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駅から始まるアブナイ儀式

#UDCアース


●仲間が仲間と出会うとき
 それはUDCアースの東京、上野駅。そこにはもう現存しない都市伝説が存在した。
「わー、やべー! 俺もうもれちまうよ!」
「おいばか、そっちのトイレはもう……!」
 上野駅、13番ホーム。かつて有名な男と男の社交場として存在した……いや、そういう場所にされた悲しいお手洗いである。そこには特に中年層以降の男どもがひしめき合い、その入り口をくぐるものあれば注目し、値踏みしたという……。しかしこのトイレは現存しないのだ。しかし、脳内でどんなことを考えてるか見るメーカーでみれば尿で埋め尽くされていそうなほどトイレに行きたくて行きたくて震える少年はその静止の声が耳に届かず走り続ける。慌てて追いかける友人……。
「はぁ、はぁ。ま、まにあ……!?」
「間に合うわけねえだろ、だからもうないんだって、改装されて無くな……んんっ!?」
 男たちは目を疑った。本来ならば、ここには公衆トイレが男女存在しており、それが改装され撤去された今、豪華寝台列車のラウンジとなっているはずだったのだ、しかし、そこにあったのは……。
「これ、トイレだよな?」
「あ、ああ、たぶんな」
 そう、トイレである、それも、公衆トイレなんてちゃちなもんじゃない、なんか紫色のライトで装飾されてピンクのドアに中を守られたトイレだ。なんかエロくて豪華そうなトイレだ、それも男子トイレの標識しか存在していない!
「お、俺もう限界っ!」
「―—あ、ちょ、待て!」
 少年の尿意は深く考える余地を与えず、急ぎその扉の先へと駆け込む。そして、それを追う友人。その後、この二人の姿を見た者はいないという……。

●世にも奇妙なお手洗い
「……と、まあそういうわけなんだ」
 銀栄・右利愛(眼鏡委員長でお嬢様・f05023)は言った。心なしかニヤける顔を抑えられないでいるようだ。清楚委員長っぽいのにお、お前まさかそのあと何が起こったかも見たな? 見たんだな!? 尿意を我慢できなかった少年とその男がナニをどうしたかまでみたんd……。あ、まって、睨まないで? そんなに睨まないで? それ以上説明したらネタバレ? あ、あーーーー。うん。そうだよね?
「こほん。では詳しく説明いたします。あ、詳しくといいましても……」
 照れるな! と、いうわけで妄想の海に溺れそうな委員長右利愛の代わりに説明しよう。そのトイレは、いつも存在しているわけではなかった。そのトイレは、普段は寝台特急のラウンジとして機能していた。突如として現れ、突如として消えるトイレ。何やら出現には条件があるようだ。
「そ、こ、で! 皆様には是非、そちらの調査から入っていただきたいのです。いかにしてそのトイレは現れ、いかにしてその中を覗き、この事件を解決に導けるのか……」
 駅での聞き込みやネットでの調査だ。猟兵たちにはそれを行ってもらい、その中に潜むであろうオブリビオンを排除し、元の上野駅に完全に戻してもらわなければならない。
「あ、ちなみに、中で行われたじょ……惨事の内容は説明を省きましたが、その手口から犯人と思われるオブリビオンは割れているのですわ。それこそが……恐ろしき邪神」
 右利愛が唾をのみ、真剣な表情をとり、集まった猟兵たちを見据える。
「『原初の触手神』ウホ・サセロ……ですわ!」
 それは、限りなく、どこまでも、贔屓的で、標的を選ぶ邪神であった。触手による快楽に生きるだけではない。その狙いは。
「ずばり、男同士……!」
 あれ、これほとんど謎解けてないか? と思った諸君、安心してください。ギャグ依頼ですよ!
「ああ、でも、このトイレは一体どうやったら現れるのかしら、私、とっても気になりますわー!」
 ついに腐った感情を隠し切れなくなった右利愛が暴走しかける。あの、では……そろそろ閉めに入ってもらっても?
「はい、と、いうわけで大変馬鹿らしく見えるのかもしれませんが、邪神は邪神、原初の神です。その恐ろしさは折り紙付き、舐めてかかるともれなく触手の餌食……。皆様にはトイレの出現条件やこの予知以外での被害履歴などを調査してもらい、この邪神のいるトイレへ特攻、排除していただきたいですわ。よろしくて?」
 よろしいです、流石です右利愛委員長! 先ほどまでとは打って変わって超委員長っぽいです。ギャグ依頼のために隠された一面をさらしていただいて申し訳ありません。
 では、と右利愛はその電子辞書のようなグリモアをタッチペンで操作し、地面に転移の光を映写する。
「こちらの上に乗っていただければ上野に到着しますわ、近くにはネットカフェもあるのでインターネットで情報をあさる方はそちらをご利用くださいますようお願いいたしますわ。それでは、頼みましたわよ? あ、あとこちらの邪神、しっかり灰化もつれてるのでそちらもちゃんと排除してくださいな」
 本当に先程までが嘘のようなまじめで清楚で汚れ一つ知らないような顔で笑う右利愛。しかしそのメガネの奥からはさっきまでのことに突っ込むんじゃねえぞという静かな警告を感じる猟兵たちなのであった。いってらっしゃい。


ピンク☆フラッシュ
●ギャグです。ギャグ依頼です
 触手だよ!男の子にやさしい触手だよ!
 やったな!やっぱり触手は男女平等が一番だよな!
 さあ、駅の中で調査して、トイレに突っ込んで、触手邪神と遊ぼうぜ!(途中触手との戦闘も挟みます)
 と、いうわけでなんかがっつりギャグ依頼久しぶりな気がするけど私の記念すべき10作目(戦争含む)となります。よろしくおねがいしまーす!!!
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第1章 冒険 『駅の噂』

POW   :    駅中を歩き回り怪しい場所を探す、多くの人に聞き込みする等

SPD   :    駅の中に怪しい気配がないか探る、怪しい人物を尾行する等

WIZ   :    ネットでの噂を探ってみる、集めた手掛かりをもとに考察する等

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●東京上野猟兵紀行
 猟兵たちは上野にたどり着いた。ここにはかつてオスがオスを求める発展場があったが、もちろん今集団でただ問題の13番ホームへ全員で向かってみたところで、そのトイレは姿を現さない。ただそこには、かつて男の汚れた感情ひしめいた雄臭いトイレがあったはずなのに、今やその面影は綺麗に取り壊され、小綺麗なラウンジが存在している。
 寝台列車がこの駅に到着すると、この旅がまだ続くものであることを感じていただくためにフェアウェルパーティ――送別会のようなものまで行うというのだ。それも、歓迎バーナーなどまである、実に美しい。このような過去を捨て去った綺麗な場所に、くだんの都市伝説、つまり、出会いを求めたゲイたちの怨念ともいえるセクシーピンキーパプリッシュトイレットがその姿を現すというのか……。
 早速猟兵たちにはそれぞれ自分たちの得意分野を生かした調査に入っていただくことにしよう。
十朱・幸也
WIZで

こういう曰く付きのモノは、ネット住人が食い付くモンだよな
というワケで、上野に点いたらインターネットカフェにGO
SNS駆使して情報を集めてみるぜ、画像とかもあれば尚良し!
トイレを見た事があるヤツ、被害受けたヤツが、
どんな状況で見たのかって上げてねぇかな……

嫌な予感しかしねぇ気がするが、こういうフラグはへし折れるって!
男が複数人いたら出るとかなワケがねぇよな、フラグは折るモンなんだよ……!

嫌な予感が的中しちまったら、パソコンの前で項垂れる
おい、なんでガチャは当たらねぇのに
こういう時は当たっちまうんだよ……フラグ回収乙過ぎんだろ……



●Side N~ネットの海に都市伝説は囁かれている~
 新たなる知識の扉は突然開かれた。そう、なんと、このような上野駅とか言うそこそこ観光ポイントの駅の一角に雄たちの社交場があった、しかも、割とおっさん以上がつどう。なんということだ、しかしそれがオブリビオンに、ひいては邪神につながるなら調べないわけにもいかない。十朱・幸也(鏡映し・f13277)は思った。それは、大好きな秋葉原が一歩昭和通りのほうに出れば5分と立たずに割とエッチなホテル立ち並ぶ場所に行けちゃうときくらいの衝撃だ。だって彼は推定○○なのだから。なお、○○は自己申告制らしいので完全なアレでアレなアレをしなくてもある程度のアレをしていれば自己申告で卒業できるのだ。オーラル非○○とかそういうやつだ。ああ、よい子は調べないでくれ、今のは30歳男子の可能性を説明するためのもので君たちは無理に単語の意味を調べる必要はないんだ。ない、オーラルは口で、口頭のという意味なので、全然年齢制限に引っ掛かるような言葉ではないぞ! もしこれが引っかかるならアウトドアとかあ、はい。黙って描写に戻ります。とにかく幸也が○○か非○○かなんて300文字も使って描写することではないのだ!
 とにかく彼はネットの海へ向かった。古来より都市伝説とは無尽蔵に情報が集まるところから生まれているのだ。
 ネットカフェ、ヤオイDOOR25。上野に存在するネットカフェの中でおそらくもっとも上野駅に近い実在はしていないネットカフェである。
「あれ、俺ここまでほとんど話題に上がってたのに置いてけぼりにされてないです……? あ、いや」
 私が悪かったのでそんなに簡単に地の文と話す技を皆体得しないでいただきたい。
 さて、SNS駆使して情報を集めてみるか、画像とかもあれば尚良し……ワンチャントイレを見た事があるヤツが、どんな状況で見たのかって上げてねぇかな……
 ネットカフェの一室を事前のUDC組織の根回しもあって易々確保した幸也は早速ネットの海へもぐる。被害者の自己投稿……も、考えはしたのだがよく考えたら被害者の姿を見た者はいないって予知で行ってたじゃん。つまりそういうことじゃん。帰らぬ被害者じゃん。せめて、せめて見た人とかトイレ利用しないで帰った人とか……。
 幸也は検索する。ワードを増やしたり、減らしたり。まあ、ほとんどが眉唾なチャンネル系の掲示板なのだが、まあ、そういうとこに集まるよなー。と思って検索していると、それらしい画像つきのまとめサイトあるじゃん。あ、でも、この触手のターゲット層って、いやな予感がする。
「い、いやこういうフラグはへし折れるって! 男が複数人いたら出るとかなワケがねぇよな、フラグは折るモンなんだよ……!」
 声を上げて祈りたかったが、実際は心の声に抑えてるつもりで声を上げていた、隣の部屋に壁をコンコンされる。すみません。しかし、その予感は外れない。外れるはずがなかったのだ……。
「あ、ああ……」
 項垂れる。項垂れる幸也。そう、鮮明な画像と共に映し出されたセクシーピンキーパプリッシュトイレ出現、その条件とは……!

 ――正解は、全員のリプレイの最後!

大成功 🔵​🔵​🔵​


●お詫び
○○は魔法使い的な言葉です。大変失礼いたしました。
草野・千秋
僕は確かに男性が好きです
でもあくまでバイであって
そっち系専門ではないですよ?
POWで捜査
怪しい場所を探りまくります
こう、物陰のトイレとか!
いかにもモブおじさんが
美少年を(中略)していそうな所ですとか
僕にはまだそっち系の経験はないですが
なーんかわかる気もするんですよね
まーだある気もするんですよね
そういう空気、雰囲気
ハッテ……げふん、そういう場所が

あとは辺りの人に多く聞き回りですね
脚を使って探しまくります
お嬢さん、すみません
変わった事件の気配は?
(キラッ)
(ICV宮野のイケボ)
お嬢さん以外にも聞きますけどね
ほんとに全年齢向けなんです、この依頼?



●Side B~突撃! 物陰の事情!
 草野・千秋(断罪戦士ダムナーティオー・f01504)は上野の駅構内や町の中を散策していた。上野駅はそこそこの綺麗な雰囲気があるが、一方で紫のライトにピンクのドアのトイレがあっても見た目的に違和感がない一種の妖しさを孕んでいる。奇麗で落ち着いた照明なぶん、そういう感じの場所があっても似合うんだ! とはいえ、そう、上野駅はターミナル。多くの人が利用する。ノンケの痴漢おやじならともかく……あ、いや、そういう人が簡単に見つかるのも問題ではあるが、なかなかそういう情事を見つけるのは困難であろう。近くには商店街、アメ横もある。まあ、商店街ならそういう情事も物陰に潜んでそうだが……結構道のわきに妖しい路地裏あるし。しかし、やはり、やはり、世界はそこまでホモにやさしくなかった!
「……こっちのアテは外れてしまいましたか」
 いや、まあ、もうちょっと上野から外れてアメ横抜けて上野でも御徒町のほうに言って、さらにそこから少し離れたところに行けばサウナや温泉があり、おじ様たちの社交場たる大衆酒場があるからそっちまで行けばもうちょっと運よく見つかったかもしれないけど今回はちょっと運が悪かったね! ごめんね!
 ちなみに歌舞伎町はもちろんそういう社交場として有名であるが、実は浅草の雷門からは外れた観光地としてはマイナーな商店街の方には人力車を引くお兄さんもひしめくそういう社交場なサウナとスナックがあります!

「ま、まあ、それなら聞き込みですね」
 あんまり遠くまで行くとそういう情事探してるうちに他の猟兵たちがトイレ見つけて千秋をおいて入っていく可能性があるので千秋は聞き込みのほうに専念することにした。もしかしたら第六感とか何か技能を使っていれば強制的に運命の因果律がいじられてそういうところに立ち会えた可能性があるので今後の参考にしてほしい。
「すみません、お嬢さん。最近上野で変わった事件などはありませんか?」
「じ、事件? え、なに急に……お兄さん何者ですか?」
 比較的話くらい聞いてくれそうな目的もないのかあるのかわからないがきょろきょろと何かを探しているお嬢さんに千秋は声をかけた。お嬢さんは困惑している。まあ最近は時に急に声をかけられることに敏感な女性が多いが、千秋は草食系のような甘いフェイスに、顔が煩そうな胡散臭くもイケてるボイスなのでナンパかな? くらいの警戒度になる程度なのがワンチャン、ところがこの女性は違った。嗅ぎ分けたのだ、千秋の雰囲気から漂う、食っても、食われてもいい。そんなオーラを。
「――も、もしかして例の都市伝説の調査をしてるんですか!?!?!?」
 めっちゃ食いついてきた。この女、腐っていたのである、それも、もしかしたらゲイバーとかに突撃してカエレ! と追い返されてそうな勢いで煩悩的に腐っていたのである。女性はしゃべる、しゃべくり∞(インフィニティ)。まくしたてるようにしゃべる、萌えを語る時のオタのように。千秋の耳を左から右に流れていく、拾いきれない勢いでしゃべる。
「――で、つまりですね!私には何が起こってるかわからないんですけど! ラウンジに――で――で! 消えていく――が増えてるんです! どうですか私のこのリポート! 役に立ちますか!」
 最後だけちゃんと聞き取れた。まあ、だいたいそういうことのようだ。
「なるほど、ありがとう、そうか……周りの人には何が起きてるかわからないんだ……」
 意味深に言葉を紡いでしまう千秋、し、しまった! 脳内で思ったつもりだったのに。周りの人には普通の視界が見えている、だとしたらそれも儀式の影響なのか、あ、伏字の部分は無駄に真相を引っ張るねA! とにかく千秋はこの後も腐ったお姉さんの追求を華麗なるイケメンテクニックでかわして皆と合流を図るのであった。

苦戦 🔵​🔴​🔴​

飛鳥井・藤彦
とりあえず僕もネットカフェで噂探してみるわ。
絵のネタになりそうな噂がぎょうさんありそうやし。

上野駅、13番ホーム、トイレ……だけだと昔の話ばっかでてきそうやな。
最近、とか現在はってワードも検索に入れて、と。
更に絞るんなら体験談漁って、共通項を探ってみよか。
まぁ、男同士が肝なんやろうけど。
被害者の年齢とか体形とかタイプというかスペック?みたいなんも調べとくなー。
僕としては綺麗な子が襲われてる方が絵になると思うんやけど、筋肉質が良いとか男らしいんが良いとか、属性とかもあるやん?男同士言うても好みや需要は色々やし。
いざ触手神はんと遭遇した時、地雷踏んだり解釈違いで揉めるの嫌やし、念入りに調べとこ。



●Side N~ #触手の好み #とは
 ヤオイDOOR25。そこに訪れる二人目の客人。飛鳥井・藤彦(浮世絵師・藤春・f14531)はさらに明確な目的をもってご来店なさっていた。大丈夫です、こちらの部屋は普通シングル客ならだれでも通される壁に仕切られてないシートブースがある1部屋をまるごと貸しきられてるので、猟兵以外と室内で出会うことはないのである。だが、だからといって、
「ぐおぉぉ、まじか~」
 と唸る藤彦と同じ髪色の猟兵の姿……。
 いや、いくら貸し切りだからってそんな声出して唸るとかどんな真実を探し起こしたんやろう、彼。いや、完全に予想がつくんやけど。
「あ、あの。大丈夫?」
「大丈夫ですよ」
 キラキラスマイルで応える猟兵。とっても営業スマイルやん。もうほっとこ。とりあえず、やっぱそういうかんじなんやろーなーーーー!!!
 と、思うに留めておく。さて、自分もパソコンを立ち上げよう。電源を入れて、ネットに接続。藤彦はとりあえず簡単な検索ワードで調べてみる。
 『上野駅』『13番』……ここで予測変換に出てくる予測変換達、実際に調べてみてくれ。いや、やっぱり良い子にはお勧めはしません! とにかくめっちゃネタにされている。『アーッ、13番ホームのホモトイレは現存せず!』『13番トイレにいってみた』『13番ホームから笑顔で出てくる二人の男……何かあったに違いない』という現在から過去の記事まで……。しかも13番ホームのトイレ以外が工事していた時期まであるらしい。SNSでも弄られている。
「うん、やっぱりこれだけやとこういう記事がひっかかるやろ」
 複雑な気持ちで検索ワードに手を入れようとする藤彦。『現在』……うん。豪華寝台特急の記事がたくさんだ。ちょっと探すのがおっくうになるヒット数。
「あ、そういえば……なあ、兄さん」
「え、あ、俺?」
 パソコンをいじっているからゲームしてるときの素の口調になっている猟兵。こと幸也。
「うん、兄さんはどんな検索ワードで検索したん?」
「え、触手……とか?」
 なるほど、触手。それだ。藤彦は検索をどんどん追加する。そして幸也と同じような真実にたどり着いた。
「なるほどね、じゃあ、折角なんでこのまんま……」
 書き足していく検索ワード『好み』『条件』『傾向』……そこから一度不要なものを消して『イケメン』とか『ジャ二系』とか……。普通の芸才とも引っ掛かりそうなギリギリなワードでも攻めてみよう。
「――なるほど、この条件を守っていて、でも顔面偏差値は、あるんか。難儀やねー」
「え、何、何がわかったの?」
 なるほどなるほどと一人穏やかに納得する藤彦をみて、幸也が藤彦に近づく。まあ、積極的に触手を喜ばせる様な性癖は藤彦はおそらく持ち合わせていないが、彼の右手は、近づく幸也の肩に伸び、そして、つかんで離さなかった。
「ふぁっ!?」
「ねえ、お兄さん。僕と一緒に行きませんか?」
 顔はまあ、綺麗だし、家柄がいいのか、所作も綺麗に見える。この人なら、まあそういう性癖でなさそうだしいいかな……そう、これは任務遂行のため……。
 藤彦はにっこりと笑うのであった。そして幸也もこちらがいろんな意味で危険ではなさそうと考えたのか、思わず首を縦に振るのであった。上野のネットカフェで、ノンゲ二人が、出会った……。

成功 🔵​🔵​🔴​

双月・涼
(女性人格のアルテミスが最初から表に出ています)
男性を狙う触手ね……私は身体が男でも心は女だから大丈夫のはずよ。
何か男性人格の方は『そういうのはフラグだから』っていったけど、
仮にそうなったとしてもイケメンを誘えるチャンスなわけだし。
とはいえ万一触手に襲われることを考慮して、ガジェットショータイムでガジェットを作って対策だけはしておきたいわ。



●Side B~お嬢さん……お嬢さん?
 双月・涼(不屈の元女性アイドル・f00359)は二重人格である。二重人格といえば多重人格者の中ではかなり人格が少ない部類であるが、逆に言えばその二つの人格の切り替えだけで様々な場面を切り抜けるエキスパートなのである。そして、涼はその響きなら男にも女にもいそうな名前であること、そして、中性的な顔立ちをしていることで、男女の人格の二重人格であっても、しっかりと両方としての生活を成立させている猛者なのだ。
「男性を狙う触手何て、心が女である私なら食指に引っ掛からないし大丈夫でしょう?」
 女人格の涼、自称、そして通称『アルテミス』がいった。脳内からもう一人の人格の声、涼が、
「おい、それはフラグだ!」
 と言っている気がするが何を心配してるのか、大丈夫大丈夫、むしろ男たちの社交界なんてイケメンゲットのチャンスではないか。そう、そう、どうしても必要なら無理やり涼に人格を返して巻き込んででも……。アイドルだって遊ばなくっちゃね!

「あ、あの、お嬢さん……?」
 そんなアルテミスに声をかける声があった。優しそうな面持ちの草食系猟兵……千秋である。何かひどい目にあったのだろうか、げっそりとしているような気がする。
「まあ、あなた、お仲間さんじゃない。どうかしたの?」
「え、仲間……あ、ああ、そうか、お嬢さんも猟兵か」
 よっぽど疲れていたのだろうか、おそらく情報収集だろうが同業者に声をかけるとは、あ、でもちょうどいい。
「先ほど、件のトイレに向かう男性たちを見かけましたの、たぶん、13番ホームにはもうトイレがないと気付いてないのかもしれませんが、よかったら一緒にどうですか?」
 そう、トイレを求めて駅のホームのほうへ向かう男性を見かけたのだ。ちなみに、冒頭で語り忘れたのだが、駅構内の男子トイレはすべて工事中にしておさえてあるので彼らが向かう先は限られている。ホームにかけていく急ぎ足だったりトイレ求めてそうな人を見つけられればだいたいそれは13番ホームへ向かうかホームから出てトイレを探す羽目になるのだ。
「私、尾行してたんですけど、よかったら一緒に行きません?」
 棚から牡丹餅。突如現れたイケメンに、アルテミスは笑って誘いをかけるのであった。
「え、でも、しかしお嬢さんは……」
 千秋は知っていた、このトイレが表れる条件を、いや、しかし、男装にも見えるしいけるか……? と中性的な見た目の美人をついじろじろと見てしまう。
「大丈夫です、肉体は男ですし、もしそれで不足なら、男性の人格にあとは任せてしまうので」
 フフッと笑うアルテミス。いや、それフラグじゃん! と騒ぎ立てたい涼。何が何だかいまいちの見込めないけどそういうことなら……と行動を共にする千秋。彼らは先にトイレに大急ぎで向かった一般人たちを追いかけるのであった。道中、ちゃっかり千秋から手に入れた情報を開示してもらいながら。女はしたたかでなくっちゃね!

成功 🔵​🔵​🔴​

ラビット・ビット
アドリブ絡み大歓迎

ずるいです!ずるい!
触手男×少年とか!ビットくんも見たかったです!
こうなったら意地でもビットくんもその場に行かなければいけません

話を聞いただけで察せる必要なものは
男子2人組(以上?)
トイレを求める心
ですかね?
もしそうならビットくんは強制的に人を組ませる努力を惜しまないですよ
地の文さん適当にビットくんを役立ててください!
尿意が必要なら他の猟兵さんにしこたま水を飲ませます!
お水の買い込みです

けど困りました…ビットくんは触手と戯れたいんじゃないんです
戯れる人達が見たいのです
そうだ!真の姿になればビットくんはうさぎ型です
ろくろうさんちょっとビットくんを殴って大成功を阻止してください!


フルム・サーブル
――上野のバケモンには森の妖精をぶつけんだよ!(謎のナレーション)

うん?何か聞こえたような気がするけど気のせいかな
駅じゅうを歩き…僕の場合飛び?回って怪しい場所の情報収集をしよう
年中目的を持った人間で混雑してるし妖精が飛んでるぐらいでそんな気にする人はいないだろうけど
迷彩・変装・催眠術辺りを活用して気付かれにくくするよ

急に湧いて出るわけじゃないのなら、どこかに隠れているはずだ
念入りに探し回って閉じられた扉や謎の区画といったポイントを見つけたら
駅の正式な所有物かどうかチェックして、該当しなければ
鍵開け(+気合い+力溜め+怪力)を活用した
バトルアッ…不思議な鍵の出番だよ



●二人の妖精……?
 世界の理は考えた。ああ、なんかわざわざ赤い丸を求めてるウサギ野郎がいる。どうしよう、いっそウサギにしてオオカミさんに食べさせてやろうか、それとも、いっそ人間のままトキメキ戦隊★の餌食にしてやろうか。そんなことを考えていたら、とってもファンタジーなカップリングが生まれたのである。いや、何も言わないでくれ、そう、ここはギャグシナリオ、社交にはぴったりの場なのだから……。

 ――上野の解説ウサギには、妖精をぶつけんだよ!!!!!!

「え、いまビットくんヤバい反逆的電波を受け取った気がするのですが!」
 ラビット・ビット(中の人等いない!・f14052)はその若干目つきの悪い目をカット開いてフルフルと周囲を見回した。おいおいビットくん、開幕早々悪の電波とか電波少年かな? そんなの君くらいしかいないよ。と、思っていたのだが。
「あなたもですか!!!」
 そんなビットくんに声をかける妖精さんがいた。妖精会の攻め様。と勝手に名付けたいほどのパワー妖精ファイター。フルム・サーブル(森林の妖精さん・f03354)である。
「待ってくれないかい?! 僕は儚い妖精さんだよ!?!?」
 いや、君はそんなんじゃない、今日の君は攻め様だ。
「お、おお! このUDCのリアルワールドに妖精さん……! それ、どうやってるんですか? 気づかれないのはなんでなんですか!?」
「え、君ぐいぐい来るね。ビットくんだっけ? うん。迷彩・変装・催眠術辺りを活用して気付かれにくくしているんだよ」
「なるほど!フルムさんはちゃんとばれないように工夫してるんですね! 実際のところそんなの気にせず依頼にいきまくってる妖精さんもいるでしょうに……!」
「まあ、都会だから一応ね」
 おっと気遣いトークはそこまでだ、電波な妖精とウサギもどきのショタにまた私を介して自己紹介を済まさせてしまった。ちょっとギャグになるとすぐ地の文と会話する人が増えて困るね。いやあ、困るよ。……な、なんだね、その眼は、読者くん?
「そんなことより水ですよ、水!」
「え、ええ……?」
 突然のビットくんの水推し。ビットくんは大量の水を所持していたのだ。
「僕たち、トイレを探しに来たんだよね?」
 と当然困惑するフルム。しかし、ビットはその会話するのかしないのかわからない会話のドッチボールをやめない。
「はい、だから水ですよ! 男二人がトイレ求めて一緒に行けばきっとこの事件は3分で解決するんです!」
 ごり押しである。
「え、トイレの場所は……」
「大丈夫です、ハッテンしてるトイレは13番ホーム、条件を満たせばここに現れるはずです! しっかーーーし! ビットくんは決して触手に遊ばれたいわけじゃない、触手に遊ばれてる男たちが見たいのです!」
 ピュア(?)な存在である妖精さんにさっきから何を言ってるんだこのショタもどきウサギもどきは。しかしなるほど、とフルムが頷く、場所が移動しているのではなく、普段はただそこにあるのに見えない……そんな感じの奴なのかと。そんな感じの奴なので。あ、もうこれほとんど答え言ってない? 大成功でいいよね?
「あ、そうです。フルムさん、謎が解けたのでお願いがあるんですけど」
「……なんだい?」
 収支押されっぱなしのフルムの小さな小さなおててをビットが取る。そして言った。
「僕、大成功するわけにはいかないんで殴ってください!!!!!!」
「えぇ……」
 こうして、ビットくんの思惑通り、バーバリアン×破戒僧の一撃がお見舞いされて、むしろ、逆に、このプレイングは大成功へと導かれる……はずだった。しかし、ウサギとなれる条件を手に入れたビットくんは、その美しく優雅に加齢に入るパワフルな妖精さんの一撃に……何かが、目覚めようとしていたという、思わぬ誤算を招いたのであった。

苦戦 🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

伊兵・ミカ
SPD
わかる。不幸体質な俺でもわかる。これは踏んじゃいけないフラグ
けど邪神か…しょうがないな…

やたら男がそんな噂のある場所の聞き込みをしたら、行くのかと思われるじゃないか
だからそれとなくキョロキョロする怪しい複数人の中年男性の後をつけてみるよ
サラリーマン、作業員、制服職業の人…私服もありだね

はぁ…
結構同性で歩いてる人が多いなぁ
みんな怪しくみえるよ
男複数人でいいなら、走って行って混ざっても文句いわれない…かな
いや怪しまれるやめとこ
ていうか混ざりたくない

アドリブ歓迎


セリオス・アリス
触手だとかトイレだとか…
気が進まな過ぎる依頼だが話聞いちまったら無視すんのも座りが悪いちゃっちゃと殴ってちゃっちゃと終わらせよう

つっても…どうやってそのトイレを探せばいいんだ?
男同士が狙いっつーのもよくわかんねえが…
まあくんで動いた方が良さそうなら誰かいたら適当に声をかけよう
まずはその辺歩き回って聞き込みだ
ラウンジに行くまでの道筋にある店とかで聞けば多少はわかるか?
消えた連中に他の特徴がないかとかその辺りを確認して

まああとは…実際にラウンジにいってみるしかねえだろう

■アドリブ絡み大歓迎
※水を大量に摂取とかは嫌がります本人は。本人は



●不幸な男たち
「え、ちょ、え……ま、待ってくれ……」
 セリオス・アリス(黒歌鳥・f09573)は頬を赤らめたじろいだ。ああ、なんだろう、この間この手の依頼に参加した時は、チョコレートや水になんか気持ち悪いと思ってたし、今回も男同士とか絶対気持ち悪い目に合うんだろうなと思っていたのに、な、なんだ、この、この安心感は……。
「す、済まない、でも……アレに交じっていくよりは、マシかな、と、思って……。その、今日あったばかりの俺とこういうのはセリオスさんも嫌だとは思うけど」
 伊兵・ミカ(PigeonBlood・f05475)はにっこりと微笑んだ、内心はもしかしたら焦っているのかもしれないが、それよりも強いあきらめの感情を感じる。眼前には手を組むホモのグループ。4カップルくらいいるのではないか? あれに交じってトイレを調査しようと思ったが、その一因だとは思われたくなかったミカはそうやってセリオスを説得する。二人は手を握っていた。強く、強く握っていた。まるで恋人であるかのように絡めて……。それがなぜか、セリオスには心地よかったのだ、いや、勘違いしないで上げてほしい、セリオス君は神に誓って現在ホモではない。ただ、不幸体質なのだ、そして、ミカもまた、不幸であった。そう、これは……同族に対する安心感。同族に嫌悪しないとはセリオスも驚いた。
 二人がなぜ、こんなことになっているのかというと、ことは数分遡る。

「うーん、皆同性愛者に見えてきてしまった」
 ミカは駅のホームでため息をついていた。実際に13番ホームのトイレに向かうような男たちがいないかと観察していたのである。そしてその隣にはセリオス。
「そうだなー。何て言うか、男同士のペアとかグループなんて多いもんなー。あー、のど渇いた」
「……俺が引き続き見張ってるから買ってくれば?」
「いや、でも誘ったの俺だし」
 そう、ミカを誘ったのはセリオスだ。同じように現場付近を見張ろうなんて猟兵がいたら、組んで動いたほうがトイレの発見率も増えるのではないか、ということであった。それに、トイレに行きたいならともかく喉が渇いたくらいで……。というかなぜ今喉が渇いたんだ、何の因果だ。
「そんなおにいさんにこれをあげますよ! はい、どーぞ!」
 通りすがりのウサギが妖精にひっつかまれて飛んでいく。幻覚だろうか、セリオスが思わず水を受け取ったが、その姿はもうどこにも見えなかった。
「……なんだ、結局買ってきたんだね。でも早かったんだね。気を遣わせたかい?」
「あ、いや、これは……通りすがりの妖精? が……」
 通りすがりの妖精ってなんだ……。セリオスは自分でツッコミを入れてしまった。要領を得ず、自身のないセリオスの言葉に何とも言えないミカはふうん、とまた遠くへ視線を戻す。どうかしているのかもしれない、少し落ち着こう。セリオスは水に口をつけた。
 だが、当然、都会で知らない何かにもらった水に口をつけるなんて愚かな行為だ。そう、愚かな行為なのだ。セリオスだっていつもならこんなふうに飲んだりはしない、だが、今日は何かがおかしい。
「あ……」
 セリオスがそんな声を上げた、絶望的な声だった、なにか、そう、なにかとんでもない事態を見てしまったような。だが、言えなかった。セリオスは言えなかった。自分から誘っておいて喉が渇き水をもってきてしまった上に今度はトイレに行きたい、なんて……。セリオスの目が泳ぐ、っていうか何か入ってる、盛られてる?
「あ、あ、あ、あ、あれ!」
 セリオスはごまかした、そして視線の向こうにある団体を指さしたのだ。

 そう、それが眼前を歩くホモの群れであり、そして、いまミカと手を繋いでいる理由である。ちなみに、手を繋いでいるのは前のカップルがそうしているから関係ある所作なのかもしれないと思ってのことだが、トイレを我慢してる今、拳に力を入れて歩けるというのは少し、我慢が効いて落ち着くものだな、などとセリオスは考えていた。ミカはそんなセリオスを何も覚らせない笑顔でエスコートするのであった。

苦戦 🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

秋月・充嘉
SPD
え、そんなトイレがあったんすか!?現存してた内にぜひいきたかゲフンゲフン……。
ん、邪神が関与しているならほっとけないっすね。あわよくばご相伴ゲフンゲフン……。

(邪魔になると思うので龍の翼と尻尾はしまう)
どう調べるっすかねぇ、とりあえず件のトイレがあった場所を調べてみるっすか。なにかこう、魔法陣とか札のような物が見つかるといいんすけど。
あとは、そういう情事の痕跡?
必要そうもしくは大丈夫そうなら【己の影は良き相棒】を発動してより詳しく調べるっす。


トラゴス・ファンレイン
【POW】
えーと、とりあえずその謎のトイレを見つけたらええって事か。
ほんなら聞き込みから。【野生の勘】と【コミュ力】でこの駅よく使てそうな男に声かけて、噂聞いたことないかーとか、実際見たことないかーとか質問してみよ。
良い情報が手に入ったら他の猟兵さんらにも共有。
実際そのトイレが出る言う場所に行ってみるのもええな。なんや嫌な予感するけど、邪神は倒さんとあかんし……

※アドリブ・絡み・ネタ歓迎



●キマ(イラ2人をカップリング)シタワー。
 副題:私的にはトラゴス×充嘉が熱いんですけどあなたはどう思いますか?

 失礼、冒頭から長くなりました。というわけでトラゴス・ファンレイン(エスケープゴート・f09417)は野生の感とコミュ力を使って聞き込み調査をしていた。
「ああ、そういう都市伝説、はやってますよね。実は……私に多様な都市伝説を知ってるんですよ」
「ほぉ、教えてくれへん?」
 早速あたりを引くトラゴス。声をかけたモブおっさんは語る。ある日、一人の青年がトイレを求めて公園に走っていたら、その途中、ベンチに座る青いつなぎを着た男で声をかけられて……あれ、この話何処かで聞いたことあるんちゃうん? これは外れか?
「いえいえ、話はそれだけではないのです。都市伝説というのは往々にしてなにかきっかけを必要としていまして、そう、何かきっかけをもってその13番のトイレに向かうと素敵なトイレが表れるっていうんですよ」
 男が興奮していった。なにやら自分を見る目が卑猥な気がする。これは、危ない奴か? ともおもうが、まあ、一般人何て最悪何とかなるし。もう少しだけ聞いてみよう。
「そ、それで? そのきっかけってなんなん?」
「簡単です、しちゅです。トイレがこいつらを招き入れたいと思うしちゅが必要なのですよ! し、しかし私、この通り頭もすっかり寂しくなって、おまけにぼってりとしたおなか、なかなかトイレのお眼鏡にかなわないみたいで……ふふ、でも、坊ちゃんとだったらもしかしたら……」
 あ、あかんこれ狙われてる。有益な情報を抜き取り終わったトラゴスはさっと気絶攻撃で男を寝かしつけるわけにもいかないので、恫喝してその男を追い払ってしまった。

「ほう、なるほど。なるほどっす……」
 秋月・充嘉(キマイラメカニカ・f01160)は偶然にもそれを聞いていた。彼はトイレ付近で情事の痕跡をあさっていたのである。依頼のためとはいえ、勇気ある行動だなーと思うかもしれないが、彼は男色派の男であった。故に、まあ知らない人のだし興奮するかと言われればしないというかこ、イラっとするときもあるかもしれないがそこは下っ端口調でも29歳。そう、大人な男なのだ。そして、とってもかっこいいキマイラな男が情報収集している内容を偶然にも聞いてしまった、そうか、きっかけ、そして、トイレの眼鏡にかなうシチュエーション、そして残酷なことにおそらく、容姿……。え、容姿審査があるかは定かじゃないけどさ。ほら、だってボーイズでラブな界隈って特に同人誌まで行っちゃったら本当に性癖がカオスで不細工でも禿でも小太りでも行けちゃう人もいるしそれはおっさんが勝手にそう思ってるだけかもしれないけどさ。と、やけに詳しい腐った界隈事情を脳内から導き出す充嘉。

●渡りにホモ
「イカナイカ」
 充嘉は目の前を通りかかるトラゴスに、緊張した硬い口調でそういった。あ、あー! だめだめ。ノンケを誘うなんて何年ぶりだよ。え、だってオレももうおっさんだろう? そろそろ30だし、いい加減わかるじゃん。ノンケなんか誘うよりゲイはゲイ同士って思うじゃん。ねえ? オレだって、それなりに経験を踏んできてそう思ってっただろう。なのに、なんだ、この……しかし、近くには彼しか猟兵らしき人が見当たらない、みんなもう行ってしまったのか? しかし……ッ!
 充嘉は葛藤していた。王道ノンケ×ホモBLのように、しかしやはり当事者にはそこそここういう意識は芽生えるもので。
「え、えーっと?」
 トラゴスがどういうことだと呆然とする。いや、しかし思い出せ俺。さっき教えてもらった都市伝説こんなんちゃうかったっけ。つまり、これはシチュエーションづくり。なるほど、この強そうな兄ちゃんはオレを誘ってるんやな。
「――そういうことかいな。せやったら、派手にいこうや、兄ちゃん」
 トラゴスが充嘉の肩に腕をおき、絡める。え、え、何この展開おいしい! 俺明日にでも死んじゃうんっすか! っていうかこの人普通にオーケーしてくれたけどもしかして同類?
「は、はいっす!」
「……なんや、そんな強そうやのに、急におとなしなって……」
 つ、強そう? 強そうなのがこのみなの? 名、ならおれも一応都市が年だし、ここはやっぱ、つなぎのあの人みたいに豪快に続けるべきなの?
「す、すまない、君があまりにも快く了承してくれたから、驚いただけさ」
 大人の余裕を取り戻し対応する充嘉。しかしすでに、若干の心境的すれ違いが起こっていたのだ。若いイケメンに同伴され内心ウキウキの充嘉と、ただ以来のためトイレのある場所に行ってみよう思ってたけど一人で行っても殺気なんもなかったしなーって思ってたトラゴスのすれ違う変心の行方やいかに……!

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

明智・珠稀
ふ、ふふ!
たまちゃんのたまちゃんが思わず血統覚醒してしまいそうな素敵なオシゴトですね、ふふ!
わかりました。私が身をもってどんなジョージが行われているか
確認してまいりましょう、ふふ!(夢想恍惚ド変態)

■行動
さて、私にはわかります。
幻の愛の園に入れるのはメン&メン…!
きっと私一人の力じゃその楽園にダイブできないと思われます。
ゆえに!
(できれば猟兵の男性の方に)
「そこの素敵なお方、私と楽園を探しませんか?」
(爽やかな笑顔で)

ちなみに私、水分たっぷり取ってまいりました。
もう色々弾けそうです、ふふ。
さぁ、共に伝説の再現をいたしませんか嫌ですかそうですか…!

※アドリブ、絡み、ネタ大歓迎♡もう好きにして♡


ガルムゼノン・フェンリル
【POW行動】
ふむ、なんか…私が男色に目覚めた辺りによく見てた記事に内容が似てるなぁ……。
コレも邪神が関わってるって話だけど…ちょっと引っかかるし調べてみようか(情報収集、勇気)
男性のアレな匂いがするトイレか…(十代後半の時期にお盛んだった記憶が頭に過る)

はっ…いけない、情報収集しないと。
そうだなぁ、駅構内で怪しいところがないか調べてみようか。
なにか怪しい行動をしてる人がいたら直接聞いてみようかな?

さてさて、淫靡なホテルみたいな雰囲気のする怪しいトイレの謎…私も知りたくなってきたぞ(うずうず

★アレンジ及びアドリブ大歓迎!
★男色趣味の同性がいれば同行希望



●やらしいのひるに~🐺
 上野の駅のある所にガルムゼノン・フェンリル(砕月の咆哮・f01970)という狼さんがいました。狼さんは思いました。男色に目覚めたとき、興奮のはけ口として、触手物の書籍などを読んだな……と。なるほど、すべては原初の神がいるからこそ、こうして世界がかわってもそういう趣向の本が生まれるのだなあ……。と。
 いや、なにをいっとるねん君は。
 ――失礼。とにかくガルムゼノンは勇気を出して実際にこの事件について自分も調べることにしました。38ものオジサンになると、色々なことにいちいち勇気を振り絞る、何てことも当然の前技的段取りとなっていくのです。ガルムゼノンは思いました。いや、まてよ? これ男のそういう匂いにまみれたところに行くのだよな。と。ガルムゼノンは震えます。彼はとっても興奮していたのです。ってそっちかーい!
「どうでもいいのだが、ここを絵本調にするとほのぼの依頼の時にギャグに走りそうになるのでは?」
 ……そうかもしれませんね、いや、でも大丈夫ですよ。それにこれ絵本をもじったアダルティなビデオタイトルみたいなタイトルなので、進行はこのまま進むのでした。
「あ、そう」

 ガルムゼノンは上野駅の13番ホーム付近まで来ました。すると、彼の視界の端に一人のふるえる子羊ちゃんがいました。ガルムゼノンの第六感が告げます。あれは、あれは……とっても食べられたがりな子羊ちゃんだ、と。

●やらしいのひるに~🐑
 羊さんはおなかをすかせていました……。羊さんはたくさんお水を飲んでいました。そのお水は、飲むととっても尿意が加速されて、飲むととっても気持ちよくなれる魔法のお水でした。男と女、、女と女、そして、男と男……どんな出会いの場でもその関係の加速装置として古来より親しまれてきた水。そう、お酒です。もう羊って柄じゃないよ、君も立派な狼だよね。と思うかもしれませんが、とにかく明智・珠稀(和吸血鬼、妖刀添え・f00992)はとってもとっても武者震いしていたのです。

 ああ、私は今からどんな風に狼さんに食べられてしまうんだろう。はぁ、興奮しますね、ふふ……早く来ないかなぁ……オ・オ・カ・ミ・さ・ん♡

 羊のたまちゃんはうっとりとした表情で、ふと見上げました。そこには、自分が第六感で気づいたのと同じように、同じ匂いを嗅ぎつけた飢えた狼さんがいたのです。

●いやらしいのひるに~🐺×🐑
 目と目が合った瞬間に、お互いがスキモノだと気付いた。あ、ここから先は絵本調にしてもオブラートに包めないので普通に行きますね。
「あ、ああ……やっと、きてくれたの、ですね!」
 たまちゃんはうっとりとした顔でガルムゼノンを見つめた。ガルムゼノンは決めていた。何か妖しい行動をしている人間がいたら直接声をかけてみようと。決めていたのだ。プレイングに書いてある。
「君、一人でどうしたんだい? 猟兵だろう。そんなにお酒を飲んで、依頼中にイケナイ子だね」
 でも、声をかけるってそういう感じのニュアンスでしたっけ……。
「ふふ、叱っちゃうんですか? お仕置き……ふふ、そう、私これから、オシオキされちゃうんですね?」
 と語るたまちゃんは狼のおびき寄せに大成功。誘惑をつかって華麗なるあいのスナイパー。狙った獲物は逃がさない。
「ふふ、私、知ってるんですよ。ちゃんと、ちゃんと興奮のあまり速攻で調べたんです。こうすれば、あのトイレへいけるのでしょう?」
 とろんとした目でガルムゼノンを見つめるたまちゃんはそのまま狼さんの首に手を回してホールド要求だ! これは恥ずかしさ体制のなせるパフォーマンスなのか!!!
「そうか、それじゃあ、俺にその概要を話してくれるかな? ああ、珠稀君、だって、珠稀君の珠稀君、もう、我慢できそうにないね、望み通りトイレで話そうか」
 そんなたまちゃんの変態性に臆せずお姫様抱きでもちあげてしまうガルムゼノン。こ、これは大人の余裕なのか! しかしガルムゼノン。ガルムゼノンのガルムゼノンが獣性を隠しきれていない。これは、異種混合口説きプロレス。ガルムゼノン、カタンちゃんにカウンターをきめようというのかー!?
「あ、ま、まって……」
 お、これはたまちゃん、何やらうるんだ目で目をそらしている。さらに、さらに誘惑しようというのか、このド変態ヴァンパイア!!!
「どうしたんだ? 今更」
 おっと、これはガルムゼノン我慢がはちきれそうになりこの後の攻撃によってはオアズケを食らった犬になりそうな雰囲気からのー……。
「私、噛み癖があるんですけど、いいですか?」
 お、おおおおおっと、たまちゃんここで吸血鬼な一面を出してきた、吸血するための牙をお口を開けて見せながらガルムゼノンのカウンターに更なるカウンターをきめたーーーー! しかしこちらはお酒の飲みすぎで尿意もはちきれそうだー!
「……」
 さあここでガルムゼノン選手、黙り込んでたまちゃんを抱きかかえたまま……。
「年甲斐もなく我慢できそうにない!」
 走ったああああああ! トイレへ一直線! これはトイレなのか? 本当にちゃんとトイレへ向かっているのか? ホームから出てホテルに行くんじゃないぞ!
 さあ、腐った界隈でとっても熱い、人気の、獣人×人間の変態ガチホモカップルは、このあとどこまでイクのかーーー! 2章をお楽しみに! 解説は私、地の文さんがお届けしました! あ、ここでCMです。

●コマーシャルという名の条件解説とSide N達のその後。
 トイレ出現条件クリアおめでとうございます、いえ、ええ。髪の因果や運命の出会いを経てアナタたちはトイレへそれぞれたどり着くことができたのです。そう、そのトイレはこのような条件で出現するのでした。
 1.男二人、あるいは男装2人、あるいは腐った願望全開でトイレへ駆け込む。
 2.トイレに生きた過ぎるかそこにもうトイレがないって知らないかトイレもれそうなときレベルで頭が真っ白だったり知能指数が一時的にでも著しく低下している。
 大体わかってくれたかな?
「それにしても、その、照れるな、なんか」
 そんな情報をネットであらかじめ調べていた猟兵2人。経験値皆無の幸也が藤彦と照れながら現れてしまったトイレの前でもじもじしている。そういう美味しい空気をこのトイレは求めているんだぞ!
「なんやー。今更。うんうん、男同士で手をつなぐ、というのも、最初は嫌悪感とかもあるのかなとかどうでもいいのかなーとかそういう予測だったけど、お兄さんはキレイだから……悪くないなー」
「ば、ババババババ……なにゆーてるねん!」
「あ、それ俺の口調うつっとらん?」
 焦って共る幸也と、それを聞いてふっと笑う藤彦。
「ち、ちがっ……もー。なんか俺達しかいねえし、もう他の猟兵は中に入ってるかもしれないだろ! 突入するぞ!」
「……はいはい、そうやね」
 二人はぎゅっと手を握り、そのピンク色に紫の照明がドギツイトイレの中へと足を踏み入れるのであった。というか今更ながらこの中は本当にトイレなのだろうか。と一瞬よぎった疑問は考えなかったことにして。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第2章 集団戦 『『都市伝説』くねくね』

POW   :    アナタも「くねくね」
【自分を視界に捉え、疑問】の感情を与える事に成功した対象に、召喚した【クネクネした物体】から、高命中力の【相手の身体に侵入して、発芽する自分の種】を飛ばす。
SPD   :    ワタシも「くねくね」
【自分と同じユーベルコードを使用する分身体】が現れ、協力してくれる。それは、自身からレベルの二乗m半径の範囲を移動できる。
WIZ   :    キミも「くねくね」
【自分の身体をクネクネさせる事】により、レベルの二乗mまでの視認している対象を、【目標に、その眼前に自身をワープさせて触手】で攻撃する。

イラスト:天之十市

👑11
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●トイレの触手様
 トイレにはそれはそれは仰々しい触手たちがいた。真っ白な触手の群れ、触手の集まり、すべての壁から快楽エネルギー的なものとおいしい展開を欲する同人誌の味方。『都市伝説』くねくね。そうか、これは都市伝説から始まる物語だったなあ。君たちはこの触手にあえて蹂躙されるところから巻き返すか、蹂躙されるまでもなくこの触手を打ち払ってもいい。奥に、○○○用トイレの大きな扉が見える、おそらくその先に邪神はいるだろう。
 そして、うねうねのなかには、最高に幸せそうにうねうねに搾り取られたり、色んなところをうねうねされたり、うねうねと一緒に自分の親友や友人やパートナーとお楽しみしている雰囲気も感じられ、部屋の中には悶え喘ぐこれも聞こえる。だがしかし、その気配はすべてトイレに立ち並ぶ個室の中。説得に応じず快楽をむさぼるような人もいるかもしれないので、おおもとの原因、邪神を倒すために最低限邪魔なトイレの広間のうねうねを倒し、先へ進んでほしい。
ガルムゼノン・フェンリル
わー……まさか想像通りとは思わなかったなぁ…。
兎にも角にも、触手の退治と行こうかな。被害出ても困るでしょ?
しかしこのぬるぬるした触手、えっちな本に出てきそうな見た目してるなぁ……。

まず戦闘知識と情報収集で弱点らしき部位を探そう。

アサルトライフルの援護射撃と、スナイパー技能で弱点部位を確実に攻撃。

一応多めにライフルのマガジンは用意してあるけど、万が一弾丸が切れたら拳の2回攻撃に切り替えようか

トドメに『崩月・蒼牙爆迅衝』を叩き込む!

★アドリブ、連携大歓迎!

★色々と経験豊富なので触手に絡めちゃっても大丈夫です。ふへへ


セリオス・アリス
…これ、かなり不味いんじゃねえか?
トイレの個室はうまってるし
そもそも敵がいる状況で…何てできるわけがねえ
こうなったら…さっさと片付ける以外に道はねえな
ある意味名残惜しげに手を離し
代わりに剣の柄をしっかり握る

歌で身体強化をして
…いつもなら素早い動きでアクロバティックに戦うとこだが
今日は【蒼牙の刃】をその場から撃ち込む
…派手に動きたくねえ

触手に捕まったら
思いっきり抵抗するのも
抵抗しないのもどっちもヤバくて
顔を赤くしながら緩くもがく
「ぅん…!……ッの、離せ…!」
どうにもならなくなったらせめてもの抵抗で『全力』の炎の『属性攻撃』を必死でブチ込む

アドリブ絡み大歓迎
蹂躙されるところから巻き返す等して欲しい


明智・珠稀
あぁ、素晴らしき出会いに感謝を…!
野性味溢れるガルムゼノンさんの雄のフェロモンに
私ハスンハスンです、あぁこのまま私の噛み癖と舐め癖を(自主規制)
あぁもぅ触手すら邪魔に感じる程です
後とりあえずトイレで放出させてくださいたまちゃんの膀胱が暴行で奉公できません…!
いやそういうプレイもたまちゃんOKですが

■戦闘
※くねくねにアフンアフンされたい
※色んな部分をアフンアフンされたい
※いやむしろ触手にアフンアフン言わせたい
※【吸血】で触手始め色んなものに噛みつきたい
※【生命力吸収】し色んな部分の生命力を増強したい

「私の妖剣をモロッと解放いたしましょう、ふふ…!」
※UC

★むしろアドリブでお願いしますとしか…!


伊兵・ミカ
……進みたくない…
うわーどうしよ
俺のプライドが葛藤してる

ええい、ままよ!(触手に向かって走っていく)
うわーぬめぬめする。気持ち悪い(虚無の顔)
俺は…何をやってるんだ…
だめだ。俺は…攻め…(ガクッ

ハッ……俺は一体何を。なんか呟いた気がするけど気のせいだから
綾止刺剣!
触手を切り裂く!
なんかあんまり強くないみたいだ。
助けて欲しそうな人は助けて、うねうねされてる人は、そっとしておこう…
なんで喜んでるのとか考えちゃいけないな。きっとよわよわなんだ
大元に向かって直進する

これを越えたら俺は!自由!



●トイレ盛りの付いた君たちへ~ホモメンパラダイス~ノンケ堕ち
「ああ、触手、触手ですよ! ガルムゼノンさん……♡」
 明智・珠稀(和吸血鬼、妖刀添え・f00992)がガルムゼノン・フェンリル(砕月の咆哮・f01970)をガブガブしながら大興奮の様子で騒いでいる。
「うん、そうだな……」
 一方ガルムゼノンはガブガブ攻撃を気にせず、ただただエッチな本でみた触手を思い出してガルムゼノンを奮い立たせるばかりであった、しかしその手はちゃんと洩れちゃいそうなたまちゃんを抱いている。サスガケモホモはイケメンの格が違った!

「ミ、ミカ、俺もう、ダメかもしれない……」
 便器にまでまとわりつくくねくねを見てセリオス・アリス(黒歌鳥・f09573)は絶望した、その隣にはセリオスがトイレ我慢で力む手を握り返してあげる優しくも不器用な伊兵・ミカ(PigeonBlood・f05475)の姿がある。
「大丈夫、最悪あそこだけ倒してすればいい」
 謎の男前理論を組み立てるミカ。
「で、でも……他の猟兵に見られながらトイレっていうのは……」
「なら、俺が壁になるから……漏らすほうが大変だよ?」
 後処理とか臭いとか。もしこの場にそういうのが好きな人がいたらもう本当にこのシナリオは全年齢に戻れなくなるのでここは何としてもトイレは澄ませていただきたい、特に歓喜のプレイ感覚でやらかしそうなたまちゃんのおもらしは絶対に、ぜーーーったいに阻止しなければいけない。あとガルムゼノンが獣人だから毛が濡れるのもちょっとあれなので頼みます。ガルムゼノンが左手てたまちゃんを支えたまま右手に持ったアサルトライフルで便器周りのくねくねを掃討する。
「これでいいか?」
「うん、あとは払っておくよ」
 ミカがその動けなくなったくねくね達とまだ動けるくねくね達を切り払う。そして2つの便器を確保する。上野駅13番ホームの男子便所は、男たちの会合を防ぐため、便器と便器の間にはしっかりとした仕切りが尽くさせて入り、見た目こそ広くて派手だが、その部分はこのトイレ、しっかりと反映されているようなのでならんでトイレをしても安心!
 すっかりトイレしたみに脳内を侵されてしまっているセリオスはズボンのチャックを下ろし、それを放出し始めた、となりではたまちゃんも始めている。触手たちはうねうねと機会をうかがっているが、セリオスとたまちゃんがくねくねの視界に入らないように、ミカとガルムゼノンがその壁となっている。なっているのだが……。
「あ、く……」
「ほう……やるな」
 開幕早々触手に負けていた。
「え、ちょ、ま、ミカ!?」
 ぐにっ! ど、どこがお尻に当たってるのかは言わないでおくけれど、くねくねにくねくねされていじめられているミカがセリオスにぴったり密着する。もちろん、ミカの意志ではなくくねくねのいたずらだ。丸出しでトイレを嗜むセリオスといろいろと密着して押し付けてしまうミカ。
「ぅん…!……ッの、離せ…!」
「だ、だめだ、僕は、攻め……」
 ミカは最後の力を振り絞って、艶やかに声を上げるセリオスを男らしく手で攻めることで、触手から受け判定を食らうことから逃れようと……知能指数下がってるな。ええい、ままよ! それでは少々失礼します。

♪~🚤♪~

「あ、ちょ、うらやましい! うらやましい! 私も触手にアフンアフンされた……ぴぁっ!」
 大興奮のたまちゃん、しかし、突如後ろから大きな腕に抱きしめられ、触手の洗脳を受けるガルムゼノンの道ずれにされてしまう。
「が、ガルムゼノンさん? そ、そんな……積極的すぎます♡」
「す、すまん。もう若くないと思っていたんだが、限界だ。いいだろ? 珠稀」
 珠稀、珠稀、珠稀……(エコー)
 かつてこれほどまでにセクシーな声で珠稀をちゃんとなまえ読んだ人物と書いただろうか。そう、さしずめBL界の貴公子。森【自主規制】のような声で耳元でささやかれては今スッキリしたたまちゃんのたまちゃんもお尻も黙ってられませ……。

♪~🚤三🌊🌊🌊🌊🌊

「お、恐ろしい敵だった……」
「すぐに増えてしまうみたいだね、でも、大した強さもない」
 いろいろなものを失ってから正気に戻り爆炎の炎で切り抜けたセリオスと、つい知能指数の下がるままに攻めへと転じてしまったところどころ黒焦げのミカは、息も絶え絶えであった。
「いや~。すっきりしましたねー!」
「ふ、暴れていたらかってにくねくねが倒れているとはな」
 いろいろと暴れてスッキリした二人はとってもご機嫌。しかしこれは前菜。まだメインディッシュは残ってるんですよ! あ、何が起こったかはちょっと映像が乱れてしまったのでわかりませんでしたので皆様のご想像にお任せします! ね! ね!
 攻守だけははっきりしたしね!
「ああ、もうどうでもいい、くねくねがまた無尽蔵に増えだす前に奥の部屋言って邪神をぶっ飛ばそうぜ」
 セリオスは一段と美人さを上げていた。本当にいったいどんな激しい戦いが繰り広げられていたのだろうか。私には全く想像もつかないが、ミカがそれに少し見とれてしまったのには気づきました! あ、まあね。でもね、まあね、これはそう、全部邪神ってやつのせいだから全部終わったら何もなかったような日常と自由に戻れるよ! きっと!
「ええ、私、また興奮してきましたし、はやくいっちゃいましょう!」
 ダブルミーニングではしゃぐたまちゃんはるんるるーんと扉へガルムゼノンの手を取ってスキップスキップらららん。

こうして、誰よりも早くトイレを求めた4人2組は、他の猟兵を待ってたらまたくねくねされちゃうので先へ進むのであった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

双月・涼
(女性人格が最初から表に出てます)
触手にあんなことやこんなことされるなんて……
考えただけでワクワクするわ。
だから私は触手にあえて蹂躙されるところから巻き返すわ。
とはいえ流石にハジメテを捧げる気は無いから、
ガジェットショータイムで作ったガジェットで守るべき所はしっかり守るわ。
え、その後どうするのって?
真の姿を解放した上でガジェットを使ってぶん殴るわ。
幾らなんでも触手を素手で殴るのは遠慮したいものね。


草野・千秋
真の姿は白い髪に2Pカラー的なバトルアーマー

見るからに怪しいトイレだ……恐ろしい
貞操的な意味でも怪しくないですかね!?
くねくねしていてぬるっともしていそうだ
だが往くぞ!(ベルトで変身)
断罪戦士ダムナーティオー、いざ参る!

POW
この戦い勇気で挑む
勇気がなかったらやってられませんよ、ええ
早業で武器を抜きヴァリアブル・ウエポン
この攻撃届け!
敵の攻撃は味方の分もかばったり盾受けしたり
とどめが刺せそうなら捨て身の一撃
(ふう)皆さんご無事でしたか?
い、いろいろな意味で
(傷とか貞操とか)

アドリブ等歓迎



●真の姿の防御力
「す、すごいものを見てしまったわね」
「ええ、そうですね……恐ろしいトイレですが……大丈夫ですか? お嬢さん」
 双月・涼(不屈の元女性アイドル・f00359)と草野・千秋(断罪戦士ダムナーティオー・f01504)は見ていた。そう、先ほどの【♪~🚤三🌊🌊🌊】の間に起った出来事の、終盤の方を。
 トイレに入って早々人様の情事を見せつけられることになると思っていなかった千秋は呆然としていたが、涼――アルテミスの声で正気に戻り、彼女を気遣う。
「ええ、大丈夫よ。大事なところの防御力には自信があるの」
 アルテミスはユーベルコード【ガジェットショータイム】で貞操帯にドリルの付いた大変画期的(?)なガジェットを作り上げる。
「……なるほど」
 千秋は神妙な面持ちをするが、もうなんかさっきお盛んな出来事を終えた男たちが奥に消えていったというのに、その道を触手がまた塞いでしまっていることに気が付き我にかえり、ご自慢のベルトで変身!
「断罪戦士ダムナーティオー、いざ参る!」
「まあ、素敵。触手と遊んでばかりいられませんし、ここは早々にけりをつけて進みましょうか、ダムナーティオーさん」
「ええ、アルテミスさん」

 くねくねたちはくねくねしている。さっき消えたのにもう一杯に増えている。便器もまた制圧された、道はなんていうか、もううねうねのくねくねである。恐るべき繁殖力、種を撒き、分身を作り出している。
「あああぁっ!」
 アルテミスの声がトイレ内に響く。
「あ、アーーーーーーーッ」
 個室からだれか男の人の唸り声もトイレ内に響く。貞操帯ガジェットドリルで大事なところは守れているが、胸や手は触手に絡まれる。
「アルテミスさん!!!」
 アルテミスのドリルに数を減らされながらも絡みつくくねくね達の群れに勇気をもって突撃するダムナーティオー。【ヴァリアブルウェポン】で攻撃を加速させながら次々とくねくねを切り払いアルテミスを救出する。
「はぁ……ありがとう、ございますぅ」
 赤らんだ蕩けた目でダムナーティオーを見下ろし礼を言う少女。
「……あ、いえ……」
 く、僕はDTだ! そんな表情にはそんなに耐性が無いんだ。
「い、いきましょう!!!」
 サッとアルテミスから視線をそらし、アルテミスより前に立ち、背中を見せるダムナーティオー。
「ふふ……はい、そうですね」
 改めてドリルを左右双方に展開させるアルテミス。前方はダムナーティオーの意図を組んで任せる。倒しても倒しても、本体を倒しきれないからか増殖し続けるくねくねを、とりあえず邪魔な奴だけぶった切りドリルで吹っ飛ばしながら二人は奥へ進んでいくのであった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

トラゴス・ファンレイン
【POW】
へえ、これが例のトイレか……面白そうな敵が仰山おるやん。よっしゃ派手に行くで!

『ブレスレット』で威力高めたユーベルコード【灰燼拳】でガンガン潰す。
一撃で大勢仕留められるように【野生の勘】で敵が固まっとるところ探して突っ込もか。
敵の攻撃は【見切り】で回避するか、ガードで凌ぐ。
他の猟兵さんがピンチやったら助けるけど、お楽しみやったら助けん方向で。
とにかく俺は敵を倒す事に集中や!多数対少数って燃えるよなあ。楽しい!

※アドリブ・ネタ・絡みその他オール歓迎


秋月・充嘉
え、え、え、どうするオレ…!こんなあっさりいけていいのか…?いっちゃう??いっちゃっていい???
いやまて本来の目的を忘れてはいけない。

そう、この、うねうね?くねくねじゃなかったっけこれ?とにかくこいつらを倒す。倒したあとに個室を開けてお楽しみに入ろう、よし。被害者がお楽しみ中?ほっとくわけにもいかないだろう?オレも混ぜて!!!
【己の影は良き相棒】を使ってシャドウウェポンは槍にして蹴散らすっすよ!え?槍が意味深?はっはっはっなんのことやらわかりかねませんね。

アドリブ・ネタ歓迎



●勘違いの果て
 そう、ばらばらに行動していた猟兵たちが同じタイミングでトイレに集まれるわけないのである。そして、トイレでホモたちが……もう何回戦目だろうか。ひしめき合うおトイレに入るのは、ノンケとホモ。トラゴス・ファンレイン(エスケープゴート・f09417)と秋月・充嘉(キマイラメカニカ・f01160)である。
「へえ、これが例のトイレか……面白そうな敵が仰山おるやん。よっしゃ派手に行くで!」
「は、派手に……?」
 トラゴスが頬を赤らめて叫ぶ。
 派手にって何、え、この人ノンケっぽかったのに何でこんなにやる気満々なんすか、え、派手にイクの? いっちゃうの? そ、そんな……でもオラオラ系だしもしかしてもしかしたらそういうのに興味あったりなんかして、俺、今からこの人に触手も使ったスゴイことされちゃうんっす……?
「な、なんや……お前はそのつもりで来たんちゃうんけ?」
 トラゴスが充嘉に詰め寄り、壁に手をつく。そしてまっすぐに充嘉を睨む。
 なんやこいつ、やる気満々で誘ってきたしこいつとやったらそこそこ暴れられそうやったから誘いに乗ったったのにいざとなったらビビッてやがんのか? あーでも最初なんか下っ端のパシリみたいな口調で話してきやがったな、やっぱビビってんのか。
「もうええわ。一人でヤル」
 トラゴスは一人合点して充嘉から離れ背中を向ける。腕をまくり、手を鳴らす。
「え……そ、そんな! 一緒に、一緒にやるっすよ!」
 一人で触手とナニする気~~~~~? ダメダメ、俺そんなん目の前で始められたらいろいろと無理っす、ってかもう無理っす。尻尾がぶんぶん震えそうっす。
「なら、さっさと触手ぶちかますで」
「……!?」
 触手ぶちかますって何!? それって触手をぶちかますの!? 触手にぶちかますの!? 何を!? どういうふうに!? くっそ、関西弁わかりにくいッス……!
「わ、わかったっす」
 と、とりあえず返事するっす。あとはトラゴスに合わせるッス。それで解決っす。

 トラゴスは触手の中へ突っ込む。それに充嘉も続く。くねくねに次々と【灰燼拳】をぶち込んでいくトラゴス。順調だ、この調子ならばきっとくねくねの餌食になることなんてないな!(フラグ)
「あ、やっぱそっちっすよね」
 ちょっと残念そうな充嘉。しかしまだ油断できない、この後すごい子とされてしまうかもしれない、で、でもノンケだし期待は……考えないのが一番!
 充嘉は【己の影は良き相棒(シャドウパートナー・トゥ・ミー)】を発動する。それは、自分の影を相棒にし、共に戦うユーベルコード。勝ったな、風呂入ってくる……。と、その時だった。
「う、おお!?」
「と、トラゴス!?」
 トラゴスが触手の種を受けてしまった。くねくねが灰燼拳の舎弟からくねくね避けてくねくねしてくるので深追いしてしまったのだ。
「くっそ……見切ったツモリやったんやけど……」
 体を発芽するくねくねに蹂躙され始めるトラゴス。慌てて充嘉が駆け寄り、手でそのくねくねたちを払いのけ始める。
「まつっすよトラゴス、すぐに助け……」
「ん、ぁ!」
「……す、すぐに助けるッスよ」
 我慢、我慢っす、俺!!!!!

「くすぐったくないっすか? 痛くないっすか?」
「ああ、大丈夫だ、くねくねは気持ち悪かったが、お前の手は嫌いじゃない」
 影にくねくね退治をさせながらトラゴスの体からしっかりくねくねの幼体的なのを取り除いた充嘉の劣情は既に我慢の限界を迎えそうになっていた。相手がノンケでなければもう抑えられなかったかもしれない、けど、やっぱりノンケは怖い……。嫌われるのは怖い。
「あー、悪い、あと少しだけかばっててくれんか」
 トラゴスは体にうまく力を入れられないようだ、やはりユーベルコードはユーベルコード、不可能を可能にするその力による攻撃は、ノンケのトラゴスをいともたやすく濡らして腰砕けにしてしまったらしい。
「で、でも……男に乗られてるの、イヤじゃないっすか?」
「ばーか、いうたやろ? 別に嫌いじゃないって。ちょっと頼りねー感じにじみ出とるけど、助けられて払いのけるほどガキちゃうわ」
 トラゴスがタコ足のような尻尾のようなもので充嘉の頭をべしべし叩くと、そのままトラゴスの尻尾と自分のそれを絡めた。
「な? これくらい大丈夫やから。俺が立てるようになったらさっさと残り倒して先いこなー」
 スパダリスマイルで充嘉に笑顔を向けるトラゴス。
 もしもここでくねくねの攻撃を受けたら俺はもう我慢できる自信がないっすよ……。
 内心そう思いながらも、トラゴスが立ち上がれるまでの短く長い時間、充嘉はトラゴスを守り、そしてその後はさっくりと奥に進むのであった。

苦戦 🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

ラビット・ビット
アドリブ絡みネタ大歓迎

これですこれ!この空間をまってたんです!
けど惜しいのは皆個室の中ってことですよねえ…
出てきて欲しい切実に
でも猟兵さんにもおいしいペアがいっぱいでビットくんはにっこりします!
真の姿も手にいれてうきうきウォッチングの準備はバッチリです!
『迷彩』で隠れて皆たちの観察をします
なんならよりおいしい状況にするためにがんばります
ナニかをいれた水もありますし
ああ!カメラ的なガジェットを作っておけばよかった!
もしビットくんが危ないようならお友達のろくろうさんに自動戦闘モードで助けてもらいましょう!
それか殴ります!こんなにホモが溢れてたら力も100倍です
おいしいホモをありがとうございまーす!


杜鬼・クロウ
アドリブ◎
初PCさんとの縁が出来れば

触手に絶対負けたくないマン(一度迷宮内でヤられたトラウマ有。触手絶殺
一服した後、深呼吸して他猟兵が出現させたトイレを利用して入る
雑音は全て無視
グラサンかけて余計な物は見ず真面目に敵だけ葬る

「…俺がココに呼び出されたのはなンかの試練か?はたまたリベンジしろと?
上等。来た時点で覚悟は出来てる。
先行組…一部除き御愁傷様だが、俺はただ目の前にいる敵ぶち殺す。冷徹無比に」

【リザレクト・オブリビオン】使用
自分は後退し戦況確認
仲間のピンチにはUC解除し武器受け・カウンター
グラサンさよなら
属性攻撃・2回攻撃・呪詛で怨念の焔宿した殺意3割増の剣で斬る

触手まみれになったらお任せ


有栖川・夏介
※アドリブ・絡み歓迎

特に考えずに依頼を引き受けてしまったのですが……私、選択誤ってしまったでしょうか。
(1章不参加のため、あれやこれやを経て入った)トイレの中から溢れる、ただならぬ雰囲気にたじろぐ。
一体個室の中で何が…。いえ、あまり考えるのはよしましょう。
なるべく【目立たない】ようにします。……敵も俺みたいな無表情の男つかまえても、つまらんだろう。たぶん、きっと。

奥に行くために邪魔な触手を排除します。
ナイフを構えて【覚悟】
【第六感、見切り】【絶望の福音】を駆使して攻撃を回避。とにかく全力で回避。からの【フェイント、カウンター】攻撃。
姦淫は…その…イケナイことなので……。


リチャード・アーベントロート
WIZ
●心情
途中からの参加になっちまったが、邪神とか絶対ヤバいやつだよな
どんな奴かは分からなぇけどけちょんけちょんにしてやるぜ!

●行動
なんだ、あれ?
うねうねくねくねしてて気持ち悪りぃなぁ……。
シュババーっていってズガガーってして
けちょんけちょんにしてやりてぇけど
近寄りたくねぇよなぁ
だって見てみろよ、あれ
ヌメヌメヌトヌトしてそうだし
なんかうねうねくねくねしてて気持ち悪りぃもん

こういう時はあれだ
【ジャッジメント・クルセイド】で遠くから攻撃しちまおう
別に逃げてるんじゃねぇからな!

悔しかったらそのヌメヌメヌトヌトしたもので
俺のことをめちゃくちゃにしてみろよ!

絡み・アドリブOK
覚悟完了



●水とトイレと男とウサギ
「特に考えずに依頼を引き受けてしまったのですが……私、選択誤ってしまったでしょうか」
 有栖川・夏介(寡黙な青年アリス・f06470)はトイレの近くで呆然と立ち尽くしていた。『見えない』のだ。トイレが。彼の視界には豪華そうなラウンジが映るばかり。しかし、その時だった。
「うぴっ?」
 一匹のウサギが彼の目の前を横切る……。それは、運命の出会いであった。

 瞬間、誰もいない閑散とした豪華な待合室が消え、夏介はたくさんの紫のスポットライトを浴びせられる。な、なんだこれは……! たまげたなぁ。
「おお、アナタももしかしてこの御トイレに興味津々ですか!!!」
 ウサギが話しかけてくる。このウサギ、何を隠そうラビット・ビット(中の人等いない!・f14052)の真の姿である。ぴょんぴょん。なんと、ホモの波動を追いかけていたら、一緒に来てくれていた森の妖精さんとはぐれてしまったのだ……!(迫真)いや、ホモの波動ってなんだよ!!!
「い、いやぁ、興味というかですね、調査……で、いいのかなぁ」
 夏介が自信なさげに頭を掻きながら答える。いや、だってなんか急にトイレ現れたし。なんか、めっちゃスポットライト光ってるし、あとすごい! すごい扉が、ピンクだ!!!
「ふっふっふ。いいんですよぉ。隠さないで下さい。ビットくんにはわかるんです、あなた、ビットくんに一瞬見とれましたね! だ、だめですよ! ビットくんはホモを愛し、しかし、ホモではないウサギさん……あなたの気持ちには……」
「いや、違うから!!!!!!!」
 夏介が叫ぶ。思わず大声で叫ぶ。それは、彼の目に映るビットくんの姿が『ウサギ』であることも、大きくかかわっていたのだが、残念ながら癪が足りないので割愛。なんやかんやでビットくんに言いくるめられ、二人はその眩きトイレの中へ足を踏み入れるのであった。

「って、ほんとにこんなことするんですか?」
「いいからいいから、ビットくんにお任せです、それともビットくんを一人置いていっちゃうんですか?」
 うるうる。あざとく上目遣いで夏介を見るビット。しかしその目はホモを求めていた。たとえば夏介が本当にビットくんを置いて触手の餌食になってもそれはそれで……じゅるり。あ、垂れちゃった。
「はぁ、わかりました、でも、バレて怒られても知りませんよ?」
 ウサギを何となあああああく放っておけない夏介は、ビットのこっそり隠れてうきうきウォッチングに付き合わされることになるのであった。


●ネコのタチ、タチの悪いウケ
「…俺がココに呼び出されたのはなンかの試練か? はたまたリベンジしろと?」
 上等。来た時点で覚悟は出来てる。
 杜鬼・クロウ(風雲児・f04599)は息巻いた。そして、もう一人、彼の隣で息巻く人物。
「けちょんけちょんにしてやるぜ!」
 リチャード・アーベントロート(人狼の聖者・f04719)である。彼らはペアを組んでやってきた。冷静に情報収集をしすぎて、かすりもしないかわいそうなクロウ君にリチャードが手を差し伸べ、半ば強引にカップルを組みエスコート(強引に担い)でやってきたのである。
 先行組…一部除き御愁傷様だが、俺はただ目の前にいる敵ぶち殺す。冷徹無比にな。
 クロウは先ほどのそんな屈辱は忘れ目の前の触手を睨む、なに、こんなのさっきここで励んでたたまちゃんと一緒に行動するのに比べればへでもないアクシデントだ。
「な? 二人でくればぬめのめのとこに来れるって言っただろ? さっさとやろうぜ!」
 リチャードはやる気満々だ。
「おう、足は引っ張るなよ?」
 クロウは【リザレクト・オブリビオン】を発動する、死霊騎士と死霊邪竜を召喚し、戦わせる。二人とも遠距離だ、これなら大丈夫。どうだ、近づけるもんなら近づいてみろ!
「悔しかったらそのヌメヌメヌトヌトしたもので俺のことをめちゃくちゃにしてみろよ!」
 リチャードが挑発しながら遠距離で高確率高命中の光の【ジャッジメント・クルセイド】を空から落とす。
 だが、よく見てほしい、こちらのくねくねのもつWIZのユーベルコードを!(メタ)どうです? このくねくね。なんとちょっとくねくねするだけで、自分のボディを相手のゴールにシューッ! 超エクスタシー! できちゃうすてきなユーベルコードでしょう? なんとこのユーベルコードを使えば視認したおよそ200メートル以内の敵の胸元、お尻にだってワープできちゃうんです。そしてここはトイレ!!! そんな距離は離れて……ない!
「のわっ!」
「ん、にゃーーー!!?」
 クロウの死霊はクロウがダメージをおってすぐさま消失。そしてリチャードは……高確率高命中のジャッジメントクルセイドすらくねくねに避けられ、くねくねされてしまった。
「くっそ、は、はなれろお!」
「あ、ん……これ、きもぢわりいいいい」
 苦悶するクロウとリチャード、二人の体に、くねくねのその細く、ぬめりとしたくねくねが絡まる、打たれ弱いクロウを簡単に地面に這いつくばらせ、リチャードもすぐにその上にひれ伏させる。
「あ、おい、乗るな……! バカ猫!」
「う、うるせ。俺は人狼だ、それに俺だって好きで乗ってるわけじゃにゃあああああっ!?」
 くねくねがリチャードの尻尾に絡まる、リチャードのリチャードがクロウのケツに思い切り当たる。もちろん、これは健全な全年齢対象のゲームなので、ズボンをくねくねに脱がされたりはしていないが、だが、絡まるし、当たる!!!!
 あ、この後クロウ君のエッチなうめき声とリチャード君の押し付け摩擦絶頂まで描写するわけにはいかないので……。
「な、なんつった地の文……くそっ! 俺は触手なんかに、絶対負けない!!!!」
 クロウが叫ぶ。

♪~🚣~♪🌊🌊

 リチャードはぐったりとクロウの上に倒れていた。
「……」
 クロウはどこにもいない地の文をカメラ目線で睨んでいた。そしてその視線の先には……。

●そして、最奥へ
「はっ!?」
 一部始終を見て、迷彩で隠れていたつもりになっていたビットくんと、目立たないことでなぜかスルーされることに成功していた夏介がいた。
「お前等……」
 クロウの地を這いずるような声が二人に浴びせられる。
「び、ビットくんは用事を思い出しました、行きますよ! 夏介さん!!!」
「え、ちょ、はい!!!」
 夏介はほとんど悪くないのだが、ビットくんは完全に確信犯である。あ。なんで夏介がほとんど悪くないのかというと、動いて助けにいこうと思ったらビットくんにとっても足止めされていたからである。
「ん、うう……すげえパンツねちょねちょする。なんだ……」
「いいから立て、増援が来た、いくぞ!!!」
 めちゃくちゃむかつくがいまあのウサギを切り刻んだら手負いの自分て地では先に進むのも面倒だ、リチャードジャッジメントクルセイドを外してたし。と思ったクロウは、すくなくともあのウサギはすべて終わったら鍋にすると心に誓い、ナイフで道を切り開く夏介に続いてくねくね達を一時的に排除していく。
「ビットくんは悪くないですよ! 2人が勝手にフラグを立ててたじゃないですか! それにクロウさんめっちゃきもちよさ」
「――それ以上言ったらここで殺す」
「び、ビットさん。その、黙って奥に進みましょうか」
「そうだぞ! ぴょんぴょん跳ねてないでお前も働け!」
 優しくたしなめることになる夏介と命令するリチャード。ビットくんはそのべとべとのリチャードを見てまた余計なことを言いそうになるが、ウサギが嫌いで好きな夏介に阻止され、4人はなんとか奥へと進むのであった。

苦戦 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

十朱・幸也
※アドリブ、ネタ的な改変大歓迎

SPD

召喚したキャラクターは即全員合体
コマンド、兎に角あの白いのを暇そうにしてるヤツから殴れ、以上
……うねうねが邪神以外にいるとか、聞いてねぇんだよォォォ!!!(心の叫び)
あ、飛鳥井もいるなら、出来れば協力の礼を言っておきてぇわ

つーか、さっきから俺のケツ狙ってんじゃねぇよ白いの!
DT卒業前に、そっちの卒業してたまるか畜生……!
バッ、くすぐってんじゃ……!?クソッ、他の猟兵は大丈夫なのかよ?
本気で危険を察知したら、コマンド変更して
俺に纏わりつくうねうねをバトルキャラクターズで倒す

こんな調子で邪神戦終わるまで、無事な気がしねぇ
……あ、フラグかコレ?


飛鳥井・藤彦
【WIZ】

こりゃまた壮観壮観。
お楽しみのとこ描かせて貰いたいんやけど、なんやあのクネクネしたんが邪魔しくさりそうやなぁ。
この情景は頭ん中に描き留めといて、先に進もか。

てなわけで、袂に仕込んであった符を取り出して【七星七縛符】を発動。
扉に向かうまでちょっかい出してきはるクネクネの動きを止めさせて貰いましょ。

同行してくれそうな兄さんや坊が傍におるんなら喜んで協力しますわ。
旅は道連れ世は情け……今回は旅やのうて触手祭やけど。

あ、いろんな意味で「絡み」は問題あらしまへん。
どないな展開状況も絵のネタになると思うて楽しませて貰います。



●青い果実
「あー、やっぱり。他の人は先に行ってるみたいだね」
 飛鳥井・藤彦(浮世絵師・藤春・f14531)が十朱・幸也(鏡映し・f13277)の手を取ってトイレへと入る。官能的な男たちの交わる声が二人の耳に……。
「がふっ! ごほっ、ごほ……」
 DTオブDT。マジシャンオブDTゲーマー、幸也が咽た。
「そんな緊張せんでも、僕たちがやるわけじゃないんやから」
「が、ごほっ!!!!」
 穏やかににっこり笑う藤彦に幸也が更に咽る。そ、想像してしまった……。
 誰がどっち、とは言わないが。
「って、俺達も行かないと……ありがとうな、藤彦。協力してくれて」
「いやいや、旅は道連れ世は情け……今回は旅やのうて触手祭やけど」
 藤彦はニコニコ笑顔を崩さない。藤彦にとって、目の前の触手躍る光景はまるで地獄絵図ならぬ蠢く春画だ。ああ、惜しい。まだ誰かが絡まっているようなら絵にさせて欲しかったけれど、残念ながらその場に残るのは『それらしい痕跡』のみ、あとはすべて、個室トイレの中の続けられている、一般人の情事らしき声のみで、とても絵にはできない。
「コマンド、兎に角あの白いのを暇そうにしてるヤツから殴れ、以上」
「ほんならこっちは……この護符で……」
 幸也が【バトルキャラクターズ】を召喚し、藤彦が【七星七縛符】を展開する。護符を持ったウサギが、触手の群れに向けて、突進突進。猟兵たちが入ってきては掃除をしているはずのトイレは、相変わらず触手まみれである。まったく、どんなスピードで増殖しているのか。しかし、あまりにも適当すぎる幸也の指令。バトルキャラクターたちも頑張って突撃し、藤彦の護符をくねくねに押し付けながら撃破していくのだが、多勢に多勢とはいえ無傷では済まない!
 くねくねがくねくねと藤彦の元へワープする。
「藤彦……!」
 幸也はとっさに藤彦に飛びついてそれをかばった、藤彦の目の前にワープした職種を跳ねのけながら、藤彦を押し倒す。
「……ありがとう。でも……」
 藤彦は気付いた。転移したのは1体ではないことに。
 べちゃり。
 藤彦と幸也はくんずほぐれつ、足と足を絡め、股と股をぶつけあいながら、触手に捕縛される。
「げ、ヤバ……ッ?!」
 幸也が足で蹴りはらおうとしたが――遅かった。
「ちょ、くすぐ……やめっ!」
「ふは、ほんまくすぐったいし、あ、まって幸也くん、めっちゃ擦れて痛いわ」
 触手による淫猥な攻撃。攻撃。攻撃の押収。べったり、ねっちゃり、ぬっちゃりと、男も女も知らぬ男たちの絡み合う体をさらに濡らし、絡めていく。
 体を揺らされ、ゆすられ、次第に痛みに耐えようと力が働き、二人は体をこすり合ったまま抱き合ってしまう。無垢な二人の熱く火照るその劣情を、全年齢対象を守るため、藤彦が動いた。うごいたが……。

♪~🌊🚢🌊🌊~♪

 しばらく後、ようやく触手を引っぺがした2人、特に幸也は、全力で恥ずかしさを紛らわすために全力でそれはもう全力の全力で触手たちを葬るのであった。
「い、いこう、藤彦!」
「……うん」
 幸也の伸ばす手を藤彦が取る。それはまるでヒーローに連れ出される一人の少年のように。しかし、藤彦は思っていた。あの表情……必死に自分をかばい、触手に蹂躙されつつも自分を気遣おうと歪めながら、赤くなりながらも情熱的に向けられたあの表情を、絶対に絵にせねばならない、筆が乗れば春画にすらせねばならない……と。
 そんな絵描きの心も知らず、幸也は藤彦の手を照れ隠しにぎゅっと握り、だいたい葬られた触手の亡骸をどけつつ二人、奥に進むのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第3章 ボス戦 『『原初の触手神』ウホ・サセロ』

POW   :    フハハハ!我が真の姿を見るがいい!
対象の攻撃を軽減する【名伏し難き触手生物の塊 】に変身しつつ、【冒涜的な行いをする触手】で攻撃する。ただし、解除するまで毎秒寿命を削る。
SPD   :    出でよ!ヤオ=異本に封じられし眷族よ!
【爽やかな笑顔を湛えた人面イカ 】の霊を召喚する。これは【対象の背後に回り込むこと】や【耳元で冒涜的な愛を囁き精神力を削ること】で攻撃する能力を持つ。
WIZ   :    出でよ!アン・ナ・コト写本に封じられし眷族よ!
戦闘用の、自身と同じ強さの【筋骨隆々のガチムチ兄貴マン 】と【スキンヘッドの筋肉質なオネェ】を召喚する。ただし自身は戦えず、自身が傷を受けると解除。

イラスト:すねいる

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

●神は言いました
「お前たち、今いいところだから絶対に動くな。もし動こうものなら、貴様らのこのトイレで行った行いを全世界に晒してくれる」
 原初の触手神は猟兵たちがたどり着くたびに言いました。
「案ずるな。役者が全員揃ったら纏めて相手をしてやろう……。俺はただ、この素晴らしい新刊を書き上げるために全員同時に蹂躙したいだけなのだ」
 そう、神は来年の夏に向けていま、猟兵凌辱ホモ堕ち本とかいうものを書いていたのだ! そう、私が神だ! え、あ、ちがう? すみません調子に乗りました。そうです、私ではなく神が書いているのです。
「まあ、今最後の猟兵が隣のトイレでよろしくやってるのでそれが終わったら全員揃うだろう。そうしたら一緒に遊ぼうな」
 神は言いました。その代わりに神はこうも言いました。
「流石にパンツを濡らしたまま戦いたくはあるまい? 望むものはそこの個室で着替えてきていいのでおとなしく待っていてもらおうか」
 と……。どうするかは猟兵たち諸君のプレイングに委ねます。
双月・涼
(最初は女性人格が表に出ています)
触手神の狙いは分かったけど、心が女な私にそういう需要ってあるのかしら?
と思っていたら男性人格が何かいいたげね。
(ここから男性人格)
何か色々あったからいうけど、僕にその気はないからね。
僕の恋愛対象は女でアルテミスの恋愛対象は男、
人格考えればどっちも異性愛者といえるんじゃないかな?
まあ人の恋路を邪魔したら馬に蹴られるらしいから、アルテミスはオルタナティブ・ダブルで呼び出させて貰うよ。
ただUCで呼んだアルテミスは女性の身体だから触手神の『攻撃』は全て僕に向かう可能性が高いけど、
貞操だけは守りつつ二人がかりで八つ当たりさせて貰うよ

◆貞操守ってくれればアドリブOKです


草野・千秋
しつこいようだが僕はホモではなくてバイだ!
女の子も好きなんだ!
モテませんけど!
こんな非モテのDTがここに降り立ったのも
何かの縁でしょう……
もう何がなんだか

POW
2回攻撃を駆使し戦う
仲間が攻撃を受けそうなら
盾受け、かばうでカバーリング
ん?盾が受け?(幻聴)
ともかく仲間の貞操は守りますよ
僕だって触手なんかで貞操を失いたくない!
ユーベルコードも決め手に使っていく
弾丸の冷たい雨を食らうといい

……。無事、倒せましたかね?
勇気のある皆さんと絡みアドリブ歓迎


御宮司・幸村
じゃあ、そこの気の強そうな猟兵君…お前を抱きたい
生意気で素直じゃないなら尚好都合
俺様系バリタチの俺はオラオラプレイで挑む
鼻っ柱を叩き折った後焦らしに焦らして、自ら腰を振り哀願するまで止めない

「もっと欲しがれよ?上手におねだり出来たらくれてやるよ」

堕ちたな…UC発動!
ごめんごめん、おじさんバリタチじゃないし、バイのリバなだけでホントはえっちはイチャラブ派
ああ、UC使うの為相手に恋愛感情抱かさなきゃイケないのね?

神が猟兵凌辱ホモ堕ち本作る気がして(メタ)
つまり猟兵×猟兵で萌える=恋愛感情芽生えるかなーって

ああ、でも続きしたいならアフターでもいーよー
その前に敵倒してからねー

※好きにして良いです


ブリッツ・エレクトロダンス
そこのお前!ケモホモ本の作者と購入者はだいたいが男性だぞ![要出典]

…とまあおふざけはここまでにして。
流石にトイレで"そういうこと"はねえわ。ムードの欠片もねえ。
薄いのとかケモホモ系サイトとか"そういう"MOD積んでエロゲ化させたゲームとかだと下水道とかでやったりしてるしそそるけど現実的にはねえわーって話だよ。
元々"そういう"病気には割と気を使ってるのに自分から積極的に"そういう"病気のリスクを増やすとかバカか!?

…と、俺が長話してる間に色々と"そういう事"しやがって。(長話の間に変な声が聞こえるって?何のこと?)
俺はキレたぞ。

オマエの新刊は出ぬ……これにて終わりだ……何もかも(憎悪)



●男と女の主張
 人それぞれに主張というものは存在するものである。例えば、彼と彼女がそうだ。双月・涼(不屈の元女性アイドル・f00359)。1人に2つの人格、『ソウ』と『アルテミス』2人にして1人は全員の準備が整いきるのを待たずウホ・サセロへと突っ込んだ。
「触手神の狙いは分かったけど、心が女な私にそういう需要ってあるのかしら?」
「ふん、それで突っ込んできたと? 随分と、BL界隈を舐めているようだな」
「そうなの? ああ、でも、男のほうも何か言いたいみたい、変わるわね」
 触手神の触手に振り下ろしたガジェットを受け止められながらアルテミスが言った。
「何か色々あったからいうけど、僕にその気はないからね。僕の恋愛対象は女でアルテミスの恋愛対象は男、人格考えればどっちも異性愛者といえるんじゃないかな?」
 ソウとなった涼がいう。
「それがどうした? だからなんだ? まるで要領を得ない。お前は知らないだろうが今この場所には異性愛者から新たな扉を開いてしまったものもいる。もともと素質があったとでも思うかい?」
 ウホ・サセロがソウを触手で叩きとばす。そしてイカの眷属を呼び出し、ソウの体をそいつで絡めとる。
「ほら、囁いてやれ。そいつに知識をくれてやれ、わが眷属よ」
 ウホ・サセロはそういうと。ソウを放っておいて他の猟兵たちに相対しに行ってしまった。
「くそ、なんだこいつ……アルテミス!」
 【オルタナティブ・ダブル】を発動し、女性の精神を持つアルテミスを顕現させる。だが、その体は決して女などではない。このオルタナティブ・ダブルで呼び出されたのは、自分と全く同じ体を持った、アルテミスの心を持った自分だ。
「裁定調整、というやつだ」
 イカがやけにメタメタしいことをソウの耳元でささやく。
「この世界は不思議な力によって女体かや性別の変更を封じられている。どうしても女性キャラの見た目の内面男を作りたければジョゼいキャラを作らなければいけないように逆もまたしかりだ。ふ、多重人格者は別だって? バカ言っちゃいけねえよ。もちろん、それがこの世界の異なる神、UNN-EIに許可された特別なユーベルコードであれば覆せたかもしれないが、そのような汎用ユーベールコードで簡単に判断できる範疇じゃないんだよ」
 ここまで第六倫にふれておいて何を言っているのか。イヤしかしそういうことなんだ済まない。私にも勇気の技能があれば……。等と言っている場合ではなく、アルテミスも不意にイカに背後を盗られ、『ソウ』を押し倒した状態になり、二人とも多数のイカの足でがんじがらめのもみくちゃにされてしまった。愛、ではないがなんか冒涜的なメタ発言で精神を削られた二人は、それ以上何かされるでもなく、しかし『涼』同士で抱き合うように意識を手放してしまった。
「あ、ちなみにBLで精神的には女の子は普通に需要あるし女装男子にも需要はあるから安心してね。BL界は本当に地雷女とか実在してるけど基本的には性癖の闇鍋なんで大抵のものは包み込んでくれるよ?」
 こら、もう気絶してる二人にそんな冒涜的知識まで与えるんじゃない。

●憎悪もすべて触手に飲み込まれました
 ブリッツ・エレクトロダンス(DJ.Blitz・f01017)は激怒した。かの冒涜的な邪神、ウホ・サセロを倒さねばならないと。彼は言う。
「二次元ならともかく現実でトイレで"そういうこと"はねえわ。ムードの欠片もねえ。薄いのとかケモホモ系サイトとか"そういう"MOD積んでエッチなゲーム化させたゲームとかだと下水道とかでそういうもにょもにょやったりしてるしそそるけど現実的にはねえわーって話だよ。元々"そういう"病気には割と気を使ってるのに自分から積極的に"そういう"病気のリスクを増やすとかバカか!?」
 長い。そこそこ正論だが長い。しかし残念これは現実に起こっていたことなのだ。トイレのホモ神様は実在した。上の13番ホームのハッテンバも残念ながら実在したのだ、ああ、もちろん彼にとってありえなくて、彼にとってそれは憎いことなのだろう。だが、ちゃんとしたゲイはちゃんとゴムをもってそういうトイレに行き、ちゃんと受けにもゴムをつけて性交しているのだ。いやもちろん駄目なことなのだがとにかくKYだ。KYは排除する。そういう正論は真面目なシナリオでやれ!
 いや、怒ってはないよ? ナイスプレイング。でもツッコまずにいられない私はホモ! じゃなくて、ほら、ウホ・サセロさんやっちゃってくださいよー。うぇっへっへー!
「ふむ。まあ、我から言わせれば、つまらぬ。出直してまいれの一言だな」
「オマエの新刊は出ぬ……これにて終わりだ……何もかも!」
 ブリッツ、キレた……! しかしこのウホ・サセロ。神にしてボスである。【憎悪の鍛え直し(リフォージング・ザ・ヘイトレッド)】で身体能力を憎悪によって強化し、野生の感を頼りに応戦するブリッツであったが、真の姿。【名伏し難き触手生物の塊 】に変身しつつ、【冒涜的な行いをする触手】で嬲ってくるウホ・サセロの前に、あっけなく汚されてしまうのであった。

●筋肉はパワー
 御宮司・幸村(なろう系@最強職・f02948)は立ち上がった。しかし、そこには独り身の生意気そうな猟兵君がいなかった。いや、いたけど! なんかヘイトスピーチしてる人いたけど!!!! さすがに! ここからの絡みは!!!! 勘弁したってええええ私ネタ切れよおおおお!
「ふむ、まあ、平凡そうな猟兵だが、平凡受けも需要があったな」
「な、なんですとおおおおおおお!?」
 ウホ・サセロは幸村の直近まで一気に踏み込むと、【筋骨隆々のガチムチ兄貴マン 】と【スキンヘッドの筋肉質なオネェ】を召喚した。
「え、待って何この雑な竿役。え、俺ガン攻めなんですけど!!」
「うっふーん。しょうなのぉ? じゃあ、あちしとあそんじゃうう?」
「おいおい冗談よせよ、俺よりなよいしよく啼きそうな子猫ちゃんだろ?」
「いや、ほんとは攻めじゃないけど! リバだけど! この雑な流れは好きにしてって言ってもあーんまーりだあああああああ!」
 え、あ、うん。私もそう思ってたんだけど、まあ、ちゃんとほら、このホモのお兄さんもオネエのお姉さん(?)も幸村のこと気に入ってるし、いいんじゃないかな?
「く、あくまでも俺をパンピーのように雑に流すつもりか、だがそういうことならやってやる! 正統派に幼なじみ、血の繋がらないとか年上年下なんでもござれ。くっ殺もヤンもツンもデレちゃう恋愛がここに。存分にときめくが良い!」
 幸村の放つ渾身のユーベルコード【好感度MAXフラグ回収済、告るだけの簡単なお仕事(ラブデスティニー)】
「やさしく、して?」
 おじさんの胸キュンハート斜め45度首傾げ小動物系おねだりをkらえ!!!! ギャグの波動に飲まれて消えろ。【恋愛】の感情を与える事に成功した対象に、召喚した【理想の恋人の小指】から、高命中力の【運命の赤い糸】を飛ばす。そう、このユーベルコード惚れさせないといけないのだ! でも猟兵に打ちたかった!
「ああん、私もう我慢できないたべちゃうぅ」
「うち、屋上あるんだけど、焼いてかない?」
 軽率に幸村の誘いにホイホイ乗ってしまったのだ。ってなんだこのカオスな江連は! 筋肉ムキムキマッチョマンとおかまのごっついねえちゃんに挟まれるおじさん! しかしそう、これもBL界には需要が、ありまぁ~す!
 あ、でもこの後どうしよう。
「え……」
 幸村の明日はどっちだ!

●失敗判定になるところだった猟兵たちを一気に3人助けちゃう千秋君の図
「って僕そんな役割に抜擢されちゃったんですか」
 ごめんね。でももうほんとピンチで、こういう時頼れるのってヒーローだけなの、ごめんね! 混迷する戦場、次々と遊ばれちゃうノンケとブチギレほもとホモオジサン。草野・千秋(断罪戦士ダムナーティオー・f01504)は一気に戦場を駆け抜ける。その中には先程まで共に頑張っていたアルテミスもいる。
「待っててください皆さん」
 戦場をかけるバイ、ダムナーティオー。男としての主張も女としての主張もゲイとしての主張も目論見も弾かれた今、彼がここに降り立ったのは運命だったのだ。ああ、ちょっと思ってたのとは違うけどね。
「先ずはそこの二人!!!」
 ダムナーティオーはオジサンを挟む筋肉とおかまを2回攻撃で一気に撃退。もちろん消滅まではいかなかったがオジサンの救出には成功だ。自由を取り戻したオジサンが自由を得て戦場から離脱する。そこそこふざけていたがダメージは受けている。前線は無理だ。
 さあ続いてはトイレのあれそれへのヘイトスピーチを高らかに歌い上げた……私勢いで書き上げたけどまた伏字になってないよね? ミ、見直そうね? はい、それはさておきブリッツの元へ! こちらは既にウホ・サセロに穢され遊ばれてしまい怪我をおっている。
「おじさん。下がるならこの人も一緒に!」
「わ、わかった。かなりガタイがいいが……頑張るよ」
 一般通過生贄オジサンにされかけた幸村は怪力と逃げ足でブリッツをつれて部屋の端まで逃走。さあ、あとは、アルテミスとソウの二人だ!

「いいですか? そもそもTL界ですら女体かヤンキー危機一髪♂とかいうのがあっ足りなかったりするのに男の体を持った女の子が需要がないわけないじゃないですか、しかも人格だけでその体は生粋の男、これは……」
「――その冒涜的な囁きを……やめろおおおおおおお!」
 ダムナーティオーがいまだに囁き続けるイカを思いっきり二回攻撃と怪力と捨て身の一撃でボコボコにしてソウとアルテミスからイカ足を引きはがす。
「畳み掛けます!」
 更にはユーベルコード【冷たい雨に撃て、約束の銃弾を(ヤクソクノジュウダン)】を放ち、イカをさらに前進の武装から解き放たれる弾によって大ダメージを与える。
「大丈夫ですか、アルテミスさん、あと、もう一人の人!」
 アルテミスの名しか知らないダムナーティオーはそのまま両腕で2人を左右にそれぞれ抱えて宣戦を離脱する。今回は損な役回りになったが、君の活躍をここにいるホモたちは決して忘れないぞ! またいつかの出会いと活躍を期待して、戦え、ダムナーティオー、負けるな、ダムナーティオー!

 あ、もしかしたらまだあとの誰かのプレイングに絡むかもしれないので最後まで読んでね。

苦戦 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

ラビット・ビット
アドリブ・絡み・ネタ大歓迎

ええっ!?猟兵凌辱ホモ堕ち本なんて描いてるんですか!?
ビットくんそれにすごく興味があります!
ちなみに既刊はありますか!?

戦闘が始まったらビットくんは隠れます
『迷彩』です
魔法少女でもかわいいマスコットは自分で戦わないじゃないですか!
たくさん絡みが見れるほどビットくんは強くなれるんで許してください!
ビットくんに優しい人が本気で嫌がってたら助けますけど…5分、いや10…15分後くらいに
ビットくんがピンチならろくろうさんの背中に飛び乗って助けてもらいましょう

おいしいホモをたくさんありがとうございました
でもビットくんも一応猟兵さんなんで
死んでくださーい!
ユーベルコードで殴ります


有栖川・夏介
※アドリブ・ネタ絡み歓迎

新刊を書き上げるため…ですか?
私利私欲のために彼らをこんな目に遭わせたというのですか。
……あ、いえ。楽しんでいる人も中にはいるようなので、そこはあまり責めませんが…。
とにかく、これ以上貴方の好きにさせるわけにはいきません。

神を殺す小刀を構え【覚悟】
【第六感】【見切り】で敵の攻撃を回避。
攻撃を受けそうな人がいたら、【かばう】でフォローします。
やられたと見せかけての【フェイント】攻撃も有効打になるでしょうか?
【咎力封じ】で敵のユーベルコードを封じられないか試みます。
手枷・猿轡・拘束ロープ……違います。そういうプレイじゃありません。

ええと…俺、普通に戦って大丈夫なんだよな?


ブリッツ・エレクトロダンス
がっつりマジレスしたら一蹴されてぬめぬめでどろどろの酷い目に遭った奴がいるってさ、それってどいつだ?
俺だよ!

俺を汚したあの触手が忘れられないの…。とか言うかああああ!!
ちくしょうこうなったらプランB、その書きかけの原稿ごと風で吹き飛ばしてやる!
起点ヨシ!ベクトルヨシ!出力ヨシ!吹き荒れろ、疾風(シュトルム)!

いや待て耳元で変な事囁くんじゃねえ毛並みが逆立つほどおぞましい精神攻撃やめろォ!?



●新たなるカップリング、飛ばせ! 魂の突風ラブラブSM
「うおおおおおおおおおおおお!」
 ブリッツ・エレクトロダンス(DJ.Blitz・f01017)が立ち上がる。いや、立ち上がるじゃないよ。クソ、これが☆のチカラだというのか! 精神的に触手にズタボロになったはずのブリッツはいろんな意味で元気になっていた。元気に……。え、なに?汚したあの触手を忘れられない? あ、うんそう。
「ちょ、大丈夫なんですか?」
 有栖川・夏介(寡黙な青年アリス・f06470)が声をかける。隣にはラビット・ビット(中の人等いない!・f14052)君も……あれ、居ないじゃん。そう。何を隠そうラビットビット、このウホ・サセロ空間こと○○○用トイレが入ってみれば電気を消したラブなホテルの一室張りに広い空間だったため、そして暗い空間だったため、これおあつらえ向きとまた『迷彩』で隠れてしまったのである。
 ミテイルゾ(<●>Д<●>)

「ああ、これくらい大丈夫だぜ!」
「いや、そういわれても、フラフラじゃないですか……」
「うるせ! あんなことされてわすれられりゅか! 体がうじゅくんだよおおおお!」
 ろれつが回らず変態発言みを帯びたブリッツの叫び。夏介は今度こそ無茶する猟兵を助けたかったが……ここで夏介、先ほどのトイレで玩味させられてしまったちょっとエッチな出来事の一部始終を思い出す……。そう、とにかく止めなければ! 僕はノンケのはずなのに何ちょっと赤くなって反応しているんでしょうか!
「――ですが、そうですか。そうですよね、こんな私利私欲のためにバカげたことをする邪神、放ってはおけませんよね、それならせめて僕のこのロープに捕まってください。一緒に行きましょう!」
 ロープで、一緒に、いく……?
「いや、そういう、そういう目的ではないですからね!?」
 何かを察したのかツッコむ夏介、でもだめだ、この空間ではツッコミという単語さえ煩悩まみれのサルのような思考回路でなんかそういう響きに聞こえてしまいそう!
「わ、わかった!」
 同じく淫猥な思想にはしりそうになったブリッツ君もそのロープをとり、夏介に引っ張られ、支えられながらウホ・サセロに突撃していく。

「ふん、来たか……まだやれるな? 眷属」
「ええ、もちろんです。ウホ様」
 千秋に嬲られボロボロになっていたイカがウホの命令で夏介立ちに飛び込む。

「おやおや、お二人さん、ロープでおてて繋いでデートですな?」
 イカは突然とニッコリ笑顔で二人の背後に現れ、その触手……いや、足を二人の肩にポンポンと置きながら出来立てカップルを茶化すセクハラオヤジのように声をかける。
「ば、ちげ……俺は、こんな紳士的な奴」
「本当にそうですか? あなた、さっき触手にも簡単にホイホイやられてましたよね? 超チョロインじゃないですか? ほら、ねえ緑の神のお兄さん、こっちのお兄さんはさっき触手にやられてとってもおつらそうなんですよ。ここはあなたが鎮めてあげないと、そんなロープで連れて行っても足手まといになるんじゃないですか?」
 反論を許さずまくしたてる様に、しかしねっとりと言葉にするイカ。ほら、思い出すでしょう? あなたの前でみだらに乱れてしまっていた二人を。簡単です、ああやって服の上から体を重ねるだけでいいんです。ね? ほら、大変健全でしょう? と。続ける。
「な……なにを!?」
「そ、そうですよ! 私達は今あなたたちを倒しに来ているんですよ」
 猿轡と手枷を構え、イカにの方を振り向き対峙する夏介と、ブリッツ。
「御託はいいのです。ほら、ちょうどいい道具もありますし、ねえ? そこのウサギさんも見たがってるんでしょう?」
 な、なぜわかった。と一瞬傍で驚くウサギさん。しかしイカはそちらを相手することはなく、二人の足をすくい、重ね合うように地面にひれ伏させる。
「――ってまた簡単にやられちまってる俺!」
「す、すみません、猿轡と手枷を握っていたのでうまく着地できなくて」
 地面に手を付けず、完全密着状態で重なる男と男。っていうか目の前にはイカも興味深そうに観戦にきてるウホもいるぞ!
「な、なあ、俺、どうすればいい?」
 ブリッツはメスの顔で尋ねる。
「え、ええ。そんなこと私に言われても、っていうかその顔なんですか、ちょ……」
 そのまま夏介の背中に手を回し耳元に顔を近づける。この男、ついに触手で情欲を抑えられなくなったというのか! 手枷に興奮しているのか! 夏介君はこのまま体のいい攻め役として遊ばれてしまうのか!?
「いいから聞け。いや、俺は快楽的なのは好きだが、そうじゃない。えーっと、お前と重なってるのも悪くないが、そうじゃない」
 おっと、何か作戦があるようだが煩悩は洩れているぞ!
「わ、わかりました、わかりましたから落ち着いてください」
 夏介が優しく諭す。もちろん本当にその気じゃないのはわかってるが、お互い全く反応がないわけではないわけで、夏介は先ほどの情景を、ブリッツは先ほどの触手攻めを思い出して不覚にも反応して押し付け合っているわけで。完全に安全とは言い切れないしウサギに見られてる夏介くんは複雑な心境で興奮してるし。
「で、俺はどうしたらいい? その手枷と猿轡は当てられそうにないだろ? この体制じゃあ」
 二人の手は便利なイカの触手に縛られからめとられている。イカ、いつの間に!
「あのロープが見えますか?」
 夏介が今度はブリッツの耳元に口を寄せて囁く。ああ、気持ちいい……じゃなくて。
「ああ、見える、さっきの奴だよな」
 そう、地面には先程まで道しるべになっていたロープだけが自由を手に入れてころがっている。
「あれを、なんとか僕の手元に……あれなら当てられますから」
「わかった」
 起点ヨシ、ベクトルヨシ、出力ヨシ!
「疾風(シュトルム)ッ!」
 まるで喘ぎ声のように放つその言葉。ユーベルコード【疾風(シュトルム)】が発動する。それは視認したロープを疾風で攻撃……打ち上げた。あとイカもついでに攻撃しておく、自由を手に入れなければ。
「つ、ついでええええ!?」
 突然の突風にたまらず二人を解放し一度立ち退きのけぞるイカ。
「上出来です」
 すぐさま起き上がった夏介とブリッツ。パンツは濡れてしまったが、下半身はスッキリ収まった。何をスッキリしたのかは想像に任せる。そして一瞬でロープをとり、それをウホ・サセロへと放つ。
「手枷と猿轡は……つける前に触手になられたらアウトだな。せめてくらえ!」
 【咎力封じ】を発動し、ウホ・サセロの攻撃力を減らす。
「今です、ブリッツさん、もう一度!」
「おう……いけ、疾風ッ!」
 ロープで拘束されたウホさせろと、その傍にいたウサギさんが巻き込まれ一緒に飛ばされていく。
「ってビットくんもですかああああああああ」
 ビットの叫びは疾風の音にかき消されてしまい、誰の耳にも届かなかった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ガルムゼノン・フェンリル
さて、スッキリしたし最後のひと仕事…!(毛皮にはりつく違和感を拭いながら)
んー?この黒幕お兄さん、商業BL漫画に出てきそうな整った顔つきしてるけど邪神なのか………(何故か残念そうに)

へ?眷属は人面イカなの…?
冒涜的な愛ってなんだかよくわかんないけどもー…
情報収集と戦闘知識使用
アサルトライフルを構え(スナイパー)顔面を精密射撃
近寄られたらハンドガンで零距離射撃
弾が切れたら拳で2回攻撃&衝撃波で攻撃かな
ぬるぬるしてたらちょっとヤだなぁ…

人面イカの数を減らせたら、触手をうじゅるうじゅるさせてるお兄さんを『レプリカクラフト』で落とし穴に落っことして静かにしててもらおうか

★絡みアドリブ諸々大歓迎!ふへへ


トラゴス・ファンレイン
【WIZ】
はあ、触手なんてどうとでもなると思っとったけど中々手強いモンやなぁ。お仲間がおって助かったわ。……守って貰った分、きっちり仕事してお返しせなあかんな。【気合い】入れて行こか。

これあんまり使いたくないんやけど、ユーベルコード【絡目手】で対抗や。
触手やなくて蛸の脚、筋力も動きの精密さも触手には負けへんで。邪神も眷属も纏めて俺が釘付けにしたる。そんで、動き止めとる間に本体の邪神に【グラップル】で組み付いてそのまま一発、横っ面張り飛ばしたろ。

妙な配下使って男の尊厳めちゃくちゃにしよって。
ホンマタチ悪いわ……ああクソ、絶対今後も思い出すわ、悔しいなあ。


※アドリブ・ネタ・絡みその他オール歓迎


リチャード・アーベントロート
POW
●心情
うう、さっきは酷い目に遭っちまった
それもこれも全部テメェのせいだぞ邪神!
けちょんけちょんにしてやるから覚悟しろよな!

●行動
とりあえずパンツ着替えちまおう
だって動くたびにねちょねちょして凄ぇ気持ち悪ぃんだもん
なんでパンツがあるのかとかは今は考えねぇぞ

うっし、それじゃ準備も出来たし戦うぜ
さっきは遠くから攻撃して失敗しちまったんだよな
大体当たるって言われてたんだけどなー
やっぱ俺には合ってねぇんだな
シュバババって行ってズガガガってする方が性に合ってるぜ

他の奴らが攻撃しているのに合わせて
灰燼掌でシュっと行ってドーンしてやる
ズルくねぇぞ、これが友情パワーってやつだぜ!

アドリブ・絡みOK
覚悟完了


秋月・充嘉
UCはSPDだけどPOWを受ける(可能なら)

人型の触手…?なるほどその手が。
新刊いくらですか!?え、まだ未完成?そんな…。
気になるけど倒さないといけないっすね…。
【影龍の顎】でしっかり喰らうっすよ!その際腰布がずり落ちると思うんすけど事故だからしょうがないっす!(でも見るものは見る)

ノンケとホモはくっつけば最高にイイけど、失敗もデカイんすよ…。でもできればお近づきに…!でも嫌われるのはツラい…。
あ、ところでこの空間まだ消えるのに時間がかかるならちょっとすっきりしてきていいっすか?ダメならちょっと遠くのホモの社交場まで我慢するけど。

※今更ですが同性愛者です
※アドリブ・ネタ・絡みなんでも歓迎


杜鬼・クロウ
アドリブ◎
触手は斬る絶対
トラウマ悪化させんといて!
ぬめぬめはリチャードさんや希望者どうぞ!

「他のヤツらは楽しんでるかもしれねぇが、俺は今度こそ何としてでも意地でも必ずこの手で断ち切る。
フラグじゃなくて真面目に。いいか?ちゃんとヤれよ?
これ以上困らせンな…負の連鎖は終いにするぜ。
全部終わったらウサギ鍋の準備しねェといけねェしなァ(イイ笑顔」

着替えはせず脱ぎません!
服を拭くものがあれば拭いて戦闘へ
仲間と連携

先制攻撃・2回攻撃で敵の気色悪い腕やらもろもろ斬る
【トリニティ・エンハンス】使用。攻撃力up
敵の攻撃は見切り・第六感で躱す
フェイント入れて属性攻撃で剣に火宿し燃やす

「そのまま逝けよ、クソがッ!」


飛鳥井・藤彦
【WIZ】

腐っても神さん、えげつない攻撃してきはりますなぁ。
即堕ち2コマにならへんよう、此処まで一緒に来た幸也さんと気張らせて貰いましょ。

とりあえず、背後とられたらアカンやろ。
幸也さんとは背中合わせで戦いましょ。
大筆で眷属を【なぎ払い】【吹き飛ばし】。
幸也さんが時間稼いでくれはったら【アート】で素早く手持ちの画帖に【触手に絡まれて妖しげな汁塗れで羞恥と快楽の狭間で悶える顔を浮かべた男達の絵】を描いて【震魂戯画】で攻撃。
……幸也さんが絵のモデルになってるのは秘密やで?

「神さんの新刊が読めへんのはめっちゃ惜しいんやけどねぇ。代わりに僕がすっごいの描いたるさかい、往生しなはれ」

※アドリブ・絡み大歓迎


伊兵・ミカ
(目がしんでる)

パンツの替えなんかもってきてないんだけど…
でも気持ち悪いし
ま、まさかの、ノーパry
わ、わかった。脱ぐ
男に二言はない

守り手として戦うよ
敵の攻撃に向かい、無敵城塞で身を固める
さばききれない攻撃は、前衛で盾受けでガード
攻撃はみんなに任せる
俺がみんなを守る…!
いや、だからって後ろは守りたいんですけど

受けは、俺が守る…!
なんか知らないけど、色々失った気がする
蹂躙って漢字難しいよね

アドリブ、絡み歓迎


セリオス・アリス
全員の準備ができたら『ダッシュ』で距離を詰め『先制攻撃』いきなり斬りかかる
もう我慢するもんもねえからな!
『属性攻撃』の『2回攻撃』に
『ジャンプ』からの勢いをつけた『踏みつけ』
アレに触りたくねえし
殴るより今回は剣と蹴りがメインだ

触手に捕まったらまた燃やそうとして思いとどまる
気持ちわりぃ…
けど…さっきミカもついでに燃やしちまったから…流石に2度目は悪い…気がする
代わりに【青星の盟約】を歌(えるかどうかは定かではな)い
攻撃力を最大限まであげて触手を引きちぎろう
触りたくはねえが背に腹は変えられねえ

アドリブ・絡み大歓迎
※自分から欲しがらなければ色々OK
好きにしてください
現在の状態次第では無意識で『誘惑』


十朱・幸也
アドリブ、ネタ、改変大歓迎!

POW
ココまで来たし、藤彦がいんなら一緒に

全員同時にとか良い趣味してんな、チクショー!
その前に個室で着替えさせろ、させて下さい、オネガイシマス
(意訳:このクソ野郎同人誌のネタにするとかざけんじゃねぇ)
コレで替えのパンツが際どいのしかねぇなら、マジで恨むぜ神様……

これまでの怒りで疑似覚醒、藤彦が狙われそうなら庇いつつ戦闘
さっき迷惑掛けちまったしな、何とは言わねぇ
うわ、真の姿エグ過ぎんだろ……
バッ、ふざけんな、変なトコ入ってくんなっての!?
触手相手に噛みつきたくねぇけど、ピンチなら仕方がねぇからする

ヤベェ……
なんか、今後色々目覚めそうな自分が怖ぇわ、ホント(遠い目)


明智・珠稀
妖剣を解放したい(使用UC)

もはや触手が添え物レベルな程
色々堪能させていただきましたご馳走様です。
私のプリ尻は元気です、ふふ!
くんずほぐれつな我らを一気に蹂躙したいだなんて
流石新世界の神ですね、さぁ私とも遊んでください(全裸)

■戦闘
私の妖剣は勿論、色んな部位は凄いスピードで動きますし【早業】
色んな衝撃波を放ちますよ…!!
しかも今のたまちゃんはガルムゼノンさんの色んなアレを吸収しておりますので
更にパワーアップです、ふふ。
さぁ神の触手VSバキューム明智の対決が今ここに…!!
さぁ、愛しあいましょう、そして貴方を気持ちよく昇天させていただきましょう
夏のスペースは私に託してください…!

※どうにでもして♡



●サービスカット~待機組~
 さて、一部の猟兵たちがフライングゲットしている間に、他の猟兵たちは全員集うのをおとなしく待っていた。まあ、そこには様々な思惑があると思うのだが、待つ者の動機は主には罪悪感、または庇護欲であろう。そう、相手の下着を汚してしまった、相手と最高の舟をこいだ(誤用)のだから、一人の男として、敵に従うのは癪だが従うしかあるまい。
「で、お前は着替えないのか?」
 ガルムゼノン・フェンリル(砕月の咆哮・f01970)がその場に残る猟兵たちに尋ねる。
「俺は拭くだけでいい」
 ……大丈夫? その、皮膚がかゆくなるよ? とはだれも言わないが杜鬼・クロウ(風雲児・f04599)が答える。タオルだけもらって体をふいている。大丈夫? 皮膚とかかゆく……うん、そっか。会場が生暖かい目でクロウをみるがクロウには現状意味が分からない。
「俺は、燃やしたから……」
 セリオス・アリス(黒歌鳥・f09573)はそう答えた。うん、そうだね……なお、ミカは服が焦げてしまったしねちょねちょなままなので着替えてます。
「私は……せっかくおなかいっぱいなので」
 こら、意味深な発言をするんじゃない明智・珠稀(和吸血鬼、妖刀添え・f00992)!!! 嗅ぐな! クロウとガルムゼノンを交互に嗅ぐな!
「……」
 うん、クロウは早急にたまちゃんを切ろうとするのを我慢してほしい。
ガルムゼノンもたまちゃんを独占的に抱きしめて撫でなくてもいいよ、クロウさんとは知り合いだし仲良しだけどそういう心配はいらないからね!
「皆さん、大変だったんですね……」
 ダムナーティオーはなんかよくわからないけどどんまい! みたいな感じでそういった……。

●サービスカット~ドキドキ更衣室編~
 伊兵・ミカ(PigeonBlood・f05475)がズボンをおろし、パンツを脱ぐ、その若くなめらかな肌が触手のせいでべとべとだ。早く着替えないと……。
「はぁ、っていうか、パンツは変えれてもズボンはそのままだよね」
「まあ、動きにくいよりましやろ」
 トラゴス・ファンレイン(エスケープゴート・f09417)が同じく男らしくズボンを脱ぐ。そして目の間やり場に困るし脱ぐに脱げないほど興奮している秋月・充嘉(キマイラメカニカ・f01160)。
「なにしとるねん、お前もはやくきがえや。みんな待ってるやろ?」
 容易にトラゴスに脱がされてしまった、パンツを渡される。動じられていない……男前である。
「ってか、わかってはいたんだぜ? わかってはいたんだけどさ……このパンツ競パンじゃんか! しかも、紐って……」
 十朱・幸也(鏡映し・f13277)はその刺激的なパンツに驚愕しながらも、着替えるしかないのではく。ブーメランよりきついッス。
「ふふ、でも、幸也……すごくきれいだよ? 意外といい体もしてるよね」
 飛鳥井・藤彦(浮世絵師・藤春・f14531)は自分はさっさと履き替えてしまったので恥ずかしそうにパンツの紐をぺちぺちとはじく幸也のおなかとかを触っている。もちろん誘惑とかではなく芸術家としての被写体への興味だ。半分は、ね。
「……なあ、俺の、はみだすんだけど」
 何が、とは言わないけどリチャード・アーベントロート(人狼の聖者・f04719)がいった。
「「「あ、俺も俺も」」」
 見た目でなっとくなトラゴスと見た目で納得なうえに収まりがつかない充嘉と藤彦に触られて収まりがつかなくなった幸也が言った。
 ――みんな深く考えないことにしてもうズボンをはいてしまった。

●全員纏めてしゃぶりつくしてやるぜ!!
 猟兵たち……一部は様々な都合で飛び出していったのだがとにかく残った10人、そしてまだ戦える1人の猟兵は集合した。よし、大分シャツ使ったけど、ちゃんと全員紹介出来たな?
「ふっはっはっはっは! よい、よいぞ!!!!」
 大興奮するのは『原初の触手神』ウホ・サセロである。このウホ・サセロ、先ほどの更衣室の様子をすべて丸ッと触手を忍ばせて盗み見ていたのだ! そして新刊は完成へと近づいていた。
「何がよいぞだ! その新刊を見せるッス……じゃなかった! 今からお前をぶったおしてやるっす!」
 充嘉が指を突き出して宣誓する。
「そーだそーだ! 私はかえって早くガルムゼノンさんと3日3晩休むことなく営むんですからそのエッチな触手だけおいて帰りなさい! チェーンジ! たまちゃんピンク!!!!!」
 たまちゃんが早着替えで猫耳と猫尻尾(直挿し)を付けたピンクの戦隊ヒーローにコス……変身する! むくむくっ……ん?ガルムゼノンさん、これ何の効果音?
「ふむ、まあ、そうだな。少々残念だがいい加減、静かにしてもらおうか」
 ガルムゼノンさん!?!? ま、まあいいか。
「触手は俺がからめとったる。皆頼むで」
 トラゴスも準備万端。先ずはこの4人が突撃だ!

 トラゴスは早速邪神の元まで行くとユーベルコード【絡目手(カラメテ)】を発動する。見つめ合う二人、地面から生えるタコの足。とはいえ、トラゴス一人の発動では簡単に回避されてしまうようなユーベルコードであっただろう。【影龍の顎(ガチドラバイト)】――充嘉のユーベルコードだ。充嘉がタコ足より早くウホ・サセロに組み付き、実体化した影の龍の頭部に変形した充嘉の充嘉でウホ・サセロを食らいその場にくぎ付けにしたのだ、そしてトラゴスのタコ足がウホ・サセロが全身触手になるより先に四肢をタコ足で絡めとる。
「はあ、いいよぉ、お前たち……最高のカップリング係数だ……」
 ウホ・サセロはは触手にすでになっている左手で充嘉の充嘉バイトをなでなで。噛まれていても余裕の笑みである。あとドラゴンさんさらにおっきくなっちゃうでしょやめなさい!
「ああ、出る、出ちゃいますガルムゼノンさん!」
 たまちゃんピンクは妖刀【閃天紫花(センテンシケン)】を抜き、【妖剣解放】を早業で連射して衝撃波! 寿命、いや、イキハテルまでの寿命を削りながらシュババババ!
「ああ、いいぜ。もっと出しなよ!」
 ガルムゼノンが向かうのはウホ・サセロ。せっかく捕まえてるんだ、このままいくぜ!

「まて、お前をウホ・サセロ様のところへは行かせない」
 立ちはだかるイカ、しかしそこに二人が声を上げる。
「いや」
「あんたのあいては……」
「俺(僕)達や!!!!!」
 幸也と藤彦は強い絆を気付いていた……これはGW薄い本作成ワンチャンあるか? 一人で畳みかけたらさらにいろいろこの場で目覚めるかと思っていた幸也だったが、藤彦は超イケメンだった。あとで論争したくないからはっきり私的解釈を申し上げると超イケメンスパダリ誘い受けだった!
「幸也はん。俺と背中合わせで戦ってくれへんかな」
 超策士イケメンスパダリ誘い受けだった!!!!
「お、おう! それだったら後ろ狙われないじゃん! やるな、藤彦!」
 幸也がその作戦に乗る。イカはやけになって二人目掛けて飛んでくるが何のその。幸也は【疑似覚醒(クルエルモノ)】を発動し、赤紫の瞳、真っ白の髪のヴァンパイアに覚醒する。爆発的に上昇した戦闘能力でイカに食らいつき動きを止める。
「今だ、藤彦!」
 ヘタレDTくわれ攻めが食らいつく貴重なシーンですお納めください。藤彦はその合図をうけ【震魂戯画(ギガンティック・ヘドネー)】を発動。触手に絡まれて妖しげな汁塗れで羞恥と快楽の狭間で悶える顔を浮かべた男達の絵を書き上げてイカに見せる。
「こういうの、すきやろ?」
「そ、それは……!」
 イカがその絵と幸也を交互に見て……大ダメージを受けた。
「と、尊い~」
 そう、この絵の男たちのモデルには幸也が使われていたのだ。どっちかというとその事実が刺さったみたい。尊い。イカは昇天した。

ガルムゼノンは尚も進む、必ずあのウホ・サセロにとどめを刺さなければならない。そのさなか、ウホ・サセロの拘束状態から延ばした触手がガルムゼノンを襲う。
「ガルムゼノンさん!!!!!」
 ダムナーティオーが触手とガルムゼノンの間に飛び込んできてそれをかばう」
「……青年!」
「いいんです、早く言ってください。僕、盾受けは得意ですから」
 触手はダムナーティオーをからめとろうとしていたが、盾で受けた上に弾き飛ばされていた、それが悪さしないように、ダムナーティオーがその触手を手でつかみ、握り、拘束する。
「さあ、行って!」
「ああ、ありがとう」
 ガルムゼノンはまた走る。邪魔さえなければすぐそこだ!しかしその前に今度はおかまとムキムキマッチョマンが立ちはだかった。
「ここから先は……(低いだみ声)」
「行かせないわ!(野太い声)」
「ち、トラゴスと充嘉みたいに俺も不意打ちで行けばよかったぜ。そこをどけ!(森川〇行ボイス)」
「や、やあん、この人、すごいいい声~、でもだ・め・よ! 不意をつかれてウホ様を拘束されたけど、とどめはささせない!(野太い魔法少女ぶりっ子ボイス)」
 しかし、しかし、ここにも助っ人が! そう。セリオスとミカである。
「星に願い、鳥は囀ずる。いと輝ける星よ、その煌めきを我が元に――さあ歌声に応えろ、力を貸せ!」
 【青星の盟約(オース・オブ・ディーヴァ)】の発動による身体強化からの先制攻撃、セリオスが屈強なおっさんと汚いおかまを切り付けた。
「いや~ん♡ いたいじゃないのぉ~」
「んもう、やってられねえぜ! おらあああああ」
 屈強な男が仕返しのパンチを的確に放つ。当たりそうになるセリオスであったが、そのまえにミカが立ちふさがっていた。
「受けは……セリオスは僕が守る!!!!」
 お詫びと、御礼に。美しくかわいいセリオスを僕が守らなければいけないんだ。それは、幼い少年の、体を重ねたが故の所有欲、そして庇護欲。【無敵城塞】によって全く動くことなくその拳を受け止めるミカ。
「さあ、セリオス!」
「俺を守ってくれてありがとう、ミカ」
 それは、つかの間のデレ……。セリオスがミカの背後からもう一度おかまとおっさんを切り付けてそれを退治するのであった。

●最後はおもいっきり!
「やっとついたか、すこしおそいぞ!」
 充嘉が影龍となった充嘉の充嘉をウホになでられながら強張った顔で言った。それ、どういう強張った顔なの? きになる。
「ふん、二人とも顕在か」
「あたりまえやろ! あ、でもタコ足の力抜けそう。やるならはよして」
 たまちゃんの剣波は地味に届いているがまるでくすぐられているかのようにウホは余裕だ。流石にボス、そして神といったところか。
「だが、ならばやってやる!」
 ガルムゼノンがウホに急接近、そして、直近で拳を構える。しかしその拳は振り下ろされることはない。いや、正確には振り下ろされた。しかしその狙いは……地面だ。
「何!?」
 ウホもこれには驚く。ガルムゼノンは【レプリカ・クラフト】で地面に穴をあけたのだ。それは、完全にウホを拘束するための穴。ウホはタコと龍から解放され、そこに嵌る。そう、それは……ぴったりとウホのお尻が嵌って動けなくなってしまう壁尻穴だ!!!!!
「く、このような冒涜的なものを、よくも……」
 壁にも穴はあるんだよなあ!!!! そしてそこにたどり着く戦う気満々の二人。お待たせしました。
「触手への敗北感は、ここで断つ!!!!!」
「おまえなんかめったんめったんのぎったんぎったんだああああ!」
 ――リチャードと、クロウだ。
 クロウは【トリニティ・エンハンス】で炎を宿した剣で触手となっているウホの手をぶった切り大ダメージを与える。そして、とどめはリチャードだ。近距離でしか当たらない超強力な一撃、壁に尻をはめてる今が最高に当てやすいタイミングなのだ。
「灰燼掌(カイジンショウ)!!! ぐちゃぐちゃになれえええええ!」
 ウホのケツを貫く魂の拳。
「ば、バカな……私が、イかされる……?……アーーーーーーッ」
 汚い、しかし諏訪●のようなビューティフルボイスで『原初の触手神』ウホ・サセロが光に包まれて消えていく。

トイレの中の空間も、すぐに光に包まれて晴れていく。元の、正常なる景色。豪華寝台特急待合室。 幸いトイレで励んでいた者たちはもう解散したようで、そこには猟兵たちのみがいた。
 一人の駅員が声をかけてくる。
「すみません、そろそろウェルカムパーティーをやるのでこちらの利用は控えていただけますか?」
 と。猟兵たちは上野駅を出て各々自由行動をとり体のほてりや、連絡先の交換や、この後の約束を取り付けてからグリモア・ベースへと帰っていったらいいとおもいました。

●おまけ
「それじゃあ、絶対ですよ? 絶対ですからね? ふふ」
 たまちゃんが耳と尻尾をつけたままガルムゼノンに上目遣いでおねだり。どうやらこの後の予定を立てているようだ。よく、捕まらなかったな。
「ああ、わかったよ、子猫ちゃん」

「はー、めっちゃべたべた。はやくかえろー。クロウも帰るだろ? 俺道忘れたかも。連れてってくれ」
「ん? ああ。まあそれくらいならいいぜ」
 クロウはラビット・ビットの耳をひっつかんで答えた。ラビットは意識がないようだ。魂が抜けている。
「ん、リチャード、なんだそれ」
「わからん、なんか手紙貰った」
「ふーん」

「なあ、藤彦……あの絵」
「ん~? どうしたん? 気に入ってくれたん?」
「あ、あー。いや、あはは」
 核心に迫れないヘタレ幸也。まさか、まさかモデルが俺なんてこと、ないよな。ナルシストかよ。

「セリオス。ごめんね。僕……」
「いいぜ。年上の余裕で許してやる。んで、こっちこそ燃やしたのは謝る」
 とりあえずなんか和解しておくセリオスとミカ。

「それで、アルテミスさん。もう大丈夫なんですか?」
「ええ、心配かけてごめんなさい。包容力と勢いがすごい邪神でしたね」
 1つに戻ったアルテミスをエスコートして帰るやさしい千秋。

「うう、一般通過おじさんのように扱われてしまった……」
「まあまあ、そういう日もあるぜ」
「あはは、でも、結局僕たちは絡められてしまいましたね」
 幸村を慰めながらそこそこ理不尽な目にあったことを笑い語りながら帰るブリッツと夏介。

 そして……。
「な、なあ!」
「……なんや、充嘉か」
 充嘉はもじもじとトラゴスを見上げた。
「お、俺、収まりがつかなくて。ノンケの君にこんなことを頼むのは非常に、その……怖いんだが」
 充嘉の手が震える。
「俺……!」
「はあ、まあ、そうか。めっちゃ興奮しとったもんな。まあ嫌いじゃないし。今回は特別な? あ、運動するだけやで?」
 充嘉が最後まで言うまでもなく、トラゴスが言った。難しいことはよくわからないけど。まあ、面白そうだしって感じで。

運動、がどういう内容だったかはこの際詮索しないことにして、多くの男たちのドラマが、ここで一度幕を閉じるのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年02月28日


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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠パトリシア・パープルです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


挿絵イラスト