5
イチゴと戦車と水族館

#スペースシップワールド

タグの編集

 現在は作者のみ編集可能です。
 🔒公式タグは編集できません。

🔒
#スペースシップワールド


0





 スペースシップ『ロストシーパラダイス』。名前が示すように巨大な水族館を備え付けたその船は、今日ものんびりと宇宙をしている。
 安住の地を探しながら人々に娯楽をもたらすその船に、未曾有の危機が近づいていた。
 その危機……銀河帝国の艦艇がロストシーパラダイスにじりじりと接近しているのだ。
 艦艇の中では指揮官らしき機械が指示を飛ばし、部下達に侵略の準備を完了させていた。
 部下達は不気味に蠢き、妙な鳴き声をあげながら待機中。
 彼らがロストシーパラダイスに辿り着くまであと数時間。その時間が来れば船内の住民は全て蹂躙されるだろう。
 ロストシーパラダイスはそんなことも露知らず、のんびり宇宙空間を漂っていた。


「集まってくれて助かる。今回はスペースシップワールドでの事件を阻止してもらいたい」
 集まってくれた猟兵へ一礼しつつ、グリモア猟兵のカイ・シュリックは説明を開始した。
 ひとつ気になるのは『事件の解決』ではなく『事件の阻止』という部分だ。そこに疑問を持った者がいるのを察しカイは説明を続ける。
「ああ、今回は既に起きている事件ではなく、これから起こる事件への介入をしてもらいたいんだ。たまたま起きる直前の事件を予知できて、皆が介入出来る状況だった」
 猟兵達の方を見て、事件を未然に防げる可能性を感じ安堵したような顔をするカイ。だが本格的な介入はこれからだ。
「『ロストシーパラダイス』というスペースシップが銀河帝国の艦艇に襲われるらしく……それより先に敵の艦艇に突入したのち指揮官を撃破、スペースシップへの攻撃を未然に防ぐのが今回の依頼の概要だ。艦内までは俺が転移する」
 作戦の内容はシンプルだった。敵の艦艇に入り込めばあとは暴れるだけ、とにかく敵を倒せばいいのだ。

「ただし艦艇にいるのは指揮官だけではない。配下の化け物が大量に巣くっているようだ。それが……いちごの香りがするスパゲッティの化け物らしい」
 突然訳の分からない概念が出てきて、首を傾げる猟兵もいた。カイも困ったように説明を続ける。
「どこかの宇宙船で開発された生物らしいが……知能が低く、指揮官の言うことを素直に聞いているようだ。いちごの香りで攻撃してきたり、滑ったり飛んだりするらしく危険な生物に変わりない。出来る限り撃破して欲しい」
 顔を真剣な風に戻して話すカイ。配下達を倒していかない限り指揮官の元に辿り着くのも難しいだろう。
「指揮官は帝国の自律型戦車のようだ。今も命令に従って戦争を続けているらしいな。ロストシーパラダイスを狙ったのもたまたま通りがかりにあったからみたいだ」
 手元の資料を確認するカイ。帝国の艦艇の情報と、ロストシーパラダイスの資料がその手元にあった。

「ああ、それと無事に帝国の艦艇を退けたらロストシーパラダイスの人達は歓迎してくれるそうだ。中で遊んでいくのもいいと思う。なんでも凄く大きな水族館を備え付けているらしいな」
 ロストシーパラダイスでは宇宙産の大きな生物、本物のイルカやクジラ、その他様々な海の生き物が飼育されているらしい。
 中では魚の養殖も行われており、新鮮な海産物を食べることも出来るそうだ。

「水族館を楽しむためにも、まずは事件の阻止だな。皆の力を貸して欲しい。改めてよろしく頼む」
 カイは再び深く一礼し、転移の準備を始める。
 転移をしたらそこはもう敵の本拠地だ。ピリピリとした戦闘の予感が猟兵達の体に響いた。


ささかまかまだ
 こんにちは、ささかまかまだです。
 今回はスペースシップワールドを舞台にした事件です。
 平和なスペースシップを守るべく、全力で戦っていただければと思います。

 このシナリオではまず『空飛ぶいちご味スパゲッティモンスター』との集団戦が行われます。
 ふざけた敵ですがオブリビオンに変わりはないです。しっかり退治しましょう!
 続いて第2章も戦闘、ボス戦です。こちらも引き続き皆様の思い思いに戦っていただければと思います。

 第3章は日常シーン、宇宙の大水族館で楽しく遊んでワイワイ出来ます。
 宇宙だから出来ることをするも良し、水族館で出来ることを楽しむも良し。

 どこから参加しても大丈夫、戦闘だけしたい方も水族館で遊びたい方も気軽に参加していただければと思います。
 それでは今回もよろしくお願いいたします。
163




第1章 集団戦 『空飛ぶいちご味スパゲッティモンスター』

POW   :    いちご味
【鼻腔をつく爽やかないちごの香り】が命中した対象を爆破し、更に互いを【味の固定概念への疑問】で繋ぐ。
SPD   :    できたてパスタぁ!
【汁気を出すことで】、自身や対象の摩擦抵抗を極限まで減らす。
WIZ   :    空を飛ぶ
空中をレベル回まで蹴ってジャンプできる。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

ゼルド・シュバイツァー
………帝国はこんなものも造っていたのですか。嘗ての主君とはいえ、呆れて物も言えません。
汁気を出されてつるつる滑られても困りますので早々に残飯にしてしまいましょう。むしろ廃棄物でもいいですよ?

【バトル・インテリジェンス】にて戦術AIの乱戦向け暗殺プログラムを起動。
光学迷彩の【迷彩】で隠密をし、然らば暗器やフォースセイバーで【暗殺】を次々に仕掛けて参ります。
摩擦抵抗が少なくなるのならば別個体にぶつけた後、纏めて斬り刻みましょうか。

………流石に俺も、いちご味のパスタはUDCアースだけでもう十分なんだよなぁ。
(※思わず出る年相応の言動での本音)


フルーネ・フローライト
まるで言っている事が分からないがつまり倒してこいということなのはわかったからサクッと片付けてこよう。

丁度新しいからくり人形の試運転もやりたかったから都合がいいし


萩原・誠悟
ありゃあ、夢に出るな。
連中を見かけたら私はまずこう思うだろう。ひょっとしたら口にしてしまうかも知れない。

しかし仕事はしなければ。
敵の形状も見るからにスパゲッティなワケだし、なんとか剣刃一閃で斬っていけないだろうか?
あとは味の固定概念への疑問とやらだが……どう警戒すれば良いのかわからんが、とりあえず唐辛子でも齧っておくか。辛味があればいちごの香りもごまかせるかも知れない。

剣豪の他に探索者もやってる身だし多少は耐性があると思っていたが、それも大した事はないらしい。
アレを作った奴はかなりのいちご好きか、もしくは気が狂ってる。
「俺はどちらもしばらく腹いっぱいだがね」
こればかりは、素で言わせてくれ。


ロクガツ・クロッカス
なに、この……なに?
こんなよくわかんない生物兵器作って、帝国って案外ヒマなのかなぁ……?

まあそれはおいといて、この依頼は良いね!
事件を「阻止」できて、戦場が敵地っていうのが良い!

【空間凝固装置】【技能:フェイント、見切り、残像】を使って、機動力でなるべく沢山巻き込めるように敵を誘導してから、【面制圧戦術】【技能:範囲攻撃、衝撃波、一斉発射】で敵を一網打尽にするよ!
ミサイルぶっぱなしても良心が痛まない相手で助かるなあ!




 グリモアベースから銀河帝国の艦艇へ転移してきた猟兵達。彼らは倉庫のような場所へ降り立っていた。
 中は薄暗く、機械がごうごうと動く音と何かが這いずり回る音が響き渡っている。
 そして何より……艦艇内では凄まじいイチゴの香りが漂っている。少しくらいなら良い香りだが、ここまで強烈だと頭がクラクラしそうだ。
 倉庫から一歩外に出れば香りの発生源が大量に現れるだろう。猟兵達は覚悟を決めて足を踏み出した。

「カハッケヘッキャハッ、カハッケヘッキャハッ」
 倉庫の外では大量の『空飛ぶいちご味スパゲッティモンスター』が飛び跳ねていた。歌うような笑うような不気味な声を上げつつ跳ね回るそれを、猟兵達は怪訝な顔をしながら見つめた。
 モンスター達も猟兵達に気づくと体中についた目を見開き、妙な叫び声を上げながら向かってくる!
「………帝国はこんなものも造っていたのですか。嘗ての主君とはいえ、呆れて物も言えません」
 白い機械鎧を纏った青年、ゼルド・シュバイツァー(陽炎の仇刃・f12297)が呆れ返ったように呟く。見た目だけならばこの艦艇の乗組員と思われそうなゼルドだが、モンスター達は彼を敵と認識している。知能の低いモンスター達は指揮官以外を全て侵入者とみなすのだろう。
 その様子を確認したゼルドはバーチャルレイヤー『無貌の陽炎』を起動すると、光学迷彩を起動し敵陣へ駆け出していった。
「まるで言っている事が分からないが、つまり倒してこいということなのはわかったからサクッと片付けてこよう」
 フルーネ・フローライト(ウォーマシンの人形遣い・f05947)も同じように敵へ向かう。ポニーテールを揺らしながら浮遊機雷と人形の準備を進める彼女の顔には、敵への呆れと戦闘への期待の色が浮かんでいる。
 見た目は女性らしいフルーネだが、彼女は元人間のウォーマシン。身体の機械部分を駆動させ、ユーベルコード発動への用意は十分だ。
「ありゃあ、夢に出るな」
 思わず口から本音が出てきたのは萩原・誠悟(屑鉄が如く・f04202)。サムライブレイドを抜刀し、手近な敵に狙いを定めると他の仲間同様戦闘の準備へと取り掛かる。彼もまたウォーマシンであり、敵への威圧感はたっぷりだ。赤い瞳が敵をじろりと睨んでいる。
「なに、この……なに?」
 ロクガツ・クロッカス(光線銃とクロッカス・f06933)も他の仲間同様モンスターには困惑している。スペースノイドである彼女からしてもモンスター達の姿は異様だった。こんなよくわかんない生物兵器作って、帝国って案外ヒマなのかなぁ、そんな気持ちが出てくるが戦闘自体には乗り気だ。何故なら今回の依頼は「事件を阻止」するというもの。前向きに戦うことが出来るのは良いことだ。他にも彼女にとって良いことはあるが、それは本格的に戦闘が始まってから実感出来るだろう。

「まずはこれを」
 ゼルドは光学迷彩で身を隠しながら『バトル・インテリジェンス』を発動。今回のプログラムは暗殺用のものだ。
 呼び出されたAI搭載型戦術ドローンがゼルドの鎧と同期すると、彼の身体を素早く動かし始める。フォースセイバー『陽焔の灯火』を抜刀すると、まずは手近なモンスターの背後へ回った。迷彩が上手く機能しているためモンスターは彼に気付かない。
「汁気を出されてつるつる滑られても困りますので早々に残飯にしてしまいましょう。むしろ廃棄物でもいいですよ?」
 少し冗談めかした事を言いつつ、陽焔の灯火が振り下ろされる。エネルギーの刀身はモンスターの身体を簡単に斬り裂いた。そしてゼルドは再び迷彩でしっかり身を隠すと次の敵へ向かっていく。
「カハッケヘッキャハッ!?」
 仲間が切り裂かれた事に気付いたモンスターが、自らの身体を汁で覆い滑り出す。仲間を傷つけた相手を見つけ出し復讐しようとするが、モンスターが相手の姿を捉える事はなかった。ゼルドは既にその後ろに回っていたのだ。
 モンスターの身体を軽く押し出すと、つるつると床を滑っていく。摩擦抵抗が極限まで減らされたモンスターは簡単に動かす事が出来た。
 押し出されたモンスターが別の個体とぶつかりグルグルに絡まりだす。ゼルドはすかさず忍者手裏剣『陽焔の隠し火』を投げつける。電脳魔術の力で敵に確実に狙いをつけたその手裏剣は、絡まったモンスター達を一網打尽にした。
「………流石に俺も、いちご味のパスタはUDCアースだけでもう十分なんだよなぁ」
 敵の妙な様子に思わず本音が出るゼルド。見た目は厳つい彼だが、中身は年相応の青年である。

「……あなたに動く勇気があるかな?」
 フルーネはユーベルコード『偽りの浮遊機雷(フェイク・フローティングマイン)』を発動すると、全身から浮遊機雷を放った。機雷に殺傷力はないが、敵から見たらその事は分からない。
「カハッケヘッ……」
 モンスターは機雷に戸惑っている。知能が低いながらもぶつかったら危険だと思うくらいは出来るらしい。作戦通りに事が運び、フルーネは笑みを浮かべながら次の攻撃を発動する。
「丁度新しいからくり人形の試運転もやりたかったから都合がいい」
 彼女は人形遣いだ。手元から『からくり人形【ワルキューレ】』と『からくり人形【マンティコア】』を繰り出すと、次々にモンスターへと向かわせた。
 ワルキューレは剣による素早い攻撃で敵を切り裂き、マンティコアは獅子の牙で敵を噛みちぎっていく。
 モンスターも飛び跳ねる事でそれに抵抗しようとするが、フルーネの人形手繰りの方が圧倒的に上手であった。程なくして彼女の周りにいたモンスターは全て倒される。
「試運転は成功ね。まだまだやれるわ」
 成果に安心するフルーネ。だが敵はまだまだ存在している。彼女は再び二体の人形を繰り出して敵へ向かっていった。

「うむ、仕事はしなければ」
 誠悟は口に何かを含むと、サムライブレイドで敵を斬り捨てていく。
 相手が麺類なら『剣刃一閃』で簡単に斬れるのではないかという予想は当たっており、元は穀物で出来ていたであろう敵の身体はさくさくと斬り捨てる事が出来ていた。
 しかし敵も抵抗してくる。身体から鼻腔をつく爽やかなイチゴの香りを発すると、誠悟の脳を味の固定概念への疑問で錯乱させてこようとしたのだ。しかし彼がイチゴの香りにやられる事はなかった。
「念のために用意しておいて良かったな」
 彼の口の中には唐辛子が。敵のすさまじいイチゴの香りに備えて齧っておいたのだ。口内で齧っている唐辛子の辛味が、敵のイチゴ臭を打ち消している。
「カハッケヘッキャハッ!」
 イチゴ味攻撃が無駄だと悟ったモンスターは、今度は直接体当たりを仕掛けるがあっさりと斬り捨てられた。目をぎょろぎょろさせながら絶命していくその姿に誠悟は呆れたような視線を向ける。
 探索者もやってる身だし多少は耐性があると思っていたが……敵の姿はそれより怪奇だ。アレを作った奴はかなりのいちご好きか、もしくは気が狂ってる。そんな気持ちが思わず出てくる。
「俺はどちらもしばらく腹いっぱいだがね」
 思わず素の言葉が出た誠悟だった。

「それじゃあ……いくよ! タイミングにコツがいるんだよねっ!」
 ロクガツは勢いよく飛び上がると、モンスター達を撹乱するように動き始めた。『空間凝固装置』を発動しつつ軽快に動くロクガツ。艦艇の壁や床を利用して縦横無尽に動く彼女に対し、モンスターも負けじと自分の身体を滑らせる。
「カハッケヘッキャハッ!」
 叫び声を上げながら動き回るモンスターだが、上手くフェイントを織り交ぜたロクガツの動きにはついていけない。
「そうそう、ここが敵地っていうのが良い!」
 ロクガツは敵が上手く撹乱しまとまって動き出したのを確認すると、次の攻撃に備えた準備を始める。
 もし戦闘が行われるのが味方の船や民間人のスペースシップだったなら、設備を巻き込むような攻撃は心苦しい。だがここは敵の艦艇。内部をどんどん壊してしまっても構わないのだ。
「鬼ごっこは終わりだよ! まとめて吹き飛ばす!」
 『面制圧戦術』。これが本命のユーベルコードだ。
 彼女の叫びと共にアームドフォート『六連装ミサイルポッド』から誘導マーカー弾が放たれる。まとまったモンスター達は格好の的だ。次々にマーカー弾が着弾していくが、攻撃力のないその弾にモンスター達は戸惑っている。
「これで……おしまい!」
 しかし本命はこれからだ。ミサイルポッドから六連装反物質ミサイルが凄まじい勢いで放たれ、モンスター達をまとめて吹き飛ばす!
 激しい衝撃が艦艇の内装ごと消し炭に変えていき、彼女が狙った相手は全て消し飛んだ。
「ミサイルぶっぱなしても良心が痛まない相手で助かるなあ!」
 敵を倒したのを確認し、笑顔でそう言うロクガツ。そこには年頃の少女らしさがあった。

 しかし艦艇内にまだ敵はいる。次の獲物へ向け、猟兵達は再び武器を構える。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

エルシー・ナイン
……解析不可能。私も帝国に生み出されたモノですが、彼らの存在意図が理解できません。

高火力制圧モードで、【全武装一斉射撃】を使って一網打尽にしてくれましょう。
幸いここは敵の拠点。派手に破壊活動を行っても問題はないはず。
徹底的に完膚なきまで殲滅します。
理解できない存在は、無かったものにしてしまうのが一番です。

他の猟兵が苦戦しているようなら、熱線銃による援護射撃で援護します。


アララギ・イチイ
イチゴ味の敵ねぇ?
……よし、生物なら喰える、喰えるなら味見できるはず、食べましょうぉ♪

装備は魔術刻印(肉体強化)で自分の牙や爪を武器に戦うわぁ
羅刹紋の効果で飛行、3次元的な移動(ダッシュ)で加速しつつ、(残像・フェイント)で相手を撹乱して接近、敵の肉を噛み千切り、爪でもぎ取る、一撃離脱の戦法ねぇ
爪や牙の攻撃には相手を鈍らせる為に(マヒ攻撃・気絶攻撃)を織り交ぜるわぁ

相手の肉は美味しく、UCの嗜食・カニバリズムで頂いて、自分の戦闘力を高めましょうかぁ
食べ辛そうな大きさなら超大型大剣×2を引っ張り出してカット(なぎ払い・串刺し)してもいいかもぉ
燃やすものが近くにあるなら焼きイチゴとかもいいかもぉ


山梨・玄信
イチゴ味…食欲が湧かんのう。
帝国も何を考えてこんなものを作ったんじゃか…。

【POWを使用】
アースジャイアントを召喚するぞい。
挨拶代わりに2回攻撃で殴るのじゃ。
汁を出されたり空中に飛ばれたら、その場から動かずに衝撃波で対応じゃ。

敵の攻撃は第六感と見切りで躱すぞい。特にイチゴの香りは全力で避けるのじゃ。
避けきれない攻撃はオーラ防御で弾くぞい。

「もはや、スパゲティか何かも分からん物体じゃな。スパゲティを冒涜しておるのう」
「アースジャイアントさんや、力を見せてやるのじゃ」
「滑るなら動かなければ良いのじゃ!」
「足場が悪くても、避ける術はあるぞい」

アドリブ、絡み歓迎じゃ。




 激しく戦闘が続く艦艇内に、新たな猟兵がやって来る。
「……解析不可能。私も帝国に生み出されたモノですが、彼らの存在意図が理解できません」
 淡々とした口調でモンスター達に呆れているのはエルシー・ナイン(微笑の破壊兵器・f04299)。表情こそ柔らかな笑みを浮かべる彼女だが、それはウォーマシンとしての設定故。心の中は変な鳴き声をあげるモンスター達への疑問でいっぱいだ。
「イチゴ味の敵ねぇ? ……よし、生物なら喰える、喰えるなら味見できるはず、食べましょうぉ♪」
 楽しそうな雰囲気を隠せていないのはアララギ・イチイ(ドラゴニアンの少女・f05751)。グールドライバーとしてか、あるいは戦闘への期待か、はたまたイチゴが美味しそうだからか、彼女の金色の瞳には楽しそうな感情が見え隠れしている。
「イチゴ味……食欲が湧かんのう。帝国も何を考えてこんなものを作ったんじゃか……」
 一方でイチゴ味に拒絶反応を示しているのは山梨・玄信(ドワーフの破戒僧・f06912)。確かに香り自体はいいかもしれないが、相手は得体のしれないモンスター。実際に目にしてみるとその珍妙な感じに困惑してしまう。
 三者三様の反応を示しつつ、各々武器を構える猟兵達。先に来ていた仲間と共に、次々と戦線に加わっていく。

「ここは敵の拠点ですから、こちらでも大丈夫ですね」
 エルシーは少女の姿をした高機動戦モードからフルアーマー形態の高火力制圧モードへと姿を変えると、『LC9型ガトリングガン』や『マルチプルミサイルポッド』といった全身の武装をモンスター達へ向けていく。
「マルチプルミサイル、ロック解除。ブラスター、ガトリング照準セット。対象を完膚なきまでに殲滅します。オールウエポン、フルファイア!」
 彼女の叫びと共に全身の武装から一斉射撃が行われる。放たれたミサイルやブラスターはモンスター達を次々と攻撃し、着弾地点には激しい爆炎が舞い上がっていく。艦艇内にも損傷を与えているが、幸いここは敵の拠点。派手に破壊活動を行っても問題はないはず。そう判断したエルシーは『LC式全武装一斉射撃』での殲滅を選択したのだ。
 爆煙が晴れる頃にはモンスター達は消し炭になっていた。若干イチゴが焼ける良い香りが漂っているのが気になるが、ともかく倒せているなら問題ない。エルシーは再び武装の銃口を敵へ向け、一斉に放っていく。
「理解できない存在は、無かったものにしてしまうのが一番です」
 フルアーマー状態ながらもどこか少女らしい雰囲気を出しつつ、エルシーは呟く。
 一方で敵への攻撃も継続していき、武装のクールダウン中は熱線銃での援護射撃も行う。彼女は冷静に戦況を観察していた。

「さぁて、実際に食べるとどんな味なのかしらぁ?」
 アララギは『魔術刻印(肉体強化)』と『羅刹紋』を発動すると、全力で敵の元へと飛び込んでいく。圧倒的な威圧感を前にしたモンスター達は逃げ出そうとするが、アララギの方が速かった。彼女の3次元的な移動の方が上手なのだ、
「この命の味はどんな味なのかしらねぇ」
 アララギはモンスターへと組み付くと、二本の『超大型大剣』を取り出し斬り刻んでいく。モンスターも必死で抵抗しようと強烈なイチゴの香りを発するが、それは自身を尚更美味しそうに見せるだけだ。あっという間にモンスターは斬り刻まれ、その肉をアララギが喰らう。『嗜食・カニバリズム』の力により、敵の血肉はアララギの力となった。
「次はあなたよぉ!」
 彼女は再び飛び上がり、別のモンスターへと接近する。そして強化された爪で敵の身体を薙ぎ払うと、一瞬で相手の生命を奪っていく。そうしたら再び敵の身体を喰らい力をつける。アララギは自分のペースを確立し、どんどん敵を倒していく。
 もし一撃で倒せなかったとしても、彼女の爪は敵の肉を確実に削いでいく。ヒットアンドアウェイで確実に敵の数を減らしていく彼女の作戦は功を奏していた。
「味は……まずまずかしらぁ?」
 激しい戦闘を繰り広げながらも、どこか楽しそうなアララギであった。

「もはや、スパゲティか何かも分からん物体じゃな。スパゲティを冒涜しておるのう」
 改めてモンスターの姿を見て、玄信がぽつりと呟く。このモンスター達は完全に色々なものを冒涜している。きちんと退治せねば。
「ということでアースジャイアントさんや、力を見せてやるのじゃ」
 『アースジャイアント』を発動させれば、彼の目の前に大地の巨人が召喚される。巨人はウォーマシンの猟兵達と比べると若干小さいが、それでも頼もしい存在であることに変わりはない。
「アースジャイアントさん、どんどん殴るんじゃぞ」
 玄信の言葉に巨人が頷けば、次の瞬間には巨人によるパンチがモンスターへ叩き込まれていた。ワンツーパンチがどんどん叩き込まれていき、攻撃が終わる頃にはスパゲッティだった時の面影はなくなっていた。
 その様子に怒った別のモンスターが玄信を狙い出す。激しくイチゴの香りを飛ばし彼を錯乱させようとしたのだ。玄信も避けようとするが、足元がなんだか濡れて動きづらい。モンスターの汁気で地面が濡れているのだ。
「足場が悪くても、避ける術はあるぞい」
 オーラで身を護りながら玄信は後退していく。防御の力と彼自身の技術力により、上手くイチゴの香りから逃れる事が出来るのだ。攻撃してきたモンスターには巨人で反撃。こうして敵を確実に倒していくのだ。
「これで片付いたかのう?」
 気がつくとモンスターはいなくなっていた。どうやら全ての個体を倒すことが出来たらしい。

 猟兵達はそれぞれ顔を見合わせ、お互いの無事を確認してから中枢部を目指していく。
 残る敵は指揮官だけ。任務遂行に向け猟兵達は艦艇内を進んでいった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​




第2章 ボス戦 『二足歩行戦車』

POW   :    一斉砲撃
【機体各所に搭載した火器】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。
SPD   :    レジェンダリーソルジャー
【伝説的な戦車兵を再現したAI】を召喚し、自身を操らせる事で戦闘力が向上する。
WIZ   :    胴体下部可動式ビームキャノン
【砲門】を向けた対象に、【ビームの連射】でダメージを与える。命中率が高い。
👑17
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。



 中枢部も今まで戦闘を行ってきた場所と同じく広い部屋であった。
 いくつもの機械が並び、大きなディスプレイにはロストシーパラダイスが映っている。

 部屋の中央には巨大な戦車『二足歩行戦車』が待ち構えていた。
 どうやらこいつが指揮官のようだ。
 戦車は猟兵達の姿を確認すると、全身の武装を向けてくる。
 これを倒せばロストシーパラダイスを救う事が出来る。激しい戦いに備え、猟兵達は各々武器を取った。
フルーネ・フローライト
見た感じ射撃特化で遠距離戦を主体の相手と予測。

UCで手数を増やすと共にそれを囮に使い死角から接近して
【メカニック】【武器改造】で敵の攻撃手段を減らせるか試してみる。

うまく行けば闘いやすくなるだろうしやってみる価値はある


アララギ・イチイ
さすが金属製の戦車を喰らうのは難しいわよねぇ
……いや、粉々に噛み砕いて粉末状にすれば喰らう事が出来るかしらぁ、でも見た目で美味しくなさそうだしぃ(悩み

改造ブーツのホバー移動機能で(ダッシュ)して移動するわぁ
相手への攪乱の効果も狙って(残像・フェイント・迷彩)の技能を同時に運用よぉ

上記の方法で背後に回り込む様に接近、UCの特殊武装・鎮圧用~を敵に使用するわぁ
最大圧力で思いっ切り特殊な液体を全身にぶっかけて、摩擦抵抗を極限まで減らしてしまいましょうぉ
摩擦0の状況で二足歩行出来るか楽しみねぇ

UC使用後は速射砲に(鎧砕き・鎧無視攻撃)の徹甲弾を装填して砲撃、もちろん反撃はあるでしょうから十分に警戒よぉ





 指揮官との戦闘はフルーネの攻撃から始まった。
(帝国の戦車……見た感じだと射撃特化で遠距離戦を主体の相手かしら)
 敵の見た目と構えた武器から戦法を推測し、状況に適したユーベルコードを考える。相手の手数は多そうだ、それならば……。
「……さぁ、人形劇の始まりだよ」
 人形劇『戦乙女の騎行』。これがフルーネが選択したユーベルコードだ。彼女の詠唱と同時に何体もの戦乙女を模したからくり人形が召喚された。鎧に1と刻印されたワルキューレ達は次々に敵へと飛びかかると、火器と思しき部位へ目掛けてどんどん攻撃を加えていく。ある人形は剣、ある人形は槍を用いて火器を潰していくのだ。
 フルーネも人形を操作するだけではない。人形達に紛れて静かに戦車へ接近すると、人形達が攻撃しているものとは別の砲台を改造しだす。戦車は人形達の攻撃への対処に追われ、フルーネによる改造には気付かなかった。
「これで戦いやすくなるはず……」
 手際よく行われた武器改造により砲台は取り外されていく。戦車自身もようやくそれに気付いたが時すでに遅し。いくつもの砲台がフルーネと彼女の人形達によって無力化されていた。全ての砲台や火器を潰せたわけではないが、十分弱体化はさせられただろう。
 満足の行く成果を得る事が出来たのを確認し、フルーネは静かに笑った。

(さすが金属製の戦車を喰らうのは難しいわよねぇ)
 一方アララギは困っていた。先程のモンスターと違って戦車は食べる事に適していない。粉々に噛み砕いて粉末状にすれば喰らう事が出来るかしらぁ、そんな気持ちもあるもののやはり見た目が不味そうだ。ならばもう倒してしまうのが一番。そう判断して彼女も戦線に加わった。
 まずは改造ブーツで全速前進。ブーツのホバーだけでなく迷彩効果も上手く使ってフェイントし、敵との距離を詰めていく。一瞬で相手の背後へ回ればあとはユーベルコードを発動するだけだ。
「これ何処の世界の便利道具だったかしらぁ? ……まぁ、いいかぁ♪」
 別空間から速射砲を召喚し、便利道具――特殊な液体を装填すれば準備完了。それを思いっきり戦車へ向けてぶち撒けたのだ。液体により自身の摩擦力を減らされた戦車はその場でツルツルと滑り出す。アララギのユーベルコード『特殊武装・鎮圧用特殊放水砲』は効果抜群だった。
「摩擦0の状況で二足歩行出来るか楽しみだったのだけど……無理だったわねぇ」
 くすくすと笑いながら速射砲に徹甲弾を装填するアララギ。装填し終わればすぐにそれを戦車へ放つ。
 戦車もなんとか戦闘用AIを駆使し立ち回るが、摩擦力が失われている状況では満足に動けない。徹甲弾で自身の装甲をボロボロにされていく。
 その様子を見て「やっぱり美味しそうには見えないわ」と思うアララギだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

山梨・玄信
ほう、これは…!
人間が乗ってるのでは無いのじゃな。これ自体が指揮官という事かの。

【POWを使用】
巨大でも2本の足で歩いているなら、片方が折れればどうなるか…答えは簡単じゃな。
ロボットの利き足なぞ分からんから、右足を集中攻撃するのじゃ。
大きな敵にはそれなりの攻撃をせんと意味が無いからの。
全力で鎧無視攻撃付きのグラップルをお見舞いするのじゃ。同じ場所を集中して叩くぞい。ある程度ダメージを入れたら、灰燼拳を叩き込むのじゃ。
反撃は見切りと第六感で躱すのじゃ。避けられない場合はオーラ防御と激痛耐性で耐えるぞい。

「ほう、お主が指揮官か。…何で帝国兵ではなくスパゲティを連れて来たんじゃ?」

アドリブ歓迎じゃ。


エルシー・ナイン
いよいよ大将格のご登場ですね。
その巨大さで圧倒するつもりでしょうが、先程の存在意義不明のモンスターに比べれば、開発コンセプトが明確な分遥かに戦いやすいです。これだけ大きいと撃ち甲斐もありますしね。

ワタシの狙いは巨体を支える二本の脚です。
自分より大きい相手の機動力を殺すのは定石といえるでしょう。
熱線銃による【クイックドロウ】で、脚部に集中攻撃を浴びせます。

脚を破壊出来て且つワタシ自身にも戦いを継続する余力があれば、【スナイパー】としての技能を使って、カメラアイを狙い撃ってみましょうか。
少しでも撹乱して【時間稼ぎ】が出来れば上出来です。




「ほう、これは……!」
 玄信はまず敵の存在に感心した。戦車という物は人間が操縦していると思ったが、この敵はどうやらそうではないようだ。ならばこれ自体が指揮官という事か、だとしてもやる事は単純だ。
「巨大でも二本の脚で歩いているなら、片方が折れればどうなるか……答えは簡単じゃな」
 そう呟きつつ玄信は敵の右脚へ向けて全力で駆けた。ロボットの利き脚は分からない。だがどちらかを潰してしまえばそれまでだろう。
 戦車はドワーフである玄信の小柄さと素早さに対応しきれない。火器から一斉砲撃を行うが、玄信の方が上手であり簡単に避けられていく。
「お主が指揮官か……何で帝国兵ではなくスパゲティを連れて来たんじゃ?」
 右足まで接近した所で疑問をぶつけてみる。しかし答えは返ってこなかった。この戦車は自分で喋ることは出来ないようで……もしかしたらモンスターを連れてきたのもただ命令に従った結果だからかもしれない。戦車は静かに玄信へ火器を向ける。
 だがそれより彼のグラップルの方が速かった。一瞬で戦車の右脚に組み付くと、大連珠を握った拳による重い一撃が叩き込まれる。何度も何度も叩き込んでいくと戦車の脚がボロボロになっていくのが分かった。
「これで……最後じゃな!」
 最後に『灰燼拳』が叩き込まれると、戦車の右脚は大きな音を立てて折られてしまった。
 戦車は残った左脚と腕を駆使しして体制を整えるが、先程までのように動くことは出来ないだろう。
「うむ、良い調子じゃ。まだまだこれからじゃな」
 今度はボディの方へ組み付き攻撃を続ける玄信。戦闘はまだまだ続く。

「いよいよ大将格のご登場ですね」
 一方、エルシーも敵に感心していた。先程の存在意義不明のモンスターに比べれば、開発コンセプトが明確な分遥かに戦いやすい。巨体で圧倒するつもりでしょうが、同時に撃ち甲斐もありますしね。そんな事を思いつつ熱線銃を構える。
 彼女の狙いも戦車の脚だ。自分より大きい相手の機動力を殺すのは定石。片脚を仲間が潰してくれているなら自分は反対側を潰せばいい。仲間にだけ攻撃を当てないように気をつけて、エルシーは淡々と熱線銃の引き金を引いた。
 『クイックドロウ』による連射が見事に決まり、熱線がどんどん敵の左脚を溶かしていく。恐らく弱いであろう関節部を狙っていけば最後には左脚も折れてしまった。
 しかし戦車も抵抗しだす。壊された火器や砲台部分をかき集め、なんとか脚の代わりになる部分を作り出していくのだ。搭載されたAIによる精一杯の抵抗だ。だが、ここまでに受けたダメージや失われた摩擦力により思うようには動けないだろう。
「抵抗は立派ですが……こちらもまだまだ攻撃させてもらいます」
 エルシーも黙ってそれを見ているわけではない。先程は連射性能を高めて熱線銃を放ったが、今度は静かに熱線銃を構える。自身のスナイパーとしての技術を用いて精密射撃を行えば、敵の左目にあたるカメラアイを丁寧に撃ち抜いた。
 流石に精密な部分は簡単に修繕出来ないようで、敵も焦ったように動き出す。しかし満足に動けないその体は良い的だ。
「時間稼ぎは出来たようです」
 再び敵へ熱線を浴びせつつ様子を伺うエルシー。
 敵の装甲自体もだいぶ剥がれてきている。戦闘は猟兵の有利に運ばれてきていた。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ゼルド・シュバイツァー
【サイコキネシス】を用い、相手の行動妨害を優先して立ち回りましょう。
対象の足許に瓦礫などがあれば突然動かして体勢を崩させます。
ターゲットの撹乱のため、光学迷彩による【迷彩】は付けたりはずしたり、味方の支援を重点とします。

「何、乗り手だけの技量で戦えぬのなら引き摺り出して再教育するまでですよ。まぁ、そもそも今の私は帝国の徒ですら無いのですがね?」


ユーミ・アハティアラ
宇宙観光のために頑張るぞ、おー。

ところで、ここに道すがら回収してきた汁気たっぷりスパゲッティモンスター(残骸)がある。
[迷彩]効果を利用してこっそりひっそり接近したのち、これを奴の足元にシュゥゥゥゥト!することで汁気に滑ってスッ転んでくれないかなって期待する作戦。

その後は歩行戦車の弱点、足周りを集中攻撃したりワイヤーを敵の砲門に引っ掛けて攻撃の妨害をしてみたり。




 次に戦車の前に躍り出たのはゼルドだった。『無貌の陽炎』の迷彩を起動しながら『サイコキネシス』も発動させる。目標は敵の足元、地面に落ちた砲台や火器といった残骸だ。
 残骸達をふわりと浮かせると、敵が引っかかる位置へと動かしていく。既に両脚を潰された戦車にとってそれは致命傷だ。躓くように残骸に引っかかり、大きな音を立てて戦車はすっ転んだ。
「何、乗り手だけの技量で戦えぬのなら引き摺り出して再教育するまでですよ」
 少し冷めたような口調でつぶやくゼルド。この戦車に人は乗っていないようだが、AIは積まれているはずだ。ならばそれを引き摺り出して再教育するまで。そもそも今の私は帝国の徒ですら無いのですがね、そんな事も思いつつ更にサイコキネシスを駆使していく。脚の代わりにしている部位だけではくAIを統括しているであろうカメラアイの部分にも残骸をぶつけ、的確にダメージを与えていったのだ。
 更に彼はただ隠れて敵の動きを阻害するだけではない。迷彩を付けたり外したりしつつ、ゼルドは敵に自分自身を視認させ誘導する事も怠らなかった。
「敵の誘導は私が行います。攻撃はお願いしますね」
 時々後方を確認し、仲間とコンタクトを取ることも忘れない。敵の撹乱と味方の支援、それが今回の彼の狙いだった。
 敵の装甲はだいぶ剥がされている。このまま上手く誘導し続ける事が出来ればきっと大丈夫だろう。
「あんな訳の分からんモンスターと比べたら、こういうヤツのほうが分かりやすいな」
 こっそりと年相応の口調で本音を漏らすゼルド。その呟きは他の仲間には聞こえていなかった。

「宇宙観光のために頑張るぞ、おー」
 戦場には新たな猟兵も現れていた。少しのんびりした口調で気合を入れる少女、ユーミ・アハティアラ(バーチャル咎人・f02282)だ。
 彼女の手元には奇妙な物体が握りしめられていた。こっそりひっそりとある程度の距離まで行けば今度は手にした物体を野球のボールのように構えた。物体に迷彩をつければ準備万端。
「作戦通りにいけばいいけど……とりあえず、シュゥゥゥゥト! でいいよね」
 掛け声と共に何かが投擲される。ユーミが手にしていたのはスパゲティモンスターの残骸だ。倒されてから少し時間が経っているとはいえまだ汁気たっぷりのそれを思い切り投げて戦車の脚元に設置したのだ。
 戦車は見事それに引っかかり……つるりと滑っていく。再び大きな音を立てて戦車が倒れてしまう。それだけでなく、その場でツルツルと滑ったりもしている。巨体なのが仇となっているようだ。
 しかし攻撃はまだまだ終わらない。今度はワイヤーの『ヤクルス』を構えて敵の方へと躍り出た。
「脚は多分大丈夫だから……今度はこっち」
 戦車の無事な砲台にヤクルスを巻きつけると、ワイヤーの反対側を自分自身に結びつける。そして再び迷彩を起動し距離を取れば用意は完了。
 なんとか起き上がった戦車が砲台で猟兵を攻撃しようとするも、ユーミが全力でヤクルスを引っ張る事で上手く狙いを定められない。今までの攻撃も相まって戦車はその場でバタバタする事しか出来ない。
「よしよし、あとちょっとって感じかな……バタバタしてるの、面白いかも」
 無表情ながらもどこか楽しそうな雰囲気で敵を観察するユーミだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ロクガツ・クロッカス
こいつが親玉だね!
こういうデカブツ相手にはインファイトって相場が決まってる!
射程の有利を奪って、機動力で翻弄するよ!

【SPDを使用】
【バトル・インテリジェンス】を発動。
敵の攻撃が当たりにくいルートを見極めて、身体能力、動体視力が強化された状態で一気に敵に近づくよ!
敵に取り付いたら、レーザーでも実弾でも近接攻撃でも、何でもいいから細っこい脚部の関節を集中的に攻撃!
1本でも足が動かなくなれば、ほとんど動けなくなるはず。
そしたらこんなやつ、ただの的当てゲームだよ!




「こいつが親玉だね!」
 最後に敵に立ち向かったのはロクガツだった。彼女は自らの小柄さを活かしインファイトを仕掛ける事を選択した。
 まずは『バトル・インテリジェンス』を発動。ドローンにより身体能力と動体視力を高めつつ、戦車へ向かって全力疾走。これまでの戦闘で戦車はかなりボロボロになっているが、全く抵抗が出来ない訳ではない。残りの砲台・火器の数を確認し、出来る限り攻撃を喰らわないルートを計算する。
 戦車の最後の抵抗による集中砲火が浴びせられるが、ロクガツには一切攻撃が当たる事はなかった。彼女は爆炎の中から飛び上がると、空中から敵の方へと踏み出した。
「よし……あとはひたすら攻撃のみ、だよね!」
 勢いよく戦車の上へと跳び乗ると、『銘の削れた光線銃』を構えてどんどん発砲していく。脚の代わりにしている部位を集中狙いしていけば、大きな音を立ててその部位が吹き飛んでいく。崩れる戦車から落ちないように体勢を整えて更に発砲、右目のカメラアイも光線により潰していく。もう再生の暇さえ与えない。
「ここまで来たらただの的当てゲームだよ!」
 ロクガツの言うように、ここまでの猟兵達の攻撃が積み重なり戦車はただの的になっている。かといって油断は出来ない。ここまできたら徹底的に破壊しつくすのみだ。
 他の猟兵達も加わり、駄目押しと言わんばかりに戦車への攻撃が繰り広げられる。しばらくすると……戦車はもう既に跡形もなくボロボロになっていた。
「これで一件落着……かな」
 ロクガツが最後に光線銃の引き金を引くと、戦車の最後の残骸も消し炭となった。
 艦艇の中には猟兵達だけとなった。彼らはお互いを労ったり感謝を述べたりしながら迎えを待つ。

 こうして猟兵達は、銀河帝国の指揮官を打ち破り『ロストシーパラダイス』を救い出したのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第3章 日常 『宇宙の大水族館』

POW   :    巨大海獣と触れ合えるのは楽しいだろうなあ、力比べもできるかなあ。

SPD   :    本物のイルカやクジラといっしょに泳ぐのは気持ちがいいだろうなあ。

WIZ   :    ほう、これがトロ・スシ。この一カンがいったい幾らするんだい? イクラじゃなくて。

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。



 猟兵達が銀河帝国の指揮官を打ち破ってから数時間後。
 スペースシップ『ロストシーパラダイス』にて祝賀会が開始された。
 今日は1日猟兵達の貸しきりになるようだ。

 『ロストシーパラダイス』には巨大海獣とのふれあいコーナー、他の世界にもいるような海の生き物と遊んだりできるスペース、新鮮な海産物で料理を作ってくれるレストランなどが設けられている。
 他にも色々な施設があるようで、探索してみれば何か見つかるかもしれない。
 従業員達は笑顔で猟兵を迎えてくれる。
 戦いの疲れを癒し、1日楽しんでみると良いだろう。
山梨・玄信
さ、流石に水族館で寿司を食べるのは気が引けるのう。
売られる子牛の曲が流れるステーキハウスよりはマシじゃが…。

【POWを使用】
では、ペンギンとでも戯れていようかのう…このペンギン、わしより大きいんじゃな…(玄信は87cm)。

次はトド。油断したら食われそうじゃのう。牙も大きいし強そうじゃ。

シャチ…これも大きいのう。凶悪そうな白目…む、これは模様か。目は…ここか。何か焦点がぼやけたような目をしておるのう。何となく牛のような…。

ふむ、中々面白いものじゃな。

アドリブ、絡み歓迎じゃ。


ユーミ・アハティアラ
無事宇宙観光げっと。ばんざーい。

さてさて本来アクティブにアグレッシヴに遊ぶシーンですが、そこであえておやつ片手にイルカプールでぷかぷかするのだ。
くらげのまねー、なんちて。

…あーこらこら。イルカのみなさん、つつかないつつかない。
というか人をボールの代わりにして遊ばないで。

やーーめーーてーー。


ロクガツ・クロッカス
準備運動よーーし!!
私、「夏」になったら別の世界の「海」に行ってみるんだ!
と言うわけで……、今日は海の予習!
今までは競泳プールでしか泳いだ事なかったし、楽しみだなあ!

えへへ、水着もいつもの競泳水着じゃなくて、フリルスカートタイプの可愛いやつ買っちゃったもんねー。

そんな感じで、海の生き物と一緒に泳いではしゃいで、ちょっと疲れたら美味しいもの食べて休憩して。
とにかくロストシーパラダイスを満喫するよ!


(アドリブ・絡み歓迎です)




 ロストシーパラダイスの一区画、海の生き物と遊べる巨大プール。何人かの猟兵はそこで羽根を伸ばしていた。

「ふむ……このペンギン、わしより大きいんじゃな……」
 プールサイドでペンギンと戯れていたのは玄信。水族館で寿司を食べるのは気が引ける、今日は海辺の生き物とのんびり過ごそうと決めていた。
 見つめ合っているのはコウテイペンギン。ドワーフである玄信より少しばかり背が高い。じっと見つめ合うと不思議な感覚がしてくるし、でもどこか愛嬌のある雰囲気に和んだりもする。ほっこりした気持ちを抱いていると、周りを数匹のペンギンに囲まれていた。
「囲まれると少し怖いのう……」
 遠くから見ると玄信もペンギンの仲間に加わったようであった。

「準備運動よーーし!!」
 同じくプールサイドにいたるのはロクガツ。ずっと植民船で暮らしてきた彼女にとってバカンスとしてプールを楽しむのは初めてだった。
 「夏」になったら別の世界の「海」でもいっぱい遊びたい。だから今日は海の予習! そんな気持ちを胸に秘め、キラキラとした笑顔を浮かべながら準備体操に勤しんでいた。
 水着もいつもの競泳水着ではなく可愛らしいフリルスカートタイプのものを用意して準備万端。その事も嬉しくてなんだかニコニコしてしまう。今日は目一杯楽しもう。

「無事宇宙観光げっと。ばんざーい」
 一方プールの上ではユーミがのんびりと浮かんでいた。大きな浮き輪に腰掛け、アイスを片手にふわふわと漂っている。
 表情こそあまり動いていないものの雰囲気は楽しげだ。周りにはイルカ達も泳いでおり、非現実的なシチュエーションを満喫している。
 周りを見れば他の猟兵も海の生き物と遊んでいるのが分かる。ドワーフ君はペンギンの仲間入りをしているし、スペースノイドの女の子はアグレッシブだね。ユーミは敢えてのんびりぷかぷかくらげのまねー、なんちて。そんな事を思いながら波に遊ばれていた。

 それからしばらく、三者三様にロストシーパラダイスを楽しんでいた。
 玄信はペンギン達から離れトドと戯れだした。ペンギンよりも遥かに大きいトドは結構な威圧感がある。牙も大きく油断したら喰われそうだ。だがその強そうな風貌から学ぶものがあるかもしれない。
「何を食べたらこんなに大きくなるのかの」
 なんとなくトドに尋ねてみたが、大きなあくびが返ってきただけであった。
 ユーミはその様子をプールから眺めていた。波に揺られていると気分が良くて、少しウトウトしてしまう。周りでイルカ達ものんびり泳いでおり、リラックス出来る幸せ空間が形成されていた。
「イルカさんも今日はのんびりしたいよねー」
 思わず話しかけるユーミ。それに反応するようにイルカ達は彼女の方へ集まりだしていた。
 その近くで気合を入れて泳いでいたのはロクガツ。時に全力で、時にイルカと戯れながら楽しく泳いでいる。
 本物の海はどんな感触なんだろう、海でもイルカ達と一緒に泳げないかな。そんな事を考えながらプールを楽しんでいた。
「全力で泳ぐと結構疲れちゃうね。そろそろ休憩しようかな……」
 泳ぎっぱなしは身体によくない。一旦プールからあがり、何か甘いものを食べようかと思案しだした頃……。

「ん? ……あーこらこら。イルカのみなさん、つつかないつつかない」
 ユーミの様子がどこかおかしかった。気がつくとイルカに囲まれていた彼女がボールのように突かれ出している。
 傍から見れば結構楽しそうな光景だが一歩間違えれば溺れてしまうかもしれない。
「やーーめーーてーー」
 なかなかカオスな状態だがユーミの口調はのんびりとしたものだった。
「大丈夫かの。こらこらイルカ達、人をボール扱いするでないぞ」
 思わずプールに入り救出に向かう玄信。
「イルカってこんな事するんだ……大丈夫? 私達に捕まって」
 ロクガツも再びプールへ入り手助けする。三人は協力しあってなんとかイルカ包囲網を脱出できた。
「二人共ありがとう……いやぁびっくりした」
「無事なら何よりじゃな」
「イルカ達も嬉しくなっちゃったんだね……そうだ、せっかくだから三人で何か食べない?」
 売店の方を指さしながら話をすれば、確かに甘い物が食べたくなってくる。
 せっかく一緒に事件を解決した縁だ。三人は一緒にロストシーパラダイスをまわることにする。

「イルカもいいけど、シャチも可愛らしいもんじゃな。凶悪そうな顔に見えたが、案外とぼけた牛みたいな顔をしていてのう」
「牛かぁ。言われてみれば確かに……ぼんやりしてて可愛いよね」
「私は牛もちゃんと見た事がないかも……今度別の世界に行った時に探してみよう」
 チュロスを食べながら雑談に興じる猟兵達。
 少し休めばまたプールや水族館に、疲れたならばまた休憩へ。ここではいつまでものんびりできそうだ。
 ここの平和を勝ち取ったのは間違いなく猟兵達が頑張ったからだ。だから今日は思い切り羽根を伸ばそう。
 こうして三人は日が暮れるまでロストシーパラダイスを満喫していった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

高柳・零
すいません。戦いに一切参加せず、水族館見物…というより、スシを食べに来ました。

出してくれるスシは何でも食べます。口が何処にあるか不明ですが、とにかく食べます。
「これが本物のスシですか。キマイラフューチャーでは、スシらしき物しか食べた事がないので」

お勘定はちゃんと払います。
働かざる者食うべからずですから。




 ロストシーパラダイスの一区画、食堂街で小さな影が動き回っていた。
(戦いには参加出来ませんでしたが……せっかくですから)
 影の正体はテレビウムの少年、高柳・零(テレビウムのパラディン・f03921)だ。彼の目的は水族館観光だけではない。スシ、というものを食べに来たのだ。

 食堂街の中でもひときわ大きなスシ店を発見すると、まずは店の外にあるメニューを確認。お勘定はしっかり払うつもりだ、確認は大切だ。
 しかしスシの相場というものが分からない。零は多分きっとお手頃な値段だろうと判断し、店内へ入っていった。
「へいらっしゃい! ぼっちゃんお一人かい?」
 中に入ると威勢のいい声が出迎えてくれた。何人もの店員が店内を忙しなく駆け回っている。
 カウンターの席を案内されると零はちょこんとそこに着席。温かいお茶やおしぼりが出され、準備万端といった感じだ。
「何にするかい?」
「オススメのものをなんでもお願いします」
 こういう時は店員のオススメを頼むのが安牌だ。そう考え注文すると、色とりどりのスシが零の席へと運ばれてきた。
 キマイラフューチャーでスシもどきは見たことがある。しかし本物を見るのは初めてだ。
 一つ手に取り食べてみると、舌の上でとろけるような感触だ。テレビウムの舌がどこかというのは置いておいてだ。
「これはなんのスシでしょうか?」
「トロっていうんだよ。ぼっちゃんスシは初めてかい?」
「本物は初めてですね。すごく美味しいです」
 零の言葉を受けて店員は笑顔になった。更にはどんどん食べな、これがオススメだと次々にスシを運んできてくれる。
「自分はお勘定も払いますから……」
「猟兵さんとはいえ子供だろう? 気にしなくていいさ、これはサービスだよ」
 こうして零は良心的な値段で初めてのスシを堪能出来た。
 また来よう、そう思いながら満足した気持ちで帰った零であった。

 こうして猟兵達はロストシーパラダイスの平和を守り抜いた。
 この船はこれからも人々を癒やし、楽しませていくだろう。
 その事の充足感を覚えつつ、猟兵達はロストシーパラダイスでの一日を楽しんだ。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年02月06日


挿絵イラスト