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教団、造られし子等と共に死をばらまく(作者 久渓洞
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#アポカリプスヘル  #クライスト・ヴォーテックス  #ヴォーテックス一族 


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●白の城塞。
「ネズミ共め、遂に直接的に攻撃してきたか!
 ……なら此処もそろそろ襲撃されるのだろうな」
 白衣に髭面の男は信者の報告に苛立たしい気持ちを全く隠そうとせずそう溢す。
 何れは自分たち兄弟を争わせていたネズミによる襲撃があるとは思っていた。
 だが、自分達を争わせて戦力を削るという方針でやっている以上はもう少し争いが苛烈化してからだと男は思っていたのだが……。
「他の『俺』が支配する所はもう襲撃を受けているとは余りにも早すぎる……。
 よもやネズミ共の存在に気付いたのを何処かから知ったとか……いや、流石にあり得ないか」
 その余りの迅速さに男の脳裏にそんな馬鹿馬鹿しい考えが過ったりもしたが、即座に其れを打ち消す。
 予言の類なんてものは神々の復活の為に力を割いてやってる自分ですら持っていない代物だ。
 そんな物を持っているなら今の御時世、自分達に干渉してくるよりも自分の栄華の為に人間を支配し悦楽を得る為に用いた方が余程健全というものだ。
 こうして力を持つ自分が自身の力と『こいつら』を利用して此の都市を完全に自分のものにした様に。
「ま、ネズミ共も何某かの利益を得るのだろう。
 尤もむざむざと利益を奪われるつもりは毛頭ないがな」
 そう嘯いた男は自分の後ろに控えていた者達、白い肌の少年と少女の方へ向き直る。
「そう言う訳だ。
 アイ、貴様は他の同型達を率い街の住民達に潜伏。
 その辺にある物をバリケードにでも使って此処にやってくる奴らを撃退しろ。
 信者共は幾ら巻き込んでも構わん」
「了解っす!教祖様から貰った名前に誓ってかーくん達の所に行く迄の間に敵の戦力をめっちゃ削ってやるっす」
 余り無理はするなよ?最悪、逃げてもいいからな?
 そんな事を宣う髭の男に対しアイと呼ばれた白い少女は楽しそうにニコニコと笑いながら返事を返す。
「カタナ。ジャックスのリーダーであるお前は俺達の神殿である白の城塞の護りだ。
 ジャックス達を率いて侵入者を撃退しろ」
「心得ました。
 主の刀として侵入者共を死の音色と共に黄泉路へと送って参ります」
 おう、まあ余り気張り過ぎない様にな?俺が言うことじゃないが命大事にさ、等とカタナと呼ばれた白い少年へと髭の男は声をかける。
 そして、そんな二人が出て行った後に髭面の男は入念にハンマー等の武器の整備を開始する。
「しかしまあ、あんな餓鬼共を使い捨てにしていったんだ。
 人間共なんざ俺達に滅ぼされて当然だわなあ」
 アイの率いるA1世代初期型フラスコチャイルドもカタナが率いる量産兵子ジャックスも人間の為の戦力として生み出され其の幼い命を使い捨てられた者達だ。
 幾ら自分達オブリビオンが脅威だからと言って彼らみたいなフラスコチャイルド達を使い捨てにして命を踏み躙りながら自身は戦わない。
「そんな奴らなんざ俺達の悦楽の糧になって当然ってもんさな。
 なあ、お前もそう思うだろう?」
『ヴうううううう?!!!』
 そう、さっき迄自分が座っていた『椅子』に語り掛ける。
 自分の部下達とは別のタイプではあるがフラスコチャイルドの生産を取り仕切っていた学者の一人だ。
 今にも倒れそうではあるが、さっき迄自分の様な体格ががっしりした男の椅子になっていたのだから、今迄保っていただけ褒められるべきかもしれない。
「まあ、俺からすりゃあ自業自得なんだがな?」
 簡単に死なせてやるつもりは毛頭ないとサディスティックな笑みを浮かべながら髭面の男はドカッと『椅子』に座り込む。
 その手には非常に重いガトリングやハンマーがあり『椅子』の負担は中々の物だ。
「人は己の為に命を踏みにじる愚かな存在であり贖罪の為、人の犠牲者である御子、フラスコチャイルドに其の血を以て償い続けなければならない。
 中々に悪くない教えだわなあ?」
 事実、命の踏み躙り具合で言えばオブリビオンである自分達よりも余程酷い人間など無数に存在するのだから。
 御子、フラスコチャイルドの惨状のみを纏めた映像を見せ続ける事によって教団の信者になった者がどれだけいた事か。
「この生活を守る為にもネズミ共はしっかり撃退しねえと、なあ?」
 禍々しい笑みを浮かべ髭面の男はそう宣うのであった。

●グリモアベース。
「まあ、そう言う訳で皆には旧アカプルコ市街地に赴いて其処を根城にしてるオブリビオンの教団を倒してきてほしいんだなー」
 因みに其の教団の敵は近接攻撃を弾く白い服に身をまとっており可能な限り銃撃や遠距離攻撃等で対処する方が望ましいという厄介な性質を持つのだという。
「ついでに言うと本来なら近接攻撃がメインの敵も重火器で武装しているし重火器を用いる敵も通常の状態よりも重火器が多めになっているんで其の辺も注意してほしいんだなー」
 其の上で最初に戦うことになるのは教団の拠点、白の城塞周辺の旧アカプルコ市街地。
「ここではアイと教祖に呼ばれてた子に率いられるフラスコチャイルド再現型オブリビオン群。
 A1世代って初期型フラスコチャイルドの戦闘集団がオブリビオン化した存在と戦うことになるんだなー」
 彼女達は隠ぺい性が高く、彼女達を率いているアイを除き市民達の中に紛れて生活しているらしく、場合によっては侵入者である猟兵達を補足すれば市民達を巻き込んでの銃撃を行いかねない模様。
 ガトリングによる銃撃に加え情報収集用の無人機等を用いて信者として彼らの味方となっている市民達の援護を受けたりユーベルコードを封じてきたりするらしい。
「まあ、救いとしては敵にとっても市民は味方だから積極的に巻き込もうとは思ってないって事かな?
 そういう意味でも市民を巻き込みかねない近接戦は避けて遠距離攻撃とかに徹した方がやりやすいかもだね」
 そして、彼女達を倒した後に白の城塞に侵入したら戦う事になるのは量産兵子『ジャックス』だ。
 従順な兵士として量産されたフラスコチャイルドがオブリビオン化した彼らはカタナと呼ばれるリーダーに率いられており本来の武器の刀の他に拳銃等で武装しているらしい。
「この子達も似たような服を着ているから遠距離攻撃や銃器で対処した方が無難かな?」
 攻撃手段は拳銃による威嚇の他に刀や捨て身の攻撃、回復すると同時に能力を向上するブースターという薬品を注射器により注入する事等があげられる。
「生前は雑というか使い捨てに近い扱いだったみたいでね。
 その時の癖で余り自分の命とかは顧みないし技量とかそういうのには縁がない感じの戦い方をする子ばかりみたいなんだなー」
 それに加え教団の教義の中に容赦なき死を与える者を死の笛と呼び畏敬を抱くという物がある事から素晴らしい技量を魅せれば一瞬とはいえ其れに魅入って動きを鈍らせる事もあるらしい。
「後は白の城塞は戦車が余裕で動かせる位にすっごく大きい屋敷で南国の木々が生い茂っていたりするみたいだし地の利を生かしてみるのもありかもだね」
 そして彼らを倒したら最後は教祖、クライスト・ヴォーテックスの相手である。
「彼はハンマーやマシンガン、それにテキーラと火薬を混ぜた物を使って巻き起こす炎を用いて戦ってくるんだなー」
 見た目に反してかなりのフィジカルの持ち主なので油断せずに対処していった方がいいだろう。
「凄い厄介な敵だけど皆なら大丈夫だと思うし頑張ってきてなんだなー」
 そういうとグリモア猟兵は猟兵達を戦場へと送り出すのであった。


久渓洞
 初めまして、或いはお久しぶりです久渓洞です。
 今回の依頼は狂人教祖率いる教団、近接戦闘封じの戦い方をする厄介な相手との闘いとなります。
 皆さんのプレイング楽しみにお待ちしております。
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第1章 集団戦 『フラスコチャイルド再現型オブリビオン群』

POW ●Quiet noise
【静穏型ガトリング砲から発射された砲弾 】が命中した箇所を破壊する。敵が体勢を崩していれば、より致命的な箇所に命中する。
SPD ●戦術:欺瞞情報拡散
戦闘力のない【情報収集型無人機とダミーオブリビオン 】を召喚する。自身が活躍や苦戦をする度、【偽情報の流布などを行い、市民からの援助】によって武器や防具がパワーアップする。
WIZ ●AntieuvercodePulse【AP】
対象のユーベルコードの弱点を指摘し、実際に実証してみせると、【疑似代理神格型演算支援システム 】が出現してそれを180秒封じる。
👑11 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


佐藤・和鏡子(サポート)
ミレナリィドールの聖者×ガジェッティア、13歳の女です。
 普段の口調は「優しい感じ(私、あなた、~さん、です、ます、でしょう、でしょうか?)」、考え事中は「無口(私、あなた、~さん、です、ます、でしょう、でしょうか?)」です。
普段は優しい性格で困っている人に積極的に手助けします。
(特に医療関係に強いです)
戦闘では回復や援護など防御的な立ち回りをします。
(ユーベルコードは状況に応じて使用します)
描写におけるタブーは一切ありませんので、NPC感覚で自由に使い倒して頂いて大丈夫です。


ミスティ・ストレルカ(サポート)
基本方針は専守防衛・他者フォローです
サポート故、連携重視のお任せ

知らない人にはどうにも気後れしてしまうけど
それでも他の人が怪我するのも嫌なので押すところは押すのですよ
主にサモン・シープ等攻撃系のUCで他者行動の隙を消す様に立ち回るのです
中遠距離をとり全体を掴む感じですね

防御系の技能で時間稼ぎも行けますので
生まれながらの光での前線維持、魔力性防御障壁の囮役も…ちょっと怖いけど
でもでも、みんなの居場所を守るのですよー

そうそう、えっちなのはいけないと思います。
興味がない…訳ではないですがひつじさんが怖い雰囲気纏って凄い勢いで止めにツッコんでくるのです
年齢制限がどうとか、らしいです


メイリン・コスモロード(サポート)
『一緒に頑張りましょうね。』
人間の竜騎士×黒騎士の女の子です。
普段の口調は「丁寧(私、あなた、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」、時々「対人恐怖症(ワタシ、アナタ、デス、マス、デショウ、デスカ?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。
人と話すのに慣れていなくて
「えっと……」とか「あの……」とか多様します。
戦闘ではドラゴンランスを使う事が多い。

その他、キャラの台詞はアドリブ等も歓迎です。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


●教団に支配された街にて。
『……っ!街の住民達が急に眠って……?』
『何だ?敵襲か……?!』
 突如、住民たちが倒れ伏し、起きているのは其の中に潜伏していたフラスコチャイルド型オブリビオンのみという状況。
 突如起きた事態に混乱している彼女達であったが、そんな彼女達に空と陸から複数の影が襲い掛かる。
「やっちゃえひつじさん!」
「竜よ闇の吐息を彼女達に!」
 其れはミスティ・ストレルカ(白羽に願う・f10486)が駆るまるでぬいぐるみの様にディフォルメされた羊とメイリン・コスモロード(飛竜の鉾・f13235)が呼び出した三体の飛竜であった。
『ぐっ……!』
『避けきれな……!』
 ミスティの乗った白羊は雷鳴を放って敵を弾き飛ばし、三体の飛竜は闇の吐息を以て敵を打ち据えられていく。
『先ずはあの飛竜に対処する!
 恐らく、あの飛竜は何某かの負の要因を代償に呼び出されているから、其れを打ち消せば「させないよ」……ぐがっ!』
 これに対しオブリビオンはメイリンが使役する飛竜を分析。
 その弱点を見抜いて封じようとするが其の動きを察知したミスティが白羊の雷鳴によって打ち据える。
 そして、そんな光景を見たオブリビオンは不利を悟ったか撤退を目論む。
『此処は撤退し隊長に連絡を……』
「させないよ!」
『……っ!レーザーなんて何処から?!』
 撤退しようとした敵の足元に光線が一条放たれて敵の足は止まり……。
「逃がしはしないですよ?」
『ぐっ……!がぁっ!』
 その一瞬の隙をついてメイリンが敵に肉薄。
 光り輝く者とも言われる星の名を持つ槍によって敵は屠られる。
 そして、メイリンはミスティと共に周囲を見渡し敵を全て倒した事を確認。
 先程のレーザーを撃ち放った人物の方へと向き直る。
「ありがとうございます、和鏡子さん。
 あの牽制のお陰で敵を逃さずに済みました」
「ええ、どう致しまして。
 こっちも眠った一般人の拘束が終わりそうです」
 救急箱の仕込みレーザーを用い牽制した佐藤・和鏡子(リトルナース・f12005)はメイリンの礼の言葉に軽く返事を返しつつ自身が発動したユーベルコードによって眠っている民間人を拘束していく。
 其の表情は少し悲し気に見えるが其れも仕方ないだろう。
 心優しい彼女からしてみれば一般人を拘束する等、余りしたくない行為である。
 だが教団に従っている彼らは拘束して動きを封じないと自分達の邪魔をする為に立ち塞がるのは確実。
 彼らを傷付けない為にも此れは必要な行為なのだから。
「それにしても和鏡子さんが居てくれて助かったよね。
 じゃないと対処で手間取ってたし、彼らを傷付けてたかもしれないもの」
「ええ。今回の敵は民間人の振りをして潜伏するタイプでしたから敵を特定出来る意味でも助かりました」
 そして、和鏡子が心苦しく思っている事を察したミスティとメイリンは和鏡子が居たからこそ彼らを傷付けずに無力化出来たのだとフォローを入れる。
「ふふ、ありがとうございます。
 ……とりあえず、拘束し終えましたし次に行きますか?」
「うん、少しでも多くのオブリビオンを倒さないとだものね」
 自分を気遣ってくれた二人への和鏡子のお礼の言葉にミスティはそう言葉を返し、三人は次の戦いの場に赴くのであった。
成功 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴