UDCアースの日本にある、中学校。
そこでは、一部の生徒しか知らない噂が有った。
無人の教室に入ると、声が聞こえて来るのだという。
聞こえない者はどうやっても聞こえず、逆に聞こえた者は願いを叶えて貰える、と。
つい最近、愛犬を失って以来、暗い気持ちを抱えていた少女が、その噂を知ってしまった。
愛犬に会いたい。それが、少女の願いだ。
放課後、無人の教室を走って探し回る、少女の姿を目撃した生徒は数人。
少女は諦めずに、次の教室の扉を開けた。瞬間、なにか異様な雰囲気に包まれる。
埃くさく、薄暗い、静まり返った、2階の教室。
口元を手で覆いながら、中に入ると、扉が勝手に閉まった。
驚き、恐れを抱き始めた少女の耳に聞こえて来たのは、女性の声。
『願い事は、なんですか?』
ハッキリと、聞こえた。
願いを叶えて貰える喜びと興奮から、少女の中の恐れは小さくなる。
『願い事は、なんですか?』
「あ、えっと、ペット、ううん。私にとっては家族だった、ちいちゃんが寿命で……死んじゃって……」
再度、同じ問いが響くと少女は慌てて話し始めるが、段々と暗い声になってゆく。
「大好きな、ちいちゃんに会いたい、です」
『叶えてあげます。どこかに、なるべく大きな円を描いてください。描いたら、円に向かって、会いたいと強く願ってください』
少女は言われた通り、チョークで黒板に、精一杯の大きな円を描く。
チョークを置き、両手を合わせて願い始めた。
召喚されるUDC怪物が、自分の命を奪うとも知らずに。
「予知により、UDC怪物が召喚されようとしているのが判明しました。場所は、この中学校です」
マップをズームにし、学校の位置を正確に伝える。
「謎の声が聞こえた者には、願い事を叶えてくれる神様が降臨する、と言う噂ですが。実際に現れるのは、UDC怪物です。UDC怪物の召喚が成功してしまうと、少女だけでは無く、多くの命が奪われてしまいます。阻止するには、皆さんの力が必要です」
一度言葉を区切り、丁寧に頭を下げて。
「肝心の教室ですが、時間帯や日によって変わるようです。学園で聞き込み調査を行なったりして、少女が居る、無人の教室を見つけ出してください。少女を説得、もしくは強引にでも儀式の妨害をすれば、召喚を阻止出来ます」
舞台は学校。
聞き込み調査をする場合は、不審者扱いされないように、工夫する必要が有る。
転送先は、放課後の校舎内。
部活動に励む生徒や、まだ教室に残り、会話を楽しんでいる生徒などが居る時間帯だ。
死傷者が出る前にUDC怪物の撃破を、宜しくお願いします、と。
伝えてから、猟兵達を送り出した。
芦原クロ
閲覧ありがとうございます。
世界観や設定などに問題が無い範囲であれば、自由に動いて頂いて大丈夫です。
予知の段階なので、UDC怪物はまだ召喚されていません。
第1章は【冒険】です。
学校内を調査をしたり、女子生徒の説得や、儀式の妨害が出来ます。
召喚阻止が成功した場合、女子生徒を避難させることも出来ます。避難誘導は組織に任せるか、自分が行なうか、なども選べます。
第2章は【集団戦】です。
ボスを守る無数のオブリビオンを、全て倒す形になります。
1章で召喚を阻止した場合は、『召喚途中のボスが、無数の配下を呼び寄せた』となります。
第3章は【ボス戦】です。
ボスUDC怪物との戦いになります。
撃破が成功すれば、犠牲者も出ずに済みます。
第1章 冒険
『UDC召喚阻止』
|
POW : UDCの発生原因となりそうなものを取り除く
SPD : 校内をくまなく調べ、怪しげな物品や痕跡がないか探す
WIZ : 生徒達に聞き込みを行い、UDCの出現条件を推理する
👑7
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
|
ディ・アルカード
条件を蒐集せぇてか、、、
ほんまなんぎや
転移後、直ぐに仮の身分を得る為にUDCにアポを取った俺に協力の条件として言われたのが蒐集依頼
分かる分かるけど、、、ええ加減にせぇよ
愚痴りながらも素早い仕事で、実習生としての仮の身分を得た俺は
着崩した白衣を脱ぎ鞄に放り込み
顔がよく見えるように
前髪を上げてササッと輪ゴムでまとめ
イメージチェンジ✨
催眠術とダンピールとしての甘い美貌を屈して
職員室の先生たちに挨拶の後
部活中の噂好きそうな女子生徒達に学校の怪談や噂などヒントになりそうな内容を関西弁の冗談混じりで聞いて回ります。
こんにちは
後日、実習生でお世話になります
今日は先に挨拶にこさせて貰いました
●
UDC組織の支援により、件の中学校の実習生という仮の身分を得る事に成功した、ディ・アルカード(【D】・f34040)。
成功したのにも関わらず、その表情は浮かない。
「……ほんまなんぎや」
深い溜め息と、普段よりも眠たげな瞳が、うんざりだと物語っている。
ディはなるべく早く終わらせよう、と。いつも崩して着用している白衣を、鞄の中へ放り込む。
「条件を蒐集せぇてか……」
どうやら、知人から蒐集依頼を任されたようだ。
愚痴ってはみるが、そうする事で状況が変化する筈も無く。
「分かる分かるけど……ええ加減にせぇよ」
ひと気のない裏門付近で愚痴を零しつつ、目元を隠している長い前髪を上げ、束にまとめて輪ゴムで縛り。
ダンピールの特徴、人並み外れた美貌が他者から良く見えるようにして。
職員室で他の教職員達へ挨拶を済ませた後、教室を把握する為、と。適当な理由を取り繕い、校内を歩き回る。
案内を申し出た教職員が何人も居たが、全員赤面していた為、ディは乾いた笑いを押し殺して丁重に断っていた。
「ヤバいヤバい、聞いて、新情報!」
「噂だけど、超イケメンの実習生が明日から来るみたい!」
部活動に使われている教室に、女子が2人、興奮した様子で入って来る。
廊下まで響く声は、丁度、近くを通りかかっていたディの耳にもしっかり届いて。
「噂? 次の創作のヒントになるかも!」
「小説の題材に使えるかな? 前の噂は、リアリティに欠けてたもんね」
女子生徒だけの、文芸部のようだ。
先程、職員室で挨拶をしたばかりだというのに、もう噂になっているのだから、相当の噂好きだろう。
ディは教室のドアを数回ノックしてから、開く。
「こんにちは、後日、実習生でお世話になります。今日は挨拶終えて、少し校内見学しよかと思うて……」
女子生徒達が、整ったルックスのディに注目した後、きゃあきゃあと黄色い悲鳴が飛び交う。
「元気ええな、廊下まで声が聞こえとった。オレも噂や学校の怪談が好きやから、他にも知っとったら聞かせてくれへん?」
くだけた口調と、甘い微笑みのダブルに、女子生徒達は容易くハートを射抜かれて。
知っている限りの噂や怪談話を、披露。
その中には件の噂も入っており、ディは聞き込み調査に成功した。
大成功
🔵🔵🔵
ディ・アルカード
放課後、人気の少なくなった校舎
部活が終わり帰路に立つ学生たちを笑顔で見送りながら
ポケットからスマホを取り出し
集めた情報を纏めて
UDCと仲間達へ送信
噂元のヤバげなのは
記憶消去銃でピカッしといたしなんとかなるやろ
まぁ代わりに俺がネタの作品書くやもしれんけど、、、
間に合ったらええけどな
なんぎな話や
流石に一人は荷が重いで
ふぅ、、、救える命は救ったろ
見殺しにはしたないからな
ひぐらしが聞こえる
夕日に照らされた茜色の校舎
空き教室をかける足音
扉を開けて優しい声色で声を掛け
催眠術を使います
○○さん、、、もぅ下校時間やで
もぅ帰り
友達から話は聞いたよ
でもなキミが信じとるソレな
嘘やねん
居らんようになったらもう会えへん
文芸部の部活が終わる時間帯になり、ディ・アルカード(【D】・f34040)は、帰宅する生徒達を笑顔で見送っていた。
心底名残惜しそうに何度も振り返る女子生徒達に、少し時間を取られた為、女子生徒達の姿が完全に見えなくなり次第、ポケットからスマートフォンを急いで取り出す。
(「噂元のヤバげなのは記憶消去銃でピカッしといたしなんとかなるやろ。まぁ代わりに俺がネタの作品書くやもしれんけど……」)
目を眩ませる護身用、と適当に説明し、UDC関連の記憶を消去する光線銃を、彼女達に使用しておいた。
集めた情報を分かりやすく纏めてから、UDC組織へ送信。
情報は、UDC組織側から仲間に伝わる筈だ。
「間に合ったらええけどな……なんぎな話や。流石に一人は、荷が重いで」
仲間が来るのかどうか、今のところ、ディには分からない。
それでも、と。
夕焼け色に染まった校舎を見上げ、息を吐く。
「ふぅ……救える命は救ったろ。見殺しにはしたないからな」
校舎へ戻り、耳を澄ませば、無人の教室を探して駆け回る足音が2階から響いて来る。
ディが2階に向かうと、丁度、1人の女子生徒が教室の扉を開け、中に入ってゆくのが見えた。
扉は自動的に閉まり、ディが引いても押しても、開かない。
ディは仲間が来てくれる事を願いつつ、今、自分が出来る事をしようと、扉をノックして。
「……誰?」
扉の向こう側から、女子の声が聞こえて来た。
声は届くのだと判断し、ディは催眠術と優しい声音を組み合わせ。
「佐藤さん……もぅ下校時間やで、もぅ帰り」
「帰る……そう、下校時間なら、帰らなきゃ……」
催眠術に掛かった少女が、返事をして。
『帰ってしまったら、大好きな、ちいちゃんに会いたいという願いは、二度と叶わなくなりますよ』
催眠術を解こうとするかのように、響いた声は、間違い無くUDC怪物のもの。
「友達から話は聞いたよ」
出来るだけ慎重に、ディは言葉を続ける。
「でもな、キミが信じとるソレな、嘘やねん。居らんようになったら、もう会えへん」
『嘘では有りません、実際に私の声が聞こえているのが、確かな証拠でしょう。会えますよ』
虚実の狭間で、少女の心は不安定に揺れている。
「あかん……ほんまに、オレ一人だけゆうんは、難儀や」
衝撃波を合わせて扉を殴ったり蹴ったりするが、吹き飛びもせず、扉はしっかりと閉じたままだった。
大成功
🔵🔵🔵
風間・ビヤーキー
そうだねー、じゃあ備品の納品業者って事にしようかな?
時計とか黒板とか、実際に教室を見て調べる人って事で、作業着でメジャーとかノートとか持とう
さーて、頼まれてたのはここだったかなー?と大声で独り言言いながら無人の教室を開けていくよ
わざと大声で言っていけば、それが聞こえた被害者の子も儀式どころじゃなくなるだろうし
変な気配がしたら、興味津々に聞いていこう
君はここで何してるのかなー?
お勉強だったら邪魔しちゃ悪いけど、そうじゃなかったらちょっと話聞かせてねー?
もし、チョークで丸を書きかけてる女の子を見つけたら、上から大きくバッテンを書いて阻止するよ
……あたしみたいなのが出てきちゃ、良くないからね
シビラ・レーヴェンス
組織に学校の制服を一着手配して貰い着る。
…まあ学生にみえるか…。
校内の廊下で会話をする女生徒に話しかけてみる。
話が好きそうな者を選別し手当たり次第に声をかけよう。
特に噂話かそれに似た話をしている者には積極的にかける。
だが極力今までの会話を中断せず自然に参加しようと思う。
少人数の者のみらしいから簡単にはいかないだろうな。
学年を聞かれたら適当に「一年だ」と答えておこう。
同学年だった場合は「最近転校した」と答える。
面倒だがしかたない。やれやれ。
「…すまない。興味ある話だったんでな。
その話なんだが、もう少し詳しくいいだろうか?」
…それよりも視線が妙に痛い気がする。何故だ?
身なりに違和感でもあるか?
シホ・イオア
あ、どうも。通りすがりの妖精(猟兵)です☆
「輝石解放、ガーネット! 影よ、シホの身を写して群れと成せ。」
500体を超える分身で校内を調査。
……部屋数と施設の数が500を超えるとか言わないよね?
特に黒板のある部屋は要チェック。
教室だけじゃなく無人になれる施設もチェックしておくよ。
理想は一部屋に一人以上のシホ(分身)。
女子生徒を止めないといけないからね。
すでにUDCの声を聴いた後なら
黒板以上の大きさで円が描ける場所も注意した方がいいかな?
扉が封じられている場合は結界術と破魔を駆使して封印を解く。ダメなら物理。
優先するのは生徒の安全。
妖しい物や痕跡を見つけたら結界や浄化、破魔で対応。
アドリブ連携歓迎
斑鳩・椿
学舎でそんなことを…災禍は止めないと
アドリブ、共闘可
制服と留学生の経歴、校内地図を用意してもらって入り込むわ。制服は…歳格好やサイズが怪しいところだけど、人目を避ける女生徒は教員より生徒相手の方が油断するんじゃないかしら。…着てみたいだけじゃないったら
地図を確認して、校内の端にある空き教室は施錠を。これで女生徒が駆け込む空き教室が少しは絞れるはず。教員を「鍵を渡したくなるよう」に上手く誘惑しなきゃ。
あとは影狐を放ちつつ女生徒を探すわ。怪しげな子を見つけたら影狐を足元に絡み付かせ転ばせて時間を稼ぎ、合流して儀式を阻止。
願いを叶えてくれるだけなんて上手い話はないの、目を覚ましなさい
●
UDC組織の支援により、件の中学校の制服を用意して貰った、シビラ・レーヴェンス(ちんちくりんダンピール・f14377)。
一見、なんの変哲も無い制服だが、組織が用意した物なだけに着心地は良く、動きやすさも兼ね揃えた制服になっている。
「……まあ学生にみえるか……」
窓ガラスに映った自分の制服姿を見て、大丈夫だろうと納得し、校舎の中へ入ってゆくシビラ。
「輝石解放、ガーネット! 影よ、シホの身を写して群れと成せ」
シホ・イオア(フェアリーの聖者・f04634)は、物陰に隠れながら、サモン・サーヴァンツを展開。
小型の分身が5百体以上も現れ、四方八方へ散開し、校内を調査する。
(「……部屋数と施設の数が、500を超えるとか言わないよね?」)
予期せぬ事が起こらないだろうかと、ほんの少しだけ、シホの中で不安がよぎって。
小型の分身達は、1人につき一部屋を探索し、校内をくまなく調べている。
「学舎でそんなことを……災禍は止めないと」
斑鳩・椿(徒花の鮮やかさ・f21417)が、UDC組織から用意して貰ったのは、制服だけでは無かった。
留学生の経歴と、校内の見取り図だ。
日本人離れした美しい銀髪と茶色の肌を持つ為、留学生にしたほうが無難だろうと判断して。
「制服は……歳格好やサイズが怪しいところだけど、人目を避ける女生徒は、教員よりも生徒相手の方が油断するんじゃないかしら。……着てみたいだけじゃないったら」
誰かに言い訳しているかのように、後半は少し気恥ずかしげで、頬をほんのりと赤く染めて。
校内の見取り図を確認し、先ずは各教室の鍵の管理をしている教員に、接触を試みる。
(「鍵を‟渡したくなるよう”に、上手く誘惑しなきゃ」)
高めの誘惑スキルを用いて言いくるめ、骨抜き状態になった教員から、容易く鍵を入手。
一番端っこの教室から、人が居ないのを確認後、椿は扉に素早く鍵を掛けてゆく。
「これで、件の生徒が駆け込む教室が、少しは絞れるはず。後で撫でてあげましょうね」
召喚した影狐に優しく告げてから、影狐を放つ。
施錠は忘れず、しっかり鍵を掛けて回りながら、女子生徒を捜し始めた。
「そうだねー、どうしようかなー?」
風間・ビヤーキー(おうごんのはちみつしゅ・f34086)は少し考えてから、なにかを思いついた素振りで。
「じゃあ備品の納品業者って事にしようかな? 時計とか黒板とか、実際に教室を見て調べる人って事でいってみよう」
作業着姿のビヤーキーは、メジャーやノートなどを手に持ち、校内を回る。
「今の人、激ヤバ。超可愛いんだけど」
「ああ、声掛けてみたいよな。でも業者っぽいから、邪魔になるだろうし」
廊下ですれ違った男子生徒が2人、ビヤーキーを名残惜しげに目で追いながら、言葉を交わし合う。
「さーて、頼まれてたのはここだったかなー?」
男子生徒の好感に気付かず、ビヤーキーは無人になった教室を片っ端から確認してゆく。
「違うねー、こっちだったかなー?」
独り言をなるべく大声で発しているのは、ビヤーキーが楽観的だからでは無く。
自分の声が聞こえれば、件の少女が慌てて儀式を中断するかも知れないという、理由が存在していた。
シビラが向かうのは、校内の廊下。
会話が好きそうな生徒を見つけたら、手当たり次第に声を掛けてゆこう、と決めて。
廊下を歩いているシビラだったが、すれ違った生徒達は誰もが、シビラに注目する。
愛らしく魅力的な容姿、透き通るような白い肌と、長い銀髪。
人並み外れた美貌を持つシビラを見て、皆一様に顔が赤くなっている。
「あんな可愛い子、うちに居たか?」
「見た事も聞いた事も無いよ、転校生かな?」
声はしっかり聞きとっているが、シビラは自分の事だとは分かっていない。
(「……視線が妙に痛い気がする。何故だ? 身なりに違和感でもあるか?」)
注目を浴びている事には気付くが、自分の美貌が原因だとは露ほども思わず。
廊下でお喋りに夢中になっている、数人の女子生徒を見つけ、シビラは耳を傾けた。
唐突に噂を聞き回るより、話の腰を折らず、自然に会話に参加する事が良いだろうと判断して。
女子生徒達は楽しげで、話題もころころと変わってゆく。
「そうそう、それで……あ、そう言えばさ、佐藤さんってあんたと同じクラスじゃない?」
「うん、さとちゃんは同クラで友達だよ」
「最近元気無さげな感じだったけど、なにか有った?」
「佐藤さん? さっき廊下走ってたよ。元気だなーって見送ったけど……今思うと声、掛けづらい感じだったかも」
最後の1人が真面目な表情と声音で、少女の様子を打ち明けた。
「走ってたの? 廊下走ったりしない子じゃない?」
「佐藤さんで思い出したけど、例の噂、佐藤さんも知ったみたいだね」
「例のって、あの嘘っぽい噂?」
会話を続ける女子生徒達へ、ゆっくり近づく、シビラ。
「その噂とやらは、どんな内容だろうか?」
「聞いた事無い? ……って、誰!?」
思わず女子生徒の1人が飛び退き、シビラをじっと見てから、口を開いて。
「ヤバ! めっちゃ可愛い!」
「こんな可愛い子居たら、うちらの耳に直ぐ入って来る筈なのに! ねえねえ、どこのクラス?」
「何年生?」
いつの間にか周囲を囲まれ、質問責めにあう、シビラ。
(「やれやれ。面倒だが仕方ない」)
シビラは適当に、学年は一年だと答えるが、女子生徒達は情報を掴む事に絶対の自信を持っているようで。
「こんなに目立つ子が居たら、絶対知ってるし!」
「今日からイメチェンしたとか?」
詳細な話が、このままでは聞けないと判断し、シビラは最終手段に出る。
「この学校に転校する事になってな。今日は下見に来たんだ」
シビラの返答に、納得する女子生徒達。
興味津々な質問が飛んで来る前に、先手をとるシビラ。
「話の邪魔をしたなら、すまない。興味ある話だったんでな。その話なんだが、もう少し詳しくいいだろうか?」
「いいよ、教えちゃう! くだらない噂なんだけど、放課後に無人の教室に入って、謎の声が聞こえた人は、願い事を叶えて貰えるの」
「実際に試した人も多かったけど、全滅。声なんて聞こえないって」
噂の内容を細かく教わり、シビラは聞き取り調査を終えた。
(「女子生徒を止めないといけないからね」)
教室だけでは無く、他に無人になれる施設なども調べ尽くした、シホ。
「黒板以上の大きさで、円が描ける場所も注意した方がいいかな?」
悩んでいると、とある教室の前に猟兵が居る事を、小型の分身から教わる。
扉を壊そうとしている衝撃音が、二階から響いて来た。
シホは急いでその教室前まで行き、開かない扉を調べる。
「扉が封じられているね。結界術と破魔を駆使して、封印を解くよ!」
迅速にシホが封印を解けば、物理で攻めてもビクともしなかった扉が、簡単に開いた。
他の猟兵達も、駆け付けて。
「君はここで何してるのかなー? お勉強だったら邪魔しちゃ悪いけど、そうじゃなかったらちょっと話聞かせてねー?」
ビヤーキーが真っ先に声を掛けると、件の少女は黒板に円を描こうとしている途中だった。
すかさず、椿は影狐を少女の足元に絡み付かせ、転ばせる。
少女が転んだ隙に、ビヤーキーは描きかけの円に大きくバツの印を描く。
「間に合ったねー。あたしみたいなのが出てきちゃ、良くないからね」
ビヤーキーは転んだ少女に手を差し伸べ、起き上がらせる。
戸惑っている少女に、椿はゆっくりと近付いて。
「願いを叶えてくれるだけなんて上手い話はないの、目を覚ましなさい」
「そんな……だったら、私が聞こえた声は……なんだったの?」
諭す椿を見上げ、少女は声を震わせる。
『……邪魔が入りましたね。邪魔者は排除しましょう。その間に儀式の続行……円を描いて、強く願うのです。あなたの愛犬への愛が、どれほど強いのか……試される時ですよ』
声は少女の心を巧みに揺さぶり、召喚の儀式を続行させようとする。
召喚を完遂させる為、召喚途中の敵は、無数の配下を呼び寄せた。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
第2章 集団戦
『六零六『デビルズナンバーへいし』』
|
POW : 悪魔の長剣(デビルロングソード)
【ロングソードによる攻撃】が命中した対象を切断する。
SPD : 悪魔の連携(デビルコンビネーション)
【一体目の「へいし」の攻撃】が命中した対象に対し、高威力高命中の【二体目の「へいし」の攻撃】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。
WIZ : 悪魔の武器(デビルウェポン)
自身の装備武器に【悪魔の力】を搭載し、破壊力を増加する。
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
|
ディ・アルカード
ほんま解呪おおきに
マジで手詰りやってん
まぁ閉め出されたおかげで準備する時間は十二分にもろたからな、、、
行くでお前ら殲滅戦や!!!
※「塔」(POW)を使用
無数の学校の備品を使い魔に魔改造して合流
(例)
机と椅子が合体して小型の四足獣型の簡易ゴーレム
ロッカーが変形したミミック型や盾持ちゴーレム型等々大小様々
演出などお任せするで
そもそも無機物を組合せた使い魔やし
切断されても数が増えるだけ
そのまま襲いかかるからやばいで
基本は壁役やサポートやな
動きを封じつつ
即席で作った重量過多のバスターソード型の使い魔を力任せに叩きつけ
確実に仕留めるで
後は、、、
佐藤さんに危害が及ばないように守りながら立ち回るつもりや
シホ・イオア
逃がせればいいけど敵がたくさんいる以上危険かな?
まずはさとちゃんをフェアリーランドにご招待!
初めまして、さとちゃん。
猟兵のシホだよ。
こんな兵士を呼び出す存在が普通に願いをかなえてくれるって
本当に信じられる?
邪魔者を排除してなんて、まともな願いの叶え方じゃないよ。
おびえる心を慰めて、光で癒しつつ説得を試みる。
仲間の猟兵達と避難してもらってもいいけど、
何が起きてるのか知りたかったらフェアリーランドに隠れてね。
(中から外の様子を見れること、いつでも出れることを説明)
拒否されたら仲間に託すか結界術で守る。
戦闘はガトリング砲の弾幕で制圧!
遠距離中心で敵を近づけないようにしたい。
アドリブ連携歓迎
甲冑姿の不気味な存在が、次々と顕現し、数を増やしてゆく。
「ほんま解呪おおきに。マジで手詰りやってん」
大量の敵を前にしても怯まず、ディ・アルカード(【D】・f34040)は仲間達へ、礼を伝えて。
ディは少女を護る為、少女から付かず離れずの距離で、応戦する。
「まぁ閉め出されたおかげで準備する時間は十二分にもろたからな……」
ディの周りには、机や椅子などの学校の備品が組み合わさった、不思議な物体が揃っていた。
四足獣型の小型な物体、ロッカーは盾、もしくは武器になっていたり、と様々だ。
「行くでお前ら殲滅戦や!!」
その言葉を合図に、ディの使い魔となっていた不思議な物体達が、動き出す。
机や椅子が敵に当たり、命中した箇所が破壊された敵は倒れ、消えてゆく。
反撃の長剣が振るわれるが、ディには当たらず、盾と化したロッカーが真っ二つになった。
「切断されても数が増えるだけやし、そのまま襲いかかるからやばいで」
真っ二つになったロッカーは、二体に分かれ、次々と敵にぶつかってゆく。
『さあ、早く儀式の続行を……』
声が響くが、少女は眼前の光景に腰を抜かし、それどころでは無い。
(「逃がせればいいけど、敵がたくさんいる以上、危険かな?」)
拒絶されたら、少女の説得などは仲間に託す気でいる、シホ・イオア(フェアリーの聖者・f04634)。
「まずはさとちゃんを、フェアリーランドにご招待!」
小さな壺に触れた少女は吸い込まれ、戦場とはかけ離れた空間に移された。
「初めまして、さとちゃん。猟兵のシホだよ」
少女を怯えさせないように、優しい声で挨拶をして。
それにより、少し安堵した少女へ、シホは語り掛ける。
「こんな兵士を呼び出す存在が、普通に願いをかなえてくれるって、本当に信じられる?」
愛犬に会いたいという、強い願いのままに動いていたが、シホの問いを受け、少女は冷静さを取り戻す。
少女は、シホに対して、かぶりを振った。
信じていたものは、信じられないものに、変わった。
それはつまり、愛犬にもう会えないという現実を、受け入れるしか無い事で。
「邪魔者を排除してなんて、まともな願いの叶え方じゃないよ」
シホのその言葉に何度か頷き、泣きだした少女の心を、シホは精一杯、慰めようとする。
「ごめ、ごめんなさい、私……あんな怖いものが、出て来るなんて、知らなくて、ごめんなさい」
泣きじゃくりながら少女は何度も、謝罪の言葉を口にする。
誰かを犠牲にしてまで、願いを叶える気など、少女には無かった。
その気持ちを汲み取ったシホは、負の感情を少しでも和らげようと、笑顔になり。
オーバー・ザ・レインボーの光で、少女の心を癒やす。
「大丈夫だよ、さとちゃん。シホもみんなも、負けないからね! 何が起きてるのか知りたかったら、フェアリーランドに隠れててね」
いつでも外に出られる旨を伝え、シホは少女に対して明るい笑顔を向けたまま、外へ出る。
優しく明るいシホのお陰で、後悔に苛まれていた少女の心は、大分軽くなれたようだ。
説得に成功したシホは戦場に戻るなり、素早く敵との距離を開けて。
マジカルガトリング砲を仕込んだブーツを使い、遠距離から敵を、一斉掃射。
制圧射撃で敵群を足止めし、すかさずディが、即席で作った過大な重量の使い魔を叩きつけ、高威力を発揮。
シホも多数の弾丸を一斉発射して、弾幕を張る。
「動きを封じつつ……確実に仕留めるで」
敵が消滅する度に新たな敵が追加されるが、ディは焦らず、使い魔を敵群に放ち、宣言通り確実に撃破していった。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
風間・ビヤーキー
数出てきたねー
じゃー、一気に行くよー
まずは佐藤さんの手を引いて、机の影やロッカーの中みたいな物陰にちょっと入っててもらおうかな?
出来ないなら、あたしが兵士との間に入って守ろう
さ、君はこっちだよー 危ないから静かにしててねー?
と笑顔で言いながら炎の上がる手を掲げて、兵士たちに地獄の炎を浴びせかける
そーんなに戦うの得意じゃないんだよねー……だからね、君たちにはそのまま焼け死んでもらっちゃうよー
炎に巻かれててもすぐに倒れる訳じゃないし、兵士たちの攻撃は羽で飛びながら躱していくよ
もちろん、佐藤さんが狙われてるなら手を引くか抱えて一緒に躱すよ
初撃さえ躱しちゃえばいいしね
あっははは、ダンスみたいだねー?
シビラ・レーヴェンス
少女は無事に保護できたようだから後は掃討だな。
相手と距離をとりつつ高速詠唱による【禍の魔杖】を行使。
魔術には貫通攻撃と鎧防御無視攻撃と全力魔法を付与する。
相手一体につき四本の剣で脚に包囲攻撃。行動不能にする。
両脚を動けなくすれば攻撃も移動もできまい?
急襲は困るから私の身の周囲に三本くらい置いておこう。
狭い室内の戦闘だ。机や椅子などの遮蔽物も多い。
個別で戦うよりも他の者との連携をした方が有利に動ける。
連携や協力は惜しまない。バックアップもしよう。
鎧たちとの距離を確認しつつ見切りや野生の勘などで回避。
私の小躯では直接ダメージを与えられるとは考えてない。
斑鳩・椿
アドリブ、連携可
…まだ召喚を止められたわけではないのね。
まさか、と思いたいけれど…
まずは女生徒を読心術と第六感で意識して確認。
まだ儀式に縋る様子があれば、引き続き召喚を妨害しましょう。
チョークを踏み割る、薙刀で思い切って黒板に大きく切り込みを入れて召喚を止めるわ。
大切な存在を失った悲しみは本人にしか分からない。
それでもこれは私達の仕事だから…ごめんなさいね。
…せめて良い夢を。
召喚を物理的に妨害しても、傷ついた彼女は何をするか分からない。
UCを女生徒と敵に向けて。敵全てに効くとは思えないけれど、女生徒に不用意な動きをさせないことを優先。彼女を安全な位置に退避させたら仲間に合流して戦いましょう。
●
敵群が召喚された瞬間、斑鳩・椿(徒花の鮮やかさ・f21417)は真っ先に、薙刀を振るう。
真っ二つに裂けたのは、敵では無く、黒板だ。
(「……まだ召喚を止められたわけではないのね。まさか、と思いたいけれど……」)
第六感と読心術で、なるべく少女の動きが読めるようにして。
チョークを踏み、使えない程度に粉々に砕く、椿。
道具を壊して召喚を妨害したとしても、心が傷ついている少女が、どんな行動に出るのか分からない為、椿は敵よりも、少女に集中していた。
「数出てきたねー。じゃー、一気に行くよー」
飛び上がろうとした風間・ビヤーキー(おうごんのはちみつしゅ・f34086)だったが、椿の行動に気付き、少女へ視線を移して。
召喚を強いる為か、少女に敵が接近し始めた事にいち早く気付き、敵との間に急いで割り込む。
「さ、君はこっちだよー。危ないから静かにしててねー?」
軽々と少女を抱え上げ、邪魔をするなと言わんばかりの敵の攻撃を、巧みに躱し。
「あっははは、ダンスみたいだねー?」
少女を抱えたまま、室内を自由自在に飛び回る、ビヤーキー。
甲冑姿の敵の、不気味さなど笑い飛ばす勢いで、楽しそうに笑って。
仲間達が居る場へ、着地する。
「大切な存在を失った悲しみは本人にしか分からない。それでも……」
まだ儀式に縋るかどうか、懸念を抱いたままの椿が、少女へ語り掛ける。
「これは私達の仕事だから……ごめんなさいね」
少女が召喚を成功させてしまえば、大切な存在を失う者が、確実に増えるだろう。
悲しみを広げない為にも、阻止しなければならない。
椿が謝った直後、仲間の行動により、少女は別の空間へ移される。
「少女は無事に保護できたようだから後は掃討だな」
シビラ・レーヴェンス(ちんちくりんダンピール・f14377)は少女を移動させた仲間の姿も見当たらない事に気付き、空間内で説得をしてくれているのだろうと、判断。
説得は仲間に託して、ふと窓の外を見れば、組織が避難誘導を終えていた。
これで気兼ね無く、戦いに専念出来る。
敵群と一定の距離を広げながら、シビラは高速で詠唱を開始。
無数に飛び回る紅の剣に、貫通攻撃と鎧無視攻撃、そして全力魔法を付与し、四方八方からの包囲攻撃を食らわせ。
「両脚を動けなくすれば攻撃も移動もできまい?」
シビラを追っていた敵群は、一体一体、足に紅の剣が四本ずつ刺さっている。
それは、触れるとその部分のみ壊死するという、恐るべき効果を、持つもので。
力尽きる前に敵が武器の威力を上げるが、直ぐに崩れ落ち、消滅する。
武器を投げて来る敵も居たが、机の下にシビラが身を隠せば、学校と言う場に詳しくない敵は簡単にシビラを見失い、力尽きる。
(「急襲は困るから、私の身の周囲に三本くらい置いておこう」)
見切りや野生の勘を使用しているが、念の為に、と。用心を怠らない、シビラ。
『花も草も等しく砂の上で眠りなさい、刃を握ったおそろしいものが近付こうとも』
敵群だけを見据え、椿は歌声を響かせる。
椿が視認している対象だけに効果を発揮する歌声は、強固な眠気を誘うもので。
(「敵全てに効くとは思えないけれど」)
冷静に思考を巡らせる椿の背後から、敵が忍び寄る。
ガタリ、と、敵が机を倒した為、気付いた椿は身をひるがえし、剣の一振りを何とか避けた。
命中しなかった為、続く敵の連携攻撃も、当たらない。
「初撃さえ躱しちゃえばいいしね」
天井ギリギリまで飛行していたビヤーキーが、掌を掲げて。
「そーんなに戦うの得意じゃないんだよねー……」
敵と味方を識別出来る、炎の渦を放つ。
「だからね、君たちにはそのまま焼け死んでもらっちゃうよー」
荒ぶる炎が凄まじい勢いで広がり、消えない炎となって敵を燃やし続ける。
ダメージは入るものの、一度で消滅させる事は出来ず、本人もそれを自覚しており。
立て続けに振るわれる剣を、飛翔して回避してゆく。
ビヤーキーを攻撃目標としている敵群は、隙だらけだ。
シビラは機会を逃さず、そんな敵群へ紅の剣を突き刺してゆく。
(「私の小躯では直接ダメージを与えられるとは考えてない。個別で戦うよりも他の者との連携をした方が有利に動ける」)
バックアップに回ったり、仲間と連携や協力をし合ったり、と。
自分が行なえる戦術を、シビラは見い出し、実行する。
短時間の歌唱を椿が行ない、眠気に誘われた敵へ、シビラは紅の剣で倒してゆく。
追加の敵は現れず、猟兵達はやがて、敵群を殲滅し終える。
『全滅しましたか。召喚の完遂もさせられないとは、本当に使えない配下ですね』
溜め息を吐き、自分の配下を罵って。
召喚の阻止が成功した事により、中途半端な状態の、不完全なUDC怪物が姿を現した。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
第3章 ボス戦
『『スーサイダル・ブラック』諭鶴羽・明滅』
|
POW : ロマンチック・スーサイド
【猟兵は世界を守る存在であると信じる】事で【UDCと細胞単位で完全融合した本気モード】に変身し、スピードと反応速度が爆発的に増大する。ただし、解除するまで毎秒寿命を削る。
SPD : ブラスト・ビート
レベル分の1秒で【魔導拳銃を構え、狙いを定め、呪殺弾】を発射できる。
WIZ : ブラック・ゲイズ
【邪視】が命中した対象を捕縛し、ユーベルコードを封じる。ただし、解除するまで毎秒寿命を削る。
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴
|
百地・モユル(サポート)
熱血で好奇心旺盛
本が好きな小学生
正義感が強く困っている人は見過ごせない
UCは業火の一撃、灼熱の束縛に加えて
自分たちが押し切られそうになったらオーバーヒートバッシュ
🔴の数が多い場合はバーニングリベンジャーだ
攻撃には怪力、属性攻撃、2回攻撃、グラップルなどの技能をのせる
逆に敵の攻撃をからみんなをかばう、耐えるために
武器受け、挑発、おびき寄せ、時間稼ぎ、激痛耐性なども使用
敵に一撃入れられそうなら咄嗟の一撃や捨て身の一撃、カウンター
こいつがボスか…
みんな大丈夫?助けにきたよ!
そんなの許せない、ボクの炎で焼き払ってやる!
技能の勇気、覚悟、気合いは常に発動状態
アドリブ絡み歓迎
影朧などの場合は説得もしたい
ディ・アルカード
【POW軸】
不完全いうても流石に邪神やな
一筋縄じゃいかんか
軽快な動きに翻弄され
妨害や壁役に展開していた「スクラップ」達を簡単に蹴散らされ
素直に賞賛の言葉が口から洩れます
だからというて、このまま好き勝手はさせへんけどな
大体分かった「ソレ」が肝か?
悪いけど、認められへんな!!
ハンドガンを構え『ロマンチック・スーサイド』に対して『審判』を使い相殺
また『審判』のコピーで、自身に身体強化のバフを付与します
相殺されたことによる一瞬のスキを突いて
距離を詰め、POW任せの「発勁」のような近距離打撃
よろめいたところを追撃で引き金を引いて無数の弾丸を叩き込みます
これで終いや!!往生せぇや!!
シホ・イオア
さあ、お仕置きの時間だよ。
さとちゃんの願いを利用しようとしたこと、絶対許さない!
「輝石解放、ルビー! 愛の炎よ、舞い踊れ!」
炎の展開に成功したら敵の視線を遮るように誘導。
攻撃方法がわかってるんだし、
味方のフォローにもなるから顔に攻撃を集中させる。
霞の残像を纏っているからそうそう実体を捉えられるとは思わないけど
UCを封じられたら剣で斬り光輪で斬り空飛ぶハートの銃で撃ち
ガトリングで穴だらけにするよ。
戦闘後はさとちゃんのフォロー。
会いたいと思ってしまうのは仕方のないことだけど、
ちいちゃんが心配するようなことはしないようにね。
斑鳩・椿
女生徒は退避してくれたから狭い空間でも存分に戦えるわ。
備品は…敵が壊したということで良いかしら?
アドリブ、共闘可
破魔の力を載せた薙刀で広い面をなぎ払い、相手の進路を削ぐように攻める。攻撃力のある仲間の方へ敵が移動するように立ち回る。椅子や机を盾にしたり斬り飛ばしたり、備品を惜しまず使用。
仲間が傷ついた時にはUCで回復と鼓舞を。
大丈夫よ、一緒に立ちましょう
シビラ・レーヴェンス
相手のその姿と所持品から軽快に動き回る遠距離タイプとみた。
まあ偽装で実は近接戦闘を好むかもしれないから間合いは注意。
小躯を利用し室内の机や椅子の影に隠れつつ移動してみようか。
封印を解き限界突破したのちに全力魔法で【崩圧陣】を行使。
早業と高速詠唱で唱える時間を短縮しようと思う。
生み出した重力は他の猟兵達のサポートに利用できるだろう。
仕事終了後は当然校内から帰るわけだが…。
また校内に残っている生徒に囲まれてしまっては物凄く面倒だ。
…特に情報をくれた子達には見つかりたくはないものだ…。
周囲をさりげなくも厳重に警戒しつつ校内から出ようと思う。
(結局見つかり質問攻めと何故かスキンシップされる)
ミーヤ・ロロルド(サポート)
『ご飯をくれる人には、悪い人はいないのにゃ!』
楽しいお祭りやイベント、面白そうな所に野生の勘発動させてくるのにゃ!
UCは、ショータイムの方が使うのが多いのにゃ。でもおやつのUCも使ってみたいのにゃ。
戦いの時は得意のSPDで、ジャンプや早業で、相手を翻弄させる戦い方が好きなのにゃよ。
口調だけど、基本は文末に「にゃ」が多いのにゃ。たまににゃよとか、にゃんねとかを使うのにゃ。
食べるの大好きにゃ! 食べるシナリオなら、大食い使って、沢山食べたいのにゃ♪ でも、極端に辛すぎたり、見るからに虫とかゲテモノは……泣いちゃうのにゃ。
皆と楽しく参加できると嬉しいのにゃ☆
※アドリブ、絡み大歓迎♪ エッチはNGで。
現れたのは、細身で華奢な印象の、UDC怪物。
だが外見とは裏腹に、威圧感は凄まじく、不完全な状態とは到底思えない程の重苦しい雰囲気を漂わせて。
「こいつがボスか……」
駆け付けた百地・モユル(ももも・f03218)は身構え、迫力に負けまい、と。
勇気と覚悟と気合いを発動させる、モユル。
『中学生、という存在は、思春期とやらのお陰で精神的に脆く、扱いやすいと思ったんですけどね。流石、猟兵……見事に邪魔をしてくれましたね』
カツ、とヒールの音を響かせ、静かな口調で語る、UDC怪物。
「そんな考えで、さとちゃんの願いを利用しようとしたこと、絶対許さない!」
シホ・イオア(フェアリーの聖者・f04634)の表情は、怒りの色を露わにして。
『貴方達を始末して、また別の中学生を利用しましょうか』
「そんなの許せない!」
熱血漢で正義感の強いモユルが、ヴァリアブル・ウェポンを展開し、床を蹴って飛びかかる。
対して、UDC怪物はスピードと反応速度を増大させ、モユルの攻撃を躱す。
しかしモユルは諦めず、咄嗟の一撃を2回、繰り出した。
怪力と属性攻撃を兼ねた一撃が命中し、UDC怪物を吹き飛ばす。
UDC怪物は、くるりと宙で一回転後、机の上へ着地して、猛スピードで一気に距離を縮めて来た。
妨害や壁役として配置していた、ディ・アルカード(【D】・f34040)のスクラップ達は、あっさりと蹴散らされ、斑鳩・椿(徒花の鮮やかさ・f21417)が振るう薙刀をも、避けて。
椿に銃口を向けた瞬間、モユルが両者の間に割り込み、UDC怪物の攻撃から、椿を庇う。
武器受けと激痛耐性のお陰で、モユルに隙は生じず、カウンターで攻撃を食らわせた。
「にゃにゃー! 悪いコトするなら、こっちはこのお菓子で守っちゃうのにゃ!!」
大量の美味しいお菓子をガジェットから放出し、ミーヤ・ロロルド(にゃんにゃん元気っ娘・f13185)は、戦場内全ての射撃武器を無力化する。
「お菓子……少しだけにゃ、少しだけ食べるにゃ」
美味しいと分かっている大量のお菓子に、目がくらんでしまう、ミーヤ。
お菓子を口に咥え、幸せそうに食べながらミーヤは跳躍し、敵の接近を回避し続ける。
(「軽快に動き回る遠距離タイプと見ていたが、近接戦闘もできるのか」)
身体が小さいのを活かし、シビラ・レーヴェンス(ちんちくりんダンピール・f14377)は机の陰に隠れ、敵を分析中。
敵との間合いを常に意識して、シビラは机や椅子の陰に身を隠しつつ移動する。
「にゃにゃー!? ユーベルコードが封じられたにゃ! 追加のお菓子が食べられないにゃ!」
捕縛され、ユーベルコードを封じられたミーヤは、思わず本音を零す。
「不完全いうても流石に邪神やな。一筋縄じゃいかんか」
蹴散らされたスクラップ達を見て、ディは思わず、称賛の言葉を素直に呟いて。
「だからというて、このまま好き勝手はさせへんけどな」
レッドブラッドを構え、敵の立ち回りに集中する。
「さあ、お仕置きの時間だよ。輝石解放、ルビー! 愛の炎よ、舞い踊れ!」
個別に操作出来る炎をシホは放ち、敵を燃やす。
敵は反撃でブラック・ゲイズを展開するが、シホは炎を操って敵の視線を遮り、ロイヤルミストガードによって霞の残像を作り出した。
発射された弾丸は、シホの残像に命中するだけで、シホ自身には中々当たらない。
忌々しそうに舌打ちした敵の、顔面へと、シホは炎を再び放つ。
敵が目を閉じた機を逃さず、椿は破魔の力を薙刀に付与し、大きく薙ぎ払う。
「存分に戦いましょう」
仲間達が攻撃出来るようにする為、椿は更に薙刀を振るい、敵を仲間達のほうへと向かわせて。
「備品は……敵が壊したということで良いかしら?」
飛んできた弾丸を、椿は椅子や机を盾代わりにして防ぐ。
封印を解いて限界突破したシビラは、早業と高速詠唱を組み合わせて詠唱時間を短縮し、全力魔法で崩圧陣を発動。
腰の魔道書から超重力を放ち、ダメージと共に、一時的に敵の行動を制限させる、シビラ。
身動きが取れなくなった敵は、せめてもの反撃にと、シホに邪視を命中させ、ユーベルコードを封じた。
「大体分かった“ソレ”が肝か? 悪いけど、認められへんな!!」
ディは自身の血液を代償にする事で、装備している武器の封印を解く。
敵のユーベルコードを打ち消し、コピーする効果を併せ持つ審判により、ディはスピードと反応速度を爆発的に増大させる。
ユーベルコードを封じられたシホは、宝石剣エリクシアで敵を斬り、ルミナス・リングの光線で敵を切断。
「穴だらけにするよ」
シホの猛攻は止まらず、Light My Fireの銃口から弾丸を放ち、更にガトリング砲を仕込んだブーツから、銃弾を幾つも撃ち込む。
苦しむ敵に、ディは猛スピードで急接近し、特殊な打撃により激しい力を放出。
「これで終いや!! 往生せぇや!!」
引き金を引いて特殊な弾丸を、数えきれない程、撃ちまくる。
断末魔の叫びを上げ、UDC怪物は消滅した。
少女をフェアリーランドから戻し、シホは少女の目を真っ直ぐに見て。
「会いたいと思ってしまうのは仕方のないことだけど、ちいちゃんが心配するようなことはしないようにね」
「そう、ですよね。ちいちゃん、きっと見守ってくれてますよね……ありがとう」
会う事は出来ないが、心配するという事は、見守ってくれているという事だ。
ちいちゃんが心配する、と告げた、シホの言葉に、少女の心は救われた。
(「仕事終了後は当然、校内から帰るわけだが……。また生徒に囲まれてしまっては物凄く面倒だ」)
戦闘音が完全に消えた為、一部の生徒達は校舎内に戻っている。
シビラはやれやれと溜め息交じりに呟き、慎重に周囲を見回して、出入り口を目指す。
(「……特に情報をくれた子達には見つかりたくはないものだ……」)
警戒していたシビラの後ろから、女子生徒達の声が響く。
振り向くより先に、女子生徒の1人が、シビラに抱きついて。
「めっちゃ可愛いー!」
「ずるいー、私もハグしたい! あ、訊きたい事、まだまだ有るんだけど」
見つからずに出てゆく事は叶わず、スキンシップや質問責めをされてしまう、シビラ。
(「……何故だ」)
頭を抱えたくなる状況に、シビラは遠い目をしたのだった。
成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴