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ゴリラを従えしもの(作者 聖山 葵
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「はぁ」
 やたらきわどく露出度の高い服装のまま玉座に座り、手にした槍にしなだれかかる様にしていたそのコンキスタドールは嘆息する。
「それなりに強いし、こちらの言うことは聞く、それ以上を求めるのは贅沢かもしれないのはわかってますヨ、けれど――」
 視線の先に居たのは、戦闘用水中服に身を包んだゴリラ。ドラミングもするし、声をかけてもウホッとしか返ってこない。
「偶には、会話とかしたいですヨ」
 天井を仰いでボソッと漏らしてもウホッと返って来るだけなのであった。

「グリードオーシャンの世界のコンキスタドールが支配するとある島に要塞が存在しまして」
 声をかけて応じた君達へと、フェリクス・フォルクエイン(人間の天馬聖騎士・f00171)はその制圧をお願いしたいんですと続けた。
「その島はダークセイヴァーから落ちてきたと思われるんですが、島民はおらず存在するのはコンキスタドールのみ」
 そんな島に唯一存在した建築物である廃城を改造しコンキスタドール達は拠点として活用しているようなのだ。
「このまま放置すれば、この拠点を利用して悪さをするかもしれませんし」
 何かやらかす前にコンキスタドール達を倒してきて欲しいというのがフェリクスからの依頼だった。
「それで、皆さんに倒していただきたいのは、要塞の主であるボス格のコンキスタドールと、これに従って要塞を守っている部下であり戦闘用水中服に身を包んだゴリラのコンキスタドールとなります」
 主である槍で斬りつけた相手の姿を写し取ることが出来るコンキスタドール、貶めるものは、玉座の間に居る為これと戦うには要塞内へ足を踏み入れ、要塞を守るゴリラたちを倒してゆく必要があり。
「また、主であるコンキスタドールは槍のメガリスの他に要塞を自爆させるメガリスを所有しているようなんです」
 故に首尾よく要塞の主を倒せたとしても、要塞に改造された廃城を急いで突破し外へ出る必要があるのだとか。
「自爆の影響は外までは及ばないみたいですので」
 戦闘の後できついかもしれませんけれどとしつつも、脱出までは気を抜かないで下さいとくぎを刺し。
「禍根を残さぬためにもご協力よろしくお願いしますね」
 そう言ってフェリクスは君達に頭を下げたのだった。





第3章 冒険 『廃城の冒険』

POW体力・腕力で突破する。
SPD速さ・技術で突破する。
WIZ知力・魔力で突破する。
👑11 🔵🔵🔵🔵🔵🔵

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


「自爆まであと――」
 メガリスの起動によってコンキスタドールの全滅した要塞は死地と化した。猟兵達は廃城を抜け安全域まで離脱せねばならない。
 戦闘の影響が今更出始めたのか、起動した自爆用メガリスのせいか、ところどころ崩れ始めた廃城からの脱出劇が、今幕を開けるのだった。
グレア・レイスター
櫻井・クロ(f12090)と参加

「爆発おちにならんように逃げなくてはのう」
いつもよりマッサージで体調も良いしさっさと逃げるのじゃ
あとクロ殿のライオンに二人乗り出来れば便乗、駄目なら徒歩で脱出じゃな
壊せそうな障害物はバトルキャラクターズを召喚して破壊するのじゃ
「折り紙兵団!てぇーー!」
めぼしい物も他の人もおらんし爆発範囲も分からんからとにかく脱出が優先じゃな
「出口はたしかあっちのほうじゃな。入り口が潰れる前に脱出じゃ」
クロ殿を初め皆と協力しつつ脱出じゃな
「ここまで来れば大丈夫かのう・・・流石にマッサージの後でも腰にくるのじゃ・・・」(腰をさすりつつ)

アドリブや他の人との連携は歓迎じゃ


櫻井・クロ
グレアおばあちゃん(f12088)と参加

「バナナを食べながら撃破されたみたいにゃねー」
なんかゴリラ的な因果でも働いたかにゃ?
ライオンライドをしたらグレアおばあちゃんを乗せて脱出にゃ!
「グレアおばあちゃんは後ろに乗ってクロの腰にしがみついててにゃ」
避けられる障害物は【スライディング】や【ダッシュ】で躱しながら急ぐのにゃ!
「クロのライオンさんは凄いにゃよ!」
降ってくる物や危険物は【オーラ防御】【第六感】【野生の勘】を総動員して回避したり防いだりするのにゃ
「あとちょっとにゃ、グレアおばあちゃんも落ちないように気をつけるにゃよ」
巻き込まれる前に脱出にゃよ!

※アドリブや他の人の連携などはお任せにゃ


「バナナを食べながら撃破されたみたいにゃねー」
 コンキスタドールの最期を見届け、なんかゴリラ的な因果でも働いたかにゃと首を傾げた櫻井・クロ(トラベルキャット・f12090)だが、のんびりしても居られなかった。
「爆発おちにならんように逃げなくてはのう」
「そうにゃね。さ、グレアおばあちゃんも乗るのにゃ」
 未だに時折響く無機質な音声のカウントダウンを聞きつつグレア・レイスター(オールドゲーマー・f12088)が呟けば、黄金のライオンを喚び出し背に収まったクロがこれに応じて手を差し出す。
「すまんのう」
「グレアおばあちゃんはそのまま後ろに乗ってクロの腰にしがみついててにゃ」
「うむ」
 マッサージのおかげかいつもより調子のよさげな動きでクロの好意に甘えたグレアは、ライオンの上に引き上げられると促された通りクロの後ろへ座り。
「それじゃ、脱出にゃ!」
 グレアの両腕が自身へ回されたのを確認してから号令を発せば、吼えた黄金のライオンが傷んだ廃城の床を蹴る。
「クロのライオンさんは凄いにゃよ!」
 とクロが自慢する通り、強靭な身体は二人分の体重をものともせず、飛ぶように階段を降り、大部屋を突っ切って無人の通路へと突入する。
「にゃっ!」
 吹き飛ぶように流れる風景の中、時折壁や天井が崩れてくるも、速さに任せ黄金のライオンはオーラを盾にしつつにこれを潜り抜け。
「折り紙兵団! てぇーー!」
 落ちてきそうに見えたぶら下がる天井の一部はグレアの召喚したゲームキャラクター達の射撃によって粉砕される。
「おばあちゃん凄いにゃ」
「何、今日は調子もよいしの」
 クロの賞賛に笑顔で応じつつグレアは少しだけに意識を腰に回してから前方を示す。
「出口はたしかあっちのほうじゃな。入り口が潰れる前に脱出じゃ」
「だとしたらあとちょっとにゃ、グレアおばあちゃんも落ちないように気をつけるにゃよ」
「うむ」
 頷きつつも一筋の汗がグレアに流れたのは崩れた柱が通路を斜めに等分していたからだろう。
「スライディングにゃ!」
 応じて滑り込む黄金のライオンの動きは、二人乗りの鞍などなかったが故に、直接腰への負担となる。
「出口が見えたにゃ!」
 一足先に脱出を果たす形となって廃城の入り口から外へ飛び出してゆく黄金のライオン。
「ここまで来れば大丈夫かのう……流石にマッサージの後でも腰にくるのじゃ……」
 それが着地して更に少し走ったところでグレアは振り返りつつ腰をさすると、ライオンを止めてくれるようクロに求めるのだった。
大成功 🔵🔵🔵🔵🔵🔵