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天翔けるドラゴンライダー

#アルダワ魔法学園 #戦後 #ミスター・グース #竜神山脈 #大魔王第五形態『モルトゥス・ドミヌス』


●猟書家『ミスター・グース』
「……俺達は遂に、呪いより解き放たれた」
 空に浮かぶミスター・グースが竜の棲み処である竜神山脈を見下ろす。
「人の造りしもの全てを災魔に変える「災魔の卵」。世界中に仕込んだ888×8=7104個の卵は、俺達の呪いを解き、それらを世界同時孵化させる事で、俺達は全世界に無数の「大魔王」を蘇らせる」
 その宣言通り、卵が孵化して大魔王が姿を現す。
「即ち『大魔王無限災群ウームー・インフィニット・ホード』……。護れるか、六番目の猟兵達よ」
 ミスター・グースに使役される第五形態『モルトゥス・ドミヌス』は、無数の災魔の軍勢を率いて竜神山脈の空を覆った……。

●グリモアベース
「暗躍していたアルダワのオウガ・フォーミュラ「ミスター・グース」がとうとう動き出した」
 バルモア・グレンブレア(人間の戦場傭兵・f02136)が長きに渡り暗躍していたミスター・グースが動き出したことを告げる。
「ミスター・グースは無機物を災魔に変える「災魔の卵」を同時に大量使用する事で、「アルダワの文明都市」を滅びた筈の「大魔王」の「複製災魔」に変換してしまった。その結果アルダワ世界の全てで、未曾有の大魔王無限災群ウームー・インフィニット・ホードが起こってしまった。これを止められるのは猟兵だけだ」
 かつて倒したはずの大魔王達が複製されて現れた。これを止めねば大災害となってアルダワ世界が滅びてしまうだろう。

「諸君に向かって貰うのは竜達が住まう竜神山脈だ。そこに大魔王第五形態『モルトゥス・ドミヌス』率いる大量の「翼ある災魔」の軍団が襲撃している。それをまずは迎撃することとなる」
 『兵士の呪鎧』の軍勢が蝙蝠のような翼を生やし、竜へと攻撃を仕掛けている。
「竜は空中戦を得意としているが、敵は多く空も飛ぶ能力を得ている。その為に劣勢に陥っているようだ。そこで諸君は竜の背に乗り、共に空中戦を仕掛けて勝利に導け」
 竜は猟兵を背に乗せて戦ってくれる。ドラゴンライダーとなって敵軍を蹴散らすことになる。

「無数の敵軍の中心に、空に浮かぶ大魔王第五形態『モルトゥス・ドミヌス』が待ち構えている。「アルダワ魔王戦争」の記憶を僅かに有し、今回こそ勝利しようと攻撃してくるようだ。ならばこちらは再び撃破するのみ。何度蘇ろうとも無駄だと教えてやれ」
 複製された大魔王第五形態『モルトゥス・ドミヌス』との戦いとなる。記憶が僅かにある為猟兵を見つければ向こうも好戦的に仕掛けてくるだろう。

「大魔王を倒せば、その奥に控えているオウガ・フォーミュラ「ミスター・グース」に決戦を挑める。これを倒せれば周辺の大魔王無限災群ウームー・インフィニット・ホードは収まるだろう」
 竜達を守るには強敵であるミスター・グースを撃破せねばならない。

「アルダワ全域でミスター・グースとの決戦に20回勝利を得ることで大魔王無限災群ウームー・インフィニット・ホードを止める事ができる。だがミスター・グースを滅ぼせるかは予知ができなかった。しかしアルダワ世界が救えるならばやるしかあるまい。竜と共闘しミスター・グースを討て!」
 バルモアが竜神山脈で徹底抗戦を行っている竜の元へとゲートを繋いだ。


天木一
 こんにちは天木一です。
 オウガ・フォーミュラ「ミスター・グース」との決戦となります。

 第一章は無数の軍勢『兵士の呪鎧』との戦いです。翼が生え飛行能力を有しています。
 第二章は大魔王第五形態『モルトゥス・ドミヌス』との戦いとなります。
 第三章ではミスター・グースとの決戦となります。
 全ての章で空中戦となります。竜と共闘することでプレイングボーナスを得られます。

 複数人で参加する方は最初にグループ名などをご記入ください。
 プレイングの締め切り日などは決まり次第マスターページかタグにて。
 それではドラゴンライダーとなり、ド派手な空中戦を制して勝利を掴みましょう!
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第1章 集団戦 『兵士の呪鎧』

POW   :    突撃陣形
【密集陣形を組ん】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。
SPD   :    防御陣形
【後衛】から【遠距離攻撃】を放ち、【前衛が盾で押し込むこと】により対象の動きを一時的に封じる。
WIZ   :    機動陣形
【鋒矢陣形を組むこと】により、レベルの二乗mまでの視認している対象を、【衝撃力の高い突撃】で攻撃する。
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●竜神山脈を覆う災魔の軍勢
「『我』は、『蘇った』! 『第五形態』にして『裁定者』、『モルトゥス・ドミヌス』ここに『再臨』!」
 大魔王第五形態『モルトゥス・ドミヌス』が空に浮かび、竜達の住まう山脈を睥睨する。
「『アルダワの文明都市』を『全て』『滅ぼす』! 『贄共』よ、『今度』は『負けぬ』!」
 複製体でありながらも猟兵に滅ぼされた記憶が残されていた。故に猟兵に対して宣戦布告を行う。
「『我が言葉』は『全て』『真実』となる! 『征け』! 『軍勢』よ! 『贄共』を『滅ぼせ』!」
 モルトゥス・ドミヌスは無数の災魔『兵士の呪鎧』を生み出し、それが翼を羽ばたかせて竜神山脈を覆い竜へと攻撃を仕掛けた。

「ぬぅ……大魔王が復活したか……」
「抗わねばならぬ。そうしなければ我々は再び滅びに瀕しよう」
「ゆくぞ、この地は我ら竜のもの。侵略者を追い払うのだ……!」
 山脈に住まう竜の群れが飛び上がり、災魔の軍勢に空中戦を挑む――。
マシュマローネ・アラモード


空中戦なら、UC華麗なる飛翔ブリリアント・フルバーニアン

飛行能力を削ぐ権能斥力で吹き飛ばし体勢を崩したところにキネティック・リパルサーとグレイスフルムーンで撃墜して行きましょう!

かつてこの世界を守る為に立ち上がった竜のみなさんとの共闘は誉れですわ!
私もこの世界を守りたいと思うもの……ですから、必ず勝利しましょう!

この世界で出会った不思議なものや可愛らしい国、不思議なもの、少なくはないつながりが力となっております……だから、今は厄災を祓う力を星も世界も違う、誇りある王族として振るいましょう。


メトゥ・ヴィルガ
偉大なる竜と共に、災魔を払うは誉でございます。
私達のアルダワを破壊させません、共に大魔王の軍勢を追い払いましょう。

負傷は覚悟の上、まずは単身で軍勢を攻撃、竜達の密度が薄い場所へ敵の突撃を陽動。
後に竜達と共にUCでの反撃。
敵軍勢を減らして陣形を崩す事をと共に、味方の士気と統率力を上げられたら幸いでございます。


ニィナ・アンエノン
いつもはスターライダーのにぃなちゃんだけど、今回はドラゴンライダーになれるのかぁ。
うーん、これは楽しそう!
バイクは置いていかなきゃだけど、射撃武器はあるだけ持って行こーっと☆
相手が密集してくれてるなら好都合、ドラゴン君と一緒に突撃だ!
後の為に応急【武器改造】で、ガジェッティアレーザーを竜が咥えて撃てるようにしとこう☆
にぃなちゃんも【制圧射撃】で援護したり、攻撃を【オーラ防御】で和らげたりしながら進むよ。
ちゃんとコミュニケーション取りながら行けば、やられちゃったりはしないはず。
十分近付いたらユーベルコードで持って来た武器を【一斉発射】!
ドラゴン君と一緒に敵を蹴散らしちゃうぞ!


霧島・絶奈
◆心情
『真実』とは人によって異なるモノです
貴方にとっての其れが万人に適用されるわけではありません

◆行動
私も飛べないわけではありませんが…
折角ですし竜に乗せて貰いましょう

【罠使い】の技を活かし「魔法で敵を識別する浮遊機雷」を複数散布
飛行能力を得た事で攻撃される危険性が増えるのですから御苦労な事です

『涅槃寂静』にて「死」属性の「濃霧」を行使し【範囲攻撃】
線や点の攻撃では三次元機動に対応するのは難しいでしょう
ですが、空間諸共蹂躙するなら話は別です

更に【範囲攻撃】する【マヒ攻撃】の【衝撃波】で【二回攻撃】

負傷は【各種耐性】と【オーラ防御】で軽減し【生命力吸収】で回復
私共々、騎乗している竜も護りましょう



●竜との共闘
「来るぞ……!」
「災魔め! 決してこの地は奪わせん!」
 空飛ぶ竜達がブレスを放ち兵士の呪鎧達を吹き飛ばす。しかしそれも全体から見れば僅かな数。恐れを知らぬ兵達は次々と竜に押し寄せる。
「偉大なる竜と共に、災魔を払うは誉でございます」
 【ウィザードブルーム】に乗って空を飛ぶメトゥ・ヴィルガ(優しい彷徨い砂・f33096)は、竜と共に戦わんと空の戦場に飛び込む。
「私達のアルダワを破壊させません、共に大魔王の軍勢を追い払いましょう」
 多勢に無勢を恐れず、【髪の毛武器】を使い剣に変えて切り裂きすり抜ける。
「邪魔スル者ハ殺セ……」
 ドラゴンでなくとも邪魔なものは排除すると、兵士達は鋒矢陣形を組んで突撃し、髪で巨大な手を作り盾にするメトゥを吹き飛ばす。
「こちらでございます」
 メトゥは竜達の配置された数が少ない場所へと誘導して、災魔の戦力を少しでも分散させた。

「数が多い!」
「倒してもきりがない」
「殺セ殺セ…………」
 巨大で強力な竜に対し、兵士の呪鎧の軍勢が群がり数で押し潰そうとしていた。
「空中戦なら、わたくしも得意ですわ! 華麗なる飛翔ブリリアント・フルバーニアン!」
 空を見上げたマシュマローネ・アラモード(第十二皇女『兎の皇女』・f38748)がユーベルコード『ブリリアント・フルバーニアン』を発動し、ブリリアント・フルバーニアドレス姿に変身して鳥のように飛翔すると、空中戦を繰り広げる竜と兵士の呪鎧の元に向かう。
「助太刀いたしますわ!」
 竜に声をかけながら【キネティック・リパルサー】を兵士に叩き込み、斥力の権能で吹き飛ばした。
「おお、猟兵か!」
「共に戦わん」
 竜がその姿を見て喜びの混じった声を上げ、炎のブレスを吐いて敵兵を燃やす。
「かつてこの世界を守る為に立ち上がった竜のみなさんとの共闘は誉れですわ! 私もこの世界を守りたいと思うもの……ですから、必ず勝利しましょう!」
 マシュマローネが頷き、ブレスで怯んだ敵陣に向かって突っ込み【グレイス・フルムーン】で両断し撃墜した。

「いつもはスターライダーのにぃなちゃんだけど、今回はドラゴンライダーになれるのかぁ」
 ニィナ・アンエノン(スチームライダー・f03174)は戦う竜達を見渡し、その背に乗る姿を想像した。
「うーん、これは楽しそう! バイクは置いていかなきゃだけど、射撃武器はあるだけ持って行こーっと☆」
 ニッコリ笑って武器を手にすると竜の元に向かう。
「一緒に戦いたいから、背中に乗せてもらえないかなぁ」
「猟兵ならば構わんとも、共に戦わん!」
 猛々しい頑丈そうな黒き竜が頷きその背にニィナを乗せた。
「相手が密集してくれてるなら好都合、ドラゴン君と一緒に突撃だ!」
「征くぞ!!」
 ニィナが敵陣を指さすと、黒竜が飛翔して突撃する。
「後の為の準備もしとこう☆」
 応急武器改造で手早く大型レーザー砲【ガジェッティアレーザー】を竜が咥えて撃てるように改造してしまう。

「『真実』とは人によって異なるモノです。貴方にとっての其れが万人に適用されるわけではありません」
 霧島・絶奈(暗き獣・f20096)は災魔の軍勢と戦う竜の元に向かう。
「私も飛べないわけではありませんが……折角ですし竜に乗せて貰いましょう……共に戦うべく参りました。誰か私を背に乗せてくれる方はいませんか?」
 そして竜に呼びかけると、宝石のように美しい鱗を持つスマートで速そうな蒼い竜が前に出た。
「私に乗りなさい。共に空を翔けましょう」
 絶奈が蒼竜の背に乗ると、翼を羽ばたかせ高速で空を翔ける。
「罠を仕掛けましょう。此れだけ数が居れば当て放題です」
「承知しました」
 蒼竜が飛び回り絶奈は浮遊機雷を設置していく。
「竜ヲ殺セ……」
 その姿を目にした兵士の呪鎧が突撃すると、機雷が作動して爆発を起こし、翼が傷ついて地上へと墜落した。
「飛行能力を得た事で攻撃される危険性が増えるのですから御苦労な事です」
 それを見下ろした絶奈は、さらに罠を仕掛けて敵陣を攪乱した。

「そろそろ反撃と参りましょう」
 猟兵と竜達が敵を蹴散らして数を減らしたところに、新たな敵を引き連れたメトゥが合流し、反転して敵の方を向く。
「殺セ……コノ血ヲ血デ染メロ……」
 兵士達が鋒矢陣形で竜もろともメトゥを倒そうと突撃する。
「皆様、これより相手の力を打ち消す力を与えます。受け入れていただければ幸いでございます」
 メトゥがユーベルコード『ミレナリオ・リフレクション』を発動し、敵から受けたユーベルコードをコピーして使い、竜達を鋒矢陣形に編成した。
「これは!」
「力が漲る。今なら奴らを突破できる!」
 竜達が力を得て、敵と同じ陣形で飛翔し正面からぶつかり合う。互いにユーベルコードの効果は互角、ならばあとは地力が物を言う。竜達の突進は兵達を蹴散らし、敵陣に大きな穴を穿った。
「こちらが勢いを増したようでございます」
 士気と統率力をあげられたとメトゥは戦況を観察しながら手助けをする。
「突撃スル」
「竜ヲ覆イ尽クセ」
 兵士達が一斉にあちこちから突撃を開始する。
「線や点の攻撃では三次元機動に対応するのは難しいでしょう。ですが、空間諸共蹂躙するなら話は別です」
 絶奈はユーベルコード『涅槃寂静ヨクト』を行使し、濃密な死を宿す濃霧を生み出して敵軍を包み込む。
「突撃……?」
「身体ガ、崩レル………」
 鎧の身体がぼろぼろに腐食し、維持できなくなり崩れ落ちて地上へと落下していった。
「範囲を広げよう」
 蒼竜がスピードを上げて絶奈を運び、濃霧が広範囲に巻かれて敵軍を大きく切り崩した。
「攻メヨ。大魔王様ハ滅ビヲ求メテイル……」
 それでも兵士達は操り人形の如く、恐怖も持たずに攻め続ける。
「この世界で出会った不思議なものや可愛らしい国、不思議なもの、少なくはないつながりが力となっております……だから、今は厄災を祓う力を星も世界も違う、誇りある王族として振るいましょう」
 迎え撃つマシュマローネは王族として民を守らねばならないと、豪華絢爛に王の気の気魄を放ち、その眩き輝きが兵士達を薙ぎ払た。
「こっちも続けていくよ!」
「この空は我等の領域、災魔の自由にはさせぬ!」
 黒竜を駆るニィナが【ニィナブラスター】を撃ちまくって制圧射撃を行い、兵士の反撃の刃をオーラの衝撃で受け止める。黒竜自身も自慢の身体で敵を撥ね飛ばした。
「次はあっちにしよう!」
「よかろう!」
 どんどん竜との息を合わせ、一心同体のように空を翔ける。
「無駄ダ。幾ラ倒ソウトモ我ラハ増エ続ケル」
 兵士の呪鎧達は数を減らしても何の感情もなく集結して突撃してきた。
「敵が集まったね。みんな蹴散らしちゃうぞ!」
「おうとも! 災魔を滅ぼしてくれよう!」
 ニィナがユーベルコード『フルバースト・マキシマム』を発動し、持って来た武器を一斉発射して眩く無数の光線が迸る。同時に黒竜も口からブレスのエネルギーを動力源にした極太レーザーを放って兵士達を消し飛ばした。するとその先に大魔王の姿が見える。
「大魔王までの道が開けたよ!」
「好機なり!」
 ニィナが黒竜と共にそちらに向かい、他の猟兵や竜達も集結して邪魔な災魔を倒しながら大魔王へと近づいた。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第2章 ボス戦 『大魔王第五形態『モルトゥス・ドミヌス』』

POW   :    『貴様らの攻撃は我が肉体には届かぬ』
無敵の【全身を包む『裁定者』のオーラ】を想像から創造し、戦闘に利用できる。強力だが、能力に疑念を感じると大幅に弱体化する。
SPD   :    『己の力にて滅びるがいい』
【ユーベルコードをも『喰らう』波動を纏う掌】で受け止めたユーベルコードをコピーし、レベル秒後まで、ユーベルコードをも『喰らう』波動を纏う掌から何度でも発動できる。
WIZ   :    『裁定者に仇為す者には災いあるのみ』
【悪意と魔力に満ちた言葉】を向けた対象に、【放った言葉を現実化すること】でダメージを与える。命中率が高い。
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●大魔王第五形態『モルトゥス・ドミヌス』
「『贄共』よ、『裁定者』たる『我』が『今度』こそ『滅ぼす』!」
 ばらけた敵軍の中央付近。空に浮かぶモルトゥス・ドミヌスが猟兵を見ると、複製体でありながらその内に宿る朧げな敗北の記憶が刺激されて猛る。
「『我が言葉』により、『汝ら』に『滅び』を『与えん』!!」
 圧倒的な裁定者の力で以って猟兵を滅ぼさんとしていた。
 そこへ竜と共に空を翔ける猟兵が、再び大魔王を倒そうと恐れることなく攻撃に打って出る――。
マシュマローネ・アラモード


竜のみなさん、随伴ありがとうございますわ!
モワ、推力移動の機動戦で、こちらから仕掛けていきましょう!

UC、高貴なる看破ノーブル・ディテクター
その無敵の裁定者のオーラ、ご自身の力を増す能力も備えておりますわね。
権能斥力プリンセスエフェクト!王の気魄に触れた術式を反転させますわ!つまり強化を吹き飛ばす、第五の魔王、あなたの鎧は完全ではありませんわ!

弱体化を狙って、力が弱まったところに、竜のみなさんと連携してコアとなる赤い宝石に一斉攻撃をお見舞いしましょう!

王族として、横暴な振る舞いは断じて見過ごすわけには参りません!


メトゥ・ヴィルガ
アナタ様が語る『滅び』が行使される事はございません、少なくとも、我らの滅びは今ではありません。
私は皆様を撃ち出す銃口、速きも留まりしも望む様に。

大魔王の手が届かぬ距離に高速詠唱で「魔弾の射手」を設置し、仲間の皆様が扱う銃弾等の機動支援を行います。
箒では些か強度が心許無い…せっかくなので、どなたか魔法陣防衛に堅き竜の背をお借り出来れば。

掌が来ようものならその腕、竜の負傷軽減兼補強のオーラ防御を張った3倍速突進で先制して砕きましょう。
その身が動こうものなら竜の炎、その動きを10分の1に留め、消えぬ炎で進路を塞ぎましょう。
防御力も最大の攻撃でございます。


霧島・絶奈
◆心情
私もまた裁定者であり執行者であった故に…
裁定者の敵たる貴方自身が滅びるべきでしょう

後の言葉は不要です
存分に愉しみましょう
この『逢瀬』を

◆行動
引き続き蒼竜と共に戦場を駆けましょう

『涅槃寂静』にて「死」属性の「濃霧」を行使し【範囲攻撃】

霧を目隠しに【罠使い】の技を行使
「魔法で敵を識別する浮遊機雷」を複数散布します

言葉を向ける対象を把握出来なければ折角の高命中も形無しでしょう
「我に害を為す者」としても、意思無き事象に過ぎぬ濃霧は晴れません

【範囲攻撃】する【マヒ攻撃】の【衝撃波】で【二回攻撃】で追撃

負傷は【各種耐性】と【オーラ防御】で軽減し【生命力吸収】で回復
私共々、騎乗している竜も護りましょう


ニィナ・アンエノン
でたな、大魔王!
まぁにぃなちゃんは第五形態と会うのは初めてなんだけど、大分強いみたいだから……気合入れていくよ、ドラゴン君!
とゆー事で、まずは周囲を飛び回りながら、二人で【弾幕】を張ってかく乱!
良い感じに隙を突けそうになったらユーべルコードでブラスターを増やして【リミッター解除】して【一斉発射】!
受け止められそうになっても【瞬間思考力】を駆使して【念動力】で別方向にビームを曲げて、本体にぶち当てちゃうぞ☆
流石にそんな攻撃してる間はにぃなちゃんが回避行動に協力する事はちょっと無理かも。
だからその辺はドラゴン君に一任、二人の命運は任せたよ♡



●ドラゴンライダー
「竜のみなさん、随伴ありがとうございますわ!」
 【バーニィ・シルエット】を吹かして飛翔するマシュマローネが共に大魔王へと空を翔ける竜達に感謝して呼びかける。
「汝ら猟兵こそ我らの希望……共に飛ぶは誉れなり……」
 竜は世界の救世主である猟兵と共に飛ぶことを喜びの声を返した。

「アナタ様が語る『滅び』が行使される事はございません、少なくとも、我らの滅びは今ではありません」
 離れた位置からメトゥは巨大な大魔王を見て、その邪悪な行いを阻止しようと立ち向かう。
「私は皆様を撃ち出す銃口、速きも留まりしも望む様に」
 高速詠唱でユーベルコード『魔弾の射手アジャストメントバレット』を発動し空中に魔法陣を設置した。
「これを使えば運動エネルギーを加速できます。皆様なら上手く利用できるでしょう」
 仲間の支援用に設置した魔法陣のことを伝え、それを防衛しようとする。
「箒では些か強度が心許無い……せっかくなので、どなたか魔法陣防衛に堅き竜の背をお借り出来ましょうか」
「なら俺の背に乗るがいい」
 赤の鱗をした頑強そうな竜が応じて近づいてきた。
「ではよろしくお願いいたします」
 その背に乗って魔法陣を守るべく周囲を旋回した。

「でたな、大魔王! まぁにぃなちゃんは第五形態と会うのは初めてなんだけど、大分強いみたいだから……気合入れていくよ、ドラゴン君!」
「任せよ!」
 ニィナが騎乗する黒竜に呼びかけると、猛々しく咆えて黒竜がメトゥの設置した魔法陣を経由して運動エネルギーを3倍にして加速し、大魔王に向かって飛翔する。
「とゆー事で、まずは周囲を飛び回りながらかく乱!」
 その速度を利用して敵の周りを旋回し、【ニィナブラスター】から緑色のビームを放ちブレスの火弾をぶち込み弾幕を張る。
「この『程度』の『火力』で『我』は『倒せん』」
 モルトゥス・ドミヌスはその弾を手で払い除ける。そしてニィナへと視線を向けて捕まえんと下半身の触手を伸ばす。
「来るよ!」
「掴まっていろ!」
 ニィナがしっかり掴まると黒竜が身体を傾け下降しながら速度を上げ、急旋回を入れて触手から逃れる。それでも追ってくるものはニィナが背後にブラスターを向けてビームを撃ち込んで吹き飛ばした。

「私もまた裁定者であり執行者であった故に……裁定者の敵たる貴方自身が滅びるべきでしょう」
 蒼竜に乗った絶奈は裁定者を名乗る大魔王を裁定者の敵であると認識する。
「後の言葉は不要です。存分に愉しみましょう――この『逢瀬』を」
「存分に空を翔けましょう」
 翼を羽ばたかせた蒼竜が魔法陣を通過して速度を上げて空を舞い、絶奈はユーベルコード『涅槃寂静ヨクト』を行使し黒き濃霧を生み出す。
「『死』の『霧』か。『考えた』ものだ」
 モルトゥス・ドミヌスは身体を蝕む始めた霧の効果を理解し、霧を見通すように絶奈の姿を探す。
「言葉を向ける対象を把握出来なければ折角の高命中も形無しでしょう。「我に害を為す者」としても、意思無き事象に過ぎぬ濃霧は晴れません」
 その間に絶奈は飛びながら浮遊機雷を設置していった。
「『霧』の『範囲』から『出る』だけのことだ」
 モルトゥス・ドミヌスは気配から絶奈の居る位置を察し、そちらに向けて真っ直ぐ飛ぶ。すると機雷が反応して爆発を起こしその身体の強固な鎧のような殻にひびを入れた。
「既に此の空は貴方方の支配域ではなく、死地となっています。圧倒的強者という驕りが貴方を殺すのです」
「大魔王といえども、空で我等に追いつけません」
 絶奈は蒼竜を駆り、距離を保ちながら黒剣と白槍を振るって衝撃波を叩き込んだ。

「あの『魔法陣』が『力』を『増幅』しているな『我がもの』とする」
 モルトゥス・ドミヌスが宙に描かれた魔法陣を狙い接近する。
「こちらに来るようです。消えぬ炎で進路を塞ぎましょう」
「やってやる!」
 対してメトゥが騎乗する竜に話しかけると、赤竜は炎のブレスを吐いて魔法陣を経由し動きを10分の1に留めて撒き散らした炎が宙にゆっくりと留まり針路を塞いだ。
「防御力も最大の攻撃でございます」
「『我』の『行動』を『阻む』つもりか」
 モルトゥス・ドミヌスは強引に炎の中に腕を伸ばし。『喰らう』波動を纏う掌を魔法陣に向ける。
「魔法陣の力を奪われる訳には参りません。その腕、砕きましょう」
「しっかりと掴まってろ!」
 メトゥがオーラで竜を覆うと、赤竜は突進して魔法陣を通って加速し体当たりで大魔王の腕を弾き飛ばした。激しい衝撃に損傷しぼろぼろと腕の殻が崩れていく。
「『我が』『掌』を『防ぐ』とは!」
 大きく腕を弾かれモルトゥス・ドミヌスの体勢が崩れる。

「隙ができたよ!」
「仕掛けようぞ!」
 ニィナがリミッター解除したブラスターを構えると、黒竜が敵に接近して周りを飛ぶ。
「攻撃に集中するから、回避行動はお願いね、二人の命運は任せたよ♡」
「任せよ! 一発だろうと喰らうものか!」
 黒竜が頼もしく頷くと、ニィナは笑みを浮かべてユーベルコード『ガジェット忍法・弾丸祭の術ガジェットアーツバレットフェスティバル』を発動し、ニィナブラスターを100以上も複製して念動力で浮かる。
「本体にぶち当てちゃうぞ☆」
 一斉に発射したビームが、大魔王の身体を穿っていく。外れる光線は念動力で方向を曲げて全方向から大魔王を貫いた。
「『危険』な『攻撃』だ。その『力』を『喰らう』としよう」
 深刻なダメージを受けるモルトゥス・ドミヌスが『喰らう』波動を纏う掌を伸ばす。
「させるものか!」
 黒竜が飛翔してその手から逃れ、その間にもニィナは光線を当て続け、全身がぼろぼろになった大魔王の動きが鈍った。

「モワ、推力移動の機動戦で、こちらから仕掛けていきましょう!」
「然り、大魔王討つべし」
「我等も続こう!!」
高貴なる看破ノーブル・ディテクター!」
 マシュマローネがユーベルコード『ノーブル・ディテクター』を発動して加速し、さらにメトゥの敷いた魔法陣を通過することで3倍の運動エネルギーを得て消えるように飛び、先んじて大魔王に突撃する。
「『愚か』なり。『我』に『貴様』らの『攻撃』は『届かぬ』」
 モルトゥス・ドミヌスが『裁定者』のオーラを創造し無敵となる。
権能斥力プリンセスエフェクト!」
 それに対してマシュマローネは吹き荒ぶ王族の闘気を放ち、強化を解除して反転させる。
「王の気魄に触れた術式を反転させますわ! つまり強化を吹き飛ばす、第五の魔王、あなたの鎧は完全ではありませんわ!」
「『理解』した『我が』『裁定者』の『力』に『対抗』する『能力』か」
 その効果を理解してしまった為に、無敵の力に綻びが生まれて弱体化する。
「竜のみなさん、今がチャンスですわ! 大魔王のコアを狙いますわよ!」
「いざ、大魔王討つべし……!!」
 マシュマローネに従い竜達が一斉に魔法陣を経由してブレスを放つ。加速されて飛んだ炎の息が大魔王の中心にある赤い宝石のコアの表面を溶かしていった。
「『裁定者』に『歯向かう』とは、『許さぬ』!」
 モルトゥス・ドミヌスが再びオーラを強めようとする。
「王族として、横暴な振る舞いは断じて見過ごすわけには参りません!」
 だがそうはさせじと竜に続いてマシュマローネが【キネティック・リパルサー】をフルスイングでコアに叩き込み、斥力の権能で衝撃を伝えてコアに大きなひびを入れた。そのひびはどんどんと広がり、コアがバキバキと音を立てて崩壊していく。

「『再び』『我』が負けるというのか……! 『全て』の『生命』よ、『天より』『降り注ぐ』『星』で『滅べ』」
 自らの身体が保てなくなると理解し、最後の力を振り振り絞って悪意と魔力に満ちた言葉がモルトゥス・ドミヌスの口から紡がれる。すると空より隕石が出現し落下を始めた。
「最期の足掻きですか、防いでみせましょう」
「お供しましょう」
 蒼竜が上昇して隕石に立ち向かうと、絶奈がオーラを展開して竜ごと覆う。さらに黒い霧を広げて隕石を呑み込んだ。隕石が黒霧に削られながら落下し、オーラに直撃して砕け散り、激しい衝撃に竜が揺らぐが態勢を立て直した。
「『我』が『消える』またしても『猟兵』に『敗れる』とは……」
 力を使い果たしたモルトゥス・ドミヌスの全身が崩壊し、地上へとバラバラと落下していった……。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第3章 ボス戦 『猟書家『ミスター・グース』』

POW   :    マキナマギカ・ジェノサイド
レベルm半径内の対象全員を、装備した【魔導蒸気機械】で自動的に攻撃し続ける。装備部位を他の目的に使うと解除。
SPD   :    メテオシャワー・ラッシュ
レベル分の1秒で【8本の首からそれぞれ異なる属性の攻撃魔法】を発射できる。
WIZ   :    インフィニット・インキュベイション
【災魔の卵】が命中した対象にダメージを与えるが、外れても地形【を急速に災魔化し】、その上に立つ自身の戦闘力を高める。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

●決戦
 空覆う災魔の群れが減り、その中心に災厄の原因たる存在の姿が露わとなった。
「大魔王を破ったか六番目の猟兵達!」
 空に浮かぶ猟書家『ミスター・グース』が猟兵と竜の群れを見やる。
「だがまだ『大魔王無限災群ウームー・インフィニット・ホード』は終わっていない。止めれるものなら止めてみせろ!」
 ミスター・グースは機械部分から激しく蒸気を放ち、魔力を高めた8本の首を向けて戦いに臨む――。
サン・ローゼンベルク(サポート)
 ダンピールのレトロウィザード×人形遣い、24歳の女です。
 普段の口調は「女性的(私、あなた、呼び捨て、なの、よ、なのね、なのよね?)」
 怒った時は口が悪くなる「(私、お前、呼び捨て、ぜ、だぜ、じゃん、じゃねぇの? )」

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
 考えるよりも先に身体が動くタイプで、自分がこうだと思った事を中々曲げない頑固者です。
 甘いものと人が好きで、誰かといないとすぐに寂しくなります。

 人が好きな故に人助けをしている感じです、感謝されるとすぐにデレます。
 チョロいですがすぐに我に返って照れ隠しをします、素直じゃないかもしれません。


鈴乃宮・影華(サポート)
「どうも、銀誓館の方から助っ人に来ました」
銀誓館学園所属の能力者……間違えました、猟兵の鈴乃宮です

基本は公開中のユーベルコードや友人から教わった剣術で対応
学生時代に大概の状況は経験したのでまず動じません
状況次第ではキャバリアの制御AIである『E.N.M.A』のサポートを受けて
『轟蘭華』に接続した重火器をブッ放したり、キャバリア等乗り物を使ったりします
(※公開アイテムを自由に組み合わせて下さい)

なお、コメディ色が強い等のネタ依頼では空気を読んで
姉の『鈴乃宮・光華』の演技で語尾を「にゃ」にする等全体的にきゃる~ん☆とした言動に変わります


えっち系は断固NG
それ以外の詳細はお任せします


ティエル・ティエリエル(サポート)
◆キャラ特徴
ボクっ娘で天真爛漫、お転婆なフェアリーのお姫様です。
王家に伝わる細身のレイピアを使った空中からのヒット&アウェイで戦うのが得意な女の子です。
・冒険大好きお姫様
・珍しいものにも興味津々
・ノブレス・オブリージュの精神で弱者を放っておけないよ
・ドヤ顔がよく似合う
・困ったら動物さんに協力を!

◆戦闘方法
・背中の翅で羽ばたいて「空中戦」や「空中浮遊」で空から攻撃するよ
・レイピアに風を纏わせて「属性攻撃」でチクチクするよ
・対空攻撃が激しそうなら【ライオンライド】
・レイピアでの攻撃が効かない敵には【お姫様ビーム】でどかーんと攻撃



●空の決戦
「相手は猟書家『ミスター・グース』ね。これ以上災魔を生み出させはしないわ」
 サン・ローゼンベルク(雪原の太陽・f40044)が戦場に加勢に現れ、空に浮かぶミスター・グースを見上げた。
「背中を借りるわね」
「よかろう、共に奴を討とうぞ!」
 白竜の背中に乗って空の戦場へと飛び立つ。
「全身を貫いてあげるわ」
 考えるよりも先にサンは攻撃に打って出る。ユーベルコード『ミゼリコルディア・スパーダ』を使い、無数の魔法剣を作り出して次々と飛ばし、ミスター・グースの機械の身体や鳥のような首にも突き刺さる。
「お前に災魔を植え付けてやろう!」
「遠慮しておくわ」
 ミスター・グースが口から災魔の卵を放ちサンに向かって飛ばす。それを魔法剣で迎撃するが、割れた卵から鳥のような災魔が飛び出してサンと白竜に襲い掛かり、爪でサンの肩と白竜の背中を切り裂いた。
「痛いわね。災魔はこの世界に不要よ、消し去るわ」
 サンはその災魔に向けて魔法剣を放ち、串刺しにして滅ぼした。

「竜に乗る……面白そうですね。私も乗せてもらいましょう」
 鈴乃宮・影華(暗がりにて咲く影の華・f35699)も空の戦場へ参加しようと近くの竜へと話しかける。
「どうも、銀誓館の方から助っ人に来ました。猟兵の鈴乃宮です。私も戦いに加わりたいので背中に乗せていただけませんか」
「いいとも! さあ、乗りなさい!」
 快諾してくれた大型の灰色の竜に乗り、影華は空へと舞い上がる。
「空の戦いなら遠距離戦ですね」
 【反重力発生装置内蔵大型背負子『轟蘭華』】を背中に装着し、【多弾頭誘導弾発射装置『ラドン』】を接続して誘導ミサイルを撃ちまくる。
「ミサイルか!」
 それを避けようとするが、軌道修正したミサイルが命中して爆発しミスター・グースの身体を削っていく。

「我々も攻撃するぞ!」
「おおっ!!」
「ボクも竜と一緒に飛ぶよ!」
 空を飛ぶ竜の群れを見て、ティエル・ティエリエル(おてんば妖精姫・f01244)は翅を羽ばたかせ小さな身体で素早く飛翔し、空で戦っている竜に加勢して交じる。
「妖精の猟兵殿か、共に戦おう!」
 竜達がそれを迎え入れ、ミスター・グースへと攻撃に出る。
「ヒット&アウェイでいくよ! みんなは援護をお願いするよ!」
「了解した!」
 ティエルが加速して近づくところで、竜達がブレスを放ち敵の気を引く。
「竜如きが俺達に挑むか!」
「身の程を知れ!!」
 ミスター・グースがそんな竜に殺気を向ける。
「いくよ!」
 その隙に接近したティエルは王家に伝わる【風鳴りのレイピア】を振るって首を切り付けてすれ違う。首からは血が噴き出してだらりと頭が力無く下がった。
「どうだ!」
 手応えあったとドヤ顔でティエルが振り返る。

「これ以上のダメージの蓄積は拙い」
「まとめて薙ぎ払ってやろう!」
 ミスター・グースは蒸気を激しく噴き出し、魔導蒸気機械の身体を作動させて爪のような手や脚で襲い掛かる。
「来るようだ――」
 灰竜がそれに対して身構える。
「私が防ぎます。敵の注意を引いて飛んでください」
「……わかった。信じよう」
 影華の揺るがぬ言葉を灰竜が信じ、真っ直ぐ飛翔して敵とすれ違うルートを飛ぶ。そこへミスター・グースが飛び掛かった。
「彼の力を以て世界を鎧ふ――是、無敵の黒鉄也」
 影華はユーベルコード『黒燐憑依法(鎧装型)ファントムカンパニー・アンブレイカブル』を発動し、自身を黒燐蟲の群れと変えて灰竜を覆った。そこへミスター・グースの機械の身体が爪や蹴りを叩き込むが、ビクともせずに灰竜はダメージを受けない。
「おおっ、攻撃が通っていない!」
 灰竜が驚きの声を上げながらも、通り抜けて背後に回った。
「無傷だと!?」
「なら卵をぶつけてやれ!」
 それを追ってミスター・グースは振り向き違う攻撃方法を取る。
「どこを向いているの?」
 その隙にサンの乗った白竜が背後から接近し、魔法剣が背中や長い首を貫いた。
「このまま仕留めてあげるわ」
 一気に勝負を決めようとサンは全ての魔法剣を射出する。
「合わせるぞ!」
 それに合わせて竜達もブレスを放つ。
「調子に乗るな!」
「俺達を倒せると思うな!」
 それにミスター・グースは7本の首から口を開き、それぞれから違う種類の攻撃魔法を放った。それが魔法剣やブレスを掻き消しながら迫る。
「みんな! 一時退避だよ!」
 ティエルがユーベルコード『フェアリーランド』を発動し、小さな壺を生み出す。それに竜や猟兵が触れるとフェアリーランドへと移動する。
「どんな攻撃も当たらなければ意味がないよ☆」
 最後にティエルが壺を持って全速力で戦場を離脱し、天災のような攻撃から逃げ切った。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

ニィナ・アンエノン
よーし、大魔王はやっつけた!
後はこの機械の鳥だけ……大丈夫、蒸気機械は【メカニック】のにぃなちゃんにはお手の物だし鳥よりドラゴン君の方が強いんだから!
さて、それじゃ引き続き一緒に飛んでね☆
敵の攻撃は出が早いけど、飛び回って狙いを付け辛くすれば全部食らうって事は無いと思う。
当たっちゃったら【オーラ防御】で軽減して、出来るだけ被害を抑えよう。
敵の攻撃を凌ぎながら隙を探して、ついでにブラスターに【エネルギー充填】!
ユーベルコードで敵の7つの頭全部を一度に攻撃しちゃえ!
それを【制圧射撃】に見立てれば、ドラゴン君にもあまり危なくないタイミングで攻撃して貰えるのかな?
うん、今だ!仕返ししちゃえー!


メトゥ・ヴィルガ
勇ましき赤竜、あの「災魔の卵」は無機物を災魔へと変えてしまいます。
私は卵の索敵と破壊に集中致しますので、守りと移動を全てアナタ様に任せます。
私達は何があっても決して止まらない!

広範囲にミゼリコルディア・スパーダを展開し、卵が地に落ちる前に空中で壊しましょう。
ただでさえ強大なミスター・グース、これ以上強化させません。
卵が当たったとしても、激痛耐性ある私と堅き赤竜ならば些事。
大きな隙が出来た時、卵の心配が無ければ共に攻勢へ加わりましょう。



「思った以上に負傷してしまったか」
「だがこちらには災魔の卵がある。災魔を呼び出せば仕切り直せる」
 首が一本潰されたミスター・グースは口から災魔の卵を覗かせた。
「勇ましき赤竜、あの「災魔の卵」は無機物を災魔へと変えてしまいます」
 メトゥが騎乗している赤竜へと呼びかける。
「私は卵の索敵と破壊に集中致しますので、守りと移動を全てアナタ様に任せます」
「ああ! 任せろ! 絶対に守ってやる! だから頼んだぞ!」
「はい、お任せください」
 メトゥを乗せて赤竜が飛び、付かず離れずの距離を保ってミスター・グースの様子を窺う。

「よーし、大魔王はやっつけた! 後はこの機械の鳥だけ……」
「なんと禍々しい気配か!」
 騎乗するニィナが最後の敵であるミスター・グースに視線を向けると、黒竜はその圧倒的な力を感じ取り警戒を高めていた。
「大丈夫、蒸気機械はメカニックのにぃなちゃんにはお手の物だし鳥よりドラゴン君の方が強いんだから!」
 触れる背中から不安を感じ取ったニィナが笑顔を見せ、安心させるように声をかけた。
「然り。我等ならば怪鳥よりも強し!」
 力強く頷いた黒竜が気合を入れるように咆える。
「さて、それじゃ引き続き一緒に飛んでね☆」
「任せよ!!」
 ニィナを運び黒竜が空を征く。するとミスター・グースの複数の顔がそれを見つける。
「俺達の攻撃で竜ごと沈め!!」
 その口から火炎や稲妻、水流に吹雪とそれぞれ違う7つの魔法が放たれる。
「敵の攻撃は出が早いけど、飛び回って狙いを付け辛くすれば全部食らうって事は無いと思う」
「承知。可能な限り避けてみせよう!」
 ニィナがそう予想すると黒竜が回避行動に入って大きく旋回し、飛んで来る嵐の如き魔法を避ける。
「7本の首からの攻撃を躱し切れるものか!」
 ミスター・グースは広範囲に魔法を放ち、逃げ場を失くす。
「当たるなら凌げばいいだけ!」
 ニィナがオーラを広げて竜ごと包み込み、風の刃の魔法を受け止める。その衝撃に黒竜は体勢を崩して高度を落とすが、速度を上げて立て直しながら魔法の嵐から逃れた。
「こっちにも魔法が飛んで来やがる! だがこの距離なら避けられる!」
 敵の動きに注視するメトゥを守る為、赤竜は加速して魔法の範囲から飛び出す。

「ここからは反撃だよ! ユーベルコードで敵の7つの頭全部を一度に攻撃しちゃえ!」
 ニィナが【ニィナブラスター】にサイキックエネルギーのチャージを始める。
「応! 我等が住み家を荒らした報いを受けて貰う!」
 黒竜もやる気を漲らせ、その内に魔力を高めた。
「魔法を凌いだか、だが俺達には奥の手がある! 災魔の卵で大地を災魔化してやる! そうすれば六番目の猟兵達といえども俺達は倒せない!」
 ミスター・グースが口から災魔の卵を吐き出し地上に落とす。
「卵だっ!」
「あれが災魔の卵、ただでさえ強大なミスター・グース、これ以上強化させません」
 それを見た赤竜がすぐさま距離を詰め、待ち構えていたメトゥがユーベルコード『ミゼリコルディア・スパーダ』を発動し、千を超える魔法剣を生み出して一斉に放つ。矢のように飛んだ魔法剣が次々と卵を串刺しにして地上の落ちる前に砕いた。
「何だと!?」
 逆転の一手を砕かれたミスター・グースが驚きの声を上げる。

「うん、今だ! 仕返ししちゃえー!」
「消し飛ばしてくれる!」
 ニィナはユーベルコード『ブラスター・ファイヤーワークス』を発動しチャージしたブラスターから最大出力で拡散ビームを放つ。それが全ての首を貫き大きな穴を穿った。そこへ黒竜がブレスを放ち傷口から内部を焼く。
「「ギャアアアアアッ!!」」
 首を幾つも潰されたミスター・グースが悲鳴を上げて仰け反り落下していく。
「見ろ! 敵が深手を負ったぞ!」
「我々も追撃を仕掛けるぞ!!」
 そこへ竜達が集まりブレスを放ってダメージを重ね、機械の身体が壊れてぼろぼろと落ちた。
「俺達がこんなところで負けるか!!」
 何とか反撃しようとミスター・グースのまだ動く首を向ける。
「隙が出来ました。私達も共に攻勢へ加わりましょう」
「行くぞ! 竜の力を見せてやる!!」
 続いてメトゥと赤竜は敵へと真っ直ぐ飛び、魔法剣で残った首を串刺しにして竜のブレスを浴びせて焼き払う。そこへニィナの放つビームも殺到し止めを刺す――。
「グァアアアア!! 俺達が負けるというのか!!」
「これが……六番目の猟兵の力!!」
 ミスター・グースは傷ついた全身を焼かれ、地上へと落下し大きく地を揺らして息絶えた。それと同時に残っていた災魔も消え去り、この地を襲っていた脅威は無くなった……。

「オオオオオッ!! 災魔が消えたぞ!!」
「我々の勝利だ!!」
 竜が喜びの雄叫びを空に響かせた。
「機械の鳥もやっつけたよ! これで竜の住む場所も守れたね!」
「私達の勝利です! 共に力を合わせればどんな苦難も乗り越えられます」
 ニィナとメトゥも笑顔でそこに混じり、猟兵達は竜の背中の上で喜び合った。
「感謝する猟兵よ……お主たちこそまさに英雄なり」
「ありがとう。あんた達が居なければ俺達も大地も奴らに破壊されてたろう。あんた達は恩人だ」
 竜達が猟兵に感謝の言葉を送り、猟兵を乗せたまま平和になった青空を飛ぶ。
 災魔が居なくなれば美しい竜神山脈の雄大な景色が眺める。猟兵達は暫く遊覧飛行を楽しみ、共に守った大地を目に焼き付けた……。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2023年04月24日


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#アルダワ魔法学園
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#大魔王第五形態『モルトゥス・ドミヌス』


30




種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


挿絵イラスト