バトル・オブ・オリンピア⑭~魂の輝きを、私に見せろ!
●アスリートアース
伝説のレーサー『ウィリアム・ローグ』が、不慮の事故により還らぬ人となった。
ウィリアム・ローグは、F1、バイク、エアレース……あらゆる記録を塗り替え、モータースポーツの頂点に到達し、伝説となったレーサー。
速さを極めた生涯の果てに、ウィリアム・ローグは究極の能力『アルカディア・エフェクト』を得た。
アルカディア・エフェクトは、触れた者を消滅させる雲海で、ドリルや銃器などを満載した究極のエアカー『ローグ・インターセプター』から噴出される。
ローグ・インターセプターは、ウィリアム・ローグが、自ら開発した機体で、史上最強。
例え、どんなにボロボロになったとしても、不死鳥の如く蘇り、走り続ける事が出来るほどの高性能で、ウィリアム・ローグにとって、相棒と呼べる存在であった。
「私の名は史上最強のレーサー『ウィリアム・ローグ』。不慮の事故で死んでしまったが、それでもスピードを追い続けている事に変わりはない。君達は私に勝負を挑み、力を得たいのだろう? だったら、遠慮なく、掛かってくるがいい。私を越えることが出来たら、この力を君達にやろう! ただし、そのためには、命を懸けてもらう事になるけどな! さあ、覚悟してもらおうか! 命を懸けた真剣勝負の始まりだ!」
そう言ってウィリアム・ローグがローグ・インターセプターから雲海アルカディア・エフェクトを機噴出させ、超高速の絶対先制攻撃を仕掛けてきた。
ゆうきつかさ
基本的には、ノリと勢いで、なんとかなります。
プレイングボーナス……敵の超高速先制攻撃に対処する/アルカディア・エフェクトの噴出に対処する。
※このシナリオに参加し成功した人は「アルカディア・エフェクトの後継者」となります。いますぐ使用できるわけではありませんが、いずれ覚醒する事があるかもしれません。
第1章 ボス戦
『ウィリアム・ローグ』
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POW : アルカディア・エキゾースト
レベルm半径内を【アルカディア・エフェクト】で覆い、範囲内のあらゆる物質を【何者にも縛られぬ風】で加速、もしくは【置き去りにされた過去の光景】で減速できる。
SPD : ブラック・インフェルノ
【レーシングマシン】から、戦場全体に「敵味方を識別する【漆黒の炎】」を放ち、ダメージと【強制進化】の状態異常を与える。
WIZ : ヴォイド・リフレクション
【超加速能力】を宿した【車載兵器からの一斉砲撃】を射出する。[車載兵器からの一斉砲撃]は合計レベル回まで、加速・減速・軌道変更する。
👑11
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数宮・多喜
ようやく本物とご対面か!……本物?
いやでも、こないだの彼も走りのキレは間違いなく本物だったし……あのマシンも見紛うはずもないね。
ま、細かい事は良いか。
またレーサーとして競えるなら、全力で戦うだけさ!
今回は宇宙カブはなるべく危険に晒さないように、繊細に操縦するよ。
それでも時には大胆に挑み、ある程度の炎は受けつつ雲海は電撃を交えた『衝撃波』で吹き散らし、活路と視界を確保するように走る!
カブのリミッターはもちろん外し、全速力で追い縋りつつも聖句を唱える。
この必死なりに血沸き肉躍る瞬間が終わるのは惜しいけど、そろそろ眠っておくれ。
【黄泉送る檻】でのローグ・インターセプター拘束が反撃の嚆矢になる、はず!
岩社・サラ
アドリブ共闘歓迎
傭兵として仕事をこなしていきますね。
「どうやら敵は極めて高い戦闘能力を保有しているようですね。油断せず対処していきましょう」
強力な敵に対処する手段として、今回は大剣の輝鉱を装備した状態でUCを発動し巨大剣を持った武装ゴーレムに変身して戦闘を行います。
身長が3倍になれば、キャバリアのような大型の敵が相手であっても対処可能でしょうね。
変身後はゴーレムの強固な装甲とUCにより巨大化した大剣による「武器受け」を使って敵の攻撃を防ぎつつ接近していきます。
接近することが出来れば、巨大化した大剣を用いた鎧を砕くような重たい一撃を繰り出すことで敵に致命的なダメージを与えることも加納でしょう。

ベルト・ラムバルド
アドリブ上等
クロムキャバリア出身のスゴ腕パイロットのハイカラさんです。
騎士道物語に憧れ騎士道を目指しています。腕は確かですがお調子者です。俗にいう残念なイケメンです。
キャバリアに乗って闘ったりします。キャバリアに乗らなくても戦いますが生身ではそんなに強くないですがそこは知恵を振り絞って頑張ります。
口調 (私、君、呼び捨て、だ、だな、だろう、なのか?)
空桐・清導
POW
アドリブや連携も大歓迎だ
「最強のレーサーに最高のマシン!
相手に取って不足無し!コッチも全力全開で行くぞ相棒!!」
命をかけた戦いを前に無限に湧き上がる[勇気]を光焔に変えて燃え上がる
究極的に速いが故に同じ地点に戻るためには時間がかかる
即ち初撃を回避し、即座に反撃する必要がある
全力を振るえ!
渾身を込めろ!!
[限界を突破]しろ!!!
視覚ではなく直感で横に[ジャンプ]
自身の真横をウィリアムが通過したことを魂で理解
雲海の射程からもギリギリで回避
刹那すら長すぎるように感じる隙間にUC発動
即座に真の姿に変身して既に[力溜め]していた炎を拳に纏う
そのまま巨大な火拳をウィリアムに叩き込む
「オレの勝ちだ!」
東・慶喜
クイックドロウ…素早く弾丸を放つ
錬金術と属性攻撃…水属性攻撃のエネルギー弾を錬成する
結界術…防御技能として使用します
視力…相手の動きやUCの動きを見る
推力移動…直進コースで発動
バイクがスリップしないように気を付けます
奴が…来たか?!
相手の先制UCに対しては結界術を展開してから漆黒の炎に対しては素早く水属性攻撃のエネルギー弾を放つ
こいつも防がなあかん!
アルカディア・エフェクトに対しては結界術で防御します
駄目なら推力移動で出来るだけアルカディア・エフェクトから距離をとります
これで…凍って痺れろや!
UCを発動して相手のドリルや銃器を狙って攻撃して凍らせて動きを封じた後電のレーザーで相手を吹き飛ばした
宇宙空間対応型・普通乗用車
なんとかは死んでもとはよく言うが…
スピード狂も治らねぇものなんだなぁ
むしろ、死の危険を無視できる分、生前より速さを追求しやすいってか…?
まぁ何にせよ!
最速も最強も何もかも、全ては過去の栄光だ!
未来を生きるオレたちが、アンタの最強を塗り変えていってやるぜ!
というわけで速やかに全力で反転しつつロケットスタートで逃走だ!
いや雲海防げる都合良い技とかねぇし…
なら逃げるのが一番だし…
死ぬし…
そんなこんなで逃げ回って時間を稼ぎつつ、【万有斥力バリア】を起動!
あらゆるものを吹き飛ばす圧倒的斥力で!
自慢の雲海も漆黒の炎も何もかも吹き散らして!
カウンターの轢き逃げアタックを叩き込んでやるぜぇ!
ロジャー・カニンガム
ははは、自分から史上最強を名乗るとは、大きく出ましたね!
しかしそれがビッグマウスで無い事は身をもって知っています
当然、真剣勝負ですよ
機械の私を命に数えるべきかは分かりかねますがね!
アルカディア・エフェクトは《ジャンプ》で距離を取りつつ、プラズマグレネードや《砲撃》の余波で吹き飛ばす事で対処
先制攻撃は《瞬間思考力》で割り出した最も効果的な防御体勢で被害を抑えます
攻撃に耐えきったら、今度は此方の番です
【ハイテール・ブースト】を起動し、高速移動と強化された火力による搭載火器の斉射で一気に勝負を決めましょう
私なりの命懸けの勝負、いかがでしたか?

リカルド・マスケラス
ユーベルコードはウィリアム・ローグを倒した後に使います
「誰かに自分の得たものを教えたいって気持ちはわからないわけじゃないっすね〜。それじゃ、ひとっ走り付き合うっすよ」
宇宙バイク『アルタイル』を【操縦】してローグに挑むっすよ
敵の一斉砲撃は【念動力】で軌道を変えてギリギリのところを避け、お返しにビーム砲やミサイルランチャーの【一斉発射】で攻撃し、隙を作れたら鎖鎌を飛ばし【捕縛】、味方が攻撃を叩き込むチャンスを作る
ローグを倒したら、その死体を【再臨の仮面舞踏会】で蘇らせ、本体である仮面をローグにつけて憑依
「その力、来る時の為に学ばせてもらうっすよ」
その体を使ってアルカディア・エフェクトの使い方を学ぶ
真宮・響
ある意味、頂点を極めた者の気迫が感じられる。いいだろう。最早アンタは過去の英雄。去り際を見極めているなら有終の美を飾らせてやろう。アンタの覚悟を超えて、アタシは前へ進む!!
自分の道を走り続けた奴の攻撃に敢えて乗らせてもらおう。ただ、アタシは置いてきた過去はない。今の最愛の家族といられる今が一番いい。だがら減速する理由がないねえ!!スーパー・ジャスティス発動、戦闘能力を倍増した上で奴のスピードについていくよ!!
攻撃は奴の動きを【瞬間思考力】【戦闘知識】で見極めた上、【気合い】【怪力】を込めた武器の攻撃を【重量攻撃】で叩きつける。
過去の英雄に敬意を。後は任せな。ウィリアム・ローグ。
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「ようやく本物とご対面か! ん? ……本物?」
数宮・多喜(撃走サイキックレーサー・f03004)は、超高速の絶対先制攻撃を回避した後、ローグ・インターセプターに乗り込んだウィリアム・ローグを二度見した。
「それは重要な事か? お前の目を信じろ。お前の感じた事が、すべて、だ。その上で、ニセモノだと思うのなら、それだけだ」
ウィリアム・ローグを落ち着いた様子で、キッパリと答えた。
「まあ、こないだの彼も走りのキレは間違いなく本物だったし……あのマシンも見紛うはずもないね。ま、細かい事は良いか。またレーサーとして競えるなら、全力で戦うだけさ!」
多喜がサクッと気持ちを切り替え、宇宙カブJD-1725に乗り込んだ。
「……それで、いい。無駄な事を考えるな。ただ、目の前の敵を倒す事。その事だけを考えろ。それ以外の事を考えている余裕はないぞ」
ウィリアム・ローグが爆音を響かせ、再び超高速の絶対先制攻撃を仕掛ける準備を整えた。
「これが頂点を極めた者の気迫か。……いいだろう。最早アンタは過去の英雄。去り際を見極めているなら有終の美を飾らせてやろう。アンタの覚悟を超えて、アタシは前へ進む!!」
真宮・響(赫灼の炎・f00434)が覚悟を決めた様子で、ローグ・インターセプターに視線を送った。
「その言葉に偽りがないのであれば、私も全力で相手をしよう。故に、試させてもらう!」
ウィリアム・ローグがローグ・インターセプターを走らせ、猟兵達に突っ込んできた。
「どうやら敵は極めて高い戦闘能力を保有しているようですね。だからと言って、やる事は変わりませんが……」
岩社・サラ(岩石を操る傭兵・f31741)がクイックドロウで属性攻撃を乱れ撃ち、ウィリアム・ローグを牽制した。
「ほお……、口だけではないようだな。……ならば、もう少し遊んでやろう!」
ウィリアム・ローグがオーラのようなモノで、ローグ・インターセプターを包み、弾丸の如く勢いで再び体当たりを仕掛けてきた。
「そんな事を言っていると、痛い目に遭うぞ?」
ベルト・ラムバルド(自称、光明の暗黒騎士・f36452)がリミッターを解除し、エネルギーを充填すると、ローグ・インターセプターに溜め撃ちをした。
「クッ! やるじゃないか。それだけの強さがあるのなら、私が本気を出したとしても、壊れる心配はなさそうだな」
ウィリアム・ローグが含みのある笑みを浮かべながら、ローグ・インターセプターを巧みに操った。
「最強のレーサーに最高のマシン! 相手に取って不足無し! コッチも全力全開で行くぞ!」
空桐・清導(ブレイザイン・f28542)が、命をかけた戦いを前にして、無限に湧き上がる勇気を光焔に変え、視覚ではなく直感で横にジャンプした。
「ハハハッ! まさか、逃げる気か? そんな事をしても、一時しのぎでしかないぞ」
ウィリアム・ローグが清導を挑発しながら、ローグ・インターセプターで追い掛け回した。
別に清導は逃げるつもりがなかったものの、挑発には乗る事なく、ギリギリのところで避けていった。
「随分と安い挑発やな。そんなんで、ブチ切れるヤツは、ここにおらんで。それとも、まさか、まだ俺等をザコ扱いか? だったら、考えを改めた方が、ええで。何もかも手遅れになる前に……」
東・慶喜(無能の錬金術士の相棒・f40772)が軽口を叩きながら、錬金術と水属性攻撃のエネルギー弾を錬成し、結界術を展開しながら、クイックドロウで素早く弾丸を撃った。
「手遅れになる前……か。それは、こっちの台詞だが……」
ウィリアム・ローグがオーラ全面に集中させ、真っ直ぐ飛んできた弾丸を防いだ。
「なんとかは死んでもとはよく言うが……、スピード狂も治らねぇものなんだなぁ。むしろ、死の危険を無視できる分、生前より速さを追求しやすいってか……? まぁ、何にせよ! 最速も最強も何もかも、全ては過去の栄光だ! 未来を生きるオレたちが、アンタの最強を塗り変えていってやるぜ!」
宇宙空間対応型・普通乗用車(スペースセダン・f27614)が速やかに全力で反転しつつ、ロケットスタートで距離を取った。
「だったら、結果で示してみろ。私は逃げも隠れもしない。ただし、史上最強の私と戦うのであれば、覚悟を決めてもらおうか。私は強い奴としか戦わない」
ウィリアム・ローグが銃火器を乱射しながら、猟兵達に迫ってきた。
「ははは、自分から史上最強を名乗るとは、大きく出ましたね! しかし、それがビッグマウスで無い事は、身をもって知っています。……ですから、ここからは真剣勝負です」
すぐさま、ロジャー・カニンガム(兎型歩行戦車RIT-17/S・f36800)が飛び上がり、プラズマグレネードや砲撃で、ローグ・インターセプターのまわりを覆っていたオーラを破壊した。
「ああ、その意気だ。生きるか、死ぬか、そうでなくっちゃ、面白くない」
ウィリアム・ローグが含みのある笑みを浮かべ、一斉砲撃を繰り出しつつ、ローグ・インターセプターのドリルをフル回転させた。
「まあ、別に楽しむつもりはないっすけどね~。それじゃ、ひとっ走り付き合うっすよ」
リカルド・マスケラス(希望の仮面・f12160)が宇宙バイク『アルタイル』を操縦し、念動力で砲弾の軌道を変え、ギリギリのところで避けた後、ビーム砲とミサイルランチャーの一斉発射で攻撃しつつ、鎖鎌を飛ばして捕縛した。
「……やるじゃないか。どうやら、私も油断していたようだな。こんな手に引っ掛かってしまうとは……」
ウィリアム・ローグがギチギチと歯を鳴らし、無理やりローグ・インターセプターを走らせようとした。
だが、ローグ・インターセプターは、動かない。
鎖鎌が絡まっているせいで、思うように動かす事が出来なかった。
「大地の力、灰の巨鎧。我が身を覆え」
その隙をつくようにして、サラが【戦闘魔法「灰の巨鎧」(コンバットマジック・グレイジャイアントアーマー)】を発動させ、魔力を帯びた灰色の金属装甲で全身を覆い、身長・武器サイズ・攻撃力・防御力3倍の武装ゴーレムに変身した後、巨大化した大剣を用いた鎧を砕くような重たい一撃を繰り出し、ローグ・インターセプターの一部を破壊した。
「ぐ、ぐぬぬっ! まだだっ! こんな事で、ローグ・インターセプターは屈しない!」
ウィリアム・ローグがローグ・インターセプターをアルカディア・エフェクトで覆い、何者にも縛られぬ風で加速し、置き去りにされた過去の光景で猟兵達を減速しようとした。
「……悪いが、アタシは置いてきた過去はない。今の最愛の家族といられる今が一番いい。だから減速する理由がないねえ!!」
次の瞬間、響が【スーパー・ジャスティス】で全身を黄金のオーラで覆い、意志の力で戦闘力を増強させ、ローグ・インターセプターの動きを瞬間思考力・戦闘知識で見極め、気合と怪力を込めた一撃を繰り出した。
「オレと『超鋼真紅』で無敵のブレイザインだ!! さあ、見せてやろうぜ、相棒!! コレが……シン・ブレイザインだ!!」
その間に、清導が【シン・超変身!!(シン・ブレイザイン)】で、全てを守護るヒーローとなるという誓いを立て、真の姿に変身した後、力を溜めて拳に炎を纏って、ローグ・インターセプターに叩き込んだ。
「うぐ……ぐ……、よくも、やった。今度は……こっちの番だァァァァァ!」
ウィリアム・ローグが苛立ちを隠せない様子で、ローグ・インターセプターから漆黒の炎を放った。
「さすがに、こいつは防がな、アカンな。これで……凍って痺れろや!」
慶喜が結界術を展開してから水属性攻撃のエネルギー弾を放ち、漆黒の炎の威力を和らげつつ、【ライトニング・ブリザード・フォーミュラ】を発動させ、雷と氷の防御貫通効果のあるホーミングレーザーを炸裂させ、ローグ・インターセプターの銃火器を破壊した。
「ま、まだだっ! まだ炎は消えていない!」
ウィリアム・ローグが荒々しく息を吐きながら、再びローグ・インターセプターから漆黒の炎を放った。
「だったら、あらゆるものを吹き飛ばす圧倒的斥力で! 自慢の雲海も漆黒の炎も何もかも吹き散らしてやるぜ!」
普通乗用車が【万有斥力バリア(バンユウセキリョクバリア)】を発動させ、漆黒の炎を吹き飛ばし、轢き逃げアタックを繰り出した。
「グ、グググッ! 私の炎を消し去るとは……。想像以上に、やるようだな。だが、まだ、だ! ここで負ける事など……あり得ない!」
ウィリアム・ローグが、荒々しく息を吐き捨てた。
ローグ・インターセプターは、まだ動くようだが、ボディがヘコみ、見るからに痛々しかった。
「この血沸き肉躍る瞬間が終わるのは惜しいけど、そろそろ眠っておくれ」
多喜がリミッターを解除し、大胆にも距離を縮め、【黄泉送る檻(サイキネティック・プリズン)】で、ローグ・インターセプターの周囲に電撃を巡らせ、衝撃波で吹き飛ばした。
「次から次に、小賢しい奴等め。だが、ローグ・インターセプターは、この程度で壊れない! そう簡単に逝くと思ったら……大間違いだ!」
ウィリアム・ローグがローグ・インターセプターのドリルをフル回転させ、檻の如く張り巡らされた電撃に突っ込んだ。
「そんな事をしても、無駄ですよ」
ロジャーが【ハイテール・ブースト】で高速機動モードに変形し、真紅のオーラを纏い、搭載火器の斉射でローグ・インターセプターのボディに無数の風穴を開けた。
「う、動け、ローグ・インターセプター! お前なら、まだ、やれるはずだ! 動け! 動け! 動けぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」
ウィリアム・ローグがハッとした様子で、ローグ・インターセプターのハンドルを握った。
だが、ローグ・インターセプターはブスブスと煙を上げ、まったく動かなかった。
「我はベルト・ラムバルド! 暗黒騎士だ! 思い知れぇぇぇぇぇぇぇぇ!」
ベルトがキャバリア『パロメデス』に搭乗し、【アドバンテージ・フランボワイヤン】でド派手に目立ちながら、命中率・回避率・ダメージが3倍にした後、RXカリブルヌスソードを振り下ろした。
「ぐわああああああああああああああああ!」
次の瞬間、ローグ・インターセプターが爆散し、ウィリアム・ローグが放り出されて息絶えた。
「その力、来る時の為に学ばせてもらうっすよ」
そう言ってリカルドが【再臨の仮面舞踏会(アンコール・マスカレイド)】を発動させ、ウィリアム・ローグに憑依し、ユーベルコードが使える状態にして操るのであった。
大成功
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