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未ダ其ノ戦ハ終エズ

#サクラミラージュ



 雪の降る人気の無い深夜の通りを、目元の赤く腫れた女性が一人歩く。
 そのまま町を出て、ふらふらと彷徨い、何処かに向かう。
 長く歩いた先の林に入り、更に奥へ。
 彼女の手には小さな鞄と縄を持っている。
「あゝ、わたくしも、すぐそちらへ参ります」
 倒木の上に乗り、寒さに悴んだ指で幻朧桜に縄を括り付け、首に縄をかけた時。

 ザァ……と強い風が吹き、幻朧桜の花弁が視界を覆う。
 風によろめき、彼女は倒木から足を滑らせ転倒してしまった。
 痛む足首を引き摺りながら立ち上がると、結んだ筈の縄が切れて地に落ちている。
 呆然としたまま桜の前で立ち尽くす彼女の肩を、血の臭いを纏った軍人が掴んだ。


 一年中咲き乱れる神秘の幻朧桜は、傷ついた影朧達を呼び寄せる。
 そんなサクラミラージュで、影朧の長期的な悪影響による自殺の連鎖を予知したと、メトゥ・ヴィルガ(優しい彷徨い砂・f33096)が詳細を話し出す。
「どうやら、一般人の女性が影朧を匿っている様ですが……」
 しかし、容疑者の女性が何処に影朧を隠しているのかは不明。
 何らかの事情で影朧に惹かれる人は存在するが、影朧が長く存在していると「世界の崩壊」に繋がってしまう。
 早急に影朧を鎮め、討伐しなければならない。

「なので、まずは彼女の行きつけであるカフェーで聴き込みをしましょう。何か悲しい事情がありそうな様子、穏便な方法でお願いします」
 そのカフェーは、店長の老紳士が60年程前から経営している古い小さな店。
 容疑者の行き着けであり、女学校時代からの友人が働いているようだ。
「このまま影朧が存在し続けてしまえば、彼女を始めとした自殺の連鎖が発生してしまいます。この悲しい事件、未然に防ぎたいのです」
 メトゥは猟兵達に向けて、僅かに悲しそうな表情で頭を下げた。


神森みくに
 こんにちは、神森みくにです。
 OP及び此方に目を通して下さり、ありがとうございます!

 今回は少し哀しい話。
 最終目標は「影朧の救済」でございます。

●【第一章:日常】
 容疑者の女性がよく訪れるカフェーでの昼前。
 ゆったりしつつ、店員や容疑者、常連客や店長に話を聴いてみる事で、情報が得られます。

 以下はメニューの1例です。
 焼き立て食パンにバターと苺ジャム。
 ふわふわオムレツとミニサラダ。
 ハムと野菜、たまごのサンドウィッチ。
 ホットケーキ。
 あんみつ。
 紅茶、珈琲、ココア、ミルク。

 本章のPOW、SPD、WIZは一例ですので、皆様の自由な発想で行動をお楽しみ下さい。

●【第二章:冒険】
 影朧が潜伏している迷宮を探索します。

●【第三章:ボス戦】
 戦闘中に皆様が説得をたくさん試みた場合、影朧は転生が可能となります。
 勿論、普通に倒しても問題なく事件が解決します。

 どの章からでもお気軽にご参加お待ちしております。
 単章だけの参加もどうぞお気兼ねなく。

 お連れ様がいる方は、双方相手のお名前を書いて頂き、なるべく日と時間を合わせて出して頂けると非常に助かります。

 2、3章は断章を挟んでから、プレイングの募集を開始いたします。
 その他連絡事項は、マスターページやタグにて随時お知らせしておりますので、ご確認して頂けると幸いです。
 それでは、皆様よろしくお願いします!
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第1章 日常 『大正浪漫の溢れるカフェーで』

POW   :    甘味や食事を楽しむ

SPD   :    珈琲や紅茶や飲み物を楽しむ

WIZ   :    人々との歓談を楽しむ

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淡紅屋・ほまれ
●行動指針
- 【最優先】容疑者の友人である店員に聞き込みをする
- 怯えさせることがないように対応する

●心境
自殺の連鎖…苦しみや悲しみ故に命を絶とうとするその気持ちの辛さはいかほどでしょう…。
そのようなことは起きないほうがいいですものね。

まずは店員の方にホットケーキを頼んで、
容疑者の女性について話すきっかけを掴んでみます。

こちらのホットケーキ、とても美味しそうですね。
常連さんもよく頼まれたりするんでしょうか?
…そう常連といえば、こちらのお店の常連である女性についてお伺いしたいのですが…。

もしなにか悲しいことがあったというのなら、
その気持ちに寄り添っていければと思うのです。
アドリブ・連携歓迎



「いらっしゃいませ、空いている御席へどうぞ!」
 街角の古いカフェーへと聞き込みに訪れた淡紅屋・ほまれ(咲き誇る春の君・f35480)を出迎えたのは、明るく人好きそうな女性店員。
 二人掛けのテーブル席に座って、その店員が聞き込み相手だとメモを確認し、小さなメニュー表からホットケーキを注文する。
 朝のお客が去り、まばらにお客が座っている静かでゆったりとしたカフェーを、そわそわとほまれが観察していると、四角いバターが乗った、艶のある焼き加減のホットケーキと、小さなピッチャーに入ったメープルシロップが運ばれて来た。
「こちらのホットケーキ、とても美味しそうですね。常連さんもよく頼まれたりするんでしょうか?」
 焼き立てホットケーキに声を弾ませながら、ほまれが店員に話し掛ける。
「はい!店長自慢のホットケーキで、常連さんも私も大好きなんです」
 嬉しそうに話す店員に、少し離れた席の常連客から小さく笑い声が響いた。

「常連といえば、こちらのお店の常連である女性についてお伺いしたいのですが……」
 ×××さんの事でと話題を出す。
 店員は驚いた様子で、何かありましたか?とほまれに尋ね返す。
「帝都の近くで影朧が潜んでいる噂がありまして、×××さんが狙われているかもしれないのです」
 ほまれの話に慌て出し、×××は女学生時代からの友人で、確かに店の常連であるとも話してくれた。
(「容疑者だと言ってしまうと、怯えさせたり警戒されて、聞き込みが難しくなるかもしれないからね」)
 それに、友人が容疑者だと言われてはショックを受けてしまうかもしれないと、ほまれは気遣ったのだ。
「あの、彼女は半月程前に官憲だった婚約者を亡くして……彼女達はとても仲が良かったから、塞ぎ込んでしまったんです」
 殺人事件を追っている最中、犯人と揉みあいになって胸を刺され、そのまま殉職してしまったらしい。
 直ぐ彼女の元へ行き、一人で抱え込まない様にと話を聞きに行ったのだが、あまり会話の出来ない状態だったそうだ。
「彼女に無理言って、時々カフェーに来てもらっているんです。一人で閉じ籠らないようにって」
 だが、5日程前から違和感があると店員が恐々話し出す。
「どんどん顔色が悪くなっていて。思い悩んでいるみたいなのに、どうしたら良いのか……」

 これが自殺の連鎖が起こるであろうきっかけで、影朧と接触が始まったのは5日程前からだろう。
「ありがとう御座います。悲しい事があったというなら、その気持ちに寄り添っていければと思うのです」
 不安そうな店員にほまれが、諦めず傍に居てあげて欲しいと温かく微笑む。
 少し涙ぐみながらも、笑って頷いてくれた店員に、ほまれは安心してホットケーキを口に運び出した。

成功 🔵​🔵​🔴​

御園・桜花


女性が来る迄カウンターでのんびりココアや珈琲をお代わりしながら待つ
女性が来たら手洗いに立つ振りをしてUC「蜜蜂の召喚」使用し席に戻る
彼女を蜜蜂に見張らせて様子を観察
サンドイッチを追加注文してモグモグ食べながら彼女の顔色や何か呟いていないか確認
彼女が店を出たら蜜蜂にそのまま追跡させながらカフェ店主に質問
「先程帰られた方、雰囲気が随分暗かったようですけれど、何かお悩み事でもあったのでしょうか。常連さんのようですけれど、お力になれるならお手伝いして差し上げたいのですが」
家への道順確認出来る程度に視覚を蜜蜂に割り振りつつ話を聞く
耳だけでメモ取り後で読めない字に苦戦しつつ彼女が家等に辿り着く迄話を聞く


アマネセル・エルドラート
アドリブ・連携歓迎

「とりあえず、話を聞いてみない事には始まらないわね。」
とは言え、あまりにも事件を調査している、と言う雰囲気を出し過ぎても警戒されて聞ける話も聞けなくなってしまうので。
あくまでもカフェーに訪れた一人の客として、コーヒーとホットケーキを注文。

「美味しそうなホットケーキね。そう言えば、このお店によく来てるらしい女の人の事なんだけれど…。」
飲み物と料理を運んできた店員に容疑者の女性について、ホットケーキとコーヒーを楽しみつつ何か女性について最近変わった事はなかったか聞いてみる事にしよう。
容疑者を追っていると言う雰囲気を出さないよう、ここはあくまで世間話程度の感覚で。



「とりあえず、話を聞いてみない事には始まらないわね」
「それと、彼女の動きも気になります」
 店に入る前に交わした二人の会話。
 共に転送されて来た御園・桜花(桜の精のパーラーメイド・f23155)とアマネセル・エルドラート(時計ウサギのアリスナイト・f34731)は、カフェーに訪れた一般客として振る舞いながら、容疑者の女性が来るのを待っていた。
「やっぱりカフェの飲み物って美味しいです」
 カウンター席に座って、ココアのほんわりした甘味と苦味を楽しむ桜花。
「このホットケーキも美味しそうよ」
 その隣には、目の前に置かれたホットケーキへ笑顔でナイフを入れているアマネセル。
 カランと入口の鈴が鳴り、静かにカウンター席に座った、暗い表情の女性。
 桜花は目線でアマネセルに合図を出し、一旦奥のお手洗いへと向かう。

『おいで蜜蜂、花の蜜をあげましょう。私の代わりに追い駆けて、全てを見てくれるなら』
 【蜜蜂の召喚(ミツバチノショウカン)】で桜花は数匹の蜜蜂を召喚し、視界を共有したまま、容疑者の女性を見張らせる。
 おまたせ、と桜花が席に戻り、女性が店を去るまで様子を見つつ、二人はホットケーキとサンドウィッチを一口ずつ交換しあった。
「それじゃあ、またね。必ずまた来てよ」
 容疑者が店員に見送られ、店から出て行った。
 変わらずに暗い雰囲気で去った女性の後を、桜花の蜜蜂が後を追う。
「先程帰られた方、雰囲気が随分暗かったようですけれど、何かお悩み事でもあったのでしょうか」
「このお店によく来てるらしい女の人の事なんだけれど……」
 桜花とアマネセルが、店長と店員に尋ねてみる。
 少し悲しい事があった、と店長が答えてくれるのを、会話が終わらない様追及する桜花。
「お力になれるなら、お手伝いして差し上げたいのですが」
 それに同意する様に頷き、アマネセルが更に質問をする。
「何か彼女について、最近変わった事はなかったかとか」
 気になる!という雰囲気で食い下がる桜花とアマネセルに根負けした店長が、記憶を辿る仕草を始めた。

「数日前、閉店間際に彼女が来てね、彼女自身の大叔母さんについて聞きに来たよ」
 何で?と、店員も知らない話題のようで食い付いている。
 桜花は視界だけを蜜蜂と共有している為、膝の上に置いた手帳に感覚だけでメモを取っていく。
 首を傾げるアマネセルに、店長も肩をすくめながら、理由を詳しく話してくれなかったと教えてくれた。
「私の兵役時代に知り合った友人と、結婚の約束をしていたという話さ。でも友人は、兵士にしてはあまりに真面目で優しすぎた為に、退役する頃には心を壊してしまっていてね」
 実家に帰った後も散々だったらしく、殺傷事件を起こした後に自殺して、その大叔母も友人の後を追ってしまったらしい。
「そうだったんですね……あ、約束で思い出したんですけど」
 店員がふと、一ヵ月前にカフェーで彼女とのやり取りを話してくれた。
「×××は、彼とよく帝都の外にある薔薇園や森林公園に行っていたの。一ヵ月前に、初めて出掛けた思い出の場所で婚約指輪を貰ったって、カフェーに飛び込んで来た事があったんです」
 幸せになって欲しかった、と悲しそうにする店員を、店長が宥める。
「辛いお話しさせてごめんなさい。でも、幸せや面白い事は、探し続ける限り存在し続けるのよ」
 アマネセルが珈琲を飲みほして笑うのを、店長もそうだと頷いた。
 桜花が蜜蜂越しから容疑者が自宅であろう場所に入った事を確認し、アマネセルの膝をちょんとつつく。
 色々ありがとう、とっても美味しかったです、とお礼を言って店を後にする二人。

 路地で桜花とアマネセルがメモを見ると、感覚だけで書いた桜花の字は悲惨の一言。
 重なったり分解された文字を、二人で悪戦苦闘しながら解読し終える頃には、すっかり陽が傾いていた。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

鹿村・トーゴ
●○
うーん
この世界で影朧を匿う、といやあやっぱ大事な身近な人の喪失がきっかけかね
標的の女性とは入れ違いに入店

注文を取りに来た店員さんに
「なんかさっきすごい沈んだ感じのおねーさん出てったけど?」と会話のきっかけを

寒いよなーと、ホットココアを頼み
あの人知ってんの?よく来るとか
と、常連だという事や彼女の身の上に遭った事を店長と店員二人で話すよう仕向けそれを相づち打ち神妙に聴く【情報収集】

あんた達みたいに親身に心配してくれる人もいるのになー
ま、オレも大事な幼友達亡くしたからおねーさんが沈むのも解るよ
あーゆー出来事は時間止まっちゃうからね…(ココアを飲んでお代を置き
はー温まった

あの人も
立ち直れると良いな



「また明日ね!」
 沈み切った表情の女性が店から出て行き、その背に声を掛ける店員達へと力無く手を振る。
 そんな彼女を横目で見ながら、鹿村・トーゴ(鄙村の外忍・f14519)が寒さに震えながら店に入った。
 寒いよなーと、注文を取りに来た店員にホットココアを頼む。
「なんかさっき、すごい沈んだおねーさん出てったけど。よく来る人?」
「気になりましたか……」
 そう言って困り顔をした黒髪の女性店員は、私の友人なんです、と答える。
 彼女は半月前に婚約者を亡くしてしまって、ずっと落ち込んでいるのだと、トーゴに話す。
「そっか……きっと、色んな思い出があっただろうな」
 赤髪の女性店員が運んできたホットココアをトーゴが一口飲む。
 そのトーゴの言葉に、そうなんですよと同意しながら黒髪の店員に手招く仕草をして、あれ何処だっけと、思い出話をし出した。
「×××が婚約指輪貰った思い出の場所って何処だっけ?薔薇園かなぁ」
「あの森林公園ですよ。彼が穴場を知ってるって、最初にデート行った場所」
 そんな所あるんだ、いいなぁ、と羨ましがる赤髪の店員に、トーゴも良いよなーと相槌を打って『情報収集』する。

「公園の奥にね、幻朧桜の傍で休める良い隠れ場があるんだよ」
 驚く二人の店員が、店長を凝視した。
 退役してすぐの頃に友人と共に見つけた場所で、彼女の婚約者にも教えていたらしい。
「私と友人の大切な場所を、彼女達も大切な場所にしてくれて嬉しいよ」
 懐かしそうに笑う店長に感動する店員二人の向こう側、店に入って来た男性が慣れた様子でテーブル席に座った。
 常連客の男性に、勝手知ったる動作でサンドウィッチと珈琲を持って行く黒髪の店員に、男性が×××さんの話題?と声を掛ける。
「彼女、5日前くらいから夜中に毎日何処かに行くのが職場から見えていてね、心配してるんですよ」
 それを聞いて店の全員が心配し、友人である黒髪の店員が意を決した様に、今日は×××の家に泊まりに行きます、と話す。
 皆が強く頷き、トーゴも神妙な面持ちで頷いた。
「あんた達みたいに親身に心配してくれる人もいるのになー」
 ありがとう、と黒髪の店員はトーゴに軽く頭を下げる。
 私達で元気付けよう、と意気込む赤髪の店員に、相槌を打ちながらトーゴは苦笑した。
「ま、オレも大事な幼友達亡くしたからおねーさんが沈むのも解るよ。あーゆー出来事は時間止まっちゃうからね……」
 驚愕に固まる店員達を置いて、はー温まった!と、トーゴは席を立つ。
 空になったココアのカップ横にお代を置き、手を軽く振りながら出口へ。
「あの人も、立ち直れると良いな」
 そう言いながら、トーゴは笑って店を後にした。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第2章 冒険 『うつろひの迷宮』

POW   :    とにかく進んで踏破する

SPD   :    なんらかの規則性を見つけて進む

WIZ   :    マッピングしながら進む

👑11
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 影朧を匿う女性は、半月前に婚約者を亡くしていた。
 そして、女性と婚約者の思い出の場所でもある、この森林公園に影朧が居る。

 陽の沈みかけた森林公園は、影朧が潜んでいる事を猟兵から教えられた管理者によって封鎖され、静まり返っている。
 その奥へ奥へと、道を外れて進むと奇妙な景色が広がっていた。

 雪柳や木蓮、薔薇の花咲く春。
 紫陽花にクチナシ、大輪の芙蓉が並ぶ夏。
 椛と銀杏、金木犀が香る秋。
 梅の花、山茶花と椿が混ざり合う冬。

 季節が混在する複雑な迷宮によって、幻朧桜までの路が隠されてしまっていた。
 影朧の影響か、または匿った女性がユーベルコヲドで造ったのか。
 幻朧桜の花弁が様々な方向から舞っていて、花弁を追って道を探すのは無理らしい。
 だが、他の突破方法は幾らでも在る。
淡紅屋・ほまれ
アドリブ・連携歓迎

●行動指針
- UC寵姫の瞳を花々に使用して、正しい道を聞く
- UCが抵抗された場合は、マッピングしながら警戒しつつ迷宮を進む

●心境など
花々がとても美しい場所ですね…。
きっとここには、季節の巡りを共に過ごした二人の様々な思い出があるのでしょう。荒らしたくはないですね。

UC寵姫の瞳を、迷宮に咲き誇る花々に使用して、
「慰め」ながら迷宮の正しい道を聞くことができないでしょうか。

お花さんたち、どうか道を教えてくださいませんか?
どうしても僕は、影朧と女性、どちらも救いたいのです。

なにか危ない罠がないかも警戒しつつ、進みます。
迷わないように、入り口から記録することも忘れずに…。


アマネセル・エルドラート


「普段と違う構造みたいね、やっぱり素直には通してはもらえないのかしら。」
四季折々のそれぞれの植物、同時に見るはずの無い光景が自身の視界の中で同時に成立している様子を確認してこの森林公園が普段の様子ではない事を把握する。
そうなると一旦戻って森林公園の構造を知る人に話を聞いたところで時間の無駄に終わるだろう、何とか自力で進むしかない。

「完全に異空間化、みたいな状況にさえなって居なければ、通っていない道を当たって行けば何とかなるわよね。」
道端に落ちている小さな石を拾って道の中央に置きながら進む事で既に通った道の目印としながら歩いていく。
総当たりだが、根気よく進めば目的の場所にはたどり着けるだろう。



 正常ならば決して同時に見る事は無い、四季が全て混ざり込んだ迷宮。
 普段の森林公園とは程遠い姿をしたこの場所を行くとなれば、戻って森林公園の構造を詳しく聞いたところで無駄に終わるだろうと、アマネセル・エルドラート(時計ウサギのアリスナイト・f34731)は溜息を吐いた。
「普段と違う構造みたいね、やっぱり素直には通してはもらえないかしら」
「それにしても、花々が美しい場所ですね……」
 アマネセルの後ろ、同時刻に迷宮に入った淡紅屋・ほまれ(咲き誇る春の君・f35480)が、様々な季節咲き乱れる景色に思わず見惚れる。
 完全に異空間化、みたいな状況にさえなっていなければ行けるわ!とアマネセルは、入口と現在地の冬から行ける分れ道をメモしていた、ほまれに話し掛けた。
「通っていない道を当たって行けば何とかなるわよね。マッピングをお願いね」
 ほまれは柔らかい笑顔で頷き、進む前に少しだけ良いですか?と、歩を進めかけたアマネセルを呼び止めた。

「お花さんたち、どうか道を教えてくださいませんか?どうしても僕は、影朧と女性、どちらも救いたいのです」
 ほまれは【寵姫の瞳】を発動し、魅惑的な視線を向けながら花々に優しく語り掛ける。
 粉雪混じりのそよ風の中、ほまれの耳に小さな声が届いた。
『壊さない?誰も殺さない?』
「えぇ。きっと此処には、季節の巡りを共に過ごした二人の様々な思い出があるのでしょう」
 彼女達の為にも荒らしたりはしないと、迷宮の花々を「慰め」る様に笑顔を向ける。
『いまなら……春、夏、秋、冬の順に通った後に秋へ戻って。そこに彼が居るよ』
 ぱぁ、と満面の笑みを咲かせて礼を言うほまれ。
 その様子に、落ちている小石を積んで現在地の目印を作っていたアマネセルが号令の声を上げる。
「道は分かったかしら?じゃあ、行きましょう!」

 アマネセルが先導し、ほまれが地図を書きながら二人で四季を歩く。
 冬から春を目指した筈が秋に辿り着いたりと、多少の時間を掛けながら、見えていた道を全て踏破した。
 出来上がった地図を、アマネセルとほまれが見ていると、道はちゃんと各季節に繋がっている事を確認出来る。
 これは、花々から聞いた「いまなら」という言葉を信じるならば、アマネセルとほまれが居る間だけ使える地図、という訳だ。
「春、夏、秋、冬の順に通ってから、秋に戻れば良いと言っていました」
「歩き回ったかいがあったわ。この目印の道から行きましょう」
 アマネセルが置いた、道毎に積み方を変えた小石の目印。
 薔薇の甘い香りのする春をスタートに、次は季節を順に巡り始める。
 すると、正しい順に進みだしたせいか、夏の森に入ると蝉時雨が鳴り響いていた。
「……何か危ない罠がないか警戒して行きましょう」
 ほまれの言葉にアマネセルも同意し、慎重に進む二人の頭上から、ボタボタッと蝉が数匹降ってくる。
「キャアアアア!!!」
「わあああああ!!!」
 頭を押さえながら飛び上がり、秋の道に向かって走り出すアマネセルとほまれ。
 足元にも転がり末期の叫びを上げている、特に殺傷能力は無い、日本の夏の風物詩たち。

 息を切らしながら、夢中で夏と秋を駆け抜けた先の冬。
「此処で秋に戻るのよね」
 いま来た道をそのまま戻ると、地図には無い新しい道が秋の森に出来ている。
 互いに視線を合わせて気を引き締め、幻朧桜の見える新たな道へ進んだ。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

御園・桜花
「ノームさんに地図ばかり作らせるのも切ないですから。今日は別の方法を試そうかと」

迷宮に入りUC「碧の迷宮」
入口を最奥として封じ迷宮にぴったり合わせた形で迷宮を作り元々の出口を開口部とする

「迷宮の作り手には、迷宮の形が分かりますもの。重ねて全く同じ形になるように作り上げれば、自ずと正しいルートも分かります。ただ、その間は他の方が入れなくなるのが難点と言えば難点ですね」
ルートを確認したら手帳に書き起こして速やかにUC解除
確認したルート通りに進んでいく
不意の罠等あった場合は第六感や見切りで躱して進んでいく

「時期問わず花咲く地を桃源郷と申しますもの。どうか、この優しさに沿う終わりを迎えられますよう…」



 通常の森林公園とは明らかに違う、四季が全て混ざり合う不思議な迷宮。
 その入口に立つ御園・桜花(桜の精のパーラーメイド・f23155)は、自身より背の高い大きな芙蓉を見上げながら考える。
「ノームさんに地図ばかり作らせるのも切ないですから。今日は別の方法を試そうかと」
 両手を広げて力を籠め、UC【碧の迷宮】を発動。
 現在地である入口を最奥として封じ、四季の迷宮にぴったり合わせた形の迷宮を作り、元々の出口を唯一の開口部とする。
「迷宮の作り手には、迷宮の形が分かりますもの。重ねて全く同じ形になるように作り上げれば、自ずと正しいルートも分かります」
 ただ、その間は他の方が入れなくなるのが難点と言えば難点ですね、と桜花は肩をすくめる。
 四季の迷宮を上書きするように出来上がった樹木の迷宮。
 桜花は把握した手順やルートを手帳に書き起こし、速やかにUCを解除する。
 確認したルートは、冬、夏、春、秋と進んでから夏へ向かうと出口へ繋がる、という順だ。
 早速、夏から冬の森に行き、冬をスタートにルート通りに進んで行く。

 順当に進んで秋の森に入った時、こつん、と桜花の靴先に松ぼっくりが当たった。
 ふと桜花が上を見れば、ぽろっとどんぐりが降ってくる。
 それを「見切り」で躱し、少し様子を窺う。
 見ていると、ランダムにどんぐりや松ぼっくりが降っているのではなく、絶え間なく色んな木から降っている様子。
 それは、当たっても少し痛いくらいの、罠とも呼べない程度の罠。
 よし、と桜花が「第六感」を研ぎ澄ませ、枯葉を舞わせつつ軽やかに躱していき、夏の森への道を進む。

 桜花が美しく花咲く四季の迷宮を歩いて感じたのは、彼女が婚約者と共に過ごした季節の優しさ。
「時期問わず花咲く地を桃源郷と申しますもの。どうか、この優しさに沿う終わりを迎えられますよう……」
 青々とした夏の緑と白いクチナシの横を通り、幻朧桜を目指しながら桜花は祈り、囁いた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

鹿村・トーゴ
●○
うーん
夜の花迷路か
風雅だが手探りしか手が思いつかんなァ…目的は幻朧桜だな

公園の全体案内図、なんてのがあれば目を通し(無ければ外周をまずぐるりと詮索【情報収集】
時間と星や月の位置から方角を都度確認
UCで鳥(雀や街に居そうな小鳥、鴉、鳩)を呼び
桜を見つけたら囀って《歌唱》教えてな、と頼んでみる

ユキエ『ユキエは行かない』
相棒の鸚鵡ユキエは夜目が利かないので肩に止まったまま

自分は歩道より木を伝い進む
桜は樹だからな
ある程度高さのある木を伝って行けば…
地味だがしらみつぶしに探し【野生の勘】も働かせてみる

さてねェ
こんな人払いするぐらいだ
件のねーさんにとって大事な二人きりの密会
お邪魔するのは気が引けるが…


百地・モユル(サポート)
熱血で好奇心旺盛
本が好きな小学生

正義感が強く困っている人は見過ごせない

UDCアース出身
技能の世界知識でほかの世界のこともわかるかも
あとボクが持ってる技能で
使えるのは…
情報収集、コミュ力、時間稼ぎ、救助活動、学習力、暗視、聞き耳あたりかな?
それに勇気と覚悟と気合い!

このあたりの技能を使って調べられることは調べたいし

もし力仕事とかで必要ならトリニティエンハンスやストロンゲストモードなどのパワーアップ系UCも使うよ

今日はここの世界か…どの世界も、ボクたちがちょっとずつ良くしていければいいね

アドリブ絡み歓迎



 黄昏色だった空が薄暗くなる頃、二人の猟兵が迷宮の入口前に立った。
 肩に白い鸚鵡のユキエを乗せた鹿村・トーゴ(鄙村の外忍・f14519)と、迷宮と聞いて元気一杯の百地・モユル(ももも・f03218)。
「風雅だが手探りしか手が想いつかんなァ……目的は幻朧桜だな」
 迷宮の外にあった森林公園の全体案内図を見てから来たが、全く当てにはならない。
 ならばとトーゴは、迷宮の外周をぐるりと詮索する事にした。
「突入する前にいろいろ調べるのか?ボクも手伝うぜ!」
「助かるよ、オレはまず鳥を呼んで桜を探すよう頼んでみる」
 その後に木を登って、上から幻朧桜を探すとトーゴが予定を話すと、モユルは先に登ってぐるっと見て来てくれるようだ。
 一時間したら合流すると決め、モユルは機械の稼働音をさせながら、身軽に木を登って行く。

 それを見送り、トーゴは【鳥寄せ“沙謡鳥”(サヨドリ)】で、鳩や小鳥など街にいそうな鳥を呼び出す。
『彩織り、音の羽、沙謡の鳥…喚び掛けにお応えありがとよ』
 トーゴの周囲に集まった鳥達に、桜を見付けたら「歌唱」を囀って教えてくれ、と頼む。
 頼みを聞いた鳥達が一斉に飛び立つ中、トーゴの肩に乗ったままのユキエはぷいっと顔を背ける。
『ユキエは行かない』
 夜目の利かないなら仕方がないとトーゴは苦笑する。
 しばらくすると、桜を見つけた鳥から歌の囀りが聞こえて来た。
 位置を特定する為に、時間と星や月の位置から方角を都度確認しつつ、高い木から迷宮の「情報収集」し始める。
 迷宮の外周を上から見た感想は、随分と深い森に変化しており、桜一本であっても非常に探しにくいという事。
 だが、春夏秋冬の各エリアが中央を隠す様に混ざり合っているようだと、トーゴが「野生の勘」から森の中央をマークする。
 一時間後、迷宮の入口に戻ってトーゴはモユルと情報を共有し合う。
 モユルも「情報収集」の最中、やはり中央が怪しいと気付いたようだ。
「でも、迷宮に入口以外からは入れないみたいだぜ……」
 どうやら、モユルが上から迷宮に入れないかと試したが、迷宮に着地した瞬間、入口に戻されたらしい。

 仕方なく二人が入口から迷宮に突入し、トーゴは遠くから鳥が囀る歌が聞こえる事を確認する。
「すっごい綺麗で不思議な森だなー」
 その隣でモユルが春から冬へ森が移り変わる様子を、興味深そうに見回す。
「だなァ。しかし、こんな人払いが厳重なんだ、件のねーさんにとって大事な二人きりの密会場所か……」
 店を出て行く暗い表情をした女性に、トーゴは思いを馳せる。
 赤い山茶花や椿に雪の積もる小道を進んでいると、ヒュッと何かが飛んで来た。
 「咄嗟の一撃」でモユルが殴ったのは白い雪玉。
 周囲に警戒を向けると、二人目掛けて大量の雪玉が何処からともなく投げられ出した。
「これ雪合戦ってレベルじゃねえぞ!」
 一方的な雪合戦の中を、トーゴが急いで秋の森へと走り出す。
『任せろ!リミッター解除…限界を超えたパワー、くらってみろ!!』
 モユルが【ストロンゲストモード・オーバードライブ】を発動させ、トーゴ目掛けて飛んでくる雪玉を殴り落としながら走る。
 なんとか秋の森へと滑り込むと、雪玉はようやく飛んで来なくなった。
「石とか入ってるかと思ったけど、普通の雪だけだったなぁ」
 罠っぽくないとモユルが少し首を傾げ、秋、夏の森も警戒して進むが危険な物は無く、また首を傾げた。

 春へと一周して来たトーゴとモユルには、鳥の歌声が最初に来た時には無かった道から聞こえている。
「さてねェ、大事な密会場所にお邪魔するのは気が引けるが……」
「やっと影朧達を助けられるんだな」
 トーゴとモユルが互いに顔を見合わせ、力強く幻朧桜の見える道へと踏み出した。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​




第3章 ボス戦 『『殺人者』退役軍人』

POW   :    終わらぬ戦争、終わらせぬ戦争~エターナルウォー~
【自身に【戦闘継続(戦闘不能時、異常を無効】【化して全回復する)】×800回を付与する】【。又、【戦闘継続】が消費される度に副効果】で自身を強化する。攻撃力、防御力、状態異常力のどれを重視するか選べる。
SPD   :    戦争の亡霊~我ガ大隊ハ今ダ戦争中ナリ~
自身が戦闘で瀕死になると【負傷が全回復する。又、大隊規模の戦友の霊】が召喚される。それは高い戦闘力を持ち、自身と同じ攻撃手段で戦う。
WIZ   :    アサルトバタリオン~大隊、突撃!突撃!突撃!~
【自身の小銃・銃剣から、自身に敵意】を向けた対象に、【攻撃回数を800回に増やした、弾丸や銃剣】でダメージを与える。命中率が高い。
👑11
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 大切な人の訃報が届いた日は、雪が降っていた。

 結婚を約束した女性は、戦争によって気を狂わせ、敵を殺せと言う幻聴のままに人を殺し、自らをも殺した男を追ってしまったと。
 よく見れば、この女は彼女の面影があると、血の付いた軍服を纏う影朧は暗い眼で見詰める。
 昨夜、婚約者を亡くした故に首を吊ろうとしていた女性。
 友との大事な場所でその人生を終わらせるな、と憤った影朧が縄を斬ったのだが、彼女の顔を見て殺すのを辞めた。

 それから毎日、彼女は自身を殺して欲しいと訪れ続ける。
 日毎に影朧の悪影響を受けて、より強い負の感情に取り込まれていると、彼女は気付かない。
 大切な人の居ない人生を、大切な人との約束をした場所で終わらせたいと、彼女は願い続けている。

「だが、未だに其の人生を終わらせようと願うなら、俺が終わらせてやろう」

 彼女は友人に引き留められ、此処に訪れる事は出来ないだろう。
 決着をつけるならば、今しかない。
アマネセル・エルドラート


「ここが目的の場所みたいね。…此処に現れるってことは、貴方が件の影朧なのかしら。」
迷宮化していた森林公園、このような場所に普通の人が現れるはずもないだろう。
そう考えて目の前の存在を事前に聞いていた影朧だと確信。
倒してしまうと言う手もあるが、この場所自体も影朧を匿って居た女性にとっては思い出の場所、戦闘の結果壊してしまうと言うのも忍びない。
説得がうまく行くならそれに越した事はないだろう。
UCドリームメイズを使用して攻撃を防ぐ壁を作りつつ。

「元々、彼女には生きていて欲しかったのよね。あの人の為にも、この場所を離れてくれないかしら。」
UCで創造した迷路を突破されるまでの間説得を試みる事にしよう。



「ここが目的の場所みたいね。……此処に現れるってことは、貴方が件の影朧なのかしら」
 雪と幻朧桜の花弁が肩に降り積もる。
 アマネセル・エルドラート(時計ウサギのアリスナイト・f34731)の目前に佇む軍服の男。
 迷宮と化していた森林公園、このような場所に普通の人が現れるはずもないだろう。
「敵軍の者、黙って俺の前から立ち去るなら見逃そう」
 銃剣の肩紐に手を掛けたまま、倒木に腰かけていた男は立ち上がった。
 影朧なのか、それに答えずこちらを睨む男を、アマネセルは事前に聞いていた影朧と確信。
 相手は影朧なのだから倒してしまうと言う手もあるが、この場所自体も影朧を匿っていた女性にとっては思い出の場所。
 戦闘の結果壊してしまうのも忍びない。
 それに、説得が上手くいくならそれに越した事はないだろう。
「毎晩此処に来る彼女を待っているのかしら」

 僅かに反応する影朧に、アマネセルは【ドリームメイズ】を発動して、不可視の夢で出来た迷路を作り出す。
 ガガゥンッと銃剣から連射された弾丸が、不可視の壁に当たってゆらりと景色が一瞬揺れる。
 地面に落ちた弾丸、再び不可視となった壁を見て、影朧はアマネセルに向けて手を伸ばしながら走り出した。
 創造した迷路を突破されるまでの間、アマネセルは説得を試みる。
「貴方、元々彼女には生きていて欲しかったのよね。あの人の為にも、この場所を離れてくれないかしら」
「……否!俺は、あの女の行く末を見届けなければ!」
 手や弾丸で壁を探りながら走り、徐々にアマネセルへと近付く影朧。
 その表情には少しの焦りの様な、苦悩が浮かんでいた。
「貴方は、貴方の婚約者の様に死なせたくないのなら……あの人から離れてくれないかしら?」
 アマネセルの言葉に、影朧は目の前で立ち止まる。
 彼女から訊いた、影朧が生前に残して逝った婚約者の末路。

 あと数歩の所、焦燥と迷いに立ち止まった影朧をアマネセルは静かに見つめ、身を引いた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

鹿村・トーゴ
てっきり彼女を唆して隠れ蓑にしてるのかと思ったけど
そーでも無さそ…
兵隊さん
あんたが死人なんだね
彼女が死にたがって
あんたが留めてた

UC発動に問い掛け
『死なせてやろうなんて言ってるけど本心は逆じゃない?
此処で死なれちゃ癪だ、じゃ無くてさー
片隅にでも生きてて欲しーなって思ってない?』
それなら今度彼女に一声掛けてよ
死ぬ前にも少し生きてみたら、って
友人が心配してるの気付いてないのか…ってね
それでも死にたいってなら
共連れに一緒に逝ってやんなよ
情け深い転生の桜も見てるしな…

話の間もUC召喚した七本の忍刀を【念動力】で操作、牽制と攻撃
話に拒絶反応なら七葉隠2本を手に身を低くし接近【串刺し/暗殺】

アドリブ可



 夜闇の中、雪と幻朧桜に薄く照らされた影朧と、鹿村・トーゴ(鄙村の外忍・f14519)が静かに対峙する。
(「てっきり彼女を唆して隠れ蓑にしてるのかと思ったけど……」)
 他の猟兵仲間と情報を共有していけば、影朧はむしろ彼女を現世に引き留めている。
 影朧は彼女に生きる事を望んでいるのではないのだろうかと、トーゴは感じた。
「敵兵よ、早々に立ち去るが良い」
「兵隊さん。あんたが、死にたがってた彼女を留める死人なんだね」
 その言葉に、ガゥンッとトーゴの足元を弾丸が小さく抉る。
「あの女を殺すも生かすも俺の気分次第。次に殺せと口にするならば、死なせてやる迄だ」

 だが、トーゴは目を逸らさず、影朧へ真っ直ぐに問い掛けた。
『死なせてやろうなんて言ってるけど、本心は逆じゃない?此処で死なれちゃ癪だ、じゃ無くてさ──片隅にでも生きてて欲しーなって思ってない?』
 【七刃寄せ(シチノハヨセ)】を問いと共に発動させ、トーゴの目の前に七振りに分割された妖刀・七葉隠が現れる。
 激昂した影朧が銃剣をトーゴに向かって撃つのを、「念動力」で七葉隠を操作し、銃口を弾いて逸らさせた。
 直後、腰の軍刀を引き抜きトーゴへと駆け出す。
「俺は、あの女に目の前で死なれるのが迷惑なだけだ!」
「それなら、今度彼女に一声掛けてよ。死ぬ前にもう少し生きてみたら、って」
 透明な刀身をした七葉隠を2本手に身を低くし、素早く流れる様に背後へ回り込み、影朧の胸を串刺して暗殺した。
 一瞬、動きを止めた影朧だが、傷を完全に癒しての戦闘継続でトーゴへと再び軍刀を振り抜く。
「友人達が心配してるの気付かないのか……ってね」
 軍刀を念動力で操作している七葉隠で弾き、再度貫いては影朧が立ち上がる。
「それでも死にたいってなら、共連れに一緒に逝ってやんなよ。情け深い転生の桜も見てるしな……」
 影朧が軍刀を持つ手を下ろした。
「遺してしまった者の心など、味わう物では無い。辛く、厳しく、何と傲慢な望みだろうか」
 哀しい眼で立ち尽くす影朧に、トーゴは召喚していた七葉隠を仕舞った。

大成功 🔵​🔵​🔵​

マホルニア・ストブルフ(サポート)
◇口調
男性的【私、お前、呼び捨て、だ、だな、だろう、なのか?】~よ、構わん、等
協力者には丁寧に接するよ。

◇行動方針:問題の解決
一般人がいれば保護が優先。
多少の負傷は気にせず行動。

◇戦闘・技能
知覚端子を張り巡らせて情報収集しながらサポートしようか。
電子媒体はハッキング、戦闘はグラップル、切断、射撃系がメインだな。使える技能は使っていこう。

武器はレヴィアスクかアサルトライフル。移動や捕縛でグレイプニルを使うこともあるな。張り巡らせて、多少の高度なら足場などに転用などか。
UCはハッキング・呪詛を組み合わせて実現させる。詠唱は長いから、有っても無くても構わんよ。後はよろしく頼む。


淡紅屋・ほまれ
アドリブ・連携歓迎
●行動指針
- 【最優先】影朧に対して説得を行う
- UCを用いて仲間を回復・支援する

●心境
今できる精一杯の言葉で訴えかけます。

あなたは、婚約者を戦争に殺されてしまった、それを悔いているのではないですか。
今も婚約者のことを思っているのでなければ、女性の中にその面影を見つけたりはしないはずです。
それでもなお、あなたは婚約者を殺した戦争を続けるのですか。

あなたが婚約者の面影を見た女性…その彼女を殺めてしまったら、あなたがもう一度婚約者を戦争で亡くすのと同義…。
そのような悲しいことをしてほしくないのです。

どうかお願いです。あなたが本当に守りたかったものを、思い出してください!



 雪と幻朧桜の花弁を踏み進んだ先、倒木に腰掛けた軍服の男性が暗い眼差しを淡紅屋・ほまれ(咲き誇る春の君・f35480)とマホルニア・ストブルフ(構造色の青・f29723)へ向けた。
「敵軍の者共、何用だ?」
「僕達は、貴方の説得に来たんです。あの女性から離れて、転生してもらう為に」
 ほまれが影朧の正面から真摯に言葉を投げ掛ける。
 その言葉を鼻で笑い、銃剣を手に立つ。
「どうかお願いです。本当に守りたかったものを、思い出してください」
 影朧の眼が鋭くなると同時に、ほまれの前に踊り出たマホルニアが銃剣の弾丸を両刃剣で弾いた。
「人の話はちゃんと聴くものだよ」
「必要無い。次にあの女が来れば、其の命を終わらせる」
 軍刀を抜き、甲高い金属音を鳴らして刃を打ち合う影朧とマホルニア。
 その中でマホルニアがほまれに、言葉は任せたよ!と叫んだ。

「あなたは、婚約者を戦争に殺されてしまった、それを悔いているのではないですか?」
 退役しても尚、戦争の幻影に蝕まれて自殺した男に、それを追って逝った婚約者。
 言葉に反応して撃ち込まれる弾丸を躱し、ほまれは精一杯、幸せな結末になる事を願って叫ぶ。
「戦はどう足掻こうと無差別に人を殺すものだ。それを悔いてどうする」
「今も婚約者のことを思っているのでなければ、女性の中にその面影を見つけたりはしないはずです」
 影朧の首筋をマホルニアが大きく斬る。
 それに怯む事無く、ほまれとマホルニアの周囲を100を超える亡霊の大隊が取り囲んでの一斉掃射。
『レヴィアスク、頼んだよ!』
 マホルニアの持つ両刃剣が小さな青い竜へと電子変換し、【ちいさな私の勇者さん(リトルブレイブ)】による衝撃波が亡霊達の内側にダメージを与えて消滅させる。
 それでも、幾許かの弾丸がほまれとマホルニアを掠めた。
『大丈夫です。必要なのは、折れない剣じゃない……折れない心!』
 ほまれの強い覚悟の言葉を伴った【その言葉は花嵐の如し(ソノコトバハハナアラシノゴトシ)】は聖なる桜の花吹雪を起こし、ほまれとマホルニアの傷を瞬く間に癒す。
 感謝する!とほまれの肩を叩き、マホルニアが影朧へと踏み込んで刃を重ね合い、影朧の動きを止める。
「あなたが婚約者の面影を見た女性……その彼女を殺めてしまったら、あなたがもう一度婚約者を戦争で亡くすのと同義……そのような悲しいことをしてほしくないのです」
 祈るように叫び続けるほまれ。
 その言葉に影朧は頭を振り、黙れ、黙れ!と繰り返し叫んだ。
「それでもなお、あなたは婚約者を殺した戦争を続けるのですか」
「生き続ける事が苦しいと言う奴に、更に苦しみ生き続けろと、見捨てると言うのか!」
 合わせた刃を無理やり振り切り、影朧がほまれへと軍刀を振り下ろす。

「苦しみは永遠ではありません。苦しみと幸せは必ず何度も訪れます」
 影朧の軍刀がほまれに当たる直前で止まった。
 その様子に、ゆっくりとマホルニアがほまれと影朧に歩み寄る。
「人はいつか苦しみを乗り越えられるもんだ。それに、彼女には支えてくれる友人達が居るからな」
「お願いです。本当に守りたかったものの為にも、戦争を終わらせましょう」
 苦悶に揺れながら下ろされた軍刀の切先を見つめ、ほまれとマホルニアは影朧から背を向けた。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

叢雲・雨幻(サポート)
真正面から、と言うよりは掠め手で相手を惑わせて
攪乱しながらのらりくらりと追い詰める戦い方を好むよ。
ただし共闘者がいて危ない時は飛び出して守りに行くかな。

使う武器は【黒雲】【黒霧【対】】の二刀流での戦闘が主。
使うUC次第では連結してダブルセイバーにしたり、
そもそも剣を【武器受け】用として使い、影を操る攻撃で戦ったりするよ。

基本的に相手の攻撃を【見切り】、【早業】で【武器受け】をしながら動きを観察し、隙を見つけて【切り込み】もしくは【カウンター】を決めて離れる飄々とした動きのヒット&アウェイスタイル。
戦闘中も仲間やボスにも冗談を交えて話しかけたりする。
ただしあまりにも非道な相手の場合は別だがね。


御園・桜花


「時が癒すを時薬、と申します。貴方は彼女の時薬、彼女は貴方の時薬となりえましょう…貴方が、そう願えば」

「貴方に助けられた時。彼女は貴方のみが自分を癒せると、無意識の内に判じてしまった。だから貴方に救いを求め、影朧の貴方にわかりやすい死を請い願う。貴方も、自分が彼女を助けられると無意識に判じてしまったからこそ無碍に出来ない。手弱女に頼らるるはをのこの本懐でしょう?因果倶時、貴方が望めばその結果は必ず引き寄せられます」
UC「幻朧桜夢枕」使用

「貴方を待つと思う時間が彼女を癒しましょう。彼女が貴方を頼み待つと思えば、貴方の悼みも癒されるのではありませんか」

「私は帝都に身を置くもの。今後折に触れ彼女の様子を確かめましょう。それでも。真に彼女を癒せるのは貴方だけ、貴方を癒せるのも彼女だけだと思います…共に半身を喪う痛みを知っているのですもの」

「生き延びてただ苦しかった、と彼女にも貴方にも思ってほしくないのです。でも此は私の願いに過ぎません。貴方の願いを教えて下さい」
戦いでも転生でもその願いに沿う


水心子・真峰(サポート)
水心子真峰、推参
さて、真剣勝負といこうか

太刀のヤドリガミだ
本体は佩いているが抜刀することはない
戦うときは錬成カミヤドリの一振りか
脇差静柄(抜かない/鞘が超硬質)や茶室刀を使うぞ

正面きっての勝負が好みだが、試合ではないからな
乱舞させた複製刀で撹乱、目や足を斬り付け隙ができたところを死角から貫く、束にしたものを周囲で高速回転させ近付いてきた者から殴りつける
相手の頭上や後ろに密かに回り込ませた複製刀で奇襲、残像やフェイントで目眩まし背後から斬る、なんて手を使う
まあ最後は大体直接斬るがな

それと外来語が苦手だ
氏名や猟兵用語以外は大体平仮名表記になってしまうらしい
なうでやんぐな最近の文化も勉強中だ



 薄く積もった雪と幻朧桜が淡く静かに月光で照らされる中、銃剣を手に構えた軍服の男が三人の猟兵へと向き合う。
「俺はまだ消える心算は無い。敵兵共、去れ」
 御園・桜花(桜の精のパーラーメイド・f23155)へと銃口を向ける影朧へ、射線を遮るように叢雲・雨幻(色褪せた根無し草・f29537)が桜花の前に出る。
「そうもいかないんだ、俺達はお前の転生を手伝いに来たんだからよ」
 雨幻が桜花と、雨幻の横に並び出て来た水心子・真峰(ヤドリガミの剣豪・f05970)に向けて、だろ?と同意を求めた。
 桜花も真峰も力強く頷くと、そうか、とだけ呟いた影朧が銃剣を雨幻へ撃つ。
 弾丸を見切って素早く片刃剣「黒雲」で受け、雨幻は大きく息を吐いた。
「桜花、雨幻、影朧が私達の話を聞くまで守りに徹するか?」
「オジサンは説得とか真面目なお話しは得意じゃ無いから頼むよ」
 少し考え、桜花は二人に向けて、何かあったらお願いします、と言って前に歩み出る。
「生き延びてただ苦しかった、と彼女にも貴方にも思って欲しくないのです。でも此れは私の願いに過ぎません。貴方の願いを教えて下さい」
 桜花の言う彼女、それが誰かなど影朧には一人しか思い浮かばないだろう。
 銃剣を構えたまま暗く冷めた眼差しで桜花を睨む影朧が、一瞬口籠る。
 惑う様に銃口が揺れるのにハッとし、桜花へ狙いを定め直して一発。
 それを真峰が半歩前に出て複製刀で叩き切った。

「……あの女が、今以上に苦しまない事。俺は其れを果たせれば良い」
 二度撃った弾丸を尽く落とされ、幾度も猟兵達に優しく諭され、半ば自棄の影朧は銃剣を投げ捨てて軍刀を抜く。
 その影朧に、桜花は花がほころぶ様に微笑む。
「時が癒すを時薬、と申します。貴方は彼女の時薬、彼女は貴方の時薬となりえましょう……貴方が、そう願えば」
 今が辛くても、いずれ時が、傍にいてくれる誰かと過ごす時が癒してくれる。
 軍刀を持つ手が震えた。
「貴方に助けられた時。彼女は貴方のみが自分を癒せると、無意識の内に判じてしまった。だから貴方に救いを求め、影朧の貴方にわかりやすい死を請い願う」
 その影朧の手を雨幻が抑え、真峰がそっと軍刀に触れる。
 一度は振り解こうと動きかけるが、すぐに諦め、軍刀を手放した。
「貴方も、自分が彼女を助けられると無意識に判じてしまったからこそ無碍に出来ない。手弱女に頼らるるは、をのこの本懐でしょう?因果倶時、貴方が望めばその結果は必ず引き寄せられます」
 桜花が【幻朧桜夢枕(ゲンロウサクラユメマクラ)】を展開、影朧の最後の望みを、幻であっても叶えて救いたいと、雨幻、真峰、そして影朧に呼び掛ける。
 頷いて賛同する雨幻と真峰、やや間を置いてから微かに賛同の呟きが聞こえた。

 彼女が男の隣で笑っている。
 共に此の場所で、互いに喪った大切な半身へと祈りを捧げていた。

 ささやかで優しい幻が消え、立ち尽くす影朧を残した。
「貴方を待つと思う時間が彼女を癒しましょう。彼女が貴方を頼み待つと思えば、貴方の悼みも癒されるのではありませんか」
 桜花、雨幻も真峰も、武器を仕舞って薄れていく影朧を見守る。
「いつか彼女に再び会えるだろうか。それまで、彼女は無事に生きて行けるだろうか」
 影朧が目を閉じ、静かに桜花へ問い掛けた。
「私は帝都に身を置くもの。今後折に触れ彼女の様子を確かめましょう。それでも、真に彼女を癒せるのは貴方だけ、貴方を癒せるのも彼女だけだと思います……共に半身を喪う痛みを知っているのですもの」
「そうか。ならば、転生した先で彼女を探そう。次は、人生を戦い終えるその時まで共に戦い、共に歩もう」
 白み始めた空に、影朧が溶けて行くのを三人が見送る。
 影朧の放っていた邪気も、不穏な気配も全てが浄化され、空に消えていった。
「ハッピーエンド、ってやつだな」
「はっぴぃえんど?」
「めでたし、という事ですよ」
 笑い合いながら、雨幻と真峰、桜花が幻朧桜から背を向けて去る。

 その後、影朧が消えて転生すると伝え聞いた彼女はそっと涙して、何度も頷いた。
 きっといつか転生する、同じ瑕を分かち合える彼を、彼女は生きて待つだろう。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​



最終結果:成功

完成日:2021年12月21日


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#サクラミラージュ


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種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主はアララギ・イチイです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


挿絵イラスト