Würde wird zerstört
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そこは
妨害装置が完全に機能し外界との接触が限りなく失われた隔離された聖域。
数えきれない種類の怪しげな装置が設置され無数の実験動物が運び込まれ終わり無い研究というなの人体実験が繰り広げられる場所。
そこで新たな増殖実験の被検体として用意されたのが、頑強な実験用ベッドに拘束されたリサ・コットンテイル(ダークメサイア・f44387)なのだ。
「このっ、放しなさい!この私をこんな目に合わせて無事で済むと思ってるの!」
銀色の輝く髪が乱れ色白の素肌には真新しい傷がいくつもついている。それもそのはずつい先ほど施設に侵入した猟兵達とは別ルートでこの
区画へと至りそしてガードの機械群と無数のゴブリン達によって無力化されここに至ったというわけだ。
先ほどから声だけが大きく抗議するもそれを聞いている者はここにはいない。いるのは淡々と実験を続けるため準備を始めた
研究員だけなのだ。
「こらっ、なっ何をっ!?」
伸びてきた手がリサの着衣を掴みそして引き千切った。脱がせるなどという選択肢などなくまるでまな板の上の鯉を捌くかのように淡々と晒されていく素肌。
大きく自己主張する膨らみが先端まで丸見えになりさらにはハイレグが食い込みギリギリ晒されないでいた股間までもが衆目に晒されてしまう。
「なんだこいつ下の手入れもできてないぞ」
「なっ? なにがよっ!」
股間を凝視されながらニヤニヤと笑われてはさしものリサも怒りが爆発する。だがそんな抗議の声をさらに下卑た笑みで見返し研究員が取り出した物とは。
「あ、泡……それで何を、ってまさかやめなさいよ!」
「実験に邪魔な物はちゃんと剃っておかないとなぁ?」
泡の冷たい感覚に続きジョリジョリと響く剃刀の音。下手に動き怪我をするのも嫌でじっと耐えるしかないリサの屈辱。
ハイレグを着るにあたり処理していたものが今日に限って急に伸びてきてしまったあたり捕まる際に注入された数々の薬品のどれかの副作用なのだろうか。
白銀の剃り残しすらなく子供のようにツルツルにされさらには実験経過の報告として全てを撮影されているしまったせいだろうか。ジワリと濡れてしまい溢れ出した蜜は淫魔である身からすればしょうがないといえばしょうがない。
……だがそのように中途半端に発情してしまった淫魔の肉体をリサは後に呪ってしまう。
いっそ発狂してしまったほうが楽になれるだろうにと。
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「あっ、あひっ❤️ 媚薬は……もう、やめてっ❤️ おかしくおかしくなるっ❤️」
チクリと注射が真っ赤に腫れあがった
突起に刺さり流し込まれていく虹色の液体は痛みを抑えるための媚薬に加え肉体を内側から変質させていく改造薬。さらには淫魔といえどリミッターがかかっている性欲を際限なく引き出してくる加速薬など非合法なものしか無いのが恐ろしい。
しかも常人であれば発狂してしまう強烈な快感を全て受け止めてしまうあたり淫魔という生き物はこの実験には最適だったのは幸か不幸か悩めるところだ。
「あひっ❤️ イクッ❤️ お注射だけでわたしイクっ❤️」
激しく腰を浮かせると同時に止まらない潮吹きを晒すリサ。止まらない絶頂の連続に涙が零れきつく研究員達を睨むもそこに当初の目力は残っていない。
逆にそれだけ声をあげれるならばと巨大な
シリンジを取り出しリサにも見えるよう構えられた。
「ちょっ!? なんなのよその大きさは! わたしの身体にこれ以上ナニかシたら絶対に許さないわっ!」
強い意思を持ちリサは研究員を睨みつけ絶対に屈しないとそう心に誓いを捧げたのだ。
「おほっ❤ お“お”お“お”おっうまれりゅぅ❤️」
股間に貼られた封が内側から破られ開き切った縦筋から白い球体が顔を見せそして床へと転がった。
リサの膨らんだ腹、先ほど巨大なシリンジで注がれた薬品によって強制的に産まされる大量の卵。
産卵させられ床にいくつも転がる卵。リサにとっては借り腹でしかないのだが好事家にとってヒトが生んだ卵というだけで高額で売買されているという。
(やめろぉ……狂っ、もうやめてぇ)
卵を産み終え意識が消えゆくリサ、だがそんな疲弊しきった淫魔の肉体にはまだまだ金を生む素材がいくつも残されている。
それを彼らが見逃すはずもなく尿道を肛門にチューブが突き挿されたまま別室へと運ばれていく哀れな
孕み袋。
静かに扉が閉じていき……中から聞こえる絶叫に近いリサの声は延々とこの地下空間に響き続けていくこととなる。
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「はぁっはぁっ……やっと隙、ができた」
よろよろと粘液塗れの身体を壁に擦りつけながら地下通路を逃げるリサ。チューブ交換の一瞬の隙をつきこうして逃げ出す事ができたのだがアレからいったいどれほどの時間が経過してしまったというのか。
無意識に敏感になった
先端を自分で弄ってしまっているということに気付き慌ててそれを自制するもエイサはまだ気づいていない。
下腹部に刻まれた敗北者に与えられる淫紋が意味することろを。すでにリサを取り囲んでしまっている大量のゴブリン達の視線がその熟れた肉体に注がれているこということを。
「ゴブッ! ゴブブッ!」
「なっ!? ゴブリン如きにこのわたしが負けるはずなどないでしょう!」
黒の光線を放とうと指を伸ばすが狙いが定められない。というよりも数が多すぎてどれを狙えばいいのかわからないままにその身体は緑の肌をした小鬼達に抑え込まれ短い逃亡生活は終わりを迎えたのである。
「このような雑魚共にわたしが……あひっ❤️」
キッと睨みつけた直後、尻を思いきり叩かれ絶頂を味わうリサ。
剃られてしまいツルツルだった股間に再び生えそろった白銀の茂みを黄金の滴で穢しゴブリン達の目の前で漏らしてしまうほど挫けた心。
機械の次はゴブリン達が相手なのだと心が諦めてしまっている。彼ら小鬼の性欲をもってすれば次に産まれてくるのは今度こそ自分の仔。
リサの新たな役目がこうして始まる。猟兵としての素養を受け継いだ無数のゴブリン達を産み出してしまうという贄としての人生が。
成功
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