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地雷原迷宮を抜けて

#アルダワ魔法学園



 アルダワ魔法学園に幾つも存在する学園迷宮、その一つに巨大な石室があった。それは檻であり、封印である。『慈悲なき』ニドアーズ、その若き巨竜を閉じ込める、そのための。
 ニドアーズが閉じ込められた部屋の前は長い通路が続き、そこには漆黒の鎧が飾られている。剣、槍、斧、鎚、弓――多数で陣形を組み、戦う事を念頭に作成された兵士の呪鎧が配置されていた。
 そして、その通路へ至るフロアこそが地雷原迷宮である。石畳に隠された爆発術式が、上に乗った『重み』に反応、爆発するという地雷魔法があちこちに仕込まれた危険地帯である。
 このままでは、そう問題視する必要はなかっただろう。どんな危険な迷宮であろうと、挑まなければ無害である。だが、問題はこの迷宮が拡大しているという事実だ。『慈悲なき』ニドアーズが封じられた石室を中心に、他の迷宮にさえ影響を与えかねないほどに――このままでは、他の迷宮に挑んでいた学園の生徒が――そんな事態もあり得る。

 これ以上の拡大を防ぐ方法は、ただ一つ――異変の中心である『慈悲なき』ニドアーズの討伐のみであった。

「オブリビオンというのは、おるだけで迷惑じゃな」
 しみじみと、顎髭を撫でながらガングラン・ガーフィールド(ドワーフのパラディン・f00859)が言い捨てる。
「今回はアルダワ魔法学園のとある学園迷宮におる、『慈悲なき』ニドアーズを討伐してもらいたいのじゃ」
 ただ、そこへ行き着くのも中々に骨が折れる。
 まずは、地雷原。石畳に仕掛けられた地雷魔法をいかに対処するか? アイデアは求められる。力づくで抜けるにしても、一工夫いるところだろう。
 地雷原を下って下りると、一直線の通路に出る。ここにいるのは、兵士の呪鎧だ。個々の戦闘能力よりも、脅威なのはその連携だ。
 そんな障害を乗り越えて、ようやく『慈悲なき』ニドアーズの元にたどり着く。
「ただ挑むのではなく、自分に何が出来て何が出来ないのか。よく考える必要があるじゃろう。何、猟兵は味方も多い。足りない手は、借りる事を選ぶのも一つの選択じゃ。気負わず、挑んでくるがよいじゃろう」


波多野志郎
魔法って言うと何でも説得力が出ますよね、ずるい。どうも、波多野志郎にございます。
今回はオブビリオン退治に、迷宮に挑んでいただきます。

まずは地雷魔法がたんまり仕込まれた、地雷原迷宮を抜けていただきます。


迷宮探索は楽しいものです。力まず気負わず、楽しんでいただければ幸いです。
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第1章 冒険 『地雷原迷宮』

POW   :    正面突破

SPD   :    スピードや身軽さを活かして爆弾を避けながら進む

WIZ   :    爆弾の仕組みや配置を見抜き、無力化する

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七那原・エクル
あたり一帯爆弾だらけとは、また物騒だなぁ。いちいち爆弾解除していくのも手間だし。

土木作業に特化した飛行型ドローンを召喚しよう、手持ちの鋼糸を束ねて丈夫なワイヤー状に、それをガジェットに搭載して爆弾フロアに即席の吊り橋を造ってもらおうかな。もちろん爆弾に接触しない十分な高さを確保した状態で。自分が渡り終わったあとも後続に続く人達のために、吊り橋は残しておくよ

しゅたっと、エクル選手ー見事に渡り切りましたーじゃじゃーん、ぶいっ


霧ヶ谷・紫音
普通の地雷での地雷原なら経験あっけど、
魔法の地雷かぁ…怖い反面ワクワクするな!
よぉっし、早速行ってみっか!

【POW】
「俺が通る前に作動させちまえば問題ねーよな?行くぜ!」
そう言いながら、【スローイングナイフ】を投げたり【多目的ワイヤーロープ】を振り回して地面の地雷を事前に作動させておくぜ!
「うぉ!?あっぶねぇ!」
万が一近くで爆発した時は背中の大剣を盾にして被弾を防ごうかな!
もし仲間が一緒にいる時は、道具を用いて先に爆破させる事を
やる前に伝えておく!誤爆で巻き込んじまったら大変だしな!


ラッセル・ベイ
ニドアーズか
氷の吐息や霊を呼び出す、実に多芸な奴だったな
……そんな事よりも、奴の身体に生えている宝石だ
あれは素材として極めて優秀な物
前回は剥ぎ取る暇がなかったが、今回こそは手に入れるぞ

●行動(WIZ)
地雷に引っ掛からないにはどうするべきか
ここは「ポイゼ」に先行させるの一択だろう
空中に浮けるので、地雷を直接踏む心配はない
鋼鉄並みに固めた毒液を私の進路上に叩きつけてくれ
仮に爆発で怪我をしても【ライフリンクベル】で回復するから安心せよ

……絶対に嫌だって?
そうは言うがな、君が欲しがっていた武具の為に宝石が必要な訳で
あの宝石があれば凄い物を作れそうなのだがなぁ……?

うむ、快く引き受けてくれて良かったよ


ネラ・イッルジオーネ
最初のエリアは地雷の様で、何か色々な箇所からの魔力が流れているのを感じます。
魔法も1つの回路の流れで起動する物なので、こちらも魔法を魔力の流れを動かして地雷魔法の回路を遮断し、起動しないようにしてみましょう。

それと他の方がもしも爆発させて怪我をしてしまいましたら、『ヴェント・デェラ・ヴィータ』で治療をいたしましょう。


カタリアンナ・バソリー
私の足元で、地雷原が拡大している…気分のいい話ではありませんわね。
早々にオブリビオンを排除して、地雷原化した迷宮を戻してしまいましょう。

WIZで判定を。
地雷魔法と言っても、結局は自動で爆発するだけの機構。
仕組みさえ分かってしまえば、ただの飾りですわ。

事前の準備として、それなりの重さ(30kg程度)の金属塊を用意。
そして地雷原に着いたら、それを石畳みの上に置いて爆発の有無を調べます。
そうでした、金属塊の運搬や設置には念動力を使用しますわ。
とても持ち運べる重さではありませんものね。

ただ、移動は自分の足で歩いていきます。
少し、思うところがありましたから。


フォルセティ・ソルレスティア
【ペア/f00964】【POW】(共闘/アドリブ可)
「フィオ姉ちゃんは重いから、地雷が反の…痛っ!」
うわー、家庭内暴力だー!
カッコよく無力化させる方法ないのって聞いたら、
爆破させるのが一番安全何だって

【行動】()内は技能
フィオ姉ちゃんと一緒に、地雷を機械兵器で爆破させながら
そのあとを進むよ
爆風や連鎖爆破に巻き込まれないよう、角や壁に隠れながら
先に進むんだ(地形の利用)

ちなみ機械兵器を召喚し尽して、まだ先がある場合は
他の猟兵を待つんだって
他の猟兵さんの突破方法も気になるから、ぜひ参考にしたいよね。
本当は空が飛べるといいんだけどね
ちなみに怪我した人がいたらシンフォニック・キュアで治療するよ


フィオリナ・ソルレスティア
【ペア/f05803】【POW】(連携・アドリブ可)
「学生たちが誤って犠牲にならない為にも爆発させるのが一番安全よ」

■作戦
【エレクトロレギオン】を使って機械兵器を先行させ
地雷を爆破させた後を進む

■行動
爆発術式が重量だと魔法の衝撃ではダメ。
【エレクトロレギオン】で機械兵器を召喚し1体ずつ先へ進ませ
地雷を踏み抜き爆破させる
丁字路や十字路などでは各方向へ機械兵器を進ませつつ、
自分たちは来た道に引っ込んでおくなど慎重に進む

安全を確認できた道には床に「安全」と書いたシールを貼っておく
後から来る人が無駄な労力を使わないように

フォルセティにはしっかりと迷宮のマッピングをさせておくのも忘れない


上野・修介
※絡み・連携OK
「アトラクション、というには命がけ過ぎるなぁ」
生憎とただの人間なので、ごり押しで正面突破するのは少々危険。

先ずは観察【視力+情報収集】
重しになるようなモノ(石など、なければ壁を壊して調達)用意。
先ず魔法陣向かって何個か投げて観察。
生体反応ではなく純粋な重さに反応するのであれば、どれくらいの重さで反応するか、また接触から起動にどの程度タイムラグがあるかを【見切る】

出口までの距離を測り、反応した大きさの石を出口までの道筋に投げ、爆発しなかった箇所を進む。

自UCで念のため防御強化。
誤って地雷魔法陣を踏んでしまったら、腹を決め【覚悟+勇気】て【ダッシュ】で最短距離を突っ切る。


エスチーカ・アムグラド
あやや、地雷ですか……
チーカは飛んで進めるかもしれませんけれど、油断していると……なんて事もありそうで怖いですね
それにそれに、チーカだけでここを抜けられたって出来る事は限られていますから、みんなで乗り切れるようにしないと!

重みに反応するならチーカの小さい身体は役に立たないでしょうか?
大きさが1/6なら体重……体積?でしたっけ?は1/6×1/6×1/6の1/216だとか!
もし地雷が反応しなかったら直接石畳を触って調べる事も出来るかなーって!
それで何か普通の石畳との違いが分かれば安心して進めると思うんです!

でもでも、いきなり飛び込むのは怖いのでまずは石とかを放り投げてチェックですね!


陰白・幽
よーし、理屈はわからないけど今回の敵のところに行くためには罠がいっぱいある所を通り抜けなくちゃなんだよね、よーし、頑張っていくぞー。

罠の上に乗ると発動するんだよね、踏んだらと勘違いしそうだったよ気をつけなくては……よし決めた。
罠のないところから羽で空を飛んで勢いをつけて突撃だよー。
勢いよくいけば罠が発動するよりも早く動けばもーまんたいのはずだよね。
どんどんどんどんレッツゴー
あ、行き止まりに来たり、何かの罠で動きが鈍ったときは空中でくるっと回ってUCの瞬間移動で緊急離脱をするよー。

安全なとこまで全力で頑張るよー……すごく疲れそう。途中でうとうとしないように気をつけないとだね。


カデンツァ・ペルッツィ
ムムッ、地雷原とニャ!?
それは吾輩レベルの重さでも発動してしまうのか!?
困るニョだ…。

そうニャ!こんな時こそ【猫の毛づくろい】で
自分の摩擦抵抗を極限まで減らして…
地雷原を…ものすごい勢いで…滑るニャ…!
踏んでないからセーフってコトで…ダメ?

ダメニャら仕方ないニョだ、大人しくコレで…
(そう言いながらケットシーサイズの竹馬を取り出す)
石畳をよっく観察しながら、慎重に進むニョだ

えっソレでもダメ!?世の中は厳しいニョだ!
こうなったら生まれ持った猫らしい俊敏さと身体の柔らかさで
爆弾が爆発しても衝撃をできるだけ最低限に抑えられるように
受け身を取りながら進むぞ!
もちろん、爆発しないにこしたことはないがな!


氏神・鹿糸
地雷原…踏めば爆発するものがたくさん仕掛けられているのよね?
相変わらず物騒な学園ね。

なるべく素早く、そして床は踏まないように、岩石の上を[地形の利用]で移動していきたいわね。

万一に備えて常に[オーラ防御]を展開。
近くにお仲間がいれば[かばう]ことも厭わないわ。

そして地雷があまりに多そうなら…【錬成カミヤドリ】で複数の本体(花瓶)を召喚。
結構大きいから…普通の人1人立てる幅もあるはずよ。
念力で浮かせて、操作しながら足場に。
渡し舟のようにして進んでいきましょう。


(アドリブ・連携歓迎)


セゲル・スヴェアボルグ
【SPD】
要するに、床に触れなけりゃいいんだな?
なら話は簡単だ。飛べばいいだけの話よ。
他に便乗したい奴がいるなら連れて行くが……定員は多くないぞ?
感圧式ではなく、上部にいるだけで反応するなら少々厄介だが……まぁ、駆け抜けてしまえば問題あるまい。
念のために盾を下に構えながら飛行するとしよう。
予想以上に爆発が激しそうなら、溟海ヲ征ク水師で地雷そのものをずぶぬれにしてしまうか、すべて先に爆破してしまえば何とかなるか。
まぁ、臨機応変に行くとしよう。



●広がり続ける迷宮
「……何か色々な箇所からの魔力が流れているのを感じます」
 ネラ・イッルジオーネ(サンツィオーネ・ディ・アニマ・f06949)が、赤と青の瞳を凝らして、そう呟いた。
 アルダワ魔法学園学園迷宮――その今も広がり続けているという階層に感じるのは、数えきれない魔法の気配だ。
「私の足元で、地雷原が拡大している……気分のいい話ではありませんわね」
 カタリアンナ・バソリー(1/2の純なる血統・f12516)は、自身の足元を見る。こうしている今も、地雷魔法は自分の足元に生み出されるのかもしれない――そう思えば、確かに気分のいいものではない。
「普通の地雷での地雷原なら経験あっけど、魔法の地雷かぁ…怖い反面ワクワクするな! よぉっし、早速行ってみっか!」
 霧ヶ谷・紫音(一直線サバイバルガール・f02519)の掛け声に、猟兵達は地雷原へと進んでいく。この迷宮の拡張を止めるには、この先にいるオブリビオンを倒さなくてはならないのだ。
「ニドアーズか。氷の吐息や霊を呼び出す、実に多芸な奴だったな……そんな事よりも、奴の身体に生えている宝石だ。あれは素材として極めて優秀な物、前回は剥ぎ取る暇がなかったが、今回こそは手に入れるぞ」
 ラッセル・ベイ(ドワーフのルーン鍛冶師・f12407)は、この奥にいる竜に二重の意味で会う必要があった――こうして、猟兵達の地雷原迷宮攻略は始まった。

●それぞれの対応
「要するに、床に触れなけりゃいいんだな? なら話は簡単だ。飛べばいいだけの話よ。他に便乗したい奴がいるなら連れて行くが……定員は多くないぞ?」
 セゲル・スヴェアボルグ(豪放磊落・f00533)は、そうニヤリと笑って翼で空中へ飛んだ。この選択は、間違いではない――そう、これがただの地雷原であればだ。
(「感圧式ではなく、上部にいるだけで反応するなら少々厄介だが……まぁ、駆け抜けてしまえば問題あるまい」)
 セゲルはその巨体に見合った豪放磊落な性格だが、そこに油断はない。相手はオブリビオンの関わった迷宮だ。だからこそ、セゲルに油断はなかった。

 飛行して進む事、しばし――不意に、小さなカチリという音を聞いた。

「む――!」
 ドォ!! という爆発の衝撃を、盾越しに感じて空中で踏ん張る。万が一を考えて、盾を構えていたのが正解だった。
「あやや、チーカは飛んで進めるかもと思いましたが……」
「ああ、こいつは厄介だぞ」
 同じく自分の横を飛んでいたエスチーカ・アムグラド(Espada lilia・f00890)を盾で隠しながら、セゲルは呟く。今のカラクリを、大体セゲルとエスチーカは気づいていた。
「重みに反応するならチーカの小さい身体は役に立たつかと思いましたが……」
 大きさが1/6なら体重……体積? でしたっけ? は1/6×1/6×1/6の1/216だとか! ――エスチーカはそう計算して、触れてみる計算もしてはいたのだが。
 それでも、念には念を入れて小石を投げてみる事にした。
「えいや!」
 ひょい、とエスチーカが投げた小石が、放物線を描く。一度地面に落ちた石は、反応しなかった。魔法の気配はあるものの、小石程度では爆発しないか――そう思っていれば、唐突にチュドン! と爆発を起こした。
「こ、これって……」
「ああ、地雷魔法によって……爆発する荷重が違う上に――上を通ろうとすれば、それに反応して地雷魔法を『押す』ように出来てやがるな」
 エスチーカの感じた疑問を、セゲルは敢えて口にする。その言葉を聞いて、カデンツァ・ペルッツィ(ワンダリングウィザード・f06034)がただでさえ大きな目を見張った。
「それは吾輩レベルの重さでも発動してしまうのか!? 困るニョだ……」
 カデンツァは、考え込む。魔法、というファンタジーというかファジーというか、いっそフレキシブルとも言う存在の恐ろしさだ。
「猫の毛づくろいで自分の摩擦抵抗を極限まで減らして…
地雷原を…ものすごい勢いで……滑るニャ……! 踏んでないからセーフってコトで……ダメ? いや、ダメにゃ……上を昇っただけでどっかんにゃ……」
 ぺたん、ととんがり帽子から覗く耳を伏せながら、カデンツァは落ち込む。その横で、頭を巡らせていたのは、陰白・幽(無限の可能性を持つ永眠龍・f00662)だ。
「罠の上に乗ると発動するんだよね、踏んだらと勘違いしそうだったよ気をつけなくては……よし決めた」
 幽は、ふわりと浮かび上がる。ここまでは、セゲルと一緒だ。ここから違うのは、幽は一気に加速した事だ。
「勢いよくいけば罠が発動するよりも早く動けばもーまんたいのはずだよね。どんどんどんどんレッツゴー」
 幽が地雷原の上を、振り返らずに高速で飛んでいく。背後でドドドドン! といくつかの地雷魔法が反応して爆発する音と衝撃がするが、構わない。幽は、丁字路へと差し迫った。
「あ、そっか――」
 幽は、この時この迷宮の底意地の悪さに気がついた――幽が取った行動は、最適解の一つだ。だが、それは「爆発する前に駆け抜けられれば」という条件付きだ。
 だからこそ、この減速はまずい。

「眠れる我を――」

 丁字路にたどり着いた瞬間、地雷魔法の爆発が幽を飲み込んだ。それにカデンツァが、驚いた。
「にゃにゃ!?」
 完全に爆発に飲み込まれた、そうカデンツァが驚いていると丁字路の向こうから、小さな服の袖が大丈夫だと言いたげにプラプラと揺れた。
 永眠龍の夢現(スリーピングドラゴン)――幽の自らの内に眠る時空間支配能力を強引に使用する、空間転移で爆発をかわしたのだ。
「よかったのです……」
 エスチーカも、ホっと安堵する。それに、セゲルも盾を構えて言った。
「爆発は俺が受け止めてやる、行くぞ」
「にゃ!」
 スチャ、とカデンツァがケットシーサイズの竹馬に乗る。なるほど、確かでこれで慎重に進めば爆発をいくらか減らす事が出来る。
 こうして、不意のトラップ発動による爆発にも対応しながら、進んでいくのであった。

 石畳の続く通路、そこがどれだけ危険かは迷宮内でする爆発音が教えてくれる。
「地雷魔法と言っても、結局は自動で爆発するだけの機構。仕組みさえ分かってしまえば、ただの飾りですわ」
 カタリアンナは、そう言うと30kg程度金属塊を念動力で動かす。とても持ち運べる重さではありませんもの、とはカタリアンナの談である。
 ゴロン、と金属塊はカタリアンナの念動力に転がされ、通路を進む。時折、ドン! と爆発が金属塊を飲み込むが――問題はない。
「でも、油断はしませんわよ」
 爆発したとしても、そこで終わったとは思わない。エスチーカ達が得た情報は、共有している。一人で足りない部分は仲間と手を合わせる事で補える――それは、猟兵の長所とも言うべきものだ。
 だから、カタリアンナは歩き出す。
「ええ、自分の足で行きますわよ」
 カタリアンナは、確かな決意を持って踏み出した。

「アトラクション、というには命がけ過ぎるなぁ」
 上野・修介(元フリーター、今は猟兵・f13887)は、ごきりと首を鳴らしながら呟いた。生憎とただの人間だ、ごり押しで正面突破するのは少々……どころでなく危険だ。そこに楽観はなく、シビアな現実的な思考があった。
「よっと」
 石を水切りの要領でサイドスローで投げ、修介は通路を確認していく。カコン、カコン、と跳ねる音が続き――不意に、爆発が起こった。
「……魔法ってのは、卑怯だな」
 生体反応は、起爆に関係なし。重量も、タイミングも、バラバラだ。いや、むしろ――。
「曲がり角や、分かれ道の前――立ち止まりやすい場所は、上を通っただけで起爆するわ反応は速いわ……殺しに来てるな」
 この地雷原迷宮を造った者がいるとすれば、地雷魔法ではなく攻略者の心理で殺しに来ている――油断できない、修介はその事をしっかりと思い知らされた。
「ですが、魔法も1つの回路の流れで起動する物です」
 ネラは、そう呟くと瞳をこらす。そこにあるのは、確かな魔力の流れ――発動『前』にある魔法の気配だ。それが床の石畳に、いくつも感じられた。
「魔法による解除は……完全とはいきませんが――」
 ネラは、その地雷魔法の魔力の流れに手をかざす。それこそ、魔法を消去する技能やユーベルコードでなくては解除「は」不可能だろう。それでも、発動させる事はできた。
 ドドドドドンドドドドドン! と無数の爆発が、巻き起こる。それに、修介は感心した。ただの人間にはやれない方法だ。だが、それだけが正解でない事も、修介は理解している。

「――力は溜めず――息は止めず――意地は貫く」

 拳は手を以て放つに非ず――脱力し、呼吸を整え、意地を持って挑む。修介は己の防御力を引き上げ、ネラを振り返った。
「じゃあ、行きますか」
「はい」
 前に立って歩き出した修介に、ネラも続く。一つ一つ、地雷魔法を突破していく。共に見切る事に注力したからこそ、修介とネラは危なげなく進んでいった。


「俺が通る前に作動させちまえば問題ねーよな? あっと、離れててくれな? 万が一があるからな」
 誤爆で巻き込んじまったら大変だからな! と紫音。それに、氏神・鹿糸(四季の檻・f00815)もうなずいた。
「ええ、気をつけてね?」
「おう! 行くぜ!」
 紫音は、多目的ワイヤーロープを構え、スローイングナイフを引き抜く。ヒュオン! と四本のスローリングナイフが同時に投擲――カカカカ! と石畳に突き刺さり、爆発する。そして、そのまま紫音はフックの遠心力で振り回していた多目的ワイヤーロープを下手投げで投げた。
 がこん、がこん、と石畳をフックがバウンドする。カチリ、と発動した地雷魔法が爆発。大きく弧を描いて、フックが宙を舞った。
「面白いな、これ――!?」
 笑顔で紫音が進んでいくと、不意にぞくりと悪寒が背筋を駆け抜ける。そこからは、もはや頭で考えても行動ではない――紫音は反射で動く。すなわち、己が信頼を置く武器、黒鉄を抜いて盾をのように構えたのだ。
 ドォ! と背後からの爆発を、黒鉄越しに受け止め紫音が笑う。笑うしかなかった。
「魔法って、こういうのも有りか!」
 ――そう、修介が観察して見抜いた通り。地雷魔法は、爆発のタイミングが違う――作動して、爆発を遅らせる事も出来るのだ。
「ここまで来ると、もう感心するしかないわ」
 自身をオーラで防御し、鹿糸が呟く。鹿糸は、錬成カミヤドリによって大量の花瓶を念動力で宙に浮かべ、足場にしていた。なるべく床を踏まないように素早く、そう心がけているからこそ、鹿糸は爆発に巻き込まれる事が少なくすんだ。それでさえ、万全でないのだ――この地雷原迷宮の殺意の高さが伺えた。
「相変わらず物騒な学園ね」
 学園迷宮の恐ろしさを再確認しながら、鹿糸は紫音と共に進んでいく。紫音の進行速度は落ちるどころか、上がっていた。
「ははははは! 次はどう楽しませてくれるんだ!? ええ!?」
「……楽しそうで、何よりだわ」
 紫音は、止まらない。鹿糸はそのフォローに回る。その連携で、地雷原迷宮を攻略していった。

 フォルセティ・ソルレスティア(星海の王子様・f05803)は、隣にいるフィオリナ・ソルレスティア(サイバープリンセス・f00964)へあっけらかんと言った。
「フィオ姉ちゃんは重いから、地雷が反の……痛っ!」
 ――最後まで言わせなかったフィオリナに、フォルセティは「うわー、家庭内暴力だー!」と抗議の声を上げる。しかし、フィオリナはそれを無視した。
 話が進まない、痛みへの抗議を一旦止めて、フォルセティは訊ねる。
「で? カッコよく無力化させる方法ないの」
「学生たちが誤って犠牲にならない為にも爆発させるのが一番安全よ」
 それを乱暴な考えだと言い切れる人間が、いるだろうか? 言い切るフィオリナに、フォルセティは見た。
「行くわよ」
 フィオリナの眼前に、小型の戦闘用機械兵器が次々と召喚されまず一体が通路へと進軍していく。ドン! と鈍い爆発音が鳴り響いて、機械兵器が爆散するとフィオリナは言った。
「はい、次」
 それに次の機械兵器は文句を言わず、通路を進んでいく。この爆発を繰り返し、フィオリナとフォルセティは安全となった道を行くのだ。
 実に効率的な、攻略方法だった。
「よいしょっと。これでいいわね」
 ぺたり、とフィオリナが床に貼ったのは「安全」と書かれたシールだ。なるほど、これを見れば安全だと判断できる――仲間の猟兵達にも、その事は伝えてある。余計な労力は避けられる訳だ。
 機械兵器は、分かれ道では複数が先へと進んでいく。その結果をしっかりとマッピングしながら、フォルセティは呟いた。
「空が飛べるといいと思ったけど、それも無理そうだね」
 と言うか、この行き止まりに誘導してから行きには爆発しない癖に帰りに爆発する地雷魔法とか、どうなのだろうか? ここまで来ると、発案者がいるとしたら大した偏執症である……その発案者も、この方法で無傷で攻略されて、唸っているかもしれないが。

「さて、ポイゼ」
『いやですわよ?』
 ラッセルの言葉を、毒精霊ポイゼは先に言わせない。ラッセルも小さく唸った。ポイゼは宙を浮いているので、先行してもらうのは有効な手段だ。それに加えて、鋼鉄並みに固めた毒液を進路上に叩きつけて足場にするなり爆破させるなりすれば、安全に進める。加えて、ライフリンクベルの回復もある――完璧な策なのだが。
『私をこき使いすぎでなくて?』
「そんなに嫌か?」
『絶対に、ですわ!』
「……絶対に嫌だって? そうは言うがな、君が欲しがっていた武具の為に宝石が必要な訳であの宝石があれば凄い物を作れそうなのだがなぁ……?」
『…………』
 ラッセルは、そう言葉で釣ってみる。それにポイゼは考えることしばし――毒液を、通路へ放った。起こる爆発、衝撃を毒薬が押しつぶし、衝撃は外へと漏れる事はなかった。
『……最高級のものでないと、許しませんわよ?』
「うむ、快く引き受けてくれて良かったよ」
 ラッセルとポイゼのやり取りを眺めながら、七那原・エクル(ダブルキャスト・f07720)は呟いた。
「あたり一帯爆弾だらけとは、また物騒だなぁ。いちいち爆弾解除していくのも手間だし――」
 ならば、とエクルはガジェットショータイムを発動させる。ヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴ! と土木作業に特化した飛行型ドローンが大量に召喚された。
「これで、手持ちの鋼糸を束ねてっと……」
 エクルが鋼糸を束ねて作り出したのは、即席の吊橋だ。それを等間隔に浮かべた飛行型ドローンで空中に浮かべたのだ。
 エクルは、その橋の上を器用に駆けていく。時折、カチリと音がして爆発が起きるものの、エクルはそれを苦ともせず走り抜けた。これが地上であったなら、踏んだ瞬間に起動して爆発に巻き込まれていただろう。上空を通った者に反応する、という1アクションを挟んだからこそ可能な攻略法だった。
「しゅたっと、エクル選手ー見事に渡り切りましたーじゃじゃーん、ぶいっ」
 着地と共に、ピースサインを見せてエクルは見事に着地する。そして、その吊橋を後続のために残して、次の吊橋の準備を始めた。

 個々が、個々の考えて解決法を試して地雷原を抜けていく。地雷であるため、床にしか設置されていないのが救いだった。こうして、猟兵達は地雷原迷宮を抜けていくのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第2章 集団戦 『兵士の呪鎧』

POW   :    突撃陣形
【密集陣形を組ん】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。
SPD   :    防御陣形
【後衛】から【遠距離攻撃】を放ち、【前衛が盾で押し込むこと】により対象の動きを一時的に封じる。
WIZ   :    機動陣形
【鋒矢陣形を組むこと】により、レベルの二乗mまでの視認している対象を、【衝撃力の高い突撃】で攻撃する。
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●一直線の道を抜けて
 地雷原迷宮を抜けて下へ向かえば、そこにあったのは直線の通路だった。真っ直ぐに奥へと――この迷宮のボスエリアへと向かうだけ。
 しかし、ここには守護者が控えている。兵士の呪鎧――剣、槍、斧、鎚、弓。さまざまな武器を持ち、陣形を組む一団が、そこで待ち構えてた。

 横道など、存在しない。ここから先へ進む手段は、直進だけ。慈悲なき竜へ挑む者よ、守護者を前に武勇を示せ。
ネラ・イッルジオーネ
次は多種の兵が待ち構えているのですね。
他に道は無さそうなので、全力で後方から撃たせていただきます。

鋒矢陣形は中央に兵が集まるので、一気に魔力を高めてからユーベルコード『カデンツァ・ディ・ディスグラーツィア』を敵の陣形の中央に向かって放ちます。
そして触れたものを溶解する地獄の炎で、敵の装甲や武器などを溶かして弱体化させ、そのまま消滅してもらいましょう。


霧ヶ谷・紫音
地雷の次は鎧軍団か!やってやろーじゃねーか!
いっちょ前に陣形なんか組みやがって、覚悟しやがれ!

【POW】
「お誂え向きに並んでくれてんな!好都合だぜ!」
横道の無い通路って事は、相手にも逃げ場がねぇって事だろ?
んじゃあ、一気にまとめて一網打尽だ!
まずは【多目的ワイヤーロープ】を使った【ロープワーク】で、
敵の複数をまとめるように絡めて縛るぜ!
その状態で数秒でも止まってくれれば止まってくれれば十分!
「もらったぁ!」
その中で中心に居る一体に向かって【フィニッシュ・エクスプロージョン】を打ち込むぜ!2撃目の爆風でまとめた敵全体を始末しようって作戦だぜ!
あまりに多く集まってきたときは一旦下がる事も意識だ!


ラッセル・ベイ
無傷で地雷原を抜けられたようだ
……が、次は大量の兵士か
全く、簡単には行かぬな

●戦闘(WIZ)
ざっと見る限り、奴等の装備は中々の物だな
機能美とでも言うべきか。無駄がない良い武器だ
それに加え、鎧は呪いで強化されている……
戦法も兵士の手本と言っても良い。うーむ、見事

おっと、観察している間に迫って来たか
……あの陣形は、前を崩せば後ろも勝手に崩れるか?
重装備では突撃時の方向転換は難しいだろうしな

「雷鐘ボルテック」を本気で振れば楽に倒せるだろう
……が、ここは宝石入手の為に武具の強化に当たる
【グラウンドトーテム】よ、力を与えよ

トーテムを突撃兵の進路方向に出現させる
崩れた所を「聖杖セイント」の魔法で一網打尽だ


七那原・エクル
なるほどね、逃げ場のない一直線の通路、待ち構えるにはうってつけの地形ってわけだね。

遠距離攻撃はスチームシールドで盾受けしつつガード

呪鎧が突撃してくるようなら鋼糸を通路内に張り巡らせて足止め

味方の無防備になった隙やユーベルコードの攻撃に被せてガトリングガンの掃射で援護射撃を行うよ

ユーベルコードの攻撃時には最奥の敵を目掛けて発射するよ


上野・修介
・POW
陣形固めてる手合いと真正面から戦り合うのは不利か。
「さて、どうしたもんかな」

得物は素手格闘【グラップル】
肚据えて推して参る【覚悟+勇気+激痛耐性】

初撃は真正面から突貫――すると見せて【フェイント】、ぶつかる直前に横にエスケイプし、そのまま敵陣形の横っ面をぶん殴る。可能であればそのまま突貫し、敵を分断。無理であれば即座に離脱【逃げ足】。

以後は狙いを付けらないよう、また囲まれないよう常に【ダッシュ】で動き回りつつ、一体ずつ確実に潰す。
遠距離武器を持っている相手は優先的に撃破。

攻撃時は【捨て身】で懐に肉薄し、鎧の接合部、関節部を狙う。【鎧無視攻撃】

UCは基本防御重視、攻撃時のみ攻撃力重視。


カタリアンナ・バソリー
逃げ場も回り道もない、一直線の道。
そして眼前には行く手を阻む守護者たち。
ええ、ええ。ただ眼前の敵を処理すればよい、簡単な話ですわね。

WIZで勝負を。

十分に距離をとって待ち構え、敵の突撃がスピードに乗るころを見計らって攻撃します。

先ほど逃げ場が無いと言いましたが、それはあちらも同じこと。
通路を埋め尽くすこの矢の前に、安全地帯などありませんわ。
まして、突進で勢いの着いた体勢です。
防御姿勢も満足に取れないのではありませんか?

(守護者たちも赤く染めて)
ふふふ。黒色も嫌いではないですけれど、やはり鮮やかな緋色が一番ですわ。


フォルセティ・ソルレスティア
【ペア/f00964】【WIZ】(共闘可)
「うわー、一本道だから隠れるところがないよ」
フィオ姉ちゃんと連携して兵士達の陣形を崩して戦うよ

【行動】()内は技能
「先手必勝だよ!」
箒を掲げながら(ダッシュ)で間合いを詰めて(先制攻撃×高速詠唱)で
イスベル・ウラーノを兵士達の『足元』に叩きつけるんだ
いかにも集団を狙うとみせかける(フェイント)だね
陣形を崩して隙を作るのと攻撃力を削ぐ狙いだよ

すぐに後方に(ジャンプ)で飛びのいて距離を取って
突撃陣形は(見切り)でかわすよ
フィオ姉ちゃんのUCが降り注いでいる間に呼吸を整え
とっておきのカラミダド・メテオーロを(全力魔法)で叩きつけるよ
「ばっちり決まったかな?」


フィオリナ・ソルレスティア
【ペア/f05803】【WIZ】(他猟兵と連携可)
「狭い場所で陣形を組んでいる相手はやっかいね」
逆を言えば密集している相手を一網打尽にするチャンスでもあるかも

■作戦
フォルセティのUCで兵士の呪鎧の陣形を崩したところに
遠距離魔法の集中砲火を浴びせて殲滅する

■行動
自身は後方、弟が前衛の位置をとる
戦闘開始直後に詠唱体制に入って攻撃する構えを見せつつ
一呼吸待って、弟のUCが発動した直後に[全力魔法×2回攻撃]で
【ウィザード・ミサイル】を呪鎧集団に放つ

しぶとく攻撃してくる場合は【アイギスの盾】の盾で突撃攻撃を押さえ込む
「フォルセティ、最後は任せたわよ」


エスチーカ・アムグラド
一本道に鎧の一団……
戦いは避けられませんが、もしかしたらもしかしたら、これは好都合かもしれませんね?
だってチーカたちだって全員で地雷原を抜けた一団なんですから!
条件は一緒の真っ向勝負です!

連携が得意なら、突撃してくるのなら、足並みを乱すまでです!
風の鎖で先頭の列を足止めしてしまいましょう!
チーカたちも一本道を迂回できませんが、それは相手だって同じこと!
先頭の列が壁になってしまえば後続だってそこで詰まる筈です!

そしてそして!集団がお団子になってしまえばこっちのもの!
チーカは剣を手に潜り込んであちらもこちらも斬って周ります!
妖精剣士が小さな身体でどうやって戦うか、とくとご覧に入れましょう!


陰白・幽
あーびっくりした、なかなか大変な罠だったけどなんとか無事に渡れてよかったよ。むむ、次の試練は鎧の騎士さんかな……すごく固そう、これは全力で行かなくては。

敵は密集隊形で攻撃をしてくるみたいだから始めは鎖を使って敵を攻撃して盾なんかを搦め捕ったりしていこうかな。
ある程度盾なんかを奪った後で敵が密集隊形をとってきたら鎖でまとめて縛り上げていくよー。敵がまとまったところで猫眠拳を使って敵をまとめて吹き飛ばすよー。
敵は鎧で硬いかもだから、一撃を決めたらそのまま距離を詰めて2回目の猫眠拳でしっかりと戦闘不能にしていくよ。

こんな試練じゃボクは止まらないよー、もう一踏ん張りしたら、ゆっくりねむろーっと。


氏神・鹿糸
随分な数ねぇ…体力持つかしら
一応、[呪詛耐性]で頑張りましょ。

「立派な武装ね。奥にいる主はそんなに偉大なものなのかしら?」 
「どいて、ちょうだい!」
武器は火の[属性魔法]を纏わせた二対のメイス。
正面からは不利だから背後に回って[だまし討ち]、[怪力]で思い切り[鎧砕き]攻撃の繰り返しよ。

「そろそろお休みしない?」
「私の隣人、力を貸してね。」
相手が隙を見せたり、形勢を崩したら即UCを使用。
火と土の精霊を竜巻に乗せて群にぶつけましょ。
ドロドロに熱い土砂での寝心地はどうかしら?
もちろん仲間は巻き込まないよう[オーラ防御]を展開。
一気に退いてもらうわよ。

(アドリブ連携歓迎)



●地雷原迷宮を抜け
 地雷原の迷宮を抜けると、一路下へと向かう階段を下る事になる。そして、行き着くのは一直線の石造りの通路だ。
「あーびっくりした、なかなか大変な罠だったけどなんとか無事に渡れてよかったよ」
 はふ、と息をこぼして呟いた陰白・幽(無限の可能性を持つ永眠龍・f00662)は、ふと気配を感じて通路の奥に目をこらした。
「むむ、次の試練は鎧の騎士さんかな……すごく固そう、これは全力で行かなくては」
「随分な数ねぇ……体力持つかしら」
 氏神・鹿糸(四季の檻・f00815)もそう言ったように、通路の奥にいたのは漆黒の鎧の集団だ。剣、槍、斧、鎚、弓――多数の武装を身に着けた兵士の呪鎧達に、ラッセル・ベイ(ドワーフのルーン鍛冶師・f12407)は呟く。
「次は大量の兵士か。全く、簡単には行かぬな」
 遠目に見ても、鍛冶屋としてわかる。兵士の呪鎧達が持つ武器は、どれも見事なものだった。
「機能美とでも言うべきか。無駄がない良い武器だ。それに加え、鎧は呪いで強化されている……戦法も兵士の手本と言っても良い。うーむ、見事」
「なるほどね、逃げ場のない一直線の通路、待ち構えるにはうってつけの地形ってわけだね」
 七那原・エクル(ダブルキャスト・f07720)も、感心したようにそう評する。ガシャン、と最前衛の兵士の呪鎧達が盾を目の前に構え腰を落とした。
「さて、どうしたもんかな」
 陣形固めてる手合いと真正面から戦り合うのは不利か――そう考えながら、上野・修介(元フリーター、今は猟兵・f13887)は身構える。それに答えるように、カタリアンナ・バソリー(1/2の純なる血統・f12516)は言ってのけた。
「逃げ場も回り道もない、一直線の道。そして眼前には行く手を阻む守護者たち。ええ、ええ。ただ眼前の敵を処理すればよい、簡単な話ですわ」
 それは、シンプルな真理だ。やる事は変わらない――目的地に至るには、あの敵を突破しなくてはならないのだ。
「地雷の次は鎧軍団か! やってやろーじゃねーか! いっちょ前に陣形なんか組みやがって、覚悟しやがれ!」
 霧ヶ谷・紫音(一直線サバイバルガール・f02519)が、黒鉄を抜いた瞬間だ。兵士の呪鎧達の最後列から、一斉に弓矢が射掛けられた。

●集団戦の妙
 ヒュガガガガガガガガガガガガガガガ! と矢が、豪雨のように降り注ぐ。牽制であり、先制でもある矢の雨にラッセルとエクルが前に出た。
「させん」
「通さないよ!」
 ラッセルの地盾グラウンドとエクルのデフレクターシールドが、仲間達に届く前に矢を受け止めていく。ギギギギギギギン! と火花を散らし、盾がことごとく矢を受け止めた。
「うわー、一本道だから隠れるところがないよ」
「狭い場所で陣形を組んでいる相手はやっかいね」
 思わず感嘆の声をこぼすフォルセティ・ソルレスティア(星海の王子様・f05803)に、フィオリナ・ソルレスティア(サイバープリンセス・f00964)もそう感想をこぼす。こうしている間にも、最前衛の兵士の呪鎧達は盾と槍を構えて前進してきた。どうやら、矢でこちらの動きを封じながら数で押しつぶすつもりらしい。それを見て、ただ危機だとはフィオリナは思わなかった。
「逆を言えば密集している相手を一網打尽にするチャンスでもあるかも――」
「ええ。戦いは避けられませんが、もしかしたらもしかしたら、これは好都合かもしれません。だってチーカたちだって全員で地雷原を抜けた一団なんですから! 条件は一緒の真っ向勝負です!」
 エスチーカ・アムグラド(Espada lilia・f00890)は、Vaina del vientを振り払う。アムグラド家に代々伝わる剣の鞘に宿る精霊の力が開放される――その精霊の属性は風、変幻自在の風の鎖である風縛(アタール・コン・エル・ヴィエント)が解き放たれた。
「チーカたちも一本道を迂回できませんが、それは相手だって同じこと! 先頭の列が壁になってしまえば後続だってそこで詰まる筈です!」
 ドォ! と最前列の兵士の呪鎧達が、動きを止める。風の鎖に、その進軍が止められたのだ。だが、最後衛は構わず矢での牽制を続ける――それは、互いに動きが封じられる事を意味した。
 だからこそ、受け止める以外の選択肢が必要になる――ネラ・イッルジオーネ(サンツィオーネ・ディ・アニマ・f06949)は迫る矢の雨にラプソディ・デッラ・ルーナを掲げた。
「命を受け宝は煌く。古より喚起し紅蓮の業火。禍の者を煉獄へと誘え。カデンツァ・ディ・ディスグラーツィア」
 ドン! と触れたものを瞬時に溶解する地獄の炎が放たれる。ネラのカデンツァ・ディ・ディスグラーツィアは、兵士の呪鎧達で矢の雨を衝突。爆炎を撒き散らした。
 兵士の呪鎧達は、すぐに次の矢を放とうとする――しかし、フォルセティが駆け込んだ。
「先手必勝だよ!」
 聖箒ソル・アトゥースを構えて、フォルセティは疾走。
「星霜纏いし冷厳の天王。黄天より招くは無窮の霊氷――!」
 バキン! とフォルセティが聖箒ソル・アトゥースを振り下ろす勢いで天空より召喚した氷塊が、通路を震わせた。そのフォルセティのイスベル・ウラーノに、弓がわずかに遅れる――その刹那、フィオリナが弟から一呼吸遅らせてウィザード・ミサイルの魔法の矢を兵士の呪鎧達へと撃ち込んだ。
 ガガガガガガガガガガガガガ! と炎の矢が、降り注いでいく。矢の牽制が止まった瞬間、猟兵達はすかさず動いた。
「よいしょっと」
 ジャラン! と龍爪の鎖を操り、幽が兵士の呪鎧達の盾を縛り上げていく。それに続いて、跳躍した紫音が多目的ワイヤーロープを振るった。
「お誂え向きに並んでくれてんな! 好都合だぜ!」
 紫音の多目的ワイヤーロープが、数体まとめて鎧達を巻き付ける! 体勢を崩した兵士の呪鎧達へ、修介が真正面から突っ込んだ。
 それに、鎧達は槍でのカウンターで迎え撃つ。そのまま突き刺さる――そう思った瞬間、修介が横へ跳んだ。そして、壁を蹴って方向転換するとまとめられた兵士の呪鎧達を拳で横から殴打する。
「立派な武装ね。奥にいる主はそんなに偉大なものなのかしら?」
 そこへ駆け込んだのは、二対のメイスを振りかぶった鹿糸だ。
「どいて、ちょうだい!」」
 壁に叩きつけられた兵士の呪鎧達の死角へと回り込むと、炎に包まれたメイスで豪快に破壊した。だが、敵もその程度では終わらない。即座に戦鎚を振りかぶった四体の兵士の呪鎧達が駆け込んできた。
 だが、その勢いを待っていた者がいる。カタリアンナだ。
「先ほど逃げ場が無いと言いましたが、それはあちらも同じこと。通路を埋め尽くすこの矢の前に、安全地帯などありませんわ」
 カタリアンナの闇属性の血でできた矢が、兵士の呪鎧達へ降り注ぐ。撒き散らされる赤、双方譲らず、一直線の戦場で戦いは加速していった。

●陣形を打ち砕け
 兵士の呪鎧は、個々の戦闘能力は決して高くない。問題は、それが数集まった時だ。突撃陣形、防御陣形、機動陣形――大別すれば、この三つ。しかし、それを状況によって使い分けた時の兵士の呪鎧は、ただただ強い。
 だからこそ、猟兵側にも連携が求められた。この一直線という回避不可能な環境が生んだ、必須条件――それを、猟兵達は確かにクリアしていた。
「命を受け宝は煌く。古より喚起し紅蓮の業火。禍の者を煉獄へと誘え。カデンツァ・ディ・ディスグラーツィア」
 ネラのカデンツァ・ディ・ディスグラーツィアを、機動陣形を取った兵士の呪鎧達が貫く。鋒矢陣形で、先頭に被害を集中させて貫いたのだ。しかし、最小に絞ったからこそ先頭の被害は大きい。鎧や盾を炎によって溶かされ、その動きが鈍る――それを狙って、幽が飛び込んだ。

「おやすみ〜」

 どこからか取り出したニャンマクラ〜による一撃が、先頭の兵士の呪鎧を吹き飛ばす! ガシャン! と後続に叩きつけられた瞬間、カタリアンナの緋色の五月雨(ヒイロノサミダレ)が放たれた。
「ふふふ。黒色も嫌いではないですけれど、やはり鮮やかな緋色が一番ですわ」
 穿ち、貫き、染められる――敵の黒い鎧が赤く染まっていくのに、カタリアンナは微笑んだ。
 そのカタリアンナへ、兵士の呪鎧が矢を射ろうとする。だが、半瞬エスチーカが突っ込むのが速い! Gladiola de amgradaを抜くのと同時、鎧の隙間をエスチーカが切り裂いた。
「妖精剣士が小さな身体でどうやって戦うか、とくとご覧に入れましょう!」
 小さな体をいかして、エスチーカが飛び回る。それに翻弄される兵士の呪鎧達へ、修介が迫った。
「オ、オオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!」
 裂帛の気合を込めた修介の拳が、鎧の首部分、接続箇所を打ち砕いた。だが、仲間の敵と言わんばかりに斧を振りかぶった兵士の呪鎧が踏み込む。
「もらったぁ!」
 その間隙に、紫音が黒鉄を地面に突き立てる――直後に起こるフィニッシュ・エクスプロージョンの超爆炎オーラが炸裂した。兵士の呪鎧が堪らえようとするものの、それをラッセルが許さない。
「【グラウンドトーテム】よ、力を与えよ」
 踏ん張った兵士の呪鎧達の足元に、ラッセルが召喚したトーテムポールがせり上がっていく。体勢を大きく崩した兵士の呪鎧達を、フィオリナが光り輝く魔法の盾――アイギスの盾(エスクード・デ・エイギス)で、抑え込む。
「フォルセティ、最後は任せたわよ」
 姉の言葉に応え、フォルセティは聖箒ソル・アトゥースを兵士の呪鎧達へと向けた。
「悠久に揺蕩う無限の星屑よ。星柩満ちて此へ集うは漆黒の紅炎」
 ドドドドド……、という振動が、天井から響く。そこに召喚されたのは、灼熱の巨大隕石だ。聖箒ソル・アトゥースに示され、フォルセティのカラミダド・メテオーロが着弾した。
「ばっちり決まったかな?」
 フォルセティは、そう確認して――すぐに気付く。兵士の呪鎧達は、個ではなく群れだ。だからこそ、己の破壊を恐れない。そう、二体の弓を残すために残りが盾となって散って見せたのだ。
 ヒュオ! と放たれる二本の矢。それを撃ち落としたのは、ラッセルの聖杖セイントだ。
「やれ――!」
 そして、6.9秒間のエネルギー充填を終えたエクルと鹿糸が同時に動く!
「これでフィニッシュだよ! ギガ・パニッシャー!」
「そろそろお休みしない? 私の隣人、力を貸してね」
 放たれる浮遊する機械掌に内装された大口径ビーム砲と火と土の精霊を宿した竜巻、エクルのイオナイザー・フィスト<ギガ・パニッシャー>と鹿糸のエレメンタル・ファンタジアが、ついに兵士の呪鎧達を打ち砕いた……。

「こんな試練じゃボクは止まらないよー、もう一踏ん張りしたら、ゆっくりねむろーっと」
 幽が、兵士の呪鎧達の残骸にそう言い残す。一直線の通路、その先の大部屋こそが目的地――ついに猟兵達は、『慈悲なき』ニドアーズが待つ戦場へとたどり着くのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第3章 ボス戦 『『慈悲なき』ニドアーズ』

POW   :    冬の暴風
【氷のブレス】を放ち、自身からレベルm半径内の全員を高威力で無差別攻撃する。
SPD   :    石の記憶
対象のユーベルコードを防御すると、それを【頭部の宝石に吸収し】、1度だけ借用できる。戦闘終了後解除される。
WIZ   :    凍てついた魂達凍てついた
【かつて使役した下僕たちかつ】の霊を召喚する。これは【槍】や【炎】で攻撃する能力を持つ。
👑11
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●無慈悲の中心にて
 『慈悲なき』ニドアーズが封じられたのは、巨大な石造りの部屋だった。しかし、あくまでその身をそこに留めているだけ、その影響は今も迷宮を拡大させるという形で外に与えられていた。

 それはニドアーズの二つ名、『慈悲なき』にふさわしい冷徹な機能のだった。その脅威を打ち砕くには、この若き巨竜自体を討つしか無い。
 地雷原を越え、呪鎧を討ち倒し、ついに猟兵はそこに立つ。その結果がいかなるものか? それを示せるのは、戦いへと挑む者達だけだった……。
柊・雄鷹
竜を倒せば、ワイの名前にも箔が付くやろか
……いや別に、名誉とかそんなん求めてる訳やないけど!!

地下迷宮言うても、高さがあったら飛べるやろ!
大丈夫なら【空中戦】を仕掛けるで、空はワイのもんやっ
【目潰し】狙いでダガーを【投擲】

けどまぁ、皮膚はなかなか硬そうやな…ダガーが通る気がせん
ワイの自慢のダガー折れたら泣くで
そう言う時は、やっぱりこいつか
出番やでー、凍刃の鷹
【属性攻撃】、UCで攻撃
どうぞ遠慮なく、好きなだけ凍っててなっ!


氏神・鹿糸
あら、迷宮の主に相応しい立派な巨体ね。

敵に対しては[火炎耐性]、[氷結耐性]を。
戦闘では主にUCを使用するわ。

まずは火の精霊を竜巻に乗せて。
敵を[全力魔法]で竜巻に巻き込むわ。
炎の竜巻は、消さないよう熱く熱く燃え上がらせて維持。

他の仲間たちとの攻撃でニドアーズが弱ってきたら[2回攻撃]よ。
次は水の精霊を風に乗せて、凍える氷の竜巻を[全力魔法]で発生。

制御なんかせず、最大威力で。
そのまま氷の竜巻を、ニドアーズを囲む炎の竜巻にぶつけて……水蒸気爆発でダメージを与えるわ。

周りの猟兵には[オーラ防御]を展開。
爆風に巻き込まれたら適わないもの。

(アドリブ連携歓迎)


ラッセル・ベイ
私の目的はニドアーズの額にある宝石だ
前回は欠片も残らなかったが、今回こそは手に入れてみせる

●戦闘(WIZ)
「炎剣フラム」に火炎ポーションを付与し、属性力の向上
更に火炎耐性ポーションを飲み、炎への抵抗力を得る

「ポイゼ」よ、ここが正念場だ
【コンビネーションⅠ】で奴の宝石を奪うぞ

神経毒をニドアーズに打ち込み麻痺させている間、私がフラムで宝石を盗み取る。これが段取りだ
致死毒を混ぜて体制を崩せば取り易くなるだろう

霊の槍攻撃は移動しながら「地盾グラウンド」で受ける
炎攻撃はフラムの炎で奪い取ってしまえばいい。耐性もあるしな
額まで近付けば、怪力とフラムで宝石を強引に切り抜いてやる

……言葉に出来ぬ程、いい素材だ


上野・修介
・POW
※連携、絡みOK
地雷原迷宮、黒い鎧の雑魚、ラスボスはドラゴン。
「本当にゲームだな」
だが命がけ。気は抜けない。

相手に広域攻撃があるなら動き回る意味は薄い。むしろ肚据えて【勇気+激痛耐性】ダメージ【覚悟】で懐に飛び込む方が攻撃の機会が増え結果的に被害を抑えられる。

得物は素手喧嘩【グラップル】
【ダッシュ】で懐に飛び込み、ひたすら脚の関節部を攻撃し体勢を崩す。
一点集中。皮は厚かろうが、何百、何千発と叩き込んで打ち破る。
体勢が崩れたら頭部を攻撃。

下僕を召喚したらボスの動きを警戒しつつそちらの殲滅を優先。
自UCは攻撃重視。もし写されても自分の拳だ。軌道は読めるので合わせて【カウンター】を叩き込む。


フォルセティ・ソルレスティア
【ペア/f00964】【WIZ】(共闘/アドリブ可)
「わわ、なんだか凶悪そうなドラゴンだよ」
フィオ姉ちゃんや他の猟兵さんと一緒に戦うよ

【行動】()内は技能
簡単な相手じゃないから最初のうちは守備に徹するよ
フィオ姉ちゃんとタイミングばっちりなグアルディアン・サトゥルノと使うよ
(高速詠唱×2回攻撃)
さらに牽制のためにウィザード・ミサイルでニドアーズの顔狙ったり
下僕たちを攻撃するよ
(氷結耐性)もあるから寒いのはへっちゃら

フィオ姉ちゃんの合図が出たら反撃開始だね
(先制攻撃×全力魔法)でカラミダド・メテオーロを叩きつけるよ
致命傷とはいかなくても手負いにできるはず
石の記憶があるからSPDのUCは使用しないよ


フィオリナ・ソルレスティア
【ペア/f05803】【WIZ】(連携前提・アドリブ可)
フォルセティ達と無慈悲の巨竜に挑むわ!

■作戦
序盤は他の猟兵の支援に回り、双方疲労が見えてきたタイミングで
全力のUCをニドアーズに叩きつける(長期戦覚悟)

■行動
戦闘開始直後は後方に控え他の猟兵のサポートに徹する
冬の暴風に対しては【アイギスの盾】を[高速詠唱×2回攻撃]で前面に展開
凍てついた魂達に対しては【エレクトロレギオン】の機械兵器で押さえ込む

「やられっ放しという訳にもいかないわ」
銀翼杖を構えなおして反撃開始。弟の攻撃と連動して
[先制攻撃×全力魔法]で【バベルの光】を発動
氷雪の使い手なので【属性攻撃】で炎を付与
ニドアーズの頭部を貫き通す


エスチーカ・アムグラド
やっと辿り来ましたよ、ニドアーズ!
慈悲がないというのなら、チーカは容赦なしです!
これ以上好き勝手はさせません!

まずはチーカ、あちこち飛び回って仲間の猟兵さんたちが上手く攻撃できるようにニドアーズの注意を引きます!【空中戦+おびき寄せ】
大きい相手はやっぱりちょっぴり怖いですけど、剣を握れば勇気が湧いてきますから!チーカは大丈夫!【勇気+鼓舞】
「ほらほら! チーカはこっちですよ!」

隙を見つけたら風の斬撃で、斬って斬って斬り倒します!
相手は巨竜……チーカは身体が小さいですから、きっと常に広い範囲を攻撃するつもりで丁度いい位ですね!【属性攻撃+範囲攻撃】
「飛び回っているだけじゃないんですから!」


ネラ・イッルジオーネ
相手は体格の大きいのと召喚系をするみたいですね。
相手の攻撃手数が多いと考えますと、こちらも攻撃の相殺や召喚された者も同時に攻撃する為に、数で攻めさせて頂きましょう。

数多に出現する魔法の槍を半分はニドアーズ、半分は召喚された者に放ちます。ニドアーズには時属性をメインにその大きな体格での行動をさらに遅くさせて、召喚された者達には氷や風属性で炎を相殺し切り裂きましょう。

少しだけ気になるのは、この学園の地下は何処まで続いていて、地下にはさらに何が眠っているのかですね……。


陰白・幽
よーし、みんなで頑張ったからここまでこれたけど、最後の最後で一番の強敵だね。
気合いを入れて頑張っていくよー。

よし、敵が氷のブレスを撃ってくるみたいだから、氷のブレスを撃たれる前にドラゴニアンチェインを使って口を開けれないように縛って敵の攻撃を阻害していくよー。
上手くしばれたら敵の足元を責めるように一気に近づいて接近戦にもちこむよ。近づいたら敵のながーい首を狙って回し蹴りの要領で勢いをつけた尻尾で攻撃していくよ。
尻尾攻撃に続いて蹴りで追撃をしていくよー。

うーん、疲れた〜。色々とあったけどボクにできることはこんな感じかな。後はゆっくり休ませてもらおっと。……ゆっくり寝よーっと。



●迷宮の深奥で
 迷宮の深奥へ、ついにたどり着いた。そこに待ち受けていた存在に、氏神・鹿糸(四季の檻・f00815)が呟いた。
「あら、迷宮の主に相応しい立派な巨体ね」
 あまりにもあっさりとした感想だが、そう呼ぶしか無い。ゆっくりと、小山がごとき巨竜が一歩前へ出る。石畳越しの振動が、猟兵達へ伝わった。
「わわ、なんだか凶悪そうなドラゴンだよ」
「まったくね」
 目を丸くするフォルセティ・ソルレスティア(星海の王子様・f05803)に、フィオリナ・ソルレスティア(サイバープリンセス・f00964)も同意するしか無い。
 『慈悲なき』ニドアーズ――まさに、竜と呼ぶにふさわしい威風の持ち主だった。
「やっと辿り来ましたよ、ニドアーズ! 慈悲がないというのなら、チーカは容赦なしです! これ以上好き勝手はさせません!」
 エスチーカ・アムグラド(Espada lilia・f00890)が、怯む事なく言ってのける。エスチーカはもちろん、それこそウォーマシンでも一飲みしてしまいそうな口をニドアーズが開けた。
「よーし、みんなで頑張ったからここまでこれたけど、最後の最後で一番の強敵だね。
気合いを入れて頑張っていくよー」
 その瞬間、陰白・幽(無限の可能性を持つ永眠龍・f00662)が動いていた。ドラゴニアン・チェイン――ドラゴンオーラの一撃がニドアーズの顔面に炸裂、ジャララララララララ! とニドアーズの口に巻き付き、強引に閉じさせる。

 直後、ドン! とニドアーズの口の中で鈍い炸裂音が響き渡る。氷のブレスが、閉じられた口の中で爆ぜたのだ。

「グル――!!」
 その痛みに唸り、ニドアーズは地面を踏みしめる――出現するのは、かつて使役した下僕たち。槍と炎が、猟兵達へと殺到した。

●巨竜、暴れる
 迫る霊の群れに、ラッセル・ベイ(ドワーフのルーン鍛冶師・f12407)が火炎耐性ポーションを飲んで前へ出た。
「来い」
 地盾グラウンドを構え、ラッセルは凍てついた魂達の攻撃を受け止める! ギギギギギギギン! と散る火花と火の粉――それを飛び越えて、上野・修介(元フリーター、今は猟兵・f13887)が亡霊達へ挑みかかった。
「地雷原迷宮、黒い鎧の雑魚、ラスボスはドラゴン――本当にゲームだな」
 だが、命懸けだ。気は抜けない。一体の亡霊の顔面を掴んだ修介は、そのまま豪快に振り回した。周囲の亡霊を薙ぎ払う即席の武器に使った修介は、最後に地面へと叩きつける!
「天翔ける奇蹟。集いて満ちるは栄光の槍。邪悪な魂に渾沌の審判を。ラ・リヴォルツィオーネ・デェラ・グローリア」
 ネラ・イッルジオーネ(サンツィオーネ・ディ・アニマ・f06949)がラプソディ・デッラ・ルーナを掲げた瞬間、無数の光の魔法陣が眼前に浮かび上がった。そして、魔法陣から射出されるのは光、闇、炎、氷、風、地、念、時、無属性の様々な状態異常を引き起こす魔法の槍の雨あられだ。
 光が貫き、闇が切り裂く。炎が、氷が、風が、地が――次々と亡霊を駆逐していった。
「ガ、アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」
 口を拘束していた鎖を強引に引き裂き、ニドアーズが前へ出る。その視界の高さまで、柊・雄鷹(sky jumper・f00985)が飛んだ。
「竜を倒せば、ワイの名前にも箔が付くやろか……いや別に、名誉とかそんなん求めてる訳やないけど!!」
 ヒュガ! と雄鷹が、ダガーを投擲する。真っ直ぐに放たれたダガーは、ニドアーズの目を狙う――ニドアーズは、反射的に目を閉じてそれに対応した。
「皮膚はなかなか硬そうやな……ダガーが通る気がせん。ワイの自慢のダガー折れたら泣くで」
 ぼやき、雄鷹が空中を舞う。いかにニドアーズが巨体へ言えど、十分に飛べるスペースがある巨大な部屋だ。飛べるのならば、そこは雄鷹の『空』だ。
「オ、オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!」
 今度こそ、ニドアーズのブレスが放たれた。それにフォルセティとフィオリナが、同時に聖箒ソル・アトゥースと銀翼杖セラファイトを掲げ――。

「暁闇を統べる星刻の大神。七界を照らすは虹鱗の彩光」
「防げ、アイギスの盾よ!」

 ――虹色に輝く魔法の盾と光り輝く魔法の盾が、吹き荒れる吹雪を受け止め相殺する。フォルセティのグアルディアン・サトゥルノとフィオリナのアイギスの盾(エスクード・デ・エイギス)だ。一枚で足りなければ、即座に展開した二枚目が冬の暴風を受け切った。
「ほらほら! チーカはこっちですよ!」
 エスチーカが、ニドアーズの顔の前で飛ぶ。そのサイズ差は、もはや絶望的と言ってもいい。エスチーカは、Gladiola de amgradaの柄を握り勇気を振り絞って飛んだ。
「ガア――!!」
 しかし、ニドアーズの牙はすぐにエスチーカへ迫る。その牙一本一本でさえ、エスチーカにとっては槍に等しい――その口が閉じるより早く、壁を蹴って跳んだ幽がその尾でニドアーズの顔を殴打して止めた。
「させないよ~?」
「ア、アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!」
 わずらわしい、と言いたげにニドアーズの尾が振るわれるが、そこには既にエスチーカと幽の姿はなかった。
「飲み込みなさい」
 そして、鹿糸が生み出した炎の竜巻がニドアーズの巨体を覆う。その中を、ニドアーズは怯むことなく突っ切った。

「オ、オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!」

 巨竜は、踏み潰す勢いで暴れる。止まらない、暴走とも言うべき無慈悲な暴虐が、猟兵達を襲った。

●巨竜との激突
 ――長期戦。戦いは、その様相を呈していた。ニドアーズにはその巨体にふさわしい耐久力があり、猟兵側にもその覚悟がある。小さくない部屋が狭く感じてしまうほどの巨体、そのプレッシャーはただただ凄まじかった。
「ホンマに、化け物やな」
 雄鷹の声には、呆れがある。神話伝承、物語に竜は幾度となく語られている――だが、竜殺しを他愛のない出来事と語る世界があるだろうか?
 竜殺しとは偉業であり、讃えられるべき至難の業なのだ。それは倒す事が困難であるから、すなわち竜というだけで強大な力を持つからだ。
 その事実を『慈悲なき』ニドアーズは体現していた。だからこそ、竜殺しとは人々に語られるのだ――。

「オ、オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!」

 ニドアーズが、冬の暴風が解き放つ。その瞬間を待っていたものがいた――鹿糸だ。
「水の精霊よ!」
 鹿糸が生み出した水を運ぶ風が、瞬く間に凍りついていく。そこに生まれた氷の竜巻を、鹿糸は全力でニドアーズへと放った。
 いや、より正確に言えばニドアーズの周囲を囲んでいた自身が生み出した炎の竜巻へとだ。

 炎と氷の竜巻が激突――その直後、大爆発が巻き起こった。

「水蒸気爆発、これは効いたでしょう?」
 ニドアーズが、爆発に巻き込まれ傷だらけの巨躯で前へ進んでくる。暑さと寒さが荒れ狂うそこへ、修介が迫った。
「――シッ!」
 体重を乗せた右ストレートから始まる連打、連打、連打。攻撃回数を重視したコンビネーションブロウが、ニドアーズの動きをその場で釘付けにした。
「隙有り、です!」
 その瞬間、エスチーカが間合いを詰めた。Gladiola de amgradaを振りかぶり、その刀身に風をまとわせ――振るう!

「風の精霊さん、チーカに力を貸してください!」

 ザザザザザザザン! とエスチーカの烈風(ヴィエント・フエルテ)が、ニドアーズの鱗を切り裂いていった。血を吹き出し、それでもニドアーズは強引に前へ出ようとする。
「させません」
 しかし、そこにネラのラ・リヴォルツィオーネ・デェラ・グローリアが降り注いだ。竜のニドアーズに、状態異常がどこまでの脅威となるのか――しかし、一つだけ致命的とも言うべき状態異常が存在していた。
「ガ、ア、ア……!?」
 それは時属性、穿った対象の動きを鈍らせる状態異常だ。ただでさえ巨体のニドアーズが、動きまで鈍くなったらどうなるのか?
「いい的や!」
 凍刃の鷹を抜き、雄鷹が飛翔する。ニドアーズがそう経験した事のない方向、すなわち上からの急降下! 凍刃の鷹が、冷気を帯びた。
「どうぞ遠慮なく、好きなだけ凍っててなっ!」
 すれ違いざまの一閃、雄鷹の月下氷塵(ゲッカヒョウジン)がニドアーズの左半身を凍らせていく。グラリ、とニドアーズの巨体が揺らいだ。そこに、幽が駆け込んだ。
「いっくよー!」
 幽が体を捻り、回し蹴りの要領で尾を放つ! それを基点に、幽の尾と蹴りがニドアーズの首に連続で叩き込まれてニドアーズが壁に叩きつけられた。
 グラリ、とニドアーズが崩れ落ちそうになる。しかし、その目はまだ死んでいない――この身を覆う氷と動きを鈍らせる効果を強引に振り切ろうと力を貯める。
 だが、それよりも早くラッセルがポイゼと共に駆け込んだ。
「「ポイゼ」よ、ここが正念場だ」
『ええ、武器のためですものね』
 毒精霊ポイゼが猛毒の針を投擲、その間隙の間にラッセルがニドアーズの頭へと駆け上がる。狙いはその額、ニドアーズの象徴とも言うべき宝石だ。
「ガ、ア、アア、ア――」
「お、おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
 ザク! と炎剣フラムを突き立てたラッセルが、力技で宝石を引き剥がしていく! ミシミシミシ……! と皮や肉から宝石をフラムによって切り取って――自身の体ほどある宝石を手に、ラッセルが跳んだ。
 ニドアーズが、それを追おうとする。額から吹き出す鮮血にも構わず、食いつこうとして――。

「悠久に揺蕩う無限の星屑よ。星柩満ちて此へ集うは漆黒の紅炎」
「ただの魔法使いだと思った? 貫け、バベルの光よ!」

 フォルセティのカラミダド・メテオーロによって召喚された灼熱の巨大隕石が背に、フィオリナの高出力レーザーが頭部に、それぞれを捉えた。ガゴン! と石室の床が、衝撃に砕け散る。そのすさまじい威力に、ついに『慈悲なき』ニドアーズの巨体がその場へ崩れ落ちた……。

「……言葉に出来ぬ程、いい素材だ」
 ラッセルは、その宝石の輝きに思わず息を飲む。近くで見ればわかる、その硬さ、その透明性、どれもが普通のエメラルドとは一線を画している。これほどの宝石は、自然に大地が恵んでくれるものではない――竜という強大な敵を倒した、鍛冶屋にとってこれ以上無い報酬だろう。
「少しだけ気になるのは、この学園の地下は何処まで続いていて、地下にはさらに何が眠っているのかですね……」
 ふと、ネラが自分の足元を見て呟く。このような学園迷宮がどれだけの数、存在するのだろう? そして、その深度は? その答えを知る者は、まだ地上にはいない。
 だからこそ、知らなくてはならないだろう。答えは、己の目で確かめるのだ。そのための力が、猟兵にはあるのだから……。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年03月21日


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#アルダワ魔法学園


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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主はドロシー・ドロイストラです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


挿絵イラスト