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鈴々恋人遁走譚(作者 key
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#封神武侠界  #3章:断章準備中 


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#封神武侠界
#3章:断章準備中


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●はじまり、はじまり
 とあるところに仙人がいました。
 彼は修業の果てに様々な事を悟り、そして最後に悟ったのは「己は孤独である」という事でした。
 ただ一人、仙界で修行を続ける日々のなんと空虚な事か。
 人間も仙人も一人では生きられぬと彼は悟ったのです。

 彼は己のつがいを作る事にしました。
 いえ、つがいでなくても良かったのです。隣り合って生きてくれる人が欲しかった。
 粘度を練って焼き型に入れ、心臓部には朽ちぬ宝貝と蓮の花を。
 性格は――大人しい人がいい。静かなのが好きだから。練丹を混ぜて、じりじりと強火で焼く事数日。
 なんということでしょう。型は自ずと開かれ、美しい女が現れたのでした。


●しかし、しかし
 仙女は下界を見ていた。
 幾重にも薄布を重ねた衣服をまとった麗人が装飾された丸窓から外を眺める様は、どのような絵画にも表し難い美しさだった。其の横顔は凛として、何処か儚げ。
 だが、彼女の意識は其処にはなかった。

 ちりりん、ちりりん。

 鈴鳴る音が聞こえる。ああ、それは鈴なのですか?
 人々が屋台と呼ばれる――私が知識でしか知らないものを広げて、軒先に硝子の鈴を吊るしている。幾重にも重なって、其れは誰かを呼ばうよう。
 私も一度見てみたい。
 触れてみたいし、鳴らしてみたい。どうせなら、あの人と揃いのものも作ってみたい。あの人は偏屈で、私を傍におくきりで何もしないから、私が何かしたら驚いてくれるかもしれない。

 ――良いじゃないか、と己の心が囁く。

 世界は開かれた。ならば少しくらい、良いのではないか? 自分の身体も少しくらい強くなっているのではないか? ほんの少しくらい、脚を踏み出しても――
「……そうね」
 もしこの身体が“砕けて散ってしまっても”、あの美しいものを見た後ならせめて美しい音が鳴るでしょう。
 仙女は椅子から立ち上がった。とくん、と左胸が鼓動した気がした。


●そこで、そこで
「ええと、何処から説明しようかね」
 ヴィズ・フレアイデア(ニガヨモギ・f28146)は羊皮紙を広げて、少しの間押し悩む。暫しして、決めたと頷く。
「うん。ええとね、封神武侠界で祭りというか、催しをやっているんだ。硝子細工を扱う店がいっせいに集まってね、作った細工を売るんだよ」
 なんでも、彼らは仙人から「継ぎ目のない硝子細工」の作り方を教わったらしい。其の美しさは人界随一とうたわれる職人たちが一堂に会して商品を比べ合うさまは見事なものなのだとヴィズは言う。
「まあ、この時期だと風鈴が一番多いけど……他にも重めに作った置物だとか、面白いものだと筆――硝子ペンだね。ああいうのとかを売っているらしい。欲しいものがあるなら、其の場で注文すれば作ってくれるんだとか」
 ただし、製法は秘密。けれど短時間で作って貰えるから、其の場で持ち帰る事が可能だ。掌に収まるサイズのものなら大体なんでも硝子で作れるらしい。硝子ペンを己の手に合わせて貰うなど、其の場で売っているもののカスタマイズも可能だ。

 一通り催しについて説明したところで、でね、とヴィズは次の話題に移った。
「其処に迷い込んだ仙女がいるらしいんだよ。仙女というか……宝貝を依り代に作った人間みたいな感じらしいんだけど。彼女は穢れに酷く弱くて、人界には降りてはいけないと言われていたんだ。代わりに人界を見る目をもらったんだけど、……まあ、そんなものを持ってしまったら実際に行きたくなるのが普通の心理だと、彼女を作った仙人は判らなかったんだろうねえ……」
 なので、硝子細工を見るついでに彼女を探してやってはくれないか。
 と、グリモア猟兵は言う。穢れに弱い彼女を狙う輩は少なくないだろう。例えば魂というものが希薄だからと身体を奪おうとするものもあるだろう。
「そうそう、これは予知でみた情報だが、途中で幻影が現れる。彼らは絆というものを知らない想いが仙界の霞と結びついたもので、お前たちの“大事なもの”を狙って来るよ」
 けれど、其れがどうして大切なのかを教えてあげれば引き下がるから、さしたる脅威ではないだろう。問題は、其の霞の奥にあるものかもしれない。そう魔女は言う。
 兎に角霞の濃い方へ進め。グリモアを展開しながら、魔女は一言お節介に言った。





第3章 ボス戦 『屍仙女』

POW ●白骨仙女
自身の【美しい上半身の肉】を捨て【絡み合う白骨の身体を持つ怪物】に変身する。防御力10倍と欠損部位再生力を得るが、太陽光でダメージを受ける。
SPD ●雲身变化
自身の身体部位ひとつを【雲】に変異させ、その特性を活かした様々な行動が可能となる。
WIZ ●宝貝「芭蕉暴嵐撃」
自身が装備する【芭蕉扇】から【暴風】を放ち、レベルm半径内の敵全員にダメージと【窒息】の状態異常を与える。
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。