殲神封神大戦⑯〜部屋内、愛語喋
●人類祖『女媧』的祠
封神武侠界の人類の祖である、三皇『女媧』を祀っている祠。幸いな事に、女媧はオブリビオンとして復活してはいない。まぁこれ以上有力敵が増えたらカタストロフまっしぐらだが。
しかし祠が呪われでもしたのか、「固まることのない泥」なる物が猟兵の敵として現れるだろう。浄化方法は……。
●グリモア的愛語
「この祠に踏み入るとね、その固まることのない泥が固まって壁になるんですって。……なんか、矛盾してるわよね?」
グリモア猟兵のジェルダ・ヒーメィ(銭の亡者・f27900)が説明を始める。
「で、四方を囲まれて部屋の形になるそうなのよ。脱出方法はね、『誰か・何かの愛を語る』! 何かふざけた方法だけど、『愛を語らないと出られない部屋』なのよ、この祠」
ジェルダは頬を赤らめながら、少しもじもじしていた。
「まぁあたしも先日、旦那が出来たばかりだし……出るのは簡単よ? でも、語るってちょっとハードル高い人も、いるわよね? ……いるって言って! もうっ!」
ジェルダは、近いうちにハネムーンを予定しているらしい。幸せ者である。
「あ、あえて二人とか複数人で入ってみてもいいんじゃないかしら? お互い暴露して、そのまま付き合う関係になるとか……。戦争をきっかけにお付き合い始めましたって、ちょっと妙だけど、まぁ、機会が用意されたと思えば、ねぇ?」
珍しく語感が弱めなジェルダは、グリモアの転移を始めた。
「趣味とかでもいいらしいわよ! ほら、行って来て! ……今頃あの人何してるのかしら」
夫の話は流石にここでは出せないが、ほのめかしたジェルダであった。
椿油
椿油です。何かグリモア猟兵ジェルダにとってタイムリーな戦場が出現したのでこちらともう一個、シナリオをお送りします。
愛を語らないと出られない部屋、物に対する愛でも大丈夫です。複数人で語り合ってもオッケーです。
皆様のアツい愛の告白プレイング、お待ちしております。
第1章 日常
『愛を語らないと出られない部屋』
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POW : 情熱的に愛を語る
SPD : 淀みなく愛を語る
WIZ : 語彙を尽くして愛を語る
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リオ・ウィンディア
旦那様から君はロマンチストと言われた私が
愛を語れないわけがないでしょう?
ギターによる【楽器演奏・歌唱・浄化】
あの人は、骨しか愛せない私に興味を持ってくれた人
あの人は、私の多すぎる幾多の過去を癒してくれた人
あの人は、朽ちるまで一緒にいようといってくれた人
あの人は、映画が好きで私もそれを好きになったのよ
あの人は、あの人は、どこまでも尊い
私は一途に愛してるよ
一緒の時間がたまらなく愛おしい
今でもときめく燃え盛る炎と悲しみの刃
少し無口なところもあるけれど
私の幸せを一番に願ってくれる人だから
私もあの人の幸せを一番に願ってあげる
心はいつもそばにいるよ
ソプラノ、アリア風にしっとりと歌い上げる
アドリブ、可変歓迎
「旦那様から『君はロマンチスト』と言われた私が、愛を語れないわけがないでしょう?」
リオはギターの音色にUC《シンフォニック・キュア》も込めて、泥壁の浄化を試みる。
ギターをポロンと鳴らし、目をそっと閉じて、歌い始めたリオ。
「――あの人は、骨しか愛せない私に興味を持ってくれた人……あの人は、私の多すぎる幾多の過去を癒してくれた人。あの人は、朽ちるまで一緒にいようといってくれた人……」
泥壁に響く、愛の音色。
「あの人は、映画が好きで……私もそれを好きになったのよ――」
浄化のソプラノが、周囲の泥へと作用し、少しずつ緩んでいく。想いが、届く。
「あの人は、あの人は、どこまでも尊い――私は一途に愛してるよ――。一緒の時間がたまらなく愛おしい、今でもときめく燃え盛る炎と悲しみの刃。少し無口なところもあるけれど……私の幸せを一番に願ってくれる人だから――」
一途な愛の歌が、泥を徐々に浄化していき。
「私もあの人の幸せを一番に願ってあげる――」
――心はいつも、そばにいるよ。
そう歌い終えた所で、周囲の泥は完全に溶けて無くなった。
大成功
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雨倉・桜木
SPD/暴走気味
※契約悪魔(猫)に正座させられています
『お前の愛はわかったからテーマを決めろ、一つに絞れ。長いうざい煩いそしてちょっとキモい』
うん、わかった。じゃあキュウダイくんの瞳について語るね!任せておくれ!(深呼吸
※以下ノンブレス※
キュウダイくんはその成り立ちから容姿がコロコロ変わるから目の色もよく変わるんだ。特にぼくが好きなのは金色の瞳の時でね!ギラッギラに闘志に輝く戦闘時もまるで磨かれた宝石のように眩しくて綺麗でつい見てしまうんだ!それなのに好物を前にした途端、虹彩を丸くさせてキラキラ瞳を輝かせるときの愛らしさといったらまさにギャップにこ(当猫による猫パンチで強制終了)
泥壁の中に入って間もなく、猫の契約悪魔《キュウダイ》に何故か正座させられている桜木。
「お前の愛はわかったからテーマを決めろ、一つに絞れ。長いうざい煩いそしてちょっとキモい」
凄く眉間にしわを寄せている様子。いつもこうなんだと言いたげである。何せ、三味線の旋律でキュウダイを召喚するUCは《おいで!めっちゃ可愛いぼくの愛猫!》である。
「うん、わかった。じゃあキュウダイくんの瞳について語るね! 任せておくれ!」
すぅ……と深呼吸した、桜木。
「――キュウダイくんはその成り立ちから容姿がコロコロ変わるから目の色もよく変わるんだ。特にぼくが好きなのは金色の瞳の時でね! ギラッギラに闘志に輝く戦闘時もまるで磨かれた宝石のように眩しくて綺麗でつい見てしまうんだ! それなのに好物を前にした途端、虹彩を丸くさせてキラキラ瞳を輝かせるときの愛らしさといったらまさにギャップにこ――」
「ふしゃぁぁ!!!」
キュウダイの猫パンチで強制的に愛を語るのをやめさせられた桜木。
「いてて……あ、壁無くなってる」
「そりゃあ良かったな!!」
キュウダイは真っ赤になりながら、さっさと帰路に着こうとしていた。「キュウダイくんのそういう所も好きだよ!」と後ろから聞こえそうになった瞬間、桜木にUターン猫パンチが飛んできたという――。
大成功
🔵🔵🔵
フローライト・ルチレイテッド
アドリブ連携?歓迎でーす。
UC【Resounding sky-響き合う空へ-】を発動、広範囲への無差別配信設備を敷設!
ノリと勢いで起動!
設備は使いたい人が同席してたら貸与しまーす。
自分は愛と溢れる【情熱】を乗せて、【楽器演奏、歌唱、パフォーマンス】を駆使して持ち歌を。
バンドマンなら音楽で語るのがセオリーでしょう!
というわけで周囲へ配信しつつ指定UC用の曲を演奏です。
さあ、無数の想いを抱きしめて、広がる世界に愛をばら撒け!(歌詞は長いので割愛)
I LOVE YOU 愛してる 溢れ出すほど強く
I LOVE ALL 世界中
さあ さあ さあ 愛をばら撒け!
愛をばら撒け! 愛をばら撒け! 愛を届けろ!
「バンドマンなら音楽で語るのがセオリーでしょう!」
フローライトは、泥壁に向かってダブルネックギターを構え、UC《Resounding sky-響き合う空へ-》を発動する。
地面が配信機能付飛行ステージへと変化し、響き渡るギターのチューニングの音色。
「――響け、『MAXIMIZED LOVE』!!」
♪さあ、無数の想いを抱きしめて、広がる世界に愛をばら撒け!
演奏がスタートすると同時に、浮き始める足場。泥壁から脱出した者達も、各戦場の者達も、皆見とれていた。
「I LOVE YOU 愛してる――溢れ出すほど強く――I LOVE ALL――世界中――!!」
ギュイィンと音色が響き、泥壁は緩んでいく。
「さあ、さあ、さあ――愛をばら撒け! 愛をばら撒け! 愛をばら撒け! 愛を届けろ――!」
大きく上半身を捻ってギターの音色を奏でるフローライト。泥壁は情熱の愛に応えたのか、とろけるように崩れていく。
「――ッ!!」
ギュイン。満足の行く演奏が出来たと自分でも感じたフローライトだった。
「ご清聴ありがとうございました!!」
大成功
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