猟兵でドキュメンタリーを撮りたいんじゃ!
●ヒーローズアース イェーガームービー社
「猟兵でドキュメンタリーを撮りたいんじゃ」
「いきなり何を言いよるん?」
次の映画は何を撮ろうか、そんな会議をしていた翌日だった。突如助監督を会社へ呼び出し、監督がそんなことを言い出したのだ。
「猟兵達が日々の戦いの中で何を思い、何のために戦っているかを今一度、みんなに知ってもらえる。そんな感じの作品で感動を呼びたいんじゃ」
「テーマとしては悪くはないか。で、具体的な内容は?」
話に乗り気になった助監督に対し、監督はドヤりつつこう答える。
「『アースクライシス2019』の戦いの映像と共に、どんな気持ちで猟兵達が戦っていたのかをインタビューし、それを一つの作品にまとめるんじゃ」
「そーかそーか。よくそんな映像が残してたのう。どんな戦いの映像が残っとるん?」
それにも監督はドヤ顔で答える。
「映像はこれから作る」
「お前は2019年からタイムスリップしてきたんか!」
「まあ、待て」
ツッコミを入れる相棒を制し、監督は話を続ける。
「ワシは考えたんじゃ。戦争の時の映像、それもまだドコモ使用していない映像を簡単に入手できるとは思うとらんし、入手できても映像元の猟兵にインタビューしに行ける保証もない。なら、映像をこれから作って、協力してくれた猟兵にインタビューした方が早い」
「ドキュメンタリーって意味わかってるんか?」
「ああ、それはワシの説明不足じゃ。ドキュメンタリーは撮りたいが、映画はあくまでドキュメンタリー『風』のもので行く!」
「風!!?」
そんな訳で先行き不安な映画制作が始まるのだった。
●グリモアベース
「……そんな訳で……映画を……撮るそうよ」
そう話すのはグリモア猟兵の中村・裕美(捻じくれクラッカー・f01705)だ。
「ざっくり話すと……みんなには……2年前の戦争……『アースクライシス2019』を再現するような映像の撮影に参加してもらうことになるわ」
戦争を題材にしたドキュメンタリー……過去の事実に基づいた映像作品を撮りたいらしいのだが、過去の映像を集めたりなどが大変なようで、あくまで『それっぽい感じ』の映像作品にするらしい。
「……だから……正直参加する猟兵は……当時の戦争の参加経験は不問。……ここ2年以内に猟兵になった者でも問題はないわ」
猟兵達の気持ちを人々に伝え、感動を呼びたいというのが大事なようで、事実からある程度ズレても問題ないらしい。例えば、当時戦争に参加していない猟兵が参加していたことになっていても。
「……色々とツッコミを入れたいとは思うけど話を進めるわ。……映画で撮りたいシーンは……大きく分けて2つ。……1つは……ハワイで実際に起きた……『大海嘯の儀式』阻止のシーン。……サーフィン魔法を使って敵の陰謀を阻止するシーンね」
基本的には水着を着て、サーフィンに乗りながらオブリビオン(役の俳優達)と戦うシーンになるのだが、希望によってはハワイの古代部族(役の人達)からサーフィン魔法を教わるシーン(例:機械から射出されるバレーボールをサーフボードに乗ったまま避ける特訓等)などにするのも可能なようだ。
「……2つ目は……直接的なオブリビオンとの決闘のシーン。……相手のオブリビオン役に……タフさが自慢なヒーローが付き合ってくれるみたいだから……派手に頼むわよ。……ただ『猟兵の皆さんは、ユーベルコードの使用は自前でお願いします。安全には配慮してくださいね』……とのことだから……やりすぎには注意よ」
ちなみに、オブリビオン役だが、猟兵が希望するならクライング・ジェネシスや鋼神ウルカヌスといった敵ボスや幹部のコスプレもやってくれるしい。
「……あと……大事なのは……それぞれのシーンの間にインタビューが挟まるらしいわ。……作中ではテロップで質問を出すらしいから……それについて答えて欲しいみたい」
ちなみに質問は事前に用意したものを答えてもらうみたいだが、自前で質問を用意してきてもいいらしい。
「……あくまでドキュメンタリー風。……変に気負わなくてもいいと思うから……楽しむくらいの気概で……頑張ってきてね」
そう言うと裕美は猟兵達をヒーローズアースへ送り込むのだった。
麦門冬
どうも、マスターの麦門冬(むぎとふゆ)です。そんな訳で映画撮影です。映画で感動を呼べるか、それとも笑いを呼べるかは皆様次第です。章は2章構成になっています。
第1章はハワイの古代部族からサーフィン魔法を教わり、オブリビオン達とサーフィン勝負をするシーンです。基本的には敵とバトルするシーンを撮りますが、希望があればサーフィン魔法を教わり、特訓するシーンなどにすることもできます。また、基本的に水着姿になると思われるので、希望の水着があれば、プレイングに反映します。
このシーンでのインタビューシーンで用意している質問は以下のものになるので、インタビュー内容を書く際の文字数削減にお役立てください。質問は複数選んでも、自分で用意しても構いません。
①「サーフィン魔法を習得するのは大変でしたか?」
②「うまく波に乗るコツは?」
③「失敗の重圧はなかったですか?」
④「水着、似合ってますね」
第2章ではオブリビオンとの真正面からのバトルのシーンです。敵役にタフガイなヒーローがパワータイプのヴィラン役をしてくれますが、希望があれば敵幹部などのコスプレも請け負ってくれるそうです。ユーベルコードの対策は特にしなくても、こちら側でそれっぽい攻撃や反撃を繰り出して、適度に打ち破られてくれます。
こちらのシーンでの用意されたインタビューの内容は以下のようになります。
⑤「相手は強敵でしたか?」
⑥「戦うのは怖くはなかったですか?」
⑦「やっぱり街では声をかけられますか?」
⑧「あなたにとって猟兵とは?」
⑨「画面の前のみんなに一言」
⑩「次回作は出てみたいですか?」
以下、補足事項です。
●監督と助監督
思いつきとノリで実行しようとする監督と、それにツッコミを入れて制御しようとする助監督のコンビ。脚本や演出などもだいたい彼らが分担してます。
●タフガイなヒーロー
公序良俗に反すること以外はだいたいオファーを受けてくれる。助監督には「ちょっとは仕事を選べ」とは言われている。
●サーフィン魔法
サーフィンをすることで海を操れる儀式魔法。『アースクライシス2019』でもお世話になった人は多い。ハワイの古代部族の人達に頼めば快く教えてもらえる。
猟兵であれば特訓も本来不要ですが、映像的に面白くなるようなら特訓のシーンなどを撮影するようです。
それでは皆様のプレイングをお待ちしております。
第1章 冒険
『サーフィン魔法で波を制すのだ!』
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POW : パワフルでダイナミックな波乗りで波を制す!
SPD : テクニカルで華麗な波乗りで波を制す!
WIZ : 波を読んだ知的な波乗りで制す!
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●頼もしいバックアップ
「ちょっと待て!」
助監督が監督を呼び止める。
「何じゃあの衣装は!?」
「おう、水着を持っていない猟兵達が来ても大丈夫なようにのう」
最初のサーフィン魔法のシーンはサーフィンをする以上、水着やウェットスーツの格好が相応しいだろう。そういうわけで監督が水着やウェットスーツを用意したのだが、
「変なのが混ざっとる!」
助監督が指摘したのは、際どいハイレッグな水着であったり、ほとんど紐な水着が混ざっていることだった。
「大丈夫じゃ。零れたら、猟兵の顔をそこに映して見えない処理にする」
「ド深夜のバラエティのやり方じゃ! あと、これ!」
そう言って次に指差したのはサメやタコの着ぐるみ。
「お前はドキュメンタリーで着ぐるみ着たやつ見たことあるんか?」
「ないから、一旦どんな画になるのか確認しておきたいんじゃ」
「そんなん用意するなら別のことに制作費を回せぇ!」
何やら前途多難な空気を醸し出しつつ撮影は開始されるのだった。
エリー・マイヤー
サメの着ぐるみですか。
海の生物に擬態して海との親和性を高めれば、
サーフィン魔法の精度も自ずと向上するということですね。
では、私はこちらのサメの着ぐるみを使わせて頂きます。
サーフィンは始めてですが、きっとなんとかなるでしょう。
はい、そんなわけでなんとかなりませんでした。海舐めてました。
生まれてきてすみません。
サメ未満の運動音痴のフラスコ畜生ですみません。
申し訳ないのですが、サーフィン魔法を教えて頂けないでしょうか。
お礼にハイレグ水着くらいなら着ますので。
②「念動力でボードを補助すれば楽勝ですね。気づくまでに散々塩水を飲まされましたが」
④「セクシーなポーズとかした方がいいですか?」
「サメの着ぐるみですか」
貸し出されている衣装群を眺めつつ、思案顔をしているのはエリー・マイヤー(被造物・f29376)である。その無表情な瞳の先にあるのはサメの着ぐるみである。
「では、私はこちらのサメの着ぐるみを使わせて頂きます」
●海の洗礼
2019年11月。突如蘇ったクライング・ジェネシスによって巻き起こされアメリカ全土で起きた戦争はアメリカ本土から離れたハワイでも例外ではなく、敵幹部であるドクター・アトランティスの陰謀により大海嘯の儀式が行われていた。
猟兵達はその儀式を阻止する為、ハワイの古代部族から海を操る儀式魔法『サーフィン魔法』を習うのであった。
「サーフィンは始めてですが、きっとなんとかなるでしょう」
そう語るのはエリー・マイヤー。物静かな雰囲気を纏った猟兵である。彼女が身に纏っているのはサメの着ぐるみ。
「海の生物に擬態して海との親和性を高めれば、サーフィン魔法の精度も自ずと向上するということです」
そう自信満々に語った彼女は意気揚々と海へと向かっていった。
……。
「はい、そんなわけでなんとかなりませんでした。海舐めてました」
数分後、そこにはサーフボードの横でぷかぷか浮いているエリーの姿があった。
「生まれてきてすみません。サメ未満の運動音痴のフラスコ畜生ですみません」
そう告白する彼女はそもそも運動が苦手だったのだ。一体先程の自信はどこから湧いていたのか。
這う這うの体で海から揚がってきたエリーはハワイの古代部族に頼み込む。
「申し訳ないのですが、サーフィン魔法を教えて頂けないでしょうか」
古代部族の表情は険しい。
「お礼にハイレグ水着くらいなら着ますので」
だが、その彼女に一言に古代部族はニッコリだった。
そしてその後、際どめなハイレグ水着に着替えたエリーは古代部族の厳しいレクチャーのもと、何度も海に落ちつつもサーフィン魔法を体得するのだった。途中、飛んでくるバレーボールを避けるといったバラエティでよくありそうなシーンもあったが気にしてはいけない。
「よくやったネ。教えることはもうないヨ」
サーフボードを意のままに操るエリーを眺め、感慨深げに古代部族の男は言うのだった。スタイルの良いエリーのハイレグ姿に鼻の下を伸ばしているようにも見えるが、おそらく気のせいであろう。
華々しく戦う猟兵達も、裏側ではこうした血の滲むような努力が行われていたのである。
そんな努力を積み重ねた彼女に対し、取材班は質問を投げかける。
ーうまく波に乗るコツは?
「念動力でボードを補助すれば楽勝ですね。気づくまでに散々塩水を飲まされましたが」
ー水着、似合ってますね。
「セクシーなポーズとかした方がいいですか?」
そう言って彼女はカメラの前でセクシーなポーズを披露してくれるのであった。
大成功
🔵🔵🔵
ーお詫びと訂正
「大海嘯を起こそうとしていたのはドクター・アトランティスじゃのうてレディ・オーシャンじゃ!」
「マルチバース!」
「都合のいい言い訳にすな!」
DVD版では修正される予定です(あくまで予定)。
アスカ・ユークレース
何も聞いてない。聞かなかった事にするのよ、生々しい大人の事情とかTVの裏側とか。それにしても懐かしいわ、あれからもう二年も経つのね
水着:黒のチャイナ風。当時着てた奴。
(撮影数十リテイク目)
……ごめんなさいね!久しぶりだから感覚なまってるみたい、ちょっと練習させて!最悪練習風景上手いこと編集して使っていいから!要は史実を元にしたやや再現ドラマなんでしょ、ちょっとくらい盛ったって問題ないわよ多分!
①最初は普段と違う環境で大変だったけど慣れたらあっという間ね
②波全体を良く見る事、波のリズムと一体になる事、後は度胸。
③成功させる自信しかなかったからそんなの感じてる暇なかったわ
④ありがと❤️
「何も聞いてない。聞かなかった事にするのよ、生々しい大人の事情とかTVの裏側とか」
かぶりを振るようにして、撮影の方に集中するのはアスカ・ユークレース(電子の射手・f03928)だ。そして、その頃に着ていた黒いチャイナドレス風の水着に目線を落とし、ふと呟く。
「それにしても懐かしいわ、あれからもう二年も経つのね」
過去の戦いに想いを馳せる。あの頃から、自分はどれだけ成長できただろうか。
「撮影準備できましたー!」
そして、撮影スタッフの呼びかけとともに、彼女は2年前のあの地へと舞い戻っていったのだった。
「カァーット!」
「……ごめんなさいね!」
「カットカット!」
「久しぶりだから感覚なまってるみたい、ちょっと練習させて!」
「カットじゃぁぁ……これで何テイク目じゃ……」
「最悪練習風景上手いこと編集して使っていいから! 要は史実を元にしたやや再現ドラマなんでしょ? ちょっとくらい盛ったって問題ないわよ多分!」
「大丈夫じゃ。スタッフロールでのNGシーン集に回せるからのう」
「ドキュメンタリーにNGシーン集はねぇ!」
なお、アスカの撮影が終わるまで数十回に及ぶリテイクがあったという。
●海を彩る一条の星
ハワイ古代部族の厳しい特訓を受けた猟兵達は、サーフィンしながらという異質な戦いの中にも、己の個性を生かしたユーベルコードの煌めきを見せる。
「させるもんですか!」
サーフボードの上にいながら相手の攻撃を華麗に跳躍してかわし、反撃の金属弾を飛ばしつつもその反動でボードの上に着地するアスカ。
オブリビオンの攻撃をものともせず終始優勢に戦局を制してきたアスカは、敵にとどめを刺すべくユーベルコードの炎を放つ。
「赤く輝け、蠍の炎、その御霊燃やして我に道を……示せっ!!」
赤き炎が無数に繰り出され、周りの景色が夕暮れのように赤く染まる。
「これを大量の水に近づけたら……どうなるかしら?」
超高温の炎が海面にぶつかり、豪快な水蒸気爆発を起こし、オブリビオンを撃破するのだった。
爆炎による紅の空が収まらない中、取材班は彼女へのインタビューを行った。
ーサーフィン魔法を習得するのは大変でしたか?
「最初は普段と違う環境で大変だったけど慣れたらあっという間ね」
ーうまく波に乗るコツは?
「波全体を良く見る事、波のリズムと一体になる事、後は度胸」
ー失敗の重圧はなかったですか?
「成功させる自信しかなかったからそんなの感じてる暇なかったわ」
ー水着、似合ってますね。
「ありがと♪」
最後まで余裕の表情を崩さず、彼女はカメラに向かって微笑むのだった。
大成功
🔵🔵🔵
栗花落・澪
なんか懐かしいなー
じゃあ折角だし、最初の自前水着で参戦してみようかな
※イルカさんはお留守番
サーフィンは当時のやり方通り
風魔法で自分の体を支える事でバランス取れば出来る
多分…あれ以降やってないから感覚が鈍ってなければ…
あとはダンス経験を生かしたバランス感覚で
戦法は見栄えを意識して
波を乗りこなし素早く動き回りつつ
敵役ヒーローさんに【指定UC】
夏の花々の花弁を追尾させつつ、ぶつかる直前に魔力を切断
ダメージにならないようには意識してみます
目眩し兼攻撃だよ
ボードの上では、先にバランスを崩した方が負けるんだからね
②
うーん…体の重心移動かなぁ?バランス大事
④
えへへ、ありがとー。僕も気に入ってるんだー(ピース
「なんか懐かしいなー」
そう言って海に出るのは少女のような容姿の少年、栗花落・澪(泡沫の花・f03165)だ。
「じゃあ折角だし、最初の自前水着で参戦してみようかな」
そう言って澪が着ていたのはオレンジの水着に黒のパーカーを羽織った出立ちだ。
「多分……あれ以降やってないから感覚が鈍ってなければ……」
●波間に踊る……
風の魔法を身に纏い波間を進む様は、彼の髪の花も相まって、ハワイの代表的な装飾品であるレイが踊っているようである。
「ダンス経験が生きたかな」
バランスの取り方も絶妙で、数多の海の戦場を渡り歩いただけある安定性を見せている。
「香り高く舞い遊べ」
ダイナミックな波乗りプレイを披露しつつも、澪はオブリビオンへと指先を向け、【Orage de fleurs】……花の嵐を巻き起こすユーベルコードを放つ。
「目眩し兼攻撃だよ」
夏の花々の花びらはオブリビオンを包み込むと、バランスを崩させ、そのまま海面へと叩き落とす。
「ボードの上では、先にバランスを崩した方が負けるんだからね」
華々しく勝利を飾った澪に取材班はインタビューを始める。
ーうまく波に乗るコツは?
「うーん……体の重心移動かなぁ?バランス大事」
ー「水着、似合ってますね」
「えへへ、ありがとー。僕も気に入ってるんだー」
そう言うと澪は花のような笑顔とともにピースサインをカメラに向けるのだった。
大成功
🔵🔵🔵
鏡島・嵐
映画の撮影かぁ。まあ協力できるってんなら協力するか。
にしても、ホント戦いにもいろいろバリエーションがあるもんなんだなぁ。ダンスで戦うとか、サーフィンで戦うとか、猟兵じゃなかった頃の自分に教えてやりてーかも。
まあ、どういう戦いでもおれは怖いんだけどな!
というわけで――付け焼き刃のサーフィン魔法でバトルシーンを描写。
横にはユーベルコードで召喚された、サーフボードに乗りながら笛を吹き鳴らす道化師。アイツ、おれより波乗るの上手くねえ?
②「霊感ヤマ勘第六感、だな。おれの場合」
③「ん-、まあ仲間が皆強かったしなぁ。フォローも手厚かったし」
④「……男だぞ、おれ?」
(着ているのはふつうのウェットスーツ)
「映画の撮影かぁ。まあ協力できるってんなら協力するか」
ウエットスーツに身を包み、そう呟くのは鏡島・嵐(星読みの渡り鳥・f03812)だ。
「にしても、ホント戦いにもいろいろバリエーションがあるもんなんだなぁ。ダンスで戦うとか、サーフィンで戦うとか、猟兵じゃなかった頃の自分に教えてやりてーかも」
猟兵の戦い、特にオブリビオン・フォーミュラとの決着がかかるような戦争では特殊な条件が加わるような戦いが多い。そして実際、ハワイで起きた2年前の戦いにおいても、サーフィン魔法を駆使したバトルが展開されたのだ。
「まあ、どういう戦いでもおれは怖いんだけどな!」
●ノリノリに乗っているのは……
オブリビオンとの波乗りバトル、それに挑むは日に焼けた肌が眩しい猟兵、嵐だ。古代部族に教わった付け焼き刃のサーフィン魔法は果たしてどれだけ通用するか。だが、この戦場にいるのは彼一人ではない。
「〜♪」
サーフィンで波乗りする嵐の横を、道化師が笛を吹きつつサーフィンで並走する。これが【笛吹き男の凱歌】……戦闘力を上げる曲を演奏する道化師を召喚する嵐のユーベルコードである。
「アイツ、おれより波乗るの上手くねえ?」
何故か笛から軽快なウクレレのハワイアンな音楽を奏でつつ派手にターンする道化師を横目に見つつも、彼の支援を受け、後押しされるように嵐はオブリビオンへと立ち向かっていったのだった。
この戦いの後、取材班はインタビューを行った。
ーうまく波に乗るコツは?
「霊感ヤマ勘第六感、だな。おれの場合」
ー失敗の重圧はなかったですか?
「ん-、まあ仲間が皆強かったしなぁ。フォローも手厚かったし」
ーウエットスーツ、似合ってますね。
「……男だぞ、おれ?」
いかにもなスポーツ好青年である自身に自覚がないのだろうか。インタビューの内容に複雑な顔を見せる嵐に対し、後ろで道化師はやれやれと肩をすくめるのだった。
「映画の撮影かぁ。まあ協力できるってんなら協力するか」
ウエットスーツに身を包み、そう呟くのは鏡島・嵐(星読みの渡り鳥・f03812)だ。
「にしても、ホント戦いにもいろいろバリエーションがあるもんなんだなぁ。ダンスで戦うとか、サーフィンで戦うとか、猟兵じゃなかった頃の自分に教えてやりてーかも」
猟兵の戦い、特にオブリビオン・フォーミュラとの決着がかかるような戦争では特殊な条件が加わるような戦いが多い。そして実際、ハワイで起きた2年前の戦いにおいても、サーフィン魔法を駆使したバトルが展開されたのだ。
「まあ、どういう戦いでもおれは怖いんだけどな!」
●ノリノリに乗っているのは……
オブリビオンとの波乗りバトル、それに挑むは日に焼けた肌が眩しい猟兵、嵐だ。古代部族に教わった付け焼き刃のサーフィン魔法は果たしてどれだけ通用するか。だが、この戦場にいるのは彼一人ではない。
「〜♪」
サーフィンで波乗りする嵐の横を、道化師が笛を吹きつつサーフィンで並走する。これが【笛吹き男の凱歌】……戦闘力を上げる曲を演奏する道化師を召喚する嵐のユーベルコードである。
「アイツ、おれより波乗るの上手くねえ?」
何故か笛から軽快なウクレレのハワイアンな音楽を奏でつつ派手にターンする道化師を横目に見つつも、彼の支援を受け、後押しされるように嵐はオブリビオンへと立ち向かっていったのだった。
この戦いの後、取材班はインタビューを行った。
ーうまく波に乗るコツは?
「霊感ヤマ勘第六感、だな。おれの場合」
ー失敗の重圧はなかったですか?
「ん-、まあ仲間が皆強かったしなぁ。フォローも手厚かったし」
ーウエットスーツ、似合ってますね。
「……男だぞ、おれ?」
いかにもなスポーツ好青年である自身に自覚がないのだろうか。インタビューの内容に複雑な顔を見せる嵐に対し、後ろで道化師はやれやれと肩をすくめるのだった。
大成功
🔵🔵🔵
ヴィクトル・サリヴァン
映画撮影のお手伝いねー。海っぽいヒーローとして手伝わないと。
やり方結構覚えてるし派手にやろうか。
水着は…当時のもいいけど最新ので!
あの魔法の習得は確か…障害物の間をすり抜けまくる特訓とか。
色々スポ根系特訓あった気はするけど今回はより海っぽく、UCで空シャチ達召喚してその突撃回避しまくってコツ掴む感じ。
ちょっと尾鰭にはたかれお空の旅しても下が海ならきっとセーフ。
①そうでもなかったかな。寧ろ大変だったって言ったら怒られそうだし?
②フィーリング!
③なるようにしかならないの精神で行けばそんなに。
④有難うねー。ぶっちゃけ着なくてもいい気はするけどそう言って貰えるなら着てよかったかな
※アドリブ絡み等お任せ
「映画撮影のお手伝いねー。海っぽいヒーローとして手伝わないと」
そう喋っているのは海っぽいヒーローことシャチのキマイラであるヴィクトル・サリヴァン(星見の術士・f06661)だ。着ている水着は深いグリーンのカジュアルなもの。今年の水着コンテストで来てきたものである。
「やり方結構覚えてるし派手にやろうか。あの魔法の習得は確か…障害物の間をすり抜けまくる特訓とか。色々スポ根系特訓あった気はするけど今回はより海っぽく」
そう語るヴィクトルに監督もニッコリである。
「そーかそーか、派手な特訓はええのう。なら、他の出演者も交えて派手にやりたいのう」
「また余計なことを考えとるコイツは」
●ストイックな海の王者
ハワイの古代部族に連綿と伝わってきたサーフィン魔法。一朝一夕で習得するのは容易ではない。しかし猟兵達は大海嘯を起こそうとするオブリビオン達を阻止する為にも、一刻も早い習得が望まれ、自然と特訓も厳しいものとなっていった。
そんな中、特に厳しい特訓を行う者達がいた。
「海ばかりと思ってたら痛い目見るよ」
そう声をかけるのは二足歩行のシャチといったいでたちの猟兵、ヴィクトルだ。彼は自身のユーベルコード【空泳ぎたちの狂宴】によって空飛ぶシャチを大量に召喚すると、自らや他の猟兵達に突撃させるのだった。
「これで突撃を回避しまくっていれば、コツは掴めるかな」
その巨体に見合わない俊敏な動きでサーフボードを操作し、シャチの突撃を回避してゆくヴィクトル。
「無ー理ー!」
「こんなシーンがあるの聞いてないー!」
だが、シャチの攻撃を避けきれなかった猟兵は容赦なくシャチにはたき落とされる(猟兵達の中に別のシーンに登場するオブリビオンに容姿が似ているものもいるが、気にしてはならない)。
「ちょっと尾鰭にはたかれお空の旅しても下が海ならきっとセーフ」
そんな仲間達に励ましの言葉をかけるヴィクトル。その甲斐あって、厳しい特訓の末に猟兵達はサーフィン魔法を体得するのだった。
そんな厳しい特訓を乗り越えてきた彼に、取材班はインタビューを行う。
ーサーフィン魔法を習得するのは大変でしたか?
「そうでもなかったかな。寧ろ大変だったって言ったら怒られそうだし?」
ーうまく波に乗るコツは?
「フィーリング!」
ー失敗の重圧はなかったですか?
「そうでもなかったかな。寧ろ大変だったって言ったら怒られそうだし?」
ー水着、似合ってますね
「有難うねー。ぶっちゃけ着なくてもいい気はするけどそう言って貰えるなら着てよかったかな」
嬉しそうにそう語った彼は、特訓の成果を余すことなく発揮し、オブリビオン達をなぎ倒してゆくのだった。
大成功
🔵🔵🔵
第2章 ボス戦
『ビッグパワー』
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POW : ビッグパワーナックル
単純で重い【渾身の力を籠めた拳】の一撃を叩きつける。直撃地点の周辺地形は破壊される。
SPD : バリアブルマッスル
自身の肉体を【異常なまでに柔軟な筋肉】に変え、レベルmまで伸びる強い伸縮性と、任意の速度で戻る弾力性を付与する。
WIZ : バイオレントフォース
全身を【筋肉を鋼の如く硬化させ、強化するオーラ】で覆い、自身が敵から受けた【負傷と、傷つけられたプライド】に比例した戦闘力増強と、生命力吸収能力を得る。
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴
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●強敵とのバトル?
「いい! さすがは猟兵様様じゃあ。いい画が結構撮れとる。円盤も出すならメイキングシーンもいけるぞ」
「猟兵様様なのは分かる。だが、このままだと色々と混沌としたまま終わる!」
後日、別のシーンを撮影するために集まっていた撮影スタッフ達。前回の撮影で満足げな監督に対し、助監督は少し不安げだ。
「大丈夫じゃ。これから悪の幹部との戦闘シーンじゃ。ここでバッチリ締めればオールオッケー! わしの脚本と猟兵さん達の腕を信じぃ」
「その脚本が心配じゃぁ……」
「それに、敵役に雇ったヒーローもなかなかのタフガイじゃ。猟兵の結構派手な立ち回りも対応できるはずじゃ。それに、敵幹部の衣装も結構用意をしたから先頭のバリエーションも結構用意できるしのう」
そう言って紹介されたタフガイヒーローも「任せてください」と胸を張る。
「そうか、それなら大丈……んーー!? ちょっと待てぃ!」
安心しかけた助監督だったが、用意された衣装を見てツッコミを入れる。
「何で戦神アシュラやレディ・オーシャンの衣装もあるんじゃ!?」
「あらゆる幹部に対応せんといかんと思うてな」
「そんな需要はいらん! アンタもこんな仕事何で受けた!?」
助監督の言葉にタフガイヒーローは歯を輝かせて応える。
「助けを求める声があれば応じる。それがヒーローだからさ!」
「んヒーローの鑑ぃ! でもそれは今じゃないんじゃぁ」
(※そんな訳でイラストにあるようなムキムキのタフガイヒーローが扮するオブリビオン幹部とのバトルシーンです。プレイング冒頭に〇〇(敵幹部名)希望などと書いてくれれば、その格好をして戦ってくれます。特に希望等書いてなければ、クライング・ジェネシスの格好で出てきてくれます。
ユーベルコードはCGなどを駆使しながら、頑張って幹部のものを再現してくれますので、ユーベルコードの対策は特にしなくても、こちら側でそれっぽい攻撃や反撃を繰り出して、適度に打ち破られてくれます
また、最後にインタビューがありますので、質問の番号とともにお答えください。
それでは、皆様のプレイングをお待ちしております)
エリー・マイヤー
現れましたねクライング・ジェネシス。略してクラジェネ。更に略してCG。
いえ、ここにいるCGはCGではないのですが。
まぁ、それはさておいてバトルです。
CGの攻撃を【念動力】の見えない壁で止めて、
激しい力のぶつかり合いを演出しましょう。
その後【念動グローブ】で掴まえて、振り回したり叩きつけて攻撃します。
…もちろん手加減しますよ?
持ち上げる時に手を翳したりとか、意味もなく浮いたりとか、
CGの場所に合わせて手もそれっぽく動かしたりとか、
カッコよさげな動作も入れときましょう。
⑥怖いに決まってるじゃないですか。猟兵だって必死です。…一部の特殊な人は除きますけど。
⑨もし現場で見かけたら、応援してくださいね。
「いえ、ここにいるCGはCGではないのですが」
クライング・ジェネシスとの死闘の撮影が終わった後、エリー・マイヤー(被造物・f29376)はそうひとりごちる。彼女が見つめる先には、ヘルメットを外して休憩しているクライング・ジェネシス役のタフガイヒーローの姿がある。
「……もちろん手加減しましたが、大丈夫ですか?」
「ああ、派手にはやられたが、大した怪我はない。何だったら、もうワンテイクだっていけるさ!」
そう言って歯を輝かせるタフガイ。そして撮影スタッフからも声がかかる。
「映像の方もOKです! アクションもなかなかキレがあっていいですよ」
そして言葉を続ける。
「鮫の着ぐるみ着てた時とは別人かと思うくらいカッコよかったですよ。このギャップは監督も気に入っているみたいですよ」
「そう」
その言葉に対し、エリーの心中はどうだったのか、普段から無表情の彼女の顔からは窺い知ることはできなかった。
●凛として、それでいて飄々と
「現れましたねクライング・ジェネシス。略してクラジェネ。更に略してCG」
「ギャーッハッハッハ! 現れてやったぜクズども!」
荒廃したビル群の中、エリー・マイヤーのクールな眼差しの先には、この戦争『アースクライシス2019』を引き起こした張本人、『クライング・ジェネシス』が高笑いをして立っていた。
「オレが蘇ったからには、この世界はもう終わりだ。骸の海に沈めてやるぜぇ!」
その巨漢から放たれるプレッシャーはただ事ではない。並の人間なら、その場に立っていることすら難しいだろう。
「まぁ、それはさておいてバトルを始めましょうか」
しかし、そのプレッシャーをまともに受けながらも、エリー本人は涼風を受けているかのような穏やかな表情だ。
そして、会話が終わるとともに、双方が動き出す。
「オレが最強のオブリビオン・フォーミュラだぁーーー!!」
クライング・ジェネシスことCGの拳がエリーの体を捉える……と、思った次の瞬間、その拳はエリーの数cm手前で止まる。エリーは高位のサイキッカー。その念動力でCGの拳を止めたのだ。
「そらっ! オラっ!」
立て続けに巨拳のラッシュを繰り出すCG。それに対しエリーは念動力をぶつけて、攻撃を止め、逸らし、打ち払う。その余波で周囲の瓦礫が浮かび、衝撃で吹き飛ぶ。
「なら、これでどうだ!」
姑息にもCGは足元の瓦礫を蹴飛ばし、目潰しがわりにする。エリーはとっさに念動力で弾くが、その隙にCGに距離を詰められる。
「オラァッ!!」
巨大な拳かエリーに直撃する。念動力で威力は殺した物の、その威力は凄まじく、後方へ大きく吹き飛ばされる。
「これで終いだぁ!」
それを追うようにCGも飛ぶように跳躍し、追撃する。これはもう一巻の終わりか。誰もがそう思った矢先、
「掴まえましたよ」
両手で宙を掴み、何かを捕まえたかのような動きをするエリー。
「何!?」
それと共に、CGの動きが止まり、何かに拘束されたかのような体勢になる。これがエリー・マイヤーのユーベルコード【念動グローブ】である。その気になれば100t近くの物体すら持ち上げるパワーでCGを捕まえたのだ。
「ここからはこちらの番です」
そう言った彼女はふわりと浮いたかと思うと、腕を大きく振る。
「ぬぉっ!?」
その動きに合わせ、CGの巨体が拘束で動き、壁や地面に叩きつけられる。
「お終いなのは、そちらの方ですよ」
淡々とした言葉とともに、腕を大きく振りかぶり、下へと叩きつける。
「ぐあああああああああ!!!」
エリーの動きに合わせ、高くから地面へ叩きつけられるCG。
「く……これでオレが終わったと思うなよ? このオレが敗れようと、第2、第3のオレがお前達を骸の海へと……ぐふっ」
そう言い残し、CGは盛大に爆発する。その爆炎の明かりに照らされながらも、エリーは表情を崩さないのだった。
オブリビオンのボスとの死闘に表情一つ崩さなかった彼女へと、取材班はインタビューを始める。
ー戦うのは怖くはなかったですか?
「怖いに決まってるじゃないですか。猟兵だって必死です。……一部の特殊な人は除きますけど」
ー画面の前のみんなに一言
「もし現場で見かけたら、応援してくださいね」
なんと、あの平然とした表情の下で、彼女も恐怖と戦い、そして敵を討ち果たしていたのだ。驚愕するスタッフに対し、彼女はふっと表情を緩め、おそらくは今回1番であろう笑顔を見せるのだった。
大成功
🔵🔵🔵
大豪傑・麗刃(サポート)
基本右手サムライブレイド(固定)+左手フライングシャドウか脇差(バスタードソード)
スーパー変態人(無印、2)の時は右手サムライブレイド+フライングシャドウ、左手バスタードソード+ヒーローソードの四刀流
『伝説』の時はキャバリアソード
上記装備していない場合は適当に
で真っ向から行くだけなのだ。
ユーベルコードはMS様にお任せしたいが決まらなければ下記参照
ネタ可なら
優先度高い順にネタキャラとしての矜持>鬼殺し>変態的衝動>正々堂々真っ向勝負>爆発オチ>誰にでも苦手なものはある>零距離鬼神フラッシュ
ネタ不可ならスーパー変態人(無印、2、伝説)、燃える男
本気のシリアスならガチ剣士モードで剣刃一閃、達人の智慧
「未処理で残ったボケが多すぎる! 紛争後の地雷原か!」
新しく参加した猟兵の撮影が終了した直後、助監督の第一声がそれだった。一方で監督は上機嫌だ。
「いやー、いい画が撮れた。今までにない新しいドキュメンタリーが撮れたかもしれんのう」
「二十世紀に置いて来たコントじゃアレは!」
●死闘、阿修羅城
「ここに敵の幹部のうちの一人、戦神アシュラがいるらしいのだ。お邪魔しますのだ」
今の状況を解説しながら、殺風景な城の中へと入って行ったのは大豪傑・麗刃(23歳児・f01156)、彼も数々の戦場を潜り抜けてきた歴戦の猟兵である。
「やや、あそこに人影が! アレが戦神アシュラに違いないのだ!」
ステテテーっと、人影の方に駆けて行く麗刃。そこには……、
「よくここまで辿り着いたね、猟兵!」
そこにいたのは筋骨隆々でムキムキな戦神アシュラの姿だった。
走った勢いそのままでズッコける麗刃。
「イメージと違うのだーー!」
今、麗刃の頭の中にはポワワンとスラっとしていながらも出るとこ出ている戦神アシュラの姿が浮かんでいるであろう。
「アタシは復讐の為、ここまで力をつけたのさ」
ふふん、と野太い声で辻褄を合わせようとする戦神アシュラ(ムキムキ)。
「な、そんな恐ろしいことの為に!」
そしてその言葉に衝撃を受ける麗刃。
「麗ちゃん勉強苦手だから『復習』とかなのだ」
今度は戦神アシュラがズッコける。
「その復習ではなく、『復讐』だ。ふ……どうやらこのままでは互いに平行線のようね」
そしてサラリと話を本筋へ修正する。そして、それぞれの腕に構えた剣がチャキッと鳴る。
「うむ、難しい話より、こっちの方が分かりやすいのだ」
麗刃もサムライブレイドと脇差を構え、臨戦態勢を取る。そして、二人の間にしばしの静寂。
「行くのだっ!」
「応っ!」
示し合わせたかのように距離を詰める二人。キンッ!ガキッ!と互いの刃が打ち合わされ、激しい剣戟音が辺りに響く。
「ぬおおおっ!」
「どりゃああっ!」
そして互いに刃を振り抜き、交差する。
「むっ!?」
戦神アシュラの腕が斬られ、ブシュッと血飛沫が上がる。
「ふっふっふ、どうやら麗ちゃんの方が1枚上手だったようなんだ」
その様子に勝ち誇る麗刃。だが、体の所々からピューッと噴水のように血が噴き出ている。
「どうなのだ! この斬られっぷりは!」
「そっち!」
そしていつの間にか血が止まっていた麗刃はガックリと膝をつく。
「しかし、どうやらピンチみたいなのだ。これは、あの奥義を出すしかないのだ」
「ほう、まだ何か隠し持っているのね」
決意を込めて立ち上がる麗刃を興味深そうに見つめる戦神(ムキムキ)。
「うむ、麗ちゃんの必殺技を受けるといいのだ!」
そして両手の刀を握り直すと、戦神アシュラ目掛けてダッシュし、距離を詰める。
「来い!」
そして、おもむろに刀を振りかぶり、叫ぶ。
「鬼面フラーッシュ!!」
クワっと顔が大きく見えるくらいの迫力の変顔をしたかと思うと、顔面がカッと光り輝く。これぞ彼のユーベルコード【鬼面フラッシュ】である。
「刀の意味はー!」
その光の奔流に飲み込まれ、戦神アシュラは爆発する。
「ふっ……正義は勝つのだ!」
その爆発を背に、麗刃はかっこよくポーズを決める。だが次の瞬間、
「な、何なのだ!?」
ゴゴゴゴと建物が揺れる。どうやら先程の爆発の衝撃で彼女の根城であるアシュラ城が崩れ始めたようだ。
「ひぇえ〜、ここは逃げるのだ〜!」
一目散に逃げ出す麗刃。そして崩壊する城。
城が崩壊するはあっという間で、後には瓦礫しか残っていない。
「ぷはっ!」
瓦礫から頭だけ出す麗刃。どうやら逃げきれなかったようだ。
「どうしてこうなるのだ!」
生き埋め状態のまま、麗刃はゆっくりフェードアウトしてゆくのだった。
ちゃん ちゃん
成功
🔵🔵🔴
鏡島・嵐
お芝居とは言え、戦うんはやっぱりちょっと怖ぇなー。
まあこれもいい映像のためだ、しゃあねえか。
クゥの背中に乗って、敵の攻撃を〈第六感〉を活かして躱しつつ、スリングショットから〈スナイパー〉ばりの狙撃を放って反撃したり、おれが〈ッ目潰し〉や〈マヒ攻撃〉を仕掛けて敵の動きが止まったトコにクゥが飛び込んで突撃したり。
おれらの場合はなるべく“協力して戦う”っていうイメージを大切にしてえな。
⑥そりゃあ、おれにとっちゃどんな相手でも戦うんは怖ぇよ。
いっつも震えながら、でも逃げねえで頑張るんがおれだからな。
⑨励ましてくれてどうもな。おかげで頑張れた。
⑩……まずはこれが評判になってからだろ。気ィ早いなぁ。
「お芝居とは言え、戦うんはやっぱりちょっと怖ぇなー」
そう呟くのは鏡島・嵐(星読みの渡り鳥・f03812)だ。彼は基本、臆病な性格だ。芝居とはいえ、かつて戦争で猟兵達を苦しめてきたジェネシス・エイトやクライング・ジェネシスと戦うとなると、どこか躊躇いが生まれてしまう。
「まあこれもいい映像のためだ、しゃあねえか」
だが、彼は自分にそう発破をかけると、撮影現場へと向かうのだった。
●仲間と共に
「よく来たな、クズ共がぁ!」
どこともしれぬ荒野で待ち構えていたオブリビオンの首魁『クライング・ジェネシス』は、戦場に現れた猟兵…… 鏡島・嵐の姿を見つけ、吠える。一瞬、その覇気に当てられ身じろきする嵐だが、覚悟を決めて相棒の仔ライオン『クゥ』に声をかける。
「行くぞ、クゥ! 我ら光と影。共に歩み、共に生き、共に戦うもの。その証を此処に、その連理を此処に」
その呼びかけと共に、クゥの身体は嵐の倍ほどまでに大きくなり、その身に焔を纏う。これが嵐のユーベルコード【我が涅槃に到れ獣】である。
そして嵐は颯爽とクゥに跨ると、敵目掛けて駆けてゆく。
「ハッ、そうきたか。だが、貴様らの過去は貴様らを許さねェ!」
クライング・ジェネシスは嵐達の対抗するかのように、胸の骸の海発射装置から、真っ黒な嵐とクゥそっくりの幻影を呼び出す。
「貴様らの相手は貴様ら自身だ!」
「ッ!?」
飛び出してきた幻影を咄嗟に避ける。
「自分の過去と潰し合うがいい!」
互いを追う掛け合う嵐達の姿を見下ろし、愉悦の表情を浮かべるクライングジェネシス。だが、
「過去のおれ達? なら、おれ達が勝てない道理はない!」
そう言うと、嵐はお手製スリングショットを構え、狙いをつける。同じく幻影の嵐もスリングショットで狙いをつけ、弾を撃ち出そうとする。
「ーッ」
互いの弾丸が交差し、嵐が紙一重でクゥの身を翻して回避したのに対し、幻影の嵐はその身に弾丸を受け、幻影のクゥから落ちる。そして、その衝撃でバランスを崩した幻影のクゥに対し、本物のクゥが食いつき、幻影が霧散する。
「何ッ!? 貴様ら自身のはずがどうしてだ!!」
狼狽えるクライング・ジェネシスに嵐が言い放つ。
「当たり前だろ? 昨日より今日、今日より明日、おれとクゥの絆はより強いものになっているんだからな!」
「絆だと!? ふざけるな! そんなもので強くなれるはずが!」
その言葉に衝撃受けるクライング・ジェネシス。他者を憎み、奪い続けてきた男には信じられない言葉だったのだろう。
「だったら、その分強くなっている貴様らの幻影を呼び出せば……!」
「させるかよ!」
新たな幻影を生み出そうとするクライング・ジェネシスに対し、嵐はスリングショットから弾を放つ。その弾は敵の胸にある骸の海発生装置へと吸い込まれてゆき、盛大な爆発を起こす。
「貴様ァ!」
「これで終わりだ! クゥ!」
自身の攻撃手段を封じられ激昂するクライング・ジェネシスに対し。そしてその隙を逃すことなく嵐はクゥに指示を出し、クライング・ジェネシスへと肉薄する。
「ぐおおおおおおおお!!!」
そしてクゥの焔を纏わせた爪の双撃が交差し、クライング・ジェネシスを討ち果たす。
「これで、勝ったと、思うなよ! オレは何度だって……」
それだけ言葉を残し、クライング・ジェネシスは盛大に爆発するのだった。
相棒と共にオブリビオンのボスを倒した彼に対し、取材班は質問を投げかける。
ー戦うのは怖くはなかったですか?
「そりゃあ、おれにとっちゃどんな相手でも戦うんは怖ぇよ。いっつも震えながら、でも逃げねえで頑張るんがおれだからな」
ー画面の前のみんなに一言
「励ましてくれてどうもな。おかげで頑張れた」
そんな彼の言葉に、彼が今まで戦ってこれた原動力の一部を垣間見ることができたのだった。
大成功
🔵🔵🔵
ヴィクトル・サリヴァン
あの時はドバイで戦ったっけ…
それはさておき派手に頑張らないとね!
役者さんとは入念に打ち合わせ。
ここで合図したら水で空に打ち上げるから注意を…水弾はガンガン弾けるはず。
本番では高速詠唱からの水の魔法で見た目派手な水弾を乱射。
合図と共に間欠泉のように水を操って吹き飛ばしそこに銛投擲してUC起動。
水シャチでがぶりとやったように見えるように調整するね。
怪我させないのが第一!
⑤強かったなー。それに数が、ね。少し弱気になりそうだった位
⑥ちょっぴりね。けど戦わないよりは頑張らないと、ね?
⑨これからも海の戦士として頑張って戦うよ。あと猟兵組織『秘密結社スナーク』も応援よろしく!
⑩喜んで!
※アドリブ絡み等お任せ
「ここで合図したら水で空に打ち上げるから注意を……水弾はガンガン弾けるはず」
役者と入念に打ち合わせしているのはヴィクトル・サリヴァン(星見の術士・f06661)だ。リアルなバトルの演出の為にも、役者が怪我をしないようにする打ち合わせは大事だ。
「あの時はドバイで戦ったっけ……」
そして、過去の戦いのことをふと思い出す。
「それはさておき派手に頑張らないとね!」
打ち合わせを終え、ヴィクトルは撮影現場へと向かうのだった。
●野望を砕くシャチの顎
「ギャハハハハハハハハハハハハ! よう、クソッタレども! オレだ、クライング・ジェネシス様だ! 世界が滅ぶまで後数日! 元気にクソッタレやってっかぁ!」
高層ビルをバックに高笑いをしているのはオブリビオン・フォーミュラこと『クライング・ジェネシス』だ。彼の身につけている骸の海発生装置が発動すれば、世界は滅びてしまうだろう。
「ようやくお出ましか。面倒な能力だけど、倒せなきゃ世界がさようなら。そんなの真っ平ごめんだ」
そんなラスボスとの邂逅にシャチの戦士、ヴィクトル・サリヴァンはまっすぐ相手を見据える。
「だったら、足掻いて見せろやクソッタレがあ!」
クライング・ジェネシスは巨体に似合わぬ俊敏さで拳を振り上げ、ヴィクトル目掛けて飛び込んでくる。
「させないよ!」
それに向かってヴィクトルは高速詠唱からの水弾の連射を放つ。
「その程度かっ!! オラオラァ!」
水弾の直撃を受けて派手に水飛沫を舞わせながらも怯むことなく突撃するクライングジェネシス。
「くっ」
「どうしたどうしたぁ! ぶっ潰れろや!」
当たれば相手を吹き飛ばしそうな巨拳がヴィクトルを掠めてゆく。
「これでどうだぁ!」
「ぐぅぅ!」
あわや攻撃が直撃しそうなところを咄嗟に銛でガードする。
「捉えたぜぇ!」
「こっちも、捉えたよ」
追い詰めたと思ったクライング・ジェネシスにヴィクトルは不敵に笑う。そして次の瞬間、クライング・ジェネシスの足元から水が湧き出る。
「吹き飛べ!」
「何ぃ!?」
そして激しい間欠泉によって天高く打ち上げられる。
「さあ、追いかけて、齧り付いて」
空中のクライング・ジェネシス目掛け、ヴィクトルは銛を投げる。銛が突き刺さったクライングジェネシスにさらに追い討ちを仕掛ける。
「――喰い千切れ」
ヴィクトルのユーベルコード【大海より来たれり】によって生み出された水のシャチが銛を追いかけるように空を登ってゆく。そして、その顎がクライング・ジェネスに食らいつく。
「ち、くしょう、俺が、最強、だ……ってのに……」
シャチに食いちぎられ、クライング・ジェネシスは盛大に大爆発を起こし散っていった。
「骸の海へのダイング、楽しんできてね」
爆発の光に照らされながら、ヴィクトルはそう言葉を贈るのだった。
戦いが終わったばかりの彼に取材班はインタビューを行う。
ー相手は強敵でしたか?
「強かったなー。それに数が、ね。少し弱気になりそうだった位」
ー戦うのは怖くはなかったですか?
「ちょっぴりね。けど戦わないよりは頑張らないと、ね?」
ー画面の前のみんなに一言
「これからも海の戦士として頑張って戦うよ。あと猟兵組織『秘密結社スナーク』も応援よろしく!」
グッと親指を立て、彼はそう締め括るのだった。
大成功
🔵🔵🔵
栗花落・澪
翼を広げての【空中戦】
ビッグパワーさんもといクライングジェネシスを翻弄するように
カメラ位置からも捉えやすいように飛び回り
確か過去を操るんだっけ
僕にも制御できない子達なら脅威度的にはどうかな
おいで、分身達!
【指定UC】発動
見た目は小さいけど無邪気可愛い天使達
(たまにカメラ近くで手を振ったりする個体もいるかも)
この子達の行動原理はただ一つ
遊びたいだけ!
過去として召喚された子達も遊びに巻き込んで
数の暴力でヒーローさんに群がり
【オーラ防御】でこっそり護る役と
思いっきり雷の【属性攻撃】演出する役で連携
鬼ごっこは、僕の勝ち
⑥
怖くても、護りたいから
そのためならどんな敵にも立ち向かうよ
⑨
これからも、護らせてね
榎・うさみっち(サポート)
アドリブ・連携歓迎
◎:ほのぼの、ギャグ、冒険
△:シリアス、心情
▼性格
誰にでも強気で態度がでかい、口も悪い
でもすぐビビるヘタレ
ボケもツッコミもこなせる
自分ちの貧乏な家計を支えているからか、とてもがめつい
▼戦闘スタイル
小さい身体と逃げ足技能を活かしてぶんぶん飛び回り攻撃を避ける
逃げに徹して隙を見て一撃食らわせる
挑発して気を引いて、他猟兵にアタッカーを任せる
UCのみっちシリーズを大量召喚して数の暴力で攻撃
など、トリッキーな戦い方が多い
▼その他得意な事
料理
裁縫
アート全般
『わはは! うさみっち様が居れば百人力!』
『ぴゃああああ!』
「うん。カメラワーク、ヨシ」
撮影のリハーサルを確認しているのは栗花落・澪(泡沫の花・f03165)。撮影の時に使用するユーベルコードは派手なものになる為、カメラ映えは大切である。と、そこへ……、
「面白そうなんでうさみっち様が遊びに来てやったぜ」
「わあ、うさみっち様だ〜」
ぶーんとやってきたのはゆたんぽの妖精こと榎・うさみっち(うさみっちゆたんぽは世界を救う・f01902)だ。
「顔の怖いおっちゃんから『うさみっちゆたんぽ』の宣伝になるとも言われたしな!」
「顔の怖い……監督さんかな? なら、いい方法があるんだけど、どうかな?」
「ほう、うさみっち様が特別に手を貸してやろう」
そうして打ち合わせは進んでゆく。
●わちゃわちゃの果て
「オレが最強のオブリビオン・フォーミュラだぁーーー!!」
猟兵達に追い詰められたオブリビオン・フォーミュラ『クライング・ジェネシス』はついに骸の海発生装置の力を使い、胸の穴から骸の海が湧き出し、人の形になったと思うと、過去に存在していたヒーローやヴィラン達の姿となる。
「て、敵もなかなかやるな!」
相手の大技に驚きつつも余裕の態度を崩さないうさみっち。そして横にいる澪は相手の技を冷静に分析する。
「確か過去を操るんだっけ。僕にも制御できない子達なら脅威度的にはどうかな」
そう言うと、澪はユーベルコード【極めて小さい天使の物量アタック】を発動させ、自分の小型分身『ミニ澪』を大量に召喚する。
「おいで、分身達!」
「それならこっちも負けていられないぞ! 命が宿ったゆたんぽの本気!喰らえー!!」
うさみっちも負けじと【かくせいのうさみっちスピリッツ】自分そっくりの姿のゆたんぽを大量に召喚して操作する。
「わはは! 制御不能さなら負けられないぞ!」
わらわらと飛び回るミニ澪とうさみっちゆたんぽ達。時々カメラに向かって手を振ってきていたりする。
「数がいるから何だ!? こんな雑魚を大量に呼べばオレを倒せるとでも思っているのか!?」
余裕綽々なクライング・ジェネシスだったが、
「ううん、違うよ。だってこの子達は」
澪の言葉は予想もしなかった言葉だった。
「遊びたいだけ!」
「……は?」
「ヒーローもヴィランも、過去も現在も関係なくみんなで遊びたいだけ。ね、一緒に遊ぼ」
その澪の言葉と共に過去のヒーローやヴィラン達に群がるミニ澪とゆたんぽ達。すると、骸の海から生まれた過去の存在達は手を取り、彼らと共に遊び出す。
「な、何だと? お前達、戻ってこい!」
クライング・ジェネシスは慌てて呼び止めるが、ヒーローやヴィラン達は彼の制御を離れてゆく。
「君も一緒に遊ぼうよ」
そして澪はクライング・ジェネシスにそう呼びかける。
「ふざけるな! オレを理解したつもりになって同情でもするのか!? オレはそう言うのが1番嫌いなんだよ!」
「お前の事情なんて関係ないぞ!」
相手を拒否するクライング・ジェネシスにうさみっちはそう言い放つ。
「何!?」
「お前の気持ちなんてうさみっち様は理解できるとは思っていない。うさみっち様はうさみっち様だからな。みんなで楽しく遊びたい、ただそれだけだ!」
自信満々な態度でそう言い放つうさみっち。
「そう。人はみんな違うんだから、みんなの気持ちをわかることはできないと思うんだ。でも、それでも人と人ってのは仲良くなることができる。僕たちはそう思っているよ」
いつの間にかクライング・ジェネシスのすぐ前まで澪とうさみっちは近づいていた。そして二人はオブリビオン・フォーミュラの手を優しく握る。
「「ねえ、一緒に遊ぼう」」
「ああ……あああ……」
クライング・ジェネシスの目から涙が溢れる。自分が本当に求めていたものは恨みを晴らすことではなかった。ただ、自分が何者であろうと気にせずに仲良くしてくれる友人が欲しかったのかもしれない。この、暖かな手の温もりが欲しかったのかもしれない。
「オレは今、これまでにないほど満たされている……」
そして彼に暖かな光が差し込んだかと思うと、スゥーっとその姿が薄れてゆく。
「ありが……とう……」
最期にそう言葉を残し、クライング・ジェネシスは過去のヒーローやヴィラン達と共に姿を消した。後にはその光景を見送った澪とうさみっちが残された。
「鬼ごっこは、僕達の勝ちかな」
「ああ、タッチしたもんな」
一緒に遊んだ相手のことを想いつつ、二人はそんな会話をするのだった。
予想外のバトルを繰り広げた二人に、取材班はインタビューを行う。
ー相手は強敵でしたか?
「わはは! うさみっち様が居れば百人力!」
ー戦うのは怖くはなかったですか?
「怖くても、護りたいから。そのためならどんな敵にも立ち向かうよ」
ー画面の前のみんなに一言
「これからも、護らせてね」
花のような笑顔と共に彼らはそう答えてくれたのだった。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
ー猟兵(イェーガー)。突如現れた災厄(オブリビオン)に対する新たな希望。その力を以て私達を守ってくれる彼らも、私達と変わらない所もあることが同行してインタビューしているうちに明らかとなっていった。
ーオブリビオン・フォーミュラが打ち倒された後もオブリビオンの脅威は消えない。だが、私達の新たな隣人……猟兵がいる限り希望は潰えることはないだろう。
今までインタビューを受けた猟兵達の映像とともに、そのような言葉が送られて映画本編は締められる。そして、その後にスタッフロールが始まった。
スタッフロールでは軽快な音楽とともに撮影のNGシーンが流される。今までの華麗な戦闘シーンなどでタイミングが合わずに失敗するシーンや、何十回もリテイクを重ねてだんだんそれも楽しくなってくれる様子だったり、撮影の合間に猟兵とオブリビオン役の役者、スタッフなどが楽しく談笑しているシーンなども流れてゆく。
そして締めくくりには、猟兵達に行っていた、とあるインタビューのシーンが流される。
ー次回作は出てみたいですか?
その質問に、
「……まずはこれが評判になってからだろ。気ィ早いなぁ」
そう肩をすくめて苦笑する者や、
「喜んで!」
即答してくれる者の姿などもあった。
公開された映画の評判としては、世界各地で活躍する猟兵達の気持ちなどを知ることできたなどの他、時々挟まるツッコミどころのあるシーンなどが話題を呼んだようで、概ね好評だったようである。