虹色宝具~天空のステルラヌーベ
●拝啓、勇者様
貴方が旅立って、もう3年が経ちます。
でもきっと貴方は今日もどこかで、勇敢に人々のため剣をふるっていることでしょう。
そして、僕が成人したら、貴方と共に冒険の旅に出るという約束。
その日のために貴方が拵えてくれた、虹の加護を受けた装備。
――残念ながら、僕がそれを身に纏う事も、約束を果たす事も、できないようです。
でも、僕は誇りに思っています。
勇者である貴方の息子であることを。
偉大なる勇者様、いえ、親愛なる父さん――先立つ僕を、お許しください。
●星と雲海の街『ティニア』
まるで此処は天国か何かか、と。
訪れた者皆がそう思わず感嘆の溜息を漏らしてしまうという、神秘的な風景。
それは――天落つる星々瞬く空の下に広がる、一面の雲の海。
アックス&ウィザーズに聳える山の上、標高の高い位置にある街『ティニア』。
街の名物は、まるで雲が海のように広がった、幻想的な雲海の風景だという。
この時期は街に雲海が発生しやすく、特に天から星落つる夜は、雲から透ける眼下の街の灯りと天に輝く星空が幻想的に煌めいて。
醸し出す風景は、まさに天国にいるかのような、神秘的な彩りなのだという。
そしてそんな天国のような景色を皆で楽しめればと。
雲海が発生しやすい今の時期、この街では屋外で期間限定の店が開かれ、名物のスイーツや飲食が提供されるのだという。
いわゆる、バーベキューテラスやビアガーデンといったところか。
でも、アルコール類が飲めない未成年や小さな子供でも大丈夫。
皆がこぞって群がるのは、雲の街にちなんだ、色とりどりのふわふわわたあめの屋台。
一色でも、グラデーションでも、何なら虹のようなカラフルな色でも。
好きな色に着色されたわたあめの上に、ドライフルーツや金平糖、色々ないろをしたシュガーボールを散りばめたり。大胆に、冷たい氷菓子やしゅわしゅわのサイダーに乗せてみたりと、アレンジやトッピングも自由だという。
甘い物が苦手でも、幻想的な風景の中、肉や野菜など大地の恵みが育んだ素材を使ったバーベキューもおなかいっぱい堪能できて。もしも成人しているのであれば、この街の特産品である山の伏流水を使った、美味しい地ビールも楽しめる。
仲の良いグループや連れとわいわい楽しむのは勿論のこと。
天より落つる星々の下、陽気で気さくな街の人や、偶然同席した人たちとの一期一会の出会いも、きっとここには待っている。
そんな、星と雲海の街『ティニア』には、他にもいくつか、誇れるものがある。
そのひとつは――虹色に輝く、伝説の勇者の鎧があるといわれている、天空の塔。
ティニアの街よりももっと星空に近い山の頂上にあるその塔は、今ではそこまで続く道がなく、誰も傍まで近づけないというが。
立派なその塔は、ティニアの観光のシンボルとして今も山頂から街を見下ろしている。
天空の塔を見上げながら、雲海広がる神秘的な街をふらり散策するのも良いだろう。
そしてもうひとつは、体長数メートルはある怪鳥の群れ。
ステルラスクという名だというこの鳥は、星の様に輝くまっしろでふわもこな羽毛を纏っていて。瞳はくるりとつぶらで、人懐っこい気質の渡り鳥なのだという。
メスが産卵を終えればまたどこかに旅立つようであるが、この街の人とステルラスクは縁深いようで。
街の人はこの鳥のことを親しみを込めて、テルテルさん、と呼んでいる。
そんなテルテルさんの群れが、雲海が多く発生する今の時期、毎年街にちょうど飛来するのだという。
賑やかな街の中心から少し離れた拓けた広場では、街の人が手懐けたテルテルさんと、もふもふ交流もできて。
街の売店では、テルテルさんのふわもこ羽毛をつかった雑貨やキーホルダーやぬいぐるみなども購入可能で。
それほど遠くまでは行けないが、その背中に乗せて貰うこともでき、雲海広がるその上を飛ぶ、星空の散歩も楽しめるようだ。
そんな星と雲海の街『ティニア』の、賑やかで神秘的な夜が――今日もまた、訪れる皆を楽しませる。
●勇者の伝説:虹色宝具
「虹の加護を受けた宝具、今度は勇者の鎧の伝承が見つかった」
筧・清史郎(ヤドリガミの剣豪・f00502)は皆に雅な微笑みを向け、集まってくれた礼を告げてから。桜のグリモアから視えた勇者の伝承を語り始める。
「アックス&ウィザーズで名を馳せた伝説の勇者が、自分の息子に虹色に輝く伝説の宝具を遺し、各地に隠したのだという。いずれ息子が成長し力をつけ、虹色に輝く剣・盾・鎧、それを全て集める力が備わった時、親子で旅に出ようと。そう、約束を交わしたというものなのだが」
勇者である父は、幻の大陸を目指し、消息不明に。
息子は病で倒れ、その宝具を纏う事すら叶わず天に召された――と。
帝竜ヴァルギリオスと共に蘇ったという、未だ所在の掴めない「群竜大陸」。
帝竜がもしもオブリビオン・フォーミュラだとするのならば、大陸の発見は必須となるであろう。
かつて群竜大陸に渡ったという「勇者の一行」の痕跡を探すこと、これが発見への道となるのではないか。
そして、この勇者が目指したという幻の大陸――それは「群竜大陸」ではないかと。
クラウドオベリスクの発見など少しずつ進展している今、その勇者の痕跡を更に、皆に辿って欲しいというわけだ。
「以前の予知でこの伝承にある、虹の加護を受けた剣は皆に回収して貰ったが。今回は、虹の加護を受けた鎧があると言われている街を予知することができた」
その街は、天から落つる星々の下、神秘的な雲海が眼下に広がる――星と雲海の街『ティニア』。
この地にある『天空の塔』と呼ばれる場所に、『虹の加護を受けた勇者の鎧』が眠っていると言われているが。
「山頂に聳えるこの塔に続く道は、ないらしい。そもそも本当に、伝説の勇者の鎧があるのかすら分からないが。皆には今回、この街の調査をお願いしたい」
ちょうどこの街では、雲海がよく発生する今の期間限定で、屋外の店でスイーツや飲食が振舞われているという。
また、ステルラスク――愛称テルテルさんという、星のような輝きの翼を持った怪鳥の群れも飛来するようだ。
街が賑わいをみせるそんな夜は、情報収集をするのにうってつけだ。
何か天空の塔に行く手段や、勇者や虹の鎧についてなど、有益な話が聞けるかもしれないし。
「天国かのような神秘的な風景で楽しむ夜に、ふわもこな美しい怪鳥。勇者伝説の調査ではあるが、折角の機会だ、皆も楽しんでくれればと」
清史郎はそう微笑んでから。掌に満開の桜のグリモアを咲かせたのだった。
志稲愛海
志稲愛海です。
よろしくお願いします!
※ご連絡※ 第1章プレイングは、7/15(月)朝8:31から受付開始します。
それ以前に送信した場合は流れる可能性があります。
今回の内容は以下です。
第1章:天落つる星々(日常)
第2章:??(冒険)
第3章:??(集団戦)
第1章日常について。
情報は街の夜を楽しめば入ると思うので、日常を楽しむ事に集中して構いません。
この夜は、綺麗に雲海が発生しています。
主にやれる事は以下です。
・雲海広がる風景を眺めつつ、スイーツや飲食を楽しむ。
・ふわもこ怪鳥・ステルラスク、愛称テルテルさんと戯れる。
・他、街の散策や買い物など。
複数内容プレイングかけるより、一つに行動を絞った方が描写は濃くなるかと。
BBQの食材は山の上の街なので海産物はありませんが。
肉や野菜は、お好みの物を食べ放題でどうぞ!
わたあめもお好きに色やトッピングのご指定が可能です。
ふんわり指定や、店員に完全お任せでも構いません。
ふわもこ怪鳥・ステルラスク、愛称テルテルさんとは。
飲食会場から少し離れた広場で戯れられます。
ふわもこを堪能したり、その背に乗って星と雲海の空の散歩が少しできます。
ふわふわ羽毛のグッズや雑貨や装飾品等の買い物もできます。
ステルラスクには大人5人程度までなら一緒にその背に乗れます。
第2章3章の詳細は、前章の結果を受け、追加OPを記載します。
尚、この依頼は志稲が運営する「虹色宝具~」シリーズの依頼となっていますが。
他のシナリオを参照したり参加していたりする必要は全くありません。
この依頼単独でご参加いただけます。
●お願い
ご一緒に行動する方がいる場合は【相手の名前と、fからはじまるID】又は【グループ名】のご記入をお願いします。
ご記入ない場合、相手と離れてしまうかもしれませんのでお忘れなく。
グループ参加の場合は、失効日の関係上、送信タイミングが一日前後程度の誤差だと助かります。
同行者と送信タイミングが離れすぎていたり、指定の同行者が参加していない場合はプレイングお返しする可能性もあります。
ですが、問題ある内容や上記の理由で採用できない場合をのぞき、基本参加者様全員採用したく思っています。
どんなに人数多くても、人数で不採用ということはほぼないので。
どうぞお気軽にご参加ください!
それでは、ご参加お待ちしています!
第1章 日常
『天落つる星々』
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POW : 見つけた流れ星の数を数える
SPD : 流れ星に願いごとをする
WIZ : 空を見上げ物想う
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アテナ・アイリス
やっぱり、もふもふって気持ちいいわよね。
テルテルさんの背中に乗って、星空の散歩を目いっぱい楽しむ。
なんて気持ちいいの。気分が乗ってきたので一曲歌いましょうか。
UC「ファスシネート・ソング」を使って、「オルフェウスの竪琴」をつま弾いて歌を歌う。
神秘的な夜には、神秘的な歌で彩を添えましょうか。
売店でお土産を買う時に、虹色宝具についての話も聞いておきましょうか。
「可愛いわね。もっふもふ。もっふもふ。」
「うわー、綺麗な雲海ね。星空も素敵ね。」
「これでいい男が隣にいたら、最高なのにね。」
「虹の加護を受けた勇者の鎧って、どんな鎧なのかしらね。」
アドリブ・連携好きです。
普段は勇ましく皆を指揮する勇者見届け人の戦士にも、癒しは必要。
「可愛いわね。もっふもふ。もっふもふ」
やっぱり、もふもふって気持ちいいわよね、と。
アテナ・アイリス(才色兼備な勇者見届け人・f16989)は、まんまるもっふりしたテルテルさんを、なでなでもふもふしてあげてから。
十分にその手触りを堪能した後、その背に乗せて貰う。
「うわー、綺麗な雲海ね。星空も素敵ね」
眼下に広がるのは、いつもは見上げている雲。
それに流れ落ちる星が、真っ白の海に吸い込まれるように落ちてゆく。
腰まであるアンダーポニーテールを流星の尾のように星空に靡かせながら。
「これでいい男が隣にいたら、最高なのにね」
アテナはそんな呟きを零しつつも。
夜空の散歩を、テルテルさんと一緒に、目いっぱい楽しむ。
ひやりとした風が頬を撫でて。なんて気持ちいいの、と思わず宿る笑み。
そして――気分が乗ってきたので一曲歌いましょうか、と。
手にし爪弾くのは、透き通った水の如き色をした竪琴。
そんなオルフェウスの竪琴の旋律に合わせ歌われるのは――とある時代、とある場所の物語。
テルテルさんもその歌声に気持ち良く乗るかのように、流れる星々の間を旋回して。
神秘的な夜には、神秘的な歌でと、アテナは星と雲海の景色に彩を添えた。
それから星空の散歩を終えたアテナは、土産屋でテルテルさんグッズを眺めながらも。
「虹の加護を受けた勇者の鎧って、どんな鎧なのかしらね」
ふとそう店の人に訊ねてみれば。
「さァなぁ。虹の加護を受けた宝具は、この街の天空の塔にあるっていわれてる鎧と、あとは剣と盾もどこかにあるらしいって聞いたよ」
天空の塔への道がなくて行けないから、本当にあるのかどうかも分からないけれど、と。
そう返ってくるのだった。
大成功
🔵🔵🔵
イーファ・リャナンシー
WIZ
虹色の防具ね…決してハッピーエンドなんかじゃないけど、素敵なお話だと思うわ
この成長を願う親に、旅立った父を誇りに思う子ども…私には目覚めるまでの記憶が一切ないから、もしそんな思い出があったとしても思い出せないし
ふわもこ怪鳥のステルラスクと交流してみたいわ
乗ることが出来るっていうのなら私も乗せてもらえたらなぁって
乗せてもらってお空を散歩しながら、『この子たちに乗って塔まで飛んだり出来ないかなぁ』とか物思いに耽ってみようと思うわ
私なんてほとんど全身がふわもこに埋まっちゃったりして…うん、他の人たちには味わえない楽しみかもしれないわ
自分に翅があると、誰かに乗せてもらって飛ぶのが逆に新鮮だったり
綺麗に雲海が出ている賑やかな夜空を、煌めき纏う透けた翅で飛び、街を行きながら。
(「虹色の防具ね……決してハッピーエンドなんかじゃないけど、素敵なお話だと思うわ」)
イーファ・リャナンシー(忘都の妖精・f18649)が思い返すのは、伝説の勇者が遺したという虹の宝具の伝承。
伝えられている物語に紡がれているのは、親と子の勇者。
子の成長を願う親に、旅立った父を誇りに思う子ども。
(「私には目覚めるまでの記憶が一切ないから、もしそんな思い出があったとしても思い出せないし」)
イーファはそんなことを思いながらも。
虹の伝承を紐解くべく、ティニアの街を探索して。
やって来たのは――怪鳥がいるという、街の広場。
自分でも空は飛べるのだけれど。
イーファは、怪鳥・ステルラスクのそのふわもこな背中に乗って。
もふもふな感触を堪能しながら、星落つる空の散歩へと連れて行って貰う。
無数の星が輝く夜空に、広がる雲海の景色。
そしてその風景に佇む、山の上の天空の塔。
(「この子たちに乗って塔まで飛んだり出来ないかなぁ」)
イーファはそうも考えたけれども。
このステルラスクを操縦することは今はできず、観光用のコースをぐるりと回ってくれるだけらしい。
けれどそれでも、怪鳥の背に乗って楽しむ空の散歩は新鮮。
自分に翅があると、誰かに乗せてもらって飛ぶなんて、滅多にないことだから。
そして、小さな身体のその殆どを、まるで雲の様にふわふわな星の輝き纏う羽毛に埋めて。
(「……うん、他の人たちには味わえない楽しみかもしれないわ」)
星が流れる天を行き、編まれた青の三つ編みをふわりと流星の如く靡かせながら。
自分だけのふわもこを、イーファは存分に堪能するのだった。
大成功
🔵🔵🔵
ドアクローザ・バックチェック
お、わたあめか。
いいな。甘いものは大好きだ。
星空のようなキラキラのわたあめがおいしそうだし、それをひとつ買おう。
ここは景色が綺麗な街だそうだな。
せっかくだから、眺めのいいところにひょいっと飛んで、そこでわたあめを食べよう。
星空と雲海を眺めながら、のんびり味わって食べよう。
甘いものを食べるのは久しぶりだ。
最近は修行に戦闘に、と忙しかったからな。
たまにはいいな、こういうのも。
綺麗に雲海がでている今宵は、一段とティニアの街が賑やかになる。
特に人々が列を成し群がるのは、まるで雲海のような、ふわふわなわたあめが買える屋台。
「お、わたあめか。いいな。甘いものは大好きだ」
ふわふわな甘い誘惑に心惹かれたのは、ドアクローザ・バックチェック(Machine Blade・f11864)も同じ。
様々ないろやトッピングができるわたあめをきょろりと眺めた後。
ドアクローザが選んだのは、星空のようなキラキラしたわたあめ。
一番おいしそうだと思ったそれを、ひとつ買って。
この街自慢の、天国のようだと言われている景色を楽しむべく、高台へ。
そして眺めが良さそうな場所を見つけると、お気に入りのデザインのスニーカーでひょいっと地を蹴って。
雲の海が広がるのを眼下に、星落つる空を仰ぎながら、煌めく甘いわたがしを食べるドアクローザ。
そんな星空と雲海を眺め、のんびり味わって食べる甘味。
口にふんわり広がる甘さは、何だか少し新鮮に感じて。
「最近は修行に戦闘に、と忙しかったからな」
そういえば甘いものを食べるのは久しぶりだと、そうふと思ながらも。
まるで手に握る、星のトッピングが散りばめられたわたあめのように。
流れ落ちた星が雲海に吸い込まれる様を見つめつつ、ドアクローザは薄紅色の瞳をそっと細める。
――たまにはいいな、こういうのも、って。
大成功
🔵🔵🔵
黒鵺・瑞樹
判定能力値お任せ
アドリブ・絡みOK
ステルラスクと戯れる。
最近もふもふはいいものだと知ったんだが、かつ乗せて貰えるとか最高か。
乗せて貰って雲海みて、星を眺めたい。
え、うん。虹の加護の装備な。もちろん忘れてない(優先順位が下になっただけで)覚えてるぞ。
でも今はちょっともふりたいだけで。
もっと言えば雲海や星を見たいだけで。(二度目)
いいなぁ。連れて帰りたい。
でも人を乗せられるほど大きいのはどうだろうなぁ。
でも連れて帰りたいなぁ。(二度目)
最近、黒鵺・瑞樹(辰星月影写す・f17491)が知った、幸せの感触。
それは、目の前にいる怪鳥・ステルラスクの羽毛の様な――そう、もふもふ。
もふもふ触れるだけでもいいものだというのに。
「かつ乗せて貰えるとか最高か」
思わずそう零してしまいつつ、瑞樹はまずはステルラスクをもふもふと撫でてあげて。
いざ、その背中に乗せて貰う。
ふわりと埋もれるような、まんまるフォルムの真っ白なからだ。
星を纏ったかのような煌めきと、ふんわりした感触が、やはりとても気持ちが良い。
瑞樹の目的。それは、ふわもこなその背に乗せて貰って雲海みて、星を眺めたい、と。
「え、うん。虹の加護の装備な。もちろん忘れてない」
忘れてないったら、忘れてませんよ! もちろん、ちゃんと覚えています。
ただ少し、優先順位が下になっただけで。
でも、ふわもこ可愛いステルラスク……テルテルさんが傍にいれば。
(「やっぱり今はちょっともふりたいだけで。もっと言えば雲海や星を見たいだけで」)
大事な目的なので、二度思いました!
そしてその念願が叶い、ふわもこを感じながら、星空の散歩を楽しむ瑞樹。
見上げる星空も、山のふもとの街の明かりが透けて見える眼下の雲海も。
どちらも、キラキラと輝いていて。まさに噂通り、まるで天国のような光景。
ステルラスクの背からそれを見つめる瑞樹の青い瞳にも、沢山の星が煌めく。
そして空を散歩を終えた後も、名残惜し気にふわもこをなでなでしながらも。
「いいなぁ。連れて帰りたい」
瑞樹はそう呟きつつ、でも人を乗せられるほど大きいのはどうだろうなぁ、と怪鳥を見上げるけれど。
でも、やっぱり思うのだった――連れて帰りたい、って。
大成功
🔵🔵🔵
草野・千秋
星と雲海の街、まさしくファンタジーですね
情報収集技能を使用しつつ
グルメ堪能と洒落込みましょうか
まずはバーベキュー!
肉は色々なのがありますね
僕はミディアムレアな焼き具合が好きです
野菜もちゃんと焼きましょう、あときのこ
この世界のきのこってファンタジーな予感
(お酒ごくごく)おいしい!
僕サイボーグだから酔わないはずなのに
雰囲気酔いで笑い上戸になってしまいそう
シメはわたあめ!何色がいいでしょう
虹色とか無理ですかね?
無理ならピンク
男の子がピンク好きでもいいじゃないですか!
(ついでに同業者の癖で値段と質をじっくり見る)
ふむ、冷たい氷菓子なら
UDCのお祭りの時僕も屋台で出してますが
なかなかのものですね
いつもは遥か頭上にある雲が、海のように眼前に広がって。
無数の煌めきが瞬く夜空から、ふわふわの海に流れ落ちる星。
「星と雲海の街、まさしくファンタジーですね」
草野・千秋(断罪戦士ダムナーティオー・f01504)はそんな幻想的な光景を眺めながらも。
情報収集技能を駆使しつつ、グルメ堪能と洒落込むべく、賑やかな夜の街を歩く。
そんな千秋の鼻を擽るのは、食欲をそそる良い匂い。
ということで、まずはバーベキュー!
「肉は色々なのがありますね」
ごろりと豪快に切られた食べ応えのある肉。
それを、好みのミディアムレアに焼いて。
ぱくりと口にすれば、じゅわり広がる肉汁と濃厚な山の恵みの味に、幸せな気持ちに。
けれど、肉だけではありません。
「野菜もちゃんと焼きましょう、あときのこ」
そうひょいと、大き目な傘のきのこを摘まんでみれば。
この世界のきのこってファンタジーな予感――そうちょっぴりぐるりと回して見つめてみる。
そしてごくごくと喉を鳴らし堪能するのは、バーベキューに最高に合う美味しい地酒。
サイボーグだから酔わないはずの千秋なのに。
何だか楽しくて賑やかな雰囲気に酔ってしまって、陽気な笑い上戸になってしまいそう!?
お肉や野菜、そしてお酒。ガッツリと味わって、おなかも満足したけれど。
でも、スイーツはやはり別腹。
「シメはわたあめ! 何色がいいでしょう」
多くの人で賑わうわたあめの屋台へと足を運んだ千秋は、色の選択にちょっぴり悩むけれど。
「虹色とか無理ですかね? 無理ならピンク」
……男の子がピンク好きでもいいじゃないですか!
そう言い放つけれど。
手渡されたのは、店の人のサービスなのか。
ピンクの色合いが気持ち多めな気がする、ご所望のいろをした虹色のわたあめ。
それから、ふわふわ甘いわたあめを手に、屋台を一通り眺めて。
「ふむ、冷たい氷菓子ならUDCのお祭りの時僕も屋台で出してますが、なかなかのものですね」
ついでに同業者の癖で、値段と質をじっくりチェック。
こっちの情報収集も、抜かりありません!
大成功
🔵🔵🔵
逢坂・宵
ザッフィーロ君(f06826)と
このような夢の如き場所があるだなんて
こっそり手を繋いで星見と買い物をしていきましょう
雲海と星空を交互に眺めつつ
強まった手の力に不思議そうに首を傾げるも握り返しましょう
そして立ち並ぶ店のうちの一軒の前で足を止めた彼の後ろから覗きこめば
指し示されたピアスに目を瞬いて
確かにきれいな色ですねと言葉を返すも、その隣の同じ意匠で青い石の嵌まったピアスに目がいけば
僕はこちらを買い求めましょう
この深い群青がきみの色のようですから
ええ、きみの空いている耳にピアス穴を開けましょうと笑って返し
こうして思い出をひとつひとつ重ねていくごとに愛おしさが募る
人の心とはかくも尊いものです
ザッフィーロ・アドラツィオーネ
宵f02925と
宵と共に買い物と星見を楽しむ
空の上の星々もだが…雲海の下から見える街の明かりが本当に星の様だな
まるで空に挟まれているようだと空と雲海を交互に見遣りつつも繋いだ手についぞ力を込めてしまうかもしれん
…美しすぎて飲まれて仕舞わんか心配になった等、恥ずかしくて言えはせんが
途中、街と雲海を楽しみながらも美しい金細工を扱う店足を止めガラスの中のそれへ視線を
…いや、あのピアスの石が宵の瞳の色に似ていた故、ついな
本当に美しいな…と見惚れつつ記念に購入して行くのも良いかもしれんと購入を
…付ける時は手伝ってくれるのだろう?と軽口を投げてみよう
ああ、こうして思い出という物は重なって行くのだろう、な
星空の下で出会って、幾つもの綺羅星をこれまで一緒に見上げてきたけれど。
今宵は星降る夜の街を共に歩いて、そして一緒に、雲の上から星を見下ろそう。
綺麗に雲の海が広がった夜の景色の中、このような夢の如き場所があるだなんて、と。
逢坂・宵(天廻アストロラーベ・f02925)は、夜色纏う髪を彗星の尾の如く靡かせながら。
瞬く深宵に、雲海と星空を交互に映し出す。
いつだって、手袋の下で煌めく希望の円環が揃いの蒼の輝きを以って、きっと何かを繋いでいるのだけれど。
今、夜のいろに紛れ密やかに繋いでいるのは、大切なきみの手。
「空の上の星々もだが……雲海の下から見える街の明かりが本当に星の様だな」
まるで、空に挟まれているような感覚。
ザッフィーロ・アドラツィオーネ(赦しの指輪・f06826)は、上にも下にも広がる煌めきにそう銀の瞳を細めるけれど。
不意に、繋いだ宵の手を、ぎゅっと一層強く握りしめてしまう。
そんな強まった手の力に、宵は不思議そうに首を傾げるけれど。
それに応えるように、繋いでいる手を握り返した。
返ってきたその感触にそっと安堵するザッフィーロ。
恥ずかしくて、言えやしない……美しすぎて飲まれて仕舞わんか、心配になったなんて。
そして街と雲海を楽しみながらも、ふとある一軒の店の前で足を留める。
宵も一緒に彼の後ろから、その店――金細工並ぶガラスの中へと視線を向けてみれば。
「……いや、あのピアスの石が宵の瞳の色に似ていた故、ついな」
本当に美しいな……と、ザッフィーロは見惚れ、言の葉を零す。
確かにきれいな色ですね、と彼の心を捉えた石と同じ彩をした瞳をピアスへと向けた宵だけれども。
すぐにその視線は別のいろを映す。
それは深宵石のものと仲良く寄り添うように並んだ、同じ意匠の青き石のピアス。
記念に購入して行くのも良いかもしれん、と買うことを決めたザッフィーロに、宵も続いて。
「僕はこちらを買い求めましょう」
青のピアスを購入する。この深い群青がきみの色のようですから――って。
「……付ける時は手伝ってくれるのだろう?」
そんな投げられた軽口に、宵は笑って返す。
「ええ、きみの空いている耳にピアス穴を開けましょう」
彼とともにある今、自分の欲は満たされているから。
そして、星の世界でそう幸せそうに笑み合うふたりが思うことは、同じ。
こうしてひとつひとつ、思い出という物は煌めき重なっていって。
(「人の心とはかくも尊いものです」)
そのたびに、愛おしさも募っていくのだということを。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
葉月・零
縁さん(f06518)と
アドリブ歓迎
テルテルさん?なんか前に出会ったタマちゃん思い出すね
タマちゃんも良い子達ばかりだったけど
今度はどんな子達なんだろね
縁さんどうする?わたあめもバーベキューもあるけど……
まぁきっと両方と言われそうな気もするので
あえてこう聞いて
どっちから行こうか?
俺はね、どうせなは他で見ないものがいーなー、って、わたあめ?
バーベキューは程々に
ほんとに雲みたいなんだ……
サイダーに入れるのもありなの?
わ、溶けていくの見るのも楽しいかも
雲海と星空、街の灯り……すごい綺麗だねぇ。屋台とか出して、お祭り見たいになるのもかわるかも
話を聞けそうならお店の人とか街の人に
塔について話を聞けたらと
野宮・縁
れい(f01192)と!
アドリブ・絡み歓迎
これまたたのしそうでおいしそうじゃなー!
おおう、たまちゃんなつかしいな、元気にしとるかな
てるてるとやらは、鳥じゃったか?
てるてるぼうずを思い出すあいしょうじゃ
きれいなんじゃろうか、かわいいんじゃろうか
わし、気になる
けどまぁとりあえずわし、肉とわたあめ食べたーい!
れいはわしのこのみ、よくわかっておるじゃないか
さすがじゃの、とほめながら
肉とやさいをばらんすよくおいしく食べてから
でざーとにわたあめを食べたいぞ!
ふつうのわたあめならしっとるが
いろんなもののせていいなんて、ぜいたいじゃな
かんそうしたくだものやこんぺいとうもたっぷりのせて
んー、とってもうまい!
雲の海が綺麗に広がる夜は、街中が大賑わい。
こんな夜は、小さな子供もちょっぴりだけ夜更かしできて。
テルテルさんみたいんだーっと、雲の様なふわふわのわたあめに大はしゃぎ。
そんな子供たちの声を耳にした葉月・零(Rien・f01192)は、夜空の様な藍色の髪をそっと揺らし首を傾ける。
「テルテルさん? なんか前に出会ったタマちゃん思い出すね」
「おおう、たまちゃんなつかしいな、元気にしとるかな」
野宮・縁(永久に七つと数えよう・f06518)は以前赴いた水と花の街で出会った、タマちゃんことタマイルカザラシのことを思い出しつつも。
これまたたのしそうでおいしそうじゃなー! と。
色鮮やかなふわふわわたあめや肉の焼ける良い香りに、そわそわと心躍らせつつ。
「タマちゃんも良い子達ばかりだったけど、今度はどんな子達なんだろね」
「てるてるとやらは、鳥じゃったか? てるてるぼうずを思い出すあいしょうじゃ」
きれいなんじゃろうか、かわいいんじゃろうか。
そう零の言葉に首を傾げながらも、呟く――わし、気になる、と。
けれど、とりあえずまずは!
「縁さんどうする? わたあめもバーベキューもあるけど……」
零はそう縁を見ながらも。
どっちにするかと問えば返ってくる答えがわかる気がするから、敢えてこう訊ねる。
「どっちから行こうか?」
わし、肉とわたあめ食べたーい! と。
やはり零の予想通り両方食べる気満々であった縁は、零に笑み返して。
「れいはわしのこのみ、よくわかっておるじゃないか」
さすがじゃの、と褒めながらも。
まずは肉と野菜をバランス良く食べてから、デザートにわたあめを食べる作戦!
零はどうせなら他で見ないものがいーなーと、バーベキューは程々に、わたあめメインで。
眼下に広がる雲の海を見ながら、美味しい肉や野菜を焼いてある程度おなかを満たした後。
デザートは別腹、雲のようなわたがしを貰いに、屋台へ。
「ふつうのわたあめならしっとるが、いろんなもののせていいなんて、ぜいたいじゃな」
縁が受け取った甘い雲の上にたっぷり散りばめられているのは、ドライフルーツや金平糖。
それをひとくち、はむりと口にしてみれば。
「んー、とってもうまい!」
口の中いっぱいに広がる、優しくて甘い味。
「サイダーに入れるのもありなの?」
地元の人がやっているのを見かけた零は、同じように星のように煌めき泡立つ水面に、そっと甘いふわふわを浮かべてみて。
「わ、溶けていくの見るのも楽しいかも」
しゅわしゅわっと吸い込まれるように溶けていくわたあめに目を見開きつつも。
「雲海と星空、街の灯り……すごい綺麗だねぇ。屋台とか出して、お祭り見たいになるのもかわるかも」
甘やかなわたあめ屋台の店員に、虹の加護を受けた鎧があるという天空の塔について訊ねてみれば。
「あの塔に続く山道はないんだけど。ふわふわした雲の精が棲み付いてるって噂があるんだ」
そう、噂話をひとつ教えてくれる。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
曙・ひめ
終夜・還(f02594)様と!
わーい!肩車です!
あ、還様、見て下さい!
ふわもこなテルテルさん!テルテルさんですよ!毛玉じゃないです!
わたくし、乗ってみたいです!
ですけど、一人で乗るには身長が…。
なので、還様、テルテルさんに乗せて下さい!(両手を伸ばす)
還様、またコーヒーです?
でも、今は珈琲よりもテルテルさんです。
星空のお散歩を楽しみながら、「動物と話す」で、テルテルさんとお話してみましょうか。
この街の伝説や、塔への入り方とか…。
何か知っていることがあるかもしれませんね。
「情報収集」も欠かしませんよ。
集めた情報は、還様とお互いに共有し合いましょう。
終夜・還
ひめ(f02658)の付き添いで
人が多いし最初にひめを肩車。
ハイハイ、わーったわーった、はしゃぐなって。人の波に呑まれてはぐれない様に肩車したのは良いけど耳元でうるっせーっつーの…
…え、なにこの毛玉。座り心地は良さそうだけど痒くならねえ?まあいいや、ひめが乗りたいなら付き合ってやろう。あとついでに塔の近くまで飛んでもらおうかねぇ。…それと、コイツの上って飲食OK?アイスコーヒーでも売ってれば持ち込みたいんだけど…
ひめがテルテルさんと話してる間、俺は遠目から塔の様子を伺って【情報収集】。んで、なにか気になった事があれば其れについて考察でもしてよう。あ、一応ひめに情報共有もしとこうかな。
星と雲の海が綺麗に出ている今宵、ティニアの街には沢山の人が。
そんな人の波に呑まれてはぐれない様にと。
ひょいっと肩車して貰えば、煌めく星空にぐんと近くなって。
誰よりも遠くまで見渡せるようになり、はしゃぐのは曙・ひめ(花衣・f02658)。
「わーい! 肩車です! あ、還様、見て下さい!」
「ハイハイ、わーったわーった、はしゃぐなって」
肩車したのは良いけど耳元でうるっせーっつーの……。
終夜・還(一匹狼・f02594)はそう、思わず零すけれども。
ひめが指す先、人が多く集まっている広場へと赤の瞳を向けてみれば。
「……え、なにこの毛玉」
その視線の先には、ふわふわで巨大な毛玉!?
ふわふわで巨大な毛玉でも、ある意味間違いではないのだけれども。
「テルテルさんですよ! 毛玉じゃないです!」
そう、ふわもこなテルテルさん!
数メートルもの大きな体は、コロン丸っこいフォルム。
つぶらな瞳に、真っ白な羽毛は星の様な煌めきを放っている。
「わたくし、乗ってみたいです!」
ひめは琥珀色の瞳を星の様にキラキラ輝かせ、テルテルさんを見つめながら。
ですけど、一人で乗るには身長が……と呟くけれど。
「なので、還様、テルテルさんに乗せて下さい!」
両手をぐっと伸ばして、還にお願い!
「座り心地は良さそうだけど痒くならねえ?」
還はふわふわしたテルテルさんを見遣り、そう言うけれど。
テルテルさんを手懐けている街の人は、大丈夫だと笑うから。
――まあいいや、ひめが乗りたいなら付き合ってやろう。
よいしょっとまずは、ひめをテルテルさんに乗せて。
もふもふ羽毛に埋もれるひめを後目に、街の人に訊いてみる。
「コイツの上って飲食OK? アイスコーヒーでも売ってれば持ち込みたいんだけど……」
「還様、またコーヒーです?」
でも、今は珈琲よりもテルテルさんです、と、もふもふを堪能するひめ。
飲食は、熱いものでなければ大丈夫のようなので、お目当てのアイスコーヒーをお元に。
いざ――雲の海と星空の散歩へ。
街の人の指示で、ばさり、星の煌めきを纏う翼を広げて飛び立つテルテルさん。
還は、塔の近くまで飛んでもらおうかねぇ、とそう思ったけれど。
このテルテルさんは観光用にと、広場からそう遠くないお散歩コースをぐるり廻って帰ってくるよう躾けているのだという。
なのでかわりに、何か知っていることがあるかもしれません、と。
情報収集も欠かしません! 星空のお散歩を楽しみながら、テルテルさんとお話してみるひめ。
「この街の伝説、テルテルさんは知っていますか? あと、あの天空の塔への入り方とか……」
ピィ、チチィと、大きな身体から想像つかなかった可愛らしい鳴き声でひめの質問に答えるテルテルさん。
その間に、アイスコーヒーをひとくち口に運び、還は遠目から塔の様子を伺って。
上も下も煌めき瞬く空から、気になることがないか注意深く探ってみて。
「天空の塔への入り方は知らないようですけど、テルテルさんのご先祖は勇者と仲良しだったそうです!」
「あの塔、かなりの高さあるなァ。もし入れても、最上階までのぼるってなったら大変そうだぜ……」
ふわもこなテルテルさんに掴まりながら、星空の上でふたり、情報の共有を。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
終夜・凛是
お節介(f13458)と
俺も、雲より高いとこは初めて……
こんなとこが、あるんだな
…綺麗って多分これのことだ
確かにいい匂いする
野菜も肉も豪快で、こういうとこだからこそって感じだ
食べれないなら、もらってもいいけど……一切れなら食える
……お節介、今日はお節介っていうより……食いしん坊って呼んだ方がいい?
ふふん、食いしん坊だろ
わたあめ、ふわふわだ
俺もわたあめは……初めて
食えるの? これ……んあ……あまい……
ふわふわで面白いなと口にしたわたあめは甘くて
無理ときゅっと眉が寄る
くすりと、笑い声になに、と視線一つ向け
……ジンジャーソーダほしい
でもこれだけでいい。こっちの甘いのは…食いしん坊な、お節介にあげる
ジナ・ラクスパー
凜是様(f10319)と
わあ、雲よりも高いところなんて初めて来ました…!
雲の海に沈んだ流れ星が光っているみたい
…おいしい匂いがします
きれいな景色に、食べものもたくさん
天国というのも頷けますね
わ、見てください凜是様
お肉もお野菜もすごく大きくて豪快なのです!
…一本くらいならなんとかお腹に入るでしょうか
凜是様、お肉ひと切れいりませんか?
…!?
食いしんぼうじゃありませんっ!
初体験のわたあめにわくわく
わっ、甘い…!
ちらとお隣見たら
想像通りの渋いお顔についくすり
ごめんなさい、お口直しにジンジャーソーダとレモネード、どちらがいいですか?
わたあめと交換して
酸っぱくて辛いレモネードに溶かしたら、ぴったりなのです
見上げる星空も、見下ろす雲の海も、キラキラと光輝いていて。
天より落つる流れ星が、眼下の街の灯りが透けてみえる煌めきの雲に、吸い込まれていく。
そんな、雲の海に沈んだ流れ星が光っているみたい、と。
「わあ、雲よりも高いところなんて初めて来ました……!」
金の瞳に数多の煌めきを宿したジナ・ラクスパー(空色・f13458)が、思わずそう声を上げれば。
「俺も、雲より高いとこは初めて……」
こんなとこが、あるんだな、と。
耳をぴこりとさせながら、終夜・凛是(無二・f10319)もぐるりと周囲を見回して。
瞬く無数の綺羅星と、はじめてみる雲海の景色を見て思う……綺麗って多分これのことだ、と。
目の前に広がる幻想的な風景は、まさに聞いていたように、天国のよう。
いや……天国なのは、美しい風景だけではない。
「……おいしい匂いがします」
「確かにいい匂いする」
その食欲をそそるような匂いに導かれれば、そこは豊富な食材を使ったバーベキューができるテラス。
雲海と星空広がるきれいな景色に、そして美味しそうな食べものもたくさん。
「天国というのも頷けますね」
ジナはふと周囲を見回してみて。
食材を配っている屋台を見つけ貰ってくれば、また一層、その瞳を輝かせる。
「わ、見てください凜是様。お肉もお野菜もすごく大きくて豪快なのです!」
かご一杯の食材は新鮮で美味しそうで、豪快。
こういうとこだからこそって感じだと、凛是も橙色の瞳を瞬かせる。
そして早速、綺麗な風景をみながら、バーベキュー!
なのだけれど。
「……一本くらいならなんとかお腹に入るでしょうか。凜是様、お肉ひと切れいりませんか?」
「食べれないなら、もらってもいいけど……一切れなら食える」
豪快すぎて、食べきれるか心配です。
けれども、凜是へとひと切れお肉をお裾分けした後、残すわけにはいきませんから頑張ります! と。
そう気合を入れるジナを、ちらりと見る凜是。
「……お節介、今日はお節介っていうより……食いしん坊って呼んだ方がいい?」
そんな言葉に、ぱくりとお肉を運んでいたジナは見開いた瞳をぱちくりさせて。
「……!? 食いしんぼうじゃありませんっ!」
「ふふん、食いしん坊だろ」
ムキになるジナに、凜是は悪戯っぽい笑みを宿す。
そして、むぅっと頬を膨らませながらも、いい焼き具合になった野菜をお皿に乗せてくるジナに。
そんなにいらない、とふるり凜是は首を振るけれど。
「野菜もちゃんとバランス良く食べないといけませんよ、凜是様!」
そうびしっと言い放ったジナに溜息をつきつつ、呟くのだった。
食いしん坊だけど……やっぱりお節介、と。
そしてバーベキューのあとは、やっぱりデザート!
「私、わたあめはじめてです!」
「……わたあめ、ふわふわだ。俺もわたあめは……初めて」
初体験のわたあめにわくわくしつつ、そっと口をつけてみれば。
「わっ、甘い……!」
「食えるの? これ……んあ……あまい……」
ふたり仲良く、そう声を。
ふわふわで面白いなと口にしてみたわたあめは、思いのほか甘くて。
無理、と。きゅっと眉を寄せる凜是。
逆に甘い物が好きなジナは、口に広がる甘さに、ほわりと幸せそうな笑みを宿すけれども。
ちらと隣を見れば……想像通りの渋い表情。
そんな様子に、ついくすりと笑ってしまうけれど。
なに、と視線を向ける凜是に、ごめんなさい、とジナは笑んでから。
「お口直しにジンジャーソーダとレモネード、どちらがいいですか?」
「……ジンジャーソーダほしい」
貰ってきたジンジャーソーダを、凜是へと差し出す。
そして、受け取ったジンジャーソーダのかわりに。
「でもこれだけでいい。こっちの甘いのは……食いしん坊な、お節介にあげる」
凜是は、ふわふわわたあめをジナへ。
そんな交換こした甘い雲を、ジナは酸っぱくて辛いレモネードに浮かべて。
しゅわりとわたあめ溶けたグラスを口に運べば――甘いもの好きなジナに、ぴったりの味に。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
月居・蒼汰
ラナさん(f06644)と
可愛いですね、テルテルさん
ラナさん、折角だから乗せてもらいませんか
空から雲海を見られるなんて、滅多にないですし
ラナさん、しっかり掴まってて下さいね
…なんて普通に二人で乗ったはいいけれど
回された腕の細さと体温と、いつもより近い距離を自覚した時には空の上
一瞬俺自身が飛べることも忘れて落ちないよう掴まるのが精一杯で
ラナさんの声に瞬いたら、眼下に広がる白い海と星の煌めきに我に返る
…綺麗ですね、すごく綺麗だ
心臓がいつにもましてバクバク言ってるのは
綺麗な景色を見られたから、だけじゃない
振り返ろうとして、でも気恥ずかしくて
顔が物凄く熱い気がするけど、…気づかれなくてよかった、のかな
ラナ・スピラエア
蒼汰さん(f16730)と
はい、真上から雲海を見てみたいです!
この子が乗せてくれるみたいですよ、可愛い
よろしくお願いしますね、と声掛け
一緒のテルテルさんの背に乗って
えっと、失礼します…
少し遠慮気味に、後ろから蒼汰さんに掴まって
けど少しの揺れに驚いて、気付けば掴まる力は強く
最初は少し怖かったけど
瞳を開けば広がる景色
わあ…!
蒼汰さん、すごいですね…!
雲海と瞬く星が綺麗で、まるで星の中を泳いでいるよう!
後ろからだと、前の人の声は少し聞こえ難くて
顔も見えないから、蒼汰さんの反応がよく分からないけれど
きっと同じように、綺麗だと思ってますよね
いつも見ている頼もしい背中を傍に感じて、安心するのは気のせいかな
まんまるフォルムの大きな身体に、星を纏ったような輝きのふわふわの羽毛。
くるりつぶらな瞳に見つめられれば、思わず和んでしまう。
「可愛いですね、テルテルさん」
月居・蒼汰(泡沫メランコリー・f16730)はその愛らしい姿に、金色の瞳を細めてから。
「ラナさん、折角だから乗せてもらいませんか」
空から雲海を見られるなんて、滅多にないですし、と。
隣に並ぶラナ・スピラエア(苺色の魔法・f06644)へと視線を映して。
雲の海広がる、星空散歩へのお誘いを。
ラナは蒼汰の提案に、苺色の瞳を星の様に煌めかせて。
「はい、真上から雲海を見てみたいです!」
勿論、すぐに淡い桜色の髪を揺らしながら、こくりと頷く。
「この子が乗せてくれるみたいですよ、可愛い」
ラナは背に乗せてくれるテルテルさんに、よろしくお願いしますね、と声を掛けてから。
「ラナさん、しっかり掴まってて下さいね」
えっと、失礼します……と。
少し遠慮気味にそっと、先に乗っている蒼汰に後ろから掴まるけれど。
「……!」
テルテルさんがばさりと大きく翼を広げ飛び立つ瞬間、伝わる振動に少し驚いてしまって。
遠慮気味だった手に、思わずぎゅっと力を込めてしまう。
普通に二人で同じテルテルさんに乗ったはいいけれど。
いつもより近い距離に蒼汰が気付いたのは、回されたラナの腕の細さとじわり背中から伝わる体温。
でももう――雲の海広がる、星瞬く空の上。
一瞬、自分が飛べることも忘れて、落ちないようテルテルさんに掴まるのが精一杯で。
頬を撫でる夜風はひやり冷たいはずなのに……何故だか、熱い気がする。
そんな蒼汰の背中にぎゅっと掴まっているラナは、最初こそ少し怖かったけれど。
そっと、瞳を開いてみれば。
「わあ……! 蒼汰さん、すごいですね……!」
――雲海と瞬く星が綺麗で、まるで星の中を泳いでいるよう!
目の前に広がる景色に、感嘆の声を上げて。
耳に響いたその声にハッと我に返って瞬いた蒼汰は、ようやく眼下に広がる白い海と星の煌めきを瞳に映した。
「……綺麗ですね、すごく綺麗だ」
妙に速い鼓動を打つ心臓が、いつにもましてバクバク言ってるのは――綺麗な景色を見られたから、だけじゃない。
振り返ろうとして、でも気恥ずかしくて……やっぱり、振り返ることができない蒼汰。
だって――顔が物凄く今、熱い気がするから。
後ろからだと、前にいる蒼汰の声は少し聞こえ難くて。
前を向いているその顔も見えないから、彼の反応がラナにはよく分からないけれど。
(「きっと同じように、綺麗だと思ってますよね」)
天落つる星々と綺麗に広がる雲の海を、煌めきを宿した瞳で見つめるラナ。
少し肌寒いくらいの空の上で感じる蒼汰の温もりは、やっぱりとても優しくて。
気のせいかもしれないけれど……いつも見ている頼もしい背中を傍に感じれば、何だか安心する気がする。
ふわりくすぐるテルテルさんの星纏う翼と、二人だけの煌めく景色。
雲の海広がる星空の散歩を楽しんでいる、そんなラナの様子を背中で感じながら。
蒼汰はまだ収まらない鼓動と熱にひとつ息を吐いて、そっと思うのだった
……気づかれなくてよかった、のかな、って。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
ペイン・フィン
ファン(f07547)と参加
テルテルさんと、戯れに来たよ
これが、テルテルさん
……もこもこしてるね
なでても、良いのかな?
感触、堪能したり、餌をあげてみたり
ちょっとだけ、背中に乗ってみたり……
ああでも、このもふもふは、心地よくて、眠くなる……
……帰りに、寝具を、買っていこう
おそろいの枕とか、きっと、素敵……
……ふあぁっ!?
えと、なに、なにが、起きたの……?
……もしかして、ファンの、変身コード……?
連れ去られながら、ファンにしっかり掴まって、空の旅を、楽しむ
……素敵な、光景、だね……
とと、あんまりよそ見してちゃいけないね
背中にそっと、キスをして
……有り難う、ファン
またきっと、ここで、景色を見ようね
ファン・ティンタン
【SPD】ファンタジックなテルテルさん
ペイン(f04450)と参加
ふぅん?
コレが、テルテルさん?(羽毛をワシワシ)
結構大きいね、見た目は可愛いけど下手な竜なら良い勝負出来るかな?
しかし…ペインがテルテルさんばかりにご執心のようで、少し面白くない
……、!
良い方法があるじゃない
【異心転身】でテルテルさんに変身
ふわもこ巨体でペインの前に颯爽と現れ、かっ攫って行く
(鳥に変身中は人言こそ発せないけれど、これはこれで…)
人型では為し得ない空の旅を、ペインだけに提供する
(普通は男の人からリードしてくれるものなんだろうけれど…私達は、これで良い…この関係だから、良い)
(よそ見してると振り落としちゃうからね?)
天より落つる星を纏ったような、美しい真っ白な羽毛。
それは今宵広がる雲海の様に、ふわふわしている。
けれど、まんまるぽてっとした大きな身体とつぶらな瞳をみれば、とても可愛らしい。
「これが、テルテルさん……もこもこしてるね」
……なでても、良いのかな?
そう小さく赤の髪を揺らし首を傾けながらも。
そっと、テルテルさんをさわさわしてみるペイン・フィン(“指潰し”のヤドリガミ・f04450)
そしてその隣で。
「ふぅん? コレが、テルテルさん?」
もふもふの羽毛をワシワシするのは、ファン・ティンタン(天津華・f07547)。
ファンは眼前のテルテルさんを見上げ、怪鳥の身体や爪をざっと観察して。
「結構大きいね、見た目は可愛いけど下手な竜なら良い勝負出来るかな?」
夜風に靡く乳白色の髪を掻き上げつつ、そう見定めるけれども。
もふもふさわさわと、その感触を堪能するかのように、優しくなでなでしてあげたり。
餌をあげ、すりよってきたテルテルさんに、よじよじと乗ってみたりしているペインを見て。
表情こそ表立って変わらないようにみえるけれど、むぅと内心、少し面白くないファン。
――ペインが目の前のテルテルさんばかりに、ご執心のようだから。
けれど、ふとファンは何かを思いついて。
(「……、! 良い方法があるじゃない」)
透き通るような極端に白い掌で、再びテルテルさんに触れんと手を伸ばす。
そんなファンの胸中も知らずに。
「ああでも、このもふもふは、心地よくて、眠くなる……」
……帰りに、寝具を、買っていこう。おそろいの枕とか、きっと、素敵……。
すっかりテルテルさんのふわもこに全身を預けながら、そう呟きつつ思っていたペインであったが。
「……ふあぁっ!?」
突然ふわり身体が浮く感覚がしたかと思った瞬間。
突如颯爽と現れたふわもこの巨体に、空へとかっ攫われていく。
「えと、なに、なにが、起きたの……?」
星が瞬く雲の海の上で、暫く状況が把握できずに。
ぱちくりと瞬くことしかできなかったペインだけど。
「……もしかして、ファンの、変身コード……?」
鳥に変身中は人言は話せないけれど。自分を連れ去った怪鳥の正体が、大切な人であると、ようやく気付く。
そしてペインを背に乗せたファンは、彼だけに提供する――人型では為し得ない、とっておきの空の旅を。
「……素敵な、光景、だね……」
上を見ても下を見ても、キラキラと輝く数多の光。
光瞬く雲の海をゆき、流れる星の間をすり抜ける――天国のようなこの景色は今、ふたりだけのもの。
けれどやっぱり、その瞳は自分を見て欲しいから。
(「よそ見してると振り落としちゃうからね?」)
ぐっと角度を付けて旋回するファン。
そんなファンにしっかり掴まり、空の旅を楽しみながらも。
「とと、あんまりよそ見してちゃいけないね」
ペインは、ファンだけを映した瞳を細めてから。
そっとその背中に、キスを落とす。
そして掻っ攫ってくれた大切な人へと、こう紡ぐのだった。
「……有り難う、ファン。またきっと、ここで、景色を見ようね」
そんな声を聞きながらも。
(「普通は男の人からリードしてくれるものなんだろうけれど」)
でも、ファンは改めて思う。
自分たちはこれで良い……この関係だから、良いのだと。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
御堂・詩音
※戦闘中ではないため詩音(うたね)のままです
情報収集は忍者の基本!お任せ下さい!
さり気ない日常会話の中からでも、重要な情報は抜かりなく――あ、そこのお肉、こっちのパンに挟んで下さい!
…ああ、詩音(しおん)が凄くため息を吐いた気配が!?
だ、だってこんな美味しそうなお肉がいい焼き加減になっているのに食べないなんてもったいな――
あ、このチーズ美味しそう…何の乳でできてるんでしょう…?
…詩音(しおん)、だからため息はやめてください!
お、お腹いっぱいになるまであれこれ食べるくらい良いでしょう?
後でもしもの事があったら、詩音(しおん)がいっぱい動けるようにしないと!
…ちゃ、ちゃんとお話も聞いてますからね?
美しい星空と雲海が広がる街・ティニアに降り立ったのは、漆黒の髪を靡かせたひとりの忍者。
目的は、虹の加護を受けた宝具の伝承を紐解くため。
そのためにはまず、情報を集めなければならないけれども。
(「情報収集は忍者の基本! お任せ下さい!」)
忍者である御堂・詩音(シノビメイデン・f04251)にとっては、お手の物!
さり気ない日常会話の中からでも、重要な情報は抜かりなく――。
「あ、そこのお肉、こっちのパンに挟んで下さい!」
食欲くすぐるにおい漂わせているお肉を、すかさずパンに挟んでもらう詩音。
それをほくほくといただきながら。
(「……ああ、詩音(しおん)が凄くため息を吐いた気配が!?」)
戦闘用人格の詩音(しおん)が大きく息をついた気配を察知する。
けれど、仕方ないです。
「だ、だってこんな美味しそうなお肉がいい焼き加減になっているのに食べないなんてもったいな――あ、このチーズ美味しそう……何の乳でできてるんでしょう……?」
ふと見つけた濃厚そうなチーズも一緒に食べたら、もっと美味しくなりそうです!
「……詩音(しおん)、だからため息はやめてください!」
また溜息をつかれちゃいましたけれど……!
いえ、ただ食い意地が張っているというわけでは決してありません、多分。
「お、お腹いっぱいになるまであれこれ食べるくらい良いでしょう? 後でもしもの事があったら、詩音(しおん)がいっぱい動けるようにしないと!」
腹が減っては戦はできぬ、というように。
備えあれば憂いなし、ですから!
「……ちゃ、ちゃんとお話も聞いてますからね? あ、そのソーセージ、私の分もひとつ……!」
まずは美味しそうなものの情報を集めて、腹拵えからです……!?
大成功
🔵🔵🔵
ヴィオラ・アップルトン
綺麗な雲海と美味しいわたあめと聞いたんだ
スイーツ好きなボクにとっては聞き逃がせない話
でも、猟兵になってはじめて来た街がここなのは幸運なのかも
だってこの雲海は本当に綺麗だ
白い海の上に漂う星々
星はボクの守り神みたいなもの とても心が満たされる
わたあめは店主さんにトッピングをお任せ
ボクがこの雲海で得た感動をいっぱい話すから
雲海みたいなわたあめが食べられたら嬉しいな
白い白い甘いわたあめ 雲海もこんな味なのかな
あの塔はやっぱり気になるね
雲海を眺める街の人に塔のことを聞いてみるよ
伝説などが聞けたら嬉しいけど
話し相手がいるだけで幸せかも
アドリブ歓迎です
天より落つる星々が、煌めき纏う雲の海へと、またひとつ吸い込まれる。
(「綺麗な雲海と美味しいわたあめと聞いたんだ」)
スイーツ好きなボクにとっては聞き逃がせない話、と。
夜空に輝く星に負けないくらい、青の瞳に期待の色を煌めかせているのはヴィオラ・アップルトン(星の娘・f20323)。
猟兵になって、はじめて訪れた街。
でもそれがこのティニアの街だったことは幸運なのかも、とヴィオラは思う。
(「だってこの雲海は本当に綺麗だ」)
白い海の上に漂う星々――星はボクの守り神みたいなもの。
とても心が満たされる、と光輝く街を軽い足取りで歩けば。
賑やかな屋台で貰えるのは、広がる雲海のような、ふわふわした甘いわたあめ。
「広がる雲海が本当に綺麗で。この街に来てよかったなって」
「今日は特に綺麗に雲海が出てるからね……はい、星のようなお嬢さんには、金平糖多めにサービスしていたよ」
雲海で得た感動をいっぱい話すヴィオラに店主が作ったわたあめは、雲の様にまっしろなわたあめ。
その上に、流れ星が落ちて煌めいているような、沢山の金平糖が。
それを、ぱくりと口にしてみれば。
(「白い白い甘いわたあめ。雲海もこんな味なのかな」)
ふんわりしゅわりと溶ける、優しくて甘い味。
それから雲海が綺麗にみえる高台のスポットにやって来て。
(「あの塔はやっぱり気になるね」)
天高く聳える塔を見上げた後。
「あの塔のこと、何か知ってる? 勇者の伝説があるみたいなんだけど」
すぐ近くで雲海を眺めていた、同じ年くらいの少女たちに聞いてみれば。
「あの塔まで行く道って、元からないの。山は急でとてものぼれないわ」
「翼の生えた人たちが、自分の翼で塔まで飛んでいこうとしたいたいだけど。風がすごく強いから、かなり大きな翼でないと無理みたい」
「でも伝説では、勇者様は空を飛んで、あの塔に鎧を隠したって聞いたわよ?」
「……空を飛んで?」
少女たちが口にすることを聞き逃さぬよう、ヴィオラは懸命に耳を傾けつつも、そっと嬉し気に微笑む。
こうやって話し相手がいるだけで幸せかも、って。
大成功
🔵🔵🔵
月宮・ユイ
絡みアドリブ◎※身に<呪詛>宿す
あの時の剣に関したお話ですね
折角縁のあったお話です。今度も伝承も気になります
まずはこの美しい街を見て回りましょう
お祭りも楽しそうですが、
ふわもこ怪鳥・ステルラスク、テルテルさんに興味惹かれ、
《機能強化》起動
<視力、聞き耳、第六感>等強化された知覚で反応観察<情報収集>
呪(まじな)い<動物話す・動物使いの呪詛>と身に宿す<誘惑の呪詛・コミュ力>も併せ、全力で戯れ仲良くなる。
戯れながらも街の人が居ればお話をし『天空の塔』の情報収集。
テルテルさんと仲良くなれれば、抱きつかせて貰ったり、街で買った金平糖やフルーツ等をあげてみます
最後には背に乗せて飛んで貰えたら嬉しいです
虹の加護を受けた宝具の伝承。
月宮・ユイ(捕喰∞連星・f02933)がその伝説を耳にするのは、これがはじめてではない。
(「あの時の剣に関したお話ですね。折角縁のあったお話です。今度も伝承も気になります」)
以前訪れた水と花の街で回収したのは、虹の加護を受けたと言われている剣。
それはどういうわけか、錆びついていたのだけれども。
今回の伝承は、同じ虹の加護を受けた鎧だという。
しかし、まだ情報はグリモアの予知がもたらしたもののみ。
(「まずはこの美しい街を見て回りましょう」)
《機能強化》を起動し、視力、聞き耳、第六感などの知覚を強化して情報収集は怠らず。
けれども、この街を楽しむことも、勿論ユイは忘れない。
賑やかで美味しいものが並ぶ屋台も楽しそうだけれども。
一番ユイが興味を惹かれたのは――ふわもこ怪鳥・ステルラスク、テルテルさん。
呪いによる動物話す・動物使いの呪詛と、誘惑の呪詛・コミュ力を纏って。
ふわふわまっしろな、まんまるフォルムのテルテルさんと、全力で戯れれば。
ピィ、と大きなからだに見合わぬ可愛い鳴き声をあげ、すりすりしてくるテルテルさん。
そんな仲良くなったテルテルさんをぎゅっと抱きしめ、街で調達していた金平糖やフルーツをあげて。
「山の上にある『天空の塔』について、何か知りませんか?」
近くにいた夫婦に、話を訊いてみれば。
「『天空の塔』ねェ。どうやって入るかこの街に住む私たちもわからないから、よく知らないっていうのが本当のところだよ」
「あ、そうそう、テルテルさんって愛称は、ステルラスクって名前からでもあるけど。てるてる坊主に似てるってことからでもあるんだ。テルテルさんは雨の日には姿をみせないから」
そんな会話を交わし合っているうちに、あげた金平糖やフルーツを喜んで食べ終わったテルテルさん。
ユイはすっかり仲良くなった、ふわもこなその背に乗せて貰えば。
上も下も煌めきで溢れる星空を、テルテルさんと一緒に、暫しお散歩。
大成功
🔵🔵🔵
吉備・狐珀
虹の鎧の情報を集めないといけないと思いつつ、こう街が賑わっていると心踊ってしまいます。
今夜は雲海が発生しているというし、テルテルさんに乗って空の散歩を楽しもうかな。
散歩を楽しんだ後もテルテルさんのふわもこを堪能します。
そういえば、勇者殿もテルテルさんに乗って雲海を眺めながら空の散歩を楽しんだのでしょうか?
ひょっとしたらテルテルさんが天空の塔への道を知っているかもしれませんね。
雑貨売り場でお店の人とそんな話しをしながら、お土産のふわふわ羽毛グッズを選びます。
※アドリブ等歓迎です
街の人によれば、今日は特別綺麗に雲海が出ているのだという。
そうなれば、星と雲海の街であるこのティニアの夜も、より一層賑やかなものになる。
この街を訪れた目的は、グリモアが予知した勇者の伝承を辿って紐解くこと。
そのためにはまず、街の人の話を訊かねばと、吉備・狐珀(ヤドリガミの人形遣い・f17210)は思いはするのだけれど。
(「虹の鎧の情報を集めないといけないと思いつつ、こう街が賑わっていると心踊ってしまいます」)
やはり楽しそうな声で溢れている街を楽しみたい気持ちも、むくむくと。
その中でも一番気になっているのは、ふわもこな怪鳥・ステルラクスこと、テルテルさん。
(「今夜は雲海が発生しているというし、テルテルさんに乗って空の散歩を楽しもうかな」)
街の広場にいるというテルテルさんと戯れ、ふわもこを存分に堪能して。
雲海が広がる眼下や見上げれば煌めく美しい星空を散歩したい。
そう狐珀は辿り着いた広場で、まんまるもっふりとした、星の様な羽毛を纏うテルテルさんを存分にもふもふして。
仲良くなった頃、そのもふもふ気持ちの良い背に乗せて貰う。
「わ……!」
そしてテルテルさんが飛び立てば、眼前に広がる幻想的な風景を青の瞳に映した。
(「そういえば、勇者殿もテルテルさんに乗って雲海を眺めながら空の散歩を楽しんだのでしょうか?」)
今乗せて貰っているテルテルさんは観光用に躾けてあって、ぐるりと広場の近くしか飛ばないらしいが。
流れ星煌めく空に黒の髪を靡かせながら、狐珀はもう一度、ふわもこなテルテルさんを撫でてあげるのだった。
それから、テルテルさんと空のお散歩を終えて。
雑貨が売っている店へと足を運んだ狐珀は、店員と会話を交わしてみる。
「天空の塔に行く道はないみたいですけど。ひょっとしたらテルテルさんが天空の塔への道を知っているかもしれませんね」
「テルテルさんなら知ってるかもなァ。勇者とテルテルさんは、仲良しだったと言われているよ」
そんな店の人の話に、そうなんですね、と返しながらも。
狐珀はお土産にと、ふわふわな羽毛グッズを選びはじめたのだった。
大成功
🔵🔵🔵
セシル・エアハート
【テルテルさんと戯れる】
これがテルテルさん…。
……可愛い。そして大きい。
あれこれ和んでいる隙に嘴を擦り寄せられて驚く。
わあ、びっくりした…。
もしかして甘えてる?
こちらも嘴を優しく撫でてみる。
…はあ、癒される……。
羽毛を撫でてみたり、ふかふかの身体に抱きついてみたり。
最高の至福のひとときだよ。
テルテルさんにお願いして背中に乗せてもらい、星と雲海の空を散歩する。
…綺麗。
まるで宇宙みたいだ。
天の河やたくさんの星座があったら、プラネタリウムを見てるようで楽しいよね。
…もう少し、この空の散歩を満喫してみようかな。
*アドリブ歓迎
まるでその真白な翼の色は、煌めく星を纏っているようで。
まんまるとした大きなからだと瞳が、とても愛らしい。
「これがテルテルさん……」
……可愛い。そして大きい、と。
宝石の如き藍色の瞳を輝かせ、怪鳥・ステルラクスことテルテルさんを見上げる、セシル・エアハート(深海に輝く青の鉱石・f03236)。
そのふわもこな身体に触れてみれば、柔らかくてもふもふあったかくて。
ピピィ、と大きい身体に見合わぬ小鳥のような鳴き声がまた、癒し系だ。
そんなテルテルさんに、ほわりとあれこれ和んでいたセシルであったが。
「! わあ、びっくりした……。もしかして甘えてる?」
刹那、戯れていたテルテルさんから嘴を擦り寄せられて、驚いてしまう。
けれど、甘えている様子の人懐っこいテルテルさんもまた、愛らしくて。
擦り寄せられた嘴を優しく撫でてあげれば。
気持ち良さそうにつぶらな瞳を細め、チィ、と可愛らしく鳴く。
「……はあ、癒される……」
セシルはすっかり仲良しになったテルテルさんの羽毛を撫でてみたり、ふかふかの身体にぽふんと抱きついてみたり。
そのふわもふボディーを存分に全身で堪能して。
最高の至福のひとときだよ、と。そう呟きつつ、もう一度、テルテルさんをなでなで。
そして、こう訊いてみる。
「背中に乗せてもらってもいいかな……?」
それに応えるように再び、ピィと鳴いたテルテルさん。どうやら乗せてくれるらしい。
セシルはそのふわもこな背中に掴まって。
バサリと白く大きな翼が広げられれば、風に乗って、煌めきの夜空へ。
「……綺麗。まるで宇宙みたいだ」
上には星空、下には雲の海。
見渡す限りの煌めきの中、テルテルさんと、星と雲海の空を散歩するセシル。
「天の河やたくさんの星座があったら、プラネタリウムを見てるようで楽しいよね」
そっとテルテルさんをなで、ぐるりと満天の星空をセシルは見回して。
神秘的な風景をその宝石の瞳に映しながら、呟きを零す。
……もう少し、この空の散歩を満喫してみようかな、って。
大成功
🔵🔵🔵
栗花落・澪
【狼兎】で参加
食べ物や買い物も気になるけど
一番はテルテルさんかな
特に普段は飛べない紫崎君と
一緒に飛べるいい機会だから
★Candy popを万が一にも喉に詰まらせないよう細かく砕き
片手で餌付けしながら優しく撫で
少しだけ乗せてくれる?
テルテルさんの満足いくまで戯れたら
背に乗り飛行
なんか不思議だよねぇ
上にも下にも空がある感じ
下から見上げる空もいいけどさ
こういう景色も素敵でしょ?
あっ、見て流れ星!
お願い事しなきゃ
これからも紫崎君と一緒にいられますようにこれからも…あー間に合わないっ…!
え?同居人全員分やるよ?
あっまた流れ星!今度こそ…紫崎くんとずっと一緒紫崎くんと(以下略)
紫崎君はお願いしないの?
紫崎・宗田
【狼兎】で参加
俺は空で遊んでるチビを見守るばかりで
自分で空を飛ぶなんざ考えたことも無かったからな…
動物との触れ合いは(嫌いではないが)得意じゃねぇから
チビ(澪)に任せる
背に乗る際はチビの後ろに乗り
前に手を回して抱えるように
お前危なっかしいからな
と口では言いつつ
実際コイツ飛べるし落ちる心配は無いだろうが
地上での乗り物での習慣でなんとなく
マジで海みてぇ
お前いつもこんな景色見てんだな
まぁ…スゲェのは否定しねぇよ
チビが急に俺の名前出したら少し動揺
おい…願い事はいいがなんで俺だけなんだよ
そうか、天然(誑し)か…(額を押さえ)
俺が星に願い事なんざする性格に見えるかよ
願いがありゃ…自力で叶えるからいいんだ
今宵の様に綺麗に雲海が出ている夜は、一段と街が賑わいをみせる。
食欲をそそるバーベキューの匂いに、嬉しそうに人々が手にしているふわふわのわたあめ。
ふわふわといえば、怪鳥の羽毛で作ったグッズの買い物なども楽しい。
そんな食べ物や買い物も、確かに気になるけど。
(「一番はテルテルさんかな」)
栗花落・澪(泡沫の花・f03165)の足は迷わず、怪鳥ステルラスク、愛称テルテルさんと戯れられるという広場へと向いていた。
テルテルさんが一番の理由、それは。
(「特に普段は飛べない紫崎君と一緒に飛べるいい機会だから」)
澪自身は、背中の翼でいつだって空を飛ぶことができるけれど。
テルテルさんに乗せて貰えば、隣にいる紫崎・宗田(孤高の獣・f03527)と一緒に、星空の散歩ができるから。
(「俺は空で遊んでるチビを見守るばかりで自分で空を飛ぶなんざ考えたことも無かったからな……」)
宗田は辿り着いた広場で大きく翼を広げているまんまるふわふわした怪鳥を見つつ、そう思いつつも。
動物との触れ合いは得意じゃねぇから、と怪鳥との交流は澪にお任せ。
澪はそっと、1羽のテルテルさんを優しくなでなでもふもふして、存分に堪能しながら。
「喉に詰まらせないように気を付けてね」
蓋をトントンと叩いて取り出したCandy popの飴玉を砕いて、テルテルさんに甘いお裾分けをして。
星のように煌めく飴玉の欠片を嬉し気につつく怪鳥に声をかける。
「少しだけ乗せてくれる?」
そんな澪の声に、ピィ、と可愛い鳴き声をあげてから。
大きな翼をばさりと一度羽ばたかせるテルテルさん。
どうやら、乗ってもいいよということらしい。
澪が先に、その真っ白な羽毛でもふもふした背中に乗って。
宗田も続かんとテルテルさんに乗ろうとしたその時。
「わっ!?」
宗田に甘えるように、すりすりともふもふの身体を擦りつけるテルテルさん。
動物との触れ合いは得意ではない宗田だが、割と動物に懐かれるらしい。
そして宗田もテルテルさんの背に乗って、前にいる澪を抱えるように手を回す。
「お前危なっかしいからな」
とはいえ、実際に飛べる澪は落ちる心配などはないけれど……地上での乗り物での習慣で、なんとなくそうしてしまう。
刹那、二人を乗せたテルテルさんが煌めき溢れる空へと飛び立って。
「なんか不思議だよねぇ、上にも下にも空がある感じ」
「マジで海みてぇ」
思わず、眼前に広がる幻想的な光景に言葉を漏らす。
そんな雲の海の上、星が流れる間を散歩しながらも、澪は振り返って笑んで。
「下から見上げる空もいいけどさ。こういう景色も素敵でしょ?」
「お前いつもこんな景色見てんだな」
まぁ……スゲェのは否定しねぇよ、と返す宗田。
刹那、澪の琥珀色の瞳に星が流れて。雲の海へと落ちていく。
そんな空から落ちる一筋の星を見つけてから。
「あっ、見て流れ星! お願い事しなきゃ」
慌ててお願いする、その内容は。
「これからも紫崎君と一緒にいられますようにこれからも……あー間に合わないっ……」
「おい……願い事はいいがなんで俺だけなんだよ」
いきなり澪の口から出た自分の名前に、宗田は少し動揺してしまうけれど。
「え? 同居人全員分やるよ?」
「そうか、天然か……」
きょとりとする澪に、額を押さえ、そうぽつり。
そんな宗田の様子に、瞳と同じ琥珀色の髪を小さく揺らしつつ首を傾ける澪であったが。
「あっまた流れ星! 今度こそ……紫崎くんとずっと一緒紫崎くんと……あー」
言い終わる前に雲の海に吸い込まれていった流れ星を再び見送って。
澪はふと、宗田に訊ねる。
「紫崎君はお願いしないの?」
「俺が星に願い事なんざする性格に見えるかよ」
宗田は自分を見上げる澪にそう返しながら、またひとつ、天より落つる星を見つけつつも思う。
願いがありゃ……自力で叶えるからいいんだ、と。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
ミルク・ティー
ナハト・ダァト様(f01760)と参加
ご主人様が望むなら、私はどこへでもお供、する
私は、貴方のモノなのだから
お弁当は行楽向けにサンドイッチを中心に用意
ご主人様の好みの具材も把握済み
なるほど、これが……ふわもこ……
怪鳥とそれに没頭する主を眺めて
……うん、かわいい
このまま、眺めていたい気もする、けど
……そろそろ、順番だよ?ご主人様
──空の上、で?
……うん、なるほど
綺麗な景色のもとで食べるご飯は、とても美味しい、と聞いたことがある
よろしくね、ステルラスク様
お土産は、私からも二人へと……それと、ご主人様にも
いつか遠い日に、今日を思い出せるような
……そんなものがあれば、よいのだけど
ナハト・ダァト
ミルク・ティー(f00378)と参加
誓約を交わしたメイドと小旅行で
ふわもこな怪鳥で空の旅を満喫しに
こうしテ2人デ出向くのハ久しぶりだねエ
着いテ来てくれテ感謝するヨ、ミルク
前日に頼んだお弁当、中身は何だろうか
考えを巡らせながらまずは怪鳥の生態観察を行う
ふム…見事ナ手触りダ
季節ニ限らず、年中この様ナ外見なのカ…
毛の生え変わりなド見てみたいモノだネ
空を飛ぶ順番が来たことも忘れてしまう程に没頭
メイドの声が聞こえて
――おヤ、そんナ時間カ
でハ行くトしよウ
ディナーは、空の上デ食べよウ
折角なのだかラ、素敵ナ風景モ楽しもウ
空を飛んだあとは、お土産を買いに
待っている義娘と義妹、そしてメイドの分も併せて購入
見上げる空も、見下ろす雲の海も、キラキラと煌めいている街・ティニア。
ナハト・ダァト(聖泥・f01760)は誓約を交わしたメイド、ミルク・ティー(ヒトガタ操るメイド人形・f00378)と、小旅行をと、この街にやって来た。
ふわもこな怪鳥で、空の旅を満喫しに。
「こうしテ2人デ出向くのハ久しぶりだねエ。着いテ来てくれテ感謝するヨ、ミルク」
「ご主人様が望むなら、私はどこへでもお供、する。私は、貴方のモノなのだから」
そう紅茶色の瞳を自分へと向けるミルクに、ナハトは笑み返してから。
(「前日に頼んだお弁当、中身は何だろうか」)
そっと、そんな考えを巡らせながらも。
ステルラスクのいる広場へと到着し、まずは怪鳥の生態観察を行うナハト。
ちなみに、ミルクが用意したお弁当は、行楽向けに、サンドイッチを中心に。
ご主人様の好みの具材も、ばっちり把握済みだ。
そして、ステルラスクの羽毛の感触を確かめる様にもふもふしつつ。
「ふム……見事ナ手触りダ。季節ニ限らず、年中この様ナ外見なのカ……毛の生え変わりなド見てみたいモノだネ」
そう真剣にくまなく、怪鳥の観察に夢中になるナハト。
「なるほど、これが……ふわもこ……」
ミルクも主人に倣って、そっと手を伸ばしもふもふしながらも。
(「……うん、かわいい」)
まんまるフォルムのふわもこな鳥と、そんな怪鳥に没頭する主人に、微笑まし気に瞳を細めてから。
はたと、気付く。
「このまま、眺めていたい気もする、けど……そろそろ、順番だよ? ご主人様」
「――おヤ、そんナ時間カ。でハ行くトしよウ」
二人は、空を飛ぶ順番が来たことも忘れてしまう程に没頭してしまった、そんな魅力的な怪鳥の背に乗ることにする。
そしてふわふわ手触りの怪鳥に掴まりながら、ナハトはミルクに告げる。
「ディナーは、空の上デ食べよウ」
「――空の上、で?」
ご主人様の言葉に、一瞬ミルク色の髪を小さく揺らして首を傾けたミルクだけれど。
(「……うん、なるほど。綺麗な景色のもとで食べるご飯は、とても美味しい、と聞いたことがある」)
そう、納得したように頷いて。
「よろしくね、ステルラスク様」
「折角なのだかラ、素敵ナ風景モ楽しもウ」
ナハトが言った瞬間、ばさりと大きなステルラスクの翼が羽ばたいて。
二人を、星空と雲海の風景の中へと案内するのだった。
そんな、見上げても見下ろしても、美しい煌めきが満ちる空をステルラスクと満喫した後は。
「どれガ喜ぶだろうカ?」
街で、お土産のお買い物を。
土産は、待っている義娘と義妹と……そして、メイドのものも併せて、と思うナハトの隣で。
同じく二人にと、ご主人様のナハトにと、店内を見て回るミルク。
いつか遠い日に、今日を思い出せるような……そんなものがあれば、よいのだけど、と。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
朝沼・狭霧
【ベイメリア(f01781)と】
テルテルさんと戯れます
でも、その前にすごい、いい笑顔でテルテルさんと戯れてる
ベイメリアとテルテルさんをパシャり♪
テルテルさんをびっくりさせないようにこっそり戯れる姿を撮影
ベイメリアにその画像を見せてみます、どんな顔をするでしょうか?
なになに、私の翼とテルテルさんの翼にてますか?
私も翼を出してベイメリアにさわり比べてもらいましょう
そのあと、もちろん自分もテルテルさんとモフモフします
優しくなでて柔らかな感触を楽しみます
あとは、リンゴをてるてるさんに
あげてみたいですね
食べてくれるでしょうか?
最後はできれば
テルテルさんと私、ベイメリアの3名で記念撮影したいです
ベイメリア・ミハイロフ
【狭霧さま(f03862)と】
テルテルさんのふわもこを存分に堪能したく、とてもしたく…
まずはそっと、そうっと撫でるように触れて
ああっ、狭霧さま…!ふわっとなさってますよ!
狭霧さまからお写真を拝見しましたら
まっ、狭霧さま、わたくしこのように締まりのない顔を…?!
お、お恥ずかしゅうございます…(あわあわ照れて)
狭霧さまの翼もテルテルさんと似ていらっしゃいますね
ちょっと失礼して…
ああっ、狭霧さまの翼もふわふわでいらっしゃいます…!
まあ、狭霧さま、りんごでございますか
召し上がられるでしょうか(どきどきしながら凝視して)
記念撮影が可能でしたら
ふわふわに見とれて
やはり、締まりのない顔になってしまいそうです
雲海が綺麗に広がる景色を眼下に臨む、天落つる星々煌めく空の下で。
街の広場へとやって来た朝沼・狭霧(サギリ先生・f03862)は。
眼前にいるテルテルさんと戯れるべく、そのまんまるふわもこな怪鳥と触れ合わんとするけれど。
でも――その前に。
そっと、そうっと撫でるように触れて。
「ああっ、狭霧さま……! ふわっとなさってますよ!」
テルテルさんのふわもこを存分に堪能したくて、とてもしたくて、うずうずとしていたベイメリア・ミハイロフ(紅い羊・f01781)のすごいいい笑顔を、テルテルさんと一緒にパシャり♪
そして……どんな顔をするでしょうか? と。
テルテルさんをびっくりさせないようこっそり戯れる姿を撮影したその画像を、ベイメリアへと狭霧がみせてみれば。
「まっ、狭霧さま、わたくしこのように締まりのない顔を……!? お、お恥ずかしゅうございます……」
緑色の瞳を見開き瞬かせ、照れてあわあわ。
そんなまだ仄かに赤い頬に両手を添えた後、ベイメリアはふと、狭霧に視線を映して。
「狭霧さまの翼もテルテルさんと似ていらっしゃいますね」
「なになに、私の翼とテルテルさんの翼にてますか?」
今度は狭霧が、黒い瞳を瞬かせる。
そして、ベイメリアにさわり比べてもらうべく、色っぽく綺麗なその背からばさりと翼を出して。
「ちょっと失礼して……ああっ、狭霧さまの翼もふわふわでいらっしゃいます……!」
そっと優しくもふもふしてみたベイメリアは、テルテルさんにも負けないそのふわもこな感触に、うっとり。
それから狭霧も勿論、テルテルさんをもふもふ。
優しくなでてあげて、柔らかな羽毛のふわもこ感触を楽しみつつ。
「食べてくれるでしょうか?」
「まあ、狭霧さま、りんごでございますか。召し上がられるでしょうか」
そっとリンゴを差し出して、どきどきしながら凝視していると。
「あっ、美味しそうに召し上がられてます……!」
「喜んでくれたみたいですね」
ピイッとひと鳴きして、リンゴを嬉しそうに食べるテルテルさん。
そんなふわもこまんまるな、可愛いテルテルさんと。
すっかり仲良くなった二人は、一緒に記念撮影を!
けれど、すぐそばに近づけば、そのふわふわに見とれてしまって。
(「やはり、締まりのない顔になってしまいそうです」)
ベイメリアはついつい緩む笑顔で、狭霧とテルテルさんと、はいポーズ!
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
ヴィクティム・ウィンターミュート
アドリブ歓迎
──星、かぁ
随分と綺麗なもんだ
本物の星ってしっかり見ることはあんまり無かったな…
星見ながらゆったり飯を食うのも、案外悪くねえな…
あー……
故郷の空は産業廃棄物まみれで、きったねえもんさ
星が見たけりゃホログラムを使え、なんて具合にさ
見上げたところで綺麗なもんなんざ、何も見えやしねぇ
それは今じゃどうだい、天然モノの星が大量だ
あの頃は、こんな景色見られるとは思っちゃいなかったが…
人生わかんねえもんだな
自分が今、星を見るほど余裕がある立場にいるのは嬉しいけどよ
俺以上にもっと、綺麗なもん見たいって奴がいるかもしれねぇ
それを差し置いてこんな俺が──
いや、やめよう
飯だ飯、バリバリ食わなくっちゃな
美しい雲海が出ている今宵は、街も一層の賑わいを見せて。
数えきれないほどの煌めきが夜空に瞬き、そして時折、真白の雲に吸い込まれるように落ちる。
――星、かぁ。
随分と綺麗なもんだ、と。
ふとゴーグルを外し、満天の夜空を仰ぐ、ヴィクティム・ウィンターミュート(impulse of Arsene・f01172)。
食欲をくすぐるようなバーベキューの匂いに誘われ、賑やかな街を歩いていたはずだけれど。
「本物の星ってしっかり見ることはあんまり無かったな……」
星見ながらゆったり飯を食うのも、案外悪くねえな……と。
一瞬だけ、その足を止めた。
勇者――英雄の物語が語り継がれているこの街の夜空は、本物の星でこんなにも綺麗なのに。
あー……と。
声を漏らすヴィクティムの脳裏に蘇るのは、産業廃棄物まみれの汚い故郷の空。
(「星が見たけりゃホログラムを使え、なんて具合にさ。見上げたところで綺麗なもんなんざ、何も見えやしねぇ」)
――それは今じゃどうだい、天然モノの星が大量だ。
憧れていた煌めきがすぐそこにあるのかもと錯覚してしまうような、本物の輝き。
「あの頃は、こんな景色見られるとは思っちゃいなかったが……人生わかんねえもんだな」
革命の英雄を夢見ていたあの頃の景色よりも、分不相応の脇役に徹し生きる今見ている景色の方がずっと。
皮肉にも、余程、なりたかった物語のものに近いかもしれない。
けれど――やはり。
(「自分が今、星を見るほど余裕がある立場にいるのは嬉しいけどよ。俺以上にもっと、綺麗なもん見たいって奴がいるかもしれねぇ」)
それを差し置いてこんな俺が──と。
まるで天から落っこちるように、雲に吸い込まれ消え失せた流星の輝きを見つめていたヴィクティムであったが。
――いや、やめよう。
そう、スッとゴーグルをつけてから。
「飯だ飯、バリバリ食わなくっちゃな」
良い香り漂わせるバーベキューテラスへと、再び歩みを進め始めたのだった。
大成功
🔵🔵🔵
アイナ・ラティエル
(目を輝かせ)実際に見るともっと凄いね!
雲海は本当に海みたいだし、星もキラキラ煌いて綺麗・・。
よし、思いっきり楽しもう!
色んなお店が出てるみたいだからボクはお店を回って街を歩きたいな。
美味しそうな食べ物、特にお菓子のお店は行かなくちゃね。
まずはわたあめのお店に行こうかな。気になってたんだよね。
たくさんの色があってカラフルだね。
せっかくだから虹みたいにしよう。
トッピングもどれも美味しそうで迷っちゃうなー。
そうだ、店員さんにおすすめでも聞いてみようかな?
次は何処に行こうかな。
あっ、あのお店も美味しそう!
(色々美味しく堪能して)
楽しかった!
それに雲の街って何だか不思議だね。
あ、あの星は何の星だろう?
まるで天国かのような幻想的な風景。
そう、確かに聞いていたけれど。
「実際に見るともっと凄いね!」
雲海は本当に海みたいだし、星もキラキラ煌いて綺麗……そう星々にも負けないくらい橙色の瞳を輝かせながら。
――よし、思いっきり楽しもう!
アイナ・ラティエル(星の国のアリス・f19388)は賑やかな街を、軽やかな足取りで歩いて。
たくさん並ぶ色々な店を、ぐるり見て回ることにする。
その中でもやっぱり気になるのは、美味しそうな食べ物――特に、お菓子のお店!
(「まずはわたあめのお店に行こうかな」)
気になってたんだよね、と。
銀の髪を星煌めく夜空に弾ませながら、沢山の人が集まっている、名物のわたあめの店へ。
「たくさんの色があってカラフルだね」
きょろりと見回してみれば、白だけでなく、赤青黄色に紫……いろいろな色のわたあめが。
そんな中、アイナが選んだいろは。
「せっかくだから虹みたいにしよう」
いくつもの色が織り成す、虹の彩り。
「トッピングもどれも美味しそうで迷っちゃうなー」
「わたあめがカラフルな虹の色だから、トッピングは銀のアラザンでシンプルにどうだい?」
虹の上に散りばめるトッピングは、店員おすすめの銀星のようなアラザンで。
そんな虹をひとくち口に運べば、優しい甘さに思わず零れる笑顔。
そしてしゅわりと綺麗に平らげてから、次は何処に行こうかな、と再び周囲を見回して。
「あっ、あのお店も美味しそう!」
見つけた、これまた甘そうなフルーツタルトが並ぶ店へ。
それからもアイナは色々存分に美味しく堪能して、楽しかった! とおなかを満たしてから。
今宵は特に綺麗に出ているのだという眼前の雲海を見下ろし、眺めつつ。
「雲の街って何だか不思議だね。あ、あの星は何の星だろう?」
今度は、そう夜空にひときわ輝く綺羅星を見上げれば。
その橙の瞳にも満天の星が煌めいて、流れる。
大成功
🔵🔵🔵
花月・椿
アドリブ、他参加者との絡みOK
伝説の勇者の鎧ですか、さぞかし頑丈な素材で出来ているんでしょうね。ちょっと腕試しに…いえ、さすがに宝物に手を出すのは行けませんね。とりあえず今回は観光を楽しみましょう。
私としてはぜひふわもこの鳥さん、テルテルさんと戯れたいですね。
お店で食べ歩きが出来そうなお菓子を買って、ついでに店員さんにテルテルさんが居る場所を聞いてそこに向かいます。
背中に乗せてもらいたい気持ちも有りますが、ここはふわもこをもふもふすることを集中します。でもふわもこな鳥ってどんなのでしょう?たんぽぽみたいなもこもこの綿毛なんでしょうか?とても楽しみです。
雲海広がる星の街にそびえたつ、立派な塔。
天空の塔と呼ばれているその中には、虹の加護を受けた伝説の勇者の鎧があるらしい。
(「伝説の勇者の鎧ですか、さぞかし頑丈な素材で出来ているんでしょうね」)
そう聞くと、ちょっと腕試しに……と。
うずうずしてしまう花月・椿(百鬼粉砕・f12960)だけれども。
(「いえ、さすがに宝物に手を出すのは行けませんね」)
とりあえず今は観光を楽しみつつ、情報を集めることにする。
ずらりと並ぶ、たくさんの美味しそうな屋台に目移りしつつ。
けれど、一番椿が興味をもっているのは――ふわもこの鳥さん、テルテルさん。
ぜひ戯れたいですね、と。
椿は、食べながら歩けるふわふわわたあめをひとつ買って。
「テルテルさんにはどこで会えますか?」
「街の広場にいけば会えるよ。広場は、この道を真っ直ぐ行って……」
わたがし屋さんの店員に教えて貰った、お目当てのテルテルさんがいるという広場へ。
その道中も、噂に聞く、真っ白でもふもふだというその羽毛に心躍らせる椿。
背中に乗せてもらいたい気持ちも有るけれど、ここはふわもこをもふもふすることに集中、と。
そう心にそっと決めながらも。
「でもふわもこな鳥ってどんなのでしょう?」
……たんぽぽみたいなもこもこの綿毛なんでしょうか? と。
ふわり空を舞う、まんまるいたんぽぽの綿毛を連想しながらも。
とても楽しみです、と。
漆黒の髪を揺らしながら、椿のような赤の瞳を細める。
大成功
🔵🔵🔵
アルマニア・シングリッド
虹色の鎧、ですか。
本体の一部が虹色の紙(我ハ古キ書ノ一遍ナリ)なので
親近感が湧きますね
それにステルラスクの羽毛を使った雑貨などの類ですか
とても興味があります
早速、売店に行ってみましょう
と、その前に
虹色の紙を百枚展開(武器改造)し
迷彩・目立たないように迷彩で透明化
検索召喚を使用
売店の商品に集中して
肝心の情報が聞けないという顛末がありそうですし
念には念を、です
売店の人とステルラスクや雑貨などの制作の話を聞き
その中でオススメと変わり種があればそれを1つずつ
ステルラスクの小さなぬいぐるみがあれば買いましょう
……この星空と雲海の景色は
ご主人や主たちでも見たことがないかもしれないですね
アドリブ・絡み大歓迎
雲海が綺麗に広がる、美しい夜空の下で。
(「虹色の鎧、ですか」)
アルマニア・シングリッド(世界≪全て≫の私≪アルマニア≫を継承せし空想召喚師・f03794)は、その彩りに親近感を抱く。
何せ彼女自身の本体の一部は、虹色の紙――『我ハ古キ書ノ一遍ナリ』であるのだから。
「それにステルラスクの羽毛を使った雑貨などの類ですか」
虹色の加護を受けた鎧がある街に飛来する、ふわもこな怪鳥・ステルラクス。
そんな珍しい鳥のグッズや羽を使った雑貨にもとても興味があるというアルマニアは早速、街の売店へと行ってみる。
だが――その前に。
刹那展開させるのは、まさに虹の彩り。
虹色の紙を百枚喚んで迷彩化させ、目立たないように透明化させて、検索召喚を使用する。
念には念を――売店の商品に集中して、肝心の情報が聞けないという顛末がありそうだから。
「この羽ペン、素敵ですね」
アルマニアは店の人と、並ぶ雑貨の制作話など、会話を交わしながら。
「ステルラスクの羽で作られたブラシですか、コシがあるのに柔らかい、珍しい肌触りですね」
「それはテルテルさんの羽毛の中でも、限られた一部の羽でしか作れないからね」
店員おすすめの羽ペンと、少し変わった肌に気持ちいいブラシを、お土産にと手に取って。
沢山並ぶふわもこなステルラスクの小さなぬいぐるみも、忘れずひとつ、お買い上げ。
そして楽しく買い物を済ませ、再び外へと出れば。
(「……この星空と雲海の景色は、ご主人や主たちでも見たことがないかもしれないですね」)
眼前に広がるのは、まるで天国かのような……神秘的な煌めきの世界。
大成功
🔵🔵🔵
落浜・語
テルテルさんのもふもふを触りに行こうかな。
…最近あっちこっちで、もふってる気がするが、まぁいいか。
本当モフモフだな…気持ちいい。
ああ、でも、乗るのはやめておいた方がいいだろうなぁ。
うちの嫉妬深いカラスが拗ねて、またド突かれるから。
ある程度もふったら、人混み離れて雲海眺めてようかな。
虹の加護を受けた鎧の伝承があると予知されたのは、星と雲海の街。
特に猟兵の皆が訪れた今宵は、とても美しい雲海がみられるのだという。
そんな夜、この街も普段以上の賑わいをみせている。
豊富な山の幸が焼かれれば良い香りを漂わせ食欲をそそって、ふわふわ甘いわたあめは雲のようで。
そんな美味しいものを楽しみながら眺める景色は、まるで天国のようだと言われている。
けれども、落浜・語(ヤドリガミのアマチュア噺家・f03558)の興味は、また別のところにあった。
(「テルテルさんのもふもふを触りに行こうかな……最近あっちこっちで、もふってる気がするが、まぁいいか」)
この街に飛来するという、ふわもこ怪鳥・ステルラスクことテルテルさん。
語はテルテルさんと戯れられるという広場へと足を向けて。
まんまるもっふりした大きなからだに、つぶらな瞳。
星の様な翼を持つテルテルさんと、ご対面!
そしてそっと、手を伸ばして。
「本当モフモフだな……気持ちいい」
もっふりしたそのボディーを、もふもふもふ。
存分にその感触を楽しむけれど。
(「ああ、でも、乗るのはやめておいた方がいいだろうなぁ」)
もふもふするだけで、何故かその背に乗るのはやめておく語。
きっと、乗ってしまったら……嫉妬深いカラスが拗ねて、またド突かれるだろうから。
けれど、背に乗らない代わりに、語はぽふんと全身でもふもふを目一杯堪能して。
存分にもふって満足した後、賑わう人混みからそっと離れてから。
まるで海の様に広がる、神秘的な雲海を眺めるのだった。
大成功
🔵🔵🔵
ヘスティア・イクテュス
星と雲海の街『ティニア』
街の名前に少し親近感を感じるわね
雲海の景色もとても素敵だし、いい街
おっと、景色を楽しむのもいいけど
じゃあ目的のテルテルをもふもふしに行くわよ!
わー、可愛いし羽が綺麗…
もう全身で抱きしめてもふもふを堪能するわよ!
あーいい、すごいいい
すごいもふもふ…もう一生こう羽毛に埋もれて寝ていたい…
この子すごい飼いたい…
あー…………
あっ、おみやげに1つテルテルさんのぬいぐるみをおねがいします
見上げれば満天の空から落つる星々、眼下を見下ろせば広がる神秘的な雲海。
そんな天国のような景色が楽しめるという、星と雲海の街『ティニア』。
(「街の名前に少し親近感を感じるわね」)
雲海の景色もとても素敵だし、いい街、と。
美しい風景を映す藍色の瞳を細めるのは、ヘスティア・イクテュス(SkyFish団船長・f04572)。
星や雲海が煌めく、そんな綺麗な景色はいつまで見ていても飽きないだろうけれど。
(「おっと、景色を楽しむのもいいけど、じゃあ目的のテルテルをもふもふしに行くわよ!」)
一番の目的も、忘れてはいません!
この街に飛んでくるという渡り鳥、怪鳥・ステルラスクことテルテルさん。
ヘスティアは噂のふわもこ怪鳥に会いに、テルテルさんと戯れられるという広場へ。
そして、念願のテルテルさんを目の前にすれば。
「わー、可愛いし羽が綺麗……」
もっふりまんまるなからだに、つぶらな瞳が可愛くて。
広げた真っ白い翼は、まるで星を纏ったよう。
そんなふわもこを前に、まずやることはひとつ!
――もう全身で抱きしめてもふもふを堪能するわよ!
ぽふんっ! と。
宣言通り、全身でもふもふ埋もれつつ、存分にその肌触りを堪能するヘスティア。
「あーいい、すごいいい。すごいもふもふ……もう一生こう羽毛に埋もれて寝ていたい……」
この子すごい飼いたい……。
そんな猟兵をダメにする極上のもふもふに、ヘスティアはすっかりもっふり埋もれまくって。
――あー
…………。
最高のふわもこに、完全に意識持っていかれてしまいました……!?
そして、そんな幸せいっぱいなもふもふを堪能しながらも。
さすがに、飼いたいけれど、テルテルさん数メートルもの大きさがありますから。
「あっ、おみやげに1つテルテルさんのぬいぐるみをおねがいします」
ヘスティアは本物の手触りに似た、もっふもふなテルテルさんぐるみをひとつ、お買い上げ。
大成功
🔵🔵🔵
ステラ・アルゲン
カガリ(f04556)と
街に入ってすぐに綿あめを見つけて思わず買いに走る
テルテルさんのような、ふわふわと真っ白な綿あめがおいしそうだったから
白そのままで、金平糖だけトッピングしてもらおう
星と雲海を眺めて綿あめを食べつつカガリと話を
そういえば私もある意味、虹の加護を受けしものだったと思い出したよ
他にも色々、大昔のことや最近忘れていたこととか
カガリや他の人に迷惑をかけていたようだな、あの時は悪かった
そしてありがとうな。今の私がいられるのはカガリのお陰だよ
鞘もありがとう
カガリも何か思い出したのか。あの存在に色々聞いたのか?
私は何もしていない
でも役に立っていたなら良かったよ
もちろん、沢山話をしようか
出水宮・カガリ
ステラ(f04503)と
ステラが、綿飴に興味があるようなので、そちらへ
きっと色々欲張った綿飴を作りそうだ…と思っていたのだが、ちょっと意外だ
ん、ではカガリも、てるてるさん(綿飴)で
綿飴を食べて、雲海と星を眺めながら
最近、少しステラが変わったような
皆に迷惑…ああ
見つけたのか、「灰色」を
迷惑などとは思っていないとも
「白銀」も、「灰色」も、カガリは嫌いではないからな
カガリの方こそ
今の「境界」の在り方を受け入れられたのは、ステラのお陰だ
感謝、している
あの存在…ああ、ステラはあれ(【内なる大神<オオカミ>】)と話したか
今日は、たくさん、たくさん、話をしないか
ステラの話も聞きたいからな
まるで、眼下に広がる海の如き雲のような。
この街に飛来する、まんまるフォルムの可愛いおめめをした怪鳥のような。
沢山の人が列を成している屋台で手渡されているのは、この雲海の街の名物である、わたあめ。
そのふわふわとした甘さに心惹かれたステラ・アルゲン(流星の騎士・f04503)は、思わず屋台へと買いに走って。
出水宮・カガリ(荒城の城門・f04556)は、わたあめに興味を示すステラと共に歩みを進めながら思う。
きっと色々欲張った綿飴を作りそうだ……と。
けれど、そんなカガリの予想とは違って。
ステラが作って貰ったわたあめは、シンプルなもの。
それはまるで、この街にやってくるテルテルさんのように、真っ白でふわふわとしていて。
雲の如き白はそのままで。その上に、カラフルな金平糖の流星を降らせた。
そんなテルテルさんのわたあめを受け取って、青の瞳を星の如く輝かせてから。
カガリはどうする? そうふと振り返りステラが訊ねれば。
「ん、ではカガリも、てるてるさんで」
カガリも、ステラとお揃いの、テルテルさんのわたあめを。
今宵は、特に綺麗に雲海が出ているのだという。
ふたりは天より落つる星々と広がる雲の海を眺め、しゅわりと口の中で溶ける甘さを堪能しながらも。
煌めく星空の下――たくさん、話をする。
「そういえば私もある意味、虹の加護を受けしものだったと思い出したよ」
この街にあると予知された、虹の加護を受けた勇者の鎧。
そんな鎧と同じように、元は剣であるステラは、蘇った記憶を辿りながら続ける。
「他にも色々、大昔のことや最近忘れていたこととか……カガリや他の人に迷惑をかけていたようだな、あの時は悪かった」
そしてありがとうな、と。
「今の私がいられるのはカガリのお陰だよ。鞘もありがとう」
向けられた流星の青を見つめつつ、カガリは思う。
最近、少しステラが変わったような、と。
すぐ隣に在りながらも、日々少しずつ変わっているような気がする、大切な存在を改めて見つめる。
それはステラが昔のことを思い出しているからか、それとも――。
「皆に迷惑……ああ――見つけたのか、「灰色」を」
カガリはそう言って、白い髪に揺れる紫水晶と同じ色の瞳を細める。
「迷惑などとは思っていないとも。「白銀」も、「灰色」も、カガリは嫌いではないからな」
ヤドリガミは道具としての時を、人の身を得る前に経てきている。
忘れていることも、そして思い出すことも、多々あるのだけれど。
「カガリの方こそ、今の「境界」の在り方を受け入れられたのは、ステラのお陰だ」
――感謝、している、と。
共に歩む大切な存在がいるから、受け入れられる。
「カガリも何か思い出したのか。あの存在に色々聞いたのか?」
「あの存在……ああ、ステラはあれと話したか」
あれ……そう、それは――カガリの内なる、古き大神<オオカミ>。
「私は何もしていない。でも役に立っていたなら良かったよ」
無意識にそっと、碧玉光る金の円環を撫でながら言ったステラに。
同じく、白銀にはめられた紫の輝きを左の薬指に纏いながら。
「今日は、たくさん、たくさん、話をしないか」
ステラの話も聞きたいからな――そう紡ぐカガリに、ステラも頷く。
もちろん、沢山話をしようか……って。
ふたりこうやって並んで同じ景色を眺める、そんな流星落つる雲海の街の夜に。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
鏡彌・サクラコ
【KOR参加】
目の前に広がる雲海を眺めつつ
お菓子をもぐもぐしながらおしゃべりしましょう
雲海なんて平地に住んでいると見ることがないですねい
いつの記憶かちょっとわかりませんけど
大昔に高い山から見下ろして雲海を見た気がします
夕日が沈む向こう側に富士山のシルエットがありました
幽兵さまの綿あめかわいーでいす!
同じものをお願いしたいという気持ちをグッと我慢して
わたあめはおまかせでお願いしちゃいましょう!
わくわくですねい
ほかの料理もいただきますねい
いっぱい食べちゃいましょう!
花屋敷・幽兵
【KOR参加】 初めての団体行動に少しぎくしゃくしてしまう。
まだ人前に顔を晒していくのは厳しいかも知れない俺はシャイなマスクメン。
落ち着かないのもありつい旅団のみんなを見てしまうな。
大人びたオクに妙に自信に溢れているサクラコ、スタイルのいい有士郎
…俺も外見に気を付けるべきか?
雲海を眺め、その見事さに圧倒される
「凄いな、雲が光を浴びて煌めいている。あの金色の所はサクラコの瞳の様だ。赤いのは有士郎、あの緑は…オクのかな?」
この景色の前にはギャグも出ない。
綿あめの形を指定
ウサギの形にしてもらう「団の象徴だ、いいだろ?」
交換なら応じよう。俺のセンスの勝利だ!
織銀・有士郎
【KOR参加】
二藍の花影の時は遅刻したが、今回は間に合ったかな。
戦い以外で旅団員と楽しめる貴重な機会だ。存分に楽しみたいもんだな。
ダークヒーローって奴は素性を隠して暗躍するもんだろ、外見は余り気にしなくて良いと思うが。
それにしても雲海ってのは初めて見るが……こりゃ凄いな。
素晴らしい景色を肴に一杯やりたいところだが……サクラコやオクがいるから遠慮しておくか。
代わりにみんなで買った綿あめでも食べるかね。
折角だから全員ウサギの綿あめで良いんじゃないか?
綺麗な雲海を背景にみんなで楽しむ。何時までもこんな時間が続けば楽で良いんだがな……。
日隠・オク
【KORで参加】
雲海……雲が下に……いつも見上げてるのに不思議です。
色も変わって見えるのは光の加減ですか?なら黒い影は幽兵さんの瞳ですね。
うさぎの綿あめ、とても可愛いです。おまかせはどんなのでしょうか。私はサイダーの上にわたあめをのせたものを頼んでみます。この組み合わせ、気になりました。
……あ、同じじゃない……ですが……、交換こして食べたりです!
はい、たくさん食べます。
テルテルさんとも触れ合えるようですよ。
ふわもこ、みたいですよ(行かないかな、行きませんか、という風な様子
今宵は、特に綺麗に雲海が見れるのだという。
訪れたティニアの街は、雲海が広がるこんな夜、とても賑やかな盛り上がりをみせる。
雲海を眺め食べる美味しい山の幸やスイーツは絶品。
神秘的で幻想的な風景を眼前に、わいわい賑やかに過ごす時間。
勇者伝説の調査という目的はあるけれども。
折角の機会、鏡彌・サクラコ(鏡界に咲く花・f09974)たちもまた。
目の前に広がる雲海を眺めつつ、お菓子とお喋りを楽しもうと、ティニアの街を訪れていた。
以前皆で赴いた紫陽花鑑賞の時は遅刻してからの合流だった織銀・有士郎(織りなす銀の一振り・f17872)も、今回は皆と一緒。
(「戦い以外で旅団員と楽しめる貴重な機会だ。存分に楽しみたいもんだな」)
そう楽し気な有士郎の隣で。
初めての団体行動に少しぎくしゃくしてしまう花屋敷・幽兵(人間のダークヒーロー・f20301)。
そんな彼は、まだ人前に顔を晒していくのは厳しいかも知れないという、シャイなマスクメン。
シャイなマスクメンは仮面の下からのぞく視線を、共にひととき楽しむ皆へと向けてみれば。
大人びた日隠・オク(カラカラと音が鳴る・f10977)に妙に自信に溢れているサクラコ、スタイルのいい有士郎。
「……俺も外見に気を付けるべきか?」
そう首を大きく傾けた 幽兵であったが。
そんなシャイなマスクメンへと返す有士郎。
「ダークヒーローって奴は素性を隠して暗躍するもんだろ、外見は余り気にしなくて良いと思うが」
「雲海……雲が下に……いつも見上げてるのに不思議です」
「雲海なんて平地に住んでいると見ることがないですねい」
「それにしても雲海ってのは初めて見るが……こりゃ凄いな」
オクとサクラコは、眼前に広がる雲海の景色に、思わず感嘆の息を漏らして。
素晴らしい景色を肴に一杯やりたいところだが……サクラコやオクがいるから遠慮しておくか、と呟いて。
幽兵もその雲海を眺め、その見事さに圧倒される 。
「凄いな、雲が光を浴びて煌めいている。あの金色の所はサクラコの瞳の様だ。赤いのは有士郎、あの緑は……オクのかな?」
そう普通に雲海の夜を満喫する。この景色の前にはギャグも出ません!?
「色も変わって見えるのは光の加減ですか? なら黒い影は幽兵さんの瞳ですね」
オクがそう目を細める隣で。
「いつの記憶かちょっとわかりませんけど、大昔に高い山から見下ろして雲海を見た気がします」
夕日が沈む向こう側に富士山のシルエットがありました、と。
ヤドリガミであるサクラコは、いつどこでした昔の記憶を辿ってみる。
そして雲海を楽しんだ皆がやってきたのは、食べ物やスイーツが振舞われているバーベキューテラス。
その中でも特に人だかりができている屋台は、この街の名物のわたあめ。
幽兵は真っ先に店先に向かって、ふわふわなわたあめをひとつ注文。
そのカタチは――ウサギさん!
「団の象徴だ、いいだろ?」
「幽兵さまの綿あめかわいーでいす!」
同じものを頼みたいサクラコではあったが、それはぐっと堪えて。
交換なら応じよう、俺のセンスの勝利だ! と。
ウサギさんわたあめを嬉し気に持つ幽兵に続いて、わくわく店主のお任せでわたあめを作って貰えば。
おまかせはどんなのでしょうか、そうそっと一緒に窺っていたオクは声を上げる。
「うさぎの綿あめも、ねこの綿あめも、とても可愛いです」
「ねこさん、かわいいでいす!」
サクラコのわたあめは、そう、ねこさんわたあめ。
そんな中、酒を一杯といきたいところだが、それはやめてみて。
有士郎もふわふわわたあめを。
折角だから全員ウサギの綿あめで良いんじゃないか? そう、幽兵のものを見た時は思ったけれど。
タヌキさんのカタチのわたあめを受け取って、甘味を楽しむ。
そして動物さんわたあめを皆が頬張る中、オクが頼んだわたあめは。
「この組み合わせ、気になりました」
しゅわりサイダーにのせるもの。
じわりと雲のようなわたあめが炭酸に溶けていく様を物珍しそうに眺めつつ。
「……あ、同じじゃない……ですが……、交換こして食べたりです!」
サイダーのお裾分け、動物さんわたあめと交換こを。
「ほかの料理もいただきますねい。いっぱい食べちゃいましょう!」
「はい、たくさん食べます」
サクラコの声に、オクもこくりと大きく頷いて。
甘い味が口に広がる中、微笑まし気にその様子を見守りながらも。
(「何時までもこんな時間が続けば楽で良いんだがな……」)
そう願わずにはいられない有士郎。
でも今はとりあえず、平和なようだから。
「テルテルさんとも触れ合えるようですよ。ふわもこ、みたいですよ」
行かないかな、行きませんか、とそわそわしながら言ったオクに。
じゃあ会いに行こうと、再び皆揃って、雲海広がる街を歩き始めるのだった。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
重松・八雲
【白】ソロ可
空気良し
景色良し
食事良し
――そしてふわもこ良し!
これまた目移り待ったなしだのう!
甘味等も気になるが、まずは何といってもふわもこを堪能せねばなるまい!
魅惑のふわもこたいむへいざ参らん!
(絵面に関しては全く気にしていない無邪気)
おおお、遠目にもわかる輝きと愛らしさとふわもこっぷり!
会いたかったぞテルテルさんー!
(視界に入るや否や爺まっしぐら――星の翼に負けず劣らずな輝く笑顔で挨拶し早速戯れに!)
天にも昇る心地とはこの事!
散歩にも是非参りたい!
鳥と雲のふわもこに翼と星のきらきらまで、一遍に楽しめるとは贅沢じゃなあ
(景色も手触りもとことん堪能しつつ)
土産には手乗りぐるみを連れ帰りたいのう!
呉羽・伊織
【白】
見渡す限りロマン広がる、良い夜だな――面子がコレじゃなけりゃ
星空に雲海とか絶好のナンパ日和だってのに、何でまたこの…
雰囲気ぶち壊しにも程があんだろー!
あー、爺サンは楽しそーで何より(棒読み)
いーよもう…こーなったらせめてオレもふわもこに癒してもらうとも!
てコトでソコのキレイなテルテルサン、ココはオレと二人きりでのんびり星空デートに――(と、むさ苦しい絵面から逃れようとするも現実は厳しいのであった)(結局同乗)
嗚呼ふわもこ…現実逃避に最高な乗り心地(もふっと埋まりつつ白一色から目を逸らし、天上天下の幻想眺め)
貴重な夢と癒しをアリガトな、テルテルサン…!
確かにこのふわもこ感は土産に届けたいな
千家・菊里
【白】
本当に、見事な輝きと癒しに満ち溢れた場所ですね
(マイペースに絶景眺め)
あぁ、そんな伊織には伝言を
『誘うならもっと素敵な文句を用意して出直しなさいな――地酒の手土産ならいつでも歓迎するけどね』
とか何とか
誰かがウインクしてましたよ
兎も角、俺は後で美食も楽しめるなら良し――子守りでも爺守りでももふもふでも付き合います
(続けてテルテルさんにご挨拶し)
星の様な目映さと雲の様なふわもこ兼備――ふふ、噂通りの可愛さですね
でも伊織、その子は多分男の子です(!)
それはそうとして一人占めや抜駆けもいけません
旅は道連れです(笑顔)
空からふわもこと共に楽しむ光景は格別ですね
忘れられないきらふわな夜になりそうです
空気良し、景色良し、食事良し――そしてふわもこ良し!
「これまた目移り待ったなしだのう!」
わくわくが止まらない様子で目をキラキラ輝かせているのは、重松・八雲(児爺・f14006)。
そんな、子どもの様にそわそわした様子の爺を横目に。
「本当に、見事な輝きと癒しに満ち溢れた場所ですね」
マイペースに絶景眺める、千家・菊里(隠逸花・f02716)。
呉羽・伊織(翳・f03578)も同じように、眼前に広がる光景に目を向けるも。
「見渡す限りロマン広がる、良い夜だな――面子がコレじゃなけりゃ」
白一色な同行者たちに、ちらりと赤の瞳を向けて。
「星空に雲海とか絶好のナンパ日和だってのに、何でまたこの……」
雰囲気ぶち壊しにも程があんだろー! と。
流れ星がきらり落ちる空へと思わず叫ぶけれど。
菊里は、あぁ、そんな伊織には伝言を、と。
麗しい紅一点からの言の葉を伝える。
「『誘うならもっと素敵な文句を用意して出直しなさいな――地酒の手土産ならいつでも歓迎するけどね』とか何とか、誰かがウインクしてましたよ」
また酒とつまみをこれでもかと買い込んで、強引に酒盛りとなることも容易に予想されるが。
その容姿は無駄に整っているはずなのに、来る前からどうやら伊織はナンパに失敗しているようです。
そんな野郎ご一行であることも、全く構わずに。
「甘味等も気になるが、まずは何といってもふわもこを堪能せねばなるまい!」
……絵面? 全く気にしていません!
ひとり楽しさを隠せない八雲は、魅惑のふわもこたいむへいざ参らん! と。
スキップするかものようにるんるん無邪気に、ふわもこの待つ広場へと足を向けて。
兎も角、俺は後で美食も楽しめるなら良し――と。
子守りでも爺守りでももふもふでも付き合います、と。
うきうきな爺とナンパを目論む野郎が迷子にならないよう、菊里はお守りを。
そして、怪鳥・ステルラクス――通称テルテルさんがいる広場が見えて来るやいなや。
「おおお、遠目にもわかる輝きと愛らしさとふわもこっぷり!」
きらり煌めくのは、そのふわもこな翼に纏う星に負けず劣らずな笑顔!
――会いたかったぞテルテルさんー!
まっしろまんまるふわもこな姿が視界に入るや否や、爺まっしぐら!
早速挨拶して、戯れに!
そんな常に童心な爺の様子を生温かい目で見遣りながら。
「あー、爺サンは楽しそーで何より」
棒読みで呟く伊織だけれども。
「いーよもう……こーなったらせめてオレもふわもこに癒してもらうとも!」
人間のカワイコチャンがダメならもう、ふわもこの鳥さんでもいいです!
「てコトでソコのキレイなテルテルサン、ココはオレと二人きりでのんびり星空デートに――」
そう、何とかむさ苦しい絵面から逃れようとするけれど。
「星の様な目映さと雲の様なふわもこ兼備――ふふ、噂通りの可愛さですね」
やはりマイペースにテルテルさんにご挨拶し、菊里は眼前のテルテルさんに微笑んだ後。
テルテルさんをナンパする伊織に、驚愕の事実を伝えるのだった。
「でも伊織、その子は多分男の子です」
なんという厳しい現実……!
そして――旅は道連れです、と。
超キラキラ笑顔の爺と違う意味で笑顔を宿す菊里と、結局同乗することになるのだった。
「天にも昇る心地とはこの事! 鳥と雲のふわもこに翼と星のきらきらまで、一遍に楽しめるとは贅沢じゃなあ」
眼下に広がる雲海と眼前に煌めく星空の景色を眺めつつ、もふもふもふとその手触りを余すところなくとことん堪能する八雲の隣で。
「嗚呼ふわもこ……現実逃避に最高な乗り心地」
――貴重な夢と癒しをアリガトな、テルテルサン……!
もふっと埋まっている怪鳥までまさかの白という現実から目を逸らしつつも。
天上天下の幻想眺め、心癒される星空の散歩を楽しんで。
「空からふわもこと共に楽しむ光景は格別ですね」
菊里はゆるり笑みを絶やさず、景色眺める赤の瞳にも星々を煌めかせながら紡ぐのだった。
――忘れられないきらふわな夜になりそうです、と。
そして八雲はテルテルさんをなでなでもふもふしつつ、幸せそうに笑んで。
「土産には手乗りぐるみを連れ帰りたいのう!」
「確かにこのふわもこ感は土産に届けたいな」
さすがに本物は数メートルもの巨体だから……ちょこんと手の平サイズのテルテルさんぐるみをお持ち帰る目論見を。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
城島・冬青
【アヤネさん(f00432)と
テルテルさんを愛でます
てるてる坊主みたいな名前ですね
わぁふわふわ〜(もふもふ)
ヌイグルミみたいですよ
アヤネさん!
大人5人が乗れるとかかなり大きな鳥ですが私達は大きなテルテルさんでなくてもいいので2人乗り出来そうなのに乗りましょう
アヤネさんの後ろに座ります
浮いたっ飛んだっ高いっ!(アヤネの身体にしがみつく)
絶叫マシンは平気なんですけどそれとは違ったスリルがありますね…(ぎうぎう)
でも雲海と星がとても綺麗です
星が近くて手を伸ばしたら掴めそう
危ないんで手は伸ばしませんけど
オレンジ色の星ですか?
アヤネさんはオレンジ色好きですね〜
は?…(真っ赤)
あ、いやその…それはどうも
アヤネ・ラグランジェ
【ソヨゴf00669と】
テルテルさんかわいい
でもてるてる坊主はかわいくないかしら?
苦笑して
星のような輝きの翼だって?
さわっても、いいかな?そっと触れ
ふわっふわ
素敵な触り心地
すっかり魅せられ
乗れるの?飛べる?
では二人乗りで
僕が前に乗り
ソヨゴしっかりつかまって!
背中越しにソヨゴの体温を感じて幸せ
浮かれた気持ちは隠しきれないけど
落ちたくはないから集中しよう
地面が見えないと高さの感覚が無いネ
雲の上に乗れそうな気分になる
雲間に見える夜景は美しいけれど怖いな
奈落の底に煌めく真珠のようで
星々も近く見えるネ
ひとつくらいならつまんでもいいんじゃない?
あのオレンジ色の星とか
楽しげに笑いかけ
それはソヨゴが好きだから
広場までの道中、見下ろした景色にみた雲海も、ふわふわしていたけれども。
雲に負けないくらい真っ白で、ふわもこな存在。
それは雲海が良く発生する今の時期に飛来するという、怪鳥ステルラスク……通称・テルテルさんである。
「てるてる坊主みたいな名前ですね」
テルテルさんを愛でるべく広場へとやってきた城島・冬青(六百六十九番目の宿木・f00669)は、そう、じっと眼前のふわもこを見遣って。
「テルテルさんかわいい。でもてるてる坊主はかわいくないかしら?」
冬青の言葉に、ちょっぴり苦笑するアヤネ・ラグランジェ(颱風・f00432)
けれども、ステルラスクという名前からというだけでなく、実はてるてる坊主からもこの愛称はつけられているらしい。
それは、真っ白まんまるな身体であり、ステルラスクが飛んでくる日は雨が降らないことから、てるてる坊主のイメージである――とのこと。
そんな話を、ステルラスクを手懐けている街の人から聞きながら。
冬青はそっと、手を伸ばしてみて。
「わぁふわふわ〜。ヌイグルミみたいですよ、アヤネさん!」
ふわりとしたテルテルさんのからだを、もふもふもふ!
そして、もふもふされて嬉しそうに、ばさりと広げられた翼はまるで星を纏っているかのようで。
「星のような輝きの翼だって?」
……さわっても、いいかな?
アヤネも、そっとテルテルさんに触れて。
ふわっふわな素敵な触り心地にすっかり魅せられたように、もふもふしながらも緑の瞳を細める。
しかもテルテルさん、ふわもこ手触りだけではありません。
「乗れるの? 飛べる?」
その背に乗って、空の散歩ができるのだという。
冬青はぐるりと広場にいるテルテルさんを見回して。
2人乗りくらいなら出来そうな1羽を選ぶ。
そして先に乗り込んだアヤネの後ろに冬青が乗り込めば。
「ソヨゴしっかりつかまって!」
「浮いたっ飛んだっ高いっ!」
ばさっと翼を羽ばたかせたテルテルさんが、二人を空へ。
ふわり地を離れ、思わず声をあげてアヤネにしがみつく冬青。
「絶叫マシンは平気なんですけどそれとは違ったスリルがありますね……」
そうしっかりとぎゅうぎゅう、アヤネの背に掴まりながらも。
贅沢なほど瞬く綺麗な光に、視線を向けた。
「でも雲海と星がとても綺麗です。星が近くて手を伸ばしたら掴めそう」
危ないんで手は伸ばしませんけど、と。
冬青は星の間をすり抜けながら、その手はアヤネに掴まったまま。
アヤネはそんな冬青の体温を背中越しにじわりと感じて、浮かれた気持ちは隠しきれないけれど。
落ちたくはないから、今は集中。
「地面が見えないと高さの感覚が無いネ。雲の上に乗れそうな気分になる」
でも……雲間に見える夜景は美しいけれど怖いな、とアヤネは密かに思う。
――奈落の底に煌めく真珠のようで。
「星々も近く見えるネ」
アヤネはそう気を取り直して。
ふと振り向くと、冬青に楽しげに笑いかけて。
「ひとつくらいならつまんでもいいんじゃない? あのオレンジ色の星とか」
「オレンジ色の星ですか? アヤネさんはオレンジ色好きですね〜」
こう返すのだった――それはソヨゴが好きだから、って。
「は?……」
そんな突然の思いがけない言葉に、冬青はその顔を真っ赤にさせて。
アヤネが見つけた橙色の星と同じような彩りの瞳を細め、言ったのだった。
あ、いやその……それはどうも、と。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
誘名・櫻宵
🌸リル/f10762
アドリブ歓迎
リィの大好きなもふもふじゃないの!
目にもとまらぬ速さでテルテルさんに抱きついたリルに思わず吹き出す
リルは素直ね!
幸せそうな顔も仕草も可愛らしいわ
誘われるがままに頬をすり寄せてみるわ
潰してしまわないか心配なのよ
うふふ
テル助(勝手に命名)、ふかふかね!
このまま眠ってしまいたくなるくらい
けれどその前にお空のお散歩よ!
雲の上、なんてロマンチック
リルの夢がひとつ叶えられて嬉しいわ
手を繋いで寄り添って
そうだ
テル助に羽毛を少し貰いましょ
リルがこんなに気に入ってるんだもの
テル助人形、作ったげる
喜びつかれてあなたが眠ったならば
優しく撫でて抱き寄せる
良い夢を
夢の中まで逢いに行くわ
リル・ルリ
■櫻宵/f02768
アドリブ歓迎
もこもこ!櫻宵ー!
満面の笑みでステルラスクにぎゅうっとダイブ
もふもふが心地よくて、尾鰭もはたはた
ほら、櫻もぎゅーっとしてみなよ
大丈夫、壊れたりしないよ
……ね?可愛いでしょ?
櫻と一緒に優しく撫でたりして、存分に
大好きな君と大好きなもふもふを堪能するんだ
テルテルさん…え、テル助?が空を飛べば
雲の上に乗っているかのようだ
僕ね、雲にのってお空を飛んでみたかったんだ
ふふ
夢が叶ったみたいで嬉しい
星と雲海ともふもふと
隣には大好きな櫻
手を繋いで寄り添う
わ、羽毛をもらったの?
じゃああれがいい!
小さい、テル助のお人形
桜が満開で
笑顔も満開
幸せでふかふかで眠くなって
優しく撫でられ夢の中
見上げれば、数多に光る満天の星空。
けれど、誘名・櫻宵(屠櫻・f02768)のそばには、そんな星々をも霞むかのような、一等の輝きが。
「もこもこ! 櫻宵ー!」
薄花桜の瞳をキラキラ輝かせ、リル・ルリ(想愛アクアリウム・f10762)が満面の笑みでぎゅうっとダイブしたのは。
まんまるふわもこな怪鳥ステルラスクこと、テルテルさん。
「リィの大好きなもふもふじゃないの!」
櫻宵は、目にもとまらぬ速さでテルテルさんにぽふんと全身ダイブし、抱きついたリルに、思わず吹き出して。
もふもふが気持ち良くて、リルの月光ヴェールの尾鰭も、はたはた。
そんな様子に、リルは素直ね! と、くすり美しい顔に笑みを宿しながら。
幸せそうな顔も仕草も可愛らしいわ、とじっと見つめれば。
「ほら、櫻もぎゅーっとしてみなよ」
おいで、とどこか遠慮気味な櫻を誘えば。
「潰してしまわないか心配なのよ」
「大丈夫、壊れたりしないよ……ね? 可愛いでしょ?」
誘われるがままに頬をすり寄せてみた櫻宵は、愛しの可愛い人魚とお揃いの、幸せそうな笑みに。
今度は二人一緒に、優しく存分になでなでして。
大好きな君と大好きなもふもふを堪能すれば、幸せが無限大に。
「うふふ、テル助、ふかふかね!」
このまま眠ってしまいたくなるくらい――櫻宵はそう、このままリルと一緒に、美しい桜色の瞼をうっとりと閉じたくなってしまうけれども。
――けれどその前にお空のお散歩よ!
今度は、ふわふわなその背に乗り込む。
「テルテルさん……え、テル助?」
テルテルさんこと、命名・テル助が刹那、空を飛べば――雲の上に乗っているかのようで。
「僕ね、雲にのってお空を飛んでみたかったんだ」
ふふ、夢が叶ったみたいで嬉しい、と。
星が落ちるその間を縫って、雲の海の上を飛びながら、嬉しそうに微笑むリル。
――雲の上、なんてロマンチック。
櫻宵もふわふわな感触や幻想的な光景に、櫻の瞳を細めながらも。
「リルの夢がひとつ叶えられて嬉しいわ」
手を繋いで、寄り添って。
その手や全身から、相手の体温がじわりと伝わって、混ざり合う。
星と雲海ともふもふと――そして隣には、大好きな君。
今、この美しい空の上は、ふたりだけのもの。
「そうだ、テル助に羽毛を少し貰いましょ」
そう閃いた櫻宵は、喜んで羽毛をくれたテル助に礼を言いながらも、撫でてあげて。
「わ、羽毛をもらったの? じゃああれがいい! 小さい、テル助のお人形」
勿論、櫻宵は花あかりの淡墨を小さく揺らし、こくりと頷く。
リルがこんなに気に入ってるんだもの……テル助人形、作ったげる、と。
刹那、煌めきの空の中、桜も笑顔も満開になって。
とっても幸せでふかふかで……喜ぶこといっぱいだったリルは、少し疲れて眠くなって。
しなやかで優しい掌で撫でられれば――安心したように、夢の中へ。
そんな愛しい人魚を、櫻宵は愛しげに抱き寄せてから。
その透き通るような額に、起こさないようにそっと。
羽のように柔らかなおやすみをひとつ、言の葉のかわりに落とす。
良い夢を――夢の中まで逢いに行くわ、って。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
エリシャ・パルティエル
義弟のユディト(f05453)と
ここがティニア…天国があるとすれば、本当にこんな場所なのかしらね。
猟兵としてのお勤めも大切だけど…せっかくの機会だもの、楽しんでいきましょう
広場でテルテルさんと戯れたいわ。触っても大丈夫かしら? わ、本当にふわもこね……!
まあ、本当? じゃあ少しだけ…星空の散歩に連れて行ってくれるかしら?
二人でテルテルさんの背中に。
空には満天の星、眼下には神秘的な雲海…なんて素敵な光景なのかしら。
テルテルさんが毎年この時期に立ち寄る気持ちがわかるわね(身体を優しく撫でる)
まあ、お土産もあるのね。
本当? じゃあ、これがいいわ。(手のひらサイズのぬいぐるみを幸せそうに手に取る)
ユディト・イェシュア
義姉のエリシャさん(f03249)と
猟兵として様々な世界に行く機会が増えましたが、こんな街があるなんて知りませんでした。
情報収集をと思いましたが…そうですね。有益な情報も入ってくるかもしれませんし。
(戯れる姿を微笑ましく眺める)エリシャさん、少しなら背中に乗せてもらえるそうですよ。
動物は、ラクダにしか乗ったことがなかったですが、こんな美しい鳥に乗せてもらって素晴らしい景色を見れるなんて…。
テルテルさんは渡り鳥なんですね。きっと俺たち以上に様々な世界を見てきているんでしょうね。
散策を終え、テルテルさんに感謝を伝えてふわもこ羽毛を撫でる。
ぬいぐるみもあるんですね。良かったらプレゼントしますよ。
今宵は特に綺麗に雲海が出ているのだという。
故郷の乾いた風の吹く砂漠の街とはまた、全く違う風景。
「ここがティニア……天国があるとすれば、本当にこんな場所なのかしらね」
エリシャ・パルティエル(暁の星・f03249)は見慣れた砂ではなく、雲で覆われた眼下の景色にそう紡いで。
「猟兵として様々な世界に行く機会が増えましたが、こんな街があるなんて知りませんでした」
ユディト・イェシュア(暁天の月・f05453)も義姉の言葉に頷くように、茶色の髪を小さく揺らした。
此処に来た目的は、虹の加護を受けた勇者伝説の鎧があるという、この街の調査。
けれども。
「猟兵としてのお勤めも大切だけど……せっかくの機会だもの、楽しんでいきましょう」
「情報収集をと思いましたが……そうですね。有益な情報も入ってくるかもしれませんし」
下手に何かをずっと嗅ぎ回っているよりも、沢山色々な話が聞けるかもしれない。
それに折角この神秘的な光景と出会えたというのに、楽しまない手はない。
ふたりは、雲海広がり、より賑やかな夜を迎えている街を歩いて。
やって来たのは――広場。
そこにいるという、ステルラスクという名の怪鳥……通称テルテルさんと、戯れにきたのだ。
まんまる真っ白いからだと円らな瞳が可愛らしく、その毛並みは見るからにふわもこだ。
――触っても大丈夫かしら?
エリシャがそう遠慮気味に手を伸ばせば。
「わ、本当にふわもこね……!」
「エリシャさん、少しなら背中に乗せてもらえるそうですよ」
テルテルさんをもふもふなでてあげながら戯れているその義姉の姿を微笑ましく眺めながら、ユディトが告げれば。
「まあ、本当? じゃあ少しだけ……星空の散歩に連れて行ってくれるかしら?」
眼前のテルテルさんにお願いすれば、ピィ、と。
その大きな身体に似つかわしくないほど可愛らしい鳴き声で応えてくれて。
テルテルさんの背に乗り、星を纏ったような翼を広げた怪鳥が、ふたりを乗せていざ、星空と雲海の世界へ。
「動物は、ラクダにしか乗ったことがなかったですが、こんな美しい鳥に乗せてもらって素晴らしい景色を見れるなんて……」
見上げても見下ろしても煌めきが溢れる景色の中、ユディトはそう感嘆の息を漏らして。
「テルテルさんは渡り鳥なんですね。きっと俺たち以上に様々な世界を見てきているんでしょうね」
「テルテルさんが毎年この時期に立ち寄る気持ちがわかるわね」(身体を優しく撫でる)
優しく身体を撫でてあげながら、テルテルさんがいつも見ている風景を、今夜はお裾分けさせて貰う。
そして雲の上を飛び、星間を縫うようにお散歩して、流れ星を追いかけて。
散策を終え地上へと戻ってきたユディトも、テルテルさんを労わる様にその羽毛撫でてあげた後。
「まあ、お土産もあるのね」
「ぬいぐるみもあるんですね。良かったらプレゼントしますよ」
「本当? じゃあ、これがいいわ」
嬉しそうにぱっと笑顔の花を咲かせたエリシャが、幸せそうに手に取ったのは。
本物のようなふわっふわな手触りの、手のひらサイズのテルテルさん。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
華折・黒羽
※アドリブ、絡み歓迎
※猟兵相手には敬語さん付け
怪鳥ステルラスク
その鳥に興味があった
元々自身も獣の気質を備えているからか
元来の性格からか
人と接するより動物と触れ合う事の方が多い
祭りという事で人が多くいるのは気が引けたが
滅多にお目にかかれない怪鳥
その魅力には抗えなかった
見上げれば自分とは正反対な真白の毛並みの翼
ほうと感嘆の息零しながら
纏う羽毛に手を伸ばせば心地良い手触りに思わず尾が揺れる
一緒に、飛んでもいいだろうか
技能によりステルラスクにも解る言葉で
問い掛けに了承を貰えれば
羽搏きを追って空へと飛ぼう
誰かがその背に乗っていれば
共に空を飛ぶ
という貴重な体験も、もしかしたら
─きっと緊張はするだろうけれど
クーナ・セラフィン
なんとまあ、いい景色だね。
虹の宝具を隠した時に勇者が見た風景はこんな感じだったんだろうか。
それともあの塔の上からならもっと凄い?
勇者の伝説も興味深いし、まずは情報を集めないとね。
拓けた広場でテルテルさんと交流してみる。
えーとこういう時はまずふれんどりーに警戒させないように。
売店の方で仲良くなるコツとかちょっと聞いてみたりキーホルダー買ってみたり。
触ると喜びやすい所とか好物とかあるといいんだけれども。
基本は積極的に。
仲良くなれたら背中に乗せて貰って夜の空を飛んでみたいかな。
空からだと何か変わったものも見れるかもしれないし。
…何もなくともこの星空と夜景の素晴らしさはね。最高。
※アドリブ絡み等お任せ
今宵のティニアの街には、とても綺麗に雲海が出ているという。
「なんとまあ、いい景色だね」
――虹の宝具を隠した時に勇者が見た風景はこんな感じだったんだろうか。
ゆらりと騎士然とした帽子についた羽を揺らしながら。
クーナ・セラフィン(雪華の騎士猫・f10280)は、眼下に広がる雲の海をじっくりと眺めた後。
今度は、ふと藍色の瞳を天高く、星空へと向けてみる。
そして瞳に映った聳える塔を見上げ、思う。
(「それともあの塔の上からならもっと凄い?」)
予知された勇者の伝説や虹の加護を受けたという伝説の鎧。
そんな伝説や伝承も興味深いしと、まずは情報を集めるべく、広場へと足を運んでみるクーナ。
そして広場にいるのは――ふんわりまるっこい、真っ白なふわもこの鳥。
「えーとこういう時はまずふれんどりーに警戒させないように」
クーナがそうきょろり、周囲を見回せば。見つけたのは、テルテルさんグッズを売っている売店。
まずは売店へと足を向け、ふわふわなテルテルさんのキーホルダーをひとつ、買った後。
「テルテルさんと仲良くなるコツはあるのかな?」
「テルテルさんは撫でられるのが大好きで、特に背中を撫でられるのが好きさ」
そして得た情報をもとに、早速、積極的にテルテルさんと交流を図ってみるクーナ。
最初はそっと優しく、肉球で触れる程度に。
それからすりすり甘えてきたテルテルさんの背中にぴょんっと乗って。
夜の空を飛ぶ前に、存分に背中を撫でてあげる。
同じ頃……広場へとやってきたのは、華折・黒羽(掬折・f10471)。
今宵のように、街に綺麗に雲海が出ている日は、多くの人で街が賑やかであるという。
元々自身も獣の気質を備えているからか、それとも、元来の性格からか。
人と接するより、動物と触れ合う事の方が多い。
だから、人が多くいるのは気が引けたけれど――怪鳥ステルラスク、その鳥のことを聞いて興味が沸いて。
滅多にお目にかかれない怪鳥、その魅力には抗えなかったのだ。
ふんわりもっふりした、大きな鳥。
そんな可愛らしい見目をした鳥を見上げれば。
夜を思わせる自分とは正反対な、星を纏ったような真白の毛並みの翼。
ほう――そう感嘆の声を零しながら、黒羽はその手を伸ばして。
そっと触れてみれば……心地良い手触りに思わず、ゆらりと尾が揺れる。
そして白い羽毛をもふもふと撫でてあげながら、黒羽はステルラスクが解かるように語り掛ける。
――一緒に、飛んでもいいだろうか、と。
その声に、ピピィ、と大きなからだからは予想できなかった可愛い鳴き声が返ってきて。
ふと顔をあげてみれば……その背には、先客が。
ステルラスクの背に乗ってなでなでしてあげていたのは、灰色の滑らかな毛並みの猫、クーナであった。
同じ猫系の見目をした黒羽に、クーナはこんばんは、と人懐っこく笑んで挨拶をして。
「これから、テルテルさんに乗せてもらって夜空の散歩をしようかなと思って。空からだと何か変わったものも見れるかもしれないし」
「では、一緒に飛んでもいいでしょうか」
ちょっぴり、緊張はするけれど。共に誰かと空を飛ぶというのは、貴重な体験だから。
そう提案してみた黒羽に、勿論クーナは頷いて。
クーナを乗せたステルラスクの羽搏きを追って、黒羽も、星の落つる夜空へと。
クーナは何か変わったことがないか、空から情報収集をしながらも。
仲間とともに星間を行き、雲の海の上を飛ぶ、神秘的な世界の散歩を存分に楽しむ。
確りと目を凝らして見てみるし、空から情報を得られるに越したことはないのだけれど。
クーナは羽付き帽子を手で押さえつつふと振り返り、黒羽へと笑みつつも思う。
でも……何もなくともこの星空と夜景の素晴らしさはね――最高、と。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
ヴィオレッタ・エーデルシュタイン
[ふわもこ怪鳥・ステルラスク、愛称テルテルさんと戯れる]
ふわもこ。
なんて魅力的な言葉なんでしょう・・・
ふらふらと広場へ移動してテルテルさんを品定めするわね。
いちばんもっこもこな子を選んでそっと乗ってみるわ。
「うん・・・雲の上に乗れたらこんな気分なのかしら」
気づいたら寝こけているかもしれないわ。
あ、そうよ、十分堪能したら広場にいる町の人に天空の塔についての伝説を聞いてみるわね。
虹とか橋みたいにかかったりするんじゃないかしら。
…け、決してふわもこにおぼれて忘れていたわけじゃないわよ?
ホントウダカラネ??
まるで、今宵綺麗に出ているという雲海のような。
ふっわふわで、もっふもふな……。
――ふわもこ。
「なんて魅力的な言葉なんでしょう……」
そううっとりと、感嘆の溜息とともに紡がれる言の葉。
ヴィオレッタ・エーデルシュタイン(幸福証明・f03706)は早速、その魅力的なふわもこを堪能するべく、ふらふらと広場へ移動して。
まんまるふわもこなテルテルさんたちを、品定め。
そんな中から、勿論、いちばんもっこもこな子を選ぶヴィオレッタ。
そして優しく撫でてあげながら、そっと、その背に乗ってみれば。
「うん……雲の上に乗れたらこんな気分なのかしら」
ふわふわ、広場にくるまでの間に目にした、雲海のよう。
どこまでも広がっていたあの雲の海にダイブするかのように、ヴィオレッタはもふもふに全身を預けて。
ばさり、星を纏ったような翼を羽ばたかせ、星空と雲の上をしばしお散歩するけれど。
やはり――そのふわもこには、抗えなくて。
気が付いたら、テルテルさんのふわもこに埋もれ、眠ってしまいました……!
そして、ふわもふを全身で思い切り楽しんでから。
……忘れていません、忘れていませんよ、ええ!
「あ、そうよ、勇者の伝説」
……け、決してふわもこにおぼれて忘れていたわけじゃないわよ?
ホントウダカラネ?? と。
テルテルさんの背から降りたヴィオレッタは広場の人たちに訊ねてみる。
「天空の塔についての伝説って知ってる? どうやって行くのかしら」
虹とか橋みたいにかかったりするんじゃないかしら、と言ったヴィオレッタに。
ステルラスクを手懐けている街の人のひとりが、こう答えたのだった。
「勇者様はステルラスクに乗って、天空の塔に行ったらしいよ」
大成功
🔵🔵🔵
第2章 冒険
『怪鳥たちと空の旅を』
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POW : 怪鳥と力比べ勝負
SPD : 怪鳥とスピード勝負
WIZ : 怪鳥と仲良くなり空を飛ぶ
👑11
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※お知らせ※
第2章プレイング送信の受付は、【7/26(金)朝8:31】より開始いたします。
それ以前に送信された分は流れてしまう可能性が高いのでご注意ください。
追加情報を記載したOPをプレイング受付前日までに掲載いたします。
送信締切等のお知らせは、MS個別ページ等でご確認ください。
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●怪鳥と夜空の冒険へ
――勇者はステルラスクに乗って、天空の塔に行ったらしい。
そう教えてくれたのは、広場にいた、怪鳥を手懐けている街の人のひとりであった。
彼の名は、ウルラ。普段は鳥をはじめとした獣医を生業としているのだという。
そんな彼に詳しく話を聞くべく、夜の賑やかさが落ち着いた頃、猟兵たちは再び広場へと集まる。
「勇者様はステルラスクで天空の塔に行き、伝説の鎧を隠したんだ」
「どうして、そのことを知ってるんですか?」
「でも、テルテルさんでどうやって……?」
「そもそも、あの塔は何のために?」
次々に疑問点を口にする猟兵たちを、ウルラは、まぁまぁ、と宥めてから。
ひとつずつ、猟兵たちの質問に答えていく。
「まず、なんでそのことを知っているのかって言うと……俺の先祖が、天空の塔にステルラスクで通っていたからさ」
その言葉に、まだ話が見えてこない猟兵たちは小首を傾げるけれど。
ウルラは少しだけ複雑そうな表情を宿し、こう続けたのだった。
「あの天空の塔はな……空の上の牢獄、なんだ。最上階に広い部屋がひとつだけあるが、階段も何もない……それこそ、空を飛べる術がないと行けないし、逃げることも不可能ってわけだ。それで昔戦争が起こった時、敵国の姫を捕らえ、あの天空の塔に幽閉していたんだと」
しかし捕らえた姫を外へ出すつもりもないが、死なせるわけにもいかない。
ウルラの先祖は、ステルラスクに乗って捕らわれの姫に食事などを運ぶ役割を担っていたそうだ。
「空の上の監獄……どうりで、やたら高い建物なわけだ」
「でも、普通に羽や翼を持つ種族でしたら、姫を助けにいけたのでは?」
新たに出た猟兵の疑問に、ウルラは首を横に振る。
「それが、あの塔の周辺は風がかなり強く変則的で。余程頑丈な羽や翼でないと、先に進めない。ステルラスクは風を読み回避することに長けているし、まんまるぽってりした身体と翼はとても頑丈だからな」
この捕らわれの姫の話は、勇者伝説よりもさらに昔の話なのだという。
そしてティニアの街を訪れた時、その話を聞き大変興味を持ったという勇者が。
ステルラスクに乗って天空の塔へと行き、鎧を隠した――ということのようだ。
「私たちもテルテルさんに乗って、あの塔に行けますか?」
先程広場で、ステルラスクの背に乗せてもらった者もいるだろう。
しかし、進路は躾けられているステルラスク任せで、広場の周辺をぐるりと廻っただけ。
ステルラスクに乗ったとしても、強風の先にあるという、天高く聳える天空の塔に果たしてたどり着けるのか。
そんな不安に、意外なほどあっさりウルラは答える。
「ああ、可能さ。ステルラスクは人懐っこくて賢い鳥だからな。手綱をつけて指示してやるくらいで、操縦は簡単だ。塔の中はかなり広くて、ステルラスクが数匹一緒に飛んでも大丈夫なくらいの広さだし、餌付けして言って聞かせておけば、きちんと帰るまで待っててくれるからな」
そう言いつつウルラは手早くすぐそばにいたステルラスクに手綱を付け、操縦方法を猟兵たちにレクチャーする。
「それだと簡単ですね、できそうです」
「最初はあらぬ方向に行っても……何とか慣れて、最後は塔に辿り着けばいいですからね」
操縦方法は小さな子供でもできるほど簡単なものであるし、不器用でもステルラスクが何とかしてくれそうだ。
「ステルラスクで天空の塔に行きたいんですけど、テルテルさんを集めて乗せていただけたりできますか?」
「何か事情あるみたいだし……それは構わんよ。ただ、ステルラスクは夜行性でね、他の人の目などもあるし……出発は今から準備出来次第、ということになるが」
「あと、虹の加護を受けた伝説の鎧のことなんですが」
「ああ、それなら俺も見たことあるよ」
意外なウルラの言葉に、猟兵たちは目を瞠るが。返ってきたのは、意外な内容だった。
「俺からすれば、ただの古びた鎧だったな。だからもしあんなのでも必要なら、持っていっても構わんさ」
以前回収した、虹の加護を受けた剣も、錆びていたが……鎧も同じ状態らしい。
けれども、持ち帰っても構わないそうなので、できれば回収しておきたいところだ。
ウルラは、ステルラスクに手綱つけておくからそれまで皆も何か準備しておきな、と言った後。
ふと思い出したようにこう口にする。
「何かそういえば、最近、あの塔に『雲の精』がいるってウワサだな。ただのウワサかもしれないけど」
「『雲の精
』……?」
「まぁとにかく、ステルラスクとの夜の飛行、気を付けて楽しんでくれな」
餌付け用の餌も出発の時に渡すから、とウルラは告げて。
早速ステルラスクを集め、猟兵たちのために、手綱を付け始めるのだった。
餌付け用の餌は、ステルラスクが好きなのだという、星のカタチをした木の実。
沢山量はあるから、空の冒険を楽しみながら、たまにおやつかわりにあげてもいいだろう。
ステルラスクは今ちょうど、この街に群れを成して飛来しているため、猟兵たちを賄う数は十分にいる。
1人乗りから、大人5人程度まで一緒に乗れる大きさまで、色々いるようなので好きな怪鳥に乗れるだろう。
天空の塔へは、羽や翅、翼を持つ者も、変則的な強風が吹いているため、ステルラスクに乗る必要があるという。
しかしステルラスクの操縦はかなり簡単で、そう難しくなく天空の塔へと行けるようだ。
天空の塔に着いたらステルラスクに乗ったまま塔内に入り、鎧があるという最上階まで進んで欲しい。
ステルラスクは餌付けして言って聞かせれば勝手に帰らないというので、帰りの心配も特に不要だ。
道中もステルラスクは風の切れ目が読めるので、猟兵たちは強風を気にせず怪鳥にお任せで大丈夫だという。
最低限進む方向を支持してあげれば、目的の天空の塔にたどり着けるようなので。
同行者と一緒にステルラスクに乗って空の冒険を楽しんでもいいし。
敢えてひとりずつ乗り込み、競争してみてもいいし。
目的の天空の塔を目指し、綺麗に広がる雲海を眼下に星落つる満天の夜空の冒険を――今一度、存分に楽しんで欲しい。
草野・千秋
空を飛ぶ牢獄に虹の加護を受けた鎧、ですか
まさしくファンタジーな感じになってきましたね
ワクワクしてる場合でもないですが
錆びているらしい虹の剣も気になる所ですね
確保しておきましよう
僕には飛行装置はあっても
流石にそれでは届かないようなので
ステルラスクの力を借りましょう
テルテルさん頼みましたよ
UCで鼓舞の歌を歌って聴かせる
歌唱、パフォーマンス、楽器演奏使用
Cloud cuckoo landとは
途中にどんな困難があっても
雲の上にあるという理想郷を目指すと誓う曲です
(怪鳥の背中を撫でつつ歌う)
真っ直ぐ目的地に辿りつけそうですか?
よしよしいいこいいこ
頼りにしていますよ
アドリブ歓迎
今いるこの場所は、眼下に美しい雲海広がる雲の上の街。
そして、それよりもさらに高い星空にそびえたつ天空の塔。
(「空を飛ぶ牢獄に虹の加護を受けた鎧、ですか。まさしくファンタジーな感じになってきましたね」)
草野・千秋(断罪戦士ダムナーティオー・f01504)は、銀縁眼鏡の奥の緑色の瞳に、はるか天空に見える塔を映しながら。
まるで、勇者物語のワンシーンかのような現状に瞳を細めて。
(「錆びているらしい虹の鎧も気になる所ですね。確保しておきましよう」)
ワクワクしてる場合でもないですが、と気を取り直しつつ、これからすべきことを自分の中で再確認しておく。
かつて隣国の姫を捕えていた牢獄だった、天空の塔。
そこにあるという、錆びた勇者伝説の虹の鎧。
そして――天空の塔へと導いてくれるという、怪鳥ステルラスク。
街で自ら集めた情報とウルラから聞いた話、それを整理しながらも。
「テルテルさん頼みましたよ」
千秋がそうそっと、相棒となるステルラスクを優しく撫でれば。
それに応えるかのように、ふわもこの身体をすり寄せ、ピィッ、と可愛らしく鳴くテルテルさん。
(「僕には飛行装置はあっても流石にそれでは届かないようなので、ステルラスクの力を借りましょう」)
そのまんまるぽってりとした身体は大きく、ばさりと広げた星の翼は確かに頑丈そうで、どこまでも飛べそうだ。
美味しいもの甘いものも沢山食べたし、冒険の準備は万端。
千秋は素直にステルラスクに騎乗し、手綱を取る。
そして、行きましょう、と紡げば、ピピィ! と勇まし可愛い返事が返ってきて。
雲の海が広がる風景を眼下に、星空高く舞い上がる。
そんな満天の星空に響くのは、高く澄み渡る歌声。
――さぁ、君を連れて行こう。
千秋が高く響かせ紡ぐ、雲の上のお伽噺の歌。
Cloud cuckoo land――途中にどんな困難があっても、雲の上にあるという理想郷を目指すと誓う曲。
まさに、小さくなっていくティニアは、雲の間に作られた街。
そして今、雲よりも遥か高い天空の塔を目指し進む、千秋とテルテルさん。
人々に高い評価を受けているだけあり、ステルラスクも千秋の澄んだ歌声に鼓舞され、ぐんぐんと星間を勇ましく進んで。
時折、風を読んで旋回しながらも、先程まで遠く見上げていた塔との距離が目に見えて縮まっていく。
「真っ直ぐ目的地に辿りつけそうですか?」
ふわふわもこもこした乗り心地抜群の背中から、千秋がそう問いかければ。
返ってくるのは、チィ! という鳴き声。
「よしよしいいこいいこ、頼りにしていますよ」
そんな、任せてくれと言わんばかりに、ちょっぴり得意げに鳴いたテルテルさんを、千秋は引き続き歌声で鼓舞しつつも。
煌めく星の世界の導き手をもう一度、優しくなでなでしてあげる。
大成功
🔵🔵🔵
イーファ・リャナンシー
なるほど…この子達がお空に行くための鍵だったわけね
自分の翅で試さなくて良かった…
ともあれ、仲良くなる上では自分も飛べるっていうのは強みだと思うし、飛べるとこまでは一緒に飛んでみようかしら
【フラッシュ・フライト】で自由に飛び回りながらテルテルさん達と交流するわ
こっちに行きたいって先導しながら飛んでいって、自分じゃもう無理ってなったらお願いするつもりよ
ここから先はお願いって
もし出来ることなら、第一章で乗せて貰ったテルテルさんと交流したり、乗せて貰いたいなって
鳥さんの背中に乗らないと行けない場所…わくわくするわね
伝説の装備の保存状態とか、気になる情報は色々あるけど、まずは百聞は一見にしかずってことで
広場に集められたのは、たくさんのまんまる真っ白なふわもこたち。
(「なるほど……この子達がお空に行くための鍵だったわけね」)
自分の翅で試さなくて良かった……イーファ・リャナンシー(忘都の妖精・f18649)はそう微かに美しく透ける翅をそっと振るわせてから。
「ともあれ、仲良くなる上では自分も飛べるっていうのは強みだと思うし、飛べるとこまでは一緒に飛んでみようかしら」
きょろりと、大きくて真っ白な怪鳥の群れを見回して。
自分の姿を見つけ、ピィ! と鳴いた1体のステルラスクの元へと飛んでいく。
それは先程、イーファをその背に乗せたステルラスクであった。
そんな先程ぶりのテルテルさんをなでなでしながら、イーファは貰った星の実をあげて。
「よかったら、また乗せて貰いたいな」
そうお願いしてみれば、ピピッと、了承するように星の翼をばさり広げるステルラスク。
それから、星空の冒険を共にする相棒と、まずは一緒に飛べるように。
――見せてあげるわ。この翅が飾りじゃないってことを。
美しく澄んだ翅を広げれば、ふわり纏った高貴なドレスが花開くように揺れ、風に優雅に靡いて。
「テルテルさん、こっちに行きたいわ」
青の三つ編みとドレスの裾を星空に躍らせながら、イーファはステルラスクを伴い先導しつつ、いざ夜空の冒険へ。
星間を相棒の怪鳥と飛べば、綺麗な翅に、星の煌めきが透けては流れて。
広がる雲の海や賑やかな街の景色が、遠くなっていくけれど。
かわりに、はるか天高くそびえていた巨大な塔が、徐々に近くなっていく。
そんな時、ふと、後ろを飛んでいたテルテルさんがチチィっと鳴いて。
ばさりと速度を上げ、イーファの前へと出た瞬間。
「!」
ぶわっと吹きつける、強い風。
「ありがとう、テルテルさん。背中に乗せてくれる? ここから先はお願いね」
少し強さを増してきた風を感じ、そうイーファはステルラスクへと身を委ねることにしながら。
先程もこのふわもこに埋もれつつ、この子たちに乗って塔まで飛んだり出来ないかなぁ、って、そう思ったけれど。
「鳥さんの背中に乗らないと行けない場所……わくわくするわね」
それが現実になった今、星空の冒険に心躍らせながらも、色々と聞いた情報を思い返してみる。
「伝説の装備の保存状態とか、気になる情報は色々あるけど、まずは百聞は一見にしかずってことで」
けれどとりあえずは、赴いて見て確認することが一番確実だと。
再び全身ふわもこにぽふんっと埋もれながら、風を避けつつ星空を征く頼りがいのある相棒に。
天空の塔までの導き役を、お願いするのだった。
大成功
🔵🔵🔵
ヴィオレッタ・エーデルシュタイン
囚われの姫とか雲の精というのが気になるけど、ステルラスクに乗ってお出かけというのはとっても心惹かれるわ。
だってもふだもの。
少し時間をかけてでももふもふさんと仲良くなってからお城へ向かうわね。
敵性の存在が確認出来たら、まずはユーベルコード【インヴィジブル・イグジスト】
「あなたには見えない」
私自身とモフモフさんを透明にしてすり抜けてしまいましょう。
――ふわもこ。
やはり、なんて魅力的な言葉……!
ずらりと広場に集められたまんまる真っ白なふわもこの群れに、ヴィオレッタ・エーデルシュタイン(幸福証明・f03706)は再びふらふらと誘われて。
自分を見つけてピィ! と一鳴きした、いちばんもっこもこなテルテルさんの方へと足を向ける。
そのステルラスクは、先程ヴィオレッタが乗ったテルテルさん。
人懐っこく賢いのだというステルラスクは、ヴィオレッタのことをちゃんと覚えているようで。
また遊んでといわんばかりに、すりすりとふわもこの身体を寄せて。
ふわり感じる極上の触り心地をなでなでもふもふ、再び堪能するヴィオレッタ。
それから貰った星の実をあげながらも、ステルラスクに訊ねる。
「また乗せてくれる?」
そんな言葉に、嬉しそうに星の翼を広げるテルテルさん。
そしてもふもふした背に再び乗って、今度は取り付けられた手綱を握って。
ヴィオレッタはふわふわもこもこした相棒と共に、星空の冒険へ出発!
さっきはそのふわもこ感に身を委ね、気持ち良くてついうとうとしてしまったけれど。
今度は少し時間をかけて、星の実をあげたり声を掛けたりして仲良くなりながら、ヴィオレッタは天空の塔へと向かう。
天空の塔では、一体何が待っているのか。
敵性の存在の出現などに注意を払いつつも、街の人から聞いたことをふと思い返してみるけれど。
「囚われの姫とか雲の精というのが気になるけど、ステルラスクに乗ってお出かけというのはとっても心惹かれるわ」
星と星の合間をすり抜け、強い風を巧みにかわしていく冒険の相棒をヴィオレッタはなでなでしてあげながら思う。
――だってもふだもの、って。
大成功
🔵🔵🔵
ヘスティア・イクテュス
えっ!?このもふもふを堪能しながら更に乗って飛べるの!?
この街は天国かしら!?
それにしてもこの丸っこい体型で風に強いのね…
本当飼いたいわね…
わたしはもふもふした時の感覚が一番いい子に乗るわよ!
あーこの子のもふもふ良い…すっごい良い…
あーこっちの子も良い…あー良い…
この子もさっきまでの子達と負けず劣らず…良い、すっごいもふもふ…
あ”ーーーーーー…………
この子に餌をあげるだけの存在になりたい
…………(おやつを上げながらもふり運転)
あっ、意識をもってかれたら他の猟兵さん誘導お願いします
テルちゃん恐ろしい子!?
――羽毛に一生埋もれて寝ていたい……。
先程、そんな欲望を頑張って断ち切って。
購入したテルテルさんぬいぐるみをもふもふ、我慢していたというのに。
「えっ!? このもふもふを堪能しながら更に乗って飛べるの!?」
――この街は天国かしら!?
そう思わず歓喜の声を上げるのは、ヘスティア・イクテュス(SkyFish団船長・f04572)。
それから、広場に集められたまんまる真っ白なふわもこたちの群れをじーっと見つめて。
「それにしてもこの丸っこい体型で風に強いのね……」
本当飼いたいわね……と、改めて思うけれど。
「わたしはもふもふした時の感覚が一番いい子に乗るわよ!」
早速、夜空の冒険の相棒探しに!
一匹ずつもふもふして、触り心地を確認です!
ふわふわもこもこしていて気持ちの良い触り心地なのは、どの子も同じなのだけれど。
柔らかさや質感が1体1体、ちょっとずつ違うから。
自分にとってのベストな相棒を、妥協なく選びにかかるヘスティア。
「あーこの子のもふもふ良い……すっごい良い……」
まずは、身体の大きい子をもふもふ。
「あーこっちの子も良い……あー良い……」
次に、ひときわ真っ白な子をもふもふもふ。
「この子もさっきまでの子達と負けず劣らず……良い、すっごいもふもふ……」
さらに、目についたまんまるな子をもふもふもふ――。
――あ”ーーーーーー
…………。
どの子も、飼いたくらい、すっごくもふもふです……!
そして何度も何度ももふもふして、何とかお気に入りのもふもふな子を決めて。
そのふわふわした背に乗り、存分にその極上の感触を楽しみながら。
ふわもこと共に、いざ夜空の冒険へ!
自分で飛行するのとはまた違った、新鮮で幸せいっぱいな空の旅。
雲の海を眼下に星の波をすり抜け、ふわもこの舵をとって、面舵いっぱい!
夜空の航海を楽しみつつも。
「この子に餌をあげるだけの存在になりたい
…………」
おやつを上げてもふり、テルテルさんの運転を。
そしてキャッキャ喜ぶように餌を啄むふわもこの可愛さにきゅんとしながらも。
そのふわもこボディーの心地良さに抗えず、ついうとうと、意識を持っていかれそうになるけれど。
ピピ! っと、傍を飛ぶ、仲間が乗ったテルテルさんが気付いて、鳴いて起こしてくれました!
なんという抗いがたい、魅惑のもふもふ……!
ヘスティアはテルテルさんに再びおやつをあげて、もふもふしつつも、改めて思うのだった。
――テルちゃん恐ろしい子!?
大成功
🔵🔵🔵
ヴィオラ・アップルトン
すごいすごい!
夜にテルテルさんに乗って空を飛べるなんて!
ボクのテルテルさん、よろしくね
はい、おやつ。いっぱい食べたら出発しようね
ふわもこのテルテルさんにいっぱいおまかせして空へ
うわあ、綺麗!星があんなに近くに見える!
テルテルさん、あの塔に行ってね
ボク、テルテルさんのもふもふを楽しみながら星を眺めてるから
うわぁ…もっふもふの中に埋もれながら満点の星が見れるなんて
なんだか夢みたい
テルテルさん、疲れてない?
おやつ、もうひとつ食べるかな? あ、嬉しいのか!ふふっ
塔の中まで入ったらテルテルさんに餌を上げて
ありがとうって言うよ
帰りまで待っててね
アドリブ歓迎です
ついさっき食べた、星が散りばめられたわたあめも、雲のようにふわっふわだったけれど。
「すごいすごい! 夜にテルテルさんに乗って空を飛べるなんて!」
今、ヴィオラ・アップルトン(星の娘・f20323)の目の前にいるステルラスクも、まんまる真っ白なふわもこ!
ボクのテルテルさん、よろしくね、と。
ヴィオラは星空の旅の相棒となるステルラスクを、もふもふなでなでしてあげてから。
「はい、おやつ。いっぱい食べたら出発しようね」
星のカタチをした実を差し出せば、嬉しそうにピィッと鳴いてぱくりと啄んで。
行こう行こうと張り切るかのように、ヴィオラにすり寄って、星の翼を広げるステルラスク。
そんなふわもこのテルテルさんにいっぱいおまかせして。
星の輝き纏う翼に身を任せ、いざ空へ!
「うわあ、綺麗! 星があんなに近くに見える!」
広がる雲海やティニアの街の風景が遠くなるにつれ、夜空に輝く星たちがぐんと近くなって。
星の娘の青き瞳にも、数多の煌めきがキラキラ瞬いては流れる。
「テルテルさん、あの塔に行ってね」
ボク、テルテルさんのもふもふを楽しみながら星を眺めてるから、と。
そうなでなでしてあげれば、ピピィッと返ってくる、頼もしくも可愛い鳴き声。
さわりと吹く風に黒髪を揺らしていたヴィオラは、ぽふんっとその身を大きなふわもこボディーに預けて。
「うわぁ……もっふもふの中に埋もれながら満点の星が見れるなんて」
なんだか夢みたい――またひとつ流れた星の行方を辿りながらも、そう紡ぐ。
そして眼前に輝く星のカタチに似た実を再び取り出して。
「テルテルさん、疲れてない? おやつ、もうひとつ食べるかな?」
そう声を掛け、差し出してみれば。
ピピピッと鳴いてぱくりとその実を食べたあと、テルテルさんは大きな翼をより羽ばたかせて。
「!」
風を読み旋回しながらも、先程よりぐんと上がったスピード。
「あ、嬉しいのか!」
実を貰えてご機嫌な様子のステルラスクに、ヴィオラは微笑んで。
「わ、大きな塔……! あの塔に入ってね」
街から見上げていた時に想像していたものよりもはるかに大きな塔に驚きつつ、ぽかりと開いたままの塔の入り口を指して。
階段も何もない塔の中を、一気に最上階まで飛んでいけば――ようやく存在を現す床。
そしてその先の階段の上に見えるのは、大きな扉であった。
ここまで連れてきてくれたステルラスクに餌を上げながら、ありがとう、ってお礼を言って。
帰りまで待っててね――そうなでなでするヴィオラに。
テルテルさんは一声、ピィ! と鳴いたのだった。
大成功
🔵🔵🔵
月宮・ユイ
アドリブ絡み◎
※身に<誘惑の呪詛>宿す
(昼間仲良くなったテルテルさんと戯れつつ)
また貴方にお願いしても良いかしら?
それにしても、タマちゃん、テルテルさんと虹色宝具を残したお父さん勇者さんは動物達と仲の良い方だったのですね
手綱の操作法をお教え頂き、
木の実は手持ち分と[マーレ・倉庫]にも予備を入れ準備万全。
剣の時は敵性存在がいましたね
念の為《機能強化》<騎乗・操縦>能力強化
[宣誓刻印]テルテンさんを守護対象指定、不意打ち防止
呪い<動物使いの呪詛>と<動物と話す・コミュ力>使い意思疎通、
賢い子達です、飛び方はお任せで夜空の旅を楽しみましょう
綺麗な夜空……一人でも皆とでも楽しめる素敵な景色ですね
この街・ティニアに赴いたのは、勇者伝説も勿論なのだけれど。
目の前にたくさんいる、ふわもこ怪鳥ステルラスクに興味惹かれたから。
月宮・ユイ(捕喰∞連星・f02933)はその身に誘惑の呪詛を宿してから。
左右で色の違う瞳で、きょろりとふわもこたちの群れへと目を向けた。
それから、1体のステルラスクの元へと。
「また貴方にお願いしても良いかしら?」
そのステルラスクは、昼間存分にユイと仲良くなったテルテルさんであった。
勿論、お願いされたテルテルさんは、ピィ! と可愛い鳴き声で、承諾の返事を。
ユイはそのもふもふな身体をもう一度もふもふと撫でてあげてから。
大きな背中に、再び乗せてもらう。
手綱の引き方も教えて貰ってばっちり。
ステルラスクの好物だという木の実も、手持ちと【マーレ・倉庫】にも予備を入れて準備万端!
テルテルさんと一緒に、天空の塔目指して、暫し夜空の冒険へ。
「それにしても、タマちゃん、テルテルさんと虹色宝具を残したお父さん勇者さんは動物達と仲の良い方だったのですね」
ユイがふと思い返すのは、虹の加護を受けた剣を回収した時の事。
あの時も、まんまるかわいいタマちゃんの力を借りて、伝説の宝具が隠されているという神殿へとむかったが。
今回は今背中に乗せてもらっている、ふわもこ怪鳥ステルラスク。
そして……虹の剣が隠されていた神殿にあった存在。
「剣の時は敵性存在がいましたね」
念の為に機能強化、騎乗や操縦の能力強化して。
宣誓刻印でテルテルさんを守護対象に指定し、不意打ちを防止しておく。
それから動物使いの呪詛と、動物と話すやコミュ力を駆使し、意思疎通をはかって。
「賢い子達です、飛び方はお任せで夜空の旅を楽しみましょう」
そっとふわふわの身体を労うように撫でで上げた後。
「綺麗な夜空……一人でも皆とでも楽しめる素敵な景色ですね」
雲の海と星空が広がる神秘的な景色を暫し、テルテルさんと一緒に、再び楽しむ。
大成功
🔵🔵🔵
ヴィクティム・ウィンターミュート
空を飛ぶつったら、大体はヘリって認識だったんだが…
生き物に乗って、とはな
何かあってもハックして舵を握れるってわけにもいかねーか
ま、ここはウルラの言葉を信じるとしよう
まずは餌付けだな…ほら、食え食え
なんか飼い猫に飯与えてる気分だな…食う量全然違うけど
うおっ、急に懐いてきたなお前…よしよし、頼んだぜチューマ
落とさないでくれよ?そんじゃ空の旅開始だ!
おー上がる上がる…不思議な感覚だな
──空が近ェ
こんな距離で改めて星を見れるとは、嬉しい誤算ってやつかね
夜なのに光の中にいるみてえだ…
ほんと、遠いところに来たって実感する
ただのストリートチルドレンが今はこうしてるなんて、誰が想像できるよ
…行くか
ずらり眼前に並ぶのは、ふわふわまんまるした生き物たち。
ふわっと欠伸をしているのんびり屋もいれば、ちょろちょろ散歩するみたいに動き回っているヤンチャなのもいる。
「空を飛ぶつったら、大体はヘリって認識だったんだが……」
普段は自信家なヴィクティム・ウィンターミュート(impulse of Arsene・f01172)も思わぬ展開に、少々面食らってしまう。
虹の加護を受けた鎧のある天空の塔へと行くためには、空を飛んでいかなければいけないのだが。
――生き物に乗って、とはな。
乗り物は乗り物でも、ふわふわまんまるな怪鳥に乗って行くというのだ。
「何かあってもハックして舵を握れるってわけにもいかねーか」
相手は何せナマモノ。
ハックはどう考えてもできそうにないし、同じ乗り物でも、そもそも1体1体性能すら違うのだ。
けれど、その道のプロが簡単に操縦できると、その技を伝授してくれたのだから。
「ま、ここはウルラの言葉を信じるとしよう」
ヴィクティムはたっぷりもらった星型の木の実を摘み、暫し眺めてみてから。
「まずは餌付けだな……ほら、食え食え」
眼前のふわもこに差し出せば、ピピッ! と鳴き声を上げて啄んでくるステルラスク。
「なんか飼い猫に飯与えてる気分だな……食う量全然違うけど」
猫よりも随分身体も大きいし、食べる量も違うけれど……嬉しそうに夢中で食べている姿をみて、そんなことを考えていると。
ピィーと再び鳴いたふわふわまんまるな鳥が、すりすりと甘えるように身体をすり寄せてきて。
「うおっ、急に懐いてきたなお前……よしよし、頼んだぜチューマ」
ポンポンッとその頭を撫でてやれば、任せろといわんばかりに今度は、ピッ! と勇ましく鳴く。
そんな一時の相棒に、ニッとヴィクティムは笑んでみせて。
「落とさないでくれよ? そんじゃ空の旅開始だ!」
ステルラスクの手綱を取り、いざ、夜空の冒険のはじまり!
そのふわもこまんまるなゆるきゃらっぽい見目とは違い、星を纏ったような純白の翼は、風に乗ってぐんぐんと高度を上げて。
「おー上がる上がる……不思議な感覚だな」
みるみる小さくなっていく街の風景と雲の海を一瞬見下ろした後。
──空が近ェ。
今度は、ふと天を仰いだヴィクティムの青の瞳に、数多の星が瞬く。
「こんな距離で改めて星を見れるとは、嬉しい誤算ってやつかね」
夜なのに光の中にいるみてえだ……そう呟きを零し、ひとつ微かに息をついてしまう。
夜の漆黒を照らす光といえば、人工的なものであれば、まだ幾分か見慣れているけれど。
まさに、無数とはこのことだと。
数えきれないほどの星々ひとつひとつが、違う色、違う瞬き方をしていて。
雲の海へと、流れては吸い込まれていく。
「ほんと、遠いところに来たって実感する。ただのストリートチルドレンが今はこうしてるなんて、誰が想像できるよ」
あの頃は下ばかりみていて、空を見上げるなんてこと、思いつきもしなかった。
けれど、今は――。
ヴィクティムは、天高く聳える塔をぐっと見上げて。
ぽん、とテルテルさんの肩を軽く叩きながら、行けるか? チューマ、と声を掛ければ。
ピピッ! と返ってきた刹那、ぐっとその速度が増して。
「……行くか」
光で満ち溢れる星間を駆け、風を避け逆に利用しながらも、天空目指しさらに高度を上げるのだった。
大成功
🔵🔵🔵
朝沼・狭霧
【ベイメリア(f01781)と】
というわけで
ベイメリアと一緒に
テルテルさんに乗り込みます
テルテルさん
よろしくお願いしますね
テルテルさんの背中にぎゅっと捕まっていざ発進ですね
気持ちの良い風が頬をなでていくのを感じます
自分の羽で飛ぶのとはまた違った爽快感がありますね
テルテルさんの柔らかな毛並みをなでながら
おちてきそうなほどに近い星空をのんびりながめてみます
星空に手が届くかしら?
たまには飛行中に
後ろからベイメリアに目隠しして
「だーれだっ」とかしてみます
塔についたらテルテルさんは
お疲れさまでした。たくさんなでなでして
星のカタチをした木の実をあげちゃいます
いっぱいたべて、大きくて強い子になるんですよ
ベイメリア・ミハイロフ
【狭霧さま(f03862)と】
まあっ、テルテルさんに乗せていただくのでございますね
このぽってりふわふわに…ふわふわに!
星の木の実を持って、いざ塔へ参りましょう
狭霧さま、二人で乗せていただきましょうか
では、わたくしめが、僭越ながら操縦いたしますね
テルテルさん、よろしくお願いいたします(優しくなでて)
教わった操縦方法通りに、進めてまいります
道中木の実をさしあげたり
見えない狭霧さまにお声がけを
風が強くなってまいりました、大丈夫でございますか?
とはいえ雲海と星空の狭間はとても神秘的で
目を奪われますね
と、狭霧さまに目隠しされてびっくり
ふふっ、狭霧さまでございましょう?
楽しい旅路になりそうでございます
猟兵の数を補うほど集められた、怪鳥ステルラスク。
それは真っ白でまんまんるな、ふっわふわでもふもふの群れ。
「まあっ、テルテルさんに乗せていただくのでございますね」
このぽってりふわふわに……ふわふわに!
そうぱあっと笑顔を咲かせるのは、ベイメリア・ミハイロフ(紅い羊・f01781)。
先程、もふもふと触れ合って、つい締まりのない顔をしてしまったほどの魅惑のふわもこが、目の前に沢山。
その上に、このふわもこ――ステルラスクが、天空の塔への案内役なのだという。
ステルラスクの好物であるという星型の実を沢山受け取って。
「狭霧さま、二人で乗せていただきましょうか」
朝沼・狭霧(サギリ先生・f03862)とふたり、一体のステルラスクへと乗り込まんと周囲を見回してみれば。
自分たちを見つめて鳴くステルラスクを見つけ……それが、先程リンゴを上げたテルテルさんだと気付いて。
「テルテルさん、よろしくお願いしますね」
狭霧が、そのテルテルさんのふわふわな背中にぎゅっと捕まれば。
「では、わたくしめが、僭越ながら操縦いたしますね」
――テルテルさん、よろしくお願いいたします。
優しくなでて言ったベイメリアが狭霧の前に位置取り、手綱を取る。
ウルラに教わった操縦方法通りに、確実に星空を進んで。星型のおやつをあげながら、天高くぐんぐんと飛べば。
「風が強くなってまいりました、大丈夫でございますか?」
「自分の羽で飛ぶのとはまた違った爽快感がありますね」
行く手を阻むほどの強い風の間隙を縫って進むステルラスクの上で、気持ちの良い風が頬をなでていくのを感じる狭霧。
そんな心地良い風に金色の髪を靡かせ、緑色の瞳に眼前の景色を映しながら。
「とはいえ雲海と星空の狭間はとても神秘的で目を奪われますね」
そう言ったベイメリアに頷いて、狭霧はテルテルさんの柔らかなふわっふわの星を纏うような毛並みを撫で撫でしつつ。
「星空に手が届くかしら?」
おちてきそうなほどに近い星空をのんびりながめてみる。
そしてふいに前にいるベイメリアへと、黒の瞳を向けた瞬間。
「だーれだっ」
後ろから目隠しを!
急に視界を遮られ、ベイメリアは一瞬びっくりするけれど。
その声と手の主は、明確すぎるから。
「ふふっ、狭霧さまでございましょう?」
笑みを零しながら、そう答えを返す。
そして茶目っ気溢れる狭霧と愛すべきふわもこのテルテルさんと征く、こんな星空の冒険に。
こう改めてベイメリアは思う――楽しい旅路になりそうでございます、と。
そうこうしているうちに、巨大なてんくうの塔へと到着して。
聞いた話通り、階段も何もない塔の中をステルラスクでぐんぐん飛んで。
辿り着いた最上階に続く階段がある広大な踊り場に、ステルラスクを待機させながら。
お疲れさまでした、と沢山テルテルさんを撫で撫でした後、好物である星の実も沢山上げて。
「いっぱいたべて、大きくて強い子になるんですよ」
無邪気に嬉し気に星を食べるテルテルさんを、狭霧はもう一度労うように、撫でてあげるのだった。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
紫崎・宗田
【龍狼師団】
お前まだ会ったばかりでよく見分けつくな…
どいつも同じに見えるんだが
またテルテルさんが擦り寄ってくるようなら
今度はなるべく優しく撫でてやりつつ(満更でもない)
うし…なら操縦は俺がするから、お前また前乗れ
チビをテルテルさんの背に乗せてからその後ろに跨り
チビの前に両腕を回すようにして手綱を掴む
体格差もあるし邪魔にはならねぇだろ
テルっちって…名付けセンスもガキだな
まぁ本人が気に入ってるならいいけどよ
チビの話にはある程度乗りながらも操縦は真剣に
簡単とはいえ、油断して万が一にも
澪を危険に晒すわけにゃいかねぇからな
あ?どういう意味だそりゃ
誰が頭が足りねぇ阿呆だって?
おい話聞け
栗花落・澪
【龍狼師団】
テルテルさんに乗って冒険…!楽しそう!
出来ればさっき乗せてもらった子がいいなぁ…
今度は用意してもらった餌を少し与え
もう一度…お願い出来る?
向こうに見える、天空の塔まで(指差し)
了承を得られたらテルテルさんの背に
今度も前に乗って…紫崎君の操縦の邪魔にならないよう
大人しくテルテルさんに掴まるね
どうせなら今だけ名前付けたいなー
テルっちって、呼んでいい?
むー、いいじゃん別にー
大事なのは気に入ってもらえるかどうかだよ、ねーテルっちー?
道中も時折餌を与えながら塔の最上階を目指す
最上階に行きたいんだ
中に入れる?
テルっちはほんとに賢いねー偉い偉い
紫崎君とは大違いだ
えへへ、帰りもよろしくね?
広場にずらり並ぶ、手綱を装着したステルラスクたち。
そんなふわもこ怪鳥を一匹ずつ見て行きながら。
「テルテルさんに乗って冒険……! 楽しそう!」
栗花落・澪(泡沫の花・f03165)は、きょろきょろと琥珀色の瞳にテルテルさんを映していって。
「出来ればさっき乗せてもらった子がいいなぁ……」
先程その背に乗せてくれたステルラスクを探す。
そんな澪の後についていきながら、首を傾げる紫崎・宗田(孤高の獣・f03527)。
「お前まだ会ったばかりでよく見分けつくな……どいつも同じに見えるんだが」
「あ、いた……!」
瞬間、1体のステルラスクへと駆け寄る澪。
けれど宗田にも、このステルラスクが先程のテルテルさんだと、すぐにわかるのだった。
乗せてもらった時と同じように、ふわもこの身体をすりすりと擦りつけ、甘えてきたから。
そんなテルテルさんを宗田が満更でもなさそうな表情でよーしよしと、今度は優しく撫でてあげれば。
テルテルさんの好物だという星型の実をあげつつも、澪はこうテルテルさんに訊ねる。
「もう一度……お願い出来る? 向こうに見える、天空の塔まで」
その言葉に、テルテルさんはピィ! と可愛らしい声で一鳴きして。
嬉し気に、星を纏うような翼をばさりと一度、羽ばたかせる。
「うし……なら操縦は俺がするから、お前また前乗れ」
そう宗田は先に澪をステルラスクの背に乗せ、そしてその後ろに跨ると。
大人しくふわもこに掴まる澪の身体の前に両腕を回すようにして、手綱を掴んで。
いざ、夜空の冒険へ!
「どうせなら今だけ名前付けたいなーテルっちって、呼んでいい?」
「テルっちって……名付けセンスもガキだな」
「むー、いいじゃん別にー。大事なのは気に入ってもらえるかどうかだよ、ねーテルっちー?」
星の間を飛びながら、澪の声に、ピピッ! とご機嫌に答えるテルっち。
そんな様子に、まぁ本人が気に入ってるならいいけどよ、と黒の瞳を細めつつ。
(「簡単とはいえ、油断して万が一にも澪を危険に晒すわけにゃいかねぇからな」)
澪の話にはある程度乗りながらも、操縦はきっちり真剣にこなしていく宗田。
そして強風を軽やかに避け、雲と星の海とを越え、眼前に天空の塔が現れれば。
「最上階に行きたいんだ。中に入れる?」
おやつをあげながらも言った澪に、テルっちは一鳴きして、開いている入り口から塔の中へと入って。
言われた通り、わき目もふらず最上階へと一気に飛んで。
最上階の部屋へと続くだろう扉の前の踊り場で、テルっちの背中から降りるふたり。
「テルっちはほんとに賢いねー偉い偉い。紫崎君とは大違いだ」
澪はおやつをあげながら、ここまで連れてきてくれたテルっちをなでなで。
「あ?どういう意味だそりゃ。誰が頭が足りねぇ阿呆だって?」
「えへへ、帰りもよろしくね?」
おい話聞け、と言う宗田の声にも構わずに。
にこっと、星型の実を美味しそうに啄むテルっちに、帰りのお願いも忘れずにしておくのだった。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
ジナ・ラクスパー
空の冒険…!(そわ
凜是様(f10319)、行きましょう!
さっきの景色よりもっと高いところを飛べるのです!
ふたり一緒に塔まで連れて行ってほしいのです!
テルテルさんを撫でて…足りなくて、ぎゅっと
ふかふか…凜是様のふかふかしっぽといい勝負なのでは
え、種類が違う?
…そう言われると気になってしまうのです(しっぽをじぃっ
まんまるい体で、空をゆうゆうと行けるのが不思議
風の道が見えているのですね…わ、わあっ
方向転換に慌ててしがみつく
凜是様、振り落とされないでくださいね…、きゃー!
落ちませんよ、ちゃんと掴まっているのです…ひゃああ!?
先の読めない道行きはスリル満点
時々声が零れても
…とっても楽しいですね、凜是様!
終夜・凛是
お節介(f13458)と
さっきより高い所?
ふうん…(そわりと尻尾動かして)
テルテルさん……おおきい
ふかふか勝負?
…こいつと俺のふかふかはちょっと種類違うから勝負できない
でもお前も、なかなか毛…羽根のつやいいのはわかる
だからのせてほしい、俺の尻尾触ってもいいから
その背に乗せてもらえれば、あとの行く道はお任せ
空飛べるってすごいな…世界が全然違う
お節介……お前のほうが危なっかしい、っていうか危ない
お節介こそ振り落とされるなよ
……俺はお前がきゃあきゃあいうたびに落ちたのかと思うんだけど
しっかり捕まってる? 大丈夫か?
でも、楽しいのは、楽しい
それを言葉にする気にはならないからちょっとだけ尻尾揺らす
宵空を思わせる藍色の髪と、花のようなスカートをふわり揺らして。
「空の冒険……!」
星の如き金の瞳を、好奇心と冒険心でキラキラと煌めかせながら。
「凜是様、行きましょう!」
――さっきの景色よりもっと高いところを飛べるのです!
そう促すジナ・ラクスパー(空色・f13458)の言葉に。
「さっきより高い所? ふうん……」
終夜・凛是(無二・f10319)はそれだけ返すけれども。
ふわふわの尻尾は、ふりふり、そわり。
そしてジナは目の前にいるステルラスクを見上げ、こうお願いを。
「ふたり一緒に塔まで連れて行ってほしいのです!」
そっと手を伸ばし、雲の様にまんまるふわふわなその身体をなでなでしてあげて。
それだけではちょっぴり、物足りないから。
……ぽふん、ぎゅっ。
全身でもっふりと抱きしめながら、冒険の相棒をお願いするジナ。
そんな、なでなでもふもふしてくれるジナに、テルテルさんは嬉しそうにすりすり擦り寄って。
「テルテルさん……おおきい」
ぽつりとそう呟きつつ、まんまる大きなふわもこを橙の瞳で見上げる凛是。
すっかりテルテルさんと仲良くなったジナは、そんな凛是とテルテルさんを見比べて。
「ふかふか……凜是様のふかふかしっぽといい勝負なのでは」
まっしろな怪鳥の感触をもう一度もふもふして言うけれど。
「ふかふか勝負? ……こいつと俺のふかふかはちょっと種類違うから勝負できない」
ふるり、凛是は、羽毛とはまた違う狐の尻尾を揺らしてから。
ジナからテルテルさんへと再び視線を戻すと、もう一度、凛是からもお願いする。
「でもお前も、なかなか毛……羽根のつやいいのはわかる」
――だからのせてほしい、俺の尻尾触ってもいいから、と。
そんな凛是に応えるように、テルテルさんは、ピィ! と元気良く鳴いて。
「え、種類が違う? ……そう言われると気になってしまうのです」
似て非なるというふわもこに、きょとんとしつつも。
凛是のゆらゆら揺れるふわふわ毛並みのしっぽを、じぃっ。
凛是はそんなジナからふいっと隠す様に、尻尾をずらしてから。
乗らないなら置いてく、と、テルテルさんに乗りこんで。
待ってください! と、ジナもふわふわ手触りのテルテルさんの背中へ。
そしてふわりと風が頬を撫でた瞬間、雲の海と流れる星々煌めく空へと舞い上がる。
まるで仲良しかのように風を伴い、雲の海に流れ落ちる煌めきと競争するかのように、星間を泳ぐ。
「空飛べるってすごいな……世界が全然違う」
「まんまるい体で、空をゆうゆうと行けるのが不思議」
二人は暫し、見たことがない風景に圧倒されたように、互いに瞳をぱちくり瞬かせて。
進路はテルテルさんに任せ、煌めき満ちる世界を並んで眺める。
けれど――その時。
「風の道が見えているのですね……わ、わあっ」
強風の気配を察知してか、ふっと方向転換したテルテルさんの動きに、つい声をあげてしまったジナと。
「!」
上がった短い悲鳴にちょっとびっくり、耳をぴこりとさせる凛是。
「凜是様、振り落とされないでくださいね……、きゃー!」
「お節介……お前のほうが危なっかしい、っていうか危ない。お節介こそ振り落とされるなよ」
「落ちませんよ、ちゃんと掴まっているのです……ひゃああ!?」
先の読めない道行きはスリル満点!
風を上手に避けるテルテルさんから振り落とされないように、ジナはぎゅっとふわもこの背中にしがみついて。
「……俺はお前がきゃあきゃあいうたびに落ちたのかと思うんだけど」
――しっかり捕まってる? 大丈夫か?
凜是はそう不安げな視線を向けるけれども。
「……とっても楽しいですね、凜是様!」
星のようにキラキラしたジナの瞳を見て、凜是はひとつ息をつきながらも、つられたようにそっと橙色の瞳を細める。
時々声が零れても――でも、夜空の冒険はほら、こんなに楽しいから。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
ラナ・スピラエア
蒼汰さん(f16730)と
大事なことは蒼汰さんにお任せして
私はテルテルさんにおやつをあげます!
頑張って貰ってるから、ご褒美が必要ですよね
お星様の木の実…
見てください蒼汰さん、可愛いですね
改めて景色を眺めながら
あの塔で、お姫様は何を思っていたんでしょう…
勇者は、あそこに行って何をしたのかも気になりますね
違いますよ蒼汰さん、お姫様のほうが昔です
後ろを振り返りながら笑って
さっきとは違って
背中に感じる熱と、すぐ傍から聞こえる声
なんだか耳がくすぐったくて
不思議な心地なのは気のせい、かな
ちょっと頬が熱いのは、きっと勇者のお話に胸が踊っているから
塔まであともう少し
頑張って下さいね、とテルテルさんを一撫で
月居・蒼汰
ラナさん(f06644)と
手綱は俺が握って、ラナさんにおやつをあげてもらうとなると
今度は俺が後ろでラナさんが前ということに…?
色々試されてる気がするけど頑張ろう
ステルラスクに進む方向を教えて
俺達も風に飛ばされないよう気をつけながら
改めて星と雲海を楽しむつもりでいたけど
やっぱり距離がいつもより近いから緊張してるのがよくわかる
ラナさんが色々話しかけてくれてるのにちゃんと答えられているだろうか
勇者がお姫様を助けた?違った、すみません…
…それでも、景色は本当に綺麗で
ラナさんとこうしていられる時間が嬉しいことに変わりはないから
どうしようもないってこともわかってる
…ラナさんはきっと、気づいてないだろうけど
小さな掌にころんと転がるのは、空から流れ落ちてきたお星様のような実。
「頑張って貰ってるから、ご褒美が必要ですよね」
ラナ・スピラエア(苺色の魔法・f06644)が担う役割は、テルテルさんにおやつをあげること。
好物だという実を嬉しそうに啄むステルラスクに苺色の瞳をそっと細めた後、ラナは振り返って。
今度はその両の目に、月居・蒼汰(泡沫メランコリー・f16730)の姿を映す。
「お星様の木の実……見てください蒼汰さん、可愛いですね」
そんなラナの言葉に頷きながらも、蒼汰はふと、今更ながらに思う。
(「手綱は俺が握って、ラナさんにおやつをあげてもらうとなると、今度は俺が後ろでラナさんが前ということに
……?」)
……色々試されてる気がするけど頑張ろう。
楽しそうにふわふわなテルテルさんと戯れ、おやつをあげているラナの姿を見つめながらも、そっと気合を入れなおして。
ついさっきとはそれぞれ逆の位置に乗り込んで。
蒼汰が後ろから手綱を取れば……自然とすっぽり、その腕の中に納まるかたちになるラナ。
「テルテルさん、そっちの方向に……あの天空の塔まで行ってもらえますか」
蒼汰が手綱を引いてそう声を掛けると、ピィッとテルテルさんは可愛く鳴いて。
刹那、ばさりと星を纏う翼が広げられれば――夜空の冒険のはじまり。
改めて蒼汰は、眼前に広がる星と雲海の景色を楽しむつもりでいたのだけれど。
その色合いと同じ淡く優しい桜色の髪の香りが、風に乗ってふわり鼻をくすぐって。
やっぱり距離がいつもより近いから……緊張しているのが、自分でもよくわかる。
そんな背後の蒼汰の様子にも気付かない様子で。
ラナの熟れたつぶらな瞳が見上げるのは、次第に近づく天高くそびえる塔。
その頂上は、今よりももっと、星空のうんと高いところ。
「あの塔で、お姫様は何を思っていたんでしょう……勇者は、あそこに行って何をしたのかも気になりますね」
空の上の牢獄から囚われの姫も、この光景を天空から眺めていたかもしれない。
ステルラスクに乗って塔を訪れたという、伝説の勇者も。
そんなラナの言葉に、星のような色の瞳を瞬かせ、蒼汰はそっとこう返すけれど。
「勇者がお姫様を助けた?」
「違いますよ蒼汰さん、お姫様のほうが昔です」
「違った、すみません……」
くすりと振り返りざま笑まれて、うまく返せなかったことに思わず謝ってしまう。
けれど……それでも。
ふと顔を上げれば、蒼汰の瞳にも満天の星が輝いて。
雲の海を星纏う翼で泳ぎ、綺麗な景色を眺めながらも、思うのだった。
――ラナさんとこうしていられる時間が嬉しいことに変わりはないから、って。
(「……ラナさんはきっと、気づいてないだろうけど」)
そうそっと、その小さな身体を包み込むように。蒼汰は手綱を握り直す。
そして……ラナは。
さっきとは違って、背中から感じる熱。なんだか耳をくすぐるような、すぐ傍から聞こえる声。
――不思議な心地なのは気のせい、かな。
(「ちょっと頬が熱いのは、きっと勇者のお話に胸が踊っているから」)
各地に伝わる勇者の伝説は、いつだって、どれもドキドキわくわくの冒険譚だから。
何だか少しだけ感じる気がする違和感を、そっと振り払ってから。
「塔まであともう少し、頑張って下さいね」
じわり背中から伝わる温もりに守られているような感覚を覚えつつも、テルテルさんを一撫でしてあげるのだった。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
黒鵺・瑞樹
【ヤド箱】
アレンジOK
階段もない塔って作る時どうしたんだ?もしかしてテルテルさん使って積んだ?
しかしテルテルさん、風を読むのに長けてるのか。この(かわいい)見目で。
…見た目で判断はよくねぇのわかってるつもりだが。
塔に向かう途中で見てたら、少しは風を読む技術っぽいのを分かるようにならんかな。
他の箱庭面子はレースとかやるそうだが俺は特に興味ないし、風読みの練習しよう。
最初に多めに餌をあげて、わかってもらえるかどうかちょっとわからんけど、「風読みを知りたいからできる範囲で教えて貰いたい」とお願いする。
今多めにあげるのは飛んでる最中は俺の方が無理かもしれないから。
着いたらお礼の餌をもちろんたっぷりと。
落浜・語
【ヤド箱】で適当に。
こういうとき、いつもはカラスに頼んでるが、強風が吹いてるってなら、無理させんのもな。
さっきは乗らなかったが、行くのに必要なら仕方ない。(カラスに対する言い訳)
こんなもふもふしてるのに、あそこまで飛べるってのが凄いな。
特に急ぐ必要ないし、のんびりいこう。
カラス、無理に張り合わなくていいから。
吉備・狐珀
【ヤド箱】で参加です
本当にテルテルさんが天空の塔への道のりを知っているとは思いませんでした。
天空の塔にいる『雲の精』が気になりますが、テルテルさんにまた乗れるのは嬉しいかも。
おやつ用の木の実を用意してからテルテルさんの所へ。
テルテルさんに乗る前にもう一度もふもふを少しだけ堪能して。
一度乗ったことはあるけど、自分で操縦するとなると緊張します…。
よろしくお願いしますと頭を撫でて天の塔を目指し出発。
風の切れ目を読めるとはテルテルさんすごいですね。
おかげで木の実を時々テルテルさんにあげながら雲海を楽しむ余裕もできました。
そういえば、この木の実金平糖に似てるけどどんな味なんだろう…。
次々と、見つけた夜空の冒険のパートナーと、天空目指し飛び立つ猟兵たち。
そして【ヤドリガミの箱庭】の面々も天空の塔へと向かうべく。
それぞれが、雲と星の海へと旅立っていく。
「本当にテルテルさんが天空の塔への道のりを知っているとは思いませんでした」
吉備・狐珀(ヤドリガミの人形遣い・f17210)は広場に集められたたくさんのふわもこ怪鳥を見つめながら、そう呟く。
先程テルテルさんに乗った後、狐珀は売店の人とこう会話を交わしていたのだから。
――勇者殿もテルテルさんに乗って雲海を眺めながら空の散歩を楽しんだのでしょうか?
――ひょっとしたらテルテルさんが天空の塔への道を知っているかもしれませんね。
それがまさか本当に、テルテルさんが塔へ運んでくれるような展開になっていて。
少しずつ、でも確実に勇者伝説を紐解くべく、真実に近づいていっているように思える。
けれど、聞いた謎は、まだまだいっぱい。
……でも。
「天空の塔にいる『雲の精』が気になりますが、テルテルさんにまた乗れるのは嬉しいかも」
もう一度あのふわもこ手触りな背中に乗ることができることが、嬉しくて。
狐珀はステルラスクのおやつであるという、星型の木の実を貰ってから。
騎乗する前に、もう一度もふっと、テルテルさんのふわもこを堪能して。
「一度乗ったことはあるけど、自分で操縦するとなると緊張します……」
先程はただ背中に乗っているだけで、テルテルさんがぐるり周回して連れて帰ってきてくれたけれど。
今回は簡単なものではあるものの、自ら手綱を引いて操縦すことになるなんて。
よろしくお願いします――狐珀は乗せてもらうテルテルさんの頭をよしよしと撫でてあげてから。
いざ、星空高くにそびえる、天空の塔へ出発。
ステルラスクはその星を纏う翼を使って、すいすいと風の切れ目を探して強風をひらりと躱していく。
「風の切れ目を読めるとはテルテルさんすごいですね」
でも、そのおかげで、星の実をテルテルさんにあげながら、再び眼下に広がる雲海を楽しむ余裕が生まれる狐珀。
そして狐珀はふと、自分の掌の上に乗せた星をひとつ摘まんで。
(「そういえば、この木の実金平糖に似てるけどどんな味なんだろう…」)
そんな疑問を抱きながら、星空へとそっと、翳してみる。
黒鵺・瑞樹(辰星月影写す・f17491)もステルラスクのふわふわな背から、空高く聳える塔を見上げて。
風に靡く銀色を夜空に躍らせながらも、ふと首を傾ける。
「階段もない塔って作る時どうしたんだ? もしかしてテルテルさん使って積んだ?」
遠くからでも存在感のある天空の塔は、かなり大きな建造物であるだろう。
それを階段のない状態でどうやって建築したのか。
このふわもこな怪鳥がまた、塔の建築にも一役買ったのだろうか。
そう思考を巡らせてみるけれど、世界にはそんな不思議な建造物は数多存在する。
きっと何か驚きのアイディアや技術で作り上げられたのだろう。
その謎に対しては、現状の星空の上では、色々と想像を巡らせることしかできないけれど。
「しかしテルテルさん、風を読むのに長けてるのか。この見目で」
……見た目で判断はよくねぇのわかってるつもりだが、と。
そう呟きながらも、瑞樹はそっとふわふわ毛並みをなでなでしてあげる。
風を読む鳥と聞けば、何だかスタイリッシュなフォルムの鳥などのイメージだけれど。
今、自分を運んでくれているのは、まんまるもふもふなつぶらな瞳の可愛い鳥なのである。
けれど噂通り、星を纏ったような真白の翼を上手に使って、ピィチィと鳴きながら、強風をすいすいと避けていく。
(「塔に向かう途中で見てたら、少しは風を読む技術っぽいのを分かるようにならんかな」)
そんな時、テルテルさんが何かを伝える様に再び、ピィチィ、と可愛く鳴いて。
刹那旋回し、強く吹き抜ける風をひらりと躱した。
……最初に餌を上げた時、わかってもらえるかどうかわからなかったけれど、瑞樹はテルテルさんにこうお願いしていたのだ。
「風読みを知りたいからできる範囲で教えて貰いたい」と。
だからきっとテルテルさんは、風を躱す時に、ピィチィ、と可愛い鳴き声を上げていたのだ。
でもそれだけでは当然、何を言っているのかわからないので。
今は多めにあげるのは無理だけど――目的の塔に着いたら、お礼のおやつは勿論たっぷりとあげるつもりで。
ピィチィ、とテルテルさんが鳴くタイミングを見極めんと、しっかりと瑞樹は眼前の雲と星の風景に真っ直ぐ目を遣る。
天空の塔に行くのを阻むという強風。
それを超えていけるというステルラスクは、ちょっぴりゆるきゃらっぽい見目はしているけれども。
でもぽってりしていて風が吹いても動じなさそうな、まんまる大きな体つきだ。
「こういうとき、いつもはカラスに頼んでるが、強風が吹いてるってなら、無理させんのもな」
――さっきは乗らなかったが、行くのに必要なら仕方ない。
落浜・語(ヤドリガミのアマチュア噺家・f03558)はそう、カラスが嫉妬してしまわぬようにと。
何とか言い訳を口にしながらも。
「こんなもふもふしてるのに、あそこまで飛べるってのが凄いな」
大きく広げられたその纏う翼こそ立派なのであるけれども。
上手に風を読んで避け、星空を舞うように旋回するステルラスクに少しだけ驚きつつ。
「特に急ぐ必要ないし、のんびりいこう」
マイペースに天空の塔を目指し、手綱を惹く語だけれども。
ふと数多の星が瞬く空を共にいくカラスに、こう声を掛けるのだった。
――カラス、無理に張り合わなくていいから、って。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
出水宮・カガリ
ステラ(f04503)と
※アドリブ可
おお、大きなわたあめさん
…ではなかった。てるてるさん、か
空の上まで、よろしくなぁ
挨拶代わりに餌をあげよう
よしよし。もふもふ。なでなで。…もふ。
ステラが後ろに乗ったら、腕をカガリの腰の前へ持ってこさせる
しっかり捕まっておけよ
…こうして、高い所へ来たり、高速で飛んだりする度、ステラには馴染みがあるのかな、と思っていたが
…今の方がいいか、そうか
遊園地で、観覧車に乗った時も言ったが…高い所で、一人でないのは、いいなぁ!
(一人で見下ろすしかなかった門の記憶)
雲の上、星を横に見ながら
…ああ、いや
カガリの星は、ここにあったな、と
ステラ・アルゲン
カガリ(f04556)と
これがテルテルさんか
白くてふわふわ……さっき食べた綿あめを思い出すな
いや、流石にテルテルさんを食べたりはしないが……
ずるいぞ、カガリ!私ももふもふがしたい!
テルテルさんにカガリと一緒に乗ろう
私は後ろ側に乗ろうか
落とされないように腕を回していいか?
夜空と飛行……とても楽しめそうだ
こうやって空を飛ぶのは好きだな
昔は宇宙を飛んでいた流星だからだろうか
前のように戻りたいとは思わない
カガリと空を飛んでいる今のほうがずっといいからな
あぁそうだな、カガリ!
空で輝くより私はこの隣で輝くほうがいい
表情が見えない後ろで良かったなんて思いながら
抱きしめるようにカガリに掴まる腕の力を強めようか
広場に集められ手綱を順に付けられているのは、まんまるふわふわな怪鳥たち。
そんな真っ白なステルラスクたちを改めて眺めつつ。
「これがテルテルさんか」
白くてふわふわ……さっき食べた綿あめを思い出すな、と。
ステラ・アルゲン(流星の騎士・f04503)が呟けば。
「おお、大きなわたあめさん……ではなかった。てるてるさん、か」
出水宮・カガリ(荒城の城門・f04556)も、大きなわたあめさん……もとい、自分たちを乗せてくれることになったステルラスクに。
「空の上まで、よろしくなぁ」
挨拶代わりに、貰った星型の実をあげつつも――よしよし。もふもふ。なでなで……もふ。
全身で、もっふもふとスキンシップをはかります!
大きなわたあめさん――そんなカガリの言葉に。
いや、流石にテルテルさんを食べたりはしないが……と、ステラは呟きつつも。
カガリとステルラスクへと、視線を向ければ。
「ずるいぞ、カガリ! 私ももふもふがしたい!」
全身ふわもこに埋もれているカガリと一緒に、ステラも、ぽふんとご挨拶!
そして、十分もふもふと交流をはかった後。
ステルラスクの背へと乗り込むふたり。
「落とされないように腕を回していいか?」
前に乗っているカガリに、後ろからステラがこう訊ねれば。
「しっかり捕まっておけよ」
勿論、大きくカガリは頷いて。そっと回された腕を確りと己の腰の前まで導いて。
いざ、夜空の冒険へ出発!
「夜空と飛行……とても楽しめそうだ」
吹きつける心地良い風が頬を撫で、ステラの長く白い髪をふわり靡かせて。その髪には、星のような紫色の煌めきが。
「こうやって空を飛ぶのは好きだな」
……昔は宇宙を飛んでいた流星だからだろうか、と。
天より落ち、雲の海へと吸い込まれていく星を眺め、ステラはふとそう呟くけれど。
すぐに、眼前の温かくて大きな背中へと視線を映す。
「前のように戻りたいとは思わない。カガリと空を飛んでいる今のほうがずっといいからな」
こうして、高い所へ来たり高速で飛んだりする度、ステラには馴染みがあるのかな、と。
そう、いつも思っていたカガリであったけれど。
「……今の方がいいか、そうか」
耳に響いた言の葉に、紫色の瞳を優しく細めながら。
一人で見下ろすしかなかった門の記憶を脳裏に宿しつつも、眼前に広がる星々の世界をぐるりと眺める。
「遊園地で、観覧車に乗った時も言ったが……高い所で、一人でないのは、いいなぁ!」
ステラも、キラキラと瞬く数多の星空をカガリと共に見つめながら。
「あぁそうだな、カガリ!」
――空で輝くより、私はこの隣で輝くほうがいい。
ぎゅっと抱きしめるように、カガリに掴まる腕の力を強める。
そして、表情が見えない後ろで良かった……なんて、そっとステラは思うのだった。
そんな互いの指にそっと輝く星のような煌めきは、約束を誓った碧と紫の彩。
夜空に輝いて瞬く星は数多、無限かのように数えきれないくらい沢山あるけれど。
雲の海の上で星を横に見ながら、カガリは思う。
……ああ、いや。
カガリの星は、ここにあったな――と。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
ペイン・フィン
ファン(f07547)と。
引き続き、ファンの背中に乗って、空を行こう。
向かうは、宝具が眠るという、塔まで。
情報収集、見切り、空中戦、聞き耳、第六感、世界知識、祈り、勇気、暗視、視力、
空の壁、風の動きや弱いところを探して、ファンに伝えるよ。
んー、それにしても……。
雲の精、か。
具体的にどんな噂なのか、気になるけど……。
何か、いそうな気がするね。
念のため、塔に向かうまでの間、あと、塔についた後も、警戒しておくよ。
何かいるかもしれないから、ね。
ファン・ティンタン
【SPD】差は、野生と理性
ペイン(f04450)と
【異心転身】でテルテルさんモード継続
さて、折角飛べる身になったんだし、色々と挑戦してみようか
ペインを背に、塔の頂上を目指す
先の空の旅である程度は身体の動かし方も覚えた
あとは、私本来の【第六感】やら【学習力】をもとに、ぶつけ本番で風の障壁を越えてみようか
…まあ
私一人が墜落するのはともかく、今は背中にペインがいるからね
【覚悟】が、違うよ
余裕が持てる状況に落ち着けば、ヤド箱の他のメンバーの動向を気にしつつ
聞き及んでいる雲の精とやらを想像してみる
雲の精、ね…
荒れた空を越えて住み着いているとなると、どんな子達なのやら
敵対してこなければ、助かるのだけれど…
今宵ひときわ美しく見えているという雲の海も、その雲の上にある賑やかな街も。
どんどん離れ小さくなり、逆に天に煌めく星たちの世界へと、白き翼を羽ばたかせる。
ペイン・フィン(“指潰し”のヤドリガミ・f04450)はそんな星を纏うような頼もしい怪鳥の背に乗って。
向かうは――宝具が眠るという、塔まで。
ペインが天空の塔を目指しその背に乗っているのは、確かにステルラスクであるのだが。
他の猟兵たちが乗っているそれとは違い、手綱がついてはいない。
だが操縦せずとも、ペインの乗ったステルラスクは、正確に天空の塔へと進路を取っている。
それもそのはず……このステルラスクは、先程と同じようにファン・ティンタン(天津華・f07547)が姿を変えたものなのだから。
先の空の旅で、ある程度は身体の動かし方も覚えたし、当然目的地も分かっている。
(「あとは、私本来の第六感やら学習力をもとに、ぶつけ本番で風の障壁を越えてみようか」)
けれどファンの前に立ちはだかるは、塔への道を阻むような強風。
ステルラスクは本来の能力に加え、渡り鳥として世界を渡るその経験から、風を読むことに長けているのだけれど。
ステルラスクが野生の本能や経験で、風の狭間を見つけることができるというのならば。
そのかわりファンには理性と、そして。
「……ファン、少し風が強くなってきた、かな。もう少しだけ、東に飛んだ方が、いいかも」
背中に乗せている、ペインがいる。
持てる技能をできるだけ駆使し、空の壁、風の動きや弱いところを探して。
周囲を飛ぶステルラスクの動きなども参考にしつつ、背中の上からファンに伝えるペイン。
そんな、共に夜空の冒険へと挑む、心強い存在があるというのも勿論なのだけれど。
(「……まあ、私一人が墜落するのはともかく、今は背中にペインがいるからね」)
大切な存在を背に乗せているという――覚悟が、違う。
ファンは己の判断とそしてペインの声を元に、進路を少しずつ修正しつつ、星空高くそびえる天空の塔の頂上を目指して。
風と風の切れ目を見極め、その間隙を縫うように翼をより羽ばたかせ、星の海へと飛び込むように大きく旋回すれば。
「……強風、超えられたかな」
ペインは周囲の風が落ち着いたのを感じ、ありがとう、とファンをなでなで。
それから、眼前に迫る天空の塔を見上げ、ふと呟く。
「んー、それにしても……雲の精、か。具体的にどんな噂なのか、気になるけど……何か、いそうな気がするね」
ファンは共に飛び立った【ヤドリガミの箱庭】の面々が乗ったステルラスクも無事に強風を超えてきたことを確認して。
その動向を気にしつつ、聞こえたペインの声に思う。
(「雲の精、ね……荒れた空を越えて住み着いているとなると、どんな子達なのやら」)
敵対してこなければ、助かるのだけれど……と。
でも、警戒しておくに越したことはない。
目的の天空の塔へと無事に辿り着き、入り口から中へと入って、一気に頂上へと向かうその間も。
「何かいるかもしれないから、ね」
ペインは警戒を怠らない――何が出てきても、ファンを守れるようにと。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
ナハト・ダァト
ミルク・ティー(f00378)と参加
これハ僥倖、一度だけデ無ク二度までモ
この様ニ空の旅ヲ楽しめるとハ
ステルラスクの観察も続けて行えることに満足感を抱きながらメイドと同じ鳥に乗って飛行
操縦の経験ハ、ミルク、あるかナ?
無けれバ私ガ行うヨ
ミルクを抱えながら操縦
楽しむメイドを離さぬように、しっかりローブで包む
「瞳」からえた世界知識と情報収集能力により、自分たちが乗る鳥の
バイタル、骨格、筋量、動きの癖を把握して飛行指示
飛びやすい様ニ、誘導してあげるト
不思議ナものでネ
まるデ一体トなった感覚ヲ味わえるそうダ
ミルクモ、やってみるト良イ
この技術ハ、ユニコーンにも使えるだろうかラ
ミルク・ティー
ナハト・ダァト様(f01760)と参加
騎乗する前に餌付けをし、改めてふわもこを堪能
……この木の実ってひとも食べられる、のかな?
食べている姿をみると、美味しそうではあるけれど……まぁ、後で調べればいい、よね
ご主人様に抱えられるように騎乗
空を飛ぶユニコーンになら乗っているし、きっと操縦は出来る、けれど……
……もう少し、こうしていたい……
ご主人様の操縦を観察して学習力を発揮
──まるで一体となった感覚を味わえる
その言葉に無表情のようでいてキラキラと目を輝かせ、ふわもこを手で梳きながらうずうず
うん、やってみる、ね……!
ステルラスク様、行くよ……!
夜空の冒険へと出発するために、広場に集められているのは、ふわもこ怪鳥ステルラスク。
そしてミルク・ティー(ヒトガタ操るメイド人形・f00378)が星型の実をあげているのは、先程も背に乗せてもらったテルテルさん。
もふもふと撫でてあげながら、好物だという実をステルラスクに差し出しながらも。
「……この木の実ってひとも食べられる、のかな?」
食べている姿をみると、美味しそうではあるけれど……と、ふとひとつ、星型のそれを指で摘まんで眺めてみつつも。
まぁ、後で調べればいい、よね、そう気を取り直して、ミルクはもう一度、テルテルさんをもふもふ。
そして、メイドがそうステルラスクを餌付けする様子をじっと見つめつつ。
「これハ僥倖、一度だけデ無ク二度までモ、この様ニ空の旅ヲ楽しめるとハ」
ナハト・ダァト(聖泥・f01760)は、ステルラスクの観察も続けて行えることに満足感を抱きながら。
ミルクと共に、再びステルラスクの背中へ。
それからふと、メイドに訊ねてみる。
「操縦の経験ハ、ミルク、あるかナ? 無けれバ私ガ行うヨ」
ユニコーンになら乗っているミルクであるが、怪鳥ははじめて。
なのでご主人様に手綱は任せ、先にふわもこの背に乗り込めば。
テルテルさんとの夜空の冒険にわくわくするミルクを確りふわりと包み込む、医神のローブ。
そしてナハトはミルクを抱えながら、怪鳥の手綱を取り、空へ。
きっとユニコーンに乗っているから、操縦はできるとは思うのだけれども。
(「……もう少し、こうしていたい……」)
ミルクは主に抱えられローブで包まれている安心感や嬉しさに、そっと身を寄せて。
ナハトは「瞳」から得た世界知識や情報収集能力を活かし、自分たちが乗っている鳥のバイタル、骨格、筋量、動きの癖を把握する。
そして的確に、このステルラスクにとって最適な飛行指示を出していく。
強風を避け星間を行く中、ナハトはローブに収まっているメイドに紡ぐ。
「飛びやすい様ニ、誘導してあげるト、不思議ナものでネ。まるデ一体トなった感覚ヲ味わえるそうダ」
――ミルクモ、やってみるト良イ。この技術ハ、ユニコーンにも使えるだろうかラ、と。
飛行が安定してきたところで、そう提案してみるナハト。
「──まるで一体となった感覚を味わえる……」
ミルクはご主人様のそんな言葉に、無表情のようでいて星のようにキラキラと目を輝かせながら。
ふわもこを手で梳きつつもうずうず、頷いて。
「うん、やってみる、ね……!」
ローブの中から観察し学習したナハトの操縦を発揮するべく、ご主人様のかわりに手綱を取る。
そして、眼前に見える天空の塔目指して。
「ステルラスク様、行くよ……!」
そう声をかけたミルクに、ピィ! と応えるかのようにステルラスクがひと鳴きした瞬間。
感じる風が変わって、ぐんとスピードが上がる。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
ザッフィーロ・アドラツィオーネ
宵f02925と
本当に人懐こいな…!
愛らしい故ついぞ好物をやりすぎてしまいそうだ
騎乗は宵が前で俺が後ろから手綱を握る形だな
万が一宵が落ちては大変だろう?
準備後は宵とステルラクスに乗り天空の塔へ
ああ、街で見るよりも星も灯も鮮明に近く感じられるな
この様な美しい光景を共に見られるとは…本当に幸せだ
自然と口元を緩ませつつ前方の相手の横顔を見ればこの耳朶に先に買った耳飾りが収まる様を想像し
照れに似た落ち着かぬ感情に自然と飛行を速めてしまうかもしれん
いや?何でもないが…と
何気ない風を装い返しながらも、相手の声音を聞けば疾く駆ける下を流れる空と地上の星に視線を向けよう
まるで流れ星の様で本当に夢の様だな…!
逢坂・宵
ザッフィーロ君(f06826)と
ステルラスクはとても頭がよくひとと行動するのが好きなのですね
それに人を乗せて飛べるとは……さすがこの世界の怪鳥、といったところでしょうか
ザッフィーロ君と大きめのステルラスクに二人乗りしましょう
自然と僕が前に、ザッフィーロ君が後ろに座る形になりますが……
ふふ、きみに包んでもらえるこの体勢はなかなか好きです
地上とは違う星々の眺めと地上の光に見惚れつつ
それを彼とみられる幸せは言葉にできません
視界に広がる眺めに感動していれば不意に飛行の速度が上がり
どうかしましたと問うも
何でもないならいいのですが……
ほら、ご覧ください
空の星と地上の星を……!
すばらしい世界ではありませんか
ふわふわもこもこでまんまるとした、そのゆるキャラっぽい見目だけでも可愛らしいというのに。
「本当に人懐こいな……!」
ザッフィーロ・アドラツィオーネ(赦しの指輪・f06826)は、愛らしい故ついぞ好物をやりすぎてしまいそうだ、と。
あげた星型の実を嬉々と食べつつ、自分に甘えるようにふわもこの身体をすりすりしてくるステルラスクの様子に、きゅんと心を擽られて。
「ステルラスクはとても頭がよくひとと行動するのが好きなのですね」
すっかりザッフィーロに懐いているテルテルさんと、懐かれて嬉しそうなザッフィーロを微笑ましく見つめた後。
逢坂・宵(天廻アストロラーベ・f02925)もその手を伸ばし、触り心地抜群な真白の羽毛を撫でながら。
「それに人を乗せて飛べるとは……さすがこの世界の怪鳥、といったところでしょうか」
天空の塔へと向かうべく、少し大きめのそのステルラスクの背に乗せてもらうことにする。
手綱を握り、操縦を担うのはザッフィーロ。
そうなると、宵が自然と前に座るかたちになって。
――万が一落ちては大変だろう?
ザッフィーロが後ろから宵を包むように腕を回せば。
「ふふ、きみに包んでもらえるこの体勢はなかなか好きです」
宵も背中から伝わる温もりに、そっと星の煌めきを宿す深宵を細めた。
そして準備も万端、いざふたりで星空の冒険の旅へ。
目指すは、天高くそびえる天空の塔。
今宵特に綺麗に出ているという雲海と街の明かりを眼下に、風に乗って進んでいく。
「ああ、街で見るよりも星も灯も鮮明に近く感じられるな」
そして見上げれば……そこは一面、星煌めくの世界。
そんな光景を眼前に。
(「この様な美しい光景を共に見られるとは…本当に幸せだ」)
(「地上とは違う星々の眺めと地上の光……これを彼とみられる幸せは言葉にできません」)
ふたりが思うことは、やはり一緒で。
自然と口元を緩ませつつ、ザッフィーロはふとすぐそばにある宵の横顔を見つめ、耳へと視線を向けてみれば。
想像するのは、この耳朶に収まる青き石の煌めき。
刹那――ふと、視界に広がる眺めに感動していた宵が、振り返って。
不意に飛行速度が上がったことに、どうかしました、と問うけれど。
「いや? 何でもないが……」
何気ない風を装い返すザッフィーロ。
耳朶に光る青の色を想像して……照れに似た落ち着かぬ感情を抱いてしまったから、なんて言えないから。
「何でもないならいいのですが……」
宵はそう、もう一度首を傾けるけれど。
すぐに、煌めきでいっぱいに満たされた光景へと視線を戻して。
「ほら、ご覧ください。空の星と地上の星を……! すばらしい世界ではありませんか」
「まるで流れ星の様で本当に夢の様だな……!」
流星の如く、疾く駆けるように……その下を流れる空と地上の星を、二人占め。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
花月・椿
これがテルテルさん…すごいもふもふですねっ!(羽に顔をうずめてしばらくふわもこを堪能)
…もう猟兵のお仕事を忘れてこのまま埋もれていたいなぁ…あぁ、この羽毛に包まれて毎日お昼寝したい…。
って、バカなこと言ってる場合じゃなかった。8割り本心だけど。
とりあえず鎧がある天空の塔に向かわないといけないし、テルテルさんに乗せてもらわないと。
お世話になったウルラさんにお礼を言って、乗せてもらうテルテルさんにも挨拶していざ出発ですっ!途中で振り落とされないようにしっかり捕まらないといけませんね。
そういえばテルテルさんの餌付け用に貰った星型の木の実、どんな味がするんでしょう?ちょっと味見を…。
目の前には、まんまるもっふりした真っ白いふわもこ。
「これがテルテルさん……すごいもふもふですねっ!」
花月・椿(百鬼粉砕・f12960)は、ふわっふわな羽毛にぽふんっと顔を埋めて。
「……もう猟兵のお仕事を忘れてこのまま埋もれていたいなぁ……あぁ、この羽毛に包まれて毎日お昼寝したい……」
もふもふと、暫くステルラスクの心地良すぎるふわもこ感触を堪能する。
そんなついうとうとしてしまうような、まるでお布団の如き魅力に身を委ねながらも。
「って、バカなこと言ってる場合じゃなかった」
……8割くらい本心ですけれど。
「とりあえず鎧がある天空の塔に向かわないといけないし、テルテルさんに乗せてもらわないと」
椿は、残り2割程度の猟兵としての使命感を奮い立たせて。
色々と世話をしてくれたウルラに礼を言い、良い空の旅路を、と見送られながら。
もふもふ戯れたテルテルさんにも、改めて挨拶して――いざ、夜空の冒険に出発!
先程は、テルテルさんをもふもふすることに専念したけれど……今度は、そのふわふわな背に乗って、煌めく星の世界へ。
「途中で振り落とされないように、しっかり捕まらないといけませんね」
漆黒の髪を風に靡かせながら、椿は落ちないように全身で、もふっとテルテルさんにつかまって。
時々、テルテルさんに、好物だという星型の木の実をあげながら。
「この星型の木の実、どんな味がするんでしょう?」
嬉し気にピィッと鳴いて、ぱくり美味しそうに食べるテルテルさんの姿に、椿はそう好奇心を抱いて。
ちょっと味見を……と、そっと星型の実を口に運んでみれば。
口に広がるのは――ほんのり優くて甘い、星の味。
大成功
🔵🔵🔵
クーナ・セラフィン
目標の場所も行き方もはっきりした事だし行こうか。
吹き荒れる風とかは厄介だけどテルテルさんがいるならまあ大丈夫だろうね。
さっき乗せてもらった時もとっても安定していたし、信頼してるよ。
可能なら一章の時と同じテルテルさんに乗っていきたいかな。
ちょっとでも慣れてる方が安心かも?
空の上ではしっかり掴まっていくね。
安心だとは思うけどやっぱり空高くでここまで変則的な風だとちょっピり怖さも感じちゃう。
けれどもそれにも慣れて来たならそれさえも楽しむ余裕が出来るのかな。
…でも曲乗りとかそういうのは勘弁ね、とテルテルさんに念押しを。
しかし、これだけ夜景がいいならお昼もいいんだろうなと思ったり。
※アドリブ絡み等お任せ
猟兵たちがこれから目指す場所。
それは、遥か高い星空にそびえる天空の塔。
「目標の場所も行き方もはっきりした事だし行こうか」
クーナ・セラフィン(雪華の騎士猫・f10280)は、きゅっと気合を入れなおすかのように羽根付き帽子を被りなおして。
(「吹き荒れる風とかは厄介だけどテルテルさんがいるならまあ大丈夫だろうね」)
先程その背に乗せてもらった時も、ふわふわもこもこしているだけでなく、その大きな身体はとても安定していたから。
信頼してるよ、と柔らかな肉球でまっしろな羽毛をふにふに撫でる。
眼前のステルラスク――さっきと同じテルテルさんを。
ちょっとでも慣れてる方が安心かも? って、そう思ったから。
だからまた、夜空の案内を同じテルテルさんにお願いして。
クーナが、よいしょっとその背中に再び乗れば。ばさりと大きな翼が羽ばたき、星の瞬く空へ。
ぎゅっと抱き着くように、しっかりステルラスクにつかまるクーナ。
(「安心だとは思うけどやっぱり空高くでここまで変則的な風だとちょっピり怖さも感じちゃう」)
だが、そんな心配など無用だといわんばかりに。
そのまんまるな見目からは想像つかないほど軽快に、ひらりひらりと強風を躱していくステルラスク。
最初はつかまっているばかりだったけれど、次第にクーナも慣れてきて。
灰色の見事な毛並みの耳をぴこぴこさせながら、風に乗る楽しさを全身で感じて。
これだけ夜景がいいならお昼の景色もいいんだろうなと、そう思いながらも。
「……でも曲乗りとかそういうのは勘弁ね」
くるりご機嫌な様子で旋回するステルラスクに、そう念を押しておくのだった。
大成功
🔵🔵🔵
ユディト・イェシュア
アドリブ、連携歓迎
またテルテルさんに乗れるんですね。一人でもどなたかと一緒でも構いません。
木の実をあげて仲良くなります。本当に人懐っこくて賢いんですね。
こんな強い風の中、風を読んで自由に飛べるなんて……世界をたくさん旅してきた経験のなせる技ですね。
飛行中も時折木の実をあげ、塔に着いたら最大限の労いを。
さて、雲の精というのも気になりますが……上を目指しながら塔の中を少し調べてみます。
勇者の父が息子に残した虹の加護を受けた鎧……無事に持ち帰りたいものです。家族を想う気持ちは何より尊いと思うので。
しかし本当に随分高いところまで登ってきたんですね。塔から見える雲海と星空もまた格別です。
まんまるふわふわな大きな怪鳥からふわり立ち昇ってみえるオーラは、星を纏ったような真白の彩り。
ユディト・イェシュア(暁天の月・f05453)はその煌めきを瞳に映しながら。
「またテルテルさんに乗れるんですね」
そっと手を伸ばし、掌に転がした星型の実を差し出せば。
ピイッと嬉しそうに鳴いて、懐いたように擦り寄ってくるステルラスク。
「本当に人懐っこくて賢いんですね」
目指す天空の塔へと導いてくれるという怪鳥。
行く手を阻む強風も、ステルラスクならば読むことができるのだという。
「こんな強い風の中、風を読んで自由に飛べるなんて……世界をたくさん旅してきた経験のなせる技ですね」
渡り鳥として、また暫くするとこのティニアの街からも旅立つステルラスク。
きっとたくさんの風を読み、風に乗って、高く遠くまで飛んでいくのだろう。
でも今、そんなステルラスクは、ユディトのひとときの相棒。
流れ星と競争するかのように、強風と星間を縫うように飛びながら。
時折、好物だという星の実をおやつにとあげつつも。
天空の塔へと辿り着けば、これまでよりももっともっと褒めてあげる。
塔に入れば、階段のない最上階までも、ステルラスクならひとっとび。
そして、うわさで聞いた雲の精なども気になるのだけれど。
「勇者の父が息子に残した虹の加護を受けた鎧……無事に持ち帰りたいものです」
家族を想う気持ちは何より尊いと思うので、とユディトは紡いでから。
ふと、窓の外からみえる風景に視線を向ける。
「しかし本当に随分高いところまで登ってきたんですね」
みえるのは、ただひらたすらに輝く色とりどりの星々。遥か下には雲の海が綺麗に広がっている。
そんな特別な風景をユディトはその瞳に映しながら、そして紡ぐ。
塔から見える雲海と星空もまた格別です、と。
大成功
🔵🔵🔵
セシル・エアハート
【WIZ】
1人乗り用のテルテルさんに乗って天空の塔を目指すよ。
またよろしくね、テルテルさん。
テルテルさんに木の実をあげながら、星空の散歩を満喫する。
本当にいつ見ても綺麗だね…。
こんな素敵な光景がいつまでも続いているといいな。
星空に思いを馳せながら、時々テルテルさんの羽毛を撫でてみる。
わあ…すごい風。
普通の鳥さんだったら地平線の彼方まで飛ばされそうだよ…。
風に煽られながらも、テルテルさんに進む方向を指示しながら天空の塔まで進んでいく。
*アドリブOK
広場に集められた、たくさんのふわもこ怪鳥ステルラスク。
多少、それぞれ大きさは異なるけれど。
どのテルテルさんも、まっしろでふわふわでまんまるとした見目。
けれど、その中の1体が刹那、ピィッと鳴いて。
セシル・エアハート(深海に輝く青の鉱石・f03236)に甘えるように、嘴を擦り寄せてくる。
それは先程、セシルを背に乗せ、共に星と雲海の空を散歩したステルラスクであった。
「またよろしくね、テルテルさん」
セシルは再び、同じステルラスクの背へと乗り込んで。
今度は――星空高くにそびえる、天空の塔を目指す。
セシルは受け取った星型の木の実を、ステルラスクへとあげながら。
もう一度ステルラスクと一緒に、星空の散歩を満喫する。
「本当にいつ見ても綺麗だね……」
セシルは思わずそう呟いて、そしてふわふわな羽毛を時々そっと撫でてみながらも。
満天の星空に思いを馳せる――こんな素敵な光景がいつまでも続いているといいな、って。
……その時。
「! わあ……すごい風」
ぐんっと旋回したステルラスクが強風をひらり躱して。風の切れ目を見極め、大きな翼をばさりと羽ばたかせる。
「普通の鳥さんだったら地平線の彼方まで飛ばされそうだよ……」
セシルは藍色の髪を風に靡かせ、まんまる大きなステルラスクの身体をもう一撫でしてあげて。
「あの塔まで飛んでくれる?」
風に煽られつつも進むべき方向を指示しながら。
テルテルさんと一緒に、宝石のように煌めく星空の中、天空の塔へと進んでいく。
大成功
🔵🔵🔵
華折・黒羽
手綱は断り星の形の木の実だけを受け取る
一人乗りの出来るステルラスクの元へ
動物と話す事が出来る自身の技能を使えば綱は要らないと
同じ獣の部類に属する身からもあまり縛る事はしたく無いと思って
合わせて動物使いの技能も使用
…あの塔まで、乗せて貰っていいか?
羽根に手を滑らせながら問い掛ける
承諾してもらえたら、今度はその背に身を預けよう
飛んでいる最中
己の両翼を広げていては
ステルラスクが風を読む邪魔になるだろうかと
出来る限り背に小さく収めて
風の読み方は自身にとっても勉強になるかもしれない
目は確と前を向き風の流れを見る
…が
卓越した飛行能力にはやはりまだまだ及ばなそうだと
ステルラスクに敬意を払いながら塔を目指す
猟兵たちを天空の塔へと導いてくれる、ステルラスク。
広場に集められ、手綱を付けられた怪鳥の群れが眼前にはあるけれど。
綱は要らないと断り、ステルラスクの好物だという星型の実のみを受け取る華折・黒羽(掬折・f10471)。
そして少し小柄な、一人乗りできそうなステルラスクの元へ。
動物と話す技能を使えば、手綱はなくともきっと、意思疎通はできるだろうし。
同じ獣の部類に属する身からも……あまり縛る事はしたく無いと、そう思ったから。
動物使いの技能も駆使し、黒羽は星を纏ったかのようなその羽根に手を滑らせながら、訊ねてみる。
「……あの塔まで、乗せて貰っていいか?」
その問いに、すぐにピイッと元気良く鳴くステルラスク。
黒羽はその声に、縁取られた青の双眸を微かに細めてから。
今度はステルラスクの大きなその背に身を預ける。
己の翼で飛ぶのとはまた違った、不思議な感覚。
(「ステルラスクが風を読む邪魔になるだろうか」)
黒羽はそうそっと、己の両翼を出来る限り背に小さく収めて。
頬を撫でる風へと確り目を凝らし、その流れや行く先を読まんと見据える。
……けれど。
「!」
刹那、ぐんっとステルラスクが大きく旋回したと思えば。
突如吹いた強風を、ひらりと躱して。
ばさり大きな翼を羽ばたかせ、風の切れ目を縫うように星間をすいっと泳いでいく。
そんな、ゆるい見た目からは想像できない、卓越した飛行能力と渡り鳥としての経験からくる風読みを目の当たりにして。
まだまだ及ばなそうだと――黒羽はそうステルラスクに敬意を払いながら。
ひとときのパートナーとして共に、天空の塔を目指す。
大成功
🔵🔵🔵
葉月・零
縁さん(f06518)と
アドリブ歓迎
んー、一人で長いこといるのは嫌だよね。ふふ、縁さんなら美味しいもの食べてすぐ元気になりそうだね
うん、一人は寂しいもんね、ごめんね
テルテルさん、俺たちあそこまで行きたいんだけど力を貸してくれない?
縁さんが挨拶するのを待って
目線合わせて声かけを
撫でさせてもらえるならふわりと頭を撫でて
俺の心配より縁さんはしゃぎすぎて落ちないでね……
満天の夜空を飛ぶのって良いなぁと思うんだけど、心配事の方が多そうなので、景色は帰りのお楽しみに
ちょっと縁さん、スピード出し過ぎは危ないからね。気をつけてね、ほんとに
ありがと、よろしくね
出会った時よりは慣れた様子で
ふわふわの頭を撫でて
野宮・縁
れい(f01192)と!
ううむ、あんな高いとこでひとりぼっちだったとは
ひめさんもさびしかったじゃろうなぁ
せめておいしいもの、食べれてればいいんじゃが
なにおうわしだっておいしいものあったって、ひとりはいやじゃ…
よろしくなーてるてるさん
もふもふしながら頭をなでて木の実をあげてごあいさつ
むふー、かわいいのう
ほれ、れいもなでてみるがよいぞ!
そしてたづなはわしがもちたいんじゃが、だめ?
きゃっほーい!
てるてるさんはやーーーい!
れい!しっかりつかまっておれよ!おちたらたいへんじゃ!
わしのかれいなるたづなさばきと、
てるてるさんのとびっぷりをみるがよい!
きゃいきゃいはしゃぎながらばびゅーんととんでいくぞ!
見上げる天にそびえる塔から見下ろす夜空や雲海は、とても綺麗かもしれないけれど。
「ううむ、あんな高いとこでひとりぼっちだったとは、ひめさんもさびしかったじゃろうなぁ」
せめておいしいもの、食べれてればいいんじゃが、と狐耳をぺたんと寝かせて。
「んー、一人で長いこといるのは嫌だよね。ふふ、縁さんなら美味しいもの食べてすぐ元気になりそうだね」
「なにおうわしだっておいしいものあったって、ひとりはいやじゃ……」
葉月・零(Rien・f01192)は、そうしゅんとする縁に紫の瞳を細め、頷く。
「――うん、一人は寂しいもんね、ごめんね」
見上げる塔に、もう今は、捕らわれのお姫様はいなけれど。
代わりにあると言われているのは、虹の加護を受けているという伝説の勇者の鎧。
「よろしくなーてるてるさん」
縁はまっしろまんまるなテルテルさんをもふもふしながら、頭をなでなで。
星型の木の実をあげて、ごあいさつ!
ぱくりと次々口に運び、すりすりとふわふわな身体を甘えたように擦り寄せるテルテルさん。
「むふー、かわいいのう。ほれ、れいもなでてみるがよいぞ!」
挨拶し終わった縁に続いて、目線を合わせ零も声をかけながら、ふわりと頭を撫でて。
「テルテルさん、俺たちあそこまで行きたいんだけど力を貸してくれない?」
そう訊ねてみれば――ピィ! と頼もしい返事が。
そんなテルテルさんに乗り込んで。
「たづなはわしがもちたいんじゃが、だめ?」
操縦は、縁が担います!
そしていざ、夜空の冒険へと出発!
「きゃっほーい! てるてるさんはやーーーい!」
ばさりと、ステルラスクの大きな翼が羽ばたけば。
ぐんぐん雲海やティニアの街が小さくなって、あっという間に一面広がる星空。
「れい! しっかりつかまっておれよ! おちたらたいへんじゃ!」
「俺の心配より縁さんはしゃぎすぎて落ちないでね……」
(「満天の夜空を飛ぶのって良いなぁと思うんだけど、心配事の方が多そうだから……」)
神秘的な景色は――帰りのお楽しみに。
そんな零の心配を知る由もなく。
「わしのかれいなるたづなさばきと、てるてるさんのとびっぷりをみるがよい!」
――きゃいきゃいはしゃぎながらばびゅーんととんでいくぞ!
そう色々と絶好調な縁に、はらはらした視線を向けるけれど。
「ちょっと縁さん、スピード出し過ぎは危ないからね。気をつけてね、ほんとに」
ピィッと零の声に応えたのは、テルテルさん。
それは、自分に任せてと、まるでそう言っているみたいで。
「ありがと、よろしくね」
零はテルテルさんのふわふわの頭を撫でてあげる。
出会った時よりは、随分と慣れた手つきで。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
誘名・櫻宵
🌸リル/f10762
アドリブ歓迎
さ!テル助!塔に向けて出発よ!
歌うように笑うリルは大変可愛いわ
きっとこんな高く空を飛んだ人魚はリルが初めてよ!
うふふ
貴重な体験ができて嬉しいわ
はしゃぐあなたが、吹き飛ばされないようにしっかり支えててあげる
細い身体も風になびく髪も全てが美しい
大丈夫
リル
もう監獄なんてないわ
テル助達が陸と空を繋いでくれてる
こうしてずっとね
悲しい顔しないでと優しく撫でて、テル助用のおやつをリルに手渡す
あげてごらん
ふふ、ほんとう!
リルが楽しそうで嬉しいわ
テル助GJ
満面の笑みが可愛くて、頬に1つキスをする
真っ赤になる所も――危ないわ!
もう
しっかり掴まって!
なんて笑い合う
空の上の幸せな時間
リル・ルリ
■櫻宵/f02768
アドリブ歓迎
テル助ー!いっけー
鳥に乗って飛ぶなんて、はじめて
人魚が空を飛ぶ、なんて
景色も綺麗、風も心地よくて
歓声をあげる
何より嬉しいのは、櫻宵が僕をしっかり支えててくれるところ
ふふ、君こそ飛ばされないでよね
空の上の監獄、なんて
水底の水槽(監獄)にいたものだから、思い出して少し悲しくなってしまう
え?陸と空を繋ぐのが、テル助?
テル助はすごいや
ご褒美に、木の実をあげる!
もっと高くはやく、飛んでみて!
あはは!
みて、櫻!
雲に乗って飛んでるみたいにふわふわで、星に手が届きそうだ
不意に頬に触れた唇と君の悪戯な笑顔
真っ赤になって、思わずテル助から手を話す―わ、もう!ばか!落ちるかと思った!
海は海でも、眼下に広がるのは、真っ白な雲の海。
そんな雲の様にふわふわとした背中に乗って天を仰げば――今度は満天の星の海。
「さ! テル助! 塔に向けて出発よ!」
誘名・櫻宵(屠櫻・f02768)の声に、ピィ! と可愛く元気に応えて。
ステルラクスことテル助は再び、美しく笑顔を咲かせる櫻と人魚を星の世界へと誘う。
「テル助ー! いっけー」
ぐんぐん高度を上げ星間を游ぐテル助に、リル・ルリ(想愛アクアリウム・f10762)もはしゃいだように歓声を上げれば。
幻想的で綺麗な景色の中、頬をさらりと撫でる風が心地良くて。
「鳥に乗って飛ぶなんて、はじめて」
――人魚が空を飛ぶ、なんて。
そう歌うように笑うリルを、大変可愛いわ、と柔い桜に映し咲かせると。
「きっとこんな高く空を飛んだ人魚はリルが初めてよ!」
うふふ、貴重な体験ができて嬉しいわ、と微笑む櫻宵。
行く手を阻む強い風も、風が読めるふわもこなテル助と……そして隣に櫻宵がいるから、大丈夫。
はしゃぐあなたが、吹き飛ばされないようにしっかり支えててあげる――確りと支えてくれているその手が、何よりリルには嬉しくて。
ふふ、君こそ飛ばされないでよね――そう笑う澄んだ瞳も、細い身体も、風になびく髪も……全てが美しくて。櫻宵はつい目を奪われてしまうのだ。
でもふと、そんな楽し気だったリルの瞳に悲しそうな色が宿る。
見上げる視線の先には、星空高くそびえる天空の塔。
「空の上の監獄、なんて」
水底の水槽――水の監獄にいた記憶を思い出して、少し悲しくなってしまうリル。
けれど耳元に響くのは、その悲しさを溶かしてくれる、大好きな声。
「大丈夫。リル、もう監獄なんてないわ。テル助達が陸と空を繋いでくれてる。こうしてずっとね」
天空の塔に閉じ込められていたお姫様は、飛ぶ翼を持ってはいなかったけれど。
今――ふたりを塔まで導いてくれているのは、星のような煌めきを纏う立派な翼のテル助。
だから悲しい顔しないでと、優しく撫でて紡いだ櫻宵の言葉に。
「え? 陸と空を繋ぐのが、テル助?」
ぱっと、星のように瞳を輝かせて。
テル助はすごいや、とそう言ったリルの掌に、あげてごらん、って。
櫻宵はまた別のお星様を、ころんといくつか乗せてあげる。
そんな、テル助の好物だという星型の実をリルは摘まんで。
「ご褒美に、木の実をあげる! もっと高くはやく、飛んでみて!」
リルからおやつをもらったテル助は、ピイッ! と再び張り切った様に鳴いて。
「わ、はやい! すごいな、テル助!」
ぐんっとさらに上がった速度に、リルは楽しそうに声を上げる。
「ふふ、ほんとう!」
櫻宵も、はしゃぐリルを見つめ、その楽しそうな姿に嬉しくなって。
テル助GJ――そうふわふわな背中をよしよししてあげる。
そしてリルは、ぐっといっぱい手を伸ばして。
「あはは! みて、櫻! 雲に乗って飛んでるみたいにふわふわで、星に手が届きそうだ」
そんな数多の星の輝きさえも霞むくらい、キラキラした満面の笑みが可愛くて。
櫻宵の艶やかな唇がそっと……リルの頬に、優しく触れる。
不意に頬に触れた唇と君の悪戯な笑顔に――リルは思わず、真っ赤になって。
「――危ないわ!」
「わっ、もう! ばか! 落ちるかと思った!」
思わず、テル助から一瞬手を離してしまって、落ちそうになってしまったリルだけど。
「もう、しっかり掴まって!」
心地良い風に吹かれながら、そうくすくすと楽しそう笑い合うふたり。
それは……ふたり+1匹の、空の上の幸せな時間。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
アース・ゼノビア
【白】
虹の剣も記憶に新しく。鎧があるなら、見に行きたいな。
物見遊山な気持ち半分、眼下の景色を愉しみながら
道すがら仲良くなったテルテル子さんと
夜空を低空遊覧飛行。
赤い果物をあげたり、自分も齧ったり
愉快な仲間達とは目的地で合流か……と思いきや
テルテル子さん、方向転換してどこ行くの?
……なるほど。もしかしてあの
騒がしいの連れてる子が旦那さんかい?
やぁ、爺さま狐さま勇者さま。
すっかり遅くなってすまないね。空までご一緒してもいいかな?
テルテル旦那さんにも
お近づきの印に果物をひとつ。
上で食べれるよう沢山持ってきたから、連れてってくれるかな?
そして視線が刺さる刺さる。もう。味見だけだよ(爺さまに果物あーん)
呉羽・伊織
【白】
やー、相変わらずキレイだネ――そんで相変わらずな絵面でゴメンネ、テルテルサン
(例え白でもふわもこは正義…と逃避脱線&遠い目、してたらアースみっけ!)
おっと女の子連れとはやるなー、色男!
勿論道連れにする気満々だから覚悟…いや安心して!
ってなんかやけに距離近いなこのコらと思ってたら、番かっ
そっかーリア獣かー
そりゃ星空も一段と輝いてみえるってか寧ろ霞んでみえるワケだ(涙で霞んでんじゃねーよ、ちょっと鴛鴦夫婦が眩しすぎるだけだよ…!)
ごほん、兎も角!
阿吽の呼吸も風切る感覚も一面の星と雲の光景も、ホント気持ち良いモンだな
餌は仲良く分け合…って言うまでもないか!(微笑ましく眺め)
ところで恒例って何!
重松・八雲
【白】
また会えて嬉しいぞテルテルさんー!
丁度もふ肌が恋しくなっておったところ!
(感動の再会とばかりに、さっき振りのふわもこにもふっと失礼し出発!)
そこな美鳥連れ色男、もといアース殿も此処で会ったが百年目!
また皆で仲良く冒険と行こうではないか!
――む、りあ獣とな?
ふわもこもきらきらも二倍で実に良いではないか!
愛いのう愛いのう!(無邪気なほくほく顔)
鴛鴦の如き睦まじい姿も、風にも負けぬまんまる勇姿も、しかとこの目に焼き付けよう!
無論、星空に雲海も今一度!
(珍道中も程々に、二羽にはお礼におやつの実を適宜!――出しつつアース殿に期待の眼差し)
空の冒険もまたろまん!
良き光景尽くしで英気も漲るというもの!
千家・菊里
【白】(三人と一羽+一人と一羽で)
きらきらふわもこにどんな風も乗り越える力まで完備とは無敵ですね
心和むと同時に、心強い限りです(再び色々スルーしつつ)
さて、またお世話になりますね
冒険も爺守りも頑張りましょう、テルテルさん――と、アースさん(良い笑顔)
ところでこの子達、番っぽいですよね
良かったですねぇ伊織、ねんがんの星空でーと(に図らずも乗り合わせた邪魔者感満載の図)ですよ(涙拭けよの意)
ふふ、一層世界が輝いて見えますね
風に乗る息もぴったりで見事なものです
(道中~到着後までおやつもあげて和みつつ)
さて暫くは二羽の時間を――そして俺達は恒例の時間ですね
おや、仕事頑張ろう的な意味で他意はないですよ?
虹の加護を受けし伝説の宝具。
その中のひとつ、伝説の剣の伝承を賑やかに追った記憶は、まだ新しくて。
鎧があるなら、見に行きたいな――と。
アース・ゼノビア(蒼翼の楯・f14634)は物見遊山な気持ち半分、雲と星の海広がる眼下の景色を愉しみながらも。
すりすりと甘えるように懐いてきて仲良くなった、美人で愛らしいテルテル子さんと低空遊覧飛行、夜空の冒険へ。
赤い果物を仲良くテルテル子さんと一緒に口に運びながら、愉快な仲間達とは目的地で合流か……なんて。
そう思った、その時だった。
「テルテル子さん、方向転換してどこ行くの?」
突然くるりと飛ぶ進路を変えた彼女に金の瞳を星のように瞬かせ、アースは首を傾げるけれども。
すぐにその理由が分かって。
「……なるほど。もしかしてあの騒がしいの連れてる子が旦那さんかい?」
同時に、くすりと思わず笑みを宿してしまう。
テルテル子さんと番であるテルテル男さん(仮)に乗っているのは、見覚えのありまくる賑やかな面々。
「やー、相変わらずキレイだネ――そんで相変わらずな絵面でゴメンネ、テルテルサン」
例え白でも……カワイコチャンではなくメンズだとしても! ふわもこは正義!!
もう、そう言うしかない呉羽・伊織(翳・f03578)が逃避脱線しつつ遠い目する隣で。
「また会えて嬉しいぞテルテルさんー!」
――丁度もふ肌が恋しくなっておったところ!
白一色で項垂れる伊織とは逆に、重松・八雲(児爺・f14006)は、眼前のふわもこに瞳をキラキラと輝かせて。
感動の再会とばかりに、さっき振りのふわもこにもふっと失礼し、夜空の冒険へと出発したところである。
「きらきらふわもこにどんな風も乗り越える力まで完備とは無敵ですね」
心和むと同時に、心強い限りです、と。
千家・菊里(隠逸花・f02716)は、再び色々とさっくりスルーしつつ。
「さて、またお世話になりますね。冒険も爺守りも頑張りましょう、テルテルさん――と、アースさん」
颯爽と女性(メス)連れで現れたアースに気付き、良い笑顔。
「やぁ、爺さま狐さま勇者さま。すっかり遅くなってすまないね。空までご一緒してもいいかな?」
「そこな美鳥連れ色男、もといアース殿も此処で会ったが百年目! また皆で仲良く冒険と行こうではないか!」
「おっと女の子連れとはやるなー、色男! 勿論道連れにする気満々だから覚悟……いや安心して!」
ようやくメスとはいえ、白だらけな状態ではなくなった……のですが。
「ところでこの子達、番っぽいですよね」
「ってなんかやけに距離近いなこのコらと思ってたら、番かっ」
そっかーリア獣かーと、さらに遠い目になる伊織。
「そりゃ星空も一段と輝いてみえるってか寧ろ霞んでみえるワケだ」
テルテルさん夫婦はすっかりラブラブモード。
白だけの時よりもむしろ、何だか空しい!?
涙で霞んでるわけではありませんよ、ちょっと鴛鴦夫婦が眩しすぎるだけなんです……!!
「良かったですねぇ伊織、ねんがんの星空でーとですよ」
正確に言えば、テルテル夫婦の星空でーとに図らずも乗り合わせた邪魔者感満載の図!
涙拭けよとそうにこにこ言葉の端に込めながらも、伊織をチラ見した後。
「ふふ、一層世界が輝いて見えますね。風に乗る息もぴったりで見事なものです」
仲良く並んで嬉し気に飛ぶテルテルさんたちに、菊里が赤の瞳を細めれば。
……ごほん、兎も角! と。
「阿吽の呼吸も風切る感覚も一面の星と雲の光景も、ホント気持ち良いモンだな」
漆黒の髪を星空に舞わせながら、伊織も気を取り直し幻想的な世界をぐるり見回して。
――む、りあ獣とな? と、そうぱちくりと瞳を瞬かせた後。
「ふわもこもきらきらも二倍で実に良いではないか! 愛いのう愛いのう!」
そうはしゃぐように、無邪気なほくほく顔をしている八雲は。
夫婦揃って吹きつける強風をひらり上手に躱すふわもこに、一層の笑みを宿して。
「鴛鴦の如き睦まじい姿も、風にも負けぬまんまる勇姿も、しかとこの目に焼き付けよう!」
無論、星空に雲海も今一度!
そうテルテルさんに、眼前の煌めきと同じカタチの木の実をあげて。
テル男さんだけでなく、アースを乗せた別嬪テル子さんにもお裾分け。
「上で食べれるよう沢山持ってきたから、連れてってくれるかな?」
アースもテルテル旦那さんに、お近づきの印に果物をひとつ、あげつつも。
キラキラ刺さる期待の眼差しに気付いて。
「もう。味見だけだよ」
嬉し気にあーんする八雲にも餌付け……もとい、真っ赤な果実をお裾分け!
そんな和やかで、いつも通り賑やかに星空を征けば。
あっという間に到着した、天空の塔。
「さて暫くは二羽の時間を――そして俺達は恒例の時間ですね」
「餌は仲良く分け合……って言うまでもないか!」
仲睦まじいテルテル夫婦を微笑ましく眺めてから。
ところで恒例って何! と、伊織が視線を向ければ。
「おや、仕事頑張ろう的な意味で他意はないですよ?」
そう、伊織ににこにこと微笑み返す菊里であった。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
城島・冬青
【KORで参加】
鳥に乗って天空の塔へ向かうとかファンタジーRPG感極まってますね!
ワクワクします
しかしそこで競争とか言っちゃうのがうさぎ団というか…
アヤネさんは引き続き宜しくお願いしますね
テルテルさんにはさっきも乗りましたが
操れるほど乗りこなしてはないんですよね
塔に1番早く着くことができたらご飯たくさんあげるから頑張ってね(なでなで)
これで競争ということが通じるかなぁ?
うわわ早っ!さっきよりずっと早い!
ちょっ怖い!
アヤネさん落ちないで下さいね
あぁっ風で髪が!髪がー!
焦りますがアヤネさんの触手ベルトで落ちないですみそう
1着になれなくてもテルテルさんにはご飯を沢山あげますよ
ありがとう
お疲れ様でした
織銀・有士郎
【KOR参加】
二人一組でテルテルさんに乗り、天空の塔まで競争する事になったのだが……。
自分の相方である幽兵のテンションが随分高いなオイ。
とりあえず、【動物と話す】で幽兵の勝ちたい想いをテルテルさんに伝えてみるか。
想いを叶えるように最初はスピードを出し、その後緩やかな速度にしてスタミナを温存、最後にまた速度を上げる。
といった感じに頼んでみるが……ちゃんと伝わるのか、コレ?
それにしても経験者だけあってアヤネと冬青は早いな……ん?
女性だらけの場でその一言はマズいような……大丈夫かと思うが幽兵から少し離れておこう。
サクラコやオクも結構やるなぁ。
こりゃ勝っても負けても面白いレースになりそうだ。
アヤネ・ラグランジェ
【KORで参加】
迷わず全員競争を選ぶとは
さすがは闘技旅団だネ?
ソヨゴは引き続きよろしくネ
ま、やるからには手加減無用
僕らは既に経験者だ
たとえ一回でも学習してしまえばいいだけのこと
騎乗スキルもある
重心はどの辺り?僕らはどこに乗ればいい?そうテルテルさんに尋ねながら騎乗する
ソヨゴはテルテルさんの信頼を得ているみたいだ
僕から言うことは何もないネ
じゃあ、テルテルさん
一番早く頼むネ!
さっきよりだいぶ速い
僕の心配よりソヨゴしっかりつかまって!
UC発動
触手でソヨゴをつかまえる
シートベルト代わりだ
ユーヘイの台詞に思わず答えてしまう
「ソヨゴはスパッツはいてるから!」
しまった、不覚
さて逆転できるかしら?
日隠・オク
【KORで参加】
2人ずつでテルテルさんに乗り込んで競争ですね
私はテルテルさんに乗れて嬉しい……
サクラコさんがやる気なので頑張ります
毛もとてももふもふで
この身体が風をものともせず飛べる身体なんですね
すごい、そして可愛い……
そっと手をうずめたり表面をなでたり
テルテルさん、どうぞよろしくおねがいします
準備運動やストレッチは大丈夫でしょうか
はい!
風の抵抗を減らすように羽や尻尾をすぼめてみる
乗り心地も、良いです……
すごく高い
私はこんなに高く飛べないのでテルテルさんすごい
夜空がとても綺麗で
本当に雲の海ですね
鏡彌・サクラコ
【KORで参加】
アヤネさま有士郎さまもやる気満々ですねい!
でもでも団長の面目にかけて、勝負には勝つのでいす
まずはテルテルさんを選びます
一番早そうで、大きくて、懐いてくれる子
よしよしこの子に決めました
美味しいご飯をあげます
どうかサクラコとオクちゃんを一番早く塔まで送り届けてくださいませ
斤量の差も大事でいす
二人の体重の合計はどのペアより軽いはず
戦う前に勝つ、ですねい
あとはしっかりつかまって
安全運転でよろしくでいす!
オクちゃんは羽根をたたんで風に流されないように
風の抵抗を減らすためにしっかりテルテルさんの背中にへばりつきます
幽兵さまの台詞は聞き流します
勝てたらえっへん!
負けても団員たちをほめますねい
花屋敷・幽兵
【KOR参加】
人は何故、争うのか。それは原始の本能か…と決め顔で考え事をしながらテルテルさんを撫でる。
「やってくれるか?相手は強敵だが、勝負事は勝ちたいんだ…」
他の2チームは軽量だが…有士郎は序盤は後方待機。
終盤にスパートをかけて差し切るのか。競馬みたいで面白いな。
競争は真剣、しかし禁断の一言で混乱を狙う。
「む、風でスカートが…!これは!」
オクの飛行体型…なんか可愛いな
サクラコは大きいから…(涙)
冬青は髪の心配とか女の子だな
アヤネは…うん、チャイルドシートかな?
ん?有士郎は何故離れていくのだ?空気抵抗が増えるぞ?
勝負が終われば健闘を称えあう。
「たまにはこんな感じで遊ぶのもいいな!」
雲の海の上を行き、星空を翔け、伝説の宝具があるという高くそびえたつ塔へ。
その案内をしてくれるのは、怪鳥ステルラスク。
「鳥に乗って天空の塔へ向かうとかファンタジーRPG感極まってますね!」
――ワクワクします、と。
城島・冬青(六百六十九番目の宿木・f00669)はこれからはじまる冒険に心躍らせるけれど。
ぐるりと、各々準備を進める【Knights of Rabbit】の面々へと目をやって。
「しかしそこで競争とか言っちゃうのがうさぎ団というか……」
「迷わず全員競争を選ぶとは、さすがは闘技旅団だネ?」
冬青の言葉に頷く、アヤネ・ラグランジェ(颱風・f00432)。
天空の塔まで、ふわもこ怪鳥のステルラスクに乗って飛んでいく。
けれど折角だからと……旅団の皆でレースをすることに!
ペアを組むことになった冬青とアヤネは、引き続き宜しくお願いします、よろしくネ、と共に言い合ってから。
乗せてもらうステルラスクへと視線を映す。
(「テルテルさんにはさっきも乗りましたが、操れるほど乗りこなしてはないんですよね」)
そうちょっぴり心に思いながらも。
「塔に1番早く着くことができたらご飯たくさんあげるから頑張ってね」
これで競争ということが通じるかなぁ? と。
冬青は首を傾けつつも、ステルラスクをなでなでしてあげて。
テルテルさんもそんな冬青の言葉に応えるかのように、ピィッと可愛くひと鳴き。
(「ソヨゴはテルテルさんの信頼を得ているみたいだ」)
アヤネはそんな様子を映す緑色の瞳を、微笑まし気に細めながら。
僕から言うことは何もないネ、と呟いてから。
「ま、やるからには手加減無用。僕らは既に経験者だ」
――たとえ一回でも学習してしまえばいいだけのこと。騎乗スキルもある。
アヤネは先程一度ステルラスクの背に乗っていることを有利とみて。
「重心はどの辺り? 僕らはどこに乗ればいい?」
――じゃあ、テルテルさん、一番早く頼むネ!
レースに勝つべく、そうテルテルさんに尋ねながら騎乗する。
(「二人一組でテルテルさんに乗り、天空の塔まで競争する事になったのだが……」)
ちらりと、織銀・有士郎(織りなす銀の一振り・f17872)が視線を向けるのは、テンションが随分高いレースの相方。
――人は何故、争うのか。それは原始の本能か……。
そう、決め顔で考え事をしながらテルテルさんを撫でるのは、花屋敷・幽兵(粗忽なダークヒーロー・f20301)。
「やってくれるか? 相手は強敵だが、勝負事は勝ちたいんだ……」
幽兵のそんな勝ちたい想いを、有士郎はとりあえず、動物と話す技能でテルテルさんに伝えてみてから。
その熱き想いを叶えるべく、作戦を指示しておく。
「最初はスピードを出し、その後緩やかな速度にしてスタミナを温存、最後にまた速度を上げる。そういった感じでお願いできるか?」
「他の2チームは軽量だが……有士郎は序盤は後方待機。終盤にスパートをかけて差し切るのか。競馬みたいで面白いな」
ふむふむ、と有士郎の出す指示に幽兵が頷く中で。
……ちゃんと伝わるのか、コレ? と。
一応、ピィ、と了承のようにひと鳴きしたテルテルさんだが……ちょっぴり不安に思う有士郎。
「アヤネさま有士郎さまもやる気満々ですねい!」
そんな皆の様子をぐるりと見回すのは、鏡彌・サクラコ(鏡界に咲く花・f09974)。
皆、競争をすると決まれば、真剣に勝ちを狙いにくるけれど。
「でもでも団長の面目にかけて、勝負には勝つのでいす」
それは旅団の団長であるサクラコも、例外ではない。
まずは、背に乗せてくれるステルラスク探しから。
一番早そうで、大きくて、懐いてくれる子――。
「よしよしこの子に決めました」
サクラコは、たくさんいるテルテルさんの中から、選び抜いた1体を撫でて。
「私はテルテルさんに乗れて嬉しい……」
日隠・オク(カラカラと音が鳴る・f10977)もサクラコが選んだステルラスクをなでなでしながら、またその背に乗れることが嬉しくて。
サクラコさんがやる気なので頑張ります、と、競争に関しても頑張る所存!
けれどその前にもう少し、テルテルさんと存分にスキンシップ。
「毛もとてももふもふで。この身体が風をものともせず飛べる身体なんですね」
すごい、そして可愛い……そう風を避けて高く飛ぶことができるというそのもふもふボディーにそっと手をうずめたり、表面をなでたりするオク。
それから改めて、準備運動やストレッチは大丈夫でしょうか、と首を傾けつつ。
テルテルさんにお願いを。
「テルテルさん、どうぞよろしくおねがいします」
「どうかサクラコとオクちゃんを一番早く塔まで送り届けてくださいませ」
美味しいご飯をあげながら、サクラコもふわもふなテルテルさんをなでなでしながら。
(「斤量の差も大事でいす。二人の体重の合計はどのペアより軽いはず」)
――戦う前に勝つ、ですねい。
そう、勝利を確信しつつ……いよいよレースのはじまり。
「あとはしっかりつかまって、安全運転でよろしくでいす!」
オクと共にその背に乗り、スタートを待って。
刹那、3体のステルラスクが、飛び出すように星空へと舞い上がる。
「うわわ早っ! さっきよりずっと早い!」
ちょっ怖い! と琥珀色の瞳を大きく見開く冬青だけれど。
「アヤネさん落ちないで下さいね」
「さっきよりだいぶ速い……僕の心配よりソヨゴしっかりつかまって!」
ちらりと隣にいるアヤネに視線を映せば。
「あぁっ風で髪が! 髪がー!」
吹き付ける強風に煽られた、橙の髪がー!?
思った以上のスピードと風の強さに、あわあわと焦るけれど。
発動するのは――『二重螺旋のウロボロス』。
シートベルト代わりだと、アヤネの影から放たれた触手がソヨゴをしっかりとつかまえる。
そんな様子を、二人のすぐ後ろにつけつつ見ながら。
「冬青は髪の心配とか女の子だな。アヤネは……うん、チャイルドシートかな?」
「それにしても経験者だけあってアヤネと冬青は早いな」
そうそれぞれ呟くのは、幽兵と有士郎のペア。
そして幽兵が次に視線を映したのは、ほぼ自分たちと並走しているステルラスク。
「オクちゃんは羽根をたたんで風に流されないように」
「はい!」
風の抵抗を減らすためにしっかりテルテルさんの背中にへばりつきながら言ったサクラコに、こくりとオクは頷いて。
羽や尻尾をすぼめてみつつ、同じようにふわもこにしっかりと埋もれる様につかまれば。
「乗り心地も、良いです……」
思わずそう、幸せそうにぽつり。
「オクの飛行体型……なんか可愛いな。サクラコは大きいから……」
オクの姿にほんわかし、サクラコにそっと涙しつつ、幽兵は言った後。
競争は真剣勝負――なのですけれど。
「む、風でスカートが……! これは!」
禁断の一言で、混乱を狙うべく勝負に出る……!?
「女性だらけの場でその一言はマズいような……」
「ん? 有士郎は何故離れていくのだ? 空気抵抗が増えるぞ?」
有士郎はそう呟きながらも、首を傾ける幽兵から、念のため少し離れておくことにする。
そんな、満を持して放たれた一言に。
涼し気な顔でさくっと聞き流したサクラコとは違って。
「ソヨゴはスパッツはいてるから!」
幽兵の言葉に、思わず答えてしまうアヤネ。
そして騒ぎに乗じて抜かれたことに気付き、しまった、不覚、と呟くけれど。
「さて逆転できるかしら?」
レースはまだまだ、これからが本番!
「すごく高い。私はこんなに高く飛べないので……テルテルさんすごい」
夜空がとても綺麗で、本当に雲の海ですね――と。
そのスピード感は勿論、眼前に流れていく景色や星々の煌めきも十分に楽しんでいるサクラコとオク。
そんな様子を見つつも呟く有士郎。
「サクラコやオクも結構やるなぁ」
――こりゃ勝っても負けても面白いレースになりそうだ、と。
もうすぐ辿り着く、天空の塔。
レースのゴール地点へと、各怪鳥がそれぞれ、速度をぐんと上げにかかる。
その結果――本当に僅差で勝ったのは。
えっへん、と胸を張る団長・サクラコとオクのペア。やはり二人が軽量であったのも大きい。
2着と3着はそれこそ映像判定しなければならない程の僅差で、2組ほぼ同時にゴール!
「皆さん、よく頑張りましたですねい」
天空の塔の中へと侵入しながら、そう皆を労うサクラコの言葉に頷きつつ。
「ありがとう。お疲れ様でした」
到着した天空の塔の最上階で、背中に乗せてくれたテルテルさんに好物の実をたくさんあげる冬青。
そして決着がつき、幽兵はぐるりと皆を見回して。
「たまにはこんな感じで遊ぶのもいいな!」
流れ星落ちる星間を駆け抜けた、互いの健闘を称え合うのだった。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
第3章 集団戦
『虹色雲の獏羊』
|
POW : 夢たっぷりでふわふわな毛
戦闘中に食べた【夢と生命力】の量と質に応じて【毛皮が光り輝き、攻撃速度が上昇することで】、戦闘力が増加する。戦闘終了後解除される。
SPD : 眠りに誘う七色の光
【相手を眠らせ、夢と生命力を吸収する光】を放ち、自身からレベルm半径内の指定した全ての対象を攻撃する。
WIZ : ふわふわ浮かぶ夢見る雲
空中をレベル回まで蹴ってジャンプできる。
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
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※お知らせ※
第2章プレイング送信の受付は、【8/5(月)朝8:31】より開始いたします。
それ以前に送信された分は流れてしまう可能性が高いのでご注意ください。
追加情報を記載したOPをプレイング受付前日までに掲載いたします。
送信締切等のお知らせは、MS個別ページ等でご確認ください。
(修正連絡)誤:第2章→正:第3章です。
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.
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●天空の旅路の果て
ステルラスクの導きでやって来た、天空の塔の最上階。
ティニアのどこからも見えていた街のシンボルは、近づいてみれば、かなりの大きさを誇るものだということが分かって。
中に侵入してみれば、その広さに驚く。
最上階には、十数体のステルラスクが暫し羽を休めることができるほどの広い踊り場があり。
その先に続く、この塔唯一の短い階段の先には、過去に姫が囚われていたらしき部屋へと続く扉がみえる。
伝承やウルラの話によれば、この部屋に、虹の加護を受けた鎧があるのだろう。
猟兵たちは顔を見合わせ頷き合い、重厚な扉をギイッと開く。
そして、かなりの広さを誇る囚われの姫の部屋で、最初に目に飛び込んできたのは――。
「……雲の精?」
それは、かなりの数の虹色の雲。
いや――それは雲のような、獏羊の群れであった。
ふわふわ広大な部屋の中を漂う、虹色雲の獏羊。
だがしかし、その一見可愛らしいふわもこの正体は。
「オブリビオン
……!?」
そう、それは意思あるものを眠らせ、夢と生命力を喰らう存在。
ティニアの街で噂になっていた雲の精とは、どこから発生していつから棲みついたのか、このオブリビオンのことであったのだ。
そして部屋の最奥、かなりの数いる虹色雲の獏羊の隙間から垣間見えるもの。
「あれが……虹の加護を受けた鎧か?」
以前、水と花の街で猟兵たちが回収した、虹の加護を受けた剣と同じように。また、ウルラが見たと言っていた証言の通りに。
その鎧は、虹の加護を受けているとは思えぬような、錆びついた鎧であった。
逆に獏羊が虹色であることが何か関係するのだろうか、などと考えてはみたものの、答えは出てこない。
とりあえず鎧を回収・調査し、持ち帰る事。これが今の目的である。
そのためには、この大量に湧いたオブリビオンを倒さねばならない。
可愛い見目だが、獏羊が発する七色の光は人を傷つける恐れがあり、意思あるものを眠らせて夢と生命力を喰らうのだという。
今はこの塔の最上階を住処としているようだが、風に乗って空へと浮かび、ティニアの街にまで獏羊の群れが降りてきてしまえば、人々に危害が加わってしまうだろう。
踊り場に出てこられてステルラスクが傷つけられても、帰りの手段が断たれてしまう。
やはり囚われの身とはいえ相手は隣国の姫だからなのか、扉の奥の部屋は、牢獄というにはかなり広く豪華な内装となっている。
なので照明も灯り、広さもあるため、戦闘に支障はない。
数は多いが、この部屋から獏羊を出さぬよう、確りと殲滅して。
鎧の回収や周辺の調査などを軽く行なうなどして帰還して欲しい。
雲と星空の冒険の果て、天高くそびえる塔の上で――さあ、勇者伝説を紐解く、さらなる一歩を。
草野・千秋
やっと辿りつきましたね
テルテルさんはお疲れ様でした
(なでなで)
獏羊、可愛い見た目に反して油断禁物です
皆さんと協力して注意してかからねば
変身!断罪戦士ダムナーティオー推参!
戦闘開始と同時にUC展開
僕は信じた戦友のために!
防御力をアップさせる
戦闘は2回攻撃とスナイパーと範囲攻撃を主軸に戦う
武器改造による炎の属性攻撃も忘れずに
アサルトウエポンでよく狙って
着実にダメージを与えていく
敵体力が削れて弱ってきたら
接近戦に切り替え怪力パンチをお見舞いする
敵からの攻撃は激痛耐性、盾受け、武器受けで耐え凌ぎ
仲間が攻撃されそうならかばう
なんのこれしきですよ
戦闘後は情報収集、周辺の調査
鎧などを確保しておく
イーファ・リャナンシー
うーん
ほんと無害そうに見えるわね
ふわもこだし
ふわもこに悪い子はいないって思いたいけど…見た目じゃないものね…人もオブリビオンも
何より、やっぱりあの虹色毛皮の正体が気になるわ
【フラッシュ・フライト】を使って高速で飛び回りながら撃破していくわ
どれだけ上に跳ぼうとしても、こっちにだって翅があるんだから
とはいえ、馬鹿正直に正面から突っ込むなんてしないの
小さな体を生かして、可能な限り敵の死角方向から肉薄、そのまま攻撃を仕掛けるわ
攻撃する時は、【全力魔法516】を積極的に活用するつもりでいるわ
この小さな体じゃあ羊獏の通せんぼはできないけど、かわりに出口に近付いた個体からやっつけるみたいな対策をとるつもりよ
ヴィオレッタ・エーデルシュタイン
「こっちもモフモフっぽいわね…でも悪いモフモフなら退治しないといけないわね」
特によいもふなステルラスクがいじめられそうならなおさらよ。
入り口のそばに陣取ってユーベルコード【マルチプルバレット】
近い敵を優先してできるだけの敵を攻撃するわ。
七色の光で眠らされるのなら、発光したら目をそらしましょう。
気休めかもしれないけど試す価値はありそうだし。
近くで眠そうな人がいたらつついて起こすわ。
「まだシエスタには早いわよ?」
戦いが終わったら周囲を確認ね。
特に鎧は確認しておきましょう。剣は保管してあるのだから、鎧も保管しておきたいわね。
差し込む月と星の灯りを頼りに、星の如く煌めく真白の翼を羽ばたかせて。
まるで、歌われた雲の上の理想郷を目指すように、塔の最上階へと颯爽と飛ぶステルラスク。
草野・千秋(断罪戦士ダムナーティオー・f01504)は怪鳥を絶えずその歌声で鼓舞し、最初に最上階へと到達して。
見つけた照明を付ければ、広い踊り場に明かりが灯る。
「やっと辿りつきましたね」
そして、テルテルさんはお疲れ様でした、とペリドットの瞳を細めつつそのふわもこをなでなでしてあげれば。
ピィッと得意げに鳴いて、すりすり甘えてくるステルラスク。
同時に、イーファ・リャナンシー(忘都の妖精・f18649)とヴィオレッタ・エーデルシュタイン(幸福証明・f03706)も最上階に辿り着いて。
テルテルさんのふわもこをもふもふなでてあげた後、帰りのために星の実をあげてから。
揃って頷き、踊り場の階段から続く扉へと足を運ぶと……ゆっくりと、それを開いた。
どれくらい開いていなかったのか、その扉はずしりと重かったが。
猟兵たちの手にかかれば、開けるのは造作もない。
そして暗闇であるはずの扉の向こうに凝らした瞳に、まず飛び込んできたもの。
それは――数えきれないほどの、虹。
手探りで見つけた部屋の照明をつければ、その数多の虹の正体が明らかになる。
ティニアの街で噂になっていた雲の精の正体、それは『虹色雲の獏羊』の群れであった。
「うーん、ほんと無害そうに見えるわね。ふわもこだし」
イーファはそうふわふわと暢気そうに浮いている獏羊たちを見遣るも。
「ふわもこに悪い子はいないって思いたいけど……見た目じゃないものね……人もオブリビオンも」
すごく可愛いゆるふわなふわもこに見えるけれど、だがこの獏羊たちは確実にオブリビオンで。
何より、やっぱりあの虹色毛皮の正体が気になるわ、と。
そう広い部屋をふわふわ飛ぶ、かなりの数の獏羊たちの虹の不思議な色合いを注意深く見つめるイーファ。
ふわもこに目がないヴィオレッタも、獏羊たちのふわもこボディーを、じっと色合いの違うふたつの宝珠に映すけれど。
「こっちもモフモフっぽいわね……でも悪いモフモフなら退治しないといけないわね」
特によいもふなステルラスクがいじめられそうならなおさらよ、と。
ここまで運んでくれた極上のふわもこ・ステルラスクのためにも、虹色のふわもこへと得物を構えれば。
「獏羊、可愛い見た目に反して油断禁物です」
皆さんと協力して注意してかからねば、と。そう千秋が頷いた刹那。
――変身! 断罪戦士ダムナーティオー推参!
弱きを助け、悪を挫く、蒼銀のボディアーマーにヘルメット姿のヒーローに!
ダムナーティオーは負けられない、信じてくれた人の為に……!
そんな猟兵たちにもお構いなしで、ふわりふわりと宙を漂う獏羊たち。
けれど……飛べるのは何も、獏羊たちだけではない。
「どれだけ上に跳ぼうとしても、こっちにだって翅があるんだから」
――見せてあげるわ。この翅が飾りじゃないってことを。
ひらり高貴なドレスの裾を揺らし、月光と星と虹を透かした美しい翅をイーファが羽ばたかせれば。
『メエッ!?』
魔力を操る媒体となる花の腕輪の威力が増し、周囲を漂う10の燐光が飛翔能力を高め、戦場を飛び回っては獏羊たちを翻弄して。
――遠慮しないで受けてみなさい。
決して逃がさぬようにと、入り口の傍に位置取ったヴィオレッタの黒色の回転式拳銃から撃ち放たれるは、数多の雷の弾丸。
近くの敵から確実に、容赦なく撃ち堕とさんと狙いを定め弾丸を見舞っていく。
――僕は信じた戦友のために!
瞬間、断罪戦士ダムナーティオーの守りがより強固になり、「秩序の崩壊」の名を持つ銃火器が炎を纏えば。
変身前は近視である瞳も今は敵の隙を見逃さない高視力を誇り、複数の敵を狙いすました『ordinis tabes』が敵に着実にダメージを与え打ち倒していって。
ダムナーティオーその名の通り、敵を断罪していく。
だが、眼前のふわもこたちは、ただ大人しいもふもふではない。
『メエェェェ~』
「!」
獏羊の毛皮が光り輝いたり、空中を蹴るように何度も大きくジャンプ!
その七色の光で眠らされぬよう、ヴィオレッタは咄嗟に目を逸らして。
いくら飛行能力が上がっても、馬鹿正直に正面から突っ込むなんてこと、イーファはしない。
小さな体を生かし、可能な限り敵の死角方向から肉薄。
格段に高く飛びぬけた魔力を星空に編み出し、全力魔法による衝撃を敵へとぶっ放しては、獏羊を躯の海へと還していく。
『メエェ!』
そんな彼女たちの攻撃にも目げず、光って攻撃力を上げたのをいいことに、突進してくる獏羊たち。
けれどすかさずその前に立ち、衝撃を肩代わりするのは千秋。
「! ありがとう」
「なんのこれしきですよ」
そして今度は、すかさず懐に入っての接近戦。
千秋は、ぐっと怪力を乗せた拳を握り込み、眼前のふわもこへと捻じ込むように叩き込んでお見舞いして。
「この小さな体じゃあ羊獏の通せんぼはできないけど――」
かわりに出口に近付いた個体からやっつける――そう、イーファの強烈な魔力が、1匹たりとも逃がしはしないと炸裂する。
ヴィオレッタも確りと入り口の傍に立ちふさがり、雷の弾丸をばら撒きながらも。
「まだシエスタには早いわよ?」
うとうとしている仲間を見つければ、声を掛けて起こすように試みるのだった。
数が多い獏羊の群れを殲滅するために。
そして部屋の最奥に見える鎧を回収したり、情報収集して、確りと持ち帰るためにも。
成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
月居・蒼汰
ラナさん(f06644)と
いるとは思ってたけど、随分と可愛い…
頑張りましょう、ラナさん
街の人やテルテルさんに危害が及ばないように
攻撃は願い星の憧憬で
光ってたり跳んで外に出ようとする個体を狙って倒していきます
ラナさんへの攻撃は庇って
俺自身も怪我をしないよう気をつけつつ
…幸せかどうかはわからないけど
お姫様は、決してひとりぼっちではなかったと思いますよ
遠い昔のお姫様が何を思っていたかなんて、俺にはとても考えつかないけど
…こんな風に、誰かの心に寄り添えるラナさんは素敵だなって思う
そう言えば、お姫様の話は最後まで聞かなかったけど
…もしかしたら、テルテルさんに乗った王子様が
助けに来てくれたかもしれませんね
ラナ・スピラエア
蒼汰さん(f16730)と
虹色の獏羊さん…!
可愛い、と思ってしまうけど
きちんと倒さないと、ですよね
頑張りましょう、蒼汰さん
テルテルさんや街の人をを傷付けるわけにはいかないですしね
攻撃は蒼汰さんと協力してウィザード・ミサイルで
周囲を傷つけないよう、敵だけを狙って
蒼汰さんが怪我をしたら、優先的に回復します
私はやっぱりお姫様が気になります
この高い塔で、広いお部屋で
ひとりぼっちで、何を想っていたのか…
ひとりじゃなかったですかね?
だったら…空から会いに来てくれる、王子様
そんな人が居たら良いなって思います
あ、そうですね
そんなお話だったら、素敵です
ふふ、テルテルさんと一緒に帰るのが楽しみになっちゃいますね
星を纏う怪鳥の背に乗り、風を切って夜空を翔けて。
辿り着いた天空の塔の最上階にいたのは、囚われのお姫様……ではなく。
「いるとは思ってたけど、随分と可愛い……」
「虹色の獏羊さん…!」
同時に口を開いては視線を合わせ、瞳を細めてから。
月居・蒼汰(泡沫メランコリー・f16730)とラナ・スピラエア(苺色の魔法・f06644)は、改めて眼前の敵と向き合う。
「可愛い、と思ってしまうけど。きちんと倒さないと、ですよね」
「頑張りましょう、ラナさん。街の人やテルテルさんに危害が及ばないように」
「テルテルさんや街の人を傷付けるわけにはいかないですしね」
頑張りましょう、蒼汰さん、と。
こくり頷いて、ラナは、星に夢見る花を閉じ込めた春の杖を握りしめる。
最上階の広い広い部屋にいたのは、虹色の毛並みをした、数えきれないほどの獏羊。
その見目はふわもこで一見可愛らしいけれど……放っておけば、人に危害を加えかねないオブリビオンである。
刹那、夢と生命力を喰らわんとする敵の群れへと降り注ぎ見舞われるのは、彼方の空から降る星の輝き。
――俺だって、一応、やる時はやるから。
そう蒼汰が戦う意志を持ち指先で示す先には、空中を大きくジャンプする、ふわふわ浮かぶ夢見る雲。
跳躍する獏羊が天空の塔の外へと逃げることのないよう、願い星に煌めく戦意を乗せて。
蒼汰が星降らせる戦場に刹那燃え上がり敵の身を狙い正確に貫くのは、ラナが射放った魔法の矢。
息を合わせ、討ち漏らさぬよう獏羊の数を確実に減らさんと衝撃を重ねる二人。
けれど敵は、ただふわふわしているだけのふわもこではない。
「……!」
空中を何度もジャンプし繰り出された獏羊の体当たりから、ラナを咄嗟に庇う蒼汰。
けれど、いたいのいたいの、とんでゆけ――ラナが手にした色とりどりの薬瓶から滴る雨雫が、その傷を癒し力を与えて。
共に支え合い、可愛い見目に惑わされず、敵へと衝撃を放っていく。
そんな敵の動きからつぶらなその瞳こそ逸らさないけれど。
ラナは、ひとりで過ごすには広すぎる部屋を見回して、ぽつりと思いを零す。
「私はやっぱりお姫様が気になります。この高い塔で、広いお部屋で、ひとりぼっちで、何を想っていたのか……」
ふと俯くラナに、蒼汰は優しい色を宿した金の瞳を細めてから。
「……幸せかどうかはわからないけど、お姫様は、決してひとりぼっちではなかったと思いますよ」
そう紡ぎ、星の様なその双眸に、心優しき目の前の少女の姿を映し思うのだった。
遠い昔のお姫様が何を思っていたかなんて、とても考えつかないことだけど。
でも……こんな風に、誰かの心に寄り添えるラナさんは素敵だなって思う、と。
そして蒼汰の言葉に、ラナは苺色の瞳をぱちくりとさせてから。
「ひとりじゃなかったですかね? だったら……空から会いに来てくれる、王子様。そんな人が居たら良いなって思います」
「そう言えば、お姫様の話は最後まで聞かなかったけど……もしかしたら、テルテルさんに乗った王子様が助けに来てくれたかもしれませんね」
勇者だって、この天空の塔の最上階にテルテルさんに乗って訪れたと言われているのだから。
お姫様を迎えに来た白馬の王子様ならぬ、白い怪鳥で飛んできた王子様がいても、不思議ではないはず。
そんな王子様の存在の可能性に、蒼汰とともに星と炎の矢を降らせながら、ラナは思わず微笑むのだった。
「あ、そうですね。そんなお話だったら、素敵です」
ふふ、テルテルさんと一緒に帰るのが楽しみになっちゃいますね――と。
ふたりで思い描いた、優しいハッピーエンドの物語に。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
栗花落・澪
【龍狼師団】
あらあら
相変わらず眠そうだねぇ…ふふっ
紫崎君、あの子可愛いけど達催眠使うから気をつけてね
ちょっと人聞きの悪いこと言わないでよ!
翼と★Venti Alaに宿した風魔法の【空中戦、空中浮遊】で援護
ちょっと痛いけど、ごめんね?
氷の【高速詠唱、属性攻撃】魔法の凍結や
足で背にふわりと乗った直後増幅させた風魔法で
下向きの暴風を発生、敵の墜落狙い
更に【指定UC】を発動
4分の1程の卵入りミニ澪を僕と紫崎君の護衛に付け
時には身代わりに(たまごガード!)
残りのミニ澪と連携
逃がさないよ
紫崎君一瞬目を閉じて!
ミニ澪をもふもふな体に貼り付かせたら
【破魔の祈り+光の全力魔法+範囲攻撃】で痛みを与えず浄化攻撃
紫崎・宗田
【龍狼師団】
催眠、なぁ…
そりゃテメェの十八番だろ、もう慣れた(意地悪)
万一チビ(澪)が撃墜された時にいつでも【庇える】よう
敵とチビ双方の動きを【見切り】ながらも
炎の【属性攻撃】を纏わせた★破殲を【怪力でなぎ払う】ことにより
発生させた【衝撃波】で炎の鎌鼬で攻撃
合間に【指定UC】を発動
チビが落下させた獏羊に斬撃を素早く叩き込みながらも
次の墜落までに武器を振り回し時間経過毎に自己強化
敵のUCは可能な限り回避
難しい場合も気にせず【激痛耐性】
合図があったら目を閉じ視力保護
光が落ち着き次第即攻撃動作に切り替え
落下した全ての残敵にまとめてなぎ払いによる【範囲攻撃】
戦闘後はチビに周辺調査を任せ力仕事を手伝う
ステルラスクと夜空の冒険を楽しんで。
天空の塔の最上階に辿り着いた、栗花落・澪(泡沫の花・f03165)。
そして扉の向こうの戦場に琥珀色の瞳を向ければ。
「あらあら、相変わらず眠そうだねぇ……ふふっ」
遭遇するのは初めてではないその姿――虹色雲の獏羊の群れを見て小さく笑んでから。
「紫崎君、あの子可愛いけど達催眠使うから気をつけてね」
そう、紫崎・宗田(孤高の獣・f03527)に告げるけれど。
「催眠、なぁ……そりゃテメェの十八番だろ、もう慣れた」
「ちょっと人聞きの悪いこと言わないでよ!」
ちょっぴり意地悪して言った宗田に思わず声を上げる澪。
けれど、気を取り直して。
背中の翼と、風の魔力を乗せた靴にも生えた翼を羽ばたかせて、獏羊の群れが漂う空中へと飛ぶ澪。
そんな澪が万一撃墜されてもいつでも庇えるように、敵と澪、双方の動きを黒の瞳で確りと見切りながら。
怪力をもって宗田がぶん回すは、赤き狼の紋様が入った漆黒の巨大斧。
炎纏わせた強烈な一撃が敵を薙ぎ払っていき、さらに生じた炎の鎌鼬の衝撃で追い打ちをかけつつも。
振るう破殲を振り回し、戦闘力を抜かりなく増強させ強化もしておく。
「ちょっと痛いけど、ごめんね?」
刹那、澪によって高速詠唱され編み出された氷の魔法が敵を凍結させて。
ふわりと敵の背に乗った直後に、足から下向きの暴風を発生させ、増幅させた風魔法で敵を墜落させていく澪。
そして落下してきた獏羊目掛け、素早く斬撃を叩き込んでいく宗田。
次の敵の墜落までは再び得物を振り回し、時間経過毎に自己強化を施していく。
『めえぇぇ!』
毛皮が光り輝き、ゆるかわな見目に似合わず素早い動きで攻撃を仕掛けてくる獏羊だけれども。
それを回避し躱しきれないものは激痛耐性で耐え、宗田は倒れず踏ん張って。
「い……いけー、僕の分身!技名は意地でも言わないぞ!」
澪が展開するのは――極めて小さい天使の物量アタック!
そう、極めて小さいつゆりんのかわいいアタックです!
4分の1程の卵入りミニ澪を自身と宗田の護衛に付け、時には身代わりのたまごガード!
そして残りのミニ澪と、連携をはかって。
「逃がさないよ、紫崎君一瞬目を閉じて!」
ミニ澪をもふもふな体に貼り付かせた澪から迸るのは、目が眩むほどの眩い光。
破魔の祈りを光の全力魔法に乗せて、範囲攻撃で痛みを与えず、虹色雲の獏羊を浄化して。
目を閉じ視力保護をした後、光が落ち着き次第、宗田も即攻撃動作へと切り替えれば。
『めええぇぇ~……!』
落下した全ての残敵を纏めて薙ぎ払い、強烈な斬撃で敵を一掃する。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
終夜・凛是
お節介(f13458)と
虹色のふわもこ…
テルテルさんの方が俺はふわもこだと思う
見た目はかわいい、あんまり強そうじゃない…
七色の光は綺麗。でもそれが人を傷つけるものなら話は別。
お節介、いける?
攻撃はいつも通り拳で。
けど、毛皮が輝くと素早く攻撃仕掛けてくるようになってくる。
…これちょっと、いい修行になるかも。
早くなるならそれ以上の速さで返して、攻撃仕掛ける。
お節介は、と視線を向けて。
なんか今日は大丈夫そう……今日も、か。
最初は危なっかしかったけど、今は心配しなくてもいい?
お節介が追い込んできた敵を確実に仕留める
…ちょっとだけ強くなった、って言ってもいいけど呑み込む。
まだまだだろ、と一瞬笑って。
ジナ・ラクスパー
獏羊さん…ふわふわでもこもこですね
あれも凜是様(f10319)ともテルテルさんとも違うふかふかな気がしますね(そわ)
でも、―はい、いつでもいけます!
素敵な町やテルテルさんを傷つけるなら倒さなきゃ
誰の夢もご馳走しませんよ
エンハンスで攻撃強化、雨花で眠りにお誘いしましょう
くいしんぼうさんたち
食べるほど夢が好きなら、連れていってあげます!
ふわふわジャンプで逃げられないよう
凜是様と攻撃の方向合わせて追い込んでいく
凜是様の攻撃、速い…!
私も負けていられないのです
ついていかなきゃ!
拳が確かに届くように、眠りで鈍らせる
今日は怒られずにすみました…!
ね、凜是様、凜是様、少しは強くなったでしょう?(そわそわ)
星の降る天空にそびえたつ、高い高い塔の最上階。
ステルラスクに導かれ、最上階の部屋へと足を向けたジナ・ラクスパー(空色・f13458)は、飛び込んできた彩に、星の様な金の瞳を瞬かせる。
その彩は、鮮やかな虹の色。
そして虹の色を纏う敵の身体は、柔らかそうなふわもこ。
「獏羊さん……ふわふわでもこもこですね」
けれど、眼前をふよふよと飛ぶ虹色雲の獏羊のもふもふは、隣の終夜・凛是(無二・f10319)の耳や尻尾のもふもふとも、ここまで連れてきてくれたテルテルさんのものとも、また違うふかふかな気がすると。
ジナは、そわっと凛是へと視線を向けるけれど。
「虹色のふわもこ……テルテルさんの方が俺はふわもこだと思う」
もっふりした尻尾をゆらりと揺らしながら、凛是は改めてゆるり揺蕩う虹色雲の獏羊へと、じっと視線を向けて。
「見た目はかわいい、あんまり強そうじゃない……七色の光は綺麗」
でも……それが人を傷つけるものなら話は別、と。
――お節介、いける?
ちらりと、橙の瞳にジナの姿を映せば。
ふわもこな虹色雲の獏羊は一見可愛く見えるけれども。
「はい、いつでもいけます!」
素敵な町やテルテルさんを傷つけるなら倒さなきゃ、と。
獏羊たちを逆に夢の世界へと誘わんと魔力を紡ぐジナ。
「誰の夢もご馳走しませんよ」
……降り濡つ花が熄むまでに――おやすみなさい。
攻撃力を強化しつつもそう言の葉が紡がれれば、戦場に降り注ぎ咲くのは、熄みの雨花。
そしてその青い花の雨は、獏羊たちを眠りの世界へと誘う。
「くいしんぼうさんたち。食べるほど夢が好きなら、連れていってあげます!」
ふわりふわり、何度も跳躍してうっかり逃げられないように。
ジナは凜是と攻撃の方向合わせ、虹のふわもこを追い込んでいく。
凜是の得物はいつも通り、握りしめた己の拳。
ジナの動きを見ながらもそれを敵へと叩き込んでいくけれど。
「……!」
眼前の獏羊の変化に、耳をぴこりとさせる凜是。
虹色の毛皮が光輝いた瞬間、ゆるい見た目とは裏腹に、さらに動くスピードが速くなる虹色雲の獏羊。
その動きを確りと両の目で追いながら。
「……これちょっと、いい修行になるかも」
改めて拳を握りなおした刹那、大きく地を蹴る凜是。
早くなるのならば、それ以上の速さで返して――攻撃を仕掛ける。
「凜是様の攻撃、速い……!」
ジナは、スピードを上げた獏羊よりもさらに速い動きで敵に拳を捻じ込んでいく凜是に瞳を見開くけれど。
「私も負けていられないのです」
――ついていかなきゃ!
振るわれるその拳が確かに届くように、再び青き熄みの雨花を咲かせていく。
――お節介は、と。そんなジナへと凜是は視線を向けるけれど。
「なんか今日は大丈夫そう……今日も、か」
最初は危なっかしかったけど、今は心配しなくてもいい? と小さく首を傾けながらも。
ジナが追い込んできた敵を確実に仕留めるべく、狙いすました相手を灰燼に帰す超高速かつ強烈な一撃を叩き込んで。
『めぇぇ~……』
こてりと倒れ躯の海に還った虹色雲の獏羊を後目に。
「ね、凜是様、凜是様、少しは強くなったでしょう?」
今日は怒られずにすみました……! と、ぱっと笑顔を咲かせながら。
そう、そわそわと自分を見つめる真っ直ぐな視線に。
……ちょっとだけ強くなった、って。
そう言ってもいいけれど、でも、今はまだ呑み込んで。
凜是はジナへとこう返す――まだまだだろ、って。そう、一瞬笑って。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
逢坂・宵
ザッフィーロ君(f06826)と
もし虹の加護が乗ったオブリビオンであるならば
それは何とも皮肉な話でしょうか……
ええ、深く思慮するのは後回しにしましょう
今は彼らを討つまでです
「全力魔法」「範囲攻撃」「一斉発射」「2回攻撃」「高速詠唱」「マヒ攻撃」を乗せた
【ハイ・グラビティ】で敵の動きを押しとどめ消耗を狙います
そしてザッフィーロ君にとどめを任せていきましょう
己の身に危険が迫った場合には「オーラ防御」を展開しつつ
「カウンター」で「衝撃波」「目潰し」を試みましょう
……守ってくれるのは嬉しいですが、ザッフィーロ君は本当心配性ですねと笑いつつ
僕も「第六感」で気をひくものがないか探してみましょう
ザッフィーロ・アドラツィオーネ
宵f02925と
鎧の虹の加護があの敵に移って居るのだろうか…?
否、考えるのは後だな
とりあえずあの敵を駆逐せんと、な
素早い動きや空中を飛び回る様が厄介だからな
宵が敵の動きを止めてくれている間に『怪力』を乗せたメイスにて一体づつ確実に駆逐して行く戦法で行こう
もし宵に敵が迫った場合は【狼達の饗宴】を飛ばし燃やしながら即座にメイスで『なぎ払い』間合いを取らんと試みる
又、【狼達の饗宴】が間に合わぬ場合は『武器・盾受』にて『かば』いつつ『カウンター』にて攻撃を
戦闘が終わったならば牢の中、鎧以外に何か手掛かりや気になる物が落ちて居らんか軽く『第六感』を使い探してみよう
…まあ、何もない事に超したことはないがな
天より落つる星間を、二人並んで泳ぐように飛びながら。
ステルラスクに導かれ、天空の塔の最上階へとやって来たのは、ザッフィーロ・アドラツィオーネ(赦しの指輪・f06826)と逢坂・宵(天廻アストロラーベ・f02925)。
かつて捕らえた姫を投獄していたという天空の牢獄。
だが、そこに今在るのは、姫君の姿ではなく――虹色雲の獏羊の群れ。
そして部屋の最奥に無造作に置かれてある、錆びた鎧。
「鎧の虹の加護があの敵に移って居るのだろうか……?」
「もし虹の加護が乗ったオブリビオンであるならば、それは何とも皮肉な話でしょうか……」
ふと呟き首を傾けたザッフィーロを微かに見上げて。
宵はそう、星が瞬く深宵の瞳に、彼の姿だけを映しつつ返せば。
「否、考えるのは後だな。とりあえずあの敵を駆逐せんと、な」
「ええ、深く思慮するのは後回しにしましょう。今は彼らを討つまでです」
互いを映し合っていた瞳を、改めて眼前の敵の群れへと向ける。
『めえぇ~』
一見何ともゆるーい鳴き声に聞こえるけれど。
刹那、空中をぴょこぴょことジャンプし始める獏羊たち。
うっかり塔の外に出て逃げられでもしたら、大変だけれど。
勿論、そんなことはさせない。
――星元来の重力を生み出すのは少々骨が折れるので……動かないでいただけますか。
そう敵へと向けられるは、宵色と星の意匠が凝らされた宵帝の杖。
瞬間、暢気に宙を浮いていた獏羊たちが次々と地に降り立つ。
いや正確には地上へ降り立つことを余儀なくせている――放たれた不可視の重力波。
宵の展開したハイ・グラビティが様々な効力を乗せて、敵の動きを押しとどめ、地面へと縫い付ける。
「素早い動きや空中を飛び回る様が厄介だからな」
けれど、そんな厄介な動きは、宵の手によって封じられていて。
ザッフィーロへと、敵のとどめを委ねる宵。
そんな宵が動きを止めてくれている間に、ザッフィーロは怪力を乗せたメイスを大きく振り回す。
ふたりが選んだのは、そうやって一体づつ確実に叩き駆逐して行く戦法。
けれど、いくらゆるくて可愛い見目でも、眼前にいるのはオブリビオン。
「……!」
数度空中をジャンプして遊んだ後、その勢いのまま突っ込んでくる虹色雲の獏羊。
――俺は物故肉はやれぬが……子羊ならばあそこに居る。……精々暴れて来い。
刹那ザッフィーロが発動するは、血肉を喰らわんとする狼状の炎――『狼達の饗宴』。
戦場に燃え上がる炎の狼が、虹色の輝き纏う獏羊を喰らうかの如く燃やして。
自分を守るように位置取るその背中に。
「……守ってくれるのは嬉しいですが、ザッフィーロ君は本当心配性ですね」
深宵の星空を愛しげに細め、宵はそう微笑むのだった。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
朝沼・狭霧
【ベイメリア(f01781)と】
どんな怪物が待ち構えているかと思えば
可愛らしい羊さんですね、少し戦いづらいです
ですが私が戦いにくいならこの子に戦ってもらいましょう
「ねっこねこ、にゃーん♪」
だいかいじゅーねこさんの召喚を用いて巨大なネコさんを召喚します
こちらも、ふわっふわっのもこもこ
ねこさんはネコパンチと踏みつぶすで攻撃します
攻撃を受けるともこもこの感触に包まれながらダメージを受けます
「にゃふーん」
相手の攻撃を食らって寝た時は
おいしいドーナツと紅茶をたしなんでいる夢を見ます
美味しいからもう少し食べたいというところで
目が覚めます、もう少し寝ていたかったかも
とかそんなこと言ってる場合じゃないですね
ベイメリア・ミハイロフ
【狭霧さま(f03862)と】
まあ、塔を守る雲の精とは
虹色ふわふわの獏羊さん…なのでございますか
い、いいえ!(首をぶんぶん)気をしっかり持たなくては!
絶望の福音にてお相手の攻撃を先見し
SPD攻撃が来よう場合には、Red typhoonを
早業・高速詠唱にて先んじて打ち込むよう努めます
届かない箇所までジャンプされてしまったお相手には
指差しでジャッジメント・クルセイドを
狭霧さま、まさか、眠くなっていらっしゃいませんか…?
万一狭霧さま、他のお仲間さまが極端に疲労なされた際には
生まれながらの光にて治療を施したく存じます
狭霧さまが眠られた際には体を揺らしてお起こしを
狭霧さま?…狭霧さま!お気をしっかり!!
天空の塔の最上階まで導いてくれたステルラスクも、まんまるなふわもこだけど。
「まあ、塔を守る雲の精とは、虹色ふわふわの獏羊さん……なのでございますか」
最上階に足を踏み入れたベイメリア・ミハイロフ(紅い羊・f01781)は、思わずぱっと幸せそうな表情を宿すも。
「い、いいえ! 気をしっかり持たなくては!」
首をぶんぶん、気を取り直します!
相手は敵、オブリビオンなのです。
どれだけ可愛い見目でも、どんなにふわもこでも――!
「どんな怪物が待ち構えているかと思えば、可愛らしい羊さんですね、少し戦いづらいです」
朝沼・狭霧(サギリ先生・f03862)は、ゆるふわ可愛い見目をしている虹色雲の獏羊を見遣るけれど。
――ですが私が戦いにくいならこの子に戦ってもらいましょう。
そう召喚したのは……ねこ!?
「ねっこねこ、にゃーん♪」
だいかいじゅーねこさんの召喚を展開し、無敵の巨大なネコさんを喚び出します!
これで、こちらも、ふわっふわっのもこもこ!
だいかいじゅーねこさんのネコパンチがうにゃーっと炸裂し、ふわふわ毛並みの足でえいっと獏羊さんを踏みつぶして。
毛皮がぴかぴか光り輝いた、素早い獏羊さんの攻撃を受ければ。
「にゃふーん」
もこもこの感触に包まれながらダメージを受けてしまいました……!
ベイメリアは、そんなだいかいじゅーねこさんと共に戦場に立って。
虹色雲の獏羊が、眠りに誘う七色の光を放ってきた刹那。
――紅の聖花の洗礼を受けなさい……!
素早い早業からの高速詠唱で、深紅の薔薇の衝撃を敵へと見舞えば。
ふわりふわりジャンプして高いところまで上がってしまった獏羊には、指差しのジャッジメントクルセイドをお見舞いする。
けれど……ふと、隣を見遣れば。
「狭霧さま、まさか、眠くなっていらっしゃいませんか……?」
かくん、と大きく舟を漕ぎ初めてしまった狭霧。
そして見ているのは、おいしいドーナツと紅茶をたしなんでいる夢。
甘ーいスイーツを摘まんで、いざ口の中へと、あーん……。
「狭霧さま? ……狭霧さま! お気をしっかり!!」
「ハッ、美味しいからもう少し食べたいというところで……」
体を揺らされ起こされて、もう少し寝ていたかったかも……なんて思わず呟く狭霧だけど。
「とかそんなこと言ってる場合じゃないですね」
「にゃふーん」
今一度、気を取り直して。
倒すべき虹色雲の獏羊へと、目を向けるのだった。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
ヴィオラ・アップルトン
キミたちが雲の精?
かわいいけどオブリビオンなんだね
じゃあ、ちょっとだけもふっとしてから倒さなくっちゃ
(杖を握りしめて)
塔の外には星明かり
それならボクには加護がある
「星の娘の名において」
杖【スターゲイザー】を振って光の矢を生み出すよ
キミたちはふわふわ飛べるんだね
でも、ボクの矢は意外と当たるんだ
可哀想だけど、一匹ずつ慎重に貫いていくよ
あ、でもこう、ちょっとだけならいいかな
下のほうへ降りてきた羊を一度もっふり
あ、でもテルテルさんのほうが気持ちがいいな
そんなこと言うと怒るかな?
怒って上に行った子も光の矢で撃ち落とす
ごめんね、鎧を持って帰りたいんだ
アドリブ、絡みなど歓迎です
ステルラスクと共に楽しんだ、星空の冒険の目的地。
天空の塔の最上階に辿り着いたヴィオラ・アップルトン(星の娘・f20323)は、黒の猫耳をぴこりとさせて。
「キミたちが雲の精? かわいいけどオブリビオンなんだね」
眼前でふわふわ浮いている虹色雲の獏羊たちをじーっと見つめ、ふとおかっぱ髪を小さく揺らし首を傾けるけれど。
――じゃあ、ちょっとだけもふっとしてから倒さなくっちゃ。
そう、星の宝珠が先端で煌めく杖をぐっと握りしめるヴィオラ。
塔の外には星明かり――それならボクには加護がある、と。
「星の娘の名において」
瞬間、握られたスターゲイザーが振られれば、生み出されるは、眩き光の矢。
「キミたちはふわふわ飛べるんだね。でも、ボクの矢は意外と当たるんだ」
『めぇえ~』
……可哀想だけど、一匹ずつ慎重に貫いていくよ。
その言葉通り、ふわふわと宙に舞う獏羊へと的確に飛び射貫いていく、星の加護を受けし光の矢。
けれど……やっぱり、気になるから。
「あ、でもこう、ちょっとだけならいいかな」
下の方へと降りてきた獏羊を一度だけ、もっふり!
「あ、でもテルテルさんのほうが気持ちがいいな」
……そんなこと言うと怒るかな? なんて、様子を窺えば。
怒ったかどうかは定かではないけれど、再びふわりと上空へと舞い上がろうとする。
でも、上に行った獏羊も狙って、光の矢で撃ち落とすヴィオラ。
「ごめんね、鎧を持って帰りたいんだ」
もふもふもできればたくさんしたいけれど、ここには猟兵のお仕事で来たのだから。
大成功
🔵🔵🔵
ヴィクティム・ウィンターミュート
ふーむ…なるほど、可愛らしいが厄介な連中だ
見た目で手加減する気はさらさら無いさ
オブリビオンなら、慈悲なんて捨てて皆殺しが基本さ。だろ?
さぁ来てみろよ獏羊ども
生憎だが、俺は一人じゃねえと満足に寝られやしないんでね
こんなところで寝落ちるなんて真似、できねえのさ
──来るな、七色の光が
ユーベルコード、セットアップ
『Dainslaif』起動
着弾前に全身を完全に脱力
──着弾確認
エネルギー奪取を確認
血刃獲得、出力最大
さァ──夢の底に落ちるのはお前らだ
薙ぎ払え、俺の『魔剣』
さーて、終わったことだしざっと調査するか
しかしこんなボロそうな鎧がねぇ…オーパーツって大体こんなもんか…?
ま、いいや
帰って飯だ飯!
怪鳥に乗って辿り着いた、天空の塔の最上階で。
ヴィクティム・ウィンターミュート(impulse of Arsene・f01172)の目の前にいる動物は、今度は虹色をした獏羊。
「ふーむ……なるほど、可愛らしいが厄介な連中だ」
ヴィクティムはいつものように敵を見遣り、ふわふわ飛んでいる敵をざっと解析して。
「見た目で手加減する気はさらさら無いさ」
――オブリビオンなら、慈悲なんて捨てて皆殺しが基本さ。だろ?
そう青の瞳を敵の群れへと向け、言い放つ。
「さぁ来てみろよ獏羊ども。生憎だが、俺は一人じゃねえと満足に寝られやしないんでね」
こんなところで寝落ちるなんて真似、できねえのさ、と。
そしてそんなヴィクティムの言葉に煽られてか、はたまた偶然かは定かではないけれど。
「──来るな、七色の光が」
1体の獏羊の予備動作を、ヴィクティムは決して見逃さない。
ユーベルコード、セットアップ――『Dainslaif』起動。
刹那、可愛い見た目に反し、夢と生命力を吸収する強力な光を放ってくる獏羊。
けれどその衝撃を、全身を完全に脱力させた状態で受けるヴィクティム。
瞬間──着弾確認、と。
エネルギー奪取を確認、血刃獲得、出力最大――敵のみを薙ぎ払う血の刃が腕から排出されれば。
「さァ──夢の底に落ちるのはお前らだ」
――薙ぎ払え、俺の『魔剣』。
鮮やかな虹の色さえも塗り替えんと、赤き斬撃が戦場に閃いて。
『めえぇぇ~……』
人々を夢の世界へと誘わんとする虹色雲の獏羊を薙ぎ払い、逆に躯の海へと送り返す。
それから、部屋の奥に置かれている鎧がふと目に入って。
眼前にいる虹色雲の獏羊たちとは違い、虹の彩など微塵も見受けられない錆びた様を見遣るも。
「しかしあんなボロそうな鎧がねぇ……オーパーツって大体こんなもんか……?」
――ま、いいや。帰って飯だ飯!
早くティニアの街に戻って、再び美味しいごはんを食べるべく。
もう一度、血刃の斬撃を、容赦なくオブリビオンの群れへと見舞ったのだった。
大成功
🔵🔵🔵
ヘスティア・イクテュス
ふぅ…(テルテルさんを堪能した顔)
…………………………あっ、そういえばオブリビオン倒さなきゃね
なんていうか、虹色の毛の獏が飛んでるって幻想的な風景よね…
あの毛剥ぎ取ったら高く売れないかしら?
ビームセイバーを手にティターニアで飛行
近づいて毛刈りついでに切り裂かせてもらうわよ!
光は回避、もしくはタロスでバリアを張って…
ダメだったらアベル、目覚ましをお願いするわよ!
まっしろまんまるな、もふもふボディー。
そんな極上のふわもこなすテルラスクことテルテルさんを、心行くまで堪能して。
「ふぅ……」
そうひとつ満足気に溜息を漏らすのは、ヘスティア・イクテュス(SkyFish団船長・f04572)。
もふもふに全身埋もれながら、存分に星空の冒険も堪能したし。
もふもふ、ふるもっふしまくって、これでもう、とても満足……。
「…………………………あっ、そういえばオブリビオン倒さなきゃね」
まさか忘れていたなんて、そんなこと、少ししかありませんよ!
とりあえず本来の目的を思い出したヘスティアは、他の猟兵たちに続き、最上階の部屋へと向かって。
「なんていうか、虹色の毛の獏が飛んでるって幻想的な風景よね……」
ふわふわと暢気に宙に浮いているようにみえる、たくさんの虹色雲の獏羊たちをじーっと見つめる。
「あの毛剥ぎ取ったら高く売れないかしら?」
そう、珍しい色の毛玉ができそうな毛並みに目をやり、品定め。
実際、虹色雲の獏羊の毛は最高級品で、得られる者はまず居ないといわれるほどレアなようです!
ヘスティアはビーム状の刀身を形成するビームセイバーを握って。
妖精の羽を象った白いジェットパックで飛行し、獏羊の群れに接敵した刹那。
「毛刈りついでに切り裂かせてもらうわよ!」
伸縮自在の輝くビーム状の刃で、毛刈りをするかのように。
獏羊のふわもこな身を斬り裂かんと斬撃を放つ。
『めええぇぇ~!』
けれど相手はオブリビオン。
そのゆるい見た目に反し、夢と生命力を吸収し衝撃を放たんと、眠りに誘う七色の光を繰り出してくる。
それを回避し、球体状ドローンのタロスのバリアで防ぐヘスティア。
でももし虹色の光を浴びて寝てしまったとしても、対策は万全。
「ダメだったらアベル、目覚ましをお願いするわよ!」
その時は、まるで執事のように日常生活のサポートをしてくれるアベルが、起こしてくれるから。
成功
🔵🔵🔴
落浜・語
【ヤド箱】で参加
また、もふもふか…色々いるんだな…
テンション吹っ切れてる人もいるし、あっちに近付くのは止めとこうか……。怖い。
『カラスの背中』でカラスと一緒に浮いてる獏羊をどついたりなんかして、毛を刈るつもりの人がやり易いように、落としていこうか。ついでに、【おびき寄せ】と言うか一ヶ所に追い込んで行くとなお良いかな?
…うん。慣れもあるがやっぱりカラスにのせてもらう方が落ち着く。
(アドリブ歓迎)
黒鵺・瑞樹
【ヤド箱】
アレンジOK
ふわもこ…だけど微妙にテルテルさんより可愛くない…?
そして誰かさんのテンション怖ぇぇ。
右手に胡、左手に黒鵺の二刀流。
【存在感】を消し【目立たない】ように移動、【奇襲】【暗殺】のUC剣刃一閃で攻撃。
他の面子に隠れてってなるが、確実に倒してく。
さらに動きの制限を狙って【マヒ攻撃】
なるべく毛に傷がつかないように無力化していくか、怖いし。
相手の物理攻撃は【第六感】【見切り】で回避。
回避しきれなものは黒鵺で【武器受け】からの【カウンター】を叩き込む。
喰らったら【激痛耐性】でこらえる。
吉備・狐珀
【ヤド箱】で参加です。
虹色の鎧の力をあの獏羊が吸い取ったのでしょうか?という思考をする暇もない勢いですね…。
あんな嬉々としたアルマニア殿を見るのは初めてかもしれません…。
数が多いようなのでUC【破邪顕正】を使用し、【一斉発射】で撃ち落とします。
毛や肉(?)を傷つけないように気絶させる程度にした方がいいですよね(?)
もちろん、鎧を傷つけたり、テルテルさんを驚かせたりしないように細心の注意をはらうことも忘れずに。
正直、鎧を守ろうとしているのか、毛刈りを手伝おうとしているのか、わからない状況ですね…これ。
ステラ・アルゲン
【ヤド箱】
……アルマニア殿のテンションがすごいですね
それにしても虹色の獏羊、見た目は可愛いですが夢を食べるというのは少々許せませんね
目立つように【存在感】を持って前に出ましょう
敵の注意を引きつけて味方が敵を狙いやすいように
あえて防御はしません、敵の油断を誘いましょう
敵が近づく前に【高速詠唱】で【流星雨】を発動
頭に当たるサイズで気絶させる程度の威力にしておきます
毛刈りをするようなので傷つけるわけにはいきませんからね
終わったら鎧の調査を
虹の剣と同じくずっとここで待ち続けていましたか
そっとしておきたいですが今回は回収と言われている
少しでも勇者の情報を得て鎧がここに居た役目を果たしてもらいましょう
ペイン・フィン
【ヤド箱】
気がついたら、空を跳んでいる
てるてるさんに乗って、雲の上を、風を受けながら
そして、その隣には、ファンがいる
夕日が遠くに見える中、そっとファンの顔が近づいて―――
そして、ファンの頭突きで目覚めるよ
……あう……、びっくりした……
ファンの顔、そばに……(そのままふらふらと、無意識に顔を近づける)
……あ、そういえば、そもそも、今、戦いの最中だった……(耳まで真っ赤に)
……ごめん。流石に、油断しすぎてた
これは、しっかり挽回しないと、ね
コードを使用
ナイフを多重生成、展開して、獏羊を切り裂いていくよ
ついでに、お肉と毛も回収していこうか
……それにしても、虹色の宝物に、この羊たちか……
不思議な縁、だね
出水宮・カガリ
【ヤド箱】
手帳の(アルマニア)が…すごい…あんなのは初めて見る…
やる気が、もりもりしているのは、いいこと…だろうな
それはさておき
あのふわもこ、外に出ていっては困る、のだな
で、あれば、そのように
【鉄門扉の盾】を打ち立てて【追想城壁】を展開、空を飛べないようにするぞ
ついでに【籠絡の鉄柵】を大きくして、ふわもこを一所へ囲って集めよう
その方が多分、毛刈り…?とかも、しやすいと思うので
…あれ、食えるのだろう、かな…
それに、しても
剣の時は、決定は現場の猟兵に委ねられたが
今回は端から回収目的、というのは
我らの与り知らぬところで、何か事情でもあるのかな
剣には無くて、鎧にはある事情…鎧にのみ刻まれた何か、とか
アルマニア・シングリッド
【ヤド箱】
……ほう、噂の雲の精はこの羊たちでしたか
そうですか……
狩りの時間じゃぁ!(テンションが爆上げ&滅多に浮かべない満面の笑顔に
呪砲
目的の鎧が羊との攻防で傷が付かないように
重力による拘束弾を放つ(戦闘&世界知識・属性攻撃・空中戦・空中浮遊
当たれば不思議
身体が重くてまともに動けないでしょう?
じゃぁ、毛皮を刈ろうか(ハイテンションで敬語どこ行った状態
千枚の我ハ古キ書ノ一遍ナリを
バリカンや解体用の鉈・ナイフなどに変えて(武器改造
虹色の毛皮と肉を頂戴しようか
肉は狩った時に残れば御の字だが(早業・クイックドロウ・スナイパー・学習力
採れた毛皮や肉は念動力で回収回収
肉はティニアの方々や仲間へのお土産に
ファン・ティンタン
【WIZ】夢じゃなく、現実で見てよ
【ヤド箱】
敵、獏羊だったんだ
よく燃えそうだけれど…一部のヒトに怒られそう、少しやり方を変えようか
…ん、ペイン?
毛狩り隊出陣というところでペインの様子に気付く
何やら、イイ夢を見ているようで?
敵の能力だから仕方ないとは言え、本人の前で、それは…ねえ?
苛立ちは【刃非木石】のトリガーに
50人の憤怒の私部隊、毛を切り取り肉を【串刺し】、命を狩り払っておいで
幸い、ここは建物内の空間
敵が飛ぼうと、壁蹴りや影同士の連携でいくらでも届こう
…さてペイン、【覚悟】はいいかな?
【優しさ】を込めた頭突き
―――おはよう
寝起きのところ悪いけれど…(迫る彼の唇を指で留めて)、仕事の時間だよ?
それぞれステルラスクに乗って、天空の塔の最上階を目指していた【ヤドリガミの箱庭】の面々であったけれども。
ステルラスクに星型の実をあげて、最上階の部屋に続く踊り場で怪鳥から降り立った皆は。
今度は揃って、扉の向こうの、姫が囚われていたという部屋へと足を運んだ。
そこにいたのは――。
「……ほう、噂の雲の精はこの羊たちでしたか。そうですか……」
アルマニア・シングリッド(世界≪全て≫の私≪アルマニア≫を継承せし空想召喚師・f03794)は眼鏡の奥の瞳をきらんと輝かせると。
「狩りの時間じゃぁ!」
テンションが爆上げ!! 滅多に浮かべない満面の笑顔に!?
そんな虹色雲の獏羊を前にした、怒涛の勢いなアルマニアの様子に。
ヤドリガミの箱庭の仲間達の反応も、多種多様!
「手帳のが……すごい……あんなのは初めて見る……」
出水宮・カガリ(荒城の城門・f04556)は色々と滾りまくっているアルマニアの姿を映した紫色の瞳をぱちくりと瞬かせた後。
ぽつりと呟き、続けるのだった。
「やる気が、もりもりしているのは、いいこと……だろうな」
確かに、やる気もりもりです!
『めぇぇ~』
ゆるーく鳴く虹色雲の獏羊の、その虹色のもふもふを見つめながら。
ふと思うのは、吉備・狐珀(ヤドリガミの人形遣い・f17210)。
(「虹色の鎧の力をあの獏羊が吸い取ったのでしょうか?」)
……なんて、思考をする暇もない勢いだ。
「あんな嬉々としたアルマニア殿を見るのは初めてかもしれません……」
虹色の鎧や獏羊、そしてテンション上がりまくりなアルマニアの姿に、黒髪をそっと揺らしながら首を傾ける狐珀。
「ふわもこ……だけど微妙にテルテルさんより可愛くない……?」
「また、もふもふか……色々いるんだな……」
テルテルさんも、まんまるふわっふわなボディーが和み系の、つぶらな瞳の可愛い怪鳥ですよ……!
けれど確かに、ふわふわとかなりの数漂っている虹色雲の獏羊は、虹色のふわふわなだけでなく。
さり気なくナイトキャップだの枕だの乗せていて、可愛いんですけどね!
語の言うように、ふわもこでも色々な種類がいるのです。
しかし、ステルラスクは信頼できる夜空の相棒であったが。
『めええええっ』
眼前に湧いた虹色雲の獏羊は、紛れもないオブリビオン……倒さなければならない存在なのだ。
というか。
「そして誰かさんのテンション怖ぇぇ」
「テンション吹っ切れてる人もいるし、あっちに近付くのは止めとこうか……。怖い」
瑞樹と語は虹色雲の獏羊を狩る気満々すぎる誰かさんをちらり。
そっと自然と距離を取ったところで見守る。
いや、そのテンションに圧倒されているのは瑞樹と語だけでない。
「……アルマニア殿のテンションがすごいですね」
ステラ・アルゲン(流星の騎士・f04503)も青の瞳を瞬かせてから。
改めて、部屋の中を好き勝手ふわふわ飛び交う虹色雲の獏羊を見遣る。
「それにしても虹色の獏羊、見た目は可愛いですが夢を食べるというのは少々許せませんね」
眼前のふわもこは、一見可愛い見目をしているけれども。
夢と生命力を食べるという、放っておけば人々に被害が出かねないふわもこ。
「敵、獏羊だったんだ」
ファン・ティンタン(天津華・f07547)も、そんな虹色雲の獏羊へと視線を向けて。
「よく燃えそうだけれど……一部のヒトに怒られそう、少しやり方を変えようか」
ふわもこに着火したらとてもよく燃え上がりそうではあるけれど。
毛や肉を燃やしてしまったら、きっと狩りに意欲を燃やしている一部のヒトから怒られてしまいます!?
ファンはどう眼前の群れを殲滅させるかを考え直しながらも。
「……ん、ペイン?」
いざ、毛狩り隊出陣!! というところで、ペイン・フィン(“指潰し”のヤドリガミ・f04450)の様子に気が付く。
こくりこくりと、赤い髪を揺らしているペインはというと。
『めえぇぇぇえ』
――何やら、イイ夢を見ているようで?
虹色雲の獏羊の能力で眠ってしまった様子のペインの顔をふと覗き込むファン。
そんなペインはというと――。
……気がついたら、空を飛んでいた。
もっふもふなテルテルさんの背に乗って。
まるで乗せてもらっている怪鳥のような雲の上をふわり、風を受けながら。
そしてそんな自分の隣にいるのは――ファン。
遠くに見える青い空に、赤のいろがじわりと滲み始めていて。
夕日があっという間に世界を夕焼け色に染め変えていく中で……そっと、隣にいるファンの顔が近づいて――。
「敵の能力だから仕方ないとは言え、本人の前で、それは……ねえ?」
ファンはふっとひとつ溜息をついてから。
――刃は物に非ず、感情を持ってあなたを斬り断ち抉るよ。
感じる苛立ちは、紡いだ言の葉と一緒に『刃非木石』のトリガーに。
「50人の憤怒の私部隊、毛を切り取り肉を串刺し、命を狩り払っておいで」
白き刃の影を、戦場へと解き放つ。
幸い、ここは建物内の空間。
敵が飛ぼうと、壁蹴りや影同士の連携でいくらでも届こう――と。
早速、虹色雲の獏羊を狩りにかかる自身の影を見遣ってから。
「……さてペイン、覚悟はいいかな?」
視線を、すやりと寝ているペインへと向けた瞬間。
――ゴチンッ。
「……あう……、びっくりした……」
「――おはよう」
優しさを込めたファンの頭突きがペインに炸裂!
そしてまだ少し寝惚けた様子のペインは。
「ファンの顔、そばに……」
夢の続きのように、そのままふらふらと無意識に顔を近づけるけれども。
「寝起きのところ悪いけれど……仕事の時間だよ?」
迫るペインの唇を指で留めて、そう告げるファン。
「……あ、そういえば、そもそも、今、戦いの最中だった……ごめん。流石に、油断しすぎてた」
ペインはようやくちゃんと覚醒して、耳まで真っ赤に。
だから――これは、しっかり挽回しないと、ね……と。
虹色で満ちる戦場にペインが多重生成するのは、鋭利なナイフ。
そして展開したナイフの刃で、寝てしまった分を取り戻すかのように、獏羊を切り裂いて。
「ついでに、お肉と毛も回収していこうか」
その虹色の毛と肉は最高級品で、得られる者はまず居まいと言われているようだが。
早速、ナイフ振り翳して獏羊狩りです!
「それはさておき。あのふわもこ、外に出ていっては困る、のだな」
――で、あれば、そのように、と。
もふもふ毛刈りやお肉はともかく、鉄門扉の盾を打ち立てて、城壁の幻影『追想城壁』を展開すれば。
『めぇぇ~』
ぽてぽてっと空を飛べなくなった獏羊たちが落ちてきて。
ついでに、宙を泳ぐ頭の無い黒い魚骨の鉄柵を大きくして、ふわもこを一所へ囲って集めみるカガリ。
「その方が多分、毛刈り……? とかも、しやすいと思うので」
そう毛刈りをする仲間たちが刈りやすいようにお膳立てしながらも、ぼしりと呟く
……あれ、食えるのだろう、かな……と。
何気に虹色雲の獏羊のその肉は最高級品なのだそうです。
ステラも青き流星の剣を握り、目立つように存在感を持って前へと躍り出て。
皆が狙いやすいように敵の注意を惹きつけ、あえて防御はせず、敵の油断を誘えば。
――降り注げ、流星たちよ!
敵が近づく前に、高速詠唱で天から降り注ぐ流星の雨の衝撃を降らせる。
けれどそれも、頭に当たるサイズで気絶させる程度の威力にしておくステラ。
「毛刈りをするようなので傷つけるわけにはいきませんからね」
ステラもやはり、毛刈りをする仲間に配慮を!?
それからそっと、部屋の最奥に錆びた鎧を見つけ、思う。
(「虹の剣と同じくずっとここで待ち続けていましたか」)
気持ち的にはそっとしておきたいところだが、今回は回収を依頼されている。
(「少しでも勇者の情報を得て、鎧がここに居た役目を果たしてもらいましょう」)
そして同じ様に、錆びた鎧に思うところがあるカガリ。
(「それに、しても。剣の時は、決定は現場の猟兵に委ねられたが、今回は端から回収目的、というのは。我らの与り知らぬところで、何か事情でもあるのかな」)
剣には無くて、鎧にはある事情……鎧にのみ刻まれた何か、とか、と。
色々と考察してみるけれど。とりあえずまずは、大量に湧いている虹色雲の獏羊を倒さねばならない。
語も、毛を刈るつもりの人がやり易いように、と。
――頼むぞ、カラス。
そう紡ぎ召喚した大カラスの背に乗り、カラスと一緒に浮いてる獏羊をどついたりして落としていったり。
ついでに、一ヶ所に誘き寄せ、追い込んで行く。
そして漆黒の翼を羽ばたかせるカラスの背で改めて語は思うのだった。
「……うん。慣れもあるがやっぱりカラスにのせてもらう方が落ち着く」
瑞樹の手には、二振りの刃――右手に胡、左手に黒鵺、刀とナイフの二刀流。
存在感を消し目立たないように移動、他の面子に隠れながら敵へと近づいて。
奇襲をかけ、剣刃一閃――暗殺するように、確実に敵を屠っていく。
さらに仕掛けるは、動きの制限を狙ったマヒ攻撃。
「なるべく毛に傷がつかないように無力化していくか、怖いし」
やはり瑞樹も毛刈りに配慮。あの情熱が怖いですし。
「毛や肉を傷つけないように気絶させる程度にした方がいいですよね」
狐珀もそう、気を付けながらも。
一二三四五六七八九十 布留部 由良由良止 布留部 霊の祓――展開するは『破邪顕正』。
破邪の力をもつ御神矢で、敵を一斉発射でし撃ち落としていく。
もちろん、鎧を傷つけたり、テルテルさんを驚かせたりしないよう、細心の注意を払うことも忘れずに。
「正直、鎧を守ろうとしているのか、毛刈りを手伝おうとしているのか、わからない状況ですね……これ」
恐らく現状をみれば、どっちも、という状況ではないだろうか。
そんな皆が毛刈りに向けて、万全の態勢を整えてくれれば。
満を持して動くは、アルマニア。
きちんと、目的の鎧が獏羊との攻防で傷が付かないように配慮し放つは、重力による拘束弾。
「当たれば不思議。身体が重くてまともに動けないでしょう?」
『めぇぇ~』
空を飛ぶこともできず、皆も一緒に沢山集めてくれたこともあり。
「じゃぁ、毛皮を刈ろうか」
先程までの敬語は何処へやら。
ハイテンションでアルマニアが繰り出すは、バリカンや解体用の鉈・ナイフなどに変えた、千枚の虹色の紙『千枚の我ハ古キ書ノ一遍ナリ』。
そして。
「虹色の毛皮と肉を頂戴しようか」
いよいよ、お待ちかねの毛刈りタイムです!?
そんな嬉々としているアルマニアの様子を見守りながら。
「……それにしても、虹色の宝物に、この羊たちか……」
ペインはふと思う――不思議な縁、だね、と。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
月宮・ユイ
アドリブ◎
*身に<呪詛>宿し呪詛/呪操る
虹の加護に虹色の獏ですか
剣の際は宝石の獣…何か関係があるのかしら
いえ、今は対処に集中。このまま被害者なしで解決したい所です
[ステラ+ケイオス]剣槍形態:伸縮自在、変則二刀流も
敵対策に破邪の力込め、
<念動:オーラに破魔の呪>重ね纏い行動補助と耐性強化。
《根源識》<第六感>併用全知覚強化<情報収集・学習・見切り>
<早業>で接近戦仕掛ける。
牢獄とはいえ荒れた様子はない、
私もなるべく部屋荒らさない様注意します。
戦後は鎧や塔等の調査です
《根源識》も併用<知識>基に探索調査
やはり全て集めるのが鍵なのかしら
テルテルさん、
戦いの気配あれど逃げる事なく賢く勇敢な子達ですね
「虹の加護に虹色の獏ですか」
その身に呪詛を宿し、その呪を操りつつも。
月宮・ユイ(捕喰∞連星・f02933)はふと思考する。
(「剣の際は宝石の獣……何か関係があるのかしら」)
前回、水と花の街で回収した剣の傍に群れていたのは宝石の獣。
そして今、目の前にいるのは――虹色雲の獏羊の群れ。
部屋の最奥に見受けられる鎧は前回の剣と同じように錆びている一方、戦場をふわり飛び交う獏羊たちのその色はまさに虹の彩り。
謎が多い勇者伝説を紐解きたいところではあるけれど。
(「いえ、今は対処に集中。このまま被害者なしで解決したい所です」)
気を取り直し、今やるべきことを成さんと動くユイ。
見た目は可愛らしいが、眼前のオブリビオンが街に出てしまえば、被害が出るだろう。
ユイが握るのは、伸縮自在な剣槍形態、変則二刀流も可能なステラ+ケイオス。
破邪の力込め、第六感を働かせつつ全知覚強化し、素早く地を蹴って接敵する。
『めえぇぇ~!』
獏羊も七色の光を放ち、眠らせんとしてくるも。
重ね纏う破魔の呪を込めたオーラでその光を防いで。
元は姫を捕らえていた牢獄であったという天空の塔の最上階ではあるが、その室内は荒れた様子などはないから。
ユイもなるべく部屋を荒らさぬ様に注意しながらも、剣槍の鋭撃を獏羊へと繰り出して。
『めええ~……』
また1体、虹色雲の獏羊を躯の海へとおくる。
そしてまた次の標的へと狙いを定め、敵との距離を詰めながら、ユイは思う。
虹の宝具はやはり全て集めるのが鍵なのかしら、ということと。
テルテルさん、戦いの気配あれど逃げる事なく賢く勇敢な子達ですね――と。
大成功
🔵🔵🔵
華折・黒羽
数が、多いな…
見上げれば漂う虹色にぽつり呟きながら
両翼を広げ地を蹴り天井へと飛び立てば
獏羊の群れの中に飛び込む様に
構えた屠が纏う冷気は縹の力
ステルラスクの風を読む能力を真似る如く敵の隙を縫い
途中襲い来る個体は薙ぎ払って
斬り付けた先から生命力を奪いながら目的の位置へ
…やっぱり簡単には、いかないな
避けきれず負った傷も激痛耐性で知らぬふり
構えを変え詠唱始めれば
屠の刀身が冷たい花弁となって舞い踊る
虹色捉えた花弁は刃となって襲い行く
戦闘後は調査を
野生の勘に引っ掛かるものはないか
こつり叩く壁の音に聞き耳立ててみたりと
限られた時間で出来うる限り伝説について調べてみよう
ステルラスクをあまり、待たせぬ様に
数多の星の間を潜り、風に乗って辿り着いた天空の塔の最上階。
かつて牢獄であったというその部屋を彩るのは、沢山の虹のいろであった。
「数が、多いな……」
けれどそれは、夢と生命力を喰らうオブリビオンの群れ。
華折・黒羽(掬折・f10471)は見上げた青い瞳に七色のいろを漂わせ、ぽつりとそう呟きながらも。
ばさりと烏の両翼を広げ、地を蹴って空へと飛び立って。
飛び込むは、虹色雲の獏羊の群れの只中。
刹那、構えし黒剣『屠』に冬を纏わせるは、呪印を記した符『縹─白姫─』。
まるで共に星空を飛んだステルラスクに倣うかのように風を読まんと、敵の間隙を縫うように舞って。
空中をジャンプし迫る敵を、黒き刃に宿る冷気で薙ぎ払い、斬り付けた先から生命力を奪う。
けれど、数の多い敵の攻撃その全てを躱すことは叶わず。
「……やっぱり簡単には、いかないな」
思わず一瞬だけ、そうそっと苦笑するも……走る痛みは、知らぬふりをして。
この後は調査も行いたいところ、あまりステルラスクを待たせぬようにと。
――黒抱く白姫、腕満つらば天降る涙が舞い落ちる──。
構えを変え詠唱すれば、戦場にひらり踊るは、屠の刀身が解け舞わせた冷たい花弁。
その凍えるような花弁は、虹の彩を捉えて。
鋭き刃と成り、はらりひらり、虹色雲の獏羊たちを躯の海へと還していく。
成功
🔵🔵🔴
セシル・エアハート
*アドリブ・連携OK
虹色の雲の精…この獏羊さん達のことだったんだね。
…でも、相手がオブリビオンである以上は容赦はしない。
虹の鎧はもちろん、テルテルさんや街の人達を守らなきゃ。
あの光線に当たってしまったら…、それこそ命取り。
夢を喰われて終わり、だなんてこっちから願い下げだ。
【見切り】【第六感】で敵のUCを回避していく。
ごめんね。
君達をそろそろ夢から覚ましてあげるよ。
夢の続きは骸の海で…、ね?
UC『舞い散る薔薇の花嵐』を発動、【一斉発射】【範囲攻撃】【2回攻撃】で攻撃する。
それにしてもこの鎧。
剣と同じで本当に虹の加護を受けているのか気になるね。
残りの盾は一体どこにあるんだろう…?
白き星を纏うような翼を羽ばたかせたステルラスクに導かれて。
やってきた天空の塔の最上階に在る、街で噂になっていた『雲の精』の正体。
「虹色の雲の精……この獏羊さん達のことだったんだね」
それは、セシル・エアハート(深海に輝く青の鉱石・f03236)の言う様に、虹色雲の獏羊の群れであった。
その身体はもこもこで、見た目可愛らしい獏羊たち。
けれども、ここまで連れてきてくれたステルラスクとは違って、この獏羊たちとは仲良くはなれそうにはない。
この虹色雲の獏羊は、人に害を及ぼす可能性があるオブリビオンなのだから。
……相手がオブリビオンである以上は容赦はしない。
セシルは宝石の如く煌めく藍色の瞳で、倒すべき敵を見遣る。
――虹の鎧はもちろん、テルテルさんや街の人達を守らなきゃ、と。
それからふと、部屋の最奥にある錆びた鎧へと一瞬目を向けてみるけれど。
(「それにしてもあの鎧。剣と同じで本当に虹の加護を受けているのか気になるね」)
残りの盾は一体どこにあるんだろう……?
そう勇者伝説の謎に、ブルーサファイアを思わせる髪を小さく揺らしながら首を傾けるも。
謎を追うためにはまずは、眼前の敵を倒してから。
けれども、ゆるく可愛らしい見た目と反し、獏羊たちが放つ光は厄介。
(「あの光線に当たってしまったら……、それこそ命取り」)
夢を喰われて終わり、だなんてこっちから願い下げだ、と。
セシルは敵の見目に惑わされず、獏羊たちの動きを見切り第六感を研ぎ澄ませ、放たれる攻撃を躱して。
――美しく、咲き誇れ。
敵の只中で発動するは、『舞い散る薔薇の花嵐』。
刹那、戦場に舞い、数多の虹色を塗り替えんとするのは、色とりどりの薔薇の花弁。
ひらりと戦場に踊る鮮やかな薔薇のそのひとひら全てが、敵を屠る鋭き刃の棘と成って。
セシルは逆に獏羊たちを、本当の眠りの世界へと誘ってあげる。
「ごめんね。君達をそろそろ夢から覚ましてあげるよ」
夢の続きは骸の海で……、ね? って。
大成功
🔵🔵🔵
クーナ・セラフィン
答えはなくとも鎧に惹かれて来ちゃったのかなと思わずにはいられないけども。
にしても賑やかな色合いだねぇ、ここ。
まさに伝説に相応しい…なんか伝説の羊とか変なイメージが(頭ぶんぶん)
鎧守るためひと頑張りしようか。
空を跳ねる羊をUCの花弁と吹雪で包んで惑わしてしまおう。
夢の羊に幻覚見せてれっつごーさいけでりっくわーるど。
吹雪の寒さはもこもこで阻まれるかもだけど惑ってしまえば料理はし易くなるだろうし。
動きが鈍ったら突撃槍で串刺しだ。
数が多いから広い地形活かして囲まれないようにひょいひょい動いて狙いを絞らせないようできたら上々かな。
倒し終わったら…鎧磨いてみるかにゃー?(布取り出し)
※アドリブ絡み等お任せ
ふわふわもふもふなステルラスクの背に乗って連れてきてもらった、天空の塔の最上階。
そこはかつて、天空の牢獄だったというけれど。
牢獄であった塔に在ったのは、捕らえられたお姫様の姿ではなく。
虹色の毛並みをした、数えきれないくらいの数の虹色雲の獏羊であったのだ。
そしてこの獏羊が、ティニアの街の人たちが噂していた『雲の精』であるだろう。
「答えはなくとも鎧に惹かれて来ちゃったのかなと思わずにはいられないけども……にしても賑やかな色合いだねぇ、ここ」
クーナ・セラフィン(雪華の騎士猫・f10280)は藍色の瞳に華やかな虹のいろを映しながら。
まさに伝説に相応しい……なんか伝説の羊とか変なイメージが、なんて思うけれども。
頭をぶんぶん、自慢の灰色の滑らかな毛並みと帽子についた羽根を揺らし、気を取り直して。
「鎧守るためひと頑張りしようか」
そう、ふわり戦場に浮かぶ敵の群れを見遣れば。
――こんな趣向はどうだい?
構えた突撃槍から吹雪くのは、雪混じりの花。
空を跳ねるを獏羊を凍結と幻惑の花弁と吹雪で包んで惑わしてしまおう、と。
夢を食うという獏羊に、れっつごーさいけでりっくわーるど! 幻覚見せるクーナ。
さらに広い地形活かし、囲まれないようにひょいひょいと動いて。
数の多い敵に、狙いを絞らせないようできたら上々、そう立ち回って。
(「吹雪の寒さはもこもこで阻まれるかもだけど惑ってしまえば料理はし易くなるだろうし」)
その思惑通り、心なしかゆるやかになった敵の隙を見逃さずに。
『めえぇぇ~……!』
すかさず握り締めた白雪と白百合の銀槍で、虹色の獏羊を串刺しにしたのだった。
成功
🔵🔵🔴
ユディト・イェシュア
アドリブ、連携歓迎
雲の精の正体が見た目も可愛らしい虹色雲の獏羊だったなんて。
でも相手はオブリビオン、油断は禁物ですね。
虹の加護を受けた鎧、皆で無事に持ち帰りましょう。
眠りを誘う光には十分注意して挑みます。もし仲間が眠りに落ちてしまったら、敵の攻撃から身を挺してかばいます。
【黎明の導き】で相手の弱点を探りながらメイスで攻撃します。
【気絶攻撃】で逆に敵を眠らせて、攻撃を封じてしまいましょう。
とにかく数が多いので、皆さんと協力して確実に数を減らしていきたいです。
「ティニアの人々とテルテルさんを危険にさらすわけにはいきません。骸の海までご案内します」
星と雲海の街・ティニアで噂になっていた、天空の塔にいるという雲の精。
ステルラスクの背に乗ってやってきた先――塔の最上階にいたのは、確かに雲の精のような存在。
「雲の精の正体が、見た目も可愛らしい虹色雲の獏羊だったなんて」
そう、噂になっていた雲の精とは、ユディト・イェシュア(暁天の月・f05453)の言う様に、虹色雲の獏羊であったのだ。
その見た目はもこもこで、とても可愛らしいのだけれど。
ステルラスクと違い、眼前の獏羊たちは、人へと害を及ぼす可能性がある。
虹色雲の獏羊たちは――倒すべき、オブリビオンなのだから。
「相手はオブリビオン、油断は禁物ですね」
ユディトはその可愛らしい見た目に惑わされぬよう、メイスを確りと構えて。
「虹の加護を受けた鎧、皆で無事に持ち帰りましょう」
この場所に赴いた目的――部屋の最奥に置かれてある、錆びた鎧に一瞬だけ視線を向ける。
鎧を持ち帰るためにはまず、眼前をふわふわ漂う虹色雲の獏羊の群れを排除しなければならない。
けれど可愛い見た目に反し、獏羊が放つ、眠りに誘う光は強力。
ユディトはその七色の光を十分に警戒し、眠ってしまった仲間がいれば、その身を挺し守らんと覚悟を抱きつつも。
――俺には視えます……あなたの強さも弱さも。
敵の纏うオーラの色をその瞳に映して、見抜いた弱点を突くように鋭くメイスを振るう。
そして気絶を伴う衝撃を与え、逆に虹色雲の獏羊を夢の世界へと誘い、攻撃を封じていく。
その能力も厄介だが、何せ、その数が多い。
けれど、同じ様にステルラスクに乗ってやってきた、この場に集いし仲間もたくさんいるから。
「ティニアの人々とテルテルさんを危険にさらすわけにはいきません。骸の海までご案内します」
確実に敵の数を減らしていくべく、皆と協力し合って。
ユディトが振るったメイスがまたひとつ、虹の彩りを在るべき場所へと還したのだった。
大成功
🔵🔵🔵
野宮・縁
れい(f01192)と!
アドリブ可
ふわもこでかわいいのう
でも、こんなかわいくてもほうってはおけぬな
てるてるさんにいじわるしないうちに、たおさねばな!
あいようのなぎなたをかまえていざ!
ぜんえいはわしにまかせよ
れいはうしろでよろしくな!
けんとよろいのかんけいはわからんが
ならべてみたら、なにかわかるかもなぁ
それかほかにもにたようなもんが出てくるとかもありえそう
ねむらされはこまるからな、
相手の光をわしのUCの蒼い炎でそうさいしながらすすむぞ
炎をなぎなたにもまとわせ、なぎはらってくれようぞ
こつこつと、1体ずつたおしていくぞ
れいのせいれい、いつ見てもかわいいのう
あとでちょびっとでいいからもふらせておくれ!
葉月・零
縁さん(f06518)と
アドリブ歓迎
そうだねー、かわいい見た目だけどオブリビオンだから、そのままにしてはいられないね。
テルテルさんたちのところに行っちゃう前になんとかしなきゃ。
前回収した虹の剣と関係性があるのかなぁ。揃えたら力を発揮する、とか。
考えてみたいことはたくさんあるけど、その前に獏羊たちをなんとかしないと眠らされちゃいそうだね。
そう?なら、前は縁さんに任せるね。
さてとー、じゃあ俺はどうしようかなぁ。
数が多いのなら、片っ端から減らしていくしかないかなぁ
眠らされちゃうより先に攻撃していきたいところ
氷の精霊に力を借りて
リーフ、出番だよー
味方には当てないようにね
ステルラスクに乗った星空の冒険の末にたどり着いた、天空の塔の最上階。
そしてそこに巣くうのは――虹色の毛並みをした、ふわもこの群れであった。
けれどこのもふもふな存在は、テルテルさんとのようにフレンドリーにとはいかない。
野宮・縁(永久に七つと数えよう・f06518)は、目の前をふわふわと飛び交う虹色雲の獏羊の群れをじっと見て。
「ふわもこでかわいいのう。でも、こんなかわいくてもほうってはおけぬな。てるてるさんにいじわるしないうちに、たおさねばな!」
「そうだねー、かわいい見た目だけどオブリビオンだから、そのままにしてはいられないね」
テルテルさんたちのところに行っちゃう前になんとかしなきゃと、こくり頷く葉月・零(Rien・f01192)。
可愛い見た目とは違い、虹色雲の獏羊は、放っておけば人へと害を及ぼす可能性がある。
「ぜんえいはわしにまかせよ。れいはうしろでよろしくな!」
――あいようのなぎなたをかまえていざ!
薙刀を握り積空強く言った縁に、零は小さく首を傾けて。
「そう? なら、前は縁さんに任せるね」
さてとー、じゃあ俺はどうしようかなぁ、と。ふと、広い戦場を見回せば。
紫の瞳が見つけたのは、部屋の最奥に無造作に置かれた鎧の姿。
「前回収した虹の剣と関係性があるのかなぁ。揃えたら力を発揮する、とか」
「けんとよろいのかんけいはわからんが、ならべてみたら、なにかわかるかもなぁ。それかほかにもにたようなもんが出てくるとかもありえそう」
以前、予知され訪れた水と花の街で手に入れたのは、虹の加護を受けているとは思えないような錆びた剣であった。
今回の鎧も同じように、見ただけでは虹の加護があるのかと疑ってしまうような代物。
けれど。
「考えてみたいことはたくさんあるけど、その前に獏羊たちをなんとかしないと眠らされちゃいそうだね」
紐解いていきたい伝説の謎は沢山あるのだけれど……それで眠っちゃったら元も子もないから。
「数が多いのなら、片っ端から減らしていくしかないかなぁ」
眠らされちゃうより先に攻撃していきたいところ、と浮かぶ敵を零が見遣れば。
「ねむらされはこまるからな」
眠りへと誘う七色の光を、蒼き気狐火で縁は相殺していきながらも。
大きく振るう薙刀に炎を纏わせ薙ぎ払い、1体ずつ確実にその数を減らしていく。
『めえぇぇ~』
刹那、ゆるく鳴き声があげれば、ぴょこぴょこと何度もジャンプする虹色雲の獏羊。
何度も飛び跳ねられて、うっかり天空の塔から出てしまってはいけない。
「リーフ、出番だよー。味方には当てないようにね」
よろしく頼むね、と零がお願いするのは、氷の精霊のリーフ。
のんびりとした性格のリーフだけど、てけてけと数歩歩んでから。
獏羊の群れへと放たれるは、鋭く凍てついた数多の魔法の氷矢。
その氷の矢が敵の虹色の身体を射抜いて、躯の海へと還していく中。
「れいのせいれい、いつ見てもかわいいのう」
縁は一生懸命頑張っている可愛らしいリーフへとちらり目を向けて。
炎の薙刀をぶん回しながら、あとでちょびっとでいいからもふらせておくれ! と、そうお願いするのだった。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
アース・ゼノビア
【白】
雲の精とは綺麗なだけじゃなかったか……
子供が描いた夢みたいで、喜びそうだけどね
これじゃ会わせる訳にもいかないな。
杖を顔前に構え、水と氷の属性魔法を高速詠唱で吹き込み
全力魔法で解いて鈴蘭の嵐を範囲展開。
獏羊の毛が氷の花で重く湿気って凍てれば、速度を殺せるはず
敵数が減れば剣を抜き応戦。
オーラ防御で防ぎきれない時はカウンター衝撃波、武器受けを織り交ぜる
…菊がちらちらしてる団子の威力は俺も知ってる。もとい知りたくないぞ。
鼓舞の如く顔を叩き、眠気を散らし
仲間をすぐに起こしきれない時は庇いに入る
虹の加護をなぜ失ってしまったんだろうな。
或いは此処に、加護を描いた絵や痕跡はないか……少し調査してみよう。
千家・菊里
【白】
睡魔呼ぶふわもこ軍団とは、また手強い相手ですねぇ
数多数:
UCを範囲・※マヒ攻撃で強め全体牽制
光放ちそうなら打消し対抗する様に※を闇属性攻撃に切替妨害
但し氷結個体への火は避ける
逃走危険or数2以下:
火合体強化し狙い打ち
そういえば先の言伝と共に預かり物がもう一つ(殺気こと山葵かほる団子)
『私の代わりに遠足のおやつに持ってくと良いわ』
『困った子がいたらあーんしてあげなさい』
と――いやぁ気が利きますよね
寝たら即食らわせてあげますからご安心を
身はオーラ防御で守り
飛躍は見切りで観察し対策
生命力吸収は同吸収で返して頂きます
良い子は寝る時間ですよ、獏羊さん
◆後
動物=テルテルさんとも話し虹や勇者の情報確認
重松・八雲
【白】
ふわもこ安眠枕、であれば良かったんじゃが!
くっ、ちと殴り辛いが民やテルテルさん達の為!
心を鬼にしけだま狩(刈)りを!
衝天で速度戦闘力強化
標的は伊織同様
協力し危険阻止と数減少を
毛皮輝けば嶮浪で武器落とし(毛皮刈り)
光放ちそうなら怪力で金剛と拳叩き込み気絶攻撃(しつつちゃっかりもふる)
ジャンプ厄介か逃げそうな敵は飛翔で回り込み、下や中へ吹き飛ばし返す
攻撃はオーラ防御で緩和
睡魔は(団子勘弁&りあ獣守らねばという)気合いで吹き飛ばし
流石の儂もこの状況下で寝落ちはす…(やぁ)…まい!
睡眠もおやつももっと平和に楽しむもんじゃろー!
さぁお主らこそ安らかに眠るが良い!
◆後
加護消失?の手掛かり等ないか調査
呉羽・伊織
【白】
ふわもこ癒し系はテルテルサンで充分ってな
安眠どころか永眠招くよーな連中は勘弁だ
UC使わず武器と技能で対処
光の頻度低下図る
攻撃は早業と2回攻撃で重ね撃破急ぐ
逃げそう>
仲間の死角に入る>
範囲攻撃で衰弱
を優先排除
見切りで動き読み攻撃や飛躍方向予測
直撃や逃走注意
毛の輝きは早業と部位破壊で刈り取り、目潰しで妨害
雲…睡魔…うっ、頭(悪夢)が…!
ってマジで隠し球ならぬ隠し団子出た!
何その滲み過ぎる気遣い、色々と全力で遠慮したい
寝た人にゃ団子圧をお裾分け
自分は身に風切突立て意識引戻す――団子よりたぶんマシ(?)
俺の夢とか腹壊すぜ、お前ら?
お互い妙なモン食う前に、オヤスミ
・後
加護戻せねーか
鎖介し情報収集
まるで物語の中の世界のように、眼下に広がっていた幻想的な雲の海。
天空の塔へと導いてくれた怪鳥ステルラスクも、まっしろもふもふな身体は、ふわふわ雲のようで。
そして、星の煌めく空にそびえる塔にいるという、ティニアの街で噂になっていた『雲の精』。
……けれど。
「雲の精とは綺麗なだけじゃなかったか……子供が描いた夢みたいで、喜びそうだけどね」
雲海は美しかったし、テルテル子さんはもふもふで可愛かったけれど。
……これじゃ会わせる訳にもいかないな、と。
アース・ゼノビア(蒼翼の楯・f14634)は、金の瞳に映る虹色のふわもこの群れへと視線を向けて。
「睡魔呼ぶふわもこ軍団とは、また手強い相手ですねぇ」
「ふわもこ安眠枕、であれば良かったんじゃが! くっ、ちと殴り辛いが民やテルテルさん達の為!」
――心を鬼にしけだま狩りを! と。
そう、ふわもこ好きな重松・八雲(児爺・f14006)にとっては、まさに倒すことが試練のような敵。
可愛いふわもこというだけで、つい顔や気持ちが緩んでしまいそうになるけれど。
千家・菊里(隠逸花・f02716)の言う様に、睡魔呼ぶふわもこ軍団は、何気に厄介な敵。
「ふわもこ癒し系はテルテルサンで充分ってな。安眠どころか永眠招くよーな連中は勘弁だ」
同じふわもこでも、ここまで運んでくれたテルテル男さんとは違って。
呉羽・伊織(翳・f03578)は、人々に危害が及びかねない能力を持つ敵の群れを殲滅せんと動きをみせる。
厄介なのはやはり、虹色雲の獏羊が放つ、眠りに誘う七色の光。
伊織はその光の誘発を少しでも低くするべく、冷ややかなる黒刀を振るって。
ふよふよと窓の外の方へと逃げそうな獏羊や仲間の死角に入る敵から、早業を駆使し手数を重ね、素早く撃破していかんと。
音も気配も心も消し、躊躇なく虹色のふわもこを斬り伏せ、輝く毛並みを刈り取り、目潰しで攻撃速度の強化を妨害する。
そして、伊織と狙う標的の優先事項を合わせ、皆と協力し危険阻止と数減少をはかる八雲は。
――刮目せよ!
そう紡いだ刹那、堅固たる根性表す様な守護のオーラを身に纏って。
虹色の毛がさらに光輝けば、豪快な濤乱刃が目を惹く一振を振り下ろし、毛皮刈りを。
眠りに誘う光放ちそうならば、怪力で堅き連珠『金剛』と拳を叩き込み気絶攻撃ついでに、確りちゃっかりもふもふ。
ふよんとジャンプし逃げそうな敵は飛翔で回り込み、下や中へと吹き飛ばし返す。
刹那、杖を顔前に構えたアースが高速詠唱し戦場に編み出すは、水と氷の属性魔法。
それを全力魔法で解き、広範囲へと舞わせるのは鈴蘭の花弁。
はらり舞い吹雪くひとひらが刃と成り、水と氷で重く湿気り凍らせ動きの鈍った敵を斬り裂いて。
菊里が戦場に灯していく狐火が、凍っていない獏羊へと麻痺を与え全体を牽制すれば。
光放ちそうな個体へと、今度は闇の属性を乗せた炎を滾らせ放ち妨害を試みてみる。
そして、周囲の獏羊がその数を減らせば。
アースは抜いた剣で応戦、菊里も生み出した狐火を合体強化させ敵を狙い撃つ。
『めぇぇええ~』
瞬間、戦場に響くゆるーい鳴き声。
それは、聞く者を眠りへと誘う七色の光を伴っていて――襲い来るは睡魔。
「そういえば先の言伝と共に預かり物がもう一つ」
けれど、菊里は満を持して、それをを取り出す……殺気こと山葵かほる団子を。
「『私の代わりに遠足のおやつに持ってくと良いわ』『困った子がいたらあーんしてあげなさい』と――いやぁ気が利きますよね」
寝たら即食らわせてあげますからご安心を、そう笑む菊里に。
「……菊がちらちらしてる団子の威力は俺も知ってる。もとい知りたくないぞ」
「雲……睡魔……うっ、頭が……! ってマジで隠し球ならぬ隠し団子出た! 何その滲み過ぎる気遣い、色々と全力で遠慮したい」
「流石の儂もこの状況下で寝落ちはす…………まい! 睡眠もおやつももっと平和に楽しむもんじゃろー!」
鼓舞の如く顔を叩き眠気を散らしたり、団子よりたぶんマシと身に風切突立て意識引き戻したり、ちょっと一瞬寝たっぽい気配をみせながらも団子勘弁とりあ獣を守らねばという気合いで吹き飛ばしたりと。
何とか眠ることなく、事なきを得た白一色な面々。団子効果、何気に物凄く絶大です!
そして団子の脅威から何とか逃れられ、ほっと胸をなでおろしつつ。
アースはふと、部屋の最奥に転がるように置かれている錆びた鎧を目にして。
(「虹の加護をなぜ失ってしまったんだろうな」)
前回の剣の時と同様、虹の加護の気配が全く感じられない宝具を見つめ、小さく首を傾けるも。
鎧の代わりに虹色を帯びた敵の身を、振り下ろした剣で斬り伏せて。
「さぁお主らこそ安らかに眠るが良い!」
「俺の夢とか腹壊すぜ、お前ら? お互い妙なモン食う前に、オヤスミ」
伊織と八雲が、鋭き一閃と固く握った拳をそのもこもこな身体に見舞えば。
「良い子は寝る時間ですよ、獏羊さん」
おやすみなさい、と――幾つも重なり合った菊里の狐火がより激しく燃え上がり、夢と生命力を食らう敵の身を燃やし尽くすのだった。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
城島・冬青
【KORで参加】
可愛い!もこもこしてて触りたくなってしまいますね
いえ野放しにしたら危険なのでここは心を鬼にビシッと倒しますよ
えぇ?アヤネさん獏羊をもふるんですか?!
可愛いし触りたいけど絶対怪我しますよ?
回復は用意しておきますね
花髑髏を構えて【ダッシュ】で距離を詰める
武器格好いいですか?
やったー
獏羊ジャンプは【衝撃波】で撃ち落とす
不意打ちや死角からの攻撃は【第六感】で察知し【残像】で回避
ううー
触りたいけど我慢!
…アヤネさんの行動に少々サイコパスみを感じるけど言葉には出さない
敵の攻撃で傷ついた仲間には【血蝙蝠】で治癒
…回復なのに見た目がグロくてごめんなさい
でもこれは当たってもシミにはなりませんので
織銀・有士郎
【KOR参加】
可愛らしい見た目の割に随分エゲツない能力持ってるな……。
おや、アヤネも前に出るのか。ならその分支援役でもするかね。
「余り動かず支援に徹するのは楽で良いがな……多分」
『三千世界の太刀』を使用。45本のサムライブレイドを複製し、味方が攻撃しやすいよう援護射撃を行うが……アヤネの敵は攻撃しない方が良いのかコレ?
そいや幽兵は初戦闘だったか……彼のフォローを他より優先して行うかな。
敵の攻撃は見切りにくそうだし、【武器で受けて】少しでも被害を減らしてみるか。
ああ、そいや調査もする必要あるのか。
何か金目のものでも見つかれば暫く仕事しなくて済むんだが……いや、ついでに探すだけだ。ついでに。
花屋敷・幽兵
【KOR参加】
いよいよ本番だな!足を引っ張らない様に頑張ろう。
【スチームエンジン】にて武器を強化し、前衛へ。
皆顔が緩んでいる様だが大丈夫か?
アヤネは挑戦者だな。あれ大丈夫なのか?
花髑髏?なにそれカッコいい!皆の武器名カッコいいな。俺もそういうの作ろう。
スピードを活かし各人のフォローに回る。冬青の死角からの攻撃の警告には反応しそちらに回るなど。
傷を受けたら、冬青の血蝙蝠がカッコいいのでお願いする。
「おお、凄い。でも無理するなよ?」
サクラコとオクは何やってんだ?何か凄いぞ!?
あれが噂のライオンキングwithオク。
調査の指示には従う。金目の物…?
帰りはゆっくり周りを眺めて帰ろう。
アヤネ・ラグランジェ
【KORで参加】
虹色雲の獏羊?!
これ持って帰っても?
あ、ダメネ
OK
夢魔みたいな危険物と理解するよ
でもちょっとくらい触ってもいいでしょ
わー、かわいいネ!
ふわ、もこ
やわらかさを堪能するよ
あっさり切り替えて
じゃあ斬るネ
大鎌を取り出してざっくり
逃げる羊には
UC発動
拘束
モフる
ざっくり
怪我はソヨゴに頼むよ
おー、さすがダンピール
ありがとうソヨゴと爽やかに微笑み
え?血まみれ?
あー、これは仕方ないネ
なんかソヨゴまで若干引いているのは気のせいかしら?
おずおずと顔をのぞき込み
鎧は剣と同じように錆びているのネ
今回は以前と違って人工物が多いから手がかりがありそう
時間が許す限り調査してみることを提案するネ
鏡彌・サクラコ
【KORで参加】
ナイトキャップがかわいらしいでいす
でもアイマスクと枕、枕がかわいらしい!!
はっ、冷静になりましょう自分
ここは心を鬼にして倒すのでいす!
あー!アヤネさまが抜け駆けを?!
ぐぬぬ、ここはじっと我慢の団長ですねい
サクラコまで行ってしまったら前線が崩壊しかねませんし
幽兵さまは初戦闘です?
今回は気にせずマイペースで攻撃して大丈夫でいす
黄金のライオンを召喚
オクちゃん乗って!
ライオンに騎乗しつつ
ハクナキを操り中距離から攻撃します
わわっ!幽兵さまとアヤネさまが血まみれに?!
鎧は前回の例と同じなら持ち帰っても意味がないでしょうか?
周りを調べるのは賛成しましょう
テルテルさんに待っててもらわなくては
日隠・オク
【KORで参加】
か…かわい…。
それにとても綺麗な色合いをしてます。
外へ出さないことに最大限の注意を払いながら戦います
虹色なので、見逃しはしないとは思いつつも
私のはただのナイフ、です
ナイフを構えます
サクラコさんのライオンに乗せてもらい近づいて攻撃します
UCはガチキマイラ、ナイフを持った手ごとライオン化し攻撃していきます
とても光はおだやかですが当たらないように気を付けます
みんなと一緒に戦います
まっしろまんまるなステルラスクに乗って、夜空の競争を楽しみながら。
天空の塔の最上階へと揃って辿り着いた【Knights of Rabbit】の面々。
そして、扉の向こうへといざ進んでみれば――。
「可愛い! もこもこしてて触りたくなってしまいますね」
「ナイトキャップがかわいらしいでいす。でもアイマスクと枕、枕がかわいらしい!!」
ふわふわと部屋に漂うように飛んでいるのは、もこもこかわいい虹色雲の獏羊さんたち!?
その見た目のキュートさに、城島・冬青(六百六十九番目の宿木・f00669)と鏡彌・サクラコ(鏡界に咲く花・f09974)は思わず声をあげて。
「か……かわい……。それにとても綺麗な色合いをしてます。」
日隠・オク(カラカラと音が鳴る・f10977)も、可愛くそして不思議な虹の色合いをした虹色雲の獏羊さんたちを、じーっと見つめるけれど。
すぐに、ハッと気を取り直して。
「はっ、冷静になりましょう自分。ここは心を鬼にして倒すのでいす!」
「いえ野放しにしたら危険なのでここは心を鬼にビシッと倒しますよ」
同じことを口にする冬青とサクラコ。
そう、見た目はすごく可愛らしくてもこもこしている、虹色雲の獏羊だけれど。
「可愛らしい見た目の割に随分エゲツない能力持ってるな……」
その可愛さには惑わされず、まじまじと敵の群れを見遣るのは、織銀・有士郎(織りなす銀の一振り・f17872)。
有士郎の言う通り、外見は可愛らしい虹色のふわもこなのだけれど。
相手は間違いなく倒すべきオブリビオン、夢と生命力を喰らい攻撃を仕掛けてくる敵なのである。
そんな、何気に厄介な能力を持つ敵の群れへと視線を向けて。
「いよいよ本番だな! 足を引っ張らない様に頑張ろう」
スチームエンジンを搭載し握る得物を強化しながら、敵前へと地を蹴りつつ。
「皆顔が緩んでいる様だが大丈夫か?」
可愛らしい敵の見目につい和むように表情を緩ませてしまう皆へとぐるり見ながらも声を掛けて。
「幽兵さまは初戦闘です? 今回は気にせずマイペースで攻撃して大丈夫でいす」
改めて可愛いもこもこに惑わされぬよう頷きながらも、今回が初陣となる幽兵へとそう告げるサクラコ。
そんな、可愛い敵を前に、心を鬼にすると決めたサクラコやオクであったが。
「虹色雲の獏羊!? これ持って帰っても?」
ふわふわ空を舞う虹色のふわもこを前に、思わずそう言ったアヤネ・ラグランジェ(颱風・f00432)だけれど。
「あ、ダメネ。OK、夢魔みたいな危険物と理解するよ」
さすがにオブリビオンを持って帰ることは叶わない。
しかし、そのもこもこボディーを誇る獏羊は持って帰ることはできなくても。
「でもちょっとくらい触ってもいいでしょ」
――わー、かわいいネ!
果敢に前へと出て、敵であるはずの虹色雲の獏羊を、ふわ、もこ!
ぎゅーっと抱きついてはもふもふして、そのやわらかさを存分に堪能するアヤネ。
そんな大胆な行動に出たアヤネに、冬青は驚いた表情を宿して。
「えぇ? アヤネさん獏羊をもふるんですか!? 可愛いし触りたいけど絶対怪我しますよ? ……って、言ってる間にもう、もふってる!?」
回復は用意しておきますね、とそう声を。
「あー! アヤネさまが抜け駆けを!?」
敵とはいえもこもこ可愛い獏羊をもふもふするアヤネに、ぐぬぬ、とサクラコは羨まし気に唸りつつも。
「ここはじっと我慢の団長ですねい。サクラコまで行ってしまったら前線が崩壊しかねませんし」
泣く泣く、団長としてここは我慢……!
「アヤネは挑戦者だな。あれ大丈夫なのか?」
「おや、アヤネも前に出るのか。ならその分支援役でもするかね」
も何気に攻撃されている気がするが、それでもふもふするアヤネのその挑戦心に、幽兵はちょっぴり心配気に言って。
勢いよく前へと躍り出たアヤネの行動を見て、冷静にそう己の立ち回り方を決めた有士郎。
冬青はそんなアヤネが心配ながらも、刀鍔に花と髑髏の彫り模様が入っている愛刀・花髑髏を構えて。
思い切り地を蹴ってダッシュし、一気に敵の距離を詰めれば。
「花髑髏? なにそれカッコいい! 皆の武器名カッコいいな。俺もそういうの作ろう」
「武器格好いいですか? やったー」
スピードを活かし皆のフォローに回りながらも花髑髏を褒めてくれた幽兵に、嬉し気に冬青は笑んでから。
ぴょーんっと大きくジャンプする獏羊へは衝撃波を放ち、撃ち落とす。
そして、敵の不意打ちや死角からの攻撃を第六感で察知して。
「そっちの死角からきます!」
残像で敵の体当たりを回避しつつも、そう皆へと声を掛ける。
その声に反応を示し、言われた方向に回る幽兵。
そして。
「ううー触りたいけど我慢!」
冬青は、敵を存分にもふもふしているアヤネを見守りつつも。
……その行動に少々サイコパスみを感じるけど……敢えて、言葉には出さない。
そんな中、ようやくアヤネは満足したようで。
「アヤネさん、大丈夫ですか? 回復しますね」
血液から生み出された赤い蝙蝠――『血蝙蝠』で、怪我を負った彼女へと回復を施す冬青。
「……回復なのに見た目がグロくてごめんなさい。でもこれは当たってもシミにはなりませんので」
「おー、さすがダンピール。ありがとうソヨゴ」
アヤネはそう、爽やかに微笑むけれど。
「わわっ! 幽兵さまとアヤネさまが血まみれに!?」
「え? 血まみれ? あー、これは仕方ないネ」
サクラコの声に、そうアヤネはさらりと答えつつも。
――なんかソヨゴまで若干引いているのは気のせいかしら?
そう、少し引きつったような表情の冬青の顔を、おずおずとのぞき込んでみる。
そして怪我を負っているのは、もふもふしていたアヤネだけでなく。
敵前で立ち回る幽兵も、もふもふにアタックされて、何気に血塗れです!?
そんな幽兵も、回復は冬青にお任せ。
「おお、凄い。でも無理するなよ?」
血液から赤い蝙蝠を生み出す冬青にそう声を掛けながらも、お願いする幽兵。だって血蝙蝠がカッコいいから!
「そいや幽兵は初戦闘だったか……」
有士郎は、彼のフォローを他より優先して行わんと、位置取りを変えながらも。
「敵の攻撃は見切りにくそうだし、武器で受けて、少しでも被害を減らしてみるか」
初戦闘である仲間が先程の様に怪我をしないよう、錆びた名刀『涼鳴』を構えて。
「じゃあ斬るネ」
満足気にもふもふしたあと、あっさりと切り替えて。
取り出したウロボロスの大鎌『Scythe of Ouroboros』をざっくりと躊躇なく虹色雲の獏羊へと振るいつつ。
――UDC形式名称【ウロボロス】術式起動。かの者の自由を奪え。
そう紡いだ刹那、ジャンプして逃げようとした敵を拘束する、アヤネの影から放たれた異界の触手。
そして何気に捕まえた獏羊をもふもふしてから、やはり大鎌を振り下ろしてざっくり!
そんなアヤネや仲間たちが攻撃しやすいよう、援護射撃する有士郎。
「余り動かず支援に徹するのは楽で良いがな……多分」
有士郎は『三千世界の太刀』を展開し、45本のサムライブレイドを複製しながらも。
「……アヤネの敵は攻撃しない方が良いのかコレ?」
ちらりと、アヤネへと視線を向ける。
「私のはただのナイフ、です」
オクの握るナイフは、特に格好良い装飾や名前がついているわけではないけれども。
虹色なので、見逃しはしないとは思いつつ。
敵を塔の外へと出さないことに最大限の注意を払い、素早い動きと手に握るナイフの刃で敵を片付けていくオク。
そして、沢山いた虹色雲の獏羊も、あとはもう数えるほどまでその数を減らしていて。
「オクちゃん乗って!」
戦場に黄金のライオンを召喚し騎乗したサクラコが、ハクナキを操り中距離から攻撃を繰り出しつつも、オクへと手を伸ばせば。
こくりと頷き、慣れたようにライオンにしがみついて。
オクはナイフを持った手ごとライオン化させると、まるでライオンが獏羊を喰らっているかのように。
噛みつき攻撃で敵の生命力を奪いつつ、さらに敵の数を減らしていく。
「サクラコとオクは何やってんだ? 何か凄いぞ!?」
――あれが噂のライオンキングwithオク。
召喚され戦場を駆ける黄金のライオンに、驚いたように声を上げる幽兵。
そんな幽兵の声にそっと笑みつつも、眠りに誘う七色の光に当たらないよう気を付けながら。
――みんなと一緒に戦います。
そう、ライオンの上から素早い斬撃で敵を次々と仕留めていくオク。
そして皆で連携をはかり、あれだけ沢山いた虹色雲の獏羊の最後の1体を、斬り裂いたのだった。
●虹の鎧
天空の塔に巣くっていたオブリビオンを殲滅した猟兵たち。
けれど、まだやることが最後に残っている。
虹の加護を受けたという鎧の回収と、周辺の調査。
しかしやはり、伝説の剣の時と同じく。
眼前にあるのは、どう見ても虹の加護など受けてはいなさそうな古びて錆びた鎧。
とはいえ、回収して持ち帰って欲しいといわれているため、慎重に手分けして鎧を運び出す猟兵たち。
そして、かつては牢獄であったという広い広い部屋を手分けしてそれぞれが散策して。
いくつか、何かの情報になるかもしれない、持ち出しても問題なさそうな品物や読めない文字で書かれた書物などを見つけ、回収してから。
牢獄であった広い部屋の重厚な扉を、再び閉めて。
ステルラスクの待つ踊り場へと急ぎ戻る。
そして猟兵たちはその背に再び乗り、星空の旅をもう暫し楽しむべく。
広がる雲の海を眼下に、星空高くそびえたつ天空の塔を後にしたのだった。
大成功
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