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アポカリプス・ランページ⑮〜マグロは炙った方がイイ!

#アポカリプスヘル #アポカリプス・ランページ #アポカリプス・ランページ⑮


●アポカリプスヘル
「マ~グロ、マグロ~、オーイシィ、マーグロ~」
 燃え盛る黒い炎の奥から無数に湧き出してきたのは、マグロ・スシ達であった。
「オーシィー、マーグロー、ミンナ、ダイスキィ~」
 マグロ・スシ達は濃厚な酢飯のニオイを漂わせながら、楽しそうにダンスを踊っていた。
「マーグロ、スーシィ、タベタラ~、カンゲキィー」
 その間に、黒い炎でスシネタの表面が炙られ、イイ塩梅になっていた。
 これが本物の寿司であれば、高評価が貰えるほどの極上ッ!
 だが、マグロ・スシは、寿司に似せた機械。
 故に、食べられない。
 それでも、食べられるかも……と思ってしまう程だった。
 おそらく、くれは神のイタズラ。
 そうでなければ、胃袋にダイレクトアタックを食らわせるほどのイイニオイを漂わせる事など出来はしない。

●ガジルからの依頼
「お寿司が食べたいんだよ!」
 ガジル・コリアンダー(キマイラのスカイダンサー・f00907)は、御立腹であった。
 とにかく、食べたい。
 いますぐ、食べたい。
 そう思ってしまう程、寿司腹になっていた。
 おそらく、今食べたい物ランキング、ナンバー1。
 それどころか、寿司を食べる事が出来るのであれば、悪い奴等と取引しそうな勢いで、ガジルの頭の中が寿司一色に染まっていた。
 だが、マグロ・スシが食べ物でない事を理解しているらしく、『あんな紛い物は、ひとつ残らず、ぶっ壊すんだよ』と叫びながら、寿司屋のメニュー表をガン見するのであった。


ゆうきつかさ
 どうも、ゆうきつかさです。
 この依頼は、戦争シナリオです。
 マグロ・スシ達は燃え盛る黒い炎の奥から無数に湧き出してきます。
 視界を覆う炎に紛れて四方から接近してくるため、いち早く発見して、撃破していきましょう。
 もちろん、ネタに走っても構いません。
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第1章 集団戦 『マグロ・スシ』

POW   :    スシ皿・チャクラム
レベルm半径内の敵全てを、幾何学模様を描き複雑に飛翔する、レベル×10本の【スシ皿・チャクラム】で包囲攻撃する。
SPD   :    変幻自在・ムラサキビーム
レベル×100km/hで飛翔しながら、自身の【回転】を利用して【スシ皿】から【変幻自在の醤油ビーム】を放つ。
WIZ   :    呪われしマグロ・スシ
【殺戮捕食・上トロ形態】に変形し、自身の【捕食した有機物・無機物】を代償に、自身の【戦闘力】を強化する。
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栗花落・澪
機械ならきっと食べても美味しくなさそうだね
期待させるだけさせて裏切る悪いお寿司は湿気らせてしまえ

【ダンス】経験を活かしてくるくると回転しながら
【高速詠唱】で水魔法の【属性攻撃】を全方位に向けて撃ち出す【範囲攻撃】
黒い炎は姿こそ隠せても
盾の代わりにはならないだろうから
潜んでるどれかには当たる筈
なんなら機械に水が当たればショートするだろうから
火花でも出してくれれば猶更見つけやすい

敵の攻撃は翼の【空中戦】で飛んだり降りたり回避重視
食べ物に食べられるのは嫌だから
美味しく炙ってあげましょう
でも湿気ってちゃ火はつかないかなぁ
ならどうするか

【指定UC】で雷の【全力魔法、範囲攻撃】
過電流で爆発させればいいね!


ミモザ・クルセイル
◎連携・共闘、アドリブ等歓迎

ええっ、大きなお寿司の…機械型オブリビオン?
視覚的な飯テロをしてくるとは強敵ですね
いっそ焼かれて炙りになって……
良い香りまでしたら更に危険ですね

◆行動
ある程度の炎を払えば良いのですね?
技能「天候操作」を使い一時的な雨を降らせて
引き続き「地形破壊」で地面を泥の様に細工を

寿司軍団が見えたら
「先制攻撃」と「ダッシュ」を組み合わせて接近し、お寿司(機械)達にUC【極光の氷華】を使用、攻撃します
魚は鮮度が命ですからね!

敵の攻撃は「激痛耐性」と「オーラ防御」等で耐える
ところで、甘酢漬け生姜のビームは無いのでしょうか?
マグロさん、流石にサービス精神には欠けていたみたいですね……


オメガ・カストゥール
おい、作ったやつ、出てこい。

美味しそうな匂いはするけどな…機械の金属と油の匂いもするんだよ、コイツラ。
しゃーねーんで、人型で戦ってやる。
「燃やせねぇ連中をどうにかする気はない。ならば、中の機械ごと、ぶっ叩きってやる」

気配を感じつつ、するべき事は、ガイ・ソードによるカウンター。
「コレが一番手っ取り早いからな」
まぁ、全ての場所がわかれば、ガイ・ソード・アンリミテッド使って全員ブッた斬る。こんな奴らに慈悲を見せることはない。

「これを作ったやつは、一体、何を考えて作ったんだ…訳分からん」




「マーグロ、オースシィ、マーグロ・ノー、オースシィ~」
 燃え盛る黒い炎の奥から聞こえてきたのは、マグロ・スシ達の陽気な歌声であった。
 だが、真っ黒な煙が地山をしているため、マグロ・スシが何処にいるのか分からなかった。
 その間に、マグロ・スシが歌声を響かせながら、まわりを囲むようにして距離を縮めてきたため、危機感を覚えるよりもイラッとした。
「お、大きなお寿司の……機械型オブリビオン? 視覚的な飯テロをしてくるとは強敵ですね。いっそ焼かれて炙りになって……ああ、お腹が……」
 そんな中、ミモザ・クルセイル(みもざいく・f00333)は胃袋をガツンと刺激され、激しい空腹感に襲われた。
 しかし、マグロ・スシは、食べ物では無い。
 それが分かっていても、気持ちが揺らいでしまう程、辺りには良いニオイが漂っていた。
「いっそ凍らせてしまいましょうか。魚は鮮度が命ですからね!」
 そのニオイから逃れるようにして、ミモザが先制攻撃とダッシュを組み合わせ、一気に距離を縮めると、【極光の氷華(オーロラ・ギフト)】で幻影のオーロラを見せ、斬れ味の鋭い大量の氷柱で、マグロ・スシを攻撃した。
「確かに、美味しそうな匂いはするが……。コイツら……、機械の金属と油の匂いもするな」
 その間に、オメガ・カストゥール(火焔竜にして、竜神王・f34605)が人型になり、マグロ・スシに冷たい視線を送った。
 確かに、イイ匂いがしているものの、それを邪魔するようにして、金属と油のニオイが漂ってきたため、何とか理性を保つ事が出来た。
「それに機械じゃ、食べても美味しくなさそうだね。期待させるだけさせて裏切る悪いお寿司は湿気らせてしまえ」
 続いて、栗花落・澪(泡沫の花・f03165)が、高速詠唱で水魔法の属性攻撃を全方位に撃ち出した。
 その水で黒い炎を消す事は出来なかったものの、マグロ・スシ達の悲鳴が辺りに響いた。
 この様子では、みんな水が苦手なのだろう。
 マグロ・スシ達が悲鳴を上げて、逃げ惑っているようだった。
「マァァァァァァァァグロォォォォォォォォォォォォォ!」
 その事に危機感を覚えたマグロ・スシが、殺気立った様子で殺戮捕食・上トロ形態に変形し、辺りにあるモノを手当たり次第に食べ始めた。
「ひょっとして……、僕も食べる気……?」
 その巻き添えを食らって食べられそうになったため、澪がダンス経験を活かしてクルクルと回転しながら、マグロ・スシの攻撃を避けていき、水魔法の属性攻撃で反撃した。
「マ、マグロォォォォォォォォォォ!」
 その途端、マグロ・スシが悲鳴にも似た機械音を響かせ、クルクルと回転しながら地面にめり込んだ。
「食べ物に食べられるのは嫌だから、過電流で爆発させちゃうね!」
 それと同時に、澪が【マジカル☆つゆりんプリンセスフォーム(マジカルツユリンプリンセスフォーム)】で豪華絢爛なドレス姿に変身すると、全力魔法の範囲攻撃で雷を落とした。
 その衝撃で近くにいたマグロ・スシが次々と爆発し、真っ黒な煙を上げた。
「ムラ、ムラ、ムラサキィィィィィィィィィィィィ!」
 それを目の当たりにしたマグロ・スシ達が、激しい回転を利用し、スシ皿から変幻自在の醤油ビームを放ってきた。
「これを作ったやつは、一体、何を考えて作ったんだ……訳分からん。だが、場所が分かっているなら、纏めて片付けるだけだ。こんな奴らに慈悲を見せることはないからな」
 即座に、オメガが【ガイ・ソード・アンリミテッド】を発動させ、ガイ・ソードを100本複製すると、念力でバラバラに操って、マグロ・スシ達を貫いた。
「マ、マグロォォォォォォォォォォ!」
 それと同時に、マグロ・スシ達が次々と爆発し、黒い炎に飲まれていった。
「ところで、甘酢漬け生姜のビームは無いのでしょうか? マグロさん、サービス精神には欠けていたみたいですね……」
 続いて、ミモザが天候操作で一時的に雨を降らせ、地形破壊で地面を泥の様に変化させた。
 そのため、マグロ・スシ達は黒い炎に身を隠す事が出来なくなり、次々と姿があらわになった。
「とにかく、手当たり次第にぶっ壊すか。全部、叩き斬れば、そのうち出なくなるだろ!」
 その隙をつくようにして、オメガがガイ・ソードを操り、マグロ・スシ達に攻撃を仕掛けていった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

火土金水・明
「相手の数もそろそろ少なくなってきたでしょうか?」「幸い、他の方もいませんし派手にいきましょう。」(作戦としては、自分を円の中心と考えて、内側から外側に向けて【ホーリーランス】を上から黒い炎に落としていきます。)
【WIZ】で攻撃です。
攻撃方法は、【高速詠唱】で【貫通攻撃】と【継続ダメージ】を付け【フェイント】を絡めた【ホーリーランス】を【範囲攻撃】にして、『マグロ・スシ』達を纏めて【2回攻撃】します。相手の攻撃に関しては【残像】【オーラ防御】で、ダメージの軽減を試みます。
「(攻撃を回避したら)残念、それは残像です。」「これで決まればいいのですが。」
アドリブや他の方との絡み等は、お任せします。


天王寺・七海
寿司ぃ?
そして、中身機械ってぇ?

ふざけてるのね…
こうなれば、徹底破壊するじゃん!

匂いとか何とかあるかも知れないけど、その匂いに釣られるかもしれないけど。
直接噛み付いてしまうけど。

やっぱり、喰えないじゃん!!
こうなったら、破壊してやるじゃん!!(ここでUC、バイオミック・オーバーロード使用)

喰えないものに噛み付く理由はない。
噛み付いちまった寿司や、近距離にいる寿司には、ドルフィンキックをお見舞い。
そして、遠距離に居る寿司には、シャチホコファンネルで穴だらけにするじゃん!
「一応、機械じゃない普通のマグロって、あたし達の餌に過ぎないのね。あたし達の群れはアザラシのほうが好みだけどね。」




「マグロ、マグロ、マグロ、ヘイラッシャイ!」
 マグロ・スシの数は、当初の半分以下になっていた。
 それでも、みんなノリノリだった。
 おそらく、マグロ・スシにとって、数は関係ないのだろう。
 数が減った分、ノリと勢いでカバーとばかりに、ハイテンションで歌っていた。
「そろそろ数も減って来たようですし、ここで一気に片付けてしまいましょうか。幸い、他の方もいませんし、派手にいきましょう」
 そんな中、火土金水・明(夜闇のウィザード・f01561)が、マグロ・スシ達をギリギリのところまで引き寄せ、高速詠唱で発動させた【ホーリーランス】に貫通攻撃と継続ダメージとフェイントを絡めた範囲攻撃で、雨の如く聖なる槍を降らせた。
 それがマグロ・スシの身体を貫き、まるで和風B・B・Qのような光景を作り出しながら、断末魔にも似た機械音を響かせ、爆発四散した。
「……って、中身は機械なの? 随分とふざけてるのね……。こうなったら、徹底破壊するしかないじゃん!」
 その騒ぎを聞きつけた天王寺・七海(大海の覇者・f26687)が、ゲンナリとした様子でツッコミを入れた。
 これでは、食べる、食べない、以前の問題。
 確かに、美味しそうなニオイがしているものの、それが偽りである事が分かった以上、何の価値もなかった。
「マァァァァァァグロォォォォォォォォォォォォォォォォ!」
 その事に危機感を覚えたマグロ・スシが、殺戮捕食・上トロ形態に変形し、鋭い牙をガチガチと鳴らしながら、猟兵達に襲いかかってきた。
「残念ですが、それは残像です」
 即座に、明がオーラ防御を展開し、残像を残しながら、マグロ・スシの攻撃を避けていった。
 それが原因でマグロ・スシが苛立ち、殺気立っているものの、食らいついたのは、すべて残像であった。
「マグ、マグ、マグロォォォォォォォォォォォォ!」
 その怒りが爆発し、マグロ・スシ達が、一斉にスシ皿・チャクラムを飛ばしてきた。
「……って、スシ皿じゃん!」
 七海がムッとした様子でツッコミを入れながら、【バイオミック・オーバーロード】で怒りの感情を爆発させ、身体のサイズと戦闘力を増大させた。
「マグ、マグ、マグロ~」
 それでも、まったく気にせず、マグロ・スシ達が次々と突っ込んできた。
「わざわざ、自分から食べてもらうために来たって事?一応、機械じゃない普通のマグロって、あたし達の餌に過ぎないからね。それでも、突っ込んでくるのなら、破壊するだけじゃん……!」
 それを迎え撃つようにして、七海がマグロ・スシに食らいつき、『やっぱり、美味しくない』と思いつつ、次々と蹴散らしていった。
 そして、黒い炎の中から、マグロ・スシが現れなくなり、辺りに漂っていた酢飯のニオイが消え去った。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2021年09月12日


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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


挿絵イラスト