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チカラの狂乱

#UDCアース

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#UDCアース


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 悔しい、情けない、チカラがないのが悲しい。
 羨ましい、妬ましい、チカラを持つものが妬ましい。
 妬ましい、妬ましい、妬ましい。

●ブリーフィング
「皆様お待たせしました。カザハナよ。」
 少し遅れてやってきたグリモア猟兵のレイナ・カザハナ(f03778)は一礼をしたあと、
 空間を撫でるように手を走らせると、ワイヤーフレームで構成されたビルの立体映像が浮かび上がる。

「今回行っていただきたい場所は、UDCアースにある都市部の雑居ビルになります。」
「お世話になった方も少なからずいると思いますが、
 現地で協力していただいているUDC組織の調査である程度状況が判明しています。」

 言葉に合わせるように空間に文字が表示される。

「邪神を召喚しようとしているのは、要注意団体『黄昏秘密倶楽部』のようです。
 苦痛と精神の死を救済と考えている危ない集団ですね。
 現在の状況で、彼らが次に行う予定なのは、このビルの爆破になります。」

 デコピンの要領でワイヤーフレームのビルを弾くと爆発して吹き飛ぶ。
 それを見聞きした猟兵たちの中に、なぜ爆破しようとしているのかという疑問が出てくる。

「はい、その質問はごもっともです。
 既に邪神のなりかけを呼び出す程度には、儀式が進行しているようなのですが、
 最後の仕上げとして、親しいものを盛大にビルごと爆破してトドメにするようです。そのため……」

 と言葉を繋ぎながら壊れたビルの映像を巻き戻す。

「生贄となってる方々は、爆破される側と見届けさせられる側の2グループいることになりますね。
 幸い今回は、目的も目的地も相手の組織も割れている状態です。
 なので、ヤケを起こされて中途半端に爆破されたり人質を殺されてもよろしくありませんし、
 まずは慎重に爆破させないための対応を取っていただければと思います。」

 レイナは、ビルの映像を折りたたみ消しながら出発の準備に入る。

「蛇足かもしれませんが、調査段階でUDC組織の方が何名か音信不通になっております。
 もしご存命で生贄の中にいるようであれば、追加の情報を得られるかもしれません。
 無事だと良いんですけど。」

 と、ゲートを開きながら付け加えた。


ファイヤーホイール
 ファンレターありがとうございます。励みになります。
 イラスト受理されるまでシナリオ待つつもりでしたが、
 ずっと出せなくなりそうでしたので久しぶりの依頼になります。

 念のためですが、ホラー要素はほぼありません。
 ホラー的なのを希望されている方はごめんなさい。

 基本が土日対応になるため、平日は対応できないかもしれません、すみません。

 理詰め的な書き方していただいても、やりたいことを羅列していただくでも、
 送ってくださる皆様のやりやすい形で記載いただければと思います。
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第1章 冒険 『教団の計画を阻止しろ』

POW   :    設置された爆発物を取り除く

SPD   :    教団に潜入して計画書を入手

WIZ   :    教団関係者に接触

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

波狼・拓哉
また、黄昏案件か。あいつらもよくやるなー。さて・・・と、まあどう見てもヤバそうだよね。パッパッと対処しますかね。
んー周りが動きやすいように教団員に接触して、足止めしつつ相手の初動を潰す感じで行動しようかな?
情報収集して、知識的にボロが出ないようにして教団員に変装。
余り目立たち過ぎないように行動し、味方の猟兵の行動がバレそうなら追加の儀式だとか嘯いたりしよう。
万が一見つかったなら逃げ足を発揮して、ビルからダイナミック逃走しよう。
後、聞けそうなら作戦の概要とか、爆弾の位置とかも聞いてみようかな。
(アドリブ、絡み歓迎です)



「また、黄昏案件か。前回のカレーサロンといい、今回のビル爆破といい、あいつらもよくやるなー。」
 と、現場近くの物陰からビルの様子を伺いながら呟くのは、波狼・拓哉(ミミクリーサモナー・f04253)。
 以前も要注意団体『黄昏秘密倶楽部』がおこした事件の解決に加わったのだが、その事件でこの団体は会員制カレーサロンを運営していたのであった。

「よし、行くとしようか。」
 今一度、事前に調べた情報を頭で整理しなおし、丁度ビルに入ろうとする人を追いかけ、声をかけながら並走する。
「お疲れ様ですっ」
「お、おつかれさまです…?」
 声をかけた相手とは当然初対面だが、反射的に挨拶を返してしまうのはある程度社会を経験した人の条件反射なのかもしれない。
 もちろん相手はこいつ誰だ? と怪訝な顔をするが、すかさず言葉を投げかける。
「発破の進行どうですか?俺の方は~」
 と波狼が話し始めると相手は足を止め、慌てて手で制止する。
「ちょ、お前馬鹿。そういうのは表で話しちゃダメだろ。」
 彼は周りに人がいなかったことを確認し安堵すると、軽く説教をしながらビルに入り通路をどんどん進んでいく。
 ロッカールームでは自分のカバンから教団の服を取り出し着用する。
 当然波狼も、事前にリサーチしていて準備しておいた衣裳に着替えるので全く不審がられない。
 着替え終わるころには丁度説教も終わって無事解放となり、堂々と正面から潜入することに成功したのであった。

 最初は目についたところから調べようかと思っていた波狼だったが、あまりにも自然に潜入できてしまったため、資料などが確実にあるであろう中枢へと先行して潜入。
「え…、普通このまま書類置いておくのか…? もしかして罠…?」
 と、一瞬罠かと勘繰っていしまうほど雑に放置された資料を多数得ることができ、後続組へ有益な情報を伝達することに成功するのであった。
 

大成功 🔵​🔵​🔵​

心象創造・空蝉
POWを選択
神のために大勢の命を捧げる、か。馬鹿げた話だ。愛と平和のため、奴らの計画は必ず潰す。ユーベルコードを発動し、周囲を探索、警戒しつつ爆弾のもとへ向かう。到着後、速やかにアイテム:ドミネイトツールで爆弾の支配権を奪い、解除する。そして解除した爆弾は、念のため回収する。もし仮に、向かう道中【黄昏某の団員】に見つかった場合は、アイテム:ヒプノシスガンを放ち催眠状態にして、行方不明のUDC組織の者についての情報の引き出しを試みる。



「汝顔を持ち顔を持たぬ者、我が影より生まれ、誰そ彼、彼は誰、闇夜を問わず追跡せよ、うがうなぐる ふたぐん。変幻地走り影法師!」
 五感を共有している黒い塊が影から飛び出し、雑居ビルの裏手口から入っていく関係者らしき人物の追跡を始める。

「これで良し。オレもいくか。」
 と、同じくビルの裏手にある非常階段を慎重かつ急ぎ足で登っていく男は、心象創造・空蝉(接触者・f05647)。
 仲間からの連絡を受け、爆弾が設置されていると思われる場所へと向かっている最中だ。
「神のために大勢の命を無理やりささげるなんて、馬鹿げた話だ。この計画は必ず潰す!」
 と熱い思いをあふれさせるのも無理はない、彼もまたある教団に囚われていた過去があり、とても他人事ではなかったのだ。

「っと、爆弾発見。解除開始。」
 手早くドミネイトツールを展開すると、爆弾の装置部分の操作権を奪い取り、爆弾が誤って爆発しないように安全に解除し、回収していく。
 権限を持っている人を巻き込んで爆発するように作られた爆弾は自爆するもの以外にはなかなか存在しないため、操作権さえ奪ってしまえば解除は楽なものだ。

 心象創造は、外壁に設置された爆弾を次々に解除していき、無事に屋上に到達しようとした時、話し声が聞こえたため、腰を落としゆっくりと顔を出して屋上の様子を伺った。
 するとそこには、団体の関係者らしき人物がトランシーバーで会話をしているようだった。
 これは好都合と、会話が終わるまで待ちその人物がドアへ向かい始めたのを確認するとヒプノシスガンの『シャッガイ』で狙い撃ちした。
 光弾が命中してその人物が足を止まるのを確認すると素早く接近する。ヒプノシスガンは、相手を催眠状態にすることができる特別な銃なのだ。

「さてと、行方不明のUDC組織の情報でも教えてもらお……って何!?」
 と、催眠状態の人物に質問をしようとしたところで、変幻地走り影法師で追跡中だった人物の会話から爆破時間が繰り上がった件を得て驚くのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

九重・十右衛門
【SPD】
【何処かにある寂れた診療所】のメンバーと連携します

教団に潜入して計画書でも頂こうかのう。情報は幾らあっても困らん。
【神隠し】を発動し、【忍び足】で教団に潜入。【聞き耳】で教団員に見つからないように警戒しながら計画書を探す。もし計画書が金庫などに入れられていれば【鍵開け】で施錠を解除し、【盗み】出す。


エルネスト・ポラリス
【診療所と連携】
UDC組織の方々には、様々な場面で助けていただいていますからね。
まだ生きているなら、是非とも救出したいところ……いえ、他の生贄も勿論助けに行きますけど。

事前にUDC組織の方とお会い出来たら、音信不通の方と同じ装備を見せてもらえないか交渉します。
人狼ですからね、匂いを覚えることができれば、【追跡】の役に立つと思うのですが……

現地では、狼の姿で匂いを頼りに、ビル内の生贄を探しに行きます。
上手くUDC組織の方を見つけられたら、得られた情報は積極的に他の猟兵にも共有しましょう。

生贄が逃げる際にフォローが居るなら、【無敵城塞】で盾となります。

アドリブ可


芦屋・晴久
【何処かにある寂れた診療所】エルネスト、九重、遠呂智と連携を希望
【WIZ】
これまたヘンテコな団体さんですねぇ。
何処にでもこういうのは居るものですが。
とりあえず私はそのUDC組織の方々を探し接触を狙います。
【水舞転身環】を使用し姿を隠しながら目的の方を探しましょう。
団体の者達に見つかって時間を食うわけにもいきませんので。
教団関係者に接触したいというのならば一人や二人なら一緒に連れて行くことも可能ですよ。
見つけたのなら速やかにお互いの【情報収集】した結果を共有、救出等はその場の状況によりけりですね。
見せしめの要素が強いのなら好都合、敵の仕掛けに【破壊工作】を仕掛けても良いかもしれません。


遠呂智・景明
「何処かにある寂れた診療所」のメンバー3人(芦屋、エルネスト、九重)と連携。

「さて、とりあえず俺は中で調べ物させてもらいますか」

【風林火陰山雷 陰の如く】を発動。【忍び足】【迷彩】を用いて最大限注意を払いながら教団内部に潜入して計画の資料を狙う。

「碌でもない気配しかしねぇ……。」

また、教団内に潜入しているUDC組織の人員がいれば【コミュ力】【礼儀作法】を用いて対話を試みて何か情報がないかを探る。

ある程度情報が手に入れば長居は無用。他の猟兵達に合流する。

「お役目完了。さっさと落ち合いますか」



目的の雑居ビルのある通りを4人の男たちが歩いている。

「どこにもヘンテコな団体さんはいるもんですねぇ。」
 と話すのは、胡散臭い雰囲気を放っているサングラスの芦屋・晴久(謎に包まれた怪しき医師・f00321)、【何処かにある寂れた診療所】の団長だ。

「UDC組織の方々には、お世話になってますし是非とも救出したいところ……いえ、他の方も勿論助けに行きますよ?」
 慌てて訂正をした人狼の男性はエルネスト・ポラリス(月を背負って・f00066)。
 すでに行方不明者の匂いが付いていると思われる装備をお借りして、匂いを覚えてきている準備万端ぶりだ。

「とりあえず俺は中で調べ物させてもらう予定だ」
 と、ビル内をさらに詳しく捜索すると発言したのは頬に特徴的なタトゥーがある遠呂智・景明(大蛇殺しのヤドリガミ・f00220)。
 すでに重要箇所の連絡が来ているが、連絡が来ていない場所にも何かある可能性を懸念している。

「わいは、計画書なんぞが見つかればええんじゃが、お前さんたち準備はええじゃろうか?」
 4人の中で、頭一つ分飛び出て背が高い男は、九重・十右衛門(シノビ・サイボーグ・f05916)。
 計画書などで、もうちょっと詳細がしれれば楽かもしれないと考えている。
 ちなみに言葉遣いは老人っぽいが27歳の男性だ。

 彼らは、雑居ビルの横の路地に曲がると、
「宵ノ刻、水舞転身環」「知り難きこと陰の如くってな」「ここが端境、近づくなかれ」
 と各々のユーベルコードを発動して姿を消して作戦行動を開始しようとするが…
「ちょっとまって、私そういうユーベルコード持ってない。」
 とひとり取り残されかけたがエルネストは、芦屋が力を貸して姿を消し行動を開始したのだった。

「連絡通り雑な警備体制だな。」
 不測の事態に備え、姿を消し様々な対策をとって慎重に行動をしている遠呂智だったが、
 ここまで全く危険に晒されることもなく、いくつもの爆弾の解除を行っていた。
 危険に晒されていないというよりは、ビル内にいる団体関係者の数が圧倒的に少なく遭遇する機会ないのである。
「この書類も普通に置かれてたし、逆に怪しさしか感じねぇ…。」
 とはいえ情報は重要なので回収しつつ調査を進めていたが、不意に人の気配を感じて身を屈め、部屋を覗き込む。
「あそこで拘束されてる人達は、生贄にされる予定の人たちか…。」
 流石に放置するわけにもいかず、予定にはなかったが、生贄となっている方々を救出する準備に入るのであった。

 同じころ別のフロアで唸っている九重の姿があった。
「なんじゃこれは、爆破するからって酷すぎじゃろ。」
 九重は爆弾の解除をしながら散らかった書類に目を通していた。
 その呟き通り、部屋の中には書類などが散乱しており、散乱しすぎているせいで目当ての書類が見つけづらいほどだった。
「なるほどのぉ、邪神を召喚するのがメインじゃが失敗した場合は…これは武装…なんじゃろうか?」
 自分担当の最後の爆弾を解除し書類を読み解いたころ、上のフロアの方から爆発音が聞こえてきた。

 爆発音がする数分前。
 雑居ビルの地下にある儀式の間では、今回の主催者や団体関係者が最後の準備に入っていた。
 すでに大きな魔法陣が描かれ、中央には集められた生贄たちが拘束されているが、
 ここまでの過程で、数々の責め苦を受けており暴れたり抗議する気力がなくなってしまっていた。
 そのトドメが今回の目的であり、儀式にはあまり似つかわしくない大型モニターが設置され、ビルに取り残された側の生贄が映し出されている状態だった。

「予定通り儀式を行う、最後のチェックを……ん……ん!?」
 主催が爆弾の最終チェックの指示を出していたところ、モニターに想定していないものが映り込み思わず二度見をしてしまう。
 大きな狼である。

 すぐに猟兵が来ていると察した主催者は、慌てて爆破時間を繰り上げる旨の連絡をビルに残っている団員に伝えるが、伝えた団員もすぐに連絡が付かなくなる。
 そうしている間にも、他フロアの生贄たちもどんどん猟兵達に誘導され部屋から救出されていき、仕方ないと爆破スイッチに手を伸ばす。
「ええい、神の愛を知らぬ愚か者どもめ!まとめて神の愛に抱かれるが良い!!」

 カチッ…、ドゴーン。

 大きな狼がいた部屋の映像はカメラが激しく震え、爆発したであろう白い煙が舞いあがり。

 そして、綺麗な紙吹雪が舞っていた。

 映像に狼が映り込む数分前
「んー、匂いが濃いのはこっちですね。」
 狼の姿になったエルネストが先導しながら、芦屋と共にUDC組織のメンバーの元へとビルを進んでいた。
 やはりこちらも団体の関係者には遭遇することなくスムーズに目的地まで着くことができた。
「匂いが他にも続いてるので、他の場所にもいるかもですね。
 とりあえず、他のフロアの爆弾解除は終わりそうですので、ここの爆弾も解除して救出しちゃいましょうか?」
 と話をしたエルネストの提案に対して、部屋に設置されたビデオカメラに気が付いた芦屋は何かを思いついたのか笑みを浮かべながら爆弾に対して破壊工作を開始し、爆薬を抜いて紙吹雪などを詰め込みはじめたのだった。
「見せしめのためってことは、絶対ここを見てるってことでしょう? だったら、余興のひとつでもやってあげないとだめでしょう。」

 そして現在。
 遠呂智と九重が道を切り開き、生贄となっていた人々を誘導していき、
 狭い通路だと、このユーベルコードとても有効だよねと言わんばかりに大きな狼となったエルネストが無敵城塞で道を封鎖して、攻撃などもすべてシャットアウトし順調に救助が進んでいく。

 先ほど紙吹雪が降り注いだ部屋のモニター映像には水舞転身環を解除した芦屋が姿を現し、
「すぐに直接伺うので、まっててくださいね?」
 と挨拶をするのと合わせるように、地下の儀式の間にも猟兵達がなだれ込み、『黄昏秘密倶楽部』との直接対決が始まるのだった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​




第2章 集団戦 『黄昏の信徒』

POW   :    堕ちる星の一撃
単純で重い【モーニングスター】の一撃を叩きつける。直撃地点の周辺地形は破壊される。
SPD   :    神による救済の歌声
自身に【邪神の寵愛による耳障りな歌声】をまとい、高速移動と【聞いた者の精神を掻き毟る甲高い悲鳴】の放射を可能とする。ただし、戦闘終了まで毎秒寿命を削る。
WIZ   :    黄昏への導き
戦場で死亡あるいは気絶中の対象を【自身と全く同じ『黄昏の信徒』】に変えて操る。戦闘力は落ちる。24時間後解除される。
👑11
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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


「おのれ猟兵どもめ! しかし慌てず対処するのがデキる運営者というものだ。
 プランBに変更して対処する、皆の者時間を稼ぐのじゃ!」
 主催者がバッと手を払うと、団体関係者が一斉にその姿を変え猟兵達の行く手を阻むように突撃を開始した。
 それを確認すると、主催者は戦線に加わらず後方の方で最後の手続きに入るのであった。
波狼・拓哉
猟兵の介入許してる時点でデキる経営者失格じゃね?
さてと、丁度変装してることだし、目立たないように使途群に紛れ込んで内部からの奇襲を狙おう。味方猟兵からの攻撃だけには気を付けないとね。
内部に上手く潜入出来たら使徒たちが他の猟兵に気を取られた瞬間に箱型生命体のミミックを召喚。そのまま龍に化けさせて咆哮を放たせよう。一応味方に耳を防ぐようには言っとくかな。
…さあ、一緒に狂気に落ちようぜ?俺は途中下車するけどな(耳塞ぎながら)
後は衝撃波封じ込めた弾で使徒やモーニングスターを吹き飛ばしたり、フックロープで邪魔したりとサポートに徹するかな。
(アドリブ、絡み歓迎です)


九重・十右衛門
【SPD】
【何処かにある寂れた診療所】のメンバーと連携します

「プランBとやらも纏めて潰してお終いじゃ」
【観の目】を発動し敵の攻撃を避けながら近付き、【衝撃波】による【範囲攻撃】。その攻撃で倒れた者がいれば掴み上げて【怪力】で敵に向かって投げつけ仲間への【援護射撃】も行う。


エルネスト・ポラリス
「何処かにある寂れた診療所」メンバー(芦屋、遠呂智、九重)と連携

あれが今回の儀式の主催者ですね。
逃がしてしまえば邪神を呼び出されてしまう、早めに叩いてしまいましょう。

味方が戦っている隙にユーベルコードで魔法の犬ぞりを作成。
今回は私が飛ぶために作りますから、そんなに大きくなくてもいいですね。

完成したら、真の姿を解放した上で犬ぞりの力で空中を走ります。
信徒たちの頭上を越えて、主催者に強襲です!

主催者を完全に仕留めることには拘らず、儀式を思うようにさせない、位の気持ちで突進、噛みつきをくりだします。

アドリブ可


遠呂智・景明
引き続き【何処かにある寂れた診療所】のメンバーと連携

「とりあえずこのうじゃうじゃいる奴らを抑えますか!」
九重の受け持ってるのとは逆の側を受け持つ。

【風林火陰山雷 風の如く】を発動、【ダッシュ】で移動しながら【殺気】を放ち二刀を用いた【2回攻撃】による連撃を放つ。
敵からの攻撃に関しては支援に任せ、目の前の敵の集団を打倒し、後続に道を開くことだけを考える。
ただ、【見切り】【フェイント】【残像】による余計な一撃を貰わない立ち回りだけは行う。

「邪魔だテメェら!そこを退けぇ!!」


芦屋・晴久
【診療所】のメンバーと連携を希望

話は……聞いてくれそうにもありませんねぇ。
何を企んでいるかわかりません、迅速に片付けますか。
四神創奏にて皆さんの戦闘力を強化、漏れなく倒させて頂きましょう。
そして主催者が逃げようとしていますね。
飛相天后で追って主催者動きを邪魔していきますか、他にもう一人なら乗せる事が出来るので、主催者を攻めるのならご一緒しませんか?



 押し寄せてくる『黄昏の信徒』の集団を前に【何処かにある寂れた診療所】のメンバーは戦闘に入る構えをとる。

「これは、話を聞いてくれそうにはありませんねぇ…。其は四神の陰堕とし奉る共振の言霊!」
 当然そうだろうと思いつつも、つい口にしたのは芦屋・晴久。
 帽子を深々と被り直して、素早くユーベルコード【三之式・四神創奏】の詠唱を行い味方の戦闘能力を向上させる。

「プランBとやらも纏めて潰してお終いじゃ、まずは障害の排除からじゃの!」
 と、九重・十右衛門は敵集団の左翼へ突貫していく。
 信徒達も、九重に群がる様に【神による救済の歌声】を響かせながら高速で襲い掛かってくるが…
「耳障りな声じゃな。じゃがお前さんたちの動きは読めておるよ。」
 【観の目】で動きを予測し、声が直撃しない隙間を走り抜け、敵陣の中に入り込むとその勢いのまま地面を強く打ち鳴らし衝撃波を発生させた。
 衝撃波は周囲の信徒達を宙に浮かせる勢いだったが、九重の攻撃はそこで終わらない。
 宙に浮いたことで無防備になった信徒の足を素早くつかむと、力いっぱいスイングして周囲の信徒たちを弾き飛ばした。

 そのころ右翼では、詠唱を行った芦屋を狙って敵が走り込んできていたが、その間には遠呂智・景明が立ちふさがっていた。
「邪魔だテメェら!そこを退けぇ!!」
 そう言い放つと同時に遠呂智がブレたように見えたが、次の瞬間には走り込んできた信徒の動きがとまり、彼はその背後に立っていた。
「速きこと風の如く。」
 と刀の鍔を鳴らすと信徒が崩れ落ちる。
 彼の残像やダッシュなどを織り交ぜながら二刀流で放たれる超高速の【風林火陰山雷 風の如く】はまさに一撃必殺。
 内容がわかっていても中々対処できるものではない。
「さぁ、次に斬り伏せられたいんはどいつじゃ! いや、どいつだ!」
 周囲のたじろいでいる信徒達へと向き直ると集団に向かって踏み込み始めた。

 乱戦に状態になってきた戦場に団体関係者の服装をした波狼・拓哉が遅れてやってくる。
 新しい敵の乱入かと芦屋から攻撃を受けるが、とっさに回転して避けながら衣裳を脱ぎ近くにいた信徒に投げつけると、敵をそのまま蹴り飛ばす。
「分かりづらくてごめんね、仕込みをしたままきちゃったのでね。」
 仕込みの内容は秘密だよと付け加えると戦列に加わる。
 彼はうまく団体関係者として潜り込めていたので仕込みをしていたのだが、
 団体関係者が次々に姿を変えていったのでばれないうちに撤退して合流したのであった。

「しかしあれだね、俺らの介入を許している段階で、デキる経営者って感じじゃないよね。」
 フック付きロープを器用に使い、信徒を引っ張り信徒同士をぶつけたり、攻撃を絡めとったりしながら思ったことを口にする。
「デキるデキないに関わらず、何か企んでるのは確実ですからねぇ。さっさと追いつかないとだめでしょう。」
 よろめいた信徒を鉄扇で容赦なく壁に向かって弾き飛ばしながら芦屋は答える。
「邪神呼び出される前に早めに叩いてしまいましょう!」
 と、すごく精巧な犬ぞりを完成させたエルネストが会話に加わる。
「えっと、犬ぞり…?」
 疑問を口にした初見の波狼に対して、こう使うのだと言わんばかりにエルネストは真の姿を現し大型の狼になる。

「トナカイにだって負けませんよ。 さあ、目的地はこの事件の主催者までです。」
 エルネストは、犬ぞり改め空飛ぶ魔法の犬ぞりを引き、信徒達の頭上を超えて一気に主催者に向かって駆け抜け始めたが、
 信徒達も眺めているだけで通してくれるほどは甘くはなかった。

 上空のエルネストに向かって【神による救済の歌声】で攻撃をしようと一斉に顔を向け始めるが、信徒の攻撃よりも早く声が響き渡る。
「みんな耳をふさいで! 化け咆えなミミック…!!」
 波狼が耳を塞ぎながら声をあげると、信徒の後方に置かれていた箱が龍に姿を変えて咆哮を放つ!
 上空のエルネストを避けるように地面沿って放たれた咆哮は、攻撃態勢に入っていた信徒達を綺麗に巻き込み爆破していった。
 これは波狼が、何かしらの事態に備えて、ミミックをこっそりと事前に配置していた仕込みが活かされた結果だった。
 狂気に陥った信徒たちに対して、猟兵達が一気に畳み込みにかかる。

 波狼がサポートし信徒の動きを鈍らせ、足が止まった信徒を九重が片っ端から放り投げる、無防備に宙に浮いた彼らを遠呂智が神速の斬撃で切り伏せて、たくさんいた信徒たちが次々にベルトコンベア作業のように処理されていく。
 この場は任せて大丈夫と判断した芦屋は、【飛相天后】空中に浮かぶ護符を変形させたものに騎乗し、敵の間をすり抜けて先行しているエルネストを追いかける。
 障害を突破して先行していたエルネストは、主催者近くまで寄っていたが最後の壁と言わんばかりに必死に襲ってくる数人の信徒達に足止めを喰らっていた。
 その間にも主催者は儀式を続行をしていたが、エルネストが咥えこんだ信徒を主催者に向かって投げつけるなど妨害に徹して時間稼ぎをしていたため思うように儀式が進んでいないようだった。
 エルネストに妨害されて苛立っているところに更に芦屋が追いついてきたことで主催者のイライラがピークに達し
「ええい、忌々しい猟兵どもめ!! 最後の予備選力を投入じゃ!!」
 と叫ぶと生贄を見張っていた数名の信徒が新たに戦線に加わった。

「いや、私的には戦力の逐次投入は効率の良いやり方ではないと思いますがどうですか?」
 エルネストは主催にダメ出しをしながら激しい咆哮を放ち、信徒達を吹き飛ばしていった。

 猟兵達の活躍で『黄昏の信徒』は壊滅まであと一歩まで迫っていた。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

デナイル・ヒステリカル
どうやら遅参してしまった様子ですね。
戦力比は圧倒的に猟兵が優位と。
そうなると当然、逃げ延びようとする信徒も現れるかと思います。
しかしこれだけ危険な計画を実行直前まで進行させた手腕は驚異です。
逃すわけにはいきません。

UC:バーチャルレギオンを召喚し、敵の退路を絶ちます。
戦場は召喚した機械兵士に任せましょう。
僕自身は光学迷彩を使用して敵を素通りし、首謀者の元へと急ぎます。



「どうやら猟兵が優位に立っているようですね。でも念には念をいれるもんですよね?」
 駆け付けたデナイル・ヒステリカルは、コレで戦況を決定づけると言わんばかりに100体を超えるバーチャルレギオン達を召喚し戦場に解き放った。
 バーチャルレギオンたちは一斉に戦場に散っていき、猟兵達によってダメージを受け弱っている『黄昏の信徒』に群がり次々にトドメを刺していく。
 最初は数の優位を持っていた信徒達だったが、猟兵やバーチャルレギオンたちの活躍で全滅するのも時間の問題となっていった。
 そんななか、デナイルは光学迷彩で姿を消すと、全滅を見届けることなく戦場を一気に駆け抜けて主催者の元を目指して突き進む。
「僕らのおかげで失敗になってるけど、ここまで計画を立案実行した主催者は確実に倒しておかないとだめだろうね。 お、あれは?」
 主催者の姿を捉えたとき、その近くで見知った顔たちが戦ってるのに気が付いた、【何処かにある寂れた診療所】に所属する仲間たちであった。
 駆け付けた時に丁度仲間が信徒を吹き飛ばした瞬間だったため、
「そいつ、ちょっとお借りしますね!」
 と浮き上がった信徒を、駆け込んできた勢いのまま思いっきり主催者の方角へ向かって蹴り飛ばすのであった。

 主催者は生贄たちがいる魔法陣の前で禍々しい気配を放つ宝玉を天へ向かって掲げ高々と宣言を開始する。
「時は満ちた! さぁその力を我にしめっ」
 しかし、最後まで言い終わる前にデナイルの蹴り飛ばした信徒が直撃し大きく態勢を崩し倒れ込む。
 持っていた宝玉はその手から零れ落ち、魔法陣の中へと転がっていき、生贄の足にぶつかり止まった。
「邪神様のチカラぁぁぁっ」
 と、主催者は叫びながら、這いつくばり必死に宝玉に手を伸ばす。
 気が付くと戦場は決着が付き、あとは主催者を残すのみとなっていた。

成功 🔵​🔵​🔴​




第3章 ボス戦 『黒装の破壊者』

POW   :    砕け散れ
単純で重い【拳】の一撃を叩きつける。直撃地点の周辺地形は破壊される。
SPD   :    贄となれ
自身の身体部位ひとつを【異形の大蛇】の頭部に変形し、噛みつき攻撃で対象の生命力を奪い、自身を治療する。
WIZ   :    磔になれ
レベル×5本の【物理】属性の【邪神の肉で作った杭】を放つ。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は麻生・大地です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 世界は危機にさらされている。
 私は世界を守るために力を欲し、それを手に入れ、そしてUDC組織の一員として活動を開始した。

 名誉などのためではない、世界のためにやっている。 --本当?
 人々の笑顔を影ながら守っていければそれでよい。 --それだけ?
 今回も猟兵の皆さんが事件を解決してくれた尊敬する。 --悔しくない?
 情報を手に入れた、あとは猟兵が何とかしてくれる。 --納得している?
 間に合わなかった、救えなかった、もっと私に。 --力があれば?

 --そう、チカラを得よう。理不尽に抗う術を手に入れよう。
 --手を伸ばせ、掴みとれ、お前は生まれ変わるのだ。

 魔法陣に囚われていたUDC組織の男は、足元に転がってきた宝玉を手に取ると、それは水風船が破裂するように割れ、中から巨大なアメーバのような物体が一気に広がる。
 その物体は、周囲にいた魔法陣内の生贄や主催を覆いかぶさるように飲み込むと、体積を圧縮するように縮みながら宝玉を手に取った男の身体に纏わりつき、ゴムの焼けるような臭いと蒸気を発生させながら生体鎧のような形状になっていく。

 形状が固定化され蒸気が収まったあと、しばらくしても微動だにしないのを不審に思い、様子見のために猟兵がゆっくり近づくと、突然活動を開始し鋭い蹴りで猟兵を弾き弾き飛ばした。。

 邪神の力を破壊と殺戮に特化させ人纏わせたもの、それを纏った者は『黒装の破壊者』と呼ばれた。
「アアァァアアァッァァアッ!!」
 彼は、ひとりの声とは思えない様々な音が混じった唸り声をあげながら猟兵たちに突っ込んできたのであった。
芦屋・晴久
【WIZ】アドリブ、連携歓迎

面倒な事になりましたねぇ
あれ、中の方は生きているのでしょうか。
どちらにせよ診てはおきたいので側だけ引き剥がすやり方で立ち回りますか。

無理矢理では恐らく中身が保ちませんね、ならば七星の護符にてあれを出来るだけ縛り……ここに居る猟兵誰かと今だけの簡易契約を結びましょう。
【辰子鏡姫】、この式神が敵を牽制、囮になっている間に生贄の方の陰の力、暴走を促しているガワの陽の力、これを利用して封印を掛けてみます。

私はほぼ後方で動けずになると思うので、援護は宜しくお願い致しますね。


波狼・拓哉
んーあれ助けられるのかね?周りのアメーバみたいなの剥がせばワンチャン…あるかなぁ、あってほしいな。まあ、取り敢えずは無力化かな。
さてと引き続きお願いしますねミミックさんと。前は任せますよ。拳に気を付けて体当たりかましてきな。
俺自身は引き続き衝撃波込めた弾でサポートに回ろう。ロープは…力負けしそうだしやめとこ。
放たれる杭や大蛇の頭部に打ち込んで邪魔したり、相手の傷口に打ち込んで抉ったりするか。
(アドリブ絡み歓迎です)


遠呂智・景明
【何処かにある寂れた診療所】の団員と連携。

「同情はしねぇよ。その力に飲まれちまった時点で、お前は終わっちまったんだ」

口ではそう悪態をつきつつも、その目は悲しみに揺れて刀を握る手には力がこもる。
【殺気】を込め【ダッシュ】で敵の懐へ飛び込む。サポートは他の団員に任せる。

「侵略すること火の如く!燃えちまえよ!」
【風林火陰山雷 火の如く】を発動。【2回攻撃】を用いて敵を焼き切る斬撃を放つ。

敵のUCに対しては【見切り】【フェイント】【残像】を用いて回避。そして異形の大蛇となれば大蛇切の血が騒ぐ。

「その蛇頭、腹が立つんだよ!」
そのまま異形化した身体を斬り裂く。
「馬鹿野郎が!」


デナイル・ヒステリカル
見るからに筋肉って感じですが、遠距離への攻撃手段が無いとも限りませんね。
油断はしません。ここで確実に倒します。

前衛を他の猟兵の方へとお任せして間合いを取るため後ろに下がり、先程の戦いで壊れなかった機械兵士たちへ援護射撃を命じます。

オブリビオンが攻撃へどう対処するのか?防御を選択する場合はどう動くのか?回避は?
離れた間合いで戦闘を俯瞰して情報収集をします。
オブリビオンがユーベルコードを使用する溜めを見せたのならば、こちらもユーベルコードを使用して動きを停止させましょう。

※寂れた診療所所属の猟兵と連携します。アドリブ大歓迎です。


エルネスト・ポラリス
【診療所】のメンバーと連携を希望

あれだけの生贄があの大きさまでに縮んで……
生贄たちの命は、期待するべきではないでしょうか。

狼形態から人型に戻り、前線で防御中心に立ち回ります。
足止めなどの援護をしてくれる味方もいますから、彼らに攻撃を通さないことを目指したいですね。

基本的には剣での武器受けとユーベルコードを切り替えながら攻撃を凌ぎます。
地形を破壊され、此方の体勢が崩されそうになるなら、ロープワークを駆使したフック付きワイヤーで相手を捕まえ、あちらのバランスを崩すことを狙いながら立て直しを狙いましょう。

倒せたなら、せめて遺品が回収できないか、オブリビオンの亡骸を調べます。

アドリブ可


九重・十右衛門
【POW】
【何処かにある寂れた診療所】のメンバーと連携します

援護は他のメンバーに任せて【観の目】を発動すると、敵の気を散らすために【衝撃波】による【範囲攻撃】を打ち、敵が仲間の攻撃で動きが鈍ればその隙に近づいて【灰燼拳】を打ち込む。


心象創造・空蝉
POWを選択
オレはナノマシンドリンクボトルを摂取し、クラッシャーをユーベルコードを発動、奴に拳を叩き込むが、恐らく奴の方がパワーが上だろう。だがこちらの部位が破壊され、バラバラになった瞬間に液状化し、奴の体を包み真の力を解放、"生体鎧部分のみ"をUDCドライバーで取り込む。目を覚ませ!誰かの笑顔を守りたいならば、そんな偽りの、邪神の力などに頼らず、自分の力で為すべきだ!だから諦めるな!



「これは面倒な事になりました…ねっ!」
 踏み込んだ足で地面に亀裂を付けながら突進してくる『黒装の破壊者』を、寸でのところで横に飛んで回避した芦屋・晴久だったが、勢いが生み出す風圧に弾かれ滑りながら距離を取る。
 黒装をまとっているのがUDC組織のメンバーということもあり、他の両兵達もどうにかできないものかという思考に一瞬時間がとられる中、最初に飛び出したのは遠呂智・景明だった。
「同情はしねぇよ。その力に飲まれちまった時点で、お前は終わっちまったんだ!!」
 発した言葉とは裏腹に、遠呂智の瞳には怒りでも哀れみでもなく悲しみが映っているようだった。
 遠呂智は刀の柄を握りしめ、突進していった破壊者を追いかけるように最短距離で跳躍しながら抜刀して斬りかかる。
 破壊者は、背後からの殺気に呼応するように地面に足をめり込ませ急ブレーキをかけると強引に後ろを振り向きながら迫った刃へと手のひらを向ける。
 刃が破壊者の手のひらにぶつかると、切断されることなく、ガキィンという鈍い金属音が響きわたり刃が止まった、破壊者の纏っている鎧は既に金属の刃を阻むほど硬質化しているようであった。
 わかったのはそれだけではない、力を込めている刀がガタガタと微振動してるにもかかわらず、抑えている手は微動だにしていなかった、顔は仮面に覆われており表情はうかがい知れないが、余裕があるとわかる程度の力の差があるようだった。

 だが、だからといって戦うのをやめるほど猟兵は愚かではない。
 破壊者が攻撃を受け止めることで足が止まった一瞬に、破壊者を囲むように猟兵が攻撃を加える。
 波狼のミミックは、小ささを活かし遠呂智の身体を死角に使って飛び掛かり、破壊者の斜め後ろからは再生力が爆発的に上がるナノマシンドリンクボトルを摂取した空きボトルを投げ捨てながら走り込んできていた心象創造・空蝉が速度と力と体重を込めた拳を振りぬき、その反対側からは九重・十右衛門が必殺の構えで間合いを詰める。
 
 しかし、破壊者は素早い機械のようにカカカッと首を動かし周囲の状況を把握すると抑え込んでいた刀を握り、上空に遠呂智ごと上空へ振って放り投げミミックの進路を防ぎ、そのまま片足を軸に身体をねじって心象創造の拳を躱す。
「こいつでどうじゃ!!」
 と接近して叩き込んできた九重の必殺【灰燼拳】に対しても、身体をねじった勢いをそのまま活かし、空いていたもう片方の拳を合わせてぶつける。
 必殺の拳同士のぶつかりにより衝撃が発生し空気が揺れる、ミシッと破壊者の拳に小さなヒビがはいるが、拳を振り抜かれ吹っ飛ばされたのは九重のほうであった。

「これは前衛が足りなくなりそうですね……ならば、写せや映せや其の面、水面見詰めるは龍の顎!」
 先ほど吹き飛ばされた芦屋は状況を判断すると近くにいたエルネスト・ポラリスに仮契約を取り付けて、すぐさまエルネストと同じ姿をした式神を召喚し、前衛へと向かわせる。

「ウゴォォオォォッ」
 破壊者は唸りをあげると、吹き飛ばした九重に追撃を加えるべく肉体から邪神の肉を生み出し形状変化をさせた無数の杭を撃ちだすが、多くの杭は猟兵の援護により撃ち落され致命傷を与えることはできなかった。
 撃ち落したのは早い段階から後方に下がって援護に徹することを決めていた波狼とデナイル・ヒステリカルであった。
「これって…、無力化するのは結構骨が折れそうですね。」
 と、破壊者から一定の距離を保ち、足を止めず円を描くように衝撃波を込めた弾を撃ちだし、飛翔する杭の進行を止めていた。
 デナイルは、召喚したバーチャルレギオンたちに援護射撃を命じて杭の迎撃にあたらせつつ、自分は戦場の脇から第三者のように戦闘を観察し情報収集と分析に入っていた。

 破壊者は、杭をまっすぐ撃っても効率が悪いと判断すると邪神の肉から生み出した杭を身体の全方向に満遍なく出現させると一斉発射した。
 エルネストは、破壊者が全方向に杭を生み出すのを見た瞬間、一気に距離を詰めて発射よりもワンテンポ早く姿を狼から人間形態に戻すと両手を大きく広げ自分の被弾面積をあげながら【無敵城塞】を発動させる。
 その目論見通り、式神を操作していた芦屋や情報分析をしていたデナイルへの被害は抑えることに成功するが、流石にすべてはまかないきれず、前衛を担っていた猟兵は少なくないダメージをうけ、バーチャルレギオンたちの大半は消失したのであった。

 【無敵城塞】で動きが止まっているエルネストに対して、破壊者は手を伸ばして捕獲しようとするがそんなことを想定済みと言わんばかりに素早く解除し、剣でその手を受け流す。
「今のうちにたて直しをお願いします。」
 エルネストと、いつの間にか接近した芦屋が操る式神のエルネストは、破壊者に捕まらないようにを第一として、攻撃がなるべく当たらないように、かつこちらからも攻撃を加え、防戦一方ではなく相手のテンポを崩す立ち回りをし、ダメ―ジではなく時間を稼いでいった。
 直線的な攻撃では無駄に時間が過ぎると判断した破壊者は、背の触手なような物を異形の大蛇の頭部に変形させエルネストと式神に襲い掛かる。
 異形の大蛇による変則的な攻撃に対して、エルネストはとっさに【無敵城塞】を発動しダメージを受けるのは免れたが、遂に捕まってしまう。
 しかし、その大蛇に反応する猟兵がひとりいた、先陣を切った遠呂智だ。
「その蛇頭、腹が立つんだよ! 侵略すること火の如く!燃えちまえよ!」
 己のルーツでもある大蛇を斬った血が騒ぐのか、怒涛の勢いで繰り出した【風林火陰山雷 火の如く】による相手を焼き切る高速の二連撃が異形の大蛇の首を斬り落とし焼失させる。

 初めての大きな損傷に対して、周囲の猟兵を蹴散らそうと破壊者は全方向に対して杭の発射準備に入るが
「それを待ってた! PSIプログラム実行。これが雷霆だ…!」
 と、発射の時に一瞬動きに隙が出来ると結論付けたデナイルが【遠近両用かみなりパンチ】を発動させる。
 地面スレスレにスイングされた拳から、破壊者まで閃光のような稲妻が走り爆音と衝撃が響き渡り、攻撃動作がキャンセルされる。
 その隙を付き、エルネストと芦屋の式神はフック付きワイヤーを投げて絡ませ破壊者の胴体を捕縛し、波狼もロープを腕へと絡みつかせる。
「ウガァァアァァッ!」
 電撃による行動阻害が取れた破壊者は、鬱陶しいと言わんばかりに、ロープを掴み、力任せにロープごと猟兵達を空中へと放り投げる。
 だが、投げ飛ばされるのが織り込み済みだったエルネストと式神は空中でバランスを取りながら交差させ相手を更に絡めとり、波狼は空中に投げ出されると自ら手を離し放物線を描きながら破壊者に対して上空からの射撃攻撃を行いながら着地した。
 上空からの攻撃に気を取られているのを見ると、九重はあえて感づかれないように距離があいている状態で地面を強打し衝撃波を放ち、放たれた衝撃波と振動は僅か数センチだが破壊者を地面から引きはがす。

 そのわずか数センチを更に活かすため、走り込んだ心象創造が下から思いっきり蹴り上げ、完全に宙に浮かせる。
 破壊者は浮かせられながらも全力の拳を放ってくると、心象創造は自壊覚悟の全力で拳をぶつけに行き
「ぐあぁああぁぁっ」
 苦痛の絶叫と共に、本人の予想通り腕が砕け散っていくが、しかし心象創造の顔は苦痛だけではなく次の一手を狙っている顔だった。
 砕け散った自分の部位が液状化し、『黒装の破壊者』の生体鎧部分をUDCドライバーで取り込みながら必死に呼びかける。
「目を覚ませ!誰かの笑顔を守りたいならば、そんな偽りの、邪神の力などに頼らず、自分の力で為すべきだ!だから諦めるな!」

 さらに、ベストなタイミングですと後方で陣を引いていた芦屋が動き出し『黒装の破壊者』の足元にも同じく陣を発生させる。
「生贄の方の陰の力、暴走を促しているガワの陽の力… いけるかわかりませんが、このタイミングしかないでしょう!」
 一気に内側と外側から生体鎧を引きはがしにかかる。

 陣と生体鎧から強い光が発生すると、生体鎧がボコボコと沸騰するように蠢き始め、破裂するように剥がれると中からUDC組織の男が生まれたままの姿で取り残された。
 そして、破裂した液体は宝玉の形に再圧縮される。
 依然として禍々しい気配を放っている宝玉だったが、すぐにその気配を失うとともに地面に落下し割れ、そして消失していった。
 そして宝玉の消失に合わせるように、UDC組織の男も消滅していき、あたりは静寂に包まれるのであった。

●epilogue
 建物を出ると眩しい突き刺さるような夕日があたりを照らしていた。
 周辺にはUDC組織のメンバーが生贄として拉致された被害者たちの保護にあたっている最中であった。

「九重君、終わったからってお酒飲むの早くないですか?」
「こりゃあ、送り酒じゃよ。」
 芦屋に話を振られた九重は、夕日の映った盃をグイっと飲み干す。

「残念ながら遺品はありませんでしたね。」
「質量無視して圧縮されてましたし、しょうがなかったと思いますよ?」
 何とか被害者の遺品がないかを探していたエルネストと波狼は成果が出ず肩を落とす。

「ったく馬鹿野郎だぜ!」
「平和を守るために邪な力に頼ってはダメなのだろうな。」
「最後に消えていくときの彼の表情…なんだったんだろうね?」
 やり場のない怒りを空に放ち、これでよかったのかベストを尽くせたのかと、自問自答を繰り返す遠呂智、心象創造、デナイル。

 ハッピーエンドの大団円ではなかったが、多くの人の命が救われた事実は変わらない。
 消えていくときに最後に彼が見せた表情、そしてその意味の捉え方は人それぞれだろう。
 本当の意味は、本人しかわからない。

 この世界にオブリビオンの魔の手が迫る限り、UDC組織のメンバーは邪神の力に抗いながら戦い続ける。
 そして猟兵達の戦いもまだまだ始まったばかりで、終わりは見えない。
 それでも、世界を存続させるために、一歩でも前に歩みを続けていくのであった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​



最終結果:成功

完成日:2019年01月28日


挿絵イラスト