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いざ征かん、もふもふ超魔軍!

#サムライエンパイア #猟書家の侵攻 #猟書家 #大天使ロロサエル #陰陽師 #安倍晴明 #魔軍転生

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 京の都を見下ろす瞳は、赤混ざる金のいろ。
 バサリと音を鳴らし揺れるのは、優美なる天使の翼。
 そして美しい容姿に微笑み宿すその男――大天使ロロサエルは、優しい声色で紡ぐ。
『私には「七大天使」全てを見つけ出すという目的もありますが……どうしても、強い興味を覚えてしまうのです』
 眼下に見える「京の都」。
 先祖代々オブリビオンと戦い続けてきたという「陰陽師」達。
 勿論、魔軍将「安倍晴明」。
 ――そして。

『……ぴぃ』
『ちぃちぃ』
『ピッピィー』

『どうしても……どうしても、私は強い興味を覚えてしまうのです。この真白でふわふわもふもふとした存在に』
 大天使はそっと掌に乗せた白いふわもこに、慈愛を与えるかの如く微笑みを向けて。

 ――発動せよ、「超・魔軍転生」!

 その白いふわもこ・まっしろピヨすけの群れに憑装させる。
 クルセイダーの秘術「超・魔軍転生」を以って。
 その名の元に――魔軍将「安倍晴明」を!
 そして、ずもももももぉぉ……と。
 飛躍的にパワーアップを果たし、さらにめちゃくちゃもふもふになったピヨすけは。
 いや……ピヨすけたちに憑装した安倍晴明は、ぴぃ、と可愛く一鳴きして紡ぐ。
『此度の私の身体は、もふもふでございますな』
『ええ、強い興味を覚えてしまうほどのもふもふです』
 もふもふな魔軍将の言の葉に、こくりと頷く大天使。
 そんな大天使ロロサエルに、チィチィと晴明を憑装したピヨすけたちは囀る。
 ――斯様なもふもふもまた一興かもしれませぬ、と。

●幹部です。
「終戦した世界に、猟書家が侵略を開始したことは皆も聞いているかとは思う。その中で、サムライエンパイアに在る猟書家のひとり・大天使ロロサエルの存在を掴むことができた」
 己が追跡すべき存在を掴んだ筧・清史郎(ヤドリガミの剣豪・f00502)は、集まってくれた猟兵達に礼を言った後、視た予知の内容を語り始める。
「動きをみせた猟書家は、大天使ロロサエル。七大天使とやらの一柱であるようだが。動き出したその目的は、クルセイダーの目論む「江戸幕府の転覆」を実現することだ」
 他に、七大天使を探すという任もどうやら彼にはあるらしいが、今のロロサエルの興味はあまりそちらには向いていないらしい。
 かわりに積極的に乗り出したのが、クルセイダーの目論む「江戸幕府の転覆」。
 そのために発動させたのが、クルセイダーの秘術「超・魔軍転生」なのだという。
「大天使ロロサエルは、魔軍将「安倍晴明」を憑装したオブリビオンの大軍勢を率い、今もなおエンパイアの中枢都市のひとつである「京」の都に押し寄せるつもりのようだ」
 けれど京には、古代より密かに「対オブリビオン戦闘」を想定してきた「陰陽師」達が数百年掛けて張り巡らせた結界がある。とはいえ、それがいつまでも持つものではないというのも事実。
「なので陰陽師達と協力し、迫るオブリビオンの軍勢を倒して、大天使ロロサエルの目論見を打破して欲しい」
 戦力としては不足であるが、陰陽師達の協力を得られれば、結界で敵の動きを鈍らせることができるというのだ。

 そして今回、魔軍将「安倍晴明」を憑装するオブリビオンであるが。
「真っ白もふもふな、まっしろピヨすけの群れだ」
 大天使ロロサエルが発動させた「超・魔軍転生」は、かつて織田信長が使っていた「魔軍転生」の強化版。倒された魔軍将の魂を「大量に複製して召喚」し、配下全員に憑装させるというものである。
 そしてこれにより、配下オブリビオンは大きくパワーアップされてしまうのだという。
 つまり……ただでさえもふもふなまっしろピヨすけの群れが、さらにもふもふになってしまうということなのだ。しかも、群れの全てが。
 なんという恐るべき荒業……!!
 さらに、何か晴明みたいに喋るらしい。
 それから清史郎はきりっと気を引き締め、猟兵達をぐるり見回して。
「いくらもふもふしていて可愛らしくても、大群が京の都に押し寄せれば、大変なことになる。なので、陰陽師達と協力して進軍を阻止して欲しい」
 大天使率いる、ものすごいもふもふした敵の群れの退治を改めてお願いして。
 掌に満開桜を咲かせ、もふもふが押し寄せんとする京の都へと導く。


志稲愛海
 志稲愛海です。
 よろしくお願いいたします!

 こちらは、2章で完結する猟書家幹部シナリオです。

 ※ご連絡※ 第1章のプレイングは、11/4(水)朝8:31より受付開始します。
 それ以前に送信されたものは流れる可能性があります。

●プレイングボーナス(全章共通)
 陰陽師と協力する。

●シナリオ概要等
 第1章:まっしろピヨすけ(集団戦)
 第2章:大天使ロロサエル(ボス戦)

 第1章は、晴明を憑装して超絶もふもふになったまっしろピヨすけ戦です。
 つまり、めちゃめちゃもふもふになった、with晴明なもふもふの群れを。
 存分にふるもっふして退治してくださいという内容です。
 めちゃパワーアップしていますが、もふもふに極振りされています。
 数は半端なく多く、何か晴明みたいに喋りますが。
 パワーアップしても、戦闘力自体はかなり低いですので。
 存分に突撃し飛び込み埋もれもふった後、さくりと退治してください。
 その辺にいる陰陽師達と協力すれば、結界で敵の動きを鈍らせられますので。
 つまり、よりもふもふしまくれるということです。
 協力は、術を施す彼等をもふもふの脅威から身を挺し守る等そんな感じで。
 要は、超絶もふもふになった晴明なピヨすけをめちゃもふもふし倒して下さい。
 戦闘に関しての行動は、倒します、くらいで倒せます。

 第2章は、猟書家・大天使ロロサエルとの戦闘です。
 普通に戦闘するのは勿論、今回は言葉交わしつつ戦っても良しです。
 重要な情報等は当然ながら口を割らずきっと全く得られませんが。
 雑談的なお喋りには、今回はそこそこ気が向けば付き合ってくれるかもです。
 彼は整った容姿を駆使し人を言いくるめる物腰柔らか胡散臭い大天使です。

 第2章の詳細は、追加OPを記載します。
 締切等はMS個別ページやTwitterでお知らせします。

●お願い
 同行者がいる場合は【相手の名前(呼称可)と、fからはじまるID】又は【グループ名】のご記入お願いします。
 ない場合、相手と離れてしまうかもしれませんのでお忘れなく。

 グループ参加の人数制限はありません、お一人様~何人ででもどうぞ!
 ですが複数人の場合は失効日の関係上、同行者と送信タイミングが離れすぎていたり、ご指定の同行者が参加していない場合は返金となる可能性もあります。

 可能な限り皆様書かせていただきたく思っています。
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第1章 集団戦 『まっしろピヨすけ』

POW   :    超もふもふもーど
全身を【膨らませてめちゃくちゃモフモフな状態】に変える。あらゆる攻撃に対しほぼ無敵になるが、自身は全く動けない。
SPD   :    もふもふあたっく
【もふもふ体当たり】を放ち、自身からレベルm半径内の全員を高威力で無差別攻撃する。
WIZ   :    もふもふソルジャーズ
レベル×1体の、【額】に1と刻印された戦闘用【ミニまっしろピヨすけ】を召喚する。合体させると数字が合計され強くなる。

イラスト:Miyu

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

逢坂・理彦
とってももふもふだねぇ…
いやあんな感じだけど『安倍晴明』が憑いてるわけだし油断しちゃダメだよね。

まずは陰陽師さん達にも手伝って貰おうか。
『京』を護る術に関しては彼らが最も長けているわけだからね。
あと俺は戦巫女の方だから陰陽術は使えないんだけど【破魔】とか【結界術】なら多少は心得はあるよ。俺にも何かできそうな事あったら教えてね。

陰陽師さん達が頑張ってくれてる間に
UC【狐火・穿ち曼珠沙華】発動。
あの子達は合体して強くなるか数を増やすかちょっと判断がつかないけど。
先ずは曼珠沙華で攻撃。
合体したのが残ったら墨染桜で【早業】で【なぎ払い】させてもらおう。



 この世界に舞い降りた大天使が興味を示したのは、クルセイダーの江戸幕府転覆の野望と。
 そして……真白の可愛いふわもこたち。
 そんな大天使ロロサエルが施した秘術により、まっしろピヨすけたちは更なるパワーアップを遂げたという。
「とってももふもふだねぇ……」
 ゆうらり、やはりもふもふな尻尾を揺らしながら呟いた逢坂・理彦(守護者たる狐・f01492)が言う様に……めっちゃ超絶もふもふに。
 だが、眼前のふわもこは、ただの可愛いもふもふではない。
『私のもふもふは、極上のふわもこでございますゆえ』
「いやあんな感じだけど『安倍晴明』が憑いてるわけだし油断しちゃダメだよね」
 何でだか大天使がもふもふたちに憑装させたのは、あの魔軍将・安倍晴明だという。
 ピィと可愛く鳴きながら晴明みたいに喋るもふもふは少々シュールではあるけれど。
(「『京』を護る術に関しては彼らが最も長けているわけだからね」)
 理彦はまずは、周囲にいる陰陽師達にも手伝って貰えるよう声を掛けて。
「では我々は、結界を維持すべく術を施しますゆえ……!」
「あと俺は戦巫女の方だから陰陽術は使えないんだけど、破魔とか結界術なら多少は心得はあるよ。俺にも何かできそうな事あったら教えてね」
 こくり頷いて陰陽術を展開する彼らへの協力も惜しまない。
 そんな陰陽師たちの結界の賜物か、動作がなんだかさらにゆるーくなった気がするもこもこたちに。
 理彦は火炎燃ゆる曼珠沙華の杭を見舞い、わらわら増えたミニピヨすけ共々、さくっと一掃して。
 合体しもふもふ度合いが増したピヨすけへと素早く振るうのは、握る墨染桜。
 晴明を憑装したもふもふな敵の群れを油断なく、愛用の薙刀でざっと薙ぎ払っていく。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ザッフィーロ・アドラツィオーネ
宵f02925と

何と恐ろしい物を作り出してくれたのだ…
だが、この者たちに強い興味を覚えるという事は俺も同意しようとそわとモフたちを眺める…も
宵の声を聴けば…宵、解って居る。解っては居るのだと視線をそらし戦闘へ


戦闘時は敵に突進するよう行動
柔らかくふわふわで良き香りがするこれは…!とピヨスケ達に顔を埋めてみよう
宵…本当に、恐ろしい敵だな…?そう至近に居る宵へ声を投げつつもふと、一匹のピヨスケと目が合えば懐にしまわんと…
…、…宵、止めてくれるな…!世話なら、世話なら責任をもってしてみせる故に…!
そう必死の形相で宵へ声を投げながらも続く説得を聞けば涙を呑んで【罪告げの黒霧】
…本当に、恐ろしい敵だった…


逢坂・宵
ザッフィーロ(f06826)と

いや、なに同意してるんですか
良いですか、ザッフィーロ
敵はオブリビオンです
滅せねばならないものです
わかりますね?
別れがつらいならいまのうちに諦めたほうがきみのためです……!と説得を

戦闘においてはかれとともに敵へ突撃しもふもふし
陰陽師の方とも協調します

……ええ、頬を撫ぜる極上の羽毛の軽やかさ……
素晴らしいです
が!
オブリビオンを持ち帰ってはいけないと!
いつも言っているでしょう!!
と心を鬼にして叱り
世話うんぬんではなくそもそもが敵なのですよ……!

なんとか諦めてくれたなら
【天航アストロゲーション】でピヨすけへと攻撃を
僕は時折、オブリビオンよりも君のほうが恐ろしいですよ……



 大天使が発動した「超・魔軍転生」により、魔軍将を憑装した敵の群れ。
 そんな、京の都を目指す敵の大軍を眼前に。
「何と恐ろしい物を作り出してくれたのだ……」
 ザッフィーロ・アドラツィオーネ(赦しの指輪・f06826)は銀の瞳を大きく見開き、戦慄していた。
『私の身体は斯様なほどのもふもふでございます』
 ピィ、と可愛く鳴く、安倍晴明が憑装されたまっしろピヨすけの超絶もっふもふボディーに。
 術を施した大天使ロロサエルは、江戸幕府転覆を目論む猟書家。
「だが、この者たちに強い興味を覚えるという事は俺も同意しよう」
 けれどザッフィーロはどうしても、彼の強いもふへの思いには頷かずにはいられなかったのである。
 もふもふを、さらにもふもふにしてくれた大天使の興味には。
 そんな、そわ……とモフたちを眺めるかれの様子を微か見上げて。
「いや、なに同意してるんですか」
 ビシッとはっきり言って聞かせるのは、逢坂・宵(天廻アストロラーベ・f02925)。
「良いですか、ザッフィーロ。敵はオブリビオンです、滅せねばならないものです」
 ――わかりますね?
 そう自分を見つめる深宵彩る星の瞳へと、ちらりと一瞬視線を返すザッフィーロだけれど。
「……宵、解って居る。解っては居るのだ」
「別れがつらいならいまのうちに諦めたほうがきみのためです……!」
 宵の説得の声に、解って居る、と自らに言い聞かせる様に何度も呟いてから。
 くっ、と視線をそらし、宵と共に戦闘へと、ある意味文字通り身を投じる。
 けれどそんな敵襲に、京の都も無抵抗ではなく。
 張り巡らされているのは、古代より密かに「対オブリビオン戦闘」を想定し張り巡らせた結界。
 そして周囲には、敵の動きを鈍らせるというそれを張り護る陰陽師たちの姿が。
 そんな陰陽師達とも協調しつつ、ちょぴりしょんぼりしながらも敵に突進するように動いたザッフィーロと共にいざ、もふもふ突撃する宵。
 ザッフィーロは早速、ピヨすけたちの只中へと飛び込んで。
 ――ぽふんっ、もふぅっ。
 再び、その銀の瞳を大きく見開いてしまう。
「柔らかくふわふわで良き香りがするこれは……!」
 ずぼっとピヨすけたちに、その顔を埋めて。
 そして、こう呟かずにはいられない。
「宵……本当に、恐ろしい敵だな……?」
「……ええ、頬を撫ぜる極上の羽毛の軽やかさ……」
 素晴らしいです、と宵もふわふわもっふもふな手触りに、こくりと頷きはするけれど。
 すぐに、確りと見逃さずかれへと言い放つ。
「が! オブリビオンを持ち帰ってはいけないと! いつも言っているでしょう!!」
 目がぱちりと合った一匹のピヨすけを、そうっと懐にしまわんとしたザッフィーロへと。
 しかし、ピィ、とあざとく鳴くそのふわもこをお持ち帰りしないなんてできるだろうか、いやできない。
「……、……宵、止めてくれるな……! 世話なら、世話なら責任をもってしてみせる故に……!」
 ふるふると、子犬を拾ってきた小学生の様なことを訴えつつ。
 必死の形相で、そう粘ってみるザッフィーロであるが。
「世話うんぬんではなくそもそもが敵なのですよ……!」
 心を鬼にし、子供を叱るおかんかの如く、再度言って聞かせる宵。
 いや、ザッフィーロも猟兵、よく解って居るのだ。
 掌の上のめっちゃもふもふした、チィチィ鳴く可愛い存在とは……決して、相容れないことを。
 そんなある意味辛い戦いに、ザッフィーロは涙を呑みながら。
 ある意味とても罪深い敵の群れへと、身に満ちた穢れ混じる黒き毒霧の吐息をふっと放つ。
 そして何だか涙目になりながらもなんとか諦めてくれたかれの様子を見遣った後、宵もピヨすけたちへと得物の先端を向けて。
『斯様なもふもふの私を滅すると……ピィ!』
 空から招来した隕石で、晴明の様に喋るふわもこを一掃すれば。
 喋って鳴くふわもこに、何気に心のダメージをより受けながらも、ザッフィーロは心からの呟きを落とす。
「……本当に、恐ろしい敵だった……」
 そして、そんなかれを見遣りつつ。
 宵はそっと夜色の髪を微か揺らし、首を横にふるりと振るのだった。
 ――僕は時折、オブリビオンよりも君のほうが恐ろしいですよ……と。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

月藤・紫衣
もふもふで愛らしいまっしろピヨすけさんたちがこんなことに

どうせならもっともふも…こほん
陰陽師のみなさんから離しつつ
【怪力】で一所にある程度まとめてつついて…
うまくもふもふモードになるといいのですが

日中も肌寒くなって冬支度もしたところ
このもふもふの魅力には勝てません
もふもふに飛び込んで柔らかさを実感したら
撫でてふわふわの羽をさらにふわふわにして
埋もれて楽しもうかと
この羽毛でお布団とかいいですよね…作りたい
ふわもふを心置きなく堪能したらお時間でしょうか

……だいぶ、その、心が痛みますが
【海雫】でふわふわを掴みつつ、振り回して退治しましょうね
この心労…安倍晴明さんは恐ろしい人ですね…
(アドリブ等歓迎)



 それは、サムライエンパイアに降り立った大天使の所業だという。
「もふもふで愛らしいまっしろピヨすけさんたちがこんなことに」
 そう……月藤・紫衣(悠々自適な花旅人・f03940)の言うように。
 もふもふで愛らしいまっしろピヨすけが、さらなる超絶なもっふもふに……!
「どうせならもっともふも……こほん」
 紫衣は何気に本音をぽろり零しそうになりつつも、ひとつ咳払いをしてから。
 ピィ、と可愛く鳴くもふもふを、陰陽師の皆から離しつつ、つんつん。
 怪力をもって一箇所にある程度まとめて、つついてみる。
「うまくもふもふモードになるといいのですが」
 ピヨすけが全身を膨らませめちゃくちゃモフモフな状態になるかどうか、じっと見つめてみて。
 そして、ずもももぉぉっと、お待ちかねの超もふもふもーどになれば。
「日中も肌寒くなって冬支度もしたところ。このもふもふの魅力には勝てません」
 肌寒くなってきたこの時期に、ぴったり!?
 ――ぽふんっ、ずぶずぶ……!
 もふもふに思いっきり飛び込んで、柔らかさをもふもふと実感。
「この羽毛でお布団とかいいですよね……作りたい」
 そう何気に願望を口にしながらも、さらりともふもふを撫で撫でして。
 ふわふわな羽を、さらにふっわふわにしてから。
 ふわもふを心置きなくもふもふふかふか、めっちゃもっふり堪能します!
 そして満足いくまでもふった後は、勿論お仕事も忘れてはいません。
「……だいぶ、その、心が痛みますが」
『もふもふな私を退治するのでございますか。まぁ、またそれも一興でございますな』
 そうピィ、と可愛い声で鳴く晴明が憑装されたふわふわを、何気にもう一回すりすりしてから海雫を展開、もふっと掴んで。
 ふりふり振り回し、ふわふわ手触りを最後まで楽しみつつ。
 可愛らしい敵の群れをもふもふ退治していきながら、紫衣は改めて呟くのだった。
 ――この心労……安倍晴明さんは恐ろしい人ですね……と。

大成功 🔵​🔵​🔵​

満月・双葉
この世界にも知り合いが居るので、どうにかなって貰っても困るのですよねぇ…
さて、もふもふ発見もふもふします
それにしても敵にももふもふ好きが居るというのはほっこり案件ですね
いや、倒しますけど

このもふもふで魅力してしまおうと言うのだな…!
そうですね、このもふもふの海の中で普段の疲れを癒やして…
ちっちゃいもふもふが増えていく…!
何と言うご褒美
あっ待って合体しないで勿体無い…大根上げるから…爆発するけど(【爆撃】)
あまりの可愛さに燃やしちゃいそう…カエルのマスコットさん、炎吐いて(【属性攻撃】)
ぁぁ勿体無い勿体無い…今のうちにもっふもふしちゃいましょう…



 サムライエンパイアに降り立った大天使の目的は、七大天使とやらを探すことらしいけれど。
 それ以上に彼――大天使ロロサエルが強い興味を示したのは、クルセイダーが目論む江戸幕府転覆の野望。
 そしてその為に、この世界へと赴いた猟書家が動き出したのだというが。
「この世界にも知り合いが居るので、どうにかなって貰っても困るのですよねぇ……」
 そう呟きを落とした満月・双葉(時に紡がれた人喰星・f01681)は、発見する。
 大天使ロロサエルが発動したという秘術によってもふもふさを増した、まっしろもふもふな敵の群れを。
 何でよりによって、まっしろピヨすけに大天使は「超・魔軍転生」を施したのかといえば。
 大天使が強い興味を抱いたかららしい。この可愛いふわもこたちに。
「それにしても敵にももふもふ好きが居るというのはほっこり案件ですね」
 双葉はそんなもふもふに興味津々な様子の猟書家を、微笑ましく一瞬思うけれど。
 ……いや、倒しますけど。
 倒すべき敵の群れへと視線向ければ。
「このもふもふで魅力してしまおうと言うのだな……!」
 なんという、魅惑の超絶なもふもふの群れ……!
 そうですね、このもふもふの海の中で普段の疲れを癒やして……なんて、全身ぼすっと埋まってみたりするけれど。
 でも、ただのもふもふではありません!
 双葉は、はっと大きく瞳を見開く。
「ちっちゃいもふもふが増えていく……!」
 ――何と言うご褒美、と。
 けれど、ピィピィ鳴きながら、ちょこちょこふわもこが集まれば。
「あっ待って合体しないで勿体無い……大根上げるから」
 ……爆発するけど、と。
 そう続けた瞬間、ちゅどーん! と爆ぜる大根。
 いいえ、大根で爆撃させるだけではありません。
「あまりの可愛さに燃やしちゃいそう……」
 ――カエルのマスコットさん、炎吐いて。
 刹那、ぶわっとカエルのマスコットさんから吐かれる炎。いえ、あまりに可愛くて。
 そして、さくさくっと敵の群れが滅されれば。
「ぁぁ勿体無い勿体無い……」
 倒すけれど、やっぱり超絶もふもふが消えちゃうのは、ちょっぴり勿体ないから。
 双葉は悔い無きよう、わらわら数を増やしたミニピヨすけたちを、改めてふるもっふ!
 ――今のうちにもっふもふしちゃいましょう……、って。

大成功 🔵​🔵​🔵​

三上・チモシー
すごーい、見渡す限りもふもふだねー

とりあえず、ちょっと敵に突撃してくるね!
自分の攻撃、敵にすごく接近しないと効果ないから。そういう技だからね、仕方ないよね
安心して、陰陽師さんには絶対近付かせないから!
いってきまーす!

おもいっきりダイブ!
いやっほーぅ! もふもふの海だー!
上下左右全てもふもふ。ひかえめに言って最高だよね
なんか晴明っぽい声が聞こえる気もするけど、そんなことよりもふもふ
あー、これで敵じゃなかったらなぁ……

思う存分もふったら、灰燼拳でポコっと



 それは、サムライエンパイアへと赴いた大天使が施した秘術なのだという。
 ただでさえもっふもふなまっしろピヨすけに、魔軍将・安倍晴明を憑装させて。
 さらなる超絶もっふもふに、パワーアップ……!
 そんな京の都へとピヨピヨ向かわんとする敵の群れを見遣って。
「すごーい、見渡す限りもふもふだねー」
 三上・チモシー(カラフル鉄瓶・f07057)は、すかさず地を蹴る。
 ――とりあえず、ちょっと敵に突撃してくるね! って。
 いえ、これは仕方ないことのです。
 何せチモシーの攻撃は、敵にすごーく接近しないと効果がないから。
 だから、仕方ないのだ。ええ、仕方ないのです!
 ということで!
「安心して、陰陽師さんには絶対近付かせないから! いってきまーす!」
 結界を維持する陰陽師に近付くもふもふは、身体を張って全身で止めます、ええ。
 そしてチモシーは、陰陽師を、京の都を、サムライエンパイアの世界を守るべく。
「いやっほーぅ! もふもふの海だー!」
 ――ぼすんっ、もっふもふっ。
 ピヨすけたちの群れへ、おもいっきりダイブ!
「上下左右全てもふもふ。ひかえめに言って最高だよね」
『なんという大胆なもふり方でございましょうか』
 なんか晴明っぽい声が聞こえる気もするけど……そんなことより、もふもふです!
 全身全霊、全力で埋もれ、ふるもっふしまくりながら。
 チモシーはこう呟かずにいられない。
「あー、これで敵じゃなかったらなぁ……」
 けれど、やるべきお仕事は分かっているから。
 思う存分もふった後――ピヨすけたちを灰燼拳で、もふっとポコッと。

大成功 🔵​🔵​🔵​

星野・祐一
【花澤まゆちゃん(f27638)と一緒に】
なるほどこりゃもふい…のはどうでもいいとして
此奴らは俺達が相手するから陰陽師さん達は支援よろしく!

おっと陰陽師さんには触れさせないぜ
ピアースを展開して敵の攻撃を受け止め…群れが次々に乗っかりに来ておもッ(ぐしゃ
(まゆの言葉と同時にもふりと出来る山、数秒後ガバッと飛び出して脱出)
ふぅ危なかった…もふもふの暴力に屈する所だったぜ…そういやさっき何て言ったの?

結界で動きが鈍った敵を片っ端から掴んでは投げて一箇所に集めたならUCで一網打尽に…ん?
こらこらまゆちゃん、ここは抑えて頼むから!(ぐいぐいと引っ張って

抑えが効かなくなる前に急いで倒すぜ!

アドリブ歓迎です


花澤・まゆ
【星野祐一さん(f17856)と一緒に】
陰陽師の皆さんと協力してもふ…いや倒すよ!
力をお貸しくださいっ

わーっ、敵が陰陽師さんを倒そうともふりにいってる!
あたしがお助けいたしますっ
もふと陰陽師さんの間に入って全身でもふを受け止める!
ふわぁ……なんというもふもふ……(ほわん)
はっ、これも敵の罠、祐一さん気をつけて!

陰陽師さんに敵の動きを止めてもらって
こちらの有利を引き寄せます
あわせて、祐一さんと敵を一箇所に固めるように動いて
もふー! もふが沢山ー!
祐一さん、この隙にもふ、いや倒さないと!(もっふもっふ)

えい。(倒します)

アドリブ歓迎です



 サムライエンパイアに降り立った大天使の興味をも強く惹く、その存在。
 そして大天使ロロサエルの発動した秘術により、ますます彼等はその脅威を増したのである。
「なるほどこりゃもふい」
 星野・祐一(スペースノイドのブラスターガンナー・f17856)が思わずそう呟いてしまうほどの、もふもふさが!
 けれども、そんなもふもふな敵の群れから視線を移して。
「……のはどうでもいいとして。此奴らは俺達が相手するから陰陽師さん達は支援よろしく!」
 ぐるり周囲を見回し祐一が声を掛けるのは、結界をなんとか維持せんと頑張る陰陽師たち。
 そんな彼等も、もふもふの大軍にちょっぴりそわりとしている様に思えるのは気のせいか……うん、きっと気のせい。
 そして陰陽師たちと協力し合うべく、花澤・まゆ(千紫万紅・f27638)も彼等へと声を。
「力をお貸しくださいっ」
 ――もふ……いや倒すよ!
 もふに対する素直な本音を、めっちゃ言の葉の端に垣間見せながら。
 けれど何せ眼前の敵の群れは、あの魔軍将・安倍晴明を憑装している数多のふわもふ。
『私の斯様なもふもふに抗うなど、容易くはできますまい』
 ……ピィ、チィチィ!
 そうあざと可愛く鳴きながらも、ぽよんっふわりと。
 結界を維持せんとする陰陽師たちへと、ある意味恐ろしいもふもふあたっくを仕掛けんとするピヨすけたち。
 けれど、そうはさせません!
「おっと陰陽師さんには触れさせないぜ」
「わーっ、敵が陰陽師さんを倒そうともふりにいってる!」
 ……あたしがお助けいたしますっ。
 祐一とまゆはそう同時に地を蹴り、陰陽師と敵の群れの間にすかさず割って入って。
 その身を挺し、もふもふあたっくを全身で受け止めて、彼らを守ります!
 だがしかし、敵は超絶もふもふしたふわもこの大群。
 シールドピアースを展開し、そのもふもふあたっくを受け止めんとした祐一であったが。
「……群れが次々に乗っかりに来ておもッ」
 ――ぐしゃ、もふんっ。
 もふりと出来たふわっふわな山に、ずっぽり埋もれちゃいました!?
 そしてまゆも敵の群れの前に立ちはだかり、全身全力でもふもふあたっくをその身に受ければ。
「ふわぁ……なんというもふもふ……」
 思わずその極上の肌触りにふにゃり、ほわん。
 けれど、そんなもふもふな幸せを噛みしめながらも。
 刹那顔を上げ、青い瞳を大きく見開く。
「はっ、これも敵の罠、祐一さん気をつけて!」
 なんという、ある意味恐ろしい罠……!
 そんなまゆの声が響く中、数秒後ガバッと。
 もふの山から飛び出し脱出した祐一は、敵の群れの恐ろしさに、こう呟きを落とさずにいられない。
「ふぅ危なかった……もふもふの暴力に屈する所だったぜ……そういやさっき何て言ったの?」
 もふに埋もれてよく聞こえなかった彼女の言葉に首をふと傾げながら。
 けれど、ピヨすけたちのもふもふあたっくが、ふんわりぽよーんとゆるふわだったのはきっと、陰陽師たちの成す結界の効力。
 そんな陰陽師たちと協力し、有利な戦況を引き寄せるべく。
 ふたりで、結界で動きが鈍ったもふをむぎゅっと掴んでは、ぽいぽいっと投げて。
 こんもりと一箇所に集めたなら、一気にユーベルコードを展開して一網打尽に……。
「……ん?」
「もふー! もふが沢山ー!」
 ふと上がった声に祐一が視線向ければ、隣のその瞳はキラッキラ。
「祐一さん、この隙にもふ、いや倒さないと!」
「こらこらまゆちゃん、ここは抑えて頼むから!」
 言葉とは裏腹に、ゆるーくピヨピヨ可愛く鳴いているもふの山をもっふもっふするまゆを、ぐいぐいと引っ張ってから。
 ――抑えが効かなくなる前に急いで倒すぜ!
 冬雷轟かせ、ある意味恐ろしい敵達をさくっと倒しにかかる祐一。
 そしてまゆも、幻朧桜の香りをふわり纏いながら。
 すりすりともふもふに頬を寄せたりもふもふしながらも、えいっと敵を倒していくのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

荒珠・檬果
ふるもっふ。
もふもふと聞いたら、モフリストたる私が黙っていない!

陰陽師さんたちに結界をお願いしまして。こういうのは、土地を知る方にお願いするのが一番です。
もふもふあたっくは身を挺してかばいますよ!
あ、赤兎馬とバトルキャラクターズは陰陽師さんの警護で(フラグ)

さー、もふもふしますよもふもふ。言動が安倍晴明でも気にしない(手をわきわき)
何故なら今、あなたはもふもふだからです。
そう、もふもふがもふもふでもふもふされる運命なんです!(語彙力壊れた)

なお、もふもふを斬るのが忍びなくて、七色竜珠でビームします。
あと、警護待機させてた赤兎馬がつっこんできます。
赤兎馬(私にも触れ)



 大天使ロロサエルの発動した秘術により、パワーアップしたのだというまっしろピヨすけ。
 そう――ただでさえもっふもふなその身体が、超絶もっふもふになったというのだ!
 そうと聞けば、モフリストたる彼女が黙ってはいません!
 ふるもっふ、とこの世界に降り立ったのは、もっふもふなものが好きなモフリスト・荒珠・檬果(アーケードに突っ伏す鳥・f02802)。
 そして檬果は、周囲の陰陽師たちに結界の維持をお願いする。
「こういうのは、土地を知る方にお願いするのが一番です」
 だから、決してもふもふたちは、彼等には近づけさせません、ええ。
 ――もふもふあたっくは身を挺してかばいますよ!
 もう全力で、もふもふかばいまくります!
 そして、召喚した赤兎馬とバトルキャラクターズたちへとこう告げる。
「あ、赤兎馬とバトルキャラクターズは陰陽師さんの警護で」
『私をふるもっふするのでございましょうか。斯様な遊戯も、また一興』
 うん、何かが立った気がするけれど……それに何か言動が安倍晴明だけれど。
 それはともかく……気にしない!
「さー、もふもふしますよもふもふ」
 手をわきわき、うきうきと檬果はもふもふたちに言い放つ。
 ――何故なら今、あなたはもふもふだからです。
「そう、もふもふがもふもふでもふもふされる運命なんです!」
 語彙力が壊れたけれど、もふもふがもふもふだから、仕方ない!
 けれど、一応もふもふしつつも、お仕事も忘れずに。
 もふもふを斬るのは忍びないから、七色竜珠でビームしつつ、もふもふしつつ。
 敵を倒しては、もふもふふるもっふしていた檬果であったけれど。
 ここで、先程立てたフラグもきっちりと回収するのだった。
 ――私にも触れ。
「……!?」
 警護待機させていた赤兎馬に、そう勢い良くつっこまれて。

大成功 🔵​🔵​🔵​

月舘・夜彦
【華禱】
猟書家が出現したとは聞いておりましたが
おりましたが……、……憑依する相手間違えているのでは?

如何なるものに憑依していたとしても敵は敵
この程度で刃が鈍ることはありません
倫太郎は……触りたい、と
……はい

ただ近付くだけでは怪我をしてしまう可能性があるかと
私も結糸にて敵を拘束しましょう
白花、力を貸してください
見た目は愛らしいものであっても、口調が口調なもので気は休まりません
……触るのは少しだけです
触り心地が良いのは、存じております故

陰陽師の皆様の術ならば、動きを封じたりすることもできるはずです
使ってみては如何でしょうか?

皆様が満足されたのであれば、後は倒すのみ
速やかに倒してしまいましょう


篝・倫太郎
【華禱】
まっしろなもふもふは可愛い
可愛いのは判るけど、どーしてそうなっちまうの……

ナンデ、ヨリニヨッテ晴明ナノ……ナンデ

可愛いのにあの喋りとかすげぇこう、こう!
(感情のやり場に困るって顔)

可愛いのはそのままそこに居るだけでいいんだって!
理屈こね回し的なトーク要らねぇ……

我に返って隣を見れば
真面目に困惑気味な夜彦の姿

デスヨネー……

えぇい!最後はずばっと叩き切るとしても
折角なんだからもふっとこ!
だって、今まで以上のもっふもふだぞ?
あ、ウルサイから晴明は黙ってて!
夜彦もほら!

ん?陰陽師の皆サンももふりたい?
拘束術で動き止めたらもふれないかな?
大丈夫そうなら皆さんご一緒に!な感じでもふもふしよーぜ!



 ……うん、よく知っている、知っています。
 サムライエンパイアの地に降り立った大天使が強い興味を示すのも、分からなくはないのだ。
 ――まっしろなもふもふは可愛い、と。
 けれど、でも、どうして。
「可愛いのは判るけど、どーしてそうなっちまうの……」
 大天使が施した秘術により、超絶もふもふになったピヨすけたちを見遣りながら。
 そう呟きを落とさずにいられない、篝・倫太郎(災禍狩り・f07291)。
 いや、もふもふが超絶もふもふになっただけではなく。
『この私のもふもふさには到底抗えぬでありましょうから、むべなるかなでございます』
「ナンデ、ヨリニヨッテ晴明ナノ……ナンデ」
 ピヨッと可愛く鳴きながら紡ぐ晴明なピヨすけに、ふるふると大きく首を振る倫太郎。
 ――可愛いのにあの喋りとかすげぇこう、こう!
 そう、感情のやり場に困るっていう顔で。
「可愛いのはそのままそこに居るだけでいいんだって! 理屈こね回し的なトーク要らねぇ……」
 そんなシュールなオプションは全然いりません……!
 それからふと我に返った倫太郎が、ちらりと隣へと琥珀の視線を向けてみれば。
「猟書家が出現したとは聞いておりましたが、おりましたが……」
 ……憑依する相手間違えているのでは?
「デスヨネー……」
 ぽつりと真面目に困惑気味に呟く、月舘・夜彦(宵待ノ簪・f01521)の姿が。
 けれど、誰よりも強くこの世界を守りたいとその心に思う夜彦にとっては、もふもふだろうが関係はない。
「如何なるものに憑依していたとしても敵は敵。この程度で刃が鈍ることはありません」
 ただ、握る刃で斬るのみであるけれど。
「えぇい! 最後はずばっと叩き切るとしても、折角なんだからもふっとこ!」
「倫太郎は……触りたい、と」
 半ば開き直ってふるもっふせんとする倫太郎に、翡翠の瞳を向ける夜彦。
 そんな視線を感じ、ひょいっとふわふわを一匹、倫太郎は掌に乗せて。
「だって、今まで以上のもっふもふだぞ?」
『私をもふもふするのでございますか。されど、それもまた一興。振られた賽は、出目が分からぬから面白……』
「あ、ウルサイから晴明は黙ってて!」
 ピィピィ可愛く喋る晴明の言葉を、そうすかさず遮った後。
 ――夜彦もほら!
 ずいっと差し出されたピヨすけと、一瞬見つめ合って。
「……はい」
 思わずそう返してしまう、倫太郎にはやはりどうしても甘い夜彦であった。
 けれどそれは、敵のパワーアップがもふもふに極振りされていると予知されているからで。
 それに、だからといって、決して油断などはしない。
 ……ただ近付くだけでは怪我をしてしまう可能性があるかと、と。
「白花、力を貸してください」
 念を入れ、喚んだ白い毛並みの管狐に、妖力で形成した糸でふわもこたちを拘束させて。
「見た目は愛らしいものであっても、口調が口調なもので気は休まりません」
 ピヨピヨチィチィと囀る晴明を後目に続ける。
「……触るのは少しだけです。触り心地が良いのは、存じております故」
 誰でもない、倫太郎が触りたいと言うのならば……少しだけ。
 そして倫太郎は、周囲をふとぐるり見回して。
「ん? 陰陽師の皆サンももふりたい? 拘束術で動き止めたらもふれないかな?」
「陰陽師の皆様の術ならば、動きを封じたりすることもできるはずです。使ってみては如何でしょうか?」
 何だかそわりとしている気がする陰陽師の皆さんと協力し合って、敵の動きをさらに鈍らせんと試みて。
 夜彦の結糸に、倫太郎の拘束術、陰陽師の結界術によって万全にしてから。
「……大丈夫そうかな? 皆さんご一緒に! な感じでもふもふしよーぜ!」
 ゆるーい動作の可愛いふわもこを、いざもふらん!
 ――すりすり、ふかふか、もっふもふ!
 幸せそうにもふもふする倫太郎の様子に、そっと翡翠の瞳を細めてから。
 倫太郎や陰陽師の皆がもふもふ満足すれば……速やかに倒してしまいましょう、と。
 夜彦は握る刃を構える――後は倒すのみ、と。
 このサムライエンパイアの世界を、守るために。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

琴平・琴子
神楽耶さん/f15297と

沢山の思い出も詰まっていて
何処か落ち着くエンパイアを
侵略なんてさせませんよ
此方の準備はできておりますとも!

いらっしゃい、兵隊さんたち
大まかななのは神楽耶さんにお任せして
小さな鳥を追い掛けてもらうように指揮を執る

あれ、段々大きく…
こ、これを一網打尽にすればすぐに…きゃっ
(足元にいた鳥にびっくりして大きなぴよすけさんにダイブ
思いっきりうつ伏せで深く沈み込んだ事故ですこれは
いえけして楽しんではいませんっ
もふもふ…もふ…

はっ神楽耶さん起きて下さい!
このままではもふの魅力にとり込まれてしまいますっ

楽しませてくれたお礼です
兵隊さん、構え!


穂結・神楽耶
琴子様/f27172と

楽しいことも、苦しいことも、
思い出深いエンパイア…
猟書家の侵略など決して許容できません。
あれはここで食い止めましょう、琴子様。
準備はよろしいですか?

それでは、陰陽師様方が結界を張っている場所まで追い立てますよ!
細かなものは琴子様の兵隊さんにお任せ。
別な道へとはぐれていかないように結界へと誘導して…

あっ、琴子様大丈夫…そう?
ちょっといいなあなんて思ったので、わたくしも隣へダイブ!
…もとい、これは事故です。
ちょっと起き上がれなかったり動けなくなっても事故です!
もふもふ、もふもふ。

…ちょっぴり名残惜しいですけど、最後はきっちりお片付けをば。
兵隊さんに合わせて斬っちゃいましょう。



 サムライエンパイアに降り立った大天使は、本来の目的である七大天使とやらを探す事よりも。
 クルセイダーの目論む、江戸幕府転覆の野望に強い興味を抱いているようであるが。
(「楽しいことも、苦しいことも、思い出深いエンパイア……猟書家の侵略など決して許容できません」)
 あのお屋敷もあるこの世界を、守るために。
「あれはここで食い止めましょう、琴子様」
 ――準備はよろしいですか?
 穂結・神楽耶(あやつなぎ・f15297)がそう、共に征く破滅の焔の如き赤の瞳を、同道する琴平・琴子(まえむきのあし・f27172)へと向ければ。
「沢山の思い出も詰まっていて、何処か落ち着くエンパイアを侵略なんてさせませんよ」
 ――此方の準備はできておりますとも!
 こくりと、力強く神楽耶へと頷き返す琴子。
 大天使の思惑通りに、上洛などさせやない。
 ……ピィピィ、ピヨッ。
 この、超絶もふもふで真白なピヨすけの群れを、決して!
 そしてその為に、ふたりが綿密に立てた策。
「それでは、陰陽師様方が結界を張っている場所まで追い立てますよ!」
 ふたり顔を見合せ立ち回るのは、ピヨすけたちとの追いかけっこ!
 いえいえ、敵を陰陽師の結界が及ぶ場所にひとまとめにする、れっきとした作戦です!
 そんな周囲の陰陽師たちと協力をはかり、ピヨすけが別な道へとはぐれていかないようにと。
 抜かりなく追いかけっこしスムーズに誘導するべく、懐かしい神楽鈴を響かせた神楽耶が戦闘能力の底上げをすれば。
「いらっしゃい、兵隊さんたち」
 大きいもふもふは神楽耶に任せて。
 玩具の兵隊を喚び出し、とことこと小さなピヨすけを追い掛けてもらうよう指揮を執る琴子。
 けれど、玩具の兵隊さんとふわもこピヨすけの可愛すぎる戯れを見つめる緑色の瞳が刹那、大きく見開かれる。
「あれ、段々大きく……」
 追い立てられてぎゅぎゅっとひとまとめにしたピヨすけが、ずもももぉっと合体しています……!?
 なんという超絶なるもふもふさ。
 けれど、小さいのいっぱいよりは、大きい方がきっと倒しやすいに違いないから。
 これはきっと色々な意味で訪れた、千載一遇の機会……!
 それを逃すまいと、琴子が踏み込もうとした――その時だった。
「こ、これを一網打尽にすればすぐに……きゃっ」
 足元で、ピィ、といきなり可愛く鳴いたピヨすけにびっくりして。
 ――もふっ、ぽふんっ。
 眼前の大きなピヨすけに、もっふりふっかりうっかり。
 全身で、思いっきりダイブ!?
 めっちゃうつ伏せで、ずぶずぶと深くもふに沈み込んでしまう琴子。
 仕方ありません、これは事故です!!
「いえけして楽しんではいませんっ」
 ――もふもふ……もふ……もっふもっふ。
 けしてけっしてもふもふたのしんでなんかいませんよ!
 そんな思いがけない事故で、全身もっふりと埋まってしまった琴子の様子に、瞳をぱちくりさせて。
「あっ、琴子様大丈夫……そう?」
 神楽耶はちょっぴり思う。いいなあ、なんて。
 ということで!
 ――わたくしも隣へダイブ!
「……もとい、これは事故です」
 ええ仕方ないのです、だってこれも事故なのですから!
 ――もふもふ、もふもふ、もっふもふ。
 ちょっともふもふ起き上がれなかったり、すやぁと動けなくなっても事故です!!
 そんな並んでもっふりふっかりとすっかり埋まってしまっているふたりであったが。 
「はっ神楽耶さん起きて下さい! このままではもふの魅力にとり込まれてしまいますっ」
 存分に互いにもふりまくって満足した後、琴子はようやくむくりと起き上がって。
 ……楽しませてくれたお礼です、と。
「兵隊さん、構え!」
 しゃきんっと得物を構える兵隊さんたちを、ピヨすけたちへと琴子が差し向ければ。
「……ちょっぴり名残惜しいですけど、最後はきっちりお片付けをば」
 そんな兵隊さんたちに合わせ、敵の群れへと刃向ける神楽耶。
 色々沢山、もふもふな事故はあったけれど――勿論、成すべき仕事は忘れません。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

真宮・響
【真宮家】で参加

いや、憑依させるものを良く考えろ、と突っ込みたくなるが、晴明が関わる事だ。この白いふわふわが人々に害を及ぼす可能性もある。まあ、もふもふ大好きな奏にはそんな事は後で考えるだろうが。

とりあえず折角もふもふが一杯いるので、膝にもふもふを乗せて【歌唱】で鼻歌を歌ってみる。厄介なのが憑いてるとはいえ、やっぱりもふもふだねえ。まあ、このまま、骸の海に還してやるのが安全かもね。

満足したら【炎の拳】でポコッと殴って倒す。なんか気の抜ける戦いだったが、気を惹き締めないとね。


真宮・奏
【真宮家】で参加

彼の晴明ももふもふの魅力に抗えませんでしたが・・・いざ、もふもふの楽園へ!!(目をハートマークにして高速ダッシュでピヨすけの群れにダイブ!!)

あ~・・・もふもふ最高・・・このもふもふの手触り、堪りません~(蕩ける笑顔で埋まっている)このまま潰されても本望ですが、この子たちは卑劣極まる晴明に憑かれた犠牲者ともいえるので・・・極めて不本意ですが、潰される前に【信念の拳】で倒します。

いいもふもふでした・・・来世はまともな白ひよに生まれ変わってくださいね。


神城・瞬
【真宮家】で参加

・・・・・(余りの風景に唖然)晴明は好奇心旺盛のようですからね。その方向が致命的に間違ってましたが。まあ、大人しくしている内がチャンスともいえます(すでに走って行っている奏を見て苦笑)

あ、陰陽師の皆さん、身内があんな状況ですので、ご協力頂けますか?害は少ないと思いますが、万が一の事もありますので。

僕も白ひよを頭と肩に乗せて精霊のフルートで【楽器演奏】。充分楽しんだら、そっと白ひよを地面に降ろして裂帛の拳で倒します。貴方達も災難でしたよね。楽しい時間をありがとうございました。



 サムライエンパイアの地でクルセイダーが目論むのは、江戸幕府の転覆。
 そしてその野望に強い興味を示したという、猟書家・大天使ロロサエル。
 ロロサエルがこの世界に赴いた当初の目的は、七大天使とやらを探すことの様であるが。
 けれど、大天使がそれよりも興味を持ったものが此処には多かったのである。
 京の都に、彼の地を守る陰陽師、魔軍将・安倍晴明。
 そして……真白でふわふわもこもこした、まっしろピヨすけ。
 ただでさえもふもふしているピヨすけに、大天使は秘術を施したのだという。
 それは――ふわもこを超絶ふわもこにするべく、ピヨすけの群れに、安倍晴明を憑装させたというのだ。
『私の身は極上のもふもふでございますゆえ』
 ピィ、と可愛く鳴きながら、全然可愛くないことを言う晴明なピヨすけ。
 けれど彼の言う通り……その身体は、超絶もっふもふにパワーアップしているから。
「彼の晴明ももふもふの魅力に抗えませんでしたが……いざ、もふもふの楽園へ!!」
 刹那、もふもふを見つめるその目を、すっかりハートマークにしている真宮・奏(絢爛の星・f03210)は。
 ――もふっ、ぽふりっ。
 めっちゃ高速ダッシュで、もっふもふなピヨすけの群れに全力ダイブ!!
 そんな何の迷いもなく一直線にもふもふの海にダイブした奏を見遣りながら。
「いや、憑依させるものを良く考えろ、と突っ込みたくなるが、晴明が関わる事だ」
 ……この白いふわふわが人々に害を及ぼす可能性もある、と。
 突っ込みどころ満載なふわもこを前に、真宮・響(赫灼の炎・f00434)がそう視線を移せば。
「…………。晴明は好奇心旺盛のようですからね」
 ……その方向が致命的に間違ってましたが、と。
 もっふもふ度を増した真白の大群で埋め尽くされた、その余りのふわっふわな風景に。
 一瞬、唖然としてしまった神城・瞬(清光の月・f06558)だけれど。
「まあ、大人しくしている内がチャンスともいえます」
 すでにもふもふに走って行ってはダイブまでしている奏を見て、苦笑しつつも。
 ある意味、敵が大人しくしているのならば、これは絶好の機会かもしれない……?
 そう瞬が、ふわもこな敵の群れとその中に埋もれる奏を眺め、思う傍らで。
「まあ、もふもふ大好きな奏にはそんな事は後で考えるだろうが」
 現状、もふもふ以外に頭にはないだろう奏を見守りつつも、そう呟きを落とす響。
 そんな母親の言う通り。
「あ~……もふもふ最高……このもふもふの手触り、堪りません~」
 蕩ける笑顔ですっかり埋まっている奏。
 そして瞬がふと、幸せそうな奏を後目に声を掛けるのは、周囲にいる陰陽師たち。
「あ、陰陽師の皆さん、身内があんな状況ですので、ご協力頂けますか?」
 ……害は少ないと思いますが、万が一の事もありますので、と。
 それから、瞬が陰陽師たちへとそう協力を取り付けている間に。
 響は、とりあえず折角もふもふが一杯いるので、と……超絶もふもふになっているピヨすけを手に取り、ちょこんと。
「厄介なのが憑いてるとはいえ、やっぱりもふもふだねえ」
 膝にもふもふを乗せ、歌唱のスキルを駆使し鼻歌を歌ってみる。
 瞬も、ちょんちょんっとまっしろピヨすけを頭と肩に乗せてから。
 響の鼻歌に合わせる様に演奏するのは、精霊のフルート。
 ……まあ、このまま、骸の海に還してやるのが安全かもね、なんて。
 響はピィピィ鳴くピヨたちをもふもふしつつ、瞬の奏でるフルートと共に暫し歌って、充分楽しんでから。
「なんか気の抜ける戦いだったが、気を惹き締めないとね」
 満足すれば、炎の拳でポコッ。
 そして、もふもふの海にずっぽり埋もれていた奏も、ふるりと首を小さく横に振りながら。
「このまま潰されても本望ですが、この子たちは卑劣極まる晴明に憑かれた犠牲者ともいえるので……極めて不本意ですが」
 ――潰される前に、信念の拳で倒します。
 そう籠手を付け全力を込めた拳で、ポコッ。
 いいもふもふでした……来世はまともな白ひよに生まれ変わってくださいね、なんて願いながら。
 瞬も充分もふもふを楽しんだなら、そっとピヨすけを地面に降ろし、裂帛の拳でポコッ。
 それから、チィチィと可愛く鳴くもふもふへと、こう声を。
「貴方達も災難でしたよね」
 ――楽しい時間をありがとうございました、って。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

浮世・綾華
嵐吾さん(f05366)と

なるほどと分かったような分からないような顔をするも
ふわふわの尻尾を改めてみればちょっぴりそわ
重要な役目?判定ですか
うむ、楽しそうなんで了解しましたっと

ぴよすけへ豪快にだいぶ
いやあ、ほんと気持ちいぃ
このまま眠れそ――
…いや、眠れないな
なんか喋り方がすごい気になる…
普通のぴよすけがいいな、俺…っておわ
(もふんとくらう嵐吾さんの尻尾)
(――めっちゃふわふわしてる)(めっちゃもふる)
(聞かれても我を忘れもふもふ)
(はっ)

す、すみませんあまりのもふもふさに…
甲乙つけがたいケド――うん、嵐吾さんの勝ちですネ
ってわけで悪い、もふは嵐吾さんで十分なんで
お前らはちゃんと倒させてもらうよ


終夜・嵐吾
あや君(f01194)と

猟書家か…また面倒な
しかし、もふもふに極振りしてくる敵をぶつけてくるとは、なかなかどうして…あなどれん…!!
なぜならもふもふふさふさふわもこはわしのあいでんててーでもある(ふわっさぁと尻尾を揺らし)

そんなわけで此度はあや君に重要な役目をお願いしたい
それは――わしVSあのもふの判定じゃ!
ではいざゆかん!(もふダイブ)

くっ!こやつなかなかのもふもふ!
いやしかしわしの尻尾のほうが!くらえ!(もふん!)(あや君にももふん!)
どうじゃろか!?(もふもふ)
めっちゃ勝負のために毛繕いしてきたからの、万全じゃよ!

(あや君の様子に勝ち誇った表情をピヨすけにむけ)
わしの勝ちのようじゃな!



 サムライエンパイアに降り立った大天使の目的は、七大天使とやらを探すことのようであるが。
 けれどそれ以上に、猟書家となった大天使ロロサエルの興味を強く惹いたもの。
 それは……真っ白くてふわふわな、沢山のふわもこ!?
 けれど眼前のもふたちは、ただのもふもふした鳥ではなく。
「猟書家か……また面倒な」
 終夜・嵐吾(灰青・f05366)がそう呟きを落とすのも無理はない。
 ただでさえもふもふな、まっしろピヨすけたちであるが。
 猟書家・大天使ロロサエルの秘術により、尚一層そのもふもふが、超絶なるもふもふとなっているのだから!
 そんな敵の群れを、ぴこり灰青の耳を立てつつも見遣って。
「しかし、もふもふに極振りしてくる敵をぶつけてくるとは、なかなかどうして……あなどれん……!!」
 嵐吾はそう、ふわっさぁと、もふもふ尻尾を揺らしながらも続ける。
 ……なぜならもふもふふさふさふわもこはわしのあいでんててーでもある、と。
 そんな嵐吾の言葉に、なるほどと。
 分かったような分からないような顔をするのは、浮世・綾華(千日紅・f01194)。
 けれど、ふわっさぁと揺れる嵐吾のあいでんててーな尻尾を改めてみれば、ちょっぴりそわり。
 そして嵐吾は琥珀の視線向け、綾華に託すのだった。
「そんなわけで此度はあや君に重要な役目をお願いしたい」
 それは――わしVSあのもふの判定じゃ! と。
「重要な役目? 判定ですか」
 いきなりそんなことを任された綾華は、一瞬きょとりと嵐吾へと視線を返すも。
 ふんす、と気合十分な嵐吾の表情や尻尾を見遣ってから。
 ……うむ、了解しましたっと、こくり頷いて了承する。
「あや君、頼んだ」
 だって、何だか楽しそうだから。
 そして判定を綾華に任せた嵐吾は、颯爽と戦場を駆けて。
「ではいざゆかん!」
 ――もふもふっ、ぼすぅっ。
 もふの海へと、全力ダイブ!!
 綾華もしっかりと判定するべく嵐吾に続き、ピヨすけたちの只中へと豪快にだいぶ!
「くっ! こやつなかなかのもふもふ!」
 真白にもっふり埋もれ、そう敵をもふりながらも聞こえる嵐吾の声を耳にしながら。
「いやあ、ほんと気持ちいぃ。このまま眠れそ――」
 つい、超絶なるもふもふに、うとうとしてしまう綾華であったけれど。
「……いや、眠れないな」
『私のもふもふと勝負でございますか? それも、また一興というもの』
「なんか喋り方がすごい気になる……」
 ピヨッと可愛い声に似合わぬ晴明口調が気になって、眠れません。
 いや、むしろそんなシュールな追加要素なんていらないから。
「普通のぴよすけがいいな、俺……」
 そう、もふもふしながらも綾華が呟いた、刹那。
「いやしかしわしの尻尾のほうが! くらえ!」
「……っておわ」
 ――もふん、もっふん!
 もふのライバルであるピヨすけと綾華にも見舞われたのは、もふんと繰り出された嵐吾のもふもふ尻尾。
「どうじゃろか!?」
 そう敵をもふもふしながらも、ちらちらっと嵐吾に視線を向けられる中。
(「――めっちゃふわふわしてる」)
 ひたすら、もふんとされたその尻尾をもふる綾華。
 どうかと聞かれても我を忘れ、もふもふもふもふ……。
 そんな、夢中でふるもっふしていたのだけれど。
 はっと顔を上げ、ようやく我に返る。
「す、すみませんあまりのもふもふさに……」
「めっちゃ勝負のために毛繕いしてきたからの、万全じゃよ!」
 そんな様子に、ドヤァと尻尾をゆらゆらさせる嵐吾。
 そしてもう一度確かめるように、ピヨすけと灰青の尻尾を交互にもふもふしてから。
 ついに下される判定……その勝負の行方は。
「甲乙つけがたいケド――うん、嵐吾さんの勝ちですネ」
 この勝負、嵐吾の極上の狐尻尾の勝ち!
『此れは驚きましたな、私のもふもふよりもさらなるもふもふがあると……』
「ってわけで悪い、もふは嵐吾さんで十分なんで」
 ……お前らはちゃんと倒させてもらうよ、と。
 ピヨピヨうるさい晴明なピヨすけの言葉を遮り、さくっと敵を一掃する綾華。
 そんな綾華の判定に、嵐吾は勝ち誇った表情をピヨすけに向けて。
 ふふん、と得意げに尻尾をふわっさぁとさせながら、勝利宣言を。
 ――わしの勝ちのようじゃな! って。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

黒瀬・ナナ
【九重】
菊花さんと、いざもふもふを!

こんな大勢のもふもふに攻め込まれたら、京の都どころかエンパイア中がもふもふに埋め尽くされちゃうわ!
(……それもちょっと良いなぁ、とか思った顔。)
と、とにかく、わたしと菊花さんで全力でもふり倒してあげるから覚悟なさい!

なるほど、美味しいもので大群を集めるのは名案なのだわ。
もふもふの魔の手から身体を張って陰陽師さん達を庇いつつ、美味しいお菓子で餌付けしちゃいましょ♪
きらきらの金平糖とかも食べるかしら?おいでおいでー?

ふっふっふ、大漁大漁!
それじゃあ、せーのっ!(菊花さんともふもふにダイブ!)
うぅん、しーあーわーせーっ♪

※この後、いっぱいもふってから倒します。


八重垣・菊花
もふもふに目ェ付けるなんて、猟書家にしては中々やるやないの…!
せやけど江戸幕府の転覆はさせるわけにはいかへんからな
うちとナナさんがが思う存分もふもふしたるよってな!
陰陽師さんらと協力して、餌付けして誘導するんはどうやろか?
お団子とか、甘味でつれるやろか(三色団子を食べつつ)
金平糖もええなぁ、ぽいぽい投げたら全部に食いついてくれそうや
美味しいお菓子はこっちやで!近くで見るとめちゃめちゃ可愛いしもふもふやぁ…!
ナナさん、全力でもふもふや!
(お団子やお菓子にに誘われてきたピヨ達にダイヴ&もふもふ)
あっこれ、これはあかんもふもふ感…!幸せのもふもふやー!
(ナナさんとたっぷりもふったあとに攻撃)



 サムライエンパイアの世界に降り立った猟書家・大天使ロロサエルが、強い興味を示したもの。
 それは、京の都や陰陽師、魔軍将・安倍晴明――そして。
「もふもふに目ェ付けるなんて、猟書家にしては中々やるやないの……!」
 そう、まっしろくて可愛いもふもふ!
 八重垣・菊花(翡翠菊・f24068)の言う様に、まっしろピヨすけに何故か強い興味を抱いた大天使は、もふ達に施したのである。
 クルセイダーの名のもとに……安倍晴明を憑装させる「超・魔軍転生」を。
 そしてただでさえもふもふなピヨすけは、もっと超絶なもふもふと化して。
 上洛せんと、よちよちてくてく、進軍し始めたというのだ……!
 そんな驚異的なもふもふたちを目にし、思わず声を上げるのは、黒瀬・ナナ(春陽鬼・f02709)。
「こんな大勢のもふもふに攻め込まれたら、京の都どころかエンパイア中がもふもふに埋め尽くされちゃうわ!」
 なんということでしょう、このままではサムライエンパイアがもふもふエンパイアになってしまいます!?
 ……それもちょっと良いなぁ、なんて思っていませんよ?? ちょっぴりしか、思っていません!
 もふもふに強い興味を覚える大天使は確かに、目の付け所は悪くはないけれど。
「せやけど江戸幕府の転覆はさせるわけにはいかへんからな」
 菊花はそう紡ぎ、ナナと顔を見合わせてこくりと頷いてから。
 もふもふピヨピヨな敵の群れへと、颯爽と言い放つ。
「うちとナナさんがが思う存分もふもふしたるよってな!」
「と、とにかく、わたしと菊花さんで全力でもふり倒してあげるから覚悟なさい!」
 全力でもふり倒す、もふもふ宣言を!
 とはいえ、超絶もふもふになったピヨすけはめっちゃ沢山。
『斯様なもふもふである私を、もふもふするのでございましょうか』
 そう、ピィッと可愛く鳴きつつ喋る、晴明なピヨすけたちを後目に。
 菊花はそうっと、こんな提案を。
「陰陽師さんらと協力して、餌付けして誘導するんはどうやろか?」
「なるほど、美味しいもので大群を集めるのは名案なのだわ」
 そんな餌付け作戦に、ナナも勿論賛成!
「もふもふの魔の手から身体を張って陰陽師さん達を庇いつつ、美味しいお菓子で餌付けしちゃいましょ♪」
 めっちゃもふもふもーどになっても、ミニまっしろピヨすけがわらわらちょこちょこ増えたとしても。
 身体を張って、存分にもふもふ……いえ、もふの脅威から陰陽師を守ります!
 そのために、まずはピヨすけたちの餌付けを試みるふたり。
「お団子とか、甘味でつれるやろか。金平糖もええなぁ」
 試しに、取り出した三色団子をはむりと食べつつ、ぽいぽいっと。
 菊花がお星さまの様な甘ーい金平糖をぱらりとばら撒けば。
「きらきらの金平糖とかも食べるかしら? おいでおいでー?」
「美味しいお菓子はこっちやで!」
『これは何とも美味そうな甘味でございますな』
 甘いお菓子やふたりの声に誘われて、てくてくまんまと集まる晴明なピヨすけ。
 そしてつんつんと金平糖をつつくふわもふを、思わずじっと見遣って。
「か、可愛くてもふもふなのだわ……!」
「近くで見るとめちゃめちゃ可愛いしもふもふやぁ……!」
 そうふたり同時に声を上げてしまうけれど。
「ナナさん、全力でもふもふや!」
「ふっふっふ、大漁大漁! それじゃあ、せーのっ!」
 ――もふもふっ、ぽふんっ。
 ――ふかふかっ、もふりっ。
 甘いお菓子に誘われてできたピヨすけのもふだまりへ、いざダイブ!
 ふたり仲良く一緒に、ずぶずぶともふに埋もれ、もふもふしまくれば。
「うぅん、しーあーわーせーっ♪」
「あっこれ、これはあかんもふもふ感……! 幸せのもふもふやー!」
 全身でもっふり感じる、もふもふな幸せ。
 けれども勿論、仕事だって忘れてはいません!
 敵の群れはちゃんとさっくり倒します――いっぱい存分にたっぷり、もふった後に!

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ディアナ・ロドクルーン
🌸🐺
あ――っっ!!可愛い!もふもふちゃんよ志桜、もふもふ!
(妹の服を引っ張りながらモフモフに目を奪われて)……はっ

…(コホン)見た目に騙されていませんよ。可愛くても脅威は脅威
陰陽師の方々、どうか私たちにお力をお貸し願えないでしょうか

(と言う事で。れっつ・モフモフなのです)
ああ…素敵ね、もふもふ
とっても触り心地が良いわねもふもふ
ねえ、志桜。お姉ちゃんずっともふもふの中で寝ていたい


……って、だめだめ!志桜、志桜
うっかりモフモフの罠に嵌っていた所だったわ
危なかった…
名残惜しいけど、さくっとやっつけちゃうわよ

続きのもふもふはお姉ちゃんの尻尾で我慢してね


荻原・志桜
🌸🐺
あんな姿でも脅威に違いないよね
ねえ、陰陽師さん力を貸してもらえないかな?

大丈夫だよ、わたしこれでも強いんだから!
なによりお姉ちゃんもいるし…って、お姉ちゃん落ち着いて!
もふもふ可愛いは分かるから落ち着いて!!

あうぅ…つぶらな瞳。見るからに気持ちよさそうな――、危ない!
? あまり痛くな――わああ、ふわふわのもふもふ!
すごい、もふもふ…もふっ(語彙が失われていく

(もふもふ堪能中)
はっ?! いけない、なんて巧妙な罠なの
一度触れたら離れることができない魅惑のもふもふとか強敵すぎる

ううーっ!お姉ちゃんの尻尾だって負けないぐらいふわふわのもふもふなんだから!
お姉ちゃんあとで堪能するの約束なんだよ!



 サムライエンパイアの世界に降り立った猟書家・大天使ロロサエル。
 そんな大天使が強い興味を覚え、そして秘術を施しパワーアップをさせたという敵の群れ。
 そして、予知を聞いてわくわく……いえ、そんな敵の上洛を防ぐべく。
 現場へとうきうき急行したディアナ・ロドクルーン(天満月の訃言師・f01023)は、思わず紫の瞳を見開いて声を上げる。
「あ――っっ!! 可愛い! もふもふちゃんよ志桜、もふもふ!」
 通常仕様でも十分にもふもふだというのに。
 大天使の発動した「超・魔軍転生」によって、さらに超絶もふもふになった、まっしろピヨすけたちを見つけて。
 そしてゆさゆさ、荻原・志桜(桜の魔女見習い・f01141)の服を引っ張りながら、暫しもふもふに目を奪われてしまったけれど。
 ……はっ、と我に返り、コホンとひとつ咳払いしてから。
「……見た目に騙されていませんよ。可愛くても脅威は脅威」
「あんな姿でも脅威に違いないよね」
 そんなディアナの言葉に、志桜もこくりと頷いて。
「ねえ、陰陽師さん力を貸してもらえないかな?」
「陰陽師の方々、どうか私たちにお力をお貸し願えないでしょうか」
 ふたりで、周囲にいる陰陽師たちに協力をお願いしてみれば。
 結界を維持するべく、もふもふの誘惑にも負けずに陰陽術を展開せんとする陰陽師たち。
 そんな協力してくれるという彼等へと、志桜は安心させる様に胸を張って続ける。
「大丈夫だよ、わたしこれでも強いんだから! なによりお姉ちゃんもいるし……」
 そう、心強いお姉ちゃんなディアナも一緒だから!
 けれど――肝心のお姉ちゃんはというと。
「ああ……素敵ね、もふもふ。とっても触り心地が良いわねもふもふ」
「……って、お姉ちゃん落ち着いて!」
 わくわくそわそわ、れっつ・モフモフ!
 そして恍惚の表情で、はあっと溜息を漏らしながら口を開く。
「ねえ、志桜。お姉ちゃんずっともふもふの中で寝ていたい」
 可愛いもふもふの中に埋もれ、すやぁとしたい願望を。
 って、お姉ちゃん!?
「もふもふ可愛いは分かるから落ち着いて!!」
 そう、早速もふの魔力にやられ気味なディアナに声を掛ける志桜であったが。
『掌に乗せていただければ、私のもふもふさもわかりましょう』
 ピィ、と可愛く鳴きながら言った晴明ピヨすけを、そうっと掌に乗せてみれば。
 ぱちりと合う、瞳と瞳。
「あうぅ……つぶらな瞳」
 そんなきゅるんと瞳円らなピヨすけと見つめ合った後、志桜はふと咄嗟に動きをみせる。
「見るからに気持ちよさそうな――、危ない!」
 召喚されたミニまっしろピヨすけたちが、ぽよんっと陰陽師たち目掛け、地を蹴ったことに気付いて。
 そして身を挺し、そんなもふもふ攻撃を咄嗟に肩代わりすれば。
「? あまり痛くな――わああ、ふわふわのもふもふ!」
 えいっと体当たりしてきたピヨすけの、ふっわふわでもっふもふなその感触に、思わず瞳をキラキラ。
 それから次々とぽよんっと襲い来るもふもふたちを、余す事無くもふもふして。
「すごい、もふもふ……もふっ」
 次第に失われていく志桜の語彙。
 けれどそんなもふもふ天国から現実へと引き戻してくれたのは、ディアナの声。
「……。……って、だめだめ! 志桜、志桜」
「はっ!? いけない、なんて巧妙な罠なの」
「うっかりモフモフの罠に嵌っていた所だったわ」
 ――危なかった……。
 そうもふもふを堪能しながら安堵の域を一瞬漏らしながらも。
 ある意味、とてもおそろしいもふもふの罠を、改めてぐるり見回してみれば。
「一度触れたら離れることができない魅惑のもふもふとか強敵すぎる」
「続きのもふもふはお姉ちゃんの尻尾で我慢してね」
 このまま放っておけば、色々な意味でまさに脅威。
 だからもふもふの続きは、負けないくらいもっふもふなディアナの尻尾で!
「名残惜しいけど、さくっとやっつけちゃうわよ」
「ううーっ! お姉ちゃんの尻尾だって負けないぐらいふわふわのもふもふなんだから!」
 ディアナの声に頷き、ぐっとリボン揺れる魔法使いのロッドを握り締めながら。
 志桜はしっかりもう一度、約束げんまん。
 ――お姉ちゃんあとで堪能するの約束なんだよ! って。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

村瀬一・鵺宵
狐煌さん(f30620)と。

本当にもふもふだらけですね。
可愛らしい外見ですが、相手はオブリビオンの大群です。
油断せずに……って、狐煌さん!?
ああ、狐煌さんがもふもふの海に飲まれています。
どうしましょう……凄く幸せそうです。
今すぐピヨすけを倒すのも野暮というものでしょうか。
とりあえず、僕は陰陽師さんを守りますね。身を挺してでも。

あ、はい! 必ず守ります!
こ、これは……。
もふもふです。ふわふわ温もりも感じます。
……ハッ、いけない。思わず頬が緩んでしまいました。
もふもふに魅了されるところでしたね。
引き続き、警戒にあたりましょう。
…………また攻撃が来たら、もふもふしちゃいそうですが(ぼそり)。


狐煌・詩雲
鵺宵(f30417)と

きゃー、まるでもふもふの海よー!(キラキラ)
油断せずにとか、そんなに警戒しなくても大丈夫よ
心配無い無い……多分ね!
ということで、ダーイブ!
はあ、もふもふ幸せ……癒されるわねぇ
ぎゅーっとしたり、頬擦りしちゃうわ
私の二尾の尻尾もなかなかのもふもふ具合だと自負しているけど、この子たちのもふもふもなかなかね

陰陽師に攻撃が行ったら、鵺宵に声をかけましょ
遊んでいるように見えて、一応気にはしていたの
鵺宵、そっち行ったわよー!
ふふ、鵺宵ったら頬が緩んじゃって
もふもふの前では皆笑顔になっちゃうわよね
さて、私はまたもふもふタイムを楽しみましょ
はあ、幸せ~。倒しちゃうのが勿体ないくらいよ



 このサムライエンパイアの世界に、猟書家として姿をみせた大天使ロロサエル。
 そんな大天使が強い興味を覚え、何故か秘術を施したのは――。
『私の此の身体は、並大抵のもふもふではございませんゆえに』
 真白でふわっふわもふもふな、まっしろピヨすけの群れ!?
 そして魔軍将・安倍晴明を憑装したピヨすけたちは、飛躍的なパワーアップを果たしたのだという。
「きゃー、まるでもふもふの海よー!」
 狐煌・詩雲(牡丹一華《紅》・f30620)が思わず薄紫の瞳をキラキラさせるほどの、超絶もふもふぼでぃーに!
 そんな詩雲と共に赴いた村瀬一・鵺宵(奇談ヲ求ム者・f30417)も、ぐるりと 琥珀の視線を巡らせて。
「本当にもふもふだらけですね」
 一面真っ白なもふもふたちがひしめき合う光景を見遣り、そう呟くけれど。
 晴明みたいに、さっき何か喋っていたし。
 どんなにふわふわピヨピヨしていても、敵は敵であるから。
「可愛らしい外見ですが、相手はオブリビオンの大群です。油断せずに……」
「油断せずにとか、そんなに警戒しなくても大丈夫よ。心配無い無い……多分ね!」
 ――ということで、ダーイブ!
「……って、狐煌さん!? ああ、狐煌さんがもふもふの海に飲まれています」
 あっという間に早速、全力でもっふりと。
 もふもふの海へと身を投じた彼女の姿に、声を上げずにはいられない鵺宵だけれど。
「はあ、もふもふ幸せ……癒されるわねぇ」
「どうしましょう……凄く幸せそうです」
 極上の超絶もふもふな触り心地に、ふにゃり蕩けている詩雲の様子を眺めて。
 もふもふをぎゅーっとしたり、すりすり頬擦りしている幸せそうな顔を見れば、こう思わずにはいられない。
 ……今すぐピヨすけを倒すのも野暮というものでしょうか、と。
「私の二尾の尻尾もなかなかのもふもふ具合だと自負しているけど、この子たちのもふもふもなかなかね」
「とりあえず、僕は陰陽師さんを守りますね。身を挺してでも」
 もふもふを堪能しまくっている詩雲は置いておいて、周囲の陰陽師を守るべく立ち回らんとする鵺宵。
 ええ、全力でこの身で受け止めます、しっかりと。
 いや、もふもふしまくってめっちゃ遊んでいるように見えるけれど。
「鵺宵、そっち行ったわよー!」
 陰陽師へともふもふあたっくを仕掛けんと、ぽよんっと地を蹴ったもふもふの群れに気付いて。
 一応気にはしていたという詩雲は、咄嗟にそう声を掛けて。
「あ、はい! 必ず守ります!」
 敵の大群と陰陽師たちの間に、すかさず割って入る鵺宵。
 その身を挺して、敵の攻撃を肩代わりすれば。
 ――ぽよん、もふぅっ。
「こ、これは……」
 思わず大きく瞳を見開いてしまう。
 だって、何故ならば。
「もふもふです。ふわふわ温もりも感じます」
 めっちゃもふもふでふわふわで、ぬっくぬく!
 けれど、何とか魅惑のもふもふ感触から我に返って。
「……ハッ、いけない。思わず頬が緩んでしまいました」
 ……もふもふに魅了されるところでしたね、と続ける彼に、笑み零す詩雲。
「ふふ、鵺宵ったら頬が緩んじゃって。もふもふの前では皆笑顔になっちゃうわよね」
 思わず頬もゆるゆるになってしまいそうなくらい、何というおそろしいほど魅力的なもふもふ!
 そんなふわもこを、思う存分、まだまだ楽しむ気満々で。
「さて、私はまたもふもふタイムを楽しみましょ」
 倒しちゃうのが勿体ないくらいよ、と。
 もふもふすりすり、再びもふりまくりながらも、詩雲は感嘆の息を漏らす。
 ――はあ、幸せ~、って。
 そしてつい緩んでしまった頬を一旦、きりりと引き締めてから。
 引き続き、陰陽師たちに危害が加わらぬよう、警戒にあたる鵺宵。
 もしもまたもふもふの攻撃が陰陽師へと及ぶのならば、躊躇なく身を挺してかばうけれど。
 鵺宵は、ピィピィ可愛く鳴くふわもこの群れを見遣り、ぼそりと呟きを落とす。
 …………また攻撃が来たら、もふもふしちゃいそうですが、って。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

飛砂・煉月
え、なになに超もふもふじゃん!
まっしろピヨすけかーわい~
中身が安倍晴明?なんだっけ?
まあ誰でもいいやとその辺は興味も薄い様子で
進行の盾になりつつもふっちゃいますかー

ハク? 何不貞腐れてんの?
あっは、心配すんなよ
白い中でもお前が一番可愛いって
それで機嫌直る辺りお前も緩いよなー

おー?
何か、すげーでっかくなったぞー
なあなあハク、多分今がチャンス!
一緒にいこーぜ♪どーん!

仕事しろ?
いやいや、そんな
超まじめに仕事中だよ!
きりりとしたつもりで
へらりとしちゃうのは愛嬌と言い張る!

もっふもっふ
うん、これは人をダメにするやつだ!
って事である程度満足したら倒しておこうなー

えいっと、バイバイ~
後腐れは無しで行こッ!



 クルセイダーの目論見、それは江戸幕府の転覆。
 そしてその野望に強い興味を覚えたという猟書家・大天使ロロサエルはそれを実現するために。
 魔軍将『安倍晴明』を憑装させたという大軍を、京の都に差し向けたのだという。
 ピヨピヨちょこちょこ進軍する、秘術によって超絶もっふもふになったまっしろピヨすけたちを。
 そんな、ふわもこ大行進を見遣って。
「え、なになに超もふもふじゃん! まっしろピヨすけかーわい~」
 何処かはしゃぐようにそう口にするのは、飛砂・煉月(渇望の黒狼・f00719)。
 けれど、超絶もふもふでめっちゃ可愛いけれど。
『私の身体は斯様なほどもふもふにございますゆえ。江戸幕府転覆も、むべなるかなでございます』
 ピィ、と可愛く鳴きながらも、それに見合わぬ何だか妙な口調で喋るふわもこ。
 そんな様子に、煉月はふと首を傾けるけれど。
「中身が安倍晴明? なんだっけ? まあ誰でもいいや」
 その辺はめっちゃ興味薄いです!
 安倍晴明だかなんだか、そういうのはこの際どうでもいいから。
「進行の盾になりつつもふっちゃいますかー」
 身体を張って、積極的にもふもふ盾になります!
 けれどそう、まっしろピヨすけへと視線をぐるり巡らせた後、煉月は気が付く。
「ハク? 何不貞腐れてんの?」
 何だかぷいっとしている相棒の様子に。
 そんなハクが拗ねている理由に、すぐに思い当たった煉月は。
「あっは、心配すんなよ。白い中でもお前が一番可愛いって」
 そう紡げば、ふりふりご機嫌に尻尾を振るハク。
 そしてくるりと空を回る姿に、思わず笑み零れてしまう。
 ……それで機嫌直る辺りお前も緩いよなー、って。
 それからふと顔を上げれば、見つめる瞳に飛び込んできたのは。
「おー? 何か、すげーでっかくなったぞー」
 ずもももぉっともふもふさが増しましになったピヨすけ!
「なあなあハク、多分今がチャンス!」
 ……一緒にいこーぜ♪
 そう言うやいなや――どーん!
 もっふりと、もふもふへ突撃です!
「仕事しろ? いやいや、そんな超まじめに仕事中だよ!」
 ええ、めっちゃ真面目に仕事しています。
 全力で身体を張って、もふもふの進軍を阻止するべく、受け止めているのです!
 そう、何だか呆れた様に見つめるハクに、きりりと返したつもりの煉月だけれど。
 へらりとしちゃうのは愛嬌、愛嬌なのです!
 そしてそんな主張をしながらも、もっふもっふ。
「うん、これは人をダメにするやつだ!」
 だから、存分にもふもふふるもっふして満足した後は、きちんと倒します。
 えいっと、バイバイ~って。そう、後腐れは無しで。

大成功 🔵​🔵​🔵​

猫希・みい
黎くん(f30331)と一緒に

わあっ
すごい!もふもふがいっぱいね
ふかふかでぬくぬくでもふもふ
ひゃー…癒される…!

……むう
黎くんがあんまりにも優しい手付きで
もふもふしてるものだから
ちょっとだけ拗ねちゃう
私も撫でて欲しいな、なんて
見つめてみれば大好きなあなたの笑顔
優しい温もりに包まれて蕩けそうな心地

呼ばれた名前にふにゃりと溶けて
黎くん
胸がいっぱいになる

やきもち妬いちゃった、ごめんね
もふもふを抱き締めて
黎くんはみんなの神様なのに
神様を独り占めなんてあまりにおこがましい

恥ずかしくて頬が熱い
冷たく感じる指に擦り寄って
あんまり甘やかしたらだめよ
嬉しげな声になってしまう

そうだね
可愛いけどやっつけなきゃ


月詠・黎
みい(f29430)と共に

…はて、不思議な喋り方をする白もふじゃな
では手触りの程は如何かの
猫との違いでも知っておくのも一興じゃて
指先を伸ばし、これは魅惑よと

みいも楽しそうだからと好きにしてれば
あゝなんとも可愛い視線が此方に
咲えば見せる顔は彼女の前だけの、
――愛し猫の神様
みいの抱く白もふごと抱き寄せ
俺の腕の中
月下美人の香に包んで
噫、俺にはこの心地が一番だと
紡ぎは伝えるはお前の耳許だけに
みい、と愛し猫の名を呼んで

妬く心さえ俺の物なら構わんさ
未だ皆の神様などと思って居るのか
何れ知って貰わねばと
其の熱を宿した頬に触れ
俺が甘やかすの止めれるとでも?と
悪い顔

さて、忘れぬうちに倒しておこう
心地と話が別故、な



 サムライエンパイアの世界の中枢を今もなお担う京の地へと。
 ピィピィピヨピヨと進軍するは、真白なる小鳥の群れ??
 いや、この鳥……まっしろピヨすけは、ただのふわもこではない。
 この世界に降り立った大天使ロロサエルは、もふもふした白き子たちへと施したのだという。
 もふもふボディーが、超絶もふもふボディーとなる秘術を……!
 それに、ただ超絶なもふもふとなっただけではない。
「わあっ、すごい! もふもふがいっぱいね」
 翡翠と曙草のいろを一層煌めかせ、そう声を上げて。
 その彩たちを猫希・みい(放浪猫奇譚・f29430)がふと向けた先には、満ちては柔く照る月の眸。
 そんなみいを見つめ笑み返してから、月詠・黎(月華宵奇譚・f30331)は耳に聞こえるその声に、こてりと首を傾ける。
『私の身体は斯様なもふもふでございます。その手で触れるのならば、極上の心地を与えることとなるでしょう』
「……はて、不思議な喋り方をする白もふじゃな」
 チィ、と可愛く囀りながらも憑装した安倍晴明の口調で喋るピヨすけたちを、黎はぐるりと見回しながらも。
 そうっと、もふもふだという真白へと指先を伸ばして。
「では手触りの程は如何かの」
 ……猫との違いでも知っておくのも一興じゃて、と。
 手にしたピヨすけをもっふりさわさわ撫で回して見回しれば。
「これは魅惑よ」
 確かに、その言の葉に偽りなきもっふもふ。
 ぽかぽかお日様を浴びたピヨすけの身体は、ふかふかでぬくぬくでもふもふで。
「ひゃー……癒される……!」
 心地良い触り心地に、みいもミルクティー色のお耳をぴょこり。
 そんなもふもふと楽しそうに戯れているから。
 黎も好きにしていれば。
 ちらっと不意に向けた視線と共に……むう、と漏れるみいの声。
 だって、あまりにも優しいから。
 ピヨすけをもふもふ撫で撫でする、黎のその手付きが。
 そんな大きな掌に、ちょっぴりだけ拗ねちゃうみいだけれど。
 ……私も撫でて欲しいな、なんて。
 もう一度ちらりと見つめてみれば――返るは大好きな、柔く綻ぶ彼の咲み。
 ……あゝなんとも可愛い視線が此方に、と。
 心なしかぷくり膨れる頬と向けられた眸に黎が咲えば。
 見せるそれは彼女の前だけの――愛し猫の神様。
 刹那、ふわりと抱く白もふごとその身体を引き寄せて。
 優しい温もりと月下美人の香で包み込み、神様は愛し猫を蕩けさす。
 伸ばし、抱きしめた己の腕の中で。
 そしてその耳を擽るように落とすのは、ふたりだけの内緒の言の葉。
 ――噫、俺にはこの心地が一番だ、と。
 それから……みい、と。愛し猫の名を呼べば。
 再びその腕の中で、ふにゃりと溶けてしまう。
 ……黎くん、って、胸がいっぱいになって。
「やきもち妬いちゃった、ごめんね」
「妬く心さえ俺の物なら構わんさ」
 もふもふを抱き締めながらそう告げる姿も、見せるやきもちさえも、黎にとっては愛くるしいから。
 けれど、届いた声にはふと満月の彩りを細める。
「黎くんはみんなの神様なのに」
 ……神様を独り占めなんてあまりにおこがましい、って。
 そう紡ぐ彼女の言の葉に。
「未だ皆の神様などと思って居るのか」
 そして黎の指先が、恥ずかしくなって熱宿したその頬に、ひやりと触れる――何れ知って貰わねばと。
 みいは、そんな冷たく感じる優しい指に擦り寄って。
 嬉し気な響きを彼へと向ければ。
「あんまり甘やかしたらだめよ」
 黎から返ってくるのは、こんな言葉と悪い顔。
 ――俺が甘やかすの止めれるとでも? と。
 それから黎は、真白の群れへと視線を巡らせてから。
「さて、忘れぬうちに倒しておこう」
 ……心地と話が別故、な、と。
 もふもふさわさわ、愛し猫と一緒にピヨすけを撫でながらも告げて。
 みいもこくり、大きな掌で撫でてくれる大好きな神様へと頷く。
 ――そうだね、可愛いけどやっつけなきゃ、って。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ノイシュ・ユコスティア
一人で参加。

もふもふの中でも、白いもふもふは別格だというのに…!

陰陽師たちには結界を張ることに集中してもらって…
僕は、彼らの集中を妨げないように、もふもふの群れを足止めする。
体を張って止める!

「うわぁ~、おふとんの群れ!」
ムリだ、真面目に攻撃しようにも、この衝動を抑えられない…!

群れの中にダイブする。
「ああ~、気持ちよすぎて動けない…!」

「晴明さん、甘いものは好きかい?」
なぜか持ってきたパウンドケーキをちぎってばら撒いて、敵を釣る。
寄ってきた子たちをもふもふ。
全身全霊でもふもふ。

倒すのがもったいない~。
でも、しっかり倒す。
ダガーで刺すのは気が引ける…あえて距離を取り、ロングボウで射撃。



 サムライエンパイアに降り立った猟書家・大天使ロロサエルが施した秘術の、なんという恐ろしさ。
 ノイシュ・ユコスティア(風の旅人・f12684)はそれを目の当たりにしていた。
 だって、だって……!
「もふもふの中でも、白いもふもふは別格だというのに……!」
 ただでさえ白いもふもふなまっしろピヨすけが、大天使の秘術でさらなる超絶なもふもふにパワーアップしているというのだから……!
 そんな、ある意味恐ろしいふわもこたちに惑わされないように。
 陰陽師たちには結界を張ることに集中してもらうことにして。
 僕は、彼らの集中を妨げないように、もふもふの群れを足止めする――体を張って止める!
 そうめちゃめちゃ気合いを入れて、いざ、白くて超絶なもふもふの前に立ちはだかるノイシュ。
 そして思わず声を上げてしまう。
「うわぁ~、おふとんの群れ!」
 ……ムリだ、真面目に攻撃しようにも、この衝動を抑えられない……! って。
 いえ、ふわっふわなおふとんが目の前にあったら、することはただ一つ。
 ――もふんっ、ずぶずぶっ。
 もっふもふな群れの中に、ダイブ!!
「ああ~、気持ちよすぎて動けない……!」
 猟兵をダメにするほどのもふもふにノイシュも動けず、すやぁっとしてしまいそう。
 けれど、寝てしまうだけではなんなので。
「晴明さん、甘いものは好きかい?」
 なぜか持ってきたパウンドケーキをちぎってぱらりばら撒いて、敵を釣りはじめるノイシュ。
『此れは、何とも美味そうな甘味でございますな』
 そして、ピィピィ可愛く鳴きながら寄ってきた晴明なふわもこたちを、もふもふもふ。
 ええ、全身全霊で、もふもふもっふもふ……!
 そんな幸せいっぱいな、もふもふタイムだけれど。
「倒すのがもったいない~」
 でも……しっかりと、もふもふした後に倒します!
 とはいえ、ダガーで刺すのは気が引けるから……あえて距離を取ってから、ロングボウでさくっと。
 それにまた近づいちゃえば、もふもふの超魔力に抗えそうにないから。

大成功 🔵​🔵​🔵​

宵雛花・十雉
【双月】
ユェーは父親のような存在

もふもふ…
うん、確かにもふもふだけど…もふもふって、なんだ
頭がぐるぐるしてきたよ
大丈夫、大丈夫

動きを止めるの?
う、うん…やってみる
周りの陰陽師と協力して【結界術】を発動
ごめんね、痛くしないから

わわっ
両手に抱えたピヨすけは柔らかくて暖かくて
抱っこしたまま眠ったら気持ちいいかも、なんて
ほら、まるで高級な羽毛布団みたい

ユェーもたくさん抱っこしてごらんよ
たくさん集めたピヨすけを彼の方へ渡したら
もふもふが雪崩を起こして埋まっちゃうかも
はは、ちょっと欲張りすぎちゃったかな

う、ごめんね…
たくさんもふもふを堪能させてもらったから罪悪感を覚えつつも
えい、と倒すよ


朧・ユェー
【双月】
十雉くんは愛おしい子

もふもふですねぇ
力が増すの更にもふもふ…になるものでしょうか?
おや?十雉くん大丈夫ですか?と心配そうに頭を撫でる

十雉くんこの子達の動きを止めれますか?
流石巫女さん、凄い力ですね。

動かなくなった子達をそっと触れる
とてもふわふわもこもこ
十雉くんとても可愛いですよ
と彼の両手にぽんと置く

楽しそうにもふもふしてる彼を愛おしく見つめて
おや?僕に?両手ていっぱいのもふもふの中に埋まる
おやおや、確かに高級な羽毛布団ですね
十雉くんも一緒に入りますか?とふふっと笑って

可哀想ですがこのままではご迷惑をかけるので
万年筆の武器でつんとつついて倒す



 サムライエンパイアの世界に舞い降りた大天使が画策するのは、七大天使の捜索であるというが。
 それ以上に彼……猟書家・大天使ロロサエルが強い興味を示したのは、クルセイダーの抱く野望。
 江戸幕府の転覆、それを叶えるべく大天使は発動させる。
 掌にそっと乗せたもふもふ……まっしろピヨすけたちを、さらなる超絶なもふもふへとパワーアップさせる秘術を。
 そしてもふもふ度合いが増しましになったふわもこの大軍は、ピヨピヨよちよち、上洛せんと進軍する。
 そんな敵の群れの様子を眺めつつ、首をふと傾けるのは朧・ユェー(零月ノ鬼・f06712)。
「もふもふですねぇ。力が増す上に更にもふもふ……になるものでしょうか?」
 宵雛花・十雉(奇々傀々・f23050)は聞こえた彼の言の葉に、もふもふ……と呟きを落としてから。
「うん、確かにもふもふだけど……もふもふって、なんだ」
 ……頭がぐるぐるしてきたよ、って。
 真白なるふわもこを前に、ちょっぴりくらくらぐるぐるしてしまうけれど。
「おや? 十雉くん大丈夫ですか?」
 不意に頭に感じた温もりは、心配そうに撫で撫でしてくれるユェーの掌のもの。
 そして……大丈夫、大丈夫、と。そう返した彼に、ユェーは向けた金の瞳を細めて。
「十雉くんこの子達の動きを止めれますか?」
 てくてく京の都へと進まんとするピヨすけを見遣り、そう言葉を向ければ。
 ぱちくりと一瞬だけ、橙の瞳を瞬かせるも。
「動きを止めるの? う、うん……やってみる」
 こくりと頷きつつ、十雉は周囲の陰陽師と協力しながらも発動させる。
「ごめんね、痛くしないから」
 ピヨすけたちの動きを抑制し、一層ゆるーいものにする結界術を。
 そして、動けなくなったふわもこな子達へと手を伸ばして。
「流石巫女さん、凄い力ですね」
 もふもふにそっと触れながらも、偉いですね、と。
 十雉に笑み浮かべながらも囁いた後、ユェーは彼の両手にぽんと置く。
「十雉くんとても可愛いですよ」
 とてもふわふわもこもこした、もふもふさを増しているまっしろピヨすけを。
「! わわっ」
 そんな突然渡されたふわもこたちを、慌てて両手にもっふりと抱っこすれば。
 十雉はふわり感じるピヨすけたちの柔らかさや暖かさに、ついこんな呟きを落とす。
「抱っこしたまま眠ったら気持ちいいかも、なんて」
 ……ほら、まるで高級な羽毛布団みたい、って。
 それからちらり、自分がもふもふ楽しむ様子を愛おしく見つめるユェーに視線を向けてから。
 ずいっと、真白のふわもこたちを差し出す十雉。
「ユェーもたくさん抱っこしてごらんよ」
「おや? 僕に?」
 そんなきょとりと自分を見つめ返す彼に、たくさん集めたピヨすけを渡そうとした……その時だった。
 ――もふっ、もふもふぅっ。
 両手いっぱいのもふもふが雪崩を起こして、もっふり埋まってしまいました!?
 けれど、すっぽりもふっと埋もれつつも、引き続きもふもふを抜かりなく楽しみながらも。
「おやおや、確かに高級な羽毛布団ですね」
「はは、ちょっと欲張りすぎちゃったかな」
 ユェーはそう笑う十雉へと、ふふっと悪戯っぽく笑う。
 ――十雉くんも一緒に入りますか? って。
 けれど、もふもふ羽毛布団のような白のふわもこに、もふんと身を埋めるのもいいけれど。
 本来此処に赴いた目的も、一応ふたりは忘れてはいない。
「可哀想ですがこのままではご迷惑をかけるので」
「う、ごめんね……」
 十雉は、たくさんもふもふを堪能させてもらったからと罪悪感を覚えつつも。
 心を鬼にして、えい、と。
 ぴよーっと鳴くピヨすけたちへと攻撃をぽこっ。
 ユェーも万年筆の得物をふわもこたちへと向けて、つんっ。
『斯様なるもふもふな私を倒すのでございましょ……ピ、ピヨッ』
 もふもふしながらも、晴明みたいに喋るソレをつんつん突いて――ええ、きっちり倒します!

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

乱獅子・梓
【不死蝶】
安倍晴明か…俺はあまり詳しくないんだが
どんな奴だったんだ、綾?
そうか…とにかくやばい奴だったんだな
というのは何となく分かるが
この姿じゃ全然説得力無いなー…

極悪人が憑装した姿とはいえ
可愛い生き物をいい笑顔で
ニギニギして楽しそうな綾の様子に
若干の恐怖を覚えて一歩引きつつ

お、おう、満足したか?
よし!焔と零、出番だ!
もふもふの群れの中に焔と零を放り込んでみる
その絵面はまるで、綿毛のたんぽぽ畑の中に居るようで…
端的に言ってめちゃくちゃ可愛い
不思議そうな顔でもふもふを
足でツンツンして遊んでいる様子も可愛い
こんな可愛い仔竜たちを
写真に収めない理由があろうか?いや無い(連写

最後はUCで倒す


灰神楽・綾
【不死蝶】
ええと、俺は直接戦ったことは無いんだけど
とにかく悪~い奴だったよ
水晶屍人を生み出したり
オブリビオンに神の子を産ませようとしたり…
悪逆無道を尽くしまくってたんだけど
それがこんな姿になるなんてねぇ…
もふもふを一羽、両手ですくい上げて

見た目はとっても可愛らしいけど
いっぱい悪いことしてきたんだからこれくらいはね?
ギュイーーーと握り潰さんばかりに両手に力を込める
その最中でももふもふの感触が伝わってきて気持ちいい
ピィピィと慌てふためく姿を見て
何となく気分もスッキリしてきた

よーし、じゃあ気が済むまで遊ぼうか
今度は自身の頬に近づけてもふもふ堪能
嘴でツンツン反抗してくる子にはデコピンね

最後はUCで倒す



 サムライエンパイアに降り立った大天使は、強く興味を覚えたというクルセイダーの江戸幕府転覆の野望の為に。
 そっと掌に乗せた真白のふわもこに、秘術をかけたのだという。
 魔軍将『安倍晴明』を憑装させて……超絶もふもふに、ピヨすけの群れ全体をパワーアップさせるべく。
 そんな白き陰陽師を猟兵達が退けたのは、少し前の話だから。
「安倍晴明か……俺はあまり詳しくないんだが。どんな奴だったんだ、綾?」
 ふと乱獅子・梓(白き焔は誰が為に・f25851)はそう、視線をすぐ隣へと向けて。
 訊かれた灰神楽・綾(廃戦場の揚羽・f02235)は当時を思い出すように、晴明の所業の数々を紡ぐ。
「ええと、俺は直接戦ったことは無いんだけど、とにかく悪~い奴だったよ。水晶屍人を生み出したり、オブリビオンに神の子を産ませようとしたり。悪逆無道を尽くしまくってたんだけど」
「そうか……とにかくやばい奴だったんだな」
 梓は綾の言葉に、そう頷くけれど。
 ――というのは何となく分かるが。
 そう続けながらも一匹のピヨすけを掌にちょこんと乗せ、綾と同時に呟く。
「この姿じゃ全然説得力無いなー……」
「それがこんな姿になるなんてねぇ……」
 そして綾も、もふもふを一羽、両手ですくい上げてみてから。
『秘術により憑装された私は、斯様なもふもふでございま……チィッ!?』
 ……ギュイーーーッ。
「見た目はとっても可愛らしいけど、いっぱい悪いことしてきたんだからこれくらいはね?」
 お仕置きとばかりに握り潰す勢いで、両手にギュイギュイと力を込めて。
 ギュギュッとする最中でも伝わる、もっふもふな極上の感触。
 そんなふわもこな感覚は気持ちいいし。
『斯様な所業、見目愛らしいもふもふの私に……ピィ!?』
 ピィピィ慌てふためく姿を見れば、何となく気分もスッキリしてきた気がする綾。
 そして、極悪人が憑装した姿とはいえ……可愛い生き物をいい笑顔でニギニギしては楽しそうな綾の様子を見て。
 梓は若干の恐怖を覚え、一歩引きつつも。
「よーし、じゃあ気が済むまで遊ぼうか」
「お、おう、満足したか?」
 むぎゅむぎゅふわもこをもふりながら言った梓の言葉に、ちょっぴりほっとする。
 それから綾は、すりすりーっと自分の頬にふわもこを近づけたりと、もふもふを存分に堪能しながらも。
 嘴でツンツンぴよぴよ反抗してこようとする子には、メッ!
 ビシイッとデコピンをお見舞いします!
 そして梓も、もふもふなピヨすけの大群へと解き放つ。
「よし! 焔と零、出番だ!」
 超絶もふもふなその只中に、焔と零を。
 それから刹那、思わずサングラスの奥の赤い瞳を見開いてしまう梓。
 だって、なんということでしょう……!
 ――キュー。
 ――ガウ。
 ――ピィピィ。
「端的に言ってめちゃくちゃ可愛い」
 もふもふたちときゃっきゃ戯れたり、ぽふりとダイブしてみたり、擽ったそうに鳴いたり。
 その絵面はまるで、仔ドラゴンたちが綿毛のたんぽぽ畑の中に居るようで……ええ、超絶可愛いがすぎます!
「不思議そうな顔でもふもふを足でツンツンして遊んでいる様子も可愛い」
 梓はその可愛さと尊さに堪らず、顔を覆ってから。
 スッと取り出すのは……そう、スマートフォン!
 そしてぱしゃぱしゃぱしゃ、シャッターチャンスを逃すまいと、仔ドラゴンたちを連写しまくる梓。
 だって、仕方がありません!
「こんな可愛い仔竜たちを、写真に収めない理由があろうか? いや無い」
 最後はさくっと、ちゃんとピヨすけたちは倒しますけれど。
 また1羽ヤンチャなもふもふをピンッとデコピンする綾の隣で、梓はシャッターを切りまくる。
 だって……もふもふと戯れる焔と零が、めちゃくちゃ超絶可愛すぎるから!

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ヴィオレッタ・エーデルシュタイン
「なんて恐ろしい敵なの!」
もう全力でモフモフに埋もれるわ。

ごろんごろんもふんもふん(壊れています)
「どんどんやる気がなくなってくるわ…これが人…じゃなくってヤドリガミをダメにするもふもふというものかしら」
猫さんも良いけどぴよさんも悪くないわ…。

(結構な時間が経過して)

「っ!!危うくこのまま終了しちゃうところだったじゃない!」
正気に戻ったところで、お世話になったことだしせめて一撃で片付けてあげるわ。
ユーベルコード【蒼き刃の円舞】で一撃よ。

「さようなら、ぴよすけさんたち。さようなら、もふもふ」



 サムライエンパイアの世界に赴いた、大天使が施した秘術。
 クルセイダーの江戸幕府転覆の野望を実現するべく、それに……真白なふわもこへ示した、強い興味のままに。
 猟書家・大天使ロロサエルは、満を持して発動させたというのだ。
 まっしろピヨすけたちの群れに、そのもふもふ度が増しましになるという――魔軍将『安倍晴明』の憑装を。 
 そんなもっふもふな敵の群れを前にして。
「なんて恐ろしい敵なの!」
 思わずそう口にせずにはいられないのは、ヴィオレッタ・エーデルシュタイン(幸福証明・f03706)。
 こんなおそろしいほどの超絶なるもふもふを見れば、やることは決まっています。
 ……もう全力でモフモフに埋もれるわ。
 ということで、もっふもふでふっかふかな、ふわもこの海へ目掛けて。
 ――もふっ、ぽふんっ。
 いざ、勢いよくダイブ!
 柔らかなふわもこにずぶずぶと埋まりながらも、ごろんごろんもふんもふん。
 大変です、もふもふの魔力にやられて、壊れています!?
 なんという、おそろしい敵の群れ。
「どんどんやる気がなくなってくるわ……これが人……じゃなくってヤドリガミをダメにするもふもふというものかしら」
 ……猫さんも良いけどぴよさんも悪くないわ……。
 そう呟いたが最後、ずぶずぶとふわもこに埋まってみえなくなるヴィオレッタ。
 もふもふに抗えず、すやぁっとお昼寝をしましたとさ。
「っ!! 危うくこのまま終了しちゃうところだったじゃない!」
 危ない危ない、間一髪セーフ!?
 いえ、まぁ……何気に、結構な時間が経過しているのですけれど。
 ようやく正気に戻ったところで、お世話になったことだし、と。
「せめて一撃で片付けてあげるわ」
 ヴィオレッタは巨大化させた青金剛石のチャクラムで、もふもふをぺしんっ。
「さようなら、ぴよすけさんたち。さようなら、もふもふ」
 おそろしい敵の群れに再びもふもふ魅了されないうちに、倒します!

大成功 🔵​🔵​🔵​

鈴久名・紡
もふもふ
元々もふもふなのだろうけど……これは凄いな

もふもふし放題……
(一体持ち上げてふるもっふ)

Σは!
(紡は、陰陽師達の視線に気付いた!)


……
………貴方ももふるか?
(手にしたもふもふ差し出し)

多分、俺が持ってれば大丈夫だと思うので、どうだろうか?
(ずずいっと差し出す)
万が一、悪さをする場合は確保してぐりぐり

あ、喋らないで良い
こんなに見た目可愛いのに
可愛いのに、その口調と内容は非常に可愛くない
だから、喋らずにもふられてくれないだろうか

あ!ほら!
陰陽師達が萎縮してしまったじゃないか!
(駄目だろう?ともふもふ、ぐりぐり、ぐりぐりぐり)

よし、充分もふっただろうか?
では、おやすみなさい

煉獄焔戯で一掃



 眼前の敵の進軍を留めるべく――もふもふ、もっふもふ。
「元々もふもふなのだろうけど……これは凄いな」
 鈴久名・紡(境界・f27962)は、ひょいっと一体持ち上げたそれを、ひたすらふるもっふしていた。
 いや、ただでさえもっふもふボディーなのだろうけれど。
 何故か大天使が施した秘術で、さらに超絶もっふもふな身体になったのである。
 眼前の敵の群れ……円らな瞳をした、可愛らしくてふわもこなまっしろピヨすけたちは。
 そんなめっちゃもっふもふなまんまるいソレを。
「もふもふし放題……」
 もふもふもふ……とにかくもふもふしまくっていた紡であったが。
 ――は!
 ふとそう顔を上げれば、ぱちりと合う複数の視線。
 そう……それは、陰陽師たちのもの。
 何だかめっちゃ、羨ましそうな。
 いや、陰陽師さん達も、結界を頑張って張ってくれていることだし。
 ……。
 …………。
「…………貴方ももふるか?」
 紡はそうっと、手にしたもふもふを差し出せば。
 一瞬その瞳が輝くも、流石にちょっぴり躊躇し葛藤する陰陽師さん。
 そんな悩む陰陽師さんの背を、紡はそっと押してあげる。
「多分、俺が持ってれば大丈夫だと思うので、どうだろうか?」
 ずずいっとさらに差し出して。
 そして、そっと陰陽師さんがその手を伸ばした、その時だった。
『私の身は斯様なもふもふでございますゆえ、心地良き触り心地でありましょう』
「あ、喋らないで良い」
 いきなりピィと喋る、晴明なぴよ。
 そんな晴明に、首を横に振って。
「可愛いのに、その口調と内容は非常に可愛くない」
 ……だから、喋らずにもふられてくれないだろうか、と。
 そう紡がお願いするけれど。
『されどそうは申しましても……』
「あ! ほら! 陰陽師達が萎縮してしまったじゃないか!」
 ……駄目だろう? って。
 空気の読めないふわもこ清明を、もふもふ、ぐりぐり、ぐりぐりぐり。
 そして陰陽師さんたちも一緒に、暫くふるもっふした後。
「よし、充分もふっただろうか?」
 ――では、おやすみなさい。
 ええ、猟兵としてやるべきことも、忘れません。

大成功 🔵​🔵​🔵​

橙樹・千織
【再会】

………。
あの晴明がまた転生したと聞き、慌てて来てみれば
なんとも言えぬ光景に思わず絶句

…お前、本当に晴明?
見た目は完全にもっふもふな鳥
しかし喋ると気に食わぬ敵の姿が思い起こされるのが玉に瑕
ものすごく複雑な表情を浮かべつつ、陰陽師の方と一緒に結界術で動きを制限

……?
あら、貴女はたしか……菫さん、でしたよね?
自分を呼ぶ声に振り返れば館で見たことのある姿

これとってもふわふわですよ
菫さんももふもふしてみませんか?
みょーん、と伸ばしつつ、ふわりと微笑み返す
あらあら、ふふふ。本当ですねぇ
と、おすすめの場所をもふもふ

さて、そろそろ時間でしょうか
思う存分もふもふを堪能したなら花吹雪で黄泉路へご案内


君影・菫
【再会】

清明という名にうちはきっと縁識らず
白いもふもふを掬い上げれば
…はら、喋りはるのと瞬く間に驚くも
せや、止めるのがお仕事やったねと

途中見かけた姿は格好違えど見覚えが
もしかして千織やろか?
つい声を掛けてもうた
ふふ、そう菫
覚えててくれたんや
あんなあ、実はもうもふってるんよ
手の中の白もふを童女のように眸輝かせては翳して
この辺が特にもふもふやったよとか
倣ってみょーん伸ばしてみたりとか
もふが言の葉を発する間もないくらい遊び倒したろ
何匹でも相手にしたろな
だって阻止やもの

時間が過ぎて満足したら
モノに躊躇いは無く
――すみれ色にて左様なら
千織の花は綺麗やねえて感嘆もひとつ、添えて
ふたつの花で黄泉へのいざない



 猟兵達の手によって、大きな脅威は去ったと思われたサムライエンパイア。
 けれどこの地に降り立った大天使は、クルセイダーの江戸幕府転覆の野望に強い興味を覚えて。
 この世界の中枢のひとつである京の都へと攻め入ろうとしているという。
 そして、クルセイダーの名のもとに発動した秘術をもって、オブリビオンの群れへと憑装させたのだ。
 そう――魔軍将『安倍晴明』を。
 そんなサムライエンパイアの危機に、そして、あの晴明がまた転生したと聞いて。
 慌てて赴いた、橙樹・千織(藍櫻を舞唄う面影草・f02428)であったけれど。
「…………」
 眼前に広がる、なんとも言えぬ光景に思わず絶句してしまう。
 ピィピィ、チィチィと。可愛く鳴く、まっしろもふもふなピヨすけの大軍を見遣りながら。
 しかもただでさえもっふもふなピヨすけは、超絶もふもふになっていた。
 猟書家・大天使ロロサエルによって、晴明を憑装されて。
「……お前、本当に晴明?」
『私の名をご存知とは、少々驚きでございます』
「…………」
 見た目は完全にもっふもふな鳥で、ピィ、と可愛く囀っているけれど。
 喋れば思い起こされる、気に食わぬ敵の姿。
 言っていることは予知された通り、まさに晴明である。
 可愛いのに晴明なのが、玉に瑕で残念すぎるけれど。
 千織は周囲にいる陰陽師と一緒に、ピィピィ鳴く敵の群れの動きを制限せんと結界術を施す。ものすごく複雑な表情を浮かべながら。
 そして、そんなまっしろピヨすけに憑装したという安倍晴明の名には、きっと縁識らずだけど。
 他の猟兵達と同じ様に桜に導かれ、この地に降り立った君影・菫(ゆびさき・f14101)は、ふと白いもふもふを掬い上げてみて。
『私の身体は、斯様なもふもふにございますゆえに』
「……はら、喋りはるの」
 ぴよ、と鳴きながら紡がれた言の葉に、菫色の瞳をぱちくり。
 けれど瞬く間に驚くも……せや、止めるのがお仕事やったねと、その顔を上げれば。
 もう一度、向けた濃紫のいろを瞬かせる菫。
「もしかして千織やろか?」
 ふと見かけた姿はあの時とは格好こそ違えど、見覚えがあったから。
 そう、つい声を掛けた菫であったが。
 不意に自分の名を呼ばれれば、くるりと振り返る千織。
「……? あら、貴女はたしか……菫さん、でしたよね?」
 彼女を見かけたのは、常春の桜源郷。
 館でその時聞いた名を思い返し、千織が口にすれば。
「ふふ、そう菫。覚えててくれたんや」
 こくりと頷き、嬉しそうに綻ぶ笑み。
 そんな思わぬ再会に、千織もふわりと笑み返しながら。
「これとってもふわふわですよ。菫さんももふもふしてみませんか?」
 超絶もふもふになっているピヨすけを、みょーん。
 そんなふわもこを伸ばす様子に菫は笑って。
「あんなあ、実はもうもふってるんよ」
 まるで童女のように眸輝かせて翳すのは、手の中の白もふ。
 そしてふにふにもふもふするのは、ピヨすけの顎の下。
「この辺が特にもふもふやったよ」
「あらあら、ふふふ。本当ですねぇ」
 菫おすすめのもふスポットを、千織ももふもふしてみれば。
 あまりにももっふりしたその手触りに、ふたり顔を見合わせ、ほわりと笑って。
 菫も千織に倣って、手の中の白もふを、みょーん。
『斯様な私のもふもふ……ピィッ』
 晴明ピヨすけが言の葉を発する間もないくらい、もふもふ遊び倒すつもり。
「何匹でも相手にしたろな」
 だってこれは、とことこ上洛せんと押し寄せる、敵の進行阻止なのですから。
 そんな可愛くて超絶もふもふなピヨすけたちだけれど。
「さて、そろそろ時間でしょうか」
 充分にもふもふみょーんとしまくって、堪能し満足したならば……お仕事の時間。
 ――すみれ色にて左様なら。
 戯れは戯れでも、白もふへと刹那菫が向けるのは、ヴィオラの戯。モノに躊躇いなんて無いから。
 そして、優雅で鋭利な菫色の簪と遊ぶかのように。
 ――はらりと舞うは、櫻花と面影。共に散らさん、汝が魂。
 敵の群れへと千織が降らすは櫻雨……舞い踊る、無数の八重桜と山吹の花びら。
 そんな花吹雪が、黄泉路へとご案内。
 そして菫は、白もふたちを誘う花々にひとつ、感嘆を添える。
 ……千織の花は綺麗やねえ、って。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

フリル・インレアン
ふええ、どうして誰もあの真っ白もふもふボディやつぶらな瞳に潜む真っ黒な悪意に気が付かないのでしょうか。
私には分かります。
私にはアヒルさんという似たような存在がいるから、私には分るんです。
ここは私がしっかりしないといけませんね。

もふもふの魅力で篭絡させようというのなら、私はしっとり滑らかにしてあげます。
身嗜みを整えるトリミングの魔法です。
毛並みをしっかり整えて、血行を良くするマッサージへの連撃です。
どうです、気持ちいいですか?
もふもふでなくなるのですから無敵効果はなくなりますよね。



 サムライエンパイアに降り立った猟書家・大天使ロロサエルが施したという秘術。
 それは、魔軍将『安倍晴明』を憑装させたのである。
 ふわふわもふもふな、まっしろピヨすけたちに。
 それは一見、何でよりによってそこに、と思わずにはいられないものであるけれど。
 フリル・インレアン(大きな帽子の物語はまだ終わらない・f19557)には、分かるのだ。
「ふええ、どうして誰もあの真っ白もふもふボディやつぶらな瞳に潜む真っ黒な悪意に気が付かないのでしょうか」
 もふもふが超絶もっふもふになる、その術のおそろしさが。
 ……いや、だって。
「私にはアヒルさんという似たような存在がいるから、分かるんです」
 いつもすぐ傍に在る存在が、まさにそんな感じだから!
 フリルはだからこそ、決意を固める。
 ――ここは私がしっかりしないといけませんね、と。
『私のもふもふの身を、如何するのでございましょう』
 そう言いながらも、あざとくもふもふなその身をすりすりしようとしてくる晴明ピヨすけ。
 けれど、アヒルさんという存在で分かっているフリルは惑わされない。
「もふもふの魅力で篭絡させようというのなら、私はしっとり滑らかにしてあげます」
 ――身嗜みを整えるトリミングの魔法です。
「じっとしていてくださいね。ぽんぽんぽんっと」
 フリルが繰り出すのは、毛並みをしっかり整えて、血行を良くするマッサージへの連撃!
「どうです、気持ちいいですか?」
『此れはなかなかの心地良さにございますな』
 そう、円らな瞳をうっとり細めて。
 満足そうに紡ぐ晴明なピヨすけであるけれど。
 超絶もふもふであったその身は……フリルの魔法で、すっかり滑らかに!?
 いや、もうすっかり、すべすべだから。
 フリルは気持ち良さそうにしている晴明へと、こう口を開くのだった。
 ――もふもふでなくなるのですから無敵効果はなくなりますよね、って。

大成功 🔵​🔵​🔵​

氷條・雪那
あのもふもふ……もとい鳥、大変見覚えがあるわけですが
確か修行不足で私はあの時、我を失い……(甦るもふもふな記憶)

しかし、今の私はあの頃のような私ではありません
刀を振り、座禅を組み、滝に打たれ精神を鍛え上げた私が
もふもふにより我を失う事など最早無いでしょう

……それはそれとして、何故超・魔軍転生にもふもふを選んだんですか!?
貴殿も貴殿で全く抵抗が無いどころか思いきり受け入れていますし!?
あとその姿にその口調は大変違和感を覚えるわけですけど!?

突っ込み所が満載すぎて、想定外の事態に早速精神が乱れつつ
突っ込みついでにもふもふします
くっ、相変わらず腹が立つほどもふもふですね……!

あと倒します



 あの時も、同じサムライエンパイアの地であった。
 京の都へと進軍せんと、とことこ可愛く歩く眼前の敵の群れ。
 そう――氷條・雪那(凍刃・f04292)に甦るは、もふもふな記憶。
「あのもふもふ……もとい鳥、大変見覚えがあるわけですが」
 目の前に在る敵……まっしろピヨすけと相対するのは、これがはじめてではない。
「確か修行不足で私はあの時、我を失い……」
 そんなちょっぴり思い出したくないけれど、思い出してしまった記憶。
 けれど、雪那はきりり、気を取り直して。
 円らな瞳で見つめてくるピヨたちへと紡ぐ。
「しかし、今の私はあの頃のような私ではありません」
 ……刀を振り、座禅を組み、滝に打たれ精神を鍛え上げた私が、もふもふにより我を失う事など最早無いでしょう、と。
 あの時の雪那と今の雪那は違いますから!
 その鍛錬の成果を今、見せんと……そうこくり頷くも。
 だがやはり、これは言わずにはいられない。
「……それはそれとして、何故超・魔軍転生にもふもふを選んだんですか!?」
『私の此の身は、以前よりも超絶なるもふもふでございましょう』
「貴殿も貴殿で全く抵抗が無いどころか思いきり受け入れていますし!?」
 何でよりによって、大天使はコレを選んだのだろうかと。
 しかも、それに疑問を持っている様子もない晴明に。
 ……いや、やはり相容れない。
 所詮、理解できない存在なのだろうけれど。
『私のもふもふは、斯様なほどのもふもふでございますゆえに』
「あとその姿にその口調は大変違和感を覚えるわけですけど!?」
 思わずつい、想定外の事態に、早速精神が乱れてしまう雪那。
 突っ込み所が満載すぎて。
 けれど……もう、ついでですから!
 突っ込みついでに、もふもふもふもふ……!!
 いや、ちゃんと最後は倒しますけれど。
 雪那は、ピヨすけをもふもふふるもっふしながらも。
 その極上の手触りにこう、呟きを落とすのだった。
 ――くっ、相変わらず腹が立つほどもふもふですね……! と。

大成功 🔵​🔵​🔵​

宵鍔・千鶴
【朔夜】

これがロロサエルの巧みな…戦術…
こんな、こんな…
真っ白なもふもふを屠るなんて…
戦意喪失するから(顔を覆う)

刻もそうだろ?って当然の如く
陰陽師にはもふもふの餌食にならぬよう
防御を施し支援の足止めで
ぴよ…清明の動きが鈍れば
いざ、じんじょうに、しょうぶ !(震え声)

って意気込んだところ
ふかふかのぴよが乗る感覚
…ねえ、刻サン。
俺動けなくなっちゃったけど?
とりあえず、つついて
ぎゅうと抱きしめてみて
いやこれは敵をよく識るために仕方なく
(しかし抗えないもふもふにこいつやるな、と撫で)

暫し刻を囲うようにぴよを積みタワーしつつ
俺達だめになるまえに
さくっと倒そう
ふふ、何連鎖できるかな

ごめんね、さようなら


飛白・刻
【朔夜】
 
よもや憑装先がこれとは
ロロサエルの考えも解らぬ
…ある種解り易いのか?

もふに関して云えば
まあ己も否定出来ぬ訳で
おそらくそれは千鶴も同じとて
問いに頷くしかない

混乱来す陰陽師へと足止め願えば
最早これは掴み取り会場
…いや
倒す為に赴いてはいる
だが光景に慣れつつあるも事実

…さて。乗せるか(真顔)
徐に掬ったぴよを千鶴に乗せてみる
千鶴とピヨ晴明が何か云ってはいるが
乗せたくなったのだから致し方無い
己は己で手のひらの上にもふりと乗せてはつつく
このもふ具合もなかなか趣深い

…ところで周りがもふで埋まっていくのだが

倒さねば、倒さねばな
もふってつついて積みあげて
名残惜しいが
揃ったならば消えて貰わねば
左様なら、と



 江戸幕府転覆を目論むクルセイダーの野望を実現するべく、上洛せんと進軍する敵の群れに。
 サムライエンパイアの地に降り立った大天使は施したのだという。
 色々な意味で恐ろしい秘術「超・魔軍転生」を。
『このもふもふの身の虜にならぬ者など、在りはせぬでございましょうな』
 もふもふなまっしろピヨすけの群れを、何故かさらなる超絶なもふもふにするために……!?
 そんな、めっちゃもふもふな敵の群れを見遣って。
「よもや憑装先がこれとは」
 ぽつりと言の葉を落とすのは、飛白・刻(if・f06028)。
 何でよりによって、そこに魔軍将を憑装させたのか。
 術を掛けた大天使ロロサエルの考えも刻には解らない。
 いや、いっそむしろ。
「……ある種解り易いのか?」
 安倍晴明を宿し、超絶もっふもふになっているピヨすけの姿に首を傾ける刻。
 そして、そんな刻の隣で。
「これがロロサエルの巧みな……戦術……」
 おもむろにふるり、首を横に振るのは宵鍔・千鶴(nyx・f00683)。
「こんな、こんな……真っ白なもふもふを屠るなんて……」
 ――戦意喪失するから。
 もう、そう顔を覆うしかない。
 それから彼へとちらり視線を向ければ、当然の様に紡ぐ。
「刻もそうだろ?」
 ……もふに関して云えば、まあ否定出来ぬ訳で。
 おそらくそれは千鶴も同じであるだろうし。
 届いたその問いに、刻も頷くしかなく。
 けれど、決してもふもふの餌食にならぬようにと。
 周囲の陰陽師たちへと千鶴が防御を施せば、混乱来す彼等に足止めを願う刻。
 そんな陰陽師たちの成す結界が、ぴよ……もとい晴明の動きを封じて。
 ゆるーくとことこ、その動作が鈍れば――最早これは、もふの掴み取り会場……!?
「……いや、倒す為に赴いてはいる」
 己に言って聞かせるかのように言った刻であるが、だが光景に慣れつつあるのも事実で。
 けれど、でも、やはりぴよは晴明だから。
 ――いざ、じんじょうに、しょうぶ!
 千鶴はそう、超絶もふもふなぴよたちに言い放つ。震え声で。
 ということで。
「……さて。乗せるか」
 ――ぽふり。
 刹那、ふかふかのぴよが乗るもふもふ感覚。
 真顔で徐に掬ったぴよを、刻が意気込んだ千鶴の上に、ちょこんと乗せてみれば。
「……ねえ、刻サン。俺動けなくなっちゃったけど?」
『乗り心地は悪くはないのでございますが、斯様な所業の意図は如何にございましょうか』
 千鶴とピヨ晴明が何か言っているけれど。
「乗せたくなったのだから致し方無い」
 それは確かに仕方ありません、ええ。
 それから刻も、手のひらの上にもふりとピヨすけを乗せてはつんつん。
「このもふ具合もなかなか趣深い」
 千鶴もとりあえず、同じ様につついてみたり、ぎゅうと抱きしめてみたりしつつも。
「いやこれは敵をよく識るために仕方なく」
 撫で撫でしながら言いつつも、視線を落とす。
 しかし抗えないもふもふに……こいつやるな、って。
 ということで。
「……ところで周りがもふで埋まっていくのだが」
 ――ぽふり、積み積み。
 千鶴は暫し刻を囲うように、ぴよを積みタワーしていきながらも。
「俺達だめになるまえに、さくっと倒そう」
 完全に欲望のままもふもふ埋もれてしまうその前に……ある意味恐ろしい敵の群れを屠る覚悟をようやく決めて。
「倒さねば、倒さねばな」
「さくっと倒そう」
 もふってつついて積みあげて――揃ったならば消えて貰わねば、と。
 名残惜しいけれど、そろそろ左様ならの時間だから。
「ふふ、何連鎖できるかな」
 千鶴は刻の言葉に、そう笑みながらも。
 ――ごめんね、さようなら。
 重ね連ねたもふもふを、さくっと葬送ってあげる。
 月がはらり落とした泪の如く、天に舞わせた桜花弁で。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

木常野・都月
【KOR】

陰陽師に協力…
俺は難しい事は分からない。
[オーラ防御]かけておきたい。

ああっもふもふだ…
ふわふわ…
おいしそ…おっと。
ついお腹が。

今回はモフモフすると聞いてるからな。
チィもモフモフするんだ。

[動物に話す]で「おいで〜」って言ってみよう。

千夜子さんもモフモフの子がいるんですね!
可愛いモフモフだ!

慧華ちゃんの所は小さい狐の子?
俺に似た血筋を感じる。
こんにちは〜もふもふだな〜!

明ちゃん家のふーちゃんも、俺とお揃い、黒狐だな!
もふもふ〜

冬青さんからチーズって声が。
そうだよな、チーズかけても可愛いいな。
鶏肉とチーズの相性は抜群だ。

あれ?気がついたら狐の姿に。
まぁ細かい事はいいや。
いただきまーす!


アヤネ・ラグランジェ
【KOR】
は?何これ?
どうして清明がもふもふなのか僕理解できないんだけど
幕府を倒すの?どうやって?
うんやっぱりわからない
でもソヨゴがうれしそうだからまあいっか
他のみんなも楽しそうだし

おっと触る前に電脳ゴーグルで危険がないかチェックするネ
これは
もふ
どうやら
もふもふ
すごく安全だネ
いや別に早く触りたかったわけじゃないよ
本当に!

チヨコのシマエナガとケイカのミッキュもかわいいネ
一緒にもふらせてもらえるなら喜んで
ツヅキは食欲の秋かな
いきなりつまんじゃダメよ?

写真?いいネ
もう一枚は僕が触手使って全員撮ってあげるよ
ソヨゴを隣に引き寄せてパシャ

倒すときはあっさりサクサクやるよ
ソヨゴは嫌だったら僕に任せておいて


城島・冬青
【KOR】

はわわ〜!もふもふ…真っ白で可愛い!!
真面目に戦う(希望)けど
ちょっとはもふっていいよね?
はう!
千夜子さんのシマエナガもコロコロしてて可愛い!
鳥を連れてるのっていいなぁ
…いや
一応私も鳥を連れてるといえば連れてるけど(自前のカラスをチラリと見て)この子は別にモフッとはしてないんですよね

先ずは注意深く接敵!
危険ですよ
危険ですよ
こんなに丸々と膨らんでます
凶器を隠しているのかも
慎重に触り…触り…

これはやばい
モフる手が止まらない
戦闘記録として写真も撮っておきましょう(スマホのカメラ起動)
はい、みんなポーズ
しかしアヤネさんのウロボロスくんは本当に便利ですね

楽しんだら涙を飲んで倒します
ごめんよぉ〜


辰神・明
【KoR】
もふもふさんが、いっぱいです……!?
ふーちゃん(黒い狐のぬいぐるみ)と一緒に
いっぱいのもふもふさんに、そわそわ、目をきらきら!

ピヨすけさん、達だけじゃなくて……
千夜子おねえちゃんの、シマエナガさん
慧華おねえちゃんの、ミッキュさん
都月おにいちゃん……おにいちゃんも、狐さんに!?
もふもふさんが、いっぱいで、もふもふがもふもふで……?
(もふもふしながら、驚きを隠せない?

もふもふ、もふもふ……
ふーちゃんも、楽しいさん、です?
ちーず?ふーちゃん、みなさんとお写真、なのです……!(えへ
クロムおねえちゃんの笑顔、綺麗さん……ですよ?

もふもふ、終わったら……
【全力魔法】の、UC:桃花遊覧


朱雀・慧華
【KOR】
すごいすごーい!もふもふがいっぱい!
ミッキュ、おいで!お友達になれるかもしれないよ!

翼の生えたフェネックである★ミッキュも連れて
ピヨすけ達も千夜子のシマエナガ達もいっしょにもふもふ!
ミッキュは本体こそ別だけど、ちゃんと実体のあるもふもふだからね
皆にじゃれつきに行くのも自由にさせる!

両手でいっぱいもふもふして
餌付けも…とも思ったけど、中身は違うんだもんね
セーメイ…だっけ?
だから手櫛でもふもふを梳かしてあげたり、指先でマッサージしてあげたり
とにかく自分もピヨすけ達も気持ちのいいもふもふを!
えへへ、シマエナガももふもふ〜♪(抱
あ、ほら皆、写真だって
ミッキュ!ウィンク!

最後は…もふり倒せる?


薄荷・千夜子
【KOR】
負けられない戦いが、ここにある…!!
白い鳥のもふもふですって!?うちの雪たちの方が可愛くてもふもふしてますけどー!?
親馬鹿発揮して敵対意識メラメラです
負けてられません、こちらが上だということ『分からせて』やりますとも!!
さぁ、雪!貴方達の力を見せてやるのです!!
UC使用してシマエナガの群れを晴明ピヨすけに向けて放ちます
陰陽術師さんたちの結界術と合わせて動きを止めつつ皆さんをもふもふで挟み込みます
どうです、うちの子たちのもふもふっぷりは!
皆さんのもふもふエンジョイっぷりにニコニコしつつ最終的にはシマエナガの物量でピヨすけは押し潰しますね


クロム・エルフェルト
【KoR】
まっしろ、もふもふ
はあぁぁ……可愛い
ダメダメ、剣客は動じぬべし

陰陽師さん達に協力
要点を聞き、自分でも結界を織り上げる
しまった、少し我欲が出た……かも
[結界術]にうっかり織り込んだ、子守唄の[催眠術]
ウトウト、更にもっふりになったピヨすけは可愛い
……晴明の眠そうな声?
アーアー カワイクナイカラ キコエナーイ
狐の耳はぺったんこ
フェネックさんに、シマエナガさんも
ピヨすけと纏めて、もふもふ撫で撫で
冬青さんのチーズの声に、皆の側で写真に写る
上手く笑えたかなぁ

きゅぴんと彼方に視線を送る
(大天使さん。羨ましいでしょう)

都月くんも狐の姿に
もふもふして欲しいの……?
あっ……、お食事……ご、ごゆっくり。



 サムライエンパイアの中枢のひとつである、京の都。
 その場所は、現れた猟書家・大天使ロロサエルの興味を強く惹いて。
 クルセイダーの江戸幕府転覆の野望を実現するべく、恐るべき秘術を大天使は発動させた。
 その秘術は、「超・魔軍転生」――オブリビオンの群れに魔軍将『安倍晴明』を憑装させ、パワーアップをはかるというものだ。
 そして今回、この術を施された敵の群れは。
『斯様なほどのもふもふでございましょう』
 ピィッと可愛い鳴き声を囀る、ふっかふかのもっふもふな、まっしろピヨすけたちであった。
 そんな普通でももっふもふなのに、秘術を施され超絶もっふもふボディーへと強化された上に。
 あの晴明が憑いていて喋るという、余計なオプション付きであるもふもふたちを見遣りながら。
「……は? 何これ?」
 アヤネ・ラグランジェ(十二の結び目を解き放つ者・f00432)は眼前のまっしろもふもふな光景に、思わずそう口にせずにはいられない。
「どうして清明がもふもふなのか僕理解できないんだけど。幕府を倒すの? どうやって?」
 もふもふを超絶もふもふに変えた秘術が発動されたのは、京の都に攻め入り、江戸幕府転覆を狙うからだと聞いたが。
 アヤネは首を傾けつつ、暫し思案してみるけれど。
「うんやっぱりわからない」
 やっぱり全然意味が分かりません。
 そんな若干遠い目をしているアヤネの隣で。
「はわわ〜! もふもふ……真っ白で可愛い!!」
 超絶もふもふなまっしろピヨすけを前に、瞳を輝かせるのは城島・冬青(六百六十九番目の宿木・f00669)。
 いや、ちゃんと真面目に戦いたいと、そう希望は持っているけど。
 冬青は改めて敵の群れを見つめ、そわり。
「ちょっとはもふっていいよね?」
 いや、大天使の思考は理解ができないけれど。
 アヤネは、わくわくそわそわしている冬青の姿をちらりと見て、結論に至る。
「でもソヨゴがうれしそうだからまあいっか」
 いや、嬉し気なのは冬青だけではありません。
「まっしろ、もふもふ。はあぁぁ……可愛い」
「他のみんなも楽しそうだし」
 皆が楽しそうだから、いいんじゃないかな!
 けれど、もふもふの可愛さに蕩けそうになっていたクロム・エルフェルト(縮地灼閃の剣狐・f09031)であったが。
 ハッと顔を上げ、ふるふると首を横に振って必死に抗わんとする。
「ダメダメ、剣客は動じぬべし」
 剣客斯くあるべし……口数少なく感情は顔に出さないよう、きりりと頑張るクロムであったけれど。
 耳はぴこぴこ、尻尾はゆうらりそわりと、とても正直です。
 そして、黒い狐のぬいぐるみ・ふーちゃんと一緒に。
「もふもふさんが、いっぱいです……!?」
 やはりそわそわ、目をきらきらとさせるのは、辰神・明(双星・f00192)。
「すごいすごーい! もふもふがいっぱい!」
 朱雀・慧華(純真天使・f17361)も、ぐるりと青い瞳をわくわく周囲に巡らせて。
「ミッキュ、おいで!お友達になれるかもしれないよ!」
 喚んだのは、ぱたぱた羽の生えたフェネックのミッキュ。
 そして人一倍気合いが入っているのは、薄荷・千夜子(陽花・f17474)。
 ――負けられない戦いが、ここにある……!!
「白い鳥のもふもふですって!? うちの雪たちの方が可愛くてもふもふしてますけどー!?」
 親馬鹿を発揮して、超もふもふになったまっしろピヨすけたちに、敵対意識メラメラです!
 ということで、いざ尋常に勝負……!
「負けてられません、こちらが上だということ『分からせて』やりますとも!!」
 ……おいで、雪――そう紡げば展開されるのは『雪群幸包』。
「さぁ、雪! 貴方達の力を見せてやるのです!!」
 刹那放たれるのは、もっふもふなシマエナガの群れ。
 周囲にいる陰陽師たちの結界術と、召喚した雪の魅惑のもふもふでピヨすけたちの動きを止めんとして。
 敵がゆるーくよちよちにしか動けなくなった今が、絶好の機会。
 そう、皆をもふもふで挟み込みます!
「千夜子さんもモフモフの子がいるんですね! 可愛いモフモフだ!」
 木常野・都月(妖狐の精霊術士・f21384)は千夜子の喚んだ子たちに、そう声を上げつつも。
 結界術を張っている陰陽師たちへと目を向け、うーんと考える。
(「陰陽師に協力……俺は難しい事は分からない」)
 けれど、彼らの結界があれば、敵の動きを鈍らせることができると聞いたから。
 難しい事はよくは分からないけれど……自分ができることをと、オーラ防御をかけておく都月。
 そしてクロムも、対オブリビオンのために結界を張り巡らせる陰陽師達の力になるべく。
 要点を聞き、自分でも結界を織り上げてみるけれど。
「しまった、少し我欲が出た……かも」
 結界術にうっかり織り込んでしまったのは、子守唄の催眠術。
 ……うとうと、もっふり。
 そんなねむねむになったまっしろピヨすけたちは、めっちゃ可愛いのだが。
『此れは此れは、何とも良い心地ですな……』
 ……晴明の眠そうな声? アーアー、カワイクナイカラ、キコエナーイ。
 ぺったんこしている狐の耳には、そんなの聞こえません!
 そして、何だかじーっとピヨすけたちをガン見している都月。
「ああっもふもふだ……ふわふわ……」
 もしかして、すっかりふわもこのもふもふな魅力に心奪われてしまったのか。
 いいえ、確かに相手はもっふもふですけれど……それ以上に。
「おいしそ……おっと。ついお腹が」
「ツヅキは食欲の秋かな。いきなりつまんじゃダメよ?」
 くぅ、とおなかを鳴らす彼に、アヤネがそう言葉を向ければ。
 ――先ずは注意深く接敵!
「危険ですよ、危険ですよ。こんなに丸々と膨らんでます」
 じわりと、まんまるふわふわもふもふもーどなピヨすけへとにじり寄る冬青。
 そして、凶器を隠しているのかも、と。
 慎重にうきうきと、ピヨすけへと触れようとしたけれど。
「おっと触る前に電脳ゴーグルで危険がないかチェックするネ」
 いくらふわもこ可愛くても、相手は大天使に秘術を施されたのだと言う敵。
 アヤネは警戒を怠らず、眼前のふわもこを入念にチェックする。
「これは」
 ……もふ。
「どうやら」
 ……もふもふ。
「すごく安全だネ」
 よかった、触っても安全なもふもふなようです!
 そして、じっと自分を見つめる皆の視線に気づいて、アヤネは小さく首を横にふりふり。
「いや別に早く触りたかったわけじゃないよ、本当に!」
 決してそんなつもりではないのです、本当の本当に!
 その真偽はまぁともかく、触っても安全であるということは一応証明されたから。
 さっきはちょっと、食欲の秋らしく食い気をそそられた都月であったが。
「今回はモフモフすると聞いてるからな。チィもモフモフするんだ」
 傍らの月の精霊にもそう促せば、チィ、と返る声。
 そして都月は、動物に話すを駆使しつつも、ピヨすけたちへと声を掛けてみる……おいで〜、って。
 その声に、結界と千夜子のシマエナガさんの影響か、めっちゃゆるーくとことこやって来るピヨすけたち。可愛い。
 慧華は、そんなピヨすけ達も千夜子のシマエナガ達も、いっしょにもふもふ!
 勿論、翼の生えたフェネック……ミッキュも連れて。
「ミッキュは本体こそ別だけど、ちゃんと実体のあるもふもふだからね」
 そう、ミッキュも、負けず劣らずのもふもふボディーだから!
 そして慧華は、ミッキュを自由にさせることにする。
 もっふもふと、皆にじゃれつきに行くのも。
「慧華ちゃんの所は小さい狐の子?」
 そんなミッキュの姿を見て、自分と似た血筋を感じる都月。
 確かにフェネックは、ネコ目イヌ科キツネ属。
 犬のような猫のような、そしてキツネのような動物さんであるから。
「こんにちは〜もふもふだな〜!」
 都月はそう、ご挨拶!
「ピヨすけさん、達だけじゃなくて……千夜子おねえちゃんの、シマエナガさん。慧華おねえちゃんの、ミッキュさん」
「チヨコのシマエナガとケイカのミッキュもかわいいネ」
 沢山のもふもふたちに、はわぁときょろり視線を向ける明に続いて。
  ……一緒にもふらせてもらえるなら喜んで、と。
 アヤネは、シマエナガたちやミッキュも、もふもふ。
 クロムも、フェネックなミッキュも、シマエナガさんな雪も。ピヨすけと纏めて、もふもふ撫で撫で!
 そんなもふもふふるもっふする皆に、千夜子はえっへん颯爽と言い放つ。
「どうです、うちの子たちのもふもふっぷりは!」
 それはもう、皆の様子をみれば歴然。ナイスもふもふです!!
「はう! 千夜子さんのシマエナガ、コロコロしてて可愛い!」
 ……鳥を連れてるのっていいなぁ、って。
 すっかりうっとりと、シマエナガをもふもふして呟く冬青だけど。
「……いや、一応私も鳥を連れてるといえば連れてるけど」
 チラリと見るのは、自前のカラス。
 ええ、同じ、鳥は鳥なのですけれど。
「この子は別にモフッとはしてないんですよね」
 確かに、カラスさんはちょっと手触りは固そう……?
 そんな、カラスにはないもふもふ手触りを満喫する冬青と一緒に。
 慧華もふわもこたちを、両手でいっぱいもふもふしながら。
「餌付けも……とも思ったけど、中身は違うんだもんね」
 ――セーメイ……だっけ?
『左様でございます。私を、更にもふもふなさるのでございましょうか』
 そうぴよぴよ囀る晴明なピヨすけに、慧華はこくりと頷いて。
 手櫛でもふもふを梳かしてあげたり、指先でふにふにマッサージしてあげたりと。
 とにかく自分もピヨすけ達も気持ちのいいもふもふを……!
 そして、ぎゅぎゅーと優しく。
「えへへ、シマエナガももふもふ〜♪」
 千夜子の自慢のもふもふたちを、両手いっぱいに抱きしめる。
 明もいっぱい、もふもふ、もふもふ……。
「ふーちゃんも、楽しいさん、です?」
 擽ったそうに笑み零し、もふもふふるもっふしながらもそう訊いてみれば。
 紅紫のリボンを揺らして、こくこくと頷くふーちゃん。
 花の妖精さんたちも、もふもふを楽しんでいるみたい。
「明ちゃん家のふーちゃんも、俺とお揃い、黒狐だな!」
 都月はそう、同じ黒狐なふーちゃんを見て嬉し気に言いながらも、チィと一緒にもふもふ〜。
 そしてそんな中、危機感を覚える冬青。
「これはやばい、モフる手が止まらない」
 もふもふもふ……ふわもこをふるもっふする手が止まりません!?
 そんな止められない止まらない手触りのもふもふたちを、もふもふしながらも。
「戦闘記録として写真も撮っておきましょう。はい、みんなポーズ」
 取り出したスマホのカメラをすかさず起動して――はい、チーズ!
「写真? いいネ」
「あ、ほら皆、写真だって。ミッキュ! ウィンク!」
「ちーず? ふーちゃん、みなさんとお写真、なのです……!」
 アヤネや慧華、明がそれぞれ、カメラへと笑んでポーズを取る中。
「そうだよな、チーズかけても可愛いいな。鶏肉とチーズの相性は抜群だ」
 聞こえたチーズという言葉に、うんうんと頷く都月だけれど。
 そんな彼を見て、明は思わず瞳をぱちくり。
「都月おにいちゃん……おにいちゃんも、狐さんに!?」
 ……もふもふさんが、いっぱいで、もふもふがもふもふで……?
 もふもふをもふもふしながらも、いつの間にか黒狐になっているその姿に驚きを隠せない。
「あれ? 気がついたら狐の姿に。まぁ細かい事はいいや」
「都月くんも狐の姿に。もふもふして欲しいの……?」
 クロムは、また増えたもふもふに、狐尻尾を揺らしながら訊ねるけれど。
 ……いただきまーす!
 そう紡ぐ彼の声に、耳をぴこりとさせて。
「あっ……、お食事……」
 瞳を瞬かせつつも、言葉を返すのだった……ご、ごゆっくり、と。
 けれどその前に、記念写真をもう一枚。
「次は、僕が触手使って全員撮ってあげるよ」
 やはりどうせ撮るのならば、全員で写りたいから。
 そして隣にそっと引き寄せられ、アヤネに身を寄せながらも、冬青はカメラ目線のまましみじみと呟く。
「しかしアヤネさんのウロボロスくんは本当に便利ですね」
 それから再び、はいチーズ! とシャッターが切られれば。
 クロムは琥珀色の髪を揺らしながらも、ふと首を傾ける。
「上手く笑えたかなぁ」
 そんな声にこくこくと頷くのは、明とふーちゃん。
「クロムおねえちゃんの笑顔、綺麗さん……ですよ?」
 表情にはやはりなるべく出さないようにはとは思いつつも。
 その言葉に、ぴこぴこゆらゆら、嬉しそうに揺れる狐耳と狐尻尾。
 それからクロムは、ふふん、とちょっぴり得意げに。
 きゅぴんと彼方に視線を送る――大天使さん。羨ましいでしょう、って。
 そんな、ふわもこに強い興味を示していた大天使ロロサエルの、上洛の思惑を打破するために。
 充分にふわふわもふもふ、ふるもっふしまくった後は……お仕事の時間です。
「倒すときはあっさりサクサクやるよ」
「ごめんよぉ〜」
「ソヨゴは嫌だったら僕に任せておいて」
 涙を飲みながらも頑張って倒す冬青に、アヤネはそう声を掛けつつもサクサク。
 慧華も、もふもふ……もふり倒します?
 千夜子は、皆のもふもふエンジョイっぷりにニコニコ笑みつつも。
 きっちり依頼を成すべく、シマエナガの物量でピヨすけを、ぷちっ。
 明も、もふもふし終わったなら……最後まで、ハピネスの魔法を。
 全力魔法をもって、桃や桜の花びらをひらり舞わせて。
 超絶もふもふなピヨすけの群れを、皆と一緒に――全て、還るべき場所へと送ってあげたのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第2章 ボス戦 『大天使ロロサエル』

POW   :    月閃乱撃
【日本刀による隙無き連撃】を放ち、自身からレベルm半径内の指定した全ての対象を攻撃する。
SPD   :    月呪審判
【三日月の如き刃】【朧月の如き羽】【月蝕の如き呪言】を対象に放ち、命中した対象の攻撃力を減らす。全て命中するとユーベルコードを封じる。
WIZ   :    月焔邪視
【魔眼や呪言】を向けた対象に、【精神や身体の内側から蝕む焔】でダメージを与える。命中率が高い。

イラスト:秋城結花

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠筧・清史郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


※お知らせ※
 第2章のプレイング受付は、【11/13(金)朝8:31】より開始いたします。
 それ以前に送信された分は流れてしまう可能性が高いのでご注意ください。
 追加情報を記載したOPを受付開始前日迄に掲載いたします。
 送信締切等のお知らせは、MS個別ページ等でご確認ください。
👼


●大天使の興味
 もっふりトコトコと京の都へと進軍していた、まっしろピヨすけたちの群れであったが。
『? これは……』
 そのふわもこに強い興味を示していた大天使ロロサエルは、ふと首を傾ける。
『此度は、少々もふもふに特化しすぎたようでございます。されど、それもまた一興』
 あれだけ沢山いた晴明ピヨすけが、そう言い残し、1体残らず躯の海へと還されたからである。
 それはもちろん、晴明ピヨすけを存分にふるもっふしまくった後、さくりと猟兵達が成したこと。
 そんな光景を見下ろしていた大天使は、ふるりと首を微かに横に振って。
 整った容姿に、何処かしょんぼりしたいろを宿す。
『界渡る者にして魔軍将『安倍晴明』を憑装させ、人をダメにするほどのもっふもふにしたはずでしたが……』
 そして、ふぁさぁっと背中の翼を優雅に揺らして。
 ロロサエルはこう続けるのだった。
『やはり、私の翼の方がもふもふであったようですね』
 確かに、その背に生えた天使の翼は、見るからにもっふもふそう。
 しかも上質な高級羽毛布団の如く、ラグジュアリーさすら感じさせるが。
 相手は何といっても大天使であり猟書家。
 残念だが、もふもふするのは、正直至難の業でありそうだ。
 そんな己の翼のもふもふさをそっと撫でて確認してから。
『猟兵……彼等は私に、強い興味を覚えさせてくれる存在であるのでしょうか』
 ……少し話なども聞いてみたいものです、と。
 大天使はそう慈愛に満ちた微笑みを宿し、ばさりと翼を広げて。
 猟兵が自分の興味を強く惹く存在なのかどうか……それを確かめるべく、地へと降り立たんと動き出す。
 その上質もふもふな翼を、悠然と羽ばたかせて。

●マスターより
 第2章は、猟書家・大天使ロロサエルとの戦闘です。
 ロロサエルは皆様に興味を持ち始めているので。
 今回は、雑談程度であれば気が向けば応じてくれるかもです。
 ただし、有力な情報等は全く得られないと思います。
 ロロサエルは整った容姿に微笑みを絶やさない、一見優し気なイケメン天使ですが。
 かなりの強敵であることは間違いないので、もふもふすることはとても難しいです。
 ですが彼の気が向いたり、会話の展開次第では、ワンチャンあるかもですが。
 今回は一応強敵との戦闘なので、何とか彼に一旦お引き取り願えるよう立ち回ってみてください。
 陰陽師たちも周囲にはいますので、彼等と協力をはかるのも有効的かと。
 その他に関しましては、OPやOP公開時のマスターコメントをご確認ください。
 送信締切等の連絡事項も、MS個別ページやTwitter等でお知らせ致します。
逢坂・理彦
まさかとは思うけど自分の羽のもふもふぶりを確かめたかったとかじゃないよね…?
興味とかそのもふもふ視点でいくとおじさんのしっぽもなかなかだと思うけど。

まぁ、冗談はこの辺にしておいてちゃんと戦おうか。

UC【禊祓祝詞】で【呪詛耐性】を上げるよー。
せめて呪言くらいは防ぎたいところだ。
【早業】で懐に潜り込み蒼丸で【部位破壊】羽を狙ってみよう。



 ある意味パワーアップした、超絶もっふもふな晴明ピヨすけを退けた猟兵の眼前に。
 ふわっと優雅な翼羽ばたかせ舞い降りたのは、その整った様子に微笑み絶やさぬ大天使。
 けれど、彼――大天使ロロサエルは、幕府転覆を目論む猟書家であり、この世界の平和を壊さんとする者。
 ……いや、上洛して京の都を陥落させたり、クルセイダーの野望にも強い興味を持っているようだが。
『界渡る者にして魔軍将『安倍晴明』を憑装させ、人をダメにするほどのもっふもふにしたはずでしたが……』
 ……やはり、私の翼の方がもふもふであったようですね、なんて。
 ピヨすけのもふもふにも強い興味を抱いていた大天使の、そんな何処かしょんぼりした呟きに。
「まさかとは思うけど自分の羽のもふもふぶりを確かめたかったとかじゃないよね……?」
 思わず、そう首を傾けずにはいられない、逢坂・理彦(守護者たる狐・f01492)。
 確かに、大天使の翼も見るからにもっふもふそうで。
 大天使と謳うだけあり、謎の高級感を醸し出している気もするけれど。
「興味とかそのもふもふ視点でいくとおじさんのしっぽもなかなかだと思うけど」
 刹那、その言葉に合わせ、何気に誇示するかのように。
 ゆうらり大きく揺れるのは、ふっかふかなな理彦の尻尾。
 もふもふといえば、アニマルセラピー効果も抜群の、自前の尻尾がありますから!
 眼前のロロサエルは、憑装させた晴明ピヨすけが興味を抱いた通りのもふもふにはなかったことに、至って真面目な様子で残念そうではあるのだけれど。
「まぁ、冗談はこの辺にしておいてちゃんと戦おうか」
 もふもふに興味はともかく、京の都へ攻め入ることも幕府転覆も、させるわけにはいかないから。
 ――諸々禍事罪穢を払へ給ひ清め給ふと申す事の由を天つ神地の神八百万神々等共に聞食せと畏み畏み白す。
 破魔を込めた祈りを紡ぎ宿し、呪詛耐性を高め、敵を迎え撃つ。
 いや、格上の敵が放つもの全てを防がんとする必要はない。
 三日月の如き刃や朧月の如き羽が刹那、鮮血をはしらせるけれど。
 月蝕の如き呪言を高めた耐性で防げば、それで上等。
 その懐に潜り込まんと、素早い動きで一気に地を蹴った理彦は、打刀・蒼丸で狙い定める。
 もふもふな大天使自慢のその羽を、閃かせた刃で叩き斬らんと。

大成功 🔵​🔵​🔵​

篝・倫太郎
【華禱】
えぇー……そうじゃないと思うんデスケド
もふもふ具合で勝負してんの?そうじゃないよな?
思わず夜彦を見て……夜彦サン、敵倒すモードだコレ

ア、ハイ
俺も倒すモードで真面目に往くよ

拘束術・真式使用
出来りゃ右手と刀を狙って拘束
あんま無理も言えねぇか

術の発動と同時にダッシュで接近
衝撃波と生命力吸収を乗せた華焔刀のなぎ払い
刃先返しての2回攻撃

以降はフェイントを混ぜつつ攻撃

敵の攻撃は見切りと残像で回避
回避不能時はオーラ防御で防いで凌ぐ
負傷は激痛耐性で耐える

夜彦への攻撃は繋がってる鎖を引き絞る事で動きと効果を阻害
夜彦に命中なんざさせねぇよ
俺が居る限りはさ

拘束を剥がされたら再度真式を使用して同様に対処


月舘・夜彦
【華禱】
憑装する相手が小さな鳥だからこそ大事に至らずに済んだだけの事
全てが強敵であれば、こうはいきません
人の命は貴方の好奇心を満たすものでは無い

倫太郎、戯れはそこまでに
……彼も剣士、ただ者ではありません

駆け出して接近
2回攻撃を基本とし、攻撃を続けて距離を維持
動き回れなければ倫太郎や陰陽師達の術も当て易いはず
隙が見えた所で早業のなぎ払い

刃や羽の攻撃は視力と見切りにて動きを見極め
残像による回避、武器受けによる防御にて対処
一つでも対処できればUCは使える
負傷は激痛耐性、継戦能力にて攻撃を緩めない

攻撃を繰り返すのは彼等の援護を活かす為だけに非ず
――幾重刃
より強く、より確実に貴方を倒す為に刃を磨いていた



 優雅にふぁさぁっと大きなもふもふ翼を羽ばたかせ、猟兵達の前に降り立つ大天使。
 けれど決して笑みは絶やさぬ整った容姿に浮かぶのは、微かな憂いのいろ。
『やはり私の翼以上のもふもふは存在しないのでしょうか……』
「えぇー……そうじゃないと思うんデスケド」
 そんなちょっとしょんぼりしている感じの大天使に、篝・倫太郎(災禍狩り・f07291)はツッコまずにはいられない。
「もふもふ具合で勝負してんの? そうじゃないよな?」
『魔軍将の晴明を憑装すれば、よもやと思いましたが……』
 マイペース過ぎて話が通じない。
 いや、相手は大天使の猟書家、そもそも相容れない存在。
 そんな、ふざけているわけではなさそうな真面目にちょっとおかしいことを紡ぐロロサエルに、ふるりと首を振って。
「憑装する相手が小さな鳥だからこそ大事に至らずに済んだだけの事。全てが強敵であれば、こうはいきません」
 月舘・夜彦(宵待ノ簪・f01521)は、静かに揺らめく翡翠を猟書家に向けて言い放つ。
 ――人の命は貴方の好奇心を満たすものでは無い、と。
 ゆるふわマイペースな眼前の男は、この世界の平和を確実に脅かす者。
 そんな輩がこの地に在るのを、夜彦が許すわけがない。
 この世界を護りたいと、それが何よりも夜彦が望むことであり……その為に、己は刃を振るうのだから。
「……夜彦サン、敵倒すモードだコレ」
 思わず夜彦を見て、その横顔にぽつりと呟きを落とす倫太郎。
 いや、勿論倫太郎も油断しているわけでは決していないのだが……だってやはりアレはついツッコまずには――。
「倫太郎、戯れはそこまでに。……彼も剣士、ただ者ではありません」
「ア、ハイ。俺も倒すモードで真面目に往くよ」
 ふわもこへの強い興味を満たせず、相変わらず溜息をつく眼前の大天使ではあるが。
 いまだ構えてすらないのに、隙がない。明らかに格上の相手であるのは分かるから。
 それならば……ふたりで突破口を斬り拓いて、お帰り願うまで。
 意識せずとも、最早呼吸は自然と合うから。
 倫太郎が刹那召還するは、不可視の鎖。けれど、その鎖はただ相手へと放たれるだけではない。
「絶対に逃がすかよ……」
 展開したのは拘束術でも、『拘束術・真式』。
 ふわもこに溜息をついていた大天使は、爆ぜると共に己の右手を繋ぐ鎖の存在に漸くその顔を上げて。
 狙い通り、敵の右手と刀を狙って繋いだ瞬間、同時に地を蹴るふたり。
 そして大天使へと放たれるは、柄で舞い咲く焔の華の如く。美しい刃紋映え衝撃波生み出すひと薙ぎ、さらに返したもうひと薙ぎと。
 流れる様な藍の髪踊る空に閃く銀月の如く。静かに燃ゆる翡翠で捉えた敵へと振り下ろされるは、抱く信念の如き曇り無き刃からの素早きひと太刀、追撃のふた太刀。
 その呼吸はまさに絶妙で、躱す隙すらも与えぬ程の連携攻撃であるけれど。
 ロロサエルは微笑みを湛えたまま、小さく微か首を傾ければ。
「……!」
 何気なく振っただけかの様に見える日本刀から繰り出された隙無き連撃が、繋がれていた不可視の鎖を振り払っただけでなく。
 ふたりが放った攻撃ごと凌駕する閃きが、逆に鋭利な三日月の様に容赦なく牙を剥く。
 けれど、守りの気を施し、走る激痛にもその手や足を決して止めず。
 再び倫太郎が放つ不可視の鎖が大天使を繋いで。
「夜彦に命中なんざさせねぇよ」
 ――俺が居る限りはさ、と。
 ロロサエルが夜彦へと放った、三日月の如き刃や朧月の如き羽、月蝕の如き呪言の軌道を僅かでも狂わせんと、今度はそれを強く引き絞れば。
 決してふわふわなどではない慈悲無き羽に鮮血はしらせ、撃ち込まれる呪言にその身蝕まれても。
(「一つでも対処できればこの刃は振るえる」)
 倫太郎の鎖によって極僅か逸れた悪しき月を見切って回避夜彦は、曇りなき月の閃きを繰り出して。
 躱されても、幾重にもその刃を織り成し放ってゆく。
「攻撃を繰り返すのは彼等の援護を活かす為だけに非ず。見極めるは……幾重の末」
 ――幾重刃。
『……!』
 刹那、自慢の翼から幾枚か、空へとひらり舞う天使の羽。
 そう……振るわれるたび、より強く、より確実に。
 夜彦はこの世界を護るべく、敵から決して視線を外さず手を止めることなく、紡ぐ。
 ――貴方を倒す為に刃を磨いていた、と。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

琴平・琴子
神楽耶さん/f15297と

大天使ということは…鳥よりも格上…
つまり最上級もふもふなのでは?
世の中には知らない事がたくさんありますね…

聞きたい事は沢山ありますが
まずはその背中にあるもふもふついてお伺いしたく
もふもふを保つためのブラッシングにコツはあったりするのでしょうか?
夏と冬の換毛期などはあったり?
ふんふん…
聞けば聞くほどやはりそれ(もふもふ)は魅力的で触れたくなります
え、駄目ですか?
駄目ならば、実力行使ですけども

UC展開
神楽耶さんの刀に硝子から光を集めて輝きの一部へ
魔眼の範囲内に入らない様に硝子に隠れ
呪言は耳を塞いで対処
動きが止まったところで
さ、もふもふを堪能させていただきますよ


穂結・神楽耶
琴子様/f27172と

もふもふ……もふもふ……
まさかあの魅惑のもふを上回るラグジュアリーでエレガントなもふもふがあるとは…
世の中って広いですね…

日常のお手入れには何を使っているんですか?
抜け毛ならぬ抜け羽の対応は?
ほほう……
ええ、大変に魅力的です。
是非とももふらせて頂かなければ。
だったら実力行使の方が分かりやすいでしょう?
どうぞお手柔らかに。

硝子の迷宮に潜んで隙を伺います。
陰陽師様方も結界を合わせてください。
琴子様、お力を借ります!
さあ光あれ──【猩猩緋宴】!
鏡が反射光を届ければ破滅があなたを縛り付ける。
動きが止まればあとはこちらのもの。
さあ行きましょう琴子様、最高のもふが我々を待っています!



 魔軍将を宿したピヨすけも、十分もっふり大満足のもっふもふであったけれど。
 ただもふもふなだけでなく、ふわっと優雅に揺れるソレは、高級感すら溢れる柔らかさなのが見るだけで分かる。
 そんなもふもふを羽ばたかせ、眼前に降り立った大天使ロロサエルをガン見しながら。
「大天使ということは……鳥よりも格上……つまり最上級もふもふなのでは?」
 琴平・琴子(まえむきのあし・f27172)のペリドットのいろがひたすら映すのは勿論、その背にあるもふもふ。
 穂結・神楽耶(あやつなぎ・f15297)も、もふもふ……もふもふ……と琴子の声に頷きながらも。
「まさかあの魅惑のもふを上回るラグジュアリーでエレガントなもふもふがあるとは……」
 やはり、じーっと見つめる視線の先は、悠然と羽ばたくもふもふ。
 ピヨすけの触り心地も極上であったのに、見るからにそれを上回るもふもふが存在するとは。
 ふたりは顔を見合せ、そして同時に紡ぐ。
「世の中には知らない事がたくさんありますね……」
「世の中って広いですね……」
 それから、ピヨすけに覚えたふわもこへの強い興味を満たせず、微笑みは絶やさないまでも何処かしょんぼりしている気がする大天使へと。
「聞きたい事は沢山ありますが、まずはその背中にあるもふもふついてお伺いしたく」
 こう、ふたりは問いを投げてみる。
「もふもふを保つためのブラッシングにコツはあったりするのでしょうか? 夏と冬の換毛期などはあったり?」
「日常のお手入れには何を使っているんですか? 抜け毛ならぬ抜け羽の対応は?」
 やはりあくまで気になるのは、そのもふもふ……!
 けれど、もふもふなピヨすけに興味を示したくらいであるからか。
 にっこりと整った顔に胡散臭いくらいの慈愛の笑みを湛えて。
『ブラッシングは、元居た世界では下級天使たちがやっていましたが、現在は私の言霊に心動かされた信者の皆さんが喜んで丁寧に梳かしてくれますね。特に私に拘りはありませんが、道具も職人に特注した極上のものを使っていただいているようです。それに私は大天使……季節などに関係なく、ふわっと何時でも美しい翼で居られる存在なのです』
 めっちゃ普通に、むしろ丁寧に質問に答えるロロサエル。
 そして返ってきた答えに、こくこく頷くふたり。
「ふんふん……聞けば聞くほどやはりそれは魅力的で触れたくなります」 
「ほほう……ええ、大変に魅力的です。是非とももふらせて頂かなければ」
 けれど、微笑みこそ絶やさぬが、ちょっぴりだけ首を傾け、ロロサエルは告げる。
『是非とも、もふもふして頂きたいところですが……そういえば、京の都へと攻め入る途中ですので』
 そういえば上洛せんとしていたことを思い出したように紡ぐ大天使。幕府転覆にも興味してしていたから。
「え、駄目ですか?」
 そんなやんわり、けれどめっちゃ断られたことに、琴子は瞳を瞬かせてから。
 神楽耶と視線を合わせ、再び共にこくりと頷く。
「駄目ならば、実力行使ですけども」
「だったら実力行使の方が分かりやすいでしょう?」
 あくまで、もふる気満々です!
 ……どうぞお手柔らかに。
 そうスラリと神楽耶が抜き放つそのいろは、鏡の如く煌めく白銀。
 ――此処で、ずっと迷ってください。
 同時に大天使を捉えるは、鏡に見える硝子の迷宮。
 そんな琴子が成した鏡の迷宮は、ただ大天使を惑わせるためだけのものではない。
 紡がれる呪言を耳を塞いで対処しながらも、ぞくりとするほど優しく恐ろしい赤混ざる金の魔眼から身を隠せるし。
「琴子様、お力を借ります! 陰陽師様方も結界を合わせてください」
 興味深げに迷宮を見回す大天使目掛け、神楽耶は満を持して発動させる。
 ……さあ光あれ――【猩猩緋宴】!
 そう、鏡の迷宮が光を届ければ、刹那解き放たれるのだ。
 神楽耶が握る白銀が猩猩の如き緋に染め変わった瞬間、目を開けられぬほど鮮烈な赫炎と破滅の幻影が。
 そして陰陽師たちの結界の効果もあり、一瞬動きを止め反射的に目を閉じた大天使目掛けて。
「さ、もふもふを堪能させていただきますよ」
「さあ行きましょう琴子様、最高のもふが我々を待っています!」
 ふたりはあくなきもふもふへの思いを胸に、もふもふするべく地を蹴るけれど。
『もふもふは、京の都を陥落させた後でもいいでしょうか』
 そう再度断りの呪言を吐きながら、強引に、でも優雅に出口へと辿りついた大天使は大きな翼を羽ばたかせて。
 何気にもふもふされぬようになのか、空へと舞い上がりふたりのもふもふの追撃を躱すけれど。
「……!」
 ふわっと翼から抜けた羽がふわり頬を擽り、それを咄嗟に手に取れば。
 めっちゃラグジュアリーで最上級なふっわふわ肌触りです!

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ヴィオレッタ・エーデルシュタイン
【WIZ】だから魔眼や呪言対策対策が大切ね。
なら相手にこちらを見つけられないようにすることが大切。

距離を取って相手の言葉が聞こえないように。
そして障害物を活かして隠れる。場合によってはユーベルコード【インヴィジブル・イグジスト】で透明化。

あとは弓【射貫き打ち抜く鋒矢】でちくちくと攻撃よ。
多少離れてもスナイパーは外さないわよ?
後は敵が埒が明かないと帰るまで続けるわ。

ところで。
「翼のもふもふは…ちょっと違う気がするわね…」
次は猫天使さんでお願いしたいわ。



 眼前に降り立ったのは、めっちゃめちゃふわふわなもふもふ……いえ。
 もふもふな翼をふわっと優雅に羽ばたかせる、大天使ロロサエル。
 その整った容姿に宿る表情は、柔らかで優し気な微笑みであるけれど。
 相手は、京の都を陥落させんと、魔軍将である安倍晴明を配下の群れに宿す秘技を施した猟書家。
 まぁその憑装先が、色々アレだったのはともかく。
 ツッコミどころ満載ではあるものの……目の前の敵が、かなりの格上であることは確か。
 けれど、ヴィオレッタ・エーデルシュタイン(幸福証明・f03706)には分かっているから。
(「敵は邪視で攻撃をしてくるから、魔眼や呪言対策対策が大切ね」)
 きいた予知により、どのような攻撃を仕掛けてくるか。
 だから、対策や作戦も万全。
 ――なら相手にこちらを見つけられないようにすることが大切、と。
 距離を取って、相手の紡ぐ呪いの言霊が聞こえないように。
 そして障害物を活かし、身を隠しながらも。
 ふと、気配を気取られたのか、微か顔をあげた大天使の目を欺くかの如く。
 抜かりなく発動させるは、インヴィジブル・イグジスト――己の身を透明化させるヴィオレッタ。
 そして狙い定め構えるは、弓に呪が刻まれし合成弓・射貫き打ち抜く鋒矢。
 ……多少離れてもスナイパーは外さないわよ? って。
 そう的確に敵へと目掛け、矢を放つけれど。
 ばさりと、そのもっふもふな翼で、放たれたその矢を払い除ける大天使。
 けれどそれも想定内、身を隠し姿が見えぬことを利用し立ち回りながらも。
 ちくちくと、ひたすら攻撃を繰り出し続ける。
 敵が埒が明かないと――そう、大天使に帰って貰うまで。
 それから再び矢を番え、狙いを確りと定めながらも。
 ところで……と、ふとヴィオレッタは口を開く。
「翼のもふもふは……ちょっと違う気がするわね……」
 ――次は猫天使さんでお願いしたいわ、って。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ディアナ・ロドクルーン
🌸🐺
……(いつも微笑みを絶やさないヒトほど信用できない。笑みの下で本当の貌を隠しているのだから。それは、己も同じだからだと、眉を顰めて)

ああ―うん…こいつもモフモフね…一瞬グラっと来たわ…
ふふ、志桜は十分頼りになると知っているわ(だから大丈夫だと頭を撫でて)

晴明ピヨ助を十分堪能させてもらったし、これ以上は進ませない
此処はお引き取り願うとしましょうか

陰陽師の皆々にも協力を仰ぎ

敵の攻撃は第六感、見切りで回避を試みる
志桜と連携を組んで、敵の攻撃を掻い潜り
相手が動く前に先制攻撃を

さあ、おいでなさい我が眷属。
もふもふ…じゃなくてロロサエルを退けるわよ


荻原・志桜
🌸🐺
お姉ちゃん!もふもふがあんなところにも!
うー、倒すべき敵だしもふもふできない。
でもさっきのピヨすけくんたちとはまた違ったもふもふ。
あれに包まれたらどれだけ心地良いんだろう……手強いっ!

――お姉ちゃん? 大丈夫だよ、志桜はちゃんと戦えるからね
眉を顰める姉の顔を覗き込んで
モフモフの魅力で私が戦えないと思っていると見当違い

アナタのそのもふもふな翼はすごく興味があるけど、
心行くまで堪能することは難しいみたいだね。
でもずるいっ!これ見よがしにもふもふを自慢するなんて!

多重詠唱で簡易召喚した鎖や炎で敵からの攻撃をできる限り対処
狼の攻撃が入りやすいようにUCを繰り出していく

お姉ちゃん一気にいくよ!



 ばさりと優美なる翼を天へと広げ、猟兵達の眼前に降り立つは――猟書家にして大天使。
 そしてその姿――大天使ロロサエルを映した円らな緑色の瞳が、思わずさらに大きく見開かれる。
「お姉ちゃん! もふもふがあんなところにも!」
 そう、もふもふ去って、またもふもふ……!?
 荻原・志桜(桜の魔女見習い・f01141)は見るからに柔らかそうでもふもふした翼をガン見しつつ、一瞬瞳をキラキラ輝かせるも。
 すぐに咲いた桜のいろを湛える髪を揺らし、ふるりと首を横に振る。
「うー、倒すべき敵だしもふもふできない」
 猟兵として、志桜は勿論分かっているのだ。彼はこの世界の平和を脅かす敵。
 けれど、しかし……やっぱり。
「でもさっきのピヨすけくんたちとはまた違ったもふもふ」
 相手は何せ、大がつくほどの天使。
 天使の中でもきっと、極上ラグジュアリーな翼に違いないし、実際めっちゃ柔らかそう。
 まさに、大天使を名乗るに相応しいもふもふを有しているから。
「あれに包まれたらどれだけ心地良いんだろう……手強いっ!」
 色んな意味で強敵すぎる。
 そんな猟兵としての使命ともふもふの誘惑に葛藤する志桜の隣で。
「…………」
 あれだけピヨすけのもふもふに滾っていたはずのディアナ・ロドクルーン(天満月の訃言師・f01023)は、ふと眉を顰める。
 いや、ディアナはよく知っているから。
(「いつも微笑みを絶やさないヒトほど信用できない。笑みの下で本当の貌を隠しているのだから」)
 そう――それは、己も同じだからだ、と。
 そして、そんな様子に気付いて。
「――お姉ちゃん?」
 志桜は姉の顔を覗き込んで、安心させる様に胸を張って続ける。
「大丈夫だよ、志桜はちゃんと戦えるからね」
 隣の姉の神妙な表情の原因は、自分がモフモフの魅力で戦えないと、そう思われているからだと考えて。
 そんな志桜へと、柔く細めた紫の瞳を向けてから。
「ああ―うん……こいつもモフモフね……一瞬グラっと来たわ……」
 ディアナはその手を伸ばし、続ける。
「ふふ、志桜は十分頼りになると知っているわ」
 だから大丈夫だと――そう、頼もしい妹の頭を撫でてあげながら。
 そして、姉が与えてくれた優しい温もりに、えへへと嬉しさを咲かせた後。
『魔軍将である晴明を憑装させれば、極上なもふもふになるかと強い興味を覚えましたが……私の翼には遠く及ばなかったようです』
 志桜は、ばっさばさとふわっふわな翼をこれでもかと羽ばたかせる大天使へと、むぅっと言い放つ。
「アナタのそのもふもふな翼はすごく興味があるけど、心行くまで堪能することは難しいみたいだね」
 ――でもずるいっ! これ見よがしにもふもふを自慢するなんて! って。
 けれど、もふれないもふもふならば、いくらふわっふわでも用はありません。
「晴明ピヨ助を十分堪能させてもらったし、これ以上は進ませない」
 そしてディアナは、優しすぎて胡散臭すぎる微笑み宿すロロサエルに告げる。
 ――此処はお引き取り願うとしましょうか、と。
 とはいえ、彼は猟書家で大天使。
 ふわもこに興味を示していても、決してその攻撃までゆるふわではないだろうから。
「陰陽師の方々、再び私たちにお力をお貸し願えないでしょうか」
 陰陽師達が敵の動きを鈍らせる結界を頑張って張ってくれている間に。
 そして、ピヨすけに覚えたふわもこへの強い興味を満たせず、何となくしょんぼりしてる風のロロサエルが動くその前に。
「お姉ちゃん一気にいくよ!」
「さあ、おいでなさい我が眷属」
 ――顕現せよ天の楔、穿て――。
 ――生を蹂躙する者 闇より出でし獣よ 滅びの声をあげ 血の嵐と共に葬り去れ。
 刹那、無数の召喚陣が大天使を囲む様に描かれ、大天使を天へと決して逃さぬようかのように。鋭利な刃有す白銀の鎖を、志桜がじゃらりと成せば。
 己の赤を代償に、ディアナが影より招きし複数の黒狼が、鋭い牙と爪を剥き襲い掛かる。
 大天使のもふもふ翼を捥ぐかの様に……幕府転覆の野望を潰えんとするために。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

荒珠・檬果
どうしてその結論にいたったのですか、ロロサエル…。たしかにもふもふ羽毛ですけど。
でも、私の首回りの鬣(?)や赤兎馬には敵いませんよ!(何故か対抗した)

陰陽師さんたちと連携して結界維持しつつ、カモン【バトルキャラクターズ】!
陰陽師さんたちの護衛お願いしますね。
「七色変換、紅紋薙刀」
私は赤兎馬に乗り、その速度や七色竜珠のビームで羽を打ち落としたりして相手の攻撃避けつつ、紅紋薙刀でのなぎ払い攻撃を。
とにもかくにも、お引き取り願います!!

※紅紋薙刀使用時は、七色竜珠の『赤』が欠けています。



 幕府転覆を目論むクルセイダーの野望に強い興味を覚え、京の都を陥落させんと。
 猟書家であり大天使であるロロサエルは、まっしろピヨすけの群れに憑装させたのだ。
 魔軍将・安倍晴明を……!
 そして超絶もっふもふになったピヨすけたちであったけれど。
『もふもふに強い興味を覚えたのですが……私の翼の方がもふもふのようです』
 晴明ピヨすけたちが猟兵達にもふもふもふり倒され、ちょっぴりしょんぼりして呟きを落とす大天使。
 そんな様子に、荒珠・檬果(アーケードに突っ伏す鳥・f02802)は思わずツッコまずにはいられない。
「どうしてその結論にいたったのですか、ロロサエル……」
 いや確かに、大天使と言うだけあって。
 その翼は、見るからにもふもふ羽毛だし。
 さらには、めっちゃラグジュアリー感溢れていて、もふもふ柔らかそうであるのだけれど。
 檬果はびしいっと、ロロサエルに言い放つ。
「でも、私の首回りの鬣や赤兎馬には敵いませんよ!」
 何故かそう対抗してみました!
 そして、もふもふさもさることながら、相手はかなりの強敵。
 なので、ふっわふわな翼をふわっさぁと揺らす敵の動きを少しでも鈍らせるべく、陰陽師たちの協力も得ながら。
「カモン、バトルキャラクターズ! 陰陽師さんたちの護衛お願いしますね」
 喚んだバトルキャラクターズたちに彼らを守らせつつ。
「七色変換、紅紋薙刀」
 赤兎馬に乗り、戦場を素早く駆けて。
 放たれた三日月の如き刃や朧月の如き羽を、七色竜珠のビームで撃ち落としたりしつつも。
 向けられた月蝕の如き呪言を払い除けるかの如く、檬果は大きく振るう。
「とにもかくにも、お引き取り願います!!」
 赤のいろが欠けた七色竜珠輝く中……紅い刃を持つ、退魔刀の薙ぎ払いを。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ノイシュ・ユコスティア
引き続き1人で参加。

うわぁ…!その翼もふもふ。
…今回は、気を引き締めていかないと…!

でも、チャンスは逃さない。

僕も猟書家と対話をしてみたい。
う~ん、何を話そうか、う~ん…

「ロロサエルはもふもふが好き?」
もふもふオタクとして、もふもふの話題を熱く語る。
…はぁっ、喋りすぎた!

ユーベルコードでぷち流花たちをたっっくさん呼ぶ。
「この子たちは僕の友達なんだ。
1羽くらいは触ってもいいよ。」

ぷち流花たちには、彼を地上に誘い込み、気を惹いてもらって
目の前を遮っている間に、背後から気配を隠し近づきもふもふを試す。

その後はすぐに距離を取り、ロングボウで射撃。
敵が距離を詰めてきたら、忍者刀でカウンターと突き攻撃。



 ばさぁっと大きな翼を羽ばたかせ、地に降り立って。
『小さなもふもふたちにも、興味を強く覚えたのですが……私の翼の方がもふもふのようですね』
 そう、何だかちょっぴり残念そうに呟くのは――猟書家・大天使ロロサエル。
 そして、そんな大天使の姿を目にして。
「うわぁ……! その翼もふもふ」
 めちゃめちゃ柔らかそうでもふもふした大きな天使の翼をガン見して、思わずノイシュ・ユコスティア(風の旅人・f12684)は声を上げるけれど。
 気を取り直し、改めて敵を見遣り思い直す。
(「……今回は、気を引き締めていかないと……!」)
 すごいもふもふではあるのだけれど、相手は明らかに格上の強敵。
 けれどノイシュは、そんなロロサエルから紫の視線を外さずに。
 ――でも、チャンスは逃さない。
(「僕も猟書家と対話をしてみたい。う~ん、何を話そうか、う~ん……」)
 そう暫し思案するけれど、やはり訊いてみるのはこの話。
「ロロサエルはもふもふが好き?」
『もふもふには、京の都や陰陽師などと同じく、強い興味を覚えます』
 それらと同じにしていいのかということはまぁともかく。
 敵ではあるものの、そんなもふもふ好きの同士でもある彼に、ノイシュは熱く語り始める。
「もふもふと言っても、色々な手触りがあるよね。ふわっふわもあれば、もこもことかも……」
 そう――もふもふオタクとして、もふもふの話題を!
 そして何気に強い興味を覚えたのか、ロロサエルも暫く素直に聞いている中。
「……はぁっ、喋りすぎた!」
 もふもふについて一通り喋り倒したノイシュは、たっっくさん呼ぶのだった。
「この子たちは僕の友達なんだ。1羽くらいは触ってもいいよ」
 ちっちゃくてもっふもふな、ぷち流花たちを。
 そんなハヤブサの子供たちが、ふかふか羽毛で大天使の気を惹かんとする中。
 やはり……もふもふ好きとしては、試してみたいもの。
 目の前を遮っている間に、背後から気配を隠し近づいたノイシュの手が伸びる。
 ロロサエルのふわっふわな翼へと……!
 けれど相手は大天使、優雅にばさり翼を羽ばたかせ、空へと舞ってもふらんと迫るその手を躱して。
 すぐにロングボウを手に距離を取りながらも、ノイシュはふともう一度だけ、素早くその手を伸ばす。
 ふわり空に舞う、抜け落ちた天使の羽をひとつ、頑張って掴まえんと。

大成功 🔵​🔵​🔵​

花澤・まゆ
【星野祐一さん(f17856)と一緒に】

イケメンのもふもふだと…!?
いや、羽のもっふりふわふわは素晴らしいもの!
敵とは言えそこに目をつけたことは褒めたいと思います

とは言えイケメンのふわふわでも敵は敵
しかも翼ライバル(オラトリオの羽ふわさっ)
いざ尋常に勝負、勝負!

UC起動、【小夜啼鳥】抜刀
後ろは祐一さんに任せて前へ、前へ
速度を上げ、一気に距離を詰め、喰らえもっふり衝撃波!
【部位破壊】で幹部さんの翼を狙うよ

悔しいけどあたしは倒せるほど強くはない
だから機動力を奪って最後は祐一さんにトドメを刺してもらう
そのための一手
ついでにその羽を一本いただいていくよっ

アドリブ歓迎です


星野・祐一
【花澤まゆちゃん(f27638)と一緒に】
中々立派な翼を持ってるじゃないか…流石は大天使って所か?
それに見るからにもふもふして…いやそれはいいんだよ

それより天使の翼ってんならまゆちゃんも負けてないぜ?
いいや、寧ろ勝ってるまである!(贔屓発言
それを今から証明してやるぜ…さぁ、勝負だ!

二丁の熱線銃を構えて後衛として行動(集団戦術、2回攻撃
【先制攻撃】で常に機先を制しながら
流星による【誘導弾幕の乱れ撃ち】を浴びせるぜ(マヒ攻撃
【体勢を崩す】のを見たらUCで強化した雷鳴で狙う…が

敵もさる者、今撃っても避けられるだろう
だから決定的な瞬間をまゆちゃんが作り出すのを信じて待つぜ
――今だッ!!

アドリブ歓迎です



 悠然と、けれどどこかちょっぴりしょんぼりとした様子で。
『魔軍将・安倍晴明を憑装させれば、人をダメにするもふもふになるかと思っていましたが……』
 猟兵達の前に降り立った猟書家は、こう続ける。
 ……やはり私の翼の様なもふもふにはなりませんでしたか、と。
 いや確かに、晴明ピヨすけはある意味かなりの強敵であった。主にもふ的な意味で。
 けれど、何とか抑えがきかなくなる前に晴明ピヨすけたちを倒したと言うのに。
「中々立派な翼を持ってるじゃないか……流石は大天使って所か?」
 星野・祐一(スペースノイドのブラスターガンナー・f17856)は、眼前の猟書家にして大天使だという、ロロサエルへと目を遣って。
 ――イケメンのもふもふだと……!?
 そう思わず青の瞳を見開くのは、花澤・まゆ(千紫万紅・f27638)。
 一もふ去って、また一もふ?? 
「いや、羽のもっふりふわふわは素晴らしいもの! 敵とは言えそこに目をつけたことは褒めたいと思います」
 まっしろピヨすけたちを超絶もっふりパワーアップさせたことは、敵ながらめっちゃ天晴であったけれど。
「それに見るからにもふもふして……いやそれはいいんだよ」
 祐一がロロサエルから、隣のまゆへと視線を移せば。
「とは言えイケメンのふわふわでも敵は敵。しかも翼ライバル」
 ――オラトリオの羽ふわさっ。
 大天使の翼に対抗する様にパタパタ羽ばたいてみせる彼女に、祐一は頷きながらも言い放つ。
「それより天使の翼ってんならまゆちゃんも負けてないぜ?」
 ……いいや、寧ろ勝ってるまである! と。
 贔屓発言……? いいえ、それを大天使へと分からせてやらんと。
「それを今から証明してやるぜ……さぁ、勝負だ!」
「いざ尋常に勝負、勝負!」
 大天使を迎え撃つべく、ふたりが同時に戦闘態勢に入った刹那。
 ――桜の香りで惑わせて。
 ふわりまゆが纏うは、幻朧桜の香り。
 刹那、スラリと抜かれるは、小鳥が囀るかの如く鳴る退魔の霊刀。
 そして常に機先を制すべく、祐一が後方から構えるは二丁の熱線銃。
 自動連射式リボルバー型熱線銃・流星の引き金をぐっと狙い定め引けば、曲線を描き追尾する光弾が敵目掛け放たれて。痺れるような効果を乗せた誘導弾幕の乱れ撃ち。
 そんな祐一に後ろは任せ、速度を上げて一気に距離を詰め……前へ、前へ。
 ――喰らえもっふり衝撃波!
 まゆが放つ衝撃波が狙うは勿論、猟書家の幹部である大天使のもふもふの翼。
 その攻撃を、あくまで優雅に、ばさりと翼羽ばたかせ躱すロロサエルであるが。
 ――この一撃雷で終わりにしようぜ……!
 冬雷施された雷鳴で大天使を追う様に、改めて狙い定めるけど。
(「敵もさる者、今撃っても避けられるだろう」)
 だから、信じて祐一は待つのだ。まだその引き金を引かずに。
 そしてまゆにも、分かっている。
(「悔しいけどあたしは倒せるほど強くはない」)
 だからこそ、今自分ができること……それは。
(「機動力を奪って最後は祐一さんにトドメを刺してもらう」)
 繰り出すのは、そのための一手。
 振るう小夜啼鳥囀らせ、もっふり衝撃波を再び放ちながら。
「ついでにその羽を一本いただいていくよっ」
『……!』
 ふわりと空に躍らせるのは、もふもふな大天使の羽。
 もふもふに強い興味を覚えているとはいえ、敵は圧倒的強さを誇る大天使。
 決定的な瞬間は、あったとしてもほんの僅かだろうけれど。
 ――今だッ!!
 祐一が満を持してまゆが僅か作った隙を逃さず、躊躇なく引き金を引けば。
 雷鳴轟くかの如く敵目掛け走るのは、戦場に撃ち出された青白い光弾。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

三上・チモシー
もふもふには心惹かれるよね
うん、すごくわかる
うちのるーさんたちも、もふもふだよー
毛並みがもふもふなうえに、羽も生えてるんだよ!

『猫聖譚曲』でるーさんたちを召喚
陰陽師さんたちにお願いして結界で敵の動きを鈍くしてもらったら、るーさんたちと敵に突撃!
いろんな方向から複数で突撃することで、敵の魔眼や呪言が自分に向けられにくくなるように
それでも防げないなら、【呪詛耐性】【火炎耐性】でガマン
敵に接近できたら、思いっきり【怪力】パンチ&るーさんたちも攻撃!



 眼前にふわり降り立ったのは、七大天使とやらの探索のためにこの地を訪れたらしき、大天使の一柱。
 けれど、そんな大天使ロロサエルの興味を強く惹いたのもの。
 それはクルセイダーの幕府転覆の野望であり、彼が攻め入らんとしている京の都であり、魔軍将・安倍晴明であり。
『強く興味を覚えた小さなもふもふの群れを、超絶もふもふにしたのですが……私の翼の方が、人をダメにするもふもふのようです』
 そう、ちっちゃくてまっしろい、もふもふたちであったのだけれど。
 確かにめっちゃもふもふはしたけれど、猟兵達をダメにすることまではできずに。
 倒されてしまった晴明ピヨすけたちに、ちょっぴりがっかりした様子のロロサエル。
 そんな様子に、三上・チモシー(カラフル鉄瓶・f07057)はこくこくと頷いて。
「もふもふには心惹かれるよね。うん、すごくわかる」
 目の前の大天使は猟書家でもあり、間違いなく敵ではあるけれど。
 もふもふに関しては、彼のいう事はわかる。もふもふは正義である。
 なので、しょんぼりしている感じのもふもふに興味を覚える大天使へと。
 ――にゃにゃーん☆
「うちのるーさんたちも、もふもふだよー。毛並みがもふもふなうえに、羽も生えてるんだよ!」
 チモシーが発動するのはそう、猫聖譚曲!
 刹那、桜色の翼が生えた灰色の猫『るーさん』がたくさんもふもふ召喚されて。
「陰陽師さんたちも、力を貸してね」
 そう周囲の陰陽師たちへと引き続き協力を仰ぎつつ。
 彼らの結界で敵の動きを鈍くしてもらったら、るーさんたちと突撃!
『ほう、これは沢山のもふもふですね』
 微笑みを絶やさずそうぐるり魔眼で周囲見回すロロサエル。
 様々な方向から複数で突撃することの狙いは、そんな魔眼や呪言が自分に向けられにくくなるようにするため。
 とはいえ相手は強敵である猟書家、呪詛耐性や火炎耐性をも用い、何とか向けられる焔を耐えながらも。
 やはり強い興味を持ったのか、何気にそっとるーさんをもふもふせんと、ロロサエルが手を伸ばした瞬間。
 大天使へ目掛け、一気に距離を詰めるチモシー。
 るーさんたちと一緒に、思いっきり怪力パンチをお見舞いするために。

大成功 🔵​🔵​🔵​

フリル・インレアン
どうですかアヒルさん、今日の私はしっかりさんなんですよ。
どんな誘惑にだって負けたりしないんですよ。
この調子で猟書家さんの幹部さんも退治してしまいましょう。

ふええぇ、て、天使様です。
天使様の視線を感じたり、声を聴くと体が熱くなって顔から火が出てしまいそうです。
ふええ、どうしましょう。
顔も見れないです。
あれ?アヒルさんがまた増えています。
また私は恋?物語を発動させてしまったんですね。

ふえ⁉アヒルさんいきなり水なんてかけて何をするんですか?
早く目を覚ませって、恋は…盲目なんですよ。
ふえええ、馬鹿な事って失礼ですよ。
ふえ?これユーベルコードの効果なんですか。
ふええ、あ、危なかったです。



 いつもならば、おどおどビクビク色々とうっかりしてしまうけれど。
 超絶もふもふになった晴明ピヨすけたちを退けて。
「どうですかアヒルさん、今日の私はしっかりさんなんですよ。どんな誘惑にだって負けたりしないんですよ」
 そうアヒルさんにアピールするのは、フリル・インレアン(大きな帽子の物語はまだ終わらない・f19557)。
 ……いや、いつもツンツンと理不尽に突いてくるアヒルさんがいつも傍にいるからこそ。
 一見すると可愛くて小さくて真っ白なもふもふに潜む真っ黒な悪意が、フリルには嫌というほど分かっていたのだが。
 ピヨすけの超絶もふもふに惑わされなかったフリルは、勢い付いた様子でこう続ける。
「この調子で猟書家さんの幹部さんも退治してしまいましょう」
 そう言っている間に、優雅にふぁさぁっと……眼前に降り立ったのは。
『この世界は、強い興味を覚えるものばかりですね』
 聞こえてきたのは、優しく柔らかな声。
 そして、そんな声の主に目を遣れば――。
「ふええぇ、て、天使様です」
 そう、微笑みを湛える猟書家・大天使ロロサエルである。
 そして整った容姿を向けられ、その優しく包み込むような視線や声を感じれば。
(「体が熱くなって顔から火が出てしまいそうです。ふええ、どうしましょう。顔も見れないです」)
 イケメン天使を直視できない、絶体絶命のピンチ……!?
 けれどふとその時、フリルは気が付く。
「あれ? アヒルさんがまた増えています」
 ――また私は、恋?物語を発動させてしまったんですね、って。
 そして、さらに。
「ふぇ!? アヒルさんいきなり水なんてかけて何をするんですか?」
 いきなり掛けられたのは……水!?
 そう、フリルが早く目を覚ます様に!
 けれど、ふるりとフリルは首を振って。
「早く目を覚ませって、恋は……盲目なんですよ」
 そう、反論するけれど。
「ふえええ、馬鹿な事って失礼ですよ。ふえ? これユーベルコードの効果なんですか」
 ――ふええ、あ、危なかったです、と。
 水浸しになった頭をふるふる振りながら、フリルはそっと改めて、大天使へと目を向けてみる。
 これは本当に恋に落ちたわけではなく、ユーベルコードの効果なのです……多分!

大成功 🔵​🔵​🔵​

浮世・綾華
嵐吾さん(f05366)と

ろろろ…
ええ、そうですネ
いや、嵐吾さんの方がかっこいいと思いますよ
もふだって絶対勝ってる
さっき堪能した俺には分かります
清明ぴよと競い合ったあとでもこんなにもふ(どさくさに紛れてちょっともふる

あは、はぁい
ふざけてる場合じゃなかった
興味持ってくれてるんですもんねえ
まあこっちは全然?これっぽっちも興味ないんですケド
相手してあげないと可哀そうですし…?

なんて煽りつつ
炎を貰うメメをみれば、くるりと自分にもと羽ばたく傍らの緋
分かった分かった
お前は俺と一緒に、嵐吾さんとメメの炎の隙間を埋めてくぞ
出来るよなぁ?と笑えば当然と口端をあげるから

鬼火放つ
敵の炎を受けても、力比べをするように


終夜・嵐吾
あや君(f01194)と

あれが話にきいたロロロサエ……ロが多かったか?
ロロサエルか
わしはわかるぞ、あやつ顔はええが、もふをつかって仕掛けてくるなど…
あなどれぬやつじゃ…!
しかしあやつ…翼はもふもふしとるの
まぁわしの勝ちじゃろ!

などと、はしゃいでおるとこじゃなかったの
興味を満たしてやるんを冥途の土産、ならぬ骸の海の土産にしてやってもええんじゃけど
そこまで優しくしてやることもない

おや、暇しとったメメがでてきた
相手の焔に興味あるようじゃけど、あれは食べたらお腹壊すのではなかろうか
わしの炎をあげよ
ララと一緒に、わしの炎とも遊んでおいで

狐火で、その翼をこんがりしてあげよ
そちらの炎など、邪道じゃろ



 圧倒的なもふ力を見せつけ、ピヨすけたちとのもふ勝負を制した終夜・嵐吾(灰青・f05366)であったが。
 新たなる敵の出現を察知し、もふもふな灰青のお耳を不意にぴこりとさせる。
「あれが話にきいたロロロサエ……ロロサエルか」
 ……ロが多かったか? そう首を傾けつつ、さり気に言い直した嵐吾に。
 浮世・綾華(千日紅・f01194)もふと、ロの数を口にしてみる。
「ろろろ……ええ、そうですネ」
 やはり、ちょっと何か多かったみたい。
 そう……眼前に現れたのは、猟書家・大天使ロロサエル。ちなみにロは2つだけです。
 そんな大天使は、クルセイダーの野望ともふもふに強い興味を覚え、魔軍将・安倍晴明を憑装させる「超・魔軍転生」を発動したのだ。
 ふっわふわでもっふもふな、まっしろピヨすけの群れに。
 嵐吾は、先の激しい晴明ピヨすけとのもふ対決を思い返しながらも、きりっと言い放つ。
「わしはわかるぞ、あやつ顔はええが、もふをつかって仕掛けてくるなど……あなどれぬやつじゃ……!」
 そして、ふぁさぁっと。何だかラグジュアリーささえ醸し出す、眼前のふわもこな羽ばたきをじぃっと見つめる。
「しかしあやつ……翼はもふもふしとるの」
 対抗する様に、もっふり尻尾をゆうらり揺らしながら。
 そんな対抗心をめらりと滲ませる嵐吾に、綾華はきっぱりと言い切る。
「いや、嵐吾さんの方がかっこいいと思いますよ。もふだって絶対勝ってる。さっき堪能した俺には分かります」
 そう……先程のもふ対決のジャッジを下したのは、誰でもない綾華であるのだから。
 それに胡散臭い大天使も、確かに顔はいいとはいえ。
 綾華にしてみれば、嵐吾の敵ではないのだ。
 共に在る彼はかっこいいし、かっこいいだけじゃなくて優しいし。自分が思うのもなんだけれど、かわいさもあって。しかも、もふもふであるのだ。
 とはいえ、それを口に出すのは何だか恥ずかしい気はするから。
 ……だから嵐吾さんは最強なんデス、と。
 それだけ綾華は言って、力強く頷きながらも。
「清明ぴよと競い合ったあとでもこんなにもふ……」
 どさくさに紛れ、ちょっぴりだけ尻尾をもふって再確認。
 そんな綾華の言葉に、もふもふされている尻尾を得意げに揺らしつつ。
「そうじゃろ、あや君。まぁわしの勝ちじゃろ!」
 嵐吾は、ふふんと勝ち誇った様に大天使を見遣るけれど。
「などと、はしゃいでおるとこじゃなかったの」
『もっふりしたそのふわもこ尻尾にも、確かに強い興味を覚えますが。その前に、上洛を果たさねばなりません』
 ……私はクルセイダーの野望にも強い興味を覚えていますから、と。
 そう、湛える微笑みを絶やさず紡ぐロロサエルに、綾華も視線を移す。
「あは、はぁい。ふざけてる場合じゃなかった」
 相手は、猟書家であり大天使。
 いくらもふもふに強い興味を抱いていようが、決して相容れない存在だから。
「興味を満たしてやるんを冥途の土産、ならぬ骸の海の土産にしてやってもええんじゃけど。そこまで優しくしてやることもない」
「興味持ってくれてるんですもんねえ。まあこっちは全然? これっぽっちも興味ないんですケド。相手してあげないと可哀そうですし……?」
 なんて煽りつつ、胡散臭く微笑んでいる敵の出方を窺えば。
 嵐吾はふと、琥珀の視線をぱちくりさせて。灯った小さき焔に瞳を細める。
「おや、暇しとったメメがでてきた」
 大天使の邪視の焔に興味を示し、出てきたらしい精霊のメメであるが。
「あれは食べたらお腹壊すのではなかろうか」
 嵐吾はその掌に、狐火を生み出す……わしの炎をあげよ、って。
 そんな嵐吾の炎を貰うメメをみれば、自分にもと。
 くるりと羽ばたくは、綾華の傍らにある緋。
 綾華はやんちゃに燃ゆるそのいろに、分かった分かった、と小さく告げてから。
「お前は俺と一緒に、嵐吾さんとメメの炎の隙間を埋めてくぞ」
 ――出来るよなぁ?
 そう精霊のララに笑えば、当然と口端をあげて。
 双子揃って、ふわりと目深に被っていたフードが外れれば。
「ララと一緒に、わしの炎とも遊んでおいで」
 ……狐火で、その翼をこんがりしてあげよ、って。
 よく燃えそうじゃしな、と嵐吾は笑いながら、魔眼や呪言から生じる悪しき天使の焔を見遣って。
「そちらの炎など、邪道じゃろ」
 灯した数多の炎を、メメと共に戦場に遊ばせれば。
 綾華も張り切るララと共に、咲かせた緋色の鬼火を躍らせる。
 たとえ、放たれた大天使の強烈な邪炎がこの身を蝕もうと――力比べをするかのように。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

真宮・響
【真宮家】で参加

・・・・いや、そのもふもふはいらない。まずその翼がもふもふとは認めない。奏が怒ってるよ。認めない、ってね。胡散臭い天使は退場して貰おうか。

素直に剣の攻撃を喰らう気は無い。【目立たない】【忍び足】で背後を取る。背後を取ったらまず剣の一撃を【残像】【見切り】で回避。【グラップル】で足払い、態勢を崩した時を狙って【気合い】を入れて竜牙を入れる。いや、勘違い野郎はさっさと退場願おうか。迷惑だ!!


真宮・奏
【真宮家】で参加

その胡散臭い天使の翼がもふもふとは認めません!!純粋なもふもふさんに失礼です!!ただでさえ白ひよさんを歪んだ存在に変えた悪党は倒します!!

【オーラ防御】【盾受け】【武器受け】【拠点防御】で防御を固め、剣での攻撃に耐えながら接近、【衝撃波】で牽制、上手く近づけたら、思いっきり【怪力】で顔に信念の拳でパンチを入れます!!もふもふを脅かす輩許すまじ!!翼だけではもふもふと言えません!!私の怒りを喰らいなさい!!(【シールドバッシュ】でふっ飛ばす)


神城・瞬
【真宮家】で参加

その翼でもふもふを誇りますか。片腹痛い、ですね。むしろその胡散臭い笑顔の方が印象深いです。奏は認めないでしょうし、こういうタイプは調子に乗せたら厄介だ。被害が出る前になんとかしましょう。

まず、【オーラ防御】を展開。【鎧無視攻撃】【マヒ攻撃】【目潰し】【部位破壊】を仕込んだ【結界術】を敵に向かって展開、追撃に【武器落とし】【吹き飛ばし】を併せた疾風閃で攻撃。浮かれてる場合ではありませんよ。その胡散臭い笑顔が気に入らないので、さっさと退場願います!!



 本来の目的は、七大天使という他の大天使の捜索のようであるが。
 クルセイダーの幕府転覆の野望に、京の都や陰陽師、魔軍将・安倍晴明。
 それらは、サムライエンパイアの世界に降り立った大天使の一柱の興味を強く惹いたようであるが。
 さらに、彼が興味を強く覚えたもの――それは。
『小さく真白なふわもこたちに、強い興味を覚えましたが……魔軍将・安倍晴明を憑装させても、人をダメにはできませんでしたか』
 ……やはり私の翼の方がもふもふのようですね、と。
 そう、何処となくしょんぼり気味なのは、ふわもこに強い興味を示し秘技によってさらにもふもふを超絶もっふもふにさせた、猟書家にして大天使であるロロサエル。
 それから大天使は、優雅にふさぁっと自慢のもっふもふ翼を羽ばたかせて。
 京の都への晴明ピヨすけたちの進軍を阻んだ猟兵達の前へと降り立ってから。
『小さいもふもふ達は少々残念でしたが……貴方達は、私が強い興味を覚えるような存在でしょうか』
 優しく柔らかな声色と微笑みを向けてくるそんな彼は、まさに大天使を名乗るに相応しい柔らかな印象を一見受けるが。
 眼前の存在は、上洛し京の都を陥落させんとしている輩。
 そんな微笑みなどに、決して惑わされはしない。
 それに、何よりも。
「……いや、そのもふもふはいらない」
「その翼でもふもふを誇りますか。片腹痛い、ですね」
 そう彼の自慢の翼は、違うと。
「まずその翼がもふもふとは認めない」
「むしろその胡散臭い笑顔の方が印象深いです」
 首を横に振って言ったのは、真宮・響(赫灼の炎・f00434)と神城・瞬(清光の月・f06558)。
 いや、響と瞬もだけれど……何よりも。
「奏が怒ってるよ。認めない、ってね」
「奏は認めないでしょうし、こういうタイプは調子に乗せたら厄介だ」
 そう、もふもふ大好きな真宮・奏(絢爛の星・f03210)が、誰よりも黙っていないだろう。
 そしてふたりが同時に視線を向ければ、やはり。
「その胡散臭い天使の翼がもふもふとは認めません!! 純粋なもふもふさんに失礼です!!」
 ぶんぶんと大きく首を横に振って、大天使へと声を上げる奏。
 あまつさえ、もふもふ可愛い純粋な存在に。
「ただでさえ白ひよさんを歪んだ存在に変えた悪党は倒します!!」
 安倍晴明なんかを憑装させるなんて、もふもふ大好きな奏にとって許されざる行為である。
 そんな、思った通り怒り心頭な奏の言葉に同意する様に。
「胡散臭い天使は退場して貰おうか」
「被害が出る前になんとかしましょう」
 微笑み絶やさぬ大天使を退けるべく、得物を構えて。
 守りの気を纏った瞬がまず展開するは、相手の守りを無効化し痺れを伴わせ、視界を奪って部位に狙い定めやすくなる様に施した、結界術。
 同時に、様々な守りの術を駆使する奏と、敵に気取られぬよう音を消し立ち回る響も、敵目掛け地を蹴って。
「素直に剣の攻撃を喰らう気は無い」
 にこやかな笑顔のまま、隙のない刃の衝撃を放ってくる大天使の斬撃に何とか耐えながらも。
 奏が衝撃波で牽制する中、敵の背後に回った響は繰り出される刀の衝撃を見据え、回避をはかって。
 ――この一撃は竜の牙の如く!! 喰らいな!!
 ――これは私の意志です!! 喰らえ~!!
 響のグラップルによる足払いは躱されたものの、敵に生じた一瞬の隙を逃さず、連携して攻め込む奏と響。
 燃え盛り赤に光る響の光剣から、気合いのこもった竜牙の一撃が振り下ろされて。ぐっと拳を握りしめ、思いっきり怪力をもって胡散臭い笑顔宿るその顔に、信念の拳を繰り出す奏。
『……!』
 その向けられる怒涛の攻撃に、大天使は防御を固めるべく大きな翼でその身を覆うけれど。
「もふもふを脅かす輩許すまじ!! 翼だけではもふもふと言えません!!」
 ――私の怒りを喰らいなさい!!
 奏が放つのは、構えた盾によるシールドバッシュ。
 そして、僅か後退した大天使へと向けられるのは。
「浮かれてる場合ではありませんよ」
 ――疾風よ、奔れ!!
 握る敵の得物を落とす勢いで吹き飛ばさんとする、瞬が生み出す疾風閃の衝撃波。
「その胡散臭い笑顔が気に入らないので、さっさと退場願います!!」
 可愛いもふもふを冒涜する胡散臭い大天使とやらは、この世界には必要ないから。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

逢坂・宵
ザッフィーロ(f06826)と

名残惜しげに切なげにつぶやいたかれには戸惑いの視線を向けつつ
現れたロロサエルへの反応にはどこか冷めた視線を送り
……ほんとうにきみは僕に似ていればなんでもいいんですか?
と目移りするかれにぼやいて
髪がモフモフってなんですか、僕はそんなことで張り合っているわけじゃありませんとぴしゃり言い返し

戦いになったなら敵が放つ攻撃は「オーラ防御」を施した「結界」にて減衰を狙い
かれとタイミングを合わせつつ
「多重詠唱」「高速詠唱」「全力魔法」「属性攻撃」を付加した
【天響アストロノミカル】にて攻撃いたしましょう

当然ですよ、他に目移りされては困ります
僕はきみの一番星で在り続けたいのですから


ザッフィーロ・アドラツィオーネ
宵f02925と

恐ろしい戦いだったと切なげに瞳を細めながらも
ロロサエルを見ればピヨスケか!?と顔を向けてしまうやもしれん
…鳥ではなく残念だが…その…少々宵に似て居らんか…?
そう凝視しつつも愛しい相手の様子に気づけば
慌てて宵の髪は十分モフモフだぞ…?と言訳じみた声を投げつつ戦闘へ

戦闘時は宵を護る様前に出つつ行動
『盾受け』にて己と宵を『かば』いつつ【穢れの影】にて敵の動きを止めメイスを振るわんと試みる
肉が多少似ていたとて俺は宵の魂に惹かれたのでな。容赦するわけなかろう?
躊躇いなく攻撃を続けつつも宵の声には笑みを
目移り等する訳なかろう
俺の北極星、導きの星はお前一人で十分だ。…お前もそう、だろう?



 京の都へと進軍していた敵の群れは、ある意味かなりの強敵であった。
 何せ、ただでさえもふもふで可愛らしいというのに……あの晴明を憑装したまっしろピヨすけたちは、もっと超絶なるもふもふにパワーアップしていたからだ。
「……恐ろしい戦いだった」
 そう思わず切なげに銀の瞳を細めるのは、ザッフィーロ・アドラツィオーネ(赦しの指輪・f06826)。
 ちゃんと世話をするという意思は固かったのだが、敵はオブリビオン。懐にそっとピヨすけを忍ばせ、何度こっそり持ち帰ろうかと思ったか分からないが。
 猟兵として、何とかその誘惑を振り切ったとはいえ……やはり、ちょっぴりしょんぼりしてしまう。
 そんな、めっちゃ名残惜しげに切なげに呟きを落としたザッフィーロに。
 戸惑いの視線を向けるのは、逢坂・宵(天廻アストロラーベ・f02925)
 けれどその煌めく星々宿す深宵の瞳が、ふとかれとはまた別の場所へと移れば――。
「――ピヨスケか!?」
 刹那、ばさりとふわもこな翼が目に入り、思わずキラキラ期待の声と顔を上げたザッフィーロであったが。
『晴明を憑装させたふわもこであれば、人をダメにできるかと思ったのですが……』
 そう何処か残念そうに紡ぐのは、ピヨすけではなく――地へと降り立った、もふもふ翼を持つ大天使ロロサエルであった。
 そんな、現れた猟書家と隣の宵を、そうっと交互に見てから。
「……鳥ではなく残念だが……その……少々宵に似て居らんか……?」
 思わず、眼前の大天使を凝視するザッフィーロ。
 いや、現れたロロサエルは敵だと、勿論分かっているけれど。
 見た目も似ているし、何よりザッフィーロにとって愛しい宵は、美しく整った容姿の大天使に違いないから。
 けれどそんなかれの様子に、当の宵本人は、どこか冷めた視線を送りながらも紡ぐ。
「……ほんとうにきみは僕に似ていればなんでもいいんですか?」
 そしてそんな宵に気づいたザッフィーロは、慌ててこう、愛しい相手へと投げるのだった。
「宵の髪は十分モフモフだぞ……?」
 そんな、謎の言訳じみた声を。
 それから、目移りする隣のかれにぼやきながらも。
 宵は甘やかさず、かれの言い訳にぴしゃりと言い返す。
「髪がモフモフってなんですか、僕はそんなことで張り合っているわけじゃありません」
 うん、かれがもふもふがすごい好きなことは分かっているけれど……そこではないし。
 とにかく、眼前の猟書家をこれ以上京の都へと近づかせるわけにはいかないから。
 ザッフィーロが身を挺し宵を守るように、前へと躍り出れば。
 宵はザッフィーロを守るべく、敵の攻撃の減衰を狙った守りの気施した結界を張り巡らせて。
 微笑み絶やさぬ大天使が放つ、三日月の如き刃や朧月の如き羽、月蝕の如き呪言から、己と宵を何とかザッフィーロは庇わんと立ち回って。
 ――赦しを求めぬ者には何も出来ぬ。……生きる限り纏わり積もる人の子の穢れを今返そう。
 ――流星群を、この空に。
 宵も高速で幾重もの詠唱を重ね、かれと合わせ、属性を付与し全力で編み上げた魔法を解き放つ。
 刹那、大天使へと向けられるのは、影の如く敵を縛る赦しを与えてきた人々の罪や穢れと、天を響かせるかの如く落つる数多の隕石。
 確かに、眼前の大天使は宵と見た目は何となく似ているかもしれないけれど。
「肉が多少似ていたとて俺は宵の魂に惹かれたのでな。容赦するわけなかろう?」
 そう紡いだザッフィーロの大きな背に、宵は優しく柔らかく、何よりも愛おしげに瞳を細め、かれに返す。
「当然ですよ、他に目移りされては困ります」
「目移り等する訳なかろう。俺の北極星、導きの星はお前一人で十分だ」
 そして……お前もそう、だろう? と。
 向けられた銀の瞳と言の葉に、宵はこくりと頷いてみせる。
 ――僕はきみの一番星で在り続けたいのですから、って。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

黒瀬・ナナ
【九重】菊花さんと
引き続き陰陽師さん達には無理のない範囲で援護をお願い。
いざという時にはしっかりばっちり『庇う』から安心してね。

そう!菊花さんの言う通り!
世の中には様々なもふもふがあって良いのだし、
今の幕府は様々な人の考え方、多種多様なもふもふを認めて下さっているもの。
転覆されるのは困っちゃうのだわ。

相手の呪言や刃を『見切り』躱したり、羽を『咄嗟の一撃』で叩き落としたりしながら、菊花さんの援護を受けて前に!
ここぞ!と言う時にタイミングを合わせてUCを叩き込む!
雷神様のお力をお借りして、全力でぶん殴ってお帰り頂いちゃうわよ!

……あー、でもあの羽根はちょっと触ってみたかったなぁ。もふもふ……。


八重垣・菊花
【九重】ナナさんと
引き続き陰陽師さんたちに広報援護をお願いしつつ、猟書家と対決やで
まっしろピヨすけに勝るとも劣らん羽やな…?
でもな!もふもふやったらピヨすけにも負けへん柔らかもふもふがあるんやで!
(一文字を呼んで真っ白な毛並みの可愛いもふもふ猫を見せ)
どや…!(満足気な顔)
世の中色んなもふもふがあるよってな、どれが一番とかはあらへんけど(皆違って皆いいの精神)江戸幕府の転覆っちゅーんはそういうもふもふを台無しにするようなもんやで!
一文字!(目眩ましの結界を張る)

機関銃でナナさんを援護しつつ、タイミングを合わせてUCを使用
ナナさん!今やで!

ほんまや、あのもふっとした翼触っとくんやったわ…!



 京の都へと上洛せんと、進軍をしていた敵の群れ。
 しかもそれはただの敵の大軍ではなく、晴明を憑装して超絶パワーアップしていたのだ。
 猟書家・大天使ロロサエルが施した秘技によって……まっしろふわふわのピヨすけたちが、めっちゃ半端ないふわもこに。
 けれど、それも駆けつけた猟兵達によってもふもふと全てもふり倒されて。
 この世界がうっかりもふもふエンパイアと化してしまう事は、とりあえず阻止したが。
 しかし、もふもふの脅威はまだ終わってはいない。
 引き続き周囲の陰陽師達には、無理のない範囲で後方援護をお願いしつつ。
「いざという時にはしっかりばっちり『庇う』から安心してね」
「猟書家の好きには、うちらが決してさせへんよ!」
 ばさぁっと優雅に天使の翼を羽ばたかせながら現れた、事の元凶・ロロサエルを迎え撃つのは、黒瀬・ナナ(春陽鬼・f02709)と八重垣・菊花(翡翠菊・f24068)。
 そして菊花は、じーっと地に降り立った猟書家を見遣り呟く。
「まっしろピヨすけに勝るとも劣らん羽やな……?」
 もふもふふかふか柔らかそうなだけでなく、何かちょっぴり高級感すらあるような。
 そんな大天使の翼をガン見しながらも。
「でもな! もふもふやったらピヨすけにも負けへん柔らかもふもふがあるんやで!」
 菊花が刹那喚ぶのは、真っ白な毛並みの可愛いもふもふ……!?
 そう、艶やかなもふもふ毛並みの白猫・一文字である。
 そんな、どや……! と満足げな顔で、一文字をずいっと見せつける菊花であるが。
『これはまた違った、真っ白なもふもふですね』
 ……強い興味を覚えます、と微笑み紡ぐ大天使。
 そして一文字を引き続きどや顔で見せながらも、菊花がロロサエルへと言い放てば。
「世の中色んなもふもふがあるよってな、どれが一番とかはあらへんけど、江戸幕府の転覆っちゅーんはそういうもふもふを台無しにするようなもんやで!」
「そう! 菊花さんの言う通り!」
 ナナも菊花の言葉に同意するようにこくこくと大きく頷き、声を重ね続ける。
「世の中には様々なもふもふがあって良いのだし、今の幕府は様々な人の考え方、多種多様なもふもふを認めて下さっているもの。転覆されるのは困っちゃうのだわ」
 もふもふは正義、皆違って皆いい。
 だから、そんなもふもふの為にも――幕府を転覆させるなんて、そんなこと許すわけにはいきません!
 しかも菊花に抱かれたもふもふは、ただもふもふな猫ではない。
 ……一文字!
 そう颯爽と菊花がその名を呼べば、にぁ、と一声。
 その鳴き声とともに張られるのは、目眩ましの結界。
 そう、一文字はもふもふなだけでなく、賢い猫なのである!
 菊花は上手に結果を張った一文字を撫でてあげた後。しゃきんと構えるは、菊模様が入った小さな黒い機関銃。
 そして花の如く重さを感じない得物からの弾丸が撃ち出される中。
 胡散臭い微笑み絶やさず大天使が放った、三日月の如き刃や月蝕の如き呪言をすかさず見切り、朧月の如き羽を咄嗟の一撃でバサリと叩き落としたりしながら。
 強敵が放つその全ては躱せずとも、ナナの足は決して止まることなく。菊花の援護を受けて、前に!
 刹那、すぐ眼前の大天使の姿を確りと互いに視線で捉えれば。
「ナナさん! 今やで!」
「雷神様のお力をお借りして、全力でぶん殴ってお帰り頂いちゃうわよ!」
 ――うちの目からは逃れられへんよ!
 ――わたしはあなた、あなたはわたし。今、この右腕は、天を轟かせる雷神様の右腕!
 ふたり絶妙のタイミングで同時に放つは、巨大化し雷を纏った強烈な右腕の打撃と、黄菊の瞳で見つめ狙い撃ち出された無数の弾丸。
 刹那、戦場に凛と咲き誇るは、意地と矜持と誓いの花。
 そして堪らず咄嗟に天へと舞い、ばさり広げられた大天使の翼を見遣りながら。
「……あー、でもあの羽根はちょっと触ってみたかったなぁ。もふもふ……」
「ほんまや、あのもふっとした翼触っとくんやったわ……!」
 そうふたり言った刹那、ハッとこれまた同時に顔を上げる。
 ふわりと抜け落ちてきた、ふわっふわラグジュアリーな一枚の羽に嬉々と手を伸ばしながら。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

君影・菫
【紫橙】
白いもふもふほど惹かれるものは無いかなあ
あの形やからかわえかったんやろうし
翼は別に、やろか
うっかり口に出てても特に気にせず
聞きたい話も無いしとモノ特有の素っ気なさ

うちは千織を援護する形で動くね
護りありがとおて咲って
先制攻撃と不意打ちでクリミナルの檻
どうせなら相手のUC封じたい気持ち
でもひとつ当たればそれで
逆にうちも第六感駆使してあたらんようにはしたいとこ

相手が千織の魅力に釘付けなら
念動力でアインとドライを操って不意打ち紛いに遊撃でも
真正面は得意やないけど“操る”方は得意なん
お話は要らへんよ

封じて、念じて、キミの周りを飛び回る
さあ、そんな翡翠の鳥を撃ち落としてみて?
帰るなら止めへんけど


橙樹・千織
【紫橙】
え…もふもふ度をあの白モフな晴明と張り合って…?
いえ、気にした方が負けな気がしてきました
そうですねぇ…そこまで目新しい魅力も無いですねぇ
背に翼のある方は沢山いますし…と敵を前に言いたい放題

あら、気に障ったのならすみませんねぇ
つい本音が
糸桜のオーラと呪詛耐性で二人の防御を整え、刃には浄化と破魔を込める
菫さんの動きを見ながら連携を取り、立ち回りましょう

菫さんが魅力的なのはわかりますが、余所見は厳禁
彼女への悪しき呪はお断り
放たれたものは武器で受け流し、衝撃波で吹き飛ばす

さぁさぁ、今度は此方の番…
世界を脅かすのならば、骸の海へと還るがいい
鎧をも砕くなぎ払いを傷口を狙って放ち、斬込みましょうか



 正直、あの安倍晴明を憑装させようと考えたその対象の選択から、ちょっとおかしかったけれど。
『人をダメにするほどのもふもふは、晴明の憑装をもってしてもあの白く小さきモノたちでは叶いませんでしたか。やはり、私の翼ほどのふわもこでないとでしょうか……』
 そう何だかちょっぴり残念そうながらも、自慢の大きな翼をばさぁっと広げる眼前の大天使を見遣って。
「え……もふもふ度をあの白モフな晴明と張り合って……?」
 落とされた言の葉に思わず橙の瞳を瞬かせるのは、橙樹・千織(藍櫻を舞唄う面影草・f02428)。
 けれどすぐに気を取り直し、ふるりと首を振る。
 ……いえ、気にした方が負けな気がしてきました、と。
 目の前にいる男は一見、ピヨすけたちの消滅を嘆きつつも、柔く優しい微笑みを絶やさずいるように見えるけれど。
 彼は猟書家にして大天使の一柱、この世界にとって確実に脅威となる存在であることは明白で。
 思考自体が理解できない、相容れぬ輩であるから……おかしなその言動を気にしたら、きっと負け。
 そんな千織の傍で、君影・菫(ゆびさき・f14101)も現れた大天使を見遣るけれど。
「白いもふもふほど惹かれるものは無いかなあ。あの形やからかわえかったんやろうし」
 ……翼は別に、やろか、と。
 明らかに興味なさそうに首を傾けつつも、普通にそう口にする菫。
 小さくて真っ白いっぱいで、ふにふにびよーんとできたからこその、ピヨすけのあの魅力だから。
 大天使の翼に思うこともない菫には、彼に聞きたい話も特に無いし。
「そうですねぇ……そこまで目新しい魅力も無いですねぇ。背に翼のある方は沢山いますし……」
 モノ特有の素っ気なさを発揮する隣の菫とともに、敵を前にやはり言いたい放題な千織。
 普段は見せないが自分にも翼ならばあるし、もふもふな山猫耳と尻尾だってあるから。
 むしろ魅力でいえば大天使の翼など、ピヨすけに及ばないくらいである。晴明みたいに喋っていたのは……まぁ少々複雑ではあったものの。
『私の翼のもふもふの魅力が分からないとは、とても残念ですね』
 胡散臭い微笑み宿しつつ言った大天使は、本当にそうは思ってはいない様子だけれど。
「あら、気に障ったのならすみませんねぇ。つい本音が」
 ふわふわと笑んでみせて、千織が返すと同時に。
 枝垂れ狂い咲く糸桜の気が守りを紬ぎ、呪詛耐性をもって二人の防御を整えれば。黒に藍の装飾施されし刃に込められるは、浄化と破魔の加護。
 そんな己にも咲いた糸桜のいろに、護りありがとお、って咲ってから。
(「どうせなら相手の技を封じたい気持ち。でもひとつ当たればそれで」)
 ――好きなの、選んでええよ。全部でも構わんけど。
 そう菫が紡ぎ成す世界は、モノクロ。
 刃と踊るマリオネットと冷たき鉄柩の茨檻、透明なピアノ線……大天使を招待するのは、クリミナルの檻の中。
 けれど決して微笑みを絶やさぬまま。大天使という存在とはかけ離れた印象の、鋭利な三日月の如き刃や朧月の如き羽、禍々しき月蝕の如き呪言を繰り出してくるロロサエル。
 それは菫の成した檻をも蝕もうとするけれど、敵の攻撃手段は事前に知って心得ているから。
 第六感を研ぎ澄ませ、囚われぬよう菫が立ち回れば。
「菫さんが魅力的なのはわかりますが、余所見は厳禁」
 ……彼女への悪しき呪はお断り。
 囀りの如く風に鳴き放たれるは、千織が振るう藍雷鳥から繰り出された衝撃波。
 そして今度は千織へと、大天使の月焔の邪視が向けられれば。
「真正面は得意やないけど“操る”方は得意なん」
 ……お話は要らへんよ、って。
 千織の魅力に釘付けな相手へと菫が差し向けるは、爪弾く壱の君と悪い子への仕置きの参ひとつ。
 いくら、どちらも魅力に溢れた麗しき女性であるとはいえ……目移りとはいただけないから。
 ……封じて、念じて、キミの周りを飛び回る。
「さあ、そんな翡翠の鳥を撃ち落としてみて?」
 そう纏うそのいろをひらり翻し、流れる様に翠躍らせる翡翠の鳥は囀り飛ぶ。
 刹那咲き誇った、香り立つ蝋梅の美しき刃の只中を。
「さぁさぁ、今度は此方の番……」
 ――帰るなら止めへんけど。
 ――世界を脅かすのならば、骸の海へと還るがいい。
 胡散臭い大天使が舞う様な悪しき空のいろは、この世界には不要だから。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

朧・ユェー
【双月】

おやおや、とてもイケメンな方ですねぇ。
十雉くん近づいちゃダメですよ
こういう優しそうで胡散臭い方はとても危険ですからねぇ
とにこにこ笑って彼を護る様に前へと出て
おや?十雉くん僕の顔に何か?ふふっと妖しげに笑って

貴方が居ては困るので退散して下さいねぇ
獄導
で敵の興味を持たせて地獄の門番の無数の手が彼の喰らう

彼の羽根、とても綺麗でもふもふでしたねぇ
ボクのでは十雉くんをもふもふさせれない
あっちのもふもふが良いですか?
少し悲しげに

じゃ僕の方で良いと?それなら良かったです
と嬉しそうに笑って


宵雛花・十雉
【双月】

優しそうで胡散臭い…
そう聞いて、思わずユェーの方をちらっと見る
ううん、なんでもないよ
近付いちゃ駄目なんだね、分かった
言って天使とユェーからさり気なく距離を取る

後ろから支援に回るよ
陰陽師さんたち、暫くの間敵の動きを鈍らせるなんてこと、できるかな?
オレの言霊がユェーに届くまでの間でいいんだ、お願い

己の中の霊力を集めて【兵ノ言霊】でユェーの戦闘力を高めるよ
負けないで…オレもついてるから
その後は『結界術』でユェーを守るね

そうだね、ふわふわしてた
まるでお話の中の天使様みたいに
…ん、悲しそうな顔してどうしたの?
なんだそんなこと
いいんだよ、もふもふじゃなくたって
だからそんな顔しないで



 ふわりとしなやかな翼を羽ばたかせ、地上に降り立ったその姿は優美で。
 整った容姿から一見感じるのは、縋りたくなるような慈愛のいろ。
『憑装したもふもふたちの魅力に抗うとは、少なからず興味を覚えますね』
 耳にとても心地良い、優しく包むように響く声。
 そして宿るのは、いつでも絶やさない柔らかな微笑み。
 そんな、眼前に現れた大天使ロロサエルを見遣って。
「おやおや、とてもイケメンな方ですねぇ」
 朧・ユェー(零月ノ鬼・f06712)は、ふと宵雛花・十雉(奇々傀々・f23050)へと視線を移し続ける。
「十雉くん近づいちゃダメですよ」
 ……こういう優しそうで胡散臭い方はとても危険ですからねぇ、って。
 その言葉に、十雉は瞳を一瞬ぱちくりさせて。
「優しそうで胡散臭い……」
 にこにこ笑って自分を護る様に前へと出る彼を、ちらっ。
 そんな、自分をちらり見つめる橙の視線に。
「おや? 十雉くん僕の顔に何か?」
 ふふっと妖しげにユェーが笑えば。
 ふるり小さく首を微かに振って、十雉は返す。
「ううん、なんでもないよ。近付いちゃ駄目なんだね、分かった」
 そして、きちんと父親の如き存在の彼の言いつけを守るべく、こくりと頷いて言ってから。
 十雉はさり気なく距離を取る。大天使と、そしてユェーから。
 そんな十雉が回らんとするのは、後方支援。
 けれどそれは、ひとりよりも大勢の力があった方が当然良いから。
「陰陽師さんたち、暫くの間敵の動きを鈍らせるなんてこと、できるかな?」
 ――オレの言霊がユェーに届くまでの間でいいんだ、お願い。
 そう、引き続き陰陽師たちと協力するべく一生懸命紡げば。
 請け負ってくれるという彼らに、ありがとう、と御礼を言った後、十雉は集める。
 ユェーの戦闘力を高めるべく……兵ノ言霊を紡ぐための、己の中の霊力を。
 そして鼓舞の言の葉を向け、彼の戦闘力を増強させて。
 それからは、結界術でユェーのことを守る十雉。
『この世界は、強い興味を覚えるものがたくさんですね』
 大天使はそんな張り巡らされた結界をぐるりと金に赤混ざる瞳で見回すけれど。
「でも貴方が居ては困るので退散して下さいねぇ」
 ――さぁ、地獄への入り口だよ。いってらっしゃい。
 興味という感情を抱く敵へとユェーが展開するのは、獄導――刹那、喚んだ暴喰の地獄の門番の無数の手が、彼を喰らわんと一斉に蠢いて。
 ユェーは、大きく天へと羽ばたいたロロサエルの翼を見つめつつも、改めて紡ぐ。
「彼の羽根、とても綺麗でもふもふでしたねぇ」
「そうだね、ふわふわしてた。まるでお話の中の天使様みたいに」
 ユェーの声にこくこく頷いてから、まさにその名の通り大天使たりうる優雅さを思い返し、言った十雉であったが。
 ふと、すぐ傍に居るユェーの顔をひょこり覗き込むかの様に。
 きょとりと彼を見つめ、訊ねる。
「……ん、悲しそうな顔してどうしたの?」
「あっちのもふもふが良いですか?」
 ユェー思わず悲しい顔をしてしまったのは――ボクのでは十雉くんをもふもふさせれない。
 そう、思ってしまったから。
 けれど彼の言葉に、十雉はふるふると首を横に振って笑む。
「いいんだよ、もふもふじゃなくたって」
 ……だからそんな顔しないで、って。
 そんな向けられた十雉の声と視線に、ユェーは紡ぐ。
「じゃ僕の方で良いと?」
 そして……うんっ、とすぐに戻ってきた彼の言の葉に、ユェーも返す。
 それなら良かったです、と……そう嬉しそうに笑って。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

薄荷・千夜子
【KOR】
もふもふに興味を覚える…えぇ、分からなくはありません
しかし、それはそれ!これはこれ!
我が故郷に再度の侵攻はさせません!!

早業で『海遊華祭』展開
絵巻に揺蕩う四季折々の花々を具現化させてUC使用
周囲に展開する花々で攻撃とともに【破魔】【結界術】を形成して皆さんをロロサエルから守るように
私がいるうちは皆さんに手は出させませんよ!!
穏やかにこの花々を楽しめる時を守るため…なんだかもふもふしてる方もいますが!!貴方はここで倒します!!
花嵐に【属性攻撃】で炎の力を付与【全力魔法】で皆さんの攻撃と合わせて放ちましょう


辰神・明
【KOR】
アドリブ歓迎
姉人格:アキラに交代

おおっ、すげーもふもふ
アレがもふもふ操ってた親玉……みてぇなモンか?
もふもふさせる気がねぇのを、もふもふすんなら……(ニヤリ
っと、まずはメイのダチが会話し終わるの待つか

守りは薄荷に任せられっし
アタシは好きに大暴れさせてもらうぜ
クロム!その言葉、後でメイに言ってやりな!

飛んでる相手を狩るなら
降りて来た瞬間を狙え、ってなァ!
【野生の勘】でその瞬間を捉えたら、UC:猛虎の顎
うらぁ!テメェの翼、触らせやがれっての!
ダメそうなら、他の掴み易そうな部位を【早業】で狙う
うーん……アタシは野性味ある方が好きかも(木常野をもふろうと

って、ナマケモノすっげー!でっけー!


木常野・都月
【KOR】

ロロさんの羽はそんなに気持ちいいモフモフなのか。
相手は幹部、簡単にモフらせてくれないだろうし…

って、ええっ!?
アヤネ会長…冬青先輩…凄い本気でモフる気だ!
幹部相手に……いいなぁ。

いやまて…俺は大人の妖狐。
後で自分の尻尾モフればいい。
今はロロさんを倒さないと。
クロムさんも真剣だ。
俺も頑張らないと!

千夜子さんの守りがあるなら安心だ。
守りはお任せします。

慧華ちゃんの技で、動きが鈍った所に、UC【精霊疾走】で火の精霊様と一緒に体当たりしたい。
どうだ、俺の方がモフモフだろう。
加えて[属性攻撃、全力魔法]でロロさんを攻撃したい。

ん?
アキラちゃんがこっち見てる気がする…モフる?
(尻尾ぶんぶん)


城島・冬青
【KOR】

出ましたねロロサエル!
刀を構えるけど…あれ?みんなモフる気なんですか?
アヤネさんまでそんな怪しい伊達眼鏡と演技までして
…なんか真面目に戦う私が空気読めてないみたいじゃないですか
そんなにもふもふなんですか…?
イケメンな容姿にもふもふまで兼ね備えてるとか私は信じませんよ?(疑いの眼差し)
…じゃあ失礼して
う!な、なかなかやるじゃないですか
思ったよりもふもふでした
ありがとうございます
でもうちが昔飼ってた猫の方がもふもふでしたし!(つーん)

戦闘では真面目に
連撃はダッシュと残像での回避を試み
UCで喚びだした吸血蛾の群れで視界を惑わせて死角から攻撃します
無くすには惜しいもふもふですが
仕方ありません


クロム・エルフェルト
【KOR】己が故郷に侵攻せんとする大天使を睥睨する
ただ、別の方向では「もふもふを愛でる者」同志
啖呵を切りつつ、視線で賞賛の思念を送る

平穏の世を脅かす者、見逃す訳には行かない
(もふもふ晴明、意外と可愛かった。佳い趣味をお持ちで)
例え大天使だろうと、此処で終わらせる
(背の翼と、私の自慢の尻尾。どっちがもふもふか、互いの名誉を懸けて)
いざ、尋常に――勝負

敵UC発動前に仲間の傍へ
仙狐式抜刀術、陸ノ太刀――朱八仙花
迫る斬撃を全て迎撃
間合いに入る物はUCだろうと斬り捨てる

メイちゃんを護る者同士、頑張ろうね
アキラちゃんと即興で共闘
[早業]で剣戟を重ね、私に釘付けにする[騙し討ち]
アキラちゃん、頼んだ……!!


朱雀・慧華
【KOR】
大天使…大天使かぁ
その羽私とお揃いだね
私は神様の子供で、つまり天使で…って事はロロサエルは私の先輩?
私もおっきくなったらロロサエルみたいになるの?

首を傾げつつ翼を見せるようにくるりと回ってみせたり
私の翼は伸縮自在だから、大きさだけなら負けないけど
こーきな人は羽ももふもふ?
んー、今でも自信はあるけど、私ももっとお手入れしなきゃかなぁ

っと、自分の羽気にしてる場合じゃなかったね
ロロサエル、もしかしなくてもとってもポジティブだったりする?
それなら、おいで!

私は【空中戦】で距離を取りながら
ロロサエルの元気やポジティブを奪って(ネガティブになっちゃう?)
UCの巨大化したナマケモノが戦うよ!


アヤネ・ラグランジェ
【KOR】
さらにもふもふだって?
聞き流せない台詞が聞こえた気がする

これはモフるしかない
と一計を案じ
伊達眼鏡を装着
眼鏡を光らせながら話しかける

やあ
僕はもふもふ評議会会長
名はアヤネラグランジェ
もふもふを愛好する者達には有名な僕だ
極めて友好的な演技

もふ清明素晴らしいもふもふで
うっかり人類滅亡しそうだった

しかしアレを上回るもふもふと聞いては堪らない
ぜひもふらせて評価させてもらえないだろうか?

話が通じたら戦闘前にひともふり
むむこれはワンダホー!
でも
チヨコのシマエナガの方がよりもふもふしてるネ
ロロサエルは残念ながら2位

戦闘はUCで拘束してライフルで援護射撃
周りと連携するよ

ソヨゴの猫も気になるネ



 サムライエンパイアの地にやって来た当初の目的は、他の七大天使とやらの探索であったようだが。
『この世界には、強い興味を覚えるものが沢山あります』
 猟書家であり、また七大天使の一柱でもあるという大天使ロロサエルが、強い興味を覚えているもの。
 それは、幕府転覆というクルセイダーの野望や京の都や陰陽師、魔軍将・安倍晴明……そして。
『真白で小さき沢山のもふもふ……彼等にも強い興味を覚え、晴明を憑装させてみましたが。それでも、私の翼の方が魅惑のもふもふの様ですね』
 恐らく大天使は、人をダメにする憑装を想定し期待して、わくわくと秘術を施してみたっぽいけれど。
 猟兵達の手によって、もふもふ骸の海に還されてしまったピヨすけたちに、ちょっぴりしょんぼりしている様子。
 そんな眼前のロロサエルは、明らかに敵であるのは間違いないけれど。
「もふもふに興味を覚える……えぇ、分からなくはありません」
 薄荷・千夜子(陽花・f17474)は、もふもふに対する彼の強い興味を否定はしない。
 いや、可愛くてもふもふなうちの子たちが当然優勝、と。
 先程、親馬鹿を発揮したばかりの千夜子にとって、もふもふに強い興味を覚えるという気持ちは良く分かる。
 とてもよーく分かるのだけれど。
「しかし、それはそれ! これはこれ!」
 千夜子はびしいっと、まだちょっと残念そうに憂いの溜息を優美についている大天使へと言い放つ。
 ――我が故郷に再度の侵攻はさせません!! と。
 そんな千夜子と同じく、己が故郷に侵攻せんとする大天使を睥睨するのは、クロム・エルフェルト(縮地灼閃の剣狐・f09031)。
 けれど、敵であることには変りはないのだけれど。
 彼女もまた、別方向では彼に対し、敵以外の意識も密かにあることは否定できない。
 そう……自分も彼も、「もふもふを愛でる者」同志。
 とはいえ、江戸幕府の転覆など決してさせてはならないから。
 クロムは、ふぁさぁっとラグジュアリーな大天使の翼を何気にガン見しながらも。
「平穏の世を脅かす者、見逃す訳には行かない」
 ――もふもふ晴明、意外と可愛かった。佳い趣味をお持ちで。
「例え大天使だろうと、此処で終わらせる」
 ――背の翼と、私の自慢の尻尾。どっちがもふもふか、互いの名誉を懸けて。
 啖呵を切りつつ視線で賞賛の思念を送りつつ、色々な意味を込めて紡ぐ。
「いざ、尋常に――勝負」
 そして、この世界が故郷であるというふたりに続いて。
「出ましたねロロサエル!」
 どこか虹のいろを思わせる愛刀『花髑髏』をきりりと構える城島・冬青(六百六十九番目の宿木・f00669)だけれど。
『晴明を憑装させた小さきふわもこたちよりも……私の翼はやはり、さらなるもふもふのようです』
 もふもふと自分で自分の翼の手触りを謎に確かめたロロサエルの言の葉に。
「さらにもふもふだって?」
 ……聞き流せない台詞が聞こえた気がする、と反応を示すのは、アヤネ・ラグランジェ(十二の結び目を解き放つ者・f00432)。
 そして何やら画策するようにごそごそし始めるアヤネ。
「大天使……大天使かぁ。その羽私とお揃いだね」
 そして、ぴこりとふわふわな自分の翼を羽ばたかせながらも。
 朱雀・慧華(純真天使・f17361)は、ふと首を傾ける。
「私は神様の子供で、つまり天使で……って事はロロサエルは私の先輩?」
 ……私もおっきくなったらロロサエルみたいになるの? って。
 それから、翼を見せるようにくるりと回った後。
「私の翼は伸縮自在だから、大きさだけなら負けないけど。こーきな人は羽ももふもふ?」
 慧華はそんな先輩らしき彼をじぃっと見つめて。
 ロロサエルと同じ様に自分の翼をそっともふもふしつつ、もう一度首を傾ける。
「んー、今でも自信はあるけど、私ももっとお手入れしなきゃかなぁ」
 そんな、ただでさえもふもふな翼を持つ慧華の声に、瞳をぱちくりさせて。
「ロロさんの羽はそんなに気持ちいいモフモフなのか」
 木常野・都月(妖狐の精霊術士・f21384)も、ばさぁっとこれ見よがしにさせている大天使を見てみるけれど。
「相手は幹部、簡単にモフらせてくれないだろうし……」
 何せ相手は猟書家にして七大天使の一柱、この世界の平和を乱さんとする存在。
 そんな強敵を、簡単にもふもふなど出来るとは――。
 そう、うーんともふもふな大天使を見つめる都月の隣で。
「おおっ、すげーもふもふ。アレがもふもふ操ってた親玉……みてぇなモンか?」
 もっふりしたロロサエルの翼をやはり見つめながら言ったのは、辰神・明(双星・f00192)。
 今の明は、先程までのメイではなく、アキラと人格を交代しているようだが。
「もふもふさせる気がねぇのを、もふもふすんなら……」
 そう呟きつつ、ニヤリ。
 目の前にはもふもふ、そしてそれをもふもふするのは難しそうだと聞けば……余計にしたくなるというもの。
 けれど、ふと何やらもふもふするために動きをみせる様子の仲間に気付いて。
(「っと、まずはメイのダチが会話し終わるの待つか」)
 もふもふを実行するのは、ちょっとだけお預け。
 そんな皆の言葉を耳にして。 
「あれ? みんなモフる気なんですか?」
 刀を真面目に構えていた冬青は、琥珀色の瞳を瞬かせる。
 特に、自分の傍にいるアヤネへと視線を遣れば。
 ――これはモフるしかない。
 そう一計を案じ装着しているのは、伊達眼鏡!?
 そしてキランと眼鏡を光らせながら、ロロサエルへと話しかけるアヤネ。
「やあ。僕はもふもふ評議会会長、名はアヤネ・ラグランジェ。もふもふを愛好する者達には有名な僕だ」
 そんな、アヤネの怪しい伊達眼鏡姿と極めて友好的な演技をチラ見しながら。
 冬青はこう思わずにはいられないのだった。
(「……なんか真面目に戦う私が空気読めてないみたいじゃないですか」)
 そんな冬青の思いを知ってか知らずか、アヤネ会長は饒舌に続ける。
「もふ晴明素晴らしいもふもふで、うっかり人類滅亡しそうだった。しかしアレを上回るもふもふと聞いては堪らない」
 それから大天使に、こうお願いしてみるのだった。
 ――ぜひもふらせて評価させてもらえないだろうか? と。
 そして、しっかりと空気を読んで。
「そんなにもふもふなんですか……? イケメンな容姿にもふもふまで兼ね備えてるとか私は信じませんよ?」
 疑いの眼差しを向けつつ、アヤネ会長の声に言葉を続ける冬青。
 ええ、大天使をもふもふする気です!
 そんな大胆な作戦に、都月は思わず大きく瞳を見開いて。
(「って、ええっ!? アヤネ会長……冬青先輩……凄い本気でモフる気だ!」)
 ……幹部相手に……いいなぁ、なんてちょっぴり羨まし気。
 けれど、そうアヤネ会長に持ち掛けられた大天使は、首を微かに傾けて。
 イケメンな顔に微笑みを絶やさないまま、告げるのだった。
『私の翼をもふもふして頂きたいのは山々なのですが……そういえば私は今、上洛の途中なので。京の都を陥落させてからでいいでしょうか』
 そういえば京の都へと向かっていたことを、今更思い出した様子でそう答えるロロサエル。
 けれど、アヤネ会長のもふもふへの熱意ともふもふ評議会への強い興味に惹かれて。
『なので今はとりあえず、こちらでいいでしょうか』
 ひらり抜け落ちた羽を一枚、妥協案で差し出す大天使。
 あの翼をもっふりもふもふできないのはガッカリであるが……とりあえず、渡された羽は受け取ってみて。
 話が通じたかは謎だから、戦闘前に羽をさわりとひともふり。
「むむ、羽だけとはいえ、これはワンダホー!」
 そして、ソヨゴもどう? と手渡されれば。
「……じゃあ失礼して」
 同じ様に、すりすりしてみれば。
「う! な、なかなかやるじゃないですか。思ったよりもふもふでした」
 ……ありがとうございます、と。ぺこり、彼へと礼は言う冬青だけれど。
「でもうちが昔飼ってた猫の方がもふもふでしたし!」
 そう、つーん。
 やはり、昔飼っていたうちの子が優勝!
 そして注目のアヤネ会長の評価はというと。
「でも、チヨコのシマエナガの方がよりもふもふしてるネ。ロロサエルは残念ながら2位」
「ですよね! うちの雪たちの方が可愛くてもふもふしてますから!」
 大天使は羽しかくれなかったし、千夜子の雪たちの方がもふもふでした!
 けれど、2位と言われても特に気にする様子もなく、胡散臭い笑顔を絶やさずに。
 やることを思い出した大天使は、爽やかにこう紡ぐ。
『では、私はそろそろ京の都を陥落しに行きますので、失礼します』
 いや……さらっと言ったけど、そんなことダメですから!?
 むしろ暫くそのことを忘れていたっぽいのは、よかったかもしれない……?
 とりあえず、幕府を転覆させるわけにはいかないから。
 自分にこう言い聞かせる都月。
(「いやまて……俺は大人の妖狐。後で自分の尻尾モフればいい」)
 ――今はロロさんを倒さないと、と。
 後でロロさんの羽も、ちょっぴりもふもふさせて貰えたら嬉しいかもしれない。
 そしてアヤネ会長のお墨付きの優勝を雪たちに貰った千夜子は、素早く展開する。
 ――虹の花、咲き誇れば天上楽土。
 刹那、戦場に咲き乱れるのは、絵巻に揺蕩う四季折々の花々。
「私がいるうちは皆さんに手は出させませんよ!!」
 そんな七彩の花畑で戦場を埋め尽くし、破魔を込めた結界術をもって。
 なんだかもふもふしている人もいるけれど……皆をロロサエルから守るように。
「穏やかにこの花々を楽しめる時を守るため……貴方はここで倒します!!」
 美しき花々が炎燃ゆる嵐となり、大天使へと逆巻いて刃となれば。
「仙狐式抜刀術、陸ノ太刀――朱八仙花」
 クロムも仲間の傍へとすかさず位置取って。展開するは、万象を断つ抜刀術。
 刹那、ロロサエルの三日月の如き刃や朧月の如き羽、月蝕の如き呪言が解き放たれるけれど。
 全身を無為とし、身動きこそ出来ないが。代わりに、間合いに入る物を全て斬り捨てるクロム。
 そんな仲間達の姿に都月も狐耳をぴこりとさせ、ひとつ大きく頷く。
(「クロムさんも真剣だ。それに、千夜子さんの守りがあるなら安心だ」)
 ……守りはお任せします、そう告げてから。
 ぐっと気合を入れる様に、もふもふな尻尾をゆらりと揺らす。
 ――俺も頑張らないと! って。
 そして自分の翼をもふもふしていた慧華も、ふと視線を大天使へと戻して。
「っと、自分の羽気にしてる場合じゃなかったね」
『もふもふに興味を覚えている者同士でも、色々な趣向があって当然ですから。その中で2位とは光栄です』
「ロロサエル、もしかしなくてもとってもポジティブだったりする?」
 慧華は、そうにこにこと微笑んでいる大天使にこてんと小さく傾けてから。
「それなら、おいで!」
 ――ナマケモノくんがんばれー!
 お花畑の様な戦場に喚ぶのは、なんだかおっきい空飛ぶナマケモノ!
 けれど勿論、ただのナマケモノではありません。
「ロロサエルの元気やポジティブを奪って、巨大化したナマケモノが戦うよ!」
「って、ナマケモノすっげー! でっけー!」
 ばさり翼を羽ばたかせ、空中戦で距離を取りながら言った慧華に。
 おおっと思わず声を上げて、なんだかおっきい空飛ぶナマケモノを見上げた瞳をキラキラさせるアキラ。
 そして、微笑みを絶やさないポジティブなロロサエルはというと。
『ああ、私の翼が、このように極上のもふもふなあまりに……京への進行が、ほんのちょっぴりだけ遅れてしまいました』
 ネガティブに……??
 そして今度こそ、真面目に。
 湛える微笑みに憂いのいろを宿しながらも、何気にびゅんびゅん振るわれるロロサエルの連撃を回避せんと、戦場を駆け残像を駆使しつつ立ち回りつつも。
 ――スカシバちゃん達、やっちゃって下さい!
「無くすには惜しいもふもふですが、仕方ありません」
 冬青の握る花髑髏から魔力の花弁が迸り、鋭い吸収管を持ったオオスカシバへと変形して大天使へと襲い掛かれば。
 ――UDC形式名称【ウロボロス】術式起動。かの者の自由を奪え。
 大天使の動きを拘束せんと蠢くは、アヤネの影から成された蛇の如き異界の触手。
 そして皆と連携をはかり、構えたライフルで援護射撃をせんと狙いを確り定めながらも。
「ソヨゴの猫も気になるネ」
 会長としては、やはりそこは気になるところ!
 眼前の敵は、もふもふに興味を示している大天使。
 ならばと都月が仕掛けるのは。
 ――精霊様、俺と一緒に駆けて下さい。
 巨大な黒狐の姿へと変化した都月は火の精霊と共に、ロロサエルへと突進!
 精霊たちと一緒にもっふりメラメラ体当たり、属性攻撃や全力魔法で大天使へと引き続き攻撃を重ねながら。
「どうだ、俺の方がモフモフだろう」
 そう、もっふり尻尾を得意げに揺らしながら、えっへん。
 そして戦場を駆け、接敵せんとするのはアキラ。
「守りは薄荷に任せられっし、アタシは好きに大暴れさせてもらうぜ」
 そんなアキラに、クロムはすかさず声を掛けて。
「メイちゃんを護る者同士、頑張ろうね」
「クロム! その言葉、後でメイに言ってやりな!」
 そう返ってきた声に頷きながらもクロムが素早く重ねるは、自分へと敵の意識を釘付けにする騙し打ちの剣戟。
 そして、ばさりと翼を広げ天に舞う大天使を視線で追いながら言い放つ。
「アキラちゃん、頼んだ……!!」
 それからふわりと優雅に再び地に降り立った大天使へと、アキラは一気に接敵する。
「飛んでる相手を狩るなら、降りて来た瞬間を狙え、ってなァ!」
『……!』
 刹那伸ばされるのは、獲物を狙う小さき猛虎の手。
「うらぁ! テメェの翼、触らせやがれっての!」
 もふもふな翼は勿論、掴み易そうな部位を素早い動きで狙い、ぐっと深く踏み込むアキラ。
 そしてもふもふの翼を掴んだ……かと思った瞬間。
「!」
 手のひらには、皆の猛攻によって抜け落ちた一枚の羽。
 それから、まだ上洛は諦めてはいないようではあるが。
 一旦退いて大きく距離を取った大天使を見送りながらも、アキラはふわふわな羽を手に呟く。
「うーん……アタシは野性味ある方が好きかも」
 それからちらりと、都月に視線向ければ。
(「アキラちゃんがこっち見てる気がする……」)
 都月はこてんと首を傾けつつも、アキラや皆へとこう声を掛けるのだった。
 ――モフる? って。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

宵鍔・千鶴
【朔夜】

……ロロサエル、
俺はね、怒っているよ
あんな愛らしいふわもふで
誑かそうだなんて
何より小動物はだめ。絶対に。

ふるふると首を振って真剣に説くのはもふもふへの冒涜(?)を
叶うならその背の翼へ顔を埋めたいと……言ってるよ、刻が

さあ、君が都に辿り着く前に
お引取り願う
陰陽師達には引き続き大天使の動きを封じて貰いながら
噫、刀の使い手ならば真っ向勝負の鍔迫り合いでお相手頂きたいところだけれど
けれど今日は傍らに朧月
ふわりと桜舞わせたオーラの防御でふたりを包んで
君が放つ月の呪いは掻き消すよ
もっと、強く輝く月が重なるから
燿夜を翳す、連ねる

ーーー刻、ゆこう


飛白・刻
【朔夜】

さて
群れを還した後は
改めロロサエルへ視線を向ける
何とも卑怯な手を
小動物は愛でるに限るぞ

手に残るもふもふの感触がやはり少し名残惜しいか
何方かと云えば翼に視線が寄っているなどとはまさか
…云ってないぞ、…まだ
先回りする相棒を軽く小突くは図の星か

と、遊びは此処まで
先へは往かせぬ
陰陽師達への攻撃を遮る位置へと

傍らの信頼が紡ぎ出す音々に合わせ
靜かに朧月を構える
確かに直の手合わせも願いたい所だが
刃交えるは今では無いと

舞う桜は護りだけでなく自然と鼓舞へ
月照らす宵に見せられぬが残念なばかりだが
連ねて遊ばせようか
燿夜に呼応するよう朧月は靜か空へ啼く
朧を示すと云う羽には朧刃を向けて

千鶴、
呼ぶは名ひとつでいい



 本来この地へと降り立った目的は、他にあっただろうのに。
 大天使の興味を強く惹くものが、この世界……サムライエンパイアには数多あるようだ。
 京の都に陰陽師、魔軍将であった安倍晴明。
 そして猟書家であり大天使の一柱でもあるというロロサエルは、強い興味を抱く対象に、恐ろしき秘術を発動させたのだ。
 ただでさえもふもふなまっしろピヨすけの群れに魔軍将・安倍晴明を憑装させ、超絶もっふもふにパワーアップさせて。京の都をもふもふ陥落させるべく、進軍したのである。
 けれどその目論見も、猟兵達の手によって、もふもふと阻まれて。
『魔軍将・安倍晴明をもってもふもふ強化を施しても……私の翼の様に、人を魅了しダメにするまでには至りませんでしたか』
 そう、何処かちょっぴり残念そうに紡ぐ大天使であるが。
「……ロロサエル、俺はね、怒っているよ」
 そんな柔く優し気な大天使の声色を耳に、宵鍔・千鶴(nyx・f00683)は静かな怒りを言の葉に滲ませる。
「あんな愛らしいふわもふで、誑かそうだなんて」
 ――何より小動物はだめ。絶対に。
 大天使ロロサエルの所業は、そう……もふもふへの冒涜。
 そして、ふるふると首を振っては真剣に説く千鶴の声に、飛白・刻(if・f06028)も敵を見遣り続ける。
「何とも卑怯な手を。小動物は愛でるに限るぞ」
 超絶もふもふであった群れは、確と還してやったけれど。
 じっと己の掌へと、一瞬何気に視線を落とす刻。
 やはり少し名残惜しいのは、手に残るもふもふの感触。
 けれどすぐに、微笑み絶やさぬ大天使へと冴える藍の視線を向ける。
 いや、まさか……ふわぁっと揺れる大きな翼にすっかり目が向いているなど、そんなことは。
 そんな隣にある彼を、ちらりと微か見上げてから。
 千鶴も、見るからにふっわふわ柔らかそうな大天使の羽毛に視線を向け、紡ぐ。
「叶うならその背の翼へ顔を埋めたいと……言ってるよ、刻が」
 そして視線はもふから何気に外さぬまま、刻は相棒を軽く小突く。
「……云ってないぞ、……まだ」
 そう――まだ、言っていませんから。
 けれど先回りする言の葉にコツンと手が伸びたのは、図星であったから、かもしれない。
 そんなふたりに、ロロサエルは相変わらず湛える微笑みを向けながらも。
『私の翼に顔を埋めて頂きたいところなのですが……しかし、まずは京の都を落とさねばなりません』
 ……その後でよろしければ、なんて柔く紡ぐけれど。
 勿論、そんなことを許すわけにはいかない。
「と、遊びは此処まで。先へは往かせぬ」
「さあ、君が都に辿り着く前に。お引取り願う」
 周囲の陰陽師達に引き続き協力を仰ぎつつも、彼等への攻撃を遮る位置取りをして。
 スラリと抜かれ閃くは、二太刀。
「噫、刀の使い手ならば真っ向勝負の鍔迫り合いでお相手頂きたいところだけれど」
「確かに直の手合わせも願いたい所だが、刃交えるは今では無い」
 紡ぎ出され返される音々は、互いの傍らに在る信頼。
 刀を扱う者としては、同じ得物を振るう強敵にお相手願いたいところであるけれど。
 千鶴が静かに耀う朧月にふわり、守り施す桜の彩を添えて。ふたりを包み込むように舞わせれば。
 それは守りだけでなく、自然と鼓舞の咲かせる。
「月照らす宵に見せられぬが残念なばかりだが」
 ――連ねて遊ばせようか。
 刹那、朧を示すと云う大天使の美しくも羽に朧刃を向けて。
 はらり狂咲き落つる華の落涙に呼応するように、靜か空へと啼く朧月。
 たとえ、朧を示すという、美しくも悪しき羽が舞ったとしても。
「君が放つ月の呪いは掻き消すよ」
 朧宵にそれを躍らせることは叶わない――もっと、強く輝く月が重なるから。
「――刻、ゆこう」
 刹那、桜の彩り纏いしふたりは月を重ね、閃きを遊戯ばせる。
 そして……千鶴、と。
 そう名を口にした相棒と共に、刻は踏み込みながらも紡ぐ。
 ――呼ぶは名ひとつでいい、と。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

鈴久名・紡
……もふもふ?
大天使というのの翼はもふもふ……とは違う気がする
もふもふというのはもっと全体的に
ふんわりふかふかしているものを指すのではないだろうか

例えば、自分の真の姿での狼形態とか
育ての親の鬣とか……そういったのがもふもふな……
いや、今はそこは大事じゃないな

気を取り直して、かりそめの記録使用
弓矢に変えた葬焔と禮火でロロサエルを先制攻撃
致命傷を与えたりする必要は無く
まずは当てること
当たりさえすれば
それ以降の戦闘は多少有利になるだろう

敵の攻撃はタイミングを読んで見切りや残像で回避
三種の攻撃、いずれかを躱す事が叶えば、こちらのUCは封じられない
そうなら手はあるはずだ

そろそろ還ってくれないだろうか……



 確かに、先程陰陽師たちとともにふにふにしたピヨすけの手触りは心地よかったが。
「……もふもふ?」
 そうこてんと首を傾げ、眼前の大天使を見遣るのは、鈴久名・紡(境界・f27962)。
 そんな彼の瞳に映るのは、ふぁさぁっと揺れるロロサエルの大きな翼。
 そしてもう一度首を傾けて、紡は己の見解を口にする。
「大天使というのの翼はもふもふ……とは違う気がする」
 ……もふもふというのはもっと全体的に、ふんわりふかふかしているものを指すのではないだろうか、と。
 いや、そのような手触りのものが、すぐ触れる状態にあるから。
 そう――それは。
「例えば、自分の真の姿での狼形態とか、育ての親の鬣とか……そういったのがもふもふな……」
 だからあの翼は、もふもふとして認めるには、違和感があるというか――。
 ……けれども、まぁ。
「いや、今はそこは大事じゃないな」
 拘りはあれど、今考えるべき事は、確かにそこじゃない。
 そう気を取り直し、紡が展開するは『かりそめの記録』。
 ――暫くは覚えておくよ。
 覚えていたら、またもふもふ考察をするかもしれないけれど。
 もふもふに興味を示す大天使へと繰り出されるのは、弓矢に変えた葬焔と禮火。
 それを優雅にふわりと天を舞い躱し、三日月の如き刃や朧月の如き羽、月蝕の如き呪言を返してくるロロサエルであるが。
 タイミングを読んで見切りや残像を駆使し、どれかひとつでも躱さんと立ち回る紡。
 全て躱せずとも、致命傷を与えたりする必要もない。
(「三種の攻撃、いずれかを躱す事が叶えば、こちらのUCは封じられない。それに、まずは当てること。当たりさえすれば、それ以降の戦闘は多少有利になるだろう」)
 ――そうなら手はあるはずだ、と。
 紡は強烈な天使の攻撃に耐えながらも、手も足も止めない。
 ……そろそろ還ってくれないだろうか……そう、思いながら。

大成功 🔵​🔵​🔵​

氷條・雪那
……恐ろしい敵でした
方向性は色々と間違ってはいましたけど
強敵であった事に間違いはなく
ロロサエル殿もきっと強敵であるのでしょう

戦いの前に、一つ質問を
「何故、超・魔軍転生にあのもふもふ……いえ、鳥を選んだのですか?」

回答に対しては感謝を
……妙に既視感を覚えると思いましたが
この方、もしかしなくても筧殿(f00502)と似た気質(天然)の持ち主ですね?

納得と共に亡き兄の口調や振る舞いを真似て
戦いへ意識を切り替える
「我が名は氷條・雪那。いざ、参る」

焔に対しては冷気、氷で威力を軽減させつつ
手数を活かして攻撃し、僅かでも傷を与える

羽の一枚でも斬られたのならば
気が削がれてこの場から去るだろう……!



「……恐ろしい敵でした」
 ――いや、方向性は色々と間違ってはいたけれど。
 氷條・雪那(凍刃・f04292)は、シュールに喋るが超絶もふもふだった真白き群れの手触りを思い返しながら。
 眼前の大天使へと、視線を投げる。
 そう、晴明ピヨすけも強敵であった事に間違いはなく。
 そして。
(「ロロサエル殿もきっと強敵であるのでしょう」)
 微笑みを絶やさぬ天使に、油断なき瞳を向ける雪那。
 けれど戦いの前に……ふと、質問をひとつ。
「何故、超・魔軍転生にあのもふもふ……いえ、鳥を選んだのですか?」
『それは、あの真白いふわふわたちに、強い興味を覚えたからです』
 そうさらりと微笑みを向け、普通に答える大天使。
 そんな回答に対しては感謝を抱きながらも、ふと雪那は気が付く。
「……妙に既視感を覚えると思いましたが」
 どこかで感じたことのある、この雅ながらもぽやぽやした空気感。
(「この方、もしかしなくても筧殿と似た気質の持ち主ですね?」)
 そう、此処に導いてくれた知り合いの姿を思い返しながら。
 けれど、ここは戦場。雪那は戦いへと意識を切り替える。
「我が名は氷條・雪那。いざ、参る」
 納得と共に、亡き兄の口調や振る舞いを真似て。
 そして柔らかな微笑みと対照的な、強烈な焔を繰り出してくる大天使だけれど。
 そんな激しい焔に対しては冷気……氷をもって威力を軽減させつつも。
 僅かでも傷を与えんと、手数を活かした立ち回りを心掛ける雪那。
(「羽の一枚でも斬られたのならば、気が削がれてこの場から去るだろう……!」)
 そして訪れた、ほんの一瞬の隙をついて――剣刃一閃。
『……!』
 鋭き閃きとともに、ふわりと空に舞うは、幾枚かの天使の羽。
 それから、そろそろ退き時でしょうか――と。
 天へと大きく翼を羽ばたかせながら、ロロサエルは微笑みを猟兵達へと向ける。
 ――なかなか興味深かったです、と。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2020年11月20日


挿絵イラスト