7thKING WAR㉕~デストロイキングボス
●デビルキングワールド
「……デェェェストロォォォォイ!! 足りぬ、デストロイが、まるで足りぬゥ! 力とはパワーだ! パワーがあれば、デストロイできる!」
急造デストロイキングダムで雄叫びを上げたのは、異世界の魔王『デストロイキングボス』であった。
デストロイキングボスは、ガチデビルが特級契約書で呼び寄せた存在らしく、圧倒的なパワーを有しており、人面蜘蛛ビューティスパイダーの居場所にテレポートする能力を持っていた。
「この力さえあれば、我は無敵ッ! 例え、猟兵達がどんなに強くても、我の前では赤子同然ッ! すべてをデストロイしてやる! ……デェェェストロォォォォイ!!」
そう言ってデストロイキングボスが、全身の筋肉を隆起させ、デストロイオーラを漂わせた。
●ガジルからの依頼
「力こそパワーなんだよ!」
ガジル・コリアンダー(キマイラのスカイダンサー・f00907)が猟兵達を集め、今回の依頼を説明した。
今回の目的は、デストロイキングボスの撃破。
ただし、デストロイキングボスは、人面蜘蛛ビューティスパイダーの居場所にテレポートする能力を持っており、その場を一瞬にしてデストロイしてしまうようである。
それを防ぐためには、ビューティスパイダー(美少年の顔をした蜘蛛)を倒し、テレポートを阻害していかねばならないようだ。
そう言った事も踏まえた上で、デストロイキングボスを撃破するのが、今回の目的であった。
ゆうきつかさ
今回のシナリオは、戦争依頼です。
基本的には、ノリと勢いで何とかなるので、恰好良さを重視して、プレイングを書いていただければ問題ありません。
第1章 ボス戦
『デストロイキングボス・一撃必殺』
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POW : デストロイフィンガー
【ビューティスパイダーへ瞬間転移し、指先】で触れた敵に、【デストロイエネルギー】による内部破壊ダメージを与える。
SPD : デストロイタイフーン
【多くの敵を捕捉できる地点に転移して】から、戦場全体に「敵味方を識別する【破壊の大嵐】」を放ち、ダメージと【装備破壊】の状態異常を与える。
WIZ : インビジブルスパイダー
【転移先となる透明ビューティスパイダー】を召喚する。それは極めて発見され難く、自身と五感を共有し、指定した対象を追跡する。
👑11
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杼糸・絡新婦(サポート)
関西弁口調。
とある忍者が使っていた武器・鋼糸【絡新婦】のヤドリガミ。
白い女物の着物を着用しているが、
名前沿った姿なだけで、オネエとかではなく中身はれっきとした男。
子供や親子中心に一般人には愛想よく接するが、
敵とみなしたら容赦なく叩く。
日常でも戦場でも自分のペースを崩さず、
フェイントや挑発、相手の動きを拘束するように阻害したり、
あえて誘い出してこちらに攻撃を仕向け、
自他へのすきを作り出したりする、戦闘スタイル。
また使えるものはなんでも使う。
元の持ち主の影響で、忍者らしい動きも見せる。
所持する黒い狩衣を着た狐獣人の姿をしたからくり人形は、
かつての主人が作ったものを模したもの、名前はサイギョウ。
百地・モユル(サポート)
熱血で好奇心旺盛
本が好きな小学生
正義感が強く困っている人は見過ごせない
UCは業火の一撃、灼熱の束縛に加えて
自分たちが押し切られそうになったらオーバーヒートバッシュ
🔴の数が多い場合はバーニングリベンジャーだ
攻撃には怪力、属性攻撃、2回攻撃、グラップルなどの技能をのせる
逆に敵の攻撃をからみんなをかばう、耐えるために
武器受け、挑発、おびき寄せ、時間稼ぎ、激痛耐性なども使用
敵に一撃入れられそうなら咄嗟の一撃や捨て身の一撃、カウンター
こいつがボスか…
みんな大丈夫?助けにきたよ!
そんなの許せない、ボクの炎で焼き払ってやる!
技能の勇気、覚悟、気合いは常に発動状態
アドリブ絡み歓迎
影朧などの場合は説得もしたい
伊藤・毅(サポート)
『エネミータリホー、ドラゴン01、エンゲージ』
普段の口調は「真面目(自分、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」、戦闘中は「無口(自分、呼び捨て、言い捨て)」です。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、基本的に生身では戦闘を行いません。
空中戦をメインに戦い、航空爆撃や戦術偵察で地上の味方を助けます
依頼の達成を最優先とし、戦闘機パイロットとしての行動規範を根底に行動します
そのほか、キャラクターを壊しすぎない範囲でお願いします
ロバート・ブレイズ(サポート)
『否定せよ』
人間の文豪 × ナイトメア適合者
年齢 81歳 男
外見 184.6cm 黒い瞳 白い髪 色白の肌
特徴 投獄されていた 野心家 求道者 凶暴 とんでもない甘党
口調 冒涜翁(私、貴様、~である、だ、~であろう、~であるか?)
気にいったら 冒涜王(俺、貴様、~である、だ、~であろう、~であるか?)
恐怖・発狂・誘惑などの精神的な攻撃に対しての異常な耐性を有しています。
否定する事で恐怖を与え、冒涜する事が多いです。凶暴なので近接戦闘が好み。
宜しくお願い致します。
六代目・松座衛門(サポート)
ヤドリガミの人形遣い×UDCメカニック。人形を用いて異形(オブリビオン)を狩る人形操術「鬼猟流」の使い手です。
ヤドリガミの特徴である本体は、腰に付けている十字形の人形操作板です。
戦闘中は言い捨てを多用します。
UCは全て人形を介した物で、主に以下の装備アイテム「鬼猟流・戦闘用人形」で戦います。
・武器を仕込めるバランス型の「暁闇」
・身軽で敵の拘束に特化した「縛鎖」
・様々な遠距離攻撃が可能な「遠離」
ただし、操作対象の切り替えは素早くできますが、同時操作は基本的にできません。
他の猟兵と積極的に連携し、率先して誘導、時間稼ぎなどの支援を行います。
カツミ・イセ(サポート)
「僕の神様は言ったよ。郷に入りては郷に従えと」
「僕に出来ることだからね」
神様に作られたミレナリィドール、勝ち気で大人びた僕娘。イメージは水。
口癖が「僕の神様は言ったよ」
『偽装皮膚』の影響で、球体関節が普通の関節に見えるよ。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用。加護で治るから、大怪我しようと厭わず積極的に行動するよ。
遠距離は『水流燕刃刀』を伸ばすよ。
近接戦では『偽装皮膚』を水のような刃にして、咄嗟の一撃を放つことがあるよ。このときは球体関節が見えるんだ。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしないよ。
また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしないんだ。
あとはおまかせするから、よろしくね!
蒼月・暦(サポート)
デッドマンの闇医者×グールドライバー、女の子です。
普段の口調は「無邪気(私、アナタ、なの、よ、なのね、なのよね?)」
嘘をつく時は「分かりやすい(ワタシ、アナタ、です、ます、でしょう、でしょうか?)」です。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。
無邪気で明るい性格をしていて、一般人や他猟兵に対しても友好的。
可愛い動物とか、珍しい植物が好き。
戦闘では、改造ナノブレード(医療ノコギリ)を使う事が多い。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
櫟・陽里(サポート)
『操縦が上手いは最高の誉め言葉!』
乗り物が活躍できる場と
レースとサーキットが得意分野
どんな乗り物も乗りこなしてみせる
走りこそが俺の武器!
乗り物と操縦者の総合力で戦う
サイバーアイで路面、相手の動きなど幅広い情報収集
集中力・傭兵の経験・判断速度で攻め所を見極める
シールド展開バイクで体当たり吹き飛ばし
走り回って撹乱・誘導
仲間を運ぶ足になるのも好き
バイクは機動力のある盾にもなる
壊れたらほら、直すついでに新パーツ試せるし!
明るく話しやすい先輩タイプ
補助仕事もドンと来い
乗り物が無い戦場では手数が少ない
普通の拳銃射撃や誘導、挑発など小技を利かせるしかなくテヘペロしてる
過去は過去に還すべき、その辺割と無慈悲
御形・菘(サポート)
※語尾に「のじゃ」は不使用
はっはっは、妾、推っ参!
敵は決してディスらんよ、バトルを彩るもう一人の主役なのでな!
強さも信念も、その悪っぷりも誉める! だが妾の方が、もっとスゴくて強い!
バトルや行動は常に生中継+後で編集しての動画配信(視聴者が直視しては危ない系は除く!)
いかにカッコ良く魅せるか、見映えの良いアクションが最優先よ
とはいえ自身の不利は全く気にせんが、共にバトる仲間にまで不利を及ぼす行動はNGだぞ?
戦法は基本的に、テンションをアゲてボコる! 左腕とか尾で!
敵の攻撃は回避せず、受けて耐える! その方がカッコ良いからのう!
はーっはっはっは! さあ全力で来るがよい、妾も全力で応えよう!
紬雁・紅葉(サポート)
『業邪…御鎮めします』
基本戦闘場面に参加
破魔、属性攻撃、衝撃波、薙ぎ払い等とUCを適宜組み合わせて攻撃
見切り、残像、オーラ防御、武器受け等とUCで防御や回避
窮地の仲間は積極的にかばい援護射撃
範囲攻撃と2回攻撃での雑魚払いが得意だが
ボスとの戦闘も遜色なく行えるし行う
羅刹紋を顕わに戦笑み
傷負っても笑みを崩さず
何処までも羅刹の血と"剣神"の導きに従い
災魔業邪を打ち倒す
敵の最期に
去り罷りませい!
の言葉を
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
ミスティ・ストレルカ(サポート)
基本方針は専守防衛・他者フォローです
サポート故、連携重視のお任せ
知らない人にはどうにも気後れしてしまうけど
それでも他の人が怪我するのも嫌なので押すところは押すのですよ
主にサモン・シープ等攻撃系のUCで他者行動の隙を消す様に立ち回るのです
中遠距離をとり全体を掴む感じですね
防御系の技能で時間稼ぎも行けますので
生まれながらの光での前線維持、魔力性防御障壁の囮役も…ちょっと怖いけど
でもでも、みんなの居場所を守るのですよー
そうそう、えっちなのはいけないと思います。
興味がない…訳ではないですがひつじさんが怖い雰囲気纏って凄い勢いで止めにツッコんでくるのです
年齢制限がどうとか、らしいです
メイリン・コスモロード(サポート)
『一緒に頑張りましょうね。』
人間の竜騎士×黒騎士の女の子です。
普段の口調は「丁寧(私、あなた、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」、時々「対人恐怖症(ワタシ、アナタ、デス、マス、デショウ、デスカ?)」です。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。
人と話すのに慣れていなくて
「えっと……」とか「あの……」とか多様します。
戦闘ではドラゴンランスを使う事が多い。
その他、キャラの台詞はアドリブ等も歓迎です。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
●
「デェェェェェェェェェェェェストロォォォォォォォォォォイ!」
召喚魔王『デストロイキングボス』が急造デストロイキングダムでケモノの如く叫び声を響かせ、猟兵達の前に陣取った。
「……なんやろ、ボスと言うよりも、再生怪人のような雰囲気が……」
杼糸・絡新婦(繰るモノ・f01494)が複雑な気持ちになりつつ、デストロイキングボスを見上げた。
何となく、何処かに登場していているような気もするのだが、単なる気のせいである可能性も高かった。
「誰が再生怪人だ! そもそも、我は怪人では無い! 我は地獄の大魔王! 無限の力を持った最悪の存在ッ! つまりデストロイだ! デェェェェェェェェェェェェストロォォォォォォォォイ!」
デストロイキングボスが苛立ちを隠せない様子で、全身の筋肉を隆起させた。
「ひょっとして、ただデストロイって言いたいだけか……?」
六代目・松座衛門(とある人形操術の亡霊・f02931)が呆れた様子で、デストロイキングボスにツッコミを入れた。
「それは違うぞ、デェェェェェェェェストロォォォォォォォォォイ! 我はデストロイを愛しているが、意味もなくデストロイと言っている訳ではない。故に、デストロイと言う訳だ」
デストロイキングボスがまったく悪びれた様子もなく、キッパリと言い放った。
その言葉には説得力のカケラも無かったため、猟兵達が冷たい視線を送っていた
「僕の神様は言ったよ。同じ言葉を連呼し過ぎると、その価値が下がるって」
カツミ・イセ(神の子機たる人形・f31368)が、ボソリと呟いた。
「価値が下がる……だと!? ……ふざけるなっ! 逆に言えばいう程、価値が爆上がりだ! そもそも、デストロイは言ってこそ、価値がある! 叫んでこそ、価値がある! いまから、それを証明してやろう。デェェェェェェェェェストロォォォォォイ!」
デストロイキングボスが自らの正しさを証明するようにして、デストロイを連呼した。
「はっはっは、随分と盛り上がっているようだな? 妾も混ぜてくれ。こう見えても、妾もデストロイに興味があってな。お主のデストロイも、なかなかだが、妾のデストロイは、もっと凄いぞ!」
そんな中、御形・菘(オブリビオンではない・f12350)が、えっへんと胸を張った。
「なんだと、貴様っ! ふざけた事を言うんじゃない!」
デストロイキングボスがムッとした様子で、ギチギチと歯を鳴らした。
「こいつがボスか……。みんな大丈夫? 助けにきたよ!」
その流れに乗るようにして、百地・モユル(ももも・f03218)が、颯爽とデストロイキングボスの前に現れた。
「わざわざ死にに来るとは、実にデストロイなヤツだ。あまりにもデストロイ過ぎて、我も震えが止まらん! まあ、デストロイフラグを立てた時点で、貴様の運命は決まっていたが……」
デストロイキングボスがデストロイ言語を駆使して、モユルのデストロイっぷりを褒めた。
「えーっと、一応ボスだよね、この人?」
モユルが気まずい様子で、仲間達に確認した。
デストロイキングボスが、あまりにもデストロイと連呼しているため、色々な意味で不安になったようである。
「目標確認、これより任務を遂行する」
一方、伊藤・毅(Nemo・f06702)はJSFライトニング(爆撃機)に乗って、デストロイキングボスの上空に現れ、次々とミサイルを撃ち込んだ。
「うぐぐっ、やるではないか。さすがの我も、これは予想が出来なかった。ナイス、デストロイだ!」
デストロイキングボスが傷口を押さえながら、空を見上げて称賛した。
「……私は貴様を否定する」
そんな気持ちを逆撫でするようにして、ロバート・ブレイズ(冒涜王・f00135)がキッパリと言い放った。
「貴様、デストロイを否定するつもりか! ええい、罰当たりな奴めっ! 気分が悪い! お前等、みんな纏めて、デストロイだ! いくぞ、ビューティスパイダー!」
デストロイキングボスが殺気立った様子で、両目を怪しくギラつかせ、ビューティスパイダーに合図を送った。
「イエス、ビューティスパイダー!」
その気持ちに応えるようにして、ビューティスパイダーがデストロイキングボスを瞬時にテレポートさせた。
「デェェェェェェェェェェェェェェェェェェストロォォォォォォォォォォイ!」
それに合わせて、デストロイキングボスが蒼月・暦(デッドマンの闇医者・f27221)に指先を当て、デストロイエネルギーを流し込んで爆発させた。
「……ちょっ! これは!」
その途端、暦が身体をフラつかせ、足元から崩れ落ちた。
「見たかっ! これこそ、真のデストロイだ!」
デストロイキングボスが勝ち誇った様子で、高笑いを響かせた。
「……かなり厄介な能力を持っているようですね」
メイリン・コスモロード(飛竜の鉾・f13235)が、警戒心をあらわにした。
どうやら、デストロイキングボスはビューティスパイダーのいる場所にテレポートする事が出来るらしく、油断をしていると、あっと言う間に背後を取られてしまう可能性が高かった。
「これ以上、好きにはさせない! ここでボクが止める!」
すぐさま、モユルが【バスターフォーム】で自らの義腕をバスターフレームに変形させ、攻撃力を5倍にすると、デストロイキングボスに捨て身の一撃を叩き込んだ。
「これは、なかなかのデストロイだ! やはり、我が見込んだだけはある」
その一撃を喰らったデストロイキングボスが、見事なデストロイっぷりに、思わずサムズアップ!
「……えっ?」
その反応に不意を喰らったのか、モユルが色々な意味で恐怖を覚え、ゾワッと鳥肌を立たせた。
「ここは、私に任せてください」
そんな空気を察した紬雁・紅葉(剣樹の貴女・f03588)がオーラ防御を展開し、モユルの事を守りながら残像を繰り出し、デストロイキングボスの注意を引きつつ、衝撃波を飛ばして薙ぎ払った。
「うぐっ! ナマイキな奴め! まずは、お前からデストロイしてやる! ……覚悟しろ!」
デストロイキングボスが両目を血走らせ、再びテレポートをしようとした。
「そ、そんな事は……させませんよっ!」
即座に、メイリンが【ドラゴニック・エンド】を発動させ、竜槍【シリウス】をビューティスパイダーに突き刺した。
次の瞬間、その場にドラゴンが召喚され、高威力のブレスを吐き捨て、ビューティスパイダーを消し炭に変えた。
「ぐぬぬっ! よくもビューティスパイダーを! 許さん、許さんぞ! デェェェェェェェェェェェストロイィィィィィィ!」
それを目の当たりにしたデストロイキングボスが、殺気立った様子で吠えた。
「今度は、こっちの番よ!」
その邪魔をするようにして、暦が【デッドマンズ・スパーク】を発動させ、自らの片腕を代償にして、膨大な電流を籠めた一撃を放った。
「あばばばばばばばばばっ! こ、これは、魂が震えるほどのデストロイッ! デ、デ、デ、デ、デストロォォォォォォォォォォイ!」
その途端、デストロイキングボスがビリビリと痺れ、ガックリと膝をついた。
「……油断したわね」
続いて、紅葉が【瀉傷祓患儀・八耳(シャショウフッカンギ・オシミミ)】を発動させ、神威霊力を籠めた妖太刀「手名椎」と、妖打刀「足名椎」の連撃を繰り出し、肉体を傷つけず、斬り祓い癒すべき患部創傷のみを攻撃した。
「うぐっ! 貴様、何をした! なんだ、この感覚は……! ふざけた真似をしおって! デストロイだ、デェェェェェェェェェェェェストロイ!」
その事に違和感を覚えたデストロイキングボスが、警戒した様子で牙を剥き出した。
「目標補足、侵入コース適正、誘導装置起動、自動投下用意……爆弾投下」
そこに追い打ちを掛けるようにして、毅が【精密誘導爆撃(スマートボミング)】を仕掛け、誘導爆弾を撃ち込んだ。
「うぐ……ぐぐぐっ! まさか、こんなデストロイがあったとは……。我も、まだまだ、と言う事か。あまりにもデストロイ過ぎて震えが止まらんっ! だが、まだだっ! この程度で我のデストロイは潰えない!」
その攻撃をモロに喰らったデストロイキングボスが、ゲフっと血反吐を吐きながら、猟兵達の背後にテレポートすると、破壊の大嵐を発生させた。
「残念だけど、これじゃ、僕は倒せない」
即座に、カツミが【創造主の力:白燐返戻(ビャクリンヘンレイ)】を発動させ、分け与えられた白燐蟲から白光を放って、破壊の嵐を反射した。
「ぬぐおっ! まさか、自分の攻撃で、デストロイされかけるとは……。これは、なかなか……ナイス、デストロイ!」
その攻撃をモロに喰らったデストロイキングボスが、抉れた胸元を隠しながら、ニィッと不気味に笑った。
「まあ、例え弾き返されなかったとしても、そんなノロノロとした嵐に巻き込まれるほど、トロくはないけどな」
そんな中、櫟・陽里(スターライダー ヒカリ・f05640)がライ(ハイテクバイク)に乗ったまま加速し、デストロイキングボスを挑発した。
「なんだと、貴様ァ! 貴様だけは許せん! デェェェェェェェストロォォォイ!」
デストロイキングボスが再びテレポートした後、雄叫びと共に破壊の大嵐を発生させた。
「また無駄な事を……」
すぐさま、絡新婦が破壊の大嵐を回避すると、黒い狩衣を着た狐獣人の姿をしたからくり人形:サイギョウを操って、デストロイキングボスに反撃を仕掛けた。
「どりゃあああああああああああ!」
その事に気づいたデストロイキングボスが、ビューティスパイダーを身代わりにして、自らの身を守った。
それは、ある意味で自殺行為であるものの、自分の身を守るためには、仕方がなかった。
「さぁ、逃がしはしないぞ! 大演目「野分」!」
続いて、松座衛門が【鬼猟流 大演目其ノ一「野分」(キリョウリュウ・ダイエンモクノソイチ・ノワケ)】を発動させ、超絶技巧の人形操作によって、全ての『鬼猟流・戦闘用人形』を遠隔操作した。
「ふざけるな、我は逃げない! 決して、退かない。何故なら、我こそがデストロイの体現者だからだ!」
デストロイキングボスがムッとした様子で、拳をブンブンと振り回した。
それに合わせて、鬼猟流・戦闘用人形が素早い身のこなしで、デストロイキングボスのパンチを避けた。
「……なあ、いい音だろ?」
そんな中、陽里が【心躍る咆哮(ココロオドルホウコウ)】でエンジン音を響かせた。
「それが、どうしたァ!」
その途端、デストロイキングボスがイラッとした様子で、ケモノの如く吠えた。
それと同時に、行動速度が5分の1になり、すべての動きが遅くなった。
「うぐ、何か妙な真似をしやがったな。……頼むぞ、ビューティスパイダー! 我を安全な場所に!」
その事に危機感を覚えたデストロイキングボスが、転移先となる透明ビューティスパイダーを召喚した。
「イエス、ビューティスパイダー!」
その気持ちに応えるようにして、透明ビューティスパイダーが猟兵達から離れ、デストロイキングボスをテレポートさせた。
「ひょっとして、焦ってる?」
そんな空気を察したミスティ・ストレルカ(白羽に願う・f10486)が、デストロイキングボスの顔色を窺った。
「そ、そんな訳ないだろ! 焦ってなどいない。ただ、身体が動くまで、時間を稼いだだけだ!」
デストロイキングボスが、激しく目を泳がせた。
「はーっはっはっは! ならば全力で来るがよい、妾も全力で応えよう!」
菘が高笑いを響かせながら、【疾走エッジランナー(シッソウエッジランナー)】を発動させ、常識的な行動を囁く良心的な『私』と、非常識な行動を囁く邪神である『妾』の幻影を出現させた。
『真正面から戦うのは、危険です。ここは守りを固めましょう」
良心的な『私』が、菘に助言をした。
『いや、駄目だ。ここは迷わずデストロイ!』
邪神である『妾』が、違う助言をした。
「……と言う訳で、このままデストロイだ!」
菘が躊躇う事なく、デストロイキングボスに攻撃を仕掛けていった。
「まだまだ、行くよっ!」
それに合わせて、ミスティが【モラスパーク】を仕掛け、パチパチ静電気を放って、デストロイキングボスをクロコゲにした。
「ぷは……」
その途端、デストロイキングボスが真っ黒な煙を吐き、マヒ状態に陥った。
「――謳え」
それと同時に、ロバートが【破風(マド)】を発動させ、200万円相当のアーティファクトを消費する事で、火・風・水・土族の邪神達を召喚した。
召喚された邪神達は連携を取るようにして、デストロイキングボスに襲いかかった。
「我にデストロイを挑むとは、なかなかのデストロイ! だが、そう簡単に我をデストロイ出来ると思ったら、大間違いだ! デェェェェェェェストロイ!」
デストロイキングボスがケモノの如く吠えながら、邪神達を千切っては投げ、千切っては投げ、次々とデストロイしていった。
そのドサクサに紛れて、別の場所にいた邪神達が、ビューティスパイダー達を蹴散らしていくのであった。
成功
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数宮・多喜
【アドリブ改変・連携大歓迎】
デストロイデストロイって、
デストロイがどんな意味なのか分からなくなるじゃねぇか!
アレか!?言葉すらデストロイしようってか!?
上等だよコンチクショウ、覚悟しな!
全部ぶっ壊される前にむしろアンタをデストロイしてやらぁ!
って破壊の大嵐でカブがやられたぁッ!?
いや後で直せば何とかなる、けどキッツいなぁオイ!
下手すりゃ服がとんでもない事になってそうだけどそれはそれ!
恥ずかしいけどそんなこと言ってられねぇ!
大嵐の真っ只中で【災い拒む掌】を繰り出して、
そのまま嵐を吸い込むよ!
転移能力使いがテメェだけだと思うなよ、
自前のテレポート能力も組み合わせてスパイダーごとキングを吹っ飛ばす!
●
「さっきから、デストロイ、デストロイって! そんなにデストロイを大安売りしたら、デストロイがどんな意味なのか分からなくなるじゃねぇか! ……アレか!? 言葉すらデストロイしようってか!?」
そんな中、数宮・多喜(撃走サイキックライダー・f03004)が苛立ちを隠せない様子で、デストロイキングボスにツッコミを入れた。
「ぐわーはっはっはっはっ! そりゃあ、イイ。その考え……嫌いじゃねぇぜ! 確かに、それはデストロイだ! いや、お前の考え方自体、デストロイってところだな。ならば、我の考えが分かるはず。このデストロイな考えを!」
デストロイキングボスが全身の筋肉を隆起させ、ケモノの如く吠えた。
「いや、分からねぇ。正直言って、サッパリだ!」
多喜がゲンナリとした表情を浮かべ、デストロイキングボスを奈落の底に突き落とす勢いで答えを返した。
「な、何故だ! 何故、デストロイを理解しようとしない! これほど我がデストロイだと言うのに! ならば、死ねぇ! 我、自ら、お前をデストロイしてやる!」
デストロイキングボスが信じられない様子で、くわっと表情を険しくさせた。
「上等だよコンチクショウ、覚悟しな! 全部ぶっ壊される前に、むしろアンタをデストロイしてやらぁ!」
多喜が頭の中までデストロイに埋め尽くされながら、それを吐き出すようにして叫び声を響かせた。
「その心意気、気に入った! 塵ひとつ残らず、デストロイしてやろう!」
デストロイキングボスがビューティスパイダーを使って、多喜の背後にテレポートした後、破壊の大嵐で宇宙カブJD-1725を破壊した。
「……って、カブがやられたぁッ!? いや、後で直せば何とかなる……けど、キッツいなぁ、オイ! 下手すりゃ服がとんでもない事になっていたから、まあ……助かったと言えば、助かったんだが……」
多喜が複雑な気持ちになりつつ、大破した宇宙カブJD-1725に対して、なむなむと両手を合わせた。
「どうやら、本当の地獄が見たいようだな。……喰らえ!」
デストロイキングボスが再びビューティスパイダーでテレポートした後、破壊の大嵐を発生させた。
だが、いつの間にかビューティスパイダーの数が減っていたため、テレポート出来る場所は限られていた。
「転移能力使いがテメェだけだと思うなよ」
その隙をつくようにして、多喜が【災い拒む掌(キャプチャー・アンド・リリース)】を発動させ、掌中に生み出した小規模の次元特異点で破壊の嵐を受け止め、それをコピーした上で、デストロイキングボス達をぶち当てた。
「こ、これは最高にデストロイだァァァァァァァァァァァァァァァ!」
次の瞬間、デストロイキングボスがビューティスパイダーごと破壊の嵐に巻き込まれ、断末魔をあげて消滅した。
大成功
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