とある研究所に爆音が響き渡る。直後に緊急事態を継げる警告がけたたましく鳴り、職員たちは這々の体で逃げ出していく。警備兵たちが侵入者に対応して銃器を構えて防衛行動を開始するが、抵抗空しく炎に包まれて焼却されていく。
ヘリオトロープは襲撃前に予習と称して観てきた映画について率いてきたシャイターンたちに熱弁を始める。シャイターンたちはうんざりしながら開発中の新型決戦兵器を確保していく。
「集まってくれてありがと。この基地から20km北方の研究所が3時間前にデウスエクスさんの襲撃を受けたの。デウスエクスさんたちはそこで研究開発中の新型決戦兵器を確保、研究員さんを拘束してこちらに宣戦布告してきてるの。みんなには研究員さんを救出し、決戦兵器の奪還をお願いしたいの。」
相手は何故か「悔しかったら取り返しに来い」としか言っておらず、どうやら遊びの一巻程度に襲撃してきたようだ。はた迷惑である。とにもかくにも、研究所のマップや警備設備、敵の情報などを伝えてからロランはグリモアを起動する。
HE・KA・10
HE・KA・10です。
サポート優先シナリオです。
●第1章:冒険
相手は研究所の警備設備を掌握して迎撃態勢を整えています。それを掻い潜りながら研究員の救出を目指します。
●第2章:集団戦
炎と略奪のシャイターンたちと戦闘になります。救助した研究員たちが決戦兵器の予備を使って援護してくれます。
●第3章:ボス戦
ヘリオトロープと戦闘します。映画っぽいシチュエーションに酔っていて芝居がかっています。取り戻した新型決戦兵器を使って研究員たちが援護してくれます。
皆様、よろしくお願いします。
第1章 冒険
『デウスエクスの要塞』
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POW : 要塞の設備を破壊する
SPD : 罠を発見し、解除する
WIZ : 隠されたアイテムや情報を探す
👑7
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音駆螺・鬱詐偽(サポート)
世界に蔓延る悪を懲らしめるネガティブアイドル鬱詐偽さん
ただいま参上。
・・・って、どうしてこんな恥ずかしいセリフを言わないといけないのよ。
うう、これも番組の為なのね。
自身の命綱である番組の為、多少の苦難や困難は仕方なく行います。
むしろ持ち前の不運によりおいしい場面を呼び込んでくれるかと思います。
ただし、ネガティブとはいえアイドルですのでマイナスイメージとなる仕事はすべて却下でお願いします。
ユーベルコードや技能はご自由に使わせてください。
どうぞ、当番組のネガティブアイドルをお役立てください。
プロデューサーより
シン・クレスケンス(サポート)
◆人物像
落ち着いた雰囲気を持つ穏やかな青年。
窮地でも動じず冷静な状況判断で切り抜ける。
◆行動
探究心や知識欲が旺盛(どの分野でも)。
魔術の研究者でもあり、魔術とそれに通じる学問や技術に特に目がなく、それらの品や事象の情報を仕入れてはUDC『ツキ』と精霊『ノクス』を伴い、各世界を飛び回っている。
ツキ曰く、ワーカホリック。
意外とアクティブで運動能力も高く、スポーツや野外活動をしている姿も。
コンピュータを使っての情報収集の他、柔和な雰囲気と人当たりの良さで対人の情報収集や説得に回ることも。
◆口調
・シン→ステータス参照
(※使役は呼び捨て)
・ツキ→俺/お前、呼び捨て
だぜ、だろ、じゃないか?等男性的な話し方
ミーヤ・ロロルド(サポート)
『ご飯をくれる人には、悪い人はいないのにゃ!』
楽しいお祭りやイベント、面白そうな所に野生の勘発動させてくるのにゃ!
UCは、ショータイムの方が使うのが多いのにゃ。でもおやつのUCも使ってみたいのにゃ。
戦いの時は得意のSPDで、ジャンプや早業で、相手を翻弄させる戦い方が好きなのにゃよ。
口調だけど、基本は文末に「にゃ」が多いのにゃ。たまににゃよとか、にゃんねとかを使うのにゃ。
食べるの大好きにゃ! 食べるシナリオなら、大食い使って、沢山食べたいのにゃ♪ でも、極端に辛すぎたり、見るからに虫とかゲテモノは……泣いちゃうのにゃ。
皆と楽しく参加できると嬉しいのにゃ☆
※アドリブ、絡み大歓迎♪ エッチはNGで。
エリー・マイヤー(サポート)
フラスコチャイルドのサイキッカー × 寵姫です。
常に丁寧語で、あまり感情を乗せずに淡々と話します。
ユーベルコードは習得した物をどれでも使用し、目的達成のために全力を尽くします。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
***
ごきげんよう。
手が必要そうなので手を貸しに来ました、エリーです。
念動力で解決できることならお任せください。
そう、遠くから押したり引いたり掴んだりとか、
持ち上げたり回したり投げたりとか、
そんな感じに遠隔で力を加える系のあれです。
セコい工作はとても得意です。
物理的な手段でどうにかなるなら、大体何とかしましょう。
リカルド・マスケラス(サポート)
『さーて、どう調べるっすかね~』
装着者の外見 オレンジの瞳 藍色の髪
基本は宇宙バイクに乗ったお面だが、現地のNPCから身体を借りることもある
得意なのはサポートで、非戦闘時はコミュ力や宇宙バイクの機動力で情報収集をしたりなどが可能。ある程度のその世界の知識や常識なども世界知識でわきまえていたりもする
色々な世界を渡って学んだことで魔術や機械の操縦など何でもござれ
また、仮面単体の時のサイズを利用すれば、念動力と組み合わせて、狭い場所を通ったり潜入調査を行うこともできる
基本的には真面目に仕事はしますが、きれいなお姉さんと一緒に行動できる選択肢があれば、迷わずそちらを選ぶチャラいキツネさんです
諏訪野・啓太郎(サポート)
『唯のろくでなしの旅烏ですよ。』
スペースノイドのスターライダー×電脳魔術士、33歳の男です。
普段の口調は「男性的(俺、呼び捨て、だ、だぜ、だな、だよな?)」、負傷した仲間には「元気に(俺、~くん、~さん、だね、だよ、~かい?)」です。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
ネッド・アロナックス(サポート)
めずらしい そざいはある?
なければ じょうほうを しいれて かえろうかな!
(※セリフはひらがな+カタカナ+空白で話します)
探し物や調べ物は楽しくて得意だよ
"くらげほうき"や"ゆきソリ"で空を飛んだり泳いだりしてヒトや物も運ぶよ
戦闘はサポートに回ることが多いかな
手強い敵は基本隠れながら隙を作って逃げる!
"クリーピングコイン"で物をひっかけて飛ばしたり
"しろくじら"の歌で余所見をさせたりね
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し多少の怪我は厭わず積極的に行動します
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません
また例え依頼の成功のためでも公序良俗に反する行動はしません
あとはおまかせ
よろしくおねがいします!
月夜・玲(サポート)
『さてと、I.S.T起動。お仕事お仕事。』
口調 元気(私、~君、だね、だよ、だよね、なのかな? )
お仕事ついでに研究も出来るんだから、この仕事良いよねぇ
さあ、私の研究成果の実験台になってもらうよ
模造神器という独自の兵器開発を生き甲斐とする研究者
誰にでも気さくに砕けた口調で話しかける
戦いは全て研究の為、楽しみながら戦闘を行う
全ては研究の為、研究と戦闘を楽しめる猟兵生活は結構気に入っている
戦闘スタイルは4本の模造神器から2本を選び、二刀流で敵と戦う形です
UCで遠距離戦闘にも対応したSF剣士
日常ではのんびりと景色を楽しんだり風情を楽しんだり
冒険では考察しながらじっくり進む
あとはお任せ!
アウル・トールフォレスト(サポート)
「今日はどんなところに行けるのかな?」
神秘的な雰囲気を纏う、植物の特徴を持つバイオモンスター
性格は楽観的でマイペース
大きな体躯の割に子供っぽく無邪気で天真爛漫。それでいて根本が人でない故に残酷
神出鬼没に出現し、気まぐれに歩き回り、楽しげに爪を振るう
常に楽しい、面白いで物事を判断し好奇心の赴くままに動く
猟兵としての役割は理解している
過去が、死が、今ある生命を侵すことは、間違っていると思うから
戦闘では主に鋭い爪を用い、身体の巨大化や変身等、無尽蔵の生命力に物を言わせた野性味溢れる肉弾戦を好む
魔力理力の扱いも原始的だが規格外であり、時に周囲の環境すら操り、植物による防御や捕縛等のサポートも行わせる
通路の端に取り付いて後方の味方に分かるようにストップのハンドジェスチャーをする。諏訪野・啓太郎(さすらいのライダー・f20403)は電脳ゴーグルを掛けて通路の先をそっと覗き込む。電脳空間側から施設情報にアクセスしマップと視認情報を比較分析すると、ビンゴ。そこには赤外線センサーが張り巡らされている。啓太郎は即座にプログラミングを書き換えてセンサー類を無効化した。
「これで進めるぞ。だが、この先にも電子的トラップが多い。俺はそこの部屋から電子戦でバックアップする。行ってくれ。」
啓太郎の言葉を受けた面々は警戒しつつ通路を進んで行く。油断なく周辺捜索しながら見送った啓太郎は近くの部屋の中に入っていった。おあつらえ向きにそこは守衛室。モニターと権限は低いながらもセキュリティとのアクセスポートがあった。啓太郎は指を組み合わせてぽきぽきと解しポートに接続。電子戦を開始したのだ。
その先は瓦礫で埋まっていた。わかりやすい障害である。その崩れ方にちょっとした違和感を感じつつもエリー・マイヤー(被造物・f29376)は一同の前に進み出る。
「ここはお任せを。確か、この先が研究室に通じる道で、手前の分岐を曲がると研究員の方々が閉じ込められている場所でしたね?」
そう言って両手を前に翳す。エリーは静かに長く息を吸って目前の瓦礫に集中する。瓦礫の一つが浮かび上がり脇にどかされる。エリーの念動力で生み出された手が次々に瓦礫を動かしていく。一気に破壊しないのは、
倒壊しやす異様に崩されているからだ。エリーは自身の念動力をフルに活用して建材構造から崩れ方までを事細かに把握して構造物に負荷を掛けないように作業する、エリーの念動力だからこそ可能な精密作業だ。
「先に行ってください。施設に応急処置してから追いかけます。」
念動力操作をするエリーに一同は頷いて開けてもらった通路を進んで行く。そして、猟兵たちは二手に分かれていった。
通路の角からひょっこりとうさ耳、狼耳、くらげのかさが現れる。通路の先にある空間を眺めてうさ耳が引っ込んだ。
「うう、やっぱりやめにしない?」
なんて弱音を吐くのは音駆螺・鬱詐偽(帰ってきたネガティブアイドル・f25431)。
「いやいやダメにゃ!研究員さんたちを助けるにゃ!」
続いて狼耳が引っ込んで
勢いよく窘めるのはミーヤ・ロロルド(にゃんにゃん元気っ娘・f13185)。
「ひとだすけ ばんぐみに ふさわしい よ?」
透明なひらひらの奥からふんわりにこやかな視線を送るネッド・アロナックス(ガムゴム人の冒険商人・f41694)の言葉に鬱詐偽はうーんと悩みつつも「そうね」、と納得した。どうやって救出するかという話になり改めて通路からひょっこり覗き込む。どうやら研究員は一箇所に押し込められてそこを数人のシャイターンが見張っている様だ。ちらっと防犯カメラを見上げると沈黙してる様子。セキュリティ関連は仲間が無効化してくれていた。
「派手に戦闘すると増援で詰みそうにゃ。」
「でも、あそこから動いてくれそうにも無いわよ?」
ミーヤと鬱詐偽が相談しているのを顎に手をやって考えていたネッドが閃いた顔をして手をぽむっと打ち鳴らす。
「アイドルが こまったひとを たすけてみた なまはいしん 」
その発言に思わず顔を見合わせてしまった。
「えっと、監禁は良くないと思うの。自由にしてあげて?」
ちょっと自信なさげに指を突きつけて鬱詐偽がドローンと
しろくじらを引き連れてシャイターンたちの前に姿を現した。もちろんドローンに搭載されているカメラは鬱詐偽の勇姿を撮影してファンたちに配信を開始している。配信画面には早速視聴者からの反応が集り始めている。
シャイターンたちは鬱詐偽の登場に呆気に取られていたが気を取り直し攻撃姿勢を見せる、が、急に体が重たくなって膝を付く。鬱詐偽の後ろの方でネッドがつるはしを掲げていて、その頭上でサソリザが瞬いていた。
「アイドルに おさわりは きんし 」
「え、えっと、私の歌で悪いのだけど、それで解決、しましょう?」
どこからともなく音楽が流れ始め、鬱詐偽がマイクを取り出して歌い踊り始める。ちょっと鬱々とした雰囲気の曲が進行していくと配信画面はもう大盛り上がり(?)で、鬱詐偽への優しい応援に溢れ始める。待機していたミーアもついつい共感して視聴者たちと一緒に鬱詐偽を応援し始めている。
「鬱詐偽ちゃん、そんなことないにゃ!今とても輝いてるにゃ!」
歌を受け入れて応援するミーヤに力が漲ってくる。そのテンションのままに鬱詐偽と並んで踊りながら自慢のガジェットを取り出す。
「今日限りにとっておきにゃ!」
鬱詐偽のダンスパートの間にガジェットを敵に向けたポーズで待ち、サビ入りと同時に引き金を引く。
「今日の弾丸は特別製にゃ♪」
そこからは音符型の弾丸が撃ち出されシャイターンに炸裂して弾けて花火の如くカラフルな音符などを振り撒いて戦闘力を奪った。
「ふたりとも いいはいしんだったよ おつかれさま 」
拍手を送るネッド、ハイタッチの構えのミーヤ、鬱詐偽はおずおずとそれに応えてドローンに向き直る。
「また、見てほしいわ…。」
たくさんのスパチャと共に配信を終了した。
「やっぱり一番重要なところは警備が厳重だね。」
通路の影に隠れて様子を窺っていた月夜・玲(頂の探究者・f01605)が後ろに控える仲間に声を掛ける。
「わかりやすくていいじゃない。細かいこと考えなくていいし。」
アウル・トールフォレスト(高き森の怪物・f16860)が立ち上がってぐぃーっと伸びをしている。その体躯で縮こまってしゃがむ姿勢は大変だったらしい。
「ここを抑えないと乗り込めないっすからね。派手に行きたいっすね。所でどちらさんか乗っていかないっすか?」
どこか軽い口調で喋る狐のお面、リカルド・マスケラス(
希望の仮面・f12160)がナンパに返す。乗る、というのは彼(?)が装着されている宇宙バイク『アルタイル』へ、ということだ。すごい絵面である。これには玲もアウルも丁重にお断りして、制圧の為の戦術の相談を始める。セキュリティは仲間が停止してくれているが警備ロボットと思われる機影が数体稼働している。システム的に独立しているようだ。玲はちょっと興味を示している。
「俺がアルタイルで掻き回すんでお二人で仕留めて欲しいっす。」
幸いエントランスと言っても良いくらいに研究室前の空間は広くてバイクで走り回れる余裕がある。玲もアウルも接近戦が得意な為、陽動はありがたい。
「自然がないからやりにくかったんだ、助かるよ。」
準備OKとばかりなアウルがリカルドに微笑む。狐面が不適に笑んだ様に見えた。
「それでは手早く済ましましょう。」
玲も模造神器に手を掛けて配置に着く。
「行ってくるっす!」
牛の頭がフロントに遇われた宇宙バイクが飛び出していく。出力を上げて突撃しながらビーム砲で牽制を入れる。警備ロボットの一体が撃ち抜かれて倒れる横を駆け抜けてそれを追いかけて警備ロボットたちは武装をアクティブにする。最後尾の一体がシャランという音と共に両断されて転がりスパークする。玲は手に持った神器を振って付着した液体を振り払う。新たな侵入者に気が付いた警備ロボットが振り向いた瞬間、甘ったるい香りと共に霧状の液体に包み込まれる。それは装甲を熔解し腐食させていく。動きが鈍った警備ロボットをアウルの鋭い爪が引き裂く。
「手早く終わらせるわ。」
本性と言って良いだろうか、『高き森の怪物』の顔を見せたアウルが放つ蜜の霧が警備ロボットたちの装甲を腐食させ、防御力が下がった所を玲の神器とリカルドのビームが攻撃して撃破していく。最後の一体を斬り伏せた玲の元へリカルドとアウルが寄ってくる。3人は目配せすると玲がDIVIDE支給の通信機の電源を入れた。
「グリモアへ、こちらケルベロス。研究室への橋頭堡を確保。集結を待って突入する。」
通信を終わらせた玲はこの先に待っている新型決戦兵器への期待を抑えるのに必死になったとか。
「この扉で合っていますよね?」
シン・クレスケンス(真理を探求する眼・f09866)はスマホを確認する。仲間からデータをもらいナビゲートしてもらっていたからだ。目的の場所であることを確認してシンは扉のロックの解除に取り掛かる。周囲は闇色の狼ツキと梟のノクスが眼を光らせて警戒している。仲間がシステムをある程度掌握してくれていた事もあって扉のロックは簡単に外れた。シンがここに来たのはある物を確保する為だ。
「これですね。セキュリティとは隔離してあるだけあって難敵そうですね。」
「こんなもの役に立つのか、シン?」
UDCであるツキが呆れたように声を掛けてくる。戦闘が無くて退屈しているようだ。
「ええ、ここを抑えないと後々が面倒なんですよ。」
コンソールを立ち上げてステータスを確認する。ロックの解除は、…難しくない。破損箇所のバイパスが難しそうだ。魔導における術陣の回路は電子回路にも通じる所がある。故にプログラミングと魔術の知識を総動員して解除と修復、再構築をしていく。そして、『それ』が作動音を響かせる。
「結局これは何なんだ?」
頭にノクスを乗せていたツキが溜息交じりに聞いてくる。振り返ったシンは微笑んで応える。
「未稼働状態の新型決戦兵器の起動と、操作権限の奪取です。これであちらは決戦兵器を使えません。」
兵器の悪用を阻止して後顧の憂いを断ったシンはスマホで必要なデータを仲間に転送したのだった。
成功
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第2章 集団戦
『炎と略奪のシャイターン』
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POW : シャイターン炎舞
高速で旋回する【シャイターンの炎の渦】を召喚する。極めて強大な焼却攻撃だが、常に【炎神の舞】を捧げていないと制御不能に陥る。
SPD : 炎槍突き
【炎の槍】が近接範囲の対象に絶対命中する。元々の命中率が低いと威力減。
WIZ : 炎猟犬
レベル×1個の【猟犬】の炎を放つ。全て個別に操作でき、複数合体で強化でき、延焼分も含めて任意に消せる。
👑11
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柄倉・清春(サポート)
喫茶店で働く傍らに暗殺業を営む男
今は特務機関DIVIDEに所属しており二足ならぬ三足の草鞋を履く
強面だが粗暴なわけではなく日常生活では気さく
殺しの関わる仕事の時は途端冷徹になる
暗器を交えた肉弾戦と中距離からの牽制・奇襲を好む
戦いに流儀を持ち込まないのが流儀
搦め手、揺さぶり、闇討ち、あらゆる手段を用いる
生物の急所を熟知しており、異形と戦う際も経験則に基づき攻撃箇所を決める
身に宿した悪魔の力は奥の手
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用
多少の怪我は厭わず行動し、他の猟兵に迷惑をかける行為はしません
依頼の成功のためなら汚れ役を担う事も
自身が性的な行為を行うのはNG
アイクル・エフジェイコペン(サポート)
猫っぽい舌足らず口調にゃ。こんにゃ感じで、末尾だけじゃにゃくて途中にも入れてほしいにゃ。めんどいならなくてもいいけど。
ちなみに機嫌悪い時は「に゛ゃ」って濁点入る感じにゃ。
正直状況とかよくわかってにゃいけどなんとなく気に入らない顔してるからぶっ殺すに゛ゃ。
パワーイズジャスティス。真正面から行っておもいっきり攻撃するのみにゃ。ユーベルコードは何使ってもいいにゃ。
基本はむちゃくちゃ猫かぶってかわいい子演じてるものだから、なるべくスマートに『せーとーはなれでぃー』的な感じで戦おうとするけど、むちゃくちゃ怒ったら地が出てむちゃくちゃ口が悪くなる。
「ぶっ殺おおおおおおす!●ぁぁぁぁぁぁっく!!」
アウル・トールフォレスト(サポート)
「今日はどんなところに行けるのかな?」
神秘的な雰囲気を纏う、植物の特徴を持つバイオモンスター
性格は楽観的でマイペース
大きな体躯の割に子供っぽく無邪気で天真爛漫。それでいて根本が人でない故に残酷
神出鬼没に出現し、気まぐれに歩き回り、楽しげに爪を振るう
常に楽しい、面白いで物事を判断し好奇心の赴くままに動く
猟兵としての役割は理解している
過去が、死が、今ある生命を侵すことは、間違っていると思うから
戦闘では主に鋭い爪を用い、身体の巨大化や変身等、無尽蔵の生命力に物を言わせた野性味溢れる肉弾戦を好む
魔力理力の扱いも原始的だが規格外であり、時に周囲の環境すら操り、植物による防御や捕縛等のサポートも行わせる
エリー・マイヤー(サポート)
フラスコチャイルドのサイキッカー × 寵姫です。
常に丁寧語で、あまり感情を乗せずに淡々と話します。
ユーベルコードは習得した物をどれでも使用し、目的達成のために全力を尽くします。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
***
ごきげんよう。
掃除が必要と聞いて手伝いに来ました、エリーです。
念動力が通用する相手なら、お任せください。
防御も攻撃も概ね念動力でなんとかします。
敵の攻撃を念動力で止めたり逸らしたり。
念動力で敵を掴んだり潰したり叩きつけたり。
まぁ、状況に応じてそれっぽく対応しますよ。
キャバリアは……まぁ、必要そうなら乗ります。
ミーヤ・ロロルド(サポート)
『ご飯をくれる人には、悪い人はいないのにゃ!』
楽しいお祭りやイベント、面白そうな所に野生の勘発動させてくるのにゃ!
UCは、ショータイムの方が使うのが多いのにゃ。でもおやつのUCも使ってみたいのにゃ。
戦いの時は得意のSPDで、ジャンプや早業で、相手を翻弄させる戦い方が好きなのにゃよ。
口調だけど、基本は文末に「にゃ」が多いのにゃ。たまににゃよとか、にゃんねとかを使うのにゃ。
食べるの大好きにゃ! 食べるシナリオなら、大食い使って、沢山食べたいのにゃ♪ でも、極端に辛すぎたり、見るからに虫とかゲテモノは……泣いちゃうのにゃ。
皆と楽しく参加できると嬉しいのにゃ☆
※アドリブ、絡み大歓迎♪ エッチはNGで。
ハル・エーヴィヒカイト(サポート)
▼心情
手の届く範囲であれば助けになろう
悪逆には刃を振り下ろそう
▼戦闘
殺界を起点とした[結界術]により戦場に自身の領域を作り出し
内包された無数の刀剣を[念動力]で操り[乱れ撃ち]斬り刻む戦闘スタイル
敵からの攻撃は[気配感知]と[心眼]により[見切り]
[霊的防護]を備えた刀剣で[受け流し]、[カウンター]を叩き込む
ミーガン・クイン(サポート)
はぁい♪
サキュバスの魔女、ミーガン・クインよ。
私のユーベルコードの拡大魔法や縮小魔法、
アイテムの巨大化薬や縮小薬で色んなものを大きくしたり小さくしたり。
きっと楽しいことが出来るわね♪
ミュールフォンは無口で無表情だけど従順で私を守ってくれる、
剣と盾で戦う天使ちゃん。
戦闘面はこの子にお任せ♪
巨大化で蹂躙しちゃいましょう♡
サポートに不思議な魔法の力はいかがかしらぁ?
私のことを好きに使ってみてね♡
クローネ・マックローネ(サポート)
普段の口調は「クローネちゃん(自分の名前+ちゃん、相手の名前+ちゃん、だね♪、だよ!、だよね★、なのかな?)」
真剣な時は「クローネ(ワタシ、相手の名前+ちゃん、だね、だよ、だよね、なのかな? )」
強調したい時は「★」を、それ以外の時は「♪」を語尾につけるよ♪
基本は一般人の安全を優先で♪
多少の怪我は厭わず積極的に動くね♪
シリアスな場面では状況の解決を優先するよ
コメディ色が強い場合はその場のノリを楽しむ方向で動くね♪
えっち系はばっちこい★状態変化もばっちこい♪
絡みOK、NG無しだよ★
UCは集団召喚系か範囲攻撃系を優先して使うよ♪
状況に応じてMS様が好きなのを使ってね★
後はMS様におまかせするね♪
数宮・多喜(サポート)
『アタシの力が入用かい?』
一人称:アタシ
三人称:通常は「○○さん」、素が出ると「○○(呼び捨て)」
基本は宇宙カブによる機動力を生かして行動します。
誰を同乗させても構いません。
なお、屋内などのカブが同行できない場所では機動力が落ちます。
探索ではテレパスを活用して周囲を探ります。
情報収集および戦闘ではたとえ敵が相手だとしても、
『コミュ力』を活用してコンタクトを取ろうとします。
そうして相手の行動原理を理解してから、
はじめて次の行動に入ります。
行動指針は、「事件を解決する」です。
戦闘では『グラップル』による接近戦も行いますが、
基本的には電撃の『マヒ攻撃』や『衝撃波』による
『援護射撃』を行います。
研究室前のエントランスで猟兵たちは集結していた。ここから先は団体戦となる。準備を整えて突入組は各々に武器を構える。先頭の2人が扉に取り付き、目線を交わした後に後の仲間たちを振り返って頷く。それを合図に一気に扉を開けて雪崩れ込む。メンバーたちの目の前を炎の渦が駆け巡った。猟兵たちに迫る炎の渦だが、それは届かなかった。
「これだけあれば防げるでしょう?」
集団の中程からエリー・マイヤー(被造物・f29376)が手を前に突き出し念動力の障壁を生みだして仲間を守っている。一箇所に固まる猟兵の仲間たちを全方位から防御する163枚の念動バリアである。炎の渦に触れた障壁はそのまま威力を相殺して諸共に消え去るが第一撃を守り切るには十分だ。しかし障壁に触れていない炎の渦は猟兵たちを取り囲んで動けなくなっている。追撃の為にシャイターンたちは次の炎の渦を召喚しようと舞い始める。それにキラリと眼を光らせる者がいた。
「あそこの集団から追加がくるにゃ!」
「あらあら、それならまとめて叩いてしまいましょう?」
ビシッと指差すミーヤ・ロロルド(にゃんにゃん元気っ娘・f13185)の肩に手を置いて妖しく微笑むミーガン・クイン(規格外の魔女・f36759)。心得たとばかりにミーヤがガジェットを構えてエネルギーをチャージし始める。
「ちょっとだけ時間を稼いで欲しいのにゃ!」
「私のバリアに任せて。思いっきりやってください。」
猟兵たちを囲んで守っている障壁を広げて炎の渦を相殺しながらエリーが同意する。集中するミーヤの後ではミーガンが詠唱を始めていた。10秒、チャージと詠唱が同時に完了する。
「チャージ完了、今にゃ!」「おおきくなぁれ♪」
ミーヤが構えたガジェットの前に魔法陣が現れ、そこをガジェットから放たれたビームが通過するとそれは巨大化!ミーヤの目に映っていた召喚の舞いを踊るシャイターンの一団と正面の炎の渦を薙ぎ払う。戦況が大きく変化した。そこを機とみてエリーとミーガンが目配せする。
「そっちもおおきくなぁれ♪」
残った障壁の前に巨大化の魔法陣を展開、そこを通過させて巨大化した障壁が周囲を取り囲んでいた炎の渦を全て相殺、猟兵たちの動きを封じる物を消し去った。
その隙を突いて突撃しようとする猟兵たちだったが相手もそれは想定していたようだ。炎で出来た猟犬の群れが襲いかかる。先頭に立つ大柄な女性に炎猟犬が飛び掛かっていく。が、女性はそれを腕の一振りで叩き落として爪で引き裂く。少し延焼した腕を撫で付けたアウル・トールフォレスト(高き森の怪物・f16860)は溜息を吐いた。
「炎とは相性が良くないわ。それに、このままだと近づけないわね。」
「そんな時はこのクローネちゃんに任せて♪」
隣に並んでクローネ・マックローネ(
闇と
神を従える者・f05148)が微笑む。
「それが出来るなら頼むよ。サポートするからさ。」
数宮・多喜(撃走サイキックライダー・f03004)も合流し遠巻きに隙をうかがう炎猟犬を睨み付ける。アウルもクローネに微笑んで自身の巨躯で守るように前に出る。一触即発だがクローネはマイペースを崩さない。
「それじゃ、行ってみよー♪クールな子達を紹介するね♪クローネちゃんの
アイスエルフ軍団★』
召喚陣を展開してクローネは163人もの漆黒肌の
アイスエルフを呼び出した。
「炎には氷!やっちゃってよ♪」
アイスエルフたちは一斉に氷属性の武器や魔法やブレスで攻撃を開始する、数では炎猟犬が圧倒的だが火力はこちらが勝っている。そしてそこに、
「アタシの全力、受けとれぇ!」
多喜がサイキックエナジーを極限まで増幅して嵐を起こし戦場全体を包んでいく。その嵐に巻き込まれて炎猟犬は疎かシャイターンたちも動きが一瞬止まる。さらに広がるサイキックオーラが仲間を強化していく。サイキックオーラを纏ったアイスエルフたちが次々に炎猟犬を仕留めていく。焦ったシャイターンの炎猟犬使いたちは生き残っている猟犬たちを集結、合体させる。巨大化した炎猟犬にアイスエルフたちが一斉に攻撃を仕掛けるもその熱量に歯が立たない。炎猟犬は大きな口を開けてクローネごとアイスエルフたちに襲いかかる、が、それを受け止めたのはアウルだ。
「ふふふ、楽しませてくれるね。なんてたーのしー!」
巨大な炎猟犬と押し合うアウルの体が巨大化していく。不利な相性、合体巨大化した相手、パワー勝負と今の状況はアウルにとって楽しすぎて仕方ない。笑い声がけたたましくなるごとにアウルが巨大化しパワーアップしていく。ついに炎猟犬を投げ飛ばした。しかしその両手は延焼してボロボロになっている。アウルはそれにも構う様子無く炎猟犬に飛び掛かっていく。
「そのままじゃ危ないよ?アイスエルフのお姉さんたち♪」
周囲の延焼を鎮火する指示を出していたクローネが新たな指示を出す。アイスエルフたちは詠唱しアウルに氷のエンチャントを施す。氷の力を授かったアウルが湧き出てくる楽しさのままに炎猟犬を攻撃する。炎猟犬を制御しているシャイターンたちはその様子に慄いて次の炎猟犬の召喚に入ろうとする。
「させねぇっ!」「そーだそーだ♪」
いつの間にか宇宙カブに乗った多喜がSMG-MP5udcを撃ち込みながら突っ込んでくる。タンデムしたクローネも
ダークネス・ユサーパーで射撃し、2人の弾丸に撃ち抜かれて何体かのシャイターンが倒される。多喜が宇宙カブを反転させてクローネと共に斉射するのと同時にアウルが炎猟犬を叩き伏しそこにアイスエルフたちのブレスが殺到する。炎猟犬使いのシャイターンは使い魔諸共倒されて消えていった。
同じ頃、もう一つの戦いも終結に向かっていた。それは炎の渦が消え去った時に炎猟犬の囲みを突破した者たちの戦いだ。隙を見て飛び出した3人の猟兵たちは自分たちを包囲しつつある炎猟犬に向けて武器を構えた。猟犬が飛び掛かろうとするまさにその時、ぐにゃりと曲がりながら奔る電撃が猟犬たちを縛り付けた。発生源は壁面に備え付けられたアンテナ様の構造物だ。試作型決戦兵器の予備として設えられていた物が作動したのだ。救出作戦の折に仲間が解放した研究者たちが遠隔操作で扱って援護してくれている。しかし所詮は予備機で無理矢理起動させた物、アンテナからは黒煙が立ち昇り始める。だがその好機を逃す猟兵たちではない。
「どっけぇぇっ!!」
突入して早々に抑え込まれやっと突撃できると思ったら邪魔されてフラストレーションMAXのアイクル・エフジェイコペン(クロスオーバー三代目・f36327)は怒り心頭に発していた。思わず地が出てしまうほどに。炎猟犬をがしっとグラップルしてびったんびったんと叩き付ける。捕まってる他の炎猟犬にも叩き付ける。ひたすら叩き付ける。邪魔な炎猟犬が消滅する頃には虎の子の予備決戦兵器も沈黙していた。
「ぜぇ、はぁ、ぜぇ、はぁ、…、さぁ、先を急ぐにゃ!」
溜飲が下ったアイクルに仲間が続く。目前には炎の槍を構えるシャイターンたち。アイクルを追い抜いて鯉口を切りながら踏み込むハル・エーヴィヒカイト(閃花の剣聖・f40781)の抜刀が必中の突きを弾く。横槍を狙うシャイターンがハルに迫る、が、異形の右手が割って入りシャイターンを吹き飛ばす。そのままハルと背中合わせでカバーに入る。
「やっと仕事が出来るな。」
右腕をぶんと振るって構えた柄倉・清春(悪食子爵・f33749)もフラストレーションを溜め込んでいた。槍を構えたシャイターンたちがじりじりと近づいてくるのを油断なく視界に収めながらハルも構えを取る。間合いを計り合い、清春が最初に動いた。シャイターンが炎の槍を回転させて突き出す、前に異形の右手で抜き手を放つ。炎の槍と爪先が交錯して槍の穂先が腐食し崩れ落ちる。清春は速度を落とさず踏み込んで魔の取り付いた右手の爪で引き裂く。
「手こずらせるなよ…。」
清春に狙いを付けていたシャイターンに睨みを利かせると彼女たちはたじろいだ。
同じ頃、ハルが清春の離れた気配を感じた瞬間に数体のシャイターンが槍を突き込んでくる。それを見切って目を閉じる。
「
殲の
黒剣、その身に刻め。
絶剣・
殲華繚乱!」
虚空より漆黒の刀身を持つ長剣"アイシャ・クラウ"が抜き放たれ間合いに入ったシャイターンを炎の槍ごと叩き斬る。目を開け残ったシャイターンを威嚇するハル。意を決して炎の槍を突き出すシャイターンだが、その槍を掴み間合いに飛び込んだ勢いのままに振り回して地面に叩き付ける。小柄ながらパワフルなアイクルは機嫌を直したようでシャイターンをぶん回して他のシャイターンにぶつけていく。
「そーりゃ、すっごいびったんびったんにゃ!!」
清春とハルに睨まれて動けなくなっていたシャイターンたちは巻き込まれて吹き飛ばされる。立て直してアイクルを狙ったシャイターンの背後から清春が右腕を振るって倒し、ハルも"アイシャ・クラウ"を手持ちして槍を断ちシャイターンを斬る。大きく破壊力のあるアイクルの攻撃を起点に、無駄なく確実に仕留めていくハル、相手の隙を見逃さず屠っていく清春。そのエリアのシャイターンは程なく殲滅された。
火が燻る研究室には猟兵たちだけが残っていた。シャイターンを殲滅したものの、肝心のボスの姿が見当たらなかった。誰とも無く、意味ありげに研究室の奥にある扉を見る。その先は“実験室”と銘打たれていた。
成功
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