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電脳悪魔王遊戯・オブ・ザ・デッド、開幕ッス!

#サイバーザナドゥ #デビルキングワールド #ジャッジメントガール #プレイング受付中


「お正月気分も抜けて、みんなダラけてないっスか? だったら自分の帰還の手伝いをしてほしいッス!」
 グリモアから投影された予知の中で、ジャッジメントガールはカメラ目線でグリモアベースにいる猟兵達へ語りかけ始めた。ってか予知なのに何故カメラ目線!?
「ちなみに自分がカメラ目線なのは、自分の能力である『こじつけ・曲解・拡大解釈』によって、このサイバースペースをハッキングしてライブストリーミングっぽくSOSを出してるからっスよ!」
 つまりいずれ来る猟兵達へ向けて、サイバースペースで独り配信ごっこをしてるってコト……!?
 端から見たら結構恥ずかしい事をしてる気がするが、猟兵はスルー耐性高いので、ジャッジメントガールの話にそのまま耳を傾けることにした。
「デビルキングワールドに伝わる『悪魔契約書』を利用すれば、悪魔を『別の世界に送り込む』ことが可能なのは、皆さんご存知の通りッス。そして魔界裁判長である自分ことジャッジメントガールは、当然契約書の作成方法を知ってるッス! ただし、悪魔契約書の作成には、悪魔だけが自らの悪魔エネルギーを絞って作れる『悪魔インク』が必要ッス! そして、契約書にはかなりの量のインクを消費するッス……なぜなら、「契約書の記述に抜けがあったら、世界移動時に死んじゃうかもしれない」からッス! 内容に抜けがあると召喚対象の悪魔が契約書のパワーに耐え切れずに、自分クラスの悪魔でも余裕で死んじゃうっス! あ、契約書を書く悪魔が強い奴なら、ある程度雑に書いても何とかなるっス。よその世界に散逸した契約書でそのへんの悪魔が普通に召喚されてるのは、あれが『ガチデビルの書いた契約書だから』っスね、正直チートッス!」
 解せぬ、と言いたげな予知の中のジャッジメントガールだが、気を取り直して再びカメラ目線で語りかけてきた。
「なので、自分が契約書を使って帰還を試みた場合に死なずに済むように、『悪魔王遊戯デビルアトラクション』に挑んでもらって、少しでも多くの『悪魔インク』を搾り取らせてもらいたいッス!」
 ジャッジメントガールは予知の映像の中で深々とお辞儀をして懇願してみせる。
「あ、でも自分、すこぶるワルなんで、鬼畜難易度の『悪魔王遊戯デビルアトラクション』を用意して待ってるッス! 具体的には、猟兵以外の一般人が挑むと即死するレベルの危険度ッス! 心して掛かってくるッス!」
 予知の中のジャッジメントガールの背後には、大量のゾンビやモンスターがうめき声をあげて徘徊する様子が映し出されていた……。

 ――グリモアベース。
 グリモア猟兵の蛇塚・ライム(その罪名は『憤怒』/IGNITE POP DiVA・f30196)は、予知の内容をほぼ語られてしまったためか、若干しょんぼりしながら任務内容を改めて伝達する。
「……今回はジャッジメントガールさんがサイバースペースに作り上げた悪魔王遊戯デビルアトラクションに挑んでもらいますの。どうやらゾンビやモンスターが徘徊するダンジョンタワーの最上階に、ジャッジメントガールさんはボスキャラとして君臨しているようです。なお、徘徊する怪物たちを倒す以外にも、生存NPCを救出して安全な場所へ避難させることでお助けアイテムが貰えたり、感染源を特定してこれを解決させるなど、力押し以外のプレイスタイルも可能だそうですわ。ご自身にあった攻略法を見出してみてくださいまし?」
 ライムがそう語ると、早速、サイバーザナドゥの電脳空間への扉が開通する。
「無事にジャッジメントガールさんを帰還させるためにも、是非、皆様の御協力をよろしくお願いしますわね」

 果たして、猟兵達はジャッジメントガールが仕掛ける電脳悪魔王遊戯サイバーデビルアトラクションをクリアできるのだろうか――?


七転 十五起
 サイバースペースで、バイオなハザードかつデッドでアライブなゲームに挑戦!
 ジャッジメントガールの安全安心な帰還のためにご協力願います。
 なぎてん はねおきです。

●概要
 第1章はジャッジメントガールの『電脳悪魔王遊戯サイバーデビルアトラクション』に挑んでいただきます。
 サイバースペースを『こじつけ・拡大解釈・曲解』させたジャッジメントガールならば、ハッキング能力で巨大な風雲的ダンジョンタワーを作り上げることなど造作もないのだとか。
 塔の全域に大量のゾンビとモンスター(見た目はオブリビオン)が徘徊しており、生存NPC達の血肉を求めています。猟兵達を視界に収めると、標的をすぐさま切り替えて襲ってきます!
 そのまま斬り伏せて先を急ぐもよし、襲われているNPCを救出して安全な場所まで避難させてお助けアイテム(内容はプレイングで自由に記載OK)をもらうもよし、塔の階層ごとに存在する『感染源』を特定して破壊するもよし、ご自身のキャラのスタイルに合わせて行動させてください。

 第2章はこのダンジョンのボスことジャッジメントガールとの決戦です。遊戯とはいえ、本気で猟兵達を排除しに向かってくるので強敵です!

 第3章は攻略された『電脳悪魔王遊戯サイバーデビルアトラクション』から『悪魔インク』を搾り取り、エクストリームな遊園地で共に労いましょう!

 それでは、皆様のご参加をお待ちしてます!
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第1章 冒険 『パニック! モンスターランド』

POW   :    オブリビオンにユーベルコードを叩きつけ、武力制圧する。

SPD   :    パニックにある人々を落ち着かせ、安全な場所へ避難させる。

WIZ   :    被害状況を詳しく調べ、発生原因を究明する。

👑7
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皐・芽衣
予知と良い、悪魔王遊戯といい。
ジャッジメントガールは自由じゃなぁ。
ふふふ!

階層毎の感染源を狙いたいところじゃが……わしの手札では厳しいかの。
わしは、わしに出来ることをしていくか!

帯電した闘気で敵位置・行動を[気配感知]。
NPCへの攻撃行動を索敵し
【縮地】で飛んで[功夫]で仕留める。
危なかったのぅ、もう大丈夫じゃよ!

縮地時の気配感知で見当をつけた安全地帯まで
道中の敵を[功夫]で蹴散らしつつ案内し、
また【縮地】で攻撃行動を索敵。これを繰り返して進もうかの。
効率は悪いが、救助まで考慮すると、わしにはこれが限界じゃな。

おっ、これはタブレット菓子かの?
これは嬉しい、元気がでるヤツじゃろ。ありがとうのぅ!



 皐・芽衣(金色一角のメイメイ・f35724)はグリモアベースでの事の一部始終を見聞きして、思わず愉快で破顔一笑していた。
「予知と良い、悪魔王遊戯といい。ジャッジメントガールは自由じゃなぁ。ふふふ!」
 サイバースペース内に突如出現する、目の前にそびえ立つ謎の違法建築ダンジョン塔に、芽衣は恐怖よりもワクワクが止まらずにいた。
「さて、階層毎の感染源を狙いたいところじゃが……わしの手札では厳しいかの。ならばわしは、わしに出来ることをしていくか!」
 芽衣が塔の重い鉄の扉を開けて中へと入る。塔の内部は淀んだ空気と薄暗い闇の中、無数の吐息とうめき声が周囲に充満していた。
「むむ! 早速『歓迎』されたようじゃな!」
 猟兵の気配を感知したゾンビ達が、一斉に四方八方から芽衣へ押し寄せてきた。だが芽衣は慌てず、ユーベルコードで全身を帯電させると、襲いくるゾンビの動きを先読みして素早い足捌きで駆け抜けてみせる。
「遅いわ!」
 ゾンビの猛攻を掻い潜ると、お返しとばかりに芽衣は強烈な後ろ回し蹴りを放った!
「「ギャアァァァ!!」」
 ゾンビ達は蹴りに巻き込まれて横一線に薙ぎ払われてしまう。卓越した芽衣の功夫が為せる技だ!
「今のうちに先を急ぐとしよう」
 芽衣は全力でその場から縮地で離れると、微弱な電流の変化を頼りに階層の奥へと進んでゆく。
 すると、襲われているNPC達が人狼型のモンスターの群れに放置されてるではないか。
「危ないのじゃ! そこを退けぇ!」
 芽衣の早業であっという間に人狼達を蹴散らした後、生存者達は彼女に避難所までの護衛を依頼してきた。
「無論、お安い御用じゃ。では参ろうかのぅ」
 その後も効率度外視で生存者達に襲い掛かる敵を功夫でぶっ飛ばし、無事に避難所に送り届けてみせる芽衣。
 お礼にと、生存者のひとりからお菓子を贈られた。
「おっ、これはタブレット菓子かの? オリゴ糖じゃな。これは嬉しい、元気がでるヤツじゃろ。オリゴ糖、ありがとうのぅ!」
 こうして、芽衣は感謝のオリゴ糖を口にしながら、最上階まで人助けを優先するのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

カシム・ディーン
UC常時
…これってあれだよな
「風〇た〇し城☆」
古いわ!せめてサスなんとかって言えよ!?

【情報収集・視力・戦闘知識】
電脳悪魔王遊戯の舞台構造と状況
ゾンビとモンスの動きを冷徹に分析
後はNPCの位置も捕捉
「ご主人サマー☆此処は幼女祭りで一気に…☆」
していいわけねぇだろ!?電脳悪魔王遊戯自体がぶっ壊れるわぼけぇ!
これぐらいが限度だ!
UC発動
【念動力・空中戦・弾幕】
ゾンビ達に襲いかかるドラグナーメルシー軍団!
飛び回り念動光弾を叩き込みぼこぼこに
【二回攻撃・切断・盗み攻撃・盗み】
鎌剣で切り刻み金目の物は根こそぎ強奪しつつNPCは救助して運びまくる
アイテムはMSにお任せ!

今回も一攫千金だおらぁ!



 カシム・ディーン(小さな竜眼・f12217)は、ジャッジメント・ガールが作り出したダンジョンタワーに、既視感を覚えていた。
「なぁ……これってあれだよな?」
「メルシー知ってる! 風〇た〇し城☆」
「古いわ! せめてサスなんとかって言えよ!?」
「なんでご主人サマが風〇た〇し城を知ってるのかな? かな?☆」
「うっ……存在しない記憶が……!!」
 相棒のメルシーとの茶番もそこそこに、魔力探知で建物内部の敵の分布や生存者の居場所を把握する2人。そこからダンジョンタワーの構造をある程度推測することができた。
「マジでゲームキャラクターみてーな動きしてるな? どれも一定の行動パターンが設定されてるみてーだな。そうとくれば楽勝だ!」
「ねぇねぇご主人サマー☆ 此処は幼女祭りで一気に……☆」
 メルシーが野獣の目付きになっていた。
 カシムはすかさず制止する。
「していいわけねぇだろ!? 電脳悪魔王遊戯サイバーデビルアトラクション自体がぶっ壊れるわぼけぇ! せめてこれぐらいが限度だ!」
 ということで、今回はユーベルコードでドラグナーガールコスプレをしたメルシー分身達161人でダンジョン踏破に挑むことになった。
「「ひゃっはー☆ 数の暴力は正義だぞ☆」」
 1つの階層の端から端をローラー作戦で根こそぎ殲滅してゆくドラグナーメルシー軍団!
 向かってきたゾンビを大鎌剣ハルペーで刈り取りまくり、魔砲カドゥケウスの超密度弾幕が怪物の群れを跡形もなく削りきってゆく!
「生存者を見付けたよ☆」
「保護してアイテムゲットだぞ☆」
「避難所まで遠い? 最高速度で移送するぞ☆」
 人海戦術だからこそ出来る人垣の人道回廊のお陰で、生存者の誰一人として欠けることなく避難所まで送り届けるメルシー達であった。
 そしてお礼の品として貰ったアイテムが山のようにカシムの前へ積み上げられてゆくのだ。
「こっちは体力回復用のドリンク剤、こっちは振動する巨大なマッサージ機……おっ! この黄金の剣は高く売れそうだな? んでこれはなんだ……? なんか臭えー石だな?」
「アルティメット漬物石だって☆ これで漬けると、どんな食べ物も美味しいお漬物になるんだって☆ あと匂いでゾンビが仲間だと勘違いするらしいよ?」
「つまり……ここのゾンビって漬物臭いのかよ……!」
 メルシーの解説を聞いたカシムは、このダンジョンの創造主がデビルキングワールド出身なのを改めて思い知るのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

箒星・仄々
ガールさんにも沢山助けていただきました
元の世界へ戻れるよう
及ばずながら猫の手をお貸しします

リートを奏でながら最上階を目指します
音色に宿った炎や水や風の魔力が
ゾンビさんやモンスターさん達を
焼き尽くしたり押しつぶしたり吹き飛ばしたりして
浄化していきます
確かに即死レベル…
ハードなアトラクションですね〜

おやおや、魔力の揺らぎを感じますよ
旋律の拡がり方が
ちょっと違うので判るのです(えっへん
この階層の感染源でしょうか
そちらへ向かってみましょう

ふむふむ、部屋の中央に輝く、
この禍々しい紅玉が感染源なのですね
旋律で共鳴振動を起こして破壊します

次の階層でも
感染源らしき魔力の揺らぎを探知しましたら
そちらへ向かいます
全部攻略した方が
インクが沢山とれそうですものね

階層によっては感染源が
ゾンビやモンスターの一体だったり
書物や剣だったり
影のような存在だったり
NPCさんの体や心に憑依していたり
等々色々でしょう
一つ一つ丁寧に
魔力の旋律で破壊したり浄化したりします

インクが沢山とれているといいですね♪



 箒星・仄々(ケットシーのシンフォニア・f07689)もまた、電脳悪魔王遊戯サイバーデビルアトラクションに挑まんと、自慢のヒゲをピンッと立てて気合を入れてみせた。
「サクラミラージュの戦争では、ガールさんにも沢山助けていただきました。元の世界へ戻れるよう、及ばずながら猫の手をお貸しします」
 箒星はリートを奏でながら最上階を目指すべく、重い鉄の扉を開けてダンジョンタワーへ足を踏み入れた。建物の中はすえた腐敗臭が立ち込め、薄暗い部屋の中でゾンビ達やモンスターの群れの息遣いがあちこちから聞こえてくる。
 箒星は恐怖を打ち払うかのように、リートの音色に宿った炎や水や風の魔力を発散させた。
 ユーベルコードとなった属性魔法の音色は、ゾンビやモンスター達をたちまち自然発火させて焼き尽くし、風圧で吹き飛ばして壁に叩き潰し、鉄砲水で粉砕してみせるのだ。
「音楽魔法で浄化していきます。それにしても、これは確かに即死レベル……まともに相手をしていたら一歩も進めないですね。ハードなアトラクションですね〜」
 箒星は指笛を吹き鳴らすと、足元の影から巨大なメスのメカジキのランさんを呼び出す。その背にひょいと飛び乗ると、かかとでランさんの横腹を軽く蹴った。
「道は私の音色でこじ開けます。ランさん、突撃GOです!」
 押し寄せてくる有象無象の敵を、音色の弾丸で次々と弾き返してゆく箒星。こうしてできた僅かな群れの隙間を、ランさんは口吻を振り上げながら時速80km以上の速度で切り込んでいった。
「いいですよ、ランさん。このまま先を急いで……おやおや、このあたり魔力の揺らぎを感じますよ。旋律の拡がり方がちょっと違うので判るのです」
 自慢の耳をピンと立てて、自慢げにほくそ笑む箒星。
「この反応は、ここの階層の感染源でしょうか。そちらへ向かってみましょう、ランさん」
 旋律の反響の違和感を辿りながら、箒星はランさんを駆りながらダンジョンの奥へ突き進んでゆく。
 すると、なにやら祭壇のような広間に辿り着いた。
「ふむふむ、部屋の中央に輝く、この禍々しい紅玉が感染源なのですね。旋律で共鳴振動を起こして破壊しましょう」
 ユーベルコードで強化された箒星の音楽技術は、もはや埓外の領域に達している。空気の振動一つで特定の対象を破壊することなど造作もない事だ。箒星が奏でるラテンの旋律が掻き鳴らされると、台座に鎮座している紅玉は音を立てて亀裂を走らせ砕けたのだった。
 次の階層でも感染源らしき魔力の揺らぎを探知するなり、箒星はそちらへ向かって紅玉を破壊して回った。そして破壊した階層にはゾンビやモンスターが消滅することが判明したため、箒星は全部攻略した方が帰還のためのインクが沢山とれそうだと判断した。
 ただ、階層によっては感染源がボスモンスター討伐戦だったり、謎解きをしなくてはならなかったり、そもそも実体のない影のような存在だったり、救助対象のNPCの体や心に憑依していたりと、ジャッジメントガールも様々なバリエーションを用意していた。
「やることは変わりません、ひとつひとつ丁寧に、魔力の旋律で破壊したり浄化するだけです。その方がインクが沢山搾り取れるでしょうからね♪」
 こうして、箒星の大活躍でダンジョンタワーは完全攻略されつつあるのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第2章 ボス戦 『魔界裁判長『ジャッジメントガール』』

POW   :    証拠品押収!
【ジャッジメントハンマー】が命中した物品ひとつを、自身の装備する【証拠品入れ】の中に転移させる(入らないものは転移できない)。
SPD   :    全会一致裁判官
X体の【絶対冤罪裁判官】を召喚する。[絶対冤罪裁判官]は自身と同じ能力を持つが、生命力を共有し、X倍多くダメージを受ける。
WIZ   :    ジャッジメントエコー
戦場内に【ハンマーで台座を叩いた音】を放ち、命中した対象全員の行動を自在に操れる。ただし、13秒ごとに自身の寿命を削る。
👑11
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 電脳悪魔王遊戯サイバーデビルアトラクション、ダンジョンタワー最上階。
 この塔をサイバースペースで違法建築したジャッジメントガールは驚愕していた。

「いやいやいや! 猟兵達の実力をナメてた訳じゃないっすよ? でも無尽蔵のゾンビや怪物達をまとめてぶっ飛ばして、かつ各階層に設定した『感染源』を全部浄化されるまでは想定外ッスけど!?」

 猟兵達の実力は、ジャッジメントガールが思っていた以上に進歩していた。
 最上階に姿を表した猟兵達を前に、彼女は手にした巨大なハンマーを肩に担ぐと笑みが漏れ出た。

「アッハハハハハ! また強くなってるッスね! ならば! 自分はこのダンジョンタワーのラスボスとして立ちはだかるまでッスね! さあ、悪魔裁判官『ジャッジメントガール』が相手になるッス!!」

 遊戯とはいえ帰還に必要なインクを搾り取るためにも、ジャッジメントガールが本気で猟兵達を『殺しに』掛かってくる!
 猟兵達も全力でこれに応戦せよ!!
皐・芽衣
本当に、頼りになる仲間ばかりで有り難い限りじゃな。
じゃが、わしの本領はここからじゃ。
法の象徴、獬豸の皐・芽衣。こちらも裁きをお見せしようかの!

ハンマーをやたらと振り回されると面倒じゃからな、距離を詰めるか。
こちらの偃月刀「鉅角」も使いづらくなるが、
ハンマーを[見切り・武器受け]して間合いの内側に入り、
[功夫]で[足払い・部位破壊・体勢を崩す]。
間合いを取ろうとしてきたら[怪力・吹き飛び耐性]で耐える。
ふふふ、逃がさんよ!

近接格闘を嫌がって絶対冤罪裁判官を呼んだときが、チャンスじゃ!
【宝貝「雷公羊毛」・万雷】で、纏めて仕留めてやろう。
とっておきの、裁きの雷じゃ。わしの裁きも、なかなか悪くなかろ?


鈴乃宮・影華(サポート)
「どうも、銀誓館の方から助っ人に来ました」
銀誓館学園所属の能力者……もとい、猟兵の鈴乃宮です

かつての様にイグニッションカードを掲げ
「――起動イグニッション!」で各種装備を展開
友人から教わった剣術や
体内に棲む黒燐蟲を使役するユーベルコードを主に使用

TPO次第では
キャバリアの制御AIである『E.N.M.A』が主体となるユーベルコードを使用したり
『轟蘭華』や乗り物に搭載した重火器をブッ放したり
神機召喚アクセス――起動イグニッション!」からのキャバリア召喚で暴れます

例え依頼の成功の為でも、他の猟兵に迷惑をかける行為はしません
不明な点はお任せします



 皐・芽衣(金色一角のメイメイ・f35724)はジャッジメントガールが口走った言葉を聞いて、思わず破顔一笑してみせた。
「本当に、頼りになる仲間ばかりで有り難い限りじゃな。じゃが、わしの本領はここからじゃ。法の象徴、獬豸の皐・芽衣。こちらも裁きをお見せしようかの!」
 偃月刀『鉅角』の柄を握り、矛先を向けて姿勢を低くする芽衣。
「その身構え、なかなかの猛者とお見受けしたッス! ラスボスらしく自分はワルっぽく振る舞うッス!」
 ジャッジメントガールも巨大なハンマーを構えると、ニタリと口角を釣り上げて手招きする。
 数秒の沈黙が横たわる……互いの呼吸音だけが最上階に聞こえる。

「「――はあっ!!」」

 両者が同時に弾けるが如く前へ飛び出した。振り降ろされるハンマーに偃月刀の重い刃をぶつけて軌道を逸らす。そのまま柄と柄がぶつかり、交差し、芽衣とジャッジメントガールの視線が至近距離で見詰め合う。
「やはお主も踏み込んできおったか!」
「対長柄武器の常套手段ッスよ! さあ、こっからどうするッスか?」
「こうするのじゃよ!」
 芽衣は偃月刀の柄を押し付けながら、左からのローキックから自身の額の長い角でジャッジメントガールの頭部を殴りつけた!
「わしのこの角は飾りではないのじゃ! このまま殴りつけてやろうかの!」
「あだだだっ!? くぅ〜! そっちがそうなら自分も角を使うッス!」
 ジャッジメントガールもぐいっと前へ踏み込むと、二本の黒い角を振りかざして対抗する。
 しかし、功夫の心得がある芽衣はまるでアクションスターめいた身のこなしで何発も蹴りを入れられてしまう。
 更にジャッジメントガールが不運だったのは、そんな拮抗している状態の中を別の猟兵に攻撃される隙を晒したことだ。
「どうも、銀誓館の方から助っ人に来ました。銀誓館学園所属の能力者……もとい、猟兵の鈴乃宮です」
 鈴乃宮・影華(暗がりにて咲く影の華・f35699)は転送されるやいなや、角をガシガシぶつけ合いながら蹴られまくるジャッジメントガールを発見した。
「……なんて無防備な。つまりチャンスですね? では遠慮なく……」
 影華はイグニッションカードを掲げると、自身の装備を一瞬で転送・装着してみせる。
起動イグニッション!」
 試作詠唱バズーカ『破蘭華』を構えて、ジャッジメントガールの背中を狙う芽衣。
「そこの猟兵さん! 離れてください!」
「承知した!」
 さすがにバズーカの砲口を向けられてることを理解した芽衣は、慌ててジャッジメントガールの腹を蹴り倒して真横へ転がる。
「ステンバーイ……ステンバーイ……GO!」
 蹴り倒されたジャッジメントガールの背後から、影華の体内に棲む黒燐蟲の弾丸が命中して爆散する。
「ビューリホーってやつですね。我ながら拍手が出てしまいます」
 自画自賛する影華はその場で拍手を行う。
「ぎゃあああああ!? 不意打ちとはなかなかのワルッスね!? てかこれ虫っすか!? あっち行くッス!」
 爆散する弾丸はジャッジメントガールの身体にまとわりついて持続ダメージを与え続ける。しばらくは黒い虫の塊を払い続けていたが、このままでは埒が明かないとジャッジメントガールはハンマーを振り上げた。
「こっちも反撃ッス!」
 ジャッジメントガールが巨大なハンマーを地面に叩きつける。カンカンと小気味いい音が戦場に響く。
「この音を聞いた対象を操ることができるッス! もうオシマイッス!」
「オシマイは、そちらですよ」
 影華はユーベルコードの名前を唱え得た。
「――acta est fabula」
 次の瞬間、ジャッジメントガールの足元に穴が開いて落下してゆく。
「そのまま『帰って』ください。ああ、帰れないんでしたね。では強制ダメージ、発動です」
「なんでぇぇぇぇえ!?」
 なんと、塔の真下へ落ちていったジャッジメントガールが、何故か空から落ちて床に墜落したではないか!
「ぐええっ!? 悪魔じゃなかったらミンチになってたッス! あいたたた……」
「やはり猟兵のお仲間は頼りになるのう……」
 影華の攻撃に、芽衣は呼吸を整えながら感心しきっている。
 しかし警戒は解かず、起き上がるジャッジメントガールの様子を注視し続けている。
「こうなったら数で勝負ッス! 出てくるッス、絶対冤罪裁判官480人!」
 ジャッジメントガールは一瞬にして大量の絶対冤罪裁判官達を呼び出して、猟兵2人へ襲い掛かる!
「形勢逆転ッス! ワルらしく数の暴力ッスよ!」
 勝ち誇るジャッジメントガール。
 しかし、このユーベルコードの弱点を芽衣はグリモア猟兵の予知で把握している。
「その者達はお主と体力を共有しておるのじゃな? ならば好都合!」
 芽衣は宝貝「雷公羊毛」・万雷を行使、偃月刀「鉅角」に飾られた羊毛から無数の雷を放ち、自身から151m半径内の全員を高威力で無差別攻撃する!
「すまんが、手加減は出来んからの!」
「んぎいいいいい!?」
 ジャッジメントガールは480人分の感電ダメージをまとめて食らってしまい、悪魔といえども壮絶な電圧の火傷に倒れてしまうのだった。
「き、今日のところは許してやるッス! 2人とも合格ッス……げふっ!」
 こうしてジャッジメントガールは黒焦げになって一時戦闘不能に陥るのだった……。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

カシム・ディーン
おいこらジャッジメントガール!略してジャガ!ふざけんじゃねぇぞゴラァ!

「そうだそうだー!」

お前の黒いのを搾り取れとか…僕のあれも搾り取れやこらぁ!
「メルシーのあれも搾り取ってほしいぞ♥」

つー訳で今はおめーのわからせタイムだ!やってやるぜ!
「ひゃっはー☆」

【情報収集・視力・戦闘知識】
ジャガの動きと絶対冤罪裁判官の陣形も把握

ご丁寧に感度X倍とか中々高等な性癖じゃねーか!
「これはもう…応えるしかないよね♥」
【属性攻撃・迷彩】
光水属性を己達に付与
光学迷彩で隠れ水の障壁で匂いや音を隠蔽

【念動力・空中戦・弾幕】
UC発動
超絶速度で飛び回り念動光弾を等しく叩き込み
【電撃・二回攻撃・切断】
鎌剣と打刀で切り刻み電撃を流し込み蹂躙
電撃は広範囲で容赦なく全員にびりびり感じさせてやる!
「何人分をジャガちゃんは感じ取るのかな♥かな♥」
金目の物の強奪は色々と問題ありそうだから自重するが…
その分存分におめーを判らせてやる!
「ぐへへへへへへへ♥所で一人ぐらいお持ち帰りしていいかな?かな♥」
もう色々とやりたい放題のコンビ!



 カシム・ディーン(小さな竜眼・f12217)と相棒のメルシーは、ジャッジメントガールと対峙する前に一言物申していた。
「おいこらジャッジメントガール! 略してジャガ! ふざけんじゃねぇぞゴラァ!」
「そうだそうだー!」
「誰がジャガイモッスか!? てかこのアトラクションのクレームは受け付けないッス!」
 ジャッジメントガールがしっしっと二人を手で払うと、カシムは更に気高高に叫んだ。
「ちげーよ! だいたいなぁ! お前の黒いのを搾り取れとか……そう言いながらエロいことさせてくれねーなんてひどすぎるだろー!?」
「……何言ってるッスか?」
 宇宙の真理を垣間見た猫のような顔つきになるジャッジメントガールをよそに、カシムの主張は続く。
「ばっきゃろー! 絞るといったらミルクだろうがぼけぇ! そっちが絞らせないなら……せめて、僕の下半身のあれをシコって、どぴゅっぴゅと搾り取れやこらぁ!」
「そーだそーだ☆ ちなみにメルシーは胸も棒もあるから、ダブルで搾り取ってほしいぞ♥ 雌牛みたいに容赦なくやっていいんだぞ♥」
「えーわいせつ物陳列罪やその他諸々で死刑ッス! 全会一致裁判官!」
 アホアホコンビのセクハラ発言に、ジャッジメントガールは怒りを爆発させてユーベルコードを行使! 絶対冤罪裁判官が10人召喚されると、アホアホコンビを包囲してみせる。
「普段はこじつけで罪状を増やしまくるッスけど、今回は珍しくれっきとした有罪ギルティッス! あ、量刑は拡大解釈と自分の気分で最大限まで重くして死刑ッス!」
 カシムとメルシーはいつの間にか『異議あり!』という書状を掲げて抗議している。
「なんだよそりゃ! とんでもねーワルだな!」
「司法の私物化こそワルだぞ! ってジャガちゃんはデビキン出身だからワルで良かったんだ!? だったら分からせるしかないよね、ご主人サマ?」
「だな! つー訳で、今からおめーのわからせタイムだ! やってやるぜ!」
「ひゃっはー☆」
 二人はお得意の光学迷彩魔術で姿と気配を完全に隠匿させ得ると、念動力で空に浮かび上がる。
「ご丁寧に感度X倍増幅のユーベルコードを使ってくれるとはありがたいな! なかなかの高等性癖じゃねーか!」
「これはもう……応えるしかないよね♥」
 狙うは、敵全員への同時攻撃!
 1体への攻撃で10倍の痛覚になるなら、10人の裁判官とジャッジメントガール本人をまとめて攻撃すれば、10倍✕11人分でダメージは110倍まで跳ね上がる!
「メルシー! 最初っからマッハ48の全速力だ! ハルペーに雷魔力を込めろ!」
「ラジャッたよ☆」
 カシムは稲妻が迸る打刀の柄に手をかけ、メルシーが飛び出したあとにルーン文字を詠唱する。
 すると、ジャッジメントガールと裁判官の頭上から、雷の光輪が一気に降り注いできた!
「おらぁぁ! カシムさん即席奥義の廻天霹靂斬りだおらぁ!」
 マッハ48の速度で振り回された打刀の切っ先の軌道が円を描きながら、地表の敵を一瞬で同時に薙ぎ払う!
「ひぎぇぇぇ!?」
 110倍に副レガッタ感電と斬撃ダメージに、ジャッジメントガールは悶絶して床にのたうち回った。
 そこへ追い打ちのメルシーの大鎌剣ハルペーが振るわれる!
「裁判官……1人ぐらいお持ち帰りぃ☆しちゃうぞ☆」
 ハルペーから迸る雷の嵐は、裁判官達とジャッジメントガールを一瞬で黒焦げ絵にしてみせた。
「一体、裁判官何人分の苦痛をジャガちゃんは感じ取るのかな♥かな♥」
「あばばば……さすがに痺れたッス! ま、まいったッス!」
 白旗を上げるジャッジメントガール。
 しかし、このアホアホコンビ、デビルキングワールドでの戦争で幾多の悪魔へ野獣の眼差しを向けまくったことを彼女は忘れていた。
 カシムは黒塗りの高級車に載ったヤクザめいた言動で、ジャッジメントガールを強請り始める。
「おら免許証と財布出せよ、あくしろよ!」
「持ってないなら、理解ってるね☆ ヨツンバインになって搾り取れよ☆」
 ジリジリと迫るアホアホコンビの魔手に、感電したジャッジメントガールは逃げる術を持たなかった……。
「ゴボオッオホッ……ごべえんなざい! ゆるじでぇぇぇぇ! あっおぅっ〜〜イイイッ!?」
 こうして、カシムとメルシーから物理的に搾り取られたジャッジメントガールは、心にトラウマを負ったのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

皇・銀静
此処が…幹部クラスの強者が暴れてるとかいう世界か

裁判…裁判か…きひっ…お前は何を裁くっていうんだ?

殺戮衝動に狂った序列主義者共か?目的が戦いに固定された不壊の怪物共か?死を弄ぶ水晶髑髏共か?
それとも…この僕か?

僕は…ムカつく奴は容赦なくぶちのめす屑野郎だ
何方にせよ…之より僕は裁かれる罪を犯そう
お前をぶちのめすって罪をなぁ!
「主ってばのりのりだね☆」
【戦闘知識】
敵の動きとそのハンマーの使う癖を冷徹に分析
対POW
グリムを容赦なく盾に!
「わー☆」
よし…お前はそのままそいつを格納しておけ
「させないよ☆」

【二回攻撃・属性攻撃・念動力・リミットブレイク・オーラ防御・空中戦】
UC発動
念動障壁発動
更に炎を全身に纏う

なぁお前…メト〇イドってゲームを知ってるか
あれは生命力を根こそぎ奪うエイリアンを巡る話だが
主人公はその能力を持っちまうんだ…

UC発動
飛び回りながらオーラを纏い念動光弾を叩き込み

【功夫・二回攻撃・切断】
魔剣で切り刻み…首を捕らえ
生命力吸収!
更にインクとやらも絞り出してやる…!
「主のエッチ☆」
は?



 皇・銀静(陰月・f43999)は戦闘狂である。色々とカオス成分が強すぎて忘れがちだが、彼の身体は常に闘争を求めている。故に、ジャッジガールとの戦いを心待ちにしていた。
「此処が……デビルキングワールドの幹部クラスの強者が暴れてるとかいう世界か。にしても裁判……裁判か……きひっ……お前は何を裁くっていうんだ?」
 狂った笑顔で魔剣「Durandal MardyLord」の刃を舐めながら問いかける銀静。
「殺戮衝動に狂った序列主義者共か? 目的が戦いに固定された不壊の怪物共か? 死を弄ぶ水晶髑髏共か? それとも……この僕か? ……って、お前、今にも死にたそうな目をしているな……?」
「もうやだッス……前後から棒を出し入れされるのは二度とごめんッス……死んでしまいたいくらい鬱ッス……」
 三角座りですすり泣くジャッジメントガールの前で、戦闘狂キャラを演じ続けてきた銀静の今の気持ちを10文字内で答えよ。
「赤っ恥で僕が死にたい」
「主、たぶん、他の猟兵がジャッジちゃんにヒドいことをしたんだよ! 同じ女子として許せないよ!」
 プンプンと頬を膨らませて怒るのは、銀静のストーカーこと金髪少女グリムである。
「ねぇジャッジちゃん? いっそ、ひどいことされた怒りを主にぶつけてみたらどうかな・
「おいグリム、何を言って……」
「それいいッスね! 傷心の自分の前で中二病全開のモノローグをしたそこの白髪! 死刑ッス!」
「理不尽ッ!? つか銀髪だってーの! あーもーシリアスな空気が台無しだろうが! だれだよコイツを搾り取ったのは!?」
 憤る銀静。グリムは残留魔力で誰かは特定できているが、それを口にするのは野暮だと黙秘を貫いた。
「こうなったら、無理矢理にでもシリアスを進める……あのな……僕は……ムカつく奴は容赦なくぶちのめす屑野郎だ。何方にせよ……之より僕は裁かれる罪を犯そう。お前をぶちのめすって罪をなぁ!」
「わーお、主ってばノリノリだね☆」
 なんとかシリアスを保てた銀静に、ジャッジメントガールもノッてきた。
「だったらワルの裁判長として、お前を裁くッス! ジャッジメントハンマーッス!」
 巨大な木槌が振り上げられ、銀静の頭上へ降ろされる!
「させるか! バカガード!」
 銀静はグリムを木槌の前に差し出して肉壁にして回避!
 叩き潰されたグリムがペシャンコになってしまった!
「わー☆ 吸い込まれるー☆」
 そのままグリムは『証拠品』として、ジャッジメントガールに押収されてしまう。
「この子はいただくッス!」
「よし……でかした! お前はそのままそいつを格納しておけ」
「え、人質取られてるのに動じないッスか!?」
「そいつは僕のストーカーだ! むしろお前がそいつを裁いて無期懲役に処せ!!」
 銀静はこれでグリムを振り切れると思った、その矢先のこと。
「さ せ な い よ ☆」
「げぇ! 証拠品が勝手に出てこないでほしいッス! キモッ!」
 グリムは次元の穴をくり抜いて押収品の保管場所から脱走!
 そのまままばゆい輝きを放ち、スライム状になって身体を変形させてゆく!
「チェーンジグリムちゃん☆ ゴールデンパンパース☆」
 なんと、グリムは黄金のアダマンタイトで出来たフンドシになって、銀静の股間に装着!
「おいバカ! こんなの穿いていたら通報されるだろ!?」
『うふふふふ……主の温もりをゼロ距離で感じる……グリムちゃんファイアああーッ!』
 銀静の抗議をよそに、性的興奮によって県央が解放されるグリム!
 その溢れ出すパワーが銀静の肉体に宿り、彼のユーベルコードは絶対必中の効果が付与された!
「こ、これは……! なんていうフンドシだ……! くふ、くはははは! ジャッジメントガール! お前はここで終わりだァ!!」
 溢れ出す黄金の神の力を、禍々しい邪気へと変換して全身に纏う銀製は瞬間移動!
 マッハ15.7でジャッジメントガールへ肉薄すると、凄まじい連撃を叩き込んでゆく!
「この邪気は……周囲の敵の、あらゆるパワーを奪って僕の力に変える……! 苛烈な闘争心は膨れ上がり、お前が倒れるまで! 僕は! 殴るのをやめない!」
『ヒュー! 主のそこに痺れるッ! 憧れるゥッ!』
 木槌で応戦するジャッジメントガールだが、銀静野手かづの多さに耐えきれずに、上空へ蹴り出されて宙を舞う!
「ぐはっ!?」
「まだだ!! 喰らえ!」
 一瞬でジャッジメントガールの頭上を取った銀静が、連続念動光弾を発射!
 墜落してゆくジャッジメントガールへ、トドメのドロップキック!
「悪魔インクとやら……絞り出してやる!」
『キャッ! 主のエッチ☆』
「は? つか、いつまで僕の股間に巻き付いてる気だ? 失せろ!」
『はぁぁぁぁ〜ん♥』
 強制的に脱がされたグリムごと、ジャッジメントガールは地上へ墜落した後に銀静の隕石めいた蹴りで爆発するのだった! 

大成功 🔵​🔵​🔵​

箒星・仄々
全力で応えます
いざ!

猟兵の想いと矜持を込めて
竪琴で
活力溢れるテンポの速い盛り上がる曲を奏でます

演奏で紡いだ魔力が矢となり
メロディに乗って放たれます

殺到する風の魔力の矢が
メロディをハンマー音と逆位相として
叩いた音を完全に打ち消します
これで行動を操られることを防ぎます

その間に炎の矢はハンマーや台座を加熱して
歪ませて音が鳴りにくいようにしたり
アチアチにします
これで手を離したり降りざるを得ないようにできると
嬉しいですけれども

そして超水圧の水の矢がガールさんへ

おそらく迎撃されるでしょうけれども
水圧で押されてバランスを崩されて
再度ハンマーを叩くことは中々出来ないはずです

ご自身の命を顧みない危険な技は
使わないでいただきたいです
ワルなら生き汚く生き延びてこそ、ですよ
ご自愛くださいね

朱蒼翠の光条で空間を染め上げながら
雨あられと矢を放ちガールさんを倒します

戦闘後も互いの健闘を祝して演奏を続けます
お疲れ様でした!
沢山インクが搾れるといいですね〜



 箒星・仄々(ケットシーのシンフォニア・f07689)はジャッジメントガールの帰還を強く願うものだ。故に、ダンジョンタワーの攻略は、猟兵の誰もがやらなかった『汚染源の除去』を率先して行い、猟兵側の完全勝利へ導いた功労者である。
「あっ! あんたは自分のダンジョンタワーのギミックを破壊した張本人ッスね! ここであったが百年目ッス! さぁ勝負ッス!」
 ジャッジメントガールが巨大な木槌を振り上げて臨戦態勢に入った。
 これに箒星は物怖じせずに脱帽すると、優雅に一礼してみせた。
「ジャッジさんの熱い想い、しかと受け止めました。その全力、こちらも全力で応えます。いざ!」
 箒星が竪琴を構え、現に指先が触れる。
 だが、ジャッジメントガールのほうが行動が早かった。
「させないッス! ジャッジメントエコー!」
 戦場内にハンマーで台座を叩いた音を放ち、箒星の行動を自在に操るのだ。
 途端に、箒星の身体は操り糸が衝いたかのように、見えない力で引っ張られて自由を奪われてしまう。
「わわわ、指が動きませんね」
「ダンジョンタワーでの動きは監視カメラでお見通しッス! 楽器が弾けなければ怖くないッス! おっと、そろそろ13秒経過するッスね、能力解除!」
 ジャッジメントエコーは13秒ごとに使用車の寿命を消費する。悪魔とはいえ、寿命を消費することを否としてジャッジメントガールはかけ直しを優先していた。
 だがそこは箒星の付け入る隙になった。
「させません!」
 速弾きならば箒星に一家言ある。音速の指さばきはこれまでの猟兵の任務で培われた神業だ。ポロロンと弦を爪弾けば、その瞬間に戦況はひっくり返った。
「あつつつつ! 炎の矢が自分の手に刺さったッス!」
 台座に振り下ろすつもりだった木槌を持つ手に、メラメラと燃える魔砲の火矢が竪琴から放たれたのだ。あまりの早業と熱さに、ジャッジメントガールは台座へ木槌を叩きつけるのを躊躇してしまった。
「今です! 畳み掛けましょう!」
 そこからは箒星の光速アルペジオ走法による、火・水・風の魔法矢の飽和十字射撃がジャッジメントガールを襲う。
 火によって温められた高熱間欠泉めいた矢がジャッジメントガールを後ろへ下がらせると、風の気化熱で凍った吹雪の矢が温泉水を凍てつかせて瞬間冷凍、動きを拘束する。
「いたたた! 凍傷で肌が裂けるッス! って、台座を燃やさないでほしいッス!」
「すみませんね、あるのが悪いので燃やさせていただきます」
 風で勢いを増した炎が台座を焼き払えば、木槌を鳴らす事ができずにジャッジメントガールのユーベルコードは完封させられてしまった。
「ご自身の命を顧みない危険な技は使わないでいただきたいです。ワルなら生き汚く生き延びてこそ、ですよ。ご自愛くださいね」
「こ、こうなったら、直接ぶん殴るッス! うおおおお!」
 なんと、凍結した皮膚が裂けるのを無視して、ジャッジメントガールは木槌を箒星の頭上へ叩き下ろす!
 しかし箒星は避けようとせず、むしろ残りの魔法矢をミックス!
「朱蒼翠の光条でサイバースペースを染め上げながら、雨あられと矢を放ってフィニッシュです!」
 極彩色の極大魔法矢がビームのように木槌を打ち壊し、そのままジャッジメントガールを飲み込んだ。そのままジャッジメントガールは七色の光とともに電子世界の彼方へ吹っ飛んでゆくのだった。
「勝てましたね! これでインクが大量に搾り取れるといいですね〜」
 箒星は勝利の凱歌を演奏しつつ、ジャッジメントガールの帰還を待つのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第3章 日常 『危険な遊園地!』

POW   :    超音速ジェットコースター!

SPD   :    リアルタイム構造変化迷路!

WIZ   :    精神侵食お化け屋敷!

👑5
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

 数日後、戦闘で吹っ飛ばされたジャッジメントガールが戻ってきた。
「ぜぇはぁ……ぜぇはぁ……完敗ッス! これで結構な量の悪魔インクが搾り取れるはずッス!」
 ジャッジメントガールは猟兵達にお礼を言うと、早速、悪魔王遊戯デビルアトラクションから帰還に必要なインクを絞り出し始めた。

「あ、此処から先は自分でやるッス。お疲れ様ッス! みんなはサイバースペースのエクストリームな遊園地で遊んでくるッスよ! はい、チケットッス! どうやって人数分確保したか…ッスか? 自分、ハッキングが得意ッスから!」

 それ以上は効かないほうが見のためだ、と猟兵達は色々と察したのだった。

 というわけで、サイバースペースでの危険な遊園地で思いっきり遊ぼう!!
箒星・仄々
沢山インクが採れそうで良かったです
それにしてもガールさん
散々な目に遭われていましたね…
インク集めのご苦労を改めて感じました(ほろり
早く帰れるといいですね〜

それはそれとして折角のご厚意です
遊園地を堪能します

ジェットコースターに乗ってみます
サイバー空間ですから
大回転したり
空中や水中、宇宙空間を走ったり
コースを自在に変えられたり等々
不思議でワクワクする体験がきっと出来そうです

いつも思いますけれども
サイバースペースってすごいです

その後はのんびりと観覧車に
窓からサイバーな景色を眺めながら
つらつらと竪琴の弦を爪弾いて
心地よい疲労感に大きな欠伸を一つ

戦って
そして目一杯楽しんで
いささか疲れました…ぐー


カシム・ディーン
僕らとしてはジャガを更にエクストリームインク絞りしたいところだが
「ちょっとやりすぎちゃったかもだぞ♥️」
ま、食後?の運動で遊んでくるか!
「そうだね!」(取り敢えず遊園地に逃走!なにしたんだか)
と言うわけでアトラクション巡りだー!
「ジェットコースターもお化け屋敷も色々遊んじゃうぞ☆」
この世界だと割りとぶっとんでそうだか上等だ!全部制覇してやるぜー!(どんなのかはお任せ!)

そして屋台も廻るぞ!
どんな名物グルメがあるか制覇しねーとなー!
「サイバースペースなら色々天然物とかまともそうなのもありそうだぞ☆」
そういやこの世界の飲食って結局食った気になるだけなのか?
それはそれでまた腹減りそうなんだが…?



 こうして、猟兵達は各々がサイバースペースでのエクストリームな遊園地を愉しむ事となった。
 箒星・仄々(ケットシーのシンフォニア・f07689)は胸を撫で下ろしながら、今回のインク絞りが上手く行ったことを喜んだ。
「沢山インクが採れそうで良かったです。それにしてもガールさん、自ら悪役を買って出たとはいえ、散々な目に遭われていましたね……インク集めのご苦労を改めて感じました。早く帰れるといいですね〜」
 ジャッジメントガールの気苦労を思うと、箒星のエメラルドグリーンに輝く目の端から涙がちょちょぎれてゆく。
「それはそれとして……折角のご厚意です、遊園地を堪能しましょう! ねぇ、カシムさん、メルシーさん?」
 箒星はちょうど偶然居合わせたカシム・ディーン(小さな竜眼・f12217)と相棒メルシーに声をかけた。
「あー僕らとしては、ジャガ本人を更にエクストリームインク絞りしたいところだが???」
「ちょっとやりすぎちゃったかもだぞ♥️ 奥歯ガタガタ震えてたからね☆」
 本当、この二人は一体何をジャッジメントガールへ行ったのだろうか……二人の姿を見るなり、あそこまで憔悴してしまう彼女の反応を見た箒星はただただ目を閉じて黙祷を捧げるしか出来なかった。 
「ま、食後?の運動で遊んでくるか!」
「おっ、そうだね!(迫真)」
 こうしてカシムとメルシーは自分達のやらかした出来事からも逃げるように、そのバカラ駆け出して入園していった。
「相変わらず破天荒ですね〜」
 箒星もまた入園すると、まずはジェットッコースターに乗ることにいた。
「テーマパークってこういう感じなのですね、テンション上がりますね〜。サイバー空間ですから、きっと大回転したり、空中や水中、宇宙空間を走ったり、コースを自在に変えられたり等々、不思議でワクワクする体験が出来そうです」
 箒星が期待に胸を膨らませていると、再びジェットコースター乗り場でカシムとメルシーに出逢った。
「と言うわけでアトラクション巡りだー!」
「ひゃっはー☆ ねぇねぇご主人サマ! このジェットコースター、それぞれの大脳を刺激して『その人が一番怖がる幻』を見せながらは走る、ホラー体験型ジェットコースターなんだって!」
「んだそりゃ!? このカシムさんに怖いものなんかねーけどな!?」
「あれ、仄々君もジェットコースターに乗るの? なんかここ、すごいらしいよ?」
 メルシーの指差す案内板には、確かに『幻覚を見せながら最高速度マッハ2で走るコースター!』と謳われている。
「自分の恐れているものと戦いながらアトラクションを楽しめるなんて、やはりサイバースペースってすごいです。いい機会ですから、鍛錬の一環として挑戦します♪」
 箒星は意気揚々とジェットコースターに乗り込むと、カシムとメルシーも乗り込んだ。
 そして――。

 ジェットコースターが戻ってきた。
「これは……肉体の浮遊感と重力圧、そして私自身の恐怖というトリプル恐慌を味わえるワルの遊園地の象徴でしたね……初手で急加速して意表を突いて、私達の正常な思考を掻き乱しておいてのアレ……私も自分の知らない恐怖があったのですね……」
 乗り終えた箒星は、まるで天啓を得たかのように活き活きとした表情を見せた。
 一方、カシムは珍しく咽び泣き、メルシーは奥歯をガタガタ震わせていた。
「な、なんだったんだ……? フルチンのビンビンおっさんが『お前の徳川埋蔵金を俺の掘削棒で掘らせろ! 溜め込んでんだろ!? 朝から溜め込んだろ、なぁ!?』って叫びながら追いかけてきたぞ、マッハ2で……? おえぇぇえ……!」
「あわわわわ……まだ復活してない神機のあの子が追いかけてきてたよ……いや、絶対に復活しないって分かってるんだけど、オブリビオンマシンってこともあるから……うわあぁぁ!」
 どうやらクリエティカルヒットだったようだ……。

 結局、二人を箒星がなだめることになった。
「はい、どうぞ。そこの売店で販売していた『よく分からない美味しいミックスジュース』だそうです」
「何が入ってるんだよ、それ? 蛍光緑色ってスライムじゃないんだから……ってうめぇ~!」
「ご主人サマ! これ、すごくキマるぞ☆」
 サイバースペースだから脳内快楽物質の分泌を促進させるナニカが入っていてもセーフ!
「こうなったら屋台も廻るぞ! どんな名物グルメがあるか制覇しねーとなー!」
「サイバースペースなら、色々天然物とかまともそうなのもありそうだぞ☆」
「初っ端からまともじゃないもの飲んだから不安ではあるがな!? そういやこの世界の飲食って、結局のところ食った気になるだけなのか? それはそれでまた腹減りそうなんだが……?」
「見て見て! 絵に描いた食べられる餅が売ってるよ、ご主人サマ☆」
 カシム達が出店を巡り始めた頃、箒星はいつの間にか単独行動を取ってランダム回転する観覧車に乗っていた。
「すごいですね、進んだり戻ったり、これはこれで楽しいです」
 窓からサイバーな景色を眺めながらつらつらと竪琴の弦を爪弾いて、心地よい疲労感に大きな欠伸をひとつ浮かべる箒星。
「ふあぁ……戦って、そして目一杯楽しんで。いささか疲れました……Zzz……」
 いつの間にかゴンドラの中で居眠りをしてしまう箒星であった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

皇・銀静
UC常時
遊園地…あほらしい
やることないなら帰るぞ
「ええー!やだー!グリムちゃんも遊びたいー!」(駄々こね機神
お前は何言ってやがるんだ!?ええい分かった!
…よし
お前はサリアを楽しませろ
ギガスゴライア出撃発動
「Goaaaaaaa!!」(銀静お兄さん呼んだー?)(尚…通常キャバリアより遥かに巨大!
「やっほーサリアちゃん☆グリムちゃんと一緒に遊ぼー☆」
「Grrrr…?」(ぼくが遊べるところあるのかなぁ?劇場とかでもいいよ?
という訳でグリムはサリアに乗っかって色々とアトラクションに向かった

…ちとサリアは大きいかもだがそれぐらい楽しませられなくてエクストリーム遊園地とは言えないだろ

僕は適当に一人で回るぞ



「遊園地……あほらしい。やることないなら帰るぞ」
「ええー! やだー!」
 皇・銀静(陰月・f43999)が踵を返してサイバースペースからログアウトしようとするのを、彼のストーカーことグリムが両脚にしがみついて引き止めた。
「せっかく遊園地に来たのにー! グリムちゃんも遊びたいー!」
「お前は何言ってやがるんだ!? 離せ!」
「いやっ! いやっ!」
 しがみついたまま周囲を周回し始めるグリム。その高速周回のお陰で銀静の体が地下へ降り進んでいってしまう。
「ええい分かった! 僕を軸に掘削作業をするな! そこまで言うなら……よし、お前はサリアを楽しませろ」
 銀静はユーベルコードでギガス・ゴライア『サリア』を召喚すると、その世話をグリムへ完全に丸投げした。
『Goaaaaaaa!(訳:銀静お兄さん呼んだー?)』
 神機よりも遥かに巨大な自律人型兵器が小首を傾げて唸る。
「やっほーサリアちゃん☆ グリムちゃんと一緒に遊ぼー☆」
『Grrrr……?(ぼくが遊べるところあるのかなぁ?)』
「なに、サリアくらいの巨体が遊べなくてなにがエクストリーム遊園地だ。というわけで、僕は帰るからな」
「わぁ……主ってば、端から見たらネグレクトDV彼氏だよ☆」
「うるさい! やっぱ帰るぞ……ってサリア?」
 銀静の身体へ向けて、サリアが収束荷電粒子砲の砲口を向けて見つめている。
『Grrrr……(撃つよ……)?』
「あっはい」
 流石に銀静でも収束荷電粒子砲をゼロ距離から発射されたら骨すら残らないだろう。
『Goaaa……(せめて引率役として一緒にいてほしいな)』
「サリアちゃん、主に意見を言えてえらいよ☆ 自我が育ってるね☆」
「ただの反抗期じゃないか……! ああ、勝手にしろ! 僕は目の届く範囲で売店のクレープでも食べてるからな!」
 すっかりふてくされた銀静は宣言通りに売店で大量のフード類を買い込むと、ひたすらベンチの上でセルフパーティーを始めた。
「ネットの産物かと思えばきちんと味があるのか……面妖だな……って、サリア!?」
「いっけー☆ 遊園地がエクストリームだー☆」
『Grrrrroooo!!』
 次の瞬間、サリアの収束荷電粒子砲から閃光が放たれた!

 ――インクを搾り取れたジャッジメントガールが、遅ればせながら遊園地を満喫しようと訪れた。だが……。
「なんで更地になってるッスか!?」
 サリアの巨体に耐えられなかった遊園地は、サイバースペースから跡形もなく消えてしまっていた……。
「なんだよ、エクストリームも嘘っぱちだな……飲食の金を払って損した」
 諸悪の根源である銀静はもはや興味がないといいたげにさっさとログアウトして帰っていった。
「あ、あははー☆ サリアちゃんってばやんちゃさんなんだからー☆」
『Grrrrroooo!(すごくたのしかった!)』
 上機嫌で地響きを鳴らして銀静の後を追う機構巨人とは対象的に、引きつった笑顔でハイライトが消えた眼差しを泳がせるグリム。
 すべてを悟ったジャッジメントガールは、3人が立ち去った更地で身を震わせていた。

「すっっっっごいワルッスね! さすが猟兵ッス! はやく自分も帰ってデビルキングワールドでやりたいッス!」

 こうして、新たな天啓を得てしまったジャッジメントガールは、あと少しで帰還できそうなくらいにはインクを搾り取れ採れたことを喜ぶのであった……。

<了> 

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2025年02月20日


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🔒
#サイバーザナドゥ
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#デビルキングワールド
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#ジャッジメントガール
#プレイング受付中


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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


挿絵イラスト