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殲神封神大戦②〜不滅なる皇帝の炎

#封神武侠界 #殲神封神大戦 #殲神封神大戦② #司馬炎


「皆、あけましておめでとう……そして、戦争が始まっちゃったよ!」
 本来無邪気そうな笑みが似合う顔。
 それは何とも言えない焦りが滲んだ表情となっている。
 レーヴァ・アークルージュ(超学園級の烈焔魔導士・f29627)にとって今回の……というか、全ての猟兵において封神武侠界の戦争が新年早々から勃発するとはだれも思わなかった事だろう。
 だが、始まってしまったモノは仕方がない。
 オブリビオン・フォーミュラとして選出された太平道の教主たる大賢良師『張角』を撃破する戦争、『殲神封神大戦』は既に多くのグリモア猟兵の尽力によって多くの戦場が開かれている。
 その中で、レーヴァは炎に特化した猟兵としてこの戦場を見出したようだ。
「今回の戦場は封神武侠界を治める皇帝、司馬炎皇帝が直々に剣を取って防衛戦を敷いている『樊城』と呼ばれる所だよ。そこで司馬炎皇帝はどうやら炎に由来するユーベルコードを使っているみたい」
 その余波として、猟兵達は戦場の一部を包んでいる「消えざるシバの炎」を利用する事が出来る。
 この「消えざるシバの炎」がどのような性質のユーベルコードかは知らないが、徳川・家光公と違い司馬炎は猟兵であるとは明言されていない。
 だが、オブリビオンの軍勢を抑え込む戦術・戦略的能力と猟兵が流用可能な炎にまつわるユーベルコードを所持した傑物……カクリヨファンタズムの新し親分『バズリトレンディ』と並ぶ実力者である事は確かであろう。
「この「消えざるシバの炎」を応用して戦う事で戦闘は優位に進められるみたい。皆、上手く活用してみてね」
 それと同時、今回レーヴァからも炎のギフトを猟兵達に授けられるとの事だ。
 それは『核融合の炎』。
 炉心エネルギー技術として確立できれば無尽のエネルギーを人類に齎す事すら可能な炎。
 それを用いて戦闘を行って欲しいとの事だ。
「上手く二つの炎を用いて『樊城』を守ってね。それじゃあ転移、始めるよ!」


黒代朝希
 まずは『樊城』を完全防衛。
 暫くは有力敵が出るまで『樊城』のシナリオをお届けしたいと思います。

 プレイングボーナス……戦場を包む「消えざるシバの炎」を利用して立ち回る。
 に加えて本シナリオのオリジナルプレイングボーナスとして、
 プレイングボーナス……「核融合の炎」を利用して立ち回る。
 が、存在します。

 それでは、皆様の素晴らしいプレイングをお待ちしています。
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第1章 集団戦 『冰灵』

POW   :    霊障
【冷気】を籠めた【すり抜ける体当たり】による一撃で、肉体を傷つけずに対象の【体温と精神と知能】のみを攻撃する。
SPD   :    迷遊
自身の【数が10倍】になり、【何も考えずに飛ぶ】事で回避率が10倍になり、レベル×5km/hの飛翔能力を得る。
WIZ   :    憑依
骸魂【となって、対象】と合体し、一時的にオブリビオン化する。強力だが毎秒自身の【魂】を消費し、無くなると眠る。
👑11
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馬県・義透
四人で一人の複合型悪霊。生前は戦友

第三『侵す者』武の天才
一人称:わし 豪快古風

あー…司馬炎殿とは三回(双仙遊戯。茸筍、双界に競闘す。潔斎行路に星写す熾天大聖)会っておるから、よく知っておるよ、この炎。
それと、文明の利器な炎な…。

UC使用して陰海月に憑依。『核融合の炎』を纏わせた四天霊障(極彩色化)による押し潰しを行おう。
光珠も発射しておけば…かか、逃げた先には、どちらかの炎があるのよ。
焼かれていくが良いよ。

ふふ、お主らが憑依しようとしても、わしらが先に憑依しておるからの?つまり、できぬよ。


陰海月、とても張りきって触手パンチや光珠発射する。
ぷきゅるー!司馬炎さんの炎だーっ!


ルパート・ブラックスミス
シバの炎に、核融合……太陽の炎か。
よし、ならば起こすか炎の嵐を。

UC【神・黒風鎧装】と青く燃える鉛の翼を展開。
高速【空中機動】で飛行しつつ
UCによる漆黒の旋風を自身の燃える鉛の青炎と「核融合の炎」を載せ放射。
「消えざるシバの炎」も巻き上げながら敵陣を焼き払って回る。(【地形の利用】【焼却】【吹き飛ばし】【範囲攻撃】)
音速で進む、三層の劫火と【呪詛】の風で荒れ狂う炎の竜巻だ。一方的に【蹂躙】してくれよう。

敵UCを仕掛けられたとてこの炎に巻かれては体温は下がりようもない。
精神や知能への干渉は【狂気耐性】で凌げると思うが……念の為、他の猟兵や司馬炎皇帝軍を巻き込まないよう単独突撃を意識し立ち回ろう。


天・音
おー、あふれる炎のチカラ。
まさにこの炎は人の文明のチカラそのものネ
【アドリブOK】
炎のチカラを活かすにはワタシのユーベルコードのチカラを使うのがイイネ。
【火力調整符】を脱ぎ捨ててシバの炎を取り込みながら攻撃を開始するヨ。

さて、核融合の炎は…?何やら普通の炎とは違うけど、大丈夫そうなら取り込んで戦ってみるネ。

炎と拳術、その一つを合わせて猛スピードで移動して
目の前の浮かばれない幽霊たちを焼き払ってやるヨ。


テラ・ウィンディア
機神搭乗
おれもレーヴァ程じゃないけど炎は得意だぞ!
【戦闘知識】
敵陣と兵士たちの状況を細かく把握

集団戦ならあれだなっ
UC発動
70機
【属性攻撃・弾幕・空中機動】
空を飛び回りながらも炎属性で核とシバの炎を強化
更に己の武装に装填
敵陣の真中へ核融合とシバの炎を斉射
容赦なく蹂躙する

……なんかこれとてつもなくヤバくないか…?

残り+本体
【見切り・第六感・残像・武器受け・オーラ防御】
高速で飛び回りつつ敵の攻撃は残像を残しつつ直感も利用してピンチの仲間や兵士を庇って武器で受けとめ
シバとレーヴァの炎を武器に宿らせ
【二回攻撃・早業・串刺し】
炎の槍で串刺しにしつつ他の敵は炎を纏った剣で切り刻み蹂躙の限りを尽くす!


空桐・清導
POWで挑む

「アンタの焔、使わせてもらうぜ司馬炎さん!
そして、レーヴァ!」
シバの炎を背にすることで迫る冰灵の冷気を軽減
更に核融合の焔と共に吸収
「オレは核融合で何が出来るのかはいまいちよくわからねえ。
けど、太陽のようにとんでもないエネルギーを作ることはは知っている!」
強大な爆発を起こすUCが進化
融合、収束、再融合
―ロックオン完了
「いくぜ―アルティメット・サンブレイザー!」
冰灵のみを焼き尽くす焔を発生
「流石、消えざるシバの炎―まだまだいける!」
火球を両手に創造して収束
射出することで遠距離のオブリビオンも討つ
「この城壁はオレ達が守る!
一体だって通さねえ!」
無尽蔵に[限界突破]しながら、次々となぎ払う



「あー…司馬炎殿とは三回会っておるから、よく知っておるよ、この炎」
 馬県・義透(死天山彷徨う四悪霊・f28057)――の一人格、『侵す者』は戦場内に満ちている司馬炎の「消えざるシバの炎」を見ながらそう呟く。
 封神武侠界で三回、彼は晋の皇帝と出会ったことがある。故にその炎の力を『侵す者』は把握していた。
「それと、文明の利器な炎な……なら、こう使おうか」
 片手をあげ、『侵す者』はユーベルコードを具現化していく。
 それは陰海月……ミズクラゲの使い魔に憑依し、1680万色に輝く四悪霊の呪詛纏いと1680万色に輝く光珠を使用可能となるというユーベルコード。
「――『四悪霊・『虹』(ゲーミングカゲクラゲノツヨサヲミヨ)』。『核融合の炎』を纏わせた四天霊障による押し潰しを行おう」
 極彩色の霊障を扱い、光珠も発射していく『侵す者』。
 彼は武の天才。戦略も戦術も『複合型悪霊』を構成する四人の人格の中では最も長けている。
 その意味は。
「かか、逃げた先には、どちらかの炎があるのよ。焼かれていくが良い」
 燃え上がる「核融合の炎」を避けようとしたオブリビオンは、司馬炎の「消えざるシバの炎」に焼かれて墜落していく。
「ふふ、憑依して難を逃れようとするか?お主らが憑依しようとしても、わしらが先に憑依しておるからの?つまり、できぬよ。」
 逆に憑依した所を袋のネズミとする武の天才、『侵す者』。
 彼は極彩色に輝く霊障を操り、憑依してきようとしたオブリビオンを滅していく――

「シバの炎に、核融合……太陽の炎か。よし、ならば起こすか。炎の嵐を」
 死した主の魂を宿す黒騎士の鎧のヤドリガミであるルパート・ブラックスミス(独り歩きする黒騎士の鎧・f10937)は司馬炎とグリモア猟兵から分譲された二種類の炎を用いた戦術を考案。
 猟兵の真価たる『真の姿』を具現化するユーベルコード『神・黒風鎧装(ロードレッドロゴス)』によって展開された青く燃える鉛の翼を用いて飛翔し、漆黒の旋風を自身の燃える鉛の青炎と「核融合の炎」を載せ放射していく。
 そこに追撃として「消えざるシバの炎」も巻き上げながら敵陣を焼き払って回っていく。
「音速で進む、三層の劫火と呪詛の風で荒れ狂う炎の竜巻だ。一方的に蹂躙してくれよう」
 更に言えば『神・黒風鎧装(ロードレッドロゴス)』の本質は『意思や無意識からの行動を封じる強力な呪詛』の継続的な放射だ。
 憑依……つまり、『憑依しようと『意識』しての行動』は封じられていくのだ。
「まぁ、万が一敵のユーベルコードが仕掛けられたとて、この炎に巻かれては体温は下がりようもない」
 既に戦場は三層の劫火によって猛熱に包まれている。
 他の猟兵や司馬炎皇帝軍を巻き込まないようかつ敵のオブリビオン軍団を広域殲滅できるよう施されたそれは、正に万軍撃破の体現。
「このまま押し切らせてもらおう。答えは聞いていないがな」
 黒騎士の鎧から見える蒼い眼光は、張角に支配された軍団を見据えていく――

「おー、あふれる炎のチカラ。まさにこの炎は人の文明のチカラそのものネ」
 遥か昔に大乱に巻き込まれてその命を失い、僵尸として猟兵達が集いし時代に猟兵として蘇った天・音(僵尸の超級料理人・f32729)はこの時代の中国を統一した皇帝、司馬炎の「消えざるシバの炎」とグリモア猟兵の「核融合の炎」に包まれた戦場を見つめ、瞠目している。
 彼女は生前、料理人になることが夢だったため、復活したあとは達人の域に至るまでに料理の才能を高めている――生命体の埒外、『六番目の猟兵』に選出される程の域で。
 其れは必然、超常の異能『ユーベルコード』の域にまで昇華されている。
「炎のチカラを活かすにはワタシのユーベルコードのチカラを使うのがイイネ」
 自身の火力調整符を捨て全身を炎に包んだ超絶火炎形態に変身した天・音。
 炎とは調理に関して最も普遍的な現象。
 料理人として、それを極めるのはおかしな話ではない。
「さて、核融合の炎は……?何やら普通の炎とは違うけど、大丈夫そうなら取り込んで戦ってみるネ……うん、大丈夫そうネ」
 「消えざるシバの炎」を取り込んだ直後、「核融合の炎」も取り込んでいく天・音。
 炎と拳術、その一つを合わせて猛スピードで移動し、目の前の浮かばれない幽霊たち――死から蘇ったのにも関わらず、自身とは違いオブリビオンという存在として生まれてしまった存在を弔うべく焼き払っていくのであった。

「おれもレーヴァ程じゃないけど炎は得意だぞ!」
 機神(キャバリア)に搭乗して戦場に転移してきたテラ・ウィンディア(炎玉の竜騎士・f04499)は自身の機神『三界神機『ヘカテイア』』の権能、重力操作でオブリビオンの軍団を圧壊させていく。
 同時に敵陣と兵士たちの状況を細かく把握しながら集団戦において最適な戦術とユーベルコードの準備を施していく。
「『魔女達の騎行『ガンドライド』(アラシノヨル)』……!ウィザードモード…起動!我招くは嵐の夜!冥府へ導く魔女達の群れよ!今こそ狩りの時間だ!存分にその力を示せっ!!!」
 詠唱の完遂を同時、具現化する異能の詳細は――『三界神機『ヘカテイア』』とその武装の複製と自律操作。
 空を飛び回りながらも炎属性で核とシバの炎を強化し、更に己の武装に装填していく70機の複製機体は敵陣の真中へ核融合とシバの炎を斉射。
 容赦なくオブリビオン軍団を蹂躙していく。
「……なんかこれとてつもなくヤバくないか……?」
 そう言いながらも残りの複製機体とテラ自身が乗る本体は二種類の炎を武器――魔力で巨大化された持ち手に炎の加護を授ける古来に紅い炎の龍の牙より作られた槍、『紅龍槍『廣利王』』に宿らせ、残った他の敵を串刺しにしつつ炎を纏った剣で切り刻み蹂躙の限りを尽くしていく。
「さぁ、そこに縮退星・創造だ!」
 トドメの一撃は機神の権能である重力操作で圧縮した重力力場に二種類の炎を複合させ、核融合と消えざるシバの炎が混ざり合った重力崩壊力場にオブリビオン軍団を巻き込んで圧壊させていく――

「アンタの焔、使わせてもらうぜ司馬炎さん!そして、レーヴァ!」
 シバの炎を背にすることで迫る冰灵の冷気を軽減。更に核融合の焔と共に吸収していくのは――炎と同じ色の機械鎧を身に纏うアームドヒーロー、空桐・清導(ブレイザイン・f28542)。
「オレは核融合で何が出来るのかはいまいちよくわからねえ。けど、太陽のようにとんでもないエネルギーを作ることはは知っている!」
 今回、空桐が使おうとしていたユーベルコードは勇気と意思を大爆発させて光焔を放ち、広域殲滅攻撃を具現化させるユーベルコード『BBE(ブレイヴ・ブレイズエクスプロージョン)』。
 それが、融合、収束、再融合していき——ユーベルコードそのものが進化していく。
「――ロックオン完了。いくぜ――アルティメット・サンブレイザー!」
 その極点は『冰灵のみを焼き尽くす焔』の発生。
 オブリビオンのみを殲滅する炎は広範囲に渡って戦場を包み込んでいく。
「流石、消えざるシバの炎―まだまだいける!」
 追撃として空桐は火球を両手に創造して収束し――射出することで遠距離のオブリビオンも討つ。
「この城壁はオレ達が守る!一体だって通さねえ!」
 その勇気と気合と根性は、無尽蔵に限界突破を果たしていく。
 やがて次々と薙ぎ払われたオブリビオン――今回の襲撃軍団は、全滅するのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2022年01月02日


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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


挿絵イラスト