これはサポート参加者を優先的に採用するシナリオです(通常参加者を採用する場合もあります)。
●ダークセイヴァー
オブリビオン・フォーミュラが倒された後も、ダークセイヴァーを完全に支配していたオブリビオンが、すぐに消えてなくなる事はなかった。
それどころか、オブリビオンは未だ厳然たる支配者であり、寂れた村で息を殺すように暮らす人々を、まるで娯楽や余興のように襲い、殺し続けていた。
猟兵達は、そんな戯れに滅ぼされようとする人々を救うため、戦いに赴く事になった。
まずは処刑人に命じられ、村の虐殺に集まった仮面の戦士の群れを倒す必要があるだろう。
仮面の戦士の群れは、趣向を凝らした『虐殺道具』を持っており、領民達をいたぶっているようだ。
いまのところ、どのような虐殺道具を持っているのか分かっていないが、複数の虐殺道具を所有していると言う噂もあるようだ。
幸い、現時点で、仮面の戦士の群れは、猟兵達の存在には気づいていないため、不意打ちを仕掛ける事が出来れば、それだけ多くの仮面の戦士を倒す事が出来るだろう。
ある程度、仮面の戦士を倒す事が出来れば、処刑人が様子を見に来るため、そのまま蹴散らしてしまえばいいだろう。
また、闇の救済者戦争の⑱『ケルベロス・フェノメノン』で入手した小剣の研究が進められており、ダークセイヴァー戦後シナリオの成功本数に比例し、研究が進行していくようである。
その事を踏まえた上で、領民達を救うのが、今回の目的である。
第1章 集団戦
『仮面の戦士』
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POW : 暗黒星雲の力
【闇のオーラ】を纏わせた対象1体に「攻撃力強化」「装甲強化」「敵対者に【攻撃の命中率低下】を誘発する効果」を付与する。
SPD : 星辰の獣の力
【星辰を宿した剣】が命中した敵から剥ぎ取った部位を喰らう事で、敵の弱点に対応した形状の【巨獣】に変身する。
WIZ : 闇の支配者の力
【ヴァンパイアの血】【主人との契約】【星々の輝き】で自身を強化する。攻撃力、防御力、状態異常力のどれを重視するか選べる。
👑11
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ラムダ・ツァオ(サポート)
ラムダよ、よろしく。
戦闘なら足と手数で勝負するけど、周りに合わせて臨機応変に動くわ。
見切ったり残像を残すように動いたりと、避けるのには多少の自信があるわよ。
集団戦なら死角を減らすために数を減らすのが先決、
あとは一緒に戦う人がいればその人次第かしら。
行動指針としては以下の3通りが主。
1.味方の死角にいる敵を優先して片付ける。
2.範囲攻撃を行なえる味方がいなければ範囲攻撃優先。
3.数を減らすため、止めをさせそうな相手を狙っていく。
台詞回しや立ち位置などは無理のない範囲でご随意に。
ユーベルコードは状況に応じて使い分けます。
アドリブ・連携歓迎
轟木・黒夢(サポート)
『私の出番?それじゃ全力で行くわよ。』
強化人間のヴィジランテ×バトルゲーマー、19歳の女です。
普段の口調は「素っ気ない(私、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」、偉い人には「それなりに丁寧(私、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」です。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。
性格はクールで、あまり感情の起伏は無いです。
戦闘では、格闘技メインで戦い、籠手状の武器を使う事が多いです。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
櫟・陽里(サポート)
『操縦が上手いは最高の誉め言葉!』
乗り物が活躍できる場と
レースとサーキットが得意分野
どんな乗り物も乗りこなしてみせる
走りこそが俺の武器!
乗り物と操縦者の総合力で戦う
サイバーアイで路面、相手の動きなど幅広い情報収集
集中力・傭兵の経験・判断速度で攻め所を見極める
シールド展開バイクで体当たり吹き飛ばし
走り回って撹乱・誘導
仲間を運ぶ足になるのも好き
バイクは機動力のある盾にもなる
壊れたらほら、直すついでに新パーツ試せるし!
明るく話しやすい先輩タイプ
補助仕事もドンと来い
乗り物が無い戦場では手数が少ない
普通の拳銃射撃や誘導、挑発など小技を利かせるしかなくテヘペロしてる
過去は過去に還すべき、その辺割と無慈悲
アイクル・エフジェイコペン(サポート)
猫っぽい舌足らず口調にゃ。こんにゃ感じで、末尾だけじゃにゃくて途中にも入れてほしいにゃ。めんどいならなくてもいいけど。
ちなみに機嫌悪い時は「に゛ゃ」って濁点入る感じにゃ。
正直状況とかよくわかってにゃいけどなんとなく気に入らない顔してるからぶっ殺すに゛ゃ。
パワーイズジャスティス。真正面から行っておもいっきり攻撃するのみにゃ。ユーベルコードは何使ってもいいにゃ。
基本はむちゃくちゃ猫かぶってかわいい子演じてるものだから、なるべくスマートに『せーとーはなれでぃー』的な感じで戦おうとするけど、むちゃくちゃ怒ったら地が出てむちゃくちゃ口が悪くなる。
「ぶっ殺おおおおおおす!●ぁぁぁぁぁぁっく!!」
ウルスラ・ロザーノ(サポート)
いつもテンション高いとは言われるなー、確かに誰に対してもフレンドリーな対応しようと心掛けとる
といっても銀誓館の学生時代から能力者をしてきたんでな
救えるもんはできるだけ救う、でも倒すべき敵は必ず討伐すべしっちゅー方針や
戦法はヒット&アウェイ型、戦場全体を広く利用して戦うで
基本は中距離
レーザービット射撃やナイフの蹴り込みで牽制しつつ、
エアシューズで、地上は高速で駆け回り、空中も地形とか足掛かりに利用して軽業のように跳ね回るよ
敵からの攻撃は、すべて見切って受け流したりの回避で凌ぐよ
攻め込む機会を見つけたら奇襲を仕掛けるで
一気に接近して、蹴撃やその斬撃波を叩き込む!
サッカーボールのシュートは必殺技や!
日下・彼方(サポート)
人間のUDCエージェント × 月のエアライダーの女です
戦闘での役割はレガリアスシューズを使っての空中戦、
影の狼を使役して斥候・偵察ができます
武器は通常大型ナイフを使用しますが
強敵には太刀・槍を持ち出す事もあります
普段は(私、君、呼び捨て、だ、だな、だろう、なのか?)
機嫌が悪いと (私、~様、です、ます、でしょう、ですか?)
性格は受けた仕事はキッチリこなす仕事人のような感じです
仕事から抜けると一転惚けた風になります
ユーベルコードは必要に応じて、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
スピレイル・ナトゥア(サポート)
精霊を信仰する部族の巫女姫です
好奇心旺盛な性格で、世界をオブリビオンのいない平和な状態に戻して、楽しく旅をするために戦っています
自分の生命を危険に晒してでも、被害者の方々の生命を救おうとします
技能は【第六感】と【援護射撃】と【オーラ防御】を主に使用します
精霊印の突撃銃を武器に、弾幕を張ったり、味方を援護したりする専用スタイルです(前衛はみなさんに任せました!)
情報収集や交渉のときには、自前の猫耳をふりふり揺らして【誘惑】を
接近戦の場合は精霊の護身用ナイフで【捨て身の一撃】を繰り出します
マスター様ごとの描写の違いを楽しみにしている改造巫女服娘なので、ぜひサポート参加させてくださると嬉しいです!
ロバート・ブレイズ(サポート)
『否定せよ』
人間の文豪 × ナイトメア適合者
年齢 82歳 男
外見 184.6cm 黒い瞳 白い髪 色白の肌
特徴 投獄されていた 野心家 求道者 凶暴 とんでもない甘党
口調 冒涜翁(私、貴様、~である、だ、~であろう、~であるか?)
気にいったら 冒涜王(俺、貴様、~である、だ、~であろう、~であるか?)
恐怖・発狂・誘惑などの精神的な攻撃に対しての異常な耐性を有しています。
否定する事で恐怖を与え、冒涜する事が多いです。凶暴なので近接戦闘が好み。
宜しくお願い致します。
緋月・透乃(サポート)
『今日も元気に食べて楽しく戦おうね!』
人間で22歳の女性です。
いつも元気で、強敵との戦闘、食べる、スリルを味わうことを好みます。
基本的に自分の楽しみのために行動し、敵味方問わず他人の心情等には配慮しません。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用します。
戦闘では真っ正面からの突撃を好み、負傷は気合いで耐えれば良いと考えています。
戦闘以外のことも大体気合いと力でなんとかしようとします。
脳筋です。
武器は主に『重戦斧【緋月】』を使用しますが、他の武器の方が有効そうならそちらを使用することもあります。
クロムキャバリアでも生身で戦います。
不明な点はおまかせします。よろしくお願いします。
館野・敬輔(サポート)
※アドリブ、他者連携、派手な負傷描写OK
※NG:恋愛、性的要素、敵との交渉、UC名へのルビ使用
『吸血鬼をこの世界から駆逐する。例外なく骸の海に還れ!』
ダークセイヴァー出身の、青赤オッドアイの青年黒騎士です。
吸血鬼に家族と故郷を奪われたため、吸血鬼やオブリビオンに強い憎悪を抱いており、敵からの交渉には応じず、憎悪を以て敵を冷酷に斬り捨てます。
直情な性格ですので、黒剣1本だけで真正面から叩き潰す戦術を好みます。
集団戦では衝撃波で一気に複数の敵をなぎ払ったり、誰かを庇ったりもします。
ユーベルコードは指定されたものをどれでも使用。
迷惑行為や公序良俗に反する行動は、依頼成功のためでも行いません。
四十物・寧々(サポート)
※サポートプレイング
多少の怪我や失敗は厭わず積極的に行動し、他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
その上で現在の状況に対応できる人格で行動します。
シナリオ進行に必要な言動など青丸稼ぎに役立てて下さい。
使用ユーベルコードの指定はありません。
「成功」の結果で書けそうなものを一つステータス画面からお選び下さい。フラグメント次第で不使用も可です。
アイテムもご自由にお使い下さい。
服装系は提案の一例としてアイテムの最後尾から装備としております。
あとはお任せ致します。
宜しくお願い致します。
サイモン・マーチバンク(サポート)
「あ、どうも。兎の悪魔です」
デビキン出身アポヘル育ちの兎の悪魔
悪魔ですが倫理基準はアポヘル寄り
ワルにはそんなに憧れないけど必要なら悪どいこともやります
「ゾンビハンターとして過去を殺す」
「魔界盗賊として必要なものを取り返す」
この二つをモットーに依頼に挑みます
同情すべき相手でもしっかり向き合った上で戦うことを選択します
サバイバル生活の影響で使えるものは何でも使う感じに
ハンマーでどかどか殴ったり銃火器でばんばん暴れるのも得意です
賑やかな場所はちょっと苦手
引っ込み思案でコミュニケーションも苦手なので、情報収集はひっそり行うタイプ
多少の怪我は厭いませんが公序良俗に反することはしません
よろしくお願いします
大豪傑・麗刃(サポート)
一人称は『わたし』『麗ちゃん』
どんなシリアスでも一度はネタをやりたい。一応敵を倒す意思はあるので状況が悪化する行為はさすがにやらない。一見悪化するけどネタとして許されるならむしろやりたい。
超どシリアスのためギャグ絶対不可ならシリアスオンリーも一応できなくはないがその時は頭痛が痛くなるのだ(強調表現としての二重表現肯定派)
大軍に無策で挑むのは無謀といろいろ策を考えるが結論は「正面から突っ込んで全員やっつければ(斬れば)いいのだ!」
ユーベルコードが
近接系:何も考えずに突っ込んでって無双狙い
集団系:なるべく多数引き付けて一網打尽狙い
ギャグ系:お手数かけますがなんとかお願いします!
それ以外:まー適当に
響納・リズ(サポート)
「ごきげんよう、皆様。どうぞ、よろしくお願いいたしますわ」
おしとやかな雰囲気で、敵であろうとも相手を想い、寄り添うような考えを持っています(ただし、相手が極悪人であれば、問答無用で倒します)。
基本、判定や戦いにおいてはWIZを使用し、その時の状況によって、スキルを使用します。
戦いでは、主に白薔薇の嵐を使い、救援がメインの時は回復系のUCを使用します。
自分よりも年下の子や可愛らしい動物には、保護したい意欲が高く、綺麗なモノやぬいぐるみを見ると、ついつい、そっちに向かってしまうことも。
どちらかというと、そっと陰で皆さんを支える立場を取ろうとします。
アドリブ、絡みは大歓迎で、エッチなのはNGです
ミスティ・ストレルカ(サポート)
基本方針は専守防衛・他者フォローです
サポート故、連携重視のお任せ
知らない人にはどうにも気後れしてしまうけど
それでも他の人が怪我するのも嫌なので押すところは押すのですよ
主にサモン・シープ等攻撃系のUCで他者行動の隙を消す様に立ち回るのです
中遠距離をとり全体を掴む感じですね
防御系の技能で時間稼ぎも行けますので
生まれながらの光での前線維持、魔力性防御障壁の囮役も…ちょっと怖いけど
でもでも、みんなの居場所を守るのですよー
そうそう、えっちなのはいけないと思います。
興味がない…訳ではないですがひつじさんが怖い雰囲気纏って凄い勢いで止めにツッコんでくるのです
年齢制限がどうとか、らしいです
シホ・エーデルワイス(サポート)
助太刀します!
人柄
普段は物静かで儚げな雰囲気ですが
戦闘時は仲間が活躍しやすい様
積極的に支援します
心情
仲間と力を合わせる事で
どんな困難にも乗り越えられると信じています
基本行動
味方や救助対象が危険に晒されたら身の危険を顧みず庇い
疲労を気にせず治療します
一見自殺行為に見える事もあるかもしれませんが
誰も悲しませたくないと思っており
UCや技能を駆使して生き残ろうとします
またUC【贖罪】により楽には死ねません
ですが
心配させない様
苦しくても明るく振る舞います
戦闘
味方がいれば回復と支援に専念します
攻撃は主に聖銃二丁を使用
戦後
オブリビオンに憎悪等は感じず
悪逆非道な敵でも倒したら
命を頂いた事に弔いの祈りを捧げます
コーデリア・リンネル(サポート)
アリス適合者の国民的スタア×アームドヒーローの女の子です。
普段の口調は「女性的(私、あなた、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」、機嫌が悪いと「無口(わたし、あなた、呼び捨て、ね、わ、~よ、~の?)」です。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
内気な性格のため、三点リーダーや読点多めの口調になります。
ですが人と話すのが嫌いでは無いため、
様々な登場人物とのアドリブ会話も歓迎です。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
●
「みんな隠れているのか! ……たくっ、面倒臭ぇ!」
「でも、ここに居るのは間違いないんだろ? だったら、燃やすか。そうすれば、そのうち出てくる」
「いや、せっかく虐殺道具があるのだから、使わずに終わっちまったら、勿体ないだろ? それに、もっと、こう……あるだろ、もっと」
寂れた村にやってきた仮面の戦士達は、家の中に隠れた村人達を炙り出すため、あれこれ案を出し合っていた。
村人達が家の中に隠れている事は、気配で分かっているものの、一軒ずつ回っていくにも面倒なため、何か良い策がないか、考えているようだった。
「はいはい、そこまで。お遊びは、終わりよ。私達が相手をしてあげるから、掛かってらっしゃい」
ラムダ・ツァオ(影・f00001)が、仮面の戦士達の前に陣取った。
「アハハッ! コイツは面白い!」
「わざわざ、虐殺道具の餌食になってくれるとはねぇ!」
「だったら、試してやろうじゃないか。その身体がボロボロになるまで!」
仮面の戦士達が虐殺道具を構え、ジリジリと距離を縮めてきた。
だが、ラムダに、隙は無い。
一見するとリラックスしているように見えるが、まったくと言っていいほど隙が無かった。
「どうやら、私の出番のようね。そこまで、それを試してみたいのなら、全力で来なさい」
その流れに乗るようにして、轟木・黒夢(モノクローム・f18038)が挑発混じりに呟いた。
「ああ、その望み……叶えてやるよっ!」
「さあて、どうするか。この巨大ハサミで切断するか、それともチェーンソーで、ぶった切るのがイイか。ううむ、悩む!」
「……って、おい! みんな切断系じゃねえか。それじゃ、芸がねぇだろ。粉砕系やら、爆殺系やら、色々とあるのにさ!」
仮面の戦士達が虐殺道具を構え、唐突に作戦会議を始めた。
どれも虐殺力がハンパないため、使ってみたくて仕方がないようだ。
「だったら、俺達を捕まえてみな!」
そんな空気を察した櫟・陽里(スターライダー ヒカリ・f05640)がライ(ハイテクバイク)に騎乗し、仮面の戦士達の間を走り抜けていった。
「ま、待て!」
「俺達の間を擦り抜けていくなんて、イイ度胸をしているじゃないか!」
「とにかく、逃げ道を塞げ! 俺達のコンビネーションを見せてやれ! そうしたら、やりたい放題のようだからなっ!」」
仮面の戦士達が殺気立った様子で、次々と襲い掛かってきた。
「んにゃああああ! さっきから鬱陶しいにゃ!」
その事に苛立ちを覚えたアイクル・エフジェイコペン(クロスオーバー三代目・f36327)が、ムッとした様子で大声を上げた。
「しょうがねぇだろうが、なかなか捕まらねぇんだから!」
「そうだ、そうだ! コイツさえ、大人しくしていれば、楽に済む話なのに……」
「だから、逃げるな! 向かって来い! ただし、抵抗するな! すべて受け止めろ!」
仮面の戦士達が、荒々しく息を吐き捨てた。
どうやら、みんな走り疲れてしまったらしく、殺気だけが膨らんでいるようだった。
「いくらなんでも、そこまでサービスする必要はないやろ。そもそも、何バテてるんや。もっと、命がけで頑張らないとダメやろ!」
ウルスラ・ロザーノ(鈴振り燕・f35438)が、仮面の戦士達に駄目出しをした。
「仕方がないだろうがっ!」
「こっちだって、全力なんだ!」
「……と言うか、乗り物はズルイって!」
それでも、仮面の戦士達が、大安売りの如く、言い訳を並べていった。
「文句があるなら、掛かってこいや! さあ行くで、お前を討ち果たすための道は創られた!」
ウルスラが【El Camino de Santiago(ジュンレイセイロ)】を発動させ、空中を走る不可視のサイキックの道を召喚した。
「ば、馬鹿にしやがって!」
「俺達の本気を見せてやる!」
「喰らえ! これが俺達の本気だァァァ!」
仮面の戦士達が闇のオーラを身に纏い、連携を取るようにして、次々と陽里に襲い掛かった。
「そう簡単に捕まえられると思ったら大間違いだ!」
陽里がサイを巧みに操り、空中を走る不可視のサイキックの道を突っ走り、仮面の戦士達の攻撃を避けていった。
「こら、待て!」
「……待ちやがれ!」
「ぐぬぬ、こうなったら、合体技だ!」
仮面の戦士達が殺気立った様子で、虐殺道具をブン投げた。
「そんな事をしても、無駄よ。道具に頼った時点で、あなた達の敗北は決まっていたのだから……」
すぐさま、ラムダが【剣刃一閃】を発動させ、黒刃(短剣)で仮面の戦士の右腕を切断した。
「うぎゃあああああああああああああ! 俺の腕があああああああ! よくも、よくも、よくも、やったな! まだ誰も虐殺していないのに、こんな真似をしやがって! 許さねぇ! 絶対に許さねぇ!」
仮面の戦士が右腕を庇いながら、ギチギチと歯を鳴らした。
だが、利き腕を切断された事で、虐殺道具だけでなく、剣を持つ事も出来なくなった。
「よ、よくも!」
「こうなったら、みんなでアレをやるしかねぇな」
「うおおおおおおおおおおおおおおお! 目覚めよ、野生ッ!」
それを目の当たりにした仮面の戦士達が雄叫びを響かせ、ヴァンパイアの血、主人との契約、星々の輝きで自らを強化し、次々と襲い掛かってきた。
「……ぶっ殺おおおおおおす!」
それを迎え撃つようにして、アイクルがバトルアックスを振り上げ、仮面の戦士達めがけて振り下ろした。
「超越せよ、私の肉体よ。全てを破壊する力となれ」
その間に、黒夢が【フルパワーボディ】で全身の細胞を一時的に増強し、全ての能力を6倍にした後、仮面の戦士に殴り掛かった。
「そんな攻撃……、この棘盾で防……げないだと!?」
「ば、馬鹿なっ! 虐殺道具が呆気なく……。こんな事、あり得ない!」
「これはマズイぞ! 増援が来る前に、何とかしないと……。と、とにかく、時間を稼げ!」
仮面の戦士が慌てた様子で、自分の身を護る事に専念した。
●
「まさか、このまま何もしないつもりか?」
日下・彼方(舞う灰の追跡者・f14654)が、仮面の戦士達に冷たい視線を送った。
「い、いや、まあ……そうなんだが……」
「正直……、怖い。腕が飛ぶのは……嫌だ!」
「そもそも、俺達はドSであって、ドMではない! 一方的にやるのが、好きなんだ!」
仮面の戦士達が逆切れ気味に、自分達の主張を口にした。
みんな虐殺道具で無双できると思い込んでいたのか、被害者意識が丸出しになっていた。
「それって、なんだか不公平な気がするんですが……」
スピレイル・ナトゥア(蒼色の螺旋の巫女姫・f06014)が、気まずい様子で汗を流した。
「いや、不公平ではない」
「……冷静になって考えて見ろ」
「俺達とムシケラ、命が同等だと思うか?」
仮面の戦士達が上から目線で、猟兵達に問いかけた。
「確かに、貴様等は、ムシケラ以下だな」
ロバート・ブレイズ(冒涜王・f00135)が、キッパリと言い放った。
「そうだろ、そうだろ……って、オイ!」
「なんで、オレ達がムシケラ以下なんだ!」
「何か誤解していないか? 俺達のどこが、村人達より劣るって言うんだ! 本当に劣っているのなら、俺達が納得できるように説明しやがれ1」
仮面の戦士達が不満げな様子で、一斉に身を乗り出した。
「そもそも、比べる事自体、おかしな話だと思うけど……」
緋月・透乃(もぐもぐ好戦娘・f02760)が、鋭いツッコミを入れた。
「いや、おかしくない!」
「……俺達の方が、絶対に上だ!」
「だから俺達が何をしても許される! 俺達が法だ! 俺達に従え!」
仮面の戦士達が、怒りを爆発させた。
「だったら、この場で証明すればいい」
館野・敬輔(人間の黒騎士・f14505)が黒剣を握り締め、仮面の戦士達に斬りかかった。
「そんな事……、言われなくても、分かっている!」
仮面の戦士が星辰を宿した剣で黒剣を弾き、そのままカウンターを繰り出した。
「それじゃ、とっておきの剣技を見せてやるよ。……模倣されるなんて思わないだろ?」
即座に、敬輔が【魂魄剣・戦術模倣(コンパクケン・センジュツモホウ)】を発動させ、魂を纏った愛用の黒剣で仮面の戦士の攻撃を受け止め、ユーベルコードをコピーして巨獣に変身した。
「う、嘘だろ! 俺達のユーベルコードを、コピーしやがった!」
「そ、そんなの、ありえないだろ! だって、もしも、それが本当なら……」
「……俺達の弱点に対応した形状に変化したと言う事だ。つまり、どんなに斬りつけても、傷ひとつつかない!」
仮面の戦士達が一斉に斬りかかり、最悪の現実を目の当たりにした。
敬輔は、ほぼ無敵。
現時点で、仮面の戦士達に、勝ち目はない。
それは、自分自身が、招いた結果。
取り返しのつかない事態に陥ってしまったため、みんな焦っているようだった。
「……出てこい、お待ちかねの狩りの時間だ」
その間に、彼方が【影狼複写(カゲロウフクシャ)】を発動させ、影で形作られた狼の群れを召喚した。
それと同時に、影で形作られた狼の群れが地面を蹴って、仮面の戦士達のまわりを走り回った。
「……って、今度は、狼かよっ!」
「だったら、これだ! 超極悪トラバサミィ~!」
「これで、アイツ等を一網打……ぎゃあああああああ!」
その事に動揺した仮面の戦士達が、自分の仕掛けたトラップに引っ掛かり、次々と悲鳴を上げた。
「……歓喜せよ」
ロバートが【大渦巻き(メイルシュトローム)】で影の大波を放ち、仮面の戦士達を精神世界に引き込んだ。
「アヒャヒャヒャヒャ」
「ヒヒッヒヒッヒャハッ!」
「フッフッフ、ハァァァァァァァァ!」
次の瞬間、仮面の戦士達が発狂し、不気味な笑い声を響かせた。
「くたばれ、消え去れ、あの世の果てまで飛んでいけー! 罷迅滅追昇!!」
それを迎え撃つようにして、透乃が【罷迅滅追昇(ヒジンメッツイショウ)】でショルダータックルを浴びせ、重戦斧【緋月】から下から上に打ち上げた。
「……ヒヒッ!」
「ヒヒッフッハァァァァァァア!」
「アボボボ、ボボボボ、ポォォォォォォォ!」
その一撃を喰らった仮面の戦士達が、次々と宙を舞った。
「炎の精霊さん。助けてくれる?」
それと同時に、スピレイルが【炎の精霊は踊る(ホノオノセイレイハオドル)】を発動させ、炎の精霊達(134体)を召喚し、仮面の戦士達に突撃させた。
「あば、あばばばばァァァ!」
「フヒ、ヒヒヒ、ヒィーフゥゥゥ!」
「き、き、きもてぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!」
その途端、仮面の戦士達が奇妙な悲鳴を響かせ、次々と炎に包まれ息絶えた。
●
「……たくっ! どうして、こんな事に!」
「やるしかねえだろうが! 生き残るために……!」
「そ、それに、俺達には虐殺道具があるじゃねえか!」
運良く生き残った仮面の戦士達が、焦る気持ちを誤魔化すようにして、一斉に虐殺道具を構えた。
だが、ノープラン。
この手の敵に、ありがちな状態に陥っており、散っていった仮面の戦士達が、背後で必死に白旗を振っていた。
「この状況で、退く気がないなんて……」
四十物・寧々(あいもの・ねね・f28377)が、ゴクリと唾を飲み込んだ。
普通に考えれば、自殺行為。
死亡フラグが立ちまくっているような状況でありながら、勝つつもりでいるため逆にドン引きしているようである。
「ああ、もちろん」
「お前達は、まだ虐殺道具の恐ろしさを、まったく理解していないからなっ!」
「……見せてやる、この道具に秘められた真の力を! そして、恐怖するがいい!」
それでも、仮面の戦士達は諦めておらず、刃物のように鋭い殺気を猟兵達に向けた。
「とりあえず、これを壊してしまえばいいんですよね?」
すぐさま、サイモン・マーチバンク(三月ウサギは月を打つ・f36286)がムーンストライク(金属製ハンマー)を構え、流れ作業の如く虐殺道具を破壊していった。
「……ちょ!」
「まだ真の力を発揮していないだろうが!」
「これからが本番だって言うのに……。正気か、オイ!」
それを目の当たりにした仮面の戦士達が、怒涛の如く文句を言った。
しかし、虐殺道具の使い方が分からない。
……と言うか、忘れた。
あまりにも動揺したせいで、徹夜で覚えた内容が、スポーンと飛んだ。
「モゴモゴモゴ(さあ、何処からでも、掛かってくるのだ!)」
そんな中、大豪傑・麗刃(25歳児・f01156)が、猿轡で簀巻き状態のまま、ピョンピョンと飛び跳ねた。
「準備万端じゃねえか!」
「おいおい、どうする! やべぇよ、筋金入りだ!」
「近寄り難くて、怖すぎる! なんだか、逆に神々しいよ!」
仮面の戦士達が、激しく動揺した。
「なんだ、やらないのか。……つまらないのだ」
その間に、麗刃が簀巻きから抜け出し、ゲンナリした様子で溜息を漏らした。
「だ、脱皮!?」
「つーか、自分で抜け出す事が出来るのかよっ!」
「畜生! もう少しで使い方を思い出す事が出来たのに……!」
仮面の戦士達が悔しそうに、ギチギチと歯を鳴らした。
「ひょっとして、虐殺道具を使う事自体、初めてですか……?」
響納・リズ(オルテンシアの貴婦人・f13175)が、仮面の戦士達に視線を送った。
「い、いや……」
「まあ……、使った事がないと言えば……」
「……ないな。一度も。それでも、イメージトレーニングは、欠かさなかったぞ? そのせいで、昨日は眠れなかったしな」
仮面の戦士が気まずい様子で、小さくコホンと咳をした。
「初めて……なんですね」
ミスティ・ストレルカ(白羽に願う・f10486)が、気まずい様子で汗を流した。
この様子では、虐殺道具を使いこなせるかどうかも、怪しい感じであった。
「う、うるさい!」
「さっきも言っただろうが!」
「イメージトレーニングは、バッチリだ!」
仮面の戦士達が虐殺道具を構え、一斉に襲い掛かってきた。
「まさか、それだけで勝つつもりでいるんですか?」
シホ・エーデルワイス(捧げるもの・f03442)がオーラ防御を展開し、仮面の戦士達の攻撃を見切って、残像を繰り出しながら、範囲攻撃を仕掛けた。
「ああ、それだけで十分だ!」
「し、死ねぇ! ん、んん!?ざ、残像だと!? う、嘘だ!」
「……って、ホンモノは、こっちだったのかァァァァァァァァァァア!」
その攻撃をモロに食らった仮面の戦士達が、虐殺道具もろとも宙を舞った。
(とにかく……虐殺道具を使う前に何とかしないと……)
それに合わせて、コーデリア・リンネル(月光の騎士・f22496)が自分自身に言い聞かせ、第六感を駆使して闇に紛れ、乱れ撃ちを仕掛けて仮面の戦士達を串刺しにした。
「う、嘘だろ……」
「まさか手も足も出ないなんて……」
「ま、まだだっ! まだ、やれる! 頑張れ! 気合を入れろ!」
その事に危機感を覚えた仮面の戦士達が、虐殺道具を使って猟兵達を血祭りに上げようとした。
「ところで、虐殺道具の本当の恐ろしさを、いつ教えてくれるんですか?」
そんな中、サイモンが【デビルズ・ディール】で角を生やし、ムーンストライクを振り回した。
「ちょ、ちょ、ちょっと待ってくれ」
「せめて虐殺道具を使うまで……その……待ってくれ!」
「いや、本当に、これには準備がいるんだ。魔法少女の変身的なアレだよ、アレ!」
仮面の戦士達が激しく動揺した様子で、虐殺道具を盾代わりにし始めた。
「そんなモノで、私達の攻撃が防げると思ったら、大間違いですよ」
寧々が【ダイスロール】で2個の10面体サイコロを出現させ、勢いをつけてゴロゴロと転がした。
「なんだ、あのサイコロ……」
「む……、無駄にデケェぞ、オイ!」
「とにかく、あれを破……ぎゃああああああああああ!」
仮面の戦士達が虐殺道具を構え、全身の筋肉を隆起させた。
だが、サイコロの直撃を喰らって宙を舞い、次々と地面に落下していった。
「せめて安らかに眠れます様に……」
コーデリアが【無音の慈悲(ムオンノジヒ)】を発動させ、ビームキャノン『フォトンサイクロン』で攻撃を仕掛け、仮面の戦士の心臓を撃ち抜いた。
「なんで、俺達がこんな目に……」
「俺達は、ただ弱いモノをイジメたかっただけなのに……」
「いや、それってクズがする事だろ。つまり俺達がクズって事か」
仮面の戦士達が、我に返って自覚した。
「ルノ!」
その間に、シホが【奏手】精霊を奏でし者ルノリスト(カナデテ・セイレイヲカナデシモノエーデルワイス)を発動させ、機械人形(ルノ)を召喚した。
「精霊と共に鍛えた上げた精霊銃の力……、見せてあげる!」
それに合わせて、ルノが念導力で無数の精霊銃を操り、仮面の戦士達の身体を撃ち抜いた。
「うぐっ!」
「こ、このままじゃ……!」
「とにかく、身を護れ! 何のための虐殺道具だ!」
即座に、仮面の戦士達が虐殺道具で、自分の身を護ったものの、銃弾を防ぐ事が出来ずに絶命した。
「だ、誰だ、こんなモノを渡した奴は!」
「こんなモノがあるせいで、マトモに戦えないじゃないか!」
「ち、畜生! とにかく、残った俺達だけで、何とかしないと……」
仮面の戦士達が色々な意味で危機感を覚え、ブツブツと愚痴をこぼした。
「鬼面フラーッシュ!!」
そこに追い打ちをかけるようにして、麗刃が【鬼面フラッシュ(キメンフラッシュ)】を発動させ、変顔を仮面の戦士達に向けた。
「ぎゃははははっ!」
「なんだ、その顔! ぎゃはぎゃは、ぎゃはは!」
「だ、駄目だ! 腹筋が死ぬ! ぎゃはははははは!」
それと同時に、麗刃が笑いと衝撃と共に、腹筋が崩壊して力尽きた。
「まだまだ終わりませんよっ!」
続いて、ミスティが【サモニング・ガイスト】で、古代の戦士の霊を召喚した。
それと同時に、古代の戦士の霊達が槍を構え、仮面の戦士達めがけてブン投げた。
「そんなモノ、これで……」
「ちょ、この槍、刺さったら、燃えるぞ!」
「う、嘘だろ! ぎゃああああああああああ!」
次の瞬間、仮面の戦士達の身体が炎に包まれ、消し炭と化して崩れ落ちた。
「ま、負けてたまるか!」
運良く生き残った仮面の戦士達が、虐殺道具を構えて、何となく気合を入れた。
「それでは、この薔薇のように、綺麗に滅して差し上げますわ」
それに合わせて、リズが【白薔薇の嵐(シロバラノアラシ)】を発動させ、ルナティック・クリスタ(魔導杖)を無数の白薔薇の花びらに変え、仮面の戦士達を攻撃した。
「……来るぞ、身を護れ!」
「み、身を護れって言っても……」
「だ、駄目だ! 間に合わない! ぎゃあああああ!」
その攻撃をモロに食らった仮面の戦士達が、断末魔を上げて次々と倒れていった。
成功
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第2章 ボス戦
『処刑人』
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POW : 執行
【処刑斧】による超高速かつ大威力の一撃を放つ。ただし、自身から30cm以内の対象にしか使えない。
SPD : 制裁
【剛力】で超加速した武器を振るい、近接範囲内の全員を20m吹き飛ばし、しばらく行動不能にする。
WIZ : 断罪
対象のどこかに【罪人の刻印】を貼る。剥がされるまで、対象に【鎖】の引き寄せと【処刑斧】の威力2倍攻撃が使える。
👑11
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ジード・フラミア(サポート)
『2つで2人』12歳 男
ジード 内気 一般人の安全が優先
セリフは「」でぼく、~さん、です、ます
独り言やメリアに対してはですます無し
例「……よろしくお願いします。」
スクラップビルダーの力をよく使う
メリア 元気 どちらかと言えば撃破が優先 ジードに合わせることが多い
セリフは『』でワタシ(ごく稀にボク)、~さん、デス、マス
例『よろしくお願いシマス!』
人形遣いの力をよく使う
メリアの方が行動力があり、普段はジードを振り回してる
メリアはアイコン右の人形、及びその人形を動かす人格の仮の名前
ジードの人格が表でも、まるで自分の体の様に人形を動かす。
UCを使っていない時、メリアの五感はジードの体or遮断している。
ジュニア・ディフィクトリ(サポート)
「ふん……オブリビオンめ、甚だ迷惑極まりない。過去の分際で今に干渉するなど、存在自体が不愉快だ。手早く済ませるぞ。」
発言:相手を問わず威圧的、命令しがち、小さな女の子には甘い
設定:植え付けられた別人の記憶に翻弄されるバーチャルキャラクター。死んだ者は潔く去るべきと考えており、オブリビオンや未練を遺した者などが今を生きる者に干渉しようとすることを嫌う。(が、力尽き先逝く無念も分かってしまっている)
戦闘:態度がでかいまま、慢心せず慎重に進めるタイプ。UCで出す兵器の形状はドローン・機械犬・人形の3パターン。それをベースに状況に応じた機能を加えたり。ハッキング+操縦+騎乗でロボに乗ったりもできます。
日下・彼方(サポート)
人間のUDCエージェント × 月のエアライダーの女です
戦闘での役割はレガリアスシューズを使っての空中戦、
影の狼を使役して斥候・偵察ができます
武器は通常大型ナイフを使用しますが
強敵には太刀・槍を持ち出す事もあります
普段は(私、君、呼び捨て、だ、だな、だろう、なのか?)
機嫌が悪いと (私、~様、です、ます、でしょう、ですか?)
性格は受けた仕事はキッチリこなす仕事人のような感じです
仕事から抜けると一転惚けた風になります
ユーベルコードは必要に応じて、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
サイモン・マーチバンク(サポート)
「あ、どうも。兎の悪魔です」
デビキン出身アポヘル育ちの兎の悪魔
悪魔ですが倫理基準はアポヘル寄り
ワルにはそんなに憧れないけど必要なら悪どいこともやります
「ゾンビハンターとして過去を殺す」
「魔界盗賊として必要なものを取り返す」
この二つをモットーに依頼に挑みます
同情すべき相手でもしっかり向き合った上で戦うことを選択します
サバイバル生活の影響で使えるものは何でも使う感じに
ハンマーでどかどか殴ったり銃火器でばんばん暴れるのも得意です
賑やかな場所はちょっと苦手
引っ込み思案でコミュニケーションも苦手なので、情報収集はひっそり行うタイプ
多少の怪我は厭いませんが公序良俗に反することはしません
よろしくお願いします
宵空・鈴果(サポート)
こんにちりん☆ 夜空にキラめくエアライダー♪ りんかですりん☆
なるべく明るく前向きに振舞うりん♪ 新しいものや珍しいものを見かけたらとっても気にしちゃうところもありますりん☆
戦う理由は、夜の星や月の様に、夜の灯りとして暗闇を照らしてみんなを笑顔にするため。
隠れて努力をするけれど、ここぞという時はどっせいと泥臭く突撃する事も☆
都会に強い憧れ有り。
ランダム設定されるユベコは使っても使わなくてもどちらでもOKですりん☆ アドリブなどなどお任せしますりん☆
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
ラムダ・ツァオ(サポート)
ラムダよ、よろしく。
相手が強いのなら、削れる機会は逃さず、相手に隙は見せず、
長期戦を覚悟して着実に狙うのがいいわね。
勿論、隙があれば見逃したくないけど。
見切ったり足には自信があるけど、過信せずに落ち着いて戦況を見極めるわ。
行動指針としては以下の3通りが主。
1.囮役としてボスの注意を引き付け、味方の攻撃を当てやすくする。
2.ボスの移動手段→攻撃手段の優先順で奪っていく。
3.仕留められそうな場合は積極的に仕留めに行く。
(他に仕留めたい人がいればその手助け)
台詞回しや立ち位置などは無理のない範囲でご随意に。
ユーベルコードは状況に応じて使い分けます。
アドリブ・連携歓迎
筒石・トオル(サポート)
「邪魔をしないでくれるかな」
「油断大敵ってね」
「ここは任せて」
正面切って戦うよりも、敵の動きを封じたり、属性防御を固めて盾や囮となったり、味方が倒し切れなかった敵にトドメを刺して確実に倒すなど、味方の安全性を高めるように動く。
ユーベルコード使用はお任せ。
使用しない場合は、熱線銃での援護射撃を主に行う。
人見知りではあるが人嫌いではないし、味方が傷付くのは凄く嫌。
戦うのも本当は好きではないが、誰かを守る為には戦う。
もふもふに弱い。敵がもふもふだと気が緩みがちになるが、仕事はきちんと行う……ホントだよ?
四条・眠斗(サポート)
ぅゅ……くぅ……あらぁ?
いつの間にか始まってましたかぁ?
さっさと事件を解決しないとぉ、安心してもうひと眠りできませんからねぇ。
ユーベルコードは出し惜しみしても仕方ありませんからぁ、
一気に片づけるつもりでやっちゃいましょう。
こう見えてもぉ、腕には少し自信があるのですよぉ。
それにぃ、様子を見てる間にまた眠くなっちゃっても困っちゃいますしぃ。
荒事じゃなくてぇ、楽しいことならめいっぱい楽しんじゃいましょう。
のんびりできるところとかぁ、動物さんがたくさんいるところなんか素敵ですよねぇ。
でもぉ、身体を動かすのも好きですよぉ。
お互いに納得の上で全力が出せると一番良いですよねぇ。
※アドリブ・絡み歓迎
小鳥遊・トト(サポート)
「ど、どうしてボクはこんな所にいるんですかーっ!?」
いつの間にか戦場にたち、死ぬのが怖いと喚き逃げる
基本的な戦闘スタイルは恐怖に任せたバロックレギオンの召喚
腹を括る事が出来れば、武器「ヘブンリィランス」や「抗体兵器:妖刀『愛斬』」を取り出し自ら戦いだす。
自分の猟兵としての戦闘力やサキュバスとしての魅力に自信がないですが、実際には充分の実力
褒められると喜び、必要とされると断れない
ユーベルコードは制限がない限りどれでも使い、他の猟兵の邪魔にならないように戦います。
櫟・陽里(サポート)
『操縦が上手いは最高の誉め言葉!』
乗り物が活躍できる場と
レースとサーキットが得意分野
どんな乗り物も乗りこなしてみせる
走りこそが俺の武器!
乗り物と操縦者の総合力で戦う
サイバーアイで路面、相手の動きなど幅広い情報収集
集中力・傭兵の経験・判断速度で攻め所を見極める
シールド展開バイクで体当たり吹き飛ばし
走り回って撹乱・誘導
仲間を運ぶ足になるのも好き
バイクは機動力のある盾にもなる
壊れたらほら、直すついでに新パーツ試せるし!
明るく話しやすい先輩タイプ
補助仕事もドンと来い
乗り物が無い戦場では手数が少ない
普通の拳銃射撃や誘導、挑発など小技を利かせるしかなくテヘペロしてる
過去は過去に還すべき、その辺割と無慈悲
エジィルビーナ・ライアドノルト(サポート)
私はエジィルビーナ、エジィでもルビーでも好きに呼んでくれていいよ。
困ってる人がいるなら助けたいし、倒さなきゃいけない強い敵がいるなら全力で立ち向かわなきゃ。全力で頑張るからね!
実は近接戦闘以外はあんまり得意じゃないんだけど……あっ、畑仕事ならチェリから教えてもらったから、少しはわかるよ!
力仕事はそんなに得意じゃないけど、足りない分は気合と根性でカバーするから任せといて!
☆
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
百地・モユル(サポート)
熱血で好奇心旺盛
本が好きな小学生
正義感が強く困っている人は見過ごせない
UCは業火の一撃、灼熱の束縛に加えて
自分たちが押し切られそうになったらオーバーヒートバッシュ
🔴の数が多い場合はバーニングリベンジャーだ
攻撃には怪力、属性攻撃、2回攻撃、グラップルなどの技能をのせる
逆に敵の攻撃をからみんなをかばう、耐えるために
武器受け、挑発、おびき寄せ、時間稼ぎ、激痛耐性なども使用
敵に一撃入れられそうなら咄嗟の一撃や捨て身の一撃、カウンター
こいつがボスか…
みんな大丈夫?助けにきたよ!
そんなの許せない、ボクの炎で焼き払ってやる!
技能の勇気、覚悟、気合いは常に発動状態
アドリブ絡み歓迎
影朧などの場合は説得もしたい
アトシュ・スカーレット(サポート)
性格
悪ガキから少し成長したが、やっぱり戦うのは好き
大人に見られるように見た目的にも精神的にも背伸びしている
目の前で助けられる人がいるなら積極的に救おうとする
口調は「〜だな。」など男性的
戦闘
【呪詛(腐敗)】と「棘」を組み合わせ、万物を強引に腐敗させる方法をついに編み出した
前衛も後衛もやれる万能型だが、前衛の方が好き
複数の武器を同時に操ることも可能
高速戦闘も力任せの戦闘も状況に応じて使い分ける
(装備していれば)キャバリアにも対応可
光や聖属性は使えません
非戦闘
聞き耳などを駆使した情報収集を中心とする
化術で動物に化けて偵察することも
コーデリア・リンネル(サポート)
アリス適合者の国民的スタア×アームドヒーローの女の子です。
普段の口調は「女性的(私、あなた、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」、機嫌が悪いと「無口(わたし、あなた、呼び捨て、ね、わ、~よ、~の?)」です。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
内気な性格のため、三点リーダーや読点多めの口調になります。
ですが人と話すのが嫌いでは無いため、
様々な登場人物とのアドリブ会話も歓迎です。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
●
「これは、一体……。どういう事だ 一体、何が起こった! 何があったんだ!? こんな事……あり得る訳が……。俺は……悪い夢を見ているのか。だとしたら、最悪だ……!」
処刑人が困惑した様子で、ゆっくりと辺りを見回した。
まわりには仮面の戦士達の死体が転がっているものの、それ以外の死体はまったくなかった。
だが、それはあり得ない事。
いや、絶対にあったてはならない事だった。
その現実を受け入れるまで、しばらく時間が掛かった。
「……何を驚いているんですか?」
そんな中、ジード・フラミア(人形遣いで人間遣いなスクラップビルダー・f09933)が、人形のメリアと一緒に処刑人の前に現れた。
『ひょっとして、予想外だったのかも知れませんね』
メリアが色々と察した様子で、処刑人に視線を送った。
「ま、まさか、お前達が……。お前達が殺したのか? 俺の大切な仲間を……! みんなイイヤツだったのに……。一体、奴らが何をした。ただゴミを掃除しようとしただけなのに……。世の中のためになるような事をしようとして、命を奪われるなんて、あんまりじゃないか!」
処刑人が怒り狂った様子で、激しく拳を震わせた。
その途端、脳裏に過ったのは、仮面の戦士達との楽しい日々。
一緒に釣りに行って、水死体を釣り上げた時の事。
山奥でBBQをして、人食い熊に襲われ、死にかけた時の事。
その事を思い返すだけで、自然と涙が溢れてきた。
「……何がゴミだ、自己紹介か。そもそも、何の罪もない村人を虐殺しようとした時点で、貴様等に同情の余地などないだろ」
ジュニア・ディフィクトリ(NotFound・f10394)が、生暖かい視線を送った。
「な、なんだと、貴様っ! それは本気で言っているのか? ……あり得ない。あんなゴミクズを殺したくらいで、何の罪になるッ! どうせ放っておいても、死ぬような奴等ばかりじゃないか! だったら、いつ殺したところで、罪にならない。いや、なる訳がない! それなのに、こんな酷い事を……!」
処刑人がイラついた様子で、猟兵達に対して吠えた。
「いや、その時点で問題だろ」
日下・彼方(舞う灰の追跡者・f14654)が、鋭いツッコミを入れた。
「お前は何を言っている……? それこそ、意味が分からん! 何の価値もない村人を殺して、何の罪になると言うのだ。お前達は、まわりを飛び回るハエを潰しても罪を感じるのか? あり得ない。それこそ、あり得ない、絶対に……!」
処刑人が鼻息を荒くさせながら、彼方の言葉を否定した。
「随分と好き勝手な事を言いますね。まあ、どちらにしても、過去は殺すだけですが……。そろそろ気づいたら、どうですか? 本当に不要なのは、自分自身である事を……」
サイモン・マーチバンク(三月ウサギは月を打つ・f36286)が、処刑人の前に陣取った。
「俺が不要だと!? そんな訳がないだろ! 不要なのは、ここに住んでいる人間どもだ! その事を理解しようとせず、自分の考えを押し通そうとするとは……。この……脳筋がああああああああああああああ!」
処刑人が今にも泣きそうな勢いで声を震わせ、猟兵達に対して呪いの言葉を吐いた。
「……脳筋とは心外だな」
筒石・トオル(多重人格者のマジックナイト・f04677)が、処刑人をジロリと睨みつけた。
「……文句があるなら、掛かってこい! みんな纏めて相手をしてやる! まあ、突っ込んでいく事しか出来ない脳筋には、無理だろうが、なぁ! カーッカッカッカッ!」
処刑人が小馬鹿にした様子で、高笑いを響かせた。
「それじゃ、何処からでも、攻撃していいんですね?」
宵空・鈴果(星と月のエアライダー・f37140)が、ヤル気満々な様子で間合いを取った。
「……言ったはずだ。文句があるなら、掛かってこい、と。例え、お前達が束になって掛かってきたとしても、俺は決して……屈しない! 屈する訳がない。お前達のような輩にに屈する事など、天と地が引っ繰り返っても、あり得ない!」
処刑人が躊躇う事なく、キッパリと言い放った。
「その割には、色々と危険なフラグが立っていようだけど……」
ラムダ・ツァオ(影・f00001)が、処刑人の背後に視線を移した。
「俺の背後に何か見えているのか? だとしたら、すべて目の錯覚だ。まさか、そんな脅しで、俺が動揺すると思っていたのか? だとしたら、滑稽。それこそ、笑い話だ。お前達程度の相手に、俺は屈しない。絶対に、な!」
処刑人がケモノの如く吠えながら、全身の筋肉を限界まで隆起させた。
「やる事は分かってるな? ……行ってこい」
すぐさま、彼方が【影狼投影(カゲロウトウエイ)】を発動させ、実体がない影の狼の群れを召喚し、処刑人の注意を引いた。
「な、なんだ、コイツは! 邪魔だ! 退け! 邪魔をするんじゃない!」
処刑人が殺気立った様子で、処刑斧をブンブンと振り回した。
そのため、実体がない影の狼の群れが、警戒した様子で距離を取った。
「それは、こっちの台詞だ」
その途端、ジュニアが危機感を覚え、【BattleApp002.exe(バトルアプリケーションナンバーツー)】で121台の空中モニタを召喚し、処刑人を狙ってレーザービームを撃ち込んだ。
「ぐ、ぐぬぬ、負けて……たまるかァァァァァァァァァァァァァァァァ! 負ける訳にはいかんのだ! ……仲間達のために! アイツ等の仇を討つために……!」
処刑人が雄叫びを響かせながら、全身の筋肉を隆起させた。
だが、単なる、やせ我慢。
筋肉を隆起させたところで、攻撃を防ぐ事など出来なかった。
「大切な人から離され、壊された者達よ。さぁ、反撃だ!」
その間に、ジードが【物言わぬ物の逆襲(リ・サイクルカウンター)】を発動させ、瓦礫やガラクタと合体してロボに変形した。
「そんな事をしても無駄だ!」
処刑人がイラついた様子で、力任せに処刑斧を振り下ろした。
「!」
即座に、ジードが第六感を駆使して、処刑斧を避けた後、だまし討ちを繰り出し、生命力を吸収した。
「ぐ、ぐぬう! ば、馬鹿なっ! ……あり得ん!」
その事に危機感を覚えた処刑人が、警戒した様子で後退した。
「……言ったはずです。過去は殺す、と」
サイモンが【ロケットスマッシュ】を発動させ、ロケット噴射でムーンストライク(金属製ハンマー)を超加速し、処刑人を殴り飛ばした。
「ぐわああああああああああああああああああああ!」
その一撃を喰らった処刑人が間の抜けた声を上げ、為す術もなく宙を舞った。
「あ、悪夢だ。俺は悪夢を見ているのか。そうでなければ……こんな事……」
頭から地面に落下した後、処刑人が不満そうに愚痴をこぼした。
落下の衝撃で首を痛めてしまったが、その事が些細に思えてしまうほど、ストレスが溜まっているようだった。
「こんなはずじゃなかった……とでも言いたそうな雰囲気ね」
ラムダが【纏衣無縫(テンイムホウ)】を発動させ、対処刑人用の衣装に着替えた。
「なんだ、その恰好は……。俺の葬式でもするつもりか? ならば、無駄だ。俺は絶対に……屈しない!」
処刑人が剛力で超加速した処刑斧を振るい、ラムダを吹き飛ばした。
「!」
それと同時に、ラムダがリミッターを解除し、残像を身代わりにして、処刑斧を回避した。
「ば、馬鹿な! ありえん……!」
処刑人が信じられない様子で、処刑斧をガツンと地面に叩きつけた。
「猟兵達を甘くみたようだね」
そこに追い打ちをかけるようにして、トオルが【あやかしメダル「ぬらりひょん」(アヤカシメダルヌラリヒョン)】で、存在を気づかれづらくした後、不意打ちを仕掛けて、生命力を吸収した。
「し、しまった! どうやら、タダの脳筋ではないようだな。先程の言葉……改めよう。少なくとも、お前は賢い脳筋だ!」
処刑人が悔しそうにしながら、フラフラと下がっていった。
どうやら、脳筋と言う言葉が気に入っているらしく、改めるつもりがないようである。
「このまま、お星さまにしてあげるりん☆ とりゃっ☆」
それに合わせて、鈴果がノリノリな様子で、【クレセント・スラッシャー☆】を発動させ、極超音速蹴りを処刑人に放った。
「ま、まだ心の準備があああああああああああああああああああ!」
その一撃を喰らった処刑人が悲鳴を響かせ、空高く飛ばされるのであった。
●
「はあはあ、畜生っ! ふざけやがって! 馬鹿にしやがって! 許さん! 絶対に許さん! 俺は処刑人だぞ! こんな事……、あってイイ訳が……。うぐぐっ! 畜生! ふざけやがって! 絶対に、許さないからな! だが、今日は日が悪い! 最悪だ! こんな時は、何をしても上手くいかない。いや、いく訳がない。だから、アレだ! 日を改めて……何とかする!……」
みっともない恰好のまま、地面に落下した処刑人が、ブツブツと愚痴をこぼしながら、猟兵達がいる方向とは逆に向かって歩き出した。
これは悪い夢……すべてなかった事にして、次の戦いに備えるのが、利口。
そう思う事で、屈辱的な敗北の記憶を、脳内から消し去ろうとした。
「ん? んん? あら、あららら? 何やら騒がしいですね。一体、何の騒ぎ……って、あら? 一体、いつの間に、眠っていたのでしょうかぁ。しかも、こんな場所で眠ってしまうなんて……」
その途端、四条・眠斗(白雪の眠り姫・f37257)が、パチっと目を覚ました。
「な、なんで、こんなところに猟兵が! ま、まさか、待ち伏せしていたのか!」
処刑人が警戒した様子で、処刑斧をギュッと握り締めた。
「……と言うか、どうしてボクは、こんな所にいるんですかーっ!?」
小鳥遊・トト(愛も知らず・f39451)が絶望のどん底に突き落とされたような表情を浮かべ、悲鳴にも似た叫び声を上げた。
「俺が知るかァァァァァァァァァ!」
処刑人が訳も分からず、逆ギレした。
「随分とストレスが溜まっているようだな? 何なら、俺が相手をするぞ?」
櫟・陽里(スターライダー ヒカリ・f05640)が、ライ(ハイテクバイク)に乗ったまま、処刑人の前に陣取った。
「ああ、そうだなっ! 望み通り、殺してやろう! 絶対に殺してやるから、逃げるんじゃねぇぞ! そこから動くなっ! ぶっ殺してやる!」
処刑人が荒々しく息を吐きながら、怒りに身を任せて処刑斧を振り回した。
「……って、ちょっと! 本当に乱暴な事をするね!」
エジィルビーナ・ライアドノルト(シールドスピアの天誓騎士・f39095)が盾受けをした後、自らを鼓舞しながら攻撃を仕掛けるタイミングを窺った。
「だから逃げるな! 無駄な抵抗さえしなければ、確実に殺してやると言っているだろうが……!」
処刑人が処刑斧をブンブンと振り回し、一気に距離を縮めてきた。
「それなら、ボクは悪い奴を、必ず……倒す!」
百地・モユル(ももも・f03218)が、自分自身に気合を入れた。
「ハッハッハッハッハッ! コイツはイイ。お前はジョークの天才だな。あまりにも面白過ぎて、腹筋が崩壊すると思ったぜ!」
処刑人が腹を抱えて、ゲラゲラと笑い出した。
「本当にジョークか、どうか、試してみようか」
モユルが迷う事なく、処刑人の顔を見た。
「大した自信だな。……いいだろう。試してやろう。ただし、負けたら、命を貰うがな」
処刑人が上から目線で、不気味に笑った。
「いつまでも笑っていられるとは思わない方がいい」
アトシュ・スカーレット(神擬の人擬・f00811)が、冷たく言い放った。
「ハッハッハッ! 本当に面白い事を言うな、お前等は……! 気に入った! 望むなら、楽に殺してやる! ……悪くないだろ?」
その意味をまったく理解する事が出来ず、処刑人が小馬鹿にした様子で再び笑った。
「……そんなの、嫌」
コーデリア・リンネル(月光の騎士・f22496)が、警戒した様子で後退した。
「我儘な奴め。せっかく情けをかけてやったのに……。まあ、そんな事をする必要もないか。そもそも、そんな義理もない。死ぬ覚悟が出来ているのなら、肉の塊にして……分からせるだけだ」
処刑人が殺気立った様子で、処刑斧をギュッと握り締めた。
「うう、やはり睡魔には、勝て……ぐぅ……」
そんな中、眠斗が【ゲリラ豪雨(枕)(ゲリラゴウウトコロニヨリマクラ)】を発動させ、周囲に枕の雨を降らせた。
「な、なんだ、これは……枕だと!?」
処刑人がハッとした表情を浮かべ、降り注ぐ枕を払い除けた。
そのたび、激しい睡魔に襲われ、立っている事さえ、辛くなってきた。
「見切ってみせな、この技を!」
それに合わせて、アトシュが【幻影術・武装乱舞(スキアー・ヴァフェ)】を発動させ、超高速で連続攻撃を繰り出した。
「ぐ、ぐぬぬっ! ふざけるなっ! こんな攻撃……効く訳が……ない……だろ! ぐ、ぐ、ぐ、ぐわああああ!」
その途端、処刑人がドスンと、尻餅をついた。
「やはり、お前達には制裁を加える必要があるようだな。これを喰らって、あの世に逝けぇぇぇ!」
その事に腹を立てた処刑人が、剛力で超加速した処刑斧を振るい、陽里を吹き飛ばそうとした。
「だったら、お前が飛んでいけぇ!」
すぐさま、陽里が【全力燃焼戦略(クリティカルストラテジー)】で、全てを振り切る乱気流を発生させ、処刑人を吹き飛ばした。
「ば、馬鹿なっ! 弾き返した……だと!」
次の瞬間、処刑人の身体が宙を舞い、為す術もなく岩の上に落下した。
「ひょっとして、勝てるんじゃないですか、これ? 一時は、どうなるかと思いましたけど、希望の光が見えてきた気が……」
トトがゲンナリとした表情を浮かべ、【ヘヴンリィ・シルバー・ストーム】で、銀色の雨(シルバーレイン)を発生させた。
次の瞬間、万色の稲妻が、処刑人に落下した。
「ぎゃあああああああああああああああああああああああ!」
その一撃を喰らった処刑人が悲鳴を上げ、真っ黒な煙を吐いた。
「内に秘めたる力を、解き放て……!」
エジィルビーナが【真器解放(シンキカイホウ)】で、護身の炎刃を解放形態に変形させ、処刑人に斬りかかっていった。
「負けて……たまるかァ!」
即座に、処刑人が処刑斧を握り締め、超高速かつ大威力の一撃を繰り出した。
「……!」
その攻撃を喰らっても、エジィルビーナは倒れなかったものの、処刑人の全身から漂う殺気に圧倒され、近づく事が出来なくなった。
「ボクたちの進む道、誰にも邪魔はさせないよ!」
それと同時に、モユルが【オーバーヒートバッシュ】を発動させ、灼熱の炎を纏った突進で、処刑人を後退させた。
「ぐ、ぐぬう……、馬鹿なっ! この俺が圧倒されているだと!? そんな事、あり得ない。あり得る訳がないのに……。どうして、ここまで立て続けに嫌な事ばかり起こるんだ! まさか、俺は呪われているのか」
処刑人が現実を受け入れる事が出来ず、悔しそうに歯を鳴らした。
「……悪夢へと誘いなさい、全てを焼き尽くす炎よ。その者の精神を業火に閉じ込めてしまいなさい」
コーデリアが【悪夢の業火(アクムノゴウカ)】を発動させ、肉体と精神を共に焼き尽くす炎を放った。
「な、なんだ、これは! 身体が……いや、心が……燃える! だ、誰か、助けてくれ! 死にたくない! 怖い、熱い、ぎゃあああああああああああああああ!」
次の瞬間、処刑人が喚き散らしながら、身も心も燃え尽き息絶えた。
成功
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