アポカリプス・ランページ⑫〜エクスプレイング・J
「皆、遂にアポカリプスヘルのオブリビオン・フォーミュラである『フィールド・オブ・ナイン』の一柱、『スーパー戦車』の元へと赴く事になった」
毅然とした表情でグリモアベースに集った猟兵達に告げるのは、長い黒髪を靡かせるグリモア猟兵東雲・深耶(時空間切断剣術・空閃人奉流流祖・f23717)。
「奴は更地と化したダラス近辺を制圧している。そこに皆が転移してかの戦車を撃滅する事になるが……」
一旦言葉を区切る深耶。そして次のように述べる。
「この予知で把握した『スーパー戦車』は絶対先制攻撃権を変質させて『捕縛兵器』を用いて猟兵を捕らえる。そして捕らえた猟兵を使って何等かの生体実験を使用と目論んでいる」
それはつまり、絶対に猟兵に対して先手を取れる有利を捨てた代わりに『猟兵を捕縛する』という因果を世界に刻んでいるようなものだ。
「猟兵によっては絶対先制攻撃権よりも厄介だという相性を有する者もいるだろうな……だが、捕まった後脱出できないわけではない」
つまり、捕縛されることは分かっているからそれに備えて脱出と反撃の準備を済ませれば良い、という事だ。
「そうすれば『スーパー戦車』に攻撃を叩き込んで傷を負わせた状態にし、改めて戦闘を仕切り直せる……上手くいけばフォーミュラ相手でも優位に戦えるかもしれん」
また、この戦場で確認された『スーパー戦車』は無機質な鉄塊でありながら、どことなく「好奇心」のような雰囲気を感じると深耶は述べる。
「なら、その「好奇心」を刺激する事で隙を生み出す事が出来るかも知れん。それを心掛けて戦っていくと良いだろう」
そうして一通りブリーフィングを終えた深耶。
やがて愛刀の一つを取り出すと同時にグリモアたる妖気を迸らせ、猟兵達をダラスへと転移させていった。
黒代朝希
ヒロピン回かな?
とはいえフォーミュラ戦。気を引き締めて戦っていきましょう。
プレイングボーナス……あえて捕まり、驚くほどピンチになった後、敵が驚嘆するような方法で脱出し、反撃する。
に加えて
プレイングボーナス……スーパー戦車の「好奇心」を刺激する。
が存在します
それでは、皆様の素晴らしいプレイングをお待ちしています。
第1章 ボス戦
『スーパー戦車・エクスペリメントモード』
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POW : ピースフル・キャプチャー
【邪悪な好奇心】を籠めた【捕縛兵器】による一撃で、肉体を傷つけずに対象の【行動自由度】のみを攻撃する。
SPD : ホーミング・キャプチャー
【誘導式捕縛兵器】を発動する。超高速連続攻撃が可能だが、回避されても中止できない。
WIZ : キャプチャー・フラッド
【捕縛兵器の発動】を合図に、予め仕掛けておいた複数の【キャプチャーマシン】で囲まれた内部に【大量捕縛兵器】を落とし、極大ダメージを与える。
👑11
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政木・朱鞠
行動【WIZ】
ふ~ん「好奇心」を持ち合わせているのか…敵ながらなかなかユニークな特性の子だね。
興味本位は危険かもしれないけど、敵の拘束に捕まってもっと近接した所から観察して【情報収集】するよ。
『忍法・火煙写身の術』のチビ分身達がスーパー戦車の興味を引き付けられる不安は有るけど、分身達のランダムな動きで気を散らせる【時間稼ぎ】するように対処したいね。
戦闘
観察で得られた情報を使って、可動部のような装甲が薄い部分を狙い、脱出行動と攻撃開始。
武器の『風狸ノ脛当』をチョイスして拘束物に【鎧砕き】を乗せた蹴り、【2回攻撃】や【傷口をえぐる】の技能を使いつつダメージを与えながら脱出したいね。
アドリブ連帯歓迎
馬県・義透
四人で一人の複合型悪霊。生前は戦友
第三『侵す者』武の天才
一人称:わし 豪快古風
武器:黒燭炎
ほう?わざと捕まれ、と。試したい手があるからの。好奇心も刺激できそうであるし。
まあ、まずは捕まらなければ話にならんしのう。見切り損ねたようしにていくか。
ま、見えておるのは黒燭炎とわしのみでな…。
捕まったら…出番である、陰海月!影より出でて、触手でのアッパーカット(指定UCつき)である。それで捕まえてきておるのを壊してもらおう。
陰海月も武器じゃからの。
この世界に空泳ぐクラゲはおらぬだろう?そそられるのではないか?
で、仕切り直しての…陰海月に騎乗。
さらに攻撃を仕掛けようか。
※
陰海月「ぷきゅ!」がんばる!
エリカ・タイラー
「……死線を越えろということですか」
右腕の傷が疼きますね。
まずは生身とからくり人形でスーパー戦車に対峙し、
「ホーミング・キャプチャー」に対して回避を試みます。
ですが私はただの人間。無論、捕まるでしょう。
そこでユーベルコード「フォー・ディメンション・マリオネット」。
からくり人形に内蔵したBXSビームダガーで誘導式捕縛兵器から私を解放させます。
キャバリア用のビーム小剣なら、からくり人形の体積は優に超えるはず。驚嘆させられると思います。
その後封印の解除度を上げ、さらにキャバリア・シュヴェールトとRXサーフブレイドを出現させ、シュヴェールトに乗り込んでサーフブレイドで吶喊し反撃します。
「ふ~ん「好奇心」を持ち合わせているのか…敵ながらなかなかユニークな特性の子だね」
だが、骸の海に返す。
言外にそう告げながらも、同じく好奇心……興味本位は危険かもしれないが、スーパー戦車というオブリビオン・フォーミュラに対して戦闘に意識を回さず観察する時間がある事に着目した政木・朱鞠(狐龍の姫忍・f00521)は敵の拘束に捕まり、それを利用して更に近接した所から観察していく。
「(『忍法・火煙写身の術』で召喚したチビ分身達がスーパー戦車の興味を引き付けられる不安は有るけど……)」
朱鞠がスーパー戦車に交錯されているという事は、スーパー戦車も『猟兵を捕獲した』と油断している事。
そこに分身達のランダムな動きでスーパー戦車から分身達に対して気を引かないようにし、フォーミュラの機体に分身達を潜り込ませていく。
「(……見えたかもしれない、『マザー・コンピュータ』の『アメリカの増殖無限戦闘大陸化』の本質が)」
それは、『アメリカ大陸のオブリビオン・フォーミュラ化及びオブリビオン・フォーミュラの無限増殖』という所業ではないか?
同じくマザーから製造されたフォーミュラであるスーパー戦車も、最終段階が『最終強化された自己の量産』であることからも、推測の裏付けは取れる。
「とまぁ、ここら辺でいいかしら」
呟くと同時、朱鞠を戒めていた『捕縛兵器』が機能停止していく。
内部に潜入した分身達が『捕縛兵器』の供給源を断ち、それに留まらず内部からスーパー戦車を破壊しようとしていくのだ。
「ま、無垢なる子供とはいえ核ミサイルを放とうとしたんだもの……無垢は、罪を贖うには万能にはなり得ない」
可動部のような装甲が薄い部分を狙いながら、朱鞠はスーパー戦車を解体していく——
「ほう?わざと捕まれ、と。試したい手があるからの。好奇心も刺激できそうであるし」
馬県・義透(死天山彷徨う四悪霊・f28057)――『複合型悪霊』という『猟兵』としての『個たる種』の内、武の天才なる『侵す者』は丁度いいと言わんばかりにほくそ笑む。
「(まあ、まずは捕まらなければ話にならんしのう。見切り損ねたようしにていくか。ま、見えておるのは黒燭炎とわしのみでな)」
心中でそんな風に呟きながら『捕縛兵器』に拘束される『侵す者』。
これを打開するべく、彼はある者へと語り掛けていく。
「出番である、陰海月!」
『ぷきゅ!』
それは、影より出るクラゲの使い魔。
触手でのアッパーカットで『侵す者』を捕縛する兵器を破壊し、主を解き放っていく。
「この世界に空泳ぐクラゲはおらぬだろう?そそられるのではないか?」
成長する炎を纏う黒い槍、『黒燭炎』を手にし陰海月へと乗り込んでいく『侵す者』。
スーパー戦車が追加の『捕縛兵器』を放って彼らを戒めようとするが、これを主と使い魔は回避していく。
「これは、相手の好奇心がそそられて上手く戦えていないというのもあるな」
『侵す者』は『複合型悪霊』の中でも『武の天才』、つまりは直接戦闘を極めている。
そんな彼だからこそスーパー戦車のこの状態にいち早く気が付く事が出来、それを隙として突く事も出来た。
「――『それは火のように(シンリャクスルコトヒノゴトク)』」
成長する炎纏う黒き槍、それはスーパー戦車の砲塔を切り裂いていく——
「……死線を越えろということですか」
右腕の傷が疼くのも感じながら、エリカ・タイラー(騎士遣い・f25110)はからくり人形を従えながらスーパー戦車と対峙する。
ヴァンパイアの襲撃により失われた都唯一の生存者であり、右腕に致命傷を負い落命するはずが死の淵で猟兵として覚醒した過去を持つ彼女にとって、右腕の傷が疼くのはいかなる意味を持つか言うまでもない。
「(私はただの人間。無論、捕まるでしょう……が、策はないわけではありません)」
それはエリカが従えるからくり人形に仕込まれた体積や質量を無視した内蔵武器の展開。
内蔵兵器の一つである『BXSビームダガー』は、主であるエリカを拘束する誘導式捕縛兵器を切り裂く。
「キャバリア用のビーム小剣なら、からくり人形の体積は優に超えるはず。私を高速から解き放つのは勿論、その質量保存の法則を無視する機能を確認したスーパー戦車を驚嘆させられると思います」
からくり人形の内蔵武器に施された封印の解除度。それを上げていく事でキャバリア・シュヴェールトとその主武装たる航空機能を備えた超巨大剣を顕現させていくエリカ。
そうしてシュヴェールトに乗り込んでいくエリカは、スーパー戦車の装甲を切り裂いていく超巨大剣を振るって反撃を開始していく。
「しかし、ここまで巨大な戦車を創り出すだけでなく……それをオブリビオン・フォーミュラ化させるとは、流石の『フィールド・オブ・ナイン』第二席ですね」
骸の海に浮かぶ全ての世界に存在する全人類――それらを『全人類オブリビオン化演説』で全てオブリビオン化する事が可能なプレジデントには流石に譲るだろうが、それでも驚異的なのは間違いない。
「……出来得る限り、掃討しなければですね」
妹を救うため求めた力が新たな人形『キャバリア』を繰るに至った人形遣い。彼女はそう決意を固めて人形(キャバリア)を使役していくのであった。
大成功
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カシム・ディーン
機神搭乗
「いやーんメルシー玩具にされちゃう☆」
相手を前に舌舐めづりは三流って事を教えてやる
と言う訳でとっつかまり
観察されながらも
【情報収集・視力・戦闘知識】
戦車の動きと構造を此方も冷徹に観察
更に動きの綻びと構造上の弱点も
あれだ
見る奴は同時に見られてるって奴です
当然藻掻いたり矢田やだと手足をばたつかせ
こそっとUC発動
【属性攻撃】
腕が赤く輝き
隙を見出せばそのまま全身溶岩に変じて戦車を浸食
焼き尽くしにかかりつつ
戦車の内部に侵入し
【念動力・弾幕・二回攻撃・切断・盗み攻撃・盗み】
念動光弾を乱射しつつ間近の装置を鎌剣で切り刻み更に他の重要な回路などを刻んで金目になりそうなのは容赦なく強奪
一寸法師って奴です
七那原・望
瞬く間に捕まっちゃいましたね……
全力魔法で自身の耐久力を限界を超えて強化し、オーラ防御と結界術、激痛耐性も合わせてなんとかダメージに耐えてみましょう。
取り引きをしませんか?
わたしに一つ、ユーベルコードを使わせてください。
それを許してくれるならこの世界では決して見られない景色を……瑞々しい果実のなる木とどこまでも花が咲き誇る景色を見せてあげるのですよ?見たくないですか?未知の景色。
許可が下りたなが降りたなら望み集いし花園を発動。
約束通りスーパー戦車を花園に送り、その後に自分も花園に入ることで脱出を。
花園到着直後、景色を眺めているスーパー戦車に零距離射撃で全力魔法乱れ撃ちです。
セレッサ・フォトン
あらら、実験なんて怖いですね~
ワタシはどんな怪物になっちゃうんでしょう♥
と余裕そうにスーパー戦車の目の前に躍り出ます
そう、わざと捕まるためにですね
「いや~、捕まっちゃいましたぁ♥ でもですね、ここからがショーの本番ですよ!」
言うや否やどこからか『オリーブの首飾り(マジックショーでお馴染みのあの曲)』が流れ出しマントを翻し姿を消します
そして離れた岩場から爆発が起こり煙が晴れると…
\ジャジャーン/
の音と共にポーズとドヤ顔をキメて現れます!
さらには『アルテミス・プロトコル』によるビームを(目から)撃ってみたり!
「どうです?凄いでしょう?凄くないですか?」
(アドリブ・絡み歓迎)
「いやーんメルシー玩具にされちゃう☆」
「相手を前に舌舐めづりは三流って事を教えてやる」
『捕縛兵器』で拘束されながらも、機神に乗り込んだカシム・ディーン(小さな竜眼・f12217)はスーパー戦車の動きと構造を此方も冷徹に観察し更に動きの綻びと構造上の弱点も見抜いていく。
「(……あれだ。UDCアース等のアース系世界における、『見る奴は同時に見られてる』って奴です)」
「(深淵を覗く者はまた深淵に、って奴だね☆)」
「(それだな――万物の根源よ…帝竜眼よ…炎の竜種を束ねし竜の力を今こそ我が身に示せ…!)」
機体をばたつかる事でスーパー戦車の注意を引きながら、同時にユーベルコード『帝竜眼「ガイオウガ」(ユウゴウセシイフリートノキボウ)』を発動させていく。
それは、かつて闇に抗う勇者達に唯一一度は敗北を与えた焔の荒神にして、火山の力と熱量を司る帝竜『ガイオウガ』の『大地を消滅させる程の超高熱溶岩流』を肉体の一部もしくは全部へと変換させていくユーベルコード。
サイキックキャバリアの腕が赤く輝き、そのまま全身溶岩に変じてスーパー戦車の内部を浸食していく。
「一寸法師って奴ですね。そのままレアメタルなんかも頂きましょうか」
いつもの如く、幹部級オブリビオンから金目になりそうなのは容赦なく強奪しながら鎌剣を振るっていくカシムとメルシー。
やがて全高30mの巨体を構成するレアメタルを奪ってスーパー戦車の機体内部から脱出した二人は、そのままグリモア猟兵の転移で逃げ去っていった。
「瞬く間に捕まっちゃいましたね……」
そうポツリと呟くのは、封印の目隠しを施されたオラトリオである七那原・望(封印されし果実・f04836)。
ギチギチと『捕縛兵器』で拘束されている彼女は、スーパー戦車へと向かい合う様に顔を向ける。
「取り引きをしませんか?わたしに一つ、ユーベルコードを使わせてください」
命乞いではない。それは戦術的にこの状況を打破し、スーパー戦車へと逆に大打撃を喰らわせる策。
無論の事、勝算はある。
「それを許してくれるならこの世界では決して見られない景色を……瑞々しい果実のなる木とどこまでも花が咲き誇る景色を見せてあげるのですよ?見たくないですか?未知の景色」
今回のスーパー戦車は好奇心に取りつかれている。
言葉巧みにその気持ちを刺激すれば、誘導は容易い。
「あなたがそう望むなら……誘いましょう」
その誘惑に対する答えの言葉は、スーパー戦車から出ない。
だが『捕縛兵器』の圧力が軽減されることで望は勝利を確信した。
「ここは世界から隔絶された花園。わたしというセカイの支配域。小さく穏やかなわたしのせかい――『望み集いし花園(ガーデン・オブ・カルポス)』」
それは協力的な強制とも言える技術の結果。
スーパー戦車の好奇心を刺激する事で、あえてスーパー戦車の方から圧倒的に有利な立場を捨てさせるという御業。
気が付くと、スーパー戦車はあらゆる果物の木が生えた夜明け前の花園へと転移していた。
その美しい光景に見惚れる――前に、莫大な量の全力魔法がスーパー戦車を襲い、その機体を甚大でない破損を刻み込んでいった。
「あくどいのは分かっていますが……『見せてあげる』とは言いましたが、『その光景に見惚れる時間』は約束しませんでしたよね?」
微笑を湛え、転移の際に拘束から脱出した望は粉塵立ち込める全力魔法の着弾地点を見つめるのであった――
「あらら、実験なんて怖いですね~ワタシはどんな怪物になっちゃうんでしょう」
最後にスーパー戦車と同じくらいの好奇心を滾らせながらダラスへと転移してきたのは、セレッサ・フォトン(小悪魔系後輩電脳奇術師・f06147)。
余裕そうにスーパー戦車の目の前に躍り出て彼女は、ボロボロのスーパー戦車の拘束で戒められる。
無論の事、わざと捕まったに過ぎない。
「いや~、捕まっちゃいましたぁ。でもですね、ここからがショーの本番ですよ!」
どこからか『オリーブの首飾り(マジックショーでお馴染みのあの曲)』が流れ出すと同時、セレッサはマントを翻し姿を消す。
瞬間、爆発が起こって煙が晴れると同時……ドヤ顔をキメて『瞬間移動マジック(テレポーテーションマジック)』で虚空から現れるセレッサ。
「どうです?凄いでしょう?凄くないですか?……あ、これトドメ刺したのワタシですかね」
セレッサは転移の際、爆発を起こした——スーパー戦車の機体そのものに。
その際の爆破がトドメとなって、スーパー戦車を機能を停止して骸の海へと残骸を残して帰っていったのであった。
「いやー、止めを刺せるとは思ってなかった……ま、これで戦況はまた一つ進んだという事で」
そう呟くと同時、セレッサはグリモア猟兵の転移の術式を受けてグリモアベースへと帰還していく。
「いや、このグリモアの転移こそまさに転移のマジックって感じがしないですか?」
そんな感想をダラスへと残しながら。
大成功
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