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殲神封神大戦⑲〜対大賢良師『張角』

#封神武侠界 #殲神封神大戦 #殲神封神大戦⑲ #大賢良師『張角』



「蒼天、すでに死す」

「黄天、まさに立つべし」

「蒼!天!已!死!黄!天!當!立!」

 仙界にある壮大な草原……太平道にて、オブリビオン・フォーミュラ、大賢良師『張角』は配下の黄巾オブリビオンの軍談と共に、猟兵たちを待ち受けるのであった。


「さあ、殲神封神大戦も大詰めだ。ようやくオブリビオン・フォーミュラである大賢良師『張角』へと道が開いた」
 集まった猟兵たちへと、千早・鴉綺(武装機械・f02816)は早々に要点を伝え始める。
「大賢良師『張角』は仙界の広大な草原「太平道」に陣を敷き、数十万にも及ぶオブリビオンの軍勢を率いて猟兵を待ち受けている。
 皆は異門同胞で操られたオブリビオンを蹴散らし、全てを骸の海に導き、自身が統治する事が平和だと謳うヤツ……大賢良師『張角』を倒してほしい」

 気をつけるのはと右手をあげ、数えながら指を立てていく。
「ひとつ、張角の檄により軍勢が強化される事」
「ふたつ、自身と同じ強さの【妖術を操る地公将軍『張宝』】と【武芸に長けた人公将軍『張梁』】を召喚してくる事」
「そして三つ目。状況によっては戦術宝貝【黄巾力士】と合体して向かってくる事」

「とはいえ全部に対応しようとしなくていい。各自が確実に対応できる事をやってくれれば難しい事ではない筈だ。……今までの敵と違って先制攻撃などがあるわけでもないしな」
 ふう、と一息をついて続ける。
「とはいえ、ヤツは腐ってもオブリビオン・フォーミュラだ。慢心せずに行ってきてほしい。
 無事に皆が帰ってくるのを待っている」
 そう締めくくると、戦場へと猟兵を送り出す準備を始めるのであった。


林言音
●お疲れさまです。
 閲覧ありがとうございます、林言音です。
 今回は(多分)ラスボスのオブリビオン・フォーミュラ、大賢良師『張角』の討伐がお仕事の、一章完結戦争シナリオとなります。

●補足その1
 プレイングボーナス……黄巾オブリビオンの大軍勢を蹴散らし、張角と戦う(先制攻撃はありません)。

●補足その2
 アドリブ、連携、それぞれがNGの場合のみプレイングにご記載ください。
 お連れさまがいる場合は愛称とID、もしくはチーム名をご記載願います。

 皆様のプレイング、お待ちしております。
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第1章 ボス戦 『大賢良師『張角』』

POW   :    戦術宝貝「黄巾力士」
無機物と合体し、自身の身長の2倍のロボに変形する。特に【巨人兵士型宝貝「黄巾力士」】と合体した時に最大の効果を発揮する。
SPD   :    黄巾三巨頭
戦闘用の、自身と同じ強さの【妖術を操る地公将軍『張宝』】と【武芸に長けた人公将軍『張梁』】を召喚する。ただし自身は戦えず、自身が傷を受けると解除。
WIZ   :    黄巾之檄
【「蒼天已死 黄天當立」の檄文】を聞いて共感した対象全ての戦闘力を増強する。
👑11
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フィロメーラ・アステール
わかった、全力で当たらせてもらう!
こうなったら出し惜しみは無しだ!
ありったけのパワーで敵を撃つ!

【星の遊び場】を発動するぞ!
雷【属性攻撃】の雨を降らせて敵軍をやっつける!
【天候操作】の【全力魔法】ってワケ!
電撃の【鎧無視攻撃】なら、敵の動きを止めたり、ショックで士気を殺いだりするのに向いてると思う!

光を操って【視力】を強めることでよく見て【情報収集】し、敵の勢いのあるところとか、重要そうな所を狙う!
例えば先鋒を止めたら後ろがつっかえる、身体のデカい奴を黙らせれば不安が広がる、そんな感じ?

やがてボスの居所もわかってくるはず!
指導者が近いと混乱が少ないから!
そこに【気合い】入れた必殺の雷を放つぞ!




 大賢良師『張角』、こいつを倒せば終わる。
「全力で当たらせてもらう!!」
 星の衣を翻し、フィロメーラ・アステール(SSR妖精:流れ星フィロ・f07828)は魔力を世界へと預ける。空には満天の星が煌めく。
 その時。流れる星は、戦場のオブリビオン達へと電撃の雨となり降り注いで。
 それは鎧を貫き、彼らの足を止めさせるには十分な威力であった。

「どこかなー?」
 光を操り、視力を強化し。空から戦場全体の情報を集めていく。
「さぁ、最高にラッキーな時間の始まりだぞー!」
 先ほどの攻撃から勢いを立て直した場所を見つけ、さらに星を流す。
 それは、前線にいるオブリビオンへと重点的に降り注ぎ、さらには大きい黄巾力士の動きを止め、後ろをその場に縫い付けることに成功する。
 そうして動きの止まった黄巾力士の周りからは、焦燥感、不安、混乱が伝播し、勢いが削がれていく。

 再び流れる星と踊る様に、フィロメーラは次々と混乱の少ないところを探し、星を降らせ、潰していくことで陣の中枢へと入り込んでいく。

ー見つけたー

「出し惜しみはなしだ!」
 ありったけのパワーを込めた必殺の雷は、目測違わずに大賢良師『張角』へと向かっていくのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

穂村・耶子
無双形ゲームってやつだね
まあ、そう簡単には行かないって分かってはいるよ

一人ずつ斬るのも面倒だし、ここはUCで一気にミンチにしちゃおう
ボクが放つのは空間の断裂だから、どんな物体も触れただけでバラバラにできるしね
どれだけ兵士が強化されても、防御無視攻撃なんだから関係ないよ

網の目状の空間断裂をレーザー格子みたいに放って、兵士を斬り捨てながら軍勢の中に道を作ろう
死にたくなかったら、素直に道を開けることだね

張角まで辿り着いても戦い方は一緒かな?
一気に間合いを詰めると見せ掛けて、至近距離でUCを放てば避けられないでしょ
全身バラバラにできなくても、腕の一本でも取れれば御の字だね




 無双形ゲームってやつだね
 草原を埋め尽くすほどのオブリビオンの軍勢を眺めながら、穂村・耶子(甘党残念剣士・f35497)は自身の世界で流通しているゲームの一ジャンルに例え、なぎなたを構える。

「一人ずつ斬るのも面倒だし、ここは一気にミンチにしちゃおう」

 赤と白の残像を残しながら、向かってくるオブリビオンの群れへと駆け出し、そのままなぎなたを一振りすると、耶子の視界内に網の目状の線が走っていく。

『この攻撃からは逃げられないよ!
 秘剣、絶刃格子斬!』

 瞬時、オブリビオン達の体に走る線は空間の断裂となり、そのままバラバラにしていく。
 だが、流石に数が多い。バラバラとなった仲間を乗り越え、耶子へと群がってくる新たなオブリビオンの群れ。
「まあ、そう簡単には行かないって分かってはいるよ」
 敵の前線へと、なぎなたを横一線に振り払い、薙、再び空間断裂を展開。陣の奥にて黄巾力士と合体し、2倍の大きさとなった張角へと道を切り開いていく。

「死にたくなかったら、素直に道を開けることだね!」
 しかし、オブリビオンの群れは道を開けるどころか、耶子を飲み込もうとばかりに、山となり襲ってくる。
 流石に数が多い……だが、効いていないわけでもなく。
 焦らず確実に。視界の端に映った空からの襲撃にも冷静に薙刀を振り、堕とす。

 さあ、蹴散らしていこう。

大成功 🔵​🔵​🔵​

馬県・義透
生前は戦友な四人で一人の複合型悪霊。正月の恨みは多大

第一『疾き者』のほほん唯一忍者

ではー、遠慮なくUC使いましてー。
私は陰海月に騎乗して空中へ。
ふふ、あとは全力魔法つけつつ視認すればよいのですよー。
ええ、兄弟呼び出そうとも、広範囲な嵐の前では無力なのですからー?
吹き飛ばされなさいなー。

☆UCによる呼び出し☆
第四『不動なる者』盾&まとめ役な質実剛健古風武士

わしなのは、UC名からか。わしとお前だからな。
わしは霹靂に騎乗して空中へ。
そうであるな。これ、範囲攻撃になっておるからなぁ…重力属性もつけておこう。
ちなみに、結界術で視界は確保してあるから、見失うこともない。


陰海月&霹靂、呆然(初めて見る)




 馬県・義透(死天山彷徨う四悪霊・f28057)たちは、のんびり過ごすはずだったお正月を台無しにした張角をそれなりに……いや、かなり恨んでいた。

「ではー、遠慮なくー」

『悪霊は悪霊らしく』

 義透……忍者である疾き者はぷよぷよと癒されるフォルムの陰海月に騎乗。ある程度上昇したところで、別人格である不動なる者を召喚し、術式を展開していく。
『わしなのは、術式からか。わしとお前だからな』
 質実剛健、古風な武士として在る不動なる者はヒポグリフ……霹靂へと騎乗し、空へと駆け上がる。それは地だけでなく空へも広がるオブリビオンの軍勢を把握する為である。

『むべ山風を 嵐といふらむ』

 彼らの展開した術式の中で、渺々と吹く風に乗って、雷と呪詛が吹き荒れていく。
 秋も深まった頃に吹く山風のように。
 昔の歌人が歌に詠った嵐のように。
 それは、厳しい冬を感じさせるものであった。

 更に不動なる者は、術式へと手を加え重力属性を差し入れていくことにより、威力を倍増させ、彼らの把握している範囲のオブリビオン達を圧倒していく。

 義透たちが嬉々として展開していく術式によって蹂躙されていくオブリビオン達。それらを陰海月と霹靂は呆然と見つめるのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ジョン・シゲルソン
実につまらない発想だ。
独裁の果てに待つのは停滞か破滅と大体相場が決まっている。
優れた人間ほど己を顧みる為に信頼できる友を側に置いておくものだ。
ああ、オブリビオンだ、などと言う詭弁は結構。(かぶりを振りながら

それでは、未来の為に独裁者を討ちに行くとしよう。
探偵の観察眼を使い、ステッキを交えた近接格闘で敵オブリビオンの群れの攻撃を捌いていく。数では到底敵わないが、だからこそ上手く躱せば彼らの同士討ちを誘う事も可能だろう。
群れを捌き、張角と対峙すれば、2人の将軍が現れると言う話だが……まともにやりあう事は無い、本体を叩けば彼らは消える。
引き続き探偵の観察眼でその攻撃を捌き、張角へと痛打を浴びせよう。




「実につまらない発想だ」
 向かってくるオブリビオンの群れを見据え、ステッキを片手に構えるは、ジョン・シゲルソン(明かす者・f36105)である。

 視界に入る全ての敵の動作を具に観察し、更に次の動きまでを瞬時に推測。そこから更に、瞬きよりも短い時間で相手を倒すのに有効な一撃を置きに行く。
 一体一体を対処しているように見せながら、その実、目の前の敵の動きを抑制することにより、その背後の敵を同士討ちを誘っている。

 目の前で倒れるオブリビオンの背を乗り越え、ステッキを交えた近接格闘術と探偵としてのスキルを最大限活用していくことで次々と対多数戦をこなしていく。

「独裁の果てに待つのは停滞か破滅と大体相場が決まっている」
 正面から向かってくるオブリビオンをステップで回避し、つんのめったところを脚で払い、軽くステッキで背を押す。
「優れた人間ほど己を顧みる為に信頼できる友を側に置いておくものだ」
 背後から迫る気配へと、そのまま左拳を打ち上げ顎を捉え、肘を回し吹っ飛ばす。
 そうしてたどり着くのは今回の首魁、大賢良師『張角』。
 「ああ、オブリビオンだ、などと言う詭弁は結構」
 かぶりを振りながら、ジョンは告げる。

「それでは、未来の為に独裁者を討たせていただこう」

大成功 🔵​🔵​🔵​

厳・範
故郷が戦争で大変なお爺、半人半獣形態で参戦。

封神台を壊した本人だ。一回は殴っておかんとな。
着いたのならば、UCを使用して黒麒麟へ。さて、この炎からは逃れられんし、黒麒麟の速度に追いつけるか?
何よりも…お前たちはオブリビオン。延焼は止めぬよ。

そして張角よ。ここに防衛布陣したが間違いだったな?
猟兵は多種多様なのだぞ?
わしの動きに制限はなく、自由に駆け抜けられる。黄巾力士と言えども、簡単には捕まらぬよ。

そして、密かに尾に括りつけておいた雷公鞭で痛め付けておく。
まあ…張角もロボも鳴き声を聞いているからな、燃えている気はするが…念のためである。


雨宮・かすみ
「ここはひとまず空からの攻撃を仕掛けます。」「相手は大軍。少しでも数を減らして他の猟兵の方の手助けになればいいのですが。」
【空中戦】【空中機動】の技能を使用します。
【WIZ】で攻撃です。
攻撃は、【継続ダメージ】と【鎧無視攻撃】と【貫通攻撃】を付け【フェイント】を絡めた【マスカレード】を【範囲攻撃】にして、『大賢良師『張角』』達を纏めて【2回攻撃】します。相手の攻撃に関しては【残像】【オーラ防御】で、ダメージの軽減を試みます。
「(攻撃を回避できたら)残念、それは残像です。」「私の役目は少しでもダメージを与えて次の方に繋げる事です。」
アドリブや他の方との絡み等は、お任せします。




「封神台を壊した本人だ。一回は殴っておかんとな」
 そう呟くのは厳・範(老當益壮・f32809)。自身の故郷が戦火に巻き込まれたことに憤りつつも、平静を装いながら、自身の本性である黒麒麟に変化し、空へと駆けていく。

「ここはひとまず空からの攻撃を仕掛けます」
 範を追うように雨宮・かすみ(サイボーグのシーフ・f27880)も空高く上昇し、その機動力で空を飛ぶオブリビオン達を翻弄していく。

「少しでも数を減らして他の猟兵の方の手助けになればいいのですが」
 空中戦の高機動を維持したまま、かすみは仮面をつけた悪魔を召喚する。

『ーー!』
『炎の中で踊りなさい』
 瑞獣である範の鳴き声が戦場へ響き渡り、オブリビオンの身を燃やす炎が立ち上がるのと、
 かすみの召喚した悪魔が猛烈な炎を放つのは同時であった。

 空を飛ぶものは炎に巻かれ堕ち、地を行くものは炎に巻かれ倒れていく。
 星が流れ、雷が舞い、嵐が踊る。一部のオブリビオンは格子を描く場所へと誘導され、空間の断裂により細切れにされていく。

 そう。猟兵は多種多様なのである。
「私は道を作ります。存分に暴れてください」
 かすみの言葉へと範は頷き、オブリビオンの群れへと向かっていく。範を狙う個体をかすみが打ち抜き、張角ごと二度炎を放つ。その炎は鎧にて防ぐこと叶わず、さらには燃え続けることでオブリビオン達へとダメージを与え続けていく。
「私の役目は少しでもダメージを与えて次の方に繋げる事です」
 赤い軌跡を描き、向かってくる黄巾力士を残像にて翻弄し、さらに地へと堕としていく。

 瑞獣である範の鳴き声を耳にした張角は、近くにいた黄巾力士と合体し、自身の身長の2倍となるロボへと変形していた。
 だが、オブリビオンである張角を燃やす炎は消えず。

「張角よ。ここに防衛布陣したが間違いだったな?わしらの動きに制限はなく。自由に駆けられる。黄巾力士と言えど簡単に捕まらぬよ」
 地にて立ち回り、張角を翻弄していく仲間の誘導により、張角の無防備な部分が露わになる。
 そこへ範の雷公鞭が、そこに集った猟兵達の渾身の一撃が吸い込まれていく。

 かくして、オブリビオンフォーミュラ、大賢良師『張角』は地へと伏すのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2022年02月02日


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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


挿絵イラスト