おうちに帰る前に、お帰りください
●
それは、猟兵たちにとってはヒーローズアースの戦争が終わった後。サムライエンパイアの人々にとっては唐突に、訪れた。
「エンパイアのみなさん、こんにちは〜☆
わたしのなまえはレディ・オーシャン☆
と〜ってもわるいかみさまなんですよ〜☆」
声の主はレディ・オーシャン。『ヒーローズアースのジェネシス・エイト』であった者。それが今、『サムライエンパイア』に姿を現したのだ!
「そんなわけで、いまからここを『海にする』ので、がまんしてくださいねん☆」
そう言って、レディ・オーシャンは巨大な海水の球『オーシャンボール』を大地に叩きつけ、周囲の全てを押し流したのであった。
●
「大変ですわーー
!!!!!!!」
グリモアベースで絶叫する深護・刹那(花誘う蝶・f03199)。
「レディ・オーシャンが! どういうわけかサムライエンパイアに現れましたの!!」
絶叫を聞いて集まってくれた猟兵たちに早速説明する刹那。レディ・オーシャンがなぜ世界を渡ることが出来たのか。その辺りは完全に不明。しかし予知で見た未来で、彼女は復興が進んでいるサムライエンパイアに甚大な被害をもたらしていた。ゆえに。
「皆さん、今すぐサムライエンパイアに向かい、レディ・オーシャンを倒してくださいませ!」
●
「レディ・オーシャンは『かけら』を探していますの」
その『かけら』もまた不明だが、彼女の故郷『グリードオーシャン』に帰るために必要らしい。そしてわかっているのは『そのためにサムライエンパイアを海没させようとしている』ことである。
「『オーシャンボール』という巨大な海水の球を大地に叩きつけ、津波で全てを押し流し、海に変えるつもりですの」
ここまで復興が進んできたサムライエンパイアをそのような目に合わせるわけにはいかない。
「オーシャンボールは、レディ・オーシャンの力で形を成していますの。ですから」
レディ・オーシャンさえ倒せれば、オーシャンボールは文字通り霧散する。
「ですが、すみません。予知が直前すぎて『間に合いません』の」
それはオーシャンボールが大地に叩きつけられる、そこまではすでに確定した未来であるということだ。
「ですから、皆さんは現地に着いたら、まずボールの真下にある村の人々を避難させてくださいませ!」
オーシャンボールが大地と接触し、そこから津波となって周囲を押し流すまでには多少の時間がある。
まず、真下にある村の人々を避難させた後、レディ・オーシャンを倒すことができれば、津波による海没は避けられるのだ。
●
「真下にある村では、今お祭りをしてまして……」
そこで刹那は言葉を濁す。それは近くにある山の神を讃える、山の恵みに感謝するお祭りだ。収穫祭のようなものと思ってもらってもいい。
「村人たちは『お祭りをやり終えねば』何があってもその場を離れませんわ」
何故か。
それは大昔。この村がこのお祭りを疎かにしたせいで山津波にあい、村が滅びかけたからだ。そのため、村人にとっては、祭りを終えなければ山津波にあうと思い込んでいる。
前門の山津波、後方の津波といった非常に酷い展開なのだ。
「皆さんにはまず、『速攻でお祭りを終える』お手伝いをお願いしますわ」
簡単に言うと、その場にある各種山菜料理を速攻&全力で食らい尽くしてほしい。遠慮はいらない、むしろ遠慮した分だけ人が死ぬと思って欲しい。
「お祭りが終われば、村人は避難に応じます。皆さんで村から連れ出してくださいませ」
順調に行けば避難が終わった頃にオーシャンボールが村を飲み込む。
「レディ・オーシャンはボールの中心にいます。しかしたどり着くには、配下のオブリビオンを倒す必要がありますわ」
レディ・オーシャンがサムライエンパイアで手懐けたオブリビオン『兵器百般』が猟兵の前に立ち塞がる。さらには。
「ボールの中は海水。必然的に『水中戦』になりますわ」
古今東西様々な武器が飛んでこようとも、ハンデにはならないかもしれない。しかし、より水中戦に適応した戦い方であれば戦況を有利に運べるだろう。
「兵器百般を倒せば、ようやくレディ・オーシャンとご対面ですわ」
こちらも引き続き水中戦となる。相手は強大なオブリビオン、注意してほしい。
「ただ、レディ・オーシャンは何やら儀式も片手間にしているようで」
どうも戦闘後に『何かを持ち帰る』儀式を大地に施しているようだ。
「いざれにしても、レディ・オーシャンを倒せば、万事解決しますわ」
ボールも霧散するし、儀式も阻むことができる。
「大変な任務ですが、皆さんよろしくお願いしますわね!」
そう言って刹那は猟兵たちをサムライエンパイアに転送したのであった。
るちる
はじめまして、あるいはこんにちは、るちるです。
今日辺り何か来るだろうなあ、と思っていたら、かなりのホットスタートでびびりました。
そんなわけでレディ・オーシャン追撃戦でございます。
シナリオの補足はあまり無かったりします。
1章はひたすら食べてください。速攻です、遠慮は死につながります。
水中戦となる2章&3章は、その準備を整えることでプレイングボーナスが得られます。
レディ・オーシャンについては謎だらけですが、わかっているのは『倒せばオーシャンボールは霧のように消えてなくなります』『倒せなかった場合、大地から「宝物のような物品」を掘り出して姿を消し、オーシャンボールは津波となって周辺を押し流してしまいます』ということです。
あ、後。レディ・オーシャンは特に先制攻撃とかしてこないですし、水中での息継ぎに関しては気にしなくて大丈夫です。
それでは皆さんのプレイング、お待ちしています。
第1章 日常
『山菜祭り』
|
POW : ヒャッホー!! キノコだ! キノコ! キノコ鍋だァー!!
SPD : タケノコは無敵なり。我がタケノコにかなうものなし。我がタケノコ汁は無敵なり。
WIZ : ゼンマイ料理とワラビ料理がある。どっちから味わいたい?
👑5
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
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四宮・雪平
おっし、じゃあ山菜を手早く調理して山菜の消費の回転率を上げる。
手の込んだ調理ができないのは心苦しいが、復興を乗り越えた民の命には変えられねえ。
死んでしまったら何も食えないからな。
キノコは素で焼いた物に俺が常備しているソースや調味料でシンプルに味付けをして提供。椎茸にはチーズを絡めたのも忘れずにな。
タケノコやワラビ、ゼンマイ等は和風以外かつ素早く仕上がる調理法で新たな味覚を楽しんで貰う。
「指定された短い時間の中で仕事を果たす」
プロとしての責務だ。増して今回に至っては早く山菜を処理することで住民の避難を急ぐ事に繋がるからな...
ちなみに、山菜の仕入れのためコネを住民とは作っておくのは忘れない
フォー・トラン
【SPD】
《精霊召喚魔法》で山の精霊を呼び出して料理を平らげるのを手伝ってもらう!!!
「山の幸で作られたこの料理が台無しになってもいいのか? それが嫌ならあの水が落ちてくる前に食べ尽くすんだ!」
念の為に精霊には事情を説明しておく。
納得してやってもらう方がモチベーションも上がるだろうしな。
あと山の精霊なら山の幸の裏技的な美味しい食べ方を知っているかもしれないのでそれを聞いておこう。
アタシも情報交換を終え次第せっせと食べる。ひたすら。無言で。もくもくと。いや、この場合はもぐもぐと言った方が正しいな。
そうだ、精霊には村人の避難誘導も手伝ってもらうぞ。
食後の運動、腹ごなしというやつだ。
夕闇霧・空音
まったく…平和になった世界に迷惑を掛けるなんて(もぐもぐ)
許されるものじゃないわね。(もぐもぐ)
【アドリブOK。あと彼女はシスコン】
もちろん私はサイボーグとして
強靭な胃袋を活かして食べ続けるわ。
最もこれだけ美味しいなら
そう、ゲームのアバターとは言え妹にも食べさせてあげたいわ!
というわけで召喚!「伝説の勇者天音!」
さあ一緒に食べましょう!
御桜・八重
気持ちは、わかる。
一度始めたお祭りは、最後まで完遂しないと神様に失礼だもんね!
と言うわけで、幻朧桜の巫女、御桜・八重。
全力でお祭りを楽しみまっす!
(my箸、my茶碗装備)
キノコ鍋!
タケノコ汁!
ゼンマイの煮つけ!
ワラビのお浸し!
どれもこれも美味しいー!
「さあ、山津波回避の祈願を込めて、
今からこの鍋をペロッと行っちゃうからねー!」
はにゃーほにゃーと辿々しい祝詞をあげつつ、
大鍋の一気食いに挑戦!
げふー
乙女にあるまじき姿には目をつむり、村長さんに声をかけます。
「村長さん、お告げだよ。山津波じゃなくて大津波が来るって!」
急ぎ避難するよう伝え、自分も手助けに走ります。
うっぷ。
…避難も消化も急がないとっ!
●村の危急に現れた者
突如、村に響いたレディ・オーシャンの声。見上げた空に浮かぶ光景は村人たちにこの後訪れる悲劇を自然と想像させるには充分であった。
「今すぐ逃げないと!」
「ばか! お祭りをやめるわけにはいかないでしょ!」
「でもそんなこと言ったって!」
騒然とする村人たち。
自身の危険と村の存続危機と。それは両天秤にかけるにはあまりにも重く、このような短時間で答えを出せるものではない。
しかし、その苦悩を救ったのは、ひとつの声。
「気持ちは、わかる」
「……!」
村人たちが振り向くとそこには猟兵……そう、4人の猟兵が立っていた。その先頭に居たのはまごうことなき巫女。
「一度始めたお祭りは、最後まで完遂しないと神様に失礼だもんね!」
幻朧桜の紋を散りばめた巫女装束に身を包み、腰に二刀の退魔刀を携えた御桜・八重(桜巫女・f23090)はそう言って、村人たちに笑顔を見せる。そしてその言葉に込められた想い、それが村人たちに彼女らが『助け』であることを知らしめる。
だが、一瞬逡巡した者たちもいる。大切な、山の神に捧げるお祭りを外から来た者に携わらせるのか、と。
「山の幸で作られたこの料理が台無しになってもいいのか? それが嫌ならあの水が落ちてくる前に食べ尽くすんだ!」
それを一喝したのはフォー・トラン(精霊術士・f12608)であった。ここで一番大事なのは、お祭りを完遂すること。今の緊急事態なれば、よそ者の助けを借りたとて、大事の前の小事でしかない、と。
ここに今、山の神へ捧げるお祭り完遂同盟が結成されたのだ!
「と言うわけで、幻朧桜の巫女、御桜・八重。全力でお祭りを楽しみまっす!」
意気込みを見せる八重はすちゃっとmy箸&my茶碗を取り出すのでした。
●水落つる前に食らい尽くせ!
今や、村人も猟兵たちも目の前のお供え――山のようにある山菜料理を、食らい尽くすことだけに集中する。
先頭を切ってmy箸を伸ばす八重。
「キノコ鍋!
タケノコ汁!
ゼンマイの煮つけ!
ワラビのお浸し!」
目の前に並んでいる山菜料理の数々を皿によそい、手にした茶碗に取り分け、あるいはそのまま口に運んで行く八重。
「どれもこれも美味しいー!」
全力で山菜料理の素朴な味を堪能していく八重。
しかし、村人含め、皆が八重のように箸が進むとは限らない。お供えであるがゆえに、華美なものではない山菜料理。同じ味が続けば嫌気が差すのも道理というものだ。
そこに助け舟を出したのは四宮・雪平(料理召喚師の高校生シェフ CV島崎信長・f23828)。山菜料理を口に運び、一瞬、何かを悩むような仕草をした後、決断する。
「おっし、じゃあ山菜を手早く調理して山菜の消費の回転率を上げる」
そう言って、どこからともなく構えるのは調味料の類たち。料理人たる雪平にすれば、ここは手の込んだ調理を行いたいところだが。
(復興を乗り越えた民の命には変えられねえ。死んでしまったら何も食えないからな)
今回ばかりは速度が肝。命あっての物種と頭を切り替える。
白い司教服とシェフの服装を融合させたような白いローブを纏い、雪平が山菜料理の乗っている皿に手を伸ばす。
キノコには常備しているソースや調味料を加えて、シンプルな味付けを。
「椎茸にはチーズを絡めたのも忘れずにな」
と普段では味わえないであろう料理に仕立てていく。
タケノコやワラビ、ゼンマイなどは村人たちが慣れ親しんでいるであろう和風以外の味付けで。素早くスパイスを絡めて、彼らにとっては珍しい味覚で楽しんでもらう方針で皿を出していく。
(指定された短い時間の中で仕事を果たす)
それがプロとしての責務だ、と雪平は考える。ましてや今回は、その速度が全てを解決するポイントになるのだから。
雪平によって再度味が調えられた山菜料理は村人たちに好評で、消費量があがった。
しかし、まだ絶対的な『量』が残っている。……とか思っていたら、山菜料理の一角がすごい勢いで消え始めた。
「まったく……平和になった世界に迷惑を掛けるなんて」
夕闇霧・空音(凶風・f00424)参戦。口からは憂いの言葉が零れているが、そう言いながら、ばっちりしっかりもぐもぐ食べてる。もちろん料理は零さずに。
「許されるものじゃないわね」
淡々と呟いているが、この間も 空音は もぐもぐ している。
止まることのない手。そして次々と食べられていく山菜たち。それらはさも当然といった体で彼女の胃袋に吸い込まれていく。彼女はサイボーグとして、その強靭な胃袋を活かして食べ続けているのだ!
しかし、皆が空音のように強靭な胃袋を持っているかというと、それもまた厳しい。
ゆえに、だ。
『いのり』
フォーが唱えるのはユーベルコード『精霊召喚魔法』の詠唱。フォーの声に応じてこの辺りに住む山の精霊が駆けつけてくれる。
「料理を平らげるのを手伝ってくれ」
と依頼しつつ、納得した方がモチベーションあがるだろうと、精霊に事情を説明するフォー。精霊も事の次第に協力を了承してくれた。
その時、ふとフォーは思う。
(山の精霊なら山の幸の裏技的な美味しい食べ方を知っているかもしれないのでは?)
聞いておいて損はないし、それを聞いておこうと精霊に話しかけるフォー。
『んー……?』
突然呼びかけたフォーに応じるくらい面倒見のいい精霊なので、フォーの問いに答えてくれる。裏技だけに多用はできないわけだが。
「なるほどな」
今の状況を覆すには良い一手となりそうだ。
その情報も交えて、フォーもまた精霊と一緒に山菜料理に手を伸ばした。
精霊とフォーが山菜料理を食べ尽くしていく光景。
それを見て、空音ははっと気づく。そう、そうだ。
「これだけ美味しいなら……妹にも食べさせてあげたいわ!」
そう、ゲームのアバターとは言え、妹なんだし。
「というわけで召喚! 『伝説の勇者天音』!」
ユーべルコード『風魔兵装「凶風雷牙」』を使って、妹である天音を呼び寄せる空音。実は空音、妹ラブすぎて色々と見境がなくなるタイプだという。その実、先ほどまでのクールな言動と引き換えに天音を召喚したといっても過言ではない……?
「さあ一緒に食べましょう!」
しかし、それもまた些事。山菜料理を食べる戦力がまた増えたのだから。
空音の声と動向を確認しながら、フォーもせっせと食べていた。いや。ひたすら。無言で。もくもくと。
(いや、この場合はもぐもぐと言った方が正しいな)
一応、セルフツッコミする余裕はあるフォーでした。
そんな感じで、猟兵たちの力を借りて、村人たちも山菜料理をがんがん食べていく。
「さあ、山津波回避の祈願を込めて、今からこの鍋をペロッと行っちゃうからねー!」
ばーんと鍋を掲げ上げたのは八重。その状態で、はにゃーほにゃー、と辿々しい祝詞をあげた後……大鍋を一気に食らい尽くす!
「……けぷー」
乙女である彼女の、今の姿を描写するには……そっと目をつむり、この一言でお察しください。
●食べ尽くした後に見えたもの
献身的ともいえる猟兵たちの食べっぷりに、さすがの山菜料理もその数を減らしていく。
食べて、食べて、食べて……!
「よし、これで最後ね!」
最後に残っていたキノコとタケノコを、空音と天音が口に運んでフィニッシュ。
ここに山の神からの山菜の恵みは食べ尽くされ、山の神への感謝を以て、このお祭りは完遂を得たのだ。
直後、上空を振り返る全員。上空の海水の球はいまだ動きを見せず、その様子に安堵する村人たち。しかし、その実、海水の球は弾けるタイミングを待っている。
それを知っているのは猟兵たちのみ。八重が急いで村長に声をかける。
「村長さん、お告げだよ。山津波じゃなくて大津波が来るって!」
巫女が神託を得たかのように。そう告げると、村長はじめ、村人たちが一斉に我に返る。
「急いで避難して!」
八重の言葉に、村人たちが走り出す。
「こっちよ!」
空音が手を振り回して、道を指し示し。
「山の精霊よ! 村人の避難誘導も手伝ってもらうぞ。先導してくれ!」
フォーは村人たちの殿を務めながら、先導を山の精霊に頼み込む。
「食後の運動、腹ごなしというやつだ」
そんなフォーの言葉に山の精霊も異論はなく、村人たちを引き連れ、村の外を目指す。
「……うっぷ。避難も消化も急がないと……!」
いろんな意味で待ったなし状態な八重。雪平は念のため祭壇周りに、大切な祭具や調理器具が残っていないかを確認して。
「よし、脱出!」
八重の元気な声に、村の中を確認していた雪平、フォー、空音も急いで村を後にする。
村からかなりの距離を走った後、オーシャンボールが村の上に落ちてきた。直後、村は海水に包まれて。
「後は、あの中にいる奴らを退治すれば終わりね」
「そういうことだな」
空音とフォーがそう言って頷き合う。オーシャンボールが津波となるにはまだ時間がある。
「さて、コネも作れたし、いっちょやりますか」
村が復活した暁には山菜を、と仕入れのコネの下準備をしていた雪平。村が元に戻らねばコネも何も無いので。
ここからが本番だ。
成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
第2章 集団戦
『兵器百般』
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POW : 騒霊カミヤドリ
【纏っている妖気の色が血のような赤】に変化し、超攻撃力と超耐久力を得る。ただし理性を失い、速く動く物を無差別攻撃し続ける。
SPD : ひとりでに動く武器
【念動力で浮遊すること】により、レベルの二乗mまでの視認している対象を、【自身が持つ武器としての機能】で攻撃する。
WIZ : 武器の知恵
技能名「【武器攻撃】【武器受け】【戦闘知識】」の技能レベルを「自分のレベル×10」に変更して使用する。
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴
|
●海水の中を泳ぐもの
オーシャンボールの被害から村人を退避させた猟兵たち。これで後顧の憂いはなくなった。あとは、レディ・オーシャンを倒せば、この海水の球も霧となって消える。
村を覆い尽くした海水の球。その中へ突入する猟兵たち。レディ・オーシャンの力なのか、海水の中とて呼吸困難になることはないようだ。
しかし、やはり陸の上と水中では異なる部分がある。抵抗だ。普段通りの動きをしようにも、水の抵抗にあい、わずかに動きが鈍っている。
そして猟兵の行く手を阻むもの『兵器百般』は、その海水の中を悠々と泳いでいた。まるで魚のように。刀が、槍が、鎌が。刃物ゆえに、その身は薄く、水の抵抗も受けにくいようだ。どうやら相手の戦力ダウンを見込むことは難しいようだ。
そのような相手に対して、こちらの動きがわずかに鈍ろうとも、そう後れを取ることはあるまい。ただ、この水中での戦いに対して、何か手を打つことができれば……。『兵器百般』との戦いも有利に事を運べるだろう。
レディ・オーシャンを倒すためには、こんなところで負けるわけにはいかないのだから。
フォー・トラン
これは想像だが、兵器百般はおそらく短期決戦を望むだろう。
なにしろ戦いの舞台はオーシャンボール、早く戦いを終えて刃の手入れをしないと錆だらけになってしまう。
有利に戦えるが長居したくない。武器、特に鋭い刃を持つものにとって海中はそんな場所だと思う。
まず武器たちの攻撃を誘うべく、じたばたと泳ぎの下手な〈演技〉をする。
そして連中が襲いかかってきた瞬間に《偽造魔法》で「畳」を作り、「畳返し」を仕掛ける。
畳に刺さって身動きの取れなくなった武器を〈フック付きワイヤー〉で雁字搦めに縛り上げて一丁上がり、といきたい。
ピンチになったら迷わず他の猟兵に助けを求める。可能なら敵に対するトドメも任せよう。
夕闇霧・空音
水の中となると…私の能力を扱いづらいかしら…
まぁ食後の運動と行こうかしらね
【アドリブOK】
一応水泳のスキルを持っているからある程度はうまく泳げるかもしれないわね。
それじゃあ敵の動きをよく見させてもらうわ。
どうやら相手は速く動く対象を狙う…らしいわね。
それなら私のユーベルコードをうまく調整して
冷気を放出するわ。
もしそこに攻撃を仕掛けでもしたら
ここは水の中だし、あっという間に氷の中に閉じ込められることになると思うわ。
御桜・八重
【POW】
よし、消化完了!
巫女装束から桜色のワンピース(水着)に早着替え!
さあ、行くぞーっ!
水の中でも呼吸が出来るのは助かるね。
それにしても、水中を魚みたいに泳ぐ刃物ってタチ悪っ!
まともに当たったら躱しきれないよね…って、そうだ。
相手が素早いのなら、動きを止めてやればいいんだ!
「おーい、おーい、鬼さんこちら♪」
水に没した家屋の大きな戸板の前に立って刃物達を挑発。
殺到してきた刃物達が自分に突き刺さる直前、
【桜吹雪化身ノ舞】で桜吹雪に変化!
攻撃を透かされた刃物達がわたしの後ろの戸板に突き刺さり、
動けなくなったところで実体化。
桜色のオーラで強化された陽刀・桜花爛漫で叩き斬る!
アドリブ・連携可。
●
村の上でいまだ球状を保つオーシャンボール。そのボールへ向かって走る影が3つ。
「よし、消化完了!」
八重がダッシュからのジャンプで飛び上がり、空中で巫女装束からワンピースの水着に早着替え。そのままボールの中へダイブする。
「水の中となると……私の能力を扱いづらいかしら……」
空音はそう呟きながらも足を止めることはしない。
「まぁ食後の運動と行こうかしらね」
彼女もまた勢いを止めることなく、ボールの中へ突入する。
最後にボールの中へ飛び込むのはフォー。
(兵器百般はおそらく短期決戦を望むだろう)
それは彼女の想像でしかないが。
海水。それは武器、特に鋭い刃を持つものにとって忌むべきものだ。早く戦いを終えて刃の手入れをしないと錆だらけになってしまう。
(有利に戦えるが長居したくない。海中はそんな場所だと思う)
ならば、どうするか。
その思考を巡らせながら、フォーもまた迫りくる兵器百般たちと相対するのであった。
●
3人が各々に考えた作戦は奇しくも『相手の動きをどう止めるか』というもの。
何故なら、猟兵たちがボールの中に飛び込んだ直後、海中を回遊していたかのごとき兵器百般の動きが変わったからだ。纏っている妖気の色が青から血のような赤に変化し、明らかに猟兵を狙って。直線的かつ猛スピードで攻撃を仕掛けてくる兵器百般。
「やはりか!」
兵器百般の本当の気持ちはともかく、のんびりと打ち合うつもりはさらさら無いらしい。一撃必殺の突撃をどうにかかわすフォー。
「水中を魚みたいに泳ぐ刃物ってタチ悪っ!」
と八重が叫びながら(水中でも呼吸や会話は問題なくできるようだ)、槍の突撃を防ぐ。
「能力確認している暇もないわね」
飛び込む前の懸念を確認しておきたかった空音であるが、相手は全然待ってくれない。
「まともに当たったら躱しきれないよね……って、そうだ。相手が素早いのなら、動きを止めてやればいいんだ!」
ともう一度叫んだ八重に触発されたわけではないけれども。
3人はそれぞれ思い付いた作戦を実行すべく、行動に出た。
●
「くっ……」
兵器百般の刀、槍、矢の突撃を紙一重でかわすフォー。しかし、相手は次々と攻撃、いや、次の『武器』を突撃させてくる。
「このままでは……」
不意を突かれたのか、泳ぎの態勢が崩れるフォー。じばばたと手足をばたつかせ、態勢を立て直そうとするが、上手く行かない。
その様子を見て、好機と判断したか、周囲を回っていた武器たちが一斉にフォーへ狙いをつける。全周囲から射出される武器たち。
しかし。
「かかったな」
それこそがフォーの作戦。隙を見せて単調な攻撃に切替させることこそが。
そして。
(ここだ!)
突撃してくる兵器百般に対し、ユーベルコード『偽造魔法』を放つフォー。直後、フォーの周囲に造りは荒いものの確かに『畳』が複数枚造り出され。
「畳返し、というやつだな」
兵器百般たちの攻撃の悉くを受け止める。それだけではなく、薄い畳は突撃を止めつつ、その身で武器たちの刃を絡め取るかのごとく、動きを封じた。
「一網打尽といこう」
そう言って、フォーがフック付きワイヤーを取り出すのであった。
水中を泳ぎながら兵器百般たちを誘い込む八重。どこに誘い込むかというと、水没した家屋。そこに浮遊している大きな戸板の前で反転し。
「おーい、おーい、鬼さんこちら♪」
兵器百般たちを挑発する。
ここまで泳いできた距離、そして八重との間合い。それを鑑みてか、兵器百般たちが直線的に突撃してくる。
しかし、それこそが八重の狙い。
「ひらひら変われ、花吹雪」
囁くような詠唱と共に、八重の姿が桜吹雪に変化する。ユーベルコード『桜吹雪化身ノ舞』で、ふわりと揺蕩い、兵器百般の攻撃が桜吹雪の中を突きぬけてゆく。
後ろには戸板。最早止まる速度では無く、突き刺さる武器たち。動けなくなったそこへ、八重が実体化する。
敵の動きをよく見るため、八重とフォーの戦闘を観察していた空音はある事に気付く。狙われている二人と観測するため、動きを止めている自分。
(どうやら相手は速く動く対象を狙う……らしいわね)
それならば。
「八寒地獄を今この両腕に……」
ユーベルコード『封印兵装「フリーズゼロ」』を調整しながら解除する空音。まだ全開で放つには早く、しかし今『仕掛けないと』間に合わない。
両腕から放たれる冷気が空音の周囲の水温を徐々に下げていく。これで下準備は完了だ。
八重とフォーの作戦が決まり、両者の動きが止まる。兵器百般もまた空音の周囲にしかおらず。
(今!)
ユーベルチタニウム製サイボーグレッグの力で以て、水中を『蹴り』、一時的にブースト推進する空音。その動きに釣られた兵器百般たちが一斉に空音を狙う……その瞬間こそが空音のターゲット。
「封印開放! フリーズゼロ、発射!」
両腕を前に掲げ、絶対零度の光線を放つ空音。全周囲から攻撃がこようともその光線は空音の周囲を全て対象とする。絶対零度の冷気に当てられ、海水の中であっても凍りつく兵器百般たち。
「このまま砕けなさい」
氷塊に対して腕を振りおろし、氷ごと砕く空音。砕けた破片がそのまま水中に溶けていく。
「ちぇすとー!」
気合一閃。桜色のオーラを纏わせ、強化した陽刀・桜花爛漫を振り下ろす八重。戸板に刺さった兵器百般ごと一刀両断に叩き斬る。
「こっちも頼む!」
「りょーかいっ!」
八重へフォーが投げつけるのは、フック付きワイヤーで雁字搦めに縛りあげた兵器百般たち。振り向きざま、下から斬り上げて、それらもばっさりと斬り裂く八重。
いかに早くとも、兵器百般たちの動きは単調なもの。攻略方法を見出した八重、フォー、空音の3人は、襲いかかってくる兵器百般たちを次々と叩き折っていくのであった。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
四宮・雪平
遅れちまったな。
村人の避難を請け負って今まで戦闘に望めなかったが、今から料理召喚術の真価を見せるとするか。
『キノコ』『タケノコ』『ワラビゼンマイ』
で、山菜料理を一瞬で調理し召喚獣を使役。
それは新緑の神秘たる海をも埋め尽くす莫大な茨の召喚物だ。
茨を鞭のようにしならせて刃を弾き、砕く。
●
「遅れちまったな」
オーシャンボールの前に立つ四宮・雪平(料理召喚師の高校生シェフ CV島崎信長・f23828)は、既にボールの中で戦闘を開始している仲間たちを見て、そう呟く。
村人の避難に最後まで付き添っていたため、この場に駆け付けたのは今。しかし。
「今から料理召喚術の真価を見せるとするか」
とオーシャンボールの中へ飛び込んだ。
雪平の行動に反応して、海中漂う刀や槍の刃が血のような赤に染まる。纏っている妖気を変え、超攻撃力と超耐久力を得て。しかし本能のままに動く者を攻撃せんと雪平に襲いかかる兵器百般。
それに対して、雪平が行うのは料理。先のお祭りの際、村人より入手していたキノコ、タケノコ、ワラビ、ゼンマイ。これらを材料に一瞬で調理を行う雪平。
『料理召喚師』を名乗る彼にとって料理は召喚術でもある。料理に呼応して姿を現わすのは新緑の神秘たる莫大な茨たち。それらが鞭のようにしなって槍を弾き、絡め取っては刀を砕いていくのであった。
成功
🔵🔵🔴
加賀・琴
オーシャンボールは放置出来ませんし、呑まれた村を開放する為にも戦うのは必定ですが
水の中で戦うのは辛いですね。とりあえず天女の羽衣の飛行能力の応用で水中を移動しようとしてみますが
巫女服が濡れて身体に張り付くのは仕方ないですね
武器が泳ぐとは面妖な
呼吸出来るのはいいですが弓を使う私には水中は本当に厳しいですね
刀剣以上に抵抗の影響を受けてしまいますから
それでも、やるしかないですね。う、弓を引くのもキツイですね
なんとか【破魔幻想の矢】を放ちます、分裂する破魔矢は実体こそありますが分裂する以上は普通の矢とは呼べませんから水の抵抗を普通の矢よりは受けないのではないかと。そうだったらいいな程度ではありますが
●
件の事件を聞きつけ、最後にオーシャンボールの前に駆け付けたのは加賀・琴(羅刹の戦巫女・f02819)であった。中にいる猟兵たちの戦闘でゆらり揺れるオーシャンボールを前に、琴は一度立ち止まる。
(オーシャンボールは放置出来ませんし、呑まれた村を開放する為にも戦うのは必定ですが……)
戦闘に対し、臆するところなど何もない。しかし、『戦う環境』を鑑みないのもまた悪手だ。
(とりあえずは……)
入ってみなければわからないこともある。天女の羽衣を纏い、ふわりと浮かび上がって、ボールの中に突入する。
「……巫女服が濡れて身体に張り付くのは仕方ないですね」
ひとりごちる琴。そう、ボールの中に飛び込んだ際、普段は巫女装束に隠れているスタイルの良さが露わになったのは秘密にしておいていただきたい。
●
羽衣の力なのか、水流のせいなのか。立った姿勢を保ちながら水に揺られる感覚をどうにか制御し始めた頃に。
兵器百般が琴に狙いをつける。刀が、槍が、斧が、己の身に沁みついた戦闘の知恵をオブリビオンとして行使する。琴に対して、その武器が持てる全ての術で以て攻撃を仕掛けてくる。
「武器が泳ぐとは面妖な」
その攻撃をなんとかかわしながら、愛用の武器は『和弓・蒼月』に矢を番える琴。水中でも呼吸ができるのはありがたいのだが、弓を使う琴に水中は本当に厳しいようで。
(う、弓を引くのもキツイですね)
弓という武器は、構造上、刀剣以上に水中抵抗の影響を受けてしまう。あらゆる振動を利用するのに、その振動が水に阻害されるからだ。
「それでも、やるしかないですね」
どうにか弓を引き絞り、ひと呼吸。
「遠つ御祖の神、御照覧ましませ」
と祝詞をあげ、放つのはユーベルコード『破魔幻想の矢』。
(分裂する破魔矢は実体こそありますが分裂する以上は普通の矢とは呼べませんから)
水の抵抗を普通の矢よりは受けないのではないか。そんな祈りにも近い『そうだったらいいなー』的な感覚で放ってみたわけだが。
「……え?」
想定以上に水中を突き進んでいく破魔の矢たち。
そう、矢を使っているとはいえ、その力はユーベルコードという特別な力で以て放たれるもの。さらには『そうだったらいいな』程度とはいえ、祈りを込めて放たれた矢はこの場において最高のパフォーマンスを見せたのだ。
矢が刀を砕き、槍を弾き飛ばす。斧が矢を刃で受け止めるが。
「……あれ?」
破魔の力が兵器百般の纏う妖気を浄化していき、斧が自然の法則に従って沈んでいく。
「……これ、思っていた以上にいけるのでは?」
想定外の展開に、もう一度、『破魔幻想の矢』を放つ琴。広範囲に分裂して矢が兵器百般を駆逐していく。兵器百般とは、元は戦場に現れるという怪異。巫女である琴はおそらく天敵ともいえる存在だ。そのアドバンテージは水中であっても変わらないということか。
「なるほど。そういうことでしたら」
琴の視界に映る残りの兵器百般たちに対して。琴は盛大に破魔の矢をばらまくのであった。
他の猟兵たちの活躍もあり、オーシャンボールの中を回遊する兵器百般たちはすべて骸の海に叩き返された。
残る敵は、あと一人。オーシャンボールの中心にいるレディ・オーシャンのみ。
大成功
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第3章 ボス戦
『レディ・オーシャン』
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POW : ディープシー・ストーム
【激しく渦巻く冷たい海水の奔流】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。
SPD : 「邪魔が入らないようにしちゃいますね〜☆」
非戦闘行為に没頭している間、自身の【周囲を舞う膨大な海水】が【防壁を形成し】、外部からの攻撃を遮断し、生命維持も不要になる。
WIZ : ウォータージャベリン
レベル×5本の【海】属性の【当たったものを海水に変える水槍】を放つ。
👑11
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●
オーシャンボールの中を護衛のように回遊していたオブリビオン『兵器百般』を倒し、猟兵たちはボールの中心へと向かう。
そうして辿り着いた先に居たのはレディ・オーシャン。
「これもおうちに持ち帰りましょう~☆」
そう言って体の前で手を合わせるレディ。その動きは謎の儀式の手順なのか、手が、腕が次々と不思議な動きを見せていく。
どうやら、猟兵の接近よりも儀式の方が大事らしい。
その儀式に気を向けている間は、先制攻撃のような厄介な攻撃は仕掛けてこないだろう。今、攻撃を仕掛けて戦って行けば、倒すことができるはずだ。逆に言えば、儀式を片手間に行っている今こそがレディ討伐のチャンス。
引き続き『水中戦』という状況だが、より水中戦に適応した……例えば水の中だからとシチュエーションを利用したり、あるいは水に対する作戦やアイディアを立てることができれば、戦況を有利に運べるだろう。
猟兵たちはレディに対する攻撃を開始するのであった。
四宮・雪平
では、中華料理を調理して料理召喚を発動させる。
作ったのは四川料理と潮汁。
それを料理召喚の触媒とすることで異界の炎を操る能力を得る。
そしてその炎で周囲の水を蒸発させる。
そして、推測だがレディオーシャンの能力は「海水操作及び海水に関する概念を操ること」だと思われる。
だとしたら水中を満たすこの海水が全部別の液体になっちまったらどうだ?
少なくとも海水じゃなくなることで影響は出るだろうさ。
潮汁の触媒効果により海水を真水に変換していく。
とは言っても料理召喚術を掴むのにまだなれていないから見込みが薄いなら支援に当たるぜ。
●
レディ・オーシャンの注意がまだこちらに向いていない、その隙に。
(中華料理を調理して料理召喚を発動させる)
と四宮・雪平(料理召喚師の高校生シェフ CV島崎信長・f23828)は、海水の中で料理を完成させる。作り出したのは四川料理と潮汁。それらを触媒として呼び出すのは異界の炎を操る力。
(この炎で周囲の水を蒸発させる)
水中でも消えることのない炎によって、海水を炙り、蒸発させていく雪平。その目的はこのオーシャンボールという環境そのものを変化させること。
――レディオーシャンの能力は『海水操作及び海水に関する概念を操ること』だと思われる。
それは雪平の推測の域を超えないものだが、仕掛けてみる価値はあると彼は判断した。ゆえに。
(この海水が全部別の液体になっちまったらどうだ?)
オーシャンボールの中から海水という成分を無くし、蒸発させることで水分すら無くす。膨大な量ゆえに一瞬では無理だが。潮汁の触媒効果により海水が次々と真水に変換されていく。
(少なくとも海水じゃなくなることで影響は出るだろうさ)
そう考えた雪平の作戦。その変化に、レディ・オーシャンが気付いた。
「あら~? 術式がおかしいですね~☆」
何故か儀式の進みが途端に悪くなった。首を傾げながらレディ・オーシャンは周囲に注意を向ける。そしてすぐに『媒介としている海水』に異常が出ていることに気付いた。その犯人は……。
「みつけました~☆」
オーシャンボールの中ならば。
雪平に向けた掌から放つのはディープシー・ストーム。周囲に残っていた海水をかき集めた激しく渦巻く冷たい海水の奔流が掌から放たれる。
「……ちっ」
思った以上に敵の動きが速い。環境を書き換える前に放たれた攻撃に、雪平の回避行動が遅れた。海水の奔流に押し流されていく雪平。
「はっそうはきらいじゃないんですし~☆
げんにちょっとえいきょうでてますけど~☆」
さらに海水の奔流を追加しながら、レディ・オーシャンは不敵に笑った。
「わたしがいるかぎり、意味ないとおもいますよ?」
そう言いながら、空いた手の中にユーベルコードで作り出した水槍を放つ。周囲の水が、物が、海水へと変わっていく。
「なので、わたしをたおす作戦をかんがえてきてくださいね~☆」
周囲に増えた海水、それらの物量で以て再度ディープシー・ストームを放つレディ・オーシャン。
あまりにも広大な範囲に渦巻く海水の奔流。そこからどうにか逃れ、態勢を立て直す雪平。
(見込みは薄いか)
攻撃せずに周囲の環境から攻める今回の作戦。どうやら少し相性が悪いようだ。
(支援に回るか)
海水の奔流に飲みこまれたものの、雪平に大きなダメージは無い。しかし、レディ・オーシャンもまた無傷である。
ならば、と。
これから仕掛ける仲間にとって少しでもプラスになるように、雪平は異界の炎を操って周囲の水を蒸発させていくのであった。
苦戦
🔵🔴🔴
御桜・八重
【POW】
「お、あれは…」
先ほどの家屋で見つけた大鍋を持って行きます。
我に秘策アリ♪
海水の奔流に正面から突撃するよ!
一見無謀に見えるかもしれないけど、対策はある。
大鍋を両手で持って前方に構え、
大鍋を先端にした砲弾のように桜色のオーラを展開。
流れを切り裂くように全力で水を蹴る!
中々進めないだろうけど、激流が行き過ぎるまでの根競べ。
全力で前進に傾けた力は、流れの勢いが弱まった途端
反動で強力な突進力を生む!
「ここだーっ!」
【スクワッド・パレヱド】発動。
激流に耐えて耐えて耐え抜いた強烈な反動で、
レディに突撃をぶちかます!
「あなたの好きにはさせない。山の神さまに代わってお仕置きだよ!」
アドリブ・連携可。
●
既にレディ・オーシャンと仲間の戦いは始まっているようだ。
オーシャンボールが村を落ち、村を飲みこんだ今。この球形が崩れる時が津波の発生する時。そこまでにレディ・オーシャンを倒さねば。
御桜・八重(桜巫女・f23090)は桜色のワンピース水着で水中を突っ切る。
「お、あれは……」
視線の先にレディ・オーシャン。泳ぐ速度をぐっとあげる八重。その手には先ほど大立ち回りを演じた家屋にあった大鍋があったりして。
(我に秘策アリ♪)
何やら作戦があるようです。
「あら~、またじゃまですか~☆」
やっと儀式に集中できるかと思ったのに。レディ・オーシャンがけだるげに手を振るうと、そこから激しく渦巻く冷たい海水の奔流が放たれる。攻撃力を重視した一点突破型の奔流が八重に襲いかかがるが。
八重は真正面から突撃する。一見無謀にも見えるその行動は、しかし八重の作戦。
(対策は、ある!)
ここまで運んできた大鍋を両手でしっかり固定して前方に盾のように構え。大鍋を先端にして、八重自身がひとつの砲弾になるように、桜色のオーラを展開!
「いっくぞーっ!」
海水の奔流に対して、先端から突撃。流れを切り裂くようにして全力で水を蹴る八重!
「く……ぅ、ぅぅ~っ!!」
奔流の激しさも強く、中々簡単には前に進めない。しかし、ここを耐えれば。激流が通り過ぎるまで、覚悟と勇気と気合で根競べだ!
そして、八重の『狙っていた時』が訪れる。
「……っ、ここだーっ!」
気合とともにユーベルコード『スクワッド・パレヱド』発動。桜色の突撃。それは水中を突き進む弾丸のような、尋常ならざるスピードで加速した一撃。
八重の狙いは『反動』だ。レディ・オーシャンの攻撃が激しければ激しいほど。激流と化した奔流に耐えて耐えて耐え抜いた瞬間、その反動を利用すれば強烈な突進力を生み出すことができる、と。
八重の目論見通り、レディ・オーシャンの想定を上回る速度が生み出され。
「なっ、えっ☆」
それゆえに対策など打たせる暇を与えず、八重が突撃をぶちかます!
「あなたの好きにはさせない。山の神さまに代わってお仕置きだよ!」
「くぅっ!」
桜色の突撃にレディ・オーシャンがぶっ飛ぶ。それは儀式を一時中断しなければならないほどの衝撃とダメージであった。
大成功
🔵🔵🔵
彩瑠・理恵
グレイズモンキー……ではなく秀吉からの「かけら」を探すレディー・オーシャンですか
というか、やはりグレイズモ、こほん、秀吉はこの世界出身ではないんですね。まぁシャドウでしたし
はて?グレイ、んんっ、秀吉と知り合いならばレディー・オーシャンの正体はいったい?
リエ、今回は我慢してください。血液を操るリエにこの戦場は不利すぎます。というか血が止まらなくなって私達が死にかねません
まぁ私もバベルブレイカーでは、海流を操られては近づくのも難しいですね
ですから、こうして皆さんを援護します
上方に指鉄砲を向けて【模倣再現・殲術再生弾(キリングリヴァイヴァー・コピー)】です!
さて、貴女は知っていますか?この力を
加賀・琴
彼女がレディ・オーシャンですか。あのフェンフェン言っていた前世で上司同士が不倶戴天の敵同士だったような気がする秀吉の関係する「かけら」を探しているとか
よく分かりませんが、倒した後であの場所を調べた方がいいでしょうか?
どちらにしろ、彼女を倒して沈んだ村を開放しなくては
弓を引きにくいだけでユーベルコードなら有効なら、やりようはあります
【破魔幻想の矢】でレディー・オーシャンの放つ水槍を迎撃します
当たったものを海水に変えるというのは脅威ですが、その悪しき神の力を破魔の矢にて祓い相殺させていただいます
おそらく数では負けるでしょうから次々に矢を番え放ち迎撃します
防戦一方でも構いません、攻撃は皆さんがいます
●
八重の攻撃によって吹っ飛ばされたレディ・オーシャン。その隙を狙って。
彩瑠・理恵(灼滅者とダークネス・f11313)は水中にてしっかりと足元を踏みしめる。叫ぶ言葉はただひとつ。
「キリング、リヴァイヴァーっ!!」
上方に指鉄砲を向けて放つのは、ユーベルコード『模倣再現・殲術再生弾』。とある世界で使われていたという、戦争兵器の効果を模したそれは、今、オーシャンボールの中にいる猟兵たちに『無敵の力と回復力』を与えていく。
「さて、貴女は知っていますか? この力を」
理恵の視線の先には。
「ん~☆」
態勢を立て直し、そして理恵の問いに対して首を傾げるレディ・オーシャンがいた。
●
自身の身体に漲る力をどこかしら懐かしく感じながら。
加賀・琴(羅刹の戦巫女・f02819)もまたレディ・オーシャンを見据える。
(彼女がレディ・オーシャンですか)
彼女を目にすると、どうにも頭の中にノイズが走る。
(前世で上司同士が不倶戴天の敵同士だったような気がするようなしないような)
フェンフェン? ってなんだろう? とにかくわかっているのは秀吉に関係する『かけら』を探しているということ。
(よく分かりませんが、倒した後であの場所を調べた方がいいでしょうか?)
この場所から何か見つかるのかもしれない。しかし、それもまたこの危機を乗り切ってからの話。
「どちらにしろ、彼女を倒して沈んだ村を開放しなくては」
そう言って琴は『和弓・蒼月』を構える。
「遠つ御祖の神、御照覧ましませ」
弓を引き絞り、解き放つのはユーベルコード『破魔幻想の矢』。
(弓を引きにくいだけでユーベルコードなら有効なら……やりようはあります)
破魔の力を宿した矢が放たれ、分裂して。それは天より降る神の意向がごとく、レディ・オーシャンに押し寄せる。
「あら~☆」
それを確認したレディ・オーシャンが当たったものを海水に変える水槍を大量に発生させ、津波のように放って来るのであった。
●
「リエ、今回は我慢してください」
内なる別人格『リエ』に話しかける理恵。通常、戦闘になればリエが理恵を押しのけて出て来ることも多いのだが、問題は彼女の戦闘スタイルだ。
「血液を操るリエにこの戦場は不利すぎます。というか血が止まらなくなって私達が死にかねません」
今回ばかりは、と理恵がリエをどうにか内に推し留める。
そして、対超常戦闘用の巨大杭打ち機『バベルブレイカー』を構えながら、理恵が考えるのはレディ・オーシャンの言動。
(秀吉からの「かけら」を探すレディー・オーシャンですか。というか、やはり秀吉はこの世界出身ではないんですね)
時折、『秀吉』という単語がノイズのように別の言葉に塗り替えられそうになりつつも、辿り着いた疑問。
(……はて? 秀吉と知り合いならばレディー・オーシャンの正体はいったい?)
単にヒーローズアースに端を発するオブリビオンではない?
んー、と首を傾げていた理恵……に襲いかかる水槍の流れ弾。
「おっと」
それを悠々とかわしてバベルブレイカーを構え直す理恵。どうやら思考タイムは終了のようで。レディ・オーシャンの視界に捉えられ、放たれる激しく渦巻く冷たい海水の奔流。
(まぁ私もバベルブレイカーでは、海流を操られては近づくのも難しいですね)
海水の奔流をどうにかかいくぐりながら、レディ・オーシャンへの接近を試みるが、簡単にはいかなそうだ。幸いにして、当初から考えていた『模倣再現・殲術再生弾』による援護は、レディ・オーシャンに邪魔されることなく発動した。
(あとは……)
一撃。捉えられるか。
●
レディ・オーシャンの水槍vs琴の『破魔幻想の矢』。本数は相手の方が上。しかも当たったが途端、対象を海水に変えてしまうという効果付。
しかし、だ。
(その悪しき神の力を破魔の矢にて祓い相殺させていただいます)
それこそが琴の作戦。破魔の力がレディ・オーシャンの水槍の力を削ぎ、ただの海水に変えていく。矢と槍の威力では無く、能力でも勝負をかける琴。
(おそらく数では負けるでしょう)
それも想定済だ。ゆえに、琴は次々に矢を番え放ち迎撃する。
それが例え防戦一方でも……構わない。
(攻撃は皆さんがいます)
琴の攻勢が激しければ激しいほど、レディ・オーシャンの意識は琴に集中するのだから。
琴の応戦。数も力もこちらが上だというのに。
「も~、なんなんですか~☆」
どうにも押し切れない。その膠着にも近い状況にレディ・オーシャンが焦れ始める。
「いっきに、やっちゃいますか~☆」
面倒なので。一度で振るう水槍たちを数度、自分の前で固めて。通常が津波なら、今度は大津波だ。何度も何度も水槍を作りだし……しかし、そこには『生成の最中』という隙が出来る。
その隙に、潜り込むのは。
「油断しましたね」
「……!」
殺気を悟られぬよう押し留めながら、矢とか槍とか海流とか、乱れまくる水中をうまく利用して。背後から回り込んだ理恵の、捨て身の一撃がレディ・オーシャンを穿つように直撃する。
「くっ……うぅ!」
そして生成されていた水槍ごとレディ・オーシャンをぶっ飛ばすべく、理恵はバベルブレイカーを振り抜くのであった。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
夕闇霧・空音
【アドリブOK】
折角だから本気を出していこうかしらね
この世界の平和のために…
真の姿を発動させるわ。(この際、一人称が俺になり口調が荒くなる)
試してやろうか?そっちが防壁を築くって言うなら
こっちも防壁を作ってそっちに突撃を食らわせてやる。
水の流れも反射するなら突き抜けることが出来るはずだ。
そのまま、敵に突撃して押しつぶしてやるぜ。
それで仕留められなかったらそのときは
追撃をもう一発食らわせてやる。俺の爪の威力をな。
宝城・アスナ
レディ・オーシャン。うむ、自称しとるように悪神じゃな
しかし海神で征服神というのは珍しいの
む?征服者認定に異論は認めんぞ、ヒーローズアースでも此処でも海に沈めるという行為は征服に相違なかろう
しかし、帰りたいならば還してやるのじゃ。骸の海にの!
むぅ、流石に地母神も邪竜も海の中は支配領域外なのじゃ
翼と尻尾ある所為で普通の泳法だとバランス取りにくいのじゃ
さて海中で妾の炎は無理があるじゃろ、爪は使えるじゃろうがそれで渦巻く海流に対するのは心許ないのじゃ
ならば、悪しき海神よ。地母神の死の権能をくれてやろう
終わりを始める、死に抱かれよ。これは冥府の冷たい風、死を招く凍える冬の具現。【地母神の死の吐息】じゃ!
●
理恵のユーベルコードがオーシャンボールの中にいる猟兵たちへ伝播していく。その支援を背に、夕闇霧・空音(凶風・f00424)は。
「折角だから本気を出していこうかしらね」
ふぅ、と深く息を吐いて、ひと呼吸おいて
「この世界の平和のために……真の姿を発動させるわ」
一度閉じた瞳を開く。真の姿を発動と同時に、彼女が纏う雰囲気ががらりと変わる。
「いくぜ!」
空音の声に周囲に漂う冷気。海水温が徐々に下がっていく。
その空音の横をすり抜けるように宝城・アスナ(ママは地母神系ロリドラゴン・f23933)はレディ・オーシャンへ向かう。
「レディ・オーシャン。うむ、自称しとるように悪神じゃな」
うむうむ、と頷きながらママ神さまの頭の中は古今東西の神を検索しているようで。
(しかし海神で征服神というのは珍しいの)
と検索終了。このオーシャンボールが征服か否かという問題は『異論は認めんぞ』と一刀両断である。
「しかし、帰りたいならば還してやるのじゃ。骸の海にの!」
「いやで~す☆」
アスナの声が聞こえていたのか否か。レディ・オーシャンはそう言って腕を振るう。直後、放たれる激しく渦巻く冷たい海水の奔流。複数放たれた海流がアスナを襲う。
「わっ! っとと」
手足をじたばたさせて海水の奔流をかわすアスナ。
「むぅ……」
と唸るのは、流石に海の中は勝手が違うようで。地母神の権能もここは支配領域外とみえて、力が届かない。さらに。
(翼と尻尾ある所為で普通の泳法だとバランス取りにくいのじゃ)
機敏に動けないらしい。
「とあっ」
仲間の力で得た無敵パワーでなんとか襲い来る海流を弾き飛ばすアスナ。
(海中で妾の炎は無理があるじゃろ)
爪は使えるかもしれないが、それで渦巻く海流を斬り裂くには心許ない。ならば、取る手段はひとつ。
「悪しき海神よ。地母神の死の権能をくれてやろう」
「はい~?」
――終わりを始める、死に抱かれよ。これは冥府の冷たい風、死を招く凍える冬の具現。
「喰らえっ! 『地母神の死の吐息』じゃ!」
アスナのユーベルコード『地母神の死の吐息』が解き放たれ、海流に逆らうように吹雪が吹き荒れる。レディ・オーシャンを包み込むそれは冥府よりの死の誘い。アスナの意思に従ってレディ・オーシャンの『命』のみを的確に攻撃する。
「ぐふっ。もう、もう! なんなんですか、いったい~☆」
レディ・オーシャン、げきおこぷんぷん丸。
さすがにここまで邪魔されると頭にきたようで。
「もう。邪魔が入らないようにしちゃいますね~☆」
これ以上は相手をしてられない、と。レディ・オーシャンが儀式に全意識を集中すると彼女の周囲に、膨大な海水の防壁が形成される。それは外部からの攻撃を遮断する難攻不落の……否。
「そっちが防壁を築くって言うなら」
空音は怯まない。レディ・オーシャンがそう来るなら、こちらも防壁を作って突撃するのみ。
「防御兵装展開……絶対氷壁発動!」
ユーベルコード『絶対防御氷壁「コキュートスウォール」』。激しい冷気が空音の眼前で氷壁を作り出す。
「むだですよ~☆」
「試してやろうか?」
レディ・オーシャンの声に、空音が突撃する。直後、激突する海水壁と氷壁。どちらも攻撃を防ぐものながら、その性質は全く異なる。
ゆえに、空音の『攻撃』は海水の壁に『遮断』される。しかし、空音の氷壁は『敵の攻撃を反射』する。『遮断することがレディ・オーシャンの攻撃』ならば、その力を反射させるのが『絶対防御氷壁』の効果。
遮断と反射。全く異なる防御の力がぶつかり合い、結果……相殺されたお互いの防壁が消失する。
「ちっ」
舌打ちする空音。海水壁を突き抜けて、氷壁をそのまま叩き付けるつもりだったが、少しばかり想定が崩れた。
しかし、想定が崩れたのはレディ・オーシャンも同様。防壁が消えたその瞬間に、爪を振るうのはアスナ。
「そこじゃ!」
「きゃっ☆」
アスナの『邪竜の爪痕』が無防備なレディ・オーシャンを大きく斬り裂く。ぐらり、と態勢を崩したレディ・オーシャン、そこへ空音も突撃する!
仕留め切れてないのならば。
「追撃をもう一発食らわせてやる……俺の爪の威力をな!」
空音の声に応じて生成される『アブソリュートゼロ』。超硬度の氷で生成された爪が、レディ・オーシャンの胸を突き刺し、貫き抉る。
「くっ……こんな、ところで~☆」
今まで維持していた全ての力が霧散して。レディ・オーシャンが海水に溶けていく。そしてオーシャンボールもまた、霧となって散っていくのであった。
●
戦い終わり、オーシャンボールに飲みこまれていた村を確認する猟兵たち。
水浸しになっていたものの、大きく壊れた場所は無かったようだ。どっちかというと海水だったので乾いた後が大変かもしれない……また復興を手伝うような場面もあるだろう。
村の中から周囲まで、近くを捜索・調査してみたが、『かけら』は見つからなかった。つまり、レディ・オーシャンが大地から何を取り出そうとしていたのかはわからない。
だが、これで彼女の侵略が終わったわけではなさそうだ。
また復活するならば。その時は猟兵たちの出番である。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴