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【1:1募集】死に損ないと青い空

ロキ・バロックヒート 2020年12月4日


ヒーローズアース、戦いの跡
神殺しが斃され、束の間の平和が訪れて
道の修復や怪我人の搬送に追われた人々が行き交う中
青い空は勝利を祝福するように底抜けていた――

その、片隅

***

https://tw6.jp/scenario/show?scenario_id=29691
交わる力、守護者の戦い/zinoMSさま

その直後のこと
ぐっだぐだな死に損ないの神様と救護班を待つまでのお話

参加不参加問わず、シナリオ中の出来事は知ってても構いません

どなたでも先着で1:1募集
30レス程度かキリの良いところ、もしくは一週間音沙汰なしで〆
だらだらとひとりで続ける可能性もあり
メタ×




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ロキ・バロックヒート 2020年12月4日
あ~あ。ああ~、あ~あ……(溜息が漏れる。さっきからずっとこの調子だ。戦い終わるまでは高かったテンションは、道の端で出血多量で動けずに、地面に寝そべっている内に萎れていった)千載一遇のチャンスだったかもしれないのになぁ……(ぶつぶつ呟く。頭に手をやると、まだぺたりと赤色が付く。控え目に言わなくとも殺す気はあったらしい。頭狙いなのだし)
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ロキ・バロックヒート 2020年12月4日
(指であかを掬って、地面に指を這わせたが、『ア』だけですぐにインク切れになった)なんだよもー、ダイイングメッセージも書けないじゃん……。
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ヴォルフガング・ディーツェ 2020年12月4日
…つまり、君の天命はまだ先という事だろ?(踏み締める足音は常より荒々しく、加えて珍しく素の仏頂面を晒す男が訪れたのは偶然の連鎖)…近くで大きな戦があったというから、物見遊山で来てみれば。全く…。
俺もタイミングが良いやら何やらだなぁ…(有無を言わさず傍らに腰を下ろし、夥しい血の量に眦を更に釣り上げるが)
…取り敢えず、応急処置するからね(怪我人に苦言は如何か、との想いから押し留めるが)…あ、手が!滑った!(しかしわざとらしい口調で強かに医療用ナノマシンが組み込まれたシートを張り付けんとする。平手で押し込むように)(POW450の力業)
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ロキ・バロックヒート 2020年12月5日
(管を巻きながらも、己を助けた同族も否定する気はないのだ。周りも己もただ在るがまま在って、結果的に死に損なったというだけ。そう、こうして不機嫌そうに影をおとす君も)……天命?なーに?聞こえないなー。(わざとらしく云うものの、聞こえ辛いのは確か)
え……手当?別に良いよ。死ぬような出血じゃないし、放っといたらその内再生する――
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ロキ・バロックヒート 2020年12月5日
みぎゃあ(避けようともしないSPD199)
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ヴォルフガング・ディーツェ 2020年12月5日
医者の言うことは黙って聞くものだぜ、親愛なる半死半生クランケ殿。
ちなみに再生するかどうかは問題じゃあない、パブロフになるか否かが問題だ(にっこりと)

…しかしまあ神経指令系統は問題ないようで何よりだ、後はその頑固な頭は無事かい?(先程と再生シートを抉りこんだのとは裏腹に頭部損傷を確認する手つきは柔らかい。目元に引き下ろした魔導鏡で内部損傷や出血も確認し始め)

…で、今回は得るものはあったかな?(言葉少なに、しかしナイフを深々と腹に突き立てる様に踏み込む。答えは分かっていても聞かずにはいられない、今回真に嗜める事へ繋げるためにも)
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ロキ・バロックヒート 2020年12月6日
それじゃあ、次なる患者を救うためのモルモットにでも、なってあげるしかないね。(返すように、皮肉げに口端を吊り上げた。治療の手助けを受けて、“再生”は進んでいる。頭を砕かれていたかもしれない一撃とそれの相殺が至近距離で起きたそこは、意識を保てているのが不思議なぐらいの有様だったが)がんこ。ふふ。意外と頭って固かったんだね、って今日思ったよ。
得る、もの?(自身に埋まった刃物にも気付かないかのように、きょとんとした)……そうだね、第三者が居る時は、失敗するだろうって教訓かな?(かれの様子からして、一部始終でも見られていたと思って良いだろう。今は道化の皮を被るのも面倒だった)
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ヴォルフガング・ディーツェ 2020年12月12日
よっく言うよ、そのデタラメな再生力じゃあデータも取れやしない。
…沈痛成分もあるからしばらくそのままにしときな(モルモット扱いを言下に否定しながら、凄惨な頭を見て)

脳はみーんな大事な器官だからね、頭蓋骨の固さで進化の歴史を感じるよね…(きょとんとしたままに紡がれた言葉に自分こそ頭が痛い、と額を抑え)やっぱり斜め上の発想にひた走ってるなぁ君は…!

…遺言くらい認めておきなよ。君は死に場所を選べない程弱くないだろうに(何を目指していたかはわかる、分かってしまう。自分もまた理から外れた生命であるが故に)(だからこそ)…予期せぬ自死は大切な人を深く、深く傷つける。言葉があるのとないのとじゃあ、雲泥の差だよ。(言わずにはいられない、遺された者の祈りを。年若い彼の友人のために)
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ロキ・バロックヒート 2020年12月14日
ンー、(御座なりな返事をして、もぞもぞと患部に手を伸ばす。どんなものが貼られてるのか、興味があっただけ)
(その後の反応にもくすくすと可笑しそうに笑っていた。陽気の裏の、どこか虚しささえ孕むようなそれ)
遺言。……なにか言い遺しておけば大丈夫?ほんとう?(血塗れで変な顔をした。なんとなく、かれはそんな些細な――根本的なことすら解決しないことを言いたいわけじゃないのではないかと)……ああ、(ひとつ、思い至る)
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ロキ・バロックヒート 2020年12月14日
また君に、墓に納めてもらう羽目になるところだったんだね。
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ヴォルフガング・ディーツェ 2020年12月20日
(青年(狭義の若い男性を指す意味ではなく、広義の男女を言い表す言葉として機能するのは珍しいな、と密かに男は思う)のともすれば幼いとも取れる好奇心に満ちた仕草に和らぎかけた表情は、続く言葉にまたも固さを取り戻す。本当にこの神様は)…ま、俺にダメージがないとは言わない。何度やっても友の墓を掘るのは嫌いだよ。
だが、今回に限れば50点、だっ(意趣返しの軽いデコピンを叩き込もうと)
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ヴォルフガング・ディーツェ 2020年12月20日
俺は構わないさ、人を生かすのは結局のところ、最後は自分の意思と力と割り切れている。
…この果て先も分からぬ身は見送る者に丁度良い。そう選んだ(言葉に迷いも嘘もなく、想いを背負うことに惑いもない)(だから、と続く言葉は諭す響きで)
君がもし終わりを選んでも、文句を垂れて、悼んで、抱えて俺は生きる事が出来る。

けれど、若く、君を大事に思う友らは深く傷付くだろう。出来ることはなかったかと探すだろう。
…その痛みが和らぐような、そんな言葉を遺す事には意味があるよ。
君の主義でないかもだけど、それはそれ、墓守代として今ここで請求するという事で。

…本当は、君を地上に縛り付けられる様な、命を飽きさせない人が出来たらと思ってはいるがね(願いは今は遠き理想でしかなく、自分の鑑賞に縛り付ける趣味はない。爺の戯言さ、と肩をすくめ)
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ロキ・バロックヒート 2020年12月21日
ごめんねぇ。(薄っすら笑うが、びしりと入った一撃に声なき呻きをあげた。患部を触ろうとしていた手は、そこに比べれば微かすぎる痛みを訴える額に)いたい。
(君の言葉をじっと聞いて、少しののちに小さく息を吐いた)……ふふ、今まで色んなこと言われたけど、遺言を遺せって迫られたのは初めてだなぁ。その子たちが傷付くかなんてわかんないよ――とか薄情なことは言わないけど。(宥めるみたいに手をあげて。ひとと接し絆をつくることがどうなるかなど理解している)……ねぇ、それは君の願いってことで良いの?願いならば、聞いてあげる。
(続く願いには、首を振ろうとして動かなかった)命に飽きたのではないよ。皆可愛いし、愛おしい。もちろん、君のことも。
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ヴォルフガング・ディーツェ 2021年1月3日
大丈夫、唾付けるまでもないよ。傷跡も残りやしないさ(微かな訴えに思わず笑み零れ。僅かであれど、自分が彼に残した痛みというのは存外悪い物ではないと)

そうだね、普通なら先ず君を止めるだろうからねえ。…良かった、其れを本気で言っているのなら折角止血した傷跡に負荷をかけるところだった(宥められてあげよう、とばかりに偉そうに頷いて)
…俺が知っている儘の、宵闇の時代の君だったら本心で言っていたかもだけれども、ね。(そうでなくて良かったと雄弁に語る表情は何処か穏やかだ)

全く、其れを俺に言うのか。様々な事を諦めて、飲み込んで。期待しない事で漸くの安寧を得た矮小なこの俺に?(責める言葉とは裏腹に語調は落ち着いた儘。それならば、とそうと青年の額に手を置いて)…良いさ、それが君に響くのならば。俺の信念を曲げるだけの価値がある。対価は覚悟しておいてくれよ?

(愛おしいの言の葉により表情は和らいで)…そうか。
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ロキ・バロックヒート 2021年1月8日
痕でも遺れば良いのに。……ねぇ、ひとも遺言を残さないでいつの間にか逝ってしまうんだよ。(責めるよりも、どこか拗ねるような口振り)君もそうなの?
ぼうりょくはんたーい。でもないけど。……私は、変わったように見える?(君と居た時は、この神にとってはほんの少し前だ。ゆるく瞬いた)
あは、だいじょうぶだよ。願えばすぐに聴き届けてあげるから。遺言をのこすんでしょう?ほら、耳を貸して。(手を伸ばして、引き寄せようとしながら)君は優しいね。対価はなにがいい?
……この気持ちをね、もったままで居たいんだよ。なくしたくないの。落っことしたくないの。誰のものにもしたくないの。
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ロキ・バロックヒート 2021年3月20日
(密かな祈りのような言葉を紡いだあとは、そっと君に“遺言”を伝えて。まるでなにもかも終わったように満足げに笑う)

(神様の身勝手な嘆きを聴いても、その日青空が翳ることはなかった)

【〆】
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