おもいのままぱるふぇ
カクリヨファンタズムの妖怪親分たちのもとへは、たくさんのお中元が届く。
それは普段は世界の崩壊を防ぎ、平和を守るためにそれぞれのやり方で活動しているから。
そんな彼等を慕う妖怪たちからお中元シーズンには毎年大量のお菓子や果物、お買物券。お祭り参加権に盆踊りのお菓子券――とにもかくにも、いっぱい届く。
いっぱい、たくさん、いっぱい、それはもう際限なく膨大に。
そこで、親分たちは考えた。
頂き物を無駄にするのは申し訳なくてできない。けれど自分たちだけでこの大量の送りものはとても使い切れない。
だが、妖怪親分以上のカクリヨの大恩人――猟兵たちへのおすそ分けならば、誰も不幸にはならない!
そんなわけで猟兵たちへと妖怪親分たちは声をかけるのだった。
お中元、
もらってと。
●案内
妖怪親分たちからたくさんのお中元をいただいたのだと、隠乃・皎(不全・f28163)はそうっと切り出す。
妖怪親分たちの元に届くお中元は毎年膨大。しかし無駄にはできない。
そこで、恩人である猟兵たちへのおすそ分けとなったのだ。
「わたくしも沢山いただきました! 皆様もそうではないかと思いまして……」
皎のもとに届いたそれは、フルーツやジャム、アイスクリームにヨーグルト、焼き菓子などいろいろ。
それらを見て皎は思ったのだ。
これは、パルフェが作れるのではないかしらと。
「わたくしひとりで作るのも寂しいので、皆様もよろしければご一緒にいかがかしら、とお誘いでございます!」
皆様のもとに届いたお中元。それらでも、こちらにあるお中元でもと皎は言う。
何でも好きに使って、パルフェを作って美味しくいただくのはきっととても幸せな事だからと。
「あ、それから……パルフェを作る器は御持参くださいませ」
それは背の高いグラスでも、お皿でも、なんでもいい。硝子の金魚鉢でもいい。
だってパルフェを作るのは自分なのだから、想いのままに自由に作っていいのだ。
「折角ですので、カクリヨファンタズムの海辺でいたしましょう!」
海辺にあす貸別荘。そこなら広く、作業もしやすい。出来上がったら外に出て食べるのもよしというところ。
そういって皎は笑むと、それからと少しごにょごにょとしつつ。
「わ、わたくしちょっと不器用なところもありますので、もしもの時は手伝ってくださいませ……!」
そんなお願いをひとつしつつ、グリモアを輝かせる。
案内先は、パフェを作るための材料がたくさん揃った海辺の貸別荘。
志羽
お目通しありがとうございます、志羽です。
詳細な受付期間については【マスターページ】【シナリオ上部のタグ】で案内しますのでお手数ですが確認お願いいたします。
オーバーロードでプレイングをいただける場合、いつ送っていただいてもOKです。
一章まるっと、お遊びシナリオです。
妖怪親分たちはいません。
お中元を使ってパフェを作ろう! という感じです。
コンフィチュール、アイスクリーム、フルーツ、お菓子、駄菓子。和菓子に洋菓子。
色々あります。
それらを好きに組み合わせて、パフェを作ります。
なお生クリームだけはがんばって自分で作る、になります。チョコレートソースなどもありますのでどうぞお好きに自分だけのパフェをおつくりください!
パフェお任せの場合、プレイング冒頭に★とお願いします。その場合でもフルーツたっぷり、とかチョコレートたっぷり、のような感じで方向性をいただけると嬉しいです。
大人のパルフェ…! と厳選するのも、もりもりのおおもり! というのも。
和風の、などもどうぞお好きに。なんでも作ろうと思えば何でもそろって作れます。
公序良俗に反しない。また他の方に迷惑のかからない内容でしたら問題ありません。
当然の事ながら、未成年の飲酒喫煙については絶対禁止です。(なお見た目年齢で判断致します)
グループ参加などの場合は、ご一緒する方がわかるように【グループ名】や【ID】を記入していただけると助かります。また、失効日が同じになるように調整していただけると非常に助かります。
お声がけあれば志羽のグリモア猟兵も遊びに参ります。
以上です。
ご参加お待ちしております。
第1章 日常
『無限お中元のお裾分け』
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POW : 宴席の料理や飲み物を楽しむ。
SPD : カクリヨのアミューズメントを楽しんで回る。
WIZ : 日持ちする料理や保存食を作ってみる。
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曲輪・流生
★
流石親分さん達ですよね…すごい量のお中元です。
あ、僕もカクリヨ住人として親分さん達にお中元を送るべきなのでは…!?
…いえいえ…これ以上増やした方が迷惑ですよね。
パルフェの器はこの美しい硝子のグラスにしましょう。うーん…器はきまりましたがどんなものを入れたらいいかまったく見当もつきません。
そうだ…!三人の親分さん達をイメージしたものを選んでみましょう!
(それぞれのイメージを一生懸命考えながら楽しげに盛り付けて)
できました!これで少しはお役に立てればいいのですが…!
あ、もちろんしっかりいただきます。
ん、とっても美味しいです♪
●親分さん達を思って
積み上がるお中元の数々――曲輪・流生(廓の竜・f30714)の目線は下から、上へと向かっていく。
「流石親分さん達ですよね……すごい量のお中元です」
流生はその多さに瞬いて、そしてはっとする。
「あ、僕もカクリヨ住人として親分さん達にお中元を送るべきなのでは
……!?」
今からでも遅くは、と思ったのだけれども、目の前にあるお中元の数々。皆に配ったといってもまだありあまるそれ。
「……いえいえ……これ以上増やした方が迷惑ですよね」
むしろ、使うのがお中元になる気もするところ。
流生がパフェの器にと取り出したのは美しい硝子のグラス。
すっと背の高いシンプルな器。
「うーん……器はきまりましたがどんなものを入れたらいいかまったく見当もつきません」
このグラスに何をいれてパルフェを作るか――流生はむむと唸ってしばらく考え込む。
そしてぱっと思いついたのは。
「そうだ……! 親分さん達をイメージしたものを選んでみましょう!」
何があるかなと、親分さん達のイメージはと流生は思い浮かべながら中元から選んでいく。
ねこまたのクッキー缶を見つけてぱっとこれと握って。それから金色のゼリーはやさしい色合いで彼のよう。雷型のチョコレートの中には竜が一つ混ざっている。それからポップでカラフルな金平糖も、親分の一人を連想させる楽しさだ。
それぞれのイメージを一生懸命考えながら盛り付けていくのはとても楽しい。
グラスの中できらきら輝く金色のゼリー。その上には彼等を連想する色のアイスクリームをのせる。小豆、オレンジ、レモン、そしてカラフルな色合い混ざるもの。
それに生クリームでふわっとさせたら金平糖に、チョコレートにクッキーと賑やかに。
「できました! これで少しはお役に立てればいいのですが……!」
親分さん達のお中元も少しは減ったかなと流生は零し、作ったのだからとスプーンを持つ。
もちろん、これをしっかりいただかねばと。どこから食べようかなとひとすくい。
「ん、とっても美味しいです♪」
口に運んだそれは、甘さに満ちていた。
大成功
🔵🔵🔵
雪・兼光
【ワイハン】
親分となるとお中元の処理に困るんだな
人徳も持ちすぎると大変だな
羨ましいがな
パフェを食べるのは肩身が狭いが今の俺は一人じゃァないっ!
早速、仲間の分も含めて生クリームを泡立てなければ速く泡立てるためには悪魔だ
アガレス!
俺の生クリームを泡立てるスピードを速くしろ
代償はお前の分も作るコレでどうだ?
後は悪魔のように大胆にッ
天使のように繊細にッ
甘さは控えめで泡立てだ!
コンフィチュールはマーマレード
アイスクリームはオレンジアイス
フルーツは柑橘系
トドメは生クリーム
ドデカサイズのパフェ(自分とアガレス分)が爆誕だぜぇっ
なんだ?龍巳さん、食べてみるかい?
お言葉に甘えて一口貰おうかな
少し、飲み物が欲しい
龍巳・咲花
【ワイハン】
人徳を持ちすぎると大変でござるかあ
拙者には遠いお話でござるなあ
パフェ作りでござるな!
拙者雑誌で見たやつを作ってみたいでござる!
クリームは兼光殿が作ってくれるそうでござるし、拙者は早速取り掛かるでござるよ!
まずはメロンを半分に切って、中身を取り出して、片方からはディッシャーで果肉を取っていくでござる!
もう片方にその果肉と他のフルーツ、アイスクリームに作ってもらった生クリームを乗せれば、贅沢なフルーツパフェの出来上がりでござるう!
兼光殿達も食べるでござるか?
代わりにジャンボパフェも味見させてほしいでござるよ!
承知でござる!
お中元の中にコーヒーが合った筈でござるな、淹れてくるでござるよ!
●至高の生クリームと共に
「親分となるとお中元の処理に困るんだな」
雪・兼光(ブラスターガンナー・f14765)は龍巳・咲花(バビロニア忍者・f37117)と一緒にお中元の前に。
ふたりが思うのはひとつ――人徳も持ち過ぎると大変。
「羨ましいがな」
「拙者には遠いお話でござるなあ」
と、お中元が重なる姿に思うのだ。そして今日はこのお中元を使っての時間。
「パフェを食べるのは肩身が狭いが今の俺は一人じゃァないっ!」
と、兼光は小さく拳握る。今日この場では、誰だって作って食べていいのだ。
「拙者雑誌で見たやつを作ってみたいでござる!」
咲花は雑誌で見たものを思い浮かべて――さらにイメージを固めていく。
それに必要なのは生クリーム。しかしその準備は咲花ではなく兼光の仕事だ。
生クリームを泡立てる。早く泡立てるためには、悪魔だ。
「アガレス!」
兼光は悪魔の名を呼ぶ。召喚された悪魔は『よんだぁ……?』と兼光に何を求めているのかを問う。
「俺の生クリームを泡立てるスピードを速くしろ。代償はお前の分も作るコレでどうだ?」
生クリームを泡立てる……となんだかそれは何時もとは毛色の違うもの。そして代償となるものはどうやら甘いもののよう。
アガレスは了承とばかりに兼光の動き、それを速める。
「悪魔のように大胆にッ」
ガシャガシャと泡だて器の音たてて。
「天使のように繊細にッ」
しかし、その扱いは優しく柔らかに。
「甘さは控えめで泡立てだ!」
砂糖の量は少なめにして、冷やしながらエンドレス泡立て。
ゆるいかたさから角たつふんわり生クリーム。完璧な仕立てだ。
「クリームは兼光殿が作ってくれるそうでござるし、拙者は早速取り掛かるでござるよ!」
まず、と咲花はメロンを半分に。中身を取り出して、片方からはディッシャーで果肉をとっていく。
そしてもう片方にその果肉に、林檎やオレンジ、葡萄に苺をたっぷりと。
そしてアイスクリームに、兼光に作ってもらった生クリームをふわわと乗せれば。
「贅沢なフルーツパフェの出来上がりでござるう!」
そして兼光のパフェも彩られていく。
マーマレードがグラスの一番底に。その上にオレンジアイス。フルーツはオレンジだが、それも数種類あるのを飾って、トドメに生クリーム。
「ドデカサイズのパフェが爆誕だぜぇっ」
それは自分とアガレスの分だ。
できあがったふたつ――自身の一品だ。そしてパルフェができたなら、あとは食べるだけ。
「兼光殿達も食べるでござるか? 代わりにジャンボパフェも味見させてほしいでござるよ!」
そっちのパフェも気になる咲花。兼光はその様子にふと笑んで。
「なんだ? 龍巳さん、食べてみるかい?」
お言葉に甘えて一口貰おうかなと言う兼光にどこでも好きなところをと咲花はずずいと差し出す。
そしてひとすくい――兼光の口に運ばれたそれは甘く。
美味しいのだが、パフェだけを食べ続けるよりは。
「少し、飲み物が欲しい」
「承知でござる!」
兼光の零した言葉に咲花はしゅばっとそれを取りに。
「お中元の中にコーヒーが合った筈でござるな、淹れてくるでござるよ!」
御湯を沸かして淹れたコーヒー。その香りがふわと広がっていくのもまた、心地よい。
パフェのその隣に、飲み物添えて――そうしたらもう一口はもっと美味しくなる。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
七々澤・麒麟
【ルーナ(f01357)】と参加
アドリブOK
なんだなんだ、食材が一杯余ってるみてーじゃん
ここは旅団の台所を預かっているオレが、ひと肌脱いでやらねーとな!
とルーナに力こぶを見せてから、並んで別々のパフェを創作
オレが作るのはくり抜いた白桃の中にアイスとクリームを詰めた
贅沢まるごと桃パフェだ!
こんだけ食材が余ってんだし、がつんと使わねーと勿体ないしな!
出来上がると、ドリンクと共に一緒に頂きます
…おっルーナはオレをイメージしたパフェを作ったのか
可愛いやつめ★
ヨシヨシ撫でて褒めてからぱくりと食べれば、
口内にフルーティで楽しい食感が広がる
オレの桃パフェも食べさせ合い、
互いの出来の良さにウンウン満足気に頷く
ルーナ・リェナ
麒麟(f09772)と
ねえねえ麒麟、パルフェだって
作って一緒に食べよ?
えーっと、麒麟っぽいのってどんな感じかなぁ
マンゴーとか木苺とかいっぱいで、暑いからアイスも乗せてホイップ絞って……チョコウエハースも挿しとこ
あとはドリンク
海っぽく青いのってある?
できたら頑張って持ち上げて麒麟の前に持ってく
じゃじゃーん、麒麟イメージパルフェだよ!
さっそく食べてみて?
スプーンですくって麒麟の口元に差し出す
麒麟の作ってくれたパルフェも味わうよ
ん-ーーー、美味しい
桃とアイスとクリームと、全部のバランスがいいね
●ふたりのパルフェ
「なんだなんだ、食材が一杯余ってるみてーじゃん」
こっちは、素朴な味の善哉詰合せセット。こっちはフルーツ缶か! と七々澤・麒麟(GoldyFesta・f09772)は積みあがるお中元を覗き見て、どれも良さげだと興味いっぱい。
そしてここで何を作っているのかというと――それを知っているのはルーナ・リェナ(アルコイーリス・f01357)だ。
「ねえねえ麒麟、パルフェだって。作って一緒に食べよ?」
「ここは旅団の台所を預かっているオレが、ひと肌脱いでやらねーとな!」
その誘いに力こぶ作って見せて麒麟はすげーの作ってやるぜ! と口端あげて笑む。
ルーナと麒麟は、それぞれ材料を選んでパルフェを作り始める。
「えーっと、麒麟っぽいのってどんな感じかなぁ」
ルーナは傍らですでにパフェ作り始めている麒麟をちらり。
麒麟のイメージにあいそうなのは――とマンゴーや木苺をいっぱいに。
食べごろのマンゴーは香りもよくて、そこへ甘酸っぱいものを添えるルーナ。それから暑いからアイスものせてと選ぶのはシンプルなバニラアイスやチョコレートにと色々と。
フェアリーの身ではそれは自分が抱えるほどの大きさで作業は大変だけれども楽しさはある。次はどうしようかなと考えるたびに心は躍るのだから。
「ホイップを絞って……チョコウエハースも挿しとこ」
ふぅ、と一息。あとはドリンクとお中元のほうへルーナは向かう。
海っぽく青いのってある? と近くにいた人にきいて。でてきたのは綺麗な青いサイダー。
これでばっちりとルーナがそれを運ぶころ、麒麟も丁寧に作り上げていた。
くりぬいた白桃の中にアイスとクリームを詰めた、贅沢まるごと桃パフェ。
「こんだけ食材が余ってんだし、がつんと使わねーと勿体ないしな!」
ぱっと見は桃だ。瑞々しい白桃。けれどフォークを入れれば中はアイスとクリームという逸品の出来に麒麟は笑顔だ。
桃の果実感、そしてアイスとクリームの相性はばっちりだ。
そしてそこへルーナがサイダーを持ってきてテーブルに置けば、作ったパフェをよいしょと抱える。
「じゃじゃーん、麒麟イメージパルフェだよ!」
マンゴーにほかにもフルーツ色々一杯。ぱっとみても楽しげな雰囲気だ。
さっそく食べてみて? とルーナは自分の身程もあるスプーンで一口すくって、麒麟の口元へ。
「……おっルーナはオレをイメージしたパフェを作ったのか」
可愛いやつめ★ と麒麟は相好崩して、ルーナの頭をヨシヨシと撫でて褒めてから、その口元に寄せられた一口をぱくり。
口内に広がるのはフルーティさで、食感もそれぞれ違って楽しさが広がる。
美味しいと麒麟の笑みは深くなっていく。そして麒麟もルーナに桃パルフェをごちそうする。
「ん-ーーー、美味しい」
ほっぺたおちそうとルーナは頬押さえる。全て合わさった一口はとても贅沢だ。
「桃とアイスとクリームと、全部のバランスがいいね」
「だろ!」
もう一口いっとく? と麒麟が笑って、ルーナは頷いて口を開ける。
どちらのパルフェの出来もよくて、ウンウンと満足げに麒麟は頷いた。
美味しいパルフェで心もいっぱい満たされていく。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
ティル・レーヴェ
フェレス殿(f00338)と
わぁ、とうても素敵!
空の色でも海の色でもあるなぁ
涼やかな透明が
彼女の手でいっそう煌めいて
眩さに柔く目を細め
うむ、うむ!
此度は共に素敵なパフェを
いつか、かき氷でも満たそう?
楽しみも美味も欲張りたいもの、と
片目を弾けば手招いて
髪を緑のリボンで結んであげる
準備万端、ようお似合い
七色の其れは虹映す水溜りのよう
彼女の広げる型抜きに自分のも足して
人魚に、珊瑚、貝殻も
彼女の告げるふたりの形には頬緩め
任せて!と満たすアイス
抹茶の緑は其方色
葡萄の紫は妾色
其処に海色なミントも添える?
ふたりの好きが山盛りな様は
とうても綺麗で贅沢!
へへへ、幸せの形じゃなぁ
せーので一緒に頬張って
美味しいっ!
フェレス・エルラーブンダ
ティル(f07995)と
なつまで大事にとっておいたそらいろの金魚鉢
ほんとはかきごおりをやまもりにしようとおもってたけど
ぱへになってもきっとたのしい
つまみぐいはぐっと堪え
かみのけを結んでもらったら、つくる!
なないろの琥珀糖
もってきた型抜きで、ほし、さかな
ねこ。これ、わたし
すずらん。これ、ティル
にんぎ!ことしの、ティルのみずぎ
内側に貼り付けるようにすれば、そとからみえる?
アイスいっぱいいれてくれ
すーっとするみどり、ちょこがはいってるのがいい
ティルがすきなももと、わたしがすきなさくらんぼ
欲張ってたらでっかいやまになった
すごい、とくべつのぱへだ
茹だるような暑さもひとさじ頬張れば全部飛ぶくらい、
うまい!
●好きがいっぱい金魚鉢パルフェ
お中元でパルフェ――しかしその器は持ってこなければならないものだ。
フェレス・エルラーブンダ(夜目・f00338)はそうっと、それをテーブルの上に。
それはフェレスが、なつまで大事にとっておいたそらいろの金魚鉢。
そらいろの金魚鉢。その色にティル・レーヴェ(福音の蕾・f07995)は
「わぁ、とうても素敵!」
空の色でも海の色でもあるなぁとティルはちょんと、その金魚鉢に触れた。
そう言ってフェレスの耳がぴるっと動く。
涼やかな透明が彼女の手でいっそう煌めいて見えて、その眩さに柔くティルは瞳細めた。
「ほんとはかきごおりをやまもりにしようとおもってたけど、ぱへになってもきっとたのしい」
「うむ、うむ! 此度は共に素敵なパフェを」
けれどいつか、フェレスが最初に思い描いたようにかき氷でも満たそう? とティルが言えばフェレスはこくこくと大きく頷いた。
楽しみも美味も欲張りたいもの、と片目弾いて手招いて、ティルはそっとフェレスの髪に触れる。
緑のリボンをきゅっと結べば。
「準備万端、ようお似合い」
それを少しくすぐったい心地で、フェレスは受けて。
結び終われば、つまみぐいはぐっと堪える気持ちで、つくる! とこれから作るパルフェをイメージしてそわそわ。
パルフェは何で彩ろうか――ふたりの目にとまったのは、なないろの琥珀糖。
虹映す水溜まりのようとティルが想っているとフェレスは型抜きを取り出した。
ほし、さかな――そしてねこ。
「ねこ。これ、わたし」
そしてもうひとつ。
「すずらん。これ、ティル」
そう言ってふにゃと笑むフェレス。ティルも、これもあると取り出すのは人魚に珊瑚、貝殻も。
「にんぎ! ことしの、ティルのみずぎ」
人魚の型抜きを指さして、フェレスは尻尾をゆらり。
2人で笑い合って、その琥珀糖は、金魚鉢の内側にぺたり。
「そとからみえる?」
「ばっちりじゃよ!」
金魚鉢の内側、模様のようにつけたら一番下にはアイスクリーム。
「アイスいっぱいいれてくれ」
「任せて!」
どのアイスがいい? とふたりでアイスクリームを選んでいく。
抹茶の緑は其方色、葡萄の紫は妾色と互いの色見つけてティルは笑む。
「すーっとするみどり、ちょこがはいってるのがいい」
フェレスがこれ、と見つけてきたのはチョコミントだ。
「其処に海色なミントも添える?」
そえる、と頷いて金魚鉢の中はアイスクリームの海。
その上に飾っていくのは果物だ。
「ももとさくらんぼ」
これはぜったいにのせる、とフェレスが持って来たそれはティルとフェレス、それぞれが好きなもの。
ももとさくらんぼの他にも、苺も葡萄も、他にもたくさんの果物をのせて――キラキラ輝く金平糖や、焼き菓子も飾っていくと楽しくなっていく。
「欲張ってたらでっかいやまになった」
すごい、とくべつのぱへだとフェレスは瞳きらきら、嬉しさ零す。
「とうても綺麗で贅沢!」
ティルもすごい! と頬緩めて。
「へへへ、幸せの形じゃなぁ」
ん、と頷くフェレス。その手には――スプーン。ティルもスプーンを手にして、どこからいく? と食べたい場所にそうっと二人で一緒にひとすくい。
せーの、で頬張れば。
「うまい!」
「美味しいっ!」
この茹だるような暑さも頬張れば全部飛ぶくらい。
次は、お互いおすすめの好きな場所をもうひとくち。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
木常野・都月
【狐々】
なるほど…パフェを作るのか……
クロムさん、一緒にパフェ作りませんか?
ひゃくせんれんま…?
その、俺もパフェ作った事ないけど……
美味しいを集めたら、凄く美味しいかもって!
そういやパフェといえば、生クリームが…
クロムさん、これ、沢山かき混ぜられます?
精霊様、生クリームを冷やして欲しい。
さあクロムさん!混ぜましょう!
さぁ、盛り付けだ!
お茶の羊羹!これは美味いやつ。
マドレーヌと…クッキーと…しゅわしゅわゼリー、俺も乗せたいな!
(クロムさんの頬に生クリームがいる…)
ペロッ…うん、甘くて柔らかくて美味い!
よし出来た!
いただきます!
…お店のパフェと違う気がするけど、でも2人で作ったから美味しい!です!
クロム・エルフェルト
【狐々】
…………ん、製菓。ね。
こう見えても、百戦錬磨。(なお全敗の模様)
……御免、見栄を張った。
鍋物や味噌汁といった糧を作るのは得意
然し何故か製菓は全く駄目
でも、きみが助けて呉れるのなら
屹度見られる出来栄えにはなる、筈
生くりーむ、只管掻き混ぜれば善いの?
ん、それくらいなら。任せて。
(剣豪の握力×▲怪力=事故)
盛大に飛び散った生くりーむを手で拭う
……ん、甘くて美味し
盛り付けは、きみのをお手本に見つつ頑張る
羊羹の所を、涼やかなしゅわしゅわのぜりーに
まどれー、ぬ? を、苺に
?!?!!
え。頬に、くりーむ……。
そう。付いてた、の。
ぱふぇも甘くて美味しいけれど
甘く疼くこの気持ちが、心地よい
きみのお陰、だね
●みつけるあまさ
並ぶお中元を前に木常野・都月(
妖狐の精霊術士・f21384)はおお~と声零す。
様々な果物や、アイスクリーム、ヨーグルトやゼリーに焼き菓子エトセトラエトセトラ。色々なものが集っていた。
そしてそれで何をしているかというと。
「なるほど……パフェを作るのか……」
都月はその様子を目にし、クロム・エルフェルト(縮地灼閃の剣狐・f09031)へと向き直る。
「クロムさん、一緒にパフェ作りませんか?」
「…………ん、製菓。ね。こう見えても、百戦錬磨」
頷くクロムはぐ、と拳作って見せる。しかし都月はゆっくりと瞬いて。
「ひゃくせんれんま……?」
「……御免、見栄を張った」
クロムはすっとその拳をおろす。
鍋物や味噌汁といった糧を作るのは得意。しかし何故か、製菓は全く駄目。
でも、今日はきっと大丈夫。
きみが助けて呉れるのなら――
「屹度見られる出来栄えにはなる、筈」
こくんと頷くクロム。都月はその視線を受けて、今の気持ちを伝える。
「その、俺もパフェ作った事ないけど……美味しいを集めたら、凄く美味しいかもって!」
だから美味しいをいっぱい、一緒に集めようと都月はふにゃと柔らかに笑む。
ふたりで作るそれはとっても美味しくなるだろうから。
「そういやパフェといえば、生クリームが……」
これか、とクロムは持ってくる。生クリーム、砂糖。これを冷やしながらかき混ぜるのだ。
「クロムさん、これ、沢山かき混ぜられます?」
「生くりーむ、只管掻き混ぜれば善いの?」
都月のもってきたそれを受け取ってクロムはうんと頷く。
「ん、それくらいなら。任せて」
これをかき混ぜるだけならできる。しかしクロムは剣豪の握力を持つ。そして怪力――それが駆け合わさったなら、事故は必至。
「精霊様、生クリームを冷やして欲しい。さあクロムさん! 混ぜましょう!」
都月の願いにこたえて精霊様は生クリームはひんやりと。
そしてかしょかしょと音たててクロムはかき混ぜ始める。
その勢いは増してかしゃかしゃがしゃがしゃ。びゃっと生クリームは盛大に飛び散る。
味もばっちり? とクロムは飛び散った生クリームを手で拭ってぺろり。
「……ん、甘くて美味し」
味もばっちり。生クリームができたなら次は盛り付け。
「さぁ、盛り付けだ!」
都月は色々持って来たお中元をあけて。
「お茶の羊羹! これは美味いやつ」
のせましょうとそれを丁度良い大きさに。
それをお手本に見つつ、クロムも頑張って盛り付けを。
「マドレーヌと……クッキーと……」
クロムは、都月が羊羹をのせた所にしゅわしゅわのゼリーを。
「……しゅわしゅわゼリー、俺も乗せたいな!」
「まどれー、ぬ? を、苺に」
のせちゃおう! と乗せて、他にも次々と。
それを追いかけるようにクロムも盛り付けて、次は頑張って作った生クリームの出番。
それを盛り付けていると頬にちょっと飛んでいた。
都月は、クロムさんの頬に生クリームがいる……と気付いて――ペロッ。
「?!?!!」
「うん、甘くて柔らかくて美味い!」
頬についてましたよと笑う都月。クロムはぱちぱち瞬いて。
「え。頬に、くりーむ……。そう。付いてた、の」
その場所にそうっと手をもってきて、ふれていたのは何故なのか。
そうしているうちにできあがって。
「よし出来た!」
都月はクロムさんのもできあがりなら一緒に食べましょう! と笑む。
「いただきます!」
ひとくち、すくって口に運べばあまい広がり。いっぱい美味しいものを詰め込んだパフェ。
甘くて美味しいとクロムも頷く。
そう、甘くて美味しい――けれど、これは何だろうかと小さく首傾げる。
甘く疼くこの気持ちが、心地良くて。
「きみのお陰、だね」
クロムが告げると都月はもうひとくち、口に運んで。
「……お店のパフェと違う気がするけど、でも2人で作ったから美味しい! です!」
都月とクロムは笑い合って、その一時を過ごす。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
鉄・悠生
【鉄家双子】
金魚鉢持参でいっくぜー!(※大食い)
がっつりパフェを作る
弥生の好きなカステラとチョコケーキは外せないな
生クリーム作りは俺に任せろ!
底にコーンフレーク
フランボワーズのジャムを挟んで一口サイズのカステラを敷き詰め
生クリームの層…と見せかけて中におかきを
甘いのばっかじゃ飽きるしなー
んで、一口サイズのチョコケーキをゴロゴロ!
バニラ・チョコ・苺のアイスとミニシューで飾りつけ
ウサギの形のクッキーを乗せて完成!
弥生、半分こしようぜ
「あーん」もやるか!
おかき入ってると食感面白いだろ?
弥生のはさっぱりした甘さでいくらでも食べれるな
だな、もうちょっと食べたいよな
お代わりするか
和風パフェ!それで行こう!
鉄・弥生
【鉄家双子】
器に金魚鉢持参(※大食い)
夏が大好きな悠生のイメージに合わせて
フルーツたっぷり
トロピカルパフェを作るよ
一番下に杏仁豆腐を入れて
土台をしっかりさせてっと
ここからいろいろ詰めちゃおう
まずは缶詰のフルーツミックス
その上から悠生が泡立ててくれた
生クリームを入れて、層を作って
いよいよ上層
ごろごろ大きめにカットした
フルーツをてんこ盛りに
マンゴー、キウイ、パイン
二人とも好物の苺は多めで
ライチのシャーベット
輪切りのオレンジ
さくらんぼを二つ乗せて完成!
うん、半分こしよ
いつも通り「あーん」もしちゃう?
この層、おかき入りなの?
悠生の発想力にはいつもびっくり
ね、もう少し食べたいな
今度は和風パフェ作らない?
●おおきな金魚鉢、ふたつ
大きな金魚鉢がふたつ、並ぶ。
それはひとりにひとつずつ――鉄・悠生(鉄家次男・f35575)と鉄・弥生(鉄家次女・f35576)のそれぞれの前に置かれていた。
この金魚鉢いっぱいに甘さを詰め込んで――それを想像すれば大食いの二人の表情はふにゃりと緩む。
お互い、それぞれのために作るパルフェ。
弥生はもうだいたいのイメージを決めていた。
夏が大好きな悠生。それならば夏のフルーツたっぷり、トロピカルパフェを作ろうと。
そして悠生は弥生の好きなカステラとチョコケーキは外せないな、とその手に。
がっつりパフェを作る! と張り切っていた。
「生クリーム作りは俺に任せろ!」
と、悠生は生クリームを好みの方さ硬さに泡立てていた。
悠生は金魚鉢の一番底にコーンフレークを。
フランボワーズのジャムを挟んで、一口サイズのカステラを敷き詰める。
そこに生クリームの層――と、見せかけて中におかきを。
「甘いのばっかじゃ飽きるしなー」
そしてちょっとつまみ食いしたチョコケーキ。なんだこれ美味い! と多めにゴロゴロっと一口サイズのそれを置いていく。
さらに、バニラ、チョコ、苺のアイスクリームを持って、ミニシューを飾り付ける。それは楽し気な顔がかいてあるシュークリームだ。
「ウサギの形のクッキーを乗せて完成!」
それと同時に弥生もパルフェを完成させていた。
一番下は杏仁豆腐。土台を確り作って、その上に色々と詰めていったのだ。
缶詰のフルーツミックスをたっぷり。みかんに桃に、パイナップル。ちょっとつまみ食いすると程よい甘さのシロップにつかっていた。
その上に、悠生が泡立ててくれた生クリームを入れて層を作る。
そうすると金魚鉢の半分くらいが埋まっていた。
そしていよいよ上層は、ごろごろと大きめにカットしたフルーツをてんこ盛りに。
マンゴー、キウイ、パイン。そして二人とも好物の苺は多め。
苺は種類もいろいろあって、真赤な苺、真白な苺が並んでいる。
その中にライチのシャーベット、輪切りのオレンジ、さくらんぼを二つ乗せて、完成。
悠生は弥生の作ったそれに瞳輝かせる。それもとても美味しそうだから。
「弥生、半分こしようぜ」
「うん、半分こしよ。いつも通り『あーん』もしちゃう?」
「『あーん』もやるか!」
と、悠生は笑ってひとすくい。それにあわせて弥生もひとすくい。
口に運んだそれは甘くて美味しい、幸せの心地。
「この層、おかき入りなの?」
「おかき入ってると食感面白いだろ?」
悠生の発想力にはいつもびっくりと弥生は瞬く。そして悠生は悪戯が成功したかのように楽しそうに笑っていた。
「弥生のはさっぱりした甘さでいくらでも食べれるな」
なんて、言いながらぱくぱくたべていたら金魚鉢はあっという間にからっぽになっていた。
しかしこのふたり、大食い――お腹にはまだ余裕があった。
「ね、もう少し食べたいな」
「だな、もうちょっと食べたいよな」
お代わりするか、と再度お中元の方を眺める。
しかしさっきと同じ味にするよりは違う雰囲気の方が良い。
「今度は和風パフェ作らない?」
「和風パフェ! それで行こう!」
それは魅力的な提案。悠生は抹茶アイスもあったりわらび餅や羊羹、ぜんざいセットもあったなと見かけたお中元を思い出す。
弥生はどれもよさげと笑ってふたりでそれを探しに。
和風パフェに何をいれようかと、相談しつつ作るのもまた楽しい。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
青葉・颯夏
セフィリカさん(f00633)と
あれとこれとどっちに……いっそのこと両方混ぜてみてもいいのかも
そういうわけでセフィリカさん、大人な鉱物ソーダパルフェを作りましょう?
あたしの場合センスっていうか
気になるものを合わせてるだけなんですけどね
セフィリカさんには重要なことを
(ボウルに入った生クリームとホイッパーを手渡し)
これ、お願いしますね
ブルーキュラソーベースの炭酸水に苺シロップで色づけた琥珀糖を
淡い海に方解石を沈めたら紫水晶っぽくなるかしら
その上にアイスとホイップを浮かべて
好きなお菓子を飾ったら出来上がりです
レトロ調な模様の入ったグラスを3つ
セフィリカさんはもちろん、相棒さんもどうぞ
セフィリカ・ランブレイ
颯夏(f00027)と!
何を作るか悩む私を前にキビキビとプランを組み上げる颯夏
同じ一人暮らし経験者でこの女子力の差は!?
私もレシピがあればできるし、
野生動物を捌いたりもできるけど女子力じゃないよねコレ…
私もこういう機械が欲しい!とかなら設計図浮かぶんだけどな
今日はアシスタントにまわろう
颯夏先生!何でも必要な工程を申し付けて!
クリームホイップね、請け負ったよ
これ結構体力仕事なんだよねえ
任されたからにはこの手で機械より滑らかでふわふわのクリームを泡立てちゃうから!
『ま、セリカが役立つのはセンスより体力よね』
なにおう!?
シェル姉…相棒の魔剣にちくちく言われたりしつつ颯夏の指示をきっちりこなすよ!
●適材適所
沢山のお中元を前に青葉・颯夏(悪魔の申し子・f00027)はてきぱきと自分が使うものを選んでいく。
「あれとこれとどっちに……いっそのこと両方混ぜてみてもいいのかも」
そんな様子をセフィリカ・ランブレイ(鉄エルフの蒼鋼姫・f00633)は瞬いて見詰める。
何を作るか悩んでいたセフィリカ。そしてキビキビとプランをくみ上げている颯夏。
ふたりは対称的な姿を見せていた。
「そういうわけでセフィリカさん、大人な鉱物ソーダパルフェを作りましょう?」
「同じ一人暮らし経験者でこの女子力の差は!?」
私もレシピがあればできるし、野生動物を捌いたりもできるけど、セフィリカは零してはっとする。
「女子力じゃないよねコレ……」
私もこういう機械が欲しい! とかなら設計図浮かぶんだけどなと零すセフィリカに颯夏はやわらかに微笑んだ。
「あたしの場合センスっていうか、気になるものを合わせてるだけなんですけどね」
なんでも向き不向きはある。颯夏とセフィリカは、その方向は違う。しかしそうであるからこそ、いろんなことが協力してできるということ。
だから、今日はとセフィリカはぐっと拳握った。
アシスタントにまわろう、と。
「颯夏先生! 何でも必要な工程を申し付けて!」
でしたら、と颯夏は早速。
「セフィリカさんには重要なことを」
重要なこと、とごくりと息をのむセフィリカ。
そう、これはとても大事な事――颯夏はセフィリカへとボウルに入った生クリームとホイッパーを手渡した。
「これ、お願いしますね」
生クリーム――それは、確かに重要なものだ。これがないと完成しないというもの。
「クリームホイップね、請け負ったよ」
これ結構体力仕事なんだよねえと、生クリーム冷やしながらセフィリカは気合を入れる。
「任されたからにはこの手で機械より滑らかでふわふわのクリームを泡立てちゃうから!」
『ま、セリカが役立つのはセンスより体力よね』
そう、小さな笑い含んで響く声は、魔剣シェルファの声だ。
「なにおう!?」
そんなことないから! と言いながらセフィリカは理想の生クリームを作るべく頑張る。
相棒の魔剣であるシェルファ――シェル姉にちくちく言われたりしつつ、まずはこの任された仕事をこなすのみ。
かしょかしょとセフィリカの奏でるホイップの音を聞きながら、颯夏はほかの準備を。
ブルーキュラソーベースの炭酸水に苺シロップで色づけた琥珀糖を。
そこへ、方解石を沈めたら――思い描いた通り、紫水晶のように見える。
そしてこの上には好きなアイスクリーム。そして、セフィリカが頑張って泡立てた生クリームをほわっと浮かべる。
そこへ、好きなお菓子をとマドレーヌやクッキー、チョコレートを持ってくる。
レトロ調の模様はいったグラスは三つ。
セフィリカは三つ? と首を傾げる。
「セフィリカさんはもちろん、相棒さんもどうぞ」
その声に『ありがとう』と響く声。
頑張って作ったものを一緒に――それは夏の涼やかな思い出になる。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
愛昼禰・すやり
★
果物とふわふわパフェ
ヲルガちゃん(f31777)と
▼
すんごい、いっぱいあったねえ
おいしそうなの
ふかふかも、もちもちも〜
んふふ、ぜぇんぶお布団にしても、きもちよさそうだったぁ
だからねえ、ふわふわたくさんのパフェにしたんだぁ
ふふ〜、きれいでしょお?
ヲルガちゃんは、どう?まんぞくなパフェできたぁ?
ん〜、自分で作って食べるのもおいしいねえ
親分ちゃんたちへの供物みたいなものだから、ちょっぴりそういう、祈祷的なぱわーも貰ってる気がするよう
なんかいも寝そうになったけど…寝てたあ?そうだっけ?
ん〜、どっちでも良いかぁ
食べてから眠ったら、いっしょいっしょ
ふわふわ良い夢見れそう
ヲルガ・ヨハ
★
「桃中心に果実と、削り氷と生くりぃむを使った物」
器は小ぶりの金魚鉢
すやり(f30968)と共に
・・
からくり人形の腕の中に抱かれ
……これがぱふぇ、か
しげしげ、完成品を眺める
嗚呼、良い出来だろう?
ふわふわの詰まった器に、感心し乍
確かに
良き褥となりそうだ
すいーつ作りの才があるのではないか、すやりよ?
さぁ一口目は
何処から喰らおうか
ひろがる美味に、上機嫌に尾を跳ねさせ
成程、奉納された想いが籠る、か
そうやもしれぬ
生くりぃむ作りの功労者たる、
わが下級神――幼龍らの口へ
手ずから一匙分け与える手を止め
何を言っている?
お前は確りと転寝していたではないか
ころころ笑んで
そうだな
たまには食後の転寝に興じるのも
悪くない
●ふわふわここちに、とろけて
「……これがぱふぇ、か」
からくり人形の腕の中に抱かれヲルガ・ヨハ(片破星・f31777)はしげしげと、完成品を眺めていた。
そうすると、横からふんわりとした声。
「すんごい、いっぱいあったねえ」
おいしそうなの、と愛昼禰・すやり(13月に眠る・f30968)は並ぶお中元の品々を思い返す。
「ふかふかも、もちもちも~。んふふ、ぜぇんぶお布団にしても、きもちよさそうだったぁ」
だから、すやりの作ったパフェはそのイメージが強くて。
「だからねえ、ふわふわたくさんのパフェにしたんだぁ」
一番下にまっしろふわふわ生クリームを受け止めるカステラ。
そしてフルーツごろっとしたコンフィチュールにまたふわふわの生クリームを置いた。
その上には色とりどり。オレンジにパイナップル、苺にブルーベリー、ラズベリーをのせて――仕上げにはふわふわの綿あめがその上に踊る。
それはきらきらとした、細い糸のような飴細工を纏っていた。
「ふふ~、きれいでしょお?」
ふわふわの詰まった器に、感心し乍らうんとヲルガは頷く。
「確かに。良き褥となりそうだ」
すいーつ作りの才があるのではないか、すやりよ? とヲルガが言葉向ければ、そうかな~とくすぐった気に。そしてすやりの興味はヲルガの其れにも向く。
「ヲルガちゃんは、どう? まんぞくなパフェできたぁ?」
「嗚呼、良い出来だろう?」
それは小ぶりの金魚鉢。一番下は桃のコンフィチュール。
その上にカステラ、生クリームにまた桃。その桃は薄切りにされており、何枚も何枚も重ねて花のようになっていた。咲き誇る大輪はぱっと目に入る見事なもの。
その花を支えるのは削り氷で、こちらも桃のシロップをじっくり吸い込んでいる。
他にも、やわらか生クリームも敷かれ、苺や葡萄といった果実がころころと一緒にのっていた。
そしてパフェができあがれば――あとは食べるのみ。
さぁ一口目は何処から喰らおうかとヲルガが迷う間にすやりは一口。ふわふわと生クリームは口の中で溶けていく。
「ん~、自分で作って食べるのもおいしいねえ」
それを追ってヲルガも食べれば、桃の甘さに氷の冷たさが心地よくひろがる美味。上機嫌にその尾が跳ねる。
「親分ちゃんたちへの供物みたいなものだから、ちょっぴりそういう、祈祷的なぱわーも貰ってる気がするよう」
「成程、奉納された想いが籠る、か」
すやりの言葉に、合点がいったというように頷いて――そうやもしれぬとヲルガは零して、この甘い生くりぃむはと思い出す。
生くりぃむ作りの功労者たる、わが下級神――幼龍らの口へ手ずからひと匙。
おいしいと幼龍たちが綻ぶのを見つつ、傍らのすやりの紡ぐ言葉に顔あげて。
「なんかいも寝そうになったけど……」
「何を言っている?」
お前は確りと転寝していたではないかとヲルガはころころ笑んでみせる。
んん~? とすやりは右に首傾げて。
「……寝てたあ? そうだっけ?」
今度は左に首傾げて。
「ん~、どっちでも良いかぁ」
だって、どっちにしろ一緒だ。
「食べてから眠ったら、いっしょいっしょ。ふわふわ良い夢見れそう」
すでにとろり、とろけて眠ってしまいそうな心地ですやりは零す。
それでも口に運ぶふわふわは、美味しい。
「そうだな、たまには食後の転寝に興じるのも」
悪くないとヲルガは零す。
この削り氷が解けきる前に食べ終えて、まどろんでみるのも――たまには。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
エンティ・シェア
【花面】
同室の隣人でアリエルとリージュも呼んで
二人組で作って交換しよう
アリエルはシェルゥカを手伝ってあげて
リージュは私のサポート宜しく
甘くて美味しくしたいな
チョコにクッキーに果物も入れて…ポン菓子をシリアル代わりに
後は生クリーム…作るの結構大変なんだね
ねぇねぇ、私にもやらせておくれ
…え、そりゃ勿論手伝うよ。何その訝しげな顔
だってお菓子選ぶだけだとほぼ君の手作りになるじゃん…
私のつがいに君の手作り食べさせるってどうなのって思…
あっ、この、からかったな…!
出来上がったら交換して皆で食べよう
料理はしないって言ってた君が作ってくれたパフェ
美味しくないわけがないよねぇ
…ちょっと強そうなのが気になるけど
シェルゥカ・ヨルナギ
【花面】
まずは生クリーム
ホイップ係とボウル押さえ係をアリエルと交代しながら
…生クリーム手強いね
だけど美味しく仕上げるんだ
果物とプリンとビターブラウニーと…
君は何か入れたいのある?
じゃあそのカステラも
トップ部分には
カットしたシロップ漬け杏で猫耳を
苺チョコ付き真っ白ウェハースで兎耳を
それに、チョコマカロンで熊耳を
彼らの目はアリエルに任せるね
色ザラメを使うの?
キラキラ綺麗な目になりそうー
俺は星型メレンゲと音符チョコで飾り付け
…あれ
このパフェなんだか強そうだね
アリエルもそう思う?
阿修羅像みたいだし目力が強い…
まぁ…いっか!
味はきっと美味しい筈だよ
俺たちの力作を召し上がれ
君たちのパフェも美味しそうだねー
●きみがつくったものだから
黒熊人形を融合させた
僕と、白兎人形を融合させた
俺と、そしてエンティ・シェア(欠片・f00526)――
私はふたりを呼んで、シェルゥカ・ヨルナギ(暁闇の星を見つめる・f20687)と笑いかけた。
「二人組で作って交換しよう」
その提案にシェルゥカはうんと頷く。
私は
僕へと視線ひとつ。
「アリエルはシェルゥカを手伝ってあげて。リージュは私のサポート宜しく」
その言葉に
俺は仕方ないというように頷く。
二組に分かれてパルフェ作り。
シェルゥカは、まずは生クリームとボウルを抱える。
しかし冷やしながらでは安定せず泡立てがしにくい。
「まず僕が抑えます」
「ホイップ係は俺が。疲れたら」
もちろん交代しましょうと
僕は言う。
ボウルを押さえてもらいシェルゥカはホイップする。かき混ぜて、でもまだかかりそう。
「……生クリーム手強いね」
だけど美味しく仕上げるんだ、とシェルゥカは生クリームに挑む。
その頃、
私は思案していた。
「甘くて美味しくしたいな」
チョコにクッキーに果物も入れて……ポン菓子をシリアル代わりにと連ねられていくものを
俺が集めて持ってくる。
「後は生クリーム……作るの結構大変なんだね」
「まあな」
と、すでに
俺はそれを作り始めていた。
生クリームを冷やしつつホイップを重ねてそれはだんだんと硬さを持ち始める。
「ねぇねぇ、私にもやらせておくれ」
そう、
私は言って手をのばすが
俺は怪訝な顔をして渡さない。
「手伝う気か?」
その表情に、
私は瞬く。
「……え、そりゃ勿論手伝うよ。何その訝しげな顔」
「本当に手伝うのか?」
「だってお菓子選ぶだけだとほぼ君の手作りになるじゃん……」
俺はそうなるな、と言いつつまだ生クリームを渡さない。その様に
私はできると言って。
「私のつがいに君の手作り食べさせるってどうなのって思……」
しかし、
俺の表情がなんだかニヤついているのに気づいてはっとする。
「あっ、この、からかったな……!」
やっと気付いたかと
俺は生クリームを渡して、唸りながら
私はかき混ぜ始めた。
そしてシェルゥカと
僕は盛り付けを開始。
「果物とプリンとビターブラウニーと……君は何か入れたいのある?」
僕がこれ、と持ち上げたのはカステラだ。
「じゃあそのカステラも」
グラスにいれて、そしてトップの部分にはカットしたシロップ漬け杏。
それは猫耳のようだ。
苺チョコ付きの真っ白ウェハースで兎耳を作って、チョコマカロンで熊耳。
シェルゥカは、ふと息吐いて
僕へと続きをお願いする。
「彼らの目はアリエルに任せるね」
任された
僕が取り出したのは。
「色ザラメを使うの?」
そうと頷いて、それぞれの瞳色をそうっとおいていく。
「キラキラ綺麗な目になりそうー」
じゃあ俺は、とシェルゥカもさらに飾り付け。星型メレンゲと音符チョコで飾り付けていって。
「……あれ」
出来上がりつつあるそれをシェルゥカは見詰める。
「このパフェなんだか強そうだね」
「やっぱりそう思います?」
「アリエルもそう思う?」
ひとつのパフェに三つの存在――そして目力が強い。
「阿修羅像みたいだし目力が強い……」
目があったりもする。でも、出来は良い。
「まぁ……いっか! 味はきっと美味しい筈だよ」
「そうですね」
どんな見た目でも食べれば同じ――ちょっと目力が強いだけなのだから。素材はちょっとつまみ食いした限りとても美味しかったのだから大丈夫。
そして二組ともできあがって。
「俺たちの力作を召し上がれ。君たちのパフェも美味しそうだねー」
頑張って生クリームを泡立てたよと
私は笑む。
すぐさま
俺
料理はしないって言ってた君が作ってくれたパフェと
私の心は躍る。
しかし
俺はそれを見て、目力……と零した。
「美味しくないわけがないよねぇ……ちょっと強そうなのが気になるけど」
それは
私も気になるところ。
でも、シェルゥカが作ったのだから――どこから食べようかとひと匙目は迷う。
その間にシェルゥカと
僕は美味しいと一緒にもうひとつのパフェを食べていた。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
ヘルガ・リープフラウ
❄花狼
★(アドリブ追加歓迎)
本当にこれ、いただいてよろしいんですの……?
なら遠慮なく使わせていただきますわ
せっかくですから夏らしく、南国のフルーツたっぷりのパルフェを
パパイアにマンゴー、パイナップルにライチにキウイにバナナ
それらをたっぷりと盛り付けて
ヴォルフはどちらにするか迷っていますの?
なら両方作ればいいわ
こんなこともあろうかと、器は多めに用意しておきましたの
かく言うわたくしも、もう一つ作りたいものがありましたから
今が旬の桃のパルフェ
甘く瑞々しい香りが幸せな気持ちにさせてくれます
完成したら二人で食べましょう
互いに食べさせあう時の、ヴォルフの照れ笑いも愛らしい
貴方のパルフェもとても美味しいわ
ヴォルフガング・エアレーザー
❄花狼
★(アドリブ追加歓迎)
大量のお中元(材料)を前に目を輝かせるヘルガ
実に愛らしい
色とりどりのフルーツや菓子は、確かに宝物のようだ
材料を選んではたと考え込む
困ったな……作りたいものが二つできた
ひとつはほろ苦いコーヒーゼリーにバニラアイスとクリームを乗せ、ビターチョコのシロップをかけたもの
ひとつはミルクティーアイスをベースにしたものだ
……そうか、なら遠慮なく
ヘルガのフルーツパルフェも楽しみだ
え、互いに食べさせ合うのか?
べ、別に嫌ではないが…
コーヒーと紅茶、どちらも甘すぎないものを、と選んだつもりだったが、
ヘルガの口にも合ったようで良かった
彼女の作ったパルフェも味わって
このひと時は甘く、幸せだ
●甘い、甘い
「本当にこれ、いただいてよろしいんですの……?」
山積みのお中元――それを見つめ、瞳輝かせるヘルガ・リープフラウ(雪割草の聖歌姫・f03378)の姿をヴォルフガング・エアレーザー(蒼き狼騎士・f05120)は実に愛らしいと見詰めていた。
「なら遠慮なく使わせていただきますわ」
これらは親分たちにとっては多すぎて、猟兵達にもらってくれと願われたもの。
果物にアイスクリーム、お菓子など多岐にわたる。
「色とりどりのフルーツや菓子は、確かに宝物のようだ」
「せっかくですから夏らしく、南国のフルーツたっぷりのパルフェを」
そう言ってヘルガはパパイアにマンゴー、パイナップルにライチにキウイにバナナと果物を選んでいく。
それらを手慣れた感じで切っていたヘルガはヴォルフガングが考え込んでいるのに気が付いた。
「困ったな……作りたいものが二つできた」
その呟きをヘルガは拾い上げて小さく笑い零し、ふたつとは? と尋ねる。
「ひとつはほろ苦いコーヒーゼリーにバニラアイスとクリームを乗せ、ビターチョコのシロップをかけたもの。ひとつはミルクティーアイスをベースにしたものだ」
「ヴォルフはどちらにするか迷っていますの?」
そうだとヴォルフガングは難しい顔で頷く。そんな彼へとヘルガは簡単な答えをもたらすのだ。
「なら両方作ればいいわ」
たっぷり果物を盛り付けながらヘルガは笑む。
そしてこんなこともあろうかと、器は多めに用意しておきましたの、といくつかとりだす。
「かく言うわたくしも、もう一つ作りたいものがありましたから」
それは今が旬の桃のパルフェと、桃をひとつ手に取るヘルガ。
その香りをすぅと吸い込めば。
「甘く瑞々しい香りが幸せな気持ちにさせてくれます」
ヘルガももう一つ作るという。ヴォルフガングはそれにならうように小さく笑み零した。
「……そうか、なら遠慮なく」
ヘルガのフルーツパルフェも楽しみだとヴォルフガングは言って、己が作りたい物を作るべく手を動かし始める。
そして、パルフェができたなら、一緒に食べましょうとヘルガは笑む。
そしてひとすくい――それは自分の口元ではなくヴォルフガングの口元へ。
「え、互いに食べさせ合うのか? べ、別に嫌ではないが……」
照れながら口に運んだそれを食べる。
この一時は甘く、幸せだとヴォルフガングは照れ笑いを浮かべる。
その表情が愛らしいとヘルガの笑みも一層深まるのだ。
「コーヒーと紅茶、どちらも甘すぎないものを、と選んだつもりだったが」
「貴方のパルフェもとても美味しいわ」
口に合ったようで良かったとヴォルフガングも笑む。
それじゃあもうひとくち、今度はそっちのを食べさせてと笑むヘルガ。
彼女の口元へとひとさじ、ヴォルフガングは運ぶ。
甘い、甘い――ふたりの距離で。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
歌獣・苺
【彩夜】★
──ドンッ!
(クソデカ金魚鉢を持って現れる)
2人とも!ぱふぇ作るよ!!
…あれ、2人とも器小さくない?
でもオシャレで2人らしいね!
こんなに『おちゅーげん』
貰っちゃっていいのかな…?
とにもかくにも!貰ったからには
全部使って全部食べなきゃ勿体ないよ!
言ってつまみ食いしながら
金魚鉢に氷菓や果物
大福や白玉
餡子にお魚さんクッキー等々
生クリームもたっぷり詰めて
その上にはパチパチする
夜色のわたあめに
動物さんのクッキー!
それから色んなお花と
ケーキ用の花火も飾っちゃう!
わは~!美味しそーう♪
みんなのも素敵!
やったー!お裾分けするするー♪
あ!その前に記念撮影!
それでは皆さんご一緒に!
──はい、うさぎっ♪
蘭・七結
【彩夜】★
和の遊び心を持つもの
透き通る硝子の升を持参して
自在な甘味に心が踊るよう
まいも、ときじさんも
おふたりらしいひと品になりそうね
ひと口分を掬って、いっぱいに頬張る
そんな姿を浮かべて微笑んでしまう
さっそく仕立ててみましょうか
とりどりの宝石のような飴細工に
鮮やかさを引き立たせる生クリーム
好ましい色彩の苺ジャムも忘れずに、ね
和と洋を添え合って『わたしだけ』のパルフェを
まあ、ふふ。お二人の品も美味しそう
後ほどお裾分けをしましょうか
屹度、ステキな作品へと仕上がっているもの
合言葉に、揃いの動作
思い出が重なってゆくことは嬉しいわ
此度も思い出を残しましょう
――はい、うさぎ。と
両の手を顬付近に宛てがい、笑む
宵雛花・十雉
【彩夜】★
オレは細身のグラスを持って来たよ
ふふ、パフェ作りか
楽しみだね……って、でかすぎでしょ!
びっくりして思わずツッコミ入れちゃったよ
苺ちゃんらしいと言えばらしいけどさ
金魚鉢に升
容れ物から個性が光るね
どんなのにしようかなぁ
やっぱり大好物のみたらし団子は主役にしたいかも
それから果物もたくさん乗っけて
テーマはみたらし団子とフルーツのハーモニー!
なんてどう?
さすが、2人ともセンスいいね
それにすごく美味しそうだ
お裾分けも喜んで!
食べちゃうのが少しだけ勿体無いけど
苺ちゃんから合図があればポーズをとるよ
オレたちの記念撮影は決まってこのポーズ
ウサミミみたいに頭の上に両手を当てて
はい、うさぎっ!
●想い出重ねて、またひとつ
蘭・七結(まなくれなゐ・f00421)の白く細い指が運ぶのは、和の遊び心を持つもの――透き通る硝子の升。
それを綺麗だねと見詰めつつオレは細身のグラスを持って来たよと、宵雛花・十雉(奇々傀々・f23050)は笑って。
「ふふ、パフェ作りか」
楽しみだねとその唇動いた矢先――ドンッ! と歌獣・苺(苺一会・f16654)がおいたのは。
「……って、でかすぎでしょ!」
クソデカ金魚鉢だった。
「2人とも! ぱふぇ作るよ!! ……あれ、2人とも器小さくない?」
大きいのは苺が持って来たクソデカ金魚鉢。普通サイズなのが、十雉と七結のサイズ。
びっくりして思わずツッコミいれちゃったよと十雉は言うけれどその表情は楽しさに満ちている。
「苺ちゃんらしいと言えばらしいけどさ」
金魚鉢に升、容れ物から個性が光るねと笑って、さぁやろうかと並ぶお中元へと目を向けた。
その視線に苺もつられて、すごいと瞬く。
「こんなに『おちゅーげん』貰っちゃってもいいのかな……?」
沢山のお中元。フルーツの籠や、美味しそうなコンフィチュールの瓶。ほかにも色々なものがあって目移りしてしまう。
「とにもかくにも! 貰ったからには全部使って全部食べなきゃ勿体ないよ!」
苺はつまみ食いしながら金魚鉢に入れていくものを選んでいく。
氷菓に果物。大福や白玉。あんこにお魚さんクッキー等々。それに生クリームもたっぷり詰めて、その上にはパチパチする夜色のわたあめをふわっと、と想像しながら苺は沢山腕の中。
「動物さんのクッキー! お花も、ケーキ用の花火も飾っちゃう!」
いっぱい色々詰め込んで苺のとっておきのパルフェはきっとずっしりとなるだろう。
どんなのにしようかなぁと十雉は悩む。
「やっぱり大好物のみたらし団子は主役にしたいかも」
と、何やら名店ぽい和菓子の包からみたらし団子をゲット。これはそのままでも美味しそうだけれど今食べるのは我慢。
それから果物も沢山乗っけてとフルーツのいっぱい詰まった籠をひとつ。
「テーマはみたらし団子とフルーツのハーモニー! なんてどう?」
それは十雉の好きがたくさんつまったパルフェ。
そして七結も自在な甘味に心が躍る様とそうっとパルフェを作りあげつつ、二人の力作を見て柔らかに笑む。
「まいも、ときじさんも、おふたりらしいひと品になりそうね」
ひと口分を掬って、いっぱいに頬張る――そんな姿を浮かべて七結は微笑み零す。
「さっそく仕立ててみましょうか」
お中元から色々選んで――七結の心惹いたのはとりどりの宝石のような飴細工。
一番下には艶やかで、好ましい色彩の苺ジャムを。ジャムの中にはごろりと苺が入っていて蕩ける色を纏っている様。
その上にはふわふわにした生クリーム。その上にまた苺ジャムをのせてもいいのだけれども、七結の手が伸びたのは和の素材。
餡子と白玉は、乗せすぎると和に偏ってしまうから少し。ジャムも色を添えるように少し。
その上にふわりと乗せる飴細工。その一番のメインは牡丹一華。同じように飴細工の葉を添えて。きらきら、透明なまぁるいのを飾れば雫のようでもある。
和と洋を添え合って――『わたしだけ』のパルフェと七結は笑み零す。
そして七結が完成した少し後に苺も完成。七結のパルフェを見てその見た目の美しさにも瞬き零す。
「わは~! 美味しそーう♪」
ドンッ! と置いた金魚鉢。
その一番したにはサクサククッキー砕いて、生クリームにコンフィチュール。それらが重なってしみこんで、そこは美味しさのしみこんだ底に。
その上にアイスクリームや餡子、大福に白玉も。その中にはお魚のクッキー隠れて泳いでいるよう。
それが金魚鉢だから透けて見えるのが楽しい。
生クリーム敷き詰めて、とそこまで想像の通り。
たっぷり生クリームの上にパチパチする夜色のわたあめをふわあああと。その中で楽しく遊ぶのは動物たち。
クッキーの動物たちの傍に色んな花のクッキーに、砂糖菓子にと色とりどり。
そして最後の決め手は――ケーキ用の花火。
火をつけるのはまだもう少ししてから。
十雉も、パルフェの完成。
細身のグラスは綺麗にその層を現している。
一番下にはさくさく食感のクラッカー砕いて、アイスクリーム。それは黒蜜のアイスクリームだ。
その上に生クリーム。あんこのせて、果物は色とりどり。フレッシュな苺や葡萄。それからシロップ漬けのみかんにパインで彩って、みたらし団子は最後、一番上に。
みたらしのたれもとろ~とかければ完成だ。
「さすが、2人ともセンスいいね」
ふたりの前にあるパルフェを見て十雉は感心する。それにすごく美味しそうと零す。
「みんなのも素敵!」
「まあ、ふふ。お二人の品も美味しそう」
それじゃあ、と七結は唇を楽し気に笑みを描いて。
「後ほどお裾分けをしましょうか」
屹度、ステキな作品へと仕上がっているものとそうっと升に指添える。
「やったー!お裾分けするするー♪」
「お裾分けも喜んで! 食べちゃうのが少しだけ勿体無いけど」
だってよくできてる。十雉がそう思った矢先、あ! と苺は零す。
「その前に記念撮影!」
ぱっと、苺は二人を見て。
「それでは皆さんご一緒に!」
その言葉は――合言葉だ。
その言葉があれば、自然ととる動作はひとつ。
記念撮影は、決まってこのポーズなのだから。
ウサミミのように、頭の上に両手を当てて笑うのは十雉。
七結は両手を顬付近に宛てがって。思い出が重なってゆくことは嬉しくて、表情も自然と、笑みの形。
そして苺も、そのふかふかの手を同じ場所に。
「──はい、うさぎっ♪」
「――はい、うさぎ」
「はい、うさぎっ!」
三人の声重ねてぱしゃりと一枚。
思い出を――このあとも、三人で美味しい思い出を重ねるのだから。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
五十嵐・右京
【白球】
大好きな万里と手繋いで
夏のデートにうきうきわくわくのるんるん
って、デカッ!?
でも豪快な器選ぶのも超可愛い…
俺はオサレカクテルグラス風の器で大人可愛いパルフェに!
ビターチョコクリーム手際良く作り
ピスタチオアイスとチョコクリームとラズベリームースで層に
上にチョコクリームオサレに絞り
ルビーチョコとビターチョコのアイス
ハートマカロンと苺飾って完成!
さすが俺、完璧だな!(どや
万里ー見て見て!ってする!
万里のは…もりもりだな!?
ちょっと不器用で大胆で、いつも一生懸命なところも、すげー好き
…え、くれねェの!?
んじゃ俺のだけ、あーんとお裾分け
俺の作ったもの美味しそうに沢山食べてくれるところも、大好きだ
五十嵐・万里
★【白球】
いい夏の思い出になるわ。ね?
ということで(花瓶サイズの硝子の器を手に)
目指すは特大ホームラン級のもりもりぱるふぇ……!
アイスと生クリームたっぷりのを作る
生クリームはホイップするのも絞り出すのも上手くなくて
右京さんに教わったのを思い出して挑戦よ
……(飾り方に難航し、そっと夫に寄り添って)
……見せて?(盛り付けの参考に覗き込む)
右京さんの料理は見た目からおいしくて、好き
作っているものを得意げに見せてくれる右京さんの顔も、好き
あ。どんなに好きでも、あたしのもりもりパルフェはあげられないわ
このためにここ数日、アイスを我慢してきたんだから
でも貰えるものは貰うわ。あーん……おいし(幸せそうに)
●大好きな君と
手を繋いで歩む。ただそれだけで五十嵐・右京(紅い火狐・f35357)の心はうきうきわくわくのるんるん。
今日は大好きな五十嵐・万里(黒猫・f36461)と夏のデートなのだから。
「いい夏の思い出になるわ。ね?」
ということで、とパルフェを作るべく万里が取り出したのは花瓶サイズの硝子の器。
「って、デカッ!?」
その大きさに右京は驚くのだけれども――一拍置けば。
「でも豪快な器選ぶのも超可愛い……」
「目指すは特大ホームラン級のもりもりぱるふぇ……!」
俺の奥さんかわいいタイムの右京を横に、万里はパルフェのイメージを固めていく。
アイスと生クリームたっぷりの、パルフェ。
まずは、生クリームとホイッパー握って、かき混ぜを始める。
そして右京が俺はこれと取り出したのはオサレカクテルグラス風の器。
これで大人可愛いパルフェに! と手慣れた感じで作業を始める。 ビターチョコレートクリームを手際よく作り、ピスタチオアイスとチョコクリーム、ラズベリームースで層を作る。
カクテルグラス風のそれは、綺麗に重なっている姿がよくよくわかりやすく、ばっちりと右京はドヤ顔。でもまだ、これで完成ではないのだ。
その上にチョコクリームを絞るのだが、これもまたドヤってオサレにできたと右京の満足顔。
それにルビーチョコとビターチョコのアイスを置いて、仕上げに置くのは――ハートマカロンと苺。ついでに砕いたピスタチオもぱらっとしてみたり。
「さすが俺、完璧だな!」
ばっちり、とどや顔。そしてこの出来上がったパルフェを一番最初に見せる相手はここには一人。
「万里ー見て見て!」
その万里は生クリームをホイップするのも、絞り出すのも上手く行かず。けれど右京に教わったのを思い出しながら挑戦していた。
していたのだが――すぐに上手にということはなく。
アイスクリームはいろんな種類をいれて、生クリームも。けれどどこか、バランスが悪い気もして手が止まる。
チョコ系の味がこっちに偏っているかしら? と思えば、そこにベリー系のアイスを足してみたり。
「……」
そうこうしつつ飾り方に難航していた万里は右京のその声に呼ばれそっと、右京に寄り添って。
「……見せて?」
もちろん! 見て見てと右京はずずいと自分のパルフェを万里の前に。
万里はふと笑み浮かべる。
にこにこの笑顔を自分に向ける彼――好き、とまた思うのは幸せ。
右京さんの料理は見た目からおいしくて、好き。
作っている者を得意げに見せてくれる右京さんの顔も、好き。
そんな風に好きをまた、深く感じて万里も綻ぶ。
「万里のは……もりもりだな!?」
そして右京は万里が作っていたのを見て、盛りだくさんだと瞳瞬かせる。
ちょっと不器用で大胆で、そんな彼女らしさがでているパルフェ。
不器用で大胆で、いつも一生懸命――そんなところも、すげー好きと右京も笑み深める。
右京のパルフェを見て、万里も自分のパルフェをまた作り上げる。
「あ。どんなに好きでも、あたしのもりもりパルフェはあげられないわ」
「……え、くれねェの!?」
できあがったら奥さんと一口交換……! なんて思っていた右京。あーんとか、あーんとかと思っていたからがーんとちょっとショック。
「このためにここ数日、アイスを我慢してきたんだから」
駄目よ、これはあたしのと万里はパルフェを分ける気はないのだ。けれど、そんな彼女もまた可愛くて、万里が幸せならそれで! と思ったところで。
「でも貰えるものは貰うわ」
あーん、と口を開ける万里。右京は俺の奥さんかわいいと笑って、一番おいしい所をひとすくい。
「んじゃ俺のだけ」
「……おいし」
幸せそうに万里がふふと笑む。もう一口と右京がまた運べば万里は一層幸せそうに。
右京はまた大好きを見つける。こうして、自分の作ったものを美味しそうに沢山食べてくれるところ――そこもまた大好き。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
湯上・アリカ
【ヴェール(f00951)と】
ふむふむ、材料はいっぱいなのね
なら、2人でめいっぱい大きなパフェをつくっちゃおうなのよ!
ヴェールがもりつけたふわふわホイップクリームに
わたしが用意した真っ赤なイチゴ
赤と白が眩しいイチゴパフェなのよ
白地に赤はわたしの着物のイメージなのかしら?
白はヴェールでもあるのよね!
って、見惚れてたら溶けちゃうのよ
ほらほら、ヴェール、あーんなのよ♪
恥ずかしがるヴェールを愛でつつ楽しみつつ
餌付けするように何度もあーん
お返しのあーんは、喜んでいただくのね♪
…あ、やりすぎてヴェールのほっぺにクリームついてるのよ
ん-…えいっ♪(悪戯っぽくペロッと舐めとって舌を出す
反応見るのが楽しいのよ♪
ヴェール・フィエーニクス
湯上・アリカさん(f00440)と
アリカさんと一緒にパフェづくり…!
アリカさんに喜んでもらえるよう、がんばらないと、ですっ!
アリカさんと私のイメージカラーを意識した、ホイップクリームいっぱいないちごパフェを作っていきますっ
ちょこちょこ手助けしてもらってたりしながら、2人で完成させたパフェを一緒に眺めて…
そのままほわほわしてたら、声をかけられてハッとして、はわはわしながら
一緒にいただきます
やわらかくて甘酸っぱいパフェにほわほわしていたら
アリカさんが「あーん」しようと!?
いっぱいどきどきしながらいただいて
私からもあーんしてあげちゃいますっ
って、アリカさん!?
私のお顔にクリームついてました、です!?
●ふたりの色のせて
「ふむふむ、材料はいっぱいなのね」
湯上・アリカ(こいのか荘のアリカさん・f00440)は重なるお中元を見て、材料いっぱいと笑む。
「なら、2人でめいっぱい大きなパフェをつくっちゃおうなのよ!」
アリカが声向けた相手、ヴェール・フィエーニクス(「涙を拭う手」のアサシン・f00951)はうんと大きく頷く。
アリカさんと一緒にパフェづくり……!
彼女に喜んでもらえるよう、がんばらないと、ですっ! とヴェールはぐっと両拳握る。
そしてヴェールはすでに作るパフェのイメージを固めていた。
アリカとヴェール、ふたりのイメージカラーを意識したホイップクリームいっぱいないちごパフェ。
ヴェールが生クリームをホイップしている間にアリカはイチゴを見繕う。
果物はいっぱいある。苺もいろんな種類があるようだ。白いイチゴ、赤いイチゴ、それよりもっと濃い色のイチゴ。
他にもアイスクリームも見つけてもってきたり。
アリカとヴェール、ふたりで作っていくパフェ。
ヴェールがもりつけていくふわふわホイップクリーム。
その上にアリカは用意した真っ赤なイチゴをそっと乗せる。
「赤と白が眩しいイチゴパフェなのよ」
白地に赤はわたしの着物のイメージなのかしら? とアリカは思う。
「白はヴェールでもあるのよね!」
それはふたりの色。
そのままヴェールはできたとほわほわ心地で眺めていた。
アリカも、できたと満足して――そしてはっとする。
「って、見惚れてたら溶けちゃうのよ」
「ああ、とけるまえに食べますっ」
はわはわとヴェールもその言葉に慌てて驚いて、一緒にいただきますと紡ぐ。
やわらかくて甘酸っぱい――おいしいとヴェールの表情は綻ぶ。
「ほらほら、ヴェール、あーんなのよ♪」
「!?」
「ほらほら、あーん♪」
アリカさんが「あーん」しようと!? とヴェールはどきどき。
にこにこ笑顔の彼女が口元に運んでくるひとくちを断る理由なんてなく。
ヴェールはいっぱいどきどきしながらあーんとぱくり。
照れで頬はほんのり赤く染まる。その様をアリカは愛でつつ楽しみつつ、はいもう一口と運ぶ。
ぱく、と食べたその後にヴェールは私もとひとすくい。
「アリカさん、あーん」
そのお返しに、喜んでいただくのね♪ とアリカは声弾ませてぱくり。
と――アリカはヴェールの頬にクリームがついているのに気づいた。あーんしているうちについたのだろう。
「んー……えいっ♪」
アリカは顔寄せて、ペロッと舐めとって舌を出してふふと笑う。
「って、アリカさん!? 私のお顔にクリームついてました、です!?」
ペロッとされた場所を手で押さえてあわわとヴェールは慌てる。
きっとこうして慌てるだろうというのは想像するに容易く。
でもその反応が見るのが楽しくて、ヴェールは笑み零す。
そして、はいもう一口とひとすくい。次はイチゴをその口へ。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
ジル・クリスティ
妹分の士(f25015)と一緒
器として私達なら入れるくらいの金魚鉢をもってきたわけだけど…
とりあえず思うがままに食べたいもの詰めていこうか
…ほんとは私が抑え役にならなきゃいけないんだろうけど、私もちょっとワクワクしてるしね
で、後先考えずに突っ込みまくったら、私達よりも大きなパフェが出来上がり…
やりすぎたかな?(苦笑
まぁ、士が楽しそうだからいいか
人間サイズのスプーンですくって(それだけでも私達には大サイズ!)
いろんな味を堪能しよう
だんだん食べ方も大胆に…なってくうちに、士がパフェに飛び込んじゃった?
あー…まぁ、たまにはいっか
私も後を追って身体中でパフェ楽しんじゃおう!
後のことは後で考えるっ
剣・士
ジル・クリスティ(f26740)さんと
いろんなパフェが作れちゃうんですね!
ここはジルさんと一緒に、立派なものを作っていけたらっ!
詰め込みたいものがいっぱいで
2人で楽しくお話しながら作っていって…
気がついたら、私達と同じくらいの
すごい大きさに!?
でもこれはこれで夢いっぱいですし
思い切っていただいちゃいま、すぅー!
最初はお互いスプーンでいただいて
そのいろんな甘さが詰め込まれたパフェを堪能!
でもだんだん直接かぶりついていくようになったりと、食べ方が大胆になっちゃいます
そうして食べていくうちに、うっかりパフェにダイブしちゃうことに!?
しかもジルさんまで!?
そうしてパフェがとってもどきどきなものに…!?
●ふたり入れる金魚鉢
ジル・クリスティ(宇宙駆ける白銀の閃光・f26740)と剣・士(フェアリーの剣豪…を目指して鍛錬中・f25015)が持って来たのは、フェアリーであるふたりが入れるくらいの金魚鉢。
「いろんなパフェが作れちゃうんですね!」
士は様々なお中元の上をくるりと飛んでどれを使おうかなと迷いつつ、ジルへと笑いかけた。
「ここはジルさんと一緒に、立派なものを作っていけたらっ!」
その楽しそうな雰囲気にジルは頷く。
果物にアイスクリーム、焼き菓子や水菓子など色々なものがあるお中元。
どれにしようかと選ぶのもまた楽しみだろう。
「とりあえず思うがままに食べたいもの詰めていこうか」
「詰め込みたいものがいっぱいです!」
と、二人で果物を抱えたり、アイスクリームを持っていたり。
作業しつつジルはふと思う。
「……ほんとは私が抑え役にならなきゃいけないんだろうけど、私もちょっとワクワクしてるしね」
でも今日は特別。好きなものを一杯詰め込むことに決めているのだから。
だからアイスクリームも、生クリームも、カステラもクッキーも。
おいしそう! と思ったものを後先考えずにツッコミ捲っていく。
ちょっとつまみ食いしながら、ジルと士は楽しく笑いながら作っていって――気付いたなら。
「すごい大きさに!?」
「私達よりも大きいパフェが……やりすぎたかな?」
苦笑交じりでジルは言う。けれどううんと士は首を振る。
「でもこれはこれで夢いっぱいですし」
きらきら瞳輝かせて見詰める姿。まぁ、士が楽しそうだからいいかとジルもそうだねと頷いた。
「思い切っていただいちゃいま、すぅー!」
士は自分より小さいくらいのスプーンをもってひとすくい。
それは人間サイズのスプーン。それでも、士とジルにとっては大きいものだ。
いろんな味を堪能しようとジルも言って、ふたりでいただきますと一口。
いろんな甘さが詰め込まれたパフェ。
スプーンですくって――でも、だんだん直接かぶりついていくようになってくる。
だんだん食べ方も大胆になってきて。こんなこと滅多にできることではないから、今日は特別な日。
と、ジルはあれ? と見回す。
士がいない――と、探せばパフェの中。
「うっかりダイブしちゃいました~!」
「あー……まぁ、たまにはいっか」
そう言ってジルもぴょんとパフェの中にダイブ。
彼女がそんなことをすると思っていなかったので士はびっくりだ。
「ジルさんまで!?」
「身体中でパフェ楽しんじゃおう!」
後のことは後で考えるっと笑ってジルは葡萄一粒抱えてかぶりつく。
とってもどきどきなものに……!? と思いながら士もまたパフェを食べる。
こんな風になるなんて思いもよらず。
でも好きなもの詰め込んだパルフェをふたりでめいっぱい、楽しむ。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
朱赫七・カムイ
【廻】
チオリ、ぱふぇを作ろうか
これだけの量の恵があるのだ
立派なものが作れるはず
私はね小さな賽銭箱型の入れ物を持ってきた
なかなかに立派だろう
チオリの器は可憐で美しいね
早速、
底にリキュールを染み込ませたスポンジ
重ねるのはプリン
生クリームに桃を潜め盛り
食感を変えるべくリーフパイを砕き入れるのも良い
更に果実のジュレ
苺のアイスクリームの横にはシャーベットを
そっと桜のチョコも乗せよう
仕上げはミニパンケーキだ
桜蜜をかけて、できた
たくさん積み重ねたくなってくるね
チオリのぱふぇは果実の実りをふんだんに使っていて実に美味しそうだ
私の?
パンケーキはシンプルなものを
そうだね
皆にも振舞ってあげよう
幸を分けるのは良い事だ
橙樹・千織
【廻】
ええ、早速パフェを作りましょう!
手には桜散るびいどろの少し大きめなパフェグラス
カムイさんはどんな器を…はわ!?
ぇ、と…神様らしいというべきなのでしょうかねぇ
さて、何を入れようかしら
どれも美味しそうで…
ゼリーにババロア、アイス、リーフパイ…
間に苺、メロン、桃、葡萄…沢山の果物を挟んで飾って
一番上にキャラメルソースを
あら、桜チョコ可愛らしいですねぇ
私もいただいていいかしら?
ふふ、完成
最後に桜チョコを咲かせ、満足げに笑む
まあ!ふふふ
カムイさんのパフェはぼりゅーむたっぷりですねぇ
桜蜜も美味しそう
パンケーキは何味を?
甘い物は幸せの味ですねぇ
帰ったら館の皆さんに作りましょうか
幸せのお裾分け、なんて
●幸せを重ねて
お中元がいっぱい。果実の詰め合わせ。果実のコンフィチュールやぜんざいセット。焼き菓子やお早めにと書いてあるプリン。
どれもこれも、目移りするものばかりだ。
これだけの量の恵があるのだと朱赫七・カムイ(禍福ノ禍津・f30062)はもらったお中元を眺め、立派なものが作れるはずとひとつ、頷く。
「チオリ、ぱふぇを作ろうか」
「ええ、早速パフェを作りましょう!」
ぱっと笑顔浮かべた橙樹・千織(藍櫻を舞唄う面影草・f02428)の手には桜散るびいどろの、少し大きめなパフェグラス。
このグラスにどんな彩をもたらすか、今から想像するのも楽しい。
「チオリの器は可憐で美しいね」
「カムイさんはどんな器を……はわ!?」
「私はね小さな賽銭箱型の入れ物を持ってきた」
と、カムイが取り出したのは賽銭箱型の入れ物。
千織は瞬いてそれを見つめる。きっとカムイだからこそのものと。
「なかなかに立派だろう」
「ぇ、と……神様らしいというべきなのでしょうかねぇ」
さてそれぞれ、この器にどんなパルフェを彩るのか――それはきっと美味しいものには違いない。
早速、とカムイはリキュールをスポンジにしみこませ、それを一番下へ。土台は何事も大切。
その上に重ねるのはプリン。生クリームに桃を潜めるように盛って。
でもそれでは単調になる気がして、食感を変えるべくリーフパイを砕き入れるのも良いと頷きつつカムイは加える。
さらに果実のジュレ。苺のアイスクリームの横にはシャーベットを。
そしてそっと桜のチョコを乗せる――その時の表情はとても柔らかく。
仕上げはミニパンケーキ。桜蜜をかけて、できあがりだ。
そして千織も悩みつつ。
「さて、何を入れようかしら。どれも美味しそうで……」
ゼリーにババロア、アイス、リーフパイ……どれも美味しそう。
どれもいれてしまいましょうと思うままに。
その間に、苺、メロン、桃、葡萄……沢山の果物を挟んで飾って、一番上にキャラメルソースを。
「チオリ、私はできたよ」
「あら、桜チョコ可愛らしいですねぇ。私もいただいていいかしら?」
桜の他にも色々あるよ、と花を模るチョコレートを差し出すカムイ。
そのうちの一つをとり千織はちょんとのせて桜咲かせ、満足げに笑む。
「ふふ、完成」
カムイは千織のパフェを目に、たくさん積み重ねたくなってくるねと紡ぐ。
「チオリのぱふぇは果実の実りをふんだんに使っていて実に美味しそうだ」
「まあ! ふふふ。カムイさんのパフェはぼりゅーむたっぷりですねぇ」
桜蜜も美味しそうと千織は言って、パンケーキは波味を? と問う。
それにカムイは私の? と紡いで、シンプルなものだよと答える。
だからこそどれとも相性がよくバランスもよさげ。
そしてそれでは早速、作り上げたパフェに舌鼓。
「甘い物は幸せの味ですねぇ」
ふふと千織は笑み零す。そしてこの美味しさ、ここで二人だけで味わうのはもったいなくて。
「帰ったら館の皆さんに作りましょうか」
「そうだね。皆にも振舞ってあげよう」
幸せのお裾分け、なんてと千織は笑む。するとカムイもゆるりと頷いて。
「幸を分けるのは良い事だ」
でも今は――この幸せのつまったパフェはふたりのもの。
一足先に得た、幸せを楽しんで皆に振舞うことを考えるのもまた幸せと楽しさのひとつ。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
朱雀・慧華
【幽華】★
パフェを自由に…って事は、作った分食べ放題…!?
やったー!
おっきいの作ろうね、幽兵おにーちゃん♪
巨大な器を持参する大食い
生クリームは手作り(人並み程度の料理スキル)
教えようかー?
どういうのがいいかなぁ
盛り盛りは勿論だけど味は大事にしたいし
バランスも考えないと
あっ、でもアイスは絶対乗せたい!
生クリームもフルーツもたっぷり乗せて
最後にウエハース乗せるのもいいよねぇ
プリンもいいなー!
幽兵はどういうのが好き?
ベリーとか柑橘系とか
チョコ増し増しでとにかく甘いの!とか
お喋りしながら作ったら
最初の一口は幽兵にあげる!
慧華ちゃん特製生クリームも一緒だよ
はい、あーん♪
わーいありがとう!(お返しも貰う)
花屋敷・幽兵
【幽華】★
思いのままに…好きなパフェを作るのか。
夢とパフェとおっぱいは大きくて困る事はないな。
よし、いくか慧華。でっかく行くぞ。
お兄さんに任せろマルセロ。
生クリームだけは自作せねばならんのか。
確かかき混ぜればいいのだろう?
え?そうか…素直に聞こう。力そんな要らんの?
盛り付けは…パフェって何が入ってるんだ?
生クリームと…バナナとチョコとサクランボ以外何かあったか??
そうか、アイスにフルーツ…。
あんまり甘過ぎない奴にしてくれ。
慧華と同じような奴にしよう。
クリーム…甘いな。慧華スペシャルか!よし最初の一口をくれるんなら
俺もでかいスプーンでお返しだ。
ほおら、大きくなれよ~(ずい)
●今日のおやつはパフェ
お中元がたくさん――その前で、朱雀・慧華(純真天使・f17361)は瞳輝かせていた。
「パフェを自由に……って事は、作った分食べ放題
……!?」
やったー! と両手あげて大喜びの慧華の横、花屋敷・幽兵(粗忽なダークヒーロー・f20301)はふぅんと零す。
「思いのままに……好きなパフェを作るのか」
「おっきいの作ろうね、幽兵おにーちゃん♪」
夢とパフェとおっぱいは大きくて困る事はないな――至極真面目な顔をして幽兵は深く頷いていた。
「よし、いくか慧華。でっかく行くぞ」
お兄さんに任せろと幽兵は自らの胸をどんと叩く。
慧華は巨大な器を持参済み。大食いの慧華にとってはこのサイズがマストだった。
これにいっぱいいろいろな――プリンはもちろん外せない――甘くて美味しいものを詰め込むつもりだ。
「生クリームだけは自作せねばならんのか」
確かかき混ぜればいいのだろう? と幽兵は生クリームを抱えてホイッパーでかき混ぜ始める。
力の限り、思い切りすれば――跳ねる生クリーム。
「教えようかー?」
生クリームはこんなかんじと慧華はやって見せる。
軽やかにかしょかしょとかき混ぜる音に幽兵は瞬く。
「え? そうか……素直に聞こう。力そんな要らんの?」
そして出来上がった生クリームを傍らに、慧華はうーんと悩む。
「どういうのがいいかなぁ」
盛り盛りは勿論だけど味は大事にしたいし、バランスも考えないとと零しながら。
「盛り付けは……パフェって何が入ってるんだ?」
その横で幽兵もまた悩む。
「生クリームと……バナナとチョコとサクランボ以外何かあったか??」
「あっ、でもアイスは絶対乗せたい!」
「そうか、アイスにフルーツ……」
と、慧華の言葉を拾い上げて幽兵もその形が定まってくる。
「生クリームもフルーツもたっぷり乗せて、最後にウエハース乗せるのもいいよねぇ」
プリンもいいなー! と詰め合わせセットを見つけて瞳輝かせる慧華。
「幽兵はどういうのが好き?」
そしてぱっと、笑顔向けて問う。どういうのと聞かれぱっとは出てこない様子に例えばと慧華はあげていく。
「ベリーとか柑橘系とか。チョコ増し増しでとにかく甘いの! とか」
「あんまり甘過ぎない奴にしてくれ」
慧華と同じような奴にしよう、と彼女が組み立てていく様を真似していく幽兵。
お喋りしながら作れば、その手の動きも早くなって。
出来上がったパフェは豪華ないろいろもりもりパフェだ。
「最初の一口は幽兵にあげる!」
慧華ちゃん特製生クリームも一緒だよとひとすくい。一緒にその口元へ。
「はい、あーん♪」
慧華に差し出された一口――それはやはり、甘く。
「クリーム……甘いな。慧華スペシャルか! よし最初の一口をくれるんなら」
俺もでかいスプーンでお返しだ、と幽兵はひとすくい。生クリームにフルーツに、いいとこどりのひとさじだ。
「ほおら、大きくなれよ~」
ずずいと差し出されるひとくち。でも慧華は瞳輝かせ大喜びだ。今日は大好きなおやつが目一杯食べられるのだから。
「わーいありがとう!」
あーんと大きくあけた口に運ばれるそれは、慧華にとって幸せのひとさじ。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
尾白・千歳
★【漣千】
すご~い!何でもいっぱいある~!
どれもみんな美味しそうで気になっちゃう
…これだけあるなら味見してみてもいいよね?
こっそりアイスに手を伸ばしてパクリ
え?何?こんにちは(皎ちゃんにぺこり
そんなことより、このアイス美味しいね~(悦
皎ちゃんも食べてみなよ!
豪華なぱるふぇ作るぞ~!
金魚鉢の中に手当たり次第に材料を詰めていく
カステラとかの上にコンフィチュールを交互に乗せて…
桃!メロン!果物いっぱい!
あ、アイスやゼリーも乗せちゃおうっと
あ、あ、どうしよう、崩れそう…
さっちゃん!助けて!!
崩れたところは食べてしまってからやり直し
なんか足りない…
あ!さっちゃん、その苺貰うね~
見て!可愛くなったでしょ!
千々波・漣音
★【漣千】
ふ、オレ様はオサレセンスと神格高い竜神だからなァ!(どや
あ、大家さん
こいつは千歳
で、オレの…(ちらちらっ
…うん、幼馴染み…
この人は今いるトコの大家さん
ちぃは来た事ないよな?じゃあ、今度遊びに…(ちら
って聞けよ!
ちぃはどんなの作るんだ?
折角だし、お互いのイメージでとか…
ちょ、もう山盛り盛ってるし!?
仕方なく一人で自分達のイメージで
丸いキュート映える器にオサレチョコミントパルフェ作る
仕上げに苺と、ソーダと葡萄のゼリー飾って完成だ!
二人はどう…
大家さん、こうか?(
手伝い
てかちぃは大丈夫か…(
手伝い
って、食うのかよ!?(でも超可愛い
あっ!オレのパルフェの苺ー!?
●天辺には苺
「ふ、オレ様はオサレセンスと神格高い竜神だからなァ!」
と、どや顔できめている千々波・漣音(漣明神・f28184)を横に尾白・千歳(日日是好日・f28195)は瞳キラキラ輝かせていた。
「すご~い! 何でもいっぱいある~!」
どれもみんな美味しそうで気になっちゃうと耳をぴるり、尻尾を揺らす千歳。
「……これだけあるなら味見してみてもいいよね?」
千歳はこっそりアイスに手を伸ばしてパクリ。おいしい~! と頬に手を当て幸せかみしめる。
千歳が尻尾を揺らす間に、漣音はこの場を設けた皎を見つけ。
「あ、大家さん。こいつは千歳。で、オレの……」
初めて会う千歳を紹介する――漣音はちらちらっと千歳に視線を送り。
その様子に皎は、はっとしてお察しする。
「幼馴染様でいらっしゃいますね!」
「……うん、幼馴染み……」
そしてこの人は今いるトコの大家さんと千歳に紹介するが今、その心はアイスに向いているところ。
「え? 何? こんにちは」
ぺこり、頭を下げて挨拶すれば皎もぺこりと頭を下げて。
「ちぃは来た事ないよな? じゃあ、今度遊びに……」
「そんなことより、このアイス美味しいね~。皎ちゃんも食べてみなよ!」
「わ、いただきます! 美味しい~!」
「って聞けよ!」
と、漣音そっちのけでキャッキャし始める女子二人。
アイス、他の味もございますよ! とパルフェ作りを忘れかけそうになるが、作ろうぜと漣音が促す。
そしてふたりとも、パルフェの事を思い出し、皎も千歳も金魚鉢を前に。
「豪華なぱるふぇ作るぞ~!」
「ちぃはどんなの作るんだ? 折角だし、お互いのイメージでとか……」
漣音が提案――の前に、すでに千歳の手は動いている。
「漣音様、もう千歳様は作ってらっしゃいますよ、わたくしたちもがんばりましょう!」
「ちょ、もう山盛り盛ってるし!?」
カステラを一番下に。その上にコンフィチュールを交互に――イチゴ、ベリー、葡萄、とどれも美味しそうとちょっと味見も忘れず。
そしてその上には果物だ。
「桃! メロン! 果物いっぱい!」
出来上がっていくパルフェ。千歳はにっこにこの笑顔でそれを見てはかわいい……となる漣音。
「あ、アイスやゼリーも乗せちゃおうっと」
その姿みつつ、仕方なくひとりで自分達のイメージでパルフェを作り始める漣音。
丸いキュートな、映える器――オサレチョコミントパルフェ作ると漣音は作業開始。
てきぱきと進んでいく作業。一番下には砕いたリーフパイ。その上に生クリーム、アイスクリーム。カステラに苺のコンフィチュールを乗せ、生クリーム。
仕上げは飾り切りした苺、ソーダと葡萄のゼリーを飾って俺の渾身のパルフェ――と、二人の様子はどうだろうかと視線向ける。
生クリーム作り。ボウルが固定できず四苦八苦の皎。
「大家さん、こうか?」
と、
手伝いで抑えつつ。
「てかちぃは大丈夫か……」
「あ、あ、どうしよう、崩れそう……さっちゃん! 助けて!!」
皎が助けにいってください! と言うのでしゅばっと動く漣音。
千歳の
手伝いをしつついつも通りだ。
崩れてしまった所は、仕方ないしと千歳はぱくり。
「って、食うのかよ!?」
でもそんな
千歳が超かわいいと漣音の心の中は大忙しだ。
「なんか足りない……」
むぅ、と唸る千歳に皎はやっぱり天辺に飾るものがいるのでは? とアドバイス。
なるほど! と千歳は頷いて、そして見つけたのは。
「あ! さっちゃん、その苺貰うね~」
「あっ! オレのパルフェの苺ー!?」
「見て! 可愛くなったでしょ!」
ふふーと笑顔の千歳可愛いと思いながら、もう一回作るかぁと漣音は零す。
「漣音様、わたくしのもしてくださいませ!」
「さっちゃん、もうあと3個くらいいるかも!」
言われるままに苺の飾り切りを始める漣音。早く、早くと二人にせかされるのは――それはそれで悪くないと思う所。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
縄田・千鶴
【エイリアンツアーズ】
おかし
!!!!!!!!おかし
!!!!!!!!!おかしいっぱい
!!!!!!!!!ぜんぶたべていいの
!!!??!!?!!!????!???
ぜんぶわたしの
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
めいっぱいおおきい器にチョコもいちごもメロンもぶどうもくりももももくりもみかんもキウイもバナナもアイスもねりねりしたくりーむもぜりーもなっつもふれーくもぜんぶのせる
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!すきなものいっぱいいっぱいいーっぱいいれておいしくたべる
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ぜんぶわたしのだよ
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
笹塚・彦星
【エイリアンツアーズ】
へぇ、パフェ作っていいの。
チューリップ口のグラスを持参して、さてはて何がいいか。あ、桃パフェにしよう。
グラスの底へ桃の果肉、いちごソースを流して凍らせた桃の実をごろり。
バニラアイス、生の桃を重ねるように乗せていって、グラスの縁に沿う様に切った桃を並べてみる。
いちごアイス乗せて、いちごソースかけ回して、天辺は……あ、桃の半身乗せよ。ドン、とな。
うん、いいんじゃねェの?
おっ、食う前にみんなのパフェの写真撮ろうぜ。
勿論食ってる様子のも撮る。……いい顔してンねぇ。
三上・くぬぎ
【エイリアンツアーズ】
じゃ~ん! くぬぎ、はりきっておっきい入れもの用意したですよ
(人間が使うサイズの大きめパフェグラス)
おっきいチョコのパルフェつくるですー
んーと、パルフェってなにが入ってたですかね?
みんなのつくってるのを見せてもらいながら、がんばってつくるです
バナナと、チョコケーキと、アイスクリームと、
チョコレートソースはたっぷりかけちゃうですよ
おかしもいっぱいのせるです!(バランスは考えず盛り盛りに)
完成ですー! くぬぎのチョコパルフェです!
ちょっと大盛りになったですけど、これくらいよゆうでぺろりです
みんなのパルフェもきれいですね
パウルさんのエイリやんかわいいですー♪
ファファ・メーリィ
【エイリアンツアーズ】
作る前から凄い光景だワ
皆はどんな器にしたノ?
ワタシのはコレ
花のようでお洒落でショ?(口が波打ったサンデーグラス)
ワ、うにょろえ見事な包丁捌き
ワタシもフルーツ切りたいのだケド(刃先ぷるぷる)
ええ、料理って全然しなくテ
子供の頃、りんごを剥いたら猟奇的なジャガイモみたいになったのが最後カシラ
ヴィリヤのチーズクリーム分けて頂くわネ
りんごのコンポートとアイス、ビスケット等を盛って
ジャスパーに教えて貰ってなんとか形になったうさぎりんごを飾って完成
皆、全部カワ……それにしても千鶴、凄い勢いだったケド
怜惺のは何だか大人の雰囲気ネ
パウルの宇宙船も素敵
スイーツ番長も流石
皆めちゃ映えるわネ!
羽住・うにょろえ
【エイリアンツアーズ】
わーい!お中元でパルフェ作り放題なんてふとっぱらもきゅー!
器はじゃーん、金魚鉢〜もきゅ!(ででーん)どうせやるなら夏っぽく派手にいくもきゅー!
おいらの胃袋は宇宙だから問題ないもきゅ。(どやぁ)
フルーツ好きなのでマシマシ盛り盛り!
桃、メロン、パイン、バナナ、苺、葡萄、マンゴー、さくらんぼ!(一口サイズに切ってぽいぽいぽーい)
パルフェだからコーンフレークとアイスも!
生クリームはヴィリヤからありがたく頂戴するもきゅ!(乗せ乗せ)最後にスイカを乗せて完成!
うにょろえ特製金魚鉢フルーツパフェ!もきゅ!
みんなのも美味しそうもきゅ!映えもきゅ!パフェと作者とセットでも写真撮るもきゅ!
ヴィリヤ・カヤラ
【エイリアンツアーズ】
パフェが好きに作れるって良いよね。
私は万能型のワイングラスを器に使ってみるね。
まずパフェに使う生クリームと、
クリームチーズに砂糖と生クリームを混ぜたチーズクリームを準備するね。
どっちも多めに作ってあるから使う人がいたら好きに使ってね。
私のパフェの中身は下からラズベリーのジュレ、その上にバニラアイス。
ベリー風味のスポンジを重ねたらチーズクリームを乗せて。
生のブルーベリーとラズベリーを散らして、
一番上に生クリームを盛ったらブルーベリーを少しトッピング。
細長いバニラクッキーを刺して完成。
綺麗で楽しいパフェがいっぱいだね、食べるのも楽しみ!
あ!撮影良いね!良い思い出になりそう!
ジャスパー・ドゥルジー
【エイリアンツアーズ】
シンプルで平べったいサンデーグラス
容器に添わせるようにカットした苺を綺麗に並べて
中をヴィリヤに分けて貰った生クリーム、それからベリーソースとザクザククランチで満たす
こんもりアイスやチョコ菓子で高さも出して
これぞSNS映えってやつよ
…猟奇的なジャガイモ?
ファファって器用なイメージだったしちょっと意外
嫌じゃなかったらコツとか教えてやる
ナイフ使いだったら任せろよ
くぬぎの胃袋マジで異次元だな…1
うにょろえの賑やかでカラフルで可愛いし
怜惺のは見た目も味もオトナって感じ
千鶴のは…すげェな、夢がある!
彦星は……本職?
おっエイリやんだ~♪
写真めいっぱいデカく印刷してロビーに飾ろうぜ
パウル・ブラフマン
【エイリアンツアーズ】
こーゆーアクティビティってお客様に喜ばれそう!
感激しつつ、いそいそ取り出すのは蓋付デザートカップ。
【コミュ力】全開で地元妖怪さんにお願いして
ドライアイス風の保冷材を創って貰いたいな。
ジャスパーのナイフ捌きにはガチキュン。
まん丸にくりぬいたメロンやマスカット
焼菓子類を組み合わせて宇宙船を再現。
最後にヴィリヤちゃんからもらった生クリームを使って
天辺にエイリやん(弊社マスコット)型チョコを飾って完成!
クルーさん達のお土産用ミニパフェを特製保冷箱にしまったら
自分用を手にして皆のもとへ。
こうして並べるとめっちゃエモいね!パフェのフェスってカンジ♪
海をバックに記念撮影なんてどうかな?
樹・怜惺
【エイリアンツアーズ】
容器はブランデーグラスってのか、あのデケェやつ
折角だからブランデーケーキも使うか
一番下にカカオニブを混ぜたコーンフレーク
アイスはバニラとビターチョコだな
生クリームで隙間を埋めて、ブランデーケーキを合間に
ブランデー漬けのダークチェリーと、生のブラックベリーをブラックベリーを見えるように飾って
一番上に乗せたバニラアイスにさっとブランデーかけてカカオニブ散らす
ビター系大人向けって感じに
酒は強ェからアルコール飛ばさないまま
他の面子の分も見て回って
皆すげェ綺麗だな
くぬぎとうにょろえ、千鶴は…食えんのか?
宇宙船の形は良いな、デザート付きツアーとかイケそ
全員分写真撮っとかないとなァ
●エイリアンツアーズ、パフェの夏
「こーゆーアクティビティってお客様に喜ばれそう!」
パウル・ブラフマン(Devilfish・f04694)は体験型ともいえるこの雰囲気に感激しつつ、いそいそと取り出すのは蓋付デザートカップ。
そして地元妖怪さんにお願いしてドライアイス風の保冷材をお願いすれば、任せてくれ! とお返事。後でもってきてくれるというのでよろしく~と手を振る。
「わーい! お中元でパルフェ作り放題なんてふとっぱらもきゅー!」
ぴょんぴょんとお中元の山の前で跳ねるのは羽住・うにょろえ(楓のモーラット・f35345)。
「へぇ、パフェ作っていいの」
色々あるなと笹塚・彦星(人間の剣豪・f00884)はお中元を手に取る。その傍らでヴィリヤ・カヤラ(甘味日和・f02681)もまたにこやかだ。
「パフェが好きに作れるって良いよね」
私は万能型のワイングラスを器に使ってみるねとヴィリヤは見せる。
俺はこれと彦星が持って来たグラスはチューリップ口のグラス。さてはて何がいいか――そう考えている彦星の視線が止まったのは桃だ。
「あ、桃パフェにしよう」
瑞々しく新鮮。今が食べごろの大振りの桃を彦星はゲット。
と、彦星は三上・くぬぎ(アウトドア派・f35607)がよいしょっと運んでくるのを大丈夫か? と手伝う。
「じゃ~ん! くぬぎ、はりきっておっきい入れもの用意したですよ」
モーラットであるくぬぎにとって、人間が使うサイズのそれは自身と同じ――いや、それよりもちょっと大きいサイズか。
「おっきいチョコのパルフェつくるですー」
くぬぎはその為に、まずチョコ探しから開始だ。
くぬぎが飛び込んだお中元の山――ファファ・メーリィ(ゴーストアップル・f37551)もそれを見上げて。
「作る前から凄い光景だワ。皆はどんな器にしたノ?」
彦星のチューリップ口のグラスを見て素敵、とファファは笑む。
「ワタシのはコレ。花のようでお洒落でショ?」
チューリップ口のものとはまた少し違う口がゆるく波打つサンデーグラスがファファの手に。
「器はじゃーん、金魚鉢~もきゅ!」
と、うにょろえはででーんと自分が入れるくらいの大きさの金魚鉢を持ってくる。
「どうせやるなら夏っぽく派手にいくもきゅー!」
そのサイズ、大丈夫? という視線を受けるが大丈夫とうにょろえは胸(多分)を張って。
「おいらの胃袋は宇宙だから問題ないもきゅ」
どやぁとする姿はちょっと可愛らしい。
早速作り始める皆の姿を見つつ樹・怜惺(Guardiano della Dea Verde・f31737)はどうしようかと考える。
器はブランデーグラス。たっぷりと容量はいるような大き目のグラスだ。
「折角だからブランデーケーキも使うか」
丁度良さそうな、高そうな箱に入ったブランデーケーキを発見。
怜惺は一番下にカカオニブを混ぜたコーンフレークを。
その上に置くアイスはバニラとビターチョコ。
生クリームをそこへ流しこめば隙間が埋まり、ブランデーケーキを合間に。
此処に合うのは、これだと添えるのはブランデー漬けのダークチェリーと生のブラックベリー。
その二つを見えるように飾って、一番上に乗せるのはバニラアイス。
ブランデーをかかえてカカオニブ散らせば――出来上がり。
「ビター系大人向けだな」
酒は強いから、アルコール飛ばさずそのままだ。
大人だからこそ楽しめる一品と怜惺は笑み零す。
「おかし
!!!!!!!!」
そのお中元の山――果物や甘いものがいっぱいという状況に縄田・千鶴(わたしをみつけて・f30136)は大興奮だった。
「おかし
!!!!!!!!! おかしいっぱい
!!!!!!!!! ぜんぶたべていいの
!!!??!!?!!!????!???」
それは何と言う幸せか――千鶴はがしっと、目につく、そして手の届く限りのお中元のお菓子を抱えた。
「ぜんぶわたしの
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
千鶴はこれぜんぶつかう
!!!!!!!!!!!!!!!!! と果物からアイスからゼリー詰め合わせにプリンセット。ぜんざいセットに水まんじゅうエトセトラエトセトラ……とにかく沢山キープした。
そしてめいっぱいおおきい器を目の前に置いて、どう盛り付けるのか思案――というよりは条件反射のように。
「チョコもいちごもメロンもぶどうもくりももももくりもみかんもキウイもバナナもアイスもねりねりしたくりーむもぜりーもなっつもふれーくもぜんぶのせる
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
あれもこれも――カステラもまだ乗るし、とろっとろの生クリームにコンフィチュールをかけて。それからそれから、と千鶴の瞳は輝いて。
「すきなものいっぱいいっぱいいーっぱいいれておいしくたべる
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
夢いっぱいの、千鶴のパルフェが作り上げられていく。
ヴィリヤは、まずパフェに使う生クリーム。それからクリームチーズに砂糖と生クリームを混ぜたチーズクリームを作る。
その手際は良くてきぱきそれはできていく。
その生クリームを分けてもらおうと待ちながら、ジャスパー・ドゥルジー("D"RIVE・f20695)も作り上げていく。
シンプルで平べったいサンデーグラス。その面に添わせるようにカットした苺を綺麗に並べて行けば、見た目も美しい。
「マシマシ盛り盛り!」
フルーツ好きなうにょろえはしゅばばと色々なフルーツを準備していく。
「桃、メロン、パイン、バナナ、苺、葡萄、マンゴー、さくらんぼ!」
一口サイズに切って金魚鉢の中へぽいぽいぽーいと入れていくうにょろえ。パルフェだからコーンフレークとアイスも! ともりもり。でもまだこれは完成ではない。
生クリームももちろん必要。それはヴィリヤが作っているのを分けてもらう予定だ。
「ワ、うにょろえ見事な包丁捌き。ワタシもフルーツ切りたいのだケド」
その鮮やかな手つきをみてファファは感心する。そしてファファの手は――その包丁の刃先はぷるぷるしていた。
「ええ、料理って全然しなくテ」
子供の頃、りんごを剥いたら猟奇的なジャガイモみたいになったのが最後カシラ、とその時のことを思い出し語るファファ。
「……猟奇的なジャガイモ?」
それは一体どんなジャガイモなのか――ジャスパーは想像してみる。
「ファファって器用なイメージだったしちょっと意外」
そう言って、ジャスパーは嫌じゃなかったらコツとか教えると言う。
「ナイフ使いだったら任せろよ」
ファファはぜひ、と頷く。最後に飾るある物――それを作るために。
その様子を見ていたパウルはジャスパーのナイフ捌きにガチキュンしていた。
いつまでも見てられると思いながらまん丸にメロンをくりぬいていくパウル。
「どっちも多めに作ってあるから使う人がいたら好きに使ってね」
と、ヴィリヤの生クリームとチーズクリームもたっぷり完成し、どうぞとお裾分け。
「ありがたく頂戴するもきゅ!」
ヴィリヤからもらった生クリームをその小さな手でぽふっとのせて行くうにょろえ。
そして最後にスイカを乗せて完成だ。
「うにょろえ特製金魚鉢フルーツパフェ! もきゅ!」
その完成をヴィリヤは見つつ、自分のパフェも。そこへファファも声かける。
「ヴィリヤのチーズクリーム分けて頂くわネ」
ファファはそれをちょっと口に運んで美味しいと綻ぶ。
りんごのコンポートとアイス、ビスケットをもって――でもまだ、最後に飾るものは出来上がっていない。
りんごを切って、震える手。その手つきを見てジャスパーはアドバイスを。
こうするんだぜ、と作って見せるのをファファはじっと見て、そして一生懸命作り上げていく。
「なんとか形になったわ」
できあがったうさぎりんごはちょっと不格好かもしれないけれどファファ渾身のうさぎ。
それを一番上に飾ったならできあがり。
そしてジャスパーもファファを見守りつつ、生クリームを。それからベリーソースとザクザククランチで満たしたならその上にアイスクリーム。
アイスクリームも色々あって迷いつつ、何種類か選んで重ねて。チョコ菓子も刺していく。
「これぞSNS映えってやつよ」
シンプルなサンデーグラスだったが、今は高さもでてカラフルでポップ。
ジャスパーのパフェもできあがりだ。
そしてパウルも、くりぬいたメロンやマスカット。それに焼き菓子色々を組み合わせて宇宙船を再現していた。
仕上げはヴィリヤからもらった生クリームを使って、天辺にあるものを飾るのだ。
それはエイリアンツアーズのマスコット、エイリやんの形したチョコだ。
これでいつでも出発できる――そんな装いだ。
それと共に、此処にこれなかったクルー達へのお土産用ミニパフェも特製保冷箱に仕舞っていくパウル。
「皆すげェ綺麗だな」
と、作るその様も怜惺は眺めて声零す。
ヴィリヤはゆっくりとワイングラスの中にラズベリーのジュレを敷いていく。それが落ち着いたなら、バニラアイスを。
ベリー風味のスポンジを重ねたらチーズクリームを乗せていく。
そこへ生のブルーベリーとラズベリーを散らして生クリームをふわと盛る。その上にもブルーベリーを少しトッピングして、細長い形のバニラクッキーを刺したら完成だ。
できた、とヴィリヤも笑み深める。
彦星は桃の他にも色々なものを並べてパフェ作り開始。
チューリップ口のグラスの底へ桃の果肉を。いちごソースをとろりと流して、凍らせた桃の実をごろりと。
その上にバニラアイス、生の桃を重ねるようにのせて行って――グラスの縁に沿う様に、その形に合うように切った桃を並べていく。
そして真ん中には苺アイスをぽんとのせ、いちごソースをくるりと駆けまわして――完成、といいたいところだがまだ足りないと彦星は腕組みし、最後のピースを見つけるべく考える。
「天辺は……あ、桃の半身乗せよ。ドン、とな」
桃の半身を乗せれば、しっくりとくる。
「うん、いいんじゃねェの?」
彦星はこれでばっちり完成だと笑み深める。
「彦星は……本職?」
その出来上がったばかりのをジャスパーは覗き込む。
「んーと、パルフェってなにが入ってたですかね?」
くぬぎは皆のをちらり。
チョコのパルフェということで、チョコやアイスクリームはもちろん、チョコソースやチョコクランチ、チョコケーキなどなども揃えた。あとは、チョコに合う果物――バナナ。
がんばってつくるですと気合入れて、グラスの中へと入れていく。
土台を作って、そしてバナナとチョコケーキ、アイスクリームを乗せて。ちょっとだけの味見もしてみたり。
そしてチョコレートソースはたっぷり。
「おかしもいっぱいのせるです!」
ミニドーナツやマドレーヌ。チョコパイ――いっぱい、バランス考えずに盛り盛り。ちょっと傾いてもご愛敬で気にせずくぬぎはもりもり。
「完成ですー! くぬぎのチョコパルフェです!」
くぬぎのチョコパルフェはもりもり。ちょっと大盛りになったですけど、これくらいよゆうでぺろりですとくぬぎはふふーと笑み浮かべる。
「くぬぎの胃袋マジで異次元だな……」
それ全部食べれるのか、とジャスパーじゃ自分のパフェを横に置いて、自分が作ったのも決して小さくはないのだがサイズ感が違うと再確認。
そして皆のパルフェは、とくぬぎは見詰めどれも美味しそうと。
「みんなのパルフェもきれいですね。パウルさんのエイリやんかわいいですー♪」
「おっエイリやんだ~♪」
パウルのパフェの一番上。そこにいるエイリやんはやっぱり皆、その姿見れば笑み零れる。
「こうして並べるとめっちゃエモいね! パフェのフェスってカンジ♪」
パウルもみんなのパフェが並んで壮観と。
「皆、全部カワ……それにしても千鶴、凄い勢いだったケド」
と、ファファが千鶴を見ればこれはわたしの
!!!!!!! と出来上がったパルフェを前ににっこにこ。
「綺麗で楽しいパフェがいっぱいだね、食べるのも楽しみ!」
ヴィリヤはこれが私のと出来上がったパフェを見せる。
「うにょろえの賑やかでカラフルで可愛いし、怜惺のは見た目も味もオトナって感じ」
そうねとジャスパーの言葉にファファも頷く。
「怜惺のは何だか大人の雰囲気ネ」
ファファはどれもこれもすごいとその一つ一つを見詰めて。
「味も勿論大人だぜ」
と、怜惺は笑って返す。酒が飲めるならお裾分けできるけどと。
「宇宙船の形は良いな、デザート付きツアーとかイケそ」
「パウルの宇宙船も素敵、スイーツ番長も流石。皆めちゃ映えるわネ!」
その言葉に彦星はそうだ、と気付く。
「おっ、食う前にみんなのパフェの写真撮ろうぜ」
彦星がカメラセットする。怜惺も全員分写真撮っとかないとなァと頷いて。
「あ! 撮影良いね! 良い思い出になりそう!」
「写真めいっぱいデカく印刷してロビーに飾ろうぜ」
「海をバックに記念撮影なんてどうかな?」
パウルの言葉に、海を背景にするようにパフェを並べて、作った本人もその前に。
「みんなのも美味しそうもきゅ! 映えもきゅ!」
彦星に撮ってもきゅ! とうにょろえはお願いを。
「パフェと作者とセットでも写真撮るもきゅ!」
「千鶴のは……すげェな、夢がある!」
「くぬぎとうにょろえ、千鶴は……食えんのか?」
怜惺が零した疑問に、問題なしとすでに食べる気満々。
「ぜんぶわたしのだよ
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
これはあげないとばかりに千鶴はガード。ジャスパーはもちろんわかってるってと笑って返す。
そしてパフェひとすくいしておいしい
!!!!!!!!!!!! と表情緩める千鶴――それをぱしゃり。
彦星はその様子を取って、ふと笑む。
「……いい顔してンねぇ」
それぞれ思い思いのままに作り上げたパフェは、どれも美味しい。
皆で写真を撮ってこの思い出も残して――今日のことをまたエイリアンツアーズの皆へ話して、それもまた思い出になる。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
篝・倫太郎
【兎鬼】
しょこさん達は海辺で遊んどいで
そう、三匹を送り出し
準備はいいか、ザクロ
折角だから、相手が喰うパフェ作ろうぜ?
その方が張り合いも出るってもんだろ?
無表情なんだけど
相変わらず、耳が素直で大変宜しい
なんて思いながらいざ、パフェ作り
持参したのはちょっと大き目な丸グラス
マカロンとリーフパイにちょっとした下拵えをしてから
グラスに材料を詰めてく
作るのは兎さんザクロを模したパフェ
食感変化にフレーク代わりにチョコラスクとか使って
全体的に黒く仕上げる
ベルトはキャラメルアイスで見立てて味変しよう
ディッシャーで盛ったチョコアイスに
赤いコーティングのチョコを二つ貼り付けたら
下拵えしてあったチョコにくぐらせたリーフパイを二枚
アイスに挿せばの完成……?
いやいや、完成させるにはこいつらを添えないとな?
懐中時計に仕上げたマカロンと……
持参した人参のグラッセとしょこクッキー
よっし、ザクロ
折角だし、海辺で喰おうぜ?
嬉しそうな耳に楽し気にそう声を掛けて
誰かの為に作ったものは
絶対に美味いって決まってるんだから
皆で食べよう
ザクロ・シャハブ
【兎鬼】
しょこ達と遊ぼうと動来そうになるが呼ばれてハッとする
『……もちろんだ。お互いにプレゼントするパフェか。良いな、作り甲斐がある』(忘れてないぞというように耳をピーンとさせてる)
さて、まずは細長いパフェグラスを用意
りんたろはチョコミントな色合いだからチョコミントパフェにしよう
下からチョコソース、フレーク、生クリーム、生チョコ、ザクザクチョコクッキーを砕いたの、生クリームの順に入れて、上にチョコミントアイスをポンと置いてミントを添える
…面白みを追加しよう。チョコミントアイスに三角の炭クッキーを3つさして小さく切ったオレンジピールを2つつけて…りんたろアイス完成
隣にチョコマシュマロを添えて完成
『出来た。うん、飲み物も持って行こう。』
友達と食べるのは旨いと言うのは、忘れても思い出せる
俺の為のなら尚更な
きっとそろそろ帰ってくるしょこら達も加えて、一緒に食べよう
その方がもっと美味しい
●みんなで一緒にの方が、もっと
波が引いて返す音――その音に耳を僅かに動かして反応するしょこら達に笑って、篝・倫太郎(
災禍狩り・f07291)は浜辺に降ろす。
「しょこさん達は海辺で遊んどいで」
三匹をそう言って送り出す。三匹は楽し気に転がりながら浜辺を進み始めた。
そして、その三匹達と遊ぼうとザクロ・シャハブ(懐中兎計・f28253)が動きかけたところに。
「準備はいいか、ザクロ。折角だから、相手が喰うパフェ作ろうぜ?」
倫太郎が声をかける。その声にぴくと耳動かして、ザクロは振り返った。
「……もちろんだ。お互いにプレゼントするパフェか。良いな、作り甲斐がある」
忘れてないぞというように耳をピーンとさせたザクロ。
「その方が張り合いも出るってもんだろ?」
うんと頷くザクロの表情は変わらず無表情なのだが、耳は素直だ。
その耳の動きを倫太郎は追って、大変宜しいと思いながら準備を始める。
目の前にあるのは沢山のお中元――この中からどれを使おうかとチョイスがまず最初の仕事だ。
ジャムやチョコレート、アイス。パイやクッキー。ほかにも色々なものが、様々な種類である。
どれを使うかは、なかなか悩む所だろう。
いざ、パフェ作り――倫太郎が持って来たのは、ちょっと大きめな丸グラスだ。
ザクロは、これと細長いパフェグラスを用意して、倫太郎をじっと見る。
チョコミントな色合いだな、と倫太郎の姿を上から下から見詰め、チョコミントパフェにしようと耳をぴんと。
パフェのイメージが決まったなら、次に使うものも決まってくる。
ザクロはチョコソース、フレーク、生クリームに生チョコ。ザクザク食感のチョコクッキーを並べていく。
一番下は――やっぱりチョコソースとザクロはグラスの中へ。
その上には食感楽しめるようにフレーク。生クリームを置いて生チョコを。ザクザクチョコクッキーはそのままではなく、砕いて入れる。その上にもまた生クリームを置いて、一番上には何を置くか――やっぱりこれだろうとザクロが手にしたのはチョコミントアイス。
それをまぁるくしてポンと置いてミントをそっと置くザクロ。
「……」
しかし何かまだ足りない気がして。
「……面白みを追加しよう」
チョコミントアイスへと、ザクロは三角の炭クッキーを三つさし、小さく切ったオレンジピールを二つ付ける。
その出来栄えにザクロは大きく頷いた。
「……りんたろアイス完成」
隣にチョコマシュマロも添えればパフェの出来上がりだ。
そして倫太郎も、作業をてきぱきと進めていた。
マカロンとリーフパイにちょっとした下拵えをしていく。
倫太郎が作るのは、兎さんのザクロを模したパフェだ。
食感の変化はフレーク代わりにチョコラスクで。全体的に黒く仕上げていくつもりだ。
ベルトはキャラメルアイスで見立てて味変しようと重ねて、ディッシャーでチョコアイスを盛る。
そのチョコアイスに赤いコーティングのチョコを二つ貼り付けたら、りょこにくぐらせたリーフパイを二枚、挿せば完成――と、思ったが倫太郎は首を傾げる。
それはまだ足りないからだ。
「いやいや、完成させるにはこいつらを添えないとな?」
懐中時計に仕上げたマカロン。そして持参したニンジンのグラッセとしょこクッキー。
倫太郎も出来たと笑って、ザクロへと視線向ける。
「よっし、ザクロ。折角だし、海辺で喰おうぜ?」
もう出来ただろという声にザクロも頷く。
「出来た。うん、飲み物も持って行こう」
交換して、互いのイメージのパフェだと瞬く倫太郎とぴくと耳を動かすザクロ。
海辺を眺めながら、互いのために作ったパフェをひとすくい。
アイスクリームは冷たく、口の中で消えていく。
「友達と食べるのは美味いと言うのは、忘れても思い出せる」
それが、俺の為のなら尚更な、とザクロが零す。
その耳は嬉しそうに揺れているのに倫太郎は瞳を細めていた。
「誰かの為に作ったものは、絶対に美味いって決まってるんだから」
ん、とザクロは頷く。
そしてそろそろ帰ってくるしょこら達も加えて、一緒に食べようと返した。
ザクロの視線の先、しょこら達が跳ねながら戻ってくるのが見えたからだ。
みんな一緒の方が、その方がもっと美味しい――そう、思って。
倫太郎も皆で食べようと笑う。しょこら達用のおやつもだして、アイスクリームが解けきる前にと。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
雨絡・環
【雲蜘蛛】
ぱるふぇ、ですか
己で作るのは初めてね
器は持ち込むと伺いまして
わたくしは土焼きの壷を
偶々目が付いたもので
アルフィードさんは何を?
まあ、かわいらしい
生くりーむも己で作るのね
台所仕事は貴方様にお任せしておりますからねえ
くりーむを攪拌機で混ぜる、と…
あら、何故かしら
みるみる内にくりーむが紫色に
粘りも出てきて脈打っている
ねえアルフィードさん、
角がたつまで混ぜるというのはどの位でしょう?
既に鬼の様な角があちこちに出来ているのですが
本当に生きている…かもしれませんわねえ
貴方様のくりーむは斯様に真白でなめらかですのに
何故わたくしのは違うのかしら
之を土焼きの壷に入れて
ちょこれぇと
真赤な苺の砂糖煮に
抹茶の氷菓
…あら地獄絵図
お褒め…お褒め?頂き有難う存じます
貴方様のぱるふぇは
なんと可愛らしい
それこそまるで生きているよう
ま、宜しいのです?
地獄とにゃんこさんの交換で
では、わたくしも
迷いなくにゃんこの急所
眉間に匙を振り下ろす
くりーむの甘さ、氷菓の心地よさ
とてもおいしいわ
煙出ておりますけれど
大丈夫でしょうか
アルフィード・クローフィ
【雲蜘蛛】
パルフェって美味しいよね!
自分で作るって楽しみ!
ふむふむ、環ちゃんは土焼きの壺か!和風だね!
んー、俺は金魚鉢!前食べた時可愛かったから!
生クリーム作ろう!
環ちゃんも作るんだね!頑張れ!
泡立て器で混ぜ混ぜしつつ
ツンとクリームがたつ、これくらいかなぁ
ん?紫色って綺麗だね!
本当だ、ゴボゴボいってる
鬼の角だね!
生きてるみたいだね!
そう?ほら生クリームも人それぞれだよ!
俺はケーキとアイスを乗っけて
こーして、あーして
顔を描いて、飾って
出来たーー!!!
金魚鉢に入ったにゃんこさーん!
ガラス越しに見える肉球と金魚鉢から出てる手がチャームポイント!!
環ちゃんのパルフェ、鬼さんかな?真っ赤な血、血の池みたいだしチョコが針山みたい!
めちゃかっこいい!!
環ちゃん!環ちゃん!
パルフェ交換しよう!!
頂きまーす!
甘味と苦味と酸味が色々来て不思議!!後、しゅわしゅわしてる!
と何やら口から煙を出しながら
嬉しそうに食べる
ふふっ、にゃんこさんも食べられて良かったね
ん?大丈夫だよ!
だって美味しいもの!
●にゃんこさんと地獄のぱるふぇ
楽しそうな笑顔浮かべて、アルフィード・クローフィ(仮面神父・f00525)は心躍らせていた。
「パルフェって美味しいよね! 自分で作るって楽しみ!」
その傍らで雨絡・環(からからからり・f28317)は、ぱるふぇ、ですかと零す。
「己で作るのは初めてね」
今日、パルフェを作るための材料は果物に様々なお菓子と沢山ある。
しかし生クリームと、それから器は自分で用意しなければいけないもの。
環がそっと持ち出したのは。
「わたくしは土焼きの壷を」
「ふむふむ、環ちゃんは土焼きの壺か! 和風だね!」
「偶々目が付いたもので。アルフィードさんは何を?」
「んー、俺は金魚鉢! 前食べた時可愛かったから!」
土焼きの壺と、硝子の金魚鉢がならぶ。
まあ、かわいらしいと口元押さえて笑う環。それではこの器に、ぱるふぇを作りましょうかと続けた。
パルフェに必要なもの――それはまず生クリーム。
「生くりーむも己で作るのね」
「生クリーム作ろう!」
材料とかもらってきたよとアルフィードは並べていく。
「環ちゃんも作るんだね! 頑張れ!」
そう言いながらすでに作業開始。ボウル抱えてかしゃかしゃと泡だて器で混ぜ混ぜしていた。
「台所仕事は貴方様にお任せしておりますからねえ」
環はゆるりと準備されたそれを撫でる。
「くりーむを攪拌機で混ぜる、と……」
こうかしら、とかしゃかしゃ――生クリームを泡立て始める環。
けれど――
「あら」
何故かしら、と環は首を傾げる。
みるみる内にクリームが紫色に。粘りも出てきて脈打っている。
これであっているのかわからなければ、尋ねればいい。
「ねえアルフィードさん、角がたつまで混ぜるというのはどの位でしょう?」
つんつん、とアルフィードをつつく環。アルフィードはかしゃかしゃと混ぜていて、泡だて器を持ち上げる。
「ツンとクリームがたつ、これくらいかなぁ」
そう言って、環ちゃんの生クリームはどんな感じとみれば。
「ん? 紫色って綺麗だね!」
「既に鬼の様な角があちこちに出来ているのですが」
つんつんと角が立つ紫色のクリーム。それはどくどくと脈打ってぷはっと息するようにまた角がたつ。
「本当だ、ゴボゴボいってる。鬼の角だね! 生きてるみたいだね!」
「本当に生きている……かもしれませんわねえ」
そしてちらり。アルフィードのものをみれば――真っ白でふわふわでなめらかだ。
「貴方様のくりーむは斯様に真白でなめらかですのに、何故わたくしのは違うのかしら」
「そう? ほら生クリームも人それぞれだよ!」
不思議ですこと、と首傾げる環にアルフィードは笑って作っちゃお! と金魚鉢を自分の前に。
美味しそうなお菓子やアイスクリームをアルフィードは見つけてくる。
ケーキとアイスを乗せて、組み合わせて。
「こーして、あーして」
顔を描いて、飾って――アルフィードの手はすいすいと進んでいた。
環も、土焼きの壺を前において、出来上がった紫色の生クリーム(?)を最初に入れる。
そしてちょこれぇと、と高級そうなそれをみつけたっぷりいれて。
真っ赤な苺の砂糖煮に、抹茶の氷菓――それを乗せてぱちりと瞬く環。
「……あら地獄絵図」
その言葉落とすと同時に、傍らから響いたのは。
「出来たーー!!! 金魚鉢に入ったにゃんこさーん!」
ガラス越しに見える肉球と金魚鉢から出てる手が可愛らしいにゃんこさんパルフェを完成させたアルフィード。
「これがチャームポイント!!」
そのポイントを環に説明すれば、環はふわと笑み浮かべる。
「貴方様のぱるふぇはなんと可愛らしい。それこそまるで生きているよう」
にゃーんと今にも鳴き声あげそうな、そんなにゃんこさんだ。
「環ちゃんのパルフェ、鬼さんかな? 真っ赤な血、血の池みたいだしチョコが針山みたい! めちゃかっこいい!!」
「お褒め……お褒め? 頂き有難う存じます」
そしてアルフィードは環のパルフェに夢中だった。
かっこいい!! と瞳キラキラさせて見詰める様に環はくすと口端を緩める。
「環ちゃん! 環ちゃん! パルフェ交換しよう!!」
「ま、宜しいのです? 地獄とにゃんこさんの交換で」
よろしいのです!! と環はこくこく頷く。
では、と環はアルフィードの方へパルフェを寄せる。
するとアルフィードは嬉しそうにありがと~と言って、にゃんこさんパルフェを環のもとへ。
「頂きまーす!」
「では、わたくしも」
環の匙は迷いなくにゃんこの急所――眉間へと振り下ろされた。
口に運ばれる一口。
くりーむの甘さ、氷菓の心地よさと環の表情は綻ぶ。
「とてもおいしいわ」
「ふふっ、にゃんこさんも食べられて良かったね」
そしてアルフィードも一口。
「甘味と苦味と酸味が色々来て不思議!! 後、しゅわしゅわしてる!」
不思議で初めての味! と言いながら口からぷはぷはと煙が出ている。出ているけれど――また一口運ぶさまはとても嬉しそうだ。
「煙出ておりますけれど。大丈夫でしょうか」
「ん? 大丈夫だよ!」
だって美味しいもの! とまた大きくすくって一口。
ぷわっと大きな煙が上がるけれど、気になんてならない。
一緒に作って、一緒に食べる。この時間は嬉しいものだから。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
三日月・雨
「犬好き」
呼び方はレヴィ、晴夜
パフェが作れるとは心躍るではないか
…晴夜の器でか!
レヴィは王らし…誰が王?
わたしは浅めの皿のようなガラスの器
そこにバニラのとキャラメルのアイスを一つずつで丸く乗せ
それぞれに苺等果物で耳を付け
チョコで顔を作る
…犬? レヴィと晴夜の仔狼ズだ
お前らなどまだまだ可愛いらしいものだ
うむ
パフェに生クリームが必須
固めなのが使いやすい
ここは力ある二人が泡立てると良い!
わたしのか弱さでは力不足だしな
素敵な生クリームが作れるのはかっこいい男の条件だと思うぞ!
…まあ、力仕事はお前達の役目だ 頑張れ(威圧)
(生クリームってどう褒めるんだ?)
えー、美味しそうな生クリームだ
白いし…しっかりしているし…白い!
飾り付けに自分で焼いた肉球型等のクッキーを持参したので飾る
おまえ達の分のクッキーも用意したぞ
プレーンクッキーにココア生地でお日様のマークを入れたクッキーだ
二人とも太陽が似合うからな
良かったら飾るがいい
わたしのはここに三日月型のクッキーも飾ろうかな
二匹の仔狼を見守る月は自分のつもりで
レヴィアス・アークライト
【犬好き】
パフェ作って食べれるとか神かよ
材料揃ってるならオレが考えた究極のパフェをお見せするしかないだろう
まずは器だ
王に相応しいキラキラで豪華な器を用意するぞ
最初に器の底にわらび餅を入れ、黒蜜をかける
その上にバニラアイスと抹茶アイスをダブルで乗せ、ぷるぷるのプリンをその上に乗せる
周囲に生クリームを…ん、そう言えば生クリームがないな
ああ、生クリームだけ自分で作るシステムか
まあそれは師匠とハレルヤが作ってくれるから問題ないだろう…ん?
(三人の視線がぶつかり合う)
…審議した結果、大人の事情もあってか生クリームを作らされるオレ
納得いかないが、作る以上はパーフェクトを目指したい
パフェだけに…(シーン)
ハンドミキサーを使わず自力で泡立てしたら腕が疲れてきたので、師匠やハレルヤに交代を要請したが、大人の事情により却下された
HPが0になる頃に完成した生クリームを皆で共有しよう
プリンの周囲に生クリームたっぷりのせ、ソフトクリームも欲しかったが、桃と師匠のクッキーをたっぷりトッピングして王のパフェが完成した
夏目・晴夜
【犬好き】3人
豪華なパフェを遠慮なく作らせて貰いましょう
器にはブランデーグラスを
初めての飲酒に備えて購入したのですがね
特大サイズで注文したら壺みたいなのが届きました
ハレルヤに相応しい存在感ですよね
雨さんのそれ、犬ですか?
…仔狼?は、仔狼…?
180の男どもにそう言えるのは雨さんくらいですよ
ベリーのジュレを敷いたら、ピスタチオのムースと苺をたっぷり重ねて
上にも沢山の苺とバニラと…あれ?生クリームは無いのですか
大量に欲しいですよねえ、生クリーム
では、元王子と雨さんで作って下さ……は?
かっこいい男でなくともハレルヤが至高である事に変わりはないですしねえ
圧如きで私を動かせると本気でお思いですか?
作って欲しいのでしたら褒めて下さい。さあ、さあ!(手をクイクイ)
交代する筈ないでしょう、私だって作ってるんですから
にしても、きっっっつ…
まあ確かにパーフェクトを…、…(無言)
ほら出来ましたよ、はい褒めて
いや生クリームではなくハレルヤを褒めて下さいよ
(貰った太陽クッキーを天辺に飾り)
よし、完璧な出来栄えです!
●三者三様、そしてお揃いの
パフェが作れるとは心躍るではないか――三日月・雨(月冴ゆ・f04591)がそう、心の中で花咲かせて零すと同時に。
「パフェ作って食べれるとか神かよ」
そう言ってふふと意味ありげな笑みを浮かべたのはレヴィアス・アークライト(人狼のフォースナイト・f06238)だ。
「材料揃ってるならオレが考えた究極のパフェをお見せするしかないだろう」
その言葉に、夏目・晴夜(不夜狼・f00145)も、素敵な材料が沢山ありますよと抱えて確保して。
「豪華なパフェを遠慮なく作らせて貰いましょう」
その為には、まず器をここへ。
晴夜がもってきたのはブランデーグラス。しかしそれは片手でもてるようなサイズではなく。
「……晴夜の器でか!」
どん! と抱えられる壺のようなサイズ。
「初めての飲酒に備えて購入したのですがね。特大サイズで注文したら壺みたいなのが届きました」
しかしそれで困ったかと言えばそうではない。これはこれでいいのだ。
「ハレルヤに相応しい存在感ですよね」
そしてレヴィアスの器は、キラキラ輝く豪華な器。
この器にどうパフェを作るのか、レヴィアスはすでにその完成図を己の内に描いていた。
「王に相応しいキラキラで豪華な器だ」
「レヴィは王らし……誰が王?」
雨の手には、浅めの皿のようなガラスの器。
ここに最初に乗せるものはもうすでに決めていた。
バニラとキャラメルのアイスをひとつずつ、丸く乗せればそれだけで笑みが零れる。
このまぁるいアイスに苺を切って三角の形にしてちょんと乗せる。
そしてチョコで顔を描けば――そっくりと納得のでき。
「雨さんのそれ、犬ですか?」
それをひょいと覗き込んだ晴夜。しかし雨は瞬く
「……犬? レヴィと晴夜の仔狼ズだ」
何をいってるんだ、違うぞと雨は言う。
どこからどうみても、仔狼だろうと。
「……仔狼? は、仔狼……?」
晴夜は誰のことを、と思う。くるりと見回して――ハレルヤの事でしょうか、それとも元王子? なんて考えているとふふと雨は笑い零して。
「お前らなどまだまだ可愛いらしいものだ」
「180の男どもにそう言えるのは雨さんくらいですよ」
晴夜は笑いながら、手を動かす。
巨大なブランデーグラスにベリーのジュレを敷いたら、ピスタチオのムース。それに苺をたっぷりと重ねて綺麗な色の変化が見ていても楽しい。
その上にも沢山の苺とバニラと――そして、と必要なそれを探す。
「……あれ? 生クリームは無いのですか」
「……ん、そう言えば生クリームがないな」
レヴィアスもそれがないことに気が付く。
器の底にわらび餅を入れ、黒蜜をたっぷり。その上にバニラアイスと抹茶アイスをダブルで乗せ、ぷるぷるのプリンをその上に。
その周囲に生クリームを――と、思ったのだがない。
「ああ、生クリームだけ自分で作るシステムか」
レヴィアスは周囲をぱっとみて、皆生クリームだけは自分でしているのを見つける。
なるほど、生クリームをがしゃがしゃと――それは王の仕事では、ないと思われる。
まあそれは師匠とハレルヤが作ってくれるから問題ないだろうとレヴィアスはうんうんと頷いて、できるの待ちをしようとしたのだが。
「大量に欲しいですよねえ、生クリーム」
欲しい、とレヴィアスと雨も頷く。
「うむ。パフェに生クリームが必須」
雨は固めなのが使いやすいと、その生クリームのできにも言及する。
そう、三人とも生クリームが必要なのだ。
「ここは力ある二人が泡立てると良い!」
「では、元王子と雨さんで作って下さ……は?」
「……ん?」
三人の視線が絡み合う――先手を切ったのは、雨だ。
「わたしのか弱さでは力不足だしな。素敵な生クリームが作れるのはかっこいい男の条件だと思うぞ!」
「かっこいい男でなくともハレルヤが至高である事に変わりはないですしねえ」
雨の言葉に晴夜は丸め込まれない。しかし用意された生クリームは晴夜とレヴィアスの方へとずずいと押し出されていた。
「……まあ、力仕事はお前達の役目だ 頑張れ」
この女の細腕で生クリームが作れると思うか? 否、作れまいというような表情。
静かなる圧――雨は任せたというのだけれども、晴夜はふと笑って。
「圧如きで私を動かせると本気でお思いですか? 作って欲しいのでしたら褒めて下さい。さあ、さあ!
圧に違う方向の圧での返答。
手をクイクイとさせながら、用意した生クリームをレヴィアスの方へと寄せる晴夜を見詰める雨。
その様子をみつつレヴィアスはそっと生クリームのはいったボウルを一つ取った。
作るしかないのだろう。大人の事情、これは大人の事情で仕方ないと呑み込んで生クリームを泡立て始めるレヴィアス。
納得はいかない。いかないのだが――王たるもの、大局を見極めるのも大事なこと。
そしてレヴィアスは息一つ、ついて。
「そろそろ手が動かなく……」
交代、とちらり。しかし晴夜は首を横に振る。
「交代する筈ないでしょう、私だって作ってるんですから」
褒められるならばと手に取ってしまった生クリーム。
雨は頑張れとにこにこと目の前に。さぼってはいけないぞとまるで言っているようでもある。
「にしても、きっっっつ…」
「作る以上はパーフェクトを目指したい」
「まあ確かにパーフェクトを……」
「パフェだけに……」
「……」
シーンと、静まる。
かしゃかしゃとレヴィアスと晴夜が泡立てかき混ぜる音だけは規則的に響いていた。
こころなしかレヴィアスの泡立ての音が早くなった――かもしれない。
かしゃかしゃかしゃ。まだかなまだかな?
まだです。まだだよ。
かしゃかしゃかしゃ。そろそろかな?
そろそろ……腕が疲れました。交代……まだかな?
なんて、戯れるように言葉を交わしながら生クリームはつんと角たつ。
「もう……限界……」
と、レヴィアスのHPがゼロになる頃、パーフェクトな生クリームが出来上がる。
そしてかきまぜた後に――ハンドミキサーもあった事を知ってレヴィアスの尻尾は下がる。
「ほら出来ましたよ、はい褒めて」
褒められ待ちの晴夜。どう褒めてくれるのか楽しみといったように、見えない耳と尻尾が揺れて見える心地。
しかし雨は困っていた。
褒める――生クリームってどう褒めるんだ? と雨は考えた末に。
「えー、美味しそうな生クリームだ。白いし……しっかりしているし……白い!」
「いや生クリームではなくハレルヤを褒めて下さいよ」
雨の褒め言葉にすかさず、ぴしゃりと言い放つ晴夜。
あ、生クリームのほうじゃない、と雨は思いながら褒めたから生クリームを貰うぞと二人から生クリームを頂戴する。
尽きたHPが休んで少し回復したレヴィアスは最初の予定通り、プリンの周囲に生クリームをたっぷりとのせていく。
他には何を、そうだ桃――と、思っているとプレゼントだと雨が差しだすものがある。
自分で焼いた肉球型などのクッキーを雨は持ってきていたのだ。
「おまえ達の分のクッキーも用意したぞ」
二人にあげるのはプレーンクッキーにココア生地でお日様のマークを入れたもの。
「二人とも太陽が似合うからな。良かったら飾るがいい」
そのクッキーを受け取ってレヴィアスは、桃をたっぷり飾り、雨からもらったクッキーを飾って大きく頷く。
「これぞ王のパフェ……完成だ」
「わたしのはここに三日月型のクッキーも飾ろうかな」
飾るそれは二匹の仔狼を見守る月。
それは雨自身をあらわすものであり、笑みが零れる。
そして晴夜も、天辺にもらったクッキーを飾って。
「よし、完璧な出来栄えです!」
出来上がったパフェはどれも美味しそう。
趣の違うパフェをそれぞれ作って来たけれど、最後の決め手はクッキーでお揃い。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵