翼持つ侵略者たち(作者 波多野志郎
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#ブルーアルカディア 


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#ブルーアルカディア


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 ブルーアルカディア――浮遊大陸へと向かう上空で、それ等は雲海の隙間を縫うように飛んでいく。

「グリフォンナイト殿」
「ブレイドホークは先行したか?」
「ははっ」

 報告の内容を前もって答えられ、黒翼騎士の一人が大空で膝を折る。それを見て魔獣グリフォンの背に乗る堕ちたる天空の騎士はグレイブを構え直した。

「鳥には鳥の騎士には騎士の戦い方、使い方がある。捨て置け、結果さえ出せば問題ない」
「……ははっ」

 大局を見る目、というのは時として緻密であり、時に大雑把である。必要最小限度、それさえ果たせばいい――翼持つ侵略者を統べるグルフォンナイトの視点はただただ大きく、単純であった。

 それも当然と言えた。ブレイドホークの群れと黒翼騎士の編隊、それだけの戦力があれば問題なく潰せる都市を襲おうと言うのだから。

「最悪、ブレイドホークの群れが全滅しても構わん。黒翼騎士はそのまま陣形を維持したまま進軍、翼に力を蓄えその時に備えよ」
「はっ、お任せを」

 一礼し、黒翼騎士は編隊に戻っていく。グルフォンナイトからすれば、己さえコマの一つに過ぎないのだ。だからこそ、打ち間違いはしない。

(「計算違いはない、怖いのは計算外の事態か」)



「自身の命すらコマとして扱う。それはオブリビオンの強味と言えるじゃろうな」

 ガングラン・ガーフィールド(ドワーフのパラディン・f00859)は苦々しい表情で、そう告げる。

「ブルーアルカディアのとある浮遊大陸の都市が、屍人帝国の一団に襲撃されるようでの。その対処を頼みたいのじゃ」

 都市には本来なら飛空船力があるが、不幸な事に現在は出動している。そのため、数名のディバインウィザードが控えているのみなのだという。

「ディバインウィザード達は籠城するつもりなのじゃろうが、確実に手が足りん。おぬしらの手が必要不可欠じゃ」

 城壁からの攻撃魔法では、敵の波状攻撃には持ちこたえられない。懐に潜り込まれたら、それでお終いだ。

「迎え撃つにせよ、引き込んで薙ぎ払うにせよ、やり方はおぬしら次第じゃ。都市に被害が出ないよう、頼んだぞ」


波多野志郎
城壁からの魔法で空からやって来る敵を薙ぎ払うのも限界があるものです。どうも、波多野志郎です。
今回はブルーアルカディアのとある浮遊大陸の都市を、数名のディバインウィザード達と協力して守っていただきます。

上空で迎え撃つなり、数名のディバインウィザード達と城壁から対応するなり、アイデア次第になると思います。

それでは、皆様と大空の戦場でお会いできることを願って!
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第1章 集団戦 『ブレイドホーク』

POW ●テイルブレイド
【尾の先端の刃】が命中した対象を切断する。
SPD ●ホークフェザー
【羽ばたきと共に、刃の如く鋭い羽】を放ち、自身からレベルm半径内の全員を高威力で無差別攻撃する。
WIZ ●ホークウインド
【力強い羽ばたき】によって【強風】を発生させ、自身からレベルm半径内の味方全員の負傷を回復し、再行動させる。
👑11 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


ミスト・ペルメオス
・POW

やるぞ、ブラックバード……!

愛機たる機械鎧を駆って参戦。
ヘルム等を介して念動力を活用、機体をフルコントロール。
空中戦も得意とするところ。スラスターを駆使して蒼空を飛び回り、射撃戦を仕掛けていく。

都市に敵勢を近づける訳にはいかない。
ビームアサルトライフル、およびヘルファイア・デバイス、セット。【オープンファイア】!
エネルギー弾と圧縮エネルギー散弾による弾幕射撃を展開することで敵を撃ち落とし、そして侵攻を阻む。
常に飛び回ることで敵の迎撃を躱しつつ、繰り返し弾幕を張ることで侵攻を食い止めていく。
上手いことやれれば、都市の魔術師達も反撃の一手を打てるだろうか。

※他の方との共闘等、歓迎です


新山・陽
 機をはかり物量で仕掛けてくるとは敵ながら評価いたしましょう。
 ですが先陣の扱いは、末端に至るまでをより正確に大切にしなければというのが自論です。さて、地の利はありませんが、私はこの見晴らしの良さを武器にしますか。

 相手集団を【視力】でできるだけとらえUC『敗する駒に告ぐ』を発動し、同士討ちと集敵を狙います。集敵先をディバインウィザードさんに任せて攻撃していただき、攻撃位置を気取られないよう『暗号の帳』を掛け【目立たない】ように【かばう】動きをして移動をしサポートに徹します。
 お疲れでしたら、私の背の後ろで一息ついてくださいね。と、ディバインウィザードさん達を【元気】づけましょう。


●空を刻む刃

 その城壁都市にブレイドホークの群れが到達にしたのは、昼前であった。空を鈍いテイルブレイドの輝きで染めるように舞い来る膨大な数のブレードホークは、まるで定められたルートを飛ぶ渡り鳥のように城塞都市を覆おうとしていた。

「――ディバインウィザード、散れ! どこかが破られればそこから雪崩込まれるぞ!」
「馬鹿野郎! 逆だ、集中しなきゃ時間の問題だろうが!」

 全方位に対応すべきか集中すべきか、その判断はどちらも正しく間違えていた。大前提が『終わっている』のだ――このブレイドホークの数に最初から対処できる戦力は、城塞都市にはない――なかった。

「やるぞ、ブラックバード……!」

 その時だ、黒い猟兵用機械鎧――ブラックバード改を駆ってミスト・ペルメオス(銀河渡りの黒い鳥・f05377)がブレイドホークの群れへと飛び込んだ。ヘルムを介して念動力を活用し、機体をフルコントロール。ヘルファイア・デバイスを構えたミストは、ブレイドホークへとその銃口を向けた。

「近づける訳にはいかない――セット。オープンファイア!」

 ドドドドドドドドドドドドドドド! と多連装粒子散弾砲が、大空に圧縮エネルギー散弾の弾幕を築く! バチバチバチ!! とブレイドホークがエネルギーにこそぎ落とされ、爆発四散していく。

 そのブラックバードへ、ブレイドホークの一部が殺到する。テイルブレイドで切り刻もうと、軌道上に尾を置いて待ち構え――。

「――――!」

 ミストは体勢を変え、それによって増した空気抵抗でエアブレーキ。鎧を軋ませながら減速するとヘルファイア・デバイスの引き金を引き、圧縮エネルギー散弾を撃ち込んだ。

「おお、何だ!? 敵じゃねぇのか!?」
「援軍に参りました」

 ミストの動きに目を瞠るディバインウィザードに、新山・陽(悪と波瀾のお気に入り・f17541)がそう声をかける。その言葉にディバインウィザードは怪訝な表情を見せるが、すぐに表情を改めた。

「何でもいい戦力なら歓迎だ、頼むぜ!」
「はい――酔うほどに疾く醒めよ」

 視界に収める、そう考える必要もない数のブレイドホーク達を、陽は敗する駒に告ぐ(ミンキュウユウタイシ)によって同士討ちさせていく。そして、黒く染まるほどに密集したそこを見て、言った。

「あそこを!」
「おう!」

 ディバインウィザードからすれば、集まってもらえばありがたい。砲撃魔法の一撃が、鈍い爆音を轟かせた。

(「機をはかり物量で仕掛けてくるとは敵ながら評価いたしましょう。ですが先陣の扱いは、末端に至るまでをより正確に大切にしなければ、それはただの散兵。意味がありません」)

 己の自論を持って、陽は敵の策の弱点を見極める。確かに地の利はない――だが、この見晴らしの良さを陽は武器に変えていた。

 窮地を窮地のままにしなければいいだけの事。陽は暗号の帷を自らに被せ、その気配を殺して戦況をコントロールする。

「お疲れでしたら、私の背の後ろで一息ついてくださいね」
「助かるっ」

 数の理を乱す陽と、その数を減らすミスト――猟兵の参戦は確かに戦況を動かし始めていた……。
大成功 🔵🔵🔵🔵🔵🔵

クラリス・シドルヴァニス
空の上には、神々が住まう神秘の大地が広がっていると思ってたのだけど。
この世界も、戦乱が続いているというのね。
行くわよ、エクレール…始めましょう。あなたの初陣を、
華々しい勝利で飾るのよ。

ある浮遊島で発見したペガサス、エクレールに騎乗。
《空中戦》を挑むわよ。
《動物と話す》《動物使い》で彼と心を通わせ、
スチームガントレットによる《怪力》で空中での姿勢制御。
相手は鳥の魔物だし、空中での機動力はかなりのものよね。
【聖戦の印】を発現させ、攻撃の命中率を向上させて確実に
ダメージを与えるわ。一撃でも当てられれば、運動性能が落ちたところを
狙って追撃を入れられる筈ね。
焦らず、落ち着いて戦いましょう。


●聖騎士は天馬と共に――

 戦端が開かれていた。それを見て、クラリス・シドルヴァニス(人間のパラディン・f27359)がこぼす。

「空の上には、神々が住まう神秘の大地が広がっていると思ってたのだけど。この世界も、戦乱が続いているというのね」

 クラリスの言葉に、小さな嘶きが返る。それはクラリスが跨るペガサス、エクレールだ。

「行くわよ、エクレール……始めましょう。あなたの初陣を、華々しい勝利で飾るのよ」

 エクレールが翼を広げ、クラリスを戦場へと連れて行く。その言葉は、意志は、動物会話の力によって伝わっている――その動きに、一部のブレイドホークが反応した。

 ヴォ! と力強い羽ばたきによって巻き起こる強風。それをエクレールは軽々とかわしていく。その足取りは力強く、風もものともしない――そこへ、風の流れに混じって刃の如く鋭い羽が無差別に降り注いだ。

「そのままよ」

 だが、クラリスの言葉に応じたエクレールはまっすぐに進む。鋭い羽が突き刺さる――そう誰もが思った直前。クラリスのスチームガントレットが一体のブレイドホークの尾をキャッチ、そのまま羽に投げつけた。

『――!?』

 突き刺さり、体勢を崩すブレイドホーク――その背を、エクレールの蹄が踏み砕いた。

「この剣にかけて、あなたを討つ」

 聖なる光を放つ紋章を刻んだスチームガントレットで、クラリスはエクレールが通り過ぎたブレイドホークを殴打。バキン! と鈍い金属の破砕音と共に打ち砕く。

「相手は鳥の魔物だし、空中での機動力はかなりのものよね。焦らず、落ち着いて戦いましょう」

 首を撫でるクラリスに、エクレールは無言で応じる。例え囲まれたとしても、ペガサスは止まることなく突破、クラリスの打撃が入れやすいように位置取りしていった……。
大成功 🔵🔵🔵

御剣・刀也
鳥か
制空権を握れるのは有利と言えるが、それだけで勝てると思ってるならなめられたもんだ
来いよ。鳥ども。食えるかどうかわからんが、おろして切り身にしてやる

テイルブレイドで斬りつけようとしてきたら、第六感、見切り、残像で避けるか、武器受けで叩き落として串刺しにする。
避けたらカウンターですれ違い様に斬り捨てる
ディバインウィザードにはそれぞれの持ち場を担当して貰い、自分の上空を通過しようとするのはブレイドホークを足場にグラップルで跳躍し、足場にしたときに斬り捨てて叩き落とす
「空を飛べるから有利とは限らん。まぁ、鳥頭じゃ三歩歩けば忘れるか。あばよ」


馬県・義透
四人で一人の複合型悪霊。生前は戦友。

第一『疾き者』唯一忍者
一人称:私 のほほん
武器:漆黒風

さてー、参りましょうかー。
せっかくですから、霹靂に乗って空中戦ですねー。
霹靂は、私とは初めて組みますねー。

【四悪霊・『解』】発動。ええ、数が多いので、ちょうどいいです。
その上で、漆黒風を投擲しましてー。
強風起ころうとも、霹靂ならば大丈夫ですしー。それに、生命力は回復しないんですよねー、これ。負傷ではないので。
ふふ、今ならば…地上にいるディバインウィザードたちの攻撃も、いいところに当たったりねー?


愛久山・清綱
此の世界の空は、いつ見ても美しいものだな。
だが、その空では絶えず嵐が吹き荒れ、終わりの見えぬ
戦が彼方此方で巻き起こっている……
■闘
嘆いても是非も無し。大鷲の翼で羽ばたき【空中戦】を挑むぞ。
密集している敵の隊伍を探し出し、一瞬の太刀から【薙鎌】を放ち、
吹き荒れる風で多くの敵を巻き込む【範囲攻撃】を仕掛けるのだ。
少しでも頭数を減らしていくのが肝要だ。

敵の攻撃は常に【聞き耳】を立てて羽ばたきの音を聞き逃さない
ようにし、聞こえてきたら【残像】を見せてその場から退避。
射程に入ってしまった時は羽の群に【衝撃波】を放ち軌道を逸らし、【カウンター】のように同士討ちを狙ってみよう。

※アドリブ歓迎・不採用可


●蒼の戦乱に見えるもの

 蒼――本来ならばどこまでも美しいはずの空がそこにはあった。そう、美しいはずの蒼は今は過去からの襲来、戦いによって汚されていた。

「此の世界の空は、いつ見ても美しいものだな。だが、その空では絶えず嵐が吹き荒れ、終わりの見えぬ戦が彼方此方で巻き起こっている……」

 愛久山・清綱(鬼獣の巫・f16956)は青空を見て、その事実に嘆きを抱く。翼を持つ者ならばこそ、その想いは強いのかもしれない。

「嘆いても是非も無し」

 だから、清綱はそれを切り替える。大鷹の翼で飛び立つ清綱に、馬県・義透(死天山彷徨う四悪霊・f28057)も続いた。

「さてー、参りましょうかー」

 霹靂――金色混じりの焦げ茶の羽毛が美しいヒポグリフに視線を向けると、その背へと跨った。

「霹靂は、私とは初めて組みますねー」

 義透、『疾き者』は霹靂が導くままブレイドホークに覆われた空へと挑む。既に戦いは始まっている――御剣・刀也(真紅の荒獅子・f00225)も小さく呟いた。

「鳥か。制空権を握れるのは有利と言えるが、それだけで勝てると思ってるならなめられたもんだ」

 獅子吼を手に、刀也は城塞都市の城壁に立って毅然と言い切った。

「来いよ。鳥ども。食えるかどうかわからんが、おろして切り身にしてやる」

●刃、空にて煌めいて――

 ブレイドホークが、清綱を四方八方から多い潰そうとする。数の優位、群れで行動する生き物ほどそれを本能が理解している。

「秘伝……薙鎌」

 ズザン! と清綱は複数のブレイドホークを空薙・剛の一閃が生み出したカマイタチが包囲網の一部を切り刻む! そのわずかな『隙間』を、清綱は一気に飛び上がりすり抜けた。

「――!」

 そして、清綱は即座に振り返る。抜けられた、そう悟ったからこそ襲い来ていたブレイドホークへ斬撃の衝撃波によるカウンターを放ち、撃墜した。

「ええ、数が多いので、ちょうどいいです……悪霊なり」

 霹靂の背で、四悪霊・『解』を用いたのは『疾き者』だ。そして懐から取り出したなんの変哲もない棒手裏剣――漆黒風を投擲した。
 ブレイドホーク達はそれをかわそうとする。しかし、何の因果か噛み合わない――互いにぶつかり合い、翼を漆黒風に貫かれ、錐揉み状に落下していった。

 四悪霊・『解』とは、いわば四悪霊が封じてきた呪詛を開放すること。それにより運気、霊力、生命力を奪い取り、敵には不幸を自身には幸運を付与するのだ。
 だからこそ、『疾き者』とそれを背に乗せた霹靂の行動には幸運が、それに相対するブレイドホーク達の行動は裏目になるように不幸に見舞われる。

「ふふ、今ならば……地上にいるディバインウィザードたちの攻撃も、いいところに当たったりねー?」

 そう『疾き者』が言った瞬間、タイミングを合わせたように幸運にもブレイドホーク達に爆炎が命中していく。状況によっては、まるで火に飛び込む蛾のように、ブレイドホークから当たりに言っているようにさえ見えた。

『クワ!!』
「来やがったな!」

 だが、それはディバインウィザード達に注目を集めさせる――集るように迫るブレイドホーク。その尾のブレイドを、駆け込んだ刀也の獅子吼が断ち切っていった。

「空を飛べるから有利とは限らん。まぁ、鳥頭じゃ三歩歩けば忘れるか。あばよ」

 刀也は落下してきたブレイドホークを掴み、投げ放つ! ぶつかり体勢を崩すブレイドホークを足場に降り立ち、大上段に隣のブレイドホークを両断した。

『クワアア!!』

 ブレイドホーク達が、即座に距離を取ろうとする。だが、それを『疾き者』の漆黒風が許さなかった。ヒュガガガガガガガガガ! と投擲される漆黒。突き刺さり、貫き、抉り、そして『不運』な事に巻き起こす風が仲間を巻き込んでいった。

「終わりにしよう。この空はもう居場所はないとしれ」

 そして、距離を開けようとして仲間同士でぶつかり合ってしまった最後のブレイドホークの群れへ清綱が迫る。カチャリ、と空薙・剛を振りかぶると撃ち放った薙鎌による真空波が、ブレイドホーク達を斬り飛ばした……。
大成功 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵


第2章 集団戦 『黒翼騎士』

POW ●集団突撃戦術
【背中の翼と飛行魔術】によりレベル×100km/hで飛翔し、【一緒に突撃を仕掛ける人数】×【速度】に比例した激突ダメージを与える。
SPD ●黒翼斧槍
【敵の頭上に飛翔し、ハルバード】による素早い一撃を放つ。また、【追い風を受ける】等で身軽になれば、更に加速する。
WIZ ●黒翼防御戦術
自身の【部隊の守備担当】になり、【翼に風を受ける】事で回避率が10倍になり、レベル×5km/hの飛翔能力を得る。
👑11 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●黒翼騎士

 城塞都市でブレイドホーク達が全滅した頃、本陣にその一報が届いていた。

「なるほど、やはり計算外の事態か」

 天空の騎士は厳しい表情で吐き捨てる。鳥に期待をしていた訳ではない、ただ本来こなしてほしかった分に足りないとなると――。

「負担が大きくなるが、任せた。こちらは一度、見に回らせてもらう」
「……妥当かと」

 天空の騎士の判断を、黒翼騎士は酷薄だとは思わない。ようは当初に想定されていた以上の被害を黒翼騎士に強いる、そういう話だ。

「元より、我らは過去から戻った者。この身は、貴方のなさりたいようにするがよろしかと」
「そうか。礼は言わぬ。だが、無駄にはせぬと誓おう」

 指揮を執る者として、頭は下げない。だが、死んでくれと命じる事を恥じることなく、天空の騎士は黒翼騎士達を予定よりも早く送り出した。
御剣・刀也
さて、次は空飛ぶ騎士が相手か
以前やりあった時はロケットナイトがいたから良いものの、今回はいない
遠当ては好きじゃないが、間合いに入った奴から斬り捨てさせてもらうぜ

集団突撃戦術を使用する前に、第六感で間合いに入ったと感じたら真空波で攻撃する
撃墜できずUCを使われたら、第六感で察知し、急制動、急旋回はできないので焦らず見切り、残像で避けつつカウンターで斬り捨てる
「遠当てはできるが、あんまり好きじゃないんだよな。ま、文句を言っても始まらん。こっちも全力で行かせてもらうぜ」


馬県・義透
引き続き『疾き者』

さて、行きましょうかー。
風を味方にするようですがー…ふふ、四天結縄にある私対応の厄災『大風』の封印解除。
追い風ではなく、向かい風になりなさい。強化された天候操作で、味方には影響でないようにしてますしねー。

生命力吸収もしますので、だんだんあなた方は不利になりますよー。
結界術で下手に動けないようにもしましょう。

さて、風は私たちの味方。ですから…この投げた漆黒風も、いいところに刺さるでしょうねー?

犠牲なんて、出させはしませんよ。守るのは私たち四人の誓いですから。


霹靂、風に乗って器用に避ける。『疾き者』に慣れてきた。


●黒き翼を迎え撃て

 ブレイドホークを駆逐すると、城塞都市がわずかに賑わう――しかし、その意気を挫くようにすぐに蒼穹が別の色に染まった。

「さて、次は空飛ぶ騎士が相手か。以前やりあった時はロケットナイトがいたから良いものの、今回はいない遠当ては好きじゃないが、間合いに入った奴から斬り捨てさせてもらうぜ」

 城壁の上、御剣・刀也(真紅の荒獅子・f00225)は獅子吼を納刀して言い放つ。空中戦に持ち込めない、頭上を取られる。それがどれだけの不利になるか、刀也は理解していた。

「さて、行きましょうかー」

 馬県・義透(死天山彷徨う四悪霊・f28057)――『疾き者』の意志に応えて、金色混じりの焦げ茶の羽毛が美しいヒポグリフは虚空をその蹄で蹴り、翼を広げた。編隊を組んで挑みかかってくる黒翼騎士は、即座に集団突撃戦術によって加速。ハルバードを手に襲いかかってきた。

「風を味方にするようですがー……ふふ」

 その風に乗って加速する動きに、『疾き者』は四つの結び目がついた祟り縄四天結縄を手にする。四つの結び目の内、己に対応する結び目を解いた瞬間――ドォ! と厄災『大風』が解き放たれた。

「追い風ではなく、向かい風になりなさい」
「ぐ!」

 本来ないはずの風の流れ、それに黒翼騎士達が失速する。この蒼穹の空の風と共にあった者が、風に見放された刹那――刀也が居合一閃、獅子吼を振るった。

「天武古砕流、疾風の型、奥義、天ノ羽吹」

 ズザン! と刀也の天ノ羽吹のカマイタチに切り裂かれ、数人の黒翼騎士が空から堕ちていく。それを見て間合いを開けて逃れようとした黒翼騎士がバチン! と見えない壁に弾かれた――『疾き者』の結界だ。

「お、のれ!」

 ゴォ! と向かい風に煽られながら、黒翼騎士達はハルバートを構え直す。状況の立て直しが早い――だが、それも『疾き者』からすれば承知の上だった。

「さて、風は私たちの味方。ですから……この投げた漆黒風も、いいところに刺さるでしょうねー?」

 ヒュガ! と『疾き者』がすかさず漆黒風を投擲。風に乗った漆黒の棒手裏剣は、黒翼騎士の翼の根本へ突き刺さっていく!

「させ、るか!」

 このままではただの的だ、そう黒翼騎士が強引に間合いを詰める。頭上を取り、ハルバートを振り下ろすも霹靂は風に乗って飛翔、身を傾けながらその一撃を身軽に回避した。霹靂自身が、『疾き者』と風に慣れてきたのだ。

 霹靂の背で、黒翼騎士の頭上とお株を奪うと『疾き者』は黒き騎士達を見下ろした。

「犠牲なんて、出させはしませんよ。守るのは私たち四人の誓いですから」
「それは立派な物言いだが、すまぬがこちらも滅ぼすために武器を取ったのだ!」

 告げる『疾き者』に、黒翼騎士達も応じる。そこへ刀也は、天ノ羽吹のカマイタチを繰り出しながら言い捨てた。

「遠当てはできるが、あんまり好きじゃないんだよな。ま、文句を言っても始まらん。こっちも全力で行かせてもらうぜ」

 互いに一歩も退かず、激突していく。蒼穹上での空中戦、城塞都市の上で戦いはより激しさを増していった……。
大成功 🔵🔵🔵🔵🔵🔵

クラリス・シドルヴァニス
相手は次々と戦力を投入してくるわね。敵の指揮官、今頃は私達への
対策を練っている頃かしらね?

引き続きエクレールに騎乗し、都市の上空で戦うわ。
事前にディバインウィザードと打ち合わせして、攻撃魔法発動までの
時間を稼ぐことにするわ。
敵の集団突撃に合わせて、【無敵城塞】発動。大剣を抜いて、
《武器受け》で突撃を受け止めるわ。
聖骸布による《オーラ防御》で守りを固め、さらに
蒸気ガントレットの機構を作動させて《怪力》で押し返す!
エクレール、もう少しだけ持ちこたえて!
そして地上から魔法攻撃が飛ぶタイミングを見計らって
無敵城塞を解除しながら素早く離脱、
旋回しつつ魔法の着弾を確認したら、そのまま追撃にかかるわよ!


●盾たる聖騎士――

 クラリス・シドルヴァニス(人間のパラディン・f27359)は天馬エクレールの背から、黒翼騎士達の陣形を見て、呟く。

「相手は次々と戦力を投入してくるわね。敵の指揮官、今頃は私達への対策を練っている頃かしらね?」

 クラリスは、その動きに相手の意図を見た。こちらの戦力を、計っている。どこに『穴』があるのか? それを探り、その一点を突いてくるつもりだ――。

「させない――!」

 クラリスの元へ、黒翼騎士が殺到する。それは禿鷲や鴉の群れが獲物を狙って、集団で喰らいに来る動きに似ていた。空の盾、クラリスを堕とす意味を理解しているのだ。

「――ッ!」

 クラリスは聖骸布を展開、次々に振り落とされる黒翼騎士達の加速を乗せたハルバートを受け止めていく! ギ、ギギギギギギギギギギギギギギギギン! と力任せに突破しようとする斧槍の豪雨、それをクラリスはオーラを宿した聖骸布と無敵城塞によって耐えに耐え――。

「エクレール、もう少しだけ持ちこたえて!」

 エクレールが、強く蹄で虚空を蹴る。数の暴力に押され、押され、押され。それを天馬は踏ん張り、耐え切った――否、耐え抜いた。

「準備完了だ! よく耐えた!」

 ディバインウィザード達の声に、クラリスは蒸気ガントレットの機構を作動させ黒翼騎士達を押し返す! わずかにこじ開けた間隙、その隙にエクレールが飛翔――そこへ、ディバインウィザード達の砲撃が撃ち込まれ、ドドドドドドドドドドドドドドドドドォ! と連続した爆発が、黒翼騎士達を吹き飛ばした……。
大成功 🔵🔵🔵

水心子・静柄(サポート)
本差の姉に劣等感を持っていてい、表面上は邪険にしているが姉妹仲は良い方、所謂ツンデレ。考え方は知的、でも面倒になってくると脳筋的な解決法に傾く。勘が鋭いが如何にも知的に導いたように振舞う。知的にユーベルコードを使いこなす。脳筋ぽいけど実は知的。武器は鞘に入ったままの脇差(本体)。高圧的、威圧的な話し方だが、本人は至って普通に話しているつもり。

基本は本差を召喚して無双したがるが欠点があるが、距離が空いていれば射合で吹き飛ばすくらいの対応は出来る。地形破壊が有利ならグラウンドクラッシャーでデストロイ。


大崎・玉恵(サポート)
妖狐の戦巫女×陰陽師女です。
普段の口調は「女性的(わし、おぬし、じゃ、のう、じゃろう、じゃろうか?)」、気にいったら「尊大(わらわ、おぬし、じゃ、のう、じゃろう、じゃろうか?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、公序良俗に反する行動はしません。
ユーベルコードを絡めた【誘惑】による認識操作や籠絡、【呪符】に【破魔】【焼却】等の【呪詛】を込め【呪殺弾】とする、薙刀による【薙ぎ払い】【2回攻撃】が得意です。
卑劣な手段をとる敵には【威厳】【存在感】を放ち神として振る舞います。


コノハ・ライゼ(サポート)
使用UCはPOW/WIZの内でお任せ。

態度口調、一人称までも気分次第、嘘吐きで気紛れなお調子者。
オブリビオンは喰らうもの、猟兵業は餌場で狩場、悪食。
楽しい事と人の笑顔が好きで戦闘中も飄々と笑みを絶やさない。
敵に対しては嫌味や挑発もよく吐く。

※妖孤だが耳と尻尾は晒さない

・以下PC口調
『範囲攻撃/マヒ攻撃』からの『2回攻撃/傷口をえぐる/生命力吸収』の流れが多いかしらネ、負った傷分喰らってやるわ。
『見切り/オーラ防御』で防御はするケド、怪我とか気にしないタイプ。
敵へ言葉掛ける時は呪詛や誘惑目的が多いねぇ。
自分の価値観が一番ダケド、公では公序良俗には反しないようにしてるヨ。
敵を喰らう事以外は、ネ。


●天から迫る者との攻防――

 黒翼騎士達の編隊は、ただ一方向から迫るものではない。周囲から包囲し、波状攻撃を行なってくる――それが可能な戦力数と練度が敵にはあった。

 ディバインウィザード達の手が足りない、明確に防御の薄い地点――彼らはそこに狙いをつけていた。
 だが、もちろんそれを猟兵側も許しはしない。きちんと援軍が、その薄い点をフォローしていたからこそ、上空で殲滅戦をしている猟兵達が戦えるのだ。

「ああ、こんなにたくさん……困っちゃうわネ」

 そう上機嫌に笑みをこぼしたのは、コノハ・ライゼ(空々・f03130)だ。黒翼騎士達が巻き起こす風、それに乗って放たれるハルバートの一撃一撃を城壁の上でコノハは柘榴とそれに宿したオーラで受け止める。その数を受けきれるものではない――しかし、コノハは構わない。むしろ、笑みが濃くなるばかりだ。

「もっといらっしゃいナ、烏骨鶏」

 黒翼騎士達も、それで終わらせない。徹底的に切り刻もうと迫る斧槍、斧槍、斧槍――それに対してコノハがした事は呟くのみ。

「――イタダキマス」
「ぐ!? ああああああああああああああああああああああああああああああ!?」

 バキバキバキバキバキ! と硬いものを咀嚼する音が周囲に響いた。コノハの紅牙(ベニキバ)、自身の血を代償に柘榴の封印を解き、牙状殺戮捕食形態へと変えて文字通り噛み砕いたのだ。

 他の黒翼騎士達の、動きがその光景に一瞬止まる――そこに駆け込んだのは、水心子・静柄(剣の舞姫・f05492)だ。

「ここよ!」

 鞘に入ったままの脇差を手に、静柄が跳んだ。城壁から助走をつけての跳躍――そこから繰り出された静柄の脇差の一撃は複数の黒翼騎士を巻き込み、そのまま地面へと叩きつけた。

 ドォ! と静柄のグラウンドクラッシャーによる一撃に、浮遊大陸の大地が砕ける。その砕け舞い散った大地の一部は風に乗って、高く巻き上げられた。

「これなら!」

 その大地を足場に、静柄は空へと駆け上がっていった。タタン! と軽々と駆け上がりながら射合(イアイ)によって複製した鞘入りの脇差を召喚、ヒュガガガガガガガガガガガガガ! と黒翼騎士達へと解き放った。

「く! 高度を取れ!」

 たまらず陣形を組み直そうと、黒翼騎士達は上昇しようとする――それを大崎・玉恵(白面金毛・艶美空狐・f18343)は許さない。

「逃がすと思うたか!」

 ヒュババババババババババババババババ! と黒翼騎士達の頭上を玉恵が投げ放った霊符が囲む。そして、赤熱化した焼却の呪詛の込められた呪殺弾が黒翼騎士達を焼き落としていった。

「弱き者を数によって蹂躙せしめようとしたその咎、この程度で終わると思わぬ事じゃのう」

 神の威厳を持って言い放ち、玉恵は霊符を放っていく。一度間合いに入れれば、決して逃がすつもりはない――次々に繰り出される呪殺弾によって、撃墜していった。

「おのれ!」

 落とされるぐらいならば、と玉恵に黒翼騎士達は襲いかかろうとする――だが、コノハと静柄がそれを許さない。

「その覚悟、使い所を間違っているのじゃ!」

 ピシャリと言い放ち、玉恵は己の背後に霊符の壁を展開。すかさず焼却の呪殺弾を連打、連打、連打。ボボボボボボボボボボボボボボボボボンッ! と迫る黒翼騎士達を減らしていった。

「まだ、だあああああああ!!」

 それでも、黒翼騎士達は止まらない。落ちる仲間の屍を超えていく――既に死を覚悟して挑んだ死兵なのだ。だからこそ、その突撃に迷いはない。

「させると思って?」
「まったくネ」

 だが、その死を覚悟した突撃も届かない。静柄が解き放つ射合が縦横無尽に駆け巡り、コノハの紅牙が食い尽くしていく――城塞都市に害意を持って近づこうとする者を彼らは逃がすつもりは一切なかった……。
成功 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴

愛久山・清綱
あれが第弐陣……ふむ、思ったよりも早く来たな。
鳥の軍勢は斥候か、それとも軍に乱れが生じたか……
が、何にせよ準備の整っている我が方が有利だな。
■闘
引き続き【空中戦】だ。先ず俺は斥候として前に出る。
最前線で風の流れを【野生の勘】で読みつつ、守備部隊の
動きを眼で追いながら警戒する。
その間に攻撃部隊に襲われかけたら咄嗟の【武器受け】で
対処しよう。

視界に多くの敵が入ったことが確認できたら、刀に手をかける
姿を見せつけ【無刃・意】の構えを取る。
抜かずとも現れる【斬撃波】の嵐を仕掛け、撃ち落とそう。
攻撃時は一度に多くの敵を意識に入れ、【範囲攻撃】だ。

大将が現れるのも近いだろうか。

※アドリブ歓迎・不採用可


●黒翼の騎士と大鷲の兵(つわもの)

「あれが第弐陣……ふむ、思ったよりも早く来たな」

 編隊を築きながら迫る黒翼騎士達を見て、愛久山・清綱(鬼獣の巫・f16956)はその背の大鷲の翼を持って蒼穹にいた。

「鳥の軍勢は斥候か、それとも軍に乱れが生じたか……が、何にせよ準備の整っている我が方が有利だな」

 連携のわずかな狂いを、清綱は見抜いていた。本来であれば、もっと包囲を広げて囲みを狭めるように進軍していたはずだ、と。
 もちろん、その一部の狂いを見切れるのは極々戦略眼のある者だけ。それを見せない程度の練度を、黒翼騎士達は持っていたからだ。

「そこを突かせてもらう」

 清綱が、真っ直ぐに空を駆ける。目指すのは、連携と連携の『隙間』。生じた狂いを修正しようと動く、一部の黒翼騎士だ。

「チッ!」

 舌打ちし、一人の黒翼騎士が突風を吹かせる。その風に乗って黒翼騎士は加速。斧槍を手に、清綱との間合いを開けようとした。

「…………」
(「どう来る!?」)

 清綱が、空薙・剛の柄へと手をかける。黒翼騎士は、清綱の次の一手に集中する。加速して抜くか、あるいは迎撃に周りこちらを先に動かしてのカウンターか――空中戦での、視界の開けた場所での戦いだ。だからこそ、清綱の次の動作に黒翼騎士達は集中する――!

「が、は!?」

 ズザン! とその刹那、抜かずとも現れる斬撃波の嵐が黒翼騎士達を薙ぎ払った。無刃・意(ムジン)――攻撃の意識と刀に手をかける姿へ視線を向けた対象に無数の斬撃を加える技だ。空中という視界良好の場所だからこそ、その斬撃の嵐は効果抜群だった。

(「し、ま――!?」)

 密かに指揮を取っていた黒翼騎士も、それに巻き込まれ墜落する――それによって生じた乱れを、清綱は見逃さなかった。

(「大将が現れるのも近いだろうか」)

 清綱は、周囲に視線を走らせる。青い空、白い雲。このどこかに、倒すべき首魁がいるのだろうか、と……。
大成功 🔵🔵🔵


第3章 ボス戦 『グリフォンナイト』

POW ●グリフォンスパイク
自身の【グリフォン】が捕食した対象のユーベルコードをコピーし、レベル秒後まで、[グリフォン]から何度でも発動できる。
SPD ●鷲獅子の主
【グリフォン】を操縦中、自身と[グリフォン]は地形からの激突ダメージを受けず、攻撃時に敵のあらゆる防護を無視する。
WIZ ●ソニックグレイヴ
【グレイヴ】から【衝撃波】を放ち、【全身に走る痺れ】により対象の動きを一時的に封じる。
👑11 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●騎士は、天より舞い降りる――

(「やはり、一筋縄ではいかんか」)

 一部始終を観察し、グリフォンナイトは胸中でこぼす。グリフォンナイトは戦場よりも遥か高い空中。雲に隠れ、戦場を俯瞰していた。

(「ならば、ここは王道で行こう」)

 こちらはもはや単騎。ならば、一騎駆により城塞都市内部へ突撃。撹乱しながら各個撃破――これしかあるまい。

「――行くぞ」

 グリフォンナイトは愛騎へそうこぼし、加速する。上空から、一気に真下へ。城塞都市へ侵入されれば、被害は凄まじいものになるだろう。その前に止めなければ、どれだけの血が流れるかわからない――。

 ただ、己の役目を果たすために鷲獅子の騎士は天を下った。
御剣・刀也
ははは。真っ正面から来るか
その意気や見事。なら俺も全力で応えよう
来い!お前の相棒ごと斬り捨ててやる!
俺の剣を止められると思うな!

グリフォンスパイクを仕掛けようとしてきたら、第六感でそれを察知し、見切り、残像で避けて、斬っては離れ、また近づいてくる騎馬に近い感覚で、相手のパターンを読み、捨て身の一撃のカウンターで愛騎と鎧ごと斬り捨てる
「真っ向勝負の一騎討ち。お前の覚悟と誇りは見事だった。またやろう」


クラリス・シドルヴァニス
…来る!あれが敵の指揮官、グリフォンの騎士ね。
相手の力量は私より上手、だけど退くわけにはいかない。
この剣にかけて、邪悪な侵略者を討ち果たして見せましょう!
いくわよ、エクレール!

愛馬に《騎乗》し、《空中戦》を挑むわ。
勇気の勲章ブレイブハートに祈りを込め、強く自分を《鼓舞》して
士気を高めるわよ。
【気炎万丈】を発動し、スピードで負けないように
食らいついていきましょう。グレイブから繰り出される衝撃波は
剣で薙ぎ払うか、聖骸布に込められたオーラ防御の加護で凌ぐ。
衝撃波を掻い潜って《切り込み》、《神罰》の光を帯びた
斬撃を浴びせるわ。配下との《戦闘知識》を活かし、焦らず
確実にヒットさせることを心がけるわね。


愛久山・清綱
敵の大将は、相当追い込まれたと見受けられる。
此処は気を引き締め、一気に仕掛けるとしよう。
直斬るも、心許すな詰軍……追い詰めた時が真の『勝負』だ!
■闘
敵の姿が確認出来たら、ぶつかるように空中【ダッシュ】。
グレイブを振るう瞬間を【見切り】つつ、ぶつけるように
【衝撃波】を放って相殺を狙うのだ。

辿り着いたらグリフォンの動きを【野生の勘】で読みつつ、
素早く接近しながら騎手に【残斬】の傷を付与!
斬った瞬間現れる【斬撃波】で、滅多切りにしてやるのだ。
なお命中後は80m程離れ様子を伺い、その際は『敵が戦闘不能』、
或いは『周囲の味方が止めを刺せる状況にある』と断定できる
まで納刀しない。

※アドリブ歓迎・不採用可


馬県・義透
引き続き『疾き者』にて

さてー、最後までいきましょうかー。
霹靂、あれを止めましょう。

先制攻撃でUCつきの漆黒風を投擲しましてー。
傷がつけばいい。それだけで、あなたに不幸が連鎖しますからねー。
さらに漆黒風を投げていきましょうかー。
近づかれたら、四天刀鍵も抜いて斬りかかりますかー。普通にも斬れますからねー。

そして、衝撃波には衝撃波を。四天霊障から衝撃波を放って、相殺しましょう。

まあねえ、その心意気は好ましいんですがねー。やらせはしませんよー。
あの都市には、生きる人々がいるんですからねー。


霹靂、かなり慣れた。クエッ


●鷲獅子の騎士

 ――奇襲。それは正しい意味でそうだったろう。グリフォンナイトの突進、そして城塞都市を隠れ蓑にしてのゲリラ戦。数の不利をこれで覆せる――そのはずだった。

「ははは。真っ正面から来るか。その意気や見事。なら俺も全力で応えよう 来い!お前の相棒ごと斬り捨ててやる! 俺の剣を止められると思うな!」
「チィ!!」

 その奇襲を読んでの御剣・刀也(真紅の荒獅子・f00225)が、城壁を蹴って跳んだ。繰り出される獅子吼の一撃、それをグリフォンナイトはグレイヴで受け止め――大きく弾かれた。

「……来る! あれが敵の指揮官、グリフォンの騎士ね。相手の力量は私より上手、だけど退くわけにはいかない。この剣にかけて、邪悪な侵略者を討ち果たして見せましょう! いくわよ、エクレール!」

 勇気の勲章ブレイブハートに祈りを込め、クラリス・シドルヴァニス(人間のパラディン・f27359)は己を鼓舞する。

「一気に叩くわよ!」

 気炎万丈(キエンバンジョウ)、クラリスはその士気を勢いに変えてグリフォンナイトへと迫る。ギ、ギギギギギギギギギギギギギン! とクラリスのクロスクレイモアとグリフォナイトのグレイヴが鎬を削った。クラリスは理解していた、グリフォンナイトを城塞都市の『中』へと侵入させれば、終わりなのだと。

「お、のれ!」

 刀也との激突からの間隙、そこを抑えられた。グリフォンナイトはエクレールを操るクラリスを引き剥がせない――城塞都市へと潜り込むのを防がれている状態だ。

「敵の大将は、相当追い込まれたと見受けられる。此処は気を引き締め、一気に仕掛けるとしよう――直斬るも、心許すな詰軍……追い詰めた時が真の『勝負』だ!」

 そこへ愛久山・清綱(鬼獣の巫・f16956)が真っ直ぐに飛び込んだ。グリフォンナイトは下段に構えたグレイヴを振り上げ、衝撃波を放とうとするも――先に、清綱が間合いに入っていた。衝撃波を真横に置き去りに、清綱の体当たりにグリフォンナイトは後退した。

「チッ!」

 素直に認めよう、奇襲は失敗した、と。ならば、次に備えるまで。グリフォンナイトとしては猟兵の包囲網を突破して城塞都市に逃げ込めれば結果は同じだ。

 だからこそ、激しい空中戦が幕を開ける事となった。

●疾風のごとく、火花を散らし――

 グリフォンナイトが、間合いを開けようと動く。天空を駆ける鷲獅子に、馬県・義透(死天山彷徨う四悪霊・f28057)――『疾き者』が呟いた。

「さてー、最後までいきましょうかー。霹靂、あれを止めましょう」
『クエッ』

 かなり『疾き者』に慣れた霹靂は一鳴き、空を飛ぶ。鷲獅子と鷲馬が、競うように天へと駆け上がっていった。

「お、おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」

 その間に割って入ったのは、刀也だ。跳躍した刀也の大上段の一撃をグリフォンナイトは紙一重でグレイヴで受けて――『疾き者』は漆黒風を投擲した。

「――ッ!?」
「傷がつけばいい。それだけで、あなたに不幸が連鎖しますからねー」

 肩に漆黒の棒手裏剣を受け、グリフォンナイトの体勢が崩れる。連鎖する呪いによるわずかな動きの乱れに、漆黒風を『疾き者』は連続で投げ放った。

「チィ、厄介な!」

 手綱を引いて、グリフォンナイトが間合いを開ける――そこへ回り込んだのはエクレールを飛ばすクラリスだ。

「ここよ!」

 クロスクレイモアの切っ先を置くように放つ斬撃は、グリフォンナイトの脇腹を切り裂く。相手の動きを予想し、対応したからこその斬撃――そこに清綱が続いた。

「直斬るも、心許すな、詰軍……刀納む迄戦は止まず。奥義・残斬」
「ぐ、お、おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」

 清綱の狙いをすました空薙・剛の斬撃に傷を負ったグリフォンナイトを、斬撃波が追い続ける! 清綱の残斬による斬撃波をソニックグレイヴによる衝撃波で相殺しながら鷲獅子の騎士は最大速で飛んだ。

 ――激しい空中戦は、自分の切り札をいかに切り相手に使わせないかの読み合いになっていた。そういう意味では、切り札と手数で勝る猟兵側が有利だ。そして、グリフォンナイトはそれを理解していた。

 だからこそ、グリフォンナイトは強引にでも自らの切り札をこれ以上ないタイミングで切った。

「――行くぞ、相棒」

 グリフォンの首を撫でて、鷲獅子の騎士はただ真っ直ぐに飛んだ。己を砲弾にする鷲獅子の主は、そのまま針の穴を通す勢いで城塞都市へと『落下』した。

「――ッ!」

 クラリスは、すぐに気づく。『地形』によるダメージを受けないグリフォンナイトにとって落下とはまさに地面への体当たりに他ならない。そして、それは城塞都市という障害物の中でこそ驚異となる――!

「させないわ! エクレール!」

 聖骸布をオーラで覆ったクラリスが、エクレールと共に天へと駆け上がる。墜落と上昇、その激突は衝撃となって轟音を鳴り響かせた。

「が、あ、あああああああああああああああああああああああああああああああ!!」

 グリフォンナイトの気合に、鷲獅子が死力を振り絞る。それにクラリスの想いに応えたエクレールが持ちこたえ――清綱が、背後から再び残斬によって斬りつけた。

「奥義・残斬」

 ズザザザザザザザザザザザザ! と二重に斬撃波が荒れ狂い、グリフォンナイトを切り刻んでいく。それにわずかに手綱を握る手が緩んだ、その刹那。

「まあねえ、その心意気は好ましいんですがねー。やらせはしませんよー。あの都市には、生きる人々がいるんですからねー」

 そこへ『疾き者』は四天霊障から放つ衝撃波で、上から押し潰した。グリフォンナイトが、それでもなお下へ下へと目指そうと足掻く。

「部下を使ったのだ、結果は、残すのが指揮官の義務だ!」

 それを迎え撃つのは、刀也だ。獅子吼とグレイヴ、互いに渾身の一撃が交差し――グレイヴの切っ先が断ち切られ、宙を舞った。

「真っ向勝負の一騎討ち。お前の覚悟と誇りは見事だった。またやろう」
「ふ、ん……言って、くれる……」

 その身を覆う鎧と愛騎たる鷲獅子ごと断ち切られ、グリフォンナイトは落ちていく。大地に行き着く前にかき消えた騎士の口元には、やり切ってなお届かなかった自身への自嘲気味な笑みが浮かんでいた……。
大成功 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵

最終結果:成功

完成日2021年08月03日
👑11 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵