猟兵だらけのプール合宿!
プールがある。
その上にはプカプカと浮かぶウレタンで作られた細い道が設置されている。
そしてそちらに向けて、超高速でバレーボールが発射されるサーブマシンがある。
「これだけで解る人にはお解りになりマスよね?」
ルキヴァ・レイヴンビーク(宵鳴の瑪瑙・f29939)はバレーボールを抱えながら猟兵達に怪しい笑みを向ける。なるほど、わからん。
「ジャパンのバラエティ番組とかで見た事ある方はおりマセンか。所謂リアクション系コメディアンがプールの上のウレタンを走り、容赦無くボールがマシンより発射され、水に撃ち落とされるアレ、デスよ」
無論、このアスリートアースでもお笑い番組などで数々の芸人さんが犠牲になる定番のネタでゲームなのだが。
更に難易度を上げた仕様にする事で、アスリート達が体幹と脚力・反応力を鍛えるトレーニングメニューとなっているのだ!!
「あらゆる競技のアスリートが集う『無差別級合宿所』――猟兵の皆様からすればゲーム感覚で楽しめるのではないかと、ええ」
無論、易々クリアさせるほどコーチ陣も甘くない。
猟兵の身体能力を見るや、数台のサーブマシンで最高速度にて狙ってくる可能性もある。
男子であれば、敢えて急所を狙ってくるかも知れないが、球技に携わるアスリートならばデッドボールが何処に当たろうと泣き言は禁物なのである。
「ソロでもペアでも、集団でも構いマセン。チャレンジしては如何デショウ」
ウキウキとボールを指先で回してルキヴァは言う。多分コイツはボールを撃つ方だ。隙あれば投げ返しても構わないだろう。多分喜ぶとは思う。ドMな変態鴉だし。
「では、合宿ツアーに参りマショウか♪」
天宮朱那
天宮です。水着コンテストお疲れ様でした。
丁度ルキヴァにバレーボール持たせて頂いたので、思いついたネタで。
プレイングボーナス…水着の着用。
いや、水着以外でやったら大変な事になると思うけど。止めないけど。
屋外プールが合宿の舞台となります。
オープニングにある様にバラエティ番組などであるような、ウレタンで作られた橋を駆け抜けるアレ。そこに容赦無くバレーボールがサーブマシンより発射されます。
回避するなりヒラリと避けるなり、堪えるなり受け止めるなり。
しかし出来れば食らって頂いてからのリアクションに全てを賭けて頂いた方が多分面白い事になります。あと、ボールは変更可能。バスケボールでも硬球でもスイカでも。
リアクションセリフなどもあれば嬉しく。
ルキヴァは指名があれば撃つ側に行きます。いざ勝負。殺しても死なないので好きに料理しても八つ当たりしてもOK。
なお、敢えてこんなシナリオに来る方は何をされても文句は無い系と存じてはおりますが、NG事項があれば記載お願いします。
ペア参加や集団参加は同時スタートや集団突破など、希望あれば。なければイイ感じに面白おかしくしておきます。
公開されたら受付開始。特に導入は入れません。
複数合わせは迷子防止に相手の名前(ID)かグループ名記載を。
適度に人数集まったら〆切目安の告知予定。人数多かったら再送可能性有り。
マスターページやタグ、Twitter(@Amamiya_syuna)等でもお知らせします。
第1章 日常
『アスリート大合宿!』
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POW : パワーを鍛える。
SPD : スピードを鍛える。
WIZ : メンタルを鍛える。
👑5
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森宮・陽太
プール上のウレタン橋じゃなく
欄干のないつり橋向かってなら…いやなんでもねぇ
というわけで水着着て参戦さ
そこの黒髪のにーちゃん…ルキヴァか
よけりゃ対決しようぜ
ボール? 何でもいいぜ
いろいろ混ぜて貰っても構わねぇ
基本は橋上を一気に走り抜けて突破
急所にだけはボールを食らいたくねぇから
第六感にピピッと来たらジャンプして回避するけどよ
ジャンプ中に狙い撃たれる可能性もあるから
空中で怪力任せにボールを受けて投げ返す準備をしておくぜ
さぁルキヴァ、来やがれ1
…げげぇ!?
ボールはさっきまでバレーボールやスイカだったのに
なんでここで硬球が飛んでくるんだぁ!?
※オチはMS様にお任せ。投げ返してもぶつかって落下でも可
爛々と照り付ける太陽の下、キラキラと水面が輝く。
「プール上のウレタン橋じゃなく――」
格好良く決めたサングラスを額の上に乗せ、森宮・陽太(人間のアリスナイト・f23693)は目の前にセッティングされた『特訓場』を見つめて怪訝な顔一つ。
「欄干のない吊り橋向かってなら……いやなんでもねぇ」
水温が低い冬に行われる特訓を何故彼は知っているんだろう、と驚くコーチ陣の表情はさておき。陽太はグラサン外し、脱いだシャツを控えブースの籠に放り込んでスタンバイ。
「ワーオ、イイ身体してらっしゃいマスね、Mr.森宮」
「そこの黒髪のにーちゃん……ルキヴァか」
怪しい妖魔鴉がサーブマシンの横から声を掛ければ、陽太もまたそちらを見やる。
「なぁ、よけりゃ対決しようぜ」
「ほぉ……良いのデスか? 言っておきマスが容赦はナッシングで行きマスよ」
ルキヴァのその手には既にバレーボールより重みの有るバスケボール。だが陽太は余裕でそれすら笑い飛ばす。
「ああ、ボールも何でもいいぜ。いろいろ混ぜて貰っても構わねぇ」
「ふふ、ではお言葉に甘えて参りマショウか」
ぷーーーーー!!
チャレンジ開始の合図音が鳴ると同時に陽太は不安定な橋を駆け出した。
流石は猟兵、見事なバランス感覚にて揺れるウレタン板の上を危なげなく進む。
そこに次々と放たれるバレーボールにバスケットボールの球。サーブマシンの最速限界で次々と放たれるボール達すら、陽太は難無く交わしていくも。
「なら、コレは如何デショウ♪」
悪い顔した鴉が狙い打ちしてきたのは明らかに男子のみが有する急所。だが、ある種の殺気を陽太は感じ取った。第六感とでも言うべき勘である。
「――ったぁ!!」
跳躍。イケメンが股間に球を受ける無様な真似を見せる訳には行かない。絵面的に宜しくない。そうで無くても死ぬ程痛い目に遭うのは丁重にお断りである。
しかし空中に逃れる事も想定済み。
「コーチの皆様頼みマスYO!」
「「一斉発射!!」」
ルキヴァの合図で一斉にコーチ陣のサーブマシンが唸りを上げる。飛んできたのは今が旬のスイカ(訳あり格安販売)であった。
無論、隙だらけの所を狙われるのも覚悟はしていた。空中で蹴り返し、頭突きで一つ撃墜し、受け止めて着地しながらルキヴァに向けて豪速で投げ返す。
「Ouch!?」
顔面に受けたルキヴァ。その額からポタポタと
赤い液体を垂らしながら、にたりと今まで以上の笑みを浮かべた。
「なかなかやりマスね?」
「当然だ! さぁルキヴァ、もっとかかって来やがれ!」
「仕方ありマセン、ね」
わざとらしく肩を竦めた妖魔鴉の横にガラガラと運ばれてきたのは――ピッチングマシン。野球の練習で使うアレである。
「……げげぇ!?」
速度がヤバい。硬度もヤバい。硬球がマシンガンの様に続け様に飛んでくるのを流石に陽太も全て回避するには難しく。
がす。
「~~~~
!!!?」
声にならぬ悲鳴。
脛に球が直撃し、陽太はそのまま足を掬われる様に前に倒れ、そのまま水に落下する。
(「あいつ……何てモン、混ぜて、飛ばして来やがった
……?」)
陽太の目に映ったそれは――彼の脛を撃ち抜いて真っ二つに割れたビリヤードのボールなのであった。
「この鴉、容赦はしないと申し上げマシタよ、ええ」
大成功
🔵🔵🔵
ソニカ・ライゼガング
変人
動き易い水着着用
ふふふ!素早さと身軽さに命賭けてきたので負ける気しませんね!
奇襲強襲どんとこい!
スタートの合図と共にミコトさんに足払いを。ライバルは先に潰す!
ギャア!顔に顔がめり込む!
飛んできたスイカに目移りし、キャッチしにいくよっ!
おじさん(セバスティアンさん)これ割って!お腹すいた!
割って貰えれば食べながらゴールを目指すよ~
あ。ディアナさんスイカ食べる!?
なんて余裕ぶっこいてるとボール直撃したり反撃されたりするんでしょう?知ってる!
あばー!顔面キャッチでもなんでもしたるわ!
泣かないでおじさん!
はっ…ディアナさんが飛んだ!すごい、あれが愛…
ん?スイカ美味しィイヤァァァ!私も投げられたー!
セバスティアン・グルノァル
変人
サーフパンツ
正々堂々やり合おうぜ…フハハ
…な訳あるかぁ!デビキン出身舐めんなよコラァ!
取り敢えず開始早々ミコトの坊っちゃんは蹴り倒させてもらう…同じ事考えてそうだけど!
仕返すなら甘んじて受けてや…やられっぱなしは違うよなぁ!?ブベラァッ!
あ、野球ボール!野球ボールだ!喰らえ160km/h!孵りそうな卵!…(そっと戻す)
ボールが自由!ボールじゃないやないっかーいッ!(スイカを一刀両断)あっスイカどぞ…(改めて丁寧に盛り付け渡す)
普通のバレーボールも普通に痛い!泣いちゃう!何百年と生きてきた叔父さんが泣いちゃうから!
ついでに嬢ちゃんも行ってこい!(ソニカの首根っこひっ掴んで投げる)
ミコト・イザナギ
変人
去年水着装着
何事も始めが肝心!
速攻で、あっ、足払いで顔面グシャア!!
アナタ達の血は何色ですかー!?
人狼を池に突き飛ばし
兎耳の顔面を踏み台に
悪魔は羽交締め肉盾
ハハハハ!!
天狗からの報いです
ではお先に…ぐふぉ!うぇあ!?
外道力が目に余ったのかサーブマシンの集中砲火
空中に飛んで無防備な所を狙い撃ちですと!?
ひどいっ、ゴールを目指してる(面白おかしく)してるだけですのに
ちょ、ソニカさんあぶなっ
あ~あ…アレは痛い…
ハッ!?殺気!!
フフ、セバスさんには速さが足りない!!
ええい、こうなれば…
ディアナ、両脚を拝借(ガシィ)
せーのでジャイアントスイングして
ゴールに向けてぶん投げ!
勝つ心算?
端からないよ?
ディアナ・ロドクルーン
変人
(今年の水着を着用)
この面白メンツがどこまで自分を出せるのリアクション大王になるか、いざ尋常に!
競技タイム一番悪かった人には罰ゲームね
ルキヴァさーん、遠慮なくボール投げちゃって
(特に男性陣を念入りにと袖の下を渡す)
よーいドンと同時にウレタンに乗っかろうとジャンプする前に
ミコトにぶっ飛ばされてドボン
いきなりそれはない!とやり返そうにも
ちっ、逃げられた
セバスちゃんめちゃ当たってる泣いてる!?
ありがとソニカちゃん、食べる
どりゃあーとスイカ食べながらウレタン渡りボールを避け走る
わっ、ミコト何!?どうしたの足ぃぃぃぃ
(絹を引き裂くような悲鳴を上げてゴールに投げられた)
罰ゲーム…考える暇なかった
細いウレタン板の橋は精々二人がギリギリ並ぶのが限界の幅であった。
だが彼ら愛すべきバカ達は4人一斉に疾走開始すべくスタート地点に立っている。
「この面白メンツがどこまで
自分を出せるのか――いざ尋常に!」
ディアナ・ロドクルーン(天満月の訃言師・f01023)は、けしからんセクシーダイナマイツボディを惜しげも無く晒した水着姿にふっさり尻尾を揺らしながら美人には似遣わぬ発言をぶちかます。
「ある意味ルデ子とイイ勝負デスよねぇ……」
多分同類。じゃなきゃこんな所に居る訳無いと思いつつ妖魔鴉はサーブマシンスタンバイ。
「ああルキヴァさーん、遠慮なくボール投げちゃって」
競技タイム一番悪かった人には罰ゲームね?と仲間に向かって言いながらディアナは彼に近付くと、そっとこっそり何かを渡す。
「(特に男性陣を念入りに、ね?)」
「(ソデノシタって奴デスか。オヌシなかなか
悪デスね……)」
渡された諭吉をパンツにしまいながらクソ鴉は親指立てた。
「何やってるんでしょうあの人」
骨張った身体に羽織った着物を水に濡れぬ様に脱ぎながら、ミコト・イザナギ(語り音の天狗・f23042)は仮面の下より視線を向ける。きっと碌でもない会話してるのだろうと思いつつ、嫌な予感は拭えない。
「って負けたら罰ゲームか……こりゃ本気でやりあわないとだな」
「ふふふ! 素早さと身軽さに命賭けてきたので負ける気しませんね!」
サーフパンツ姿のセバスティアン・グルノァル(見た目は殺し屋グータラ執事・f32155)は準備体操をしつつ意気込み充分。ソニカ・ライゼガング(キマイラの月のエアライダー・f33442)も動きやすい水着で映えより速度を取りに来た。
「まぁ何だ、正々堂々やり合おうぜ……フハハ」
セバスティアンは余裕の有る大人っぷりを見せつけた――かに見えたが。
「……な訳あるかぁ! デビキン出身舐めんなよコラァ!」
中指立て手段選ばぬ旨の宣言。デスヨネー。無論、残りの三人も各々卑怯な手段に打って出る気満々。
「――成る程、エントリーチーム名に頷けマスねコレは」
コーチ陣が鴉に見せたリストには【変 人】の輝かしき二文字があったのだ。
ぷーーーーーーーー!!!
どこか気の抜けた音がスタートの合図。
それと同時に。
「きゃああぁぁっ!?」
どばっしゃーんっっ!!
「何事も始めが肝心!」
よーいドン、でウレタンに飛び乗ろうとしていたディアナだったが。ドンっと同時に気が付いたらぶっ飛ばされてプールの中に沈没していた。
「いきなりそれはない!」
ざぱっと水面に顔を出し、ディアナが抗議を叫んだ瞬間。
「ライバルは先に潰す!!」
「――――は!?」
ソニカの足払いでミコトの身体は一瞬浮き、前のめりに沈む。彼が立っていたのはプールサイド。即ち硬い床にミコトは熱烈キスをする羽目となる。
言い換えると顔面グシャアッ!!な訳で。
「アナタ達の血は何色ですかーっ!?」
額が割れているにも関わらず仮面が割れたり取れなかったのが不思議。
「……同じ事考えてたな」
セバスティアンが舌打ち一つ。彼もまたミコトを早々に蹴り倒して行くつもりだったらしい。
早速の奇襲強襲が繰り広げられているが、恐ろしい事に彼らはまだウレタンの上を一歩も進んでないのだ。
「これしき……!」
ミコトが跳躍する。その先にはソニカがウレタン橋を数歩進んだ所。
「へ……? ってギャア!?」
ぎゅむり。ミコトの一本足下駄の先がソニカの顔面に食い込み、それを踏み台に更に彼はセバスティアンに向けて飛ぶ!
「はっ、仕返すなら甘んじて受けてや――」
「えい」
つべこべ言うオッサン堕天使を羽交い締めにしたミコト。そこに飛んでくるは容赦無きバレーボールの剛速球。
「やられっぱなしは違うよなぁ!?」
ぶべら、と。ミコトの肉盾とされてその身に全てのボールを受け止めるセバスティアン。
「ハハハハ! これぞ天狗からの報いです!」
ではお先に、とミコトが駆け出すも。一斉にサーブマシンが彼の方を向く。
「なんのっ!」
跳躍。だが飛んできた球は一つ――。
「フェイクに決まってるデショウ。無防備なんデスYO」
そして外道はオシオキ★デースとルキヴァはコーチ陣に合図して集中砲火。空中で為す術も無くボールを食らったミコトは悲鳴を上げる。
「ぐふぉ! うぇあ!?」
ざぱーん。水に叩き落とされスタートからやり直し。
「ひどいっ、
ゴールを目指してるだけですのに」
「グッジョブよルキヴァさん!」
ディアナが駆けながら親指を立てて笑みを向ける。
次に狙われるはセバスティアン。ここからは飛んでくる球体もバラエティに富んでくる。野球の硬球(160km/h)を回避し、孵りそうな卵はそっと受け止めて巣に戻し。
「ボールが自由! ボールじゃないやないっかーいッ!」
「スイカー!!」
次に飛んできたスイカに目移りしたソニカ。上手くキャッチしてセバスティアンに向けて高速パス。
「おじさんこれ割って! お腹空いた!」
「っ任せろ!!」
スイカを空中にて一刀両断し、そのまま丁寧に盛り付けて渡すセバスティアン。これぞ執事の腕前発揮だが、今発揮する時では無い。
「もぐもぐ……あ、ディアナさんスイカ食べる!?」
「ありがとソニカちゃん、食べる」
しゃりしゃりと女性陣はスイカを食べながら揺れるウレタンの上を激走する。
「まだまだ余裕みたいデスねぇ」
ならば、と鴉が指を鳴らせば、合宿参加の陸上砲丸投げ選手がせーの!と一斉にソニカに向かって鉄球を放る!
「ちょ、ソニカさんあぶなっ」
めきゃ。
「あばーっ!?」
再び顔面に食い込むダメージを被弾するソニカ。これは痛い。超痛い、とディアナは思わず目を逸らす。
その間、セバスティアンには普通のバレーボールがべしべし当たっていた。
「普通に! 痛い! 泣いちゃう! 何百年と生きてきた叔父さんが泣いちゃうから!!」
「セバスちゃんめちゃ当たってる泣いてる!?」
「泣かないでおじさん!」
大のオッサンが泣いてる絵もなかなかに痛い。
「ええい、こうなれば……」
やっと追い付いたミコトは徐にディアナに近付くと。
「ディアナ、両脚を拝借」
「わっ、ミコト何!? どうしたの――」
ガシィっ! 屈んでその両脚を掴んだかと思いきや、そのままウレタンの不安定な足場にも関わらずジャイアントスイング開始!
「せーのっ!」
「足ぃぃぃぃ
!!!???」
ひゅーーーーんっっ!!
ディアナの身体は絹を裂く悲鳴と共にゴールラインを割り、その向こうにあったビート板置き場に頭から突っ込んだ。
「もぐもぐ……はっ、ディアナさんが飛んだ! すごい、あれが愛……」
「スイカ食ってないでついでに嬢ちゃんも行ってこい!」
「ィイヤァァァ
!!??」
試合放棄気味に呑気にスイカ食ってたソニカもまた、セバスティアンに首根っこ掴まれてゴールの向こうにブン投げられ、ディアナのケツに顔からぶつかったのであった。
「……ワタシが言うのも何デスが、酷い勝負となりマシタね?」
「そう言えば勝負って言ってましたねぇ」
からからと笑う天狗に鴉は問う。
「結果的にユーは負けたのでは?」
「ああ、勝つ心算? 端からないよ?」
なお、罰ゲームをどうするか、考えるのを忘れていたとディアナは言う。
――いや、本当になんだったんだこの勝負。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
樹・怜惺
2021水着で
何々面白そーじゃん!
へェ、これ渡んの?ラクショーじゃね?
ふとマシン側を見て、見知った顔を見つけると凄く嫌な顔を
ルキヴァが撃つん?やっべめっちゃ不安になったわ今
バレーボールくらいなら軽々躱して前へ進む
その内にボールの種類が変わり始め割と硬めなものが混ざり始めて
うぉい!?硬球は反則だろ!?
叫んだ瞬間飛んできたグレープフルーツは蹴り落とし、西瓜はサイコキネシスで止めるとルキヴァへ投げ返すも
投げ返した瞬間に飛んできたパイナップルが直撃して水落
※当たるのは何処でも可
…おま、ふざけんな!!!
ざばっと顔出して、パイナップル掴んでぶん投げるもおまけの一撃(お任せ)喰らいそのまま沈没
「何々面白そーじゃん!」
ギラギラ照り付ける太陽にキラキラ輝く水面。その上にプカプカ浮かぶウレタン板。
そんな光景を目の当たりにした樹・怜惺(Guardiano della Dea Verde・f31737)のその瞳もまたキラキラと輝いていた。
見ると、その上を必死にアスリート達が駆け抜け、コーチ陣がバレーボールをぶつけて渡るのを妨害する――怜惺の目には楽しいアトラクションにしか映らない。
「へェ、これ渡んの? ラクショーじゃね?」
「それが意外とベリーハードなのデスよねぇ」
「――げ」
聞き覚えの有る声。其方を振り向いた怜惺はサーブマシンの横に立つ見知った顔に凄く嫌な表情浮かべてしまった上に変な声まで出た。
「えー、ルキヴァが撃つん? やっべめっちゃ不安になったわ今」
「フフ、コワクナイデスヨ-」
棒読みにイイ笑顔をした悪い鴉がそこにいた。
「まぁバレーボールくらいならやっぱラクショーじゃん」
ウレタン板の上を駆ける姿に向かって最高速度で襲いかかる白いボール。それを難無く回避していく怜惺。猟兵たる能力を有す者にとってはこのくらい軽々躱せて当然と言えよう。
――しかし調子良く進めるのは最初だけである。
「っと!?」
バスケットボールのずっしりした重みが身を掠める。かと思ったらサッカーボールがカーブ描いて飛んでくるのを紙一重で避け。ボールの種類が割と硬めなものへと無差別に混ざり始めた。
更にそこに。大リーガー級の剛速球が怜惺の鼻先を掠め、彼は思わず足を止めてマシンの側を振り向き叫ぶ。
「うぉい!? 硬球は反則だろ!?」
「そもそもボールの種類にルールなどナッシング、デース★」
ピッチングマシンの横で悪い笑み浮かべ、ルキヴァは手に持った丸いものを怜惺に向けてぶん投げる。
「グレープフルーツって、おま……っ!?」
食べ物は大事にしろと叫びながら怜惺はそれをオーバーヘッドで蹴り落とし、追加で投げつけられたスイカもサイコキネシスを駆使して割れぬ様に受け止めるとルキヴァに向けて投げ返した。
「ぶっ!?」
「っしゃあ!!」
命中。赤い汁が血の様に顔に滴るクソ鴉の見せた表情に思わずガッツポーズ。
――も束の間。
ご す。
「がはっ!?」
大きく上空に弧を描いて投げられていたパイナップルが時間差で着弾。怜惺の脳天に直撃し、彼の身と南国フルーツは大小の水飛沫上げてプールに水没した。
「ルキヴァ! この、ふざけんな!!!」
ざばぁっ!と水面に顔を出した怜惺は髪に雫滴らせながらクソ鴉に向かって抗議しつつ浮かぶパイナップルの葉を掴んでぶん投げる。
「っと、なかなかイイ球投げマスね?」
しかしするっと回避したルキヴァ。おまけデス♪と言いながら、何やら大きな球状の物を怜惺目掛けて放り投げた。
表面にみっちりとトゲトゲが浮かぶそれは果物の王様と称されしもの。
ざ く。
「痛えぇぇっっ!?」
思わずキャッチしたドリアンの棘に両手をやられた怜惺はそのまま水の中へと沈んでいくのであった。――意地でも割らなかったのは多分KIAI。
大成功
🔵🔵🔵
青和・イチ
おぉ、面白そう…
運動嫌いじゃないし、鍛えられるならやってみよう
水着、着たけど…腹筋割りたいし(小声
やる気満タンのくろ丸と一緒に、いざスタート
割と高速で走り、ボール避けたり躱したり
くろ丸、上手いね…普段のボール遊びが活きてる…
僕は、ぶつかっても堪えて
堪え…えっ
待って(避
何か今(反らし
やばそうなの(いなし
飛んで…ぐおっ!(ボウリング玉が腹を直撃
うぅ…これ位……えっ!痛っ!ちょっ!無理!
無理ーーーーーーーーー!!!
(落ちながら、最後の力でスイカを返球
ふ…僕はここまでだ…
みんな……世界は…任せた……
(眼鏡を高く飛ばしながら、スローモーションで谷底(プール)へ
笑顔・くろ丸負傷はNG
他は面白おかしく大歓迎
「おぉ、面白そう……」
キラキラと陽の光に輝く水面。その光を更に眼鏡で反射させながら、青和・イチ(藍色夜灯・f05526)はその『特別特訓場』であるプールを見つめていた。
細いウレタンの板が水面に浮かぶ。ただ乗って立つだけでも相当な体幹能力が求められる上に、走ってしかも飛んでくるボールを避けねばならぬと。
実際に挑む様子を見ていたら、つい自分もやりたくなってきたイチ。
「運動嫌いじゃないし、鍛えられるならやってみようかな」
何せ水着を着たは良いけど……と自分の腹をそっと撫でる。至って普通の健康的男子の腹。メタボを気にする歳でも無いしその心配も無いが、出来れば――。
「……腹筋割りたい」
そう、お世話になってる先輩諸氏の水着姿を見るなり目に入ったのは、六つに割れた腹筋。さっき見かけた金髪の先輩なぞは見事なシックスパックと共にプールに沈んでいたし。
小声で男の子としての願望を口にするイチの横では、相棒わんこのくろ丸も尻尾を振ってアピール。
「わふっ!」
「くろ丸もやりたいの?」
既に鼻息荒くやる気満タン。
「ご一緒に行かれマスか、Ms.」
妖魔鴉がくろ丸に声かけて、念の為泳げるかの確認。万が一落ちても犬かきスイミングで大丈夫!と本犬は言ってるらしい、多分。
脱いだ上着を貴重品カゴに収めて、いざスタート地点へ。
「レディ
にはお怪我が無い様にしマスから、エエ」
サーブマシンの横で鴉が告げる。『には』が妙に強調されたのは気のせいか。
ぷーーーーー!
気の抜けたサイレンの様な音がスタートの合図。イチとくろ丸はほぼ同時にウレタン板の上、疾走を開始。わんこに負けないレベルでイチの足も速い。
そこにヒュンヒュン飛んでくる豪速バレーボールも難無く避けて躱してと危なげなく進んで行くイチ。くろ丸もボールを前足でていっと叩き落としたりと脅威の反応力を見せていた。
「くろ丸上手いね……普段のボール遊びが活きてる……?」
「わんっ!」
耳をぴんっと立ててドヤ顔するくろ丸。一方イチは自分を狙う球が段々速度を増しながらぶつかるも、表情変えず堪えていたのだが。
「そろそろガチモード行きマショウか」
不穏な発言がマシンの近くから聞こえたと同時に、飛んでくる物の速度や大きさが変わりだす。
「――! 待って」
バスケットボールを回避し、イチは目を見張る。
「何か今」
サッカーボールをパンチングで弾き反らし、
「やばそうなの」
ラグビーボールの不安定な軌道をいなし、
「飛んで……」
大小様々な球状の物体の中に見たそれは、食らったら確実にヤバいやつ。
ど ご ぉ っ!!
「ぐおっ!?」
その一番ヤバいやつ――ボウリングの球が、よりによって腹に直撃しようなど。胃の中身が逆流しそうな衝撃に、それでも必死に耐えて彼はウレタン板の上に留まる。
「痛っ……うぅ……これ位……」
「ふむ、これはスペア……デショウかね?」
「ちょっ!? 無理!!」
力任せにボウリングの球を投げつけたクソ鴉は更にもう一投。特大スイカを何とか受け止めたイチであったが。
「無理ーーーーーーーーー!!!」
最後の力でスイカを投げ返しながらも、最早ボウリングのピンよろしくバランス失って転落するより無かったのだ。
ふ……僕は、ここまでだ……
みんな……世界は……任せた……
宙を舞う眼鏡。そのレンズの向こうには、ゆっくりキラキラと水飛沫を上げながら
谷底へ沈みゆくイチの姿が確かに見えたのだった――。<完>
「わんっ!!」
どさくさに紛れて飛んできた骨に思わず喰らい付きながらプールにダイブして先にリタイヤしてたくろ丸、我に返って助けに泳いでいった。エラい。
大成功
🔵🔵🔵
アニカ・エドフェルト
(今年の水着)
わわ、これは、ものすごいスピード、ですね。
しっかり、避けて、いきませんと…。
やっ、ほっ、とっ…
気は、抜けませんが、これくらいなら、なんとか…わっ、きゃうっ!?
(避けた先にボールが飛んできてぶつかる)
わ、わ、落ち…(反射的に羽を広げて飛ぼうとするが何とか飛ばずに持ちこたえ)
っとと…。飛ぶのは、ずるに、なっちゃい、ますね、気を付けませんと…
あと少しで、ゴールで…ひゃあっ!?
(避けた反動で滑ってウレタン上で尻餅)
あ、いや、やめ、きゃあっ!?
(動けなくなったところを集中砲火されて最終的にプールに落ちる)
うう、負けちゃい、ました…(涙目)
(アドリブ歓迎。水着脱げる以外は何でも)
ボール飛び交うウレタン板の上を、必死に進む少女が一人。
「わわ、これは、ものすごいスピード、ですね」
アニカ・エドフェルト(小さな小さな拳闘士見習い・f04762)は今年新調した水着を纏い、この特訓とやらに参戦したのだが。
「しっかり、避けて、いきませんと……」
小さな彼女には大人ですら脅威の速度であるサーブマシンの球が恐ろしく早く眼に映るであろう。だが、過去に経験した過酷さと比べれば何のその。
「やっ、ほっ、とっ……」
気は抜けぬものの、これくらいなら何とかなる――そう思いながら進むものの。
「わっ、きゃうっ!?」
避けたと思った矢先に別のボールか彼女の動きを先読みしてたのかぶつかった。
「わ、わ、落ち
……!?」
バランスを崩し、ウレタン板の上でバタバタ何とか堪えるアニカ。一瞬、反射的に背中の羽を広げて飛びかけたが、それは反則だ。
「っとと……飛ぶのは、ずるに、なっちゃい、ますね、気を付けませんと……」
それでも何とかウレタン板の上に留まり、アニカは大きく一息ついた。
気を取り直して彼女は駆ける。あと少しでゴールに辿り着く。ラストスパートとばかりにアニカは全速力で進むのだが。
行かせるものかとボールが連続で一斉放火。コーチ陣も全力で迎え撃つ姿勢であった。
「……ひゃあっ!?」
避けた反動で足がずるっと滑った。ウレタン上で尻餅ついたアニカは隙だらけだ。
「あ、いや、やめ、きゃあっ!?」
動けない所を幾台ものサーブマシンが狙い、一斉に球を吐き出した。
ばこばこばこぉっ!!
猟兵とは言え、一度にこんなに高速の球を打たれては堪らない。
「きゃあぁっ!?」
どっぽーん。
「うう、負けちゃい、ました……」
崩れる様にプールに落ちたアニカは、背中の羽も濡れてしょんぼり見え。彼女自身涙目に見えたのは水が目に入っただけでは無かったのだった。
大成功
🔵🔵🔵
白嶺・踊子
アトラクション感覚で体幹や脚力・反応力が鍛えられるなんて面白そう♪
新体操アスリートとしてはピッタリのトレーニングね!
今年新調した水着を着ていくわ。
レースクイーン風の悩ましい超ハイレグなワンピース☆
美の表現者たる新体操選手にとって衣装やスタイルの美しさも競技のうちよ♪
ボールも新体操のボールに変更してもらったし。
さぁ、いくわよ!
自慢のバランス感覚で踊るように軽やかにウレタンを渡っていくわ。
あのボール対策だけれど…
新体操のボールの演技といえば、様々なポーズをとりながら腕や脚や背中の上でボールを転がしたりして魅せるもの。
この技を生かして…飛んでくるボールにただ当たるのではなく「受け流す」
ボールの力に逆らわず、そのまま全身の上を転がして…
あ、向きが変わったボールがそのまま四方八方に飛んでいくから、周りで観てると危ないわよ?
三日月型のポーズをとれば撃ってる方向に戻っていくわね。
「これが新体操の実力よ☆華麗なる水上の演技、ご覧あそばせ♪」
…って、これ、いつまでたっても前に進めないわね…弾切れまでやる?
多くのアスリートや猟兵達が挑み、そして沈んでいったこの特別特訓場。
それを前にするのは新体操アスリートである白嶺・踊子(舞闘雪姫・f36103)。物怖じ一つせず、むしろ明るい笑みを以てプールの前に立つ。
「アトラクション感覚で体幹や脚力・反応力が鍛えられるなんて面白そう♪」
新体操の美しき舞いの如き演技を可能とするのは揺るぎなき体幹と平衡感覚。華麗に見えて、実は求められる身体能力とは計り知れないものなのだ。
「新体操アスリートとしてはピッタリのトレーニングね!」
踊子が身に纏うその水着は今年新調した逸品。まるでレースクィーンを思わせるその超ハイレグなワンピース、際どいながらもスタイリッシュに見えるのはそのどこかサイバーパンクな色彩と装飾故だろう。
「美の表現者たる新体操選手にとって、衣装やスタイルの美しさも競技のうちよ♪」
コーチ陣も思わず見とれていたが、ハッと我に返るといそいそとスタンバイ。
今回撃ち出されるのは新体操に用いるボール。踊子の要請により変更したものらしい。実際の演技に活かせるように、という事だろうか。
「さぁ、いくわよ!」
ぷーーーーー!!!
気の抜けたスタートの合図音と同時に踊子はウレタン板の上を駆け出した。水に浮かんで不安定なのも何のその。自慢のバランス感覚にて、その名の通り踊るように彼女は渡り抜けていく。
そこに、ヒュンヒュンと勢い良く飛んでくるボール達!
だがそのボールは踊子が普段から演技において手足の延長の如く用いる物。
新体操のボール演技、と言えば。様々なポーズを取りながら、腕や脚、背中の上でボールを転がし操り魅せるものだ。彼女にはその技生かすだけの実力がある……!
「飛んでくるボールにただ当たるのではなく――
受け流す!!」
ボールの飛んでくる力には敢えて逆らわず、そのまま全身の上を転がし――彼女の身を滑るように抜けたボールはそのまま有らぬ方向に向かって飛んで行く!
「うぉっ!?」
「ひゃあぁっ!?」
「あ、周りで観てると危ないわよ?」
何せ四方八方にボールの勢いを殺さず受け流しているのだ。無論その速度はバレーボールの練習用サーブマシンに置ける最高速度。食らったらまず痛い。
「ふむふむ、三日月型のポーズをとれば撃ってる方向に戻っていくわね」
などと受け流す方向の調整すらも編み出してしまった踊子。
「これが新体操の実力よ☆ 華麗なる水上の演技、ご覧あそばせ♪」
素敵な笑顔で微笑む彼女の演技に、合宿で集まった多種多様のアスリート達もついつい見惚れ、頷きながら称賛の拍手を惜しみなく捧げていた。
――ただし、踊子のこの回避法には一つ問題があった。
「……って、これ、いつまでたっても前に進めないわね……」
動きながら、進みながらではボールを確実に補足出来ない為だろう。受ける際にはウレタン板の上での制止を余儀なくされていた踊子は、受け流す一方でそこから前に進めなくなっていたのだ。
「ええと……球切れまでやる?」
「いや、もうイイんじゃないデスかねー?」
合宿に猟兵達を誘った妖怪鴉が空の向こうを見やって告げれば。
既に夕陽が地平線や水平線の向こうに消えていく様子が見えた。
夏の黄昏、過ごしやすくなった空気を思い切り吸いながら、踊子はゆっくりとゴールラインを割ってクリアを果たしたのであった。
大成功
🔵🔵🔵