ホテル『ワンダーランド』にて
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「さ、次はどこに行こうかな~?」
アリス・ブラッドキャップ(永遠ロリの力持ち・f19729)は、
自身と同じ名前のとある
存在が用意したホテル『ワンダーランド』の中を散策していた。
なにせここは
不可思議な場所なので、ただただ歩き回っているだけでも楽しい。
が、それでも1人だと少し寂しいかな?なんて思っていた矢先のことだった。
「ちょ……うわわわわわわっ!?」
突然、青髪狐耳の男の娘、つまり彩波・いちごが
降ってきて、アリスに激突。アリスを押し倒すようにしながら、近くにあった部屋へと転がり込む羽目になった。
「あいたたた……って、ぱぱ? いきなりどうしたの?」
「ぇ……あ、アリスさん? えっと……どうしたんでしょうね……あとその呼び方はやめてもらえると……」
アリスはきょとんとした目で
ぱぱを見た。
押し倒されしがみつかれたままなのだが、そこは特に気にしていない様子。なんならウェディングドレスのような水着のボトムが押し倒された弾みに脱がされていて、そこにいちごの顔が突っ込んでいたりもするのだが、それもあまり気にしていないようだ。
どうやら話を聞くと、いちごもわけのわからないままに
何かの力で『ワンダーランド』に送り込まれたっぽいのだが、アリスにはピンと来ていない様子。
「偶然だね、ぱぱ」
アリスは不思議そうな顔で小首を傾げて笑顔だが、いちごはこんなことをする相手には心当たりがありすぎて苦笑するしかできない。
「それより、ひとまずここから出ましょうか?」
「……出れないみたいだよ、ぱぱ」
「え?」
アリスに指摘されて気付いたのだが、どうやら2人はこの部屋に閉じ込められたらしい。
その証拠に、ぴったりと閉じられた扉の上にこう書いてある。
『子作りしないと出られない部屋』
「何考えてるんですかこれ作った人はーっ!?」
思わずいちごは吠えるが、それで何かが変わるわけもない。
「それじゃ、ぱぱ。子作りする?」
ちょうど下も脱いでいることだし、と、いちごに脱がされたままの下半身を、笑顔でねだってくるアリス。
この状況に何の疑問も不満もないらしい。
というわけで2時間ほどのち。
つやつやのアリスと疲れ切ったいちごは、無事部屋から出られたそうな。
「やっぱりぱぱはすごいね♥」
めでたしめでたし。
成功
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