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紅葉は法悦に染まる様に

#シルバーレイン #ノベル

村崎・ゆかり



ニコル・ピアース




 個室ごとに露天風呂がある温泉宿……シルバーレインにおける世界政府と言える銀誓館学園が存在する鎌倉にある温泉街、箱根では特に点在しているだろう。
 その中で、ひなびた旅館……村崎・ゆかり(“紫蘭パープリッシュ・オーキッド”/黒鴉遣い・f01658)とニコル・ピアース(蛮鬼・f06009)は『お楽しみ』の前に、紅葉狩りに出る事にした。
「たぶん、紅葉もみじとかの紅葉こうようが綺麗ですよね」
「そうだろうけど……」
 と、ゆかりが見つめるのは……用意するのは、浣腸液、注射器、アナルプラグ。
 そう、今回二人が行うのは只の紅葉狩りではない……浣腸プレイをしながら、である。
「二人一緒だと色々と危険だから順番にしましょうか……はい、それじゃ脱いでくださいね――入れますから」
 ニコルは恥じらうゆかりを四つん這いにさせ、ホットパンツとショーツをニーソの履き口の辺りまで下ろし、菊孔にシリンジの先を差し込んでいく。
「うっ……」
 菊孔がグリセリン液を注入する器材によって軽く咲いた感覚に、ゆかりは羞恥と恐怖を感じる。
 しかしニコルは容赦なく、ゆかりの直腸にグリセリン液……大量浣腸には濃すぎる濃度の液体を注入していく。
「用意した浣腸液は十分にあるんで、入るだけ注入しちゃいますね」
「ちょ、ちょっと多すぎ……ううッ!!」
 早速乙女の直腸でグリセリンは化学反応を起こし、強めの焦熱感と排泄欲求を刻み込んでいく。
 しかし、ニコルは限界ギリギリを見極め……ゆかりにグリセリン液を注いでいく――
「はい、終わりましたよ……というわけで、そこそこ入りましたね。苦しいですか?」
 丁寧にシリンジを引き抜き、ガーゼでゆかりの括約筋を押さえて排泄欲求に屈する事が無い様に施した後にニコルはゆかりの耳元で囁く。
 その言葉に、ゆかりは只顔を背けてしまう。
「……ぐっ、うう……」
 しかし背けた際に腸が絞られ、更に便意が強まってしまったようだ。
 既に耳を澄ませば、コロコロ……と、腸の蠕動音が聞こえる程だ。
「じゃあ、出かけましょう」
 小刻みに震えているゆかりの手を取り、ニコルは悪魔の様に蠱惑的な笑みを浮かべる……

「うん、温泉街なので周囲に人がいるのがいいですね」
 ゆかりがニコルに寄り添う……排泄欲求で、足がふらつくのをニコルが支える形で二人は箱根の紅葉を観ていく。
 既に散り際になっているとはいえ、周りには地元民や多くの観光客が確認できる。
 その中で、既にゆかりは脂汗をかきながらさりげなく下腹部と菊門を押さえていた。
「――うーっ!……で、出ちゃう……!」
 紅葉狩りに出てから何度も襲来してくる排泄欲求……第二波、第三波と耐え忍んでいくうちに、どんどんと苦悶は増していく。
 だんだん、脚が動かなくなってくるゆかりだったが……一際大きい蠕動音が、鳴り響く。
「……これ以上我慢できない! トイレへ行かせて! お願い!」
 既に排泄欲求の苦悶は、ゆかりの移動能力を奪い去っている。
 しゃがみこみ、必死で括約筋を締めながら耐え忍んでいるゆかりに対して……ニコルは囁く。
「みんなに見られながらの排泄は?」
 その言葉を聞いた際、ゆかりは思わず涙をぽろぽろ零しながらいやいやと首を横に振る。
「ああ、そこまでは無理と、で、限界?……よし、じゃあそろそろ帰りましょうね」
 ――ニコルは、ゆかりをお姫様抱っこする。
 その際、腸に圧がかかる様に。
「~~~!!」
 必死で括約筋を締めて耐え凌ぐゆかり。
 何とか括約筋が少しでも決壊する事は避けられたが……最早、括約筋を締めあげる事以外行動はおろか、思考する事すら難しい状態であった。
「もうすぐですよ、頑張って下さい」
 ニコルはそんなゆかりに囁きながら、部屋までゆっくりと、決壊するギリギリの時間まで引き延ばし……決壊まで後一分の所で、部屋のトイレに到着。
 ゆかりを便座に座らせ、ショートパンツとショーツをずり下ろさせ……その後、まじまじと観察できるように待機。
「だ、駄目……ああああああ!!」
 強烈な破裂音と共に、ゆかりは決壊……ニコルに全部見られていることも構わず、便器の上で中腰になって絶頂を迎えるのであった。
「はい、ほかの人には見られずに終わりましたね。おなかすっきりしたようでよかったです……それじゃ続いて私も」
 そこでニコルもゆかりに見せつける様に、自らの菊門にホースを差し込み浣腸を行っていく。
「同じだとつまらないんで、ハードモードです」
 ――浣腸液に強力な媚薬足して限界まで注入。
 更に太いプラグを挿してベルトで止め、限界が来ても排泄ができないように施す。
「苦しさと……快楽がっ、入り混じりながらっ……歩いていきましょう……っ」
 先程のゆかりとは比べ物にならない脂汗をかき、声を上ずらせながらニコルは更に自らの下腹部を淫液で満たしていくのであった――

「ああ、凄い……お腹痛くて、恥ずかしいです……!!」
「自業自得でしょ……」
 苦しさと快楽が入り混じりながら歩いていくニコル……傍らには、自分が責め立てていたゆかり――今度は、自分がグリセリン液と媚薬によって作用される快楽と興奮、強烈な排泄欲求に対して支えられる側となる形で再び紅葉狩りを敢行していた。
 しかし、流石にハードモードと言った様に……その苦悶は、ゆかりが受けた羞恥と苦痛の比ではない。
「あ、ああっ……そ、外で……」
「駄目に決まっているでしょ」
 腕を引っ張り、先程の意趣返しと言った様にゆかりはニコルの腕を引く。
 ――限界を過ぎてから同じ距離を歩いてかいらないといけない地獄。
 其れがニコルが自分に課した制約である。
 二―ソックスに包まれた長い美脚がガクガクと揺れるが、しかしそれが限界を迎える事は……いや、限界を迎えても解放される事は無い。
 なぜなら、ニコルの菊門には太いプラグがベルトで固定されており、それを解除する為には部屋に帰って閉まってある鍵でベルトを外すしかない。
 そして……現在、ニコルとゆかりは旅館から数キロメートル離れた場所で紅葉狩りをしている。
 ――その間、ニコルは際限なく責め立てて蝕んでいくグリセリン液と媚薬を混ぜ込んだ、凶悪無比な淫液を腸から排出する事が出来ない。
 終わる事の無い苦悶に、ニコルは顔をしかめるが……同時に、際限ない被虐の快楽と法悦に満ちた笑みを浮かべるのであった――

「はい、それじゃ待望の温泉です。温泉宿に来たんだからメインですよね」
「お菓子はいいからイタズラしちゃうぞー」
 やがて浣腸プレイを終えた後……二人は紅葉が水面に浮かぶ温泉に入り、ゆかりはニコルの裸身に抱きついていく。
 身体を預けて滑らかな肌を摺り合わせながらキスと同時に貝合わせを行い、腕はニコルの立派な胸を揉み込んでいく。
「……どうしてニコルだけ胸がこんなに大きいのよ……」
 言いがかりだが、一部の女性には只管真摯な悩みを吐露しながら乳首を引っ張る様にニコルを責め立てるゆかり。
 ニコルの方もゆかりの地首を口に含み、コロコロと歯と舌で転がしていく。
 そうして、仲良く快楽に溺れながら……二人はのぼせる二歩手前まで耽溺。
 お湯から上がった後、身体を拭いただけの全裸のままで……布団が敷かれた和室へと二人は向かう。

「――愛してる」
 ニコルへ愛の言葉を告げながら、布団へ押し倒してまずはシックスナインで温泉で綺麗になったそこへ舌を這わせていくゆかり。
 ニコルの方も、ゆかりのピンク色に輝くそれを舐め回す事で互いに快楽を甘受し、与え合う。
「良いですよ……もっと、して下さい」
 お湯とは別の液体が湧いてくるまで一所懸命に舐め回し、また自分の陰部に舌を這わされる感覚で口の動きが止まらないよう堪えるニコル。
 肉体に刻まれる快楽だけでなく、淫靡な行為を行っている認識と五感から互いの淫らな光景を知覚する事で、精神が高揚でゆだっていく。
「あっ、イク、イク……!」
「んんんっ……~~!」
 最後に、互いの陰核を犬歯で甘噛みし絶頂するゆかりとニコル。
 二人で一旦絶頂したが……二人の肉体と精神は、まだまだ欲している。
「……ノウマク サマンダボダナン ビシッダベイ ソワカ。数多の化身持ちたる那羅延天よ。その験力により我が身を自在に移り変えさせ給え」
 のろのろと身を起こして立ち上がり、ユーベルコード『那羅延天化身法』で自身の肉体を『老若男女あらゆる人物に変身出来る偽装体』に変換するゆかり。
 顔かたちはそのままに少年の身体に変化――股間は既に勃起して、下腹に付くほどに大きく聳え立っている。
「どうかな、ニコル」
「……良いですよ、欲しかった所ですし」
 相手に尋ね、許可を得たゆかりは『じゃ、犯してあげる』と呟く。
 そのままニコルの肉体へと覆いかぶさり、深く深く繋がり、本能で腰を振っていく。
 少年の肉体となったゆかりが保有する魔羅は、大きく、硬く、長い。
 そんな凶器が、ニコルの母胎となり得る器官を優しく、快楽と共に蹂躙するのだ。
「……今日はこんなものを用意してみたの」
 更にゆかりが取り出したのは、U字型の白い両頭バイブ。
 召喚術で呼び出されたそれに、ゆかりは術式を施していく。
「――急々如律令。汝、淫らに蠢くくちなわなり。汝に相応しき深き穴蔵へと潜り込むべし」
 詠唱のりとが唱えられると同時、U字型の白い両頭バイブは勝手に動き出す。
 勢いよく、獲物に飛び掛かる大蛇の様に……バイブはゆかりとニコルの菊門へとそれぞれ侵入。
 巣穴と定めたように両方に潜り込んでいく――
「前で繋がりながら同時に後ろを犯される感覚は、どう?」
「……~~!……最高ですね」
 何度も舌著キスを繰り返し、ニコルの中に何度も精を噴き上げるゆかり。
 ニコルの方も、互いに舌を絡ませ合いながら深い深い舌著キスを貪っていく。
「キスをしながら、妊娠したらどうしようか?」
「その時は、その時でしょう……今は只」
 肉体と精神が昂り、求める先に耽溺するのみ……ニコルは怪しく嗤い、自分から舌著キスをゆかりに披露。
 ゆかりもその行為で若竹の先から胤になり得る白を噴出していく。
「ああ、良いわ……!」
「もっと……もっと!」
 ゆかりはニコルの身体に溺れ、ニコルはゆかりの身体に溺れる。
 そんな淫靡な夜を客室で過ごした後……二人は体力が尽きるまでまぐわいあい、朝まで一緒に過ごすのであった。

「……朝、ね」
「おはようございます」
 やがて目を覚ましたゆかりは、傍らにいるニコルからのモーニングコールで完全に意識を覚醒させる。
 既にチェックアウトまでの段取りは済ませている。
 ここの旅館は『そういう事』にはどんな事であろうと客には踏み込まない。
「という訳で……最後に朝の紅葉風呂に、一緒に入りましょう?」
「そうしましょうか」
 朝から暴発しない為にも、ニコルとゆかりは軽く胸を愛撫する程度に個室の露天風呂でいちゃついた後……箱根の朝食を取り、旅館からチェックアウト。
「……もうすぐ、冬ね」
「あっという間でしたね、次はクリスマス……」
「クリスマスに、何かありそうね」
 六番目の猟兵としての、過去猟兵やオブリビオンとの戦い。
 それらを愛する者達と駆け抜けるべく、二人は繋ぐ手を強く握り締めるのであった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​



最終結果:成功

完成日:2024年12月09日


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