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とあるスタンピード、マッチポンプ風味パンツ狩人を添えて

#アックス&ウィザーズ #パンテスキ

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#アックス&ウィザーズ
#パンテスキ


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「これは一大事! 急ぎ冒険者の皆様に伝えなくては」
 モノクルをつけた老紳士は、群れをなしてすすむ魔物の群れを目にすると、厳しい顔で踵を返す。魔物達が進む先には村があるのだ。ここまで見たなら、犠牲になりかねない村の為に奔走する正義の人に見えたかも知れない。
「そう言うわけですので、もう少し遅く。ちゃんと冒険者の皆様が村の全滅には間に合う速さで頼みますぞ?」
 去り際に群れの中枢、三叉槍を待つ下級悪魔達に指示を飛ばしてなど居なければ。
「出遅れたものの村が滅ぶ前には間に合って、何とか暴走する魔物達をしのぎ切れたと思ったところで我が輩が強襲したら、冒険者の皆様はどんな表情をして下さいますかな? いやはや、今から楽しみでワクワクが止まりませんぞ。あとどんなパンツを履いてるかも気になりますな」
 ろくでもない発言に変態風味を添えた男の名は、パンテスキ。オブビリオンであり、この魔物達の暴走の仕掛け人だった。

「アックス&ウィザーズの世界で暴走する魔物の群れにとある村が襲われようとしてるみたいです」
 フェリクス曰く、ただこの魔物達の暴走は意図的に引き起こされたモノなのだとか。
「この事態を察知して冒険者に依頼を出し、出来うる限り被害をくいとどめようと動いているシルクハットにタキシード姿の人物が元凶かつ黒幕なんですよね」
 猟兵たちが介入しなければ、黒幕に騙されて雇われた冒険者たちは何とか村の生き残りを守り切れそうなところまで善戦するものの、疲弊していたところに突然襲いかかってきた黒幕によってなすすべなく全滅してしまうとのこと。
「そこで皆さんに協力していただきたいんです。ただ、オブビリオンは一目見ればこちらが天敵である猟兵だとわかるみたいなので、騙される冒険者のかわりに雇われるという方法での介入はできません。冒険者の代わりになると村に一定の被害が出てからの参戦になってしまいますし」
 故にフェリクスは、村へ至る前の魔物たちを遮るような位置に君たちを転送すると言う。そこで魔物たちを迎撃してほしいということであり。
「村が襲われる前に魔物の群れを殲滅もしくは撃退出来れば、オブビリオンの目論見は瓦解しますから」
 作戦を台無しにされたと気づけば元凶は猟兵たちの元に現れるだろうが、その時点でパンテスキの使える戦力は逃げ散るか倒れ伏すかでユーベルコードにより召喚でもしない限り残っていないと思われる。あとはその変態紳士をボコボコにすれば、お仕事は完了と言う訳である。
「いろんな意味で放置しておけないオブビリオンみたいですし」
 どうぞよろしくお願いしますねとグリモア猟兵の少年は頭を下げた。


聖山 葵
 変態だーッ!
 あ、聖山です。

 今回は変態ペテン師と暴走する魔物を退治して村を守っていただくお話のようです。

 尚、パンテスキの雇った冒険者がシナリオ中に登場することはおそらくありません。(村の防衛に雇われたため、防衛の為そのまま村に居残ります。斥候に出すとそのまま魔物の群れに呑まれておパンツを奪えないため、斥候としての冒険者はパンテスキが出させない模様)

 では、ご参加お待ちしておりますね。
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第1章 冒険 『会戦』

POW   :    モンスターの群れに突撃をして前線を維持する。

SPD   :    モンスターの群れに突撃をして撹乱などをする。

WIZ   :    モンスターの群れに魔法などで攻撃する。

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

ピコ・イカヴァルコ
【WIZ】
「下衆な、目論見は、感心しない」
モンスターとはいえ、生者を死者へ変えるのはピコの宗教的に気が進みませんが
オブリビオンを倒すためなので仕方なく戦闘を始めます

「御出でませ、御出でませ」
ユーベルコード【リザレクト・オブリビオン】
ピコの鐘で躯の海より呼び出した彼らをモンスターの群れに飛び込ませます

「遠目には、仲間割れでも、しているよう。ふふふ」

ピコは出来るだけ遠くから召喚した者を操ったり
他の猟兵の陰に隠れて逃げ回ります
もし召喚した者が倒れても、チャンスがあればまた同じユーベルコードを使用します

「それにしても、パンテスキ。下着が、好き、なの」
「なら、ピコは、天敵。ふふふ、ふ」


月見・桜
【WIZ】を選択

【心境】
なんて歪んだ性格なのでしょうか…
その黒幕…許せません!
…とにかく、まずはあの魔物達をどうにかしないとですね!

【行動】
数の暴力はとても恐ろしいものです…
なので、敵を効率よく倒す為に《吹き飛ばす爆竜の霊》を発動して、爆撃による面制圧を行います!
とは言っても、いきなり吹き飛ばす訳ではなく最初に一つだけ爆弾を落とし
てます。それで逃げてくれれば良いですし、逃げなければ倒すまでです!
もちろん、仲間に当たらないようにしますよ!
突撃する仲間がいれば、〈スナイパー/視力/援護射撃/見切り〉を発動した霊式火縄銃で援護するのも良いですね!

アドリブ・共闘歓迎です!


エウトティア・ナトゥア
POW行動

「鼓舞」使用

へ、変態じゃー!
あのような変態は世の為人の為駆除せんといかんのう。

まあ、その前にまずはモンスターの群れへの対処じゃ。
統制の取れていない群れのようじゃし突破は意味が薄いかのう?
零れた敵は味方に任せて、分断と漸減を行うのじゃ。
可能な限りの数の狼を召喚、マニトゥに騎乗して群れを真正面から受け止めるのじゃ。
そのまま徐々に横へスライドしていき、群れを受け流しつつ延翼して片翼包囲、突破された敵は無視して包囲できた敵を減らすとするかの。
無理はするでないぞ、怪我をした狼は後ろに下がるのじゃ。

大鷲を斥候に出して上空から監視させ村方向への浸透があったら味方へ連絡させるのじゃ。



「へ、変態じゃー!」
 事件について話を聞いた猟兵達の反応は三者三様であった。エウトティア・ナトゥア(緋色線条の巫女姫・f04161)は自信に満ちあふれた表情を引きつったモノに変えて叫んでいたし、月見・桜(妖狐の聖者・f10127)もまなじりを釣り上げて憤りを露わにしていた。
(「なんて歪んだ性格なのでしょうか……その黒幕……許せません!」)
 声には出さずぐっと拳を握るも、件の変態はまだ三人が転送された場所には居らず。
「下衆な、目論見は、感心しない」
 口を開いたピコ・イカヴァルコ(告死の司祭・f14475)は眉を顰めつつ前方を見やる。まだ遠目でもわかる土煙は此方へ向かって駆けてくる魔物達があげているモノなのだろう。ピコが眉を顰めたのは、モンスターとはいえ、生者を死者へ変えることについて気が進まなかったからか、それともこの事件の黒幕に対して嫌悪を覚えたからか。
「まあ、まずはあれへの対処じゃな」
「ええ、あの魔物達をどうにかしないとですね!」
 そのような変態は世の為人の為駆除せんといかんとしつつも、土煙の方に視線をやったエウトティアへ桜は同意する。突破を許せば魔物達が後方の村を襲うのは間違いないのだから。
「統制の取れていない群れのようじゃし、突破は意味が薄いかのう?」
 迫り来る魔物の群れを観察しつつ呟き。
「天狼の巫女の名の下に来たれ!」
 夥しい数の狼を呼び出すと、マニトゥと名を呼んだそれが身体を持ち上げ。
「ゆくぞ、まずは分断じゃ!」
 エウトティアはマニトゥに跨ったまま狼たちへ指示を出す。
「御出でませ、御出でませ」
 動き始めた狼の群れを視界に入れながらピコもまた戦力なるモノを喚び出していた。
「気高き爆竜よ……お願いします! その力を貸してください!」
 いや、何かを召喚していたという点については桜も同様だ。此方はエウトティアを火縄銃で援護射撃しつつであったが、暴走する魔物たちにとって、もうこの時点でそれどころではなかった。
「キュウゥゥゥ?!」
「ヂュウゥゥッ?!」
 狼の群れが魔物の先頭集団とぶつかったのだ。魔物たちの先頭を走っていたのはネズミやウサギなどに似た比較的身体の小さい魔物。後方の別の魔物に追われるような形で走っていたところ、前方から後方の魔物にも負けぬ程の脅威が現れたのだ。挟み打ちにされたと認識した魔物の先頭集団は大混乱に陥り。
「今じゃ、横へそれよ!」
 それが逃げ場を失って死兵とならぬよう、エウトティアは狼たちを巧みに操り、受け流す。
「このまま群れを受け流しつつ延翼して片翼包囲じゃ」
 主の指示に従い魔物を捌く一方、受け流した魔物たちが後方へ抜けてしまうがエウトティアは気にしない。この時、後方からも魔物の断末魔があがっていたし、頭上をステルス爆撃機にそっくりな竜が追い抜いていったからだ。
「「ヂュ」」
 突如前方からやって来た狼たちから辛くも逃れた魔物たちにとっての不幸は、安堵する間もなく次の脅威がいきなり飛び込んできたことだろう。躯の海より呼び出された死霊騎士はたまたま前方に居たネズミの魔物を両断し。
「ギュ」
 死霊蛇竜がウサギの魔物に食らい付き、のど笛をかみ切ってその身体を他の魔物たちのただ中に投げ捨てる。
「遠目には、仲間割れでも、しているよう。ふふふ」
 離れた場所から観戦するピコの視界で突然の乱入者によって混乱した魔物たちはいたずらに犠牲を増やしていた。驚き足を止めたある魔物は後続の魔物に踏みつぶされ、恐怖から死霊騎士に襲いかかった魔物は返り討ちにあい、地と臓物をまき散らして地に転がるが、その骸も逃げまどう仲間達の波に呑まれて消える。かといって、地獄と化していたのは群れの最先端だけではない。
「「グギャーーーッ」」
 断末魔を伴い魔物だった肉片が降る。エウトティアを追い越した桜の竜が狼の群れとぶつかり包囲されつつある魔物たちの中に爆弾を放り込んだのだ。村以外の方向に逃げ散ってくれたならそれでよしと最初に放り込まれた爆弾は一つだけであったが狼たちによって結果的に密集させられたところで炸裂したからたまったモノではない。外は狼、頭上からは爆弾で逃げ場がない状況に混乱が伝播する。引き返そうとした魔物が後ろの魔物とぶつかり所々で渋滞まで発生し。
「これならば、他の者が来るまではしのげそうじゃな」
「それにしても、パンテスキ。下着が、好き、なの」
 エウトティアが安堵の息をつく一方、ピコはまだ姿を見せぬ黒幕のことを口にし、村の方を振り返る。
「なら、ピコは、天敵。ふふふ、ふ」
 オブビリオンでかつパンツを狩る変態となれば、ピコとしては必ず滅ぼさねばならない存在とかなのだろう、きっと。こうして暴走する魔物の群れは、少なくない被害を出し行軍を押しとどめられつつあった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

備傘・剱
【POW】
…なぁ、オブリビオンってアレか?
煩悩の塊みたいなやつもいるのか?

なんにしても、好きにはさせないってな
正面切って魔物共を蹴散らそう
素早く二回攻撃を決めたり、衝撃波で押し倒すなりすれば、時間稼ぎもできるだろうよ

で、倒した奴に傀儡子発動
こうやって戦力が寝返るって、怖いよな
つーかさ、此奴らにパンツはかせて突撃させたら、パンテスキだっけか?
自爆してくれるんじゃねーかな

たかが布切れに其処まで拘れるのって、なんでだろうなぁ
あれか、中身には興味がないってギリギリのド変態一歩手前の奴なんだろうかな?


ドロシー・ドロイストラ
POW

マッチポンプはいかん、偉い人に怒られるぞ
さしあたってドロシーなどに

さて、魔物の群れときたらドロシーの出番だな

基本は愛用の武器「トゥズ」を叩き付け、なぎ払い大暴れするぞ
貧弱な攻撃ではドロシーの「オーラ防御」を抜けまいしな
魔物がドロシーに集まってくれたらユーベルコード「氷の狂暴な嵐」発動
氷の嵐でどんどん凍りつかせてやろう
「ドロシーに歯向かうならみんなこうしてやる。まだやる気か?」

雑魚はまとめて吹き飛ばすからいいが、群れの中に手ごわいやつがいたらドロシーが引き受けるぞ
「ドロシーにかかってくるがいい、逃げるようなら後ろから刺すぞ」
ところでこいつら全員パンツ目当てなのだろうか
ドロシーはとても疑問だ


秋津洲・瑞穂
ちょ、ちょっとっ。目の前じゃないのっ。
突撃とか砲撃とかしか選べないような近距離に放り出さないでっ!

もうちょっと時間があれば地形とか障害とか伏兵とか――
――まあいいや。フォックスファイアを使おう。
おいでおいで、火の子たち。

実は、範囲攻撃としても便利なのよね狐火って。
かなり細かく誘導できるから、乱戦になってるトコにばら撒いて
敵だけ攻撃するとか、防ぎにくいように回避しながらの突撃とか、
敵の頭上を編隊飛行させて不意打ち急降下とかアイディア次第。

何よりも、一部は攻撃に・一部は味方援護に・一部は自分の盾に、
って感じで、一度の動作で何種類もの行動ができるのよ。
むろん今回もそうするわ。

狐火空軍、しゅっぱーつ!



「……なぁ、オブリビオンってアレか? 煩悩の塊みたいなやつもいるのか?」
 現実逃避か、純粋な疑問か。問う備傘・剱(絶路・f01759)の視界には魔物の群れとその躯が混在していた。先にこの地に転送された猟兵たちの戦果であり未だ健在な魔物たちは剱たちでどうにかしなくてはならない相手でもある。
「マッチポンプはいかん、偉い人に怒られるぞ」
 さしあたってドロシーなどにと続けたドロシー・ドロイストラ(寝惚けた氷嵐卿・f13158)のソレは、現実逃避と言うよりは己が意見を口にしただけに見えるが、いずれにしても今回の黒幕について論じているような猶予は殆どないように思われる。
「ちょ、ちょっとっ。目の前じゃないのっ」
 若干上擦った声を秋津洲・瑞穂(狐の巫女・f06230)があげたのも無理はない位にそこは最前線なのだ。
「突撃とか砲撃とかしか選べないような近距離に放り出さないでっ!」
 間合いを計ろうとする間にも魔物は迫り。
「ギャアアッ」
「なんにしても、好きにはさせないってな」
 ワイヤーワークスで仲間に近寄ってきた魔物を殴り飛ばすと手首を返して別の個体にもその打撃武器を叩き付ける。
「さて――」
 再び始まる猟兵と魔物の群れの戦いの中、剣とも斧とも見て取れそうな金属塊を肩に担ぐように持ったドロシーは魔物たちの中に飛び込むと、その獲物で周囲の魔物を薙ぎ払う。まるで自身の出番だと言わんがばかりに。
「もうちょっと時間があれば地形とか障害とか伏兵とか――」
 そして、空間という余裕が生じれば、不満点も見えてくる。状況次第でやれることは色々あったのであろう。
「――まあいいや」
 だが、瑞穂はあっさり割り切りった。訴える相手がそこにいなくては傍目から見て独り言である。
「おいでおいで、火の子たち」
 かわりに二十二の狐火を作り出せば、その一部を空へと放った。
「狐火空軍、しゅっぱーつ!」
 編隊を組んだ火は戦う敵味方の頭上を越え。
「ギャンッ」
 そちらに気をとられた魔物の一体がバラ撒かれた別の狐火の直撃を喰らい悲鳴をあげた。バラバラに操作出来る事を活かして瑞穂が狐火の一部を味方の援護に差し向けたのだ。
「実は、範囲攻撃としても便利なのよね狐火って」
 どことなく説明っぽい独り言を口にする瑞穂の近くにも狐火は浮かんでいた。此方は盾か迎撃用に使うのであろう。
「天の繰糸、地の舞台。舞うは現世の道化なり、ってな……しかし」
 援護を受けて屠った魔物を殺戮人形へと変えた剱はふと思う。今自身が行ったように味方戦力が敵の戦力となるのは相手からすれば怖いものではないかと。
「ま、此奴らにはそこまでの知性はないかもしれねぇが」
 黒幕であるオブリビオンの使役するオブリビオンに良いように動かされる程度の魔物であるのだ。一体一体の強さも大したことはない。
「雑魚ばかり、それも仕方がないのか――イーズ・ナーケスト!」
 視線を少し動かせば、ドロシーの放った氷の大嵐に呑まれる魔物の群れが見え。
「ドロシーに歯向かうならみんなこうしてやる。まだやる気か?」
 凍てつき氷の群像と化した仲間の姿に魔物たちの足が止まった。
「ドロシーにかかってくるがいい、逃げるようなら後ろから刺すぞ」
「キュゥン」
「ギャアアッ」
 そのまま、足を止めた魔物たちを挑発するように武器を向けるが、本能的にかなわないのを察したか生き残った魔物たちのとった行動は逃亡であった。
「後ろから刺されたいか。ならば……」
「ギャンッ」
 望みどおりにと地を蹴ろうとしたドロシーの視界で、空から降ってきた狐火を顔面に受けた魔物がもんどりをうつ。先ほど瑞穂が頭上を超えさせた狐火の編隊が回り込んでいたのだ。魔物たちは逃げ場を失い。
「狐火空軍、そのまま挟撃。敵を逃がさないでっ」
 戦いの趨勢はもう決まってしまったかの様なものだった。瑞穂の狐火を耐えられたとしても、魔物たちに残された運命は宣言通りドロシーの手によって刺され屠られる未来しかない。
「大半はあれで大丈夫そうだな」
 辛うじて包囲網を逃れた魔物を殺戮人形と狩りつつ剱が呟いてからしばし後、殆どの魔物は逃げるか討ち取られ。
「つーかさ、此奴らにパンツはかせて突撃させたら、パンテスキだっけか? 自爆してくれるんじゃねーかな」
「その下着はどこから持ってくるのよ?」
 殺戮人形に変えた魔物の躯を見て思い付きを口にする剱へ瑞穂がツッコミを入れた。グリモア猟兵に転送してもらう時に持ち込めば問題の半分くらいは解決しそうだが、用意するとなるとその下着は剱が購入せねばならない。
「なるほど、その前に俺が自爆か」
 きっと店員との間に下着の山を挟んでの購入シーンでも想像したのであろう。
「ところでこいつら全員パンツ目当てなのだろうか? ドロシーはとても疑問だ」
 黒幕への精神攻撃プランを剱が断念する中、ドロシーが周囲に横たわる魔物の死体を見回して唸れば。
「さすがにそれはないと思うぜ。けどな……たかが布切れに其処まで拘れるのって、なんでだろうなぁ」
 ドロシーに向き直った剱は空を仰ぐ。もちろん見上げた空に答えが書いてあるわけではない、ただ。
「あれか、中身には興味がないってギリギリのド変態一歩手前の奴なんだろうかな?」
 少なくともロクでもない変態のは確定であろうが。
「そんなことより」
「ん?」
 瑞穂の声が剱を我に返らせる。そして、瑞穂の視線をたどれば、最初に見えたのは幾本かの三叉槍。雑魚が蹴散らされたことで群れの中枢を構成していた下級悪魔たちが現れたのだ。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​




第2章 集団戦 『レッサーデーモン』

POW   :    悪魔の三叉槍
【手にした三叉槍】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。
SPD   :    金縛りの呪言
【手で複雑な印を結んで】から【呪いの言葉】を放ち、【相手を金縛り状態にさせる事】により対象の動きを一時的に封じる。
WIZ   :    呪いの鎖
【投げつけた三叉槍】が命中した対象を爆破し、更に互いを【呪われた漆黒の鎖】で繋ぐ。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

秋津洲・瑞穂
団体さん再び? 手間ねー。
『フォックスファイア』を召喚し直して――

「新当流太刀術、秋津洲瑞穂。参ります」

自分の周囲を取り囲むように狐火を配置し、動く盾に。
敵が至近に来たら格闘代わりに突撃するように制御。
余った分は頭上に飛ばして補充用&空軍として使う。

これで横槍の心配なく戦える。
【ダッシュ12】で敵に接近して、【鎧無視攻撃14・2回攻撃14】を
乗せた『剣刃一閃』で斬るよ。
私を攻めれば狐火ラッシュが、狐火を防げば私の一刀二斬が、
その隙をついて炸裂するから気を付けてね。
必要なら空軍の急降下も投入するので忘れずに。

攻防一体の炎の城、しかも空軍付き、に守られたわたしを
止められるものか試してみなさいな。


ドロシー・ドロイストラ
POW

ほう、まともそうなやつが出てきたじゃないか
パ…パン…パンツスキーの手下なのが残念だが

獲物は槍か、剣だとリーチがイマイチ不利だな
というわけでドロシーは「ズン」を投げ槍に変形させて投げつける
狙うは足だな、地面に縫い付けられたら最高だ
動きの止まったところを「砕かれる氷像」で粉砕するぞ

投げ槍が命中しないなら槍が手元に戻るのを待ってまた投擲
さすがにやるようだし無闇に突っ込んだりしないぞ
が、金縛りの呪言とやらは「砕かれる氷像」で邪魔してやる
ぶつくさ言うならシャウトでかき消すのだ

呪いの鎖に繋がれたら逆に鎖を持って【怪力】で振り回して抵抗してみる
上手くいったら他のレッサーデーモンにぶつけるのもいいな


月見・桜
【心境】
魔物の群れは大体片付きましたが、厄介な魔物が残りましたね… しかも数が多い… 油断しない様に立ち回りを考えないとですね!

【行動】
今回は、皆様の行動を援護します! なので後ろは任せてください!
〈スナイパー/援護射撃/視力/生命力吸収〉を発動した霊式火縄銃で攻撃しつつ、敵の槍は〈盾受け/見切り/残像〉、呪いには〈呪詛耐性/第六感〉で対処します!
《吹き飛ばす爆竜の霊》には引き続き空を飛んでもらいます!
使用する爆弾の種類は、命中率が高くて、味方を巻き込まない程度の威力の物が良いですね。
…肝心の命中率は爆竜頼みですが、大丈夫なはず!…信じていますよ!

アドリブ・協力歓迎です!


備傘・剱
POW

…こいつ等もパンツ狙い、な訳ない…よな?
今一、自信が持てないなぁ

とま、向ってくる奴がいて、殺そうとしてくるなら、話は別だな
遠距離からちまちま攻撃しても、埒の明かなさそうな奴だから、肉弾戦で相手してやろう

三叉槍を投げてきたら、サイコキネシスで掴んでそのまま、投げた奴に投げ返してやろう
やった事は、必ず自分に帰ってくるものさ
因果なもんだぜ

所で、参加者に女性が居るみたいだが、大丈夫か?
どこかでパンテスキが狙ってて、掠め取りに来るとか、そういうドサクサ紛れとか、このレッサーに持って来いとかいう命令してたりとか、そういうこと、ないよな?

守ったほうが、良いかなぁ?

アドリブ、絡み、好きに動かしてくれ


ピコ・イカヴァルコ
魔物退治も、正念場
ここは、ひとつ、とっておきを

ユーベルコード【其れは戦い続ける不滅の戦士】
ピコの、金の鐘にて、お越しいただく

炎の剣と、氷の斧、そして戦士の叫びが、デーモンを襲うわ
近くにいる敵は、炎を撒き散らす剣が、焼きながら切り裂く
遠くにいる敵は、凍てつく斧を投げつけて、脳天をカチ割る
「将軍、本日も、ご機嫌麗しゅう…」
まあ、攻撃を指示しているのは、ピコの、この鐘の音なのだけど

もし将軍を無視して、ピコを狙うなら、それはつまり…将軍に背を向けること
背中に、斧を、食らわせるわ

将軍が、戦い続ける間も、破魔の力を持つ
ピコの、この赤い鐘で、デーモンの命を蝕む
正しき死を迎えられるよう、祈りなさい……


エウトティア・ナトゥア
SPDを使用します。

味方猟兵を狼で援護します。

次の相手は…野牛かのう?
野牛は故郷でよく見かけていたのじゃ。
マニトゥ、今日は久しぶりに野牛狩りとしゃれ込むとしようぞ!

狼の群れを引き連れたまま戦場へ乱入じゃ。
狼を各猟兵に等分に分配して、死角を補ったり攻撃時に隙を作る等の援護をするのじゃ。

わしは、『レッサーデーモン』に群れを嗾けて、マニトゥに騎乗して戦場を駆け回り戦闘中の『レッサーデーモン』を死角から騎射で牽制するかのう。
『レッサーデーモン』に隙ができたら噛み付き攻撃や引っ掻き攻撃で止めを刺すのじゃ。



「団体さん再び? 手間ねー」
 消費した狐火をすぐさま瑞穂が喚び直す中、ほうとドロシーが感嘆の声を上げた。
「まともそうなやつが出てきたじゃないか。パ……パン……パンツスキーの手下なのが残念だが」
 黒幕の名前は言えてなかったり間違ってたりするが、名前が名前なのできっと仕方ない。
「次の相手は……野牛かのう? 野牛は故郷でよく見かけていたのじゃ」
「「グルルル……」」
 主の名を間違えられ、エウトティアからは牛扱いされつつもオブビリオン達は抗議などせず、ただ敵意のこもった瞳を向け、歯をむき出しにして唸るのみ。
「……こいつ等もパンツ狙い、な訳ない……よな?」
 今一自信が持てないなぁと続けつつも、剱は視線を下級悪魔たちから外さず。
「厄介な魔物が残りましたね……」
 残っていた脅威に警戒を解けなかったのは、桜も同じだ。魔物の群れはあらかた片付けたものの、中核を担っていた以上、群れを構成していた雑魚よりも強いのは当然であり、しかもそれなりに数が多くもあるのだ。立ち回りを考えなければいけないと思う一方、複数の視線を感じたレッサーデーモンたちも動き出す。
「とま、向ってくる奴がいて、殺そうとしてくるなら、話は別だな」
 のんびり考えている時間はないというか迫りくるオブビリオンたちが与えないだろう。下級悪魔たちが歩きだしたのをみとめた剱も肩をすくめると一歩足を前に踏み出し。
「グルアアアッ!」
「新当流太刀術、秋津洲瑞穂。参ります」
 敵との彼我が更に狭まり、三叉槍で突きかかってきたところで、既に周囲へ取り囲むように狐火を配置していた瑞穂も動いた。いや、正確に言うなら先に動いたのは、瑞穂を守るように前方で揺れていた狐火であった。
「ガっ?!」
 瑞穂を突こうとしたレッサーデーモンが腹部に狐火を喰らって仰け反り。
「横槍は遠慮したかったし――」
 体勢を戻す前に悪魔の首と三叉槍を持った右腕が斬り飛ばされて宙に舞う。
「迂闊に攻めると、こういうことになるから気をつけてね」
 下級悪魔だったモノの脇を駆け抜けた瑞穂は、そう忠告まで付け加えるのだが、仲間の死を間近で見せられた別のオブビリオンが攻撃対象を他の猟兵に変更したところでたどる運命は大差なかったであろう。
「援護します!」
「ゴッ」
 桜の構えた霊式火縄銃から放たれた弾丸に顔面を撃ち抜かれたレッサーデーモンは仰向けに倒れると、起き上がってくることなど二度となく。
「マニトゥ、今日は久しぶりに野牛狩りとしゃれ込むとしようぞ!」
 一部の仲間が斃れたところで生じた穴にエウトティアの従えた狼の群れの一部が流れ込む。
「ガウッ」
 内の一頭が地を蹴って飛び下級悪魔の腕に食らいつけば倣うように他の狼たちも食らいつき。
「獲物は槍か」
 ふりほどこうと暴れるオブリビオンの手に持つ三叉槍をぼんやりと眺めてからドロシーは己の手にしたモノへと視線を動かし。トゥズをもう一方の手に持ち返るなり投げやりに変じさせた魔法の手甲を振りかぶる。
「ほう、ならば」
 味方の援護の為に差し向けられていた狼たちはドロシーのすることを察したか口を放すと跳び退き、ここぞとばかりに投じられた槍は、先ほどまで噛みついていた狼たちへ気を足られていたレッサーデーモンの足を貫き、地に縫い止める。
「ここは、ひとつ、とっておきを」
 他の猟兵たちとオブビリオン達が戦う様を見て、ピコは黄金色のハンドベル手に持ち鳴らし出す。
「御出でませ、死しても止まらぬ戦の化身。御出でませ、戦が貴方様を、呼んでいます」
 鐘の音は周囲に響き渡り。そを自身や仲間に向けた攻撃の前動作と見たのか、単に襲いかかるべき相手を探していたのか。
「ガアっ、グ」
 ピコに目を止めた下級悪魔が投てきの構えをとろうとしたところで狼の一群が飛びかかる。エウトティアの喚び出した狼たちは分散したことで敵への殺傷力こそ下がりはしたが、援護の役目は十分果たしていた。
「グルゥ、ガアアっ」
 下級悪魔は喰らいつく狼たちを何とか振り払い。
「将軍、本日も、ご機嫌麗しゅう……」
 今度こそ槍を放たんと振りかぶるより早く知覚したのは、ピコの声と現れ出でた何か。はっきりとそれが何かを知る前に熱く縦に走った何かがレッサーデーモンの視界を両断し。
「あっちは、大丈夫そうだな」
 炎をまき散らす剣で二分したオブビリオンの躯を蹴り飛ばした怒れる戦士の国の将軍の霊がもう一方の手に持つ斧を振りかぶるのを見た剱は前方に向き直る。
「何だ、俺以外女性だし大丈夫か気になってたんだがな」
 どこかでパンテスキが狙ってて掠め取りに来るとか、ドサクサ紛れにレッサーデーモンたちへ下着を奪って持って来いと命令してたりとかしないかと言う危惧を抱いていた剱だが、変態が現れる様子はなく、他の猟兵たちの下着を狙うどころか下級悪魔たちはほとんどが返り討ちにあっている状況だ。
「まぁ、この状況自体がパンテスキにとっての想定外だったしな」
 かの変態オブビリオンにとって、スタンピードは何者にも遮られず村まで至るはずなのだ。だからこそ、この場にパンテスキが訪れることがあるとするなら、一向に魔物たちが姿を見せず訝しんだ時だけであり、戦いが長引きでもしない限り、変態参戦の可能性はない。
「後ろは任せてください!」
 そして、戦う仲間たちのフォローをしている猟兵も存在しているのだ。後方から援護射撃する桜と狼の群れをもって支援するエウトティア。
「油断は、禁物だけどよ」
 仲間たちのことを見ているうちに顔に届きそうなところまで飛来していた三叉槍をサイコキネシスで止めた剱は槍の向きをくるりと180度方向転換させると、呆然と立ち尽くす下級悪魔目掛けてそれをお返しする。
「やった事は、必ず自分に帰ってくるものさ、因果なもんだぜ」
 槍の穂先を背中から突き出させ傾いでゆくオブビリオンを眺めて肩をすくめれば、別の場所でもレッサーデーモンの断末魔が上がる。
「クラー・クレヌス!」
 ちらりとそちらを見れば、絶叫を上げた悪魔の彫像がドロシーに唐竹割されたところであった。
「ふむ、支援のおかげか」
 本来ならば幾度か妨害や攻撃をされていても良さそうなところなのだが、猟兵たちの死角に回り込もうとしたレッサーデーモンは例外なく狼に襲われ、攻撃を試みようとすれば狼に噛みつかれ、大きな隙をさらす羽目になっていた。辛うじてその隙を狙われなくても、今度は桜に霊式火縄銃で撃たれるのだ。この銃撃を耐えて攻撃しようとしたとしても、仲間のことを気にかけていた剱が居て。
「「ゴアアアアッ」」
 上空を飛ぶステルス爆撃機にそっくりな竜によって頭上から降り注ぐ爆弾をご馳走された下級悪魔たちが悲鳴を上げて吹っ飛び。
「攻防一体の炎の城。……しかも空軍付き、に守られたわたしを止められるものか試してみなさいな」
「ガアっ」
「ゴオ、ガッ」
 頭上を飛ぶ桜の竜と相まって二重の意味で空軍付きとなった瑞穂に斬り捨てられて崩れ落ち、動かなくなる。反撃もままならず、悪魔たちは被害を出し続け。
「正しき死を迎えられるよう、祈りなさい……」
「ゲガッ」
 あちこち焼け焦げた下級悪魔はよたよたと赤色のハンドベルを鳴らすピコへ歩み寄ろうとしたところで後ろから後頭部を斧でかち割られ、地に倒れ伏す。
「あらかた、倒しましたね」
「じゃな、直々に騎射で仕留めるまでもなかったというか……こう、うまく行きすぎた気もするが」
 桜の言葉に頷きつつマニトゥに跨り周囲を見回すエウトティアの視界に立つ悪魔の姿はなく、ただただレッサーデーモンたちの躯が転がるのみ。
「後は、パンテスキ、来るのを、待つだけ」
 天敵を自称したピコがポツリとつぶやき、村の方を振り返る。作戦を台無しにされたと気づけば元凶は現れる、という話の筈であり。
「……何ですかな、待てど暮らせど魔物は来ぬと思えば」
 果たして変態は現れた。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第3章 ボス戦 『パンテスキ』

POW   :    パンテスキ盗賊団
【レベル×5人の配下の盗賊達 】が現れ、協力してくれる。それは、自身からレベルの二乗m半径の範囲を移動できる。
SPD   :    強奪の手
【素手による攻撃 】が命中した対象に対し、高威力高命中の【防具を透過し下着を抜き取る一撃】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。
WIZ   :    包囲陣形
【配下の盗賊達に指示を出し、一斉攻撃 】を放ち、自身からレベルm半径内の指定した全ての対象を攻撃する。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主はフィン・スターニスです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●変態紳士
 モノクル越しに猟兵たちを見やったオブビリオンは、成程と呟いた。オブビリオンにとって一目見れば猟兵たちが天敵であるということは解かると言ふ。
「我が輩の完ぺきで悲劇的な『おパンツ収穫』をぶち壊したこと許し難し。この上は皆様のおパンツを持って償っていただきますぞ!」
 紳士然とした態度は崩さず憤りを変態発言と言う形で放ったパンテスキは拳を握り拳闘の構えをとるのだった。
月見・桜
【心境】
あれが変態パ……なんとか!
やっと姿を表しましたね!
下着を狙った罪… 償ってもらいます!

【行動】
今回も、皆様を援護します!
敵は、配下の盗賊を召喚したり、下着を奪う能力があるようです! なので《巻キ付ク大蛇ノ霊》を発動して敵を動かないようにして、召喚された盗賊は〈スナイパー/援護射撃/視力〉を発動した霊式火縄銃で攻撃します!
ですので、皆様はあの変態の攻撃をお願いします!
敵の攻撃は〈見切り/第六感/盾受け/残像〉で対処します! 特に、下着を奪うあの技だけは絶対に回避しなくては!

「皆様の下着を守る為にも、絶対に負けられません!」
…わたしは何を言っているのでしょうか…

アドリブ・協力歓迎です!


ドロシー・ドロイストラ
やりあう前にお前には謝っておこうパンテスキ
「ドロシーな、ぱんつとかはいてないんだ。すまんな」
だからお前の攻撃の一つは効かん
どうしてもやるっていうなら話の方向性が変わるぞ、お前にその覚悟があるのか

というわけでこいつ個人はあまり脅威にならんからドロシーは配下の対処に集中しよう
配下を呼び出したなら即座に「氷の狂暴な嵐」で吹き飛ばす
配下が全滅したら強奪の手から他の仲間を【かばう】
ドロシーからどうしてもなにか奪いたいならアクセサリとかにしとけ
それとも全裸のドロシーと殴り合うか
そんな脅迫をしながらトゥズで【怪力】を乗せて斬り込んでいく


備傘・剱
…とりあえず、ちょっとそこに座れ
反省の心を込めて、誠心誠意、色んなものを込めて正座で座れ

いや、オブリビオンだから、真面目に闘うぜ?
でもな、一言言わせてくれ!

このド変態紳士が!
男の風上にも置けんわ!
男子たるもの、レディーへの礼節と節度、正々堂々と挑む誠実さ、着エロというわびさびを知らずして何が紳士か!

ってな訳で、さっきまで倒しまくってたレッサーデーモンの体を操ってたこ殴りにしちゃるわ
俺もガントレットで殴り倒す

…うん、冷静になってツッコミを入れてはいけないのは僕と君との約束だ

全く、たかが布切れの為に、こんな騒動を起こすとはなぁ…
男子たるもの、必要なのはその中身だろうがよ

アドリブ・絡み何でも大丈夫だ


エウトティア・ナトゥア
変態が出てきたのじゃ。目的が悲劇的なおパンツならパンツを渡したら退いてくれんかのう?

(パンテスキを説得)
パンツスキ、もうこんな事はやめるのじゃ。
わしの(兄様f00051本人了承済みの)パンツを渡すゆえ大人しく海に帰るのじゃ。(洗濯中に破れた悲劇的な男物下着を渡す)

(交渉決裂後)
なんと我侭な変態なのじゃ。…お仕置きじゃな。

(味方の援護)
狼の群れを(パンテスキ盗賊団×5匹)召喚してパテンスキへの配下を抑えようかのう。
いい感じに齧ってやるのじゃ。
わしは矢に風の刃を纏わせて騎射で配下を撃ちぬくとするかの。

大鷲はパテンスキに飛び掛らせて一瞬の隙を作り、味方の攻撃に繋げるのじゃ。


秋津洲・瑞穂
お仕事の時には、水場やらを考えて水着の方を着てるから、
ぱんつはどうでもいいけど……どうせ持ち歩くのは新品だし。

ともあれ、狐火を一体に纏めておこう。
神獣刀は納刀し、組み立て式の薙ぎ槍(細身の片刃槍)を用意。
槍を使う戦仕立ては久しぶりね。

炎の城から出ても前には進むよ。槍隊は最前列に行くもの。
大狐火は後ろに従えて支援させ、『巫覡載霊の舞』を発動し、
【鎧無視攻撃15、なぎ払い12】で掃射。
斬り合いも出来る槍兵の射撃をどうぞ。

親玉のぱんつ好きさんを充分に追い詰めたら、槍を投げ捨てつつ、
新品のうさぎさんぱんつを投げつけて隙を作り、神獣刀の抜き打ちで
【鎧無視攻撃15・2回攻撃15】『剣刃一閃』の一刀二斬。



(「あれが変態パ……なんとか!」)
 リズミカルにステップを踏むオブビリオンを前に桜はまだその変態の名を覚えていなかったらしい。いや、覚えたくないのかもしれないが。
「やっと姿を現しましたね!」
「少々遅きに失したようですがな」
 桜の視線を受け止めて変態紳士は肩をすくめた。
「まったく、我が輩の計画はもう滅茶苦茶です。冒険者の皆様には嘘つき呼ばわり。斥候に行くなと言った手前撤回もできず、自ら様子を見に来れば……」
 待っていたのは自身の天敵と壊滅した魔物の群れだった訳だ。
「さて、問答もこの」
「パンテスキ」
 嘆息し、変態紳士が話を切り上げようとしたところで、その名を呼んだ猟兵が居た、ドロシーである。
「何ですかな? この期に及んで命乞いですかな?」
「いや、そう言う訳ではないが……お前には謝っておこう」
 訝しむオブビリオンを前にして首を横に振ったドロシーは宣言すると続ける。
「ドロシーな、ぱんつとかはいてないんだ。すまんな」
「は?」
 想定外だったのだろう。変態紳士は思わず構えすら解いて呆然と立ち尽くし。
「……はいて、ない?」
「だから、お前の攻――」
 攻撃の一つは効かんと主張する途中でドロシーは気づいた。オブビリオンに声が届いていないことに。視線はここではないどこかを見ており、もともと初老の容姿が生気を失いさらに老け込んだようでもあった。
「そん、な……」
 膝から崩れて両手を地につく様に題名をつけるなら、絶望だろうか。
「丁度いいか」
 その姿を見てパンテスキに歩み寄った剱は、刺すような視線を降らせて口を開く。
「……とりあえず、ちょっとそこに座れ。反省の心を込めて、誠心誠意、色んなものを込めて正座で座れ」
 変態紳士の姿勢は今、四つん這いに近い。ガっと襟首を掴み、引き起こすように座らせれば簡単に正座させられる。
「いや、オブリビオンだから、真面目に闘うぜ? でもな、一言言わせてくれ!」
 オブビリオンの前に移動したことで、当然の様に仲間たちの視線を浴びた剱は片手を突き出し見方を制してからパンテスキへ向き直る。
「このド変態紳士が! 男の風上にも置けんわ! 男子たるもの、レディーへの礼節と節度、正々堂々と挑む誠実さ、着エロというわびさびを知らずして何が紳士か!」
 剱としてはきっと言わざるを得なかったのだろう、ただ。
「後半のくんだりは、女性に囲まれたこの状況で言っちゃって良かったのですかな?」
 正座したまま指摘したのは、そのド変態紳士であった。
「……うん、冷静になってツッコミを入れてはいけないのは僕と君との約束だ。って、何ちゃっかり復活し」
「パンツスキ、もうこんな事はやめるのじゃ」
 我に返った剱が入れようとしたツッコミにかぶさるようにエウトティアはオブビリオンを諭す。
「わしの……パンツを渡すゆえ大人しく海に帰るのじゃ」
「これを、我が輩に下さると?」
 省略した部分に洗ったとか色々と秘したモノがあるのだろう。明らかに男モノの上、破れて悲劇的になった下着を差し出して申し出れば、正座の姿勢でパンテスキは手を伸ばす。
「何とお優しい。我が輩、感動しましたぞ」
「では」
「ですが、勘違いをされておりますぞ」
 帰ってくれるのかと言葉が続く前にオブビリオンは飛びずさった、その手に差し出された下着を持ったまま。
「我が輩が欲すのはおパンツとそれを奪われた皆様の表情。絶望、怒り、羞恥……嗚呼、どれもが素晴らしい。おパンツだけでは価値は半減。まして、一人は無理でも他にもこれだけの方々が居るのです。手を出さず帰るなど、我が輩のおパンツ狩道に悖る行為にして凄く失礼にあたります。故に――」
「長い!」
「べっ?!」
 語りに気を割きすぎて注意がおろそかになっていたのか、瑞穂の振るった細身の片刃槍の一撃で変態の主張は中断させられる。
「ぱんつはどうでもいいけど……どうせ持ち歩くのは新品だし」
「何ですと?!」
 仕事の時には水のある場所に当たることも加味して水着を着こんでいる瑞穂だからこその言であろうが、変態紳士は攻撃されたことよりも発言の方を重く見たらしい。
「どうでもよくはありません、それでは我が輩の楽しみが半減しげばっ?!」
 驚愕に仰け反っていたパンテスキは音がしそうな程勢いよく頭を振ると瑞穂へ駆け寄ろうとするも、説得の言葉は飛来した三叉槍が突き刺さって途切れた。
「全く、たかが布切れの為に、こんな騒動を起こすとはなぁ……男子たるもの、必要なのはその中身だろうがよ」
 ボソッこぼしつつ剱は殺戮人形に変えた下級悪魔を操る。先ほど投げられた槍も人形になったレッサーデーモンの獲物である。
「しかし、なんと我侭な変態なのじゃ。……お仕置きじゃな」
 そして、説得を蹴られたエウトティアとしても手控えする理由はもうなく。
「ぐ、ぎ……ことごとく邪魔を。我が輩の忍耐力にも限度と言うものがありますぞ」
 身を起こしつつ刺さった三叉槍を引き抜くと変態紳士は指を鳴らした。
「流石にこのまま数で攻められては厄介ですからな。お前たち、護衛を頼みますぞ」
「「へい、団長ぉ!」」
 突如現れた盗賊たちは声を揃えて応じると、パンテスキを守るよう取り囲み。
「イーズ・ナーケスト!」
「「げ……ぎゃああっ」」
 纏めてドロシーの放った氷の大嵐に呑まれた。
「ぐ、この程度……」
「まだまだぁっ」
 もっとも、それで全滅とはゆかず、あちこちを凍り付かせながらも嵐を抜けた盗賊たちは武器を振り上げ。
「そうはいきません!」
「がっ」
 一人が額に穴を穿たれ、倒れ伏す。
「下着を狙うだけでなく、皆様の善意まで踏みにじるなんて……。その罪…… 償ってもらいます!」
 手下の一人を撃ち倒した霊式火縄銃をオブビリオンたちに向けたまま桜は言い放った。
「このままわたしも援護しますので、皆様はあの変態の攻撃をお願いします!」
 大量の盗賊たちが出現したことで頭数ではオブビリオン達が圧倒的ではあるが、あっさり解決する方法が一つある。
「パンツスキさえ倒してしまえばよいということじゃな。天狼の巫女の名の下に来たれ!」
 首魁である変態に視線を向けながらエウトティアは大鷲と狼の群れを喚び、数の上での差は再び逆転する。エウトティアの召喚した狼は盗賊たちの人数のおよそ五倍に値したのだから。
「いい感じに齧ってやるのじゃ」
「「ガウッ」」
 エウトティアの命で狼たちは盗賊がつくる円陣へと襲いかかり。
「くっ、氷に続いて数には数ですか。ですが、その狼だ」
「狼だけって言った覚えはないけど」
「「うぎゃーっ」」
 顔を引きつらせたパンテスキに最後まで言わせず、答えと同時に瑞穂の放った衝撃波が複数の盗賊を纏めて薙ぎ払う。
「槍を使う戦仕立ては久しぶりね」
 猟兵たちの最前列、背後に大きな狐火を従えて、瑞穂は切り開いた道を突き進む。
「くっ、我が輩としたことが見誤りましたな。ですが、我が輩にも意地と言うモノがありますぞ」
「なら、どうする? どうしてもやるっていうなら話の方向性が変わるぞ、お前にその覚悟があるのか」
 真剣な表情で再び拳闘の構えを変態がとれば、ドロシーは問い。
「いやいや、はいてないと聞いて貴女は狙いませんぞ」
 パンテスキは苦笑しつつ拳を開いて手をヒラヒラ振る。
「故に――」
 会話を続けながら唐突に身体の向きを変え。
「がっ」
「ぐっ」
 その頬にフォトンガントレットをつけた剱の拳をめり込ませながら、クロスカウンターの形で剱に拳を当てた。
「っ、なかなか良い拳をお持ちですな」
 賞賛を口にしながら繰り出すその一撃は、指に挟む形で剱の下着を靡かせ。
「盗っ」
「今じゃ!」
「べっ」
 勝ち誇ろうとした変態紳士をエウトティアの大鷲が襲った。敢えての一撃を受けたのは、そうでもしなければドロシーが割り込んでくると見たのであろう。その目論見は成功したものの、下着を盗んだことに喜んでしまったのは、オブビリオンの失敗だった。
「大蛇さん……お願いします! 敵の動きを封じてください!」
「なっ、身体が……動きませぬぞ。ぐっ」
 大鷲に引っ掻かれた隙に桜が放った大蛇の守護霊がパンテスキに巻き付き、身体の自由を奪ったのである。
「ぎ、ぬぬぬ、くっ」
「これ以上の犠牲を出さない為にも……皆様の下着を守る為にも、絶対に負けられません!」
 何とか抜け出そうともがく変態とわたしは何を言っているのでしょうかと内心では思いつつも変態から視線を逸らさない桜。二人の視線は交差し。
「くっ、お前た」
「イーズ・ナーケスト!」
 視線は逸らさず部下に頼ろうとしたところでドロシーが再び氷の大嵐を放った。
「「ぎゃあああっ」」
「うぐっ」
 あがる部下たちの断末魔に変態紳士は呻き。
「よもや、ここまで追い込まれる、と……は?」
 苦虫を噛み潰した様だったパンテスキの顔が、突然呆ける。
「うさぎさん……のぱんつ」
 瞳に映るのはヒラヒラと空を舞うはかない布きれ。自由も効かない身だというのに反射的に手を伸ばそうとし。
「がっ、は……」
 体躯を折り曲げると、突如血を吐く。タキシードを斬り裂いた軌跡が二つ。瑞穂は神獣刀に付いた血を振り払い。
「手応えはあったけど……」
 すれ違った変態に振り返ると嘆息する。
「まだです……はぁ、はぁ。うぅ……まだ、終わりませんぞ」
 自らの傷から流れ出たモノで作った血溜まりに立ちながら、変態紳士は拳を握り固めた。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

秋津洲・瑞穂
わたしの出番じゃないんだけどね。
苦しめたまま放り出してはおけない。終わらせる。

「どうであれ、あなたの命はここで尽きるわ」

巫女のわたしに看取られて、苦しまずに終わるよりも。
剣士のわたしと立ち合って、戦いの中に果てることを選ぶのか。

回収したうさぎさんぱんつを水着の上から履きながら、念を押すわね。
――もちろん修辞的な質問よ。覚悟を決めなきゃ悔いが残るでしょ

ぱんつかり道が何かは、私には解らないけれど。
男子の生涯を賭けた道であれば、貫き切ってみせなさい。

「新当流太刀術、秋津洲瑞穂。参ります」

時間は掛けない。一発で、確実に、苦痛なく斃す。
真っ直ぐに駆け込み、激突して吹き飛ばす勢いで、心臓を突く。



「どうであれ、あなたの命はここで尽きるわ」
 わたしの出番じゃないんだけどね、としつつも瑞穂は告げた。誰の目にも目の前の変態紳士の命が燃え尽きようとしているのは明らかだった。構え、ただ立っているだけだというのにオブビリオンの足元の血溜まりは広がり、タキシードを侵食するように広がる暗赤色も止まることはない。
「巫女のわたしに看取られて、苦しまずに終わるよりも。剣士のわたしと立ち合って、戦いの中に果てることを選ぶのか、それとも」
「選んで、良い……というのですか……はぁ、他にも、居られまし……たが、猟兵……と言うのは、お人よし……なのですな」
 拾い上げたうさぎさんぱんつを水着の上に履く瑞穂を穴が開きそうなほど見つめながら、パンテスキは口で苦笑の形を作る。
「――もちろん修辞的な質問よ。覚悟を決めなきゃ悔いが残るでしょ」
「成程……いやはや、これはありがたい」
 瑞穂にとってぱんつかり道が何かは解からなかった。それでも、男子の生涯を賭けた道であれば貫き通せるようにと向けた言葉に、変態紳士は頭を下げた、そして。
「だったら、ここで我が輩におぱんつを奪われて一緒に死ん」
「新当流太刀術、秋津洲瑞穂。参ります」
 台無しにするような一言の途中で襲いかかってきたオブビリオンを瑞穂が迎え撃つ。
「ぐあっ」
 とうに限界に達していたのであろう。変態の繰り出した拳が空を切り、急所を守るためにかざされたステッキの下半分をその場に残したパンテスキの身体が吹き飛ばされて地を転がる。
「やはり……調子が、狂い……ますな」
 下種な姿とぱんつを狩るモノとしての姿を貫き通した変態紳士はそう言い残し、事切れる。こうして、オブビリオンが引き起こそうとしたスタンピードは村人や冒険者の犠牲もなく幕を閉じた。
「帰りましょうか」
 ポツリと漏らした瑞穂が見上げる空は青く、同じ空の下にはあるであろう村を守り切ったという事実を残し、猟兵たちは帰路につくのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年03月02日


挿絵イラスト