殲神封神大戦⑦〜死者参殺にして竜殺
「皆!ついに南蛮門を攻略可能になったよ!そこではいにしえの仙界「紫霄宫(しあいきゅう)」に至る門からオブリビオンが送り込まれているって情報が入ったよ!」
緑のかった藍色のポニーテールを揺らし、グリモア猟兵のリオン・ゲーベンアイン(四大副王北方担当『神弓侯』・f23867)は『殲神封神大戦』攻略の為にグリモアベースに集まっている猟兵へと報告を告げていく。
「ここを占領すれば、「自然と農耕を司る三皇」に打撃を与えることができる……ってグリモアが告げているよ。その三皇が何なのかは分からないけれど、ここを制圧する事に重要な意義はあるんだ」
故に迅速な制圧作戦をリオンは制定した。
今回は南蛮門から湧き出ている「僵尸化オブリビオン」の大軍を対処する作戦となる。
「このオブリビオン軍団は「二度殺害する」事によって生み出されていて、恐るべき筋力と仙術耐性を発揮するんだ。けれど、無敵という訳じゃない」
この「僵尸化オブリビオン」は『身体のどこかに貼られた封魂符を剥がされると途端に元の死体に戻る』という特性を有している。
オブリビオンに張られた封魂符を探し狙って戦う戦術を取る事が重要となるだろう。
「そして、今回は防衛線が確固のものとなった『樊城』の戦いで使われた『殺竜武器』を用いての作戦を立案するよ。無論の事相手は『竜』のオブリビオンになるね」
そうして『殺竜武器』の雛形をグリモアを使ってグリモアベースに転移させるリオン。
これらの『殺竜武器』を上手く使い、『竜』のオブリビオンを撃破する手助けとすることも今回の戦場では有効な手段となるのだ。
「いよいよ動き始めた戦況、これをわたし達猟兵が握って完全勝利を掴む為にも頑張って。それじゃあ、転移を始めるよ」
黒代朝希
新戦場解放!
それに応じたシナリオと成ります。
プレイングボーナス……敵の封魂符を剥がす。
に加えて、
プレイングボーナス……思い描いた『殺竜武器』を用いて戦う。
が存在します。
それでは、皆様の素晴らしいプレイングをお待ちしています。
第1章 集団戦
『雷霆竜』
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POW : 雷霆竜の嘶き
【激しい稲妻】を降らせる事で、戦場全体が【乱気流内】と同じ環境に変化する。[乱気流内]に適応した者の行動成功率が上昇する。
SPD : 龍燐鋼
自身の【強靭な鱗を頼った戦法】の為に敢えて不利な行動をすると、身体能力が増大する。
WIZ : 大回転攻撃
【全身をしならせた大回転攻撃】を放ち、自身からレベルm半径内の全員を高威力で無差別攻撃する。
👑11
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荒珠・檬果
んー、その三皇ってまさか、兀…と合体か魂縛っぽくなってる方では…?
ま、考えても仕方ありませんね。
そう、樊城のときにいただいた『殺竜武器』を再び活用するとき!今回は、あえて『靴型』にして(履き履き)
白日珠は長剣にしまして。
で、またあの竜ですか…動きはわかってますからね!
竜脈の力を活用して、封魂符のあるところを見切る。
その後にUC使用して、あっという間に…それこそ反応する間もない程に封魂符のある箇所に接近、靴で撫でるように蹴って、さらに追撃で長剣にてごりっと鱗落とすように!
回転しようが、再びのUC効果で即離脱しますからね!
「んー、その三皇ってまさか、兀……と合体か魂縛っぽくなってる方では……?ま、考えても仕方ありませんね。何故なら……そう、樊城のときにいただいた『殺竜武器』を再び活用するとき!」
そう思案を巡らせていたのを中断したのは荒珠・檬果(アーケードに突っ伏す鳥・f02802)。
南蛮門の攻略可能と同時して樊城の戦いが一段落ついた彼女は前回手にした『殺竜武器』を手にし、今回は『靴型』にして履いていく。
「白日珠は長剣にしまして武装を確保します……って、で、またあの竜ですか。でもまぁ好都合です、何せ動きはわかってますからね!」
竜脈の力を活用し、封魂符のあるところを見切っていく檬果。
「魁鎗将『楽進』、憑依!」
――『先駈けよ、我が誇りにかけて(スバヤサマケジ)』
それは戦意を向けた対象に対して縮地法を利用し、一瞬で近づくことによる一撃を仕掛けるユーベルコード。
「あっという間に……それこそ反応する間もない程に封魂符のある箇所に接近し、靴で撫でるように蹴って……さらに追撃で長剣にてごりっと鱗落とすように!」
靴の形にした『殺竜武器』そのものが足場と成り、長剣となった白日珠を振るっていくシャーマンゴーストの猟兵。
オブリビオンの方も全身をしならせた大回転攻撃を仕掛け、反撃しようと試みるも逆にその回転を利用された大ダメージを負う。
「言ったはずですよ。『動きは分かっています』って!」
縮地型ユーベルコードを憑依した『楽進』の力を用いて戦場を縦横無尽かつ三次元的に駆けて行く檬果。
その姿は正に、歴戦の竜殺しにも勝るとも劣らない雄姿であった。
大成功
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テラ・ウィンディア
殺竜武器かー…この間の大砲は符を剥がすのには向いてないし…あ!(ピコン
殺竜武器
料理包丁
途轍もなく切れ味が鋭く鱗もよく剥がせて切り刻みやすい
【戦闘知識】
敵の陣形と動きを分析
特に符の位置は正確に見極める
【属性攻撃】
重力属性を全身に付与
UC発動
重力障壁で乱気流内でも安定しての飛行を可能とさせ適応する!
【空中機動・見切り・第六感・残像・オーラ防御・武器受け】
敵の攻撃は高速で飛び回りながら回避
避けきれなくても武器で受け止め致命は避け
【遊撃・弾幕・重量攻撃・貫通攻撃】
ドリルビットとガンドライド展開
重力弾とドリル突撃で竜達を怯ませ
【料理・二回攻撃・早業】
包丁で竜の鱗と皮ごと符を引きはがす!
…料理に使えるかな
土御門・泰花
※アドリブ連携等歓迎
あら、雷の龍と。
なれば陰陽五行説の木行でしょうか。
「金剋木」ゆえ、生来「金の陽」を宿す私には戦い易いお相手……だと良いのですが。
転送直後【早業】で【オーラ防御/結界術】展開、守りを。
また「日本刀型の殺竜武器」を術で創造。刀もまた金行ゆえ。
【早業/軽業】で舞飛び移動しつつ、霊符も密かに設置。
【第六感/聞き耳/戦闘知識】で敵の動きから封魂符の位置を特定。
己の弱点は無意識に庇うもの。戦でも癖として出ましょう。
攻撃は防御結界で弾くか、薙刀で【咄嗟の一撃/カウンター】。
符の位置を特定次第【暗殺】の要領で【早業】で殺竜武器で斬り剥がし。
続けて【高速詠唱】でUC発動、大幅に弱らせます。
「殺竜武器かー……この間の大砲は符を剥がすのには向いてないし……あ!」
と、何かを思いついたような顔でテラ・ウィンディア(炎玉の竜騎士・f04499)は『殺竜武器』をとある形に変容させていく。
「殺竜武器……料理包丁」
……断じて、ふざけているわけではない。
その料理包丁の形をした『殺竜武器』は『途轍もなく切れ味が鋭く鱗もよく剥がせて切り刻みやすい』という性能を発揮しており、仮にナイフなどの短刀として扱うならば十二分に優れている。
「という訳だ……行くぜ!」
超重力フィールドを自身に付与しながら敵の陣形と動きを分析し、敵の符の位置を特に正確に見極めながらテラはユーベルコードを起動させていく。
それは自身に付与した超重力フィールドに自身の闘争心に応じた戦闘能力強化とマッハ11に迫る速度での飛翔能力を有するユーベルコード。
「『モード・グランディア』!――全ての存在がもつ原初の力よ。我が身に宿り力と成せ……!」
更にドリルビットとガンドライドを展開し、付与した超重力フィールドによって破壊力が増強した重力弾とドリル突撃で竜達を怯ませていくテラ。
そこに手にした料理包丁の『殺竜武器』を振るって竜の鱗と皮ごと符をはがし、そのまま重力弾とドリル諸共『殺竜武器』の刃を竜の身体に食い込ませていく――
「……気になるんだけど、料理に使えるかな?」
もしも黒ちび子猫がテラの頭上に乗っかっていたら『それは料理包丁か竜の肉かどちらなのか?』と問を投げかけられていた事だろう。
「あら、雷の龍と。なれば陰陽五行説の木行でしょうか」
陰陽師の観点から五行説に基づき戦術を構築していくのは土御門・泰花(風待月に芽吹いた菫は夜長月に咲く・f10833)。
転移直後にオーラを付与して強化された結界を自身に張り巡らせ、防御を固めながら虚空に片手を伸ばす。
「「金剋木」ゆえ、生来「金の陽」を宿す私には戦い易いお相手……だと良いのですが」
すると彼女は『日本刀型の殺竜武器』を術で想像し、刀もまた金行ゆえとして雷を操る竜のオブリビオンに立ち向かっていく。
「万物を司る力よ。この身に宿り、仇を滅する力となれ――急急如律令!」
詠唱を唱える。
すると彼女の頭上に術によって描き出した太極図が出現し、それを合図としてあらかじめ仕掛けて置いた複数の霊符で描かれたひとつの大きな清明桔梗が竜の群れを囲んでいく。
やがて処刑上の柵の如く清明桔梗が円となって戦場内に咲き誇り――
「――『五行の術式「金の陽」』」
その内部に、強い「金の陽」の気を宿した眩い白の凝集光が降り注ぐ。
無論の事符を剝がしていない以上は再生力と耐性で耐え凌いでしまうのが今回のオブリビオン。
だが――『隙』を作り出す事は、出来る。
「ユーベルコードは使用回数に制限はなし。ならば――剥がした後に止めとして再び発動させます」
日本刀型の『殺竜武器』を振るい、竜に張られた符を剥がした土御門。
瞬時に結界術をより強固なものとするだけでなく、「金の陽」に対する強烈な耐性を防御結界に帯びさせていき——
「使用者自身に累が及ばなければ、有効なことこの上ないのですよ」
自身ごと清明桔梗の円に、白の凝集光を再び落としていく。
やがて光が収まった時、結界術によって無傷であった土御門を除いて清明桔梗の円の中には何も残っていなかった。
大成功
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飛・千雨
SPD アドリブ連携歓迎です。
僵尸化……! なんと非道な真似を……!
……今は、下手人への怒りを抑え、オブリビオンへの対処を優先して参りましょう。
殺竜武器……龍を、殺す武器、ですか。
猟兵となってから驚くことばかりですが……ありがたく用いらせていただきます。
イメージを投影……偽神兵器と宝貝を合わせた偽神宝貝。
ならば描くは竜の爪。
鱗を貫き、骨肉を切り裂く鉄爪型の殺竜武器!
宙を舞う雷霆竜へ、この世界(封神武侠界)にはない破壊の嵐を手向けましょう。
「神器変形」
仙術への耐性はあっても、オブリビオン・ストームへの耐性は持ちようはないでしょう。
その身諸共、封魂符を剥ぎ取りましょう。
……安らかにお眠りください。
「僵尸化……!なんと非道な真似を……!」
その非道に怒りを覚える飛・千雨(偽神宝貝の使い手・f32933)は怒りを煮えたぎらせるも、瞬時に収めていく。
怒りに身を任せるのは良い。だが『分別できる理性』を同時に持ち合わせなくてはならず、尚且つその理性でもって大局を判断しなければ救える者も救えなくなってしまう。
「……今は、下手人への怒りを抑え、オブリビオンへの対処を優先して参りましょう……しかし、殺竜武器……龍を、殺す武器、ですか」
A&Wにてドワーフの鍛冶職人たちが夢見る究極の対竜武装。
千雨はそれを手に取り、しげしげと見つめる。
「猟兵となってから驚くことばかりですが……ありがたく用いらせていただきます」
そしてその雛形にイメージを投影していく。
ベースにする存在は『偽神兵器』と『宝貝』を合わせた概念……名付けて『偽神宝貝』。
彼女が思い描くは描くは竜の爪。
鱗を貫き、骨肉を切り裂く鉄爪型の殺竜武器を千雨は己のものとしていく。
「宙を舞う雷霆竜へ、この世界……封神武侠界にはない破壊の嵐を手向けましょう――神器変形、『偽神宝貝・暴風形態(ストームモード)』」
瞬間、彼女の偽神宝貝から解き放たれるは『オブリビオン・ストームに類似した破壊の嵐』。
「仙術への耐性はあっても、オブリビオン・ストームへの耐性は持ちようはないでしょう。その身諸共、封魂符を剥ぎ取りましょう」
全てを滅ぼして終末に飲み込むヴォ―テックス一族の秘儀を模倣した破壊の嵐は『竜殺し』の概念を付与されており、符をはぎ取られた竜はそのまま嵐に飲み込まれて骸の海へと還っていく。
「……安らかにお眠りください」
そうして敵がいなくなった戦場にて、千雨は骸の海に帰った竜へ哀悼を捧げるのであった。
大成功
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