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忘却

#UDCアース


●好奇心は猫をも殺す
「やめよう?」
 夕暮れに染まる隠れ家で小学生の子供達は集まり、そろそろ家に帰らなければならないという時に限って好奇心をそそる“モノ”が幼い瞳に映ってしまう。
 それは本当に偶然で、隠れ家の周辺をいつもの様に探検していたら見慣れない“ソレ”を見付けてしまった。
「ねぇ、だめだよ」
 一番大人しく、一番賢い少年は友達の服を掴んで弱々しい声で止める。
「かたな? ほら、ゲームですごくつよいそーびひん!」
 古ぼけた祠の中には、比較的に新しい打刀(うちがたな)がミミズが這った様な文字が書かれた色あせた和紙で包まれていた。
「ほら、さわるだけ! な! な!」
 携帯ゲーム機で写真を撮った少年は、止める大人しい少年の手を振り払い打刀を掴むと和紙を丁寧に剥がした。
 すると、カタカタと鍔鳴りが響いたかと思った瞬間。
 少年の手の中から打刀は消え失せ、両手に刀剣を携えた少女がじろりと少年達に視線を向ける。
「代償よ」
 瞼が瞬くより早く、そして――

 斬られて殺された事を知らぬまま、打刀の姿で封じられていた邪神は久しぶりに血肉を貪った。

●グリモアベース
「皆様、お集まりいただきありがとうございます。UDCアースにて邪神の復活とその邪神を得ようと更に強力な邪神が来る予知がされました」
 優しい笑みを浮かべたままロイド・テスタメント(全てを無に帰す暗殺者・f01586)は猟兵達に告げた。
「公園の近くある林の奥で封印されていた邪神が好奇心ある子供より、封印が解かれて復活してしまいました。残念ながら邪神の復活と共に子供は、邪神に喰われてしまい助ける事は不可能です。そして、その邪神を配下として迎える為に眷属を従えてやってきます」
 灰色の瞳を猟兵に向けたままロイドは、静かにゆっくりと説明を続ける。
「そして、新たな配下を得た邪神は町の住民を――食べ尽くすでしょう。そんな惨劇が起こる前に邪神を倒して欲しいのです」
 と、言うとロイドは背筋を伸ばす。
「皆様、どうかよろしくお願いいたします」
 ロイドが恭しく礼をして猟兵達をUDCアースへと転送した。


龍真 神
 シナリオに目を通して頂きありがとうございます。
 このオープニングを書いたMS、龍真 神(タツマ シン)と申します。
 よろしくお願いします。

 一章:ボス戦『オブジェクト『ソードイーター』』
 二章:『六四二『デビルズナンバーとうもろこし』』
 三章:ボス戦『裏本『落窪凋落伝』おちくぼの君』
 以上の構成となっております。
 最低限の文字数でも、ステータスシートを見ながら書かせていただきますので、『まだよく分からないけど、シナリオ参加したい!』という方でも遠慮せずにご自身の文で書いて送って下さい。
 それでは、皆さんのプレイングをお待ちしております。
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第1章 ボス戦 『オブジェクト『ソードイーター』』

POW   :    インフィニティ・ソードダンサー
自身からレベルm半径内の無機物を【触れると正気を失う刀剣 】に変換し、操作する。解除すると無機物は元に戻る。
SPD   :    ブレイクエンド・ソードアーツ
【魔剣『CB1918』と『SB1945』 】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。
WIZ   :    スコーピオン・アナライザー
【憑依させた邪神『第三の蠍』の感知能力で 】対象の攻撃を予想し、回避する。
👑11
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●飢え
 久しぶりに斬った感触は素晴らしい、と思いながら悦に浸る少女。
 封印されてから何も口に出来てなかったからだろう、空腹を満たすために飢えた獣の様に貪った血肉はとても美味かった。
(さて、これだけではたりない気がする……ね)
 カラン、と小さな音を立てて小さな骨を地面に無造作に投げ捨てると、少女は木々の間から見える公園へ視線を向けた。
「とても斬り甲斐がある獲物が沢山ね。それに、これだけじゃ満足出来るわけないじゃない……」
 胃の部分ではなく、手にしている刀剣を我が子の頭を撫でるように刀身に指を滑らした。
「全部、いただきます」
 少女は少し湿った土を蹴って、子供や大人の声が響く公園へ向かって駆け出した。
リステル・クローズエデン
プロト・コメットに騎乗し現場に

あれは、■■■。いやちがう、ちがうけど。
たおさなきゃ、くだかなきゃ……


ユーベルコード発動
代償は、毒耐性+激痛耐性+呪詛耐性で軽減。
さらに、視力と第六感で動きを見切り。

苦無をクイックドロウ込みで連続で投擲する。

接近戦ならば見切りは継続。
くわえて、
オーラ防御+盾受け+衝撃波+シールドバッシュ+怪力+カウンター+吹き飛ばしで
左腕から生じたオーラディフェンサーの守りと共に衝撃波で攻撃をはじく。

呪刀・消銘で2回攻撃+属性攻撃
呪刀の封印を解き、殺気を冷気にして素早く切り裂く。


そうだ、僕は…そのために……



●“記憶”
 サァイヤの様な青い髪を靡かせながらリステル・クローズエデン(なんか青いの・f06520)は、灰色の装甲を纏った宇宙バイク『プロト・コメット』に跨り邪神の元へ走らせた。
 邪神の少女を見た瞬間“似ている”ので思わず緋色の瞳を見開いた。
「あれは、■■■。いやちがう、ちがうけど。
 たおさなきゃ、くだかなきゃ……」
 口から出た言葉は躊躇いの色を含みながらもリステルは、ユーベルコード『制限解除・呪腕解放(リミッターカット・ブルーブレイク)』を発動させた時の代償を耐える為にゆっくりと息を吐く。
「リミッター解除、青の封印解放……」
 サイボーグの体に命令すると機械化された体内はリミッターを解除する為に信号を走らせ、リステルの右腕内部に組み込まれた呪物の封印が開放される。
 右腕を中心に青い呪いの魔力が肌に刻まれているかのように模様が浮かび、先ほどの戸惑いの含まれた声色は無機質な声へと変わった。
「この身は刃……凍てつく青き刃……ただ、斬り裂くのみ……」
 再び瞳を邪神の少女“ブジェクト『ソードイーター』”に向けるモノは“殺意”の塊――
 服の裾から『砕刃忍具・影手裏剣・飛苦無』が滑る様に出すと、それを手にして機械的に、銃を扱う狙撃手の如く素早く正確にリステルは、ソードイーターに向かって次々と苦無を取り出しては投げる。
「レイクエンド・ソードアーツ起動、攻撃回数が最善でしょうね」
 ソードイーターは両手に握られている二振りの魔剣『CB1918』と『SB1945』を己の手足の様に振るい、苦無を叩き落とすのではなく小さな体と俊敏さを活かして獣の様に駈け出す。
 リステルが魔剣の攻撃を見切るも頬を掠るが、左腕に搭載されたオーラ状の盾で受けると衝撃波と共に素早く二振りの剣弾き間髪入れずに冷たき殺気を纏った『呪刀・消銘』の殺気を冷気と変えると二本の閃光が放たれた。
 斬り口が凍っていく部分を庇うようにソードイーターは、リステルから距離を取ると肩で息をしながら感情が篭ってない瞳で睨んだ。
「そうだ、僕は……そのために……」
 何かを思い出したかのようにリステルが呟くと、甦った記憶を離さぬように呪いで青い模様で光る右手をギュッと握り締めた。

成功 🔵​🔵​🔴​

鈴木・志乃
本当UDCアースって大嫌い
ここの敵は人を弄ぶから

無機物だろうと関係ないね
UC発動【祈り】
歌唱の衝撃波で無機物の心までかき乱してやる
さあ、本当に正気を失わせられるのかな?

あくまで挑発するのは
相手の攻撃に一瞬でも隙を作れたらいいなあ、との考え

オーラ防御に破魔と呪詛耐性を乗せて
攻撃は鎖で
第六感で見切りからの武器受け、カウンターでなぎ払いを狙うよ

敵UCに対抗してこちらも早業、投擲、念動力で器物を動かしぶつけてみる
砂利を巻き上げて目潰しも狙いたいね



●“嫌悪”
「本当UDCアースって大嫌い」
 ここの敵は人を弄ぶから、と小さな声で付け加えると鈴木・志乃(ライトニング・f12101)は、目の前の邪神である少女が子供を喰らって更に獲物を得ようとしていたらである。
 志乃のトパーズの様なオレンジ色の瞳には嫌悪感が含まれていた。
 邪神であろうが、無機物であろうが関係ない。
「夢の中で空を歩く
 真下に広がる命数えて
 今日を明日を素直に生きてる
 その顔に微笑み浮かばせたい」
 志乃は『祈り』を込めた歌声を響かせると、ユーベルコード『女神の歌』が発動すると無機物であっても戦意すら奪い罪悪感を生まれさせようと歌声はソードイータの耳だけに届かせる。
「何よ、この気持ち。いらない、イラナイ、不要!」
 眉間にシワを作るとソードイーターが苦しそうに胸元を握り締め、ギリィと歯を噛み締めると口の端から血が肌を伝う。
 その隙に志乃は、淡く光る『光の鎖』を手にすると鎖に破魔の力を宿し、壊されぬようにオーラと呪詛に対する守りを纏わせた。
「させるものですか!」
 ソードイーターが無機物を触れると正気を失う刀剣に変えると、志乃は再び歌声を響かせると刀剣は無情にも邪神の足元に転がり元の無機物にへと戻る。
「さあ、本当に正気を失わせられるのかな?」
 志乃が口元を吊り上げて不敵に微笑むと、ソードイーターは両手に持つ二振りの魔剣を振り下ろす。
 魔剣の軌道を読み、鎖で受けとめると鎖の端を真っ直ぐに凍った傷口に向けて飛ばした。
 ソードイーターの小さな体が吹きと飛ばされて立ち上がろうとすると、志乃が念動力でそこらへんに落ちている石を操り飛ばす。
「何よ!」
 再び無機物を刀剣に変え、志乃の攻撃を迎え撃とうとソードイーターが彼女の方に視線を向けた瞬間、念動力によって巻き上げられた砂利が邪神の少女の視界を奪った。

成功 🔵​🔵​🔴​

忌場・了
旧い物に封印された邪神か
ヤドリガミと何だか似ているせいか妙に興味深い

得物は銃が好みだが今回は鉄塊剣を主に

この方が公平だろ?
良けりゃあお手合わせ願おうか

力任せに切り込んでまずは一撃叩き込む
その後は相手の方が上手だと予想し
攻撃を受けカウンターを決める事に専念
その際会話も交え敢えて挑発する
何分あまり避けられてばかりでは埒が明かない

よう刀使いのお嬢さん随分と軽い剣戟だが
久々のお目覚めで寝ぼけてんじゃねえのかい
そんなんじゃあ殺せやしねえよ

…ホントは全然サクっと殺されそうだけど
と内心思いつつ
ダメージを喰らうのは構わず懐飛び込み
流れる血を利用しブレイズフレイム

やっと、つかまえた
潔く燃えな

アドリブ・共闘歓迎



●“興味”
「旧い物に封印された邪神か
 ヤドリガミと何だか似ているせいか妙に興味深い」
 ヘリオライトの様なオレンジ色の瞳にソードイーターの姿を映し、忌場・了(燻る・f18482)は親近感を抱き興味津々に少女の二振りの魔剣を見詰めた。
 本来ならば『アサルトウェポン』を好んで使う了ではあるが、相手は近接である魔剣を扱うのであれば――
 銃には手を付けずに背中に携えている『鉄塊剣』を鞘から抜くと、巨大な刀身が太陽の光を浴びて白い光を帯びた剣先をソードイーターへと向ける。
「この方が公平だろ?
 良けりゃあお手合わせ願おうか」
 と、静かに言うと、邪神の少女は口元を吊り上げて嬉しそうに笑みを浮かべた。
 了がタンッと地を蹴って、距離を縮めるとただその大きな剣を力だけで振るい、ソードイーターに向かって振り下ろす。
 金属がぶつかる音が響くと、細い腕で持つ魔剣で鉄塊剣を受けとめると刃を滑らして軌道を反らす。
(流石に、そうなるよな……)
 ソードイーターが白いスカートをクラゲの様にふわりと浮かせ、身軽な動きで了の懐に入ると横一閃に魔剣を振った。
 しかし、斬れた感触がした瞬間に了が鉄塊剣で邪神の少女を斬る様に叩きこむと、細い体は宙を舞い地面に青く茂った若草の上に倒れる。
「よう刀使いのお嬢さん随分と軽い剣戟だが
 久々のお目覚めで寝ぼけてんじゃねえのかい
 そんなんじゃあ殺せやしねえよ」
 鉄塊剣を地面に刺し、柄を両手で握ったまま了がソードイーターに向かってうっすらと笑みを浮かべながら挑発する様な言葉を投げた。
「でも、アナタの動きは慣れてない人の動きよね」
 邪神の少女が喉で笑いながら見上げると、周囲の無機物を刀剣に変換すると弧を描きながら無数の刃が了に向かって放つ。
(……ホントは全然サクっと殺されそうだけど)
 鉄塊剣を地面から引き抜き構えると、飛んで来る無数の刃の中で了は仮初めの体に傷が出来ようともソードイーターの元へ真っ直ぐに向かう。
「やっと、つかまえた」
 鷲掴み出来る程の小さな頭を掴むと、了の傷口から流れ出す血は熱を帯びて轟々と燃える炎へと変わる。
「潔く燃えな」
 ユーベルコード『ブレイズフレイム』が発動し、捕まえたその少女の姿をした邪神を地獄の炎が包み込んだ。
 炭の様に焦げた邪神の体は、音も無く崩れた。

 しかし、再び現れたソードイーターは無傷であった。

 了は確信する、彼女もヤドリガミだと――

成功 🔵​🔵​🔴​

向坂・要
こりゃご同輩、ってことになるんですかねぇ
ま、趣味嗜好はだいぶ違うみてぇですが

なんて嘯きつつ
手にするはFarbe
あえて接近戦、といきましょうかぃ
第六感を生かし見切りつつクイックドロウによる属性攻撃でカウンターを狙いますぜ
ついでにガン=カタの要領で防御するタイミングに合わせて雷と毒(マヒ攻撃、毒使い相当の属性攻撃)を仕込めねぇかやってみますかね

ま、仮初めの体、ってのはお互い様、ですかね
あちらさんが手にした刀が本性と推測
チャンスがありゃ夜華などと連携しつつ懐に踏み込み
多少の怪我は耐性がありまさ
刀をへし折らないか、狙ってみますかね

アドリブ
絡み歓迎



●“同類”
「こりゃご同輩、ってことになるんですかねぇ」
 アメシストの様な紫の瞳を細め、向坂・要(黄昏通り雨・f08973)の視線を向けた先にはソードイーターが手にしている魔剣そして――頭上とお尻から生えた獣の耳と尾であった。
「ま、趣味嗜好はだいぶ違うみてぇですが」
 肩を竦ませながら小さく口笛を鳴らすと、ルーンが刻まれたリボルバー式銃『Farbe』をホルスターから引き抜く。
 それを見てソードイーターは、魔剣の柄を握り締めると要の方へ弾丸の如く跳ぶように駈け出した。
(そう来るからこその、近接なんですがねぇ)
 突き出された剣先の軌道を見切り、ユーベルコード『クイックドロウ』が発動する前にリボルバーのハンマーを親指で引き銃口をソードイーターの方へ向けた。
 トリガーを引き、銃口から熱線銃(ブラスター)が放たれるとソードイーターは、ピクリと獣の耳を動かすと片方の魔剣を地面に突き刺して盾の代わりにする。
 それを見越していた要は、居合い切りの要領で懐に入り込むと素早くFarbeを手の中で回し、銃口から弾丸を射出させると邪神の少女を撃ち抜いた。
「くっ、毒と――雷っ!」
 ソードイーターが魔剣を腰に戻すと、手も地面に着けてまるで野生の狼の様な体勢で後退する。
「ま、仮初めの体、ってのはお互い様、ですかね」
 夜色の狐『夜華』が要の足元に現れると、残った魔剣は本体ではないと察するとソードイーターが腰に携えた方の魔剣に視線を向けた。
 そして、夜華が邪神の少女の眼前に迫り――要がFarbeの銃口を魔剣にあてがうと、引き金を引いて銃弾を射出させる。

 美しい音を立てて魔剣が折れる、が。

 ソードイーターは消えない。

 邪神の少女が口元を吊り上げながら立ち上がると、両手の中に再び魔剣が生成された。

 では、本体は――何処だ?

 疑問の言葉と共に周囲に視線を走らせた。

成功 🔵​🔵​🔴​

リステル・クローズエデン
ふむ、どうやら。本体は別の場所にあるようですね。

視力+見切り+第六感+学習力で、これまでの動きを分析し。
罠使い+物を隠す+毒使い+マヒ攻撃+気絶攻撃で
サプライズボムを仕掛け、発動。
人間体の動きを食い止め、あるいは回避させて、時間稼ぎする。

相手の攻撃は、見切りでかわし。
オーラ防御+盾受け+激痛耐性+呪詛耐性で防ぐ。

そこから、本命。
ユーベルコードを高速詠唱+早業+範囲攻撃+破魔+精神攻撃+目潰しで発動。
広範囲に破魔の花弁を舞い散らせ、
領域内のすべてのオブビリオンのみを攻撃する。

人間体以外の反応があれば、それが本体でしょうね。

スナイパー+誘導弾+破魔で攻撃します。



●“本体”
「ふむ、どうやら。本体は別の場所にあるようですね」
 要が本体を狙っているという目的は、紅玉の様な赤い瞳で見ていたリステルは直ぐに察する。
 ただ見ていただけではなくソードイーターのこれまでの動きを分析した結果、リステルは邪神の少女が要と戦っている間に罠を仕掛けていた。
(先ずは、時間稼ぎをしてから……何所に本体があるのか探さなければ)
 青空に溶ける様な蒼玉の様な髪がリステルの動きと共にふわりと靡くと、ソードイーターは間合いを詰めて二振りの魔剣を息を吐かせる暇も与えぬ様な剣捌きでリステルの頬を掠めて髪を斬る。
「本当、ニンゲンって――卑怯、ね」
 ソードイーターが瞳を細め、刃物の様な鋭い視線をリステルに向けると同時に仕掛けていた『サプライズ・ボム』が発動され爆破した。
「卑怯? 違います。強い者、複数の敵を相手にする為の“術”です」
 タン、と踊る様なステップでリステルが前に出る。
 相手を惑わすかの様な細く白い足がスカートに深く入れられたスリットから見せながら、小さな唇を動かして言葉を紡ぎだす。
「五行木術。破魔の白花よ、舞い散れ」
 手にしている武器は破魔の力を宿し白き花びらとなり、リステルを中心に季節外れの吹雪もしくは散ってしまった花が再び開花して宙を舞っているかの様だ。
 それは――ユーベルコード『我流忍術・破魔白花嵐(ソウソウノ・ハナニ・マミレテ・カエリナサイ)』が発動したからである。
「そんなんじゃ、私は倒せないですよ?」
 口元を吊り上げながらソードイーターは、あざ笑うかの様にリステルに向かって笑い声を含めた言葉を投げた。
「本当にそう思っているのでしょうか?」
 リステルの手の中で最後の武器が花びらに変わると、美しい笑みを浮かべながら優しい声色で言った。
 しかし、ソードイーターが憑依させた邪神『第三の蠍』の感知能力で花びらの攻撃から避けるが、視界を覆う程のソレはオブリビオンに向かって追尾する。
「そこ……っ!」
 『砕刃忍具・影手裏剣・飛苦無』を手にすると、リステルは祠の中に建てられた古びた木造の小さな社に向かって投げた。

 あった。

 あっさりと、壊れた祠の中に古ぼけた刀の鞘に苦無が刺さり、かなりの月日が経っていたのだろう易々と鞘にヒビが入る。

「そう、そうなのですね。貴女自身は既に刃を失い弱り、封印を解かれた瞬間に“鞘”のツクモガミとして――」
 “生まれ変わった”と、リステルは確信した。

成功 🔵​🔵​🔴​

ドゥルール・ブラッドティアーズ
【ソロ希望・WIZ】
お嬢さん、私を味わってみない?
柔らかくて斬り心地イイわよ❤

たゆんと巨乳を揺らして【誘惑】
相手が斬りかかってきたら【呪詛】を唱え
心身を蝕む事で動きを鈍らせて
【見切り】からの【2回攻撃】で迎え撃つわ

こちらの攻撃を予想できるみたいだけど
体が追いつかなければ無意味よ。
悲愴の剣に【属性攻撃】の雷を纏わせてあるから
刀で防御されても 感電させる事が出来るわ

感電した隙に『狂愛』で 40体に分裂し
スカートの中に侵入。
蠍のタトゥーや 急所に口付けて【生命力吸収】よ❤

密着状態では 刀は無意味。
生半可な抵抗は【激痛耐性】で耐える

人を斬るよりも
ずっと気持ちイイコト教えてアゲル♪
全部、いただきまぁす❤



●“狂愛”
「お嬢さん、私を味わってみない?
 柔らかくて斬り心地イイわよ❤」
 光を失い盲目的な愛の言葉をドゥルール・ブラッドティアーズ(狂愛の吸血姫・f10671)が言い放つと、ソードイーターが眉をひそめながら怪訝な顔でダンピールの少女を睨んだ。
「何を言っているのよ……? 私が欲しいのはイケニエよ? 邪神の素質があるんじゃない?」
 と、ソードイーターが吐き捨てるかの様に言う。
 しかし、ドゥルールの耳には届いておらず、体に不つり合いな程の胸に実った豊満で柔らかい実を揺らしながら近付いて行く。
「本当に?」
 熱い息がソードイーターの鼻先に当たり、ドゥルールは邪神のささやかで愛らしい胸の実に自身の豊満な実を押しつける。
 その言葉は呪詛の様に狂った愛で縛ろうと誘惑するが、ソードイーターは二振りの魔剣を振り下ろした、が――
「せっかちですわね。ゆっくりと、じっくりと、愛し合いましょうよ❤」
 魔剣の剣先が肩を貫き、白い服が朱に染まり濡れた布は皮膚に張り付いた。
 ドゥルールが口紅を塗るかのように血で濡れた指でソードイーターの唇をなぞり、雷を纏った短剣『悲愴の剣』で素早く斬りつけたが。
「お断りします」
 邪神『第三の蠍』の感知能力でソードイーターは避けながら答えると、唇に付いたドゥルールの血をペロリと舌で舐め取る。
「あぁん、もう我慢できない!!」
 その姿を見てドゥルールの頬は赤く染まり、熱帯びた視線でソードイーターを視界に捉えると体は膨らんだ風船が割ったかの様に消え、小さなドゥルールが40体に分身すると邪神の少女に飛びついた。
「人を斬るよりも、ずっと気持ちイイコト教えてアゲル♪ 全部、いただきまぁす❤」
 仮初めの体に小さな唇を寄せ、血を、生命力を、食事するのと同然の行為の様に奪う。
 太ももに刻まれた蠍のタトゥーは特に丁寧に、好きな食べ物を頬張る子供の様にソコに憑依されている邪神も愛する為に――

「全部、最後まで、そして――」

 愛し合いましょう?

 知らないなら、知るまで私の中で邪神様に教えてアゲル❤

 狂う程の愛は、アナタ(オブリビオン)の為に……

苦戦 🔵​🔴​🔴​




第2章 集団戦 『六四二『デビルズナンバーとうもろこし』』

POW   :    悪魔の焼入(デビルグリル)
【焼きとうもろこし】に変形し、自身の【寿命】を代償に、自身の【身体能力と美味しさ】を強化する。
SPD   :    悪魔の玉蜀黍(デビルコーン)
【とうもろこし】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。
WIZ   :    悪魔の薫香(デビルスメル)
【とうもろこし】から【とても美味しそうないい匂い】を放ち、【空腹】により対象の動きを一時的に封じる。
👑11
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●“番号”
「おやおや、間に合いませんでしたか」
 抑揚のない声で“六四二『デビルズナンバーとうもろこし』”は、消えゆくソードイーターを見て肩を竦めた。
「まぁ、本体を修復すれば復活は可能でしょうとも」
 頭がとうもろこしで、顔も無く声だけで感情を読みとるしか猟兵達には出来なかった。
 六四二『デビルズナンバーとうもろこし』達がヒビの入った鞘を手に取ると、猟兵は彼らを使役している邪神の目的を阻止する為に駈け出した。
「そう簡単にデビルズナンバーであり、とうもろこしである私達は甘くありませんよ!」
 と、六四二『デビルズナンバーとうもろこし』達が言うと、青青しい葉を剥いて黄金に輝くとうもろこしを剥き出しにした。
 甘くて、香しい匂いが猟兵の鼻腔いっぱいに広がった。
リステル・クローズエデン
一手、遅かったですか。
いや。どちらにせよ、こやつらも倒さねばならぬか。

視力+見切りと第六感で攻撃回避。
カーズオーラによるオーラ防御で防ぎ
”オーラディフェンサー”による盾受け+シールドドバッシュで
防御しつつ攻撃をはじく。

二回攻撃+投擲+属性攻撃(雷)+マヒ攻撃+武器落としで【穿雷天翔】発動。
素早く、雷撃を纏った苦無を投擲していく。

「トウモロコシは、武器ではありません。」
「とはいえ、食べられないトウモロコシのようですがね。」



●“黄色”
 突然現れた六四二『デビルズナンバーとうもろこし』が鞘をを手にした時、リステルの手が虚しく空を掴んだ。
「一手、遅かったですか。
 いや。どちらにせよ、こやつらも倒さねばならぬか」
 唇を噛み締めると、黄色く粒が輝く正にとうもろこしの頭部を見上げた。
 甘い香りが周囲に漂う中で、リステルの眼前に無数のとうもろこしの頭が迫って来るのを確認すると、体は次の行動を知っていたかのように左腕に搭載された『オーラディフェンサー』が発動し、盾が生成されるとデビルズナンバーとうもろこしの攻撃を受け止める。
「やはり、この邪神を倒した猟兵は一味以上も違いますね」
 デビルズナンバーとうもろこし達は攻撃を防がれた瞬間、リステルと距離を取ってその場に居る猟兵達の顔を再度確認する。
「ですが、我々の冗談で変な姿は――」
 ぼきり、と頭をもぎ取るとデビルズナンバーとうもろこしは、頭部に付いていたとうもろこしを振り下ろした。
「トウモロコシは、武器ではありません」
 素早く手にしたクナイをとうもろこしに投げて刺さると、汁が飛び散るのと同時にデビルズナンバーとうもろこし達の体に電流が走る。
「雷羽よ穿て」
 片手に3本ずつ指の間に挟んだクナイを次々ととうもろこしに投げて、刺してはクナイの刃に纏った電撃で黒焦げにされてたニオイと共に倒れた。
「とはいえ、食べられないトウモロコシのようですがね」
 炭の様な塊となったデビルズナンバーとうもろこしをぐしゃり、とリステルが踏みつけると灰となって消えた。

 美味しそうな匂いをさせてもアレは、邪神の眷属――

 食べられるモノであっても、絶対に僕はお前を口にはしない。

 全て、その身を焦がす程の雷撃を与えるからだ!

大成功 🔵​🔵​🔵​

忌場・了
これはウマそうな食いモン…ではなく一応眷属なんだよな

相手の攻撃は【見切り】【第六感】で交わし数体を一か所へ【おびき寄せ】
避け切れぬ場合銃身で【武器受け】
纏まった所で攻撃の隙を見極め【カウンター】で【範囲攻撃】
アサルトライフル壱式による【二回攻撃】纏めて葬る

ナリ通り良く燃えるんじゃねえか?

着弾したら攻撃前に纏で赤の焔を仕込んだ銃弾が弾け攻撃力が増す

いっそポップコーンにならんかね
そしたらこの場でかるーく食えるのに

さっきのヤツは連れて行かせねえよ
例え元は違うとしても今は器物同士だ
アレが人に使われるという本分を見失ったなら、同胞の情けとして必ずこの手で破壊する
さあ、とっとと此方に渡せ



●“甘い粒、辛い男”
「これはウマそうな食いモン……ではなく一応眷属なんだよな」
 ツヤツヤと黄金に輝く頭部のトウモロコシを見て、了が残念そうに呟く。
「ええ、ええ! やっと、マトモに見てくれる人がいましたねぇ! ……いや、ウマそうと言われた時点で……」
 デビルズナンバーとうもろこしは、嬉しそうに両手を広げ声高らかに言うが、了の言葉に少し引っ掛かる部分を見付けてしまい頭を抱えた。
「考え過ぎだぜ、猟兵はその間にもアンタらが手にしているソレを狙っているからな」
 了の視線がとうもろこしが手にしている鞘へ注がれているのに気付き、彼らは奪われるのを阻止する為に甘いニオイを放ちながら駈け出した。
 握り締めた拳を振るうも、持ち前の洞察力で了は難無く避けながら更にとうもろこし達を一か所におびき寄せる。
 ガシャッ、と重たい金属音を立てながらアサルトライフル“壱式”の銃口をデビルズナンバーとうもろこし達へと向けられた。
「ナリ通り良く燃えるんじゃねえか?」
 セーフティを外し、フルオートに切り替えると了はしっかりと体に固定してトリガーを引いた。
 腹部に響く程の壱式から射出される弾丸の反動を感じながら、ユーベルコード『纏(マトイ)』を発動させる。
「燃えて、綻び、尽きて灰に塗れろ」
 弾丸がとうもろこし達に当たると、赤焔、紫焔、白焔の三色の炎に包まれてジュージューと焼かれるとより一層甘い香りが了の鼻腔をくすぐる。
「いっそポップコーンにならんかね? そしたらこの場でかるーく食えるのに」
 と、燃えるとうもろこし達を見つめながら了は、ポンポンと頭の粒が弾けて白く小さな雲の様な形になる想像をする。
 そんな事は、とうもろこし達の頭部の様に甘くいかないワケである。
「さっきのヤツは連れて行かせねえよ」
 黒く焦げ、中には既に灰と化してしまったとうもろこし達に銃口を向けたまま了は低く呟いた。
「お断りします。これは、我らの主様が欲しいとおっしゃっていますので」
「例え元は違うとしても今は器物同士だ。
 アレが人に使われるという本分を見失ったなら、同胞の情けとして必ずこの手で破壊する」
 とうもろこしの言葉に了は、小さく首を振ると毅然とした態度でヘリオライトの様な瞳でじっと睨む。
「さあ、とっとと此方に渡せ」
「いいえ、我らは死ぬ事になろうとも――これはお渡しできません」
 焼きとうもろこしと化し、己を強化したとうもろこし達は鞘を渡さんと言わんばかりに了の前に立ちはだかる。

 この戦いは、長くなりそうだ、な――と、了は思いながらも再び“壱式”の空になったマガジンを捨てた。

成功 🔵​🔵​🔴​

ドゥルール・ブラッドティアーズ
【ソロ希望・WIZ】
その鞘が彼女の本体なのね。
なら貴方達を倒し、私がいただくわ

真の姿で背中に黒炎の翼を生やし【空中戦】
水や冷気の【属性攻撃】で凍えさせるわ。
温度が低いと匂いは弱まる。
美味しそうな匂いも封じられるわ

凍えさせて動きの鈍った所を悲愴の剣で仕留める
……と思わせて、その私は【残像】
本物の私は、包帯の【ロープワーク・早業】で鞘を奪うわ。
倒してから奪うと言ったわね、あれは嘘よ

鞘から【生命力吸収】
彼女の力を完全に取り込み『暴食朱鞭刃』発動!
【見切り】による回避と
【2回攻撃】(UCの効果で6回攻撃)で
彼女の動きを再現するように敵を蹴散らすわ

【呪詛】や猛毒が動きを封じるから
耐えてからの反撃は無理よ



●“欲求”
「その鞘が彼女の本体なのね。なら貴方達を倒し、私がいただくわ」
 ドゥルールがマントを翻すと、真の姿と変わり背中からゴウゴウも燃える黒炎の翼を羽ばたかせると空へと舞い上がった。
「アツアツならば、冷えてしまえばニオイは出せないわよね?」
 とうもろこし達からほかほかと湯気が上がり、美味しそうなニオイで空腹を誘おうとするがドゥルールは、冷気に身を纏った悲愴の剣を振り下ろして悲鳴の様な風切りの音が響くと呪詛も込められた衝撃波が放たれた。
 とうもろこしの皮を斬り裂き、その身はうっすらと表面は霜に覆われてしまう。
「渡さないわ。この子は、私の中で愛し合うの」
 とうもろこし達を攻撃していたのは残像で、ドゥルールの本命はソードイーターの本体である鞘であった。
 しゅるり、と包帯で大切に包まれていた鞘を取り出すと、恋人の再会を喜ぶ様な女性の表情で愛でると唇を寄せる。
「ん……弱々しくても、とても美味よ」
 ちゅっ、と鞘に唇を離すと、愛おしそうに舌で舐めながら生命力を吸収する。
「だから、二人の愛で殺しましょうよ」
 ドゥルールが召喚した双剣を手にすると、お尻から蠍の尻尾が生えるととうもろこし達の視界から彼女の姿が消えた。
 まるでソードイーターをその身に宿したかの様に素早い剣捌きで、とうもろこし達を切り刻む。
「動けないよね? 呪詛と猛毒で動けないから仕方がないわよね」
 身に宿してはおらず、ましてや生命力を受け継いでいるワケでもない。
 ドゥルール自身が、ただソードイーターの動きを見て、再現しているだけである。

 公園に少女の無邪気な笑い声が響いた。

 “愛した二人の力なのよ”と――

大成功 🔵​🔵​🔵​

仲佐・衣吹(サポート)
アタシことネイルがお相手するわ
キレイなもの、カワイイもの、ぶち壊そうなんて許さないんだから
バトルだって芸術よ。美しく戦いなさい

衣吹の人格の一つ、美術が好きなお姉さん、ネイルよ
口調は女性言葉っぽいかしら
身のこなしが一際軽いみたいで
接近戦より距離をとってダガーで戦うのが好きよ

だけど、衣吹一同、基本だまし討ちの使い手だから
正面勝負と見せかけて陰から分身体、脱いだ外装を投げて視界を塞ぐ、武器を放り投げて別の武器で攻撃……何でも使うわよ

こんなところかしら
あとはお任せするわ。よろしくお願いね



●“美しく”
「アタシことネイルがお相手するわ」
 と、仲佐・衣吹(多重人格者のマジックナイト・f02831)の別人格である“ネイル”が声高らかに言った。
「キレイなもの、カワイイもの、ぶち壊そうなんて許さないんだから
 バトルだって芸術よ。美しく戦いなさい」
 ネイルがとうもろこしのネクタイを握り締め、ぐいっと顔を近付けると人差指で胸元を指しながら言う。
「え、あっ、はい」
 いつの間にか近付いてきていたネイルの言葉にとうもろこしは、驚きの声色で答えるもののその身体にはダガーが突き刺さっていた。
「だめだめ、そんな返事は美しないわ」
 ネイルがユーベルコード『トリニティ・エンハンス』で攻撃力を高め、優雅にしながらも的確にダガーはとうもろこし達を貫く。
「なんだと! とうもろこしの素晴らしさ……見せてやろう」
 こんがりと焼けたとうもろこしへと姿を変え、寿命を代償にその身体と美味しさを高める。
「そうね。美味しいには美があるわね……でも、アナタ達自身の戦いは美しさはないわ!」
 迫りくる焼きとうもろこし達だが、美味しさよりも美しさは全然足りない事にネイルは嘆息すると、彼らの正面からの攻撃に羽織っていた“黄砂色の外装”を投げつける。
 視界が奪われている間にダガーでサクッと切り倒す。
「アタシの方が美しい戦い方しているわよね?」
「美味しさこと正義!」
 間髪入れずにとうもろこし達が突っ込んで来るが、ネイルは美しいダガー捌きで次々と倒す。
「凍った方がマシみたいね」
 ネイルは、とうもろこしをルーンソードで貫き凍らせながら呟いた。

成功 🔵​🔵​🔴​

ベッジ・トラッシュ(サポート)
◆戦闘時
戦うのは怖い!
なのでボス戦ではだいたい逃げ回っている。
(無意識に味方の手助けになる行動や、囮になるなどの功績を得ることはある)
「こ、ここ…怖いのではないゾ!ベッジさんは様子をうかがってイタのだ!!」

手の届かない相手にはパチンコで苦し紛れに絵の具弾を飛ばすこともある。

◆冒険時
基本的に好奇心が強く、アイディア値は低くない。

敵味方関係なく、言われたことには素直に従う。
怪しいような気がしても多少なら気にしない。
後先考えずに近づいて痛い目を見るタイプ。

◆他
口癖「ぎゃぴー?!」
お気に入りの帽子は絶対にとらない。
食べ物は目を離した隙に消えている系。
(口は存在しない)
性能に問題はないが濡れるのは嫌い。



●“臆病なダークヒーロー”
「戦うの怖イ!」
 ぷるぷると身体を震わせ、三角帽子を深く被ったベッジ・トラッシュ(深淵を覗く瞳・f18666)は、そういうと脱兎の如くとうもろこし達から離れた。
 甘いニオイ、見慣れた食べ物の形はしているがアレはオブリビオン。
 13歳の少年であるベッジでさえ、見た目と裏腹に怖い存在なのは知っている。
(あの、とうもろこしの部分は食べられるのデショウカ?)
 ふと、恐怖している最中に頭の中で思い浮かんだ疑問にベッジは、小さく首を傾げるがズンズンと近付くとうもろこし達を見てパチンコ型のペイントブキに絵具の弾を装着し、ぐいーと引っ張り指を離すと弾はとうもろこし達に当たった。
 迫りくるオブリビオンに一心不乱にペイントブキで攻撃をする。
「こ、ここ……怖いのではないゾ!」
 と、言いつつもベッジの足は生まれたての小鹿の様に震えていた。
 頭部の液晶部分に映されている表情は、汗だらだらとかきながらもキリッとした瞳は凛々しかった。
「では、こちらからも……」
 新たに青葉を剥き、黄金の粒を見せるととうもろこし達の頭部からとても美味しい匂いが辺りに充満する。
 ベッジの小さなお腹からグゥ~と大きな音が空腹を知らせた。
「ははは! とうもろこしの美味しそうなニオイに屈服したまえ!」
 とうもろこし達が笑い声を公園内に響かせながらベッジに接近し、手にしたとうもろこしでポカポカと殴る。
「ぎゃぴー?!」
 ベッジの悲痛な悲鳴が上がり、彼の身体が漆黒の粘液で覆われると攻撃しているろうもろこしが突然倒れた。
 そう、傷を負った分だけ彼の攻撃力は強化されるのと同時に、生命力を奪う能力を得たので攻撃していたろうもこし達は生命力を吸収されてしまい倒されたのだ。
「あ、あれ?」
 帽子を押さえていた手を離し、静かになったので薄っすらと眼を開けるとそこには沢山いたハズの“六四二『デビルズナンバーとうもろこし』”達の遺体が転がっていたのであった。
(な、なんとか、敵を倒せたみたいデスネ……でも、これ以上強い敵が出テキタラ……オレ)
 ぶるりと、恐怖で身体を震わせながらベッジは、急いでその場から逃げる様に離れて行ったのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​




第3章 ボス戦 『裏本『落窪凋落伝』おちくぼの君』

POW   :    忘れてしまったのですか?
自身の装備武器を無数の【忘れてしまった過去の記憶を蘇らせる桜】の花びらに変え、自身からレベルm半径内の指定した全ての対象を攻撃する。
SPD   :    あなたの心には何が棲んでいますか?
【貴方様の事をずっとお待ちしておりました】から【蓄積してしまいました強い寂寥と僅かな憎悪】を放ち、【負の感情で相手の心を激しく乱すこと】により対象の動きを一時的に封じる。
WIZ   :    あなたの未来はどれですか?
【あったかもしれない未来を見せる不可視の霧】を放ち、自身からレベルm半径内の指定した全ての対象を攻撃する。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

●“遅れてきた君”
「まぁ、美しき刀を折り、わたくしの配下までもが……」
 平安京の貴族を思わせる“裏本『落窪凋落伝』おちくぼの君”は、残念そうにもう何も残ってない鞘と倒されて消えゆく配下を見つめた。
「この様な事、貴方様達の命で償って頂きましょう!!」
 本に書かれていた短歌を口ずさみながら、おちくぼの君は手にした扇を優雅に動かし舞う。
 桜の時期でもないのに、どこからともなく桜の花びらが舞い――猟兵の心と頭が何かにかき混ぜられるかの様な感覚に襲われた――
リステル・クローズエデン
(前提:記憶を失っている)

【序】
「っ……とめろっ」
不快感に耐えつつ
オーラ防御+狂気耐性+呪詛耐性で防御しつつ。
苦無を投擲する。

【破】
記憶

崩れる建物、燃える部屋。
巨大な剣を持つ人と、燃える剣を持つ人。

血にまみれた床、倒れ動かぬ子供。
鎖に囚われ闇に呑まれていく子供の泣き声。
血に濡れた刀持つ人。闇より現れる鎖。

僕は、誰かに庇われ……そして……



【急】
衝動は殺意に

「お前を……」
攻撃を無視して。
ダッシュ+オーラ防御+呪詛耐性+狂気耐性+激痛耐性+第六感で近づき
相手の動きを見切り、無銘の刀による2回攻撃を仕掛ける。

そして、間合いに入ったら
呪雷武装を無銘の刀にて属性攻撃+鎧無視攻撃で発動し斬り裂く。

「斬る!」



●“忘却していた過去”
「っ……とめろっ」
 リステルの視界が歪み、おちくぼの君の声が遠くなり桜の花びらの鮮やかな色に染められる。
 しかし、不快感とどうにか耐えながら手にした“砕刃忍具・牙苦無”を投げた瞬間、脳裏に甦りしは過去の記憶の断片。

 熱い――
 建物が崩れてゆき、オレンジ色に染まり燃える部屋に二つの影が揺らめく。
 巨大な剣を持つ人と燃える剣を持つ人。
 床に広がる血は燃える炎で照りつき、倒れて動かない子供の傍らで鎖に囚われた子供がただ悲鳴に近い鳴き声を上げながら闇に呑まれる。
 スッ、と眼前に血で赤く染め上げられた刀を持った人が現れると同時に、闇から死者の手が伸びて来るかの様に鎖がジャラリと、こちらに――
 その瞬間、記憶はノイズ掛ったかのように消える。
(僕は、誰かに庇われ……そして……)
 痛む頭を押さえ、リステルの胸に湧き上がる衝動を知る。

 それが、殺意だと――

「お前を……」
 リステルの殺意が込められたルビーの様に赤い瞳は、おちくぼの君に向けると帯刀していた“無銘の刀”を抜刀した。
「忘れてしまったのですか?」
 再び問う言葉を無視してリステルがおちくぼの君の元へ駈け出す、殺意の衝動だけで――
「金色の呪い。貫く雷となれ……」
 雷の轟きが響くと、リステルの無銘の刀にバチバチと音を立てながら金色の雷が刀身を纏う。
 おちくぼの君がユーベルーコードを発動させるヒマを与えず否、彼女が放つ殺意に少女の様にただ恐怖で身を振るわせているだけ。
「斬る!」
 リステルが無銘の刀を振り下ろし、おちくぼの君を斬ると耳を塞ぎたくなる程の大きな破裂音がした。
 斬り口が黒く焦げているのを興味なさそうに視線を逸らし、リステルの顔に付着した血を袖で拭う。
(あの、記憶は一体……)
 胸の中にチリチリと針先で突かれている様な感覚を感じながら、脳裏に映った記憶をもう一度思い出そうとしてもノイズが掛ったかの様に鮮明に思い出せない。
 だけども、これから機会はあるハズだろう、とリステルはブルーダイアモンドの様な青い髪を風に靡かせた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

鬼灯原・孤檻(サポート)
「この一刀は神罰。その首をもって贖うがいい」
罪を刀で斬る神。その特性上、無数の刀を生み出すことが出来ます。生み出した刀は基本消えません。
立ち回りは刀で斬ること。補助では黒い鎖と、フワフワと浮く謎の黒い布状の影のアイテムを使用します。
多少の状態異常は、毒を払う小刀を刺した鉄製の仮面と、肩に羽織った災厄を寄せ付けない着物で防ぎます。
本能的に罪を斬ろうと動くため、敵への心情の描写は薄くて構いません。
一人称は「俺」、クールというよりは朴訥で不器用です。
戦闘シナリオに出して頂けると嬉しいです。エログロは苦手です。
書いていない部分は全ておまかせします。
ご縁がありましたらよろしくお願いします。



●“無”
「何をした?」
 表情を一つも変えずに鬼灯原・孤檻(刀振るう神・f18243)は、殺気を放って桜の花びらを吹きとばす。
 おちくぼの君の声は聞いておらず、彼女の術中に落ちなかった彼はただ研いだ刃の様な銀の視線を向ける。
「この一刀は神罰。その首をもって贖うがいい」
 愛刀にして半身ともいえる刀“霊刀・凍檻”を引き抜くと孤檻は、剣先をおちくぼの君の鼻先に向けた。
「おのれ、どうして効かぬ……」
「知らないな」
 ゆらゆらと“まつろわぬ者の影”が孤檻の回りをぐるぐると浮遊している。
 じゃらり、と孤檻の腰にぶら下げられている“天秤の神の御鎖”の鉄の擦れる音共に駈け出す。
「あなたの心には何が棲んでいますか? 貴方様の事をずっとお待ちしておりました」
 そう言っておちくぼの君は、手にしている扇で顔を隠しながらも光を失っている眼だけが孤檻に向けられていた。
「俺は知らん」
 彼女の言葉を一言で終わらせた孤檻は、ただ本能的に目の前の罪を斬る為に霊刀・凍檻が横一閃に白刃が煌めいた。
「是より審理を執り行う。嘘偽りは無始暗界に至るものと知れ!」
 羽織っている“土蜘蛛の絃衣”を風にはためかせながら、ユーベルコード『権能・強制告解』を発動させる。
 第一夜・結界を展開させ。
 第二夜・呪縛をしようと試みるが、おちくぼの君から放たれた憎悪が一瞬だけ心をザワつかせてしまった故に、狙いが外れてしまう。
 第三夜・黒縄が伸び、しゅるりとおちくぼの君の身体に巻き付き動きを押さえられた。
「罪は償われた――」
 霊刀・凍檻が振り下ろされると孤檻は、おちくぼの君の方腕を斬り落とした。

成功 🔵​🔵​🔴​

鈴木・志乃
何があろうと命奪うのダメだからね
言い訳になりません

UC発動
あったかもしれない未来ねぇ
親友や父親や義母が生きてる未来かな
私を庇わずに一緒に笑って生きてる未来

……今、それ以上に大事なことが私にはある
今愛する今一番大切な人の為に、もっともっと力をつけて知識もつけてつよくなって、彼にかけられた呪いの一切を祓うって夢がね

だから、もう止まらない
これ以上失わない為にも!

目には頼らないよ
第六感で見切り破魔と祈りを籠めた全力魔法を乗せた光の鎖で全てをなぎ祓う
オーラ防御常時発動
念動力で鎖を操り武器受けからのカウンター捕縛ロープワーク
縛り上げて絞め殺す

……ごめんね
本当はこれ以上戦いたくなんかないんだ



●“幸せな未来”
「何があろうと命奪うのダメだからね」
 ヘリオライトの様な瞳でおちくぼの君を見据えながら志乃は、静かに言うと大きく首を振る。
 否定、欲しい邪神を得るために既に失われた小さな命達を思い出すと、彼女の言葉は受け入れたくない気持ちが勝っている。
「私の親友は光そのもの。その力で全てを薙ぎ祓う」
 声高らかに言うとユーベルコード『生命と意志の守護者(メガミトシノ)』が発動し、志乃の身体はスッと空気に溶け込むような神霊体へと変身した。
「あなたの未来はどれですか?」
 悪魔の様に囁くとおちくぼの君が手にしている本からふわり、と霧が放たれて志乃の視界を覆った。
(未来……)
 ぼんやりと脳内で呟くと、志乃の視界に死んだ親友が笑顔で出迎え、父親と義母が笑顔でコチラを呼ぶ声が響く。

 あぁ、幸せだろうな――

(……今、それ以上に大事なことが私にはある)
 幻想を振り払い、ヘリオライトの様な瞳に光と決意が宿ると志乃は、愛するべき彼の顔と背負っている呪いを祓う夢が――ある。
「もっともっと力をつけて知識もつけて強く、ならなきゃ……だから、もう止まらない。これ以上失わない為にも!」
 志乃は自身の頬を叩き、目を覚まさせつつもゆっくりと瞼を閉じた。
 第六感だけで周囲を探り、おちくぼの君らしき気配に向けて全ての魔力を光の鎖を込めて放つ。
「そんなモノでわたくしを……!?」
 無駄、と声を上げようとしたおちくぼの君だったが、光の鎖はジャラララと音を立てながら伸ばされていたのが直角に曲がる。
「……ごめんね」
 念動力で操っている光の鎖がおちくぼの君を捕らえると、志乃が悲しそうに呟いた。
 ガチッ、と細い体に光の鎖が絡みつくと、獲物を締め上げる蛇の如くギチギチと音を立てながら絞める。
「本当はこれ以上戦いたくなんかないんだ」
 消えない、おちくぼの君の悲鳴が志乃の両手で塞いでも耳から離れなかった――

成功 🔵​🔵​🔴​

マヤ・ウェストウッド(サポート)
「アタシの右眼? ああ、今朝焼いて食べちまったよ。ベーコン付きでね」
◆口調
・一人称はアタシ、二人称はアンタ。いかなる場合でも軽口とジョークを欠かさない
◆癖・習性
・獣人特有の嗅覚で危機を察知できるが、犬耳に感情が現れるので隠し事は不得意
・紅茶中毒
◆行動傾向
・普段はズボラでとぼけた言動や態度をとる三枚目ながら、ここ一番では秩序や慣習には関わらず自身の義侠心の赴くままに利他主義的な行動をとる(中立/善)
・戦場では常に最前線でラフな戦い方をとるが、戦いそのものは好まない。弱者を守る事に自分の存在意義を見出している
・解放軍仕込みの生存技術を活かし、役に立つならステージのギミックやNPCを味方につけて戦う



●“守る為に獣は牙を向ける”
「反吐が出そうだね。アンタの眼にはアタシ達が一切映ってないね」
 くん、と鼻を動かすとマヤ・ウェストウッド(ザ・ベネヴォレント・f03710)は、甘いお香のニオイに眉間にシワを寄せた。
「あなたの心には何が棲んでいますか?」
 パタリ、と扇子を閉じるとおちくぼの君はマヤに視線を向けると呟いた。
「棲むも何も、アタシの中には猛獣しかないよ。義侠心と云うエゴという名の猛獣がね」
 そう言うとマヤは、相棒であり親友の遺作“魔導式航宙二輪エマニュエル”の給油口にドボドボと紅茶を流し込んだ。
「共に征こう、エマ!」
 魔導式航宙二輪エマニュエルが駆動音と共に変形すると、マヤは意気揚々と騎乗するとアクセルを入れる。
 おちくぼの君がマヤの心をかき乱そうと負の感情を向ける、が。
「アンタ、アタシに何かしようとしたのかい?」
 マヤの問いに、鋼の令嬢はエンジン音を唸らして返答する。
「そうか、そんなモノじゃアタシの義侠心は潰れないね!」
 そのままおちくぼの君へと突っ込むマヤ、移動速度と攻撃力が増した魔導式航宙二輪エマニュエルは力任せにぶつかる。
 よろめき倒れたおちくぼの君に、鋼の令嬢は容赦なく更にその背の上を駆け抜けた。
「この、拘束のせいでっ!」
 ギチギチとおちくぼの君を鎖が縛り上げてゆく中で、マヤは口元を吊り上げて彼女の前に立つ。
「じゃぁ、そこから解放してあげるよ――この世、からもね!」
 悪徳ジャックがおちくぼの君の腹部に吸い込まれる様に、マヤはとてつもない怪力で貫いた。

成功 🔵​🔵​🔴​

ドゥルール・ブラッドティアーズ
【ソロ希望・WIZ】
彼女は私の中で永遠になったわ。
酷い傷ね……すぐに貴女も救ってあげる

霧によって見せられるのは
数多のオブリビオンの魂を宿す私を
猟兵が始末しに来る未来

……人間の世界に私達の居場所は無い。
だから私がオブリビオンを愛し、寄り添うの。
この未来が真実だとしても……
私達の楽園を、永遠を、誰にも壊させはしない!!

真の姿で黒炎の翼が生え
【気合い】を込めた【属性攻撃】の風で
未来を見せる霧を吹き飛ばし
おちくぼの君の着物を【2回攻撃・早業】で切り裂く

だから、貴女も……
私達と永遠になりましょう?

『愛の想起・妖狐桃源郷』で52体の妖狐忍と共に
同性をも魅了する【誘惑・催眠術】をかけ
快楽責めで【生命力吸収】



●“創造人物でも……”
「酷い傷ね……すぐに貴女も救ってあげる」
 己の傷口から流れ出す血で濡れたおちくぼの君にドゥルールは、濡れ鴉の様な黒髪を頬に寄せながら耳元で囁いた。
「そうそう、貴女が求めていた彼女は私の中で永遠になったわ」
 くすり、と笑みを浮かべるドゥルールにおちくぼの君は、驚きに満ちた表情で顔を上げると幼さ残る彼女の言葉を理解出来なかった。
「あなたの未来はどれですか?」
 おちくぼの君がそう呟くと、光の無いドゥルールの瞳から覗いた未来は――異常な内容であった。

 数多のオブリビオンの魂を宿したドゥルールの元に、彼女をオブリビオンごと始末しに猟兵が来る未来。
「……人間の世界に私達の居場所は無い。だから私がオブリビオンを愛し、寄り添うの!」
 未来の中でドゥルールは、白い頬を紅潮させながら声高らかに言った。
「この未来が真実だとしても……私達の楽園を、永遠を、誰にも壊させはしない!!」
 自身をぎゅっと抱きしめ、武器を手にすると猟兵に向かって駈け出した。

 あったかもしれない未来は、おちくぼの君が力なく地面に座り込むと同時に消える。
「花園へ誘う、魅惑の妖狐達よ!」
 霧は直ぐに消えてしまい、少々惜しく思いながらもドゥルールは妖狐忍を召喚すると同時におちくぼの君のお香とはまた別の甘い香りが、彼女達を中心に漂い始めた。
「だから、貴女も……」
 ドゥルールの手にしている“悲愴の剣”が、おちくぼの君が来ている鮮やかな着物を切り裂き布切れへと変えた。
「私達と永遠になりましょう?」
 甘い蜜の様な言葉で誘惑し、おちくぼの君の胸元に手をするりと差し込むと熱を帯びた息が吐き出される。
 かぷり、と首元を甘噛みすると、お香の甘い香りがより一層濃くなるのを感じながら生命力を奪う。
「さぁ、堕ちましょう?」
 召喚された妖狐忍達も貪る様におちくぼの君にかぶりつき、精気が身体から無くなるまで吸収した。
 奪われきったおちくぼの君は、ミイラの様に枯れ果てると同時に霧散して消えて行った。
「これで、貴女も私の中で愛して、愛して、愛しつくしてあげるわ」
 そう呟いたドゥルールは、愛おしそうに自分自身を抱きしめた。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年09月25日


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🔒
#UDCアース


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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠虻須・志郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠紫丿宮・馨子です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


挿絵イラスト