【猟】脱獄作戦、レッツゴー!
●脱獄、アリスラビリンス!?
「さあさあ、急いで急いで! このままだとまた捕まっちゃうよ!」
時計ウサギの声が、アリス御一行を導く。
追いかけられている様子ではないのに、まるで何かが御一行達を捕まえに来るぞと言わんばかりに煽り立てて。
時計ウサギはアリス御一行達がついて来てくれていることをしっかり確認しながら、全員をウサギ穴につれてゆく。
「さあ、さあ! この穴をくぐり抜ければもう少し! 後は扉を見つけるだけさ!」
アリス御一行達は時計ウサギの言葉に、喜びの声を上げた。
自分の扉を見つければ、それぞれの故郷に帰ることが出来るのだから!
……しかし、御一行の喜びの言葉は実を結ぶことはない。
ピタリと足を止めた時計ウサギは、その喜びの言葉を糧として次なる策を講じた。
「ねえ、みなさん。本当に自分の故郷に帰りたいんですか?」
薄ら笑いを浮かべた時計ウサギの言葉に、皆一様に帰りたいと答える。それが時計ウサギであるアナタに頼んだ理由だからだと声を上げる者さえいた。
羅列される言葉に対し、時計ウサギ―――猟書家マーダー・ラビットは大きく笑い声を上げ、アリス御一行達をあざ笑った。
「ああ、ああ、残念でした!」
「皆様が本当に故郷に帰れるかなんて、僕は知りません! 僕が知っているのは―――」
笑い声を止めたあとのマーダー・ラビットは、軽く手を叩いて周りの景色を消し去った。
ウサギ穴の存在を繋ぎ止めるための楔を、その手から外し……。
「ウサギ穴が無くなったあとの、皆様の行方だけ」
ニヤリと笑って、アリス御一行の前から姿を消した。
●檻の中のアリス御一行様
「ウサギ穴に閉じ込められた、アリス御一行達を助け出して欲しい」
一言、それを伝えた木々水・サライ(《白黒人形》[モノクローム・ドール]・f28416)は集めた猟兵達に今回の事件の説明を行う。
ウサギ穴の先導をしていた時計ウサギ……に扮した猟書家、マーダー・ラビット。彼の存在が確認されたという。
彼はアリス御一行からのお願いによってウサギ穴に先導していたが、ウサギ穴に連れ込んだ矢先に御一行をその中に閉じ込めて穴の消滅を待つという非道極まる行いをしていた。
穴が消滅してしまえばその中に残された者達は、全員骸の海へと落とされる。それを狙って大多数の人数を穴に閉じ込めた犯行……ということなのだろう。
「予知では穴の一箇所だけ、出口を発見することが出来た。……が、穴の中は歪みに歪んでいて、まるで牢獄だ。まずはアリス御一行を助けるところから、だな……」
まるで牢獄だと表現するが、実際にアリス御一行は檻の中に閉じ込められているため、まずはそこから助け出して出口へ向かうことになる。
出口ではマーダー・ラビットが待ち構えているだろうから、戦闘の準備を怠らないようにと彼は告げる。
「ああ、そうだ。アリス御一行もそれなりに力は持ち合わせているから、きっと助けになってくれるはず。遠慮なく、皆の力を借りてマーダー・ラビットの裏をかいてやりな!」
悪そうな笑顔を向けた彼は、猟兵達を戦場へと送り届ける。
―――アリス御一行の脱獄作戦、開始!
御影イズミ
閲覧ありがとうございます、御影イズミです。
3週間休んだ結果、もりもりと意欲が湧いて来ました。
やっぱり楽しむって大事だなあって思いました。
こちらのシナリオは2章構成となっております。
プレイングボーナスは「アリス御一行にも手伝ってもらう」ことです。
●アリス御一行について
複数人います。
種族としてはアリス適合者、オウガブラッド、愉快な仲間がいますが、時計ウサギはいません。
それぞれ戦闘能力は微々たるものですが、それなりには戦えます。
●第一章:冒険シナリオ
脱獄します。(ド直球)
ウサギ穴は次元がねじ曲がっているため、御一行が檻の中にいます。
しかも看守みたいなものも存在するので本当の脱獄イベントみたいなことになります。
アレな手、コレな手で脱獄させちゃいましょう。
●第二章:ボス戦シナリオ
猟書家マーダー・ラビットとの戦いです。
ウサギ穴の出口で待ち構えており、彼を倒せば御一行の救出が成功です。
その他は断章にて。
皆様の素敵なプレイング、お待ち致しております。
第1章 冒険
『脱獄アリス』
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POW : 力ずくで牢を破り、アリスを助け出す
SPD : 鍵や罠を解除して、アリスを脱出させる
WIZ : 牢番を懐柔して、アリスを解放させる
👑7
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マリアベラ・ロゼグイーダ
エドワード(f28411)と行動
ごきげんよう、可愛いアリス達
どこから出たいのかしら?この牢屋?この世界?
良いわ、出してあげる。どこかの性悪ウサギとは違うもの
ちなみに脱出まで手伝ってあげるけど、道中の危険を全部防げるわけじゃないから、自分の身は自分で守ってちょうだいね
少しばかし手荒な手段を取っても大丈夫よね
トリニティ・エンハンスで鍵を炎で炙り、熱しきったら水の魔力で一気に冷やす
金属ってこうやれば脆くなるのでしょう?そのまま傘で鍵を破壊して脱獄させましょう
人数を確認してもらって全員揃っているようなら兄さんとも合流し脱出に動きましょう。前衛は任せてちょうだいな
エドワード・ベアトリクス
マリアベラ(f19500)と行動
これも猟兵の使命なのはわかる。分かるが、この体で牢屋を開錠して回れと無茶ぶりをされるとは…
我が妹ながら人使いが、人使いが荒すぎる…!
ええいっ、後で文句言ってやる!どうせ聞かないと思うがな!
牢屋を開けると言ったらやはり牢番に交渉だな。罪を犯したわけでもない者を投獄するとは何事だ!
とはいえここは不思議空間だ。相手が話を聞かなかった、交渉決裂した場合はユーべルコードを使い牢番を眠らせ鍵を奪うぞ
牢番を説得したもしくは鍵を手に入れたら解錠に周るぞ…背が足りないときは投獄された者自身に開けてもらうとしよう
開錠が終わったらマリー…マリアベラたちと合流し脱出するぞ!
●兄、無茶振りされる。
「これも猟兵の使命なのは、わかる」
うん、と大きくうなずいたエドワード・ベアトリクス(運命の王子様(くま)・f28411)は、妹のマリアベラ・ロゼグイーダ(薔薇兎・f19500)とともに戦場へやってきたのだが、マリアベラが二手に別れて助けに回ろうと告げたため、今現在はエドワード1人である。
だが、しかし。エドワードには大きな壁が立ちはだかっていた。……そう、それは……。
「この身体で牢屋を開場して回れと??」
もっふもふのぬいぐるみ姿、およそ40cmほどのテディベアが今現在のエドワードの姿。鍵の開け締めなんて繊細な作業はすごく大変だし、何より40cmだと鍵に届かないわけで。
人使いの荒い妹だ! と嘆きながらもエドワードはどうしたものかと悩んだ。このままでは助けられないのはそうだが、マリアベラに何を言われるかわかったものではない。逆にこちらが文句を言いたいほどなのだが、きっと聞かないんだろうなと頭の隅っこで考えてしまう。
怒りと悩みが同時に迫る中、エドワードの横を牢番が通り過ぎる。ただのぬいぐるみが落ちているとしか考えていないのか、牢番はまったくエドワードを気にする様子はなく……。
「……ふむ、交渉と行ってみるか……。難しかったら、眠らせればいいだろうし」
こっそりと牢番を尾行し、足を止めたところで飛びかかる。あまりにも突然すぎて牢番はすっ転び、エドワードの姿にもびっくりして壁に寄り添ってしまった。
これは交渉の余地ありと判断したエドワードは牢番をよじ登って声をかけ、交渉開始。
「なあ、ここにいる者達を開放してもらえないだろうか? 皆、罪を犯してない者達ばかりでな」
「え、いや、あの」
「……というか、罪を犯したわけでもない者達を投獄するとは、一体何事だ!」
「ひいいぃぃ!?」
クマのぬいぐるみが喋ってることにもビビっているのだが、そのぬいぐるみに怒られるというのもまた結構怖いもので。牢番はすぐにでも開放します! とエドワードを肩に乗せて解錠をしてくれた。
無事にエドワードはアリス御一行を救出することに成功、このままアリス御一行を連れてマリアベラとの合流を急ぐことにした。
●妹、手荒に脱獄。
「ごきげんよう、可愛いアリス達。どこから出たいのかしら?」
一方、マリアベラは牢獄の前でアリス御一行達に声をかけていた。
時計ウサギである彼女は、自分とマーダー・ラビットは違うということを強調しながらも優雅にアリス御一行達の敵対心を解いている。アリス御一行達は先程裏切られたという感覚が強かったが、マリアベラの優雅な佇まいに見惚れたため、それぞれが何処から脱出したいかを告げた。
牢屋から、世界から……様々な意見が飛び交う中、マリアベラの唇は緩やかな弧を描く。皆の意見を聞き終えた後に、マリアベラはきっぱりと出してあげると言い切った。
「ただし、脱出までは手伝ってあげるけど、道中の危険を全部防げるわけじゃないから。自分の身は、自分で守ってちょうだいね?」
約束、と言うように指先をアリス御一行に向けたマリアベラ。すぐさまここから脱出させるためにも、扉を破る方法を考える。
扉は……普通の鍵、普通の鉄製の扉。ちょっと乱暴なことをするだけで壊れるような代物のようで、それらを確認したマリアベラはその手に魔力を集め始めた。
「ちょっと下がってなさい。熱くなるわ」
ユーベルコード『トリニティ・エンハンス』によって集めた炎の魔力で鍵を炙り、真っ赤に染まリ始めたところで水の魔力で一気に冷やし、その温度差で鉄を脆くする。その後は風の魔力で白い傘の推進力を上げ、鍵をぶん殴るとあっけなく鉄の扉は開かれた。
「人数は……」
何人いるのだろう、と確認を取ろうとしたところで誰かがまだ他の部屋にもいるんだよ! と声をあげる。マリアベラは何処に何人いるのかを確認し、すぐさま別の扉も同じ手順で破壊してアリス御一行達を救出した。
付近全てを救出後、エドワードと合流を急ぐためにアリス御一行を連れて走り出すマリアベラ。気づけば脱走の知らせは牢獄内に響き渡り、番兵達がアリス御一行達を追いかけ回していた……。
●兄妹、合流。
「マリー、こっちだ!」
エドワードの声が聞こえたかと思えば、彼は別の通路への道にいた。彼は既に脱出経路を見つけており、残るはマリアベラと彼女が救出したアリス御一行が来るのを待っていたのだ。
全員が通路を通り終えると、エドワードとマリアベラは協力して扉を閉める。扉を閉めれば先程まで聞こえていた喧騒も、寸断されたかのように聞こえなくなってしまう。どうやら、ウサギ穴への出口へ続く通路故の仕組みで、ここから先は別世界の牢番達は入ってこれないのだろう。
皆、ひとまずの危機にほっと一息をついた。しかしエドワードは全てが終わった後なので、言いたいことを言うつもりのようで、マリアベラの前に仁王立ちで立ちはだかった。
「それにしてもな、マリー」
「はい」
「こんな姿の私を単独行動させて、どういうつもりだ?」
「二手に分かれる方が、より効率的に救出に迎えると思ったもので」
「ぬおおぉぉ! 今度からは私の身体についても頭に入れてから行動を考えてくれぇーー!!」
エドワードの叫びは虚しく、ウサギ穴の出口にまで響き渡ったそうな……。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
月影・左京(サポート)
アドリブ・連携・苦戦描写・UC詠唱改変・その他OK!
「はわっ!?……大丈夫。私も手伝うから♪」
一人称:私
口調:女性的でラフ(〜よね、なの?、あら〜等)
口癖:はわっ!?
性格:おっとりのんびり。「わぁ!頼りにな……る、の?(笑)」な印象
基本戦法:【忍び足】で敵の死角に入りメイスによる【気絶攻撃】を【2回攻撃】。【鎧砕き】も狙う。
敵の攻撃は【聞き耳】を立てて【第六感】も使い、【見切り】ます。
※不意打ちを受けた時など、「はわーっ!?」と叫ぶ傾向あり。
指定したUCを何でも使用。
但し負傷した猟兵がいれば戦況次第で攻撃より【祈り】の力と【医術】及び【救助活動】で治療。
後はお任せします。よろしくお願いします。
●御一行の罪は、濡れ衣。
「はわわ……アリス御一行さん達が……!」
アリス御一行の危機を聞きつけた月影・左京(夫婦ゲーマーのはわっ担当・f06388)はすぐさま時空のねじ曲がったウサギ穴へと駆けつける。
しかし彼女はアリス御一行が捕まっている牢獄は見つけたのだが、その前に牢番がいるせいでなかなか駆けつける事が出来ない状態でいた。普段は忍び足で近づいてメイスで殴る戦法を取るのだが、なかなか牢番が隙を見せないため、どうにか隙を作ろうとしている。
「……それなら、これを……!」
そう言うと左京は一度牢獄から少し離れ、ユーベルコード『プラモデル「飛空戦艦ワンダレイ」召喚』を発動。戦闘力のない飛空戦艦ワンダレイの大きなプラモデルを呼び出し、そのまま浮かせて牢番の前を横切らせた。
プラモデルは左京の指示に従い、牢番の前を素早く通り過ぎる。不審な物体が横切ったことで牢番は牢の前から離れて追いかけ始め、アリス御一行から目を離したので、足音を立てないように左京は牢屋へと近づいた。
「みんな大丈夫かしら……?」
こっそりと声をかけ、アリス御一行達の無事を確認しながらも鍵を壊すことに。
頑丈なメイスは鍵に一発当てただけで脆くも崩れて解錠、無事アリス御一行を救出することに成功した。
しかしプラモデルワンダレイが牢番を引きつける事が出来る時間は限りがある。そのため、左京は後ろを注視しながらもプラモデルが進んだ方向とは逆の道を通り抜け、ウサギ穴の出口を探す。
「おい、貴様らそこで何をしている!」
「はわーっ!?」
突然別の牢番から声をかけられて驚きのあまりに口癖で驚いてしまったが、見つかったことが頭の中に駆け巡るとすぐさまアリス御一行を守るように前へ出た。その様子は少々ぎこちないものだったが、牢番は何が起きているのかよくわからないために首を傾げたままだ。
その瞬間、左京の頭の中に『アリス御一行は投獄される罪を持っていない』という事情を説明したほうが良い、という思考が奔った。この場所に閉じ込められているのは、とあるウサギが御一行を閉じ込めたという情報を教えたほうが早い、と。
1から説明すると長くなるので、手短に牢番に事情を説明する左京。アリス御一行達も自分達のこれまでの動きについて逐一説明に付け加えてくれたため、牢番を納得させるのは簡単なことだった。
納得してくれた牢番はアリス御一行の罪については不問とし、脱出させたことも不問にしてくれた。更には左京達が出るための出口まで教えてくれたため、感謝の言葉を述べながら左京達はその場を後にする。
「ありがとうございます。……あっ、そのあたりを飛んでいるプラモデルは自由にしていってくださいね!」
その御礼の言葉を述べた瞬間、飛空戦艦ワンダレイのプラモデルがしゅばーっと通り過ぎたのは言うまでもなく……。
成功
🔵🔵🔴
プリシラ・マーセナス(サポート)
『記憶はなくても、物事の善し悪しはわかるよ』
『援護は任せて!君には当てないから!』
キマイラですが、記憶を喪失した状態でダークセイヴァーで暮らしています。
ユーベルコードはどれでも使いますが、移動手段として「黒虎」を、緊急の近接手段として「ガチキマイラ」を使い、基本的にはマスケット銃での中・遠距離戦を好みます。
依頼内容には拘らず、手当たり次第に選ぶ傾向があります。また、一人で戦うよりも前衛の隙を補う戦法を選びます。
相手の年齢、性別を問わず少年的に振舞います(素を出すと侮られると思っている為)。但し、咄嗟に女性的になる場合があります(驚いた時の叫び声など)
後はお任せ、よろしくお願いします!
●暮らす者と、閉ざされた者達。
「記憶はなくても、流石に物事の善し悪しは分かるよ。……牢獄に閉じ込められたアリス御一行、必ず助けなくちゃね」
時空のねじ曲がったウサギ穴、そこから生まれた牢獄はアリス御一行達を無理矢理に閉じ込めていた。
そんな環境は許せないと訪れたプリシラ・マーセナス(迷い子猫(21)・f21808)は、ユーベルコード『夢幻招集・黒虎』を使って黒虎を呼び寄せ、牢番が見張るアリス御一行の牢屋の近くまで来ていた。
現状がどうなっているかを確認するためにそっと牢を見てみれば……複数の牢に囚われているアリス御一行は皆冤罪だと叫び続けているのだが、牢番は聞く耳を持たない様子だ。
そんな様子を眺めるプリシラはどうやって皆を救おうかと考えていた。鍵を開けるのは当然だが、牢番をなんとかしなければ鍵を開けることも許されないわけで。
「流石に普通に突撃すると、アリス達にも被害が出ちゃうかな……? となれば……」
ちらりと壁を見て、軽く触れてみる。壁の材質はただのレンガ積みの壁のようで、少し攻撃を加えるだけで崩れそうだ。
これならばあるいはと、黒虎に乗ったプリシラはアリス御一行達が閉じ込められている牢から少し離れた。救出の際に御一行を牢から出せないとなっては、依頼失敗にもなるためだ。
慎重に、そして迅速にプリシラは壁をマスケット銃で打ち付ける。壁にめり込む銃弾が1発、2発、3発と増えてきたところで牢番が物音を聞きつけて何事かと見に来た。
「おっと、あと1発!」
牢番から逃れようと黒虎に飛び乗ったが、その前に最後の1発を壁に打ち付けて脆い壁を崩す。支えを失った壁はやがて天井にまでヒビを走らせると、通路を塞ぐ形でレンガの雪崩を起こしてプリシラと牢番を分けた。
「よし、あとはアリス御一行を助けるだけだね!」
そうして、プリシラはアリス御一行達のいる牢へと近づき、鍵と扉を確認。
鍵は普通の鉄製の鍵のようで、マスケット銃で1発撃ち抜けばすぐに外れる代物。扉も普通の鉄製の扉のようだが、こちらは普通に銃弾では撃ち抜くには難しいようだ。
的確に並んでいる鍵を撃ち抜いて壊し、扉を開けてアリス御一行が無事かを確認。誰一人傷つくこと無く、全員無事のようだ。
「それじゃ、ウサギ穴の出口を探そうか。……進んでいけば、きっとあるだろうしね」
アリス御一行達を黒虎と共に守りつつ出口を目指すプリシラ。その先にある出口で待ち構えているのは……。
成功
🔵🔵🔴
第2章 ボス戦
『マーダー・ラビット』
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POW : きす・おぶ・ざ・です
【なんとなく選んだ武器】による超高速かつ大威力の一撃を放つ。ただし、自身から30cm以内の対象にしか使えない。
SPD : ふぁんとむ・きらー
【糸や鋏、ナイフ等】による素早い一撃を放つ。また、【使わない武器を捨てる】等で身軽になれば、更に加速する。
WIZ : まさくーる・ぱーてぃ
自身の【殺戮への喜びによって瞳】が輝く間、【自身の全て】の攻撃回数が9倍になる。ただし、味方を1回も攻撃しないと寿命が減る。
👑11
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●
「おっと、脱獄成功しちゃったの!?」
チキチキと、両手に持ったハサミを何度も鳴らしている猟書家マーダー・ラビット。
猟兵達の手を借りて脱獄に成功したと知った彼は、これから始まるであろう殺戮の宴に更にテンションを高くしていた。
本来の目的である『アリス御一行まとめて骸の海ダイビング計画』を成功させるためには、どうしても猟兵の存在は邪魔なもの。
だから猟兵は倒さなくてはならないのだが、その倒し方は自由だ。どんなに無惨に殺したって良い。
故に、狂気のウサギは狂喜する。猟兵達だけでなく、反抗するアリス御一行もみんな殺せるのだから。
「さあ、さあ。お帰りの際は足元に気をつけて!」
「一歩間違えれば奈落の底、つまりは骸の海へダイビング!」
「楽しくなってきたねぇ。猟兵さん達!」
ウサギ穴から完全に脱出するには、この猟書家を倒さなければ脱出できない。
御一行達が骸の海に落ちる前に、マーダー・ラビットを倒さなくては。
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プレイング受付:6/29 8:31~
プレイングボーナス:アリス御一行にも手伝ってもらう。
猟書家『マーダー・ラビット』との戦いです。
ウサギ穴の出口にて、時空があれこれねじ曲がった状態で戦う形になります。
プレイング内容に場所の指定や障害物の指定があれば、場面が切り替わります。
指定がなければMS側で適度な場所を作ります。
アリス御一行は、戦闘能力は微々たるものですが戦えないわけではありません。
また種族としてはアリス適合者、オウガブラッド、愉快な仲間がいますが、シナリオの都合上時計ウサギはいません。
ユーベルコード『ガラスのラビリンス』『オウガ・ゴースト』『もっと愉快な仲間達』に近い力を使うことが出来ます。
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エドワード・ベアトリクス
マリアベラ(f19500)と行動
他共闘、アドリブ可
貴様がこの事件の元凶か。骸の海へ墜とそうなど言語道断、万死に値するぞ!
この姿で言ってもイマイチ迫力がない?仕方ないだろう……!
マリーよ、兄を思ってそんな……待て。うっかり感動してしまったが、逆ではないのか?
●戦闘
マリアベラが時間稼いでるうちに高速詠唱
1、2分詠唱を唱えた、もしくは前衛が危なそうならば途中でも敵にアルカナ・ブラスターを撃つぞ
当たったらもよし、当たらなくても目の前には猟兵がいるのだ。あっちがどうにかするだろう
●アリス
アリス達は戦えるの者は援護を頼む。少しばかし時間を稼ぎたいのでな。
戦えない者はガラスのラビリンスに一時退避してもらおう
マリアベラ・ロゼグイーダ
エドワード(f28411)と共闘
他共闘、アドリブ可
ごきげんよう、狂った時計ウサギ。アリス相手に面白い事をしているじゃない。私も混ぜてくださる?
でも、アリスの相手はさせないわ。
あなたの相手は私。ハートの女王の様に首を刎ねて、骸の海へ沈めてあげる。
あと兄さんの事は馬鹿にしていいけど私の事を馬鹿にするのは許さないから
●戦闘
時間を稼ぐため序盤は第六感を使い攻撃を回避していく
敵の攻撃の動きに慣れてきたら傘の上部分――親骨を引き抜く。仕込み刀なのよね、これ
その親骨部分をそのまま相手に投擲
隙を突いてユーべルコード『ウサギは跳ねる』で攻撃
●時計ウサギと運命の王子様
「貴様がこの事件の元凶か。骸の海へ墜とそうなど言語道断、万死に値するぞ!」
小さなクマ――もとい、エドワードがアリス御一行とマーダー・ラビットの間に立ちはだかり、吠える。その声色には迫力があるものの、サイズ40cmのテディベアに怒られるというのは少々可愛らしい。
「ごきげんよう、狂った時計ウサギ。アリス相手に面白そうな事をしているじゃない。私も混ぜてくださる?」
そんなエドワードの横を優雅に歩き、アリス御一行の前に立ちはだかるマリアベラ。彼女はマーダー・ラビットに感情の無い目線を送ると、アリス達の相手はさせないと白い傘を構える。
猟兵達がやってきたと知ったマーダー・ラビットは、喜びを表現するように両手に持ったハサミを鳴らしている。今から殺戮のショーが始まることが、言葉や表情で表されなくてもよくわかる。
お互いの手の内をすべてさらけ出して、骸の海へどちらが先に落ちるかという極めて危うい戦いが始まった。
マリアベラは時間稼ぎのためにマーダー・ラビットの周囲を走り、彼の放つ糸や鋏、ナイフを第六感で避け続ける。彼女の第六感は凄まじいもので、当たる寸前の糸を軽く避けたり、鋏とナイフの飛び交う位置を気づけば避けていたりとなかなか難しい芸当をやってのけていた。
優雅に舞うその姿はアリス御一行が応援したくなるほど。その彼女たちに向け、エドワードがすぐさま援護養成を図った。
「すまない、アリス達。戦える者は援護を頼む。少しばかし時間を稼ぎたいのでな」
「あのお姉さんを助ければいいのね!」
「任せて!」
「すまない。戦えない者はそこの者が作り上げたガラスのラビリンスに避難してくれ!」
キラキラと煌くガラスのラビリンスが組み上がると、その奥へと逃げる非戦闘者達。強固なガラスの迷宮はマーダー・ラビットの攻撃さえも通さない頑丈なもののため、一時的な防御壁として役割を果たしてくれていた。
一方で戦闘が行える者達は、マリアベラの回避を手助けしてくれた。マーダー・ラビットの攻撃の動きに慣れるのが目的だと軽く伝えると、彼の動きをあまり阻害しないように動いてくれた。
その間に、エドワードは高速詠唱。長く詠唱すればするほど威力が高まるユーベルコード『アルカナ・ブラスター』の力を貯めるために、妹やアリス達に手伝ってもらっている。
「……そろそろ、いいかしらね」
ポツリと呟くマリアベラは白い傘の親骨を引き抜き、刀を見せる。白い傘は仕込み刀となっており、中骨部分が刺突剣に近い細さなのだ。
そのまま親骨部分をマーダー・ラビットに投げつけ、視界を遮る。糸や鋏が飛び交っている中でも、急に飛んできた親骨が大きく開けばマリアベラやアリス達の姿を隠すほどになるもので。
「くっ……どこに
……?!」
あたりを見回した瞬間、マリアベラの一撃が背中に入る。ユーベルコード『兎は跳ねる』の力で瞳が輝く間は彼女の攻撃回数が増加しており、その一撃は9回もの斬撃に見舞われていた。
同時にその勢いで身体が押し出されたマーダー・ラビットに向けて、エドワードが『アルカナ・ブラスター』を射出。白炎の破壊光線は直線に走り、狂気のウサギを焼き尽くすのだった。
「――それにしても……」
マーダー・ラビットは破壊光線で燃やされながらも、仕込み刀で痛みを与えられながらも、ふと思ったことを口にする。
なんてことはない……40cmなエドワードに向けての、ただ1つの疑問。
「そこのクマさん、凄んでるけどあんまり迫力ないね?」
先程から吠えるように声を荒げるエドワードに視線を向けたマーダー・ラビットは、どストレートにぶちまける。本人が1番気にしていることを。
当然だがエドワードの心には大ダメージだ。身体的な痛みは無くとも、心の奥がチクチクと痛む。でも仕方ないのだ、この姿は自分でなりたくてなったわけではないのだから。
「うぐっっ……!! し、仕方ないだろう
……!!」
呪いのせいで姿がこのテディベアに変えられたことなんて、マーダー・ラビットは知ることはない。だからこそ余計に、事情を知らぬ者からの言葉というのは棘がある。
ちょっぴり潤めく瞳を妹――マリアベラに向けると、彼女は軽くため息を付いてマーダー・ラビットに宣言する。
「兄さんのことは馬鹿にしてもいいけど、私のことを馬鹿にするのは許さないから」
冷静に、冷徹に、冷酷に言い切ったマリアベラ。そう、兄のことは馬鹿にしていいと言い切った。逆じゃなかろうか。
妹のその言葉の意味に感動しているエドワードなのだが、言葉を復唱すると本来の意味に気づいてしまう。
「マリーよ、兄を思ってそんな……いや待て、待てマリー。うっかり感動してしまったが、そこは逆ではないのか?」
「私は本当のことを言ったまでよ、兄さん。異論はある?」
「うん……うん? うん……」
異論はあるかと聞かれて、反論出来なかったエドワード。これが兄の威厳なのだなぁ、とちょっぴり心が潤んでいたのはまた別のお話……。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
仲佐・衣吹(サポート)
キレイなもの、カワイイもの、ぶち壊そうなんて許さないんだから
バトルだって芸術よ。美しく戦いなさい!
お相手するはアタシことネイル
美術好きな女性人格よ
口調はいわゆる女言葉かしら
身のこなしが一番軽いみたいで
接近戦より距離をとってダガーで戦うのが好きよ
よく使う手は
外套を投げつけて囮や目暗ましからの一撃
ルーンソードで戦ってる途中で手放して虚を突き、袖口から隠し武器としてダガー
光属性を付けたルーンカルテを落としといて、タイミングを見て目潰しフラッシュ
こんなところかしらね
アイテムやユーベルコードはお好きに選んでくれていいわ
使えるものは全部使って、華麗に美しく戦いましょ!
城田・紗希(サポート)
基本的には考えるより行動するタイプ。
でもウィザードミサイルや斬撃の軌跡ぐらいは考える。…脳筋じゃナイデスヨ?
暗器は隠しすぎたので、UC発動時にどこから何が出てくるか、術者も把握していない。
逆恨みで怒ってる?…気のせいデスヨ。UCの逆恨みじゃアルマイシ。
戦闘は、範囲系ユーベルコードなら集中砲火、単体攻撃なら可能な限りの連続使用。
必要に応じて、カウンターでタイミングをずらしたり、鎧破壊で次の人を有利にしておく。
……防御?なんかこう、勘で!(第六感)
耐性……は、なんか色々!(覚えてない)
マヤ・ウェストウッド(サポート)
「近くで"眼玉"が落っこちてたら教えておくれよ。それ、アタシのだから」
◆口調
・一人称はアタシ、二人称はアンタ。いかなる場合でも軽口と冗談を欠かさない
◆癖・習性
・獣人特有の嗅覚で危機を察知できるが、犬耳に感情がそのまま現れる
・紅茶中毒
◆行動傾向
・普段はズボラでとぼけた言動や態度をとる三枚目ながら、ここ一番では秩序や慣習には関わらず自身の義侠心の赴くままに利他主義的な行動をとる(中立/善)
・戦場では常に最前線でラフな戦い方をとるが、戦いそのものは好まない。弱者を守る事に自分の存在意義を見出している
・解放軍仕込みの生存技術を活かし、役に立つならステージのギミックやNPCを味方につけて戦う
月夜・玲(サポート)
『さてと、I.S.T起動。お仕事お仕事。』
口調 元気(私、~君、だね、だよ、だよね、なのかな? )
お仕事ついでに研究も出来るんだから、この仕事良いよねぇ
さあ、私の研究成果の実験台になってもらうよ
模造神器という独自の兵器開発を生き甲斐とする研究者
誰にでも気さくに砕けた口調で話しかける
戦いは全て研究の為、楽しみながら戦闘を行う
全ては研究の為、研究と戦闘を楽しめる猟兵生活は結構気に入っている
戦闘スタイルは4本の模造神器から2本を選び、二刀流で敵と戦う形です
UCで遠距離戦闘にも対応したSF剣士
日常ではのんびりと景色を楽しんだり風情を楽しんだり
冒険では考察しながらじっくり進む
あとはお任せ!
●考えるよりは、行動を。
「なるほど、今回の騒動は猟書家の仕業、そして罪はあなたにあると……」
「アリス達という可愛い子達を、あまつさえ骸の海へ突き落とす……その所業、許されるものじゃあないわね!」
騒動を聞きつけてやってきた城田・紗希(人間の探索者・f01927)と仲佐・衣吹(多重人格者のマジックナイト・f02831)はアリス御一行の前に立ち、猟書家マーダー・ラビットと相対していた。
紗希と衣吹――もとい、3番目の意識・美術を愛するネイルの人格――の視線とマーダー・ラビットの視線が交わる。しかし、マーダー・ラビットは視界をゆるりと動かしてアリス御一行達の後ろにハサミを向けると、彼女達2人だけではないと告げる。
その言葉に反応した新たな猟兵――マヤ・ウェストウッド(フューリアス・ヒーラー・f03710)と月夜・玲(頂の探究者・f01605)がアリス御一行をかき分け、前へと現れる。
「ああ、なんだい。アタシ達のこともバレてたのかい?」
「うーん、お仕事ついでに研究しに来たのがバレちゃったかな?」
4人の猟兵達との邂逅にはさすがのマーダー・ラビットも予想外過ぎて、むしろ楽しくなってきている様子。殺戮を喜ぶ瞳が煌めくと、手に持っていたハサミをくるくると回し始めた。
「あっはっは、いいねぇ、いいねぇ! 楽しくなってきちゃったよ! 僕を多数が殺すか、僕が多数を殺すか……うぅん、考えただけで狂いそうだ!」
狂喜の笑顔を浮かべたマーダー・ラビットは、手始めにと言わんばかりにアリス御一行達を狙いハサミを振るい始める。その攻撃を制するのは、投げつけられた衣吹の外套と、玲の4本のうちの2本の模造神器。外套は目くらましとなってマーダー・ラビットの速度を緩め、模造神器がハサミの行く手を阻んだ。
「さあ、ここから戦いが激しくなるよ! みんなはアタシの後ろにいるんだ!」
マヤの的確な指示にアリス御一行達が動き出す。彼女自身はあまり戦いに特化しているわけではないため、衣吹、玲の2人に前線を任せ、マヤと紗希は後方支援を行うことに。
ウサギ穴の限界が近いからか、時空が曲がり様々な漂流物が穴の出口にやってくる。漂流物に当たらないためにも、ユーベルコード『"裏"救急要請』で呼び出した100人ほどの宇宙コロニーK9の特殊救急隊員に堅牢な城を築いてもらい、アリス御一行を城の中へと避難させてなるべく自分や城から離れないようにと声をかける。
「紗希、アタシはあの子達を守りつつ戦うから、飛んできた攻撃はお前に任せてもいいかい?」
「ん、いいですよ。単体への集中砲火はお任せください!」
紗希はユーベルコード『ウィザード・ミサイル』による炎属性の魔法の矢をロッドへ充填し、マーダー・ラビットが投げてくる糸やナイフを燃やす。
ついでと言わんばかりにマーダー・ラビットに向けて矢を射出するのだが、見えている攻撃はウサギの勘が働く様子。彼の衣服や投げつけられたモノに関しては上手く燃やせるが、その身体までは燃やせていない。
「くぅ……オブリビオンめ……! 私の矢の軌道まで変えるか……!」
「アッハッハ! 確かに相手に軌道まで変えられちゃ、アタシ達にゃどうしようも出来ないからねぇ!」
小粋に笑ったマヤもまた、飛んでくる漂流物をタクティカル点滴スタンドでしっかり弾き、軌道を変えてマーダー・ラビットに向ける。衣吹と玲に当たらないよう軌道調整をしつつ、2人の支援になるようにと漂流物をどんどん弾いていた。
「流石ね、マヤちゃん! 上手いこと、視界を遮ってくれるのは助かるわ!」
衣吹――もといネイルはユーベルコード『シーブズ・ギャンビット』を使ってダガーを投げ放つ。普段であれば己を着飾る外套のみで視界を遮るのだが、マヤと紗希の攻撃も加わっているおかげでより自分の姿を隠しやすくなっていた。
しかしそれではこの力の真価は発揮されない。身軽になればなるほどその速度は増し、ダガーの一撃も加速してゆく。出来るだけ身軽になったネイルはマーダー・ラビットの周囲を走り、その視界に捉えることの出来ない速度を叩き出した。
マーダー・ラビットはどうにかその動きを捉えようと、糸や鋏、ナイフを投げるのだが……どこへ投げてるのか、どこへ弾いてるのかと訳のわからない方向へと飛んでしまっている。衣吹に偶然当たることはあれど、必然で当たることは全く無い。
「美を奪おうとしたその罪は、ちゃぁんと払ってもらわなくちゃ。ねぇ?」
人の出せる速度を超えたネイルは、マーダー・ラビットに向けて妖艶に笑う。アリス御一行という美を、穢れた骸の海へと落とそうとしたその罪は、彼女にとっては許されないものだ。
「凄いねえ、衣吹君。私も負けてられないね!」
衣吹の速度に合わせ、模造神器のBlue BirdとKey of Chaosを振るってはマーダー・ラビットを押し返す玲。マヤと紗希の視界を遮る効果は彼女にも抜群の相性を発揮しており、マーダー・ラビットの前から姿をくらます毎に使っている模造神器を切り替えて戦っていた。
それでもなお、マーダー・ラビットの糸と鋏、ナイフの雨が邪魔で仕方がない。漂流物によって軌道が変わっているため玲に直接当たることは少ないものの、逆に相手への攻撃も届きづらくて仕方がない。
「……仕方ない、こうなったら――封印解除、時間加速開始」
ユーベルコード『Code:C.S(コード・クロノシール)』を発動させ、模造神器の力を引き出して漂流物ごとマーダー・ラビットを叩く作戦へ変更。飛んできた漂流物の後ろに隠れたマーダー・ラビットに向けて、思いっきり思い一撃を与え、地に伏せさせた。
――最後に、4人の一斉攻撃がマーダー・ラビットに向けられ……。
●脱獄作戦、大成功!
「くっ……流石に、分が悪かったかな……っ」
倒れたマーダー・ラビットは、横を通り過ぎるアリス御一行達を見やる。
せっかく捕らえた新しい素材が、狂ったウサギ穴から逃げてゆくその様は、まさに『牢獄からの脱出』そのもの。
だが、それも彼の楽しみ方だったのだろう。猟兵というアクシデントを含めて。
「……ま、これはこれで、悪くはなかったけど……ね」
僅かに嘲笑ったその顔は、誰にも見られずに地に伏せた。
成功
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最終結果:成功
完成日:2021年07月06日
宿敵
『マーダー・ラビット』
を撃破!
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