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腹を空かせたゴリラが我慢できずに村を襲っている依頼🦍🍖

#アックス&ウィザーズ

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#アックス&ウィザーズ


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 ウホホウホ、ウホウッホゴリラ。ウッッッッホ!
 ……ウホ?
 ……ウホ。
 大学でゴリラ語を専攻してなかった人のために日本語で話そう。
 アックス&ウィザーズ世界の片隅にあるという平和な土地ゴリランド。
 みんなも知ってると思うけどゴリラは強い、賢い、優しいの三本柱で知られたまに人里を訪れてはバナナをくれたり一緒にゴリダンスを踊ったりゴリリング(レスリングのゴリラ版)で遊んだりととても仲良く暮らしていた。
 だが、今日のゴリラは違った。
「ウホオオオオオオオオオオオオオオオウ!」
 ハンバーガーショップにクロスアームで飛び込んだゴリラが客からバーガーを奪って喰う!
 ステーキ屋にローリングジャンプで飛び込んだゴリラが客から肉を奪って食う!
 カフェにダブルラリアットで飛び込んだゴリラが客からホットキャラメルマキャキャート(言えない)を奪って吸う!
「ばかな、あのゴリラさんが人に乱暴するなんてありえない! 一体なぜ……!」
 ゴリランドの村人は困惑するばかり。
 だがこの裏にオブリビオンの影があることを……。

「ウホホッホウッホ!」
 ずばんと胸を打ち叫ぶナンシー・アラタメ。
 みんなはゴリラ語一級を取得してると思うけどしてない人のために日本語で言うね。
「俺たちは知っている! そう、あの賢くて優しいゴリランドのゴリラが人々から食べ物を奪うなんてことは普通ありえない。こんなことは、オブリビオンの仕業に違いないってことをな!」
 こちらはみんなご存じグリモアベース。
 ゴリラまみれの村を背景に、胸をばしばし叩くナンシー。
「だが闇雲に探しても原因は突き止められん。
 ゴリラたちを力ずくで止めたり、ゴリラに詳しい人物に尋ねたり、ないしはゴリラ学を納めた誰かが考察したりすることで事件の真相に近づけるかもしれん。
 ゴリラの居る場所は分かっている。大体が村の飲食店だ。調理済みの暖かいご飯を求めてダイナミックに突入しては食べ物を奪っているようだ。
 一体なぜこんなことを……わからない……いったいなぜなんだ……!
 皆、ゴリランドの村へ行って原因を調査してきてくれ!」


空白革命
ウホホ。ウホホウッホゴリラ。
ウッホウウホ、ウッホウホホウッホゴリラ! ゴリラ!
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第1章 冒険 『いと神聖なるゴリラ』

POW   :    ゴリラを力ずくで止める

SPD   :    いろんな道具でゴリラを拘束する

WIZ   :    ゴリラが暴れた原因を調査する

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●ゴリラ豆知識:ゴリラは優しい
 ゴリランドへ降り立ったイェーガーたち。
 彼らが見たのは本来優しく賢い筈のゴリラたちが人里に乱入し、暖かいご飯を奪って食べる光景であった。
 一体なにが彼らをここまで狂わせるのか!
 なぜ飲食店にばかり乱入するのか!
 くっ、なぜなんだ! ぜんぜんわからない!
 だが優しきゴリラは村で神聖視されている動物でもある。人々は手を出すこともできず困惑するばかり。
 暴れゴリラたちをできるだけ殺してしまわないように止め、そして原因を探るのだ!
難駄芭院・ナナコ
ウホウホウッホッホwwww
うるせええええええ!!!
バナバナ!バッナナーーーーwwww
よし、これで世界は救われた!

ハッ、アタイは今まで何を!


🍌POW🍌
ゴリラが!バナナを求めている!
しゃーねぇーなぁー!このアタイが力ずくで止めてやんよぉ!
くらえ!黄金果実の一撃!これがアタイのバナナインパクトだぁぁぁぁ!!!
このバナナの一撃を受けたやつはあまりの力強さにバナナを崇めるのだ!つまりバナナは捕食者ではない!何て素晴らしい!
まて、アタイはエサじゃねぇ!食べるならこのバナナにするんだ!今はまだ青い果実だから!まだまだこれから美味しくなるところだから!
バナナだけにな!(ドヤァ!)

●キャラ特徴
🍌バナナ🍌



 20XX年。世界はゴリラの炎に包まれた。
 しかし……バナナは滅びていなかった!
「ウホホウウホホウウホホウッホ!」
「ウホホウホウッホウッホ!」
「ぐあああああああウホウホウルセー! バナナー! バナバナバナーナー!」
 ナナコロウのバナナ百烈拳がほとばしる。
「「ウボア!?」」
 砕け散るゴリラ! 砕け散るなんかの星! 砕け散るあのなに太陽とかあのあれ、あれ!
「世界はすくわれた!」
 世紀末果実伝説難駄芭院ナナコ――完!

「――はっ、夢か!?」
 大きなテーブルの上で目覚めた難駄芭院・ナナコ。
 テーブルの上っていうか鉄板の上だった。
 鉄板の上っていうか熱した板の上だった。
「あづああああああああああ!?」
 バナナ着ぐるみのままジャンプするナナコ。
 間一髪。鉄板に突き立った巨大フォーク。むろん、ゴリラによるものである。
「ちっくしょー! あたいのバナナ変身の術を見破るとはやるなゴリラ!」
「ウホホ」
 ニヒルに笑うゴリラ。
 床に転がってニヒルに笑うナナコ。
「いいぜ、アンタがその気ならこっちにだって考えが……あっ……あれ、ちょっとごめん後ろのチャック開いてもらっていい?」
「ウホ」
 親切にもぴーってやってくれるゴリラ。
 開いたとこから飛び出すと、ナナコは握り込んだバナナをゴリラの顔面に叩き付けた。
「かかったなゴリラ――『黄金果実の一撃(バナナインパクト)』!」
「ウホオオオオオオ!?」
 吹き飛んでいくバナナ。じゃなかったゴリラ。
 壁を突き破って飛んでいったゴリラは起き上がり、口にはまったバナナをもぐもぐごっくんした。
「……ウホッ!」
 親指を立てるゴリラ。
「……バナッ!」
 親指を立てるナナコ。
 今ここに、ゴリラとバナナの友情が結ばれたのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

郁芽・瑞莉
WIZ アドリブ・絡み大歓迎!

ナンシーさんと胸をバシバシ叩き、
ウホウホと依頼受託の旨、伝えますね。

お話を聞いて一つ。
ゴリラさん、お店に飛び込む時は、
どこぞのアクションスターかプロレスラーですか!?
いえ、取り乱しました。

八咫烏を召喚して現場の惨状…、もとい様子を観察。
同時にゴリランドの村でゴリラに詳しい人物を訪れて、
現状の様子を伝えて知見を頂いたり、
食べ物を奪う行動を取る時はどういう時か尋ねたりと調査しますよ。
また、食べ物を奪って帰っているゴリラさんがいたら、
八咫烏を張り付けて彼らの跡を付けてみましょう。
そちらからも原因を探れるかもしれませんしね。

……、一人くらい真面目でもいいじゃないですか!?



 世界にはゴリラがあった。
 右の胸を叩くとき、護の意志が。
 左の胸を叩くとき、理の意志が。
 高く吠えるとき――羅の意志が生まれた。
 強く賢く優しいゴリラの、誕生であった。
「ゴリラさん、お話をしましょう!」
 そんなゴリラの里ゴリランドに、郁芽・瑞莉が降り立った。
 右の乳房を叩くと乳揺れが。
 左の乳房を叩くと乳潰れ作画が生まれた。
 ゴリラはその様子をじっと見つめ。
 瑞莉はその様子にピタリと動きを止めた。
「あの……何をそんなに見てるんですか」
「ウホ」
 まあいいから続けて、みたいなジェスチャーをしてくるゴリラ。
 そんなゴリラたちの真ん中で腕を組んでいたのが、ゴリランドに古くから住んでいるという老人ゴリラ博士である。
「このように、ドラミングはゴリラたちのコミュニケーション手段であると同時に知性の象徴。決して人々を襲ってハンバーガーを奪うようなことをするはずがないのじゃゴリ」
「そうなのですかゴリ……ではなぜ?」
「ううむ、分からぬ。かつてこの地にはゴリラビリンスというゴリラ迷宮があり、ゴリラたちはそこで慎ましく暮らしていた。
 しかしなんかこうスライム? 的な? 奴が? 現われてそれをイェーガーたちがこう……ガッ? てした? らしくて? 迷宮は失われ、今では森の中にゴリラ集落を建設し暮らしているという。……のじゃゴリ」
「なんですそのフワッとした知識」
 と言いつつも、瑞莉はなんとなくことの次第を察しつつあった。
「今回の騒動の原因。もしかしたらその集落を訪れれば判明するかもしれませんね……」
 瑞莉は八咫烏を空に飛ばし、集落の位置を探し始めた。

成功 🔵​🔵​🔴​

シゥ・フリージア
故郷のリガル(ゴリラ夫)とクァンマ(ゴリラ嫁)を思い出し

クァンマはコドモいる、怒りやすいなってた
ニンゲン森から食べもの持ってく、食べる分無い
その時も皆怒ってた

もしかして、食べる無い?
だから食べものあるとこ行く?
気になるね

【動物会話】でゴリランドのおしょくじじょー…ん?
おしょくじ、じじょー、聞きたいな

食べるもの、ちゃんとある?

シゥ1人、声届かないかもしれない
だからダリ(UC)連れてくね

ゴリラはボス、言うこと聞く
だからボスがおかしい、あるかもしれない
なにかめーれーされた?

ケーカイされたら、リガル仕込みのドラミング
シゥ、たたかうしないよ!
おはなししよ!

※対ゴリラ発言はゴリラ語でお任せゴリラします



「ゴリラ……」
 マカロンショップにローリングサンダーで突っ込んでいくゴリラたちを横目に、シゥ・フリージアは遠い故郷を回想した。
『ウホホウッホ!』
『ウッホ!』
 ゴリラ夫妻リガル&クァンマ。
 バナナ稼ぎの悪い夫のリガルにゴリラパンチをかましたのは、ある寒い冬の日。
 子ゴリラを小脇に抱えていた時だった。
『ウホホウッホ! ウホホ!』
 ゴリラ語で『覆水盆に返らず』『バナナ』『零れたミルクに泣いてもコップに戻らない』『昨日から首の後ろんとこずっと痛いんだけどこれ何』『熟れたバナナ』『それ背後霊じゃない?』『バナナの皮』『俺東京に行ってエグ○エルになる』『この子がお腹をすかせている』などの意味がある。
 たぶんこのときの意味は一番最後のやつだと思う。
「もしかして……食べる無い? だから食べものあるとこ行く?」
 シゥの名推理が光った!

 シゥはマカロンショップの扉をノックすると、ゴールデン子ライオンのダリちゃんと一緒に扉を潜った。
「うほほ、うほほうっほ、うほほ!」
「「うほ!?」」
「ウホホウッホ! ウホホ!」
「ウホホウッホ! ウホホ!」
「ウホホウッホ! ウホホ!」
「ウホホウッホ! ……ウホホ!」
 こっくり、とシゥは頷いた。
 今の会話はあまりに複雑なゴリラ語なので正しく翻訳できないが……。
「さむいのに。たべもの、ない?」
 シゥにはどうやら分かったらしい。
 そして次なる目的も定まった。シゥは他のゴリラたちをなだめるべく、町へと再び繰り出した。

成功 🔵​🔵​🔴​

グウェンドリン・グレンジャー
ごりらんど
UDC、アース……では、アヴァロン、や、ティルナノーグ、タカマガハラ……と、同一視、され、た、伝説の……地
金枝篇にもそう書いてある(ページめくり)
まさか、別の、世界、に、実在……していた、なんて


【POW】
私、は、一体、一体、確実に、止める
Butterfly kiss、で、状態異常力……強化
【属性攻撃】で、Ebony Feather、に、睡眠属性……を、乗せて
暴れて、後ろ、お留守の、ゴリラ、つんつんつついて、回る

※アドリブ・絡み歓迎



「ごりらんど……これが、あの」
 光と共に降り立ったグウェンドリン・グレンジャーは、その幻想的な光景に目を奪われた。
 聳え立つ巨大なゴリラ像。ゴリラ寺院にはゴリラの壁画が描かれ、露天にはゴリラTシャツがやけに沢山売られていた。A&W世界でTシャツ売ってんじゃねえぞタイかよ。
「アヴァロン、や、ティルナノーグ、タカマガハラ……と、同一視、され、た、伝説の……地。ごりらんど……」
 なんか今急に新しい設定が生え――そう! 神の繰らす地! ガンダーラ的なところ!
「まさか、別の、世界、に、実在……していた、なんて」
 グウェンドリンは金枝篇の一部『神ゴリラの章』をそっと手でなぞった。ジェームズおじさんとてンなこと絶対研究してなかったと思うけどグウェンドリンがあるつったらあるんだよ。

 そんなグウェンドリンが寺院の中を歩いて行くと、ほかほかのおでんをつついていた僧侶たちをゴリラがダブルラリアットで吹き飛ばしおでんを奪っている様に遭遇した。
 おでんにからしをのっそり塗りたくり、そーっと仲間のゴリラの口元に持って行くゴリラ。
 知識豊かで察しの良いグウェンドリンがその大いなる隙に気づかぬはずもなく。
「『Butterfly kiss』……」
 霞のように呟くと、腰より翼状の捕食器官が伸び、幻のように舞い上がった大量の蝶たちと共に素早く、そして音も無くゴリラたちの背後に近づいた。

「「ウホアアアアアアア!?」」
 熱々のおでんを食べさせて貰ってる時に背中をどんってされたらどうなるか。
 言うまでも無いね?

成功 🔵​🔵​🔴​

マルグリット・エーレ
【POW】力比べっていうか、ゴリラと美少女……ははん?なるほどなー?ってわけじゃない?キングコン(言わせねーよ!

てなわけでね、超激甘ドロップキャンディをぺちゃころしながら、ユーベルコードを発動して、身体能力を強化。
力づくでゴリさんこと、ゴリラを止めてみるわ。
美少女とむくつけきゴリラが力比べ。細腕なのに、筋骨隆々なゴリラと競ってるのって、絵になると思わない?わかる。私可愛いから♥

でも、ゴリラ語一級習得してないから、さっぱりわかんないわね。
誰か通訳してくれないかしら。

「ゴリラは強くて賢いかもだけれど、私は強くて可愛くて賢いから、私の勝ちね♥」と(どやぁ♥



「ウホホウホー!」
「「ウホホウホー!」」
 ファンタジー焼きそばの屋台を囲んでマイムマイムするゴリラたち。
 屋台のおっさんはただただ縮こまるばかり。
「いつもは優しいゴリラさんがどうして……ぼ、ぼかぁ一体どうすれば」
「お困りみたいね」
 カランという、キャンディドロップと歯が当たるどこか官能的な音。
 ゴリラたちがマイムマイムサークルを止めて振り返ると、樹幹に背を預けて腕組みをするマルグリット・エーレの姿があった。
「話は聞かせてもらったわ」
「こ、これは! すごく頼もしい人が出てくるときのやつ!」
「それよ」
 ビッと店主を指さすと、そのまま『下がってなさい』のジェスチャーをした。
「ウホホ!」
「「ウッホ!!」」
 両手を翳しじりじりと詰め寄ってくるゴリラたち。
 動物は餌を食べようとしているときと子供を殴られたときに大体キレるという。
 ただでさえ暴れさくっていたゴリラが今まさにほかほかの焼きそばを食おうって時に邪魔されれば、そりゃあキレ散らかすってーもんである。
 しかし。
 そんなブチキレゴリラトリオを前にしてもマルグリットは怯まなかった。
 ポケットから袋を取り出すと、それをあーんと開けた口の上でひっくり返す。
 小さな金平糖がざらざらとこぼれ落ちその全てを強引に噛み砕いていく。
 そのいっそ妖艶な光景を、ゴリラたちは警戒した。
 賢いゴリラたちは知っているのだ。
 これがよくアニメとかドラマとかに出てくる強キャラロールだということを。
「強くて可愛くて賢い私と、勝負しましょ」
 片眉を僅かに上げて、人差し指で手招きをするマルグリット。
「「ウホホッ!」」
 一斉に飛びかかるゴリラ。多分ゴリラ語で『ぬかせ!』みたいな意味だと思う。
 なぜならば……。

「私の勝ち、ね」
 三段重ねに積み上がって目を回すゴリラに、マルグリットが空になった金平糖の袋を放り投げた。
 一行たりとも戦闘描写をさいてくれないほど、ゴリラとマルグリットの戦力は圧倒的であったのだ。

成功 🔵​🔵​🔴​

架空・春沙
そんな…あの優しく賢いゴリラさん達がどうして…!
くっ、仕方ありません
とにかく話を聞いてもらうため、動きを止めなければ!

咎力封じで拘束具を飛ばしたり簀巻き形態に変形させた断罪の緋箱(拷問具)で捕らえていきます!
拘束しちゃうのは可哀相ですけど、殺してしまうよりはマシですから…!

捕らえたゴリラさんには落ち着いてもらうため、街の飲食店の人にお願いして料理を食べてもらいます
大丈夫です、お金はナンシーさんが後で払うって…いえ、私も払いますよ
猟兵はお給料を言い値で貰えるそうですから

え、手が拘束されていて食べられない?
では私が食べさせてあげます
一匹一匹満腹になるまで食べさせます

…で、結局何が原因なのでしょう…



「たーーすけてーーーーーーー!」
「ウホオオオオオオオオ!!」
 ラーメン屋台を引いてるおっさんがドラミングしながらダッシュするゴリラに追いかけられていた。
 その様子を右から左へ見送った架空・春沙は……。
「そんなっ、あの優しく賢いゴリラさんがどうして……! ゴリラさん! 止まってください!」
 すばっとその辺の馬に飛び乗ると、ダッシュゴリラの横を併走した。
「ゴリラさん! ゴリラさん! 落ち着いてください! あの優しいゴリラさんい戻って……!」
 始まる回想。
 雨の日に段ボールに入った子ゴリラを見つける春沙の姿。
 自宅で一緒にお風呂に入る姿。
 ベッドで一緒に寝る姿。
 ボールを一緒に追いかける姿。
 入学式。遠足。体育祭。卒業式。
 あれ、なにこの回想。誰の?
「とりあえずの『咎力封じ』!」
「ウホウ!?」
 カウボーイもかくやという投げ縄でゴリラを拘束すると、春沙はその辺の木にゴリラをくくりつけた。
「もう大丈夫ですよ。けど……ゴリラさんはきっと空腹で屋台を襲ってしまったはず……」
 まずは何かを食べさせなくては。春沙は善意100%で縛りゴリラに手近なご飯を食べさせることにした。
 今手近なのは?
「おじさん、ファンタジー味噌ラーメン一杯ください!」
 この後、ゴリラの顔面をを味噌スープと麺が襲う。

成功 🔵​🔵​🔴​

霧島・クロト
【WIZ】で!

……しょーじき、さ。あんまりゴリラも好きで暴れてるんじゃなさそーだし、
穏便に済ませる感じで行こーじゃねェかな。
あ、ゴリラ語検定はちょっと未履修なんでゴリリンガルっぽいの持ってきます(失礼の無い様に)

【コミュ力】【情報収集】を活かしながら、
「まずいつぐらいから起きているのか」
「ゴリラさん達の住んでいる所で異変はあるのか」
「その他ざっくりおかしな所は無かったか」

辺りからかなァ……他わかったことは逐一まとめよっか。
正直俺も手を出したかね―ので。

※アドリブとか連携可です



「ウホウホウホーホ!」
「ウホウホホー!」
 ファンタジーコンビニにダイナミック入店したゴリラコンビがファンタジー肉まんを蒸し器ごとパクって暴れていた。おまえファンタジーってつければ何書いてもいいわけじゃねえぞ!
「おっと……待ちな」
 コンビニからダイナミック退店しようとしたゴリラたちを謎の冷気噴出が襲った。
 再びカウンター前へ転がるゴリラたち。
「ウホ!?」
 起き上がるゴリラたちが見たのは、白い煙の中から現われる霧島・クロトだった。
 手首のガジェットを操作して冷気を納めると、起き上がって突撃してきたゴリラたちを冷気の力場障壁で押し止める。
「……あんまり、好きで暴れてるわけじゃなさそーなんだよな。けど無銭飲食も見過ごせねえ。それだけ置いてってもらうぜ」
 クロトは腰のデッキケースからぬいたカードを腕の魔術センサーに翳すと、冷気のラインが身体を走り右足を力場障壁が覆った。
 豪快な回し蹴りが炸裂。
 ゴリラたちは吹き飛び、そしてタイルの上で気絶した。

 魔術を解き、カウンターの裏でうずくまる店主へと、蒸し器を返す。
 店主が顔を出すと、手当てされたゴリラがタイルの上でぐっすり眠っていた。
 身を乗り出すクロト。
「ちょっと聞きてェことがある。この事件、いつから起きてる?」
「き、今日はじめてです。こんなことは今まで無かった……」
「なるほど? ってこたァ……」
 クロトは考え込み、ここまで同じような方法であちこちから集めてきた情報を脳内でまとめていく。
 そして、一つの推論を導き出した。

成功 🔵​🔵​🔴​

ベイメリア・ミハイロフ
まあっ
食べ物を奪うことがあっても、人を殺めることはないのですね
なんてお優しいゴリラさまなのでしょう

手製のアップルポテトパイを持参してみます
もしこちらが狙われることがないのであれば
もしかしたら、この食料が危険な物であると
身を持って証明されようとなさってらっしゃるのでしょうか…
ゴリラさまの動きを先見し、お食事をお取り上げ申し上げてみましょうか

それとも、飲食店又はこの場所が
良くない輩に狙われているということを
教えようとしていらっしゃるのではないのでしょうか
…と推察いたします

とはいえ人々が困惑していらっしゃるのを
お見過ごしする訳には…
うっ、わたくし、お止めする手段は
「怪力」位しか持ち合わせておりません



 淑女がいた。
 名はベイメリア・ミハイロフ。
 手にした銀のトレーに丸い皿。
 皿の上には暖かいアップルポテトパイ。
 湯気を立てる甘みとベイメリアの靡く金髪に人々は振り返るが、誰よりも強く反応したのはゴリラたちであった。
 太陽を覆わんばかりに飛び上がる無数のゴリラ。
 ベイメリアはぴたりと立ち止まり、スローモーションで振りかえった。
「――ゴリラさま」
 虚空を切り裂くかのような回し蹴り。
 しかし皿の上のパイはまるで傾くことなく、ゴリラだけが地面に倒れ伏した。
「わたくしのパイに反応するということは、考えが誤っていたということでしょうか……」
 ベイメリアの考え。それはゴリラが村に降りかかる何かしらの危機を回避するために強攻策に出ているというものだったが……。
「ウホ」
 ベイメリアの肩を後ろから叩く新たなるゴリラ。
 咄嗟に振り向くが、当のゴリラは両手を挙げてゆっくりと首を振った。
 敵意のないことを示すと、ベイメリアのパイを指さした。

「……そうですか。では、わたくしの考えはある意味正しかった、というのですね」
「ウホ」
 オシャレなカフェでハーブティーとアップルポテトパイをはさみ、向かい合って語らうゴリラとベイメリア。
 ゴリラはパイを手に取ると、事の次第を語り始めた。
「ウホホウホ……ウホウホホ。ウッホ。ウホホ? ウホホッホ」
「そんな」
「ウホホホホ。ウホ」
「わかります」
「ウホ」
「お任せください。わたくしに出来ることは少ないですが……」
 すっくと立ち上がり、ベイメリアはある方角へと振り返った。
「ウホ?」
「はい。きっと、止めて見せます」
 ゴリラ語の達者な視聴者諸君にはもう分かったね。つまり真相はウホホウホウッホウッホウホホッホウホホホホ――

成功 🔵​🔵​🔴​

テオ・イェラキ
オリオ(f00428)と参加

ゴリラは心優しく、また森の賢者とも呼ばれる賢き生き物
何故そのゴリラがこのような事件を…不可解だな
ん?森の賢者ってオラウータンだったか?

それはさておき、ゴリラに相対したのであれば【動物と話す】により、対話を試みよう
俺はゴリラ語を話すことは出来ないが、相手の言葉は理解できるはずだ

ゴリラに対し、ナックルウォーキングで歩み寄る
相手が警戒するギリギリの距離で歩みを止めるぞ

興奮したゴリラが威嚇をするのであれば、こちらもドラミングで対応しよう
最終的にはゴリリングでこちらが格上だと分からせる必要があるかもな

妻の視線に気づくと、顔が赤くなる
いや、何も恥じることはしていないぞ、うむ


オリオ・イェラキ
テオ【f00426】と供に

ゴリラにも詳しいなんて流石はわたくしの夫
でもどうしましょう…わたくしゴリラ語は専攻していなくて
兎に角、出来る事を致しますわ

先ずはゴリラと出会いませんと
飲食店へ行き、持参バナナを手に店内で暴れるゴリラへ
此方にご馳走がございますわと店外へおびき寄せる
バナナはその場に置きするりと避難
後は夫にゴリラの説得?を任せわたくしは救助活動を
村人の手当てと、安全な場所へ誘導を

その内、ゴリラを心配する方にお話を伺いましょう
きっと詳しい方だと思いますの
ゴリラの住処はどの辺とか、何か変わった事はないかとか

まぁ…テオ、何て素晴らしいゴリラっぷり
ドラミングに惚れ直しましたわ
赤い顔にも笑顔のお返事



「「ウホオオオオオオオオオオ!!」」
「ぐおおおおおおおおおおお!?」
 二人がかりで突進するゴリラのタックルを、テオ・イェラキが正面から受け止め押し返していた。
「くっ、森の賢者ともいわれる生物であるゴリラがここまで荒ぶるとは、一体何が起きているんだ」
「流石はテオ。ゴリラにも詳しいのですね」
 頬に手を当て、様子を眺めるオリオ・イェラキ。
「ああ俺はゴリラにも――ん?」
 森の賢者ってオラウータンじゃね? と思ったが別に訂正することでもないので黙っておくテオであった。急に関係ないこと言うけどオラウータンとおらたんって呼ぶと急に可愛くない? このノリでテオをておたんって呼ぶと――あらやだ可愛い!
「うおらあ!」
 テオたんはゴリラを二人同時にぶん投げると、村の噴水へと落とした。
 起き上がり、ぶるぶる首を振るゴリラ。
 そんなゴリラへ、テオたんはおもむろにナックルウォークでゆっくりと歩み寄った。
 ゴリラにはシルバーバックという群れのリーダーがいる一方で、ブラックバックという群れのサブリーダーが存在し、彼は群れの最後尾を歩いてはぐれた仲間を誘導したりするという。さっきから嘘のゴリラ知識ばっかり書いてたけどこれはマジなやつね。
 テオたんはそのブラックバックの動きを完全に再現していた。
「ウホ……」
 水をかぶり、威厳のあるテオたんの動きに我を取り戻したゴリラたち。
「さあ、話してみてくれ。お前たちはなぜ……」

 テオたんがゴリラの群れに交ざりかけてる頃。
 オリオはホットテイト屋台のおじさんの手当てをしていた。
 テイトというのはトマトとポテトの特徴を併せ持ったとても生命力の高い野菜で、それを蒸して味付けしたものがホットテイトである。
「大変な目にあわれたようですね。屋台もこんな風になってしまって……お気持ち、お察ししますわ」
「いいんだ。ゴリラさんがやったことだし、きっとわけがあるんだよ」
 テイト屋台のおじさんは何かを言いたげにゴリラ(とテオたん)たちの方を見ていた。
「素晴らしいゴリリングでしょう。惚れ直しますわ……」
「え、うん」
 コホンと咳払いするオリオ。
「ところで、『わけ』に心当たりが?」
「そうだね。この辺りのゴリラさんはたまに村に来てはバナナとテイトを交換するんだけど、こうして強引に奪おうとしたのは初めてだよ。そうしなきゃ行けないほど大変な目にあったんじゃないかな」
「なるほど……ゴリラ様は普段どこにお住まいなのですか?」
「昔はゴリラビリンスに住んでいたんだけどなんやかんやで崩落してね。今では近くの森に集落を作って暮らしてたよ。あそこは海にも面していて、よく魚を捕って焼いて食べていたなあ」
「焼いて……」
 想像の数十倍賢いゴリラであるらしい。
 いや、であればなぜ、屋台を襲ってまで食べ物を?
「これは、行ってみる必要がありそうですわ。ねえ、テオ」
「「ウホ」」
 完全にゴリラになりきっていたテオたんがゴリラと共に振り返った。
 

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

富嶽・隼刀
富嶽・隼刀は猟兵であること以外は普通の16歳と変わらない。
臆病なのと左眼を通る傷痕を好きなゲームのキャラのコスプレ(ゴテゴテな軍服と顔の左半分を覆う眼帯)となりきりで隠している。

「えぇ……」
ゴリラが暴れている惨状を見て思わず素が出る富嶽。
「……と、とりあえずゴリラ達を止めなくては」
そう言って富嶽は日本刀(サムライブレイド)のみね打ちでゴリラを気絶させる。(POW)


有栖川・夏介
※アドリブ歓迎

ゴリラの血液型はすべてB型です。
……ええ、だからなんだという話なのですが。

神聖なゴリラさんだかなんだか知りませんが、人に迷惑をかけるのは感心しませんね。
少々乱暴かもしれないが、力ずくで止めます。
飲食店を襲撃するという話ですし、村の飲食店にいればやってくるでしょうか?
カレー屋にでもいきますかね。

ゴリラが襲ってきたら、店内の一般人を【かばう】
神聖なゴリラさんを堂々とやってしまっては、村人から不審感を抱かれるでしょうし、なるべく【目立たない】よう【気絶攻撃】を仕掛けます。
さて、どうして飲食店を狙うのか教えてもらえますか?
まあ、聞いたところで私ゴリラ語取得してないのでさっぱりなのですが。



「………………」
 眼帯とごてついた軍服の内側で、富嶽・隼刀はずっと難しい顔をしていた。
「ウホウホウホウホウホウホウホ!」
 ファンタジー自販機にパンチの連打を浴びせてはあたたか~いコーヒーを取り出し片っ端から缶を握りつぶしては飲み握りつぶしては飲みを繰り返すゴリラを、隼刀は難しい顔で観察していた。
「えー……」
「お困りのようですね」
 前髪を指で払い、有栖川・夏介がスッと横に並んだ。
「いいことをお教えしましょう」
 流し目のような優雅さで振り返る夏介。視線だけで応える隼刀。
 夏介の、赤い目がキラリと光った。
「ゴリラの血液型はみな、B型」
「…………」
「ウホウホウホウホウホウホウホ!」
「…………」
「ウホウホウホウホウホウホウホ!」
「…………」
「ウホウホウホウホウホウホウホ!」
「…………」
「ウホウホウホウホウホウホウホ!」
「…………」
「ウホウホウホウホウホウホウホ!」
「…………」
「ウホウホウホウホウホウホウホ!」
「せめて何か言ってください」
「あ、いや、次に何か続くものかと」
 眉間に手を当てる隼刀の一方で、夏介は咳払いした。
 ゴリラによって次々にエコな潰れ方をしていく缶コーヒー。
 A&W世界に缶飲料加工文化があるのかって? しらんわ! ゴーレム式生産ラインによる錬金加工とかだよ!
 夏介はすらりとナイフを抜いた。
「どうやらゴリラさんは神聖視される賢い動物のようですが、この状況を放置するわけにはいきません。少し、手伝っていただけますか?」
「ああ、まあ、そ――そうだな!」
 隼刀はキリッとした軍人口調と表情を取り戻すと、深緑カラーの鞘から軍刀(サーベル)を鞘のまま腰からぬき、ひもを用いて鞘を刀身に固定した。
「――ウホ!?」
 両手にコーヒー缶を三つずつ持って一気に口の上で握り潰そうとしていたゴリラが、近づく隼刀の気配に気づき振り返る。
 刀の鞘による打撃を、翳した缶コーヒーで受け止める。
 衝撃によってはじけ飛ぶミルクコーヒー。
 その滴の中に、夏介は巧妙に気配を隠していた。
 背後に回り込んだ夏介の振りかざすナイフの柄。
 首の後ろの、あの、よくガッてされると気絶するあたり? あれを柄でガッてやることでゴリラは目を回して気絶した。
 倒れたゴリラを見下ろす二人。
「しかし、一体なぜこんな事件が……」
「さあ。けれど、仲間は真相にたどり着いているとも聞きます。合流して話を聞いてみましょう」

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

メンカル・プルモーサ
…ゴリラ…本来は優しく賢い生き物のはず…
アルダワに行っていた頃にも…仲の良いゴリラ(名前:ゴリリーナ・ゴリスティン)が居た…図書館で静かに本を読む姿が似合っていた彼女は今も元気しているかな…
お互い言葉は通じなかったけど…身振りで会話はできた…

…懐かしんでる場合じゃ無いね…暴れているゴリラは【支え能わぬ絆の手】で摩擦を減らして転倒させる……力が必要なら【顕現せよ白黒の騎士】でガジェットを呼び出して取り押さえさせる…
…そしてゴリリーナとの交流で得ていたゴリラ知識により暴れているゴリラがどういう状況にあるかを読み取る……
なんらかの悪影響下にあるのなら…医療で診断して…医療製薬術式で治療を試みよう……



「ゴリラ……本来は優しいはずのゴリラが、なぜ……」
 月型のシンボルをもった杖を、しがみつくように握りしめるメンカル・プルモーサ。
「ああ……ゴリリーナ……」
 メンカルは目を閉じ、思い出をたぐった。
 頭上にほわんほわん出てくる回想雲。
 そうあれはアルダワの大図書館でのこと。大宇宙バナナという本に背伸びをして手を伸ばすメンカルの手と、毛深い指がぶつかった。
 それが友、ゴリリーナ・ゴリスティンとの出会いだった。
 美しい黒髪を靡かせた彼女は読書好きで、日の当たる窓辺で手のひらより小さい本のページを繊細にめくるさまがとても似合っていた。
『ウホホウホホ! ウホホウッホ!』
『うほほ……うほ……うほ……』
 言葉の壁を越え、二人は理解しあった。
 空想が、科学が、蒸気魔術が、恋愛小説が、二人をひとつの世界に結びつけたのだ。
 それは友情とよぶに、ふさわしく……。
「ゴリリーナ、元気かな……」
 目を開けるとはいゴリラ。
 ベッドジャンピングクロギャルフォーム(あの両手両足を直角に曲げるやつ)で飛びかかるゴリラ。
 メンカルは咄嗟に翳した杖の物理情報を強制改ざんすることでゴリラをこう、つるんってすると、背後のファンタジーチゲ鍋屋台に突っ込ませた。
「ウボオオオオオオオオオオオオ!?」
「ごめんなさい……熱かったよね……」
 メンカルは回想の雲を杖でササッて払ってから、チゲまみれのゴリラは駆け寄った。
 だがどうやらチゲにまみれたことで正気を取り戻したらしく、ゴリラの瞳は知性と理性が宿っていた。
「ゴリラ……」
「ウホ」
 思わず手を伸ばすメンカル。
 思わず手を伸ばすゴリラ。
 いつかのように、二人の手はぶつかった。
 こう書いておくと青春アニメ映画みたいなタッチになりませんか?

成功 🔵​🔵​🔴​




第2章 冒険 『魚を確保しろ!』

POW   :    逃げられたって気合いだ!とにかく数撃ちゃ当たる!

SPD   :    魚が居そうな橋の下や木の陰を狙って重点的に釣る

WIZ   :    虫や水草、淡水エビなど、魚の好きなものをエサにして釣り上げる

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 仲良くなったゴリラたちやゴリラ専門家たちから、イェーガーは事の次第を聞くに至った。
 ゴリラ語が堪能な視聴者諸兄には不要ではあるが、あえて日本語に翻訳して語っていこう。

『我らゴッドゴリラ族はゴリラビリンスを失っても別になんにも気にしなかった』
『むしろ森での生活の方が性に合っていたし、なによりバナナとか育てるの好きだった』
『俺たちは森を僅かに切り開き、ゴリラ式住居を建設し、隣接した大きな川から水資源と魚を、土から野菜を、木からバナナを得て健やかにごりごりしく暮らしていた』
『だがある日、やつはやってきた。大きな川を逆流するように泳いできたあいつは大量のなんか小さいやつを連れてゴリラ集落へと襲撃してきたのだ
『奴は焼きバナナやポテトフライやコーンスープや肉まんやおでんといったあたたか~い食べ物を狙って奪い始めた』
『僕らは抵抗したけど、あの白いなんか、あの、なんかわかんないやつに歯が立たなかった。そう……ご飯前ですごくお腹がすいていたんだ』
『空腹の上に集落まで壊された私たちは混乱と生存本能の板挟みによって理性を失い、集落から逃げるようにこの村へとやってきたの』
『そして目に見える食べ物を欲するという獣の本能に負け、ついうっかり食べてしまったのだ』
『村の外にも同じように混乱している仲間のゴリラたちがいる』
『彼らを助けるために……まずは喰わねばならない!』

 超要約すると、こうだ!
 ――ゴリラ集落になんかヤベーのが来た!
 ――ゴリラの食べ物が奪われた!
 ――ゴリラは恐怖と空腹に混乱してなんかヤバい暴れ方をした!
 ――だから、ゴリラにメシを喰わせよう!

 だが村は今現在めっちゃくちゃだ。
 村人の混乱を避けるためにも、ゴリラたちをつれ一度村から出る必要があるだろう。
 目指すは村近くに流れる大きな川。
 ここで魚をめっちゃ獲得し、めっちゃ焼き、めっちゃ料理し、めっちゃゴリラに喰わせるのだ。
 さすれば彼らの混乱は解け、ことの現況であるあのなんか白い、あの、わかんないけどきっとヤバイやつの場所まで案内してくれるだろう!

 というわけで、フィッシングだ、イェーガー!

==============================
 第二章はお魚ゲット&調理パートです。
 釣り、ないしは素潜りによって生態系が変わっちゃわない程度にお魚を捕りましょう。
 イェーガーがマジで本気出すと川から魚が消えちゃうので、いい具合に手加減をするのが重要です。

 これとは別に、生魚をほいっと渡されても大体の人は困るでしょう。ゴリラだってそうだ多分。
 お魚を塩ふって焼いてみたり、お刺身にしてみたり、パイにしてみたり、つみれ団子にしてみたりと料理してあげましょう。
 一部例外を除いて暖かい料理が好まれます。まだ寒い時期だからねこの辺。

 なお、ここでゴリラたちと仲良しゲージを溜めておくとこの次の章(パート)でなんかしらのボーナスが入ります。ためよう!
==============================
ベイメリア・ミハイロフ
WIZ
アドリブ・改変可
遊んでくださいませ


僭越ながら
わたくしがお魚を釣ってみせましょう!
温かい食べ物をご自身でご用意できるということは
調理道具は揃っていますのでしょうか
ゴリラさま…お流石でございます

餌は虫さんとエビさんを試してみますね
…お魚を釣り上げる為とはいえ
生きていらっしゃる所を針でお刺し申し上げるのは…
申し訳ございません!えいっ!

ユーベルコードが有効かどうかわかりかねますが
あまり釣れない場合には
ジャッジメントクルセイドも使用してみようかと
必要以上にはお釣り申し上げない所存です

手早くさばいて生地に包み
お魚のパイ包み焼きを提供いたします
まだまだお寒い季節でございます
こちらで温まりくださいませ



「ウホホウ――間違えました。そのお魚、釣って差し上げましょう!」
 ベイメリア・ミハイロフは流水のようになめらかな金髪をサッとかき上げると、サルベットジーンズと麦わら帽子という格好で川辺にエントリーした。
 なんだろう。形から入るのかな?
「時にゴリラさま。釣った魚を調理する道具は……」
「ウホ」
 理知的なゴリラはファンタジーIHクッキングヒーターとフライパンを手にサムズアップした。
 なんだよファンタジーIHってと思うかもしれないがいわゆる魔法や精霊力による誘導加熱(induction heating)である。コイル状のエルフ鋼の上を精霊の力が超高速で循環することでこうあのあれ、あれだよ!
「さすがゴリラさま。文明的でございます」
 ベイメリアはこっくり頷くと、釣り竿を川に向けてえいやと放り投げた。
「これも殺生。しかし未来に生きるため……お許しくださいっ!」
 針に手応え。すかさず竿を振り上げたベイメリアに、しかし針先のなにかは強く抵抗する。
 水面下に見えるわずかな影に、ベイメリアは目を光らせた。
 釣り竿から離した右手が影をさし、影を光りの針が刺す。
 ぐったりと力の抜けた魚を、ベイメリアは勢いよく釣り上げた。
「獲っ――」

 はい今日も始まりましたベイメリア三分クッキングのお時間です。
 今日作っていくのは川魚のパイ包み。寒い季節は暖かい白身魚が美味しいですよね。
 早速作っていき――
「ました!」
 ベイメリア式魚肉のパイ包み。皆も作ってみてくださいね!

成功 🔵​🔵​🔴​

グウェンドリン・グレンジャー
なるほど、なるほど……(【動物と話す】技能を使いつつ、金枝篇をめくり)
腹が、減っては、戦が、できぬ……納得
それにしても、金枝篇……の、記述、どおり
私は、今……割と、感動、してる

【第六感】で、ポイントを、予測……して、魚釣り
大きいのは、焼きたい人、に、あげる
私は、小さいのを、何匹か使う、から
釣った、魚、調理
村の、かまどとか、一旦……借りれる、かな?

伝説……の、ゴリランドの、住人に、料理を、振る舞える
とても光栄
イギリス、の……伝統料理
どうぞ、食べて

ス タ ー ゲ イ ジ ー パ イ



「魚のパイ包み……そんなのも、あるんだ」
 グウェンドリン・グレンジャーは読んでいた本をぱったんと閉じると、ゴリラへと向き直った。
「うほほうほ、うっほうほ、うほほ……うっほ……うほ……?」
「ウホ!」
「うほほ……うほほ、ほ、うほほ、うほ。うほほうほ、うっほ。うほほ。うほう」
 今グウェンドリンさんがゴリラ語で後世に残るほど感動的な台詞を言ったので歴史家とアフィリエイトブロガーの皆さんは一語一句漏らさず書き残して置いてね。
「私も、魚……釣ってみる」
 グウェンドリンは釣り竿を勇者フォーム(アニメでよく見るあの剣先がめっちゃアップになるあの構図)で構えると流れる川に釣り竿をぽすんと沈ませた。
「魚心あればゴリ心……」
 これは魚の心を掴むにはまず万物のゴリ長であるゴリラになりきれという意味のことわざだね。みんなも国語の時間に習ったと思う。
 グウェンドリンは心をゴリラにして集中すると、針先をくわえた魚の気配を敏感に察知した。
「うほ」
 寒空に吐く息のように、ただ一瞬だけ生まれ、そして広がり、あとに残さず消えた静かなる竿の一振りが、何でか知らないけど八匹くらいのニシンをいっぺんにに釣り上げ空中に飛ばし背後のざるにぽすぽすと落とした。
 かと思えばどこからともなく取り出した柳刃包丁がニシンをすぱすぱ切り裂きどこからともなく取り出したウサギちゃん型ピーラーがジャガイモをぴるぴる剥きあとなんやかんやをなんやかんやしてはい――。
「スターゲイジーパイ」

 視聴者諸兄の中にイギリス食文化に詳しい方はおられようか?
 もしピンとこないならグウェンドリンちゃんがバレンタインピンナップかなってくらい優しく差し出したお皿のうえにコレが乗ってるのを想像しつつ、画像検索してほしい。
「「ウホホウッホ!」」
 が、それをためらいゼロカロリーでムシャるゴリラたち。
 この辺やっぱ獣なんやな、って。
 それを微笑ましく見つめるグウェンドリンも女の子なんやな、って!

成功 🔵​🔵​🔴​

マルグリット・エーレ
【POW】そうね。確かに戦いは数だよ兄貴って偉い人も言っていたことであるし、ユーベルコードで私自身をもうひとり増やして、と……

そぉ~れ♥フレッ♥フレッ♥がんばれ村人のみんな~♥

てな具合にね。ゴリラだけではなくて、当事者の村人たちにもがんばってもらいましょう。可愛い私の超絶かわいい【パフォーマンス】で、男手はみ~んな【誘惑】して、私の代わりに数撃って、お魚釣り上げて~♥ってお願いしましょ

え、ずるくない?って?え~♥だってぇ、お魚生臭いからぁ♥私のあまぁい香りが曇っちゃうもの?だからぁ、可愛い私のためにがんばって♥

釣ったお魚は、ゴリさんたちに手ずから食べさせてあげるくらいには、サービス♥サービス♥



 川を流れる大量の魚。
 お腹をすかせた大量のゴリラ。
 その二つを見比べて、マルグリット・エーレはキッと目を光らせた。
「これだけのゴリラ……そうね、お魚を沢山釣って食べさせてあげるわ」
 マルグリットはフリルのついた白いエプロンを着用すると、腕を振って反転した。
「この男たちが!」
「「ヘイッ!!」」
 一斉に釣り竿を放つ男たち。
「が~んばれ♥ が~んばれっ♥」
「「ヘイッ💪💪💪💪💪」」
 やる気になった男たちの気持ちを味わいたい皆。フリルエプロンを装着したマルグリットを想像してくれ。(お好みで下の衣服を減らしてください)
 それが、急に二人に増えたさまを想像してくれ!
「「が~んばれ♥」」
 一斉に振り返る男たち。
 男たちに電撃が走る。どこに走ったかは……フフ、わかるだろ?
「「可愛い私のためにがんばって♥」」
「「ヘイッ💪💪💪💪💪」」
「「ウホッ🦍🦍🦍🦍🦍」」
 なんか途中からゴリラが加わって盛大な集団一本釣りパーティーが行なわれた。
「沢山釣れたら『あ~ん♥』してあげるっ♥」

成功 🔵​🔵​🔴​

メンカル・プルモーサ
(WIZ使用・アドリブその他歓迎)
…川……魚……古来から伝統のガチンコ漁……
…え?禁止漁法?電撃も無し?(ゴリラに×とジェスチャーされた)

仕方ないから普通に魚が好みそうなものを餌にしての釣りと…罠をいくつか作って……並行して魚を捕っていく……
…釣れたそばから料理と行きたいけど…私は食べる専門だし…
…うん、とはいえ知識はあるからきっと出来る。いけるいける……

(暫くお待ちください。そしてお察しください。)

……うん。やっぱり料理は専門家に頼むのが一番だね……
ここら辺の住人の人はゴリラと仲が良いから好む味付けとかも知ってるし…
…温かい飲み物はこっちで用意したから…それじゃあみんなで一緒に頂きます……



 なんかもう既に川釣り大会と化している川辺に、メンカル・プルモーサが苦労して歩いてきた。
 山道をざくざく登るのはゴリラならざる身にはつらかろう。
「ウホ」
「え……魚を捕るの……? じゃあ……」
 スッと杖に打撃の魔術をかけてハンマー化してみた所、ゴリラがぽんと肩を叩いた。
「……だめ?」
「ウホ」
 頭上で×を作るゴリラ。
 理性を取り戻したゴリラは強く賢く優しい生き物。空腹のために魚を殺しすぎることを嫌うのだ。
「うん……」
 メンカルは故郷のゴリリーナを想った。彼女もアルダワ流しそうめん祭りではそうめんを範囲魔法で大量抹殺することを好まなかった。知ってるでしょそうめんっていうのは春から夏にかけて渡り鳥の要領で空を飛ぶあの生物だよ。
「わかった。まかせて……」
 メンカルは地面に編み目を描いて具象魔術を唱えると、魚を捕るための網籠を作成した。入り口にカエシをつけることで、入り込んだ魚が逆に出て行けなくするという古典的な罠である。

 そしてとれた魚がこちらになります。
「……早速、料理するけど……」
 メンカルは自分に向かって『できるできるぜったいできる』と炎の呪文を唱えた。
「えい」
 そして煮えたぎる大量の油の中に魚を生きたまま投げ込――。
「「ウワアアアアアアアアアアアアア!!」」
 さっき動員された村人たちの悲鳴から何かを察してほしい。
 あと絶対にまねしないでほしい。最悪家が無くなるから。

成功 🔵​🔵​🔴​

郁芽・瑞莉
SPD アドリブ・絡み大歓迎!

迷宮を追い出されて、今度は集落が何者かに襲撃と。
いったい何が襲って来たんでしょうかね?
そちらの道案内の為にも、まずは腹ごしらえという事ですね!

釣りはちょっと苦手なので、視認出来る素潜りで行きますよ!
こんなこともあろうかと、
耐性ばっちりの競泳水着を着てきていますからね!
潜ったら苦無をスチャっと用意して。
視認した魚に苦無を投げて、
インパクトの瞬間に雷の陰陽術を発動させて仕留めていきますよ。

お料理に関しては競泳水着の上にエプロンをして。
シンプルにフライにして食べて貰いましょうか。
ご飯も炊いて、アラはお味噌汁も用意しますよ!
「いいですか、お代わりは順番にお願いしますよ?」



「事情は大体分かりました」
 と言って、郁芽・瑞莉は来ていた上着を脱ぎ捨てた。
 ちがうサービスシーンじゃない。
 下から上へなめるような一枚絵のアニメーションをはさむんじゃない。まとめサイトにつなげた画像をアップするんじゃない。
 瑞莉は割と最近手に入れたちょっと個性的な柄の入った競泳タイプの水着を晒した。
 ちがうサービスシーンじゃない。大きいサイズの画像を発注するんじゃな――もうある!?
「釣りはちょっと苦手なので、今回は素潜りでっ!」
 ちょっと高い岩場からぴょんと川に飛び込むと、足のつかないほどの深い場所へと泳いでいく。
 魚は危険を察知するとある一定の方向に逃げるとされ、その方向とタイミングを知っていれば確保は容易であるという。
 そうこれが魚心あれば水心。……おや? 意味が違う気がする。
「――ッ」
 細くて軽いステンレスクナイを水中にもかかわらず鋭く投擲。
 魚は逃げようとした動きのままサクッといきプカァっといった。

 魚をいれた網籠を手にざぱっと川からあがってくる瑞莉。
 ちがうサービスシーンじゃな――濡れて張り付いた髪が水着とその胸元にかかり膝と手をついた姿勢ゆえかすぐれたボディラインがより鮮明に映った!
「では早速、白身のフライと……アラでお味噌汁でも作りましょうか」
 瑞莉は陰陽ドライヤーで水着を速乾させるとエプロンを着用し――そうだよサービスシーンだよ! ええい挿絵機能はまだか!

成功 🔵​🔵​🔴​

難駄芭院・ナナコ
ゴリ公たちにバナナを食べさせればいいんだな!
わかった!まかせな!

ここは華麗に真の姿をお披露目してやんよぉ!
れっつ!怪盗ちぇんじ!
(指パッチン!)(当たるスポットライト)(何か怪盗っぽいBGMが流れる)
「バナナハンター、悟空!参りますわ!」
(フッ、決まりましたわ…!)

POW
黄金果実活性法、これでバナナを食べてパワーアップ!
気合877%のわたくしに捕らえられない魚はいなくてよ!

え?調理?
魚が生で食べれなければバナナを食べればいいじゃない!

真の姿:怪盗として活動する姿
仮面を被り素顔を隠し背丈も伸び体型も成長した17歳のお姉さん姿
バナナレディ口調でお嬢様風に振る舞うが、油断すると素の口調に戻ってしまう



「委細承知した。つまり……」
 ZAZENを組んでいた難駄芭院・ナナコはSATORIの表情で顔を上げた。
「バナナを喰わせればいいんだな!」
「さては話聞いてなかったな?」
「ヤッホーウ、腕が鳴るぜぇーい!」
 ぴょいーんと飛び上がったナナコは取り出したバナナガジェットのナンバーダイヤルを887と入力し指をぱっちんやった途端に鳴り響く『masquerade!』の電子音。(そうこれずっとやりたかった)
 お着替えカーテンがシャッと突然現われバックライトによるちんまい生着替えシルエットが映ったかなと思ったら次の瞬間にはハイ――!
「バナナハンター、悟空! 参りますわ!」
 怪盗っぽい仮面をしたアダルティ~ンなナナコである。あえて死語で表わしたよ。
「ゴリラの皆様。心配はいらなくてよ……まずここに用意した段ボール一箱分のバナナ」
 スッと用意した段ボールを、天高く掲げて一口で喰った。あーんむっつって喰った。
「バナナを食べたわたくしは無敵! 無敵ですわオラァ!」
 川にダイブしどういうわけか巨大な魚を素手で掴んで『ボッ』て音たてながら川から飛び上がるナナコ。
「調理? バナナ以外の調理方法なんか知りませんわオラァ!」
 暴れる巨大魚を地面に叩き付けバナナパンチを叩き込んでシメるナナコであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

テオ・イェラキ
オリオ(f00428)と参加

何ともはた迷惑な敵が出たもんだ
ともあれ、まずは目の前の飢えたゴリラを何とかせねばな

魚釣りはオリオに任せ、俺は焼く方に回ろう
これでも飲食店を経営している身、料理は任せてもらおう
っと、何やら妻が吹き飛ばした魚が飛んでくるな
傍らで飯を待っているゴリラと一緒にダイビングキャッチで回収していこう

釣られた魚は手早く締める
魚はやはり鮮度が命だからな
内臓を手早く処理し、良く洗った後に串に差す
魚の下処理と平行して用意した火で表面を焼いた後、
火を崩すことで弱火にし、遠火でじっくりと焼く

新鮮な川魚は、シンプルな塩焼きが一番だな

ほれ、美味いだろう?


オリオ・イェラキ
テオ【f00426】と供に

まぁ、お魚で宜しいんですの
でしたらわたくしが魚釣りを

所でわたくし、最近ゴルフとやらが気になりますの
ゴルフとゴリラ、少し似ていますわね
奇遇ですわ(にっこり)

話は逸れましたかしら
それでゴリ…ゴルフというのは、こう振り上げるのが良いと聞きましたわ
振り上げれば振り上げる程良いスコア?が出るとか
練習場は…あら此処に
予め川の一部を堰き止めて魚を少々溜め込んでる所がありますわ
では此方に大剣の先端を付けて
こう、振り、上げ…
あら。勢い余って瞬く星を放ってしまったかしら
掬い上げるようにしたからきっと大丈夫
テオ、そちらに生きのいい魚行きましたわ

所で何方かナイスショットの掛け声はないのかしら



「なるほど……川からあがってきたその……なんだ。あれか迷惑なやつもいたものだな」
 テオ・イェラキは事情を深く察した人みたいな顔をしてこっくりと頷いた。
 その顎、というかあごひげを指で撫でるオリオ・イェラキ。
「ともあれ。まずはゴリラのみなさんにお腹を満たして頂きませんと。
 食料調達はわたくしがしますわ。テオはお料理を」
「応」

 といってやってきたゴリラキッチン。
 エプロンをつけたテオの前に現われたのはなんかびちびちしてる巨大魚だった。釣ったはいいが料理はチョット……というイェーガーが置いていったものである。
「そういえば暖かいを欲しがってたんだったよな。てことは刺身よりはあぶり焼き……か」
 テオは魚をさばき鱗や皮をはぎ内臓を取り出しっていうこの一連のアレをバーバリアンアックスで妙に器用にこなすと、デカいたき火の上に設置したデカいあの……なに、豚をまるごとくるくる回して焼くやつあるじゃん。あれ、あれにさしてじっくりぐるぐる焼き始めた。

 一方のオリオはというと。
「釣り……とは言ったものの」
 ルーンの刻まれた剣を水面にちょんと付け、振り子のように勢いをつけはじめる。
「時に、ゴリラとゴルフって似ていますわね」
「え?」
「ウホ?」
 ゴリランドの村人とゴリラが同時に振り返った。
 そして、気づいた。
「そしてかけ声は確か……」
 オリオの振り上げるフォームが、ゴルフのそれであることに。
「わん、たん」
 大きく振り子があがる。
「AMEN(エイメン)!!」
 ほとばしる一条の光。
 天かける流星のごとく川を切り裂く剣の衝撃が壮絶なるあのあれ、あれをあれしてこう魚がバーッてなったのバーッて! ワーッて!
「あら、まあ、つい」
 頬に手をあてるオリオ。
 川辺から飛んだテオが舞い飛ぶ魚を網でびゅんびゅんキャッチしていく。
 振り返り、ニッと笑うテオ。
「お、大漁だな。早速網で焼くか」
「……ええ!」
 この二人仲いいな。と、村人とゴリラは頷きながら思ったという。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

シゥ・フリージア
むー、シゥおりょーりわかんない
でも、おさかな捕り方、故郷でいっぱい教わったよ!
ダリが

ダリおいで!
UCはつどーして、おともだちのダリ呼ぶ!

ダリ、おさかな獲る、得意でしょ?
シゥにはおっきい、だからお願い!

シゥはいっぱい枝集めて
★Amaryllisの【全力魔法】、あつあつ炎でボーってするね!
おさかな食べる、カワイソだけど
生きる為仕方ない、フィナウ(父親代わりだった白狼)言ってた

丸焼きおいしよ!
んみゅ?ふ…ふら…ん…?(訳:フライパン)
なぁにそれ?
あ、わかった!こう…えーいってなぐるやつ!
…ちがうの?
シゥ知らない、教えてー!

※常に【動物会話】
ダリ=シゥにだけ会話が聞こえる
やんちゃでちょっと素直じゃない


有栖川・夏介
※アドリブ歓迎

なるほど、お腹が減っていたんですね。
まあ、だからといって食料を強奪していい理由にはならないと思うのですが…。事情は理解できました。なんとかしましょう。

釣りは別の依頼で最近覚えました。結構楽しいですよね。
釣りあげるかバレるか、魚との駆け引き。ワクワクします。
(なお、ここまでずっと表情ほぼ変化せず)

魚との釣りバトルでは、油断したと見せかけ【フェイント】で引っかけ、最終的には【怪力】で釣りあげます。

釣った魚の調理はどうしましょう。解体……もとい、魚を捌くのは得意ですが、料理はそれほど。
ゴリラ達の口にあう料理が振舞えるかどうか。
というか、結構グルメですよね。
…ピカタなんていかがでしょう?


霧島・クロト
(※相変わらずゴリリンガルっぽいのを補助に用意)

ほー、魚釣りかァ。ガジェット使えばそれっぽい道具は揃うなァ。
釣れた魚を串にさしーの。塩やバジルとかで味付けしーの。
え、どうやって焼くのかって?
此処に、【ウィザード・ミサイル】があんだろ?

(宙を舞う串に刺した魚を空中で焼いてご提供する曲芸を披露)
(黒焦げにならないように火力は調整)

焼き立てデリバリーってなァ?お客さん、何本食う?

(※ゴリラを怒らせない程度のアドリブは可)


架空・春沙
くっ、所詮私の出身地ダークセイヴァーは干し肉とワインしかない世界…料理ではお役に立てません…
かといって釣りなどもしたことがないですし…
一体どうすれば…
え…?おい…こみ…りょう…?
なるほど、そういう手が
まっていてくださいゴリラさん達、私頑張りますね!

というわけで召喚した針金細工のわんわんに魚を追い立ててもらって、集まった所を網で一網打尽です
獲りすぎてたらリリースです

出来上がるのはファンタジー川魚の粕汁的な何かになります



 続々と魚があがっては料理されていくという光景に平行して、お腹をすかせたゴリラたちが魚料理(主にフライか焼き魚)にがっついていくという実にファンタジーな光景が展開されている。最初に出てきたファンタジーIHクッキングヒーターはなんだったんだよ。
「まあ、とにかく事情は分かりました」
 有栖川・夏介は眼鏡のブリッジを押すような仕草をすると、ゴリラ釣り竿とかいうすごく強そうな竿を手に取った。
「要するに魚を釣って料理すればいい、ということですね」
 夏介は釣り竿のさきに餌をつけ、そっと川に沈める。
 流れる時間。そして水。
「……釣りは最近覚えたんですが。ワクワクしてきましたね」
 目尻ひとつ動いていないが、どうやらテンションは上がっているらしい。
 テンションが動きに出るタイプの人って、いるよね。
 魚との駆け引き。餌に見せかけ食いつかせ、食いついた途端に魚の抵抗をねじ伏せる腕力で釣り上げる。
 ざっぱんと音を立てて釣り上げたのは、虹色の川魚であった。
「いいですね……ではこれを調理していくのですが……」
 ふと、隣を見ると。
 シゥ・フリージア……というかシゥのお友達のダリが川に足をつけて立っていた。知ってる人はわかると思うがダリというのは身長40センチくらいの子ライオンである。
 それがこう、魚が来たなってタイミングで前足(おてて)をシャッてやって魚をはじき、陸に飛ばしていた。
 飛ばされた魚はフェアリーのシゥが苦労して運び、網の上に落としていく。
 集めた薪に向けて花を翳し、火をつけて燃え上がらせる。
「おさかな食べる、カワイソだけど……生きる為仕方ない、フィナウ言ってた」
 大自然の掟を想うシゥ。そばに座ったゴリラがこっくりと頷いた。
「ウホホウッホ」
「うん。焼ける」
 焼けたら食べようと言うシゥに、ゴリラがそっと小瓶を手渡した。瓶にはソルトと書かれていた。
 これをふると美味しいよという意味である。
「わかった! かけるね!」
 瓶を持って、網の上を飛ぶシゥ。

 その一方で。
「くっ……ここに来て万策つきました!」
 架空・春沙が川の浅いところで両手と膝をついていた。
「先程の子ライオンのように腕を振れば魚がとれると……思ってはみましたが……!」
 遠い故郷を思う架空。
 彼女のクラスやせた土地では干し肉と自家発酵したワインくらいしかなく料理スキルはコンクリートに咲くタンポポもかくやという荒さである。
 かといって釣りの経験もなし。
「一体どうすれば……」
「俺にいい考えがある」
 川辺に立ち、腕を組む霧島・クロト。
 クロトは釣り上げた魚を鉄のクシにさしてバジルソルトをふって丸焼きにするキャンパーみたいな食べ方をして見せる。
 川辺で魚をとっては喰う、それはそれはワイルドな有様であった。春沙視点ではちょっと後光すらさしていた。
「ど、どうすればそんな風に魚を……!?」
「難しく考えるな。魚も動物。狩りをすればいいだけだ」
「狩り……ハッ、追い込み!?」
 説明しよう。作物を育てづらい環境で生きた春沙とその一族はそれでも栄養をとるため森での狩りを頻繁に行なっていた。狩りの基本は撃つ者と追い込む者に分かれウホホウウホウホウッホウラー(ゴリラ語でとても知的で長文の説明をしています)。
「理解しました――ハウンド!」
 春沙は銀色のエネルギーを放出すると、針金細工の猟犬たちを大量に召喚。泳いでくる魚を威嚇しわざと作ったぽこっとしたエリアに魚を追い込みうっかり浅くて狭いところに入ってきた魚を――。
「こうだ」
 クロトが炎の矢を大量に放って魚を射止め、ジュッてなったところに春沙が虚空から呼び出したギロチンカッターでさくさくと繊細にさばいていく。
「と、こんな具合で大量の焼き魚が即座にできあがるって寸法だ」
 大きな皿に焼き魚を積み上げ、新たなバジルソルトを振りかけるクロト。
「なるほど!」
 春沙はその一方でさばいた魚を大量にでかい鍋に突っ込んでこうあれして最終的に粕汁になった。
 酒粕どっから持ってきたんだろう(あのスーツのどこにしまってたんだろう)とクロトは思ったが、ゴリラたちがうめうめ言いながらがっついているので細かいことは気にしないで置くことにした。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第3章 ボス戦 『だいおーいかたん』

POW   :    子分行くイカ!
レベル×5体の、小型の戦闘用【こぶんいかたん】を召喚し戦わせる。程々の強さを持つが、一撃で消滅する。
SPD   :    お弁当食べるイカー
戦闘中に食べた【おにぎりや焼き…イカ…?】の量と質に応じて【よくも子分をイカ!と何故か猟兵に逆ギレし】、戦闘力が増加する。戦闘終了後解除される。
WIZ   :    イカスミぶはー
【いかたん得意のイカスミすぷらーっしゅ】が命中した対象にダメージを与えるが、外れても地形【を真っ黒に塗りつぶし】、その上に立つ自身の戦闘力を高める。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠ポク・ョゥョゥです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 かくしてお腹いっぱいになったゴリラとイェーガーたち!(&村人応援団)
 彼らはハイキングの歌をウホウホ歌いながら山を登り、かつてのゴリラビリンス跡地へとやってきた。
 カンペキ崩壊してがれきだれけになった土地の真ん中。
 そこに、巨大なこう……なに、白い? イカ? みたいな? やつがずでーんと立っていた。
「イカだな」
「イカが立ってるな」
「ウホホ!」
 あれを見ろ的に指をさすゴリラ。その先には、大量に積み上げられたごちそうの山があった。
「あれがゴリラ集落から奪ったごはんか!」
「これはぼくらのご飯イカ」
 でけーイカが応えた。
「喋るんだこいつ!?」
「海のご飯は飽きたとこだったイカ。だからピクニックに来たイカ。
 ここは景色がとってもいいイカ。お弁当を食べながら遊ぶイカ」
 とか言いながら、まわりを飛び回る大量の子イカも一緒になってごちそうをムシャついていく。
「でもごちそうが少なくなってきたイカ。近くの村に行って……『もらって』来るイカ」
「「ウホホウッホ!!」」
 そうはさせん! と言っているのが、ゴリラ語の分からぬ物でも理解できた。
 そして今、ゴリラも、村人も、イェーガーたちも、同じ気持ちであった。
「邪魔するなら、みんなやっつけるイカー!」
「「イカー!」」
 がれきのあちこちをひっぺがし、飛び出してくる子イカの軍勢。
 その数――なんと1000匹!
 岩をも砕くパワーを持った子イカの軍勢と、それをどんどん呼び出すだいおーいかたん!

 だが知っているか。
 人とゴリラと猟兵が心を一つにしたとき、ゴリランドでは奇跡が起こる。
 ゴリラの奇跡をもって――この悪しきだいおーいかたんを倒すのだ!

==============================
 ついに最終決戦。この戦いではオブリビオン『だいおーいかたん』と戦います。
 だいおーいかたんは微妙にフワッと浮いていて本気になるとびゅんびゅん飛行することができます。
 しかもゴリラから奪ったごちそうをモリモリ食べることで体力を回復したり戦力を増強したりするようです。普通に戦うとチョット不利!
 しかし案ずるなかれ。皆さんには『ゴリラの奇跡』がついているのです!
 伊達に神聖視されてたわけじゃねーんだ!

 これまでのシナリオで獲得した🔴の数だけ真の姿を発揮できるのはモチロンのこと、これまで獲得した🦍の数だけ『ゴリラの奇跡』が行使できます。
 ゴリラの奇跡発動中はPCを味方するゴリラ及び村人応援団が謎のスーパーパワーに目覚めイェーガーと共に集団連携アクションを起こすことが出来ます。
 そして🦍の数とは、これまでの『プレイングとリプレイ』に表記された『ゴリラ』という単語の数で表わされています。よく読み返してみて。
 1🦍につき1奇跡起こせると思ってください。めっちゃ書いてあったなら、めっちゃ起こせます!
==============================
マルグリット・エーレ
【POW】
イカ。嫌いじゃないわ、お寿司のイカ。相手が数で押してくるというのであれば、こちらも数で押してこうじゃあないの♥
(何故かゴリラと村人応援団に神輿に担がれて登場する超絶美少女猟兵)
【パフォーマンス】と【誘惑】、【コミュ力】のおかげね。わかる。可愛い私だもの。担ぎたくなるものよね。

ほら、あれよ。第二章のリプレイを参照してねってわけね♥
神聖ゴリラパワーに目覚めたゴリラと村人たちに担がれながら、優雅に甘いものを次から次に貢いでもらって、【大食い】でパクパクパクパク♥

たくさん貢いでもらった甘い物でユーベルコードの効果はばつのぐんよ♥

さあ、みんな~♥私と一緒にイカをボコにして、お寿司ぱーりぃない♥



 どんちゃかどんちゃか。
 男たちとゴリラたちによる合同神輿に担がれて現われたマルグリット・エーレ。
 ソファの上で足を組み、長い髪を払う。
「イカも、食べ物としては嫌いじゃ無いわ。けど数に任せてゴリ押しするイカはいただけない……わね?」
「「ヘイッ!!!!」」
 神輿の男たちが目をハートにして叫んだ。
 今だから言うけど村人応援団の大多数はマルグリットの功績である。
「ごちそうを取りに来たイカ? これはあげないイカ! やっちゃえイカー!」
「「イカー!!」」
 小さい子分のいかたんたちが戦闘機のごとく編隊飛行を組んで飛んでくる。子イカと言えども人の頭くらいあるデカさである。もうそれ普通のイカより大きいじゃん。飛んでるし!
 ……などと恐れることはない。
「さあ、行くわよ♥」
「「ヘイ!!!!!!!」」
 マカロンをぱくんと食べたマルグリットが大空へと飛び上がった。
 っていうか神輿を担ぐ村人たちが飛び上がった。ハートのパワーを出してなんでかしらんけど飛行能力を獲得した村人とゴリラは編隊飛行するイカたちを右へ左へ回避し、マルグリットがハート型のマカロンビームをマシンガンのように発射していく。
「「イカー!?」」
「最後はイカのお寿司にしあてあげましょ。今日はイカパーティーよ♥」
「「ヘイッ!!!!!!!!!!!」」

大成功 🔵​🔵​🔵​

難駄芭院・ナナコ
やべぇ、プレイングにめっちゃバナナって書いてる
ゴリラって単語より滅茶苦茶多いぞ!
誰じゃ!アタイだ!バナナだ!
あっ、真の姿は継続していますわよ!

こまけぇこたぁ気にしませんわ!
なぜなら🍌の数が多ければ『バナナの奇跡』が起こせるのですわ!
(難駄芭書房『バナナ辞典』より抜粋)

よくってよ!よくねぇよ!

WIZ
黄金果実の絨毯を使いますわ!
地形を黒く塗りつぶす?ならば黄色く上書きしてさしあげますわ!
さぁ、今ですわゴリラの皆様!バナナをパワーに!いいですとも!

世界はバナナに包まれ平和になった!
めでたしめでたし!

真の姿:バナナなれどもバナナない
真名はバナナーヌ877世という噂が
バナナレディってなんだよ(哲学)



 ハートビームマシンガンに次々と撃墜されていく飛行子イカ編隊。
 だいおーいかたんはω型の口をもごもごさせながらつぶらな瞳をちょっとだけ大きくした。
「そうしてられるのも今のうちイカ。ぼくの力を知ったらびっくりしウヴォア!?」
 口から猛噴射するイカスミ。
「世界が生んだ100%バナナ果汁難駄芭院・ナナコとは私のこビャアアアアアア!?」
 エントリーアンド非スプラッシュ。
 ナナコは一瞬にしてチョコバナナと化した。
 なんでかってバナナの着ぐるみを着てきたからだよ。村から。
「ご無体な! ご無体なですわよ!」
「口調ブレてんぞ」
「大体なんですのその口の位置。イカの口ってもっと下にあるんじゃありませんの!?」
「すげえこいつツッコミいれてるぞ」
「明日は雪だな」
「シャラップアンドダーイ!」
 バナナスピアーを振り向きアンド薙ぎ払い。
 咄嗟にかがんだ村人とゴリラの頭上を抜けて飛行イカ編隊がぎゃーと鳴いた。
「わたくしがエントリーした時点で勝ち確。今までバナナとしか言ってなかったわたくしですがよーく検索すると1🦍獲得していることが分かるはずですわ。それにこれまでリプレイ中に登場したバナナ🍌という単語の数で言えば……!」

 『検索結果:0件』

「うっそだろオマエ!? ええい1🦍あれば奇跡はおきますわ! カモーン! バナナフレンズ!」
「「ウホッホウッホ!!」」
 食べるバナナは人一倍。
 みんなで食べれば人十倍。
 だいおーいかたんの敷き詰めたイカスミフィールドが――なんということでしょう! 大量のバナナの皮によってバナナフィールドに。上を歩く人たちが無限に転ぶ様が目に浮かびますね! 摩擦係数を零にするユベコの出番では?
「……っしゃあ! 勝ったな!」
「ウホ!」

大成功 🔵​🔵​🔵​

グウェンドリン・グレンジャー
なるほど!イカ!デビルフィッシュは、実際、邪悪!
金枝篇、にも、そう書かれて、いる!

でも、日本で、食べた、スルメ、美味しかった
(じゅるり)

【POW】
【動物と話す】
ゴリランドの、皆様……力、貸して、ください(ぺこり)
あと、あつあつ、おでん、激突、ごめん……なさい

子イカ、の群れ
ゴリランド、の皆様に、カタパルト、射出して、もらって
真っ直ぐ、突っ込んで【空中戦】で、群れの、一番混み、あってる、辺り……狙う
Feather Rainで、半径21m……以内、子イカ全部
【生命力吸収】【盗み攻撃】【属性攻撃】を、乗っける
属性、闇属性。生命力、盗む

すごい、生命力が、イカスミパスタ味



「床がバナナになっちゃったけど飛んでる子たちには影響ないイカ。イカ爆撃イカ!」
「「イカー!!」」
 ぴひゅーんと音を立てて次々に突っ込んでくるこぶんいかたんの群れ。
 着弾と同時に『bye-bye ika-san!』と呟くいかたん自爆により地面は爆発に包まれた。
「……っ」
 爆風に巻き込まれ、頬や服にちょっと煤をつけほっぺにかすり傷を負うグウェンドリン・グレンジャー。がくりと膝を突き、砂利の地面に手を突いた。
 ぱっとみノーダメージっぽいけど特撮番組だとこれ瀕死の演出だから。
「デビルフィッシュは、ジッサイ邪悪! 金枝篇にも、そう書かれて、いる!」
 なに宇宙忍殺語喋ってるの! どこの星人の影響ですか。ママにいいなさい!
「それに……美味しい」
 漂う焼きイカ(セルフ)の香りに口元をぬぐうグウェンドリン。
 だがグウェンドリンはひとりじゃない。
 そう、ゴリラがいる!
「ゴリラの、皆様」
「「ウホ!」」
 からしを塗ったおでんを片手にサムズアップするゴリラ&村人たち。
 一方で飛行いかたん編隊はさらなる爆撃に向けイカスミ噴射ジャンプによる放物線を描いている。知ってるこの飛び方。スーパージャンプのやつ。
 対するグウェンドリンは、腰から架空の蝶の羽根を広げると、大きく高く跳躍した。
「ゴリラカタパルト!」
「「ウホ!」」
 複数のゴリラが手を組み、トランポリンの要領でグウェンドリンを大空へと飛ばした。
「ウーホ!(シュート!)」
 ちょっとあり得ない速度で射出されたグウェンドリンは巨大なゴリラの羽根(ごりらのはね?)を広げいかたん編隊へと突撃。無数の小爆発を後に残し、貫くように飛び抜けて行った。
 そして空の星となり消えた。

『生命力が、イカスミ味』
 空に浮かんだグウェンドリンの真顔が、そんな風に言った。

大成功 🔵​🔵​🔵​

メンカル・プルモーサ
…これはごちそうを奪い返さないといけない…ゴリラと協力してなんとかしたいけど…子イカが邪魔……
…ん、遠くに見えるはそうめんのむれ…これぞ奇跡…A&Wにも居たんだ…ゴリラさん、このリズムでドラミングを…
そうめんはこの時期、渡りのために栄養を蓄えようとしている…特にイカが好物…
イカを良く摂取したそうめんは白色に輝き…いかそうめんと呼ばれアルダワでは高級食材として知られている…
…そして、あのドラミング音はそうめんが獲物を見つけた合図に酷似…ゴリリーナも流しそうめん祭りではあれでそうめんを集めていた…
…そうめんが子イカに襲いかかるのに合わせてゴリラと共にUC使って箒で突撃…ごちそうを奪い返しにいくよ…



「むしゃむしゃ、ごちそうおいしいイカ。特に焼きイカが……焼き……イカ……?」
 ついさっき自爆特攻かましたこぶんいかたん編隊をむしゃついた後で、だいおーいかたんは怒りに震えた。
「よくもこぶんをイカ! ゆるさないイカ!」
 いかたん怒りのスプラッシュ。
 その勢いに乗って飛び出した大量のこぶんいかたんの群れがメンカル・プルモーサへ襲いかかる。
「……くっ」
 杖を翳し障壁魔術を高速展開するも、障壁を破壊する勢いでおこる連続自爆により障壁はひび割れ、そして砕け散った。
 吹き飛ばされるメンカル。
 スローモーションで流れる景色と回転する世界と光のなかで、メンカルは遠い思い出をよみがえらせた。

『ゴリリーナ……何の本、読んでるの……』
『うほほ』
『渡り……そうめん……?』
 美しい本の挿絵には、空飛ぶそうめんモンスター様が夏に向け渡りそうめんの群れを移動させる光景が描かれていた。
 悪しき生物であるイカともずく酢(多分本の作者が嫌いだったんだと思う)をことごとく食い散らかしたそうめんはより美しく美味なるコシを持つという。

「うほっほうっほ!」
 ゴリラにキャッチされたメンカルは目を開き、そして見た。
 遠い彼方よりなんか偶然やってくる渡りそうめんの群れを。
「ああ……いたんだ……この、世界に……」
「「イカー!?」」
 そうめんにめっためた食いちぎられるいかたん編隊。そうめんがイカを喰うさまを想像できるもんならしてみろォ!
「空飛ぶそうめんモンスターさまに……感謝のリズムを……!」
「「ウホホ!」」
 ゴリラとメンカルたちは共にゆっくりと力強いドライミングを行ないそうめんに敬意を示した。
 そして箒に跨がり、飛行術式をセット。
「ごちそうを、奪い返しにいくよ……」

大成功 🔵​🔵​🔵​

有栖川・夏介
※アドリブ歓迎

ゴリラの奇跡、気になります。

それはそれとして……。なるほど、魚料理の次はイカ料理、とそういうわけですね?
和ならイカ飯、洋ならイカ墨パスタでしょうか。
たくさんいるので、たくさん作れそうですね。
それにしても、ごちそうを狙ってこんなことをするとは、ゴリラといい、このイカといい…この世界の食物連鎖どうなっているんでしょう。

のんびりピクニックをするような相手とはいえ、敵は敵。
オブリビオン須らく死すべし。
というわけで処刑人の剣を構えて【覚悟】
とにかくイカをさばいていきます。



「ぴくにっくを邪魔した報いをうけるイカー!」
 腕(?)をびゅんびゅん振り回して高速回転するだいおーいかたん。
 ゴリラ集落にもとあったごちそうが風に巻き上げられ、掃除機もかくやという勢いでいかたんの口に吸い込まれていく。
 風によって飛んできた石をかわし、だいおーいかたんに斬りかかる有栖川・夏介。
 しかし風の壁が邪魔をして、夏介のナイフを阻んだ。
「『覚悟』すら押しのける『怒り』だというのですか。この程度のことが……」
 至高が単純であるほど感情による補正が聞きやすいという。今回の話そういうんじゃないけど。
 夏介は風圧に吹き飛ばされ、崩壊から残った岩壁に激突。そのまま破壊して転がった。
「ウホ!」
 かけよって抱え起こすゴリラ。
 夏介はその手を押しやって再び立ち上がった。
「イカがイカを食べたり、まったくおかしな食物連鎖ですね。今度はこっちが食べる番です――オブリビオン死すべし!」
「ことばが難しくてわからないイカー!」
 風圧を纏ったまま、というか回転したままぎゅいんぎゅいんせまるだいおーいかたん。
 対する夏介はゴリラの奇跡と剣を手に、『風ごと』切り裂いてだいおーいかたんの肉体を斬った。
「イカーッ!?」
「イカ刺し、イカめし、イカスミパスタ……色々作れそうですね」

大成功 🔵​🔵​🔵​

テオ・イェラキ
オリオ(f00428)と参加

妻のゴリラパワーを受け取ることでゴリラの奇跡が乱舞する
奇跡の力によりバックダンサーズと化したゴリラが
共に部族の舞を踊り始めるぞ

雑魚はオリオに任せ『大地に捧ぐ情熱の舞(リンボーダンス)』を使用する
ゴリラがリンボーダンスの棒を構える下を斧を抱えながら潜るぞ
バックダンサーズは盛り上げるように背後でファイアーダンスを披露する
また音楽で盛り上げる為に太鼓や棒を叩き、笛の音を慣らし、ウクレレを掻き鳴らすだろう

ゴリラが構えた棒を潜りながら大地のエネルギーを溜め、
飛び回るだいおーいかたんをかち上げるぞ

戦いが終われば、愛する妻に寄り添おう
中々にハードな戦いだったな、お疲れ様


オリオ・イェラキ
テオ【f00426】と供に

あれは確か…お友達のポクちゃんが
「宿敵ってなーにー?」と聞いてきた時に見せてくれた絵のような
まぁ宜しいですわ、狩りましょう

ゴリラの奇跡…成る程認識しましたわ
でしたらテオ、わたくしのゴリラ力も受け取って
最高の舞を見せて欲しいの
ゴリラさま方も宜しくお願い致しますわ

あらとても壮大なリンボーに
わたくしも及ばずながら力になりませんと
子イカがダンスの邪魔をしないよう、
メテオリオの花嵐で蹴散らしますわ
わたくしの使命は、わたくしの夫に逆らうイカを
そのイカの身の最後の一片までも絶滅すること
ですわね?(にっこり)

まだ来るようであれば、大剣でのなぎ払いでフルスイング
ホールインワン狙いますわ



「こ、このままじゃまずいイカー! お弁当を持ってきたつもりが、お弁当にされるイカー!」
 だいおーいかたんは手近なこぶんいかたんを掴むと突如起こした謎の炎でジュッと焼き、次々に口に放り込んでいく。
「ンーうまいイカー。このイカ特有のこりこりとした歯ごたえがたまら………………ハッ! よくもこぶんをイカッッッッッッ!」
 昨日どころか数分前のことすら忘れキレちらかすだいおーいかたん。
「ヤッチマイカー!」
 子イカを沢山口に含み、イカスミスプラッシュと共に噴射するだいおーいかたん。
 対するはオリオ・イェラキ。ルーンを刻んだ剣ともう一本。星空のごとき剣を両手にしっかり握りしめると、飛来する子イカを次々に切断していく。
「テオ、こちらはお任せくださいませ」
 キラリと目を光らせると、オリオは剣をそれぞれ黒薔薇の花弁へと変化。剣がそのまま変化したからだろうか。星の輝きを纏った花弁は飛来する子イカたちを、そしてイカスミのスプラッシュを破壊し、相殺していく。
「さすがはオリオ……ゴリラたち。反撃の時だ!」
 斧を両手に掴んで振りかざすテオ・イェラキ。
「ウホオオオオオオオオオオオオオオオオオオオウ!」
「「ウホオオオオオオオオオオオオオオオオオオウ!」」
 テオは斧の両端に炎を宿すとぐるぐると振り回しながら踊り始める。
 後ろのゴリラたちは太鼓を叩き大地を踏みならしテオと同じ踊りを始めた。
 ゴリラだけではない。ゴリランドの村人たちも。女も子供も同じ踊りを始める。
 一体となった人とゴリラと猟兵は三位一体のトライアングル。この意味がありそうでない語りも苦しくなってきたところでメインダンスいってみようか!
「うおおおおおおおおおおおおおおおおお――」
「「リンボゥ!!」」
 架空のファイヤーバーがいくつも現われ、その下を限界までのけぞりながらすり抜けていくテオ。集まる大地のエネルギーが膨大なゴリラ力となり、テオは奇跡の一撃を繰り出すのだ。
「ああ……なんて壮大なリンボーダンス。まるでテオが大地そのものになったようですわ」
「イカッ!? いかたんは海の生き物だからそういうのは苦手イカ!」
 ぷるぷると首を振って逃げ出そうとするいかたんに、テオはのけぞり姿勢のまま超高速で追いついた。
「おいおい、ダンスは始まったばかりだぜ――リンボゥ!」
 立ち上がる豪快な勢いが、大地の力そのものとなりだいおーいかたんを高い天空へと吹き飛ばした。
「イカーッ!?」

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

郁芽・瑞莉
アドリブ・絡み大歓迎!

話を聞けば聞く程、呆れて開いた口が塞がりません!
とってもカッチンと来ました。
こんなくだらない理由で、
ゴリラさん達が苦しむ羽目になるなんて……。
その腐った根性、私の全てを以ってねじ伏せましょう!!

21人に分身した私が子イカの軍団に対応。
本体たる私と苦無で本体に突撃、
子イカは苦無や符で排除したり、本体への盾として接近したら、
出現させた剣を刺し込んだり、薙刀で切り刻みますよ!

捌き切れない時はゴリラさんの奇跡のお力で!
「ゴリラさん達、ありがとうございます!
でも、私はほかの方に比べて少ない様な?」
その原因は素潜りや、
戦闘の度に魅せる、胸の揺れやチラリズムだと気付かずに首を傾げる。



 大空に飛ばされたいかたん。しかし頭のあの、三角のとことかこう、なんかうまいことやってびゅーんと空を滑空飛行しはじめた。
「もういいイカ! あっちの村に行ってピクニックの続きをするイカ! みんな突いてくるイカ!」
「村……あの村へ!?」
 郁芽・瑞莉は怒りに瞳の炎を燃やした。
「行かせません。あなた一人のせいでゴリラさんたちは……村の人々は苦しんだんです。これ以上、苦しみを広げさせません!」
 瑞莉は懐(胸の谷間)から大量のクナイを取り出すと、それをいかたんめがけて発射した。
 ただのクナイではない。煙をドロンとやって変化した瑞莉の分身体たちがクナイを握って飛びかかるのだ。
「そんなのきかないイカ!」
 飛行したまま振り返り、イカスミスプラッシュをマシンガンのように連射して分身を破壊していくいかたん。さらには無数のこぶんいかたんを出動させ、瑞莉へと爆撃を仕掛けていく。
 大爆発が瑞莉を包む。
「やったイカ!」
 にっこりするいかたん……の表情が、爆発の煙が晴れるにつれて、逆に曇っていった。
 そう、爆発は確かに起こった。しかし力強いポーズで立ちはだかるゴリラとゴリラ専門家たちのゴリラウォールによって、衝撃は阻まれていたのだ。
「ウホッホウッホ!」
「はい!」
 ゴリラ語ではない。魂で通じ合った瑞莉とゴリラは頷き合い、奇跡の力によって飛行能力を獲得した瑞莉が大空へと舞い上がる。
 天女のごとき羽衣を纏い、自由自在に飛び回る瑞莉。ターンしたいかたんがイカスミをスプラッシュするも、瑞莉はそれを護符の妖力だけで吹き払った。
 だけ、ではない。瑞莉が無数に分身を作り、いかたんを取り囲む。
「その腐った根性、ねじ伏せます!」
 一斉に襲いかかる分身瑞莉たち。
 いかたんの悲鳴。
 それをジッと真剣な表情で見上げるゴリラと村人たち。理由は……わかるな!? 

大成功 🔵​🔵​🔵​

明石・真多子
みんなお待たせ…風来のゴリラッパー、マダコングが帰ってきたよ!

ゴリラビリンス…アタシとゴリラ達が心を一つにした思い出の場所だね。
だからこそ、挨拶ドラミングもしない無粋なイカ野郎どもにはゴリラの常識ってやつを教えてあげるよ!
狙うは群のボス、だいおーいかたん!

まずはいつもの六本腕による3倍ドラミング!
ドラミングは仲間を呼ぶためにも使うんだよ!
さぁ集まって、バックダンサーズゴリラ!

彼らはあの日、アタシと群(マブダチ)になったからアタシにゴリラパワーを授けてくれるはず!
足の数差はゴリラパワーで埋めるよ!
オマエの胸にゴリラリズムを叩きこんであげる、即興忍法ゴリラズブートキャンプの術!
ウホウホウホホーー!


富嶽・隼刀
(何だかなぁ……)
真面目にやらなければやられるのはこちらだろうがいかんせん間が抜けるというかなんというか……。
だがゴリラ達や他の猟兵は真面目にやってるし自分もしっかりしなければ、と富嶽は刀を抜く。
「これ以上被害はださせんぞ」
そう言うとユーベルコードで敵を攻撃する。



 ひゅるひゅると墜落するだいおーいかたん。
 奇しくもそこは村の入り口。『ようこそゴリランド』と書かれたゲートの前であった。
(なんだかな……)
 ゲートの下で刀を抜く富嶽・隼刀。
「しかし、放置すれば村が危険にさらされることは理解した。これ以上はやらせんぞ」
 隼刀は抜いた刀でだいおーいかたんに斬りかかった。
「イカッ」
 繰り出すいかたんの触手が刀をキャッチ。その隙に片手で腰から抜いた詠唱銃がいかたんの触手に三連続で銃弾を浴びせた。
 触手を千切られてよろめくいかたん。
 しかし残る触手すべてが隼刀を襲う。
 ピンチか。ピンチなのか!?
 こういうときこそ、仲間が急に現われるもんなんじゃあないのか!
「待たせたNA!」
 ドンドンドドンのリズムによって、集団ドライミングゴリラを引き連れ現われる……彼女こそキマイラ世界に伝わる世界の守護者、軟体魔忍――明石・真多子!
 バックゴリラたちの威圧的なポーズを背景に、真多子は六本ハンドによる伝説の三倍ドライミングを披露した。
「挨拶ドライミングも知らない無粋なイカには、ゴリラの常識をおしえてあげるよ!」
「おまえだってタコだイカ!」
「けど、心はゴリラだよ!」
 確かに真多子は今来たばっかりだ。飲み会に三次会から混ざるくらい、周りはすっかりできあがっている。
 しかし真多子には、かつて培ったゴリラフレンド略してゴフレがいた!
「お前の胸に刻んで込める、ゴリラドラムのサムシング!(都々逸)」

 ウホッ――キィン
 ドンドンドドッ(ホッ)ドンドンドドッ(ホッ)ドンドンドド(ホッ、ホッ、ホッ――ホオオオオオオオオオオオオアァ――)
 ――チェスッ

 以下略。真多子の生み出す三倍ドライミングのリズムが、どういうわけかしらんけど隼刀に無限のゴリラパワーを授けた。
 第二期主人公に第一期主人公がかつての力で駆けつける展開、いいよね。
「理屈はともかく……力は沸いてきた」
 カッと目を見開く隼刀の剣が、だいおーいかたんの触手をばっすばすに切り裂いていく。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

シゥ・フリージア
ごはん…もらう、ちゃんとオネガイしたの?
いいよって、言ってもらった?
言った?(ゴリラ達に質問)

言ってないって!
ドロボーいくない、だからおしおきー!
【動物会話】でゴリラさんに石集めおねがい

シゥの力、すごくよわい
だから【空中戦】でダリと一緒に敵のまわりグルグルする
シゥとダリにちゅーもーく!

シゥは★Amaryllisの【全力魔法】でボーボーする
ヤキイカとってもおいしよ!
それであちちなったとこ
ダリがガブガブする!

その隙に集めてもらった石でゴリラさんにいっせいこーげきしてもらうよ
シゥも★その辺の石で【投擲、範囲攻撃、気絶攻撃】だー!
トドメはごりらさん達に
おっきい岩で、ドーン!してもらうね!

はんせーした?


架空・春沙
あなたのせいでゴリラさん達が住処を奪われたのですね1
許せません…!
断罪してあげます!

殺戮ハウンドを使います
だいおーいかたんもこぶんいかたんもガジガジしちゃってください!
ついでにおにぎりや焼きこぶんいかたんもです1
食べるものが無ければ戦闘力の増加は出来ないはずです
イカスミは回避させます
そのうえで陣取りゲームの如く黒い地形の上に立たせます
黒くない地形で無様に足掻くがよいです

いざとなったら断罪の緋鎌で首を…首…?刈り取ります



「まだやられてないイカ! まだこぶんやイカスミが残ってるイカ!」
 むくむくとふくれあがり、イカスミスプラッシュで飛び上がるだいおーいかたん。
「こうなったら村に残ってるごちそうをかき集めて回復するイカ!」
「待ちなさい!」
 村へと駆けつけた架空・春沙が召喚術式を発動。
 大地を割ってはえいずる無数の針金が、ごちそうをかき集めようと放たれたこぶんいかたんたちを片っ端からガブッと捕まえ、モグッと噛み千切り、無残にあちこちにまき散らしていった。
「なんてことするイカー! 大事な命イカー!」
 と言いながらべつのこぶんいかたんをムシャムシャするだいおーいかたん。
「あなたが言いますが! それを!」
「うう……このくらいじゃお腹が満たされないイカ……」
「自業自得です。いざ尋常にその首――」
 と言いながら首どこだろうと春沙が迷っていると、だいおーいかたんはイカスミスプラッシュを発射した。
 直撃。
 否。
 駆けつけたゴリラたちのドライミング姿勢が、スプラッシュをなんかこうしらんけどパッてはねのけたのだ。
「ゴリラさん!」
 ダリに跨がって現われたシゥ・フリージアが、だいおーいかたんの周りをぐるぐると回り始めた。
 花から放つ炎や、村のあちこちからガラッて現われたゴリラたちの投げる石がだいおーいかたんにべしべしぶつかる。
「や、やめるイカ! じゃまだイカ!」
 短くなった触手を振り回すが当たらない。
「ごはん…もらう、ちゃんとオネガイしたの?」
「そんなのいらないイカ! ほしいときに食べるイカ!」
「だめ! おしおき!」
 叫ぶと同時に、シゥはダリと共にその場から急いで退避した。
 なぜなら。
 ゴリラ砲台(沢山のゴリラがいっせーのせで投げるやつ)から巨大なおにぎり型岩石が発射されたのだ。
「イカーッ!?」
 直撃を受けたいかたんがべろーんとぺったんこになり、村の入り口に広がる。
「ひどいいか。いかたんなにも悪いことしてないいか。ごはん貰っただけイカ……」
「だめ。ほしいときは、オネガイしなきゃ」
「オネガイって……何イカ?」
「もしくは交換ですよ」
 のびたいかたんの前にかがみ込む春沙。
 抜いた鎌の刃をいかたんの額(?)の辺りに食い込ませると、ぐっと強く力を込めた。
 ぺろーんと脱力するだいおーいかたん。
「脅威は去りました。けれど、きっとまだどこかでごはんを求めて人々を襲うでしょう」
「そのときは、おしおき」
「……ですね」
 イェーガーの戦いは、これからも続くのだ……!

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

難駄芭院・ナナコ
●このプレイングはオチに使ってもいいし、使わなくても良いぜ!

かくして!平和の戻ったゴリランド!
だが忘れないでほしい、ゴリラのそばにはいつもバナナがいるということを!

ゴリラとバナナはズッ友だょ…///

と言うことをいつの間にか 真の姿から元の姿に戻っていたアタイが占める!
えっ、今までイマセンデシタヨ?バナナみてぇーな奴がいたって?バカモーン!そいつがバナナだ!

次回!ギャラクシーバナナ皇帝の侵略!その時ゴリラは!?
第877回!『チョコバナナうめぇ!』
ぜってぇ見逃さないでくれよな!



 くぅ疲ー。
 さてリプレイも終わったしドライミング体操でもしよっかな☆
 あーでもさっきの終わり方だとエンディングっぽくないな。もっと制止画になったキャラクターたちからカメラが引いていってエンディング曲のイントロが流れる感じにならないかなー。
「お困りのようだナ!」
 地面から生えいずる声。
 そ、その声は――パーフェクト小銭払い東雲!
「難駄芭院・ナナコだよ!」

 地面からヌッと生えたナナコはバナナ着ぐるみのままよいしょよいしょと這い上がり、手をぱたぱたと払った。
「かくして! 平和の戻ったゴリランド!
 だが忘れないでほしい、ゴリラのそばにはいつもバナナがいるということを!」
 あっすごい活劇紙芝居の終わりっぽい!
「ゴリラとバナナはズッ友だょ☆」
 あっすごいケータイ小説の終わりっぽい!
「次回! ギャラクシーバナナ皇帝の侵略! その時ゴリラは!?」
 あっすごいありもしない予告をする無責任な紙芝居やさんっぽい!
「次回もまた、見てくれよな!」
「あのー、ところであなた誰ですか」
「ナナコだよ! 最初っからいたよ! 当リプレイ最多登場だよーーーーー!!」
 振り返って叫ぶ姿勢のまま止まり、流れるシンセサイザーの清らかなイントロ。
 弾いていくカメラ。
 加わるギター。
 てけれんてけれん
 アスファ――

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年02月28日


挿絵イラスト