リア充は外、非リアは内
「2月のイベントといえばそう! 節分っすね!」
とっくに過ぎたイベントの名を言いながら、雨月・雨莉(は何もしない・f03581)が何やら大荷物を抱えてやってきた。
「節分はとっくに過ぎただろ」
猟兵の冷静な突っ込みに、雨莉は目を逸らす。
「……2月いっぱいは節分ってことでいいじゃないっすか。ていうかあれです、節分の方が歴史と伝統あるのに、日本人はバレンタインに注目しすぎっす」
バレンタインなんてお菓子会社の陰謀なのに……! と固く拳を握る雨莉。うん、お前がリア充御用達のイベントを憎んでいるのはよく分かった。
「というわけで、日本人が忘れた(※忘れてない)節分を今の世に甦らせるため、バレンタインだけど節分やります! 具体的には……チョコの弾をリア充にぶつけます」
自分だって本来の節分無視してるじゃねぇか。という猟兵の突っ込みは無視して、雨莉はいそいそと持ってきた大荷物をほどく。
「……といいつつ、本当にリア充にチョコぶつけると警察沙汰になりそうなんで仕方ない、ここは……この板をリア充に見立ててチョコ投げましょう」
そう言いながら、雨莉はベニヤ板に「カップル」とか「リア充」とか書いた紙を貼っただけの粗末な的を掲げた。
「……今、『なんて粗末な的だろう』って思いましたね? 仕方ないじゃないっすか、予算ないし何よりめんどくさいんすよ」
ベニヤ板に顔を隠すようにしながら、雨莉はぼそぼそと最低な弁解を述べる。
「……まあ的がこれだけっていうのもあれなんで、的の持ち込みは歓迎します。後で訴えないなら、リア充の方が的になりに来てくださってもいいっすよ」
オイ。そんなカップルがいるか、という突っ込みはさておき。雨莉はそうそう、と面を上げた。
「投げた後のチョコ、そのままにしておくわけにはいかないっすよね。なんで後で回収して……屋内で……歳の数だけ食べます? 幸せになれるかも」
テキトー言いつつ、雨莉は指折り数えて俺今年33個か……と複雑な顔になる。数えて食べるのがしんどい歳になってきた。頭を振って、
「……俺のことはいいです。ともかく、後で回収して食べること考えたらできるだけ小粒で、個包装されてるやつがいいかもしれないっすね」
とアドバイスする。
「ともかく、2月はバレンタインじゃなくて節分! 節分です! にっくきリア充……に見立てた的にチョコぶつけて日頃の鬱憤を払……もとい悪を払って福を呼び込みましょう!」
本来の節分をガン無視した節分? バレンタイン? イベントの告知をしながら、雨莉は強く拳を握ったのだった。
ライ麦
ライ麦です。節分にお菓子まきする地方で育ちました。だからというわけじゃないですがせつぶ……バレンタインにチョコまきしましょうってイベントです。
以下簡単なまとめ。
●やること
外でリア充に見立てた的にチョコの弾をぶつけた後、回収して屋内に入って歳の数だけチョコを食べる。
リア充に見立てた的は雨莉がベニヤ板に「カップル」とか「リア充」とか書いた紙を貼っただけの粗末なものを用意していますが、これだけじゃ物足りんって方は持ち込みもオッケーです。いるか分かりませんが、「俺(私)自らが的になる!」ってリア充の方がいらっしゃればどうぞ(いる?)。
その後、投げたチョコは回収するので個包装されてるチョコ推奨です。回収したチョコはせっかくなんで歳の数だけ食べましょう。歳の数だけ食べるのが物理的に難しい方(100歳超えてるとか)は無理に歳の数だけ食べなくてオッケーです。
●その他
・もし複数名orグループ参加される場合は迷子防止のため、互いの名前とID、もしくはグループ名をプレイングにお書きください。
・公序良俗に反するプレイングは採用しません。
・雨莉は主催ですが、お声がけない限りは出てきません。
それでは。皆様のプレイングを力いっぱい投げてきてください!
第1章 日常
『UDCアースのバレンタイン』
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POW : 気合を込めて恋の決戦に向かう
SPD : 気の合う友達に声をかけ、お祭り見物を楽しむ
WIZ : 敢えてひとりでお祭りを見て回る
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唯嗣・たから
ゆらぁり、だぁーくねすたから、あらわる。
別に羨んでたりとか…ちょっとある。
らぶらぶなひとたちは…幸せにって、思う。
それはそれとして…夢見る前に死んだ身としては…ちょっとだけ、複雑…。
なので、こうする。
(ベニヤ板に「たから殺害した犯人」とでかでか書かれた紙をべちんと貼る)
この怨み、はらさでおくべきか……
(UCまで使って威力底上げしたチョコ投擲がはじまる。自動追尾の手までチョコ投げてる)
ちょっと、スッキリした。
ので、チョコ拾って食べる。6×6くらい。
歳の数だけだと、たから6個だけ…ちょっと、足りないから。
あ、お姉さん。チョコ、どうぞ。小さいミルクチョコ…余ったから、あげる。はっぴーばれんたいん。
「ゆらぁり、だぁーくねすたから、あらわる」
どことなく黒いオーラを纏った唯嗣・たから(忌来迎・f35900)が、ゆらりくらりと体を揺らしながらやってきた。骸骨である彼女がこんな様相でやってくると、本当にホラーみたいだ。しかし、それもむべなるかな。バレンタインだもの。たからはぼそぼそと呟いた。
「別に羨んでたりとか……ちょっとある」
らぶらぶなひとたちは……幸せにって、思う。思うけど。それはそれとして。
「……夢見る前に死んだ身としては……ちょっとだけ、複雑……」
どこか遠い目で、たからはポツリ漏らした。生前の彼女にも、生きて成長していればバレンタインにらぶらぶする相手がいたかもしれないのだ。無論、骨だけの骸として蘇生し、今は猟兵として活動している彼女にも、もしかしたらこれからそういう相手ができる可能性もあるが……しかし、その前に一度死んだのも事実。過去と、殺されなければあったかもしれない未来に思いをはせ、たからは骨だけの拳をぎゅっと握った。
「……なので、こうする」
そう言って、ベニヤ板に「たから殺害した犯人」とでかでかと書かれた紙をべちんと貼るたから。なるほど、こういう的もアリか。
「この怨み、はらさでおくべきか……」
「たから殺害した犯人」の的をじっと見つめ、たからは地縛霊と合体する。その反面が咲き崩れ、攻撃力が底上げされる。その上昇した攻撃力でもってたからは思いっきりチョコを全力投擲した。追い縋る数多の黒い手まで一緒になってチョコ投げてる。これは痛い。ベニヤ板の的がビシビシと悲鳴を上げている。それでもたからは攻撃の手を緩めなかった。
「思い知れ……積年の、怨み……」
最大級の怨みを込めて、たからは最後の一粒を投げる。ベニヤ板の的は耐えきれずピシッとひび割れが入り、そのままバキッと折れた。
「……ふぅ。ちょっと、スッキリした」
汗を拭う仕草をし、たからはユーベルコードを解除する。運動した後は甘いもの。たからは投げて散らばったチョコを拾い、自身の年齢×2ほど食べた。歳の数だけだと、6個しか食べられない。それはちょっと、物足りないから。生前の分も足して。それでもたくさん投げたチョコは余ってしまう。どうしようか、と辺りをキョロキョロ見回すと、外で「リア充爆発しろ!!」とベニヤ板にチョコ投げてる雨莉の姿が目に入った。駆け寄って、
「あ、お姉さん。チョコ、どうぞ。小さいミルクチョコ……余ったから、あげる」
と彼女の掌にチョコを落とす。
「あ、あざます……」
なんか恥ずかしいところ見られちゃったっすね、と照れて頬を掻きつつ受け取る雨莉に、たからは微笑むように口元を緩ませて言った。
「はっぴーばれんたいん」
と。
大成功
🔵🔵🔵
怨燃・羅鬼
はい☆古式ゆかしきイベントが忘れられるのは良くないネ!
ということで古式ゆかしき妖怪のらきちゃん☆がアイドルとして節分のイベントを広めるために頑張るネ!【バーサーク】
それじゃあ主催者さん(雨莉)らきちゃん投げるネ!
対象(チョコ)を掴んで~炎を纏って(焼却)~そのまま力いっぱい(怪力)投擲だ~!!
魔滅☆
D☆E☆A☆Dボール!
終わったら砕け散ったベニヤ板の中の破片からチョコを回収して食べるよ☆
自然に優しいらきちゃん☆なのでした
「はい☆ 古式ゆかしきイベントが忘れられるのは良くないネ。ということで古式ゆかしき妖怪のらきちゃん☆ がアイドルとして節分のイベントを広めるために頑張るネ!」
怨燃・羅鬼(怒りの心を火に焚べろ・f29417)はカメラ目線でバッチリポーズを決めた。
「それじゃあ主催者さん、らきちゃん投げるネ!」
雨莉に向かってウィンクしてみせた後、羅鬼はむんずと羅鬼羅鬼悪狩壊(ジゴクノアクシュカイ)でチョコを掴んで、炎を纏った。チョコ、溶けそう。というか焼却されてるが。気にせずそのまま力いっぱい怪力で投擲!
「魔滅☆ D☆E☆A☆Dボール!」
(「節分ってこういうイベントだったっけ?」)
主催の雨莉すら疑問に思う中、燃えるチョコがベニヤ板に激突。ベニヤ板は耐えきれず砕け散った。砕けたベニヤ板の中の破片から、羅鬼は焼け焦げていい感じに香ばしくなったチョコを回収して食べ、カメラ目線で再びウィンクする。
「投げたチョコも無駄にしないよ☆ 自然に優しいらきちゃん☆なのでした」
大成功
🔵🔵🔵
鳴上・冬季
「私は甘味が食べられる祭りが増える分には何がどれだけ増えても構いませんが」
嗤う
「皆さん、随分大人しい。どうせなら、これくらいやればよろしかろう…出でよ、黄巾力士金行軍」
弾丸がわりに砲頭から豆菓子撃ち出させ鎧無視・無差別攻撃
あっという間にリア充ベニヤ板をベコベコに
「おっと、的がなくなってしまったようですね。ならば黄巾力士金行軍を代わりにどうぞ。118体もいれば、そうそう不足しないでしょう」
呼び出した黄巾力士に【リア充】【カップル】等書いたお面と張り紙をつけポージング付きでオーラ防御させ的に提供
自分はあるだけの豆菓子を際限なくボリボリ食べる
「私は人仙ではありませんので。全く気になりませんね」
嗤う
「私は甘味が食べられる祭りが増える分には何がどれだけ増えても構いませんが」
鳴上・冬季(野狐上がりの妖仙・f32734)は嗤い、まだ残っている的を見やった。
「それにしても皆さん、随分大人しい。どうせなら、これくらいやればよろしかろう……出でよ、黄巾力士金行軍」
そう言うと、黄巾力士・五行軍(コウキンリキシ・ゴギョウグン)で118体の黄巾力士を召喚する。喚び出された黄巾力士は、弾丸がわりに砲頭から豆菓子を鎧無視の無差別攻撃で撃ち出した。あっという間にベコベコになるリア充ベニヤ板。
「おっと、的がなくなってしまったようですね。ならば黄巾力士金行軍を代わりにどうぞ。118体もいれば、そうそう不足しないでしょう」
冬季は「リア充」「カップル」等書いたお面と張り紙を黄巾力士金行軍にペタリ。さらにポージング付きでオーラ防御させ、的に提供する。めちゃめちゃに増えて豪華になった的に、主催者はおおっ! と目を見開き、喜々としてチョコを投げつけていた。その様子を眺めながら、冬季はあるだけの豆菓子を際限なくボリボリ食べる。
「……あの、投げないんすか? リア充が憎くないんすか?」
チョコ投げる手を止めて訊いてくる主催者に、冬季は嗤った。
「私は人仙ではありませんので。全く気になりませんね」
と。
大成功
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