「皆さん、召集に応じてくださり、感謝します」
グリモアベースに集まった猟兵達を、万将・紅奈(呪われし蛮狐・f12157)は無表情な視線で見回し、丁寧に頭を下げる。
「今回は、スペースシップワールドでの残敵掃討を行っていただきますが……少々厄介な依頼となる事を予めご理解下さい」
猟兵達の手によってオブリビオン・フォーミュラである銀河皇帝が倒され、平穏を取り戻したスペースシップワールド。しかし、新たなオブリビオンが生まれずとも、未だ残って活動を行う残党は存在する。それらの敵の中に、少々厄介な存在がいると言う。
「今回の標的となるのは、アナリシス。皆様が打ち倒した帝国技術総監、ドクター・オロチが作り出した金属生命体です。先の戦争の間にも何例か目撃例があるようですね」
無論、猟兵側にも交戦、そして撃退の前例がある。が……今回は少々事情が異なるようだ。
「今回皆様に戦っていただくアナリシスの個体は、暴走しているようなのです」
帝国の制御下を離れ、整備が行き届かなくなったためだろうか。自身の身を顧みぬほどの強大な力を発揮している。
当然、そのような力がいつまでも続く訳もなく、このまま放置してもいずれ自己崩壊を起こすだろう。だが、崩壊するまでの間に大きな被害を招くことは間違いない。
「そうなる前に、皆様には、この暴走アナリシスに対処して頂きます」
暴走、と言っても、ただ暴れまわっている訳ではない。現在は、とあるスペースシップのメインコンピュータルームに入り込み、クラッキングを行っている。クラッキングと言っても特定の目的あっての行動ではなく、暴走した演算能力を持て余し、生存本能として行っている物のようだ。
このままコンピュータルームで戦闘を行った場合、メインコンピュータへの被害は免れず、下手をすればスペースシップの航行機能や生命維持機能に大きな障害が発生しかねない。よって、まずはアナリスタを広い場所におびき寄せる必要がある。
「そこで皆さんには、まずはスペースシップ内にあるVRゲームセンターで、ゲームをプレイしていただきます」
そのVRゲームのサーバは、メインコンピュータに直結しており、最も強力なクラッキングを受けている。そこに、ゲームプレイによって負荷をかければ、アナリシスにも負担がかかり、クラッキングを止めてコンピュータルームから出てくる筈だ。
「ただし、VRゲームはクラッキングの影響で、バグが発生したり、難易度が過剰に増大したりと言った現象が発生しています」
対戦ゲームやアクションゲームをやれば、理不尽なバグキャラや無敵キャラと戦う羽目になる。レースゲームなら理不尽なコースや妨害、脱出ゲームなら絶対クリア不可能のトラップ地獄など、とにかく、ひどい目に合う事は間違いない。そして、その『ひどい目』をVRとして五感で味わう事になる。
現実の肉体が傷つく事はないが、精神的には大きな負担になるだろう。
「一般の方々に、そのような危険なゲームをプレイさせる訳にはいきません。戦闘前からいきなり厳しいとは思いますが……よろしくおねがいします」
そうしてアナリシスがコンピュータルームから出て来たら、ゲームセンターから移動し、障害物のない広い部屋で戦闘を行う事になる。
「まずは、アナリシスの繰り出すタール状の生命体……『醜き嫉妬の生命体』の集団との戦闘になります」
黒いタール状の身体を持つ生命体で、『自分より優れているものが許せない』ため、相手の優れた部分や所持品をコピーしようとする性質を持っている。
「この生命体も、アナリシスの暴走の影響を受けており、通常より強力な個体となっています。皆さんの持つ装備を精密に……それどころか、強化コピーして、それを用いて攻撃してくるでしょう」
普段は自分達の心強い友である武器や防具、装備品による攻撃。しかもオリジナルより強い、と来ている。苦戦は免れない。
「また、特別な装備品を持っていない場合は、触手にて『優れた部位』を狙って攻撃してきます。その攻撃力もやはり非常に高い、危険な相手です」
幸い、彼らもまたアナリシス同様に、暴走状態を長時間維持する事はできない。勝利する事は出来ずともその攻撃を耐え続けていればいずれは自壊する筈だ。
「嫉妬の生命体が自壊したら、次はアナリシスと戦う事になります」
アナリシスは、猟兵達のユーベルコードをコピーする強敵である。そのコピー能力も暴走によって当然強化されており、オリジナルよりも高い威力、あるいは速いスピードなどで攻撃してくる。
分析の精度も高く、使い方の難しいユーベルコードも問題なく利用してくるようだ。
「さらに、アナリシスは、嫉妬の生命体が遺したコピー装備も利用してきます」
これにより、装備品に依存したユーベルコードすら使いこなしてくる。
「はっきり言ってしまえば、自力での勝利は難しいでしょう。なんとか、自壊するまで耐える事」
一二三四五六
自分で考えた力を、自分で喰らってみませんか?
ごきげんよう。せっかく作った宿敵イラストなので再利用しつつ。一二三四五六です。
本依頼は、『敗北ロール』を楽しむための依頼です。『全力でプレイングを書いたけど敵が強いので負ける』のではなく、『敵が強くて負ける事を前提にプレイングを書いて、その希望通りに負ける』と言う感じになります(もちろんキャラクターの方は、マゾヒストでもない限り全力で挑む事になるでしょうが)。
普段の依頼ではどうしても成功を目指す事になるので出来ない、負ける事、ひどい目にあう事を楽しんでくださればと思います。
例によって、ひどい目にプレイングを書いてひどい目にあうだけでも、🔵は獲得出来るし、依頼は進みますので、ご安心を。あと、あんまり過激すぎるプレイング(エロ面でもグロ面でも)は、ぼかし気味のリプレイとなりますので程々に。
第一章の日常『バーチャルリアリティゲームショー』は影守・吾聞(先を読む獣・f00374)さん、第二章の集団戦『醜き嫉妬の生命体』は暗峠・マナコ(トコヤミヒトツ・f04241)さんの投稿です。第三章のアナリシスはくるるの宿敵ですが、特に因縁等はありません。
流れとしてはゲームでひどい目にあう→自分のアイテムでひどい目にあう→自分のユーベルコードでひどい目にあう、と言う形になります。
補足。
全体的に『どのようなひどい目に合うかをプレイングで指定する』か『NGや傾向だけ指定してひどい目の内容は一二三にぶん投げる』かを選んでプレイングを書くと良いです。他になにか思いついたならそれでも良いです。
第一章のゲームは、どのようなゲームにチャレンジしても構いません。選択肢はあくまでサンプルであり、格闘ゲームなりパズルゲームなり、3つの選択肢と違うゲームに挑んでも大丈夫です。VRゲームは、アニメとかでよくある『ゲームの中にプレイヤーが入ってプレイする』と言うヤツです。
第二章・第三章のコピーされるアイテムやユーベルコードは、プレイングで指定されたものになります(ユーベルコードの複数指定も可)。
また、コピーされたいアイテムやユーベルコードを持っていない場合、普通に触手で攻撃されたり通常攻撃されたり、えっちな目に合わされたりしても構いません。まあいろいろやってみましょう。
それでは、皆様のプレイングを楽しみにお待ちしています。
第1章 日常
『バーチャルリアリティゲームショー』
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POW : VRガンアクションにチャレンジ!
SPD : VRレースにチャレンジ!
WIZ : VR脱出ゲームにチャレンジ!
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櫟・陽里
現実にありえねぇコースが走れるわけだ、面白そうじゃん!
バイクレース希望
妨害を作る速度と避ける速度
集中力の削り合いって話だろ、上等だぜ
最高に難しいコースで来いよ!
☆障害はお任せ
傾向
ハンドル捌きにアクセルワークやFMX大ジャンプで
障害物や隆起や谷なんかは越えてみせる
飛来物・侵入者の類もレース速度で鍛えた動体視力で見切る
結構な上級編まで食らいつけるはず
魔法ファンタジー的な現象は慣れてなくて反応が遅れる
操作が間に合わない急な妨害とか…凍結路とか
上手にコケるのも技術のうち
ナノマシンで耐える…打撲の衝撃痛えけど
越えられない障害に何度も挑戦
いずれ自分の糧になる
バイクに跨れさえすりゃ骨折れてようが走れんだよ!
シャイア・アルカミレーウス
ピコピコのゲームは苦手なんだけど、このVRって奴ならできそう!よーし、バグキャラなんてやっつけちゃうんだからね!
(pow)VR狩りゲー
訓練所も終わって初めてのクエストだ!一番弱い相手でも油断なんてしないよ!張り切っていこう!
……おかしいなぁ、僕猪の狩猟クエスト受けたのになんで初期装備で山より大きい竜と戦わなきゃならないの!?
や、やってやらあ!勇者舐めるなよ!
あれだけ大きいなら懐に入ればかく乱できるはず!トリニティ・エンハンスで素早さを強化して眼や逆鱗を攻撃だ!
うおおお行くぞおおおペプッ!?(突然の落雷直撃)
え、遠距離攻撃は卑怯……ガクリ。
QUEST FAILED
(といった感じでお任せします)
シキ・ジルモント
バトルロイヤル形式のシューティングゲームを選択
ゲームの経験は浅いが、普段の戦闘と似たような動作が可能な物なら多少マシだろう
しかし妙だ、対戦相手同士が戦わずこちらだけを攻撃してくる
おまけに敵にダメージが通らない
勝たせるつもりは無いと言う訳か…面白い、やってやる
被弾しても動ける限り走り回って敵を集めたり、車等を爆発炎上させてゲームの処理に負荷をかける(『地形の利用』)
身動きが取れなくなったら集めた爆発物系のアイテムを一斉起爆、最後まで負荷をかけ続ける
被弾に加え自爆ダメージでゲームオーバーだろうが、まぁ良い
俺の目的はゲームクリアではなく、負荷をかけて敵をあぶりだす事だからな
※ひどい目等、アドリブOK
「現実にありえねぇコースが走れるわけだ、面白そうじゃん」
バイクレースにログインし、バイクに跨る陽里。
「最高に難しいコースで来いよ!」
その言葉に応えたのかどうか。スタート直後、巨大ロボットがコースに降り立つと、大量のミサイルを降り注がせた。
「はっ、上等だぜ。そう来なくっちゃな!」
直撃すれば危険なのは言わずもがな、避けても道路が派手に破壊され変形し、時にはコースが切断すらされる。
「俺の操縦テクを……舐めるなよ!」
だが、そのボロボロのコースを、全力で駆け抜ける陽里。ミサイルを躱し、歪んだコースに合わせてハンドルを切り、時にはウィリーから跳び上がって穴を超える。
「ぐぉっ!?」
だが、そんな彼を嘲笑うように、突然、目の前に壁が出現した。何の前触れもない障害は、流石に完全に対応出来ず、バイクが横転する。
「ぐっ……痛ってぇ」
感じる痛みは、仮想空間と言えど本物だ。しかし、激突寸前自ら転倒した事で、ダメージを最小限に抑える。体内のナノマシンも稼働させて傷を癒やす……とはいえ痛い事に変わりはない。
「へっ……けどな。バイクに跨れさえすりゃ骨折れてようが走れんだよ!」
それでも彼はバイクを起こすと、再び走り出した。
「どんな障害に挑む経験も、いずれ自分の糧になるんだぜ!」
巧みなドライビングテクよりも、何よりも、その心意気こそが、理不尽なコースに立ち向かう最大の武器となる。
「ピコピコのゲームは苦手なんだけど、このVRって奴ならできそう……」
狩りゲーにログインしたのはシャイア。初期キャラ推奨の猪退治のクエストを受諾すると、初期装備の剣を片手に、その生息地へと転移する。
「……だと、思ったんだけどなぁ」
『ガォォォォォォォォ!』
途端響く咆哮に、遠い目をする。目の前にいるのは山より大きな竜。どう考えても、初期装備で相手をする敵ではない。
「や、やってやらあ! 勇者舐めるなよ!」
とはいえ、嘆いていても今更逃げられない。クエスト中止ボタンは当然のようにバグで消滅している。それに勇者として、敵から退く訳にはいかない。
「バグキャラなんてやっつけちゃうんだからね!」
自らの身体を魔力で強化し、一気に駆け出す。風を切って突き進み、その巨大な……巨大すぎる爪や尻尾の攻撃を掻い潜る。
「うぉっ、と……当たるもんか!」
理不尽すぎる攻撃範囲を全力で駆け抜け、ついに懐に潜り込み、顔に飛び乗った。振り落とされないようにしっかりと立つ。
「どうせ防御力は高いんだろうけど、ここならっ!」
狙いはその瞳。鱗には一切通じぬ攻撃も、この急所ならと剣を振りかぶり。
「うぉぉぉぉぉ……おぉぉぉぉっ!?」
その剣に、落雷が直撃した。
「え、遠距離攻撃は……卑怯……」
当然初期レベルで耐えられる訳もない。プスプスと煙を上げ、『QUEST FAILED』の文字を見ながら、拠点に送り返されたのだった。
「ゲームの経験は浅いが、普段の戦闘と似たような動作が可能な物なら多少マシだろう」
そう言って、バトルロイヤルゲームにログインしたシキ。しばらく待ち伏せていると、敵プレイヤーが接近してくる……隠れている筈なのだが、こちらの位置を完全に把握している動きだ。
咄嗟にヘッドショットを狙い……命中。だが、ノーダメージ。
「勝たせるつもりは無いと言う訳か……」
さらに、他の敵プレイヤーも集まって来た。銃声を聞きつけて、と言うより、最初からこちらの居場所が分かっているかのよう。しかも当然のように、バトルロイヤルにも関わらずシキだけを狙ってくる。
「ぐっ……面白い、やってやる」
建物を飛び出し、追ってくる敵を全力で振り切ろうとする。だが遮蔽の意味もないチート銃の弾幕に晒され、次々と弾丸が身体に突き刺さる。
「ぐっ……」
仮想の痛みをはっきりと感じながら、なお耐えて必死に走り続けるシキ。なんとかたどり着いたのは……無人のガソリンスタンドだ。
「俺の目的はゲームクリアじゃない……ただで負けるつもりはないさ」
このままでは遠からずHPが0になる。その前に、と、ここまでかき集めた爆発物を、ストレージから全て取り出した。一斉爆発、さらにガソリンへの引火。
「まあ、こんな所、か。サーバがどこまで持つかな」
当然、巻き込まれたシキはオーバーキルのダメージを受ける。だが、処理落ちを起こす爆発を見て、ひとまずは満足げに笑みを浮かべた。
成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
クロ・ネコノ
(アンジェリカ(f11144)とセットでお願いします)
私だけならやばいのでも構わないんだけど、アンジェもいるしマシなのを、と探したところ『VRイカ星人叩き』というゲームを発見。
ハンマーで小さなイカ星人を制限時間内にどれだけ叩けるかというゲーム。
これならば不具合があっても、精々数が多いとか、何時までも終わらないとかだろうと思いアンジェリカとプレイ。
しかし始まったゲームは、巨大なイカ星人が叩き、私達が叩かれる。言わば『VRイカ星人叩かれ』だった。
結局叩き潰されて、一度潰れたら後は時間が切れるまで叩かれる。
ゲームが終わり、全身がふやけたような錯覚の中で目にしたのは写真と
スコア<2>伸しイカ だった。
アンジェリカ・ヘインズビー
(クロ・ネコノさん(f06406)と一緒にして下さい)
クロさんが、『VRイカ星人叩き』というゲーム見つけてきたのでやることに。
「迫り来るイカ星人達をまとめて伸しイカにしてやれッ!」の文字が印象的でした。
しかしゲームが始まると叩かれるのは私達で、2つのハンマーから必死に逃げることに。
クロさんは私を庇って潰されてしまいました、起き上がるどころか叩かれ続け、どんどん伸びて…
あ、あんな姿、いやです!
恐怖のせいか足が縺れ、仰向きに倒れた私の目に映ったのは、目の前に迫るハンマーの他に幾つものハンマー。
時間が来るとカメラが現れ記念撮影、ステージいっぱいに伸ばされ、マヌケな顔をした私達が写された。
「私だけならやばいのでも構わないんだけど、アンジェもいるしマシなのを選ばないと」
「クロさんだって、自分を気遣わないとダメですよ?」
ゲーム選択画面で思案するクロとアンジェリカ。その結果クロが見つけたのは、『VRイカ星人叩き』と言うゲームだ。
「『迫り来るイカ星人達をまとめて伸しイカにしてやれッ!』ですか……良いんじゃないですかね」
「これなら、難易度が上がってても大した事はないだろうしね」
ゲームを決定してログインすると、なにもない高台に出現する2人。
「おや、イカはどこでしょうか……?」
キョロキョロと周囲を見回すが、イカの姿は見当たらず……代わりに、10本の巨大な触手が、高台を取り囲んだ。その先端には、大きなハンマーが握られている。
「ちょ、ちょっと待ってくれ、これは……」
言い知れぬ嫌な予感を抱くクロの制止も届かず、『GAME START!』の声が響き。
途端、そのハンマーが高台の上に振り下ろされた。
「うわぁっ!」
「きゃあっ!?」
慌てて飛び退く2人。だが、また別の触手がハンマーを振り下ろして来る。
「これはっ……『イカ星人叩き』ではなくてっ……」
「『イカ星人叩かれ』ですかっ!?」
振り下ろされるハンマーを必死に避けながら、その事実に気づく2人だが、もはやログアウトは出来ない。時間いっぱい逃げ続けるしかない……のだが、10ものハンマーから逃げ続けるのはあまりに難しい。
「っ、危ないっ!」
「きゃっ!?」
咄嗟にアンジェリカを突き飛ばすクロ。直後、その身体がぐしゃり、と潰される。
「クロさん、そんな、私を庇って……」
「ぐ……だが、ダメージはそんなに無いか……」
潰され地面に突っ伏したクロだが、見た目ほどハンマーに威力はないようだ。
デフォルメのように潰れた身体が徐々に戻り……ぐしゃり。
「ぐぶっ!?」
再行動可能になるより先に、別のハンマーに再び潰された。
「ちょっ、これは……ぶっ……逃げられな……うぶっ!?」
さらに三度、四度。その身体がぺちゃんこに潰されて続ける。コミカルな……そして無様な姿に、怯えるアンジェリカ。
「あ、あんな姿、いや……きゃっ!?」
恐怖のせいか脚がもつれ、仰向けに倒れ込むアンジェリカ。その視界に広がる、いくつものハンマー……。
「い、いや、ああああっ!?」
――数分後。
『GAME CLEAR!』
ようやくタイムアップを迎えたステージの上、真っ平らに引き伸ばされて無様に潰れた少女2人。その顔は、マヌケ面という形容が良く似合うほどに歪まされ、押し広げられている。
「ぅ、ぇ……」
「ぃ……ぁ……」
意味を為さない呻きだけを漏らす彼女達の視界には、『SCORE<2>伸しイカ』と言う文字と、今の自分たちを撮影した記念写真だけが映し出されていた。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
黒玻璃・ミコ
◆心情
おやおや?
銀河帝国攻略戦で倒した筈の
アナリシスがまだ残っていたとはミコさん詰めが甘かったみたいですね
まぁ、一度倒した相手ですから今回の一件もよゆーよゆー(慢心)
◆行動
【POW】でVRガンアクションにチャレンジです
実は銃を手に戦うのって初めてなのですよね(爆弾発言)
でも問題ありません、こういうゲームはでっかくて強そうな銃を選び
木箱?とかで遮蔽を取り、視界に入った敵の攻撃を避ければ大丈夫なのです
いざという時の為に手榴弾も用意していますからね
確か・・・安全装置を外してスリーかテンカウントで投げるのですよね?
◆備考
アレンジ、他の猟兵との連携OK
良さげなフラグを拾い戦場の黒い染みにして下さい
伊美砂・アクアノート
【POW】せっかくだから、オレはこの『VRガンアクション』を選ぶぜ! いやー、懐かしいなー。昔はコンシューマ機に外付け別売りの銃型コントローラーをつけて遊んだモンじゃった…。何もかもが懐かしい…。 …VR空間で、銃を構えてみるケド、なんかコイツ照準の設定バグってね? びみょーに照準が左にズレるんじゃが。(オプション画面を開いて修正しても、なぜか弾着がズレる) 物陰から出てきた敵を撃てば、なぜかダメージを喰らう(味方だったらしい)、オートマチックなのに弾が6発でリロードが難しい、無敵時間が皆無なので敵のマシンガンが掠ったら即死 そして同じ地点に即リスポーンして再死する等の仕様。く、クソゲー!!!
ユーリ・ヴォルフ
アドリブ大歓迎!
理不尽なゲームか…無難にガンアクションを選ぼう
最悪撃たれて死ぬだけだろうしな
道連れになりたい奴からかかってこい!
と、銃を撃つが装備がただの水鉄砲だった
み、水、水鉄砲で戦えるわけがないし
炎竜である私にとって水は銃弾よりも嫌悪感を抱くもの
しかも先ほどまでは獣やロボットであった敵が
スライムや水の精霊のようなものに変わっている
悪寒が走る。逃げるしかない!
必死で逃げるが陸地、岩場と足場が減り
水辺で一斉に襲い掛かられる
飛んで回避しようとするが気づけば自身の翼が無くなっており
あっという間に水の中に押し込まれる
苦しい。力が入らない
薄れゆく意識の中で最後に見たものは
冷たくも美しい、微笑みだったー
アルファ・ユニ
ガンアクションならユニもできるよね、実戦は銃だし。
ホラー系ガンアクションゲーム特有の大きな効果音を利用して轟音圧殺砲、大威力の音砲で少ない手数で仕留める。エイムは得意、任せて。
ホラーにそこそこ耐性はあるが受けた傷や敵の数、予想外の出現に恐怖を感じていく。
苦戦すると無意識に右のサトリの眼で心情や思考を読もうとするがプログラムなので読めない。
NG特にありません
他酷い目等おまかせします
「先の戦争で倒した筈のアナリシスがまだ残っていたとは」
ガンアクションゲームにログインし、VR空間に降り立ったミコ。そのタールの肉体も正確に再現され、うねうねと腕を出して銃を握る。
「まぁ、一度倒した相手ですから今回の一件もよゆーよゆー。まずは軽くゲームに挑戦です」
街中のステージで、迷彩服の男たちが銃を構えて迫って来た。それに照準を向けると、無造作に引き金を引き……弾丸は大きく逸れて着弾した。
「おや……?」
さらに引き金を引くが、なかなか命中しない……時折まぐれ当たりは有るのだが、命中率はあまりに低い。
「……実は銃を手に戦うのって初めてなのですよね」
「大丈夫?」
同時にログインして来た伊美砂が、やれやれと首を振る。
「まあ安心して、私は経験者だから。昔はコンシューマ機に外付け別売りの銃型コントローラーをつけて遊んだモンじゃった」
何故か最後に老人口調になりながら、銃を構える様は、なるほど確かに、様になっている。
「せっかくだからオレはこの紅の銃で戦うぜ!」
さらに安定しない口調と語尾と共に引き金を引き、放たれた銃弾は……左に逸れていった。
「……おや? あなたも……」
「いやいや違う違う。私のせいじゃないし」
ミコに見上げられ、慌ててパタパタと左手を振ると、右手でオプション画面を開く。
「コイツ照準の設定バグってね? びみょーに照準が左にズレるんじゃが!」
だが、何度設定しても、照準が合わない。そうこうしているうちに、敵が間近に迫ってくる。
「くっ、ズレるならズレるで、その分補正してっ!」
咄嗟に、その敵……白い服の男を射撃する伊美砂。言うだけの事はあり、ズレた照準で見事撃ち抜いて見せ……。
「うぐっ!?」
何故かペナルティの激痛がその身体を貫き、悶絶する。
「く、い、今の味方っ!?」
どうも味方だったようだが、説明とか一切ない。そしてそうこうするうちに、別の……今度は正真正銘の敵がマシンガンを向けてくる。
「しまっ……うああああっ!?」
その弾丸を全て貰い、一瞬でライフが溶ける。無敵時間などない。
「何このクソゲー……あああっ!?」
コンティニューした瞬間、その場でリスポーン。当然無敵時間などなく、再びライフが溶けて、死に続ける伊美砂。
「大丈夫か!」
そんな彼女を助けようと、駆け寄り、銃を構えて引き金を引くユーリ。
ぴゅー。
「……み、水、水鉄砲!?」
照準がズレているどころではない。攻撃力0である……いや、ユーリにとってはそれ以下だ。
「なぜこのような……うわぁっ!」
いつの間にか、水で出来たスライム人間に変わった敵が、ユーリに迫ってくる。炎竜として水を忌避する彼にとっては、言い知れぬ恐怖であり、その背筋に悪寒が走る。
「す、すまない、だが……!」
せめて反撃の手段があれば、それでも仲間のため奮戦しただろうが、水鉄砲ではどうする事も出来ない。
気にしつつも背を向け、全力で逃げ出していくユーリと、それを追いかけていくスライム人間たち。
「むむ、皆さん中々大変ですねぇ」
取り残されたミコは、木箱に隠れる事で難を逃れる……と言っても、敵はすぐに襲いかかってくる。
「まあ、銃が当たらないならこちらを使いましょう」
遮蔽で身を守りながら、取り出したのは手榴弾。もちろんこれだって、使うのは初めてである。
「えー、確か……安全装置を外してスリーかテンカウントで投げるのですよね?」
かなりアバウトな、明らかに大丈夫そうでない認識と共に、そのピンを引き抜く。
0カウントで爆発した。
「いや、これは流石に私のせいでは……あぶっ」
爆風で吹き飛ばされたタールの身体は、そのまま壁に激突。見事に黒いシミになった。
「……今の音、何?」
そんな爆音を遠くの方に聞き、ピクリと身を震わせるユニ。こちらは街中ではなく、館内のステージ、ホラーエリアにログインしていた。だが当然、その難易度は異常。それに晒され続けた彼女は、遠くの爆音にすら敏感に反応してしまう。
『グガァ』
「ひっ!」
明らかに、直前まで何もいなかった背後に出現するゾンビが、首筋に噛み付いてきた。慌てて、指向性を持たせた音を放つ事で撃退する。
……先程から、このような理不尽な出現が続いている。いっそずっと沸き続けるなら対応もできるが、いつ出て来るか分からないと言うのが、より恐怖を煽る。
「ホラーは慣れているつもりだったけれど……」
すでに、その身体はボロボロ、回復アイテムも見つからない。実際に痛む傷を抑えて進み、しばらく行くと、庭らしき所に出る。
敵は見当たらず、静寂が続き――バシャアッ!
「っ!?」
響く水音。池から、ユニを引きずり込もうとするように、腕が飛び出して来た。
慌てて、飛び退くと……その背後に再び現れるゾンビ。
『グアアア……』
「は、離してっ!?」
咄嗟に、右眼をゾンビに向ける。心を読み取るサトリの眼……。
「っ、読めない……っ!」
だが、プログラムの思考は読み取れない。むしろその行為が隙となり、別のゾンビにも取り囲まれていく。
「いやっ……やめ、てっ
……!?」
次々と出現するゾンビが、その柔肌に喰らいつく。こうなってはもはや振り払えない。
「い、やぁっ……!」
痛みと恐怖への悲鳴が、ゾンビ達の中に呑み込まれて、聞こえなくなっていく。
「ごぼっ、がばっ、ごぼぼっ……」
その近く、先程の池の中。苦しげにもがくユーリの姿があった。
先程池から伸びた腕は、実は彼のものである。
(く、苦しい……力がっ……)
逃げ続け、ここまで来た彼は、ついに囲まれた。そしてバグのせいか翼すら消え、飛んで逃げる事も叶わず、池の中に引きずり込まれたのだ。
(水がっ……水っ……)
火竜の身体が水で冷やされ、呼吸もできず、抵抗する力も鈍ってくる。『ガンアクションなら撃たれるだけで済むだろう』と言う自身の甘い認識を後悔しながら、意識が遠のいていく。
(ああ……)
その、薄れゆく意識の中。冷たくも美しい、微笑みが、その目に焼き付いた――。
成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
弥久・銀花
【WIZ】……、ザザッ、ビィー! ブツッ! (選択肢がバグったようです、ゲームの選択肢に括弧の部分が追加されました)
さて、負荷を掛ける為にするゲームですか……。
では私はこのVR(拘束)脱出ゲームをしましょう、ギミックを無駄に動かし続ければ負荷も強くなると思います。
では行ってきます!
ン……、ンンーーー?!
(絶対に脱出できない拘束状態に設定されてしまった状態からの監獄脱出ゲーム開始です、
何度挑戦しても、脱獄する前に掴まり、縄、手枷足枷、拘束服のどれかで拘束された状態から牢屋から脱出する所から始まります、何もしないで居ると牢から連れ出されて特定のドアに入る所でゲームオーバーで牢屋から再開)
テフラ・カルデラ
VRゲームとはまた興味がありますねっ!脱出ゲームに挑戦してみます!
ぎにゃぁぁ~~~~!!!難易度が高すぎます!!
罠があったりと色々とヤバいです!
そして最終的にはカーボンフリーズ装置に捕まってしまいレリーフ像にされてしまうようなのです…
スペースシップワールドらしいトラップですね…
え?い…いや、ボクはそれに期待したわけじゃなくて…
あっ…あぁぁ~~~固められちゃうぅぅ~~~…
(その後、その姿を映した写真をもらったのは別の話…)
「では、私は脱出ゲームに挑戦しましょうか」
そう言ってログインした銀花。狭い牢屋の中に出現し、早速周囲の様子を伺う。
「ン、ンン。……ンンーーー?!」
そして、自分が手枷、足枷、口枷を嵌められている事に気づいた。
(こ、これは……どういう事ですかっ……)
身を捩るが、外れる気配は一切ない。近くに鍵があると言うギミックではないようだ。
「ンッ、ンンッ……ンー!」
だが一応、尺取り虫のように動けなくもない。拘束以外は普通の脱出ゲームのようで、牢に隠し通路を見つけると、そこから這い出していこうとする。
「ぎにゃぁぁ~~~~! 難易度が高すぎます!」
その先に有ったのは、罠だらけの迷宮……そしてその中を必死に駆けるテフラ。
「ひぃっ! ひゃあっ!」
ギロチンだの吊り天井だの、一歩間違えれば即死のトラップをなんとか掻い潜り、扉まで到着。冷や汗を拭う。
「な、なんとか……これで次のステージですかね?」
そう言って扉に手をかけ、開こうとした瞬間。そのノブがテフラの手首に巻き付く。
「へ? え、ちょっと……っ!?」
そのまま、逆の手首も拘束され、閉じたままの扉に引き寄せられていく。罠だ、と気づいた時にはもう遅く……四肢が扉に埋まった状態で拘束される。
「ちょ、これ、脱出出来な……あっ、ああああ~!?」
そこに光線が浴びせられると、テフラの身体が四肢から硬化し始めた。いわゆるカーボンフリーズ……炭素化して壁に埋められる拘束トラップだ。
「なるほど、スペースシップワールドらしいトラップ……って……ああっ、固められちゃうぅぅ~~~♪」
抗う事もできず、硬化していくテフラ。何故か悲鳴に喜悦が混じっているような気もするが……しばしの後、そのまま完全に凍結された。
「おい、いつの間に抜け出したんだ、てめぇ!」
「ム~
……!!?」
それを見ていた銀花は、牢番と思しき男に掴まってしまう。今の状況では、当然逃げられない。
「おら、こっち来い! 逃げられないように可愛がってやるぜ!」
「ム、ムー、ム~!」
そのまま、近くの部屋に連行されてしまう銀花。どうされてしまうのか……と言うところで、視界いっぱいに『GAME OVER』の文字が広がる。
「……ムッ!?」
直後、暗転。再び最初の牢に戻される。
(って、拘束がまたキツく!?)
今度は全身ぐるぐる巻き。動けずにしばらく待っていると、今度は部屋に牢番がやってくる。
「おら、出な……へへっ」
「ンン~~ッ!?」
脱出しても、しなくても。何度も掴まり、連れ込まれ、そのたびに拘束が強くなる。
(~~~~……♪)
そして、銀花がゲームオーバーを繰り返す間、ゲームオーバーにすらなれないテフラは、壁にめり込むオブジェとなったまま、完全に放置される。事前にセットしたカメラ音だけが何度も響いていた。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
黒岩・りんご
【恋華荘】の皆さんと
VRゲームですか
…麻雀ゲームなら酷い事にはならないでしょうし…と軽い気持ちで誘ってみましたが
やはり理不尽チートな麻雀になってますねぇ!
開始早々に天和くらわせてきたり、こちらのアタリ牌を平然と抱え込んで漏らさなかったり…
いやまぁ、それは予想通りなのですけどね?
予想外だったのは
これって脱衣麻雀じゃないですわよねぇぇぇ?!
理不尽チートで上がられまくるうえに、その都度服が脱がされるとか…
白衣も、ブラウスも、タイトスカートも、瞬く間に剥かれて黒のお揃いの下着姿に
いちごさんに見られるのは別にかまいませんが…全裸になる前に一度くらいは和了りたいですわねぇ…ああっ、また振り込んだー?!
アルテミス・カリスト
【恋華荘】
いちごさんのことは女の子だと思い込んでいます
「これが、ぶいあーるというやつですか」
周囲をキョロキョロ見回しますが
自分の身体や服装も現実と変わりません。
すごいですねー。
すると、目の前に四角いテーブルが出現します。
このゲーム……麻雀をするための雀卓です。
「ふっふっふ、寮のみなさんに教わった麻雀の腕、お見せしましょう!」
仲間と卓について、しーぴーゆーと対戦を始めますが……
「ええっ、いきなり国士無双っ!?」
何もする間もなく、しーぴーゆーがあがっていきます。
さらに負ける度に、私の着ている服が消えていき……
こ、これって、脱衣麻雀というやつですかっ?!
敗け続けて最後は全裸にされてしまうのでした。
彩波・いちご
【恋華荘】で
りんごさんアルテミスさんと一緒にVR麻雀を
悪い予感しかしませんけれども、3人で一緒の卓について、もう1人はCPUで対戦を
やっぱりいきなり和了ってきたりしますよねぇ…って、りんごさんもアルテミスさんも服がっ?!
いえ、私も一緒に服脱がされてますけども(下着含めて女装です)
その後も強制的に局は進み、…なぜかアルテミスさんとりんごさんの被弾率が多いので私はまだ多少残ってますけど、アルテミスさんはわたしを女子と思い込んだままなので、非常に気まずい…っていうか視線に困ります(あわわ
注)いちごは自分は男だと説明してますが信じてもらえてません
これいつまで続けるんですか
もしかして全員裸になるまで…?
「まあ、これなら酷い事にはならないでしょうし」
「……悪い予感しかしませんけれども」
VR麻雀ゲームにログインした恋華荘の面々。気楽なりんごとは対照的に、いちごは不安げだ。
「これが、ぶいあーるというやつですか」
VR初体験のアルテミスは、興味深げに周囲を伺いながら、卓につく。
「ふっふっふ、寮のみなさんに教わった麻雀の腕、お見せしましょう!」
「まあ、うーん……頑張りましょう」
一人やる気を見せるアルテミスだが、りんごは微妙な表情だ。いちごも卓につくと、最後の一枠はCPUが着席し、起親で配牌を取る。
『ツモ。天和、国士無双』
そして倒す。
「えええ~!?」
「やはり理不尽チートな麻雀になってますね!」
衝撃を受けるアルテミスと、諦め顔を浮かべるりんご。
「まあ、予想通りですわ。何度上がられるか分かりませんけど……あら?」
横を見れば、真っ赤になっているいちごの顔。
「どうしましたの、いちご、さ……ん……」
その下を見ると、何故かブラ。
さらに自分を見れば……こちらは上着の白衣だけだが、しっかりと消失していて。
「これって脱衣麻雀ですのぉぉぉぉぉっ!?」
「やっぱりそんな事だと思ってましたよぉぉっ!?」
悲鳴をあげるりんご、そして嫌な予感が的中した事で、卓に突っ伏すいちご。
「うぅ、説明はちゃんと読んだんですけどねぇ」
本来脱衣麻雀ではない事は、ちゃんといちごが確認済みだ。バグの前では無意味であったが。
「そ、そんなっ、どうすれば……あっ!?」
当然こちらも服が消え、動揺するアルテミスだが、その間にオートで配牌が配られる。今度は天和ではなく、アルテミスに手番が回って来た。
「うぅ、と、とにかく負ける訳には……これをっ」
『ロン。大四喜』
オタ風を切り、当然のように直撃した。服が吹き飛び、ブラに包まれた胸がこぼれだす。
「っ、あぅっ!?」
隠そうとするが、何故か卓上から手を退けられない。隠すどころか二の腕で胸を強調するような形になってしまい、顔を真っ赤にする。
「うぅ……女子だけだから良かったとはいえ、恥ずかしい……!」
「え、あ、ええ、その、ええと……私、男なんですけど……」
一応は男であるりんごが顔を真っ赤にして目を背ける。
「いちごさん、今そんな冗談は恥ずかしいので止めてくださいっ」
「うぅ、冗談じゃ……」
そしていつものように信じて貰えない。
「まあ、いちごさんに見られるのは別にかまいませんが……」
『ロン。四暗刻単騎』
「ああっ!?」
ブラウスを取られ、こちらもブラを晒すりんご。いちごが全力で顔を背ける。
「りんごさんもっ。私はかまいますよぉ!?」
「そうは言っても、卓から逃げられないですし、放置しても自動で切られますし……」
どうあっても逃げ場はない。覚悟を決め、牌を切るりんご。
「でも、一度くらいはあがりたいですわねぇ……」
『ロン、純正九蓮宝燈』
「ああっ!?」
その願いも虚しく、何度も何度も上がられる。
「う、うぅぅぅ……もう脱ぐものが……」
まず裸に剥かれたのはやはり経験の浅いアルテミス。下は卓下に、上の大事な場所は、卓に押し付けてなんとか隠している。
「ああっ、ああっ、また振り込んだー!?」
次いで、真面目に勝負しようとするりんご。その黒いブラがついに弾け飛び、同じように隠す。
そして、押し付けられて変形する2つの胸は、いちごにとって非常に刺激が強い。
「う、うぅぅぅ~……これ、いつまで続けるんですかぁ……」
全力で逃げ回るいちごが一番被弾率が少ないが……目の前の光景に集中力と思考力を奪われていく。
「それは……全員裸になるまで、ですかしら……?」
「こ、困ります!?」
りんごの言葉に動揺するが、当然逃げられる訳もなく。
『ロン。大三元字一色』
「きゃあああっ!?」
そのまま、ついに最後まで剥かれてしまう。
「いちごさんまで……大丈夫ですか?」
「だ、大丈夫、大丈夫なので覗き込まないでください!」
今アルテミスに卓下を覗き込まれたら、誤解は解けるかもしれないが大変にまずい。
『ツモ。天和』
「なんで終わらないんですかぁ……!」
そして全員が剥かれても、裸のまま、麻雀卓に縛り付けられた状態で延々対局が続く。
成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
石動・彼方
◉傾向
えっち、暴力
◉アドリブ大歓迎
NG無し
◉キャラ性格補足
加虐的なヤンデレ娘だが『父親に性的虐待を受けていた事を愛だと信じていた』ため、強い被虐嗜好を持つ
◉VR
対戦格闘ゲームをプレイ
「私のいた世界のゲームより随分進んでるけど…これなら得意だし大丈夫よね」
現れるのは屈強な男性、すぐに踵落としを仕掛けるが簡単に脚を掴まれボディブロウを受けて
「うげ…!?」
そのまま首を絞められ押し倒され、胸を痛めつけられ、顔を殴られ、下半身も徹底的に辱められて暴力的に乱暴される
「か、はぁ…なんで…私…あふぅ、ぐひぃ!んっ、あっ、あぁぁぁ!」
すぐに抵抗する気を奪わられて…暴力に支配される快楽に溺れてしまう
日和見・カナタ
アナリシス…戦争のときに戦った相手ですね。
せっかく帝国の支配から解放されたのに残党の脅威に怯えるだなんて、住民の皆さんがあんまりです。
厳しそうですが、何とか倒して平穏を取り戻しましょう!
私は格闘ゲームをやります!
戦闘スタイル的に近いですし、抵抗の余地があるぶん他のゲームよりはマシなはずです。
コインを入れて、ストーリーモードを選択して…って、あれ?
今更ですけど、義肢って読み込んでくれるんでしょうか…?
(絡み、アドリブOKです。義肢の無くなった状態で敵の様々な格闘技に晒される描写をしてくださればと思います。NGはありません)
秦田・麻弓
理不尽なバグキャラは理不尽な攻撃技とかも使ってきますよねきっと!ゲームセンターなんかに置いてあるゲームとかじゃ使えないような、過激な見せ技とか掴み系攻撃とか!
というわけでやったことないけど対戦ゲーム。アウェイ感ある観客多めのステージで、拘束系主体のでっかい相手と戦いたいです。ていうか負けたいです。
負けた後も全然終わらずに攻撃が続くバグとか発生してたら、よりいっぱい見られながらとか集団でとかヒドい目に…あ、じゃなくてサーバに負担掛けられますよね!
「平穏を取り戻すために、頑張りますよ!」
カナタが選択したのは格闘ゲームだ。
ウォーマシンはもちろん、タールやら水晶やらの身体を持つ世界である。サイボーグの義肢も当然のように読み取り、仮想世界に反映する。
「あ、あれ?」
――バグっていなければ。
「ちょ、ちょっと、話が違い……」
人体部分しか読み取られず、四肢を欠いた状態でステージに登場するカナタ。
『READY……FIGHT!』
慌てるものの、ゲームは止まらない。巨漢の柔道家キャラが、組み付いてくる。
「待って、今、受け身取れな……ふぐぅっ!!」
そのまま、一本背負いで脳天から落とされる。威力も桁外れで、床に頭がめり込まされてしまうほどだ。
「ぁ……ぅ……」
「同じ名前の誼よ、私が仇を取ってあげるわ!」
身体を痙攣させるカナタを助けるために、こちらは漢字名の彼方が乱入して来た。チーム戦モードになっているようで、レスラーは標的をそちらに変える。
「私のいた世界のゲームより随分進んでるけど……格闘なら得意なのよ!」
すぐさま間合いを詰め、踵落としを仕掛ける彼方。それはレスラーの脳天を完璧に捕らえ……。
「えっ……」
一切のダメージなく、反撃のボディブローを喰らう。
「うげ
……!?」
ひとたまりもなく悶絶する所へ、さらに首を締められ、地面に叩きつけられる。荒々しい戦いでねじ伏せられ、マウントパンチで顔を殴られる。
「ぐっ、強い……あぐっ、ふぐぅっ!」
容赦ない追撃。さらに、服を掴んで引き千切られる。豊かな胸を乱暴に握りつぶされ、息が詰まって呻く。
「か、はぁ……なんで……私……あふぅ、ぐひぃ! んっ、あっ、あぁぁぁ!」
あまりに強烈な暴虐。だが、それが彼方の身体を熱くする。かつて受けていた『愛』を思い出す激しさに、疼いていく。
「ぶっ……ふぶっ……んぐぅっ!」
暴虐はその下半身にまで及ぶ。性的な責めでありながら、快楽すら感じる余裕のない痛み。だがそれを快楽と感じる、矛盾した心。
「うわぁ……ああいう乱暴すぎるのは流石にちょっと……」
それを見て流石に引いた様子の麻弓。ジリッ、と後ろに引いた所で、背中に硬い感触が当たる。
「あら……?」
振り向けば、そこに立っているのは覆面の悪役レスラー。凶悪な表情で掴みかかってくる。
「あ、その、出来れば優し……ああっ!?」
その願いも虚しく、麻弓の身体を持ち上げ、いわゆるマッスルバスターの体勢で大きく脚を開かせてくるレスラー。
「や、やめて……やめてください、見ないでっ……♪」
……虚しく?
むしろ辱められる事に、喜悦を隠しきれない。見ないでという言葉も、明らかに視線を誘う色を伴っている。
「ああっ……ダメ、こんな……のっ……♪」
さらに責めはエスカレートする。服を破られ、その身体を晒し者にされるような、魅せ要素の強いサブミッションの数々。胸を、お尻を強調させられ、脚を開かされ。どんなに意志が強くとも羞恥に心折れかねない技が次々と襲う……彼女にとってはむしろどんと来いだが。
「んん~~っ♪」
吊り天井で大きく脚を広げさせられながら、声が溢れてしまう。すでに体力ゲージは尽きているのだが、一向にKOの裁定は行われない。
そうしている間に、地面にめり込んでいた彼方も引きずり出される。
「ぶはっ……あ、ありがとうござ……ぶぐっ!?」
彼方も麻弓も捕まっている以上、当然助けなどではない。ボクサーのストレートが顔面に突き刺さり、ふっとばされる。
「ぶっ……うぐっ、やめ……んぶぅっ!?」
続けざま、画面端での容赦ない追撃。視界の端に、コンボカウントが積み重なっていくのを見ながら、身体中余す所無くボコボコにされていく。
「あ……ああ……」
さらにそんなカナタを絶望させるように、次々と出現する敵。どうやら、ベルトスクロールアクションとデータが繋がってしまったようで、際限なく敵が沸き始める。
「い、いや……あ、ああああああっ!?」
力士に締め上げられ、空手家に蹴られ、全身をボロボロにされていくカナタ。
「こ、こんな、だめ……むぐぉぉっ……♪」
「はぁっ、すっごい……んん~~っ♪」
当然他の2人にも敵たちは襲いかかる。複数がかりで乱暴され、あるいは辱められる度、上がる嬌声。
『ワアアアアアッ!』
そんな、一方的に蹂躙される3人の女達に、観客達も沸き上がる。もちろんそれはただの背景ではあるが、意識すれば恥辱もさらに増していく。
成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
グァーネッツォ・リトゥルスムィス
長時間プレイしてれば敵が出てくるのか
ならどんな理不尽でも耐えればいいんだから楽だな
どうせだから遊ぶゲームはランダムで決定して貰うぜ
お?動物コミュニケーション?これこそじゃれ合うだけだから楽……
うげ、バグのせいでホラーゲームで出そうなグロテスク怪物になってる!?見た目も声も臭いもやばすぎる!
(夫婦が子供を作るそうです)
しかもオレは飼い主じゃなくてアレの嫁になってる!?
VRゲーがバグるとこんなに酷いのか!
リセットやゲーム終了は……エンディングじゃないからまだ無理!?
か、体が勝手にアレの近くへ……うわあああああ!!
(ゲーム内時間で数年間を体験)
もぉ怪物の仔を産みたくないぃ……あ、お腹蹴ってるぅ……♪
アイ・リスパー
「宇宙船をクラッキングするオブリビオンは見過ごせませんね。
電脳魔術士として私が倒してあげますっ」
【チューリングの神託機械】を発動し万能コンピュータの演算能力を宿します。
「これで私は仮想空間なら無敵です。
どんなゲームでも負けませんよっ」(フラグ)
適当に選んだRPGにログインします。
こっちだってチートでレベルマックス、最強装備スタートです。
が、降り立った迷宮には触手の群れが。
触手の群れは私の身体を拘束すると服の中に入り込んできます。
レベルのおかげでダメージはないですけど、感覚はダイレクトにっ!
「そ、そんなところに入らないでくださいっ……
ひゃああんっ」
私はサーバーが止まるまで責め続けられるのでした。
アリス・セカンドカラー
NGは無し。
ダークファンタジー系のVRゲームで酷い目に合う。
なぜかラスボスにされてて、裏切った四天王に色々調教されちゃう的な?
アリスご自慢の催眠術で主従逆転の倒錯的なモノで我々の業界ではご褒美ですも通用せず。
串刺し、早業、クイックドロー、零距離射撃をえっちな目に合わされる意味で使用するのもアリなのかなー?という実験
生命力吸収で肉体的体力的には万全ですが、アリス的には主導権を握れないのが大変ストレスになるようです。
フランチェスカ・ヴァレンタイン
「…シミュレーターと何が違うんでしょうか、これ」
ゲームの類は全く無知なため、A&Wめいた世界観のものを適当に選びます
魔物と山賊が入り混じった集団を蹴散らしていく無双系に近いゲームのようですが……
実はクラッキングが原因で船内の誰かが所有していたアダルトゲームの要素が混ざり込んでしまい、バグも相俟ってハード気味なとてもエロ酷い内容になっているみたいです?
途中までは普通だったものの徐々に難易度が跳ね上がり、衣服破損狙いやセクハラめいた攻撃も増えていき、やがては露骨に――
敗北後は獲物として住処に囚われて慰みものな日々、なシーンでゲームオーバー……というところかと
※アドリブ・絡み歓迎、諸々は存分にどうぞ
ルナ・ステラ
平穏を取り戻したと思ったら、厄介な残党がいるのですね。
被害を大きくしないようにがんばりましょう。
VRゲーム?
ゲーム初めてなのですが、この魔法が使えるゲームなら大丈夫でしょうか?
わぁ!現実みたいです!
衣装も変わってます!白猫魔導士になってるみたいです。
レベルを上げて魔王を倒すゲームっぽいですね...
敵が出てきました!
(あれ?魔王って表示されてないですか?バグ?)
まだ、レベルが全然上がってないのに無理ですよ!
不思議な話し方をする軟体動物のようですが、魔王なのですか?
吸うとか、なめまわすとか不穏なことを言ってますが...
魔法が使えるから大丈夫ですよね?(ひどい目フラグ?)
アドリブ、絡み等歓迎です!
「……シミュレーターと何が違うんでしょうか、これ」
「んー、わたしも初めてなんですよね」
ゲームに詳しくないフランチェスカとルナは、揃って首を傾げる。
「この魔法が使えるゲームなら大丈夫でしょうか?」
「そうですわね、アックス&ウィザーズに良く似ているようですし……」
悩んだ末に彼女たちが選んだのは、ファンタジー世界のバトルゲームだ。敵を倒しつつレベルを上げ、ボスを倒していくものらしい。
「わぁ、現実みたいです! 衣装も変わってます!」
白猫の意匠を持つ魔導士として降り立ったルナは、自分の姿を見て楽しそうに声を上げる。
「早速敵のようですわね!」
「はい、一緒に倒しましょう!」
出現した敵に対して、ハルバードを構えて斬りかかるフランチェスカ。ルナも魔法を振るい、ゴブリンのような敵を順調に撃破しつつ経験値を稼いでいくと、すぐに1面のボスが現れる。
「あの、1面なのに……名前欄に魔王って書いてありますけど?」
「ゲームではいきなり出てくるのが一般的なのでしょうか?」
もちろん一般的ではない。しかも、魔王と言うにはあまりに禍々しい軟体生物が、ルナへとその手を伸ばす。
「とにかくこれで……ああっ!?」
「ルナさんっ……くっ!?」
低レベルの魔法攻撃など全く通用せず、そのまま捕まってしまうルナ。慌てて救出に入ろうとするフランチェスカだが、気を取られた隙に、魔王の召喚したオーガに後ろから羽交い締めにされる。
「く、離しなさ……きゃあっ!?」
抵抗し抜け出そうとするが、別のオーガが手を伸ばし……狙うのはフランチェスカの大きな胸。装備を破壊し、露わになった胸に大きな手が這い回る。
「や、やめなさい、くっ……このっ!」
なんとか羽交い締めから脱出、反撃して撃破するものの、無限湧きで出現する魔物達。あまりに多勢に無勢だ。
「おおっと、大丈夫ですかっ!?」
そこに現れたのはアイだ。その姿は最強装備に包まれて、最大レベルでログインして来る。
「宇宙船をクラッキングするオブリビオンなんて、電脳魔術士として私が倒してあげますっ!」
事前にチートでデータを改造して来たアイ。今の彼女なら、どのようなモンスターも敵ではない。すぐさまフランチェスカを救出しようと、最強の剣で斬りかかり。
「ひあんっ!?」
その直後、地面から生えた触手トラップが服から潜り込み、戦闘どころではなくなってしまう。
「い、今の私は無敵……ひゃ、あっ……んんっ!?」
データ上は無敵で、一切傷はつかない。だが、触手の刺激はダイレクトに感覚に反映され、快楽に悶絶する。HPが減らなかろうと、プレイヤーであるアイがキャラを操作する事ができなければ、何の意味もない。
「そ、そんなところにっ……ひぅっ、あ……ダメぇ……んんっ!?」
ダメージのない快楽トラップに身体の自由を奪われ、ガクガクと脚を震わせ武器を取り落としてしまう。しかもトラップは最大レベルに設定されており、際限なく触手が溢れては、その身体を這い回る。
『ナメル……スウ……』
そしてルナにも、『魔王』が絡みつく。
「な、なにを言って……ふにゃあっ!?」
言葉通り、その身体から飛び出した巨大な舌が、全身をいやらしく舐め回しはじめた。さらに大きな口でしゃぶりつき、吸い上げて来る。
「ふにゃ……んっ……ひゃんっ……だめ、んんっ!?」
アイ同様ダメージはないとはいえ、不快感は抑えきれない。だが同時に、何故か身体が熱くなるのも感じて、声を漏らしてしまう。
「や、やめぇ……ふあああっ!」
「……うわぁ、なんだっ!?」
そんな状況にさらにログインして来たのは、グァーネッツォだ。
「オレは動物コミュニケーションゲームにログインした筈なのに、どうして……」
『グヘヘヘへ。俺とコミュニケーションしようぜぇ』
戸惑う彼女に襲いかかる、醜悪な身体つきのモンスター。慌てて攻撃しようとするが。
「な、なんだ、攻撃出来ないっ……」
コミュニケーションゲームの主人公としてログインした以上、戦闘手段など有るはずもない。むしろ身体が勝手に、怪物とスキンシップを取りはじめてしまう。
「VRゲーがバグるとこんな……うわぁ、オレは飼い主だぞ、止めろっ!」
『グフゥ。良く見てみろよぉ』
表示されたステータス欄を見ると、そこに刻まれた『グァーネッツォの夫』の文字。
「お、夫っ……夫婦って
……!?」
『逃げるなよぉ、夫婦の営みをしようぜ、ぐふふふっ……』
深刻なバグに焦り、ログアウトしようとするが、操作を受け付けない。そのまま、奥へと引きずられていく。
フランチェスカもいつの間にか消え、取り残されたのはアイとルナ。助ける者もおらず延々弄ばれ続ける。
「んぁ、はあっ……そこ、ぉ……」
「ふにゃああ……ダメ……舐め……ないでぇ……」
2人とも、すでに、その身体から抵抗の意志は失われている。HPは1ポイントも減っていないのに、身体の自由が効かない。
「は、は、入らないで……お、ぁ、ふぉぁっ!」
一番大事な所へ忍び込む触手に必死に抗おうとするが、四肢を拘束され、脚を閉じる事もできない。悲鳴を上げ、唯一自由な頭部を仰け反らせて悶えるアイ。
「ふあ、あああ……やだぁ……んん~っ!」
首から舌を口の中に呑み込まれ、舌で転がされるルナ。隅々まで舐め回され、どろりとした唾液……というより粘液にまとわりつかれる。その上からさらに舌が這うと、今まで感じた事のない感覚に襲われてしまう。
思考が、理性が、蕩けていく。恥辱を味わいながら、延々と責められ続ける……。
一方、こちらは『大魔王城』ステージ。ダークな雰囲気の城内に、声が響く。
「あ、あなた達っ。こんな事をしてただで済むと……」
『何か問題でもあるかね?』
その玉座の上にいるのは、触手に縛り付けられたアリス。何故かログイン早々に『大魔王』に祀り上げられた彼女だが、即座に四天王の裏切りに遭っていた。
「あるに決まって、んんっ!?」
声を張り上げるものの、瞬時に大事な部分を串刺しにされ、黙らされる。
「くっ、あっ……このっ……やめな、さ、んああああっ!」
普段は責め気が強いアリスだが、今は一方的に責められるばかり。いやむしろ、責め気が強いからこそ、と言うべきか。この四天王達は、元はと言えば彼女のユーベルコードで呼び出された存在。アリス自身の巧みな技巧が、今はアリス自身を責める技となって襲い掛かってくる。
「ふぁ、ああっ、あああああっ! そんなにっ……無理っ……」
体内に、零距離から澱んだ魔力を連射される。自慢の催眠も、彼らには通じず、何度も身体を跳ね上げるアリス。
「このっ……わたし、がっ……あああっ!」
注がれる魔力を自らの体力と変え、身体自体は万全だ。だが、主導権を握れない苛立ちと屈辱感が、声を上げさせる。
『ぐふふ……あっちは楽しそうだなぁ』
「ぁ……」
そんな声を聞きながら、グァーネッツォに語りかける怪物。大魔王城の一室に与えられた棲家で、彼女は延々、『コミュニケーション』を強要され続けていた。
「もぉ……や、だぁ……♪」
実時間では数十分と経っていないが、ゲーム内時間は、ひいては体感時間は、もう何年も経ったように感じる。
すでに彼女の目に光はなく、お腹を抑え、甘い声を漏らしてしまう。
そして、その近くの部屋では、同様にフランチェスカが、オーガの群れに連れ込まれていた。
「っ……やめっ……う、ぁぁ……」
ルナ達と違い、HPが0になった事でゲームオーバー判定を受け、バッドエンドとして住処に連れ込まれた彼女。巨体のオーガ達が、延々と彼女の身体を弄ぶ。
一匹の相手を終えても、代わる代わる。もはや彼女に出来るのは、弱々しく身体を震わせる事だけだ。
「や、やめなさい……やめなさいってば、んんん~~~っ!」
希望も光もない大魔王城。主の屈辱に満ちた嬌声だけが響く中、女達は絶望を与えられ続ける。
そして――。
成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴
第2章 集団戦
『醜き嫉妬の生命体』
|
POW : 妬心の暴虐
【対象の優れた部位を狙う触手】を放ち、自身からレベルm半径内の指定した全ての対象を攻撃する。
SPD : 精巧贋物
合計でレベル㎥までの、実物を模した偽物を作る。造りは荒いが【喉から手が出るほど欲しい他者の所持品】を作った場合のみ極めて精巧になる。
WIZ : 縋る腕
【醜い羨望】の感情を与える事に成功した対象に、召喚した【粘着性の高いぶよぶよした黒い塊】から、高命中力の【対象の所持品を奪おうとする触手】を飛ばす。
|
――プツン。
唐突に、猟兵達は電脳空間から投げ出された。サーバがダウンし、ゲームコーナーの光景が戻ってくる。
現実を取り戻し――中には、まだ意識が朦朧としている者もいるかもしれないが――すぐさま、近くの広い部屋に向かう。するとそこには予知通り、アナリシスの姿が。
『ふふふ、良くもボクの邪魔をしてくれたね。私は許さないよ。俺が潰してあげる。ふふふ。あはは』
一人称も、姿すら一定しないアナリシス。確かに暴走しているようだ。そしてその彼女……彼? の黒いレオタードの一部が剥離し、次々と形を為していく。
『醜き嫉妬の生命体』と呼ばれるそれは、すぐさま猟兵へと向かい……その装備をコピーし始めた。
まずはこれに対処しなければ、アナリシスと戦う事はできないだろう、だが……自分たちの装備を次々と写し取るその相手は、まさしく強敵だ。なんとか、活動限界まで耐えなければなるまい。
――出来るだろうか?
ユーリ・ヴォルフ
アドリブ共闘大歓迎
酷い目にあった…凍えるような水中の息苦しさを思い出し
息を詰まらせながらも気を取り直して前を向くと
眼前に迫るは大輪の炎
私は炎系のアイテムばかり所持しているから当然のこと
炎は生命力吸収で取り込めるから寧ろ心地よい。だが
力増し増しの『炎の砂』が大気中で暴発し、
紛れるように剣や炎槍が降り注ぐ
串刺しにされてたまるか!
捌き切れずに傷を負いながらも致命傷は避け耐え続ける
ふと頭上を覆う影。見上げると、それは
巨大化した『ファフニール』(竜)だった
はは…大きく育ちすぎたな、ファフニール…
竜の炎に吹き飛ばされながらも『オーラ防御』で壁を作り攻撃を緩和
あとどれ程耐え続ければいい?そろそろ…限界だ…!
日和見・カナタ
うえー…まだ頭がくらくらします…。
ちょっと休みたい気分ですが、アナリシスはもう出現しているみたいですね。
体さえ動けばさっきよりは何とかなるはず…そう信じて頑張ります!
遭遇したら2機の【ガジェットドローン】と碗部の火器で攻撃します!
カメラアイの観測による補正も入れて的確に当てていきますよ!
あれ、相手の様子が…あれは私のドローンでしょうか?
一は…数十機!? 全力で防御しても生身を庇いきれるかどうか…!
(絡み、アドリブOKです。NGはありません)
黒玻璃・ミコ
◆心情
むぅ、VRゲームでは酷い目に遭いましたね
ですが、現実世界では先程の様な過ちはおかしませんよ?
……あら?視界の端を黒猫が過ったよーな
◆行動
うふふふ、【毒使い】の本領……しかも私の切り札でもあるヒュドラ毒を使うとしましょうか?
私の絶対領域である暗闇ならば例の生命体と言えども封殺出来るでしょうしね
其にしても危険極まりない毒だからと言って
ちょっと瓶の封を固くし過ぎましたね
誰かに手伝っ……ありがとう御座い…
ちょ、私の切り札が……いくら【毒耐性】があると言っても……
(暗闇の中でしばらく悲鳴と怪音が響く)
◆補足
他の猟兵さんとの絡み、アドリブOK
「ふむ、まあ、私の装備は炎系ばかりだからな」
常人なら焼き尽くされかねない炎を浴び、佇むユーリ。だが、炎竜たる彼には心地よいそよ風に過ぎず、余裕を持ってそれを受け止める。
「このままならさしたる脅威では……むっ!?」
だが、直後。空気中に撒かれた砂が、発火し、爆発する。それに紛れ、真紅の大剣や巨大な魔槍が、いくつもに複製されて降り注ぐ。
「これは流石にっ……串刺しにされてたまるかっ!」
慌ててそれを回避するも、爆発のせいで攻撃の出処が掴み難い。身体を掠め、その度に傷が出来る。
「大丈夫ですかっ!」
「っ、ああ、すまない!」
横合いから、カナタが援護に入った。カメラアイでいち早く攻撃の軌道を掴み、ドローンの射撃でそれを逸らす。
「いえ。体さえ動けばさっきよりは何とかなるはずですからね……!」
仮想の痛みが、頭をふらつかせるが、それに耐えて、攻撃を分析し続ける。
「そうだな、このまま、時間を稼げば……」
武器の迎撃をカナタに任せ、炎の防御に集中するユーリ。相性の良い攻撃への防御を分担する事で、凌いでいく。
「っ!?」
だが、直後。頭上を影が覆う。
「これは……ドラゴンッ!?」
「ファフニール……」
驚くカナタに対し、ユーリはその正体に気づく。それは、彼が連れた仔竜のコピーだ。
……そう、仔竜、だった筈だ。
「はは……大きく育ちすぎたな……」
だが、それは巨竜の体躯で2人を見下ろす。『かつて』のユーリもかくやと言うその威容、そしてその開かれた口に灯る炎。
「っ、私の後ろにっ!」
「は、はいっ!」
今度はユーリが、カナタを庇う。迸る業炎は、炎竜である彼でなければ到底耐えられぬもので。
「う、ぐっ……!」
いや、彼ですら、その炎は阻み切れるものではない。咄嗟に張り巡らせたオーラの壁で凌ぐが、いつまで持つか。
「このまま、では……」
「おっと、これは立派な竜ですねぇ」
そんな窮地に、緊張感の無い声で割って入るミコ。タールの身体に浮かぶ目が、輝きを見せる。
「屠竜の魔女の力、見せ所と言う所ですか。これほどの竜が相手なら、切り札を切るのも吝かではありませんよ?」
その身体から広がるは、魔女の暗黒。ファフニールの巨躯を包みこみ、その視界を、五感を眩ませる。
「っ……はぁ、助かりました……」
「いえいえ。切り札はこれからですとも」
攻撃が止み、礼を言うカナタに、ぷるぷると身体を揺すって返すと、取り出すのは黒い液体の詰まった小瓶。
「ふふ、VRゲームでは酷い目に遭いましたが、現実世界では先程の様な過ちはおかしませんよ?」
厳重な封を解くべく、その身体から腕を突き出し、栓に手をかける。
「これは危険極まりない毒ですからね、少し離れていてください……っと」
栓を外し、瓶をその手で持ち上げる……いや、持ち上げた筈だが、感覚がない。
「おや?」
よく見れば。その瓶を持つ黒い腕は、ミコのものではない。さらに言えば、ミコの身体を抑えるこの腕も……。
「あ、あら? ちょっ……待っ」
敵のタールの触手がミコを拘束し、闇の中に引きずり込む。
「ま、待ち、いや、いくら私が毒使いだからと言って、それはっ……~~~~~ッ!?」
闇の中から響く、声にならない悲鳴、そして怪音。
「だ、大丈夫ですか……ね?」
「……あまり、大丈夫じゃなさそう、だが」
恐る恐る様子を伺うカナタとユーリの前で、展開された闇が晴れる。
「……」
再び姿を現す巨竜……の、足元で、ピクリピクリと痙攣するタールの塊。
「ダメ、かっ!」
一応、生きてはいるようだが、それを心配している余裕もない。ファフニールの炎を再び防ぐため、前に出るユーリ……だがその瞬間、カナタのドローンが、背後に異変を察知する。
「っ……ああっ!」
咄嗟に鋼の両腕を交差し、ユーリの背を庇うカナタ。そこに降り注ぐは、無数の弾丸。
その量は、四肢だけで防げるものではない。生身の身体を掠め、血が流れる。
「私のドローンもコピーしてくるなんて、それも……あんなに……!」
彼女を見下ろすのは、数十機のドローンだ。全てのガトリングの銃口が、カナタに向けられ、弾丸を降り注がせる。
「くっ……すまない、耐えてくれっ」
「っ、いえ……そちらも、すみません、お願いしますっ」
ユーリの方も、ファフニールの炎で手一杯だ。お互いに背を預け、庇い合う事で耐えるが、それが限界、反撃は愚か逃亡すら儘ならない。
「あとどれ程耐え続ければいい……?」
ユーリの問いかけにも、帰る言葉は苛烈な攻撃だけだ。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
石動・彼方
◉装備について
コピー出来る装備が無さそうなので、触手責めされます
◉開始状況
「はぁ…はぁ…もう、敵が来たの…?」
VRで嬲られた為、下半身は湿っており、身体は敏感になっている
◉抵抗、敗北
「た、戦わなきゃ…戦わ…んあぁっ!?」
拳を握り締めて殴りかかろうとしたけど、私の手脚を縛る触手に為すすべも無く拘束されて、衣服を剥がされ、ぐしょぐしょだった下着も剥ぎ取られてしまい。
「嫌、許して…今、敏感なの、今は…今はぁぁ!」
洪水を起こしている穴に触手を鋭く突き込まれて、胎内を蹂躙されれば為すがままにはしたなく喘ぐしかできなくて。
「んあぁぁ!んはぁ!あぁん!あん!」
◉アドリブ大歓迎
暴力、エッチな行為、NG無し
アイ・リスパー
「はぁ、はぁ……
VRゲームではひどい目にあいました……」
火照った顔で息を荒げながら、敵を睨みつけます。
「こんどは装備の模倣ですか。
ですが電脳魔術士である私の武器はこの頭脳!
模倣能力など効きません!」
……あれ?
けど、優れた装備がない場合、触手で優れた部位を狙ってくるのでしたっけ?
「きゃあっ」
【ラプラスの悪魔】による攻撃予測で、頭を狙った触手の一撃は回避しますが
全身を触手に絡め取られ動きを封じられてしまいます。
「やっ、これ、さっきと同じパターンじゃ……?」
服の中を這いずる触手の感覚。
さっきと違うのは、それが現実の肉体に対する責めだということと
私の身体が熱く火照っていることで……
「いやっ、だめぇっ」
「はぁ、はぁ……VRゲームではひどい目にあいました……」
火照った身体で、息を切らしながら、生命体と対峙するアイ。
「こんどは装備の模倣ですか。ですが、電脳魔術士である私の武器は、この頭の……きゃあっ!?」
その優れた知性を見て取ったか、頭部に襲いかかる触手を、間一髪で回避する。
「ふ、ふふ、無駄ですよ、あなたの攻撃はシミュレート済みです!」
強がり半分で誇るアイだが、ならばと生命体はさらに触手の数を増す。
「あ、あれ。これ、避けられな……」
アイの優れた知能が、回避できない事を算出し、冷や汗を滲ませる。そしてそのとおりに迫る触手。
「ま、待って、これさっきと同じパター……んんんっ!?」
頭を喰らわれないように庇うのが精一杯、逆に言えば頭以外は一切庇いきれない。全身を触手に巻き付かれ、動きを封じられてしまう。
「や、やぁ……た、助け、てっ
……!?」
焦りながら、周囲の猟兵に助けを求めるアイ。だが、視線を向けられた彼方の動きは重い。
「はぁ、はぁ……た……助けなきゃ……」
彼女がVRで受けた蹂躙の記憶は、現実の肉体をも熱く滾らせ、濡らし。内股で堪えるのが精一杯のその姿に、戦う力など感じられない。
「た、戦わなきゃ……ならない、のに……きゃああっ!?」
その鍛え上げられた肉体へ、触手が巻き付く。空中に持ち上げられ、四肢を奪おうとするかのように引かれると、身体が大の字に広げさせられる。
「痛っ……や、めっ……て……」
乱暴な扱いに声を漏らすが……触手の興味は四肢に留まらない。
「や、あっ、嘘っ、だめっ……ああっ!?」
衣服を下着すら剥ぎ取られる。自力で隠す事すら出来ないが、その触手によって無理やりに、大事な部分を隠される。
「嫌、許して……今、敏感なの、今は……今はぁぁ
……!?」
その隠れた場所に、侵入してくる触手。優れた肉体を隅々まで奪い取ろうと、火照った彼方の身体を徹底的に蹂躙する。
「んあぁぁ! んはぁ! あぁん! あん!」
彼方の事情など一切勘案しない暴虐の蹂躙。それは彼方にとって、トラウマに似た強い快楽を与えてくる。抗えない。抗える筈もない。
身体の内外からの快楽に、はしたなく喘ぎ続ける。
「い、ああっ……ん、ふあ、うぅぅっ!?」
「あ、あんな事……っ
……!?」
そんな彼方の姿を見ながら、助けが来ない事を理解するアイ。今から自分に起こる事を先読みしてしまい、絶望に表情を歪める。
「っ……いやっ、だめぇっ!」
幸いにして、肉体を奪おうとされない分、乱暴さはあまり無い。だがその分、甘い刺激が与えられ、アイの幼い身体を蕩かしていく。
「こ、こんなのっ……だめですっ、あっ……どうして、っ……!」
VRの責め苦で火照った身体、いや、心。そこに与えられる刺激は、優れた知能ですら理解出来ないほど、甘美で、堪え難い。漏れる声に喜悦すら混じってしまう事に困惑しながら、次第に、溺れていく。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
グァーネッツォ・リトゥルスムィス
ようやく出て来たか、苦労した甲斐があったぜ
アナリシスが手を下さない内に嫉妬生命体を消耗させていこうぜ!
敵達に果敢に斬り込んでいくけど、反撃してこない?
妙だと思い一歩引いて……ひゃん!お尻撫でられた!?
あ、いで!今度は胸が痛い……
これは、オレの幽冥竜槍の『存在感の薄さ』の特性を触手に付与してて、触手が離れた時にようやく攻撃されたと気づくのか!
目で見えてても頭が無視してたら避けようがないから、
鉢巻で目隠しして布生地を少し切って耳栓し、
より不利なスタイルになって朽ちぬ闘魂を発動する
耐久重視で敵達の自滅を待つぜ
例え胸や尻がどうなろうと、きゃん♪
時間がかかっても、あん♪
生きてさえいれば勝てると信じてる!
秦田・麻弓
持ち物をコピーされるっていってもさっきの戦闘でめちゃくちゃされて全部取られて…ってあれ?あ、そっか、VR…いや別に残念そうにはしてないですよ
私の銃だと電気の供給いりますし、この服電気に対して耐性ありますし…そこまでダメージは出ないんじゃないかなーとか…
あ、でも、意外と刺激が強くて…お、おおお…
…これ服なかったらもっと刺激も…あ、取っちゃダメですよ、ホントにダメですって、優れた部位って多分そういうところですし、脱がされて触手と電気でとかそんなそんな…ぜ、絶対イイじゃないですか…
よ、よーし、いっぱい見せびらかして嫉妬心を煽れれば、より酷い目に…へへ…
フランチェスカ・ヴァレンタイン
ヒドい目に遭いましたが、VRで幸いでしたわね…
あら…? てっきり得物の何れかを、と思いましたが――ッ!
聖痕がコピーされたようで、周囲を囲む個体一つ一つの胴体?に鈍く紫色に輝く「V字状の泊まり木の上に満月」「三日月に重なる睡蓮」の紋様が
身体能力を大幅に底上げするため、より強化されたモノが複数となるともはや手に負えず
更には所有者本人も認識していない効果がもう一つ……
謎の衝動に意識を蕩かされ、優れた部位と見られたのか肢体の各部を触手に襲われ、強化された一撃にスーツも耐え切れずに弾け飛び
絡み付いた触手に生命力を吸われ、触手の群れはより効率的に吸収を行なおうと――
※アドリブ・絡み歓迎、諸々は存分にどうぞ
「ヒドい目に遭いましたが、VRで幸いでしたわね……」
「そうですね、幸いでしたね……はぁ」
フランチェスカの言葉に同意しつつ、どこか残念そうな麻弓。彼女たちの前にも、生命体が姿を現す。
「さあ、一体どの装備をコピーし……あ、ら?」
無数のタール達の肉体に輝くのは、泊まり木の上の満月、三日月に重なる睡蓮。フランチェスカの身に刻まれたのと同じ紋様。
「まさか、聖痕を……きゃあっ!?」
身体能力を大幅に底上げされた生命体。その動きにまるで対応できず、手にした斧槍をあっさりと弾かれるフランチェスカ。
「おお、すごいですね、これ……あっ」
麻弓も、その身体を触手に絡め取られる。抵抗出来ず、と言うより抵抗していなかったようにも見えるが。
「まあ、でも私の装備はコピーしてもさほど、お、ぉぉぉぉぉ
……!?」
ボディスーツの上から、『優れた部位』である豊かな胸やお尻に、雷撃銃を押し付けられる。耐電を上回る電撃が敏感な部分に打ち込まれると、大きく身体を震わせる麻弓。
「こ、これは……意外に刺激が……つ、よっ……!」
激しさに、恍惚と溢れる声。さらに、電撃で痺れた所を触手でいじられると、いつも以上に敏感に感じてしまう。
一方、フランチェスカの方も圧倒的な力を得た相手に、防戦一方だ。だが、焦りと同時に、困惑が強まる。
「きゃあっ、どうして……」
模倣された聖痕を見ている度に強く感じる誘惑。本人すら意識せぬ謎の衝動に、強く意識を支配され、身体が火照る。
「ああっ!?」
その隙を突かれ、全身を拘束される。絡みついてきた触手が、こちらも豊かな胸やお尻を狙って刺激を与えてくる。
「っ……はっ……こんな……んんっ、はあああっ!」
それを悦びと感じてしまいながら、その身を蹂躙される。スーツも軽々と吹き飛ばされて、荒々しく生命力を吸い上げられる度に、より一層の喘ぎが口から溢れ出す。
「待て、これ以上はやらせないぜ!」
2人を救出すべく、グァーネッツォが竜骨の斧を振りかぶる。巨大なそれで触手を断ち切ろうとし……。
「ひゃうんっ!?」
だが、お尻に刺激を感じて声を上げ、斧を後ろに落としてしまう。
「な、なんだ……んぁっ!?」
さらに、大きな胸がひっぱたかれたように痛む。何もされていない筈なのに、刺激が、苦痛が、ドワーフの豊満な短躯を襲う。
「どうして、だっ……いやまさかっ」
背に負っていた槍が、いつの間にか消えている。存在感の薄い幽冥の槍。
「こいつを奪って、その存在感の薄さを強化し……ひゃんっ!?」
見えないのではない、目に映っているのに気配すら感じられない。責められて初めて気づく。
「こいつは厄介だな、避けようが無いぜ。だがそれなら……」
鉢巻で目隠しをして、耳を塞ぐ。敢えて自分を不利な状況に追い込む事で、肉体の耐久力を上げる、グァーネッツォの闘魂の力だ。
「これで……んんっ……自滅を待つぜ……くぁっ……」
当然、視覚と聴覚を断てば、感覚は鋭敏になってしまう。責められる度に声を上げてしまうグァーネッツォ。
「きゃ、んっ……あっ、胸……し、りぃっ!?」
さらに彼女に誤算があるとすれば、フランチェスカの聖痕によって生命体の力が増していた事だ。ただでさえ低身長で目立つ豊かな胸やお尻が、荒々しく揉みしだかれて張り詰め、ひっぱたかれて腫れ上がる。
「い、生きてさえいればっ……勝てる……んぁぅっ!?」
「は、ぁ……ぁ……ぅぁっ……ひぅっ……」
それでもグァーネッツォはマシな方で、フランチェスカは言葉を発する力すらない。やはり本人が一番聖痕の魅惑に馴染むのか、蕩けきった身体。その敏感な部分から効率的に『生命力』を吸い上げられる。触手に支えられなければ立っていられない。
「んひぃっ……」
それでもなお、吸われ続ける。胸の頂点から力を吸われる度に、力なく身体が痙攣していく。
「うわー……すごいですね……ん、ふぅっ……!」
その有様を見つめ、表情を赤く染める麻弓。責められる度に喘ぎながらも、若干の余裕がある。
「まあ、この服は耐電仕様の、すごく良いスーツですからねー。それにほら、私の身体ももっと良い所がいっぱい……へへ」
誇るように身体を見せつける事で、生命体の嫉妬を煽る。狙い通り、スーツを荒々しく剥ぎ取られ、『良い所』を探すように這い回る触手。
「あ、そう、そうです、そこ……おぉぉぉぉっっ、そ、そこは、狙っちゃダメですよぉ、んひぃぃぃっ……電撃とか流しちゃだ、めええええっ……♪」
口では拒み、実質的にはねだり、触手の動きを誘導しては、激しい快楽で蹂躙されていく。ただでさえ普段から蕩けた頭が聖痕を見つめる事でさらに蕩け、貪欲に快楽を求め続ける。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
アリス・セカンドカラー
NG:リョナ、スカ
精巧贋物:サイキッキヴァンパイア
縋る腕:ワンダートイボックス
まぁ、体内に埋め込まれた刻印以外は全部奪われてもOKです。
コピーされたサイキッキヴァンパイアの念動力由来の催眠術&毒使いで意識を残したまま身体の支配権を奪われた上で感度を数万倍に高められてエッチな目に合わされます。普段自分がヤってることの強化版をヤられるわけですね。
意に沿わない行動を強制され、奪われたワンダートイボックス以下様々な玩具と触手で散々に嬲られます。
仮にこの敵が喋れなくても、玩具の中に合成音声物もあるから言葉責めも問題無くヤってくることでしょう。
ただ耐えて内なる夜に発生したエナジーを蓄えるのが唯一出来ること
「こんな……屈辱……をっ……!」
顔を赤く染め、怒りと屈辱に立ち尽くすアリス。一見すれば、その身体は一切触れられていないように見える。
『どうカしラ。ジゆウを、うばワれルきぶんは』
「最悪……よっ!」
だが、彼女の根幹たるサイキックヴァンパイアの力を強化模倣された事で、身体の支配権を完全に奪われた。今の彼女は、口以外、指一本すら自由に動かせない。
『まだ、ソんなクチが、キけるのネ』
奪われた玩具の、合成音声が響く。無機質で不自然の中に確かな嘲りを感じ、屈辱が高まるが……。
『なラ、こうしタら?』
「っ、ふあああっ!?」
身体の感度を強制的に高められると、衣擦れだけで悲鳴を上げてしまう。
『エラそうにしてテも……タアいなイ♪』
「ひ、んっ……ちょ、調子に……くひぅっ!」
ダメ押しに、腕が勝手に動くと、玩具を自分の身体の敏感な部分に押し付ける。抗い難い快楽と、それに倍する屈辱に涙すら滲ませるアリス。
「や、め……ないでっ……」
(……!?)
挙げ句、口の自由すら奪われる。潤んだ瞳でおねだりする……そんな、普段のアリスなら死んでも見せないような痴態を、無理やり演出される。
『ソウ。じゃあ、おノぞみドオり♪』
「っ、あああっ……もっと、もっとっ……!」
タールとサイキックの触手が這い回る度、身体が快感に跳ね上がる。
(こんな言葉を、私がっ……)
堪え難い、身を焦がす屈辱。それを内に蓄えるのが、彼女に出来る唯一の事だ。
大成功
🔵🔵🔵
ドゥルール・ブラッドティアーズ
アナリシスにまた会えると聞いて!!
ああ、やっぱり可愛い……❤ 好き……❤
一刻も早く愛し合う為にも、この黒いのを倒すわよ!
武器や防具は置いてきたわ!
注意すべき要素を触手攻撃だけに絞る為にね
『愛の想起・妖狐蒼炎連弾』発動。
小町の狐火で焼き払いつつ
熱でコンピューターに負担をかけていくわ
そういえば、この黒いのって
アナリシスのレオタードの一部が剥離したものよね?
じゃあ、この子達も 愛しのアナリシス……!
あっ、触手に捕まっちゃった❤
小町:ルルさーん!?
ああ、アナリシスに蹂躙されてる…… 幸せ……❤
(愛おしそうに、触手に【生命力吸収】のキスを)
小町:ルルさんが触手攻めされるのは
勝手ですが、なんで私まで~!?
「ああ、愛しのアナリシス……やっぱり可愛いわ、好き……♪」
援軍として到着したドゥルール。アナリシスに恋い焦がれ、そのためだけにやって来た彼女は、中性的な愛らしい容姿を持つ金属生命体に熱い視線を注ぐ。
「さあ、一刻も早く愛し合う為にも、この黒いのを倒すのよ!」
「ええ、わかりました!」
呼び出したしもべの狐に、蒼炎で周囲のタールを焼き払わせていく。彼女にとって、黒いタールは、愛しい相手との逢瀬を阻む邪魔者に過ぎない。
「あら、でも……?」
と、思っていたのだが。
よく考えてみると、さっきこの生命体は、アナリシスのレオタードから剥離していた覚えがある。
「はっ、と言うことは、この子達も愛しのアナリシス
……!?」
それに気づくや否や、狐を押しのけ自ら触手に身を投じる。
「あっ、捕まっちゃった♪」
「ルルさーん!?」
主の行為に焦る狐とは裏腹に、幸せそうに肉体を蹂躙されるドゥルール。
「これがアナリシスを包んでいたのね……!」
「いや、ルルさんが触手攻めされるのは勝手ですがっ……ちょっ!?」
主の援護と指示を失ったしもべも、触手に絡みつかれる。
「ああ、アナリシスに蹂躙されてるわ、幸せ……!」
「ル、ルルさーんっ、ねえ、聞いてますか、ルルさ……ひゃあんっ!」
だがそんなしもべの危機も無視して、と言うか目にも耳にも入らず、ただただ、睦み合いに耽溺し、触手に口づけていく。
大成功
🔵🔵🔵
彩波・いちご
【恋華荘】で引き続き
酷い目にあいました…麻雀であんなことになるとは…
って『コネクトテンタクルス』がコピーされてます?!
あれ、アイテムとして使ってますけどUDCの細い触手なんですよ…どこにでも潜り込んできてそれを操ってしまうというか…
この触手がコピー喜久子さんを操っているのか、喜久子さんの攻撃よけようとすると触手に絡まれてっ?!
ひえええ……体を這われたり潜り込まれたり気持ち悪いというか気持ちよくなったら、まずいというかー?!
私以上に絡まれてるアルテミスさんを助けないとっ…
って触手細いから掴みづらくて…何か余計なところ掴んだ、ような…?
とにかく彼女救出したら【天使のような悪魔の歌声】で一掃しますっ
黒岩・りんご
【恋華荘】で引き続き
麻雀であれ程苦しめられるとは…誘ったのを申し訳なく思いつつ
でも今はそれ以上の大問題が
わたくしの『喜久子さん』が?!
普段使う薙刀ではなく、アルテミスさんの大剣を装備した喜久子さん
自分の喜久子さんを取り出し応戦しますけど、くっ、本当にわたくしの喜久子さんより性能あがってる…?
いえ、これは私が喜久子さんのポテンシャル活かしきれてないだけ
【巫覡載霊の舞】で銀髪銀角の神霊体に代わってもようやく互角に持ち込むのがやっとですか…?
いちごさんとアルテミスさんが触手でじゃれあってる間、わたくし1人で戦線維持ですがこれ辛いですよっ?!
喜久子さんと戦うだけでも辛いのに
援護はまだですかー?!
アルテミス・カリスト
【恋華荘】
いちごさんは女の子
「うう、ぶいあーるでは酷い目に遭いました……
ですが現実世界なら遅れは取りません!」(フラグ)
大剣を構えて敵と対峙しますが、愛用の大剣をコピーされ
りんごさんの『喜久子さん』に装備されてしまいます。
「コピー品程度に負けはしませんっ!」
全力で斬りかかりますが喜久子さんが操る神速の大剣に剣を弾き飛ばされ……
さらに鎧と服も大きく斬り裂かれてしまいました。
そこにコピーされたいちごさんの触手が迫ってきて絡みつかれ
身体中を這い回られてしまいます。
「ひゃんっ、そんなところに入っちゃだめぇっ」
細い触手に弄ばれながら、助けに入ってきたいちごさんにも
身体を触られて……
「やっ、だめぇっ!」
「うう、ぶいあーるでは酷い目に遭いました……」
「麻雀であんなことになるとは……」
ぐったりとした疲労を感じるアルテミスといちご。
「申し訳ないです、まさかあんな事になるなんて……っ!?」
麻雀に誘ったりんごが謝罪するが……慌てて偃月刀を抜き放ち、迫る斬撃を防ぐ。
「な……喜久子さんっ!?」
その斬撃の主は、彼女の操る懸糸傀儡。普段は薙刀を振るうはいから娘が、大剣を手に迫る。
「私の剣までっ……ですが、コピー品程度に負けません!」
すぐさま、アルテミスも構え、斬りかかる。その大剣が、傀儡に迫り……。
「現実世界なら遅れは取りま……え?」
電光石火。目にも留まらぬ早業が、アルテミスの大剣を弾き飛ばす。
「つ、強っ……きゃあああっ!?」
それだけではない。今の一閃だけで、鎧と服が切り裂かれ、身体の前面が溢れでる。慌てて服を押さえて隠すアルテミス。
「本当に、わたくしの喜久子さんより強い……?」
自分が操っては到底見せられないような強さに衝撃を受けるりんご。彼女も銀髪銀角の神霊体となって斬りかかるが、容易く攻撃を防がれる。
「くっ、いえ、これは……私が喜久子さんのポテンシャル活かしきれてないだけ……!」
返す刀を、ギリギリで防御する。神霊の力ならばなんとか、その防ぎきれない事はないようだが、それが精一杯だ。
「りんごさんっ、今すぐに援護をっ」
飛ばされた大剣の元に駆けるアルテミス。その手が大剣の柄を握ろうとして……だが、腕に絡みついた何かに阻まれる。
「アルテミスさんっ、気をつけて、私のコネクトテンタクルスが……ひゃんっ!?」
その正体は、いちごに宿ったUDCである細い触手……そのコピーだ。精密な動きを可能とするそれが、いちごの、アルテミスの服の隙間に潜り込む。
「いちごさんっ、そんな……ひゃんっ……そ、そんなところに入っちゃ……んんっ、だ、だめぇっ!?」
「すみません、アルテミスさ……んんっ、あっ、ひえ
……!?」
元より精密動作を得意とする触手だ。コピーされ、能力が強化されると、その精度は凄まじい。あっという間に人体の急所を探り当て、巧みに刺激する。
「や、あ……気持ちい……じゃ、なくてぇっ!?」
これ以上責められていてはいろいろな意味でまずいと焦るりんご。咄嗟にアルテミスにのばした手が、柔らかいものを掴む。
「って、ええっ、ご、ごめんなさいっ!? ……は、外れないーっ!?」
「ふぁ……あああっ、やっ、だめ……ぇっ……」
アルテミスの胸を掴んだ状態で、触手に腕を固定され、焦りを隠せないいちご。だがアルテミスはと言えば、焦るどころではない。触手から与えられる刺激、いちごから与えられる刺激、その双方に苛まれる事で、理性が揺らぐ。
「だめ、ですっ、あ、ふぁ、も、うっ……んっ、んん~~!」
「あ、アルテミスさ~んっ!? ……ふあああっ!?」
焦れば焦るほど、拘束は強固になる一方で、アルテミスの胸を何度も揉みしだいてしまう。加えていちご自身も両手がふさがっていると言う事で、服の下に這い回る触手を阻めず、声を上げてしまう。
「あ、あのー! 援護はまだですかー!」
「ああっ、す、すみません~!?」
そんな触手パニックの間、りんごは一人で喜久子さんの相手をし続けている。
「わたくし1人で戦線維持ですがこれ辛いですよっ?!」
「わ、わかってるんですけど、これっ、外れなっ……あああっ!?」
焦れば焦るほど自由が効かなくなるいちご。焦らせると分かっていても声をかけざるを得ないりんご。
「く、くぅっ、喜久子さんと戦うだけでも辛いのにっ……もうっ
……!?」
肉体に刻まれた羅刹紋を浮かび上がらせ、必死に戦い続けるりんご。なんとか攻撃を防げてはいるが、重い大剣を防御し続けて、腕の痺れが抑えきれない。
「って言うか、よくみると、これっ……」
目の前の傀儡を操っているのも、よく見ればいちごの触手。
「つまり、この状況全部、いちごさんがこの触手をコピーされたせいではっ……」
「ほ、本当にすみません~!?」
まあコピーについては、いちごの非はそれほどない。
「は、はぁ……はぁ……いちごさん、私、もう……」
「あ、アルテミスさんっ、頑張って我慢してくださいっ!?」
ただ、アルテミスが蕩けて切羽詰まっているのは、半分以上いちごのせいだ。
「だ、だめぇ……もう……耐え、られ……」
「早く援護をー! もう限界ですー!?」
「あぅぅぅぅぅっ!?」
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
テフラ・カルデラ
ふぅ…とても楽しかったですぅ♪
カーボンフリーズ…ああいうのがあったのですね!いずれリアルでも体験できればなあ…?
と、予知通りに暴走状態のアナリシスさんが来ましたね…
その前にあの黒いどろどろとした塊を相手しなければ…
ってわたしの石化ポーションをコピーして…投げつけ始めました!?
みなさん気を付けてください!これに浴びると…わぁぁぁ浴びちゃった!?
か…身体が石化して…あぁ!追い討ちにみんなから浴びせられて…!!
もうだめ…完全に…い…し…に…
(アドリブ・絡みなど歓迎!)
ルナ・ステラ
うぅ...
現実では何ともなってないけど、気持ち悪かったです...
今度はちゃんとしたゲームを楽しみたいです
また気持ち悪そうな敵ですね...
優れた部位を狙ってくる触手って、わたしの優れた部位って何でしょうか?
狙われる部位が分からないから戦いづらそうです...
攻撃に注意しつつ、魔法で数を減らしていこうと思います
数が減ってきていい調子です!
(なんだか大きくなってきてるのは気のせいでしょうか?)
——なんで、わたしのルーンカードが!?
あれは、ベオーク(成長)のカード!
きゃあ!
今度はニイド(束縛)のカード?!
あぅ...大きくなった敵が向かってきてるのに動けません...
ひゃっ!触手気持ち悪いです...
クロ・ネコノ
アンジェとはぐれちゃったか、さすがに探してる余裕はないよね。
どうしたもんかなぁ。
<弓で攻撃しようとするも、相手が電脳リボンを用いた演算による早射ちをしてくるので射る暇もない。
ならばとゴム体質を使用して回避しつつ接近、近接攻撃をしようとする、
が本人も持っていたことを忘れていたロープと電脳リボンの演算の合わせ技で菱縄縛りにされ身動きが取れなくなる。
ゴム体質で抜け出そうとするも触手に四肢を捕まれて、元から大きいが縛られた事でより目立つ胸をこれでもかと弄られた。この手の事に耐性のないクロは余裕無く抗議の声をあげたが口に極太の触手を突っ込まれて沈黙、後は触手が自壊するまで胸を中心に弄ばれる事となった>
アンジェリカ・ヘインズビー
…お仕事です(少しふらふらしている)
さっきの鬱憤をぶつけます。
<敵に向かっていくが敵がハンマーを出したことで(先程のゲームが過ぎり)動揺、敵は隙を見逃さず軟化薬を投擲、右手に受けてしまう。
強化された軟化薬の即効性は凄まじく武器の重さに耐えきれなくなり手放す。
その後敵のハンマーは避けられるが再度軟化薬を当てられて転倒。
更に大量の軟化薬をかけられ、餅の様に柔らかくなった段階で気付く、ただただ自身の道具に追いたてられる無様な様を鑑賞するためわざと当てなかったのだ。
敵がハンマーを掲げるが嬲られていたおかげで時間が経ち自壊、軟化薬溜りの中、アンジェは軟化した体で立ち上がろうとぷるぷるともがいていた。>
「ふぅ……とても楽しかったですぅ♪」
「それは……良かったですね」
VRを何気に満喫したテフラと、未だふらついているアンジェリカ。彼らにも生命体の魔手が迫る。
「クロさんともはぐれてしまいましたし……鬱憤をぶつけさせてもらいます」
据わった目で、巨大な槌を手に敵に向かっていくアンジェ。その目の前で、生命体はその腕の形を変え、アイテムをコピーしてくる。
「っ!?」
当然、コピーされた武器は、アンジェが手にしたハンマーだ。それ自体は覚悟していたが……脳裏によぎる、先程のゲームの記憶。
隙を見せた瞬間、敵はさらに、薬瓶をコピーして投擲してくる。
「しまっ
……!?」
その薬は、軟化薬。右手が硬さを失い垂れ下がると、ハンマーなど持っていられない。
「くっ!」
振り下ろされる敵のハンマーをなんとか躱すも、続けざまに脚に当たる軟化薬。今度は立っていられず転倒する。
「こ、このっ……あ、当たりませんっ……」
必死に這い、転がり、ハンマーを避け続ける。だがその度に軟化薬をぶつけられ、身体が溶けていく。
「だ、大丈夫……ですかっ……」
アンジェの危機に慌てるテフラ……だがその瞳は潤み、頬は上気する。
「あ、あんな……あれ……どうなっちゃう……の……?」
その視線が捕らえるのは、軟化し、自由を喪っていくアンジェの肉体。あの薬が自分に浴びせられたら、それを想像するだけで、状態変化に強い誘惑を持つ彼の心は揺さぶられる。
「っ、あ
……!?」
そうして目を奪われていたため、別の生命体が彼に迫っていた事に気づかなかった。こちらも薬瓶を投げつけて来る。
「あ……だ、だめっ……!」
咄嗟に躱そうとするが、強い誘惑に揺れた彼の動きはあまりに鈍い。脚をもつれさせ、倒れ込む。
「ああっ
……!!」
床に飛び散った軟化薬の水たまりに手をつき、尻もちをつく。途端、力と硬さを失い、トロケていく肉体。
さらにその上から、もう一方の薬を浴びせられる……こちらはテフラ自身が持つ石化ポーションだ。
「こ、こんな……こんな、のっ……」
下半身と腕が原型を失い、柔らかく形を変えていく。そして、その状態でさらに、柔らかい部分も正常な部分も、まとめて石に変わっていく。
「こんなの……だ、め……助け……て……」
一度変わり始めれば、急速、に。怯えつつも興奮を隠しきれぬまま、完全に固まるテフラ。
(く……そういう……事、なんですね……)
そんなテフラにを見て気づくアンジェ。ハンマーは当たらなかったのではない、当てなかったのだと。そうでなければ、今頃テフラが攻撃されていない筈がない。
(私達を……弄ぶ、ためにっ……)
すでに全身が軟化しスライムのように溶けている。顔も引き伸ばされ、口もすでに言葉を発せる状態ではない。
(っ……)
そしてついに動けなくなったアンジェめがけ、ハンマーが振り下ろされ……る、寸前。生命体は自壊し、消滅した。
後に残されるのは、半身を溶かされ石化した少年と、ぷるぷると揺れる無様な塊のみ。
「アンジェとはぐれちゃったか、どうしたもんかなぁ……!」
はぐれた相方がそんな目に合っているとも知らず、別の生命体と対峙するクロ。ロングボウを構えはするが、コンピューターを内蔵したリボンをコピーした敵の攻撃の前には、弦を引く隙もない。
「仕方ない、それならこれで……!」
その身体をゴムに変化させ、グッと伸縮させた。十分に溜め込んだ弾力で、一気に間合いを詰める。
「これはコピーできないだろ……うっ!?」
だが、彼女の目の前に広がるのはロープの網。
「くっ、そういえばそんなものを持っていたかっ」
自分すら忘れていたそれに囚われ、一気に縛り上げられる。ゴムの身体の弾力で逃げようとするが、電脳リボンの演算は、それすら計算して彼女を縛り上げる。
「や、やめ、ろっ……あっ!?」
四肢を触手に絡め取られながら、縄がさらに強く食い込んでくる。菱縄縛りで完全に身動きを封じられると共に、大きな胸が強調されるように絞り出される。
「ん、ぁっ……ひっ……な、何をっ!?」
そして、その強調された胸を『優れた部位』と判断し、触手が胸に吸い付き、弄り回していく。慣れない刺激に声を上げ、身体を跳ね上げるクロ。
「ふああああっ……あっ!?」
「あ、あんな事をして……その人を離してください!」
クロを助けんと、ケン(炎)のルーンが刻まれたカードを放つルナ。別の生命体に阻まれるも、それを燃やし尽くす。
「うぅ、もう、気持ち悪い……邪魔をしないで……!」
だが炎は別の生命体を呼び寄せる。先程のゲームを思い出すような敵を前にして、嫌悪を隠さず必死にカードを投げ続け、数を減らしていくルナ。
「この調子で……ふぇっ!?」
だが、あと一体、となった所で、その生命体がいきなり、膨れ上がる。巨大化し、ルナを見下ろす大きさとなった巨大な生命体、その中央に埋め込まれているのは、ルナのカードと似たものだ。
「あ、あれは、私のカード……しかもベオーク(成長)のルーン!?」
流石にたじろぎ、逃げようとするルナ、だがその身体は動かない。気づけば足元にも、同様にルーンのカードが置かれていた事に気づく。
「ニイド(束縛)っ……い、いつの間にっ!」
自身よりも優れたルーン使いを見せる生命体に驚くが、逃げる事は出来ない。迫り来る巨大な生命体に一呑みにされていく。
「き……気持ち悪いですぅぅ……」
体内でドロドロとした感触に包み込まれる嫌悪に、顔を赤らめるが、身を捩る事すら出来ないルナ。
そして、ルナが苦闘している間も、クロはその胸を責められ続けていた。
「ふぅ、ぁ……はぁ……こ、この……」
脱出する気力すら失うほどの、徹底した責め。身体が弱々しく震える。
「い……いい加減にし……ろっ!?」
なんとか抗議の声を上げるクロの目の前で、ベオークのルーンを輝かせる触手がその太さを増した。
「もご、ぉっ!?」
その禍々しさに顔を背ける暇すらなく、口にねじ込まれる。くぐもった声を漏らす事しかできなくなり、あとはただただ、胸を弄ばれ続ける。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
弥久・銀花
(アドリブ、他の人との絡み、ピンチシーンとか歓迎です)
【SPD】
ぐへぇ、痛たたた……、はっ! う、動ける! 出られたんですねやったぁ! (余談、ゲーム内の銀花の設定は死刑囚でした)
えっと、あれは……、確かブリーフィングで所持品奪ったり鍛えた部分を攻撃してくるって聞いた奴でしたっけ。
って事はもう戦闘中ですか! 私も……!(ぐぅ~、とここで気合を入れた銀花のお腹の虫が鳴きました)
とと、その前に素早く腹ごしらえ、と(『お母さんの作ってくれた大きなお握り』を食べようとして)
ああっ! 私のお握り返して下さい!
食べ物の恨みは恐ろしいって事を教えてあげます! 鋭刃線閃!
伊美砂・アクアノート
【SPD】―――却説(さて)、自分自身の手練手管を見るなんて、中々ない機会だもの。存分にオレ自身の遣り口を研究させて貰おうか! ……不敵に笑って見せつつ、分身。 私たちは暗器遣い。武器も複数、人格は軍団。俺たちの殺しのパターンは千変万化、常に強制される無数の選択肢。・・・しかし、コピーの精度が高いな…。【地形の利用5、見切り5、第六感5】で、正面からぶつからないようにする。…オレはまだマシな方か? 武器からビームとかバリアとか、ヤバい魔法が出る杖とか持ってる連中は大変そうだ。 自身の武装の中では、『糸』だけは必死に回避する。アレだけはマジヤバなんな。流石に首チョンパはしたくないでゴザル。
「――却説(さて)」
その身を二重に分かち、好戦的な笑みを浮かべる伊美砂。
「自分自身の手練手管を見るなんて、中々ない機会だもの。存分にオレ自身の遣り口を研究させて貰おうか!」
その双身に仕込まれたのは、無数の暗器。千変万化の殺しの手管で、生命体に戦いを挑む。
「そらっ、これでどうだっ!」
マシンピストルの援護を受け、間合いを詰め、マチェット一閃。だがそれを当てるより先に大きく飛び下がり、ショットガンの散弾を躱す。
「当たらな……うぉっと!?」
その目立つ反撃に気を取られた隙、後頭部に殺気を感じる。咄嗟にかがんだ直後、頭部のあった所を、死角から迫る分銅鎖が通過した。
「コピーの精度が高いなっ!」
驚きを露わに、一旦間合いを取る伊美砂。
「正面からぶつからない方がいいな。……まあ、オレはまだマシな方か?」
他の猟兵達も大分苦戦しているようだと、ちらりと視線を向けて様子を伺う。
「出られた……う、動けるって素晴らしいですね……!」
たまたま目に映ったのは銀花。VRでは囚われの身だった彼女は、身体の自由を謳歌するように動かす。
「さあ、今度は現実空間での戦闘ですね、私も、気合を入れて……っ!」
が、刀の柄に手をかけた途端、ぐぅ、とお腹が鳴り響き、恥ずかしげに顔を赤くする。
「……コホン。その前に、その前に素早く腹ごしらえ、と」
懐から取り出すのは、大きなお握り。母に握ってもらったそれは、ご飯は白く輝き、とても美味しそうだ。ちなみに中身は、醤油を馴染ませたおかか。
「いただきま……っ!?」
だが、それを食べようと口を大きく広げた瞬間、お握りは手の中から消失する。
「……? …………あー、私のお握りを!?」
生命体の触手によっておにぎりを奪われた事に気づき、怒りと共に守り刀を抜き放つ銀花。
「た、食べ物の恨みは恐ろしいって事を教えてあげます!」
すぐさまその刀を振るって襲いかかるが、ひらりひらりと躱される。そのまま、体内にお握りを取り込んでいく生命体。
「あーーー!」
絶望に、そして怒りに表情を歪める銀花。そのまま襲いかかると、生命体が刀をコピーして。
「あーーー!?」
逆に斬りかかられ、今度は全力で逃げ出す羽目になる。
「…………あー、まあ、ああいうのは例外として、だな」
明らかに何か違う光景に思わずこめかみをかき……直後、全力で地面に這いつくばる伊美砂。
その直後、首のあった部分を、極細のガラス糸が通過していく。
「あ、アブねえええっ!?」
完全に他所に気を取られて油断していたと、冷や汗を滲ませながら気を引き締める。
「アレだけはマジヤバなんな! 流石に首チョンパはしたくないでゴザル!」
背後で銀花がぐっさり刺されているような気がするが、もう気にしている余裕はない。
剃刀状のタロットカードを投げて牽制しながら、再び真面目な戦闘に戻る。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
シキ・ジルモント
◆SPD
アドリブ歓迎
コピーされる装備:ハンドガン・シロガネ
見た目こそ同じだが威力も弾速もあちらが上…だが、隙はある
シロガネの装弾数は熟知している、敵の弾切れの瞬間に反撃を狙う
銃声で敵の残弾をカウント、最後の弾を撃った音と同時に攻勢に出る
どれだけ性能を上げても弾切れの今なら…ッ!?
攻勢に出たものの、再装填無しで撃ち続ける敵を見て反撃の失敗を確信
…クソ、見誤った。リロードが不要なのか、あのコピーは
ユーベルコードの効果で致命傷は免れたが被弾、負傷箇所を庇いつつ交戦するも防戦一方
敵の活動限界まで回避に専念する
状況は厳しいが諦める気は無い、傷が増えても虚勢を張って足掻いてみせる
どうした、俺はまだ動けるぞ
「威力も、弾速も、あちらが上か。本当に強化されているようだな」
コピーされたハンドガンから放たれる銃弾を、全力で回避するシキ。
普段は頼もしい愛銃・シロガネも、こうして敵に回せば厄介極まりない。
「だが、俺の武器だって言うのなら……」
回避に徹しながら、銃声の数を正確に数える。騒がしい戦場であっても、人狼の鋭敏な耳が愛銃の銃声を聞き間違える筈がない。
狙いは、弾切れの瞬間だ。あと3発……2発……1……。
「今だ……っ!?」
攻勢に転じようと踏み込んだ瞬間、狼の耳がピンと逆立つ。
本能的に脚を止め、両腕でその身を庇った瞬間、リロードのラグなく放たれた銃弾が、その腕に突き刺さった。
「ぐぁっ!」
激痛に顔を歪め、血を流しながら地面を転がって逃れる。
「クソ、見誤った……!」
構造は同じな筈なのに、リロード無く撃ち続けられる銃弾。おそらく、撃つごとに、弾倉内に直接弾丸をコピーしているのだろうか。
「まずいな……だが、致命傷でないだけマシか」
あのまま無警戒に突進していれば、心臓に銃弾が突き刺さっていた筈。それを思えば、上等だ。
「どうした。まだ俺は動けるぞ……!」
虚勢含みの言動は、挑発と言うよりは自分を鼓舞するために。
状況は厳しいが、全力で回避に専念し続け、活動の限界を待つ。
大成功
🔵🔵🔵
シャイア・アルカミレーウス
ひ、酷い目にあった。次の敵はどんなチートを……ってあいつが持ってる剣どっかで見たような?
(pow)(半熟勇者の剣をコピー)
どっかで見たも何も僕の勇者の剣じゃないか!しかも向こうの方が成長してバスターソードくらい長くなってるし!文字も「勇者皆伝」って書いてあるし!
あんな強敵も倒してないような偽勇者の剣に僕の剣が負けるもんか!
真っ向から打ち破ってあげるよ!
(勇者の剣は上位の勇者の剣に勝てないので、剣で打ち合い、半熟剣に罅を入れられて呆然としたところで活動限界みたいな感じでお任せお願いします)
(アドリブ絡み歓迎)
「あいつが持ってる剣どっかで見たような……?」
半熟勇者の剣を構え、敵と対峙するシャイア。相手も剣を構えるのを見て、怪訝な表情を浮かべる。
つい最近見かけた、と言うかむしろ今も……。
「って、僕の勇者の剣じゃないか!?」
そう、まさに今持っている剣そのものだ。もちろん普通ならすぐに気づく筈だが……。
「しかも成長してる!? なんてチートっ!」
それに気づかなかったのは、シャイアの持つ剣よりも刀身が長く、立派であったため。『あともう少し』と刻まれたシャイアのそれとは違い、『勇者皆伝』と刻まれている。
「く、くそぉ、完熟勇者の剣とでも言うつもり!? でもそんな偽勇者の剣に僕の剣が負けるもんか!」
怒りと言うより屈辱を覚え、真正面から斬りかかるシャイア。501番目の剣を抜いた見習い勇者の誇りに賭けて、負ける訳にはいかないと、剣を振り下ろす。
相手も同様に剣を振り下ろし、刀身同士が激突し……。
「真っ向から打ち破っ……て……ぇっ!?」
その瞬間、鈍く高い音と共に……剣にヒビが入る。
もちろん、打ち負けたのはシャイアの剣の方だ。
「う、嘘……」
自らの拠り所とも言える剣が打ち負け、愕然とするシャイア。一応構えているが、隙だらけだ。
そんな彼女に、相手は容赦なく剣を振るい、呆然とする彼女を捕らえ、る、その直前。
活動限界を迎えた生命体が消滅し、地面に落ちる。
大成功
🔵🔵🔵
第3章 ボス戦
『アナリシス』
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POW : アナライズ&コードテイカー
【ダメージのない解析ビーム 】が命中した対象に対し、高威力高命中の【対象のユーベルコードを借用した攻撃】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。
SPD : カウンターコード
【近くで使われたユーベルコードを解析する事】により、レベルの二乗mまでの視認している対象を、【そのユーベルコードのコピーを使用する事】で攻撃する。
WIZ : ミラーフォーム
対象の攻撃を軽減する【対象と鏡映しの姿(ミラーフォーム) 】に変身しつつ、【対象が所持するユーベルコードを借用する事】で攻撃する。ただし、解除するまで毎秒寿命を削る。
👑7
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
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あちこちで崩壊していく黒き生命体。劣勢に追い込まれていた猟兵達は息をつき、触手に責められていた猟兵達も解放される。
「ア、ハハ……はは……やるね、キミ達……わたし達……ボク達……!」
だが、直後。崩壊した生命体が遺したコピー装備を、手元に引き寄せ、レオタードの中に取り込んでいくアナリシス。
「フ、フフ……でも……わたくし達に……はは……俺達が、勝てる、かな……!」
より強い力をその身に宿し……だが、その力は明らかに身に過ぎたるもの。遠からずの自壊は目に見えている。
問題は、自壊するまで猟兵達が耐えられるか、だ。
「貰う、よ……!」
アナリスタの全身から迸る光が、猟兵達を走査し、そのユーベルコードを完全に解析する。猟兵達の装備を操り、猟兵達のユーベルコードを操る、敵。
自分自身よりも強い自分自身を前に、果たして猟兵達は、どこまで抗う事ができるのだろうか?
アルファ・ユニ
敵の隙を見つける為視覚情報を繋げ偵察に行かせた精霊バンシーの悲鳴と周囲の戦闘音を利用してUC銃撃、外してもその周囲の物を操り攻撃
同じ行動により攻撃が通らないのでサトリの眼で敵の行動を先読みし攻撃するも、敵もこちらの動きを読んだような行動をしてくる
ユーベルコードでも、装備ってわけでもないのに…アナリシスにも、見えてるの?
敵よりも先の未来を、もっと先をと見ていくうちにその情報量に思考回路が焼かれていく。激しい頭痛や感情の制御ができなくなっていく。
まるでこっちが、アナリシスの暴走をコピーしてるみたい
…っ、ユキヤの武器を、お前が使うな!!
【アドリブ等歓迎】
アイ・リスパー
「はぁ、はぁ、現れましたね、アナリシス!
私の能力、使いこなせるなら使いこなしてみてください!」
思わず漏れる甘い吐息を隠しきれず赤面しながらも、アナリシスと対峙します。
【チューリングの神託機械】で演算能力を強化。
さらに【ラプラスの悪魔】で敵の動きを解析して【アインシュタイン・リング】による光線で攻撃します。
「あなたの動きは計算済みですっ!
……って、私の予測が外れましたっ!?」
私の計算が外れた原因。
それは、相手が私以上の演算能力で予測演算をおこなった以外に考えられません。
そして、それは私には相手の攻撃を回避できないことを意味していて……
回避した先に敵の攻撃が襲い来るのでした。
アドリブ、絡み大歓迎
「あなたの考えを……読む……」
サトリの眼でアナリシスの思考を読み取ろうとしていくユニ。。
「そこ……!」
相手の思考を読んで、一瞬先の動きを読み取り、周囲に響く音波を集め、愛銃の引き金を引く。相手の考えを読み、回避の動きを読んで放つ銃弾……だがそれは虚しく、何もない空間を通り過ぎた。
「躱された……まさか、私も読まれてる?」
確かに、相手の思考を読み切った筈。だが、アナリシスはその上で、『思考を読み切ったユニ』の思考を読み、行動を変えたのだ。
「なら、さらに未来を……」
『ユニの思考を読み切ったアナリシスの思考』をさらに読み取れば。眼と頭に意識を集中して、次々と弾丸を放つ。だが、ユニの弾丸は空を切るばかりだ。
「どこまで、読んで……くっ!」
先を。先を。読み続けるうちに、情報量が思考回路を圧迫する。痛みを覚え、頭を抑えるユニ。
「それなら……私の能力ならっ!?」
ならばと歩み出たのはアイ。未だ身体に残る甘い疼きを振り払うと、電脳空間にアクセスし、万能コンピュータにログインする。
「さあ、私の能力、使いこなせるなら使いこなしてみてください!」
読み取る事が出来ないなら、上回れば良い。人の脳では処理しきれないほどの演算能力を発揮し、情報処理の極限によって、計算だけで未来を導き出す。
「あなたの動きは計算済みですっ!」
重力レンズを精製し、光を収束する。アナリシスが回避の素振りを見せるが、それすら計算に入れた必中の狙撃。
『あなたの動きも、計算済み……!』
「なっ!?」
だがそれは、虚しく空を通過した。
「私の予測が外れたっ!? そんなはずっ……」
二発、三発。アナリシスの動きが尽く予測を裏切り、当たる筈の攻撃が当たらない。
「まさか……私以上の演算能力を……?」
「っ……はっ……そう……みたい……」
アナリシスの脳内で展開される情報量は増すばかり。どちらか暴走しているのか分からないほどの痛みに苛まれるユニ。
「そんな事が……っ!?」
驚くアイの前で、収束する重力レンズ。ユーベルコードをコピーされたと気づき、慌てて回避を図る。
「ああああっ!?」
だが、躱せない。回避の動きは読み取られ、収束した光線が、アイの身体を真っ直ぐに貫いた。
「そん……な……」
驚愕に眼を見開き……貫かれた激痛と、演算能力で上回られた屈辱を抱えながら、崩れ落ちる。
『あなたに、もぉ……!』
「っ……それはっ……」
さらにユニにも狙いを定めたアナリシスの手に握られるのは、ユニの愛銃のコピー。そしてそれは、ユニに遺された、大事な品。
「ユキヤの武器を、お前が使うな!」
頭が痛い。感情の制御が効かない。抑えられぬ怒りと共に引き金を引く。
当たらない。それなら、もっと思考を読み取って、当てなくては。もっと深く、もっと多く、もっと正確に――!
「っ……あっ……」
理性の抑えがないまま、思考を読み続けた代償。回路が焼き切れるように、脳が限界を超え、プツリ、と思考が断ち切れた。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
秦田・麻弓
なんか、解析とかって、いっぱい見られるって思うと、なんか…へへ
隙を見て近付いて組み付いて、ユーベルコードの電撃を
でもさっき私の装備も取り込んでたので、あんまり効かないだろうなぁ。とりあえず最大出力で
しばらくはリチャージ必要ですし、あとは反撃受けるだけです。もしさっきの戦闘で弱点とかバレてたら、もっとすごい攻め方を…いや期待してるとかでは。と、とりあえず思い切り抱きついて捕まえておきますねっ
でも、密着してるとなんか…あ、当たったりするんでしょうか…
石動・彼方
はぁ… はぁ…ようやく本命のお出ましみたいね…!
くふふ…人型なら…壊し甲斐があるわ!
◉挑戦、敗北
「この距離、獲った!」
私の最も得意とする技【絶天頂】を仕掛けようとして…先にコピーされた絶天頂で沈められる。
「か、は…嘘…」
叩きつけられる頭、押し付けられる股間、締め上げられる首…痛みと死の恐怖は私をすぐに幼い日々に、暴力に支配されて媚びを売り愛を得ようとしていた頃に戻す。
「こ、殺さないで…何でも、何でもしますからぁ…」
無様に股間をペロペロと舐め、許しを請う、けれどアナリシスが私の嗜好までコピーしたなら…このまま徹底的に辱められるだろう。
◉アドリブ大歓迎
酷い目の内容お任せ
暴力、エッチな行為、NG無し
グァーネッツォ・リトゥルスムィス
ここまで追い詰めたんだ、今更負けられないぜ!
あえてアナリシスにアースジャイアントを使わせて、
大地の巨人同士の対決に持ち込むぞ
どれだけ力が凄かろうと、大地の巨人を活かすのは
動きをトレースさせる本人の戦闘知識と技能次第だ
敵巨人の攻撃を見切り、いなし、フェイントで空振りさせて
確実に攻撃を避けつつ隙あらば攻撃を当てていくぞ
「白兵戦なら負ける気がしないぜ!」
……でも、敵巨人は異常な頑丈さで、
攻撃を当ててるオレの巨人の武器や身体のほうがズタボロに……
「そんな!純粋なパワーの前では技は通じないのか!?」
そのままオレは敵巨人に殴られ服を剥がれ巨人の巨人に身を貫かれ……♪
パワーには勝てなかった、ぜ……♪
アリス・セカンドカラー
自分のUCでUCを封じられ。
妄想具現化系、法則改変系、触手系、精神感応系、この辺は組み合わせで相乗効果を高めるビルドなので軒並み奪われます。
その組み合わせの相乗効果で責められる猟兵達とリンクされてその感覚をフィードバックされます。
召喚系UCで見ないでぇとかされたり。
タルパで過去倒したオブビリオンをスワンプマンよろしく再現されてめちゃめちゃにされたり。
召喚された存在達ともリンク繋がれたり
コピーイーファルは罠、エナジーを蓄える性質でオーバーフローを起こさせ自壊までの時間短縮狙い。
いやー、手も足も出ずに一方的に蹂躙されるのも悪くない体験だったわね❤️
次の新刊が捗るわ♪
負けロールなかなか愉しめたわ❤️
フランチェスカ・ヴァレンタイン
この状態で耐久戦とは……分が悪いどころではありませんわね
前章の影響が大きく残り、生命力を吸われて弱っている一方でひどく蕩けきった身体を持て余し気味の状態です
斧槍を拾い上げて飛び上がるも仕掛けるのは無謀と判断し、機動防御に努めようとしますが――
生命体が遺した多数の聖痕を累積して取り込み、身体能力が跳ね上がると共に魅惑の塊と化したアナリシスに手玉に取られます
UCで捕縛しようとするも、機動で上回られて腹蹴りからの零距離爆裂を浴び
逆にスーツを全て弾け散らされたあられもない格好のまま卑猥な体勢で縛り上げられてしまい
そのままされるがままに玩ばれて、散々に辱められ――
※アドリブ・絡み歓迎、諸々は存分にどうぞ
「今戦うのは不利ですわね、機動防御に徹し……て!?」
空中を逃げようとするフランチェスカ。だが、地上のアナリシスがその姿を見上げ、その身に奪った無数の聖痕を輝かせる。それを目にした瞬間、疼きの残る身体が一気に熱を帯びた。
「くっ、ダメ……ああっ!?」
それを振り払おうと首を振った直後。アナリシスは驚異的な速度で空中のフランチェスカに接近する。
「つ、捕まえてっ……ぐ、ぶっ!」
咄嗟に放った爆導索も、虚しく宙を切るのみ。目前まで接近されると、力強く腹を蹴り抜かれ、身体を折り曲げる。
「ひっ……待って、これはっ
……!?」
そのまま、爆導索を逆に巻きつけられると、恐怖に青ざめるフランチェスカ。だが、逃れようのないまま卑猥に縛り上げられる。
『待たない……わ?』
「あ、いや……きゃあああああっ!」
そのまま、爆裂。零距離での衝撃に、アーマーはあっさりと弾け飛び、大きなダメージと共に裸身を晒す。
「く、ぁ……」
「そこよっ!」
ぐったりと脱力するフランチェスカ。だが、爆発に紛れて跳んだ彼方が、アナリシスに奇襲をかける。
「この距離、獲った……っ!?」
大きく脚を広げ、頭部を股に捕らえる……いや、捕らえた、と確信したその瞬間。逆にアナリシスの脚が彼方の頭部を挟み、締め上げる。
「嘘、そん……か、はっ!?」
驚く暇すらない。絶天頂、フランケンシュタイナーとも呼ばれるその技を、逆に仕掛けられ、彼方の脳天が床に突き刺さった。衝撃に脱力する彼女の頭を、アナリシスの脚が締め付ける。
「あ、ああ……やめっ……!」
ギチギチと軋む頭部。顔に押し付けられる硬い感触。それは、暴力に支配されていた彼方のトラウマを呼び起こす。
「こ、殺さないで……なんでも……し、しますからぁっ……」
ぺろぺろと舌を出し、命乞いを始める。媚びて、諂って、愛を得ようとするかつての彼方の姿に戻ってしまう。
『だぁ……め』
「ひぃっ!?」
だが、絶天頂のコピーと同時に、その加虐嗜好まで読み取ったアナリシスは、脚を更に強く絡め、顔を蹂躙する。その状態でフランチェスカから奪った飛行能力で飛び立てば、彼方の身体は宙吊りだ。
「ん、んっ、ん~~!?」
激痛が走ると同時に、密着の度合いが強まる。より強い屈辱と痛みに対し、より媚びを強める彼方。
そしてアナリシスは、再びフランチェスカの元まで飛んでいく。
「あ……ぁ、や、め……ひんっ」
聖痕に蕩け切ったその身体。豊かな胸を無遠慮に握られると、声が溢れる。胸だけではない、全身を思うがままに弄ばれ……縛り上げられた身体では、抵抗出来ない。
「ん、ん~~!?」
そしてその間にも、彼方は宙吊りにされ続けている。苦しさや痛みから少しでも奉仕の手を緩めれば、締め付けが増して……どうしようもない苦痛と恐怖に支配され続け、必死に媚び続ける。
「ああっ……んっ、や……これ以上は……ああっ……」
「もう、許して……お願……ひぐぅっ!?」
空中で、まるで晒し者とされるように弄ばれる、2人の女。その悲鳴と喘ぎが、響き渡る。
「さあ、オレと勝負だっ!」
『ええ、オレと勝負、ね?』
巨人を呼び出し、アナリシスと対峙するグァーネッツォ。もちろんアナリシスはそのその巨人を模倣するが、それこそは狙い通りだ。
「どれだけ力が凄かろうと……巨人を操るのはオレの方が得意だぜっ!」
グァーネッツォの巨人が、アナリシスの巨人を殴りつけ、蹴りつける。いかに強化してコピーされようと、技術までコピーされる訳ではないと、戦いを優位に進めていく。
だが、殴る度、蹴る度に、グァーネッツォの笑みは曇り始める。
「そんな……純粋なパワーの前では技は通じないのか!?」
圧倒的な頑強さを誇るアナリシスの巨人は、いくら殴られてもこゆるぎもしない。逆にグァーネッツォの巨人の拳が、崩れていく。
「くっ、こんな事……がっ!? や、めろっ……ぶっ……ぐっ!?
そしてアナリシスの巨人が、一撃でグァーネッツォの巨人を打ち砕いた。さらにそのまま、グァーネッツォ自身も殴り潰され、地に伏す。
「おっと、私も混ぜ……もとい、これ以上はやらせませんよー!」
そんなグァーネッツォを(多分)助けに入る麻弓。気を取られている隙をつき、一気に抱きついていく。
「それっ……!」
そのまま、高圧電流を発しての攻撃。強烈な電撃がアナリシスの金属の肉体を苛む。
「どうですか、効きましたか……効きませんよねー」
『……』
だが、麻弓の帯電スーツを取り込み奪ったアナリシスに、ほとんど通用しない。そして電撃を放つのにリチャージが必要な麻弓は、もはや無防備だ。
「えへへ、その、反撃とか……ああんっ♪」
抱きしめ返され、押し倒される。密着した状態で力強く組み敷かれると、その大事な部分同士がぶつかりあう。
「あっ、硬……んっ、んんんんん~っ!?」
その感触に声を上げた瞬間、コピーされた電流を流し込まれる。解析の副次効果か、最も刺激を感じる電圧量で、最も弱い部分に流し込まれるその刺激に、麻弓の口から悲鳴が上がる。
「あっ、これ……すごっ、おっ……おぉっ、んんっ!?」
アナリシスが動く度に、麻弓の身体が、芯を打ち抜かれたように跳ねる。
「は、ぁっ……解析されるって……いっぱい見られるって……んっ、ああっ、ん~~♪」
激しく力強く、荒々しい蹂躙。そして……その動きは、巨人と連動する。
「やめっ……ぉっ……ふぉっ、無理っ……そんなの、無理だから、ぁっ
……!?」
巨人に身を貫かれ、悲鳴を上げるグァーネッツォ。ドワーフの小柄な身体にはあまりに酷な暴行は、しかし、彼女の女の部分をどうしようもなく、激しく蹂躙する。
「あ、ああっ、んっ、だめ、パワーには、勝て……なっ……あああっ……!」
巨人の責め苦に、とめどなく上がる悲鳴。そこに甘さが混じるのを抑えきれない。
「あ、あっちも良さ……んんっ、くぅぅっ!?」
そちらへの余所見を許さないというように、麻弓も激しい電流に突かれ続ける。その蹂躙は、二人の悲鳴が聞こえなくなるまで続いていく……。
「っ……はっ、あっ……んっ……くひっ……!」
ビクッ、ビクッ、と身体を震わせ、地面の上でのたうつアリス。予め、自身のユーベルコードで精神を支配されていた彼女は、周囲の猟兵達の感じる快感を全てフィードバックさせられている。
『楽しいかしら、わたし?』
様子を見に戻ってきたアナリシスに見下されても、言い返す余裕もない。その身の法則を改変させられており、快感を貪る以外の全てを封じられている。
『答えなくても、良いわ』
「っ、ぁっ
……!?」
そんな彼女を囲むように呼び起こされるのは、過去に倒したオブビリオン達。無論本物ではない。脳を読み取られ、そこから生み出された妄想の産物だ。
『あの時は散々やってくれたわねぇ……ふふ、良い気味』
「ぁ……ぁ……!」
吸血姫に唇を奪われ、その口内を蹂躙されながら、身体を弄ばれる。無論、彼女達だけではない、全ての妄想が、逆襲のためにアリスの身を弄ぶ。
さらに、その妄想達の全てと感覚を共有させられ、責める側と受ける側の双方の快楽を同時に与えられる。脳が何度も焼き切れるほどの快楽。
その度に強烈なサイキックエナジーを注がれて覚醒する。その過程すら快感を伴う。
(これが……手も足も出ずに一方的に蹂躙されるって事……)
だが、そんな、あまりに度を越した責め苦を受けながら、僅かに残った理性の片隅が、そんな思考を過ぎらせる。
(こんな経験も、良いわね……次の新刊が捗りそう……♪)
そんな余裕もすぐにまた、快楽の波に沈んでいくが。
大成功
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シャイア・アルカミレーウス
私の勇者の剣が……ど、どうしよう……。どう戦えば……。
(pow)(勇者の心得をコピー)
お、落ち着きましょう。とりあえず一番使い慣れた勇者の心得で強化してこの場をしのがないと……。
「勇者の心得その1!泣かないめげない諦めない!危なくなったらすたこら逃げる!」
これで何とか……そ、そういえば相手は私のユーベルコードをコピーするんでした!
え……逃げない?危なくなっても勝利を目指す?
……ああ、これじゃ打ち負けるはずだよ。偽物でも僕より覚悟が決まってるもの。でも僕だって負けてやらないよ!せめて限界まで私より強い僕に挑み続けてやる!
待ってなよ強い僕。すぐに追い越してあげるからね!
櫟・陽里
相棒…宇宙バイクをコピーされた所で、走らなきゃ何でもねぇと思ったけど…
走らせるのか?!マジか…
相棒のライは俺専用にチューンしたバイクだ
操作が繊細でさ、他の奴に扱えるワケねぇと思ってた
そこはちょっとショック…
今のナシ!前向きな事だけ考えよう
ライの能力がアップグレードしたらどうなるのか
いつかの未来に俺はどこまで速度を伸ばせるのか
その未来の可能性を見せてもらえるワケだ!
バイクに跨り走り出す
敵の攻撃はできる限り見極めて躱すけど
ターンしながら競り合ったり押し負けて転倒したり…
でも諦めねぇ!何度でも走り出す
俺に出来ないすげぇ走行ラインを、体当たりの馬力を見せてみろ!
それをいつか俺達の姿に実現してみせる!
「走らせるのか!? マジか……」
相棒の宇宙バイクに跨がり駆ける陽里。それをアナリシスは、コピーしたバイクで追走する。
「これは、ちょっとショックだぜ……」
雷の様に速く強く……それだけを目指してライと名付け、給料の大半をつぎ込んできた相棒。あまりに高性能で、それゆえにあまりに繊細な相棒を、この宇宙に乗りこなせる物が自分以外にいると、その事実に若干落ち込む。
「うぉっ……今のなしっ!」
だが、そのまま追いつかれ、体当たりされると、そうも言っていられない。
「前向きな事だけ考えるぜ……っ!」
全力で走り、引き離そうとするが、僅かたりとも引き離せない。バイクの性能も、ドライビングテクニックも。アナリシスとコピーバイクは、陽里とライを完璧に上回る。
直線では性能差で追いつかれるのは言わずもがな。ターンすればより鋭いターンで切り返し、カーブはよりシビアに攻め、転倒寸前のドリフトから瞬時に立て直す。
「くっ、すげぇな……」
何度も転倒させられ、その度に、陽里もライもボロボロになりながら起き上がる。だがそれを繰り返せば、流石に身体も車体も限界だ。
「ま、待ってっ!」
陽里を救うべく、割って入るのはシャイア。だが、その表情は硬い。先程、頼るべき勇者の剣にヒビが入ったばかり。拠り所がゆらぎ、振るうべき勇気は頼りない。
「と、とにかく……これ以上はやられる訳には……」
ならば、頼るのはそんな彼女のもう一つの拠り所。最も使い慣れたユーベルコード。
「ゆ、勇者の心得その1! 泣かないめげない諦めない! 危なくなったらすたこら逃げる!」
剣に頼れぬなら、心に頼る。その心得で、萎えた勇気を支えようとする。
『勇者の心得その1!』
「えっ……あ、そういえば、相手はコピーするんでした……!」
そんなシャイアの前で、その心得を模倣するアナリシス。
『泣かないめげない諦めない逃げない! 危なくなっても勝利を目指す!』
「え……」
だがそのコピーは、より強く、より確かな勇気。その言葉に、目を見開くシャイア。
「ああ、これじゃ打ち負けるはずだよ……」
勇者としては偽物でも、半熟勇者よりも確かな覚悟。ならば勝てる訳はない。
「でも僕だって負けてやらないよ! せめて限界まで私より強い僕に挑み続けてやる!」
「ふ……そうだよ、な……」
それを見て笑みを浮かべながら、陽里もまた限界を超え、身体を車体を起こしていく。
「俺より強い俺……それは、いつかの未来の俺の可能性って訳だ」
今は、それには決して勝てない。けれど、諦めさえしなければ。
「いつか俺達の姿に実現してみせる!」
「ああ。すぐに追い越してあげるからね、強い僕!」
陽里も、シャイアも、目の前に見るのは敵ではない、超えるべき目標。今日は勝てなくとも、いつか越えるため、限界を超え力尽きるまで挑み続けた。
大成功
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彩波・いちご
【恋華荘】で引き続き
私のユーベルコードって奪われたら酷いことになる予感しかしないんですけど
…って言ってる間にスライム召喚が奪われて、わたし達にスライムが襲い掛かってきますー?!
しかもアルテミスさんの触手と、りんごさんの自動人形まで…?!
服を溶かされ裸にされて、アルテミスさんと2人で触手に絡まれてプリ鎮護さんに体弄られて……
なんとかアルテミスさんだけでも助けなきゃって思うんですけど、アルテミスさんの肌かが目に入っていろいろとやりづらく……あっ、何か触ったようなっ?!
というか2人とも裸なんですからそろそろ私が男だって気付いてくれませんかぁ?!
あとはひとり苦戦しながらも戦ってるりんごさんに託します…
アルテミス・カリスト
【恋華荘】
いちごさんは女の子だと思いこんでいます。
「さっ、さっきはよくもやってくれましたねっ!
親玉は、この正義の騎士アルテミスが倒しますっ!」
服を破かれたところを手で隠しながら剣を構えます。
が、身体の火照りが我慢の限界に達しつつあり、頭もぼーっとして……
(……さっきのいちごさんの触手、良かったですね)
などと考えたのがいけなかったのか、私の不幸な騎士属性の顕現ともいえるUCが発動し、触手が私といちごさんに迫ってきます。
さらに敵は触手を完璧にコントロールして召喚し、私たちに向かわせてきて……
「あっ、いやっ、いちごさん、そんなところ触っちゃだめぇっ」
胸や色々と触られてしまうのでした。
アドリブ大歓迎
黒岩・りんご
【恋華荘】で引き続きです
2人のユーベルコードは大惨事の予感しかしませんわね
わたくしの『ぷちりんごさん』、戦闘用のオートマータが奪われて敵として出現しますが、これ自体は偃月刀の一振りで倒せる相手で…でも数多くて鬱陶しいですわねぇ!?
さらにいちごさんのスライムにアルテミスさんの触手って…わざとですかこの組み合わせ?!
ああ、もぅ、裸にされようと気にしてる場合でもないです
服が溶かされようが、触手と人形から身を守りつつ…身を守るので精一杯…
あとはこのままアナリスタが自壊するまで耐えるしかないですかね…
…って、2人ともじゃれあってないで手伝ってください?!
わたくし1人では守るのも限界ありますからー?!
「さっ、さっきはよくもやってくれましたねっ! 親玉は、この正義の騎士アルテミスが倒しますっ!」
服を破かれた部分を隠しつつも、アナリスタの前に堂々と立ちはだかるアルテミス。だが、闘志を燃やす彼女の背後で、いちごとりんごは、嫌な予感で視線を合わせる。
「私のユーベルコードって奪われたら酷いことになりますよね……」
「アルテミスさんのも、似たようなものでは」
そして、人はそれをフラグと言う。
「きゃ、あああっ!?」
唐突に、どこからともなく出現する触手に絡みつかれて、悲鳴をあげるアルテミス。
「ま、待ってください、だめっ……あっ……今、はっ……いやいつもダメですけど今は特にっ……」
「ああ、やっぱりこうなった……!」
因果を無視して通りすがりの触手は、アルテミスの不幸属性の顕現。当然のように2人にも狙いを定めて来る。逃げようとするいちご……だが、その背後に、ぺとり、と冷たい感触。
「っ、わたしのはこれですかっ
……!?」
いちごのユーベルコードは異界のスライム。当然と言うべきか、溶かすのは服。いちごの服が、あっという間に溶解していく。
「ああ、もう、触手にスライムってわざとですかその組み合わせ!」
りんごだけは真面目に、小さな戦闘人形……ぷちりんごさんをコピーされる。だが、彼女だけが真面目であったとして、この場でいったいなんの意味があると言うのか。
「あっ、だめ……だめっ、あんっ……だ、だめ、引っ張らないでっ
……!?」
服を溶かされた上、触手に絡みつかれ、全身をもてあそばれて声を上げるいちご。それだけならまだ我慢……は出来ないにせよマシではある。だが、その身体が、どんどんアルテミスに引き寄せられていく。
「や、あっ……だめ、いちご、さんっ……」
「あっ、アルテミスさん、ごめんなさ……ひゃんっ!?」
もがくうちに、いつものようにアルテミスの胸を掴んでしまういちご。当然アルテミスも裸に剥かれており、慌てて手放そうとするが……触手にいじられる事で、むしろより強く握り、揉んでしまう。
「んっ、んんっ、ん~っ……そ、そんな所触っちゃ……」
「す、すみませんっ……で、でもっ……ひあああっ!?」
アルテミスを直視出来ないせいで、余計に脱出が遠のくいちご。だが突然の刺激に、甲高い声を上げる。
「い、今何か、触ったようなっ……ひあ、ほんと、そこは、だめぇっ?」
「まあ……触っていますけれど!」
偃月刀で必死に触手とぷちりんごさんを迎え撃ちながら、りんごは複雑な表情を浮かべる。いちごの大事な部分に触れているのもぷちりんごさんであり……そのオートマタは、名前の通り、彼女の幼い姿に似ている。
そんな人形が、いちごの大事な部分をよってたかってイジメているのは、なんと言うかその、まあ、言葉にしにくい。
「と言うか、いつまでも2人でじゃれ合っていないでっ!」
だからと言ってそれを阻止しに行く余裕もない。スライムを阻む余裕すらなく、すでに全裸のりんご。少しでも気を抜けばりんごだって触手の餌食だ。
「じゃ、じゃれあってる訳じゃ……んん~~!」
「ああっ、いちご……さぁんっ
……!?」
激しく絡み合ういちごとアルテミスに、脱出出来る気配はない。それどころか更に激しく絡む一方だ。
「……というかアルテミスさん、そろそろ私が男だって気付いてくれませんかぁ?!」
「あ……んっ、だめ、ぇ……」
裸のいちごと触れ合って、なお彼が男と気づかぬままあえぐアルテミス。そもそも、すでに目の焦点があっていない。
「あっ、ふ……んっ……さっきのが良かったなんて……思ってません、から……ぁ……」
「なんの事ですかー!?」
アルテミスの触手は、実はコピーだけではなく、彼女自身が無意識に呼んだものでもある。それほどに頭が火照り蕩けた状態では抵抗どころではなく、むしろいちごをさらに抱きしめてしまう。
「もがもがー!?」
「くぅ、予想はしていましたけど……」
アルテミスの胸に捕まるいちごを見ながら、助けのない事を確信するりんご。
「このままアナリスタが自壊するまで耐えるしか……っていないっ!?」
触手とスライムとぷちりんごさん、全てが召喚系のユーベルコードであるため、アナリスタが直接相手をするまでもない。よって、すでに他の猟兵達の元に向かったようだ。
「これ、なんだか自爆しているだけのように見えて……うぅ、一人で守るのも限界がありますわー!」
いろんな複雑さを感じながらも、孤立無援で必死に偃月刀を振るい続ける。
大成功
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黒玻璃・ミコ
◆心情
おぅふ、危うく三途の川の向こうで
おいでおいでしてるお婆ちゃんに連れ去られる所でした
ですがミコさんは学びましたよ?
◆行動
迂闊に人間形態とか真の姿を取っては更に酷い目に遭います(確信)
此処は【黒竜の恩寵】で防御力UPし、守りを固めるのが最善ですね
勿論、にっくきアナリシスにも攻撃は通り難くくなりますが
時間稼ぎをすれば良いので大丈・・・はうぁ!
あれれ?もしかしなくとも攻撃力がUPしてるよーな(滝汗)
艦内をゴム毬どころかスーパーボールの様に
飛び跳ねる羽目になってしまうのでは(現実逃避中)
◆補足
他の猟兵さんとの絡み、アドリブOK
特にルナ(f05304)さんのピンチには颯爽と登場します
クロ・ネコノ
本当に酷い目にあった…まだ怪我する方がマシだよ!
不本意だけど、さっきのよりやばいって考えると接近戦しかないんだよね、UCで仲間を射られたらしゃれにならないからさ、ゴム体質を利用して接近するよ。
ロープ対策にナイフを出しておこう、同じ手は食わないようにね。
<接近した所【ゴム梱包】を使用されグルグル巻きに、逃れようと体を伸ばすも相手のほうが長く伸びる事ができる為失敗、完全に体を覆われ、締め上げられる。
クロを取り込んだまま伸ばした体を戻すアナリシス、体に手を突っ込むと、片手で持てるほどに圧縮され、これまたロープでハムのように縛り上げられたクロを取り出し、蹴り飛ばした>
ルナ・ステラ
ドロドロ気持ち悪かったです...
今度は不安定な敵ですね。
自壊は時間の問題でしょうか?
さっきから耳障りな音がして集中できません...
―蠅みたいな男の人が飛んでます!
まさか、蠅座の星霊さん?!
ひゃん!何ですか...これ?
蜜みたいにベタベタします...しかも臭いです(蠅蜜?)
けほっけほっ…気持ち悪いし、身動きも取れないです...
――今度は狼さんたちまで!?
どれだけコピーできるんですか!?
このままじゃ...
何か方法は?
(そうです!完全コピーということは、わたしのこともわかるはず!)
【動物と話す】で狼さんたちに話しかけてこの状況から助けてもらおうと思います!
助けが難しくても、自壊までの時間稼ぎくらいは!
「ドロドロ気持ち悪かったです……」
先程の敵に対する嫌悪を露わにしながら、アナリシスと対峙するルナ。だが、耳元に異音を感じ、集中しきれない。
「なんですか、この音……っ!?」
その音の元を探して視線を巡らせ……そこにいたのは、蠅のような男。
「だ、誰……まさか、蠅座の星霊さんっ!?」
マイナー気味な星霊を、コピーされて呼び出されたと気づいた瞬間、その蠅の星霊は、何かベットリとしたものを吐き出してルナに浴びせる。
「ひゃんっ、なんですかこれ、ベタベタするし……臭いです~……」
蠅蜜、と形容するしかないその粘液に、嫌悪を露わにするルナ。粘つくそれに動きを封じられてしまうと、さらにそこに銀と白、彼女と親しい筈の二色の狼まで姿を現す。
「お、狼さんまでっ!? どれだけコピーできるんですか……」
ぐるぐると唸ってこちらを睨みつける狼を前に、表情を強張らせるルナ。だが、いくらもがいても、蠅蜜の粘りから逃げられない。
「おっと。ここでミコさんが颯爽登場ですよ?」
そんなルナを助けるべく、ミコがアナリシスの前に降り立つ。
「あっ、ミコさんっ……」
「ふふ、ここは任せてください。先程はおいでおいでしてるお婆ちゃんに連れ去られる所でしたが、ミコさんは学びましたよ?」
その身に黒竜の力を集め、防御力を増す事で壁となるミコ。
「迂闊に人間形態とか真の姿を取っては更に酷い目に遭いますからね。ここは防御力を高めて耐え……耐え……?」
むんず、とその黒い身体を握りしめられた。
『私の力……耐えられる?』
「あ、あの、えーと……そちら、攻撃力が増えてたりしますか?」
黒竜の力を纏ったアナリシスの手が、ミコの弾力を増した身体をしっかりと保持する。明らかに力が増しており……。
「あぶっ!? ちょっ……やめっ、んぶっ!?」
「ミコさーんっ!?」
そのまま、渾身の力で床に叩きつけられた。防御力が増している為潰れる事はないが、むしろそのせいでバスケットボールのごとく床でドリブルされる。
「ぶっ……うぶっ……そ、そろそろ、気持ちわる……」
「おっと……楽しそうだね、混ぜてくれないかっ!」
そんなアナリシスめがけ、ナイフを手に奇襲をかけるクロ。
「今度はさっきみたいにロープで掴まりはしないよっ!」
そのまま、首筋を切り裂……こうとした瞬間。突然目の前からアナリシスが消滅した。
「何……あっ!?」
足元に丸くなっているアナリシス。自分のゴム体質をコピーされたのだと気づいた時にはすでに遅く、その身体が伸び、一気にクロへと巻き付いていく。
「くっ、しまっ……ぐぅぅっ!?」
長く伸びた身体に締め上げられ、動きを封じられる。慌てて身体を伸ばそうとするが、アナリシスの方が、伸びる速度も、伸びる長さも上だ。
「や、やめ……んっ!?」
ついには、全身をアナリシスの身体に覆い尽くされ、見えなくなるクロ。完全に彼女を呑み込み終えたアナリシスはゆっくりと身体を戻していく。
「ど、どうなって……?」
不安そうに声を上げるルナの前でアナリシスは自分の身体に手を入れる。
「ぅ……ぁ……」
取り出されたのは、顔のついたボールのような、丸い塊……圧縮されたクロだ。縄でガチガチに縛られたせいで、元の身体に戻るどころか、身動きする事すら儘ならない。
「……はっ。お、覚えてましたか」
さらにもう片方の手でミコの身体を再び持ち上げるアナリシス。そのまま、両手に、丸い球体を2つ構えると、軽くボール遊びに興じる。
「って、私達は、ボールではっ、んっ、ちょっ!?」
「ぅ……ぁ……ぁ……」
悶絶するミコと、呻き声しか漏らせないクロ。そのまま、軽く蹴り飛ばされ、サッカーボールのように飛んでいく2人、と言うか2つを追って、アナリシスも立ち去る。
「み、ミコさん……それにさっきの人も……」
大丈夫かと気遣いはするものの、取り残されたルナだって、狼に狙われて余裕がない。
「あ……お、狼さんっ、た、助けてくださいっ!?」
だが、狼ならばと、咄嗟に助けを求めるルナ。コピー元の狼は彼女の友人、そしてルナは動物と言葉をかわせる。
「た、助けて……いえ、せめて噛みつかないでくださいっ……」
『グル……?』
強化されて変質はしていても、その記憶は微かに残っているようで、首を傾げる狼達。それを見て、ルナはさらに説得を続け、狼達を思いとどまらせていく。
大成功
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テフラ・カルデラ
とうとうボスですね…!これを耐えればわたしたちの勝ち…!
何とか耐えなければです…
あれ?あの塗料って…わたしのユーベルコードだ!?
本当にユーベルコードをコピーしちゃうなんて…でも負けません!
おっと!石化ポーションはもう当たりませんよ!
なっ…塗料がっ…石化ポーションは囮だった!?あっ…避けられな…
あ…足が固まって…!
しかも触手に捕まってしまう始末…そ…その筆を近づけないでくださいっ!!
こうして身体中塗りたくられて…身体のほとんどが…動けないです…
あっ…頭にぶっかけだけはやめてください!!やめっ…っっ!!
(アドリブ・絡みなど歓迎!)
アンジェリカ・ヘインズビー
…ま、まだ。
<力を振り絞り、なんとか立ち上がったアンジェリカの前にアナリシスが現れる。
その手にはハンマーが、アンジェの限界点すら越えてハンマーは巨大化、もはや涙をこぼすだけのアンジェを嘲笑するとアナリシスはそれを振り下ろした。
軟化薬が浸透したアンジェは粘土のように押し潰された。
幸か不幸か地形破壊による被害は無かった、中途半端に軟化した地面との間に挟まれたアンジェが、全ての力を受け止める羽目になったからだ。
アナリシスが興味を失い去った後には、円形にめり込んだ地面と、その円を覆う様に伸ばされたアンジェが。
アンジェには乾く前のコンクリを歩いた様にアナリシスがブーツで踏み歩いた跡がつけられていた。>
水野・花
やはり私の得意のユーベルコード「石化の呪い」をコピーしているようですね。
自壊するまで耐えればこっちの勝ちなので相手の攻撃をかわしつつ、こっちも「石化の呪い」で相手の動きを止めて時間を稼ぐ作戦で行きましょう。
…っていつの間にか敵の分身に取り囲まれている!?「分け身の術」までコピーされてたんですか!?
分身達に一度に「石化の呪い」を受けたら流石の私も一瞬で石像と化してしまいます!
こんな状況で石化してしまったら分身達からなぶられ放題です、こっちも「分け身の術」で分身ちゃん達を出して対抗を……。くっ、相手の方が速い……!
・アドリブ歓迎です
「とうとう、ボスですね……っ!」
なんとか石化と軟化から回復し、息を弾ませてアナリシスと対峙するテフラ。
プルプルと軟化したまま立ち上がれないアンジェリカを、庇うように立ちはだかる。
「なんとか耐えてみせますよっ」
『耐えられる? これにも?』
そんなテフラの前で、アナリシスが取り出したのはどろりとした塗料。テフラはそれに見覚えがある。
「そ、それはっ、私の固化塗料っ!? 本当にコピーするなんて……」
浴びれば即座に固まる、特殊な塗料だ。。
「させませんよっ、この呪いを受けてくださいっ!」
だがそこへ、花が割って入った。両手を伸ばし、そこから赤き呪光を放つ。
『石と……なれっ』
「っ!?」
当然、アナリシスもそれをコピーしている。予期していたため、なんとか躱す花。
「やはり私の得意のユーベルコードである石化の呪いを……」
「石化……?」
一瞬、ピクリ、と震えるテフラ。その隙を突くように、アナリシスが瓶を投げつけてくる。
「……おっと、もう当たりませんよっ!」
それを素早く回避したテフラ。だが、その脚が止められる。
「し、しまったっ!? 足が固まって……!」
石化ポーションは囮。その隙に放たれた塗料を、脚に浴びてしまった……途端、ガチガチに固まり、地面とくっついて動けなくなってしまう。
「や、やめ……その筆を近づけないで……ひゃんっ!?」
その状態でさらに触手に絡みつかれ、身体を弄られながら、筆を向けられる。どろり、とした塗料がテフラの身体に塗られる度、その部分が固まっていく。
当然、そんなテフラを助けたい花だが……。
「まさか……分け身の術までコピーするなんて……」
彼女の方は、アナリシスの分身に取り囲まれてしまっていた。全ての手が、花に向けられる。
「こんな状況で石化してしまったら……さ、させませんよっ。分身ちゃんっ!」
こちらも、分身を出して対抗する花。だが、アナリシスの分身の方が、増える速度が速い。
「だ、だめっ……このままじゃっ……!」
分身を生み出す端から、目の前で石化させられていく。その分身の姿は、遠くない未来の自分の姿のようで。
「っ……あっ!?」
ついに光を浴びてしまえば、身体がじわじわと、指先から固まり始めた。普段は制御している石化の呪いだが、それにも限度という物がある。必死に抵抗するが、さらに重ねて浴びせられれば。どうにもならない。
「こん……な……ぁっ……」
ついには、完全に石像と化す。自力でそれを解けないのは、幼い頃以来……その記憶を蘇らせるような、みじろぎすら叶わない完全な石像状態だ。
「あ、あう……」
テフラの方も、その間に、ほとんど全身に塗りたくられ、固められている。
そんな彼に近づくアナリシスの手には、塗料のバケツ。
「そ、れ……は、やめっ……ぁ……!」
ザバァッ、と頭から浴びせられ。全身余す所なく、完全に硬化した。
「「……」」
石となり、塗料に塗り固められ、どちらもピクリとも動かぬままの花とテフラ。そんな彼らの身体を軽く弄び、その後に立ち去ろうとするアナリシス。
だが、ふと脚を止め、向き直った先……そこには、力を振り絞って立ち上がったアンジェリカの姿。
「っ……ぁっ……ぅっ……」
だが、軟化薬を浴び続けた彼女の身体は、未だ硬さを取り戻していない。口も脚も柔らかいままでは、喋る事も歩く事もままならない。
『ふふっ……』
そんな姿を嘲笑し、アナリシスは巨大槌をコピーし、アンジェリカの前で振りかざす。
「ゃ……め
……、……っ!!」
涙をこぼすのみのアンジェリカめがけ、振り下ろされるハンマー。柔らかなアンジェリカの身体が、ぐしゃり、粘土のように押し潰される。
「…………」
円形にめり込んだ地面と、それを覆うように広がったアンジェリカ。その姿を見下ろすと、アナリシスは興味を失い、ハンマーを放り捨てて立ち去っていき……その途中、アンジェリカの上を歩き、その顔――と言っても平たく押し広げられた、惨めな顔だが――の上を歩く。
あまりに、あまりに無様なその姿で放置されるアンジェリカ。
2人の彫像に挟まれて地に広がる、誰かが見ても人とも分からぬであろう人間カーペット。そこにはただくっきりと、ブーツの靴跡が刻みつけられていた。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
ドゥルール・ブラッドティアーズ
(引き続き、武器・防具なし)
あぁ……アナリシスの触手攻め、よかったわ……♪
でも、嫉妬の生命体を出してくるって事は
何でも真似する能力は、自己を持たないコンプレックスでもある……?
……次は、私の愛をぶつけるわ
『愛の想起・花と鳥の小夜曲』で
私の戦闘力を高め、相手の変身・強化を解除しつつ精神を蝕み
再び変身する暇も与えず アナリシスを抱きしめて
髪や全身を撫でながら【催眠術】を用いた愛の囁きで
抵抗する力を奪い、何度でも【生命力吸収】のキスをするわ
何でも出来る貴方も素敵。
でも、こんなに可愛いのに性別不詳で
魅惑のお尻を持つ『貴方』はもっと素敵よ
愛してるわ、アナリシス。
自壊なんて許さない。
私と、永遠になりなさい
サイコ・クレイリリィ
NGなし、イケるとこまでイッてよし。
奪われた分御霊の自分の分身達の七尺の妖刀での終わらない妖刀の宴で捕食されてところてんされます。
振りほどこうにも、一突きごとに注がれる情熱が一食と判断されたファナティカルエクスタシーでどんどん強化され手も足もでません。
ですが、サイコさんはサイコヒーリングやパイロヒーリングで癒すことに興奮を覚える変態さんなので、こんな状況でも悦んでしまっていることでしょう。
いっそ、もっと乱暴にしてくれてもいいまで思ってるかもしれません。
暴走した分身達がアナリシスまで捕食しようとするかもしれません。どMであると同時にどSでもあるハイブリッド変態なので。
「やっ……あっ、お、ぉぉぉっ……だ、だめぇっ……♪」
自身の分御霊達が身体から生やす、七尺の妖刀。それが、サイコの身体を次々に串刺しにしていく。
その身を深く貫く、無数の刃……だが、突かれ、抜かれれば、そこに傷跡はない。
「は、ぁっ……あっ……癒やされて……愛されて、るぅっ……!」
刺された瞬間、確かにその身には深い傷が刻まれる。それは幻などではない。だが、その刀は同時に強い治癒の力を注ぎ、刻んだ傷を癒していくのだ。
「ああっ……そんなっ……そんなにされたらぁっ……☆」
治癒に深い性的興奮を覚える彼にとって、その行為はあまりに激しい。囲まれて突き刺される度に、性行為に激しい快楽が襲い、その頂点を何度も突き上げる。
「ひぃっ……ひぃぃぃっ……もっ、もっとぉぉ……♪」
そして、その快楽を感じているのは分御霊達も同じ。ゆえにその行為は、さらにエスカレートし続け、自分自身の姿を相手にした倒錯の極みに達していく。
「ああ、だめ……もっと……もっと、もっと、もっとぉぉ……♪」
そして、その快楽は暴走し、彼らを生み出したアナリシスにまで刃を向ける。だが、アナリシスに動じた様子はない。
『貪欲だね、ボク……でも……』
「ふあ、あああっ!?」
より長く、たくましい妖刀が、分御霊を、サイコを、のべつ幕無しに貫き、逆に傷つけ(癒し)ていく。激しい交わりにアナリシスも混じり、倒錯はさらに加速する。
だが、そんな光景をまるで妬むように、ドゥルールはアナリシスへ飛びかかる。
「ああ……アナリシスっ、愛しいアナリシス!」
愛と呪詛を身に纏い、その身を搔き抱くドゥルール。情熱的に抱擁し、その身を呪いで蝕まんとする。
「あなたに会うためだけにこの世界に来たのよ……!」
強く強く抱きしめ、唇を重ねる。何度も愛を囁きながら、生命力を奪い、一つになろうとしていく。
「っ
……!?」
だが、そんなドゥルールに帰るのは、同じくらい、いや、それ以上に情熱的な口づけと抱擁だ。そこに愛を感じ、目を見開く。
「あ……だ、め……そんな……激し……♪」
愛と呪詛のユーベルコードをコピーされ、返されている、と、仕組みを言えばそうなのだろう。だがそれよりも、愛しい相手の情熱的な抱擁が、彼女を昂ぶらせる。
「はぁ、アナリシス……素敵っ……」
その愛らしい顔を見つめ、その性別を感じさせぬ身体を抱きしめ、その魅力的なお尻を撫で上げる。アナリシスの身体を、心を、自らに刻みつけようとしていく。
「愛しているわ、アナリシス……!」
自壊なんて許さない、そう思いながらも、激しい愛に溺れていく。
全てを吸いつくされ、代わりに愛を……愛しい相手の全てを注ぎ込まれていく。
そのまま、意識を失うまで。彼女は、永遠にも等しい刹那の愛を堪能し続けた。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
伊美砂・アクアノート
【SPD】キミの在り方は、嫌いじゃないんだがなぁ。人生、生き急げばカーブを曲がり切れずに速度超過で激突して死ぬのさ。【投擲5、スナイパー5、援護射撃5、早業5、地形の利用5】コインを、己の持てる技量の最速で投擲。互いに撃ち出す挙動が目視すらほぼ不可能の速度の射撃戦。・・・最後まで付き合ってやるよッ! 愛してるぜベイビー、別のカタチで会えていたら、午前0時のナイトクラブでキミを口説いてしまったかもしれないが。今は、敵だ! 貴様の存在証明を、お前という個の強さを、貴方たちが至った極点を・・・示してみせて。エッジワース・カイパーベルトよりも遠い場所、塵理論の永劫の先で、縁があったらまた会いましょう。
「キミの在り方は、嫌いじゃないんだがなぁ。人生、生き急げばカーブを曲がり切れずに速度超過で激突して死ぬのさ」
袖口に忍ばせたコインを撃ち出す伊美砂。持てる技量の最速をもって射出したそれは、アナリスタが同様に射出したコインと激突し、空中で爆ぜるように砕け散る。
「さあ……最後まで付き合ってやるよッ!」
その一発が皮切り。無数のコインが撃ち出され、その全てのコインが空中で激突する。撃ち出す瞬間すら見えない脅威の早撃ち。金属同士が激突し砕ける、その音だけが響く。
「愛してるぜベイビー、別のカタチで会えていたら、午前0時のナイトクラブでキミを口説いてしまったかもしれないが……」
多重人格者であり、全ての人格の我が強い伊美砂の言動は、常に全く安定しない。その言葉にどこまで意味があるのか、その行動にどこまで考えがあるのか。
「貴様の存在証明を、お前という個の強さを、貴方たちが至った極点を……示してみせて」
ただ一つ確かな事は、彼女が、今を全力で生きている事、か。
全てを出し尽くした打ち合いの末、ついにコインが彼女の肉体を貫き、血を流す。
「エッジワース・カイパーベルトよりも遠い場所、塵理論の永劫の先で……縁があったらまた会いましょう……」
目覚めた時にはもうアナリシスは存在しないのだろうと、そう確信しながら倒れ伏す。
大成功
🔵🔵🔵
ユーリ・ヴォルフ
アドリブ共闘大歓迎です
これ程連戦をキツイと思ったことがあっただろうか
だが、あと少し。ここを耐えきるだけだ…!
残された力を振り絞り【メギドフレイム】で
空中に無数の炎の剣を呼び起こす
仲間が窮地であれば『援護射撃』で加勢しよう
不利であろうと力を合わせれば
窮地を乗り越えられるはず…ッ!?
敵のコピーしたメギドフレイムは
自分の物より圧倒的に数が多い
外さず当て、相殺する。だが数が足りない。防ぎきれない!
『オーラ防御』でガードするが
両手足を貫かれ、地に縫い付けられる
動けず視線を上げると、空に浮かぶは更なる無数の炎の剣
炎の剣による拘束が解けない。魔力も既に枯渇している。
悔しいが、ここまでか…
弥久・銀花
(アドリブ、他の人との絡み、ピンチシーン歓迎です)
屈辱を味わされたので首を取って汚名を挽回します。
白嵐玉椿を抜き放ち、通常の攻撃で戦闘に突入。
【見切り】と【怪力】でガンガン前に出ましょう。
負傷したら動けなくなるまでは我慢です。 致命傷でも即死でなく動ける傷であるのなら戦闘続行、執拗に攻めかかります。
これ以上は拙いと思ったら、先頭の真っ最中に不死身の人狼を使用して回復です。
このユーベルコード、使ってる最中は動けなくなるのでコピーしてくれるのなら集団戦に於いて致命的な隙を晒す事になるんですよね。
敵の眼前でいきなり使用する事によって、相手の判断ミスを誘発する腹積もりです。
フロッシュ・フェローチェス
『流血』
崩壊と引き換えだからこそか。
アタシは脆くてさ
故に倒れるまで走り続けてやる。
使う武器は衝角炉のみ。加速式フル稼働ダッシュで移動しながら戦うよ。
早業蹴りや衝撃波も併用。自慢の速さで攻めるよ。
どうせ敵わないなら利用する。アタシの力をアタシに見せろ。
途中で【碧血暴速】発動。
擦れ違いながら殴り、蹴りあうか。超痛いよ?
(及ばずにズタボロ)
駄目だ……ならばこそ。
全力で見せろ、【断砲】を……!
強化版コピーって言ったね。なら何故アタシの首は飛んでない?
根底までは、届かないって事か?
人の奪って強化までしておいて……ハッ。刈り損なってんじゃねぇよ、ヘボ金属が。
(肩から血を吹き、笑いつつ倒れる)
※アドリブ可
宙夢・拓未
NG:出血描写、エロ方面
傾向:負傷、破損、メカバレ歓迎
要は、敵が自壊するまで耐えればいいんだな
上等だ、耐え抜いてやるよ
最初に『フォームG-O-S』で自分の防御力を強化
敵の防御力も超強化されるだろうが
直接倒すことが目的ではないんだ、問題ないぜ
あとは、『電気仕掛けの願い』で周囲の猟兵の回復に回る
このまま長期戦に持ち込むことさえできれば――え?
(丸投げします。何かひどいことされて瀕死にしてください)
ああ……これはマズいな
けど、俺はまだ終われない……『終わらずの英雄』を発動する
パワードスーツが破壊されて動かなくなるまで
意識がなくなろうと、ひたすら戦い続けるぜ
※アドリブ、連携歓迎
日和見・カナタ
痛たたた…危うく穴あきチーズみたいになるところでした。
あとは自壊を待つだけですけど、やっぱり一筋縄ではいきませんよね。
…ちょっと、覚悟を決める必要がありそうです。
まずは【ガジェットドローン】による【援護射撃】で攻撃を弾きつつ【ヒートインパクト】の準備をしながら相手に接近します!
多分ですが、私よりも相手の方が速く【ヒートインパクト】を撃てるはずです。
回避も防御も難しそうですし、胴で攻撃を受けて相手を拘束します!
痛いうえに熱いじゃ済まないくらいの熱量ですけど、反撃のチャンスは作れるはず…!
とにかくダメージを与えて、一秒でも多く活動時間を減らしてやります!
(絡み、アドリブOKです。NGはありません)
シキ・ジルモント
◆SPD
アドリブ歓迎
コピーされるユーベルコード:ブルズアイ・エイム、ワイルドセンス
同じ姿と同じユーベルコード、しかし今回も相手の方が優っているか
…わかっていても目の当たりにするとやはり焦り、相手の放つユーベルコードを躱しきれずに傷が増えていく
攻撃の隙にこちらもユーベルコードを発動するが、これもコピーされたワイルドセンスで回避される
逆に隙を突かれ蹴り倒され、銃口が突き付けられる
…冗談じゃない、こんな所で終われるか!
一瞬過った諦念を振り払い、相手の銃口を咄嗟にシロガネのグリップで殴りつけて狙いを逸らす
余裕は全く無い、むしろそろそろ限界が近い
だがそれは相手も同じはずだ
さぁ、最後の我慢比べと行こうか
「アタシは脆くてさ……故に倒れるまで走り続けてやるよ!」
機械のブーツに込められた加速の式をフル稼働すると、一気に踏み込み、間合いを詰めるフロッシュ。
「アタシの力をアタシに見せろ……っ!」
加速の勢いを載せた蹴り、そして殴り。衝撃波すら生み出し、速さを力に変えて打ち合うフロッシュとアナリシス。
「もっと、速く……速く、だっ!!」
右眼から、翡翠の電流が迸る。刹那、フロッシュの身体が消えた。直後、アナリシスもだ。
「っ……超、痛いよ。着いて来れるっ!?」
2人の身体から、赤と銀の血が吹き上がる。身体が持たないほどの、限界を超えた加速……ましてや、その状態での殴り合いだ。加速度的に身体が崩壊していく。
「駄目、か……!」
だが、その速度の限界を超えた領域において、アナリシスはフロッシュを上回る。圧倒的な速さが、その身を苛む。
「だが……ならばこそ。全力で見せろ、断砲を……!」
だが、苛まれながら、彼女は挑発的に笑う。彼女の、奥義たる一閃。それを知っているのだろうと、アナリシスを誘う。
「っ
……!!」
直後、目の前からアナリシスが消えた。加速の、さらに先を超える超音速。すれ違いざまの足刀が、フロッシュを烈断する。
「人の奪って強化までしておいて……」
その身体から、吹き上がる血。もはや立っていられない。
「ハッ。刈り損なってんじゃねぇよ、ヘボ金属、が……」
それでも。フロッシュは、己の首を親指で示し、笑いつつ倒れこむ。
「見事、です……私も負けてはいられません」
そこに走り込み、アナリシスに斬りかかる銀花。
「その首を取って、汚名を挽回します……!」
銀の血を流し、加速の反動で動きを鈍らせているアナリシス。だが、銀花の姿を見れば、すぐさまその刀のコピーを手に握り、真っ向から斬り合いを仕掛ける。
「ぐっ、まだ……これほど、のっ……」
その刀の斬れ味も、技の冴えも。銀花のそれを写し取り、さらに洗練されたものだ。斬り結ぶごとに傷が増え、じわじわと血を流す。
「援護……するっ!」
そんな銀花を見て、力を振り絞るユーリ。己の中にある炎の力を、極限まで呼び起こしていく。
「これ程……連戦をキツイと思ったことがあっただろうか……」
身体はふらつき、足元はおぼつかない。消耗は著しいが、そんな中、必死に、無数の炎の剣を生み出し、アナリシスめがけて降り注がせる。
「それでも……不利であろうと力を合わせれば、窮地を乗り越えられるはず……っ!」
「ああ、そうだな。あっちもそろそろ限界だ、畳み掛けようぜっ!」
己の機械の身体に、三枚のカードを通していく拓未。
『ジラフ、オーストリッチ、スネークライク・クリーチャー!』
機械音声と共に、その身体に対応する武装が装着される。防御力を増加して身を護り、指先から発射する電流が仲間達を撃つ。
「ありがとうございますっ……これでまだ戦えるっ!」
その電流に生命力を賦活され、さらに刀を振るう銀花。ユーリの炎の援護も受け、より激しく斬りかかれば、アナリシスもジリジリと下がっていく。
「このまま、一気に畳みか、け
……!?」
戦いの趨勢は入れ替わり、猟兵達が優位に立つ……そう、思った、刹那。空を見上げたユーリが、愕然とした表情を浮かべた。
そこに浮かぶは無数……を、さらに越えた炎の剣。ユーリのそれとは比べ物にならぬ、圧倒的な物量の暴虐が、降り注ぐ。
「くっ!?」
相殺しても、無論数が足りない。避け、防ぎ……防ぎ切れない。
「が、あっ!?」
四肢を串刺しにされ、地面に縫い付けられる。動けぬままの彼めがけ、なお狙いを定める無数の炎剣は、何本放たれても減る気配すらない。
「大丈夫かっ!?」
「……あああああっ!?」
そちらに拓未が気を取られた瞬間、今度は銀花が、一閃にて腕ごと刀を落とされた。武器を失い、無防備となった所へ伸びる手に義眼を抉り出され、左から血の涙を流す。
「くそ、まだそんな力が……っ!」
そして拓未にも。彼から写し取ったダチョウの足の爪が地を踏みしめたかと思うと、銀花を振り切って瞬時に間合いを詰める。
「速っ……がっ!?」
対応する暇すらない。防御力を高めた筈の拓未の左胸に、真っ直ぐに刀が突き入れられた。彼の身体は大半が機械であり、そこに埋め込まれているのも心臓代わりの発電体だ。
「っ……がああああっ!?」
それを貫かれた事で、生体を動かす電流が誤作動を起こす。いつものような、身体を動かすための電流ではない、過剰な電圧が全身を貫き、耐えられぬパーツが次々と弾け飛んでいく。
「く、そっ……ここまでか……ぐぅぅぅぅっ!」
宙に留まっていた炎剣も、再びユーリへと降り注ぐ。魔力の枯渇した彼に、それを防ぐ術はない。次々とその身体に突き刺さり、炎を喰らう筈の炎竜の身体すら、燃え盛り、意識を失う。
優勢は、あまりに一瞬で覆された。転がるのは、ボロボロの猟兵が3人。トドメを刺そうと、刀を振り上げる。
「やらせ……ませんよっ……!」
痛む身体を引きずるカナタが、ドローンからの射撃で割り込んだ。それを鋼の腕で払い除けたアナリシスは、大きく横に飛ぶ。直後、通過する背後からの弾丸。
「ちっ……これも避けるか」
愛銃シロガネを構え、苦々しく吐き捨てるシキ。完全に不意をついたが、予期していたように躱された……おそらくは、自分の人狼の直感を写し取られたか。
「本当に厄介だ……っ!」
「まだこんなに動けるなんて……一筋縄じゃいきませんね……っ」
撃っても撃っても、なお、掠めすらしない。逆に、シロガネを写し取ったアナリシスの射撃が、2人を襲う。
「ぐっ……」
特に銃の持ち手であるシキには、執拗に弾丸が撃ち込まれる。なんとかこちらも直感で回避していくが、避けきれず、血が溢れ出る。
「シキさんっ……!」
それを助けようにも、カナタのドローンも容易く撃ち落とされてしまい、その援護を封じられる。カナタ自身も時折牽制射撃が飛び、近づく事を許されない。
「この……っ!?」
そんな劣勢から生まれた焦りが、シキの隙を大きくする。その一瞬で間合いを詰められると、強烈に蹴り倒された。
「く、そ……」
踏みしだかれ、額に突きつけられる銃口。その熱が、シキに諦めを迫る。
「冗談じゃない、こんな所で終われるか!」
それを振り払い、咄嗟にシロガネのグリップをぶつけて銃口を払いのける。隙をついて横に転がり、追撃を回避する。
「限界が、近いんだろう……さぁ、最後の我慢比べと行こうか……!」
強がり半分、息を切らせながら、立ち上がって銃を構える。だが、アナリシスも冷たく銃を構え直し。
「俺は、まだ……終われない……!」
『っ!?』
その身体が、後ろから鋼のパワードスーツに押さえつけられた。
「まだ……戦える……!」
先程、胸を貫かれ地に伏した筈の拓未。その身体を、自律型パワードスーツが覆う。それは動けぬ身体を無理やり動かす最後の手段、不屈不撓の英雄が、アナリシスへと組み付き、動きを封じようとする。
『っ……』
それに、初めて驚きを垣間見せ、振り払おうとするアナリシス……その横合いから、迫る影。
「お返しは……済んでいませんよっ!」
こちらも、不死身の再生力でその腕を繋げ、無理やり身体を動かす銀花が、アナリシスの脇腹を貫いた。その傷は、すぐに写し取られた再生力で塞がれる、が、それは狙い通りだ。
「隙、有りです……!」
その瞬間を逃さず、一気に走り込んでいくカナタ。アナリシスの目前で、力強く地を踏みしめる。
『……っ……動、け
……!?』
迎え撃とうとするアナリシスだが、その身体は動かない。銀花の再生は、全生命力をそれにつぎ込むため、動きを封じられるのだ。
「ヒート……インパクトッ!」
大地を踏みしめる力を膂力に変え、蒸気を吹き出し、熱した拳を叩きつける、カナタの必殺技。避けられぬアナリシスの腹を、深く抉り、溶かす。
『ヒート……』
「くっ!?」
だが、トドメには至らない。身体の動きを取り戻したアナリシスは、その鋼鉄の腕を写し取り、熱を収束する。
『……インパクト……』
「が、ふっ……!」
カナタの生身の腹を、深く抉る拳。威力はカナタのそれを上回る。服を、肌を焼かれ、内臓を潰され、血を吐き出して。
「……つ……かまえ……ごふっ……」
『……!?』
その腕を、握りしめる。痛みも熱も耐え、己の身を使ってアナリシスを拘束する。
『離……せ……』
カナタだけなら、振り払われていたかもしれない。だが、拓未もまだ、アナリシスに組み付いている。
「…………」
その身体は漏電し続け、もはや意識すらない。だが、パワードスーツは自律し、彼の肉体を使ってアナリシスを拘束し続けている。
『離……せ……っ!?』
そうして動けぬアナリシスのこめかみに、一発の銃弾が突き刺さった。
「どう……だっ……」
息を切らし、見守るシキ。今の狙撃は最後の力を振り絞ったもの、もう一度やれと言われても無理だ。
……だが、その祈るような視線の先、アナリシスの傷は、瞬時に塞がっていき……。
直後。再生が暴走し、その全身が弾け飛んだ。
「やっ……た……?」
その言葉を口にしたのは誰だったか。
猟兵達を追い詰め抜いた、暴走生命体。その最期は、あまりに呆気ないものであった。
大成功
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