんか思ったのと違う(ぷらーんぷらーん
たすけてー……



「わ、なんて美しい森でしょう。絵本の中に迷い込んだみたい、それにいい香り〜」
「本当に夢みたいに綺麗で不思議な世界だネ。でも、この美味しそうなは本物だヨー」
 まるで絵物語の中に迷い込んでしまったようなこの『秘蜜の森』に、ミリアリア・アーデルハイム(永劫炉の使徒・f32606)と楊・美帆(デッドハンド・f33513)はその双眸を煌めかせながら目を瞠って周囲を楽しげに見渡している。
「これは良い記念になりそう、お誘いありがとう、アーデルハイム、楊」
 遠野・路子(悪路王の娘・f37031)は喜色いっぱいをかんばせに湛えた2人へと、無表情ながらも玻璃が響くような楽しげな音韻で感謝をしていく。
「いいんですよー、おみっちゃん。むしろ来てくれて嬉しいといいますか」
「折角一緒にお出かけするのに、おみっちゃん。ちょっと固くないカナ」
 2人の声も表情も快活で、翳りは感じられない。他愛のない話題を振っては、遠野の受け答えに笑ってみせる。

「ごほん、……一緒に遊びに行くのにちょっと堅苦しかったね?」
 僅かに殻を被った自分をその場に脱ぎ捨てるつもりで、遠野は喉を震わせた。
「私もミリアリアと美帆って呼ぼう。改めてよろしく、ミリアリア、美帆」
 静かな2人の名前に熱を込め、ひとつひとつの言葉を大切に譜んじた。
「はーい、宜しくお願いしますね。おみっちゃん」
「ソー、ソー。そんな感じだヨ。俄然、今回の依頼が楽しみになってきたネー」
 わずかにまとわりついていた2人への距離感という残滓は、改めてミリアリア、美帆と言い終える頃にほとんど振るい落とされた。


「この秘蜜の森の昆虫は巨大なものばかりだと聞きますが……」
「折角だからその中でも大きい昆虫を見てみたいネ!」
「群れのトップ……みたいな……大きくて強いの」
「よかった2人も見たいよね? 私も見たい! やっぱり大きく強い個体が良い餌場を確保しているはずだから、そこを探しに行こう」
 靡くミリアリアの射干玉の髪の髪が、その楽しげな仕草に合わせて踊る。
「おーっ! ボクも頑張るから、まかせてネェ」
「みつけるぞー」
 遠野も楊も、ミリアリアの周囲を明るく照らすような言の葉に重ねるように掛け声をあげると、意気揚々と探索を開始していく。

「冒険者さんたちが言うには、あの巨大な蜂蜜色の大樹に危険な凶暴な昆虫が集まっているそうです」
 ミリアリアは帯同していた冒険者たちからこのあたりにいる昆虫についての情報を集めていた。
 曰く、この森で一番大きな大樹には巨大な昆虫が要るために誰も手を出さないのだという。
「それは……とても良い穴場。よく教えて貰えたね」
「それなら蜜飴も沢山残ってそうだヨ、ミリアちゃんは手際がいいネ」
「ふふふ、それほどでも。冒険者さんたちにとっても危険な昆虫たちが減るのは助かるようで、お互いにWin-Winだったみたいです」
 真正面から褒められたせいかミリアリアは僅かに照れ隠しをするように言葉を重ねながら、すんなりと伸びた白い指であちらですと、目的地を指さした。
「ここからじゃ目的地の分からないし、ボクはちょっと上から様子をみてくるヨー」
「え? 上から様子ってどういうこと? 美帆ちゃん!? 美帆ちゃーーん!!」
「おお……もう美帆があんな所に」
 2人の呆気にとられた声を背に乗せて、楊は器用に炎の手を鉤爪のようにし、周囲にある一番大きな大木へと引っかけてひょいひょいと器用に昇っていく。
 あっという間にすっかり高い所へと向かった楊に上からの探索は任せることにし、ミリアリアと遠野は道なりに進みながら周囲を探り始めた。


 ミリアリアはユーベルコードより顕現させた無数の神魔の騎士で、遠野は友達でもミニチュア視肉のミコを使って手分けして効率よく。そんな探索の最中。
「みて、本当に蜜が川になってますよ!」
「本当に蜜の川がある……これは飲めるの?」
 森の中央に聳えたつ塔は、実は巨大なハチの巣であるとグリモア猟兵から聞いていたが、ほんの僅かに半信半疑だった。
 ようやくそこから漏れ出た甘く上質な蜂蜜が川のように流れている光景を双眸に映すことで、中央の巨大な塔が本当に蜂の巣だと肌で理解することが出来た。
「ちょっと味見をしてみましょうか」
待って・・・。もしかして……ここにミコをちぎって入れたら……タピオカになる?」
「えぇぇ!? ならないと思うよ、それに蜂蜜だけをそんなに飲まないよ!!」
「そう……それはとても残念……」
 ミコの先端を摘もうとする遠野を必死で止めるミリアリア。悲しいがそれはタピオカではないという悲しい出来事に、無表情ながらも遠野はしゅんと悲しげにしたかと思えば、直ぐに気持ちを切り替えて、指先を川に浸して蜜の川を味見する。
「……美味しい」
「うん、すっごい甘いし、良い香り。濃厚なのにフルーティで全然重たくない」
「はっ、ミコをディップしたらもっと美味しく……」
「ならないと思うな! それより小さな蜜飴が川にあるかもしれないし、美帆ちゃんが来るまで探してましょう?」
「確かに私たちばっかり……楽しんじゃ悪いものね」
 ぽいっと興味を失ったようにミコを手放し、それを見たミリアリアはほっと一安心。ミリアリアの持つ、透明になる能力を持った特別製マントで姿を隠しながら蜜飴を川から探していく。


「おまたせー、遅くなっちゃった――」
 上空からの探索を終えるとミリアリアと遠野へと合流した楊。
「あっ! 先に味見をしていたの、ずるいんだヨ」
 蜜の川に居る2人を見つけては、味見の抜け駆けを人なつっこい彼女特有の雰囲気のままに指摘した。
「わ! 許してー、こんな美味しそうな香りを前に我慢なんて出来ないの」
「美帆、大丈夫……まだまだこんなにある」
「ボクが折角、でっかいカブトムシとクワガタが戦っているのを見つけたのに。ミリアちゃんとおみっちゃんは楽しんでいただなんて酷いナー」
 楊はわざとらしく品を作って傷つきました、と2人を楽しげにからかう。
「一つだけですが、蜜飴の欠片を見つけたので許してくださいー」
「ワー、それは嬉しいけど、一つしかないのに本当にもらっていいのカナ?」
「平気、美帆は頑張って仕事してくれていたから。ミリアリアと探したの」
 そう言うと、小指の先より琥珀色の小さな結晶状の欠片を楊へと2人は手渡した。

「とっても嬉しいヨー。それでは遠慮無く、いただきマース。はむっ!」
 小さな蜜飴はその大きさからは信じられないほどに口いっぱいに味わいが広がって、口の中から広がった香りは鼻腔を擽り全身を駆け巡っていくようだった。
「すっごくおいしいヨ、それに全然溶ける気配がないのが驚きだネ!」
「それだけ濃縮されたおいしさなのでしょうね、欠片がそれだというのなら」
「大きな蜜飴……とても楽しみ」
 今は小さな欠片しか見つけられなかったが、きっと目的地の大樹ではもっと沢山の蜜飴が見つかるはずだ。
 楊の情報収集の結果によると、巨大なカブトムシとクワガタが激戦を繰り広げていて、もうすぐ決着も間近という頃合いだった。
 今から急いで向かえば丁度その戦いが終わる頃にはたどり着けると言う話を聞いて、3人の猟兵は急いで大樹へと駆けていく。


 ほどなくして到着、運良く決着までに間に合う事が出来たようで、カブトムシとクワガタが組み合ってガチガチ、ギチギチと外殻を鳴らしては嵐の予兆を感じさせる。
「これが……大乱闘巨大虫バトル、あっ!」
「――すっごい勢いで吹き飛ばされましたね」
 巨大な角を使い放物線を描いてクワガタを遙か彼方に吹き飛ばす巨大なクワガタ。そんな激戦に勝利した王者へと――。

「次はボクが相手だヨ! いざ、尋常に勝負!」
 漆黒の銃弾――それと見紛う速さで楊は巨大なカブトムシへと飛び出す。深い琥珀色の瞳が獰猛なぎらつきを放った。
「わぁ、なんで!? 気づいたら美帆ちゃんがバトルに突入してる」
「気づいたら美帆が入ってた、なんで?」
 猟兵たち2人の知覚速度を振り切る程の速度で疾走、一陣の疾風となった楊は瞬く間にカブトムシとの彼我を詰めあげて接敵する。
 オブリビオンではないとはいえ、この森の中でも尤も強い王者のカブトムシは反射的に、その多脚で大地を掴みながら自慢の角で楊を薙ぎ払おうとぶうんと振るう。
「おおっと、流石は王者だ。油断ならないネ」
 が、カブトムシの猛攻を受ける楊が構えた腕の角度一つさえ完璧だ。手首をひねるだけで魔法のように衝撃を受け流し、そのまま反動すら利用して反撃の燃料に変えてしまう。

「美帆ちゃーん、敵は角だけじゃなくてその脚も数が多く、厄介ですから気をつけて!」
「ふれーっふれーっ、ふれーっふれーっ」
「えっ!? いつの間に着替えたのおみっちゃん!」
 冷静に敵手の脅威を分析するミリアリアは、気づけばチア衣装で応援している遠野へと、本日何度目かのツッコミを思わず入れていく。
「しまった!? そんなにたくさんの脚で掴むのずるくないかい?」
 そんな2人の漫才めいたやり取りに心を奪われた楊はカブトムシのホールドを赦してしまう、並の冒険者であればこのまま締め上げられてしまい、死の淵へとたたき落とされるはずだが――。
「でも、おみっちゃんの応援があれば負ける気がしないヨ!」
 楊は逆に巨大なカブトムシ・・・・・・・・を締め上げて・・・・・・、ギチギチと軋むような音を立てた。
 同等の大きさだったクワガタがどんなにしても傷一つ負わせられなかった体躯が、楊の繊手に宿る握力で悲鳴をあげている。有り得ない現象だ。
「どっせーーい!!」
「お見事! 美帆ちゃんの勝ちですね! あとは蜜飴を探してざっくざくですよ」
 しかし、その有り得ない・・・・・を実現するからこその猟兵なのだ。


「ありがとー! おみっちゃんの応援のお陰だヨー? あれ?」
「あれ!? あれれ!? 居ませんね。先ほどまで隣で応援していたはずなのですが」
 突如として姿を消した遠野の姿を慌てて探す、ミリアリアと楊。すると上空から聞き覚えのある声が聞こえてきて……。

「たすけてー……、ミリアリアー……、美帆ー……」
 遠野に巨大な翼が生えて大空を飛んでいた。
「ワー! みおっちゃんはそんな事も出来たのか」
「違うよ、あれはおみっちゃんが超巨大セミに誘拐されてる!?」
 そう翼に見えたそれは巨大なセミの羽、もしかして自分を運んでくれるのでは無いかという、好奇心に負けた遠野はうっかり地縛霊の鎖でセミに繋がってしまったのだ。
「なんか思ったのと違うことに……」
「大変! おみっちゃんを箒で追いかけましょう。こら、待て〜!」
「大樹に亀裂に入っていくヨ、ボクたちも見失わないようにおいかけなきゃ」
「あ~れ~……たすけて~……」
 ぷらーんぷらーんとされるが儘にされる遠野を追って2人は巨大な大樹の亀裂から、その最深部へと向かっていく。


「待って、ここは行き止まり……はうっ!?」
 セミにされるがままに運ばれていた遠野は、行き止まりの壁に衝突し僅かな呻きを溢してしまう。
 しかし、それは絡みついた地縛霊の鎖を解くのには十分な衝撃なのようで、ようやく解放された巨大セミはそのまま自由を求めて逆走してくのだった。
「おみっちゃん、大丈夫ですか!? すっごい音がしましたけど」
「さっきのセミがふらふら飛んできたヨー、何があったのカナ!」
「行き止まりに頭がぶつかって、びったーん……痛い……」
 僅かにふらふらとしながら、目の前の行き止まりを指さすが――先程の衝撃で表面は剥がれ、巨大な密飴の琥珀がその顔を覗かせていた。

「これは……巨大な密飴ですよ!?」
「ワー! すっごいな、こんな所に隠されていただなんて、まさに秘密の琥珀ダナ」
「もしかして、私……大手柄?」
「ええっと……そうですね、みおっちゃんのおかげで見つけられました!」
 愉快な事故がありつつも、巨大な密飴を見つける事が出来た。
 その大きさの全容はまだ確認する事が出来ないが欠片でも中々溶ける事がない密飴、見えているこの範囲だけでも数年分の飴には困らない程の量になるはずだ。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第2章 集団戦 『蜜蜂竜アピスドラゴンと蜜蜂竜娘パック』

POW   :    たすけて!アピスくん!
自身が戦闘で瀕死になると【大量の蜜蜂の群を率いたアピスドラゴン】が召喚される。それは高い戦闘力を持ち、自身と同じ攻撃手段で戦う。
SPD   :    ハチだんごさくせんだよ!
【パック達による超高温に達する押し競饅頭】が命中した対象を捕縛し、ユーベルコードを封じる。ただし、解除するまで毎秒寿命を削る。
WIZ   :    みつろうでかためるよ!
【蜜蝋をこねて沢山の特性の蜜蝋玉にして】から【対象の四方八方から蜜蝋玉を投げつける攻撃】を放ち、【蜜蝋玉に当たった者を蜜蝋人形にする事】により対象の動きを一時的に封じる。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​
鳶沢・成美(サポート)
『え、これが魔導書? まあどうしよう?』
『まあどうでもいいや、オブリビオンなら倒すだけですよ』

故郷UDCアースの下町の古書店でたまたま見つけた魔導書を読んで覚醒した自称なんちゃって陰陽師

昨今でいう陽キャラ? みたいな行動は正直よくわからないのでマイペースに行動
でも集団での行動も嫌いじゃないですよ
元ボランティア同好会でつい気合い入れて掃除しちゃったりしなかったり
一応木工好きでゲートボール好きキャラのはず……たぶん

戦い方は直接殴るより術をとばす方が好みです
範囲攻撃とかロマンですよね
例え好みの容姿だろうと、事情があろうと敵ならスパッと倒すだけですよ

アドリブ・絡み・可



「冒険者たちが集めた密飴を奪いに来るなんて、ずるいんじゃないかな」
「あなた達だって蜂さんたちが集めた蜂蜜を奪っているようなものじゃない」
「それはそうだが、君たちは冒険者たちの命を狙うのはあまりにやり過ぎだ」
 鳶沢・成美(三角定規の除霊建築士・f03142)はそれを否定するつもりのない、不敵な笑みを浮かべ続けるオブリビオンを見据えては、先手必勝とばかりにユーベルコードを展開させていく。
 話し合いが通用しないというのならば仕方がない。と、蜜蜂竜アピスドラゴンと蜜蜂竜娘パックの頭上に巨大な氷塊を創造して落下させた。

「でも――こればっかりはちょっと寒いかな? なんてね」
 ユーベルコード氷塊撃のその規模は隕石にも等しく、発生を確認して避けられるようなものではない。言うなれば巨人の一撃で、身の程知らずの略奪者に下される鉄槌に等しい。
 単純で重い氷の塊の一撃を叩きつけられたオブリビオンは、直撃地点の周辺地形それ諸共破壊されながら致命を刻まれていくのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

ミルケン・ピーチ(サポート)
『ミルケンピーチ、参上!』

常識的だけどやられ属性の17歳の桃姫、無邪気で元気な6歳のぺしぇ、体育会系褐色ギャルのアカリの三人のボディの内依頼に合わせた誰かで出撃
口調は
『桃姫:私、~さん、です、ます、でしょう、ですか?』
『ぺしぇ:自分の名前、くん、ちゃん、だよ』
『アカリ:あたし、相手の名前+ちゃん、~っす、~っすよ、~っすね、~っすか?』
マスクのミルケンはほぼ喋りません

ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません

公序良俗に反する行動はそういう依頼でない限りしません
後はお任せ、よろしくお願いします!



 ミルケン・ピーチ(魔法少女ミルケンピーチ・f15261)が今回力を貸して貰っているのは、アカリと言う学生の女性。短く揃えられた金髪を揺らしてはオブリビオンの2人組蜜蜂竜アピスドラゴンと蜜蜂竜娘パックへとひた奔る。

「行くっすよ、全力全開! ゴールデンクライマックス!」
 次瞬、出し惜しみはしないと解き放たれたユーベルコード。ゴールデンクライマックスによってミルケンはアカリの潜在能力を最大まで引き出したのだ。
 連続する打撃。人体構造上ありえないはずの速度で放たれる、それは奇怪な乱拳の嵐。その一発すらまともに防げず次から次へと、オブリビオンは滅多打ちにされていく。
 恐らく、ユーベルコードの特製を利用しているのだろう。負傷・疲労・致命傷の影響を受けないという利点から繰り出される無呼吸の拳の連打。
 さらには緩急を巧みに使い、速度ではなく意識の隙間にねじ込むことで命中精度を引き上げて、オブリビオンたちは為すすべなく打撃を重ねられていくのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

神城・瞬
義父の律(f38364)と参加

おや、邪魔者ですか。容貌からして蜂使いですかね。はい、お義父さん。この世界にはこういうオブリビオンが出ます。案外無邪気に見える外見でもえげつない事してくる可能性ありますからね。

お義父さん、前に出るんですか?腕前は知ってるんですが、無理はしないでくださいね。

まず月光の狩人と【全力魔法】【魔力溜め】で衝撃波を放ってパックを瀕死に追い込み、あえてアビスドラゴンを召喚させ、【鎧無視攻撃】【マヒ攻撃】【部位破壊】【武器落とし】を併せた【結界術】を【範囲攻撃】でドラゴンとパックごと巻き込みます。

UC を封じられるのは折り込み済。【高速詠唱】で【電撃】にて援護します!!


真宮・律
義理の息子の瞬(f06558)と参加

まあ、こんな大きい蜜飴、オブリビオンも欲しがるのも納得できる。蜂使いって事か。ああ、外見で油断はしないさ。

蜂使いなら、主人の方を潰した方が早い。火雷の意志を発動、【オーラ防御】を展開してから、【陽動】【遊撃】を駆使して瞬に攻撃が行かないように【音響弾】【貫通攻撃】で攻撃。

アビスドラゴンが召喚されたら、引き続き瞬に攻撃が行かないように飛べる地形だったら飛翔して、【斬撃波】を【威嚇射撃】で【連続攻撃】で連射。瞬が必殺の一撃を放てるように【時間稼ぎ】するさ。

瞬が【電撃】を放ったら、俺も【気絶攻撃】を併せた【電撃】で加勢する。



「ねぇねぇ、そのあなた達の持っている、大きくて美味しそうな飴玉。私たちに頂戴?」
「おや、早速邪魔者がやってきましたか。予知から聞いていた容貌そのもの。これが目的の蜂使いですかね」
「まあ、こんな大きい蜜飴だものな。オブリビオンも欲しがるのも納得できる」
 家族へのお土産が出来た。と、安心していた真宮・律(黄昏の雷鳴・f38364)と神城・瞬(清光の月・f06558)の眼窩へと、二人一組のオブリビオン蜜蜂竜アピスドラゴンと蜜蜂竜娘パックたちが飛来してきた。
 この森で絶対的な強者として君臨するそのオブリビオンは、愛らしい容姿と蕩けるような甘い声でお願いをするものの、それは提案ではなく命令だった。

「はい、お義父さん。この世界にはこういう・・・・オブリビオンが出ます」
「蜂使いって事か。ああ、外見で油断はしないさ」
「案外無邪気に見える外見でもえげつない事してくる可能性ありますからね」
 そんな兇悪な敵手を見据えて、まだオブリビオンとの戦闘経験が少ない真宮へ神城はその脅威について伝えることで、警戒を引き上げるように促したものの。
「これでも物心つく前から戦場に生き、戦場を糧として生きてきたんだ。見た目が信じられないことくらい、嫌ってくらい分かっているさ」
 少なくとも警戒度に関しては不要だった。戦場というのは、不意打ち、狙撃、人間爆弾、暗殺のオンパレードや突発的な不慮の事故が待ち構えている。傭兵に求められるのは勝率以上に生存率という訳なのだ。しかも流浪の傭兵なら尚のこと。

「ねーねー! 何私を無視しているの! その飴頂戴ったら!」
「おっと、悪いな。無視していた訳じゃないんだ。悪いがこれは大切な家族へのお土産にすると決めていてな、これで勘弁をしてくれ」
 瞬間、解き放たれた真宮のユーベルコード:火雷の意志。解き放たれた燃え上がる雷の炎のオーラを纏いながら、蜂使いなら、主人の方を潰した方が早い。と、真宮が直線と曲線を交え、そして虚実を混ぜた高速移動でオブリビオンを攪乱しながら、敵手へと奔る。
「お義父さん、前に出るんですか? 腕前は知ってるんですが、無理はしないでくださいね」
 続けてオブリビオンの行動を阻害するために、神城もまたユーベルコードから戦闘用の狩猟鷲を生み出しては、不確定要素を徹底的に排除しながら技巧を駆使した魔力の波濤を収束させていく。

「狙いは分かっているな? 合わせてくれ!」
「分かりました、お義父さん。行きますよっ!」
 その連携はまさに阿吽の呼吸というほかない。互いに何らの合図を送り合うこともなく、絶妙な隙を突いてこちらへと損傷を与えてくる。一人ずつでさえ攻守万全なのに、二人で防御と攻撃を分担すればさらに手が付けられない暴れぶりだ。
 弱点を埋めるなどという消極的な方向性ではなく、強者同士が連携してさらに強くなるという身も蓋も無い共闘戦術に、蜜蜂竜娘パックはただ翻弄される一方だった。

「痛い。痛いよー。ひっどい! もうあなたたち、赦さないんだから。たすけて! アピスくん!」
 蜜蜂竜娘パックが裂帛の悲鳴を響かせたと同時、大量の蜜蜂の群を率いたアピスドラゴンがどこからともなくやってくる。不利だというなら、戦いの劣勢になっているのなら増援を呼び出してそれを覆せばいい。
 単純明快な理屈だが、これほどまでに明確に戦場を一転させる行動はそう多くない。だが、それも――。
「それが自慢の増援だな、つまりは――それがお前の底って訳だ」
 重ねて言おう、戦場というのは何時だって突発的な不慮の事故が待ち構えている。その最大の不確定要素たる、気づかなかった敵の存在を炙り出すことがたった今出来た。
 あえてアビスドラゴンを召喚させることで、致命的な場面での奇襲を受ける可能性を徹底的に排除したのだ。
 つまり、今は目の前の相手だけに集中すればいいと、真宮は神城が必殺の一撃を放てるように、重ねていた時間稼ぎをようやく終える。

 枝葉を広げるように放射されながら、着弾点から飛び火するように弾ける雷光。オブリビオンを殺すのに本来は何万ボルトも必要ないのだ。明らかに瞬の解き放った雷撃は対人性能に特化していると言っていい。
 蜜蜂竜アピスドラゴンたちと蜜蜂竜娘パックはその猛威を直撃し、筋肉が重く弛緩していき、中枢神経が痙攣という誤作動を吐き出し続けている。動きの鈍ったオブリビオンを、休む間もなく夥しい数の雷撃が蹂躙しているというのに満足に動けない。

「お義父さん――!!」
「ああ、任せろ、今度はこっちの番だな」
 今度は息子から父親へのバトンタッチ、麻痺をして動きを止めたオブリビオンたちへと奔る閃光。咆哮、屈せぬ意志と共に解き放たれたのは、燃え上がる雷の炎のオーラで通常の数百倍にも増幅された疾風迅雷。
 限定的に強化された威力は、もはや一線で戦い続けている猟兵たちにすら比肩するだろう。空間全域を埋め尽くすほど集束された超々高圧電流を帯びた猛威が轟き渡る。そう、派手ということは分かりやすく強いのだ。それを一目で理解させるほど、文句のつけようがない実力を誇っていることの証左であった。

「流石ですね、お義父さん。見事な実力です」
「よせやい、こんなの一発芸だ。燃費も悪いし、そう何度も使えるものじゃない」
 神城の素直な賛美に真宮は気恥ずかしそうに顔を背ける。紆余曲折はあったものの、2人は猟兵という立場の親子だ。
 故に、戦いを通じて得られる物はあまりに多い。今回の依頼で得た経験は代えがたい大切な思い出になったことだろう。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ギャレット・ディマージオ(サポート)
●設定等
ダークセイヴァー出身の冷静沈着な黒騎士です。
かつてオブリビオンに滅ぼされた都市で自分一人だけ生き残ってしまった過去を悔いており、人々を守り、被害を防止することを重視して行動します。

●戦闘において
「露払いは私が努めよう」
(敵に)「貴様らの技で、私が倒せるのか……試してみるがいい」

・牽制攻撃
・敵の攻撃から他の猟兵や一般人を守る
・敵の攻撃を回避してカウンター
・ついでに敵の強さを解説する
など、防御的・補助的な行動を得意とします。

メイン武器は「黒剣」です。

他は全てお任せします。
別の猟兵との交流や連携等も自由に行ってください。
どうぞよろしくお願いします。



 ギャレット・ディマージオ(人間の黒騎士・f02429)のその手は漆影剣リグガガの柄をしっかりと握りしめ、さらなる一打ちのために振りかぶるところだった。

「―――我が黒剣の姿は一つではない」
 それが蜜蜂竜アピスドラゴンと蜜蜂竜娘パックへと奔るその刹那、ユーベルコード:黒刃鞭ブラック・ブレイド・ウィップが鞭剣形態に変形し、長く伸びた余人には扱いきれぬ変幻自在の殲滅兵装と化す。
 鞭がそうであるようにその先端は優に音速を突破、衝撃波をも派生しながら鋼鉄の暴風圏を形成する。その連続回転はさながら止められぬ破壊神の大車輪。ギャレットの征く所、大海を割るように真空地帯を切り抜かれていった。
 爆竹の束が弾けるかの如き轟音が室内に轟き渡る。鞭頭が大気を裂く衝撃波だ。その速度はもはや音速を凌いで余りある。
 そして、瞬く間に蜜蜂竜アピスドラゴンを打倒、司令塔たる蜜蜂竜娘パックまでの距離を踏破。一刀でその首を刎ね飛ばした。

成功 🔵​🔵​🔴​

ウルスラ・ロザーノ(サポート)
いつもテンション高いとは言われるなー、確かに誰に対してもフレンドリーな対応しようと心掛けとる
といっても銀誓館の学生時代から能力者をしてきたんでな
救えるもんはできるだけ救う、でも倒すべき敵は必ず討伐すべしっちゅー方針や

戦法はヒット&アウェイ型、戦場全体を広く利用して戦うで
基本は中距離
レーザービット射撃やナイフの蹴り込みで牽制しつつ、
エアシューズで、地上は高速で駆け回り、空中も地形とか足掛かりに利用して軽業のように跳ね回るよ
敵からの攻撃は、すべて見切って受け流したりの回避で凌ぐよ

攻め込む機会を見つけたら奇襲を仕掛けるで
一気に接近して、蹴撃やその斬撃波を叩き込む!
サッカーボールのシュートは必殺技や!



 ウルスラ・ロザーノ(鈴振り燕・f35438)は地を蹴り付け、小さな鉢を弾丸へと変えた。フェイントも駆け引きも一切ない。ただ最短距離を、蜜蜂竜アピスドラゴンと蜜蜂竜娘パックの眼窩めがけて駆け抜ける。
 加速をまとった回し蹴りが、空中のオブリビオン目がけて炸裂する。自らの跳躍、プラス蹴りの勢いを受けて弾き飛ばされ敵手は――烈しい音を響かせながら琥珀色の大樹に激突して落下した。

 衝撃に目を回しては隙を晒しているオブリビオンへと奔る一陣の疾風。一拍遅れてウルスラは着地と同時に、華奢な体躯が弓のように大きく跳んだ。
「天高く、月までブッ飛んでまえ!」
 そうして引き絞られたはウルスラの全身を、オブリビオンへと一本の矢として撃ち放っていた。ステップを踏むようにオブリビオンたちの懐に入っては低い姿勢からバックフリップの連打、ユーベルコードグラインドサマーソルトが炸裂するとそのままオブリビオンたちは遙か彼方まで吹き飛んだのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

ハイパー・マン(サポート)
『来たぞ、私が、ハイパーマンだ!』
 神のスーパーヒーロー×ミュータントヒーロー、39歳の男です。
 普段の口調は「男性的(私、~くん、だ、だな、だろう、なのか?)」、敵には「高圧的(俺、貴様、言い捨て)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
スーパーヒーローとしてふさわしい振る舞いを意識し、依頼の成功に全力を注ぎますが、何より周りの誰かを助けることを優先します
パンチはニュートラルパンチ、キックはブリッツキックと叫びながら攻撃します



「さあ来い、オブリビオン! この私が相手だ!」
 次瞬、ハイパー・マン(神のスーパーヒーロー・f16472)はユーベルコードハイパーモードによってその全身を黄金のオーラで覆われる。オーラを纏って大気を震わす拳打の暴風は、その一つ一つが巨大な大岩さえ砕く致命の衝撃。
 瞬時に回避行動を取る蜜蜂竜アピスドラゴンと蜜蜂竜娘パックは、しかしそれでも間に合わない。オブリビオンのユーベルコードで蜜蝋、甲冑の組成を核形成化。
 しかしそれも、ハイパーの振り抜いた拳の勢いで装甲は脆弱な硝子のように粉砕された。だとしても、やはりオブリビオンということか。劣勢を許したところでその反応速度は凄まじい。

「ならば《・・・》、何度でも倒せるまで殴るまでだ!」
 真正面からの打撃と、死角からの打撃が同時にオブリビオンを襲う。反応速度を超過するその猛威を矢継ぎ早で繰り返し、ユーベルコードによる装甲の生成も間に合わないほどの圧倒的な出力の密度で敵手を圧倒していくのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

子豚・オーロラ(サポート)
人間の妖剣士×寵姫、22歳の女です。
普段の口調は「豚房流の女(私、あなた、呼び捨て、ね、わ、~よ、~の?)」、リラックス中は「子豚家の女(わたし、あなた、呼び捨て、ねぇ、ねぇん、でしょお、なのぉ?)」です。

ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません

五刀流と一刀流を使い分け、相手のや依頼のタイプに合わせお色気行動と剣士としての真剣な動きを使い分けます

武人タイプには敵でも敬意を払いますが、騙し討ち等の戦術を嫌っているわけではありません

あとはおまかせ。よろしくおねがいします!



 蜜蜂竜アピスドラゴンと蜜蜂竜娘パックを双眸に見据え、サムライブレイドを構える子豚・オーロラ(豚房流剣士・f02440)。
 次瞬、弾かれた様に上昇する互いの駆動率。剣速を限界にまで高めながら、もはや防御は不要と一気呵成の攻撃でオブリビオンと対峙する。ユーベルコードの援護ありきだとしても、既にオブリビオンが放つ技の大半には対処法が確立出来て居る。絶好調で敵手の迎撃を砕き、前へ、前へ、前へ、前へ。
 故に、放たれる剣閃が当然のようにそれを証明する。オブリビオンの繰り出す猛威を掻い潜りながら繰り出される連続の|ユーベルコード《剣刃一閃》。敵手の膂力さえ利用した刃は魔法のように間隙を縫い、オブリビオンの方策を封殺していく。
 疾走の勢いを緩めぬまま、全力を込めてオーロラはサムライブレイドを振り下ろす。剣閃がオブリビオンへとまるで吸い込まれるように煌めいたかと思った瞬間、敵手の首があった座標に真紅の噴水が溢れていた。

成功 🔵​🔵​🔴​

轟木・黒夢(サポート)
『私の出番?それじゃ全力で行くわよ。』
 強化人間のヴィジランテ×バトルゲーマー、19歳の女です。
 普段の口調は「素っ気ない(私、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」、偉い人には「それなりに丁寧(私、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。
性格はクールで、あまり感情の起伏は無いです。
戦闘では、格闘技メインで戦い、籠手状の武器を使う事が多いです。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!



「どうやら私の出番のようね。助っ人なんだから出し惜しみ無し、初っぱなから全力でいくわ」
 轟木・黒夢(モノクローム・f18038)のその宣言通り、開口一番に解き放たれたユーベルコード黒魔術の覚醒。全身を漆黒の魔力に巡らせて、戦闘能力を飛躍的に向上させていく。

「はぁっ――!」
 咆哮を叩き付けた瞬間、かくて始まったのは一髪千鈞の格闘戦。超至近距離から放たれる必殺の一打、また一打。あまりに凄まじい気迫と出力が故に、一見してただ無軌道に暴力を撒き散らしているように見えるが、よく観察すれば違う。
 轟木の動きは単なるユーベルコードの出力に依存した力押しではなく、敵を効率良く始末することに特化した近接格闘術。単なる力の総量以上に御する技術も達人の域まで踏み込んでいた。
 しかしながら、飛躍的に向上させた身体能力を生み出す漆黒の魔力は轟木本人へも牙を剥く。それでも痺れる手足に鞭打ち、大地を必死に踏みしめる。
 赫奕と双眸を赫かせて、一時も動きを翳らせることなくオブリビオンを轟木は追い詰めていくのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

谷保・まどか(サポート)
怪奇人間の魔獣解体士×バーバリアンです
普段の口調は 人として生まれたもの(私、あなた、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)
興奮したり気を抜くと 蛮族育ちの改造体(オレ、お前、だ、だな、だろう、なのか?)

普段は大人しく丁寧かつやや弱気な優等生少女ですが、興奮が強まってくると荒々しく狂暴な性格が出てしまいます

戦闘スタイルは蛮族式肉弾戦と自身の肉体を変容させて異形化しての戦い方を併用します

ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し多少の怪我は厭わず積極的に行動します
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません
また例え依頼の成功のためでも公序良俗に反する行動はしません
あとはお任せ。よろしくおねがいします!



 ――鋭い牙同士の密に触れ合う擦過音が肉食獣じみて溢れ出す。
 いくつもの鋭い牙を獣の腱で繋いだ武器、チェーンソー剣 肉裂きの牙。それは谷保・まどか(バルバロス委員長・f34934)の筋肉と接続させ、文字通りに身体の一部として機能する。
 刹那、構えた瞬間容赦なく解き放たれる肉裂きの牙。巨大な見た目と凶悪な駆動音がするそれは言わずもがな、本来人体に向けるべき代物ではないだろう。
 たとえオブリビオンが相手だとしても、抉り引き裂くさせて有り余るだけの破壊力を有しているのは一目瞭然。誰の目にも明らかな、過剰過ぎる暴力が解き放たれた。
 烈風のごとき速度で振るわれる衝撃の嵐。それは未熟で力任せの怒涛ながら、捌き切れない手数と臂力でオブリビオンを圧殺しにかかった。動きもそうだ。弾かれた肉裂きの牙を翻し、再度の反撃に至るまでの時間も並外れている。
 オブリビオンが攻撃に転じる隙などまるで見当たらないほどの俊敏さ、谷保の猛攻は一度として止まらない。

成功 🔵​🔵​🔴​

ミーガン・クイン(サポート)
サキュバスの魔女、ミーガン・クインよ。
物を大きくしたり小さくしたりする魔法が得意だわ。

ー行動方針ー
 汚れるの嫌だし、怪我もしたくないわ。
程々に行動するわね。
ー戦闘ー
 拡大縮小魔法を使って戦うわ。
指定のUCを状況に応じて使うわね。
ー公序良俗ー
 勿論守ってあげる。
でも、色目やちょっとしたイタズラぐらいはいいわよねぇ?
ー他ー
 魔法を解決に活かせる事件ならどんなものでも伺うわ。
えっちなことは好きよ、サキュバスだものねぇ♡
絡み・連携・アドリブお好きなように。
それじゃあ、よろしくお願いするわぁ♪



「ふふ、かわいいオブリビオンね、み~んな踏み潰してあげるわぁ♪」
 解き放たれたミーガン・クイン(規格外の魔女・f36759)のユーベルコード、それは拡大魔法・蹂躙マキシマムスペル・クラッシュ。自らの体躯を巨大化させてオブリビオンを圧倒するという、あまりに単純なユーベルコード。
 それを侮るなかれ。単純に大きくということは、単純に脅威が跳ねあがるということだ。特殊なユーベルコードの発現より何倍も直接的に戦況へ影響をもたらし始める。
 圧倒的な彼我の体格差を前にすれば小難しい技や戦術など必要ない。よってミーガンとオブリビオンの戦いは早くも一方的な様相を呈していた。

 あとは単純な体格差の暴力を繰り出すだけ。ゆえに発動は速く、消耗も少ない。
 ただ拳を振るうだけで、その脚で踏みつけるだけで、致命の威力に変えられる費用対効果は、圧巻の一言だろう。正面からの単純な火力勝負では、まさに独壇場と言っていい有様だった。

成功 🔵​🔵​🔴​

北条・優希斗(サポート)
『敵か』
『アンタの言う事は理解できる。だから俺は、殺してでも、アンタを止めるよ』
『遅いな』
左手に『蒼月』、右手に『月下美人』と言う二刀流を好んで戦う剣士です。
自らの過去を夢に見ることがあり、それを自身の罪の証と考えているため、過去に拘りと敬意を持っております。その為オブリビオンに思想や理想があればそれを聞き、自分なりの回答をしてから斬ります。
又、『夕顔』と呼ばれる糸で敵の同士討ちを誘ったり『月桂樹』による騙し討ちを行なったりと絡め手も使います。
一人称は『俺』、口調は年上には『敬語』、それ以外は『男性口調』です。
見切り、残像、ダッシュ等の機動性重視の回避型の戦い方をします。



「――悪いな、オブリビオン。この蒼穹の瞳ならアンタの未来を読めるんだ!」
 北条・優希斗(人間の妖剣士・f02283)の煌めく蒼穹の双眸、それは比喩ではなく数秒の先の世界を映し出す。蜜蜂竜アピスドラゴンと蜜蜂竜娘パックの繰り出した猛威は確かに必中で、北条を穿ち逃れる事の出来ない致命を刻み込むはずだったのだが――。

 垣間見た未来から勝利の流れを嗅ぎつけ、そこに躊躇なく命を懸ける、合理であり、同時に不合理の中にて生きる理合。一見して破綻にさえ見える勝利への轍は、剣王の瞳があるからこそ当然ともいえる行動だった。
 さらには北条の繰り出す一眼、一足、一考、一刀に至るまで、悉くに意味があり、無駄な行動が微塵もない。歯車のような正確さで暴力の風雨を捌くその姿。
 それが確かに実を結んで、そしてついに自ら踏み込み、オブリビオンへと距離を詰めきった。驚異の即死圏内で振り下ろし、斬り上げ殴り横薙ぎと遠心力を刃に乗せて三連撃を叩き込むのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

鳳凰院・ひりょ(サポート)
アドリブ・連携〇

同伴者がいる場合は同伴者をサポートするよう行動
戦い方は遠近両用
接近戦→【破魔】を付与した破魔刀
遠距離→精霊の護符の【乱れ撃ち】
同伴者が苦手な方を受け持つ動きを取ります
単独で戦う場合は相手の苦手とする方での戦い方を主軸に
護衛対象がいる場合は自分の身を挺して【かばう】
何より周りの誰かが傷付く事を嫌う為、仲間達に危害を加えるような行動は取らず
誰かを傷付けるくらいならば自分が傷付く方を選ぶ性格です。
携帯した飴を媒体にUCを発動
【多重詠唱】で複数疑似精霊を召喚し攻防で使用
地や風は守りの壁として火や水は弾として攻撃に使うことが多いです
他に状況に合うUCがあれば変更していただいてOKです



「打ち据えろ聖なる光、聖光乱舞!」
 次瞬、流星群は発動した。鳳凰院・ひりょ(天然系精霊術使いの腹ぺこ聖者・f27864)が仕込み杖のタイプの破魔刀を構えると、細身の刀身へびっしりと描かれている破魔の文字が煌めいては裁きの光が眼窩に降りしきる。
 戦場を遍く覆い尽くす光の豪雨が雪崩のように蜜蜂竜アピスドラゴンと蜜蜂竜娘パックへと降り注ぐ。ユーベルコード聖光乱舞から殺到した無数の煌めきが、敵手を蹂躙する。それは一条一条が灼熱する閃光の槍であり、オブリビオンたちを問答無用で串刺しの屍に変える神威の裁きに他ならない。

 しかもそれはただ降りしきる驟雨ではなく、幾多の聖なる光が折り重なってはオブリビオンだけを的確に穿つ。その脅威を前にしては、オブリビオンにもはや安全な距離という概念は存在しない。
 降り注ぐ光の雨が十重二十重と連携を組み押し寄せては、敵手の回避を赦さずに圧倒的な出力を持って鏖殺していくのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

七星・天華(サポート)
 羅刹のガンナーで元気娘。
 基本的にフレンドリーに接する。

『一般人に過度な期待はしないでよね。』

自分は才能など無い平凡な存在だと思っているが実は天才。

二丁拳銃「白雷」と「黒雷」を用いた近距離戦闘も可能で
ナイフや体術も扱える。
装備や戦場の地形を利用した遠近両方の戦闘も可能。
生まれつきの体質と装備の影響で常時帯電している。

世界を放浪して手に入れたアイテムで出来る事の幅が広い。

少々過酷程度の環境は即座に対応適応するサバイバル能力。
美人な元気娘だが暗殺もするデンジャラスな一面も。

家族のみんなが好きだが特に姉が大好きで昔から姉の一番のファン。
出身の隠れ里に自分にもファンが居るとは微塵にも思っていない。



「ははっ、そんなんじゃあ。私を捕まえられないよ」
 快活に言の葉を溢す七星・天華(自覚無き天才・f36513)。とにかく動きが巧みだ。速いんじゃなくて迅い。見切りと行動判断が的確で無駄がなく、初動から最短距離で構えたナイフと拳銃が迫ってくる。
 しかも打ち込まれる箇所は蜜蜂竜アピスドラゴが動き出そうと力を込めた羽の付け根だとか、蜜蜂竜娘パックが仕切り直そうと踏ん張ろうとした足だとか、オブリビオン側の行動の起点ときた。
 何とか突破口を開こうとした端から出鼻を挫かれる。パワーは恐らくオブリビオン側の方が上なのに、テクニックで翻弄される一方だった。ここまで技術に差があると赤星がいかに天賦の才を赫かせているという事がよくわかるというやつで。

 なんとかオブリビオンが大量の蜜蜂の群を率いたアピスドラゴンを呼び出しても――。
「数だけ増やしても無駄、残念だったね」
 攻撃が当たったと思えば姿がかき消え、そしてすぐ別の場所へと現れる。オブリビオンの必死の捨て身に感じる手応えも、まるで霧か雲に触れたみたいにとんと軽く。
 逆に今度は赤星の側から止まらぬ速さで飛来してくる。致死の刃が着実のオブリビオンの数を減らしていくのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

月詠・莉愛
アドリブや連携歓迎

●心情
甘い香りが漂って来ると思ったら、オブリビオンでしたか。
冒険者たちが狙われる前に、手早く倒してしまいましょう。

●行動
月明かりの剣舞(UC)を使用して戦いますね。
出来るだけ多くの敵を巻き込める位置まで移動して
【全力魔法】でUCを発動して、1260本もの月光の剣で敵を包囲攻撃しますね。
「さぁ、どうですか。これだけの数の剣だと避ける隙間すらないでしょう!」

蜜蝋玉に対しても、私のUCの月光の剣で叩き切る様に撃ち落として
蜜蝋玉に当たらない様に注意しておきますね。
死角からの攻撃も【第六感】で察知して避けます。

「さぁ、ここはもう危険ですから、早く琥珀の蜜飴を持って帰還しましょう」



「甘い香りが漂って来ると思ったら、オブリビオンでしたか」
「あなたたちの一杯もっている、その美味しそうな飴玉。私たちに頂戴?」
 鼻腔を擽る蕩けるような蜂蜜の香りと共にやってきたのは、竜の因子を持つ兵隊蜂と人の因子を持つ働き蜂の2体1組のオブリビオン。甘く弾む音韻とは裏腹に、強者としての圧力を込めて楔を打ち込むように命令おねがいを下す。
「駄目です! これは私と冒険者たちが見つけた大切な蜜飴ですから」
 皆さんは無理せずに下がっていてください。と、凜とよく通る声で月詠・莉愛(銀の月を謳う・f16320)は先ほど一緒に蜜飴を回収したエルフを始めとする、帯同している冒険者たちとオブリビオンの間に立つ。

「こんなに優しくお願いしているのに、もういいわ。無理矢理にでも奪うもの」
「言い方が違うだけで意味は変わっていないですよ、重ねて言います。あなたたちにはあげません!」
 オブリビオンを射竦めて解き放たれる、ユーベルコード:月明かりの剣舞。月詠の周囲へ幾何学模様を描き複雑に飛翔する月の魔力で刃が具現する。
「光の剣よ、全ての因果を断ち切り、邪悪なる者を消し去りなさい!」
 月光の剣を生み出しつつ演じられる、舞踏は完璧だった。たった一撃でも直撃すれば、オブリビオンでさえも弾き飛ばされ、大きな隙と致命を刻まれるのにそれが一秒に数百、否――千以上もの数が放たれるのだから戦いの趨勢は自明というべきだろう。

「さぁ、どうですか。これだけの数の剣だと避ける隙間すらないでしょう!」
 顕現する、月光のように輝く夥しい剣の魔軍。貫殺の流星雨が大気を穿ち飛翔した。オブリビオンたちは本能的に、ユーベルコードの発動そのものを封殺するしか活路はないと理解し、蜜蝋をこねたの玉によって対策を講じようとしたが――。
 微かな風鳴りの音を第六感で知覚した瞬間、月詠は危機を直感して即座に後ろへ飛び退いていた。

「あぶないっ、確かにあれが命中していれば……面倒な事になっていましたね。ですが、そんなもしもはもうありません」
 次瞬、裂帛の魔力と共に放たれた月光の剣は全力魔法により、さらにその月の魔力が格段に威力を増していた。以前の掃射とは違い、大気を切り裂いて生まれる衝撃波は数倍にも範囲を広げているし、月明かりの剣舞の放つ猛威はこの2体1組のオブリビオンごと一帯を覆うほどに凄まじい。
 故に今度こそ逃げ場も、対策も何もなく。ただただその圧倒的な猛威の前にオブリビオンたちは鏖殺されていった。

 
 無事にオブリビオンの無力化を確認した月詠は冷静に状況を分析。冒険者たちへと声をかけていく。
「ここはもう危険ですから、早く琥珀の蜜飴を持って帰還しましょう」
「まさかでオブリビオンと出くわすだなんて……」
「ええ、あのオブリビオンは敵対者には群全体が死を厭わぬ執拗な攻撃で仕留めにかかると言われています」
 月詠は既にオブリビオンの撃退している、つまり――群れにとって最大の脅威として認定されていることに違いない。
「ええっ!? それじゃあ急がないとまたアイツらがくるってこと!?」
「そうです。だから、早くこの場から移動しないといけないんです」
 自分だけならば、まだ戦闘を継続することには何も問題はないが冒険者たちが居るというのなら話は別だ。大きな被害が出てしまう前に、冒険者たちを連れて琥珀の蜜飴を集めて離脱する事を決めたのだった。

「――あ、まって。猟兵さん、この秘蜜の大樹の枝を切ってもらえるかしら」
「? 構いませんが。えいっ……これでよろしいですか? あっ!」
 ユーベルコードで作り出された月光の剣がスバッと、枝を叩き斬ると断面からうっすらと蜂蜜の香りがする樹液が溢れ出す。
「これで美味しいパンケーキを作ってあげるわ、色々と助けてくれたお礼よ」
「それは楽しみです、琥珀の蜜飴は私が回収しましたからそちらはお願いしますね」
 かくして月詠とエルフの冒険者たちは秘蜜の森を足早に離脱していく。
 無事に街に戻れば、お礼にと特製のふかふかパンケーキをお腹いっぱい振る舞われ、沢山の琥珀の蜜飴をお土産に依頼を終えたのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

楊・美帆
【桔梗】
巨大セミの次は巨大蜂!イヤ、蜂の女の子カナ!?何か言葉が通じそうだネ。密飴がほしいのかい?ボクたちも全部持って行ったりはしないヨ。でも襲ってくるならやるしかないネ!

炎の拳を振り上げて小さい蜜蜂を威嚇しちゃう。あ、火を怖がるのは動物だっけ?蜂相手でもボクの【功夫】は通じるカナ?蜜蜂竜の針は長い袖で闘牛士みたいに受け止める。硬そうな頭には【頭突き】で対抗だ!

ミリアちゃんが網でまとめてくれた敵には【指定UC】でどっかーんだヨ!!ワーッ!網が破れて蜂がたくさん!ヒエー、助かったヨ、おみっちゃん。……って、ミコくーん!!

終わったら壁を壊して琥珀を綺麗に取り出そうか。重い物を持つのはボクに任せて!


ミリアリア・アーデルハイム
【桔梗】
で、出た〜!こんなに沢山蜜があるんですからちょっと貰って行くくらい大目に見てくれてもいいじゃないですか。けち!(んべ〜

えっ、そこでなんでこっちを指してるの?

全方位からの攻撃は避け辛いし、一度一方向に引いて蜂の群れを纏めましょう、走って〜!
オーラを纏わせた「屏氷万里鏡」で蜂さん達の攻撃を防ぎ、美帆ちゃんとおみっちゃんにも鏡を飛ばして盾受け。そして、虫にはやっぱり網ですよね

急停止し、向き直ってUCを全力発動!もう一回!!蜂さんが落ちれば箒でぽかすか叩いてやっつけますよ。
ああっ、ネットが!?美帆ちゃーーん!(スローモーション&エコー)
ふふん、この蜜飴は私たちが貰って行きますね!(どや!


遠野・路子
【桔梗】
セミに乗って崖に激突したと思ったら
巨大な蜜飴を見つけて蜂に囲まれていた
何を言っているか自分でも情報量が多すぎて困る

とりあえず私は美味しくない
食べるならミリアリアが一番美味しいと思う
あ、行動が早い

ミリアリアの作戦にのっかる
エアシューズで素早く離脱しよう、すいーっ
美帆が威嚇してくれてる間に態勢を整えようか
ミリアリアと美帆のUCが炸裂したら私も
というか美帆がピンチでは?
【天より至る白き幾千の星】
ミリアリアと美帆に近づこうとしている蜂と竜を空から射抜く
ミリアリアが箒で蜂を叩いているから私も援護
「ミコ、お願い」
投げつけるね
うん、美帆?私を見ない
これはミニ視肉の正しい使い方

後は蜜飴の回収だね



「巨大なセミに乗って崖に激突したと思ったら巨大な蜜飴を見つけて、その音のせいで大量の蜜蜂の群を率いたオブリビオンたちに囲まれていた」
 遠野・路子(悪路王の娘・f37031)が抑揚なく語ったそれはまるでモノローグのようだった。
 しかしながら、現実は小説よりも奇なりとはよく言ったもので、何を言っているか遠野自身でも分からないくらい、怒濤の情報量が決壊したダムの如く流れてくる。

「ワー、おみっちゃんはまとめるのが上手だネェー。それにしても、巨大セミの次は巨大蜂! イイヤ、蜂の女の子カナ!?」
「本当に出た〜! 知っていますよ! 私たちの蜜飴を奪いに来たんですね、大目に見てくれてもいいじゃないですか!」
 楊・美帆(デッドハンド・f33513)は流暢な遠野の説明に目を瞠り感心し、ミリアリア・アーデルハイム(永劫炉の使徒・f32606)は双眸に映したオブリビオンから、巨大な琥珀色の蜜飴の壁を隠すように足り塞がる。

「そのとびきり大きくて美味しそうな飴玉。私たちに頂戴?」
「蜜飴がほしいのかい? ボクたちも全部持って行ったりはしないヨ。仲良くわけっこできないカナ」
「何を言ってるの。この秘蜜の森の中にある飴玉はぜーんぶ私たちのもの。だから大人しく渡して頂戴」
「こんなに沢山蜜があるんですから全部独り占めなんて、とんでもなくけちですね!」
 何とか話が通じそうだと楊は交渉を試みるが当然のように決裂。全てを寄こせと暴君ぶりを発揮するオブリビオンへと、下まぶたを指先で下げ舌を出してミリアリアもまたそれを拒否。

「とりあえず私は美味しくない、食べるならミリアリアが一番美味しいと思う」
 スッと一歩下がりながら、遠野はミリアリアを指さしてオブリビオンへの供物とする。
「えっ、そこでなんでこっちを指してるの? 私だって美味しくないよ、おみっちゃん!」
 遠野はミリアリアの苦情を前にしても澄まし顔を崩さずに、仕方が無いと肩を竦めては代わりに隣にいた楊へと指を指し直す。
「そう。じゃあ、美帆も美味しそう。美帆の瞳はあなたたちの好きな琥珀の飴みたいに綺麗」
「ワワッ! おみっちゃんってば、そう言う風に見てくれていたの? 何だかちょっと照れちゃうナー」
 この秘蜜の森の琥珀よりも綺麗に煌めくその瞳を褒められて、満更でもなく楊は頬を緩める。
「待って!? 私だって似た色だからね!? なんで、私の事は褒めてくれないの、おみっちゃん!」
「確かに綺麗ね。じゃあ――ついでにそれもお土産にしてあげるわ」
「あ、気に入ったみたい。行動が早いよ、敵が動いた。遊んでないで働いて」
「私への答えをまだ聞いてないってば! おみっちゃーん!!」
 雑に売り出されたミリアリアは遠野へと講義するものの、オブリビオンの強襲がそれを遮っていく。

「エヘヘッ! 俄然やる気が出てきたヨー、襲ってくるならやるしかないネ!」
「もう、仕方がありませんね。一度一方向に引いて蜂の群れを纏めましょう、走って〜!」
「ツッコミながら作戦を考えていたとは流石ミリアリア、すいーっ。すいーっ」
 ツッコミ役へと回るだけあって、このパーティの司令塔はミリアリア。即座にウィークポイントを解消するべく、全方位からの攻撃は拙いとオプリビオンを誘導するように移動を開始する。
 遠野もまたエアシューズで素早く離脱し、楊も炎の拳を振り上げてアピスドラゴンの率いている小さな大量の蜜蜂の群れを威嚇していく。

「こういう蜂相手でもボクの功夫は通じるカナ? 折角だから試してみるヨー」
「出来るだけこっちも敵の攻撃は防ぎますので頑張ってください」
 無数の氷の欠片を散りばめた屏氷万里鏡へとミリアリアはオーラを込めて、ガチガチと、ギチギチと、まるで鋼鉄の髪切虫が牙を鳴らしているかのように、猟兵たちへと迫る蜜蜂の猛威を防いでいく。
「すいーっ! すいーっ。こっちにも来てる、助けてミリアリア」
「もちろんですよ、おみっちゃん!」
 当然自分だけではなく、楊と遠野にも鏡を飛ばしては敵手にイニシアティブを渡すことはない。

 有象無象の取り巻きでは埒が明かないと、蜜蜂竜アピスドラゴンが自ら鋭い針を耀かせながらの突撃。それを楊は漢服の長い袖で闘牛士みたいに受け止めたと同時に――。
「今度は蜂さんと相撲だネェ、君は強そうだから本気でいくヨォ!」
 繰り出される猛撃、踏み込みも間合いも完璧。床から足腰を経て加速された勁力から繰り出した頭突きは、オブリビオンの身体を手毬のように対面まで撥ね飛ばした。
「ナイスです! ここからは一気にこちらが攻めに攻めていきましょう。――其は我が領域なれば、敵すれば容赦せず味方とならば加護を与えん」
 楊が反撃の起因を作ったのに合わせ、ミリアリアも急停止。向き直ってユーベルコードを解き放つ。
 そのマジカルネットは神魔力によって創り出された敵手を捕らえる追尾の網。絹のように流れる流麗な神魔力が、迫るオブリビオンたちを捕縛してそのまま自由を絡め取った。

「ミリアちゃんが網でまとめてくれたなら、後は爆拳でどっかーんだヨ!!」
「蜂さんを落として、箒でぽかすか叩いてやっつけてやりましょう」
「あ、ミリアリア、美帆。ちょっと待って――」
 遠野の言の葉が言い終わるよりも先に、楊の必殺のユーベルコードが炸裂――。
 炎の闘気を拳に集中した楊の炎で象った掌底が一挙に捉えたオブリビオンを打つ、その衝撃は凄まじく敵手を捕らえていたはずの神魔力の拘束すらも伝播していく。それはまさしく功夫の極み。ユーベルコードの発動により行われた、振動伝播の一撃だった。
 その神業が見事に射程の全てに等しく・・・・・・に致命を刻んだ事によって……。

「あー……」
「ワーッ! 網が破れて蜂がたくさん!」
「ああっ、ネットが!? 美帆ちゃーーん!」
「だから、待って・・・って。仕方無い。――天より至れ、幾千の星よ」
 宣した瞬間、空の一点から分裂と加速を繰り返す光がオブリビオンたちへ墜落した。破れたネットからあふれ出した敵手へと奔る、遠野の光の矢。一歩引いた場所から二人の様子を俯瞰していたからこそ、この危うい場面で誰よりも先に動けたのだ。
 次瞬、一瞬で蜜蜂たちを処理しきると、ミリアリアと美帆に近づこうとしている蜜蜂竜アピスドラゴンと蜜蜂竜娘パックを空から射貫いていく。

「このまま、全部打ち落とさせて貰う」
 光杭の槍衾が天を埋め尽くし、怒涛の飽和攻撃となってオブリビオンに降り注いだ。分裂と加速から爆発的に拡散する光の驟雨、逃れる隙さえ与えずに遠野は獲物を光の波濤で飲み込んでいく。
「ヒエー、助かったヨ、おみっちゃん。アリガトー」
「助かりました……。やってくれましたね! もう容赦はしませんから」
 ミリアリアは眉を顰めながら棕櫚箒を手にオブリビオンに振り回しては追撃を重ねて行く。

「もう酷いわ。こんなにボロボロになっちゃったじゃない!」
「アリャ、流石はオブリビオンまだまだやる気みたいだネェ」
「たすけて! アピスくん! 栄養っぷりの蜂蜜を持ってきて、それで元気を取り戻すから」
「まずいですよ、流石にオブリビオンの体力が回復してしまっては面倒な事になります」
 蜜蜂竜娘パックは劣勢を巻き返すべく、呼べる限りの大量の蜜蜂の群を率いたアピスドラゴンを集結させては、蜂蜜を集めて体力の回復を試みる。

「任せて、私に考えがある。ミコ、お願い」
 遠野はミニチュア視肉を思いきりオブリビオンたちに向かってぶん投げた・・・・・
「何か妙案でもあるのカナ? ……って、ミコくーん!!」
「うん、美帆? 私を見ない。これはミニ視肉の正しい使い方。それに・・・
「えっ!? なんで!? 蜜蜂竜たちがミコちゃんに殺到してる!?」
 蜜蜂竜アピスドラゴンが命じられたのは、栄養たっぷりの蜂蜜だ。つい先程、蜂蜜の川に投げ捨てられて大量の蜂蜜を吸い込んだミコは、これ以上ない程にその条件を満たしていた。
 故に、蜜蜂竜アピスドラゴンと蜜蜂たちは蜜蜂竜娘パックにそれを与えるべく殺到したのだった。

「……犠牲を無駄にしないためにも総攻撃」
「まっかせてー! 今度こそ、この爆拳を叩きこむヨー」
「えぇ!? 納得するの早いよね!? もう、仕方ない。このまま押し切りますよ」
 才覚主体の超直感。基本の型など知らぬ存ぜぬ。遠野の生んだオブリビオンの隙を軽やかに嗅ぎつけて、自由自在な体捌きにより楊は爆拳を繰り出していく。
 開いた敵群の穴にミリアリアと遠野もすぐさま続く。疾走と同時、立て直しの遅いのオブリビオンを追尾型魔法弾で捕らえては、光の矢がそれを穿つ。
 三人で並び立った猟兵たちに対し、再び陣形を形成するオブリビオン。円の動きで旋回を始めるものの、しかしもはや脅威ではない。
 横目でアイコンタクトを交わせば、左右に立つ仲間も共に小さく頷き返した。全員が余裕を取り戻している以上、もう瀕死のオブリビオンたちに臆する理由はなんて何ひとつない。

「イッくよーっ! どっかーん!!」
 楊はそのまま一気に敵陣を突っ切って、司令官たる蜜蜂竜娘パックの腹に拳を叩き込んだ。爆炎を宿す衝撃が、敵手の細い身体を木の葉のように吹き飛ばし、強かに壁面へと衝突させる。きゅぅ、と肺から搾り出された悲鳴が決着を告げる音色だった。

「残りは取り巻きだけ、一気に始末しましょうか。おみっちゃん!」
「ミコの弔い、大きな花火を打ち上げる」
 予期した通り、司令塔を失った蜜蜂竜アピスドラゴンは烏合の衆も同然だった。的確な指揮に応えて動く連携戦術に最適化したがゆえに、その逆の状況となれば脆さを曝す。
 繰り出される一斉掃射。間断なく放たれるミリアリアの神魔力の網と化す追尾型魔法弾の雪崩が、残党へ向けて撃発された。着弾、と同時にオブリビオンを再び捕縛すると、打ち込まれたのは遠野の天より至る白き幾千の星だ。
 先ほどの楊がの脅威を極めたものなら、ミリアリアと遠野はまさしくの恐ろしさそのものだった。蜂の巣を刺激したかのように溢れ出していた群れも、二人の猛威によって包囲されては、徹底的に追い詰められ打倒されたのだった。


「ふふん、それではこの蜜飴は私たちが貰って行きますね!」
「蜜飴の回収、どうやって取り出そうか?」
「それは任せて欲しいナー、この炎の鉤爪で綺麗に取り出して見せるヨォ」
 再び炎の手を鉤爪の形状を作っては、楊は懸命にガリガリと琥珀の壁を削り出していく。

「おおー! 美帆ちゃんは手先が器用ですね、それではよろしくお願いしますね」
「……巨大なだけあってこの琥珀も一色じゃない」
「そうですねー、確かにグラデーションみたいな感じです」
「ミリアリア。ここ見て」
「なんですか、みこっちゃん。面白いものでも入っていましたか?」
 指さした場所をしげしげと覗き込むミリアリア、その様子をみて遠野は満足そうに頷いて。
「そこの色。ミリアリアの瞳の色と同じで、とっても綺麗で美味しそう」
「おお! ちゃんと私もみこっちゃんに褒められてました……ですが、美味しそうは喜んでいいんですかねっ!?」
「ムゥー! ボクが頑張ってるのに、二人だけで盛り上がってずるいヨォ!」
 楽しげな声色を重ねながら3人は無事に巨大な蜜飴を手に入れると、オブリビオンの討伐依頼も達成。
 抱えきれないほどの大きな秘蜜の琥珀と、同じくらいに大きな思い出を手に入れて悠々と凱旋を果たすのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ジン・マキハラ(サポート)
サイボーグのゴッドハンド×ブレイズキャリバー

胸に永久機関を持つ

口調は「俺、呼び捨て、だ、だな」

標的に事情があるなら同情する事もあるが手加減はしない(できる限り殺さない様にする)ただの悪人とオブリビオンには一切容赦しない

戦闘スタイルは前衛型
一撃重視か広範囲の殲滅に長けている
武器は両手剣クロックヘイズとアサルトライフルのレイジングストームと蒼炎覇気を纏った格闘術

探索時には自身の視覚同調型演算機器による解析やハッキングツールによる情報収集を行う他使える物は全て使う

ユーベルコードは指定した物を使用する

公序良俗に反する行動はせず猟兵達との連携を重視する

アドリブOK
複数リプレイOK



「蒼刃抜刀、我が刃は万物万象をも断ち斬る」
 ユーベルコード無明剣・蒼覇一閃の解放と同時に最高速から放つ無明剣クロックヘイズの剣戟。ジン・マキハラ(煌炎式戦闘駆体ブレイズオブマキナ・f36251)と敵手の彼我にある中空にて火花が散り、強大な衝撃によって蜜蜂竜アピスドラゴンと蜜蜂竜娘パックの身体が横へと大きく傾いだ。
 重ねて繰り出される追撃、それも圧倒的な速さ、恐ろしいほどの速度域。常にこの戦闘における最高速を常時更新し続けていた。姿が霞んだと思った次の瞬間、気づけば走る蒼炎覇気の閃光。死の旋風。極限まで磨き抜いた技巧がもたらす不規則な斬撃乱舞、刃の艦は網へと転じて敵手の影へと追いすがる。
 ジンの一足、振るわれる刃嵐が捻れたように軌道を変える。縦横無尽に、間断なく、連続してオブリビオンに叩き込まれる刃の軌跡は荒々しくも流麗だった。もはやその斬撃は線どころか紐の束をぶちまけでもしているようで、跳ね上がった膂力を武器に敵手の影へと浴びせ続ける。

成功 🔵​🔵​🔴​

アウル・トールフォレスト(サポート)
(基本好きにお任せします)
「今日はどんなところに行けるのかな?」

楽観的で感情豊か、夢見る乙女な性格の少女
年相応に無邪気であり、根本が人でない故に残酷

神出鬼没に出現し、気まぐれに歩き回り、楽しげに爪を振るう
猟兵の役割は理解し依頼も一応遵守しようとするが、それはそれとして楽しそう、面白そうで物事を判断し、それを優先して行動する

バイオモンスターの特徴として、肉体は植物の性質を持つ

戦闘では怪力の発揮や身体の巨大化、鋭い爪での引き裂き、捕食等の野性味溢れる攻撃スタイル
理力の扱いも得意で、体表で自生する蔓や苔植物を操り、防御や隠密に罠等サポートも行わせる



 アウル・トールフォレスト(高き森の怪物・f16860)は蜜蜂竜アピスドラゴンと蜜蜂竜娘パックを前に、自身の血液を代償にすることを起因にユーベルコードブラッド・ガイストを解き放つ。
 そして次瞬、訪れる衝撃の凄まじさ。暴走状態にありながら、技巧がほとんど劣っていない。やはり速く、そして的確。拳撃の威力と精度が素で規格外だった。
 拳の余波で地面は繊割れ、震脚によって広範囲が崩れ去る。絶え間なく移動し続けなければ、まともに戦うことすらままならない。一度でも足を止めれば、そこでオブリビオンは胴体を貫かれて絶命することだろう。
 
 刹那、アウルの拳は地面を抉ると同時に範囲の岩盤をいとも容易く粉砕していく。それほどまでに強大で凶悪。ユーベルコードによって引き上げられたスペックを持った猟兵はただカを振るうだけで十分に強いのだ。
 それでいて凍えるほどに冷静な意思で、そして地響きによって怯んだオブリビオン、その最適な時機を見計らっては拳撃を放ち、一体ずつ的確に撃ち抜いた。

成功 🔵​🔵​🔴​

アトシュ・スカーレット(サポート)
性格
悪ガキから少し成長したが、やっぱり戦うのは好き
大人になろうと背伸びしてる途中
目の前で助けられる人がいるなら積極的に救おうとする
口調は「〜だな。」など男性的
最近の悩みは性別を間違えられることと年相応に見えないこと
最悪【幻想憑依・無想式】を使って誤魔化す

戦闘
【呪詛(腐敗)】を何かしらの形で使用する。昔機械相手にやって痛い目を見たのでその場合は使わない
前衛も後衛もやれる万能型だが、前衛の方が好き
複数の武器を同時に操ることも可能
高速戦闘も力任せの戦闘も状況に応じて使い分ける
(装備していれば)キャバリアにも対応可

非戦闘
聞き耳などを駆使した情報収集を中心とする
化術で動物に化けて偵察することも



「御用達あらば即参上! ――なーんてね」
 ユーベルコード:転移術・花弁式テレポート・ネルケによって現れた黒い薔薇の花弁と共に、蜜蜂竜アピスドラゴンと蜜蜂竜娘パックが命を奪うはずだった冒険者たちの彼我に出現したアトシュ・スカーレット(境界の旅人・f00811)。
「さっさとここから逃げな、コイツの相手はオレがしてやるからさ」
「あ、あ、ありがとうございます……」
 腰が抜けたように覚束ない声を溢しながら逃げていく冒険者たちを見据えたままに、サムライブレイドをオブリビオンへと構えて。

「良いところを邪魔して悪かったな、ここからはオレが思いっきり遊んでやるから勘弁してくれ」
 よって、アトシュの選ぶ方策が様子見などではない。突進で重ねた加速のまま肉迫、最高の剣速と必中の精度と必殺の呪詛を乗せた斬撃で一文字を描く。
 自らの腕前に絶対の自信を持つゆえの攻撃特化、獣じみた思い切りの良さと鋭さが鎌鼬のようにオブリビオンへと奔り、先ほどまで狩る側だったはずの敵手を狩られる側へと貶めていくのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

久遠寺・遥翔(サポート)
UCでフレアライザーや派生形態に変身するか
イグニシオンに【騎乗】して戦う
死角を突いたりといった戦法に躊躇はない
戦いでは取れる手を全力でとる
ただ人質を取ったりなんて義にもとる真似はしないけどな
救助対象がいる場合それ優先で動くぜ

変身・騎乗どちらの場合でも基本的に【空中戦】を仕掛ける
飛行系UCの速度やワイヤーを使った【地形の利用】【ダッシュ】による高速機動戦闘だ
相手の攻撃は【第六感】【視力】を駆使した心眼で【見切り】ながら【残像】でかわし
避けきれない攻撃を【オーラ防御】や【各種耐性】で受け流しながら【カウンター】の
【生命力吸収】する黒焔で対象を【焼却】する【2回攻撃】【範囲攻撃】を叩き込む戦術になる



「行くぜ相棒! 今はただ全霊を以てこの空を翔ける――ラグナレク・キャリバーッ!」
 オブリビオンの視界の隅に久遠寺・遥翔(焔の機神イグニシオン/『黒鋼』の騎士・f01190)の神速の一撃が奔る。蜜蜂竜アピスドラゴンと蜜蜂竜娘パックは何かの先端を掠めたと気付いた時には、すべてが終わっていた。
 見えたのは、ただ蛇のようにするりと潜り込んできた久遠寺の機神太刀"迦具土カグツチ"の影だけ。オブリビオンは痛みも何も感じず、ただ目に映る世界が飴細工のようにねじ曲がっていく。
 意識が激しく撹拌されているのだろう。囮の殺気と、その影で放たれた焔の剣の連続斬り。速度威力ともに比較外、さらにはそれで完全に意識の死角を衝かれたせいで綺麗に脳を揺らされる、と、気づいた時にはすべてが遅く。平衡感覚を一瞬で奪われたオブリビオンは、座り込んだまま立つことさえもはや不可能になった。
 これにて詰み――何をされたのか、瞬間的には理解できないほどの早業で沈められた。

成功 🔵​🔵​🔴​

メル・メドレイサ(サポート)
時計ウサギのマジックナイト×パーラーメイド、15歳の女です。
普段の口調は「女性的(私、あなた、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」、演技時は「無口(わたし、あなた、呼び捨て、ね、わ、~よ、~の?)」です。

ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。

戦闘スタイルは多種の属性を扱う魔法使い
武器に魔法をかけ戦うこともできます

依頼にちなんだ品を給仕することを好み、味方には有効なもの、敵には嫌がらせ用のものを渡します

あとはおまかせ。よろしくおねがいします!



「そーれ! 魔技、メルセイバー!」
 ユーベルコードメルセイバーでメル・メドレイサ(蕩けるウサメイド・f25476)は絶え間なく肉体を再構築して戦闘を続行する。強く、速く、重い裂爪――メルの繰り出す一撃一撃はまるで暴風、蜜蜂竜アピスドラゴンと蜜蜂竜娘パックたちは一方的に追い詰められていく。
 炸裂する火花、交差する殺撃、弾け飛ぶ血肉、乱れ舞う赤黒い死の気配。オブリビオンの臓物に食い込んだ爪先は肋骨を砕き、内臓に突き刺さる複数の棘へ変えていく。
 オブリビオンを守るべく集まった蜜蜂たちもまた無力だ。そして、颶風の如く疾走し指先の爪が唸り、薙ぐ――それだけで、すべてが終わっていた。そう、ただそれだけで、奴の前に立つ蜂たちは跡形もなく消滅する。燃え尽きるマッチみたいに音もなく輪郭が崩れ、消しゴムか何かで削り取られてでもしたかのように、形を失い霧散していく。ただ一瞬で幻のように溶けて消えたのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

シフィル・エルドラド(サポート)
『皆に元気を分け与えにやって来たよ!』 

ハイカラさんの勇者×国民的スタアの女の子。
 普段の口調:明るい(私、あなた、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)
 嬉しい時の口調:ハイテンション(あたし、あなた、~さん、ね、わ、~よ、~の?)

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。

元気一杯で天真爛漫な性格をしていて、ポジティブな思考の持ち主。
困っている人や危機に陥っている人は放ってはおけず
積極的に助ける主義です。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!



「絶対に負けられない、勇者シフィルの力を見せてあげるよ!」
 勇気の力・万物の知恵・神秘の霊感、シフィル・エルドラド(ハイカラさんの勇者・f32945)が勇者三強とするその力で身体能力を引き上げていく。それは眼窩の蜜蜂竜アピスドラゴンと蜜蜂竜娘パックさえもついてこられないほど圧倒的に凌駕しながら、赤子のごとく蹂躙する。
 もはやこうなってしまえばオブリビオンの付け焼き刃ではこの現実は覆せない。たとえ束縛から解き放たれたとしても、オブリビオンの動きではシフィルの超反応に対応することは不可能だった。
 シフィルは聖剣エデンを構え疾風と化す。勇者の三強の共鳴により強化されたその身体能力は、既に人の目では捉えることさえ不可能。
 反転、疾走――急所を狙い澄ました奔る剣閃。回避不能。オブリビオンが必死の覚悟で繰り出した全身全霊の突撃に苦も無く対処したシフィルは迫る猛威の隙間を縫い、一刺しに抉るように突き出した。

成功 🔵​🔵​🔴​

アイクル・エフジェイコペン(サポート)
猫っぽい舌足らず口調にゃ。こんにゃ感じで、末尾だけじゃにゃくて途中にも入れてほしいにゃ。めんどいならなくてもいいけど。
ちなみに機嫌悪い時は「に゛ゃ」って濁点入る感じにゃ。

正直状況とかよくわかってにゃいけどなんとなく気に入らない顔してるからぶっ殺すに゛ゃ。
パワーイズジャスティス。真正面から行っておもいっきり攻撃するのみにゃ。ユーベルコードは何使ってもいいにゃ。

基本はむちゃくちゃ猫かぶってかわいい子演じてるものだから、なるべくスマートに『せーとーはなれでぃー』的な感じで戦おうとするけど、むちゃくちゃ怒ったら地が出てむちゃくちゃ口が悪くなる。
「ぶっ殺おおおおおおす!●ぁぁぁぁぁぁっく!!」



 武骨な巨大斧『バトルアックス』を、アイクル・エフジェイコペン(クロスオーバー三代目・f36327)が掌握した。そして同時に漲る臂力、迸る剛力、爆発する力、カ、カ、カ、そう唯一、単純な筋力だけで語るなら、この瞬間のアイクルこそが戦場で一番の力を秘めた猟兵だ。
 総合力を投げ捨てた鏖撃を逃れる術など存在せず、たとえ蜜蜂竜アピスドラゴンと蜜蜂竜娘パックというオブリビオンであったとしてもこのユーベルコード:グラウンドクラッシャーを秘めた猛威に抗することは不可能だった。
 そして繰り出されたユーベルコード、その一つ一つ。全てが致命の威力を持っていた。防御は不可能――掠っただけで肉が裂け、血が飛沫く死の旋風。容易に回避なぞさせないし、そもそもいつまでも探し続けられるものじゃない。
 力学をまるで無視した片手だけの多角攻撃、それを桁外れの怪力がそれを実現させている。しかも、これは徐々に速くなっていた。すでに目で追えるレベルじゃない。オブリビオンの知覚限界を超えて加速しては、敵手を死の淵へと追い詰めた。

成功 🔵​🔵​🔴​

禍沼・黒絵(サポート)
『クロエと遊んでくれる?』
 人間の人形遣い×ビーストマスター、13歳の女の子です。
 普段の口調は「無感情(自分の愛称、アナタ、ね、よ、なの、かしら?)」、独り言は「ちょっと病んでる(自分の愛称、アナタ、ね、わ、~よ、~の?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。

一人称はクロエ、人からクロエと呼ばれると喜ぶ。
ちょっと暗い感じの無表情なキャラ
武器は装備している物を自由に使って構いません。

 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!



「あなたを炎で焼き尽くしてあげる」
 禍沼・黒絵(災禍の輩・f19241)の紅蓮の炎を纏った呪いで自在に操るナイフが奔り、蜜蜂竜アピスドラゴンは一刀のもとにその体を両断され炎上する。
 ユーベルコード:呪われた紅蓮の刃フレイム・ダンシング・ナイフの火花を散らす炎刃。その熱はどこまでも上がっていき、そのまま蜜蜂竜娘パックをも圧倒する。静寂の構えから一転して繰り出される猛攻に、オブリビオンは呼吸を崩されていた。
 駄目押しに奔る剣閃、放った禍沼の斬撃が致命傷を刻み込む。掠った傷口に連続して紅蓮の炎が襲い掛かる。掠り傷だったはずのダメージは深く肉は焼焦げ、宙にもうもうと煙を飛散させた。死を呼ぶ熱風と化した禍沼の猛撃。
 鉄をも焼き切る超高熱は受け止めるような防御さえも許さない。ユーベルコードの出力一辺倒にならずに、絶技を惜しみなく駆使しながら必殺の刃を驟雨と降らせ続け――結果、オブリビオンは強固な外殻ごと溶断され、炎に包まれ燃え落ちていく。

成功 🔵​🔵​🔴​

小宮・あき(サポート)
お困りの方がいる、と聞いて参りました。
スポット参戦のような形でフラリと。

◆性格・人柄
敬虔な聖職者として猟兵に目覚めた、人間の聖者。
です・ます口調の礼儀正しい少女。
ピンクの髪に、透き通る水色の瞳が特徴的。
ふふ、と微笑み愛らしい見た目で佇んでいますが、
本業は商人。ホテル経営者。冷静で非情な心も持ち合わせています。

既婚者。
神と夫に報告できない行動は、絶対に取りません。



◆戦闘
UC「神罰」
半径レベルmの【範囲攻撃】です。
強力なスポットライトのような光の【属性攻撃】で物質を透過します。
媒体は【祈り】。敬虔な聖職者の祈りは【早業】【高速詠唱】で発動。
最後衛で距離を取り戦います。

◆冒険
基本『お任せ』です。



「――神罰を与えましょう」
 小宮・あき(人間の聖者・f03848)の祈りを媒体に解き放たれる、ユーベルコード:神罰ジャッジメント。幾条にも降り注ぐ光の柱はまるで裁きの杭、スポットライトのように物質を透過しては的確に蜜蜂竜アピスドラゴンと蜜蜂竜娘パックだけを穿ち、その聖なる力で内側から敵手を破壊していく。
 その猛威たるや女神もかくやの無双ぶりだと言えるだろう。誰が見ても分かる通り、そのユーベルコードは乱戦向きだ。幾条にも奔る光の驟雨は複数のオブリビオンを鳥を落とすように射抜いていく。小宮はまさに嵐の目であった。

 依然として光の雨は止むことなく、それどころか数を増していく。祈りによって無限とも言えるほどの出力を補充する小宮に遠距離での長期戦は無謀というもの。飽和攻撃の質も量も圧倒的に隔絶している。
 かと言って、近づこうとしても降り注ぐ光の柱がそれを許さない。圧倒的な強者を前にオブリビオンは生半可な手段しか選ぶことが出来ずに、そのまま削り殺されて終わっていく。

成功 🔵​🔵​🔴​

ラムダ・ツァオ(サポート)
ラムダよ、よろしく。
戦闘なら足と手数で勝負するけど、周りに合わせて臨機応変に動くわ。
見切ったり残像を残すように動いたりと、避けるのには多少の自信があるわよ。
集団戦なら死角を減らすために数を減らすのが先決、
あとは一緒に戦う人がいればその人次第かしら。

行動指針としては以下の3通りが主。
1.味方の死角にいる敵を優先して片付ける。
2.範囲攻撃を行なえる味方がいなければ範囲攻撃優先。
3.数を減らすため、止めをさせそうな相手を狙っていく。

台詞回しや立ち位置などは無理のない範囲でご随意に。
ユーベルコードは状況に応じて使い分けます。
アドリブ・連携歓迎



「――剣刃一閃、これであなたたちもおしまいよ」
 そして、放たれるラムダ・ツァオ(影・f00001)の怒涛の攻めのなんと桁違いな圧力だろう。淡々と定められたルーチンをこなすように繰り出された五連――振り抜いた白鋼を鍛えた脇差の切っ先から、超高速の鎌鼬が放たれた。
 一挙一動にユーベルコードの出力を乗せながら、距離の離れている蜜蜂竜アピスドラゴンと蜜蜂竜娘パックたちもあっという間に捻じ伏せていく。

 もし手加減をしていなければ、この森は今頃四方の大樹は伐採され尽くし、サイコロステーキの安売り会場に変わっていただろう。
 そのまま怯んだオブリビオンに一手、確実に早く振りかぶった得物と共に。決着の一撃を、今度はこれでもかと豪快に叩きつけた。全力を受けて意識ごと吹っ飛ぶ相手に大きく息を吐く。
 瞬間、影に潜んでいたオブリビオンもラムダへと完全なる死角から撃ち放つ。意識の継ぎ目を狙う首刈り一閃――それはしかし、何もない虚空のみを斬り裂き流れ、不意討ちの失敗を悟る前に、振り貫かれたラムダの刃に敵手は意識を刈り取られたのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

四条・眠斗(サポート)
ぅゅ……くぅ~……あらぁ?
いつの間にか始まってましたかぁ~?
さっさと事件を解決しないとぉ、安心してもうひと眠りできませんからねぇ~。
ユーベルコードは出し惜しみしても仕方ありませんからぁ、
一気に片づけるつもりでやっちゃいましょう~。
案ずるより産むがやすしともいいますしぃ、躊躇うよりはいいですよねぇ~?
こう見えてもぉ、腕には少し自信があるのですよぉ~。
それにぃ、様子を見てる間にまた眠くなっちゃっても困っちゃいますしぃ。
荒事じゃなくてぇ、楽しいことならめいっぱい楽しんじゃいましょう~。
のんびりできるところとかぁ、動物さんがたくさんいるところなんか素敵ですよねぇ~。
※アドリブ・絡み歓迎



「ぅゅ……くぅ~……あらぁ? オブリビオンですかぁ?」
 短く、されど絶大の殺意を宿した一言が世界を変える。中空に一気に乱立する、猛烈な吹雪。
 ユーベルコード氷雪地獄から織りなされた猛吹雪、まるで空間そのものが悲鳴を上げているかのように絶頂しながら、凍てついていく。
 蜜蜂竜アピスドラゴンと蜜蜂竜娘パックたちの必殺の一撃はそれに阻まれ、避ける、避ける――なんとしても生き延びようと反転した。さもなくば氷河期に包まれてしまう。
 猛吹雪を吐き散らす四条・眠斗(白雪の眠り姫・f37257)は、その様をただ眺めている。そんなオブリビオンのささやかなその抵抗を許すことなく周囲四方から降り注ぐ吹雪と共に繰り出された氷の杭。
 刺さり、抉られ、破壊されていくオブリビオン。着弾点から花咲く氷華は美しくも禍々しい。体熱を一瞬で奪い細胞を端から壊死させる。
 四条の繰り出す圧倒的な吹雪の暴威を前に、もはや為す術など存在しないのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

高宮・朝燈(サポート)
『オブリ解析…バール先生、あいつを止めるよ!』
 妖狐のガジェッティア×電脳魔術士、10歳のませたガキです。
 普段の口調は「ちょっとだけメスガキ(私、あなた、~さん、だね、だよ、だよね、なのかな? )」、機嫌が悪いと「朝燈スーパードライ(私、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」です。

 ユーベルコードは、レギオン>お料理の時間>その他と言った感じです。レギオンで出てくるガジェットはお任せします。補助的な役割を好みますが、多少の怪我は厭いません。オブリは小馬鹿にしますが、味方には人懐っこくなります。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!



「バール先生、アレを狙って!」
 視認、会敵――そして轟くユーベルコード。高宮・朝燈(蒸気塗れの子狐・f03207)とパール先生のレーザーポインターと共に掃射されるミサイルの驟雨は、もはや横殴りの土砂崩れに等しかった。
 半手動FCS式マイクロミサイル『糸引き納豆』レーザーアテタトコニタイリョウノナットウミサイルの解放と同時に、無数のマイクロミサイルが一斉に暴力を吐き出し、蜜蜂竜アピスドラゴンと蜜蜂竜娘パックたちを討ち滅ぼさんと使命を乗せて飛翔する。
 百に千、万と、まだまだと。間断なく射出されるミサイルの嵐、一瞬でオブリビオンは中身を噴き出す針鼠へと変貌していく。
 皮肉にも目にも留まらぬ速度だろうが、常軌を逸している膂力があったとしてもオブリビオンが人間の姿形をしている以上、その推測は十二分にできると分かった。結果――オブリビオンは身動き取れない空中で電流刑を喰らったように、血肉を撒き散らして痙攣しながら踊り狂い続けるのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

筒石・トオル(サポート)
「邪魔をしないでくれるかな」
「油断大敵ってね」
「ここは任せて」
正面切って戦うよりも、敵の動きを封じたり、属性防御を固めて盾や囮となったり、味方が倒し切れなかった敵にトドメを刺して確実に倒すなど、味方の安全性を高めるように動く。
ユーベルコード使用はお任せ。
使用しない場合は、熱線銃での援護射撃を主に行う。
人見知りではあるが人嫌いではないし、味方が傷付くのは凄く嫌。
戦うのも本当は好きではないが、誰かを守る為には戦う。
もふもふに弱い。敵がもふもふだと気が緩みがちになるが、仕事はきちんと行う……ホントだよ?



 蜜蜂竜アピスドラゴンと蜜蜂竜娘パックたちが猟兵に奔るその刹那――びきり、と一瞬体躯が硬直した。それはひどく微細なズレ。しかしその誤差が突撃の軌道をわずかにブレさせた結果、必中の一撃は虚しく空を切り裂いた。偶然ではない。

「光よ我が願いを叶えたまえ。聖なる力、邪なる者を封じる力をここに」
 今の現象がユーベルコードヒプノシスリストラクション――筒石・トオル(多重人格者のマジックナイト・f04677)は眼鏡から点滅する光を放ち、催眠によりオブリビオンたちの動きを一時的に封じる。
 それを筒石の持つ戦闘センス、天賦の才がそれを比類なき戦闘技術へ高めながらオブリビオンの動きを限定化させた。攻撃を繰り出すその直前に催眠による硬直を及ぼされれば、当然狙いが狂う。
 気付かない程度のわずかな誤差でも、筒石の直感と身のこなしを相手にするならばまさに痛恨の隔たり。ゆえに筒石のユーベルコードは単純ながら強力だ。
 かくして無茶をした故の大振りの直後、体勢を立て直すために生まれる一瞬の隙に筒石の必殺が怒涛の勢いで叩きこまれるのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

タカシ・セイヒ(サポート)
元アルダワの生徒異端児セイヒです
感心は魔術探求にありますが猟兵としての仕事を疎かには致しません
場を乱さず他の猟兵の皆さまと協力して事件の解決に従事して参ります
魔術師なのであまり前に出ての近接戦は得意ではありませんが魔術の撃ち合いや後方支援や援護等で皆さまのお役に立ちたいと思います
珍しい魔術や遺跡等には好奇心が先走りたまに暴走することもありますが出来るだけ自制して参ります
腕が四本も有りますので素早い作業等もお役に立てると思います
本業は魔術研究者なのでその知識をいかして対魔術や対魔獣でもお役に立つと思いますのでどうぞよろしくお願い致します。



「防御は無意味、全ての綻びは歪み断裂する」
 結果、タカシ・セイヒ(探究者の成れの果て・f37132)のたった一節の詠唱で世界は微塵に断裂され、巻き添えに空間を穿ちながら、世界そのものを震撼させる。
 破壊した地点――その空間の歪みのみならず、周囲の空間までが連鎖的に砕け散り欠片も残さず消し飛ばす、ユーベルコード:綻びは空を裂くクリティカルゾーン
 逸れは空間の歪みをぶつけてあらゆる物体に綻びを生じさせる防御不能の上級魔術、こうなってしまえば趨勢は誰の目にも明らかだ、鼠は猫に噛みつけたとして、獅子を前には死を悟る。たとえ攻撃できたとしても、それは無駄な蛮勇だ。立ち向かったけど死にましたでは、それこそ無駄死にと変わらない。
 それでいて、あらゆるに場面においてタカシの技量が生かされていない箇所など見当たらない。余すことなく、すべてが絶技。こうしてあらゆるオブリビオンの行動を綻びは空を裂くクリティカルゾーンはねじ伏せていく。

成功 🔵​🔵​🔴​

天日・叶恵(サポート)
私なりの、お狐さまの矜持としてささやかなお願いがあればついでで積極的に叶えたいです
例えば、探しものを見つけたり、忘れ物をこっそり届けたり、道をこっそり綺麗にしたり、といったものです
それ以外では、オブリビオン退治に必要であればできるだけ違法ではない範囲でお手伝いしたいと思いまーす

戦闘については、昔は銀誓館学園で能力者として戦っていたので心得はありますー
補助や妨害といった動きが得意ですねぇ
あとは、白燐蟲へ力を与えて体当たりしてもらったり…術扇で妖力を込めたマヒ効果の衝撃波を出したり、でしょうか?

他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも公序良俗に反する行為はしません。



「英雄霊よ、力をお貸しください――リベレイション!」
 名も無き英雄霊の力を借りることで、天日・叶恵(小さな神社のお狐様・f35376)は一時的に尾が九本の妖狐に変身し、その戦闘能力を爆発的に増大させていく。
 元は儀式を通して行う強化、それを即時に可能とする抜け道こそがユーベルコード:リベレイション妖狐覚醒
 向上した能力によって生み出されるは無数の狐火。それが天日を中心に円を描き、高速で旋回と反転を繰り返しながら流れ星のように飛翔した。大気を震わせるような轟音、直撃しては崩壊していく蜜蜂の群れ。
 連続して生み出されては発射される焔の飛沫を前に、大量の蜜蜂の群を率いたアピスドラゴンもひとたまりもなく爆砕される。驚異的な出力を有しているのか、空中を泳ぐように進む狐火は信じがたい軌道を描いてオブリビオンへと殺到して凄まじい爆風を生み出していく。

 同時にそれはあたかも主を守護する絶対の防壁であり、揺らめく炎が周囲を華麗に浮遊して、接近する如何なるオブリビオンも逃がさない。水中に敷き詰められた機雷の如く、不用意に近づく者を木端微塵に消し飛ばす。今の天日に突貫を仕掛けることは、まさにそのまま奈落への片道切符だった。

成功 🔵​🔵​🔴​

高階・茉莉(サポート)
『貴方も読書、いかがですか?』
 スペースノイドのウィザード×フォースナイトの女性です。
 普段の口調は「司書さん(私、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」、時々「眠い(私、キミ、ですぅ、ますぅ、でしょ~、でしょお?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。

読書と掃除が趣味で、おっとりとした性格の女性です。
戦闘では主に魔導書やロッドなど、魔法を使って戦う事が多いです。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!



「幾千もの書物の知識よ、私の中に眠る書物の記録よ、目覚めなさい!」
 高階・茉莉(秘密の司書さん・f01985)がユーベルコード:司書の覚醒を解放した次の刹那、顕現したのは視界を埋め尽くす程の光輝。嵐に吹き飛ぶ瓦礫が如く、光杭が弾雨と化して襲来した。蜜蜂竜アピスドラゴンと蜜蜂竜娘パックはもはや、受けようだとか切り払おうとか、それを躱す、避ける、逃げる――そんなことは思いもしない。
 嘗て読んだ幾千もの書物の知識に覚醒して秘密の司書さんに変身したことで生まれた、それほどの数、そして速度に質量。それらがもたらす破壊力と脅威のほどは最悪と言って余りあるだろう。人体を藁のように貫通する光の棘が、散弾に等しい密度で空を裂いて飛翔してくる。
 しかもこれら、一撃たりとて当たれば駄目だ。即座にオブリビオンへと着弾した箇所から咲き誇っていく煌めきの光華。高階のユーベルコードに彩られて絵物語が如き世界へと転じていく。

成功 🔵​🔵​🔴​

ミーヤ・ロロルド(サポート)
『ご飯をくれる人には、悪い人はいないのにゃ!』
楽しいお祭りやイベント、面白そうな所に野生の勘発動させてくるのにゃ!
UCは、ショータイムの方が使うのが多いのにゃ。でもおやつのUCも使ってみたいのにゃ。
戦いの時は得意のSPDで、ジャンプや早業で、相手を翻弄させる戦い方が好きなのにゃよ。

口調だけど、基本は文末に「にゃ」が多いのにゃ。たまににゃよとか、にゃんねとかを使うのにゃ。

食べるの大好きにゃ! 食べるシナリオなら、大食い使って、沢山食べたいのにゃ♪ でも、極端に辛すぎたり、見るからに虫とかゲテモノは……泣いちゃうのにゃ。
皆と楽しく参加できると嬉しいのにゃ☆

※アドリブ、絡み大歓迎♪ エッチはNGで。



「このあたりには、冒険者さんも他の猟兵さんも居ないにゃ、だったら――」
 ミーヤ・ロロルド(にゃんにゃん元気っ娘・f13185)は周囲にオブリビオンしか居ないことを確認すると、思いっきり肺に息を吸い込んで――まるで砲撃のようにそれを吐き出した。

「アオォォォォンッ」
 大気そのものを激震させながら放つ、ミーヤのユーベルコード:人狼咆哮の咆哮。爆発的に発生する破壊の余波が戦場を無差別に荒れ狂う。
 その音という防御も回避も不可能な攻撃を前にオブリビオンが顔を歪めて、思わず身を竦ませてしまう。
 そんな敵手へと奔る追撃。的確に、完璧に、最適化された戦闘行為に迷いはなく、両腕に装備したガジェットを二振りの刃とし動きを止めたオブリビオンを次から次へと切り払う。
 その度に感覚は研ぎ澄まされより鋭さを増していくのか。徐々に加速していく斬撃の回転速度が跳ね上がっていく。
 攻撃の予兆を読ませぬトリッキーなモーションから、最も予測困難な軌跡と呼吸でオブリビオンへと致命を放った。

成功 🔵​🔵​🔴​

高柳・源三郎(サポート)
旅芸人一座の座長、それが高柳源三郎じゃ!!(まだ零細なんじゃがな......)。
性格は酔いどれおやじじゃが旅芸人一座の座長なので本番(戦闘)では酔いが殆ど覚めて戦うことが出来るんじゃ。
武器である【不思議なたぬき人形「はな」】【暗殺用たぬき人形「たろう」】を使いまるで踊りや人形劇をするかのう様にユーベルコードを使い戦うのじゃ。時々【竜珠】に封じ込めてある骸魂・八岐大蛇に乗っ取られて暴れて回ってしまうんじゃ。
情報収集は芸をして道行く人の足を止めて人達の噂話を聞けば集められると考えてとるんじゃ。
宴会技能が高いので戦場で宴会をするんじゃ。
口調は(わし、~殿、じゃ、のう、じゃろう、じゃろうか?)です。



 高柳・源三郎(幕府公認?の飲んだくれ野郎な旅芸人座長呑兵衛・f15710)は一対の狸の柄が描いている扇子を構えてはオブリビオンへと奔る。
 その一撃は普段の高柳とは比較にならない程に冴え渡っては蜜蜂竜アピスドラゴンと蜜蜂竜娘パックを追い詰めていく。

「酒の力を借りんでもやる時はやるんじゃ」
 その理由はユーベルコード:禁・酒・神・速ノンアルコール・オーバースピードを解き放立てるほどに体内にアルコールが無く、意識がはっきりとし酔いどれていない状態が故。
 眼光に宿る覇気もまた翳りは一切無し。滾る決意を秘めながら跳躍した高柳の動きは続けて神業を見せ付ける。繰り出された疾走は超高速の八艘飛び。上下左右へ、天から地へ。弾性に富んだピンボールが如く跳ね回り、あらゆる向きへと飛び続けていた。移動の軌跡はまるで稲妻だ。
 強引にオブリビオンの知覚限界を振り切っては、隙を晒した敵手へと鉄で作られたたぬき印の扇子で敵手へと深々とダメージを刻み込む。

成功 🔵​🔵​🔴​

スピネル・クローバルド(サポート)
『お姉ちゃんに任せておいてね♪』
 妖狐のクレリック×アーチャーの女の子です。
 普段の口調は「女性的(私、あなた、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」、兄弟姉妹には「優しい(私、~君、ね、よ、なの、なの?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。

性格は温厚で人に対して友好的な態度をとります。
滅多に怒る事はなく、穏やかです。
怖そうな敵にも、勇気を持って果敢に挑む一面もあります。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!



「――こちらに気付かれる前に、オブリビオンを射抜いてあげましょう」
 スピネル・クローバルド(家族想いな女の子・f07667)のユーベルコード:千里眼射ち、10秒の集中の後に、視界に僅かに映しただけのオブリビオンを完全に狙いを定めた。
 刹那、応えるように飛来する弓矢。間髪を入れずへと蜜蜂竜アピスドラゴンと蜜蜂竜娘パックへと、矢継ぎ早に矢が放たれた。スピネルのフォレストスナイパーより発射された一撃はオブリビオンの胴体へと正確に命中。

 見事にオブリビオンへと狙撃を命中させたスピネルは動かない、動く必要がないからだ。
 それはオブリビオンが行動を開始し、進路をスピネルへと一直線に変化させた途端、再び狙いを研ぎ澄ました一撃が炸裂し、今度はたちまち敵手を蜂の巣へと変えるに違いない。
 オブリビオンの動きを誘っているのは明らかだろう。同じ理屈で逃走も不可能、奴から離れようとすればそれだけで経路は限定されてしまう。狙い撃ってくれと言うようなものだった。
 スピネルへと近付くか、離れるか――どちらにせよ、降り注ぐ弓矢の豪雨は少しでも動きを読まれたが最後。スピネルの膨大な経験で培った予測能力により、オブリビオンは各個撃破されてしまうのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

厳・範(サポート)
長年の修行で誘惑に強いお爺です。
食べ物に制限はありません。
話し方は古風です。

亡き親友との約束(世界を守る)で、封神武侠界のみで活動していましたが、『仁獣』性質と親友の幻影の後押しで決意し、他世界でも活動し始めました。
「放っておけぬのよ」

動きとしては、主にサポートに回ります。
【使令法:~】では、麻雀牌を利用して、対象生物を呼び出します。
【豹貓】は睡魔を呼ぶ、【胡蜂】は恨みの毒(理由は秘密の設定にて)という感じです。

また、半人半獣もしくは本性の麒麟形態だと、背に人を乗せることがあります。

なお、武侠の血が騒ぐと足技が出ます。

依頼達成のためとはいえ公序良俗に反する行為はしません。
あとはお任せします。



 凛と輝く雷公鞭から美しい降り注ぐ雷が放たれている。厳・範(老當益壮・f32809)は敵手へと続けて二閃、重ねて三閃、怯んだ蜜蜂竜アピスドラゴンと蜜蜂竜娘パックたちへ更に四閃。体勢を崩したオブリビオンへと追撃ばかりに、無謬の解体が降り注ぐ。
 ユーベルコード:宝貝「雷公天絶陣」の乱れ舞う轟雷の中、音の壁ごと雷公鞭で雷撃と共に斬り刻みながら連撃を紡ぐ。逸らず惑わず、迅速に。猟兵の見本じみた流麗さで挟み撃ちの連撃は、オブリビオンを順当に追い詰めていく。右へ左へ、疾風のごとく不規則に。されど時には厳自らも迅雷と化し、恐るべき緩急をつけながら、繰り出す猛攻。
 より磨き抜いた心技体、もっと正確に言えばより修練を積んできた側へ軍配が上がるというのが、揺るぎない世界の節理、ゆえにオブリビオンは厳に敵わない。
 格上相手との交戦経験という質の問題に加え、ユーベルコードを極めた時期の差という量の問題が現れる。結果、覆せない程に彼我に隔絶した力量を露わにしたのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

雪代・桜花(サポート)
 桜の精の仙人×パーラーメイド、17歳の女です。
 普段の口調は女性的(私、~様、です、ます、でしょう、ですか?)
サクラミラージュの山奥で生じた桜の精で、普段は『帝都桜學府』に通いながら色んなアルバイトをしている猟兵です。

UCによる技能強化で他参加者の文字通りのサポート役(戦闘支援の他、一般人相手の情報収集や敵地の偵察、給仕など)が理想です。
UCの『オールワークス!』で状況や目的に応じた手持ちの防具に着替え、その初期技能を上昇させ【情報収集】や【破魔】などでサポートします。あるいは軽機関銃と素の【援護射撃】や【制圧射撃】で戦闘をサポート。
その他、桜の精として影朧の転生やUCによる回復も可能。



 桜の花吹雪を放ち、雪代・桜花(桜仙・f23148)は蜜蜂竜アピスドラゴンと蜜蜂竜娘パックを微睡みに誘っては、その動きを鈍らせていく。それと同時に、精霊の魔力で弾頭コーティングされた強化弾丸の雨霰、オブリビオンへと奔っていく軽機関銃。
 全身に銃弾の雨霰がめり込むが、弱体化しているとは言えあちらも仮にもオブリビオン。瞬間的に身体能力をスペックに跳ね上げ、逸脱した速度と筋骨強化で無数の弾幕を突破する。

「ええ、そのくらいはやってくれますよね」
 眼窩へと迫った敵手――弾丸は本来の性能ならばありえない精度と速度でもって、激しい螺旋を描きながらオブリビオンへと飛来した。その連続斉射は想定通りその効力を発揮する。
 徹底して敵対するオブリビオンの望むような行動をさせないことは、単純ながら勝負事の鉄則だ。常に攻撃を加え続けることで回避のためユーベルコードを使用せざるを得ない状況を作りだし、その上で雪代が最大の脅威として獲物を無限に追い詰めた。

成功 🔵​🔵​🔴​

ステラ・カガミ(サポート)
『よろしくね。』
 人間のシンフォニア×サウンドソルジャー、18歳の女です。
 普段の口調は「年相応の少女口調(あたし、~くん、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」、偉い人には「丁寧(私、あなた、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」です。

踊り子兼歌姫なので歌ったり踊ったりすることが大好きです。
明るく好奇心旺盛な性格で、自慢の歌と踊りで旅費を稼ぎながら世界を回っています。
戦闘では歌や踊りを使っての援護に回ることが多く、ユーベルコードもそれに準じた使い方をします。
描写NGはありませんので、あらゆる用途で使って頂いて大丈夫です。



 蜜蜂竜アピスドラゴンと蜜蜂竜娘パックの猛威をなんとか掻い潜り、背中を斬り裂くとさらに何度も往復し、ステラ・カガミ(踊り子兼歌姫・f14046)は舞い踊るように飛び回って華やかな飾りを付けて踊り子用に改造された九尾扇で敵手の体躯を斬りつけた。

「こんなに切った張ったの戦いは好みではないんだけど、冒険者さんたちを護るためならしかたがないわね」
 告げ、踏み込んだ一足にて――オブリビオンの矢継ぎ早の猛威をひたすらに潜り抜ける、舞うように放たれた乱舞。卓越した観察眼でオブリビオンの動きを読み切った。
 しゃらんしゃらんと響く玻璃の音色と同時に、霞の如くステラの姿が何度も何度も掻き消える。どのような理合の下、編み出された歩法なのか。一歩踏むたびに地を縮めたかの如く、ゆらゆらと木の葉のように。右へ左へ、変幻自在に。
 もはや傾いたイニシアティブは、取り返しの付かぬ負債となってオブリビオンの動きを封じていた。何をしようと全てが後手、ステラの読みの内に絡め取られてしまっている。
 ステラの演出する公演の舞台上に、今やオブリビオンは完全に乗せられていた。

成功 🔵​🔵​🔴​

レイン・ファリエル(サポート)
『さぁ、貴方の本気を見せて下さい』
 人間のサイキッカー×ダークヒーローの女の子です。
 普段の口調は「クールで丁寧(私、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」、機嫌が悪いと「無口(私、アナタ、ね、よ、なの、かしら?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。

性格は落ち着いてクールな感じのミステリアスな少女です。
人と話すのも好きなので、様々なアドリブ会話描写も歓迎です。

 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!



 レイン・ファリエル(クールビューティー・f17014)のその動きは暴虐を具現したような蜜蜂竜アピスドラゴンと蜜蜂竜娘パックたちに比べ、正確無比そのものだった。最小限の動きでサイレントナイトメアを叩き込み、確実に一撃で一体を絶命させる。サイキッカーの知覚によって動きを先読みし、オブリビオンを同士討ちを誘発する位置へと移動する。
 そして、敵が発砲を躊躇する一瞬の間に、最小のエネルギーで動く、稼働音の小さく隠密行動に長けたキャバリアが戦場を駆けて、オブリビオンの命を刈り取っていく。

「必ず仕留めてみせますよ、オブリビオンを秘蜜の森に残すわけにはいきませんから」
 幻想の謡により引き上げられた知覚と身体能力によって繰り出される殺戮の套路。動きを止めたオブリビオンの陰から背後に回り、死角を縫って奇襲を加えたのだった。エナジーの込められた攻撃が打ち込まれるたび、オブリビオンは外殻の内部を血みどろにしながら糸の切れた人形のように倒れ伏していった。

成功 🔵​🔵​🔴​

春霞・遙(サポート)
UDC組織に所属して、UDC関連の一般病院に勤務している小児科医です。
行動の基本方針は困っている人が居るなら助けたい、人に害をなす存在があるなら退けたい。
戦う力はあまりないですけど、自分が傷を負うとしてもみなさんのお手伝いができれば嬉しいです。

基本的に補助に徹します。
「医術」「援護射撃」「情報収集」から、【仕掛け折り紙】【葬送花】での目くらましや演出、【生まれながらの光】【悪霊祓いのまじない】で照明や目印を付けるなども行えるかと思います。
攻撃は拳銃による射撃か杖術が基本で、その他はUCを使用します。
【悔恨の射手】【未来へ捧ぐ無償の愛】は基本的に使用しません。

シリアス以外ならいたずら好きの面も。



「残ったオブリビオンたちも一掃させましょうか」
 春霞・遙(子供のお医者さん・f09880)は戦場に残った最後の蜜蜂竜アピスドラゴンと蜜蜂竜娘パックたちを見据えてユーベルコード:バレットレインゴーストジェノサイダーを解き放つ。
「死者を穿つ礫は天地に広く降り注げ」
 次瞬、オブリビオンたちを襲うのは猛然たる弾丸の驟雨。まるで途切れない滝の如く、怒涛となって放たれるバレットレイン。かつてない規模と激しさでオブリビオンを撃滅している。

「――っと、蜜蜂を操る事も出来たんですね」
 オブリビオンは劣勢を覆すべく、この秘蜜の森に住む特有な巨大蜂を使役して春霞へと奔らせるも地面を強く蹴り、舞い上がるようにして回避されてしまう。
 そして再び、銃火が百花繚乱と狂い咲いた。耳を讐するその轟音に重なって、剣戟にも似た金属の調べが雷雨さながらに木霊する。巨大な蜜蜂を槍衾にしていた必殺の突撃が、一体も残らず打ち抜かれたのだ。

「これで終わりです」
 あまりの猛威に瞠目しているオブリビオンへと、電光石火――研がれた決意の弾丸が必滅と唸りを上げた。敵手の急所へと吸い込まれるように奔った弾丸は鮮血の華を咲かせてオブリビオンを完全に無力化するのだった。

 かくして猟兵たちの活躍によって秘蜜の琥珀を狙うオブリビオンたちは撃退された。
 こうして大いなる危機も回避され、猟兵たちや冒険者たちは多くの蜜飴を持ち帰り、その一部が近くの『ツィトローネ』の街に流通して、また大いに美味しい特産物で盛り上がるのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​



最終結果:成功

完成日:2022年09月06日


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#アックス&ウィザーズ
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#戦後


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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


挿絵イラスト