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【サポート優先】燃え盛る炎の中で

#サクラミラージュ #幻朧戦線 #逢魔弾道弾


 これはサポート参加者を優先的に採用するシナリオです(通常参加者を採用する場合もあります)。

●サクラミラージュ
「ひぃぃぃぃぃ!」
「助けてくれぇ!」
「あ、熱いィィ!」
 燃え盛る帝都から逃げてきたのは、住民達だった。
「待てぇ!」
「お前達をやらなきゃ、俺達がやられるっ!」
「だから死ねぇ! 俺達のためにィィィィィィィ!」
 その後を追うようにして、炎の中から現れたのは、暴徒と化した住民達であった。
 彼等は誰かに脅されているのか、震える手で刀を握り締め、逃げ惑う住民達を斬り捨てていた。

●ガジルからの依頼
「帝都が燃えているんだよ!」
 ガジル・コリアンダー(キマイラのスカイダンサー・f00907)が猟兵達を前にして、今回の依頼を説明した。
 どうやら、影朧兵器『逢魔弾道弾』が、幻朧戦線の構成員の手で発射される事が予知されたようである。
 逢魔弾道弾は、影朧を贄として発射され、逢魔が辻を人為的に発生させるモノで、早急に対処しなければ、新たな逢魔が辻が、たちどころに成長し、無数の影朧がうごめく巣になってしまうらしい。
 それを防ぐために、逢魔弾道弾の着弾地点に急行し、発生した逢魔が辻に乗り込んで、逢魔が辻が拡大する前に、内部の影朧を一掃する事が目的のようである。
 ただし、その場所は炎に包まれており、住民達が逃げ惑い、暴徒と化した一部の住民達が、手当たり次第に人を斬っているらしい。
 どうやら、誰かに脅されて、暴れまわっているようだが、障害になるようであれば、命を奪っても構わないようである。
 そう言った事も踏まえた上で、逢魔が辻に発生した影朧を全滅させる事が、今回の目的であった。


ゆうきつかさ
 この依頼は、サポートシナリオです。
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第1章 冒険 『燃える帝都』

POW   :    火を消す

SPD   :    延焼を止める

WIZ   :    住民を助ける

👑7
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推葉・リア(サポート)
色んなゲームで推しキャラを育成して愛でるのが好きな妖狐

基本的に人がいいので命や心を大事に行動し相手の心に寄り添おうとする、例えそれが敵であっても(倒すときはしっかりと倒す)
あと結構関係のないことも考えたりもしたりもするがやるときはやる

各ゲームの推しキャラ達の召喚&コンゴウインコの星色と鴉の夜色と共に協力して行動する
召喚する推しキャラの人選等はその場の状況やするべき行動に特化したキャラ、また演技等のする際の性別や外見等選んで喚ぶ

因みに活躍する推しキャラに感動したりして喜んだり悶えたりするが他人がいる前では表に出さない…推しキャラやペット達しかいない場面では出す、推し最高

共闘OK
過剰なエログロNG


シフィル・エルドラド(サポート)
『皆に元気を分け与えにやって来たよ!』 

ハイカラさんの勇者×国民的スタアの女の子。
 普段の口調:明るい(私、あなた、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)
 嬉しい時の口調:ハイテンション(あたし、あなた、~さん、ね、わ、~よ、~の?)

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。

元気一杯で天真爛漫な性格をしていて、ポジティブな思考の持ち主。
困っている人や危機に陥っている人は放ってはおけず
積極的に助ける主義です。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


雁野・リジ(サポート)
「オレが盗んでいいの?それとも盗まれたいの?何をくれる?」
貼り付けたような笑顔を浮かべている女性。
怪盗であると言うが怪盗が何かは分かっていない。

人間の姿をとる狸。人間には人間の、狸には狸の、オブリビオンにはオブリビオンの生活があるし考え方も違う。ということを知っている。
合わせられることは合わしていきたいけれど、
世界が滅ぼされると困っちゃうので、普通に戦う。

あとはおまか


ニケ・ブレジニィ(サポート)
技能を、フル活用します。

仲間を守りつつサポートし、敵を倒すという戦闘スタイルです。

また、このシナリオ内で戦闘不能になったオブリビオンの肉体と魂を、ユーベルコードの『桜の癒やし』で鎮め、転生できるように祈ります。

「…もう鎮まりたまえ、あなたの名を忘れないように私は憶えておいてあげるから…」

リプレイのために、このキャラクターを自由に扱っていただいて、全く問題ありません。


ルイズ・ペレンナ(サポート)
『お代は結構ですわよ。けれど懐には注意なさいませね?』
ブラックタールのシーフ × スターライダー
特徴 金目の物が好き 錠前マニア グルメ 快楽主義者 実は恋をしていた
口調 貴婦人(わたくし、あなた、~さん、ですわ、ますの、ですわね、ですの?)
敵には 高慢(わたくし、あなた、呼び捨て、ですわ、ますの、ですわね、ですの?)

・金目の物をお宝と認識し獲得するのが行動理念
 直接の機会でなくても獲得出来るかも知れないと思えば動きます

・愛情や人助けのような金銭にならない価値は興味ないですが
 それを大事にする人を貶めもしません。趣味の相違

・利害が一致すれば他人との共闘やサポートはむしろ積極的です


轟木・黒夢(サポート)
『私の出番?それじゃ全力で行くわよ。』
 強化人間のヴィジランテ×バトルゲーマー、19歳の女です。
 普段の口調は「素っ気ない(私、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」、偉い人には「それなりに丁寧(私、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。
性格はクールで、あまり感情の起伏は無いです。
戦闘では、格闘技メインで戦い、籠手状の武器を使う事が多いです。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


四十物・寧々(サポート)
サポートプレイングです。

ひとつの肉体に複数の人格を有し、人格ごとに別々の特性を修得でき、人格を切り替える事で様々な状況に対応できます。(多重人格者の種族説明より抜粋)

そのため、口調は「現在の状況に対応できる人格」です。
シナリオ進行に必要な内容など、喋らせたいことを喋らせて下さい。

使用ユーベルコードの指定はありません。
「成功」の結果で書けそうなものを一つステータス画面からお選び下さい。フラグメント次第で不使用も可です。

多少の怪我は厭わず積極的に行動し、他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。

あとはお任せ致します。
宜しくお願い致します。


レイカ・ヴァンスタイン(サポート)
フェアリーの聖者×プリンセス、9歳の女です。

戦闘は苦手で援護や救助、支援など中心です。
武器は人間大の人形(銃火器持)ですので、運搬作業も可能です。
普段は悪戯(許せる範囲)で遊ぶ※戦闘とは別です。

普段の口調は「マイペース(ウチ、相手の名前+ちゃん、なの、なの?)」
苦しい時は「愛想笑い(ウチ、相手の名前+ちゃん、なの、なの?)」です
幼いので殆どひらがなで喋ってます。

・ユーベルコードは必要に応じて、多少の怪我は厭わず積極的に行動(支援中心)します。
・他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。公序良俗に反する行動はしません。悪戯も笑って許される範囲までです。
・あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


桜雨・カイ(サポート)
口調は年齢立場変わらず丁寧語です。他の人との連携も歓迎。
自分は人形なので、人のそばにいて力になりたいと思っています。
怒ったり、他人を悪く言う事はしません。どんな恰好や行動もその人の個性ですから。

まだまだ知らない事が多いので…言われた事は素直に信じてしまう性格です。
もふもふしたものがあれば満面の笑みでさわりに行きます


高階・茉莉(サポート)
『貴方も読書、いかがですか?』
 スペースノイドのウィザード×フォースナイトの女性です。
 普段の口調は「司書さん(私、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」、時々「眠い(私、キミ、ですぅ、ますぅ、でしょ~、でしょお?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。

読書と掃除が趣味で、おっとりとした性格の女性です。
戦闘では主に魔導書やロッドなど、魔法を使って戦う事が多いです。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


コーデリア・リンネル(サポート)
 アリス適合者の国民的スタア×アームドヒーローの女の子です。
 普段の口調は「女性的(私、あなた、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」、機嫌が悪いと「無口(わたし、あなた、呼び捨て、ね、わ、~よ、~の?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。

内気な性格のため、三点リーダーや読点多めの口調になります。
ですが人と話すのが嫌いでは無いため、
様々な登場人物とのアドリブ会話も歓迎です。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


池葉・雉乃(サポート)
『私は、歌の力で皆さんを支えたい。』
 スペースノイドのサウンドソルジャー×バトルゲーマー、15歳の女です。
 普段の口調は「お仕事モード(私、あなた、~さん、です、ます、でしょう、でしょうか?)」、リラックス中は「砕ける(わたし、~君、~さん、ね、わ、~よ、~の?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!



風薙・澪(サポート)
穏やかで柔和な少女
だるい、めんどくさいと言いつつも、オブリビオン討伐には顔を出す
ただひとたびやると決めると、行動は早く無駄も少ない
物腰は柔らかで、だらけていなければ優等生に見える

調査や探索は、自身の人当たりのよさそうな容姿を生かして、聞き込みにまわることが多い。
UDC出身だがアックス&ウィザーズにいる精霊を扱う人間に師事しており、
状況が許せば「精霊に聞く」ようなことも行う


レイン・ファリエル(サポート)
『さぁ、貴方の本気を見せて下さい』
 人間のサイキッカー×ダークヒーローの女の子です。
 普段の口調は「クールで丁寧(私、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」、機嫌が悪いと「無口(私、アナタ、ね、よ、なの、かしら?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。

性格は落ち着いてクールな感じのミステリアスな少女です。
人と話すのも好きなので、様々なアドリブ会話描写も歓迎です。

 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!




「ひぃ~!」
「だ、誰かぁ~!」
「助けてくれぇ~!」
 燃え盛る帝都から飛び出してきたのは、逃げ惑う一般人達と、殺人鬼達であった。
 殺人鬼達は、何かに怯えているのか、奇声を上げながら、逃げ惑う一般人達を斬り捨てていた。
「これは、一体……」
 それを目の当たりにした推葉・リア(推しに囲まれた色鮮やかな日々・f09767)が、驚いた様子で口を開いた。
 おそらく、殺人鬼側も何か事情があって、こんな事をしている可能性が高いものの、話を聞く事は難しそうな感じであった。
「お前も……死ねぇぇぇぇぇぇぇ!」
 その途端、殺人鬼のひとりと目が合い、情け容赦なく刃物が振り下ろされた。
 間一髪で、殺人鬼の攻撃を避けたものの、第二撃、第三撃……と攻撃が続き、額から汗が流れ落ちた。
「さすがに、この状況で、のんびり読書という訳にも行きませんね」
 そんな中、高階・茉莉(秘密の司書さん・f01985)が、気まずい様子で汗を流した。
 殺人鬼達は手当たり次第に一般人達を襲っており、手が付けられない状況に陥っていた。
 そのため、一般人達は殺人鬼に襲われて死ぬか、炎に巻き込まれて死ぬかの二択を迫られていた。
 それでも、藁にも掴む気持ちで、助けを求めているものの、猟兵達だけでは全員を助け出す事は不可能に近かった。
「う、うう……」
 そんな空気を察したのか、一般人達が思考停止状態に陥っており、ガタガタと身体を震わせながら、身動きが取れなくなっていた。
「それなら……その悲しみの原因を断ち切るだけ……!」
 すぐさま、シフィル・エルドラド(ハイカラさんの勇者・f32945)が殺人鬼の前に立ち、一般人達が逃げるまでの時間を稼いだ。
「何故、邪魔をするっ!」
「俺達は、やらなきゃなんねーんだ!」
「だから、そこを退け! 退かねーのなら、テメエ等も殺す!」
 殺人鬼達が殺気立った様子で、狂ったように刃物を振り回した。
「これ以上、誰かの命を奪う必要なんてないのよ。私達が、その元凶を止めるから……」
 ニケ・ブレジニィ(桜の精の王子様・f34154)が優しく語りかけながら、殺人鬼の行く手を阻んだ。
「その元凶を止める……だと!?」
「無理だ、そんなの! 奴等は強ぇ!」
「返り討ちに遭うのがオチだ! 実際に、俺の家族は……ううっ!」
 殺人鬼達が動揺した様子で、激しく目を泳がせた。
 おそらく、何かがあったのだろう。
 その時の事を思い出しながら、身体を小刻みに震わせていた。
「はあ……、面倒臭い」
 そんな中、風薙・澪(ウィザードウォーリア・f17869)が、深い溜息を漏らした。
 色々とやらなければいけない事が多いため、既にゲンナリしているものの、このまま何もしない訳には行かなかった。
 だからと言って、何も考えずに行動すれば、そのぶん一般人達が命を落としてしまうため、慎重に行動しておく必要があった。
(……とは言え、考えている暇はないわね。ある程度の犠牲は仕方がないのかも知れないけど……。出来る事なら……、助けたい!)
 澪がキリリとした表情を浮かべ、氷魔剣【凍華】で殺人鬼の刃物を弾いた。
「とりあえず、これはいらないね」
 それに合わせて、雁野・リジ(たぬき・f34917)が、殺人鬼からナイフを奪い取った。
「……って、何時の間に! 返せ! 返しやがれ!」
 その事に気づいた殺人鬼達が、リジ達から刃物を奪い返そうとした。
「……おっと、危ない。悪いけど、これは返せないよ」
 リジが素早い身のこなしで殺人鬼を避け、持っていたナイフを手品の如くパッと消した。
「ど、何処に隠しやがった!」
 殺人鬼がギョッとした様子で、リジが隠したナイフを探し始めた。
 しかし、ある筈のナイフは、何処にも見当たらず、まるで本当に消えてしまったようだった。
「テメエは、そこで大人しくしてろ!」
「俺がやる! こんなぶっ殺してやる!」
 他の殺人鬼達が殺気立った様子で刃物を握り締め、猟兵達に襲いかかった。
「これ……、売ったら、お金になりますわね。せっかくの業物を乱暴に扱ったら駄目ですわよ」
 その隙をつくようにして、ルイズ・ペレンナ(怪盗淑女・f06141)が殺人鬼から、日本刀を奪い取った。
「か、返せ! それはウチの家宝だ!」
 殺人鬼が脂汗を流しながら、ルイズにジリジリと迫っていった。
「だったら、もっと大切に扱うべきですわ。こんな乱暴に扱ったら、それこそ御先祖様に失礼です」
 ルイズが愛おしそうに日本刀を眺め、殺人鬼の攻撃を警戒するようにして、その場から飛び退いた。
「こ、殺してやるっ!」
 殺人鬼が足元に転がっていた木材を拾い上げ、唸り声を響かせながら猟兵達に襲いかかってきた。
「随分と必死なようですね。それならば、私も全力で阻止させていただきます……! それでは、貴方達の本気を見せてもらいましょうか」
 それを迎え撃つようにして、レイン・ファリエル(クールビューティー・f17014)が、殺人鬼達に言い放った。
「調子に乗りやがって!」
「だったら、その望み……叶えてやる!」
「死ね、死ね、死ねっ! 死にやがれぇ!」
 その挑発に乗った殺人鬼達が、ケモノの如く雄叫びを響かせ、
「それじゃ、全力で……って訳にも行かないから、ほとほどに……」
 轟木・黒夢(モノクローム・f18038)がクールな表情を浮かべながら、殺人鬼達の攻撃を避け、次々と当て身を放っていった。
「ま、まだだっ!」
「こんなところで倒れる訳には……」
「グギ……ギギギ……ギィィィィィィィィ!」
 その攻撃を喰らっても、殺人鬼達は気力と根性で立っていた。
 だが、身体の方は限界に達しているらしく、両足が震えて、刃物を持つ手が震えていた。
「私は、歌の力で皆さんを支えます!」
 そんな中、池葉・雉乃(音楽の裏方さん・f05834)が、燃え盛る炎を飲み込む勢いで、力の限り歌い始めた。
「ええい、小賢しい真似を!」
「いますぐ、歌うのを止めろ!」
「耳障りだっ! 殺すぞ、ゴルァ!」
 その途端、別の場所にいた殺人鬼達がイラついた様子で、ジリジリと雉乃に迫ってきた。
 それでも、雉乃は歌う事を止めず、逃げ惑う一般人達を勇気づけた。
 それが道しるべとなって、他の場所にいた一般人達も集まってきた。
「私達も、いま出来る事をしておきましょう!」
 その歌声に勇気づけられた四十物・寧々(あいもの・ねね・f28377)が、仲間達と共に行動を開始した。
 しかし、炎の勢いは、増すばかり。
 刃物を失った殺人鬼達も、半ば自棄になって石油をバラ撒きつつ、不気味な笑い声を響かせながら火達磨になっていた。
 それでも、他の殺人鬼達はまったく気にしておらず、腰を抜かした一般人を探して、刃物を突き刺していた。
「……仕方がないわね」
 澪が【三界祝聖(トライエレメンタルブレス)】で、炎の精霊力、水の精霊力、風の精霊力で自身を強化し、炎の中を突っ込んでいった。
 だが、澪の身体は、三種の精霊力に守られているため、炎に飲み込まれる事はなかった。
 そのおかげで、逃げ遅れた一般人達を、何とか助け出す事が出来た。
「早く、こっちに……。こっちに逃げてください~」
 レイカ・ヴァンスタイン(銀光精・f00419)が一般人達に声を掛けながら、安全な場所まで誘導していった。
 一般人達はパニックに陥っているため、何やら喚き散らしていたものの、殺人鬼達が迫っているため、レイカの指示に従った。
「おい、こら! 何をしやがる!」
「こいつらをやらねーと、俺達もヤベエんだ!」
「だから、死ね! お前達も……! 俺達の邪魔をした事を後悔させてやる!」
 殺人鬼達が荒々しく息を吐きながら、狂ったように刃物を振り回した。
「わっ、わわっ!」
 その事に驚いたレイカが、一般人達を守りながら、殺人鬼達の刃物を避けた。
「……そこまで……です……」
 コーデリア・リンネル(月光の騎士・f22496)が自分自身に気合を入れ、殺人鬼達の前に陣取った。
 殺人鬼達は、みんな瞳孔が開いており、ヤバイ連中ばかりであったが、勇気を振り絞って頑張った。
 しかし、殺人鬼達が刃物をレロレロレロレリと舐めて始めたため、そのまま回れ右をして帰りたくなった。
 そもそも、刃物を舐める意味って、一体!?
 そんなに美味しいモノなんですか……と、殺人鬼達に問いかけたくなったものの、全身に鳥肌が立っているせいで、それどころではなくなった。
「こ……、こっちに来ないでください……」
 コーデリアが涙目になりながら、【ヘビーアームド・ウェポナイズ】を発動させ、重武装モードに変形すると、自らの移動速度を代償にして、攻撃力と射程距離を強化した。
 それでも、恐怖心が消えなかったため、ウッカリ殺人鬼達を一掃してしまいたい衝動に襲われたものの、相手が一般人である事を思い出し、ギリギリのところで踏み留まった。
「ホルスちゃん、やっちゃいなさい」
 そんな中、レイカが【閃光龍(ホルスドラゴン)】を発動させ、ホルスドラゴンを召喚した。
 召喚されたホルスドラゴンは、レーザーブレスを放ち、殺人鬼達を威嚇した。
「ひぃ!」
「ひ、卑怯だぞ!」
「それはルール違反だろうが!」
 その途端、殺人鬼達が動揺した様子で、身を寄せ合った。
「……逃げ場などありませんよ」
 レインが【ナイトメア・カッター】を発動させ、衣服に隠した投擲用の暗器を放ち、殺人鬼達の身体を斬りつけた。
「ぐはっ!」
「やりやがったな!」
 殺人鬼達が傷口を押さえ、膝をつくようにして崩れ落ちた。
「急所は外しておきましたが、まだ動くつもりなら、次はありませんよ……?」
 レインが暗器をチラつかせ、警告混じりに呟いた。
「なるべく手加減するつもりですが、ちょっと痛いと思うので、覚悟してくださいね」
 寧々が殺人鬼に語り掛けながら、【スリー寧々アタック(テーテテテテー)】を発動させた。
 次の瞬間、寧々が殺人鬼に当て身を放ち、悲しみの寧々が手加減攻撃を繰り出すと、怒りの寧々が力の限り、腹をボコった。
 それは一瞬の出来事であったが、殺人鬼にとっては、地獄の一時。
 悪態をつく事さえ出来ず、白目を剥いて気絶した。
「それじゃ、纏めて片付けてしまおうか」
 その流れに乗るようにして、リジが【スティール・カード】で、予告状を殺人鬼の刃物に当てた。
 その途端、殺人鬼の刃物が消え去り、どろぼう袋の中に転移された。
「ん? ん? あれ?」
 その事をまったく理解する事が出来なかった殺人鬼が、頭の上に沢山のハテナマークを浮かべた。
「みんな、出番よ!」
 その隙をつくようにして、黒夢が【バトルキャラクターズ】を発動させ、額に1と刻印された戦闘用ゲームキャラクターを116体召喚した。
 召喚された戦闘用ゲームキャラクターは、殺人鬼達にしがみつき、その動きを封じ込めた。
「なんだ、コイツらは! 邪魔臭ぇ!」
「畜生っ! は、離れろ! 離れやがれ!」
 殺人鬼達が苛立った様子で、戦闘用ゲームキャラクターをブン殴った。
 だが、どんなに殴っても、戦闘用ゲームキャラクターが離れる事はなく、身体の一部のように動かなくなった。
「皆さん、頼みましたよ」
 同じように、雉乃も【バトルキャラクターズ】を発動させ、102体の戦闘用ゲームキャラクターを召喚した。
 召喚されたゲームキャラクター達が殺人鬼達に飛びつき、次々と動きを封じ込めた。
「そう何度も……」
「上手く行くと思ったら……」
「大間違いだあああああああああ!」
 殺人鬼達が雄叫びを響かせ、ゲームキャラクター達を払い落とそうとした。
 だが、その気持ちに反して、ゲームキャラクター達はベッタリと張り付き、動かす事が出来なかった。
「うむむ、殺人鬼とは言え、相手は一般人。本気を出す訳には行きませんね」
 そんな中、茉莉が困った様子でムーンライト(金属の杖)と、宇宙魔術古代書を見比べた。
 状況的に考えて、宇宙魔術古代書のカドで叩いた方が、殺人鬼の意識を容易に奪う事が出来るものの、その行為自体、古代書に対して、失礼に思えてきた。
 そのため、ムーンライトを握り締め、殺人鬼達が持っている刃物に狙いを定め、絶妙な角度で振り下ろす作戦に切り替えた。
「せっかくなので、わたくしは、この刀の切れ味を試してみますわ」
 ルイズが【怪盗淑女の早業(ブラックシーブズ・ギャンビット)】を発動させ、日本刀による素早い一撃で殺人鬼を斬り捨てた。
「んあ……あ……」
 その一撃を喰らった殺人鬼が、口をパクパクさせて崩れ落ちた。
「……大丈夫。峰打ちですわ」
 ルイズが含みのある笑みを浮かべ、崩れ落ちた殺人鬼に視線を落とした。
 しかし、殺人鬼は本当に斬られたんだと思い込んでいるらしく、ブクブクと泡を吐いて意識を失った。
「だ、誰かっ!」
「し、死にたくないんだ、助けてくれ」
 その間に、逃げ遅れた一般人達が、別の殺人鬼達に追われながら、煙の中から姿を現した。
「皆さん、こちらへどうぞ」
 すぐさま、桜雨・カイ(人形を操る人形・f05712)が【呼景(コケイ)】を発動させ、一般人達を小さな淡い光の中に突っ込んだ。
 その中には、桜の庭がある屋敷があり、一般人達がホッとした様子で、胸を撫で下ろした。
「アイツ等を何処にやった!」
「畜生っ! 余計な事をしやがって!」
 殺人鬼達がガチガチと歯を鳴らしながら、刃物を持って襲い掛かってきた。
「……悪いけど、あなた達は入れませんよ?」
 カイが次々と刃物を避け、殺人鬼達の注意を引いた。
「頭に来るなァ、本当に……!」
「なんで、邪魔をする! テメエらには、関係がねぇのに!」
 殺人鬼達が再び刃物を握り締め、カイに突っ込んでいった。
 その事に気づいたカイが、地形を利用して飛び上がり、殺人鬼の攻撃を避け、相手が持っていた包丁を、なぎなたで払い落した。
「うぐっ!」
 即座に、殺人鬼が包丁を拾い上げようとしたが、それよりも早くカイが当て身を放って気絶させた。
「ま、まだだっ!」
「まだ終わっちゃいねぇ!」
 殺人鬼達が殺気立った様子で、猟兵達に吠えた。
「……ここから先には行かせないよ!」
 シフィルが殺人鬼達の前に立ち、【ショウ・マスト・ゴー・オン】を発動させ、声高らかに歌声を響かせた。
「な、なんだ、この歌は……!」
「この歌を……もっと聞きたい……」
「……出来る事なら、ずっと、このままで……!」
 その途端、殺人鬼達が魂を震わせ、シフィルの歌を聞き続けたいという衝動に襲われた。
「……少しだけ眠っていてね。それまでには、すべてが終わっているはずだから……」
 それに合わせて、ニケが【桜の癒やし】で桜の花吹雪を放ち、殺人鬼達を眠りの世界に誘った。
「こ、こんな事で、俺達が……」
「ぐう……すぴぃ……ぐごごごごっ!」
「……って寝るな! これは罠だっ! 目を覚ま……ぐう」
 その途端、殺人鬼達が重なるようにして倒れ込み、次々と眠りの世界に旅立った。
 殺人鬼の中には、必死に抵抗している者もいたが、睡魔の誘惑には勝てず、グウグウとイビキを響かせた。
「それじゃ、今のうちに……!」
 そんな中、リアが【夜色チェイサー(ヨルイロノツバサハヤミニトケル)】でカラスを召喚し、燃え盛る帝都に向かわせた。
 リアと五感を共有したカラスは、炎の中を突っ込んでいき、殺人鬼達を狂気に追いやった元凶を探し始めた。
 炎の中には、一般人達の死体が転がっており、紅き妖刀を持った少女達が空を見上げていた。
 次の瞬間、紅き妖刀を持った少女達が精神を蝕む呪いの刃を放ち、カラスを撃ち落とすのであった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

テレサ・バスカヴィル
ボクの「種族」か「ジョブ」を活かした行動描写をお願いしたいかな?
西洋妖怪ネタが活きる場面で在れば魔術や悪魔な西洋の知識で対応だね。
文豪ネタが活きる場面で在れば創作や本の知識で対応するよ。
探偵ネタが活きる場面で在れば推理や探偵術で対応したいな。

若しくはボクの「性格」や「趣味」を素材で描いてくれてもいいね。
自称美少女の男の娘で百歳程だからそっちのネタでも?
お洒落とか好きだから可愛い系の御話も良いね?

或いはボクの「アイテム」も自由に利用してくれて構わない。
上記の何れかが活きると嬉しい。

UCは主に「此の世に不可思議など有り得ない」を使用予定。
補助系で行動の成功率の上昇を狙うよ。

アドリブ歓迎。




(一般人達の避難も、無事に済んだようだから、ボクは別の事を……!)
 そんな中、テレサ・バスカヴィル(ザ・オカルティック・ノベリスト・f35021)が、辺りの様子を窺った。
 仲間達の活躍によって、殺人鬼達が倒され、縄で縛り上げられていた。
「おい、こら!」
「こんな事をして、どうなるのか分かっているのか!」
「アイツ等が来たら、俺達を縛り上げた事を後悔するぞ!」
 その間も、殺人鬼達が何やらギャアギャアと喚き散らしていたが、刃物を奪われているため、文字通り手も足も出ないようだった。
(この殺人鬼達を狂気に追いやった者達が、この先に……)
 テレサがカラスの向かった先に視線を送り、あれこれと推理し始めた。
 この先に、元凶がいる事は、確実……。
 だが、ここから先に進む事は、死に近づく事を意味していた。
 それでも、先に進まずにはいられなかった。
 それは探偵としての使命感であり、文豪としての興味からだった。
 しばらく進むと、死体の山が幾つもあった。
 その死体には、無数の切り傷だけでなく、火傷の痕も残っていた。
 おそらく、殺人鬼達に襲われ、炎の中を逃げてきたのだろう。
 しかし、テレサは立ち止まる事なく、死臭と、腐臭と、煙が漂う中、カラスが向かった先を目指して突き進んでいった。
「やれやれ、しくじったか」
 その視線の先には、紅き妖刀を持った者達がおり、テレサに冷たい視線を送っていた。
「まあ、ここまでは想定内……」
「ならば、我らがコイツを斬るだけだ」
 そう言って紅き妖刀を持った者達が、テレサの行く手を阻むのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第2章 集団戦 『紅き妖刀』

POW   :    人を喰らい、人を斬る
自身の【宿主の生命力】を代償に、【妖刀を装備し、身体能力を強化した宿主】を戦わせる。それは代償に比例した戦闘力を持ち、【達人級の剣術】で戦う。
SPD   :    心を喰らう呪い
自身に【忌まわしき呪いのオーラ】をまとい、高速移動と【精神を蝕む呪いの刃】の放射を可能とする。ただし、戦闘終了まで毎秒寿命を削る。
WIZ   :    奥義:紅刃十連撃
【宿主を操り、必殺の奥義】を発動する。超高速連続攻撃が可能だが、回避されても中止できない。
👑11
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御門・儚(サポート)
 人間の神器遣い×スピリットヒーロー、29歳の男です。
 普段の口調ぽややん(オレ、君、呼び捨て、だね、だよ、だよね、なのかな? )
真剣な時は クール(俺、君、呼び捨て、だ、だな、だろう、なのか?)です。
シルバーレイン世界で後輩を見守りつつ、こっそり手助けしています。「目立つのは嫌なのであくまでもこっそりで内緒内緒だよ?」
 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


善光・勝(サポート)
人手が必要ってぇなら、手伝ってやらぁ。

状況を見ながら、必要なように立ち回ろうとは思う。
戦闘には、殴打などには剣先ショベル、UCで使用する際は器物の投炭スコップを使う。
戦い方を学んだことはねェから、しょせんステゴロ、喧嘩戦法に分類されるような動きになるだろうな。
元の器物の性質上、熱や炎には耐性がある。

(一人称俺、ぶっきらぼうなしゃべり方で、昭和の職人気質なおっさん)


ジャック・アイトール(サポート)
こんなボロナイフにまで声かけるとはな
まぁ、死なねぇ程度に手を貸してやる

銃器とナイフを扱う傭兵だ
遠くからの援護が必要なら銃で射撃するし、白兵戦ならナイフで応戦する
最近キャバリアの後輩が出来たから出せそうな世界なら暴れさせてやりてぇな

戦況を見て戦法は変えていくぜ
必要なら騙し討ちや罠を仕掛けることもある
技能は持ってるもんの中に使えそうなのがあったら好きに使っていい

大体何でもやるが行き過ぎは良くねぇよな、公序良俗から外れすぎない程度に任せる
他の猟兵の迷惑になることは控えてくれ

口調は大体プレイングの通り
もう少しテンション高くていいかも
どっちかというと感情的な方だ

連携もアドリブ大歓迎、よろしく頼む


御形・菘(サポート)
※語尾に「のじゃ」は不使用
はっはっは、妾、推参!
敵は決してディスらんよ、バトルを彩るもう一人の主役なのでな!
強さも信念も、その悪っぷりも誉める! だが妾の方が、もっとスゴくて強い!

バトルは常に中継配信+後で編集しての動画配信
いかにカッコ良く魅せるか、見映えの良いアクションが最優先!
とはいえ自身の不利は全く気にせんが、共にバトる仲間にまで不利を及ぼす行動はNG!

戦法は基本的に、テンションをアゲてボコる! 左腕とか尾で!
敵の攻撃は回避せず、受けて耐える! その方がカッコ良いからのう!
はーっはっはっは! さあ全力で来るがよい、妾も全力で応えよう!


風薙・澪(サポート)
戦闘は剣、ポンプアクション散弾銃、魔法を主に使って戦う。
近距離は剣、中距離は銃、遠距離は魔法が主な攻撃手段だが、
状況に応じて距離に拘らず扱う時もある。
概ね敵の数が多いときは身体強化魔法を利用し剣、銃で止めを刺していく

剣も銃も基本は両手で扱う為、右手に剣、左手銃のような二刀流的なことはほぼしない
剣は両手持ちではあるものの軽快に扱い、フットワークを軽くして戦う

銃はほぼ9粒装弾の散弾を使っているが、対象を打ち抜けないときなどはスラッグ(一粒弾)も使う
いずれにせよ射程はあまり長くない
弾倉はチューブマガジンで後入先出。(最後に込めた弾薬が最初に撃ち出される)
弾薬入手はUDCではなく別世界から入手している




「まだ生存者が……」
「それとも臆病者か」
「まあ、なんであれ、殺すのみ」
 燃え盛る炎の中から現れたのは、紅き妖刀を持った少女達であった。
 紅き妖刀に身体を乗っ取られているらしく、悪意の塊のようになっていた。
 そのため、人の命を奪う事にも躊躇いがなく、辺りには死体の山が出来ていた。
「はっはっはっ! 随分と盛り上がっているようだな。だが、どうせやるなら、妾とやらぬか? さあ全力で来るがよい、妾も全力で応えよう!」
 そんな中、御形・菘(邪神様のお通りだ・f12350)が高笑いを響かせながら、紅き妖刀を持った少女達の前に陣取った。
「つまり、殺してくれ……と言う事か」
「ならば……望みを叶えてやろう! お前を肉の塊にしてな!」
 その事に気づいた少女達が、紅き妖刀で菘に斬りかかった。
「みんな元気いっぱいのようだな? ならば、妾も本気を出すまで……!」
 その流れに乗るようにして、菘が素早い身のこなしで、紅き妖刀を避け、見栄えの良さと格好良さを重視しつつ、少女達の注意を引いた。
(さて……、どうするか)
 そんな中、御門・儚(銀雪の梟(もりのふくろうちゃん)・f35472)が物陰に隠れながら、深い溜息を漏らした。
 あまり目立ちたくないため、物陰に隠れていたのだが、このまま放っておくと、仲間達がピンチに陥ってしまうため、煙の中を移動しながら、紅き妖刀を持った少女達の背後に回り込もうとした。
「どうやら、人手がいるようだな? まあ、ここに来たのも何かの縁。俺も手伝ってやらぁ!」
 一方、善光・勝(ヤドリガミのバーバリアン・f19250)は剣先ショベルをギュッと握り締め、紅き妖刀を持った少女達の前に陣取った。
「まさか、こんなボロナイフにまで声かけるとはな。まぁ、死なねぇ程度に手を貸してやる」
 その横に陣取るようにして、ジャック・アイトール(スクラップ・アーミーズ・f30683)が深い溜息を漏らしながら、"Jack"(サバイバルナイフ)を握り締めた。
「そんなボロナイフで、私達を倒す事が出来ると思っているとは……」
「……実に愚か。いや、それ以上の大馬鹿者だ。わざわざ、死ぬために、ここまで来たのだから……」
 そんなジャックを嘲笑うようにして、紅き妖刀を持った少女達が鼻で笑った。
「それは、こっちの台詞だ。そんなナマクラ刀で、俺を倒せると思っているのか?」
 次の瞬間、ジャックが一気に間合いを詰め、"Jack"で少女達に斬りかかった。
「ほお……」
「なかなか、やるじゃないか」
「どうやら、口だけではないようだな」
 少女達が感心した様子で、ジャックの攻撃を受け止めた。
 だが、予想以上に強かったため、苦戦を強いられているようだった。
「なんだか、めんどくさい事になっているわね。まあ、やるだけの事はやってみるわ。それでも、怪我は避けられないと思うけど……」
 風薙・澪(ウィザードウォーリア・f17869)が氷魔剣【凍華】を握り締め、紅き妖刀を持った少女達に斬りかかった。
「なかなか、やるようだが、剣に迷いがあるな」
「まさか、私達を助けるつもりでいるのか? だったら、諦めろ!」
「私達は命を捨てる覚悟で、お前達と戦っている! 故に覚悟が……違う!」
 紅き妖刀を持った少女達が傷つく事も恐れず、忌まわしき呪いのオーラを纏い、高速移動をしながら、精神を蝕む呪いの刃を放射した。
「なるべく、手加減をするから、間違っても死ぬなよ!」
 その刃を避けた後、ジャックが紅き妖刀を持った少女達に警告をしながら、【葬撃(スクラップ・ラストダンス)】を発動させた。
 次の瞬間、壊れかけた銃火器と刃物が次々と生成され、紅き妖刀を持った少女達に襲いかかった。
「クッ! 生意気なっ!」
「我らの恐ろしさを思い知らせてやる!」
 即座に、紅き妖刀を持った少女達が自らの生命力を代償にして、達人級の剣術で次々と刃物を弾き、銃弾を防いだ。
 それでも、完全には防ぐ事が出来なかったため、呻き声を上げて崩れ落ちた。
「ならば、妾も本気を出すかのう」
 菘が含みのある笑みを浮かべ、【ほしのなみだ(スター・ティア)】を発動させた。
 それと同時に、無尽の流星群が召喚され、少女達めがけて雨の如く降り注いだ。
「クッ!」
「こざかしい真似を!」
 その事に危機感を覚えた少女達が必死になって、流星群から逃れようとした。
 幸い、演出重視で攻撃回数を増していたため、即死レベルの破壊力はなかったが、流星を喰らった少女達はグッタリとして動けなくなっていた。
「これ以上、下手に動かない事ね」
 澪が紅き妖刀を持った少女達に警告しながら、【鋭氷矢(アイスボルト)】を発動させた。
 次の瞬間、虚空から生成された氷属性の矢が、雨の如く降り注いだ。
「人身事故は起こしたくねぇんだ。とっとと退いた、退いた!」
 勝が【安全運行(ジコラズテイジウンテンヲ)】を発動させ、スコップや鶴嘴、ハンマー、鍋等で武装した鉄道従事員の幽霊達を乗せたSL善光号を召喚した。
 召喚された幽霊達はスコップを振り回して、少女達に襲いかかった。
 すぐさま、少女達が紅き妖刀を振るって、幽霊達が持っていたスコップを弾いた。
 それでも、幽霊達は怯んでおらず、ハンマーを振り回して、少女達を怯ませ、鍋でガツーンと頭を叩いた。
「それじゃ、猫も手を借りようかなっと!」
 続いて、儚が【楼籠景射・影(ロウロウケイシャ・カゲ)】を発動させ、自らの影から9体の分身を召喚した。
 召喚された分身達は飄々とした態度で、少女達が持っている紅き妖刀を避け、連携を取るようにしながら、次々と暗器を投げつけた。
 その拍子に、紅き妖刀が少女達の手から離れ、次々と地面に突き刺さっていった。
 それと同時に、少女達が糸の切れた人形の如く次々と崩れ落ち、深い眠りにつくのであった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

カツミ・イセ(サポート)
「僕の神様は言ったよ。郷に入りては郷に従えと」
「僕に出来ることだからね」

神様に作られたミレナリィドール、勝ち気で大人びた僕娘。イメージは水。
口癖が「僕の神様は言ったよ」
『偽装皮膚』の影響で、球体関節が普通の関節に見えるよ。

ユーベルコードは指定した物をどれでも使用。加護で治るから、大怪我しようと厭わず積極的に行動するよ。
遠距離は『水流燕刃刀』を伸ばすよ。
近接戦では『偽装皮膚』を水のような刃にして、咄嗟の一撃を放つことがあるよ。このときは球体関節が見えるんだ。

他の猟兵に迷惑をかける行為はしないよ。
また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしないんだ。
あとはおまかせするから、よろしくね!


石森・ユリ(サポート)
「たとえ私がどうなったとしても、必ず道を切り開きます」
味方のために動き、敵を倒すことを目的に動きます。
敵を倒すためならば、また味方を守るためならば、犠牲は厭いません。
そのため肉を切らせて骨を断つ戦法を好みます。

他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせで、よろしくおねがいします。


久遠寺・遥翔(サポート)
UCでフレアライザーや派生形態に変身するか
イグニシオンに【騎乗】して戦う
死角を突いたりといった戦法に躊躇はない
戦いでは取れる手を全力でとる
ただ人質を取ったりなんて義にもとる真似はしないけどな
救助対象がいる場合それ優先で動くぜ

変身・騎乗どちらの場合でも基本的に【空中戦】を仕掛ける
飛行系UCの速度やワイヤーを使った【地形の利用】【ダッシュ】による高速機動戦闘だ
相手の攻撃は【第六感】【視力】を駆使した心眼で【見切り】ながら【残像】でかわし
避けきれない攻撃を【オーラ防御】や【各種耐性】で受け流しながら【カウンター】の
【生命力吸収】する黒焔で対象を【焼却】する【2回攻撃】【範囲攻撃】を叩き込む戦術になる


ルネ・ロッサ(サポート)
戦闘シナリオでは、基本的に私の立ち位置は前衛の物理&魔術アタッカーです。
私のイェーガーカードを観て頂くと、ブラック・メイドナイトの物があります。
私は大剣を握っていますが、これがブラック・メイドナイトの武器です。
魔法剣の大剣を振り翳して戦います。
パワータイプというよりはテクニカルに戦うタイプのつもりでいます。

基本的に戦闘はそこにいる仲間達の意向に合わせます。
メインで戦う人がいたら私の役割は補助的なものになります。
逆に私がメインで戦う場合か私だけの場合は前衛攻撃に特化します。

UCは何れも戦闘用がセットしてあります。
状況に応じて最適な物を選択して下されば幸いです。

アドリブ歓迎。


島津・有紗(サポート)
絡み・アドリブ歓迎
「じゃあ、始めましょうか」
戦闘前にイグニッションカードから装備を展開して装着します。
味方と連携しつつ索敵しながら行動し、相手との距離に合わせてなぎなた、強弓、ガンナイフを使い分けて戦います。
味方と連係する場合は、攻撃より味方の支援を優先します。
UCは状況に合わせた物を選択して使用します。


エリー・マイヤー(サポート)
どうもエリーです。
手が必要そうなので、手を貸しに来ました。
【念動力】で解決できる事なら、お任せください。
遠くから押したり引いたり掴んだりとか、
持ち上げたり回したり投げたりできますよ。
包み込んで動きを封じたり、破裂させて攻撃したりもできます。
微弱な念動力をばら撒けば、ソナー代わりにも使えます。

後はスプーンを曲げに曲げて、コルク抜きにしたりとかですかね?
タネなし手品で子供を喜ばせるとか、朝飯前です。
子供は煙草の臭いで逃げる気もしますが…
まぁ、それはさておき、状況に応じて色々できますよ。

あ、運動は苦手なので、
殴り合いとか派手な運動は期待しないでくださいね。
たぶん息切れして倒れちゃいますよ。


桜井・乃愛(サポート)
 桜の精のパーラーメイド×咎人殺しの女の子です。
 普段の口調は「元気(私、~さん、だ、だね、だろう、だよね?)」、偉い人には「丁寧(私、あなた、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。

性格は明るく天真爛漫で、少し天然ボケな感じの少女。
一番好きな花は桜で、その他の植物も好き。
強敵にも怖気づく事は少なく、果敢に挑む。
人と話す事も好きなので、アドリブ歓迎。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


仲佐・衣吹(サポート)
オルタナティブ・ダブル発動!

それじゃ行ってみよー!
分身は僕ことベスト
ルーンソードやカルテを使って精霊属性の連携技で戦うのが好きだよ
僕が先に水属性で戦場をずぶ濡れにしていくから
続けて氷属性でガッチリ固めて動けなくしちゃうってのはどうかな?
愉快な敵だともっと楽しいよね
遊んでるように見える?
僕が一番本気が出せるのは、楽しくて夢中な時だよ!

足ひっぱんなよ!
本体はオレことサーベル
まぁ悪かねぇな
それでも逃げるやっかいなヤツは、ハサミ撃ちで即ぶった斬ってやろうぜ
んくらい根性あるヤツがいなきゃ、オレも楽しめねぇからな

使う精霊属性は敵に合わせて変更可
使うアイテム技能も好きに選んで下さい


フルム・サーブル(サポート)
余裕があるときや敵に憐れみを感じる場合は基本通りの穏やかな口調
余裕がなかったり、敵がえげつなくて怒りを感じるような場合は
「敵には」の口調です

でもあまりキャラぶれは気にしないので
公序良俗に反しない限りは好きに扱ってください

技能は【力溜め】【怪力】【グラップル】【シールドバッシュ】【カウンター】など
セットされているもの(サバイバル用にばらつきがあります)
を活用し、小さい体で戦場を飛び回りながら
優雅(自称)な戦いをします
どうみてもそのスタイルは脳筋です

武器は鍵(バトルアックス)や杖(バールのようなもの)をメインに使いますが
選択されたユーベルコードによっては拳一つでの戦いも可能です


曽我部・律(サポート)
『この力を得たことは後悔していない……』
『私以外の人間が不幸になるところを見過ごすことはできないんでね』
『こういうのには疎いんだが……ふむ、こんな感じか?』
とある事件で妻子を失い、その復讐の為にUDC研究を続けているUDCエージェントです。ですが、UDCを強引に肉体に融合させた副作用として徐々に生来の人格は失われつつあり、妻子の記憶も彼らの写真によって辛うじて繋ぎ止めています。
多重人格者としての別人格『絶』は凶悪なオブリビオンの存在を察知すると、律に代わって表に出てきて戦います。その際、口調は『おい律……うまそうな匂いがするじゃねぇか。代われよ』みたいな凶悪な感じになります。


ベイメリア・ミハイロフ(サポート)
メイン参加者さまのお邪魔にならぬようにしつつ
状況を見て行動を行おうと思います

日常では、まったりのんびり楽しみたいと思います
探索が必要であれば、情報収集・聞き耳を活用し
さりげなく目立ちすぎない程度に行動を

戦闘での行動は、絶望の福音又は第六感・見切りにて相手の攻撃を予見し回避又はオーラ防御・武器受けからのカウンターを狙いつつ
広範囲に敵がいます場合にはRed typhoonを
1体に対してはジャッジメント・クルセイドにて攻撃をいたします
チャンスがあれば早業・高速詠唱からの2回攻撃を
回復が必要なら、この身を削ることになろうとも、生まれながらの光を使用いたします

呼び方ファーストネーム+さま
一人称:わたくし


叢雲・雨幻(サポート)
堂々と正面から、と言うよりは掠め手で相手を惑わせて
攪乱しながら一網打尽にしていくような戦い方を好むよ。

使う武器は【黒雲】【黒霧【対】】の二刀流での高速戦闘が主。
使うUC次第では連結してダブルセイバーにしたり、
そもそも剣を主武器として使わず【武器受け】用として使いつつ、影を操る攻撃で戦ったりするよ。

主に戦い方の例を挙げるならば
【目立たない】様に物影を介して【忍び足】で動き回り敵の視線から外れたり、
【闇に紛れて】居場所を攪乱したり
攻撃すると見せかけた【フェイント】を使って騙したり、
【武器(で)受け】てから【カウンター】で仕留める等だね。
洗脳等で助けられる相手を攻撃する際は、ある程度手心を加えるかな


スフィア・レディアード(サポート)
『皆さん、頑張りましょう!』
 ミレナリィドールの妖剣士×鎧装騎兵、21歳の女です。
 普段の口調は「女性的(私、あなた、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」、機嫌が悪いと「無口(私、あなた、呼び捨て、ね、わ、~よ、~の?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。

性格は元気で、楽しい祭りとかが好きな少女。
武器は剣と銃をメインに使う。
霊感が強く、霊を操って戦う事も出来る(ユーベルコード)
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


雪代・桜花(サポート)
 桜の精の仙人×パーラーメイド、17歳の女です。
 普段の口調は女性的(私、~様、です、ます、でしょう、ですか?)
サクラミラージュの山奥で生じた桜の精で、普段は『帝都桜學府』に通いながら色んなアルバイトをしている猟兵です。

UCによる技能強化で他参加者の文字通りのサポート役(戦闘支援の他、一般人相手の情報収集や敵地の偵察、給仕など)が理想です。
UCの『オールワークス!』で状況や目的に応じた手持ちの防具に着替え、その初期技能を上昇させ【情報収集】や【破魔】などでサポートします。あるいは軽機関銃と素の【援護射撃】や【制圧射撃】で戦闘をサポート。
その他、桜の精として影朧の転生やUCによる回復も可能。


数宮・多喜(サポート)
『アタシの力が入用かい?』
一人称:アタシ
三人称:通常は「○○さん」、素が出ると「○○(呼び捨て)」

基本は宇宙カブによる機動力を生かして行動します。
誰を同乗させても構いません。
なお、屋内などのカブが同行できない場所では機動力が落ちます。

探索ではテレパスを活用して周囲を探ります。

情報収集および戦闘ではたとえ敵が相手だとしても、
『コミュ力』を活用してコンタクトを取ろうとします。
そうして相手の行動原理を理解してから、
はじめて次の行動に入ります。
行動指針は、「事件を解決する」です。

戦闘では『グラップル』による接近戦も行いますが、
基本的には電撃の『マヒ攻撃』や『衝撃波』による
『援護射撃』を行います。


琶咲・真琴(サポート)
灼滅者の両親を持つ9歳の男の娘
母親に憧れて女装している
膝上15cmのスカートは正義


普段の一人称はボク
二人称はあなた、呼び捨て
口調は敬語が基本

大切な人とや本音で話す時は素に戻り
一人称がオレになったり男口調になる

familia pupa(2体の男女の片翼人形)を
お祖父ちゃん、お祖母ちゃんと呼び
いつも連れ歩いている(目立つ場合は肩掛け鞄の中にいる

戦闘
指定したUCを状況に合わせて使う




例え依頼の成功の為でも
迷惑行為はせず、
公序良俗に反する行動はしない

アドリブ
連携大歓迎


月詠・莉愛(サポート)
『あの……宜しくお願いしますね。』
 オラトリオのシンフォニア×聖者の女の子です。
 普段の口調は「丁寧口調(私、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」
 独り言は「普通かな(私、~さん、ね、わ、~よ、~の?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。

大人しくて口数が少ないですけど、心優しく
動物や植物などの自然が好きな少女。
争い事は苦手ですけど、依頼の成功の為なら戦う事も厭わないです。

 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


四王天・焔(サポート)
『こんにちは、焔だよー。』
 妖狐の人形遣い×ガジェッティアの女の子です。
 普段の口調は「無邪気(自分の名前、~さん、だね、だよ、だよね、なのかな? )」、家族には「甘えん坊(自分の名前、相手の名前+ちゃん、だね、だよ、だよね、なのかな? )」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。

無邪気で感情の起伏が激しい性格の少女、
武器はからくり人形とドラゴンランスを主に使います。
植物、特に花が好きです。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!




「まさか我らと対等に戦える者がいたとは……」
「だが、数だけなら、私達の方が勝っている……!」
 紅き妖刀を持った少女達が燃え盛る炎をバックに猟兵達を前にして、悔しそうにギチギチと歯を鳴らした。
 猟兵達との戦いで、だいぶ数が減ったものの、それでも紅き妖刀を持った少女達は諦めていなかった。
 おそらく紅き妖刀が、そうさせているのだろう。
 少女達は、それが自分の考えであると思い込み、疑っていないようだった。
「数だけで勝てると思ったら、大間違いですよ?」
 ルネ・ロッサ(ブラック・メイドナイト・f27104)がブラック・メイドナイト・ソードを握り締め、紅き妖刀を持った少女達に対して言い放った。
「な、何が言いたい!」
「私達を馬鹿にしているのか!」
「だとしたら……許さんぞ、お前達!」
 紅き妖刀を持った少女達が殺気立った様子で、ルネをジロリと睨みつけ、まわりを囲むようにして陣取った。
「僕の神様は言ったよ。時には、諦める事も大切だって」
 カツミ・イセ(神の子機たる人形・f31368)が、紅き妖刀を持った少女達に答えを返した。
「私達が弱いと言いたいのか!」
「ならば、我らの実力を見せてやる!」
 その事に腹を立てた少女達が、逆ギレ気味に斬りかかってきた。
「……出来る事なら傷つけたくないんだけど……」
 カツミが素早い身のこなしで少女達が振り回す妖刀を避け、困った様子で溜息を漏らした。
 だが、少女達は頭に血が上っており、ケモノのような叫び声を上げながら、再び襲い掛かってきた。
「何やら困っているようですね。せっかくなので、手を貸しますよ? 念動力で解決できる問題なら、お任せください」
 その邪魔をするようにして、エリー・マイヤー(被造物・f29376)が念動力で周囲の岩を操り、紅き妖刀を持った少女達の注意を引いた。
「……ちょっ!」
「地味に……痛いっ!」
「イ、イイ加減にしなさい!」
 紅き妖刀を持った少女達が涙目になりながら、エリーに対して恨み言を吐き捨てた。
「だからと言って、ここで攻撃する事を止めたら、ズバッと斬るつもりですよね?」
 エリーが警戒した様子で念動力を使い、紅き妖刀を持った少女達に小石をコツンコツンと当て始めた。
「あ、当たり前だ!」
「だから、小石を投げるな!」
「いますぐ、斬る! 斬り捨てる!」
 そのため、紅き妖刀を持った少女達は近づく事が出来ず、殺気立った様子で唇を噛み締めた。
「ならば、私も戦います。例え、この身が、どうなったとしても……!」
 石森・ユリ(強化人間のスーパーヒーロー・f27532)が覚悟を決めた様子で、紅き妖刀を持った少女達に偽神兵器を向けた。
「つまり自らの命を犠牲にして、我々を倒すつもりでいるのか?」
「だったら、無駄死にするだけだ。まあ、何を言っても、無駄のようだが……」
 紅き妖刀を持った少女達が、ユリに冷たい視線を送った。
「それなら、試してみますか? 本当に無駄で終わるか、どうか」
 ユリがまったく臆する事なく、紅き妖刀を持った少女達に斬りかかっていった。
「あんまり無茶をするんじゃねえぞ」
 それに合わせて、久遠寺・遥翔(焔黒転身フレアライザー/『黒鋼』の騎士・f01190)がユリに対して警告しながら、イグニシオン(クロムキャバリア)に騎乗し、紅き妖刀を持った少女達に攻撃を仕掛けていった。
「そんな事より、自分の身を心配した方がいいんじゃないのか」
「まあ、死にたいのであれば、掛かってこい。そんな玩具に乗っただけで、我々に勝てると思うなよ!」
 少女達が邪悪な笑みを浮かべ、紅き妖刀で斬りかかった。
「だったら、やってみろ!」
 即座に、遥翔が第六感と視力を駆使して、次々と攻撃を見切り、残像を繰り出しながら、生命力を吸収する黒焔で範囲攻撃を仕掛け、少女達の意識を奪っていった。
 それは少女達にとって、予想外の出来事であったのか、みんな目を丸くさせていた。
「じゃあ、始めましょうか」
 次の瞬間、島津・有紗(人間の戦巫女・f04210)が仲間達と連携を取りつつ、強弓で紅き妖刀を持った少女の肩を射抜き、相手が怯んだ隙をついて、ガンナイフで斬りつけた。
「……クッ! こんなはずでは……!」
「ええいっ! まだだっ! 私達は、こんな事で屈しない!」
 その一撃を喰らった少女達が、ギチギチと歯を鳴らして、紅き妖刀を握り締めた。
「ええ、皆さん……頑張りましょう!」
 スフィア・レディアード(魔封騎士・f15947)が仲間達に声を掛けながら、畏怖の魔剣で紅き妖刀を持った少女達に斬りかかった。
「随分と甘く見られたものだな」
 すぐさま、黒髪の少女がスフィアの攻撃を受け止め、返す刀で斬りかかった。
「……!」
 その一撃をギリギリのところで避け、スフィアが警戒した様子で間合いを取った。
「それじゃ、行ってみよー!」
 続いて、仲佐・衣吹(多重人格者のマジックナイト・f02831)が【オルタナティブ・ダブル】を発動させ、もうひとりの自分(ベスト)を出現させた。
 それに合わせて、ベスト(衣吹)がルーンソードを握り締め、紅き妖刀を持った少女達に斬りかかった。
「ならば、その首を晒して、私達の力を示してやろう!」
 黒髪の少女が瞳をギラつかせ、今度はベスト(衣吹)に斬りかかった。
 その攻撃をルーンソードで弾きながら、ベスト(衣吹)が舞うようにして間合いを取った。
「どうやら、私達も本気を出す必要がありそうね」
「その覚悟なら、もう出来ているわ。ここで躊躇う理由もないし……!」
 紅き妖刀を持った少女達が自らの命を糧にして、身体能力を強化させ、猟兵達に斬りかかった。
「ちょ、ちょっと待って! それって本心じゃないよね? だって、身体が震えているし! 本当は怖いんでしょ? 心の叫びが聞こえるよ。誰か助けてって!」
 その言葉に違和感を覚えた桜井・乃愛(桜花剣舞・f23024)が、紅き妖刀を持った少女達に語り掛けながら、素早い身のこなしで攻撃を避けた。
「……怖い?」
「私達が死を恐れていると言うのか?」
「それこそ大きな間違いだ。我々は何も怖くない!」
 紅き妖刀を持った少女達が、殺気立った様子で吠えた。
「随分とイライラしているようだけど、そこまでして僕らの命を奪う理由はなんだい?」
 そんな空気を察したフルム・サーブル(森林の妖精さん・f03354)が、紅き妖刀を持った少女達のまわりを飛び回った。
「……お前達は雑音だ!」
「存在している限り、我々に安らぎはない」
「だから、死ね! 私達のために! 肉の塊になれ!」
 その事に苛立ちを覚えた少女達が、何かに取り憑かれた様子で、紅き妖刀をブンブンと振り回した。
「そう言われてもなぁ。僕等だって、ここに命を捨てに来た訳では無いからね」
 その隙間を縫うようにして飛びながら、フルムが力を溜めて少女を掴み、力任せに放り投げた。
「やはり戦うしかないようでございますね。……とは言え、本気を出す訳には行きませんが……」
 ベイメリア・ミハイロフ(紅い羊・f01781)が複雑な気持ちになりながら、オーラ防御を展開し、第六感を駆使して、紅き妖刀を持った少女達の攻撃を見切り、カウンターを繰り出した。
 だが、紅き妖刀の支配下にある少女達は、どんなに傷ついても怯む事なく、猟兵達に襲いかかってきた。
 その中には、瀕死の重傷を負っている少女もいたが、出来る悪い操り人形の如く不自然な動きで執拗に攻撃を仕掛けてきた。
「手加減……ねえ。そうは言っても……この状況で、手加減するのは……流石に難しいと思うけど……」
 叢雲・雨幻(色褪せた根無し草・f29537)が黒雲と黒霧【対】で、紅き妖刀を受け止め、グッと唇を噛み締めた。
 少女達は傷つく事も恐れず、斬りかかってくるため、手加減しながら戦う事は、簡単な事では無かった。
「どうした?」
「何を迷っている」
「私達を殺すつもりで掛かってこい!」
 紅き妖刀を少女達が殺気立った様子で、次々と雨幻に斬りかかり、挑発混じりに呟いた。
「そう言われても……ねえ」
 雨幻が少女達の攻撃を避けながら、気まずい様子で汗を流した。
「そらよっと!」
 フルムが【妖精さん式反り投げ(フェアリースープレックスコンボ)】を発動させ、紅き妖刀を持った少女の指先を掴んで持ち上げ、ボフッと地面に叩きつけた。
 その拍子に、少女が持っていた紅き妖刀が宙を舞い、地面にザクッと突き刺さった。
「……これでお終いにしてあげるよ!」
 それと同時に、乃愛が【必殺の弾丸豪雨(ガトリング・スコール)】を発動させ、軽機関銃『ブルーミング・ファイア』の弾を命中させ、少女達が持っている紅き妖刀を破壊した。
「……くっ!」
 その途端、少女達がガックリと膝をつき、紅き妖刀の呪縛から解放された。
「それでは、踊りましょう。共に……この命尽きるまで」
 続いて、ベイメリアが【Dance with ...(アナタトワタシヲツナグモノ)】を発動させ、あらゆる装甲・防御をも貫く光のオーラを貫き、黒髪の少女が持っている紅き妖刀を爆破し、決して千切れる事のない光の鎖で繋いだ。
「うぐっ! ぐっ!」
 紅き妖刀を持った黒髪の少女が、こめかみを激しくピクつかせ、猟兵達を睨みつけた。
「申し訳ないけど、オジサンも仕事で、ここに来ているからね」
 その間に、雨幻が目立たないように忍び足で、黒髪の少女の死角に回り込み、【操影術:向かい飛車(ソウエイジュツ・ムカイビシャ)】で影を踏み、その影を放出させる事で超高速かつ大威力の一撃を放った。
「きゃあ!」
 その一撃を喰らった黒髪の少女が宙を舞い、紅き妖刀を持ったまま尻餅をついた。
「それじゃ、少し手伝ってもらおうかな」
 カツミが【水の権能、二『似姿』(ニスガタ)】を発動させ、水で出来た自分とそっくりな球体関節人形113体召喚し、紅き妖刀を持った少女達の相手をさせた。
 カツミそっくりな球体関節人形達は、浄化の力を持った水属性の攻撃で、少女達を紅き妖刀の呪縛から解放した。
「ま、まだだ!」
「行くぞ、御前等!」
「おう、こんな奴等、やっちまおうぜ!」
 次の瞬間、紅き妖刀が少女達を操り、超高速連続攻撃を繰り出した。
 少女達は、その力を自分のモノだと思い込んでいたが、身体に負担が掛かっているようだった。
「……随分と無茶をしているようですね」
 その攻撃を避けながら、月詠・莉愛(銀の月を謳う・f16320)が少女達に視線を送った。
 少女達が攻撃を繰り出すたび、身体が悲鳴を上げており、いつ倒れてもおかしくないような状況にあった。
 それでも、紅き妖刀の支配から逃れる事が出来ないため、魂を削って攻撃を繰り出しているようだった。
「それでも、戦うしかありません。なるべく、宿主を狙わずに……」
 有紗が【サモニング・ガイスト】を発動させ、古代の戦士の霊を召喚した。
 召喚された古代の戦士の霊は、素早く槍を振り回し、紅き妖刀を弾くと、巧みに炎を操った。
「こ、小賢しい真似を!」
「この程度の炎で、私達が退くと思ったか!」
 紅き妖刀を持った少女達が険しい表情を浮かべ、古代の戦士の霊に斬りかかった。
 しかし、古代の戦士の霊は燃え盛る炎を操って、紅き妖刀を持った少女達を牽制した。
「ぐぬぬっ!」
 そのため、少女達は近づく事が出来ず、ストレスばかりが溜まっていった。
「いい加減に大人しくしてください」
 その隙をつくようにして、エリーが【念動プリズン(サイ・プリズン)】を発動させ、念動バインドで紅き妖刀を持った少女を捕縛し、ユーベルコードを封じ込めた。
「このまま呪われてしまいなさい!」
 それに合わせて、ルネが【連鎖するルネの呪い(ルネ・カース・チェイン)】を発動させ、紅き妖刀に癒えない傷跡を付与していった。
「クッ!」
「ああっ!」
「ぐっ……!」
 その途端、紅き妖刀にヒビが入って砕け散り、先程まで紅き妖刀の支配下にあった少女達の意識が戻った。
「さすがに放っておく事は出来ませんね」
 すぐさま、莉愛が傷ついた少女達に駆け寄り、【生まれながらの光】で聖なる光を命中させた。
 そのおかげで、少女達は一命を取り留め、ホッとした様子で眠りについた。
「よ、余計な真似を……!」
「だが、我々は屈しない! 屈する訳には行かないんだァ!」
 紅き妖刀を持った少女達が忌まわしき呪いのオーラを纏い、高速で移動しながら精神を蝕む呪いの刃を放射した。
「正直、屈して欲しいのですが……」
 琶咲・真琴(1つの真実に惑う継承者・f08611)がスカートをヒラリと揺らしながら、地面を削るようにして迫ってきた呪いの刃を避けた。
「よ、避けるなっ!」
「何故、素直に喰らって、逝こうとしない!」
「そうすれば、楽に死ねたモノを……! わざわざ苦しんで死ぬ事を選ぶなんて……!」
 紅き妖刀を持った少女達が、口汚く真琴を罵った。
「いや、どうみても、悶え苦しむ系の攻撃でしたよね? あんな禍々しい一撃を喰らって、楽に死ねる訳がありません!」
 真琴が色々な意味で危機感を覚え、少女達にツッコミを入れた。
「……チッ!」
 その途端、少女達が『なんで、バレた』と言わんばかりに舌打ちした後、再び猟兵達に攻撃を仕掛けてきた。
「全部、御見通しよ。……悪いけど」
 すぐさま、スフィアが【予知霊視(ヨチレイシ)】を発動させ、魂の動きを霊視能力で視る事で、紅き妖刀を持った少女達の攻撃を予測し、軽々と回避していった。
「な、何故だ!」
「この攻撃を避けられる訳が!」
「ま、まさか、本当に【視えて】いるのか!?」
 その事に危機感を覚えた少女達が、動揺した様子で紅き妖刀を握り直し、再びスフィアに斬りかかった。
 しかし、どんなに気合を入れて斬りかかっても、スフィアに傷ひとつつける事が出来なかった。
「……もういいだろう。そろそろ彼女達を解放してやってくれないか」
 曽我部・律(UDC喰いの多重人格者・f11298)が、紅き妖刀を持った少女達に語り掛けた。
「……何が言いたい!」
「これは、すべて私達の意思だ」
「故に、強制された訳では無い!」
 紅き妖刀を持った少女達が殺気立った様子で、律をジロリと睨みつけた。
「だったら、遠慮はいらねーな!」
 遥翔が【完全融合術式・真焔(コード・イグニス)】で骸魂【イグニス】と合体し、一時的にオブリビオン化すると、少女達に攻撃を仕掛けて、次々と意識を奪っていった。
「ま、まだです! まだ妖刀が手から離れていません!」
 その事に気づいた雪代・桜花(桜仙・f23148)が、仲間達に対して警告した。
「ギギ……」
「ギギギギギィ!」
 その間に、意識を失った少女達が、不自然な動きで距離を縮め、紅き妖刀を力任せに振り下ろした。
「……!」
 即座に、桜花が幻朧桜の花びらで刀を作り、攻撃が当たる寸前のところで受け止めた。
 だが、少女達のリミッターが外れているため、予想以上に力が強く、身を守る事しか出来なかった。
「なんだか、みんな苦しそう。早く助けてあげなきゃ! ……可哀想」
 四王天・焔(妖の薔薇・f04438)が同情した様子で、紅き妖刀を持った少女達に視線を送った。
 少女達は赤き妖刀に支配され、身体が傷ついても、骨が折れても、まったく躊躇いがなかった。
 しかし、少女達の肉体が限界に達しているため、紅き妖刀の意思に反して、身体が動かなくなっていた。
 それでも、少女達は虚ろな表情を浮かべたまま、妖刀に引っ張られるようにして猟兵達に斬りかかってきた。
「だったら、ハサミ撃ちで、ぶった斬るか」
 衣吹(サーベル)にベスト(衣吹)に合図を送り、紅き妖刀を持った少女達に攻撃を仕掛けていった。
「……グガァァァァァァ!」
 その事に気づいた少女達が、紅き妖刀を握り締め、衣吹達に斬りかかっていった。
 それに合わせて、衣吹(サーベル)がダガーを投げて少女達を牽制し、その間にベスト(衣吹)がルーンソードで紅き妖刀を叩き落した。
 その拍子に少女達が呪縛から解放され、眠るようにして崩れ落ちた。
「ま、まだだっ!」
「私達を甘く見るな!」
 それを目の当たりにした少女達が、紅き妖刀をギュッと握り締めた。
「……仕方がありませんね」
 桜花が【『水鏡から覗く私』(アナタハダレ)】を発動させ、幻朧桜の花びらで正反対の私を出現させた。
「ひょっとして、アタシの出番か? だったら、任せろ! 死なない程度にブチのめしてやるからさ!」
 正反対の私はヤル気満々な様子で刀を握り締め、紅き妖刀を持った少女達に斬りかかった。
「な、生意気なヤツめ!」
 その気迫に圧倒された少女達が、イラついた様子で悪態をついた。
「そんなにやりたいんだったら、アタシをやりな! 殺したくてウズウズしているんだろ?」
 数宮・多喜(撃走サイキックライダー・f03004)が含みのある笑みを浮かべ、紅き妖刀を持った少女達の注意を引いた。
「調子に乗りやがって!」
「ならば、望み通り、切り刻んでやる!」
「今さら後悔したところで、手遅れだからなっ!」
 紅き妖刀を持った少女達が両目を血走らせ、次々と斬りかかった。
 すぐさま、多喜が宇宙カブJD-1725に飛び乗り、少女達の間を擦り抜けていった。
「ほらほら、どうしたんだい? アタシを止められるなら止めてみなァ!」
 そんな少女達を煽るようにして、多喜が【無限走破(ホイーリング・ディーリング)】を発動させ、宇宙カブJD-1725を巧みに操って注意を引いた。
「ぐぬぬ! ……許さん!」
「待て! 待つんだっ! そこで止まれ!」
 その後を追いかけながら、少女達が多喜に襲いかかったものの、紅き妖刀が届く事はなかった。
「少し痛いと思うので、覚悟してくださいね」
 その間に、ユリが【ストーム・ランページ】で偽神兵器を巨大化させ、紅き妖刀を持った少女達を攻撃した。
「くっ!」
「あっ!」
「ぎゃはっ!」
 その拍子に、紅き妖刀が音を立てて砕け散り、少女達の悲鳴が響き渡った。
 幸い少女達の命に別状はないようだが、しばらく動く事が出来ないようだ。
「それじゃ、行っくよー!」
 続いて、焔が【フォックスファイア・弐ノ型(フォックスファイア・ツヴァイ)】を発動させ、全妖力で生成した焔の弓矢を構え、聖なる灼熱の一矢を放った。
 その矢が少女の持っていた妖刀を破壊し、木っ端微塵に砕け散った。
「うくっ!」
 それと同時に、少女が呻き声を上げながら、ガックリと崩れ落ちた。
「おいおい、律よぉ。なんで起こしてくれなかったんだ? 本体面して、調子に乗ってんじゃねーぞ。とりあえず、コイツ等を殺したら……駄目なのか。なんだ、面白くねぇな。だったら、起こす必要がなかった理由も納得できるが……。まあ、これだけの敵意を向けられている相手を無視して、熟睡なんて出来ねーけどなァ!」
 そんな中、律の【脈動切断(ミャクドウセツダン)】が発動し、交代人格の絶が現れた。
 絶(律)は血に飢えたケモノの如く眼差しで、紅き妖刀を持った少女達を品定めすると、目にも止まらぬ速さで距離を縮め、次々と意識を奪っていった。
「じゃ、じゃ、邪魔を……す、す、する、なぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
 次の瞬間、弾丸の贄にされた事で、完全に理性を失った荒魂の復讐鬼が、殺気だった様子で猟兵達に襲いかかってきた。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​




第3章 ボス戦 『荒魂の復讐鬼』

POW   :    力無き者よ
【紅く染まった忍者刀による斬撃】を放ち、自身からレベルm半径内の全員を高威力で無差別攻撃する。
SPD   :    恨め怒れ、思い出せ
【手で印を結んだ後、広げた巻物】から【対象が恨みや怒りを抱く人・物・事象等の幻】を放ち、【それを恨む切掛けとなった場面を見せること】により対象の動きを一時的に封じる。
WIZ   :    お前の最も憎むものは
質問と共に【足元の影に憎悪の感情を増幅させる手裏剣】を放ち、命中した対象が真実を言えば解除、それ以外はダメージ。簡単な質問ほど威力上昇。
👑11
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ギャレット・ディマージオ(サポート)
●設定等
ダークセイヴァー出身の冷静沈着な黒騎士です。
オブリビオンに滅ぼされた都市で自分だけが生き残った過去を悔い、人々を守ることを重視して行動します。

●戦闘において
「及ばずながら、手助けさせて貰おう」
「貴様の相手は、この私だ!」
「なんと強力なユーベルコードだ……! (解説) 直撃すれば一たまりも無いぞ!」

・牽制攻撃
・敵の攻撃から他の猟兵や一般人を守る
・敵の攻撃を回避してカウンター
・ついでに敵の強さを解説する
など、防御的・補助的な行動を得意とします。

メイン武器は「黒剣」です。

他は全てお任せします。
別の猟兵との交流や連携等も自由に行ってください。
どうぞよろしくお願いします。


ルネ・ロッサ(サポート)
戦闘シナリオでは、基本的に私の立ち位置は前衛の物理&魔術アタッカーです。
私のイェーガーカードを観て頂くと、ブラック・メイドナイトの物があります。
私は大剣を握っていますが、これがブラック・メイドナイトの武器です。
魔法剣の大剣を振り翳して戦います。
パワータイプというよりはテクニカルに戦うタイプのつもりでいます。

基本的に戦闘はそこにいる仲間達の意向に合わせます。
メインで戦う人がいたら私の役割は補助的なものになります。
逆に私がメインで戦う場合か私だけの場合は前衛攻撃に特化します。

UCは何れも戦闘用がセットしてあります。
状況に応じて最適な物を選択して下されば幸いです。

アドリブ歓迎。


アイナ・ラティエル(サポート)
『くよくよしててもしょうがないし元気に前向いてこ!』

☆アリス適合者のプリンセス×アリスナイト

☆普段「キラキラ星:ボク、~くん、~ちゃん、だね、だよ、~かい?」

☆機嫌が良い(テンションが高い)「煌めく一等星:自分の愛称、キミ、だね♪、だよ!、だよね☆、なのかな?」

☆心を強くて優しい凛としたお姫様と周りを見捨てずに挫けない騎士を常に目指してる。
☆UCは指定した物をどれでも使用。
☆怪我には気を付けてながらも積極的に行動。
☆他の猟兵に迷惑をかける行為せず、公序良俗に反する行動も無し。

あとはおまかせ。
 
★アドリブや連携は大歓迎




「お前が敵か。敵なのか。そうだ、間違いない。お前が敵だ。俺の敵、敵、敵ィ!」
 荒魂の復讐鬼が完全に理性を失っており、殺気立った様子でケモノの如く吠えた。
「……怒りで我を失っているようだな」
 ギャレット・ディマージオ(人間の黒騎士・f02429)が落ち着いた様子で、荒魂の復讐鬼に冷たい視線を送った。
 荒魂の復讐鬼は猟兵達を敵として認識しており、問答無用で攻撃を仕掛けてきた。
 その攻撃をギャレットが黒剣で受け止め、紅く染まった忍者刀を弾き、荒魂の復讐鬼に迫っていった。
「どうやら、倒すしかないようですね」
 ルネ・ロッサ(ブラック・メイドナイト・f27104)がブラック・メイドナイト・ソードを握り締め、ギャレットと連携を取るようにして斬りかかった。
「俺を……倒すだとぉ! やれるものなら、やってみろ。絶対に、無理だ! 勝てる訳がない! ……俺は強い。凄く強いっ! だから負けない! 絶対に負けない! お前達さえ倒せば、俺の復讐も終わる。いや、始まりか。とにかく、御前等が……憎い!」
 荒魂の復讐鬼が狂気に囚われた様子で、真っ赤な目をギラつかせた。
「ひょっとして、誰かと勘違いをしていてるのかな? 出来る事なら、誤解を解いて元に戻してあげたいけど……。こうなってしまうと、さすがに無理かな?」
 アイナ・ラティエル(星の国のアリス・f19388)が攻撃するタイミングを窺いながら、荒魂の復讐鬼に視線を送った。
「勘違いだと? いいや、違うな! お前が敵だ! いや、お前達が敵だ。間違いない。お前達が復讐の相手! 俺は忘れない。あの時の事を! あの時の屈辱を! ……まったく! さっきからムカツク事ばかり言いやがって! 許さねぇぞ、テメエら! 絶対に殺す! ブチ殺す! 壊すのは、俺だ。壊されるのは、御前だ!」
 その視線に気づいた荒魂の復讐鬼が、瞳孔の開いた目をギョロつかせ、紅く染まった忍者刀による斬撃を繰り出した。
「どんなに強くても、そんな単調な攻撃では、傷をつける事さえ出来ないぞ」
 すぐさま、ギャレットが【黒刃鞭(ブラック・ブレイド・ウィップ)】で黒剣を鞭剣形態に変形させ、鞭の如く振るって荒魂の復讐鬼の身体を切り裂いた。
「許さん、許さん、許さん! 壊す、壊す、絶対に壊す! 壊れろ、壊れろ、壊れてしまえ! だから、お前も憎めっ! 俺を憎めっ! みんなを憎め! 世界を憎めェェェェェェェ! それが、御前の本心っ! どうだ、図星か? 図星だろォ!」
 荒魂の復讐鬼が何かに取り憑かれた様子で赤い目をギラつかせ、ルネの足元の影に憎悪の感情を増幅させる手裏剣を放った。
「また意味が分からない事を……。あなたを憎む理由もありませんし、世界を憎む理由だってありません。ただ……呆れているだけです」
 ルネが深い溜息を洩らしながら、【連鎖するルネの呪い(ルネ・カース・チェイン)】を仕掛け、決して癒える事の無い傷跡をつけた。
 それと同時に、次々と不慮の事故が発生し、荒魂の復讐鬼の身体が紅蓮の炎に包まれ、大量の瓦礫が降り注いだ。
「ちょっと、この中で頭を冷やしてもらおうか」
 その隙をつくようにして、アイナが【星空の夢幻迷宮(ラビリンス・オブ・ザ・スターリースカイ)】を発動させ、星が降ってくる星空のような空間と鏡で出来た迷路に荒魂の復讐鬼を閉じ込めた。
「おらああああああああああ! 此処から出しやがれええええええ!」
 その途端、荒魂の復讐鬼がイラついた様子で、鏡の壁をドカスカと叩き始めた。
 だが、鏡の壁は見た目に反して硬く、紅く染まった忍者刀で斬りつけても、傷ひとつつける事が出来なかった。
 その事が原因で余計にイライラしているようだが、いくら騒いだところで鏡の壁が壊れる事はなかった。
 そのため、荒魂の復讐鬼が悪態を尽きながら、迷路の中を突き進んでいくのであった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

雛里・かすみ(サポート)
 バーチャルキャラクターの戦巫女×UDCメカニックの女性です。
 普段の口調は「明るく朗らか(私、あなた、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」
寝起きは「元気ない時もある(私、あなた、~さん、ね、わ、~よ、~の?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。

明るく朗らかな性格の為、
男女分け隔てなくフレンドリーに会話を楽しみます。
どんな状況でも、真面目に取り組み
逆境にも屈しない前向きな性格です。

 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


レイ・アウレーゼ(サポート)
『どんな高い所や遠くでもオレにまかせな!』

本名はレイ・L・アウレーゼ。
サイボーグのハイウェイスター×サイバーニンジャ

管理や束縛を嫌う風来坊。
UCや技能は使える物を何でも使う。
多少の怪我なら気にせず積極的に、時には大胆に行動。

他の猟兵や無関係な一般人には配慮する。
でも自分がガチで悪いor嫌な奴だと思った相手(だいたい敵)には迷惑かけようが邪魔しようが気にしない。
サイバーザナドゥ以外では一応その世界の公序良俗に反さないが走る時は別。
あとはおまかせ。

・連携okアドリブ大歓迎


夜鳥・藍(サポート)
生まれも育ちもサクラミラージュのクリスタリアン。誰かの願いで転生した元影朧。そのため影朧には同情しがち。
それなりの良家の出で言葉遣いは丁寧。だが両親とは違う種族で生まれたのを悩み高等部(高校短大相当)卒業を機に家を出ている。現在は帝都で占い師をしている。

もふもふ大好き。
実家ではいろいろ我慢してたのもあって、飼えなくとも一人暮らし&猟兵となったことで爆発しがち。

ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動は絶対にしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


ヴィヴィ・ジーヴ(サポート)
キマイラの力持ち×精霊術士、15歳の女。
名前はヴィヴィ、一人称は自分の名前でビビ。表記はどちらでも。

服の下はフクロウ。
腕はハーピー(鳥の羽)、器用な作業は少しだけ苦手。
「あまりお手手は見ないでね、女の子の秘密よ。」

《力持ち》
素早いの、苦手。お目目くらくらする。一撃ドーン、が得意よ。

《精霊術士》
困った時は精霊さんに聞く!

《好き》
美味しいもの、食べる事、大好き!
あとね、ビビ、空中浮遊でふよふよするの好きよ。

◆ボス
ぼす。ビビに倒せるかな。心配。
一緒に行ける人がいたら、ビビ連携とるよ。囮もやる。
難しい事苦手なの。作戦、教えてくださいな。

空中を飛び急降下落下。怪力載せた鹿の足で着地、地面を割る、など。


シャルファ・ルイエ(サポート)
何をお手伝いしましょうか?

オラトリオなので空が飛べるのと、歌うことで魔法を使ったり、動物とお話して協力して貰ったりすることが出来ます。
具体的には、上空からの俯瞰や動物との会話での情報収集、戦闘なら仲間の怪我の治療やちょっとした支援、遠距離からの攻撃や範囲攻撃が得意です。
説得が必要だったり出来るような相手の場合は試みてみますけど、それが出来ない相手なら、戦う事も割り切ります。

ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵さんに迷惑をかける行為はしませんし、依頼の成功のためでも公序良俗に反する行動はしません。
よろしくお願いします。


大威・景(サポート)
 スペースシップワールド出身のスペースエルフの男性です。

多少子供っぽく、刀を使う技をカッコイイと思っており、サムライエンパイアは特に憧れの地でもあります。

戦う際は独学で学んだ抜刀術を中心に戦いますが、自分の事はまだ未熟者だとも感じているので、刀技に固執・慢心せず、フォースナイトやエルフとしての力も惜しまず使います。

 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


陽殿蘇・燐(サポート)
バーチャルキャラクターの寵姫×国民的スタア?いいえ、これでも(元)ラスボスな悪女NPCよ。
基本は高性能スマホを利用して、配信しつつの行動になるわね。

ユーベルコードは指定した物をどれでも使用するし、多少の怪我は厭わず積極的に行動するの。これでもバーチャルキャラクターだもの。
悪女たるもの、その行為は健全な世界あってこそなのよ。だから他の猟兵に迷惑をかける行為はないわ。
また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしない。配信垢BANされちゃう。
あとはおまかせ。よきに計らいなさい(思い出した悪女ムーブ)


キマフュ出身なので、トンチキでも適応していきます。


四王天・焔(サポート)
『こんにちは、焔だよー。』
 妖狐の人形遣い×ガジェッティアの女の子です。
 普段の口調は「無邪気(自分の名前、~さん、だね、だよ、だよね、なのかな? )」、家族には「甘えん坊(自分の名前、相手の名前+ちゃん、だね、だよ、だよね、なのかな? )」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。

無邪気で感情の起伏が激しい性格の少女、
武器はからくり人形とドラゴンランスを主に使います。
植物、特に花が好きです。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


島津・有紗(サポート)
絡み・アドリブ歓迎
「じゃあ、始めましょうか」
戦闘前にイグニッションカードから装備を展開して装着します。
味方と連携しつつ索敵しながら行動し、相手との距離に合わせてなぎなた、強弓、ガンナイフを使い分けて戦います。
味方と連係する場合は、攻撃より味方の支援を優先します。
UCは状況に合わせた物を選択して使用します。


フルム・サーブル(サポート)
余裕があるときや敵に憐れみを感じる場合は基本通りの穏やかな口調
余裕がなかったり、敵がえげつなくて怒りを感じるような場合は
「敵には」の口調です

でもあまりキャラぶれは気にしないので
公序良俗に反しない限りは好きに扱ってください

技能は【力溜め】【怪力】【グラップル】【シールドバッシュ】【カウンター】など
セットされているもの(サバイバル等の事情でばらつきがあります)
を活用し、小さい体で戦場を飛び回りながら
優雅(自称)な戦いをします
どうみてもそのスタイルは脳筋です

武器は鍵(バトルアックス)や杖(バールのようなもの)をメインに使いますが
選択されたユーベルコードによっては拳一つでの戦いも可能です


ミロ・バンドール(サポート)
大人向けな依頼は不採用にしてください

口調はステシの基本通り
強がって一匹狼を気取った態度ですが、連携にはきちんと応え
最善の結果のために努力します
いわゆるツンデレ

基本的な戦闘スタイルは敵の力を削ぎ、次の味方の行動へ繋げるサポート役で
次いで重視する行動が敵の押さえです
技能の各種耐性(これは先制攻撃ボスにも適用)や
武具改造を活かし、戦場の状況に合わせたスタイルを模索します

保護対象には耐性技能を利用して盾になり
UCは誰かが望まない犠牲になるときは差し控える傾向

*備考
・精神攻撃にはとても弱い(ヘタレると寝言時の口調)
・ギャグ展開に巻き込まれやすい、弄られOK

※キャラぶれ気にしないので、お気軽に弄って下さい


氷咲・雪菜(サポート)
 人間のサイキッカー×文豪、15歳の女です。
 普段の口調は「何となく丁寧(私、あなた、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」、
 独り言は「何となく元気ない(私、あなた、~さん、ね、よ、なの、かしら?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。

氷や雪が好きな女の子で、好きな季節は冬。
性格は明るく、フレンドリーで良く人に話しかける。
困っている人は放ってはおけない。
戦闘は主にサイコキャノンを使って戦う。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


星川・杏梨(サポート)
『この剣に、私の誓いを込めて』
 人間のスーパーヒーロー×剣豪、女の子です。
 普段の口調は「聖なる剣士(私、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」
 時々「落ち着いた感じ(私、~さん、ね、わ、~よ、~の?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。

性格はクールで凛とした雰囲気です。
常に冷静さを念頭に置く様に努めており、
取り乱さない様に気を付けています。
戦闘は、剣・銃・魔法と一通りこなせます。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


ソフィア・エーデルシュタイン(サポート)
わたくしは愛され望まれたからこそ生まれてきましたのよ
だからこそ、わたくしはこの世の全てが愛しいのですわ

狂気的な博愛精神の持ち主
命あるものは救われるべき
蘇った過去はあるべき場所に還るべき
果たすためならば手を下すことに躊躇う必要などないと胸を張る

主に【煌矢】を使用し、牽制や攻撃を行います
勿論、他のユーベルコードも必要があれば使いますわ
わたくしの愛するきょうだいである水晶髑髏は、盾にも刃にもなってくれますのよ

怪我など恐れる必要はありませんわ
わたくしが役に立てるのであればこの身が砕かれようとも構いませぬ
他の方の迷惑や公序良俗に反する事は致しません
それは、わたくしを愛してくれる人達への裏切りですもの


レイカ・ヴァンスタイン(サポート)
フェアリーの聖者×プリンセス、9歳の女です。

戦闘は苦手で援護や救助、支援など中心です。
武器は人間大の人形(銃火器持)ですので、運搬作業も可能です。
普段は悪戯(許せる範囲)で遊ぶ※戦闘とは別です。

普段の口調は「マイペース(ウチ、相手の名前+ちゃん、なの、なの?)」
苦しい時は「愛想笑い(ウチ、相手の名前+ちゃん、なの、なの?)」です
幼いので殆どひらがなで喋ってます。

・ユーベルコードは必要に応じて、多少の怪我は厭わず積極的に行動(支援中心)します。
・他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。公序良俗に反する行動はしません。悪戯も笑って許される範囲までです。
・あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


月影・左京(サポート)
アドリブ・連携・苦戦描写・UC詠唱改変・その他OK!

「はわっ!?……大丈夫。私も手伝うから♪」

一人称:私
口調:女性的でラフ(〜よね、なの?、あら〜等)
口癖:はわっ!?
性格:おっとりのんびり。「わぁ!頼りにな……る、の?(笑)」な感じ

基本戦法:【忍び足】で敵の死角に入りメイスによる【気絶攻撃/2回攻撃】。【鎧砕き】も狙うわ!

敵の攻撃は【聞き耳/第六感】をフル活用して【見切り】ます。
※不意打ちを受けた時など、「はわーっ!?」と叫ぶ傾向あり。

状況に合わせ、UCを何でも使用。

但し負傷した猟兵がいれば戦況次第で攻撃より【祈り】の力と【医術】及び【救助活動】で治療。

後はお任せ!
よろしくお願いします☆


蒼月・暦(サポート)
 デッドマンの闇医者×グールドライバー、女の子です。

 普段の口調は「無邪気(私、アナタ、なの、よ、なのね、なのよね?)」
 嘘をつく時は「分かりやすい(ワタシ、アナタ、です、ます、でしょう、でしょうか?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。

無邪気で明るい性格をしていて、一般人や他猟兵に対しても友好的。
可愛い動物とか、珍しい植物が好き。
戦闘では、改造ナノブレード(医療ノコギリ)を使う事が多い。

 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


赤星・緋色(サポート)
なんやかんやで事件を解決に導こうとします
フリーダムかつアグレッシブなアドリブも可

合わせ等も自由にどうぞ




「はあはあ……、ようやく出る事が出来た。ようやく、だ! こんな事になったのも、お前達のせいだ。お前達が悪い! 絶対に悪い! ギギギギギィィィィィィィィィ!」
 迷路から飛び出した荒魂の復讐鬼が、殺気立った様子で吠えた。
 ようやく迷路から脱出する事が出来たものの、それが原因でかなり苛立っているらしく、猟兵達に対して激しい敵意を向けていた。
 その苛立ちを煽るようにして、辺りの炎が激しく踊るようにしてユラめいた。
「おーっほっほっほっ! わざわざ、私の前に現れるなんて、実に愚かね。それとも、あなたには見えないのかしら? 背後に並ぶ沢山の死亡フラグが……」
 陽殿蘇・燐(元悪女NPC・f33567)がラスボス悪女風の高笑いを響かせ、高いところから荒魂の復讐鬼を見下ろした。
「見えているぜ、バッチリと……。ただ、何か勘違いをしているようだなァ! これはお前達の死亡フラグであって、俺のじゃねぇ! それが分かってねえんだったら、教えてやるよっ!」
 荒魂の復讐鬼は吠えるように叫びながら、燐をジロリと見上げた。
「残念だけど、此処で終わりよ!」
 その言葉を否定するようにして、雛里・かすみ(幻想の案内人・f24096)が荒魂の復讐鬼に言い放った。
「聞こえなかったのか。終わったのは、テメエ等だ! 迷路の中で溜め込んだストレス……全部テメエらに、ぶつけてやるぜ!」
 荒魂の復讐鬼が狂気に囚われた様子で、ギチギチと歯を鳴らした。
「まあ、迷路に閉じ込めたのは、オレではないけどな。ここで否定したところで、無駄か。お前にとっては、みんな『同じ』に見えているようだしな」
 レイ・アウレーゼ(サイバーザナドゥの風来坊・f36588)が、警戒した様子で間合いを取った。
「ああ、その通りだ。みんな、同じ……同じ顔だ。お前らがいたから……お前達のせいで! 許さん、許さん、許さんぞ!」
 荒魂の復讐鬼が狂気に満ちた様子で、激しく声を震わせた。
「どうやら、壊れているようですね」
 夜鳥・藍(宙の瞳・f32891)が複雑な気持ちになりながら、荒魂の復讐鬼に視線を送った。
 荒魂の復讐鬼は逢魔弾道弾にされた事で理性を失っており、狂気に囚われ、ありとあらゆるモノに対して、憎しみを抱いているようだ。
「リリリリリリリリリリィィィィィィィィィィィィ!」
 そのため、荒魂の復讐鬼は赤い目を輝かせ、両手に持った忍者刀を狂ったように振り回した。
「じゃあ、始めましょうか」
 その間に、島津・有紗(人間の戦巫女・f04210)がイグニッションカードから展開した装備を、瞬時に装着した。
「クカカカカッ! 面白れぇ、面白れぇよ、お前達! それでこそ、壊し甲斐がある! それでこそ、殺し甲斐があるっ! クククククッ、カーッカッカッカッ! 楽しませてもらうぜ!」
 荒魂の復讐鬼が興奮した様子で自分の指を噛み、その血で戦化粧をし始めた。
「……何やらお困りのようですね」
 そんな中、シャルファ・ルイエ(謳う小鳥・f04245)が空を飛びながら、猟兵達に声を掛けた。
「テメエも敵か? 絶対に、そうだよな? 間違いなく、敵だ! そんなところにいねぇで降りて来いよっ! バラバラに切り刻んでやるからさっ!」
 荒魂の復讐鬼が空を見上げ、忍者刀を振り回した。
「そんな事を言って、わたしが降りて行ったら、切り刻むつもりですよね?」
 シャルファが身の危険を感じつつ、荒魂の復讐鬼に疑いの眼差しを送った。
「いや……、それはねぇな。ねぇよ、ガチで……。羽を毟ってやろうとか、そんな事……全然、考えていねぇから!」
 荒魂の復讐鬼が声を震わせ、気まずい様子で視線を逸らした。
「だったら、ビビと遊ぼう? 悪い事、しないんでしょ?」
 ヴィヴィ・ジーヴ(いつも誰かのお手伝い・f22502)が、荒魂の復讐鬼の顔を覗き込んだ。
「ああ、その通りだ! だから、大人しく死にやがれ!」
 荒魂の復讐鬼がニヤリと笑い、忍者刀を振り下ろした。
「えっ? なんで? 遊ぶんじゃないの?」
 ヴィヴィがキョトンとした表情を浮かべ、鳥の羽を羽ばたかせながら、荒魂の復讐鬼のまわりを飛び回った。
 しかし、忍者刀で斬られる事はなく、ギリギリのところで、ヒラリと避けていた。
「ああ、遊んでるさ。その命を懸けてな!」
 荒魂の復讐鬼が殺気立った様子で両目を血走らせ、手で印を結んだ後、広げた巻物から対象が恨みや怒りを抱く人・物・事象等の幻を放った。
「こ、これは……!」
 その途端、ミロ・バンドール(ダンピールの咎人殺し・f10015)が、心臓を鷲掴みにされたような衝撃に襲われ、唇をグッと噛み締めた。
 だが、ミロにとって、過去は捨てたようなモノ。
 それでも、胸の痛みが消える事はなかったものの、何とか身体を動かす事が出来るようになった。
「……そこまでだ! お前に見分けがつくか? この中にいる本物が!」
 すぐさま、レイが【カゲブンシン・フェノメノン】を発動させ、実体を有する分身を召喚した。
「ああ、こんなの楽勝ッ! ……簡単じゃねぇか。すべて、本物……。どれも……本物だあああああ!」
 荒魂の復讐鬼が半ばヤケになりつつ、忍者刀でレイの分身を斬り捨てた。
「……ハズレだ。そいつは分身だ。……と言うか、全部、本物って……」
 その間に、レイが荒魂の復讐鬼の背後に回って、ツインダガーで斬りつけた。
「……狙いが外れたようですね」
 続いて、藍が身軽な格好になって雑念を振り払い、【瞬(スティグミ)】を発動させ、居合による素早い一撃を放った。
 それが衝撃波となって荒魂の復讐鬼に襲いかかり、どす黒い血が辺りに飛び散った。
「カカカカカカッ! それが、どうした! 全然、痛くねぇよ! いや、本当は痛いぇ! なんだよ、これ! 腹が立つほど痛ぇじゃねえか!」
 荒魂の復讐鬼は口から血反吐を吐き、両目を血走らせながら、猟兵達に襲いかかった。
「こっちに向かってくるという事は、これを喰らう覚悟があるって事? 例え違っていたとしても、容赦はしないからねっ!」
 蒼月・暦(デッドマンの闇医者・f27221)が改造ナノブレード(医療ノコギリ)を握り締め、荒魂の復讐鬼を何度も斬りつけた。
「ぐわっ! マジか!? いきなり斬りつけやがって! こういうのは、ルールってモンがあるだろ? それとも、ルール無用か? 何でも切り刻んでイイって事か?」
 荒魂の復讐鬼が血塗れになりながら、半ばヤケになりつつ、忍者刀を振り回した。
「ちょ、ちょっと! 暴力反対~!」
 その巻き添えを食らったレイカ・ヴァンスタイン(銀光精・f00419)が忍者刀を避けながら、荒魂の復讐鬼のまわりを飛び回った。
「ええいっ! 鬱陶しいヤツめ! 真っ二つに叩き斬ってやる!」
 荒魂の復讐鬼が、こめかみを激しくピクつかせ、忍者刀を振り回して、レイカの後を追いかけた。
「だから、暴力反対なの~」
 レイカが悲鳴を上げながら、涙目になって忍者刀を避けた。
「そんなに斬りたいのなら、私が相手をしてあげるよ!」
 その行く手を阻むようにして、赤星・緋色(サンプルキャラクター・f03675)が、荒魂の復讐鬼の前に陣取った。
「おお、いいね、いいねぇ! 斬り甲斐があるじゃねぇか! そうやって調子に乗っている奴が、恐怖で顔を歪ませ、命乞いをする姿を見るのが、一番面白れぇ!」
 荒魂の復讐鬼が忍者刀をベロリと舐め、緋色に斬りかかっていった。
「そんなに面白いかな? そもそも、斬る事なんて出来ないと思うけど?」
 緋色が素早い身のこなしで忍者刀を避け、仲間達から遠ざかっていった。
「……風よ! 吹き荒れなさい!」
 その間に、有紗が【浄化の嵐(ピュリフィケイション・ストーム)】で、戦場全体に光を纏った嵐を発生させた。
 次の瞬間、大粒の雹を含んだ猛烈な雷雨が荒魂の復讐鬼を襲い、猟兵達には癒しの力を宿した優しい風が吹いた。
「な、何故だっ! 何故、俺だけに……雹が!」
 荒魂の復讐鬼が大粒の雹を喰らい、それから逃げるようにして、素早く踵を返した。
「この状況で、逃がすと思って……?」
 即座に、燐が【最後の敵『炎術士・燐』(ラスボスカラハニゲラレナイ)】を発動させ、原作ゲームのラスボスとしての逃走封じ能力を解放し、荒魂の復讐鬼の逃走成功率と運気を奪って不幸を与えた。
「な、何をしたっ! 身体が重い……頭がクラクラする!」
 それと同時に、荒魂の復讐鬼が頭を押さえて、恨めしそうに燐を睨みつけた。
 その気持ちに反して、思うように身体が動かず、苛立ちばかりが募っていった。
「それじゃ、今度はこっちの番だね」
 緋色が【薔薇の剣戟】を発動させ、空中ステップで荒魂の復讐鬼の間合いに踏み込み、薔薇の花弁を放ちながら、4回攻撃を繰り出した。
「……たくっ! ドイツも、コイツも、俺の事をイラつかせやがって!」
 荒魂の復讐鬼が忍者刀で何度か攻撃を受け止め、ブツブツと悪態をついた。
「来たれ、星夜光! 汝が穿つは禍の者なの」
 その間に、レイカが【白虹百矢(ハッコウモモヤ)】を発動させ、対荒魂の復讐鬼用の銃を召喚した。
 その銃は小型でありながら、荒魂の復讐鬼に大ダメージを与える事が出来る程の威力があり、レイカでも手軽に扱う事が出来るシロモノだった。
「また物騒なモノを出しやがって! 斬るぞ、ゴルァ!」
 荒魂の復讐鬼がレイカを目で追いながら、忍者刀を振り回した。
「そんな攻撃じゃ、誰も斬れないよ」
 暦が【無限の眼力(インフィニット・ヴィジョン)】を発動させ、改造された超視力で荒魂の復讐鬼を観察し、忍者刀の動きを予測する事で、華麗に回避した。
 それに合わせて、レイカが素早く銃を構え、荒魂の復讐鬼の左肩を撃ち抜いた。
「うぎゃあああああああ! 痛ぇ! ハンパなく、痛ぇ!」
 荒魂の復讐鬼が左肩を押さえながら、瞳いっぱいに涙を浮かべた。
「それじゃ、さっきのお返しをしないとな? その……覚悟は出来ているか?」
 ミロが荒魂の復讐鬼に冷たい視線を送り、【執行(エクスキューション)】で拷問具一式による処刑儀式を発動した。
「……ち、畜生! こんな事をして、タ……ぎゃあああああああああああああ!」
 その途端、荒魂の復讐鬼が悲鳴を上げ、大量の血で地面が真っ赤に染まった。
「も、もう許さねぇ……絶対に許さねぇ! そうか、そう言う事か。お前達も同類って事か。本当は楽しくて仕方がねぇんだろ。こうやって他人をいたぶる事が! ほら、早くほら、本音を言えよ! みんなブチ壊してぇってな!」
 荒魂の復讐鬼が痛みを誤魔化すようにして、が邪悪な笑みを浮かべながら、四王天・焔(妖の薔薇・f04438)の影に憎悪の感情を増幅させる手裏剣を放った。
「……えっ? なんで? 別に、そんな事、考えていないけど……」
 焔がキョトンとした表情を浮かべ、荒魂の復讐鬼の問いかけに答えた。
 それと同時に、足元に刺さった手裏剣が跡形もなく砕け散り、荒魂の復讐鬼が悔しそうに拳を震わせた。
 それは荒魂の復讐鬼にとって、予想外の出来事。
 本来であれば、焔が復讐鬼と化し、大暴れしているはずだったようである。
「相手が一般人なら、まだしも……私達には効きませんよ、その攻撃……」
 その間に、氷咲・雪菜(晴天の吹雪・f23461)が荒魂の復讐鬼の死角に回り込み、フローズン・ランス(槍)で脇腹を突き刺した。
「しっ、しまった! ゆ、油断した! 俺が悪いのか。いや、違う。俺は悪くない。悪いのは、コイツ等だ!」
 荒魂の復讐鬼が脇腹を押さえながら、猟兵達に敵意を向けた。
 だが、予想以上にダメージを受けてしまったため、脇腹から流れ落ちる血が止まらない。
 その事を考えないようにしながら、荒魂の復讐鬼が猟兵達に対する憎悪を膨らませた。
「そんな目をしても無駄よ。この剣に誓いを込めた以上、どんな事があっても退く訳には行かないから……!」
 星川・杏梨(聖炎の剣士・f17737)が流星の聖剣を握り締め、流れるようにしながら荒魂の復讐鬼に斬りかかった。
「だったら、そんな誓い……忘れちまえ! お前だって、死にたくはねぇだろ? 痛い思いなんて、したくはねぇだろ? だったら、すべてを諦めて、命を差し出せ! そうだ、それがイイ! クカ、クカカカカ!」
 荒魂の復讐鬼が焦点の合わない目で、不気味な笑い声を響かせ、何かに取り憑かれたように忍者刀を振り回した。
「そもそも、あなたは、ここにいるべきではありませんわ。蘇った過去は、あるべき場所に還るべき」
 ソフィア・エーデルシュタイン(煌珠・f14358)が【煌矢(キラメキノヤ)】を発動させ、青玉髄の楔(氷属性)を雨の如く降らせた。
「そう言われて、素直に還る訳ねぇだろうが! 俺は生きるっ! 絶対に生きる! お前達が何と言おうと俺は生きるっ! 絶対に、なァ!」
 荒魂の復讐鬼が自分の身を守りながら、猟兵達に対して吠えた。
「もう怒ったからね。……えいっ!」
 ヴィヴィが【エレメンタル・ファンタジア】が炎の竜巻を発生させ、荒魂の復讐鬼に襲いかかった。
「ぐるるるるるるあっ! ふざけんじゃねえぞ!」
 それでも、荒魂の復讐鬼は怯む事なく、炎の竜巻に巻き込まれながら、猟兵達に対して吠えた。
 その間も、身体に纏わりついた炎が、荒魂の復讐鬼の身体を焼き、異様なニオイが辺りに漂った。
「これ以上、被害を拡大させる訳には行きませんね」
 その事に危機感を覚えたシャルファが、【星を呼ぶ歌(ホシヲヨブウタ)】を発動させ、攻撃の意思を持って歌声を響かせながら、空から流れ星を降らせて、荒魂の復讐鬼にブチ当てた。
「ぐっ! これは……避けられねぇ!」
 その攻撃をモロに喰らい、荒魂の復讐鬼がゴムマリの如く吹っ飛んだ。
「まだ終わった訳ではありませんよ」
 そこに追い打ちをかけるようにして、雪菜が【サイキックブラスト】を発動させ、両掌から高圧電流を放ち、荒魂の復讐鬼を感電させた。
「あががががっ! ち、畜生! ふざけやがって!」
 荒魂の復讐鬼が激しい怒りを爆発させ、猟兵達を睨みつけた。
 しかし、体が痺れているせいで、忍者刀を握る手が小刻みに震えていた。
「……随分と焦っているようね?」
 杏梨が【スチームエンジン】を発動させ、蒸気エンジンを搭載した流星の聖剣で、荒魂の復讐鬼に斬りかかった。
「俺が焦っている……だと!? そんな訳がないだろ! この程度の攻撃で、俺が焦る訳……ググ……ギギギギギィ!」
 荒魂の復讐鬼が杏梨の攻撃を忍者刀で受け流しながら、イラついた様子で歯を剥き出しにした。
「それなら、もっと攻撃しても、大丈夫そうでわね」
 ソフィアが一気に間合いを詰め、水晶髑髏(骨格標本)を振り下ろした。
「そう簡単に俺をやれると思ったら、大間違いだ!」
 荒魂の復讐鬼が荒々しく息を吐きながら、忍者刀で水晶髑髏を弾いた。
「ならば、その言葉……そのままお返ししますわね」
 ソフィアが含みのある笑みを浮かべ、荒魂の復讐鬼の懐に潜り込み、水晶髑髏をブチ当てた。
「それじゃ、行くよぉ~!」
 続いて、焔が【混沌七彩符(カオティックレイ)】を発動させ、七属性(炎・冷・雷・光・闇・心・無)の光線を放った。
「ぐがっ! こ、これは……!」
 荒魂の復讐鬼が忍者刀を握り締め、恨めしそうに焔を睨みつけた。
 だが、七属性の光線を喰らったせいで、身体が痺れて動かず、反撃を仕掛ける余裕もなかった。
「蓮の花々よ、私に力を貸してね!」
 その事に気づいた、かすみが【幻想の蓮花(ロータス・イリュージョン)】を発動させ、旋風刃(巨大な薙刀)を七色に輝く蓮の花びらに変化させ、荒魂の復讐鬼に攻撃を仕掛けた。
「だから……どうしたァァァァァァァァ!」
 その攻撃を真正面から受け止め、荒魂の復讐鬼がケモノの如く吠えた。
 その気持ちに反して、七色に輝く蓮の花びらが荒魂の復讐鬼の身体を切り裂き、大量の血で地面が真っ赤に染まった。
 それを嘲笑うようにして、背後で真っ赤な炎が揺らめいたものの、その事を気にしている余裕は、荒魂の復讐鬼になかった。
「許さねぇ、許さねぇ、許さねぇ! 俺をこんな気持ちにさせた、お前達を……許さねぇ!」
 それよりも猟兵達に対する怒りが膨らみ、両目をギラギラさせながら、紅く染まった忍者刀で猟兵達に斬りかかってきた。
「これは……さすがに、マズイかも知れないね」
 即座に、フルム・サーブル(森林の妖精さん・f03354)が妖精さんの奇妙な鍵(斧)で忍者刀を弾き、気まずい様子で汗を流した。
 荒魂の復讐鬼はリミッターが外れているらしく、限界を超えた肉体が、悲鳴を上げるようにして血を流していた。
 それでも、荒魂の復讐鬼の暴走は止まらず、全身血塗れになりながら、猟兵達に襲いかかってきた。
「確かに、マズイが……まだまだだなっ!」
 その邪魔をするようにして、大威・景(スペースエルフの刀使い・f31866)が宙之太刀(太刀)を握り締め、荒魂の復讐鬼に斬りかかった。
「おいおい、マジか? シャレにならねぇな。まあ、肉の塊がひとつ増えるだけだがな!」
 荒魂の復讐鬼がケタケタと笑いながら、景の攻撃を忍者刀で受け止め、もう一本の忍者刀で斬りつけた。
「……俺の話を聞いていなかったのか? ……言ったろ。まだまだ、だって!」
 その攻撃をギリギリのところで避けた後、景が宙之太刀を握り直して、【剣刃一閃】を発動させ、荒魂の復讐鬼が持っていた忍者刀を切断した。
「ギギギィ! フザけた真似をしやがって! 許さねぇ、絶対に……許さねぇ! 殺す、殺す! 絶対に……殺す! お前だけは……許さねぇ!」
 荒魂の復讐鬼がギチギチと歯を鳴らし、切断された忍者刀を怒りに身を任せて、地面に叩きつけた。
「……」
 その間に、月影・左京(夫婦ゲーマーのはわっ担当・f06388)が忍び足で、荒魂の復讐鬼の背後に迫り、左京のワンド(に見せかけたメイス)を何度も勢いよく振り下ろした。
「ぐぬぬっ! テ、テメエ! 何をしやがるっ! 危うく、あの世に行くところだったじゃねぇか!」
 荒魂の復讐鬼が頭から大量の血を垂れ流し、両目を血走らせて、忍者刀を握り締めた。
「は、はわっ! そんなに怖い顔をしても、無駄よ! あなたの弱点が分かったわ! 私が、いまから、それを証明しますっ!」
 左京が恐怖で腰を抜かしそうになりながら、【達人の智慧】で弱点を指摘し、それを証明するようにして、左京のワンド(に見せかけたメイス)で荒魂の復讐鬼の頭を叩いた。
 その途端、守護明神が出現し、荒魂の復讐鬼の動きを封じ込めた。
「な、なんだ、コイツは! これじゃ、動く事が出来ねぇじゃねえか! 離せ! 離しやがれ!」
 荒魂の復讐鬼がムッとした様子で、ジタバタと暴れた。
「このチョップを、ただのチョップだと思ったら、痛い目を見るよ!」
 次の瞬間、フルムが【妖精さんチョップ(フェアリーチョップ)】を仕掛け、手刀打ちで荒魂の復讐鬼を真っ二つに切り裂いた。
「う、嘘だ……ろ!」
 次の瞬間、荒魂の復讐鬼の身体が崩れ落ち、血溜まりの中に沈んでいった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​



最終結果:成功

完成日:2022年03月06日


タグの編集

 現在は作者のみ編集可能です。
 🔒公式タグは編集できません。

🔒
#サクラミラージュ
🔒
#幻朧戦線
🔒
#逢魔弾道弾


30




種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は宵雛花・十雉です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


挿絵イラスト